2021年

1月

26日

授業づくりを見直す

屋上にあるビワの木やクワの木が、この冬に切られることになりました。あまりにも大きくなりすぎて、ショッピングセンターの設備上、不具合が出てきました。ビワも桑の実ことマルベリーも、子どもたちのおやつだったので残念ですが、仕方ありません。

 

切られたビワの枝で、職員が「パチンコ」を作りました。V字の枝にゴムを通した昔ながらのパチンコです。子どもたちは、そのパチンコで射的ゲームを楽しみます。なかなかうまく球を飛ばせない子どもたちです。(笑)

 

さて、小学校6年生を担任するある先生の話です。この先生は、コロナ禍の今「いままで頭を使っていなかったなぁ~」とつぶやきます。「もちろん、これまでも自分なりに考えて主体的に行動してきたつもりだった。しかし、振り返ってみれば、それは結局、『学校の常識』に沿って考えたことばかりだった」と言います。

 

コロナ禍での対応は、自分の授業スタイルを根本的に変えることにもなったそうです。いつ再び休業になるか分からないので、授業中の説明の時間を思いきり減らし、子どもたちが映像やテキストを見て、レベルに応じた課題にたくさん取り組めるようにしたとのことです。

 

「これまでは、かけた時間数ばかり見て、やったつもりになっていたが、教員側のペースに合わせてやっていたら、いつまでたっても終わらない。時間をかけても、それが身についているとは限らないと実感した」と言います。

 

今年度は、今までと同じような授業をしていたのでは、教科書も終わらない。ならば、根本的に授業づくりを見直さなければ・・・と思った先生が多くいたことでしょう。やり方は、色々でしょうが、子どもたち同士で学び合える環境を作り、出来る限り個別対応に近い取組みが、成果につながったと言われています。ここは、コロナ禍で、先生たちも「自分の頭で考え始めた」のです。

 

今月から保育園では、年長園児は小学校生活を想定して、お昼寝をしません。この時間に、最近は「10マス計算」をしています。そう、たし算の勉強です。もちろん、たし算は小学生になってからすればいいので、みんな一緒にやろう・・・ではありません。個別対応での学びにしています。計算ができる子も、苦手な子も、共に達成感を味わってもらうためです。

 

学校の先生に限らず、私たち大人は、コロナ禍で、ようやく自分の頭で考え始めたのかもしれませんね。仕事でも日常の生活でも、まだまだ改善点はたくさんあるかもしれません。

2021年

1月

25日

今こそ「孤独のグルメ」流

今日の連絡ノートには、「雪が降らなかったのでガッカリ!」のコメントがビッシリです。もちろん、ママの感想ではなく、子どもたちの感想です。ママの感想は「雪が降らなくてホッした・・・」です。(笑)

 

保育園としては、屋上の広いスペースで、思いっきり雪遊びをさせたいという思いと、雪の中の登園は大丈夫かな?とか、電車が止まったら、パパママのお仕事大変だぁ~など、スッキリしない気持ちになりますね。

 

子どもたちの遊びだけを考えれば、それはそれは、屋上の雪遊びは最高です。新雪を最初に踏みしめるのは子どもたちです。雪だるまは何体もできて、雪合戦で大盛り上がりです。ソリ遊びもできますね。

 

さて、私の大好きな番組の一つに「孤独のグルメ」があります。主人公の井之頭五郎が、町を歩いて店を探し、ブツブツと心の声で話しながら注文し、食べながらまた心の声でコメントするストーリーです。

 

コロナ禍で、会食の回避や「黙食」といった新しい日常がクローズアップされていますが、この「孤独のグルメ」は、まさに、コロナ禍での飲食店を救う食事の在り方とも言えます。

 

この作品の素晴らしいのは、人物と背景と食べ物を同列に描いていることです。主人公の五郎は、あまりしゃべらないし、アクションも少ないから、背景はち密に描かないと、見ている人が五郎の気持ちになれないとのこと。店自体のたたずまい、店の人や客が醸し出す空気、全部を「味」として描いているそうです。

 

料理自体のおいしさばかりに重点を置いていないと、原作者の久住さんは言います。「僕は、脚本の五郎のセリフには手を入れるんですが、食レポのようなセリフがあると、全部直しています」とのことです。

 

「孤独のグルメ」に出てくる店は、地味だけど同じ場所で長くやっている店がよく出てきます。素材にこだわった○○のような有名店ではないので、五郎のセリフが、たまらなくいいのです。

 

原作の久住さんは「いちばん寂しいのは、好きな店がなくなってしまう事。僕が好きな店は、お年寄りの店主が、あちこち痛むけど、お客さんが来るから毎日続けているようなところだから、緊急事態宣言で時短短縮や休業を余儀なくされて心が折れ『もういいかな』となってしまう。今年に入ってからも2軒ありました」と言います。

 

こんな話を聞くと、早く、日常に戻って、お気に入りの店で思いっきり楽しむ時間を取り戻したいですね。頑張っている店主にエールを送るしかありません。

2021年

1月

24日

ハンク・アーロン

昨日は、ハンク・アーロンさんが86歳で亡くなった報道が、各メディアで取り上げられていました。

 

私が、ハンク・アーロンの存在を知ることになったのは、子どもの頃、王貞治の756号世界記録を、当時の後楽園球場で見た時です。ハンク・アーロンのメッセージが、バックスクリーンに映りました。

 

それ以降も、アーロンさんと王さんの交流は続き、現役引退後の1990年に、世界少年野球大会を設立します。そこで、アーロンさんは「私は、子どもたちをホームラン打者にしたいわけじゃない。大会後も文通をしたり、交流を続けてもらえれば」と語ります。

 

ハンク・アーロン以前の大リーグホームラン王は、あの有名なベーブ・ルースの714本です。ベーブ・ルースの記録を破る時には、人種差別的なバッシングを受けたそうです。現在、大リーグのホームラン記録を持つバリー・ボンズさんは、「逆境を乗り越えた先駆者となり、後に続いたアフリカ系米国人の選手に手本を示した」と感謝のコメントを残します。

 

黒人初の米大統領となったバラク・オバマさんは、「最高の野球選手の一人であり、私が今まで出会った中で最も強い人間の一人だった」と言います。ハンク・アーロンさんは、現役引退後も公民権運動を続け、野球同様に、人種間平等の大使であったと、アメリカのマスコミは称えています。

 

ハンク・アーロンさんの印象に残る最近のコメントは、イチロー選手が日米通算でピート・ローズの持つ大リーグ通算安打記録に迫っていた時期です。

 

「イチローが日本と米国の両方で成功したことは誰でも知っている。日本でスターだった選手が大リーグでキャリアを積み重ね、堂々とプレーする姿を見るのはうれしい」と語りました。「人種や言葉の違いを超えて認め合い、尊重し合う関係を作ろう・・・」という偉大なレジェンドのメッセージには重みがあります。

 

現在、野球に夢中の保育園の園児たちは、ハンク・アーロンどころか、王貞治さえ知りませんが、私の心には、人間としても一流の野球選手の一人として、ハンク・アーロンは残り続けるのです。

2021年

1月

23日

さよなら「大垣夜行」

今日は、冷たい雨となってしまったので、「相撲」を子どもたちと楽しみました。私が、小学校6年の時の担任が、相撲好きで、「○○場所」として、年に6回ほど時間割を無視して、1日がかりの相撲大会を行っていました。その当時を思い出し、小学生も含めたチーム対抗での取組みです。勝ち負けがつく競技は、大いに盛り上がりました。保育園の新しいスポーツとして、「相撲」を取り入れていこうかと思っています。

 

さて、「大垣夜行」という列車をご存知ですか。昭和の時代の話ですが、1996年まで、東京駅を23時台に出発し、名古屋の先、岐阜県大垣駅に朝6時前に到着する夜行列車です。寝台特急ブルートレインではありません。普通列車の夜行列車なのです。

 

新幹線や特急・急行には乗車できなくて、普通列車、快速列車しか利用できない「青春18きっぷ」という格安きっぷが、今でも夏休みや春休みシーズンに発売されます。この切符の利用者を中心とした人気列車でした。

 

当時、横浜を過ぎて、戸塚で午前0時を過ぎるので、戸塚までの切符を購入し、戸塚を過ぎてから、青春18きっぷの日付けを入れてもらうことで、まるまる24時間有効となるのです。

 

私が、学生時代に旅をした時は、戸塚で日付けが変わり、大垣に翌朝到着。そのまま、鈍行列車を乗り継いで、九州の熊本駅着が23時過ぎ・・・わずか2000円足らずの運賃で、熊本まで行ったことがありました。時間はあるけど金がない学生時代の思い出です。

 

当時は、狭い4人掛けのボックスシートでしたので、なかなか寝られませんでしたが、同じボックスの身も知らずの旅人と、おしゃべりしながらの楽しい旅でした。そんな「大垣夜行」も、1996年からは、全車指定席の快速「ムーンライトながら」という名前になり、2009年からは、臨時列車として、春休みや夏休み期間に運行されてきました。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年3月以降は運行していません。そして、このまま運行を終了することが発表されたのです。この「ムーンライトながら」には、当時小学生だった長男を連れて、旅に出たこともあり、「大垣夜行」と共に、思い出深い列車でした。

 

昭和の「大垣夜行」は、毎日運行されていたので、酒に酔ったサラリーマンが、この列車に乗ると、気がついたら「静岡」「浜松」「名古屋」となり、朝一番の新幹線で、東京の会社へ出勤という笑い話も多かったようです。

 

私の青春時代の思い出の列車がなくなってしまう・・・私世代のおやじの中には、今頃、感傷に浸っているものが、多いかもしれませんね。(笑)

2021年

1月

22日

おちんちんのえほん

年長6歳の女の子が、おうちの絵本を保育園にプレゼントしてくれました。10冊以上あります。さっそく、朝からその絵本を並べて、「あーだこーだ」と子どもたちが集まります。普段から、絵本を読む習慣のある園児や、好奇心旺盛の園児は、それはそれは、新しい絵本に食いつくように見入っています。

 

6歳女の子が、「この本は○○なんだよ」と解説を入れながら、しばらく、読書タイムとなったのです。そして、子どもたちの一番人気は「おちんちんのえほん」です。

 

タイトルから、インパクトがありますね。少しだけ、読んでみましょうか。

 

きみは おとこのこかな、おんなのこかな。

おとこのこなら、なんで わかるの。

おんなのことは、どこが ちがうの。

 

ここに いる ふたりの こどもは、おふろに はいっているので、

シャツも パンツも ぬいで、スッポンポンの はだかんぼ。

さあ、 どっちが おとこのこか おんなのこか、こんどは わかったよね

そう、おとこのこには、あしの あいだに 「おちんちん」が みえるね。

おんなのこにも、おちんちんが あるけど、そとからは みえないんだ。

 

それからね、からだの なかで、おしってこや うんちを だす ところは、

ひとに みせては いけないぶぶんなんだよ。 プールに はいる ときだって、

みずぎを きて、かくしているでしょう。

そこは、じぶんしか みちゃ いけない ところ、ひみつの ばしょなんだ。

そこを「プライベート・ゾーン」って いうんだよ。

パパや ママや、 きょうだいたちと、おふろに はいったり する ときは

いいけど、ほかの ひとには、みせないように したいな。

 

こんな感じで、パパとママから赤ちゃんが生まれるシーンも、ちゃんと絵本になっています。我が子に、どうやって、性を教えるか・・・日本人は、とても苦手と言われていますね。保育園でも、子どもたちに、性について、ちゃんと教えたことはありません。

 

「おちんちん」という言葉は、子どもたちが喜び盛り上がる単語ですが、声に出しても、あまり恥ずかしくない、優しい言葉です。こんな、絵本を通じて、子どもたちに「おとこのこ」「おんなのこ」の違いを感じてもらうのもいいかもしれません。

2021年

1月

21日

年長園児の影響力

1月からは、小学校入学を前にした年長園児は、お昼寝をしなくなります。他の園児が寝ている間は、自分の道具箱を使って、お絵かきやぬり絵をしたり、勉強タイムとなります。

 

今週は、「間違い探し」を楽しんでいます。「2つの絵を見て、間違いが5つあります。探してください」という内容です。6人の年長園児は、やる気満々に挑戦します。しかし、大人でもイライラするような難しい課題です。

 

「難しいから3つできたら持ってきて・・・残りはヒントを出すからね」と言いながら、頑張ってもらうのですが、最後まであきらめないで、やり抜く子が二人。3つまでは頑張る子が二人。最初にあきらめてしまう子が二人・・・そんな感じで、初日を終えます。

 

2日目・・・あきらめ組は、最初から「やらな~い」。他4人は、ますます、スキルアップです。そして、今日が3日目です。何と、あきらめ組が、「今日はやってみる」と挑戦してきました。早く5つの正解をクリアした園児は、考えている園児にヒントを与える役割をしながら、みんなで協力し合って全員正解です。

 

「間違い探し」は、簡単にできる問題では意味がありません。考えて考えて、ようやく正解が見つかることで、子どもたちの達成感がマックスとなります。

 

そして、今日は、10マス計算にチャレンジしました。一桁のたし算です。もちろん、たし算は小学生になってからやればいいのですが、日頃、そろばんをやってみたり、計算が得意な園児がいるので、勉強というよりも、遊び感覚でトライします。

 

一桁ならどんどんできる園児が3人・・・ゆっくりやるが1人・・・たし算が自信ない園児が2人です。今日は、小学校の算数の時間ではないので、自信のない2人には、無理に計算を教えるのではなく、お絵かきなど、好きなことやってもいいよ…としました。

 

すると、他の園児に聞くなりして、一人の女子が、ゆっくりですが計算を始めました。「えんちょうせんせい・・・できました」と言ってきますが、半分が間違えています。そこで、お昼の時間が終わりました。

 

彼女は、あきらめませんでした。午後のおやつが終わると「えんちょうせんせい・・・さっきのたし算、やっていい?」と言ってきたのです。このタイミングでは、彼女に、しっかりと教えながら、計算に取り組みました。

 

いつもは、仲良く遊ぶ6人の年長園児ですが、運動会ではライバルとなり、クリスマス発表会では、助け合いながらやってきた仲間たちです。たかがたし算かもしれませんが、こうして、お互いに影響力を深めていけることは、嬉しい話です。卒園まで、そして、卒園後小学生になっても、影響力を高め合う仲間であってほしいですね。

2021年

1月

20日

渡り鳥の不思議

今日は屋上に、分厚い氷ができていました。池の氷は、子どもが棒で叩いたくらいでは割れません。また、タライに張った水から、厚さ3センチ直径40センチの特大氷が出来上がりました。子どもたちは、落とさないように持ち上げます。「冷た~い!」です。(笑)

 

さて、保育園の保護者の中に、毎週日曜日は、埼玉県川島町の湖に、オオハクチョウを見に行くママがいます。何百羽が、いっせいに飛び立つ姿に魅せられてしまったようです。

 

そう、オオハクチョウは渡り鳥ですね。春から夏にかけては、水草などの食べ物が豊富なシベリアで繁殖します。冬になると、極寒で雪や氷が覆うため、比較的食べ物を確保しやすい日本に冬鳥として飛来します。

 

夏鳥と言われる渡り鳥もいます。ツバメです。ツバメは冬の間はフィリピンなどで過ごし、春になると食べ物が豊富になる日本に飛来します。子育てした後、秋には再び東南アジア方面へ戻っていくのです。

 

移動距離が長い鳥は、カモメの仲間のキョクアジサシで、北極と南極間の約2万キロを行き来します。しかし、渡り鳥は、どうして迷わずに日本にやってこられるのか?不思議ですね。

 

渡り鳥は、生まれながら進むべき大まかな経路がプログラムされているそうです。いざ渡り始めると、太陽や北極星などの星の位置を認識しつつ、体内時計と照らし合わせて、進む方向や方角を定めます。頭部にある感覚器で地球の磁場をキャッチ。位置を感じながら飛び、最後は記憶を頼りに目印の山や川など見つけ、目的地にたどり着くのです。

 

人間で言えば、海外から何丁目何番地に地図なしで向かうようなものです。凄いとしか言いようがありませんね。渡る目的は、食べ物を確保するためだそうです。

 

ただし、渡り鳥の飛来日が、地球温暖化の影響で数日ずれているそうです。渡り鳥は、飛びながら、地球の環境変化を敏感に感じ取っているのかもしれませんね。

2021年

1月

19日

子育て期の延長

今日の寺子屋は、バレンタインの特設会場が舞台です。年長園児がリーダーとなり、3人ずつの5つのチームで行動します。テーマは、「パパにプレゼントするバレンタインチョコレートを選ぶ」です。

 

年長園児といっても、まだ小学生前ですので、どんなリーダーシップで、チームをまとめられるか・・・そこがねらいでもあります。

 

あるリーダーは、「パパは大人だから、子どもが喜ぶチョコレートじゃなくて、大人のチョコレートがいいんじゃないの?」と、他のメンバーの意見をまとめて、ショーケースできちんと陳列されている、モロゾフのチョコレートを選びました。

 

あるリーダーは、「パパは、お酒飲むときはナッツを食べるから、このナッツが入ったチョコレートがいいんじゃないかな?」とマカデミアナッツチョコレートを選びます。

 

しかし、年中園児の意見に振り回されてしまい、チームをまとめることができず、結果、チョコレートを選ぶことができなかったリーダーもありました。

 

人には、リーダータイプもあれば、そうでない人もいます。ただし、自分の意見と他人の意見を交えながら、1つの方向へ持っていくには、話し合いが必要ですね。今日の寺子屋では、そんな経験を通じて、コミュニケーション能力が伸ばせればいいと思っています。

 

さて、晩婚化・晩産化の影響で、子育て期が後ろにずれ込んでいる傾向が、国勢調査のデータからも分かります。同居している未成年の子がいる既婚女性の割合のピークを見ると、1985年では35歳だったのが、2015年では39歳となっています。

 

50歳時点に注目すると、未成年の子と同居している人の率は、1985年ではわずか7.6%だったものの、2015年では52.0%と半数を超えています。私と妻がジャスト50歳の時には、長女以外の2人の子どもは未成年です。52%に入っていますね。

 

一昔前と違って、現在では50代も立派な子育て期です。両親が亡くなる前の私もそうでしたが、この年代では「育児+介護」のダブルケアを課される人が増えているのです。

 

サラリーマンで考えれば、一般的に50代が年収のピークとすれば、今は、子どもの大学進学期が親の年収ピークと上手く重なっています。しかし、これが、もっと後ろにずれていけば、年金で子どもの教育と親の介護までも支えないといけない状況になっていくのです。

 

子育て期の高齢化に合わせて、社会の諸制度も変えていかないといけませんね。

2021年

1月

18日

教育改革

今日は、屋上ファームの大根をすべて収穫して、子どもたちのお土産にしました。ファームでの収穫は、これで終了です。春までは、静かなファームとなります。今シーズンも、子どもたちは、たくさんの野菜を育て食べてきました。屋上ファームは、子どもたちの成長にとって、欠かせないものになっています。

 

さて、この週末に、センター試験に代わる新しい「大学入試共通テスト」が行われました。最初は、記述式での問題も検討されていましたが、採点にかかる時間や公平性などを考慮し、マークシート方式での回答となったものの、今までの「知識」「技能」を問う内容から、今回は、「思考力」「判断力」「表現力」を含めて問う内容になっています。

 

「教育改革」の目玉として、行われたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、共通テストの本質の報道よりも、「コロナ禍で、試験がこのように行われました」といった、感染対策の報道が多かったような気がします。

 

近年は、AI技術の進展や不透明な国際情勢など、社会構造の変化が急激に起こっています。この動きは、さらに加速しています。これからの時代を生き抜くために必要な力や資質を身につけ、社会に貢献する人材を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入試共通テスト」は、そんな子どもたちを育てるための一つと言えます。

 

戦後、日本での公教育は、質の高い労働者を作るための仕組みとされました。高度成長期は、「みんな一緒に〇〇しよう」が、上手くいったのです。しかし、産業構造の転換が起き、大量生産・大量消費の仕組みに限界がきました。公教育のシステムに合わない子どもたちは、「おちこぼれ」「不登校」「いじめ」という形で表れます。

 

ここで、「教育改革」の必要性が、叫ばれたのです。今に始まったことではありませんが、そろそろ、本腰を入れないといけない・・・というのが現実です。

 

公立の学校では、そんな個別対応の教育なんてできない・・・と言われ続け、オルタナティブ教育と言われる、様々なスタイルの教育機関で、公教育のシステムに合わない子どもたちを受け入れてきたのです。

 

しかし、「教育改革」とは、公立学校において、学びの個別化や協同化をを目指すことだとも言えるのです。

 

とても難しい議論となりますが、明日の世界を担う子どもたちへの教育を私たち大人は、しっかりと考え、責任を持って取り組まないといけません。

2021年

1月

17日

26年目の朝5時46分

コロナ禍で、報道は少なくなっていますが、阪神大震災が、今から26年前の早朝5時46分に発生しました。私が勤務していた洋菓子メーカーは神戸が本社でしたので、それはそれは、多くの困難を強いられました。

 

関東では、朝のニュースで、関西がとんでもないことになっている・・・と報道を受け、本社に連絡するも、電話はつながりません。私は、予定通り、大宮そごうのバレンタイン特設会場の準備に出かけます。

 

本社がどうなっているか、情報のないままに、チョコレートのディスプレーを淡々と行っていました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。

 

26年経過した今、バレンタインマーケットは拡大を続けています。今年も、ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターの特設コーナーに、バレンタインのチョコレートが陳列されました。

 

バレンタインデーを仕事にしていた私ですが、バレンタインの仕事から離れて、10年が経過しましたが、今でも今年は売れるかな?と気になって仕方がありません。26年前の阪神大震災の時は、「こんな時にバレンタインなんかやっている場合ではない」という風潮に、一時なったものの「神戸には洋菓子のメーカーがたくさんあって、震災で大きなダメージを受けた。チョコレートを買って助けよう」という、世間の温かさに助けられました。

 

そして、今年は、コロナ禍でバレンタイン商戦には逆風が吹いています。テレワークやリモート会議など、会社に出勤しない状況では、バレンタインチョコレートを渡す機会がありません。自分チョコ・友チョコと需要が拡大したものの、やはり今年のバレンタインは、厳しくなることが予想されます。

 

「こんな時だからこそ・・・チョコレートを楽しんで、コロナ禍を乗りきろう!」となってくれることを期待したいですね。

2021年

1月

16日

尺取り虫

今日は、桜の季節の陽気となり、屋上遊びでは、子どもたちが汗ばむほどになりました。バトミントンに取り組む小学生も、寒さを感じることなく楽しめたようです。

 

さて、保育園の屋上で、春先にたまに見かける虫が「尺取り虫」です。歩き方に特徴があって、愛着がわくイモムシの仲間です。手のひらにのせると、その上で歩き回ります。まるで、小さなペットのようですね。

 

この尺取り虫の名前は、「チャバネフユエダシャク」という蛾です。尺取り虫は、春に卵からかえり、クヌギの青葉や若葉などを食べます。春の短い期間で、一生分の栄養を蓄えるのです。

 

夏から秋に、土の中でまゆをつくり、サナギとなって過ごします。そして、冬にかけて成虫となり、木の幹を登るのです。成虫のチャバネフユエダシャクは、クモか鳥のフンかと思えるような、白黒の斑点模様の、ずんぐりとした形をしています。蛾なのに、ハネがありません。これは、メスだそうです。

 

なぜ、多くの昆虫が冬眠している寒い冬に活動するのか、そして、なぜメスにハネが無いのか?・・・答えは、冬期は外敵が少なくて安全度が高いからだそうです。そして、メスにハネがないのは、飛びまわる労力も節約して、できるだけ多くの力を次の世代の卵に託すということらしいのです。

 

そう言えば、ミノムシのメスもハネを持たないで、一生をミノの中で暮らす蛾です。尺取り虫は、春にとった栄養だけで何も食べずに半年も生き抜き、オスを引き寄せるフェロモンという絆で純愛を育み、次の世代の命を残して、当たり前のように静かに死んでいくのです。

 

尺取り虫の死にざまも、また我が子のために命を賭ける母の愛を感じますね。春になって、尺取り虫を見かけたら、そっと、見守ることにします。

2021年

1月

15日

女性管理職を増やす手だては・・・

今日の体操教室・・・最近は、体操の先生が毎回、楽しんで伸びるような新たなプログラムを用意してくれるので、子どもたちは、大いに盛り上がっています。

 

今日は、「逆立ち選手権」を行いました。保育園の子どもたちは、仲間と協力することをクリスマス発表会の練習などを通じて学んでいますが、運動会の練習では「あきらめないこと・勝つこと」への執念を学んでいます。「逆立ち選手権」は、学年別に、壁に足をつける体勢の逆立ちを、誰が一番長くできるかを競います。

 

年中・年長園児は、意地の張り合いで、なかなか決着がつきません。腕がしびれて、もう限界というところまで、粘る子どもたちです。年長で優勝した6歳女の子は「最後○○君との戦いになっても、絶対に負けないぞ!」と思っていたそうです。園長としては、根性論で保育はしていませんが、こんな子どもたちを見ていると、なぜか嬉しい気持ちになるのです。

 

さて、日本では、政治の世界も民間企業でも、女性大臣や女性管理職が、世界の中では極端に低いと言われています。今日は、公立学校の話です。

 

公立学校の2020年度の教員統計が発表され、管理職に占める女性の割合は19.7%で、これまで最も高かったそうです。平成23年度では、14.8%だったので、ざっと10年間で5%アップしたことになります。

 

民間企業で考えれば、女性の管理職比率が19.7%というのは、高い数字ですが、学校では、女性の先生が、ざっと全体の60%です。女性教員が多いのに、管理職(校長・教頭)が、19.7%しかいないとも考えられますね。

 

一方で、都道府県別の差が大きく、小学校の女性校長の割合は、広島県で46.9%、石川県で42.3%だったのに対し、山梨県では7.2%、長崎県では9.3%にとどまるそうです。

 

責任が重い・・・子どもと関われない・・・といったマイナスイメージで語られることが多い管理職です。さらに、女性は、家事育児介護などの負担が重くのしかかり事が多いです。女性教員に、いかに管理職のやりがいや魅力を伝えることが求められます。

 

昨年「女性管理職という生き方~なんて楽しい教頭職」を出版した船橋市立法典東小学校の藤木美智代教頭は、「かつての自分は、学級担任を一生続けたいと考えたが、40代後半、学級だけ見ている年齢ではなくなったと感じ、管理職を目指すことを決めた。教頭になって、『自分のクラス』ではなく『学校』の成功や評価を喜べるようになった」と言います。

 

プロ野球では、「名選手必ずしも名監督にあらず」とかつては言われましたが、現代野球では、名選手が名監督という例が多いですね。学校でも、「学級経営がうまい教員が管理職になるなんてもったいない」と考えられていましたが、今は「学級経営がうまい先生に学校経営も任せたい」という流れだそうです。

 

ゆっくりですが、学校も女性管理職の割合が増えています。私のサラリーマン時代の経験でも、女性の発想や企画力は、過去の概念にとらわれないものが多かったですね。多くの組織にとって、男女やベテラン&中堅&若手のバランスが取れていることがいいに決まっていますね。

2021年

1月

14日

けんかの対応

今日は、屋上で「芋煮会」を行いました。ファームで収穫した「じゃがいも・大根・小松菜」を使った煮込みうどんです。今日は、春が来たような気候で、最高の青空給食となりました。美味しいうどんを何杯もお代わりして、大満足の子どもたちです。

 

さて、毎日の保育園生活の中で、けんかがない日は、一日たりともありません。ブロックの取り合い・・・おもちゃの取り合いなどは、3歳児くらいまでは、日常茶飯事です。もちろん、「自分の思い通りにならない」という経験を多く積むことで、「次は、どうすればいいのか?」を子どもたちが、自分で考えるようになるので、保育園では、けんかが始まっても、すぐには、先生が間に入って、やめさせることはありません。

 

ここら辺の対応は、たいがいの保育園や幼稚園でも同じだと思います。

 

これが、4歳児、5歳児くらいになると、「言葉」によるけんかが目立ってきます。「バカ!」「○○なんて大嫌い!」「もう、○○とは遊ばないから・・・」といった感じです。4歳5歳になれば、「けんかをしても自分たちで解決するようになる」と、保育のマニュアルには書かれていますが、実際には、子どもたちどうしで解決できることは、そんなに多くはありません。

 

先生が、けんかの場面をしばらく見守ることになるのですが、私たち大人は、子どもに対して、けんかになると「ごめんなさい」と謝り、「いいよ」と許すことが、最善の解決策であり、その展開に誘導したくなってしまいます。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で、円満解決・・・シャンシャンという気になります。こうして、大人が望めば、けんかになったら、「ごめんなさい」「いいよ」とさえ言っておけば、その場はスッキリとおさまると、考える子どもだっていることでしょう。

 

「いや・・・絶対に許さない」「今は、謝る気持ちになんかなれない」と思っている子どもが、実際には多いと思っています。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で終われば、そこで、子どもは「どうしてけんかになったのか?」「今度けんかにならないようにするには、どうすればいいのか?」の思考を停止してしまいます。

 

しかし、けんかは、じっくりと自分と向き合ったり、考えたりする時間です。そう考えると、子どもたちの「許せない」という気持ちを汲んであげることが大切なのかもしれません。

 

けんかは、こどもが成長する大きなチャンスと、よく言われますが、大人の対応次第では、「謝っておけばいいんだよ・・・あっかんベー!」という子どもの声がこ越えてきそうですね。

2021年

1月

13日

ミツバチの代わりに「ハエ」!?

今日も屋上のタライの水に氷が張りました。昨日は雪を期待した子どもたちですが、空振りに終わり、そのうっぷんを晴らすように、氷に向かってダッシュです。あっという間に、氷は割られ、どろんこ広場のドロ水に混ぜられてしまいます。これが、子どもの遊びですね。

 

さて、これからの季節は、ハウス栽培の「イチゴ食べ放題」農園が続々とオープンしていきますね。ハウスの中には、ミツバチが飛んでいることが多く、子どもにとっては、刺されるんじゃないかと、少し怖い存在でもあります。

 

ところが、最近では、そんなミツバチ不足を補う新たな選択肢として「ハエ」を利用する農家が増えているそうです。もちろん、清潔で人の役に立つ「働きハエ」です。

 

岡山大学のベンチャー企業では、温度25度に保たれた培養器に、「ヒロズキンバエ」という銀蠅(ぎんばえ)が、出番を待っているそうです。ハエは、動物の死骸やフンをエサにしているので、不潔なイメージがありますが、ここでは、食肉やドックフード、砂糖水を与えて、衛生的に飼育されているそうです。

 

「ミツバチ(bee)のように働くハエ(fly)」が名前の由来の「ビーフライ」として、1000匹入りが2000円だそうです。高いのか安いのかは、よく分かりませんが、清潔さが認められて、2010年の出荷開始から10年間で、取引農家は700戸まで増えたそうです。

 

ハエは寒さに強く、天候に左右されず、人も刺さない。ミツバチに比べて体が小さいので、花のめしべを傷つけにくく、形の悪い実(奇形果)が少ないそうです。

 

逆に、ハエは、外に出ると戻ってこないので、露地栽培には向かずビニールハウス専用になることと、メロン・スイカ・トマトの花の蜜は吸わないそうです。こうした特性から、「ビーフライ」は、建物内の植物工場や品種改良用の小規模施設などでの普及が見込まれるようです。

 

もしかしたら・・・あなたが食べているイチゴ・・・ハエのおかげかもしれませんね。ただし、「うちのイチゴは、ハエががんばったから、美味しいんだよ」と口外する農家は、あまりいないようです。ハエの市民権は、まだまだ先の時代のようですね。

2021年

1月

12日

理科得点と性差

昨日は、成人式でしたね。テレビの報道を見ていても、今年は異例の成人式です。緊急事態宣言が発令された都道府県では、急きょオンライン成人式や延期などとなり、人生の大きな節目となる「成人の日」が混乱してしまいました。次の、人生の節目は、卒業式です。3月までには、事態がいい方向に進み、昨年多くの学校で、普通にできなかった卒業式が、普通にできるように願うばかりです。

 

さて、「リケジョ」という言葉が日本で使われるのは、理系に強い女子が少ないからです。よく、「理系教科は男子ができて当たり前、脳のつくりが違うから」なんてことを言われてきました。しかし、この説は、どうやら間違いのようです。

 

日本・韓国・アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン・フィンランドの7か国の理科平均点の男女比較では、小学校4年を見ると、韓国とアメリカを除いて、女子の方が高い結果です。日本でも、小学校4年生では、女子の方が男子よりも理科の得点は上なのです。

 

ところが、中学2年になると、日本では、男子が女子よりも平均で10点も高くなります。ここで注目すべきは、男子が女子を凌駕するのは、思春期以降です。

 

中学から高校にかけて、進路を意識するようになります。文系や理系か・・・という選択があります。日本では「女子が理系に行くなんて・・」などと、周囲からジェンダーメッセージを受け、女子が理系から遠ざけられているのではないかと、考えられるのです。

 

それは、他の国と比較するとよくわかります。日本と韓国は、男子>女子の構図ですが、アメリカは、中学になってからは女子の方ができるようになります。スウェーデンやフィンランドの北欧2国は、小4でも女子が強いですが、中学になると、その差がますます広がっていきます。

 

こう考えると、男と女の「脳」の違いという仮説は、どうやら疑わしいですね。むしろ、ジェンダーメッセージなどがほとんどない北欧2国のデータを見ると、まだまだ、日本は、男だから・・・女だから・・・という考えが残っていることは間違いないですね。

 

そう言えば、正月の箱根駅伝で、優勝した駒澤大学の監督が、選手への激励に「おまえは男だろ・・・」というメッセージがありました。このメッセージに、違和感なく、「そうだ・・・その通りだ!」と思った人は、ジェンダーメッセージを発する側の人間かもしれません。

2021年

1月

11日

生き物の死にざま⑨ ネズミ

保育園のクリスマス発表会で、大いに盛り上がったジャンボリーミッキーですが、今でも朝の会のダンスで、音楽をかけると、子どもたちはノリノリで踊ります。

 

ミッキーマウスで知られているように、英語では、ネズミのことをマウスと言います。しかし、日本では、特に実験用に飼育されているネズミが、マウスと呼ばれています。実験用のマウスは、ハツカネズミが用いられます。

 

「二十日ねずみ」の二十日の語源は、一説には妊娠期間が二十日であることに由来していると言われています。それくらい、妊娠期間が短いだけでなく、ハツカネズミは、1年のうちに、5~10回程度も妊娠を繰り返し、1回に5、6匹の子どもを産みます。そして、生まれた子どもは数カ月で成熟し、妊娠するのです。

 

こうして、次々に増えるのです。まさに「ネズミ算」の言葉どおりですね。こうして、次々に生まれるハツカネズミは、実験動物として適しているのです。人間の行うあらゆる実験に用いられるのが、彼らの仕事です。あるものは、薬物を投入され、あるものは電気ショックを与えられ、あるものは、体中に電極をつけられています。

 

とても残酷ですが、彼らは実験動物です。死ぬことが彼らの仕事なのです。

 

現在、コロナ禍で、「命」について、深く考える機会が増えていますね。しかし、命の謎を解明するためには、生命の犠牲が必要です。実験動物たちの犠牲によって、人間はまた一歩、生命の謎に迫ることができます。そして、彼らのおかげで、新薬が開発され、人間たちはますます長生きできるようになるのです。

 

新型コロナウイルスも、当たり前にワクチンが普及し、「あの時は大変だったね~」と過去の出来事として語られる時がきっと来ることも、ハツカネズミのおかげなのです。

2021年

1月

10日

生き物の死にざま⑧ ミノムシ

この連休は、「生き物の死にざま」シリーズを続けます。今日は、ミノムシことオオミノガです。最近は、あまり見ることが少なくなり、保育園の屋上でもめったにお目にかかれませんが、ミノムシの正体は、オオミノガという蛾の幼虫です。

 

私も知りませんでしたが、ミノムシのメスは、一生蓑(みの)を出ることなく生涯を閉じるのです。いやいや・・・何という運命でしょうか。

 

ミノムシは、枯れ葉や枯れ枝で巣を作り、その中にこもって暮らします。この様子が、粗末な蓑を着ているように見えることから「蓑虫(ミノムシ)」と名付けられました。こうして、蓑で外敵から自分を守りながら、蓑の中からときどき顔を出して、まわりの葉を食べたり、上半身を出して移動したりして暮らしています。そして、冬になる前に蓑を枝に固定して、蓑の中で冬を過ごします。私たちが見るのは、冬に枝にぶら下がっている姿ですね。

 

春になると、ミノムシは蓑の中でさなぎになり、成虫の蛾になって蓑の外に出ます。しかし、外に出て飛び立つのはオスだけです。メスは、春になっても巣の外に出てくることはありません。巣の中でさなぎになり、成虫になりますが、その後も巣に留まります。そして、顔だけを出して、成虫となったオスのミノムシをフェロモンで呼び寄せながら、オスが飛んでくるのをじっと待ち続けるのです。

 

蓑の中のメスは、成虫になってもハネも足もありません。ウジ虫のような姿をしています。ハネを持つよりも体を太らせて、たくさんの卵を産むほうがいいからです。メスを見つけたオスは、蓑の中に腹部を入れて、メスと交尾するのですが、オスとメスはお互いの顔を見ることなく交わるのです。

 

オスにとっては、美しく雅なひと時となるのですが、この儀式が終わると、オスは死んでしまいます。残されたメスは、蓑から出ることなく、蓑の中に卵を産みます。そして、静かに生涯を終えるのです。

 

母の存在を知ることなく、卵から生まれた幼虫は、蓑の外に出て、糸を伸ばして垂れ下がり、風に乗って新たな場所を目指して飛んで行くのです。

 

日本には、たくさんの離島がありますが、一生島から出たことがない高齢者もいるのではないでしょうか。しかし、その人たちは、決して不幸な人生ではありません。故郷の島で一生を終えることは、幸せなことかもしれませんね。

 

ミノムシのメスも、一生を蓑の中で暮らしていても、それはそれで、十分に幸せなのかもしれません。

2021年

1月

09日

教師のルーティン

日本海側を中心に大寒波となっていますが、今朝は、さいたま市でもこの冬一番の冷え込みとなりました。気温はマイナスです。ということで、屋上の池は、しっかりと氷が張っていました。子どもたちの氷遊びは、とても楽しそうですね。「冷た~い!」と言いながらも大喜びです。

 

さて、今日は、ある小学校の先生の理想的なルーティンです。こんな仕事の仕方ができるといいですね。

 

『朝は早めに登校すると職員も少なくて、印刷や雑務がはかどり、一日に対する余裕が生まれてきます。子どもたちが登校してくる時間になったら教室に行き、教卓で仕事をします。子どもたちが教室に入ってきたら「おはよう!」と声を掛けて、その時にちらっと子どもの様子も観察します。

 

子どもたちには、教卓に提出物を出させるように習慣付けします。宿題などは、どんどんその場で丸付けしていけばいいのです。業間休みは教室にいて子どもたちと対話をする時間にします。特にその必要がなければ、宿題の丸付けです。

 

昼休みは、子どもたちと一緒に遊ぶための時間です。丸付けが残っていようと、ここは子どもたちとの大切な時間と割り切るのです。放課後は、会議などがなければ、自分の事務仕事に即、取り掛かることです。ここで、のんびりすると、結果的にムダな時間をつくってしまうことになります。

 

翌日の授業準備は、毎日、5教科もの授業をする小学校教師が全教科に十分な準備をして臨むことは不可能です。国語や算数の大きな単元をまとめて考えておくのです。授業は、どれだけ準備しても満足いくことはありません。何時までと決めて、途中でやめてしまうのも大切です。

 

授業の準備よりも、元気で次の日に子どもたちの前に立つ方が良いのです』

 

もちろん、保護者対応など、突発的なことがあれば、このようなルーティンが崩れるでしょうが、私たちは、こんな組み立てを参考に、貴重な時間を効果的に仕事に使いたいものですね。

2021年

1月

08日

ボランティア部

昨日、一都三県に緊急事態宣言が再発令されました。保育園に関しては、先回は、テレワークなど保護者が在宅の場合は、登園自粛を要請しましたが、今回はそれはありません。実際、テレワーク中に子どもが乱入して、仕事にならないこともあったようですね。

 

ところが、今回は、まるで、飲食店が悪者扱いです。私が、飲食店の経営者であったら、怒りと嘆きと失望と・・・様々な感情に振り回されたことでしょう。いつもお世話になっている飲食店が、補助金を活用しながら、なんとか乗り切ってもらいたいですね。

 

さて、東京都西東京市にある田無第四中学校には、ボランティア部があります。発足のきっかけは、ミシシッピアカミミガメの飼育だそうです。保育園でも、「ミドリガメのおうち」で、現在冬眠中です。

 

3年前に生徒が校内でカメを見つけ、学校が自治体へ対処の方法について問い合わせたところ、外来種であるため、引き取り手がいない場合は保健所で処分されると聞き、有志の生徒が校内での飼育を申し出たことがきっかけです。

 

生徒らはカメを世話する中で「誰か」や「何か」のために自分で行動する大切さに気付き、担当顧問も外来種についての課題や現状を周囲に知ってもらいたいという気持ちが強くなり、生徒と共にボランティアとして取り組めないか検討し、翌年ボランティア部を設立し、集まった部員たちと外来種に関する啓発活動を始めたそうです。

 

しかし、少しうがった見方をすると、ボランティア部なんて、少し、偽善ぽく感じてしまいます。(すみません)

 

ところが、このボランティア部は「ボランティアは良いことで、やらなければいけないことだという認識を変えていきたい」という考えで活動しているそうです。

 

本来、ボランティア活動は、やらされることでもやらなくてはいけない事でもありません。自分ができる範囲で行うことです。そして、個人の活動が集まり、「伝え、広める」ことが大切だ・・・ボランティアは多くの人が関わってこそ・・・という思いだそうです。

 

ボランティアに関する考え方は、人それぞれですが、こんな活動もいいですね。

2021年

1月

07日

行事は「なぜするか?」

今週は寒波到来の予報ですが、風がないので、屋上遊びも子どもたちは、活発に動き回ります。「のどが渇いた~!」と、ジャグの水をごくごく飲む子どもたちです。

 

さて、ホワイトきゃんばすは、12月にクリスマス発表会を行いましたが、多くの幼稚園や保育園では、今年に入って「生活発表会」のような形で、子どもたちの発表会を行うところも多いですね。しかし、一都三県に緊急事態宣言が再発令された状況下では、「中止!」という園が増えていくかもしれません。

 

「コロナだから中止」という結論なのでしょうが、そもそも、「○○発表会」という行事を「なぜするか」をきちんと考えている園は、簡単には中止にはしません。

 

例えば「当園では、生活発表会を通じて、子どもたちの興味・関心や育ちを保護者の皆様に発表し共有することが目的です。よって、感染対策を行ったうえで、予定通り開催します」といった内容です。

 

昨年度は、卒園式や卒業式が通常通りに行われず、子どもたちにとっては、大切な「人生の節目」を十分に感じることができなかったかもしれません。今年度は、3月末までですが、運動会や○○発表会までも、中止となれば、子どもたちにとっては、自分たちの頑張りや成長を見せる機会を失ってしまいますね。

 

ホワイトきゃんばすのクリスマス発表会は、1か月以上も前から練習をスタートさせ、子どもたちが、それぞれの目標に向かって、継続して「練習をがんばる」ことを経験します。チームワークも必要です。そして、本番での経験が、自信につながり、次の挑戦に立ち向かう力となるのです。目的は、子どもたちが主体ですが、保護者の皆様にも、自分の子どもだけでなく他の園児の成長を共有してもらいたいと思っています。

 

他の幼稚園や保育園と比べると、園児の数が少ないので、保護者が集合しても、399名収容の大ホールの50%以下に収容人数を抑えることができ、クリスマス発表会を行うことができました。

 

これから、発表会を行う園においては、「コロナだから・・・」の前に、もう一度「なぜするか?目的は何なのか?」をしっかり考える機会にしてもらいたいですね。その上で、中止という結論ならやむなしです。

 

来年度の行事も「なぜするか?」が、大切なことですね。

2021年

1月

06日

美人の日本語

4月に小学生になる年長園児にとっては、保育園生活もあと3か月です。小学校では「お昼寝の時間」はありませんので、いよいよ、今月からお昼寝なしの園生活が始まりました。簡単な勉強をしたり、お絵かきをしたりして、お昼寝時間を過ごします。

 

今日は、各自のノート・定規・消しゴムに名前シールを貼る作業を行いました。これから小学生になる年長園児は、勉強がやりたくて仕方ありません。目を輝かしながら、名前をつけて、今日は国語ノート1ページ分だけですが、自分のフルネームをひらがなで書いてみます。こんな感じで、楽しいお昼の時間を過ごしています。

 

さて、今日も男の子が「やばい・・・やばい・・・やばい」を連呼していましたが、若者言葉として、様々な意味に使われる「やばい」は、もはや市民権を確立しましたが、日本語の乱れは、今に始まったことではありませんね。

 

山下景子さんの「美人の日本語」という本があります。この本は、一日一つの美しい言葉を挙げ、その言葉の由来やまつわる話や著者の思いなどをつづっています。

 

「美人の日本語」というタイトルから、すでに素敵な言葉ですね。

 

和歌では、虫の音ではなく、「虫の声」と表現することが多いですね。「虫の鳴き声を音ではなく声として聞くのは、相手の言った言葉から気持ちを汲み取る作業と似ている」と著者は考えます。

 

「忘れ水」とは、野山に流れる誰にも気づかれない水の流れ・・・どこかで当たり前にひっそりと流れる忘れ水。そんな存在が心の拠り所にになったりする。

 

「白玉(真珠)」・・・貝は異物が入り込むとなんとかしようと分泌液を出す。それが固まって真珠が生まれる。悲しみも苦しみも異物のようなもの。その痛みと向き合ううちに真珠が生まれる。

 

「恩送り~ありがとうの連鎖~」同じような言葉に「恩返し」があります。恩を受けた相手に、直接恩を返すことです。「恩送り」は、受けた相手とは限りません。いただいた恩を、別の誰かに送る。そうやって、みんながつながっていくのです。私たちは、気付かないうちに、様々な恩を受けて生きています。今度は、恩を誰かに送ってみませんか。

 

どうですか・・・「日本人に生まれた良かったなぁ~」と思うことは、様々な場面で経験しますが、こんな「美人の日本語」と出会った時も、そんな気持ちになりますね。

2021年

1月

05日

令和3年保育スタート

いよいよ新しい年の保育園がスタートしました。長いお休みだったにもかかわらず、子どもたちは、笑顔で登園です。昨年のクリスマス発表会の時は、全員泣かないという快挙を達成しましたが、子どもたちは、本当にたくましく成長しています。

 

ママの第二子の出産後、故郷に帰ってママとおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていた3歳女の子も、1月末だった予定が、「早く保育園に行きたい!」と来週から登園することになりました。早く、友だちと遊びたいようです。

 

今年の正月は、故郷への帰省を控えた家族が多く、「初めて自宅でのお正月」という家族もありました。子どもたちは、ずっと、家の中でじっとしているわけにはいかないので、近場の公園で、自転車に乗ったり、ローラースケートに野球を楽しんでいたようです。

 

さて、今日の寺子屋は、「お年玉の話」です。哲学の時間では、「頭で考えていることは、目には見えないので、言葉にして伝えるんだよ」と言っていますが、どうしても、一部の園児の発言が多くなることがあります。そこで、今日は、全員の意見を引き出すことにします。

 

「もらったお年玉で何を買いたい?」をテーマに、話を進めます。今回帰省をしなかったので、お年玉がなかった園児は、もしもらっていたら・・・とします。ねらいは、「子どもとは言え、お金は目的を持って使ってもらいたい」という考えです。

 

ところが、年長園児を含めて、ほとんどの園児は、「まだ考えていない」「今は思いつかない」でした。せっかく、親や祖父祖母がお年玉を子どもや孫にあげるのならば、この機会に「このお金をどうやって使うか」まで、見届けてほしいと思っています。

 

子どもたちに、少し考えてもらって、意見を引き出すと、圧倒的に多いのが「おもちゃ類」ですね。アンパンマンから戦隊もの、ミニカーやプラレールなどです。そして、「10円ガムにじゃがりこLサイズ」と、具体的なお菓子の名前も出てきました。「ポテチをたくさん買いたい」という園児もあります。

 

さらに、子どもたちに考えてもらいます。

 

「3300円もらって、もう300円でポテトチップスを買ったんだ。残りの3000円は、今から考える」「もらったお年玉は、大切に使うんだ。まず最初に買うのが、お花でママにプレゼントするんだ」

 

プレゼントするという意見が出たので、「自分の物を買うんじゃなくて、お年玉で誰かにプレゼントするっていうのは、どうかい?」と聞いてみると、多くの子どもたちが、「ママに○○」「パパに○○」と、プレゼントすることに抵抗はありませんでした。

 

「自分で使うのもいいけど、プレゼントすると、何だか、うれしいきもちになるんだよね・・・」と5歳女の子が語ります。

 

今日の話は、ここまでですが、「お金をどのように使う」は、大人になっても大事な問題ですね。子どもたちには、今から考えてもらいたい内容です。

2021年

1月

04日

生き物の死にざま⑦ ゾウ

「象の墓場」という伝説をご存知ですか。ゾウは死期を感じると、群れを自ら離れ「象の墓場」と呼ばれる場所に向かい、決して他のゾウたちに見られないように、静かに死を迎えるというものです。しかし、これは誤りだそうです。

 

ゾウは巨体にもかかわらず、サバンナでゾウの死体がほとんど目撃されなかったことや、象牙を密漁するハンターたちが、大量の象牙を売りさばくために、この伝説を巧みに利用したと言われています。

 

ゾウの死体が発見されないのは、サバンナの乾いた大地では、多くの生き物たちが腹を空かせています。ゾウの死体があれば、最初はハイエナたちが、その厚い皮を食い破り、肉を食い漁ります。すると、その穴にハゲタカが集まり、肉をむさぼり食うのです。こうして、ゾウの大きな体は、見る見るうちに骨だけとなるのです。やがて、骨も風化し、全てが土に還る。そのため、人間が象の死体を見ることが少なかったのです。

 

ゾウの研究が進むにつれて、ゾウは死を認識しているのではないかと考えられるようになりました。例えば、死んだ仲間のゾウの体を起こそうとしたり、食べ物を与えようとしたりするそうです。また、仲間を弔うかのように、土や木の葉を死体の上に掛けたりする行動が観察されています。

 

ゾウは群れで行動します。お互いに複雑なコミュニケーションを取りながら助け合って暮らします。ケガをしたり、トラブルにあったゾウには協力して手助けするし、慰め合ったり、ケンカしては仲直りしたりするそうです。

 

なんだか、人間と変わらないですね。ゾウは、「死」を理解しているし、「死」を悼むことができる動物なのかもしれませんね。

 

先日、保育園の寺子屋の時間に「死んだらどうなるの?」をテーマに、哲学の時間を行いました。

 

「志村けんは死んで天国に行ったんだよ?」「天国に行ったってどうしてわかるの?」「だって、いい人は天国に行って、悪い人は地獄に行くんだよ」「地獄に行く人は、どんなことをした人?」「人を殺した人だよ」・・・・「先生!天国に行ったら、また生まれ変わることができるんだよ」「じゃ○○君も生まれ変わって人間になったの?」「前のことは覚えていないので、それはわからないよ」・・・なんて会話が、子どもたちの中で続きました。

 

「死」を前にすれば、現代の医学の力をもってしても、人間さえ無力です。自分もいつか死ぬこと。大切な人が死んでしまうことだってあります。

 

「死」について、子どもたちと考えることは、重いテーマと思われるかもしれませんが、それは同時に、「生きる」ことを考えることでもあります。明日から、新しい年の保育園がスタートしますが、生きることは、楽しく遊んで、子どもたち同士の影響力を高めることです。そして、自分で考える力をたくさん持ってもらいたいですね。

 

「生き物の死にざま」で語りたい動物や昆虫は、まだまだたくさんいるのですが、年末年始、お付きあいいただきましてありがとうございました。令和3年・・・今日から世の中は、「日常」へと動き出します。まだまだ、困難な状況が続きますが、自分ができることを考えて、前を向いて進んでいきましょう。

2021年

1月

03日

生き物の死にざま⑥ ジョロウグモ

保育園の子どもたちにとっては、「ジョロウグモ」と言えば、黄色と黒の縞模様の、その姿を簡単にイメージすることができます。9月の親子遠足のフィールドワークで、ジョロウグモを学び、触ることもできたからです。実体験は、子どもたちの思い出に深く残るのです。

 

今日は、そんな「ジョロウグモ」が主人公です。お正月を迎える虫は、真冬の寒い中でじっと暮らしていますが、ジョロウグモは、秋に卵を産むと冬を越すことなく死んでしまいます。春になると、卵から生まれた子グモたちは、枝の先に立ってお尻から長く糸を出し、まるでスパイダーマンのように、大空を移動するのです。その距離は100メートル以上だそうです。

 

クモの巣の真ん中で目立っている大きなジョロウグモは、メスです。彼女は、ずっと獲物が巣にかかるのを待ち続けます。一日何もかからないことなどざらで、長い時では、一カ月以上も何も食べずに待ち続けることもあるようです。エネルギーを節約するために、じっと動かず、孤独な人生です。

 

孤独・・・と思いきや、親子遠足のフィールドワークでも観察したように、メスのまわりに、数匹の小さなクモが見つかります。実は、このクモたちがジョロウグモのオスです。メスの胴体の大きさが3センチに対して、オスは1センチ程度です。オスたちは、子どものうちはそれぞれ小さなクモの巣を張って暮らしていますが、夏になって大人になると、メスの巣に集まり、居候するのです。

 

ついに、彼女の巣に勢いよく飛んできたトンボがかかります。糸の振動で獲物を感じた彼女は、目にもとまらぬ速さで、首尾よく獲物に襲いかかり、吐き出した糸で、トンボを動けないようにぐるぐる巻きにしました。

 

こうして獲物にありつける前に、スズメやカラスに襲われて食べられてしまうジョロウグモがほとんどですが、彼女は、おいしそうにトンボを食べています。そこへ、オスが彼女に近づいてきました。メスがエサに気を取られているうちに、交尾をすませるのです。彼女にとっては、動くものはすべて獲物でしかありません。オスにとっては、メスに不用意に近づけば食べられてしまうのです。

 

そして、彼女のお腹の中に、新しい命が宿るのです。命を宿した彼女の縞模様は、輝くように鮮やかです。そして、秋の終わりに、巣から木の幹などに移動して卵を産みます。枯れ葉などで卵を覆い隠し、力尽きた彼女は、卵を抱きかかえるように死んでいくのです。

 

クモという生き物は、人間たちからは、たいがい悪者扱いされます。人間が、小さくなって昆虫の世界に迷い込んだりした物語では、クモはいつも凶悪なモンスターです。でも、こうして、必死に短い一生を終えるジョロウグモの姿をたまには、思い浮かべることにします。

2021年

1月

02日

生き物の死にざま⑤ ミツバチ

お正月には、おせち料理にお雑煮を食べて、朝から酒を呑む・・・こんな元旦の過ごし方をまた今年も楽しんでいましたが、今年のおせち料理はざっと前年よりも10%も売上が伸びたそうです。

 

キーワードは「高級おせち」と「個食おせち」だそうです。毎年、正月に海外旅行に行くような富裕層が、「どこにも行けないから、せめておせちは豪華に!」という需要と、コロナ禍で、一人一人が個食パックで食べきるタイプのおせちが早々に売り切れたそうです。

 

日本の食文化として、おせち料理は大切にしたいですね。家で作ることがなくなり、「おせち料理需要」は、ここ20年で、倍の市場規模になっているそうです。

 

さて、お正月が終わって、日常の朝食に戻ると、私の場合は、ほとんどパン食です。トーストに、たっぷりとハチミツをぬって食べるのが大好きです。しかし、ミツバチが一生かけて働きづめに働いて、やっとスプーン一杯のハチミツを集めるそうです。

 

ミツバチの巣には、一匹の女王バチと数万匹もの働きバチがいます。女王バチから生まれた働きバチはすべてメスです。自らは子孫を残す機能を持っておらず、集団のために働き、そして死んでいくのです。

 

ミツバチの世界では、たくさん生まれたハチの幼虫から、女王になるハチが選ばれます。その選抜の過程など詳しいことはわかっていませんが、選ばれた幼虫は、ロイヤルゼリーという特別なエサを与えられて育つことによって、体の大きい女王バチになるのです。

 

大勢の働きバチの仲間は、同じ女王バチから生まれた姉妹ということになります。姉妹は親から遺伝子を引き継いでいるから、彼女たちは巣の仲間のために一生懸命働くのです。

 

女王バチは数年生きて、毎日数千個の卵を産みますが、働きバチの寿命はわずか1か月です。その間に、働くだけ働くのです。

 

成虫になった、働きバチに与えられる最初の仕事は、密集めではなく内勤です。巣の中の清掃や幼虫の子守だそうです。次に、巣を作ったり、集められたミツを管理するなど、責任ある仕事を任されるようになり、働きバチのキャリアにとっても輝かしいときです。

 

働き盛りが過ぎてミドルを過ぎたミツバチたちに与えられるのは、危険の多い仕事です。まずは、巣の外でミツを守る護衛係です。そして、働きバチのキャリアの最後の最後に与えられる仕事こそが、花を回って蜜を集める外勤の仕事なのです。

 

しかし、ミツを集める仕事は、常に死と隣り合わせです。クモやカエルなど天敵がうじゃうじゃいて、強い風に雨にも打たれます。巣に無事に戻ってこれないハチもたくさんいます。戻ってきたハチは、何度もミツや花粉を集めるために、この仕事を繰り返すのです。

 

そして、飛び立った働きバチは、どこか遠くで命が尽きます。それは、お花畑かもしれません。そして、一匹の働きバチは、生涯でスプーン一杯のハチミツを集めるのです。

 

高度成長期からつい最近まで、休みなく働く日本のサラリーマンは、世界の人々から「働きバチ」と揶揄されていましたね。日本のサラリーマンの生涯収入は2億円といわれてますが、ミツバチなら、スプーン一杯のハチミツなのです。

 

人間の方は、働き方改革で「働きバチ」状態は改善されていますが、ミツバチの世界では、相変わらず、働きバチが1か月の生涯を懸命に働き続けているのです。

2021年

1月

01日

生き物の死にざま④ タコ

令和3年の朝を迎えました。新年あけましておめでとうございます。今年も保育園の子どもたちの笑顔のために、よろしくお願い申し上げます。

 

皆様は、どんな年末年始を過ごされましたか。いつもと違う正月の朝かもしれませんね。今年も、初日の出を寒さに耐えながら見ていました。お日様は、いつも通りですね。コロナでなくても、年が変われば、私たちは新しい道を進んでいきます。それは、自分で進むしかありません。令和3年をしっかりと、つくり上げていきましょう。

 

さて、今日は「タコ」です。正月には食卓に上がりますね。タコは、大きな頭にハチマキをしているイメージがありますが、大きな頭に見えるものは、頭ではなく胴体です。タコは、8本ある足の付け根に頭があり、その後ろに巨大な胴体があるのです。無脊椎動物の中では、高い知能を持ち、子育てをする子煩悩な生物としても知られています。

 

タコの寿命は明らかではありませんが、1年から数年と言われています。そして、タコはその一生の最後に、一度だけ繁殖を行うのです。タコにとって。繁殖は生涯最後にして最大のイベントなのです。

 

タコの繁殖はオスとメスとの出会いから始まります。メスをめぐってオスたちは激しく戦います。オス同士の戦いは壮絶です。激高したオスは、自らの身を隠すために目まぐるしく体色を変えながら、相手のオスにつかみかかります。足や胴体がちぎれてしまうほどの、まさに命を賭けた戦いなのです。

 

この戦いに勝利したオスは、あらためてメスに求愛し、メスが受け入れるとカップル成立です。二匹のタコは抱擁し合い、生涯でたった一回の交接を行います。その時間をいつくしむかのように、ゆっくりとゆっくりと数時間をかけてその儀式を行うそうです。そして、儀式が終わると間もなく、オスは力尽き生涯を閉じます。交接が終わると命が終わるようにプログラムされているのです。

 

残されたメスには大切な仕事が残っています。岩のすき間などに卵を産みつけます。そして、壮絶な子育てが始まるのです。卵が無事にかえるまで、巣穴の中で卵を守り続けます。卵がふかするまでの期間は、マダコで1か月、冷たい海に棲むミズダコでは6か月から10か月にも及びます。

 

もちろん何も食べずに、巣穴を動きません。母ダコは、ときどき卵をなでては、卵についたゴミやカビを取り除き、水を吹きかけては卵のまわりのよどんだ水を新鮮な水に替えます。

 

エサを口にしていないので、母ダコは次第に体力がなくなります。しかし、巣穴を襲う敵が現れれば、力を振り絞り、悠然と立ち向かうのです。そして、小さなタコの赤ちゃんが誕生すると、もう母ダコには泳ぐ力も残っていません。子どもたちの姿を見ると、安したように横たわり、力尽きて死んでゆくのです。

 

母ダコの最期は、母と子の別れの時なのです。

 

どうですか・・・お正月にタコを前にして、そんなタコの一生を感じて召し上がってください。

2020年

12月

31日

生き物の死にざま③ マンボウ

昨日、父母の墓参りに行った帰り、埼玉県の話題のスポット、所沢にできた「サクラタウン」に行ってきました。角川グループのバックアップで誕生した場所です。モニュメントとなる、大きな石の建物が目を引きます。

 

その中の「ダ・ヴィンチストア」という本屋さんが、私の琴線に触れました。普通の本屋さんは、ジャンルごとに整然と本が並んでいるイメージですが、ここでは、ほぼすべてが、粋なテーマにあわせて本が並んでいます。その本のチョイスが抜群なのです。正月に読む本をまとめ買いしてしまいました。

 

さて、今日はマンボウの死にざまについて話をします。マンボウと言えば、あの独特な姿で、水族館でも人気の魚です。時々、砂浜にマンボウの死体が打ち上げられてニュースになることがあります。マンボウは海面に近いところを泳いでいるので、波にあおられてしまうそうです。

 

マンボウは3億個もの卵を産む魚であると言われています。マンボウの卵巣内に、3億個以上の未成熟卵が見つかったからです。生き物が子孫を残す戦略には、たくさんの小さな卵を産む選択肢と、数は少ないが大きな卵を産む選択肢があります。

 

全ての生き物は、この二つの選択肢の狭間で揺れ動きながら、それぞれの戦略を発達させているのです。人間を含む哺乳類は、1年に一匹か二匹の子どもを産みます。産むのは卵ではなく、母親の胎内で卵からかえった胎児を大切に育てて、さらに産んだ子どもの面倒まで見ます。こうして、少ない数の子孫を産んで、徹底的に生存率を高める戦略をとります。

 

一方、魚の仲間は、哺乳類とは逆に、たくさんの卵を産む戦略です。中でも、マンボウはその典型と言えます。この卵がすべて成魚にまで成長すれば、世界中の海はマンボウで埋め尽くされてしまいますがそうはいきません。産み落とされた卵の多くは食べられ、小さな卵から生まれた稚魚もほとんどが食べられてしまいます。大きくなっても、カツオやマグロ、カジキなどの大型魚類やサメ、シャチ、アシカなどもマンボウを獲物にします。こうして、多くのマンボウが、海の藻屑となっていくのです。

 

宝くじの一等にあたる確率は、1000万分の一と言われています。マンボウが無事に大人になる確率はそれよりも低いのです。マンボウの寿命は明確にはわかっていませんが、魚の中では長く、20年から100年と言われています。しかし、そこまで生きることができたマンボウは、幸運な一握りのマンボウなのです。

 

人間の平均寿命が、日本人では80歳を超えていますが、自然界では、すべての生命が寿命を生き抜けるわけではありません。砂浜に打ち上げられたマンボウは、むしろ幸運なマンボウで、ほとんどのマンボウは、ニュースになることなく、生まれて間もないうちに、みんな死んでしまうのです。

 

さて、いよいよ令和2年が終わります。よく「想定外の出来事が起きた・・・」という言葉を聞きますが、今年は想定外をはるかに超えた一年でした。未知の恐怖との戦いに、私たちは、様々な考えをこらしました。

 

おうちでも快適に過ごすこと・・・商売をやっている人なら、どうやって売上を獲得していくか・・・学校に来れない子どもたちにどうやって学ぶ機会を与えることができるか・・・未知の病気に感染しないためにどうするか・・・きりがありませんね。

 

お店で食事をすれば、ガラガラの店内を見て、自粛も必要だけど、この店が潰れてしまっていいのか・・・医療現場で働く人たちに、どんな支援ができるのか・・・「○○してください」という政府や行政の指示に従うだけでいいのか・・・

 

私たちの多くが、いっぱい考えて、正解のない答えを出して、それに進んだ一年だったような気がします。今の子どもたちが、大人になって、今回のような誰もが予想できない局面に遭遇した時に、どうやって立ち向かっていくのか・・・指示通りに実行できる子どもではなくて、「考えること」ができる子どもたちを私たち大人は、育てていかなければならないと強く思った一年でもありました。

 

まだ、未知の恐怖との戦いは終わっていませんが、どうぞ、お体を大切に、よいお年をお迎えください。この1年、保育園ホワイトきゃんばすを支えて頂いた多くの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2020年

12月

30日

生き物の死にざま② アカイエカ

昨日は、かつて一緒に汗を流した仕事仲間の墓参りに行ってきました。亡くなって5年になります。いつものように、今年一年の世の中のことや保育園のことなどを一方的に話します。もちろん、コロナで大変だったことは、空の上から見ていたでしょうが、こうして、年末に報告するのが私の習慣となりました。

 

いつもなら、ついでに都内の話題のスポットを散策するのですが、なぜか、谷中の商店街をブラブラしたくなりました。少しだけ、観光地のような感じにはなっていますが、昔ながらの商店街はいいものです。酒屋さんの前にビールのボックスを重ねて、簡易なテーブルで地元の常連が酒を飲んでいます。八百屋・魚屋・肉屋・豆腐屋が、そのまま活気があるのが、何ともいいですね。肉屋のおいしいメンチカツを食べ歩きです。(笑)

 

さて、今日の生き物の死にざまは「アカイエカ」です。

 

「彼女に与えられたミッションはこうだ。何重にも張り巡らされた防御網を突破し、敵の隠れ家の奥深くに侵入する。そして、敵に気づかれないように、巨大な敵の体内から赤い血を奪う。もちろん、それで終わりではない。そこから、さらに防除網をかいくぐって見事に脱出し、無事に帰還しなければならないのだ」

 

どうですか・・・アカイエカは、こんなハードミッションをこなしているのです。彼女というのは、私たちの血を吸うのはメスだけだからです。

 

蚊はメスもオスもふだんは花の蜜や植物の汁を吸って暮らしています。実に穏やかな昆虫ですが、あるとき、メスの蚊は吸血鬼となるのです。メスは、卵の栄養分としてたんぱく質を必要とします。そのために、動物や人間の血を吸わなければならないのです。

 

蚊の一生は短い・・・古いバケツや空き缶などにたまったわずかな水があれば蚊は産卵できます。卵は数日でふかし、幼虫のボウフラとなり、1~2週間という短い間に成虫となるのです。まずかな水が干上がる前に蚊は飛び立つことができるのです。メスの蚊は、血を吸って卵を産むことを繰り返しながら、運がよければ1か月生きるそうです。蚊は、一年の間に、この短いサイクルを繰り返して世代を更新しているのです。

 

私たちがよく見かけるのは、茶褐色のアカイエカと白黒模様のヒトスジシマカこと「やぶ蚊」です。そして、果敢に家の中に侵入してくるのが、アカイエカなのです。

 

人間の血を吸う蚊は、何とも嫌な害虫ですが、蚊の気持ちになって考えてみます。

 

現代は、戸を開けっ放しだった昔と違って、家の中に侵入することが難しいのです。家の網戸をかいくぐるか、人間がドアや窓を開閉したのと同時に侵入します。しかし、家の中には蚊取り線香や虫よけ剤の罠が待ち受けています。彼女にとっては、毒ガス攻撃です。

 

無事にターゲットとなる人間を発見。うたた寝している間にミッションを実行します。彼女の口は、1本の針のようになっていますが、実際には6本の針が仕込まれているのです。まずは、最初の2本をメスのように使って人間に肌を切り裂いていく・・・次の2本は、肌が開いた状態で固定させるためのものです。

 

開かれた口に残りの2本の針を射し込んでいきます。1本は血を吸うためですか、もう1本はだ液を血管の中に注入していきます。このだ液の中には、麻酔成分が含まれていて、人間が痛みを感じないようにする目的の他に、血液の凝固を防ぐ役割もあります。そうしないと、血液が彼女の体内で固まってしまい、彼女は血を吸ったまま死んでしまうのです。

 

蚊の幼虫であるボウフラは水中で生活しますが、水道水のようなきれいな水ではボウフラが育つ栄養分がありません。彼女はプランクトンがわいているような汚い水を探して、今度は、家からの脱出計画を立てるのです。

 

彼女の体重は2~3グラムですが、血を吸った後は、5~7ミリグラムにもなります。重い体を抱えてフラフラと飛びながら、逃げ道を探します。そこで、かすかな空気の流れを感じたのです。「どこかの窓にすき間があるのでは・・・」そう思った彼女は、一瞬安堵します。しかし、同時に一瞬の油断をもたらしたのです。

 

「ピシャリ!」空気を切り裂く大きな音がしました。「嫌だわ・・・手に血がついちゃった」と、家の住人はペチャンコになった彼女の体を乱暴にティッシュペーパーでふき取ると、そのままごみ箱に捨てたのです。

 

どうですか・・・それでも、蚊を見つけたら「ピシャリ」とやりますか。

2020年

12月

29日

生き物の死にざま① ハサミムシ

保育園の子どもたちにとって、生き物とのふれあいは日常的です。教室では、ケヅメリクガメこと「かめきち」が仲間入りし、ウーパールーパーなどをアクアテラリウムの水槽で飼っています。先日は、アオムシからモンシロチョウに羽化するまでを観察しました。

 

屋上では、どろんこ広場の池には、ニホンイシガメやカエルに多くの魚たちが暮らしています。ミドリガメのおうち・クサガメのおうちに、アメリカザリガニのいけすもあります。ビートルハウスではカブトムシを1年間飼育し、チョウやトンボに土の中からは多くの幼虫やダンゴムシなどの虫が現れます。

 

てんとう虫・カメムシ・カミキリムシ・カナブン・クマバチ・・・もうきりがないくらいの生き物の中で、子どもたちが遊んでいるのです。

 

年末年始は、そんな生き物たちの「死にざま」について紹介していきます。意外に、知らないことが多いかもしれませんね。今日は、「ハサミムシ」です。

 

屋上のファームの中や、石をひっくり返すと、ハサミムシがハサミを振り上げて威嚇してきます。子どもたちはダンゴムシは簡単に触れますがハサミムシにはビビリます。(笑)

 

実は、逃げるハサミムシはオスで、卵を抱えたメスは、逃げることなくその場でハサミを振り上げるのです。昆虫の仲間で、子育てをする種類は、きわめて珍しいのです。

 

昆虫は、自然界では弱い生き物です。カエルやトカゲ、鳥や哺乳類など様々な生き物が昆虫をエサにします。そんな昆虫の親が子どもを守ろうとしても、親ごと食べられてしまうのです。これでは元も子もありません。そのために、多くの昆虫が、子どもを保護することをあきらめて、卵を産みっぱなしにせざるを得ないのです。

 

厳しい自然界で、子育てできることは「子どもを守る強さ」を持つ生き物だけに許された特権なのです。ハサミムシは、「ハサミ」という武器を持ち、メスが卵を守る生き方を選択したのです。

 

ハサミムシは成虫で越冬し、春の初めに卵を産みます。母親のハサミムシは、卵がかえるまで40日間も、卵に体を覆いかぶさるようにして守ります。卵にカビが生えないように1つ1つ順番になめたり、空気を当てるために卵の位置をうごかしたりと、丹念に世話をします。その間、母親は飲まず食わずだそうです。

 

そして、ついに卵がかえり、愛する子どもたちの誕生です。しかし、母親の仕事はこれで終わりではありません。ハサミムシはダンゴムシや芋虫などを食べる肉食です。しかし、ふかしたばかりの小さな幼虫は、獲物を獲ることができません。幼虫たちは、空腹に耐えながら、甘えてすがりつくように母親の体に集まっていきます。

 

これが、儀式の最初です。いったい、何が始まろうとしているのか・・・

 

あろうことか、子どもたちは、自分の母親の体を食べ始めるのです。ハサミムシの母親は、卵からかえった我が子のために、自らの体を差し出すのです。そんな母の思いを知っているのか・・・子どもたちは先を争うように、母親の体をむさぼり食う。

 

母親は動くことなく、子どもたちを見守っています。そして、少しずつ体を失っていきます。しかも、失われた体は、子どもたちの血となり肉となるのです。

 

子どもたちが母親を食べ尽くした頃、季節は春を迎えます。そして、立派に成長した子どもたちはそれぞれの道へと進んでいくのです。母親の亡骸(なきがら)を残して。

 

どうですか・・・ハサミムシの死にざまは。屋上の土の中から出てくるハサミムシは、しっぽのハサミを振り上げて、憎たらしい恰好をしていますが、こんな物語があったのですね。

2020年

12月

28日

幸せってなんだ!?

幸せに決まった定義などありませんし、人によって感じ方は違うのでしょうが、面白いコラムを見つけました。

 

「人は自らを幸せにすることはできない。だって幸せになろうとするとは何かを期待すること。そして、期待は常に裏切られる。他人がいつもあなたの都合よく動いてくれるなんてあるわけない。だからあなたはいつも失望する。幸せになろうとすることそのものが、不幸の元になってしまうわけです」

 

あ~、一気に夢も希望もなくなってしまいそうなコメントですが、話はこれからです。

 

新聞記者として働いていた彼女は、自分の意志で会社を辞めて、フリーランスの道を歩む決心をします。しかし、肩書きを失った途端にナメた態度に出てくる仕事仲間がいたそうです。全てのやり取りが命令口調です。今までなら会社の看板を使ってやっつけることができたのに、今は、取替え可能な一業者。どうすることもできぬままストレスだけがたまります。

 

そこで、彼女は考え方を変えたそうです。「どんな相手でも世話になっていることに違いない。ならば怒る代わりに、全力で感謝の意を表明してやろうじゃないか・・・」と。

 

メールが来たら数秒で返信。「お世話になっています!」「ありがとうございます!」と一言を添えるのも忘れない。しかし、反応ゼロ・・・でもめげずに続けたそうです。最初から期待していないのでカリカリしません。

 

で、しばらくして相手が担当替えになり、最後の挨拶メールに「いつもお返事に励まされてました。ありがとうございました」とあったそうです。彼女は、このイケ好かない野郎が、私のメールでちょっと幸せになっていたという事実だけで、嬉しく思ったそうです。

 

そうです。「幸せって・・・人を幸せにすることだ!」と彼女は思ったのです。

 

それからというもの、彼女はスーパーのおばちゃんだろうが、近所のおっさんだろうが、笑顔で挨拶し、立ち話につき合い、服を褒め、メールの返信は秒・・・すると世界が一変したそうです。自分がどんなひどい状況でも周りはみな笑顔。思えば、これを幸せというのではないか。

 

どうですか・・・小さな話に聞こえそうですが、とてもいい話だと思いませんか。

2020年

12月

27日

仕事は「今すぐにやる!」

今日から保育園は、年末年始のお休みに入ります。何日かは、「何にもしないをやろう!」と思っているのですが、サラリーマン時代から染みついた癖は、なかなか治りません。昭和の仕事人の休みでも仕事が気になってしまう悲しい性です。(笑)

 

今日は、12月の子どもたちのDVDを編集していました。屋上遊びでは、2歳児2名が自転車に乗れるようになり、野球やローラースケート、スケードボードなどのスポーツに取り組む子どもたちやどろんこ広場、砂場で遊ぶ子どもたち・・・ファームの収穫も頑張っています。クリスマス発表会のリハーサルも楽しいです。子どもたちが遊んでいる姿は、何度見ても飽きないですね。

 

毎月のDVDですが、先日クリスマス発表会のDVDを週明けに保護者に渡すと、5歳女の子のママから「毎回のことですが、園長先生は仕事が早い!」とお褒めの言葉をいただきました。こういうメッセージをいただくと、がぜんやる気がわいてきますね。

 

仕事についての考え方は、人によって色々だと思いますが、私が、以前働いていた民間企業での話です。仕事仲間のTさんは、とにかく仕事をためません。彼は、「ついつい、これは明日やろう・・・という気持ちにムチを入れて、今すぐやる」をモットーにしていました。

 

私は、「まっ~いいか・・・明日やれば・・・」という仕事のスタンスだったのですが、彼の仕事を見て、「今すぐにやる!」を実践することにしたのです。すると、どうでしょう。仕事が先手先手で進んでいくではありませんか。今すぐに仕事をすることで、明日以降の見通しも明確になっていくのです。

 

どうですか・・・無理に残業して仕事を終わらせる必要はありませんし、優先順位をつけて、コツコツと仕事をこなすことも大切なことです。仕事のやり方は、自分で決めるさ!という声が聞こえてきますが、「今すぐにやる!」を実践してみませんか。あなたの仕事が、いい方向に変わっていきますよ。

2020年

12月

26日

令和2年保育最終日

今日は、令和2年の保育園、最終日です。土曜日なので、小学生に「サンタクロースからのプレゼントは何だった?」と聞いてみました。すると、4年生までの小学生全員が、サンタクロースを信じていました。4年生の女の子は、サンタさんに、何も頼んでいなかったけど、ピクミンのゲームソフトが届いたと言ってます。

 

子どもたちよ・・・いつまでもサンタクロースの存在を信じておくれ!というのが、私の勝手な願いです。

 

さて、令和2年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、とんでもない年となってしまいましたね。そんな中で、保育園は休園することなく保育を続けることができました。緊急事態宣言が発令されると、一部では、休園する保育園もありましたが、看護師や介護施設に勤務する保護者なそ、お仕事を休めない方がたくさんいました。

 

無事に、子どもたちや職員の感染がなかったことは、保護者の皆様方の感染対策への協力があったからです。

 

保育園の活動の中で、いわゆる3密を完全に避けることはできません。マスクも夏場は熱中症のリスクが高くなるなど、全園児のマスク着用はできません。手洗い・うがい・消毒を徹底して、お昼寝時間は、頭が交互になるようにして寝ました。

 

こんな言い方をすると、怒られるかもしれませんが、運も味方にして、コロナ禍を乗りきったと言えます。

 

そして、子どもたちの笑顔につながる「イベント」については、単純に「今年はコロナだから中止」にはしませんでした。サマーキャンプは、宿泊ができずデイキャンプになりましたが、親子遠足は秋に延期して実施でき、秋まつり、運動会、クリスマス発表会についても、蜜な状況を避けながら、行うことができたのも、保護者の皆様の協力があってのことです。本当にありがとうございました。

 

運動会やクリスマス発表会は、いつものように、とことん練習して、本番では、子どもたちの最高のパフォーマンスを引き出すことができました。「非認知能力」がしっかりと身についたと思っています。

 

屋上遊びは、スポーツの種類が増えて、生き物観察もたくさん行いました。今では、3歳児以上の19名全員が、補助なし自転車に乗れるようになり、野球にバトミントン、ローラースケート、テニス、バスケットボール、サッカーと、屋上の広い環境を生かした活動が十分にできました。ファームの野菜作り、どろんこ広場や砂場での遊びも充実です。

 

こんな感じで、保育園活動自体は、コロナの影響に左右されずに、子どもたちの笑顔を引き出すことができた令和2年でした。

 

しばらく、保育園はお休みになりますが、来年も引き続き、寒さに負けず子どもたちの遊びが充実できるように取り組んでいきます。保護者の皆様におかれましては、ご協力本当にありがとうございました。

2020年

12月

25日

時代にそぐわぬ校則

今日はクリスマスですね。朝から子どもたちの話題は、「サンタクロースに○○をもらった!」です。おもちゃやお菓子が多いのですが、野球が大好きな6歳男の子は、広島カープのユニホームです。屋上遊びでローラースケートが一番上手な5歳女の子は、ローラースケートがクリスマスプレゼントです。いいですね。

 

さて、私が中学・高校時代は、校則で禁止されていることは、厳しく指導された時代です。服装や髪型など細かく規定があったように記憶しています。しかし、近年、一部の厳しい校則が「ブラック校則」として認識されるようになってきました。平成29年には、支援団体による「ブラック校則をなくそう!」プロジェクトが立ち上がったり、今年の10月30日には、佐賀県の弁護士会が県教育委員会に中学校の校則見直しを求める提言書を提出しました。

 

「規制の目的と手段との間に合理的関連性が認められない」「校則に子どもの権利を明言する」といった要望になっているそうです。

 

時代の流れで、価値観が多様化していく中で、全国の多くの校長が校則の見直しの必要性を感じているのも事実です。

 

「荒れた学校の改革の柱に厳しい生徒指導を据える学校があるが、そうやって生徒の主体性を奪ってできたのが、自分の意見を言わず、議論をしない現在の日本社会です。管理のしやすさのために、生徒の自由を奪ってきた教育の責任は重い」と、教育哲学者の苫野さんは厳しく指摘します。

 

一方、「義務教育の期間は『修行の時代』。思うように何でもできるのがよい環境かというと、決してそうではない」という考え方もあります。

 

みなさんは、どう思われますか。自分が、中学・高校時代の校則を覚えていますか。

 

校則を変えるのは簡単です。学校・生徒・保護者・地域の人で、校則改善プロジェクトを立ち上げるのです。学校だけで決めるからうまくいかないのです。学校を取り巻く、それぞれの立場の人間を巻き込んでしまえばいいのです。

 

こうすれば、その学校にふさわしい校則が生まれるのでしょう。ちなみに、私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。校則がないということは、自分たちの行動を自ら責任を負わねばなりません。よって、茶髪の子もいないし、スカートが短い子もいません。

 

校則を生徒が決めるというのもいいかもしれませんね。あなたの子どもが中学・高校生なら、校則を覗いてみてください。時代に合っていますか?生徒の主体性が奪われていませんか?

2020年

12月

24日

東京23区の中学受験

今日はクリスマスイブですね。朝から子どもたちは「サンタさんのプレゼントは○○を頼んだ」「サンタさんにお手紙書いたよ」なんて話しています。こんな感じですから、「今日はいい子でいたらサンタさんが来てくれるけど、悪い子だったらサンタさんは来ないよ」というセリフが効果的です。

 

そして、保育園では、「クリスマスパレード」をしました。先頭は、サンタの衣装の6歳女の子と2歳男の子が歩き、他の園児は、クリスマス発表会で演じた劇やダンスの衣装で続きます。まぁ~完全に、自己満足の世界ですが、ショッピングセンターのお客様は、笑顔で楽しんでくれました。「メリークリスマス!」の掛け声が、いつの間にか「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」♪を歌いながらのパレードになってました。

 

さて、東京23区内に住む仲間の話では、小学校6年生のクラスの多くが、中学受験をするそうです。保育園のあるさいたま市西区では、クラスに2~3人といったところです。

 

東京23区など首都圏では、中学受験を目指す場合、小学校3年生の冬から塾に通い始めるケースが最も多いそうです。少子化にもかかわらず、中学受験の専門塾は大繁盛で、入塾照テストで希望者を選抜しなければならないそうです。

 

今から40年前の1980年では、私立中学進学率が20%を超える区は2つだけでしたが、現在では、11の区で30%を超えているそうです。最高は45%ですので、クラスの約半分が公立中学には進学しないという実態です。

 

これは、進学率の数字ですので、中学受験をした子の率でみたら、全体でもクラスに半分以上の子が受験しているようです。

 

中学受験を否定する考えはありませんが、高校大学受験と違って、中学受験をするか否かは、ほとんど親が決めることです。親の見栄で早期受験を強制された子どもは、たまったものではありませんね。小学校3年生から遅くまで塾通いで、友だちと遊び機会が減少するようでは、いかがなものですね。

 

中学受験は、子ども主体の考え方で・・・そうありたいですね。

2020年

12月

23日

フリーランスティ―チャー

今日の朝の会、読み聞かせの絵本は「泣いた赤鬼」です。クリスマス発表会の劇で行ったので、子どもたちが、配役通りにセリフを言いながら読み聞かせを進めます。それはそれは、流れるようなセリフ回しで、クリスマス発表会の大舞台を思い出しました。

 

さて、学校現場の人材不足が深刻です。精神的に追い込まれ、休職する教師が増えています。今年は、コロナ禍でなおさらですね。教師が欠ければ、その穴を埋めなければなりませんが、代わりの教師が見つからずに、他の教師の負担が増えます。

 

こうした学校を救うことをなりわいに活動している人がいます。「フリーランスティ―チャー」と名乗る田中光夫さんです。臨時採用の教員とは違うスタンスです。

 

田中さんは、東京都の公立小学校の教員として14年勤め、4年前に退職。以降、時間給の講師として、2か月から長くても半年ごとに学校を渡り歩いてきました。

 

精神面で、病気休職した教師の代わりに入る時には、クラスが荒れていることが多いといいます。短期間でどう立て直すかが、田中さんの腕の見せどころです。

 

毎日学級通信を出す。クラスに大量の本を持ち込み、仮設の読書スペースを作る。子どもたちが書きたいことを書く「作家の時間」をつくる・・・普通なら、隣りのクラスと指導方法をそろえるため、止められますが、「クラスの子どもたちが楽しく学校に来られるなら、なんでもやってください」と学校も了承します。

 

契約期間が終わる前には、他の担任が引き継げるように、普通の指導に戻していくそうです。ただし、「子どもたち自身が、仲間と協力して困難を乗り越えられるようになること」だけは、短期間でも徹底して行うそうです。

 

どうですか。子どもたちの成長を一年間見守ることが大切と考える人もあるでしょう。しかし、田中さんは「自分がやるべきは困っている学校を助けること。倒れた先生の穴を埋めるために働き、疲弊している学校全体を助けることができて感謝もされる」と言います。

 

働き方はいろいろですが、教師の働き方も色々あっていいのです。

2020年

12月

22日

与えるより「受け取る」授業

今日は屋上ファームで大根の収穫です。毎年「大きなカブ」みたいで、子どもたちから親しまれている「聖護院大根」と、普通の大根の半分くらいの長さの「短足大根」を収穫しました。

 

大きい園児は、自分一人で大根が抜けるので、一人で何本も収穫する園児もいます。1歳児のチビちゃんたちも、先生の手を借りて大根を引っこ抜きます。自分の顔よりも大きい聖護院大根を手にして、「どんなもんだい!」という顔をしています。ざっと60個の大根を収穫しました。今日のお土産です。

 

さて、「くも」という題のたった一行の詩を紹介します。

 

くも  空が青いから白をえらんだのです

 

どうですか、何かいいですね。これは、少年刑務所の受刑者が創った詩です。岩渕和信さんは、ひょんなことから奈良少年刑務所で、絵本と詩を使った「物語の教室」の講師を務めることになります。

 

この少年刑務所には、数々の重大事件を引き起こした犯人たちがいるのですが、おびえたような顔をする彼や、ふんぞり返って偉そうな彼、ぶつぶつつぶやいている彼や表情がなく目だけが宙を泳いでいる彼・・・そんな連中が相手です。

 

童話を読み聞かせ、役割演技を体験させていく中で、彼らの本当の姿が明らかになっていきます。彼らは、「ことば」を持っていなかったのです。「たのしい」「かなしい」「さみしい」「ふあん」「わくわく」「どきどき」など、その表情が描いてあるカードを使って思いを表出させるところから始めたそうです。彼らの「ことば」を受け取ることに徹します。

 

これまで、自分の気持ちの表出方法を知らなかった彼らが、受け取ってもらえる快感を味わいながら「ことば」を獲得していったそうです。やがて、それらの「ことば」は詩となって、一人一人をつなげ、彼らの居場所は、安らかになっていきます。

 

冒頭の詩「くも」の作者は、薬物中毒の後遺症で、ろれつが回らないそうですが、やっとの思いで、この短い詩を読み切り仲間の拍手を浴びます。自分を受け取ってもらった安心感でいっぱいになったそうです。

 

こうして考えると、教師の仕事は、知識を与えるよりも、まず受け取ること。そして、お互いが安心して受け取り合えるように場を整えることかもしれません。

 

保育園の子どもたちの「ことば」をしっかりと受け止めていかなければいけませんね。

2020年

12月

21日

てつがくの時間

今日の連絡のノートには、土曜日に行なった「クリスマス発表会」への感想がびっしりと書かれていました。「今年は泣く子がいなくてすごいな~」「小さい園児がかわいくて」「○○君のセリフが最高に良かった」などなど、我が子だけでなく、保育園の子どもたち全員への想いがたくさん詰まっていました。

 

職員へのねぎらいの言葉もたくさんいただきました。「1か月の練習で、ここまで子どもたちを指導していただき・・・・本当に感謝します」と・・・恐縮です。「来年は、寺子屋さんになるので、劇に挑戦だぁ~うちの子できるかなぁ~」と、我が子への期待も膨らんだようです。保護者の皆様におかれましても、笑いあり涙ありで、子どもたちをしっかりと見ていただきました。ありがたいですね。

 

さて、今日の寺子屋の時間は、2回目の「てつがくの時間」です。まずは、ロウソクに火を灯します。子どもたちの「てつがくスイッチ」がオンとなりました。

 

「てつがくって、何をすること?」子どもたちは、一斉に「考えること!」と答えます。「みんなが考えていることは、目に見える?」「見えない!」「じゃぁ~どうすれば、見えるようになるの?」「自分の口で話すことだよ」・・・ウオーミングアップは完璧です。

 

今日のテーマは「死んだらどうなるの?」です。

 

さっそく、5歳女の子が「死んだらみんな天国に行くの。志村けんも天国に行ったんだ」

「そうなんだ。志村けんが天国に行ったって、どうしてわかるの?」「・・・」「天国の他に行く場所はあるの?」「そうだ・・・地獄に行く人もいるよ」「ふ~ん。じゃ、地獄に行く人はどんな人なの?」「悪い人が行くんだよ」「悪い人ってどんなことをした人なの?」「人を殺した人だよ」・・・こんな感じで、話がどんどん進みます。

 

「人を殺すって言ったけど、どうしたら人は死んじゃうの?」「ナイフで手を切ったら死ぬよ」「先生はナイフがすべって手を切ったことがあるけど、生きてるよ」「溺れたら死んじゃないの」「溺れるとどうして死んじゃうの?」・・・みんな少し考えて・・・「息ができなくなるからだよ」「他にある?」「海で溺れたら、サメに食べられて死ぬんだ。でもね。ジンベイザメはおとなしいから人を食べないよ」

 

すると、5歳男の子が思い出したように「先生。すごいこと思い出したんだ。天国に行った人は、また生まれ変わることができるんだよ」「そうなんだ。凄い事だね。じゃぁ~みんなの中には、一度死んで天国に行って、また生まれ変わって保育園に来ている人もいるのかい?」「それは、覚えてないからわからないよ」

 

こんな感じで、ざっと45分間も話が続きました。死後の世界を丹波哲郎さんのように語るのが目的ではないので、子どもたちが、考えたり、自分の知っていることを言葉に出すことが大切なのです。

 

今日のところは、全体の半分の園児が、意見を出し合い、残りの半分は聞いているだけでしたが、何度か続けていくことで、聞いていいるだけの園児が、自分の言葉で発言できるようになれば、また一歩前進です。

 

「てつがくの時間」・・・楽しくなってきました。

2020年

12月

20日

2020年クリスマス発表会 つづき

今年のクリスマス発表会の最初の劇は「ないた あかおに」です。誰もが知っている読み聞かせ絵本の定番ですね。今年の保育園年間テーマ「ともだち」にピッタリの内容です。

 

青鬼役の5歳男の子が最後に手紙を読みます。「赤鬼くん 君と僕が仲よくしていると 人間たちが怖がるので 僕は出ていきます どこにいても 君と僕はともだちです さようなら 元気でね 青鬼より」

 

完璧に言えました。男の子のパパママは、泣いていました。泣いた赤鬼ではなく、「泣いたパパママ」になっていました。それだけ感動の演技だったのです。

 

前半のステージの最後は、ダンス「紅蓮華」です。鬼滅の刃ブームが続いていますが、仲間との絆もこのアニメのテーマでもありますね。クリスマス発表会9演目の中で、これだけは、園児全員が出演します。「しっぽ・しっぽ・しっぽ」「Ohともだち」の衣装の園児と寺子屋園児は、背中に「滅」の文字が入った黒いベストで決めました。

 

そして、後半のステージは、寺子屋園児の演目となります。

 

うた「ともだちさんか」、合奏「どんぐりころころ」は、練習通りにリラックスしてできました。相変わらず、寺子屋3番たちのカスタネットがバラバラですが、何とかやりきりました。

 

そして、ダンス「ジャンボリーミッキー」は、デイズニーキャラクターの衣装で決めた子どもたちが最高のダンスを見せてくれました。ママ達と一緒に観客席で応援している0・1・2歳児の子どもたちも一緒に踊っています。

 

そして、最後の演目「そらまめくんのベッド」です。あまり脚光を浴びることがなかった6歳男の子が、ピーナッツくんのセリフで、「なんだよ いじわるだなぁ~」「ぼくたちにベットをかしてくれなかったバツさ!」を感情のこもった演技で、観客席をわかせてくれました。

 

今年のクリスマス発表会は、子どもたちは泣かないし、とても完成度が高い内容となりました。クリスマスボランティアのママたちの衣装作りに、週末にピアニカを持ち帰って、おうちでの練習をサポートしてくれた保護者の力も大きかったですね。

 

最近は、「親に見せるための発表会って・・・意味あるの?」という意見が、全国の保育園や幼稚園で出ているそうです。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、保護者の皆様に子どもたちの最高の舞台を見ていただき、喜びを共有してもらうことも目的ですが、一番大事なのは、「子どもたちが一生懸命に練習に取り組む」ことです。

 

子どもの頃に、勉強でもスポーツでも、どれだけ一生懸命に取り組んだ経験をしたか・・この「非認知能力」を高める取り組みこそが、大きな目的です。

 

大人になれば、「結果」を求められるでしょうが、子どもたちは、結果までのプロセスが大切です。今回は、11月からの練習を仲間たちと頑張ったことが、子どもたちの成長に大きくつながったと確信しています。

 

おうちで、子どもたちに様々なアプローチで動機付けをしていただいた保護者の皆様。発表会当日の応援も含めて、本当にありがとうございました。この経験で、また一段と成長した子どもたちを誇らしく思ってください。

2020年

12月

19日

2020年クリスマス発表会

ついに、この日がやってきました。11月にはいってからは、毎日のように練習を重ねた子どもたちの大舞台です。会場となる西部文化センターは、朝の8時30分にならないと入館できないのですが、すでに3歳児男の子が「おはようございます!」と登場しました。

 

朝の9時集合にもかかわらず、続々と元気な子どもたちの「おはよう!」の声が響きます。そして、みんな笑顔です。「これだけ練習を一生懸命やったのだから、もう大丈夫」といったところでしょう。

 

保護者から子どもを引きとる時は、毎年「泣き声」が響くのですが、今年は、「頑張ってくるよ!」と笑顔でバイバイの光景です。お着がえ中の楽屋を覗いてみると、泣いている園児は一人しかいません。昨年は、泣き声の大合唱だったのに・・・

 

そして、予定通り「クリスマス発表会」が開園しました。園児代表あいさつの2人の女の子は、緊張もあったようですが、観客席のパパやママに向かって堂々と大きな声で挨拶ができました。

 

「今からクリスマス発表会をはじめます。練習一生懸命頑張りました。応援お願いします」と、笑顔も一緒に決めてくれました。

 

幕が上がり、「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」の大合唱からスタートです。ここで、ハプニングです。絶対泣かないと思っていた2歳児女の子がステージの真ん中でシクシク泣き始めました。しかし、よく見ると、口を開けて頑張って歌っています。彼女の涙が止まらなくても「頑張らないと!」の気持ちが伝わってきました。

 

そして、0・1歳児の「しっぽ・しっぽ・しっぽ」は、ライオン・カンガルー・お馬さんの動物になったかわいい子どもたちが登場です。それぞれの「しっぽ」が、このダンスの見どころです。昨年は、園児の半分が泣いてしまったのですが、今年は、泣き声ゼロです。まだ歩けない10ヶ月の女の子は、歩行器の中で、ライオンの帽子をくるくる回すパフォーマンスを見せてくれました。大成功です。

 

2歳児14名のダンス「Ohともだち」も、昨年は涙涙のダンスになってしまったのですが、泣く子はゼロ。オープニングでメソメソの女の子も笑顔で復活していました。手をつないでダンスするシーンは、まるで、ミュージカル「コーラスライン」のワンシーンを見ているかのようです。これも大成功です。

 

そして、前半戦のクライマックス・・・劇「ないた あかおに」の幕が上がりました。

 

つづきは、あした・・・

2020年

12月

18日

GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生

登園する園児の多くが「明日はクリスマス発表会!」という会話が飛び交い、連絡ノートには、保護者の楽しみや期待がたくさん書かれていました。いよいよ、明日はクリスマス発表会です。毎日のように練習に打ち込み、昨日・一昨日はリハーサルも行いました。やれることはすべてやって、あとは、明日を待つばかりですね。

 

さて、今日は「GOGO(ゴゴ)94歳の小学生」という映画の話です。世界最高齢の小学生が勉強に励む姿を追ったドキュメンタリー映画です。

 

アフリカケニアの小さな村で助産師をしてきたプリシアさんが主人公です。「ゴゴ」とは、地元の言葉で「おばあちゃん」の意味だそうです。彼女は、自分のひ孫たちが学校に通っていないことを気にして、一念発起して、6人のひ孫たちと共に、小学校に入学しました。

 

この映画には説明的なナレーションは一切なく、小さな同級生たちと勉強に励むゴゴの日常を静かに見つめています。「淡々としていて、トーンは穏やかですが、訴えていることは実に深い」映画だそうです。日本では、小中学生は義務教育ですので、教育は「義務」という受け止め方ができますが、この映画では、教育は「喜び」です。

 

94歳ですので、目や耳が不自由ですが、勉強に励む姿はまわりの子どもたちの手本になっています。社会を変えるのは、もちろん武器による戦争ではなく、教育です。ゴゴの姿は、劇的ではないですが、静かに、しかし、とても深く教育の大切さを訴えています。

 

25日から公開されるそうですので、保育園がお休みに入ってから、ゆっくりと観ることにします。

2020年

12月

17日

「今年の漢字」の決まり方

今日はリハーサル2回目・・・子どもたちの調子は絶好調です。0・1歳児と2歳児のダンスは、さらに磨きがかかっています。逆に、寺子屋園児の劇で、セリフが出てこない園児が何人かあって、大舞台での緊張もあるようです。

 

泣いても笑っても、あとは本番あるのみ。ママパパの前で、カッコイイところを見せようと普段以上の力を発揮するか、観客席のママパパを見つけて泣いてしまうか、どうなることやら・・・です。

 

さて、毎年12月12日に「今年の漢字」が、清水寺で発表されますね。12月12日なのは、語呂合わせで「いい字一字」と読むことから来ているそうです。令和2年の今年の漢字は、多くの人が予想した通り「密」になりましたね。では、この漢字一文字は、誰がどうやって決めるのかご存知ですか。

 

清水寺の住職さんが、一気に筆を走らせますが、清水寺の住職たちが相談して決めるのではありません。「日本漢字能力検定協会」が、漢字のすばらしさを伝える目的で、「今年の漢字」を始めたのです。ネットや郵送で発表の約1週間前まで募集し、前日まで集計作業が続くそうです。

 

清水寺の住職にも直前まで伝えられません。そして、字を書くパフォーマンスも、ぶっつけ本番だそうです。意外ですね。これは、1995年「阪神大震災」の年からスタートしたそうです。初回の取材に訪れたマスコミ関係者はたった10人程度だったそうです。今では、大勢のマスコミ関係者が詰めかけ、年末の風物詩になっています。

 

震・食・倒・毒・末・金・戦・帰・災・愛・命・偽・変・新・暑・絆・金・輪・税・安・金・北・災・令・密

 

以上が、1995年から2020年までの25年間の「漢字一文字」です。「金」「災」は、複数選ばれていますね。

 

日本の「漢字一文字」は、海外の漢字圏へ広がっているそうです。中国では2006年からで、台湾でも2008年、マレーシアも2011年から始まっているそうです。平穏への願いを一字に託そうという思いは万国共通ということですね。

 

月並みの質問ですが・・・あなたの今年の「漢字一文字」は何ですか。「鬼」と答える人が多いかもしれませんね。

2020年

12月

16日

バッタ大発生

今日は、土曜日に行われるクリスマス発表会のリハーサル1回目です。本番の会場となる、西部文化センターの大ホールを使って、子どもたちが、発表会の環境に慣れるのが大きな目的です。

 

予想外です。0・1歳児のダンスに2歳児のダンス、誰一人泣くことなく、このまま本番でもいいくらいの出来栄えでした。初めて、大きなホールを経験する園児もいましたが、練習というよりも遊び感覚で楽しめたようです。本番では、観客席でパパママが応援していますので、目が合ってしまえば大泣きしてしまうかもしれませんが、今日の出来映えに、ますます楽しみになってきました。

 

さて、今日はバッタの大発生の話です。保育園の屋上では、夏から秋にかけて、数種類のバッタを子どもたちが観察しますが、アフリカで大発生して、トウモロコシや小麦などの農作物を食い荒らすバッタは「サバクトバッタ」といいます。屋上では、めったに見ることができない「トノサマバッタ」の仲間です。

 

サバクトバッタは、年に数回、畑や住宅地から離れた半乾燥地帯で、土の中に大量の卵を産みます。産卵のサイクルが雨期にに当たると、羽化した幼虫が豊かに育った草を食べて一斉に成長するのだそうです。半乾燥地帯は、バッタの天敵となる鳥などが少なく、大発生しやすいそうです。

 

日本でも、2007年に関西空港でトノサマバッタが大発生しています。空港は人工島ですので、草の多い空き地が多く、繁殖に適した状況になったようですが、天敵のクモが増えたり、病気のカビが流行して自然消滅したそうです。

 

アフリカでは、自然消滅するような規模ではありません。今は、人工衛星の画像データを使い、草木の多さなどからサバクドバッタの移動先や繁殖に適した場所を予測して先手を打っているそうです。

 

どうですか・・・テレビで、バッタの大発生のニュースが流れてきたら、その原因を子どもたちに解説してください。(笑)

2020年

12月

15日

年齢主義の日本

朝の気温が低くなり、冬らしくなってきましたが、屋上は風もなくポカポカです。今日は、初めてストライダーに挑戦する園児が3人もいました。まだゆっくりですが、楽しかったようです。自転車に乗れるようになるまでどのくらいかかるか、楽しみですね。

 

さて、「七・五・三」現象という言葉をご存知ですか。これは、授業内容を理解している子の割合で、小学校は7割・中学校は5割・高校は3割と言われています。この数字で言えば、義務教育が終わって高校生になると、たった3割しか授業についていけないということになります。

 

この原因の1つとして言われているのは、日本では「年齢主義」が維持されているからです。義務教育の小中学校では、健康上の理由を除けば、留年することはまずありません。勉強についていけなくても、そのまま進級しますね。

 

では、外国ではどうなっているかというと・・・15歳の在籍学年の比較です。日本では、4月の高校1年生の年齢は15歳ですが、ほぼ100%が高校1年生です。

 

しかし、飛び級が多いドイツでは、半分近くの15歳未満の生徒が、高校1年の授業を受けています。逆に、ブラジルでは、半分以上の生徒が16歳以上です。留年が当たり前の環境であることが分かります。韓国・フランス・フィンランドでも、全体の10%以上の生徒が留年を経験しています。

 

つまり、生徒個々の学習内容の習得状況によって飛び級も留年もあり、1人1人に寄り添った進級という考え方なのです。習得が早い人は、飛び級でどんどん進み、時間がかかる人は、留年して、じっくりと学ぶということが、自然と行われているのです。

 

今の日本では、学習の習得状況によって、学年を進めたり遅らせたりするのは「変わり者」「落ちおこぼれ」のレッテルを貼られることにつながります。しかし、これからの時代は、学年と年齢が一致する必要などありません。「年齢主義」から「課程主義」にシフトしていくことも、これからの日本の教育課題と言えるのではないでしょうか。

 

クラスの中で、違う年齢の生徒が学び合う・・・異年齢教育を考えれば、特別なことでもありませんね。あとは、偏見がなくなればいいのです。

2020年

12月

14日

アカムシの神秘

今日は屋上ファームでジャガイモ収穫です。今回は、「アンデスレッド」という種類のジャガイモを収穫しました。名前の通り、赤くて、アントシアニンもたっぷりと含まれているジャガイモです。

 

スーパーマーケットなどには、ほとんど流通しない希少性の高いジャガイモです。どんな味かというと、男爵イモに似ているそうで、定番のじゃがバターで食べるとおいしいようです。私も食べたことがないので楽しみです。

 

さて、アカムシという虫をご存知ですか。保育園の子どもたちは、体長1センチの真っ赤で棒状の姿をよく知っています。保育園の水槽のウーパールーパーやアカハライモリのエサにしているからです。

 

これは、ボウフラの一種で、まもなく、ユスリカという蚊になります。ユスリカは、人を刺す蚊ではありません。河原などに集まって、蚊柱を作りながら飛んでいます。交尾のために寄り合って、産卵を終えると数日のうちに死んでしまいます。

 

このアカムシですが、実は、生物学の進歩に大きく役立ったのです。

 

アカムシがユスリカになる前に、小さなサナギになります。このサナギの頭部をピンセットで外すと、その下に透明な袋状のものがくっついて出てくるそうです。これは「唾液腺」と呼ばれる器官で、この唾液腺を高倍率の顕微鏡で観察すると、バーコードサインのような形をしています。これが、DNAそのものだそうです。

 

ふつうDNAは、高倍率の顕微鏡でも見ることができません。しかし、アカムシのDNAは可視化できるのです。これは、生物学にとってこの上なく便利な研究対象となったのです。

 

遺伝子の位置と働きを関連付けられるということは、遺伝子の地図が描けることにつながります。これは、現在私たちが手にした全DNAのデータベース、すなわち、ゲノム情報の解析へとつながっていったのです。

 

どうですか・・・釣り餌として抜群の威力を発揮するだけでなく、ウーパールーパーの大好物である、このアカムシが、生物学の進歩のキーマンとなったのです。アカムシを見る目が変わりましたか。(笑)

2020年

12月

13日

冬キャンを楽しむ

今注目をあびているのが、冬キャンこと「冬キャンプ」です。テレビをつければ、ぼっちキャンプやたき火の前で語り合うような番組が増えていますね。私もよく見ています。

 

日本オートキャンプ協会によると、2012年に720万人だったオートキャンプ人口は、7年連続で前年を上回り、2019年は860万人に増加したそうです。秋冬のキャンプ需要が増加したのが要因だそうです。

 

私も、子どもが小さい頃は、毎年のようにキャンプを楽しんでいました。そこには、幸せな時間がたくさん詰まっているからです。でも冬キャンプの経験はありません。保育園の卒園児女子は、「母・姉・自分」のパパ抜きの女子3人キャンプを年に10回以上行っています。秋冬キャンプにもチャレンジしているようです。

 

アウトドアショップやホームセンターのキャンプコーナーで、最近よく目にするのが、たき火台です。たき火を囲みながら、コトコトと煮込み料理ができるまでを仲間と語り合いながら待つ時間・・・想像するだけで幸せになります。

 

「冬は、人が少ないだけでなく、虫も少ない。空気が澄んで星もきれいなので、キャンプ

をするには実はとてもいい季節なんです」とキャンプ場のオーナーは語ります。

 

仲間や家族と、あるいは一人で・・・キャンプギアにこだわる・・・キャンプ料理を楽しむ・・・今の時代は、楽しみ方も人それぞれがいいですね。

 

火吹き棒を吹くたびに薪がパチパチと音を立て、赤々と燃える。刻々と姿を変える炎の揺らぎ。空に吸い込まれる煙を追うと、濃い木のシルエットに同化する漆黒の闇に、星が瞬いている。椅子の背に頭を預けて見上げると、降ってくるよう・・・

 

どうですか、キャンプでの時間は、とてもゆっくりに感じますね。自然のなかに身を委ねる。火を起こして温まり、地の恵みを食す。自然のサイクルに合わせ、暗くなったら寝て、明るくなったら目覚める。ただそれだけのこと。

 

でも、私たちの日常の中では、それは、特別なものになるのです。想像してみませんか。

2020年

12月

12日

子どもの積極性を引き出す

来週からは、本格的な冬の天気となり寒くなるようですが、今日は、小春日和の中で屋上遊びができました。野球にバトミントン・・・自転車暴走族も活躍します。2歳女の子が、野草の白い花を集めています。1つ1つは小さな目立たない花ですが、集めるとなかなか美しくて、花屋の花束にも負けません。

 

さて、保育園では、ほんの些細なことでも「○○君はクイズ王だ。何でも知っているね」など、子どもが得意としていることを、かなり盛っておだてます。そうすると、自信がわいてくるようで、積極的な行動につながることが多いからです。

 

「あなたは積極的な人間ですか?」と聞かれても、私たち大人は「はいそうです!」と自信を持って言える人はほとんどいませんね。子どもはなおさらです。

 

子どもにとっての積極性は、「やってみよう!」と思うことです。私たち大人は、この「やってみよう」をいかにして、子どもから引き出すことができるか・・・です。

 

まずは、子どもが、今一番どれに心が向かっているかを観察することからスタートです。よく、同じ遊びばかりを繰り返している子がいますが、単に惰性で過ごしているのではなく、心が動くように楽しんでいるなら、「これはどうやって遊ぶの?」と聞いてみてください。子どもは、目をキラキラさせて説明してくれることでしょう。子どもの「面白そう」「自分でもできそう」という気持ちを引き出すのです。

 

社会現象になっている「鬼滅の刃」ですが、当然子どもたちも夢中になっています。私は、コミックも読んでいませんし、映画も観ていませんので、質問だらけです。子どもたちは、それこそ、目をギラギラさせながら「園長先生・・・鬼はね・・・」と説明してくれるのです。この姿が、子どもにとっての積極性です。

 

これからの時代、AI時代とも言えますが・・・人は、自分ならではの個性を活かして、それをプロジェクトベース、つまり他の人を巻き込んで価値を生み出していく時代です。子どもたちには、まずは「得意なこと」「好きなこと」を自分で見つけられるように、導くことが大切です。

 

個性もコミュニケーション能力も両立できるような大人になってもらいたいですね。

2020年

12月

11日

面接官の思い出

5歳男の子・・・昨日は、家族で東京ディズニーシーに遊びに行ったそうです。そこで、ミッキーマウスの前で、クリスマス発表会で披露する「ジャンボリーミッキー」のダンスを踊ったそうです。

 

普通は、ディズニーランドで、ミッキーマウスのダンスを見ることがあっても、こっちがミッキーにダンスを見せることなど聞いたことがありませんね。もちろん、彼のダンスは、ミッキーから大きな拍手をもらったそうです。一生の思い出ですね。

 

さて、今日は、前に勤務していた会社の人事担当と電話で話をする機会がありました。彼とは、およそ10年ぶりの会話です。

 

「置鮎さんの、あの時の面接官の話・・・今でも、採用面接の時に、学生や会社の連中に話をしています」と言われて、忘れていた記憶を思い出しました。

 

新卒採用の学生相手の面接での話です。面接官は、人事担当2名と商品企画担当、営業部門担当の4名です。人事だけでなく、現場の意見を採用に反映させようと、営業部門の私も面接官の一人となりました。

 

「弊社の希望動機は?」「あなたが学生時代に取り組んだことは?」「あなたの長所と短所は?」「どんなアルバイトを経験したか?」などなど・・・一般的な質問では、マニュアル通りの回答をされてしまうので、私はこんな質問をしました。

 

「今から考える時間を30秒与えます。あなたを育ててくれた親に対して、感謝のメッセージを1分以内で話してください」

 

母子家庭の女性がいたのですが、母に対する感謝の気持ちが抑えきれずに、話し始めてすぐに号泣してしまったのです。私の方が、想定外の出来事に慌ててしまったことを思い出しました。

 

もちろん、号泣の彼女はこの面接に合格して、最終役員面接に進みました。

 

今年の学生は、まともな就職活動ができない状況ですね。企業側も、採用人数削減で、学生たちにとっては、就職難となっています。私の末娘は、現在大学3年生で、就職活動が始まりました。「今日はインターンに行ってくる」と、毎週のように、日曜日はインターンで、脈略のない企業訪問を続けています。しかし、就職活動の現状は、かなり厳しいようです。

 

たった数分の面接で、もちろん、その人物のすべてをわかることはできません。しかし、採用か否かは、この数分で決まってしまいます。ならば、この数分で、最高の自己アピールをしたいものですね。

 

面接官は、社会での経験をたくさん積んだ百戦錬磨です。そんな、大人に認めてもらうよう、学生たちには頑張ってもらいたいですね。どうすればいいのか?だって・・・それは、自分で考えて自分で答えを出すしかありませんね。

2020年

12月

10日

オトナの酒学(しゅがく)旅行

保育園の屋上遊びの一つに、ローラースケートがありますが、最近では、5歳女の子が「スケートボード」にはまっています。私もさすがにスケボーの経験がありませんので、教えることができません。彼女は、独学で頑張っています。体重移動で、上手に滑っています。

 

さて、山形県天童市に「出羽桜酒造」があります。「出羽桜」の酒は、多くの酒売り場で見ることができるので、ご存知の方も多いと思います。私が、学生の時に「出羽桜」を初めて飲んだ時は、「これが日本酒?」と衝撃を受けました。冷酒で飲んだので、まるでワインのようにフルーティーだったからです。1980年代の出羽桜が、吟醸酒ブームのきっかけとなりました。

 

2019年には、売上が約18億円ですので、日本酒の酒蔵としては大きな規模ですね。しかし、コロナ禍で売上が低迷しました。おうちで、日本酒を飲む需要が増えても、飲食店向けの需要が激減したからです。

 

そこで、阪急交通社と組んで、オンラインツアー「オトナの酒学旅行」を企画したのです。5000円で酒とつまみが付き、杜氏の解説や松尾芭蕉の俳句で有名な山寺・立石寺などの映像も配信されます。

 

「重要な工程は、一麹(こうじ)、二酛(もと)、三造り、と呼ばれます」・・・と語る杜氏の解説を聞きながら、純米大吟醸と吟醸酒を手に、レトルトの芋煮とフリーズドライのだだちゃ豆をつまみにします。社長の仲野氏とタレントが吟醸酒の魅力についてのトークショーを繰り広げ、最後は、山形名物の「花笠踊り」を舞ってツアーは終了です。

 

もちろん、直接山形を観光して酒蔵を訪れるほうがいいに決まっていますが、コロナ禍で考えた、秘策ですね。仲野社長は「我々のような古い会社は他業種との交流に及び腰だったが、自ら発信することの重要性を学んだ」と語ります。

 

10月末に開催した1回目のオンラインツアーでは、85人が参加したそうです。この中には、日本酒ツウだけでなく、初心者も多くいたそうで、低迷する日本酒の普及にも貢献していると言えます。日本の酒蔵は、毎年その数を減らしています。

 

コロナ禍で、売上が激減する企業が多いのですが、考えて・・・考えて・・・今まで想像もつかなったことにつなげることができれば、まさに、ピンチをチャンスに!です。応援したいですね。

2020年

12月

09日

第九「喜びの歌」

屋上での新たな遊びが、木の枝への飾りです。落葉した木の枝に、草を結んで飾りつけをする遊びが、ここ数日のブームです。見た目には、美しいと言うよりも、神社のおみくじを木に結んでいるような感じです。これが、子どもたちの琴線に触れたようです。

 

さて、12月になると、あちらこちらから流れてくるおなじみの曲がありますね。今年、生誕250年のドイツの作曲家、ベートーベンの「交響曲第9番」です。ベートーベンが生まれた年は、日本は江戸時代です。徳川第10代将軍・家治の時代で、賄賂が横行した腐敗政治を行ったとされる老中・田沼意次が活躍していました。

 

こんな時代の日本でしたが、遠く離れたドイツでは、ベートーベンが生まれ、クラシック音楽を愛でる習慣があったのです。

 

ベートーベンの父親は歌手だったそうで、その父からは厳しい音楽の指導を受けて育ちました。しかし、28歳頃から耳が聞こえなくなってしまったのです。自殺も考えたそうですが、苦悩を乗り越えて、歴史に残る数々の名曲を生み出しました。耳が不自由なのに、どうやって作曲するのか・・・想像できませんね。

 

「交響曲第9番」は、53歳の時に完成させました。初ステージでは、演奏終了後に何も聞こえず「評価されなかった」と落ち込みますが、振り向いて、拍手を送る聴衆の姿を見て成功を知ったそうです。

 

日本では、合唱パートが入る、第4楽章「喜びの歌」として有名で、「師走に第九」という習慣となったのです。これは、ドイツに留学経験のあるNHK職員が、欧州の習慣だと勘違いして、1940年の大みそかにラジオで流したのがきっかけという説が有力だそうです。戦後は、楽団員が年越しの費用を必要とし、合唱ブームを背景に定着しました。

 

ベートーベン生誕250年の今年は、各地で関連イベントが企画されていましたが、コロナ禍で、中止に追い込まれています。日本最大級の第九コンサート「サントリー1万人の第九」で指揮を執る佐藤さんは、「コロナに負けるということは、感染するかどうかじゃない。心の絆を奪われること。人々の絆を作り、生きていることのすばらしさを証明するために、僕は指揮台に立っている」といいます。

 

今年の「第九」は、たとえ無観客での配信であろうと、受けとめる私たちは、佐藤さんの気持ちを・・・しっかりと受け止めたいですね。

2020年

12月

08日

ジャムの法則

今日は、内向的な性格で、あと一歩で、自転車に乗れるという資質があるのに、欲がなかった3歳男の子が、職員の励ましで自転車に乗ることができました。寺子屋になる前の園児で、二人目の快挙です。お迎えに来たママも大喜びでした。男の子が、これを機に、積極性が高まると嬉しいですね。

 

さて、世の中、情報が溢れています。特に、SNSの普及に伴い、今後はさらなる情報の洪水となるやもしれません。私たちは、「選択肢が多ければ多いほど選択できない」という状況になっています。

 

この心理現象を「ジャムの法則」と言います。ご存知でしたか。

 

「豊富な選択肢は売上をあげる」という仮説を実証しようと、こんな実験が行われました。選択肢が多い24種類のジャムを並べたときと、選択肢が少ない6種類のジャムを並べた時の購入率や集客率を比較しました。

 

すると、驚きの結果です。選択肢が多いと集客は増えるが、購入者は少なく、選択肢が少ない方が購入者は多かったという結果となったのです。この実験から「ジャムの法則」と言われるようになったそうです。

 

「朝食でおいしいトーストを食べたいなぁ~それじゃ、何のジャムを買おうか?」と思って、ジャム売場に行ってみると、あまりにも多くのジャムが並んでいて、結局選べなかったという経験を私は何度もしています。「○○のジャムを買う!」と決めないと、なかなか買えない時があります。

 

この「ジャムの法則」を知っていれば、膨大な情報に出くわして、何を選んでいいのかわからなくなった時に、これらの情報を消去したり、分類したりして選択肢を減らせばいいのです。

 

人間という生き物は、特に男は、美人さんがたくさんいると、結局目移りしてしまって、誰も選べなくなるものですね。困ったものです。(笑)

2020年

12月

07日

身近にある、まったく違う世界

今日の屋上遊びも、それぞれの場所で充実した時間となりました。ホームベースを購入したので、バッターボックスや内野を白線で結びます。これだけで、野球チームはモチベーションが上がります。園長コーチで、しっかりと練習ができました。

 

砂場では、3歳になった女の子のバースデーパーティーが行われていました。洗面器に砂を詰めて、野草ですが、可愛らしい花々でトッピングした、バースデーケーキがメインです。♬ハッピーバースデー♪の歌声も聞こえてきました。

 

ブルーベリーファームの前では、角材をクモの巣のように組み合わせて、アスレチックのような橋を作っていました。なかなか素晴らしい発想です。

 

子どもたちの五感がどんどん研ぎ澄まされていきますね。

 

さて、私たち大人は、子どもたちに「相手の立場になって考えなさい」と期待します。「自分がやられたら嫌なことはしない」とも言いますね。

 

しかし、これは、理想であって、現実には、人の痛みに対する私たちの想像力は、ほとんどあてになりません。特に、自分と異なる立場が少数派であると、機能しなくなるのです。

 

「左利き」について考えてみてください。右利きに対して圧倒的に少数派です。最近は、左利き用の道具がようやくたくさん出てきました。

 

先日、左利き用のハサミを使ってみました。右手で切っても切れ味は最悪です。かと言って、左手にハサミを持ってみると、私は右利きですので、さらに困難が増します。私を含め、多くの右利きの人間からすれば、左利き用は、めちゃくちゃ使いづらいのです。

 

裏を返せば、右利きを前提にした環境では、左利きの人にとっては不便極まりなかったのです。このことを私は、深く考えたことがありませんでした。右側にセンサーがついた自動改札を通るのに、左利きの人はひと工夫が必要になるのです。

 

「相手の立場になって・・・」とは、口先だけで、まったくちゃんと考えていなかったのです。

 

どうですか・・・私たちの身近なところに、全く違う世界があるのです。右利き・左利きだけではありません。人種や宗教・・・まだまだあるでしょう。

 

今度「相手の立場になって考えなさい」という発言をする時には、本当に相手の立場に立つことを深くイメージする必要がありますね。あなたは、どうですか。

2020年

12月

06日

ちいさな哲学者たち

今日は、フランスのドキュメンタリー映画「ちいさな哲学者たち」の話です。

 

舞台は、パリ近郊の幼稚園。様々な人種の子どもたちが通うこの幼稚園では、月に、2・3回「哲学のアトリエ」が開かれます。

 

授業が始まる前に、輪になった園児たちの前にロウソクの火が灯されます。初めは発言のなかった子どもたちが、次第にそれぞれの考えを語りはじめ、意見が違っていても相手に耳を傾けることを覚えていきます。

 

「人を好きになることについて」「自由について」「子どもにはできないけど、大人にはできることは?」「結婚について」「貧しい人のこと」など、様々なテーマについて語り合い、子どもたちが次第に考える力を身につけていくのです。

 

そして、ある子どもは「自由とは優しくなれること」と。またある子どもは「自由って監獄から出ること」と言います。

 

当然、この「哲学のアトリエ」は、親たちにも影響を及ぼしていきます。

 

先生が園児たちに「死ぬのは怖い?」と尋ねます。子どもは「人が死ぬのは楽しくないな」「なぜ、楽しくないの?」「なぜって、一人になりたくないから。そうなったら迷子になっちゃうよ」「魂ってなんだろう?」「目に見えなくて、青いものだよ」

 

こんな感じで、子どもたちの素直な「言葉」が引き出されます。

 

保育園の子どもたちからは、「何でこんなことを考えられるの?」「どうしてこんな言葉を知っているの?」というやり取りは、毎日のようにあります。

 

普通「言葉」というのは、人生経験を積んで、人としての厚みを増したからこそ、心に響く「言葉」が出てくると思うのですが、まだ、4、5年しか人生経験を積んでいない子どもたちから、こんな「言葉」が出てくるのは、不思議でなりません。

 

子どもたちが「考えること」を続けることで、また、私たち大人が「哲学のアトリエ」のような時間をつくり、導くことで、子どもたちの「考えること」が広がっていくのです。

 

どうですか・・・観たくなりましたか。2010年の映画で、DVDにもなっています。

2020年

12月

05日

「鉄印」が静かなブームに

今日は、予想外の雨となり、保育園の子どもたちは、折り紙で「サンタクロース」を作りました。サンタクロースは、少し難しいレベルなので、小学生も含めて「全集中」です。そう言えば、昨日の朝刊は、紙面が「鬼滅ジャック」されたので、新聞をとっている家の子どもたちは、「うちのは○○だった」と大騒ぎです。

 

さて、神社仏閣で授かる「御朱印」ではなく、今、静かに「鉄印」が話題になっています。この鉄印は、「第三セクター鉄道協議会」に加盟する全国の第三セクター鉄道40社が、7月10日から始めた企画で、三セク鉄道に乗車した証です。

 

台帳の鉄印帳(2200円)を購入し、乗車券の提示と記帳料(300円~)を支払うと各社のオリジナル「鉄印」がもらえるという仕組みです。

 

第三セクターとは、旧国鉄の赤字ローカル線を地元自治体と民間が引き継ぎ、共同で出資してできた鉄道です。元赤字ローカル線ですので、経営的には厳しい状況です。2019年度、40社中、黒字経営はわずか7社だそうです。そこに、今年は新型コロナウイルスが直撃したわけです。

 

しかし、この「鉄印」が静かなブームを起こしているそうです。もともと、コレクションは、人間の本能を刺激する趣味と言えます。また、鉄印の魅力は、乗車の「記憶」だけでなく「記録」としても残せるところが、さらに、鉄道ファンの心をくすぐるようです。また、地方鉄道を応援しようという気持ちが、さらに加速しているのです。

 

この鉄印帳を発案したのは、熊本県の「くま川鉄道」の社長です。経営が厳しい三セク鉄道を盛り上げたいと思い、妻の御朱印帳を見て、ひらめいたそうです。

 

私も鉄道の旅が大好きですが、その沿線の魅力を感じ、宿で仲間と美味しい地酒で語り合う・・・まさに、至福の時間です。でも、これだけでは、地方鉄道は盛り上がりませんね。アイデアがあれば、現状を変えることができる・・・今では、鉄道ファン以外の人たちも、地方鉄道の「鉄印」を求めてやってくるそうです。

 

鉄印によって、人が動き、地域が活性化する。新たな「地方創生」が始まる予感です。応援したいですね。

2020年

12月

04日

「子どもだけで進める」授業

保育園のアオムシが、3匹モンシロチョウになりました。しばらくは、大根の葉に止まってじっとしていますが、半日くらいすると、飼育ケースの中を「狭いなぁ~」と言いながら(たぶん?)、飛びまわっています。子どもたちの観察意欲も増しています。

 

さて、昨日のブログに続いて、今日は「子どもだけで進める授業」についての話です。

 

卒園児が土曜日に登園すると、よく見る光景が「学校ごっこ」です。保育園の園児が、児童役で卒園児は先生役です。ただのごっこ遊びだと思ったら大間違いで、担任のマネでしょうが、詳細にわたって、小学校での授業が再現されています。保育園の子どもたちにとっては、「小学校では、こんな授業をやっているのか・・・」と、事前予習にもなっています。

 

実は、小学生になれば、子どもだけで進める授業もできてしまうのです。

 

川崎市の川崎小学校では、先日、4年3組の社会科の授業で、33人の児童だけで「箱根町に観光客が来る理由」をテーマに話し合いが始まりました。授業の進行や板書も児童が行います。発言した児童が次の人を指名し「賛成」「反対」「付け足し」「質問」を示すハンドサイン(手の合図)を交えて意見をつなげていくそうです。

 

授業後は、担任と一緒に振り返りを行います。「自分たちで授業をする方が楽しいし、達成感がある。それぞれが成長できるし、内容も頭に入る」と児童の一人が言います。

 

先生が黒板を使った一方通行的な授業から、アクティブラーニング型の授業が増えてきたとはいえ、子どもだけで進める授業は、その先を行く感じですね。

 

川崎小学校では2012年から、子ども自身が進める授業に力を入れてきたそうです。子どもたちは、授業を作るという意識が生まれ、主体的に学ぶ力が育つと言います。全員が意見を持てるよう、話し合いの前には必ず考える時間を取ります。「いろんな考えが出れば出るほど、話し合いが楽しめる」と4年3組の担任は話します。

 

ハンドサインは、1年生の頃からすべての授業の話し合いで使っているそうで、このスタイルは、全学年、全クラスで統一しているので、クラス替えをしても教員も児童も戸惑わないそうです。新型コロナウイルスによる休校明けでも、どのクラスもすぐに話し合いができたと言います。

 

どうですか・・・子どもたちは、自分で学ぶ力がちゃんとあるのですね。信じてやらせてみることが大切です。保育園の子どもたちにも通じるところですね。

2020年

12月

03日

「自分で決める」授業

「自転車乗れたぞ!」のプラスの連鎖が止まりません。先日3歳児4人が乗れるようになり、寺子屋園児19名全員クリアの次は・・・本日、2歳11か月の女の子が、自転車に乗れるようになりました。3歳の誕生日の前ですので、まだ2歳です。

 

性格は、負けず嫌いどころか、マイペースで「勝ち」にはこだわらない性格の女の子・・それでも、先輩たちの影響を受けて、乗れるようになりました。保育園で、運動神経ナンバーワンの6歳男の子がそれを見て、「ボクは3歳になってから乗れるようになったけど、凄いな~」とつぶやいていました。

 

さて、愛知県のある小学校では、一人学びの時間「オープンタイム」という取組みがあるそうです。4年生以上の約300人がテーマや進め方、ペースを自分で決めて取り組みます。テーマは、先生と相談して決めるのですが、「妹のために上履き袋を作る」「家の中を整理したいので本棚を作る」など。

 

6年生の女の子は、大好きな韓国のアイドルに手紙を書くため、パソコン室で韓国語の勉強をしています。「自由にできるので一番好きな時間。手紙を出すのが楽しみ」と話します。

 

この小学校では、一人で学ぶ力を1年生の時から体系的に育んでいるそうです。仲間と関りながら学習するには、一人で学べることが重要だという考えです。全体の3割程度で、自由学習などの一人学びを取り入れ、普段からこうした授業を進めているため、新型コロナウイルスの感染拡大で休校になっても「家で、子どもが自分で計画を立てて勉強している」と親から感謝されるそうです。

 

今年度は休校が続き、例年のように1年間で教科書を終わらせるようなスケジュールが組めなくなりました。今までのような一斉授業に制約が生まれ、休校で一人で学ぶ力の重要性を再認識した学校が、全国でも増えているようです。

 

コロナ禍での学習については、マイナスの報道が多いですが、一斉授業をあきらめた結果、「一人学び」を行うなど、子どもの自由度が広がりました。また、教員も個別の児童を見つめ、理解が進むと考えられます。

 

少し大げさですが、人にレールを敷いてもらった人生や、あまり考えもしないで、時間だけが過ぎていくような人生よりも、「自分で決める」人生が、楽しくて充実するのは当たり前ですね。

 

勉強も「自分で決める」授業があると、子どもたちのやる気スイッチがオンとなり、最後は、仲間と協力しながら、何かを作り上げていくようなスタンスが確立されるのです。

 

どうですか・・・コロナのピンチをチャンスに変えたいですね。

2020年

12月

02日

加害者家族

飼育ケースの中に、2匹のモンシロチョウを子どもたちが発見して大騒ぎです。アオムシがサナギになって、ついに羽化したのです。次は、サナギからちょうちょが出てくる瞬間を観察したいですね。

 

さて、犯罪が発生すると、その被害者と被害者家族が苦しむことになりますが、その裏で、加害者の家族もまた苦難を受けています。日本でも、ようやく、加害者家族の人権を守ろうという動きが出てきました。

 

「家族も同罪で死刑!」「名前と顔を特定して吊し上げろ!」こんな書き込みが、ネット上にあふれました。ターゲットにされたのは、東京・池袋で暴走事故を起こした元官僚の家族です。

 

事件は昨年4月に、乗用車が暴走し次々と通行人をはね、母子が亡くなり、9人が重軽傷を負いました。罪に問われた飯塚被告89歳は、逮捕されませんでした。被告が、旧通産省工業技術院の元院長というエリートで勲章も受賞していることから、社会的地位のある「上級国民」扱いだと激しい批判の声があがったことは、記憶に新しいところですね。

 

私も、正直、憤りを覚えました。被告人についての報道は、マスコミで多く取り上げられましたが、同時に、被告の家族へのバッシングが過熱していることは、あまり知られていません。

 

「連帯責任」という考え方は、日本人に多いのは事実です。日本では、明治時代初期まで家から犯罪者を出した場合、血のつながりから家族に連帯責任を科す「縁座」という制度が存在していました。その考え方が今も残り、加害者家族も当然、制裁を受けるべきという風潮が残っているのです。

 

日本では、2019年の1年間に950件の殺人事件が起きています。それだけの数の加害者がおり、加害者家族が存在するのに、現在、国内に加害者家族支援団体は、3団体しかないそうです。そして、加害者家族からの相談があった9割近くが、事件後「自殺を考える」と回答しているそうです。

 

もし、自分の子どもが犯罪に巻き込まれたとしたら、犯罪者への憎しみと同時に、その家族への思いは、やはり複雑な感情になるでしょう。犯罪者家族への支援に批判的な声が多いのも現実です。

 

「人権」という視点で考えれば、社会が変わらなければならないのは事実です。「マスコミの報道の在り方」も見直さないといけないでしょうし、何より、被害者家族への長期的視点でのケアが大切になります。

 

この問題は、理屈ではわかっていても、感情がゆるさない・・・となるのでしょうが、誰もが加害者家族になる可能性を抱えています。やはり、成熟した健全な社会とは、被害者も加害者も、被害者家族も加害者家族も「人権」が、法律で守られていることがベースであることです。う~ん、「理屈と感情」・・・難しい問題です。

2020年

12月

01日

小学校の教科担任制

今日の屋上遊びは、園長が自転車に乗って「鬼」となり、自転車鬼ごっこを楽しみました。自転車に乗れたばかりの子どもたちも、積極的に参加しました。ゆっくりと追いかけるのですが、ますます自転車のスキルがアップしています。いい感じです。

 

今日は、2歳児の女の子を自転車の練習に誘いました。ストライダーも補助付き自転車も上手に乗るので、大丈夫だと思ったものの「転ぶのがイヤ!」と、断固拒否です。強引に練習をさせるものではないので、時を待つことにします。

 

さて、文科省では、令和4年度から、小学校高学年に教科担任制を導入を検討しているそうです。これまで、教員が全教科を教えることを基本としてきた小学校現場にとっては、大きな改革となります。

 

私が小学生の昭和の時代でも、音楽については、教科担任制がとられていました。そして、自治体によっては、理科などの専門分野を教科担任制にしているところも多いです。

しかし、今回は、音楽、理科、体育だけでなく、算数も国語も社会も専門の先生が、全てのクラスの授業をおこなうという内容です。

 

みなさんは、小学校の高学年だけですが、中学のような授業形態になるとしたら・・・どう思われますか?

 

教科担任制の利点は、教員の専門性が向上することです。担当する教科数が減ることで、1つの教科を深掘りできることです。子どもたちにとって、授業の質が高まれば、子どもたちの学びも深めることができますね。先生も「働き方改革」につながります。

 

教員は、同じ授業を違うクラスで行うことで、クラスに合わせて授業内容を変更したりと、指導力の向上につながります。小中一貫校が増えていくことを考えれば、小学校高学年から中学への見通しが立つというわけです。

 

反対意見としては、子どもは1日を通じてみる必要がある。1時間目に学びのリズムに乗れなくても、3時間目で活躍できるかもしれない。これが、毎時間、先生が変わると、児童一人一人を見れなくなる・・・という考えです。

 

小学校低学年であるなら、一人の担任が、1日じっくりと関わることが大切かもしれませんが、中学年・高学年になれば、出来る限り多くの先生とのかかわりを持った方が、子どもにとっては、プラスになると私は考えます。

 

保育園の異年齢保育では、全ての先生が全ての子どもたちを保育する環境です。そこでは、子どもたちが、先生を使い分けているのです。例えば、遊ぶ時は○○先生・うんち出たの報告は○○先生・ケガした時は○○先生に言う・・・こんな感じです。子どもの立場で考えると、一人の先生ではなく、複数の先生とのかかわりがあった方が、いいに決まっていると思うのです。

 

大人になって社会に出れば、様々なタイプの人間と一緒に仕事をすることになります。先生という立場でも、複数の先生とのかかわりが、子どもたちを育てるのです。

 

どうですか、小学校の教科担任制につて、幼児や小学校低学年の子どもを持つ保護者の皆様・・・一度考えてみませんか。

2020年

11月

30日

リタイア後は「キョウイクとキョウヨウ」

保育園の子どもたちが、朝の登園前に、せっせとどんぐりを拾って来ます。ずいぶんと、保育園のどんぐりがたまったので、今日の寺子屋では、模造紙にドングリをボンドで貼って「トトロ」が完成しました。かなりリアルなドングリトトロです。

 

さて、60歳とか65歳で、現役を離れてからの人生で必要なのは、「キョウイクとキョウヨウ」だそうです。教育に教養ではありません。漢字を当てはめると、「今日行く所、今日用事がある」となるそうです。積極的に外出して用事をこなすことが健康の秘訣という訳です。なるほど・・・ですね。

 

令和2年厚生労働省によると、日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳です。国勢調査で、要介護や寝たきりにならずに日常生活を過ごせる健康寿命は、男性72歳・女性75歳だそうです。やはり、この健康寿命を伸ばしたいものです。

 

「人生時計」というのを知っていますか。男性の健康寿命72歳を1日24時間に当てはめると、中学入学時の12歳は午前4時・大学入学時の18歳は午前6時・仕事が充実している30歳は午前10時・36歳が折り返しの正午です。

 

51歳は午後5時です。アフター5の過ごし方を考え始めます。そして、60歳は午後8時、テレビで言えばゴールデンタイムに突入ですね。

 

人生100年時代と言われる今日・・・やっぱり「ゴールデンタイム」を維持できるようにしたいですね。「キョウイクとキョウヨウ」を大切にしましょう。

 

ところで、あなたは、人生時計で今何時ですか。私は、「サザエさん」を見ている時間です。そろそろゴールデンタイムを考えなくてはいけません。(笑)

2020年

11月

29日

日本シリーズを終えて・・・

私が子どもの頃は、巨人戦は毎日テレビ放送されていました。父がビールを飲みながら私に解説をします。そんな環境ですから、私も含めて、将来は「プロ野球選手になりたい」という男の子ばかりでした。

 

時代が流れ、野球以外のスポーツが広がっていきます。そして、テレビ局も、ゴールデンタイムの視聴率が野球では取れなくなると、地上波から野球放送がなくなっていきました。

 

しかし、日本シリーズだけは違います。選手たちは日本一をめざす戦いを短期決戦のなかで繰り広げます。監督の采配も、ペナントレースとは違ってきます。

 

私は野球小僧で、学生の頃はソフトボールをしていたので、「日本シリーズの観戦ではスコアブックをつける」というルーティンでした。スコアブックをつけることは、その試合を真剣に観ることにつながると思ったからです。

 

今年の日本シリーズ・・・もし4勝3敗までもつれ込んだら、今日が最終戦となり、日本一のチームが決まったのですが・・・昨年と同じ、ソフトバンクの4連勝という言い方がいいのか、巨人の4連敗という言い方がいいのか・・・とにかく、観る側からすると、何ともあっけない、日本シリーズとなってしまいました。

 

東京ドームで試合ができなかったり、全試合パリーグのDH制で行われたので、巨人が不利だった・・・と巨人ファンは嘆き、それぞれの野球解説者がコメントを残していますが、元巨人の桑田真澄さんが、こんなことを言っていました。

 

「ソフトバンクの選手は、自分で考えて野球をやっているから、楽しんで野球をしていた」と。

 

野球というスポーツは、各選手がバラバラなことをすれば、試合運びがうまくいきません。1塁ランナーが盗塁を成功させるには、盗塁のサインが出ていることをバッターが共有し、ストライクでも打たないか、わざと空振りして、キャッチャーの送球を遅らせる必要があるのです。すべて監督のサインです。

 

しかし、監督の采配だけを守って、その通りに野球をするだけでは、指示待ちのサラリーマンと同じですね。選手個々が、常に考えて、「この場合は○○する」という考えを持っているチームが、ソフトバンクのように日本一となり、選手が楽しんで野球をすることにつながるのです。

 

野球で、監督がサインを出さないのは、敬遠を除いたキャッチャーの配球です。今年亡くなられた野村さんの解説で、キャッチャーの配球がいかに大切かを私たちは学びました。次のレベルは、どれだけ、選手個々が考える野球ができるか・・・ですね。

 

自分で考えて、自分で最高のプレーを実践する・・・それができる選手を見つけるのも、プロ野球を10倍楽しく見る方法かもしれませんね。

2020年

11月

28日

イチローの挑戦

今日は土曜日にもかかわらず、多くの子どもたちで賑やかな一日となりました。小学生が、小さい子のお着がえから、何から何まで手伝ってくれるのですが、それを見ていた年長園児が、平日では考えられない活躍を見せます。先生の指示がなくても、先を予測した手伝いをするのです。

 

「ひも付きタオルを集めて・・・」とお願いすると、集めるだけでなく、たたんで連絡ノートの上に乗せるまでの仕事をするのです。

 

卒園児の小学生の影響力で、保育園の園児たちが成長することは、このブログでも何度も話をしていますが、職員の立場からも大きな利点があります。小学生と接することで、やがて、保育園の園児たちが進学する小学校生活への見通しを立てることができるのです。

 

小学校での具体的な情報だけでなく、小学生自身の心の有り様を垣間見ることができるのです。「こんな悩みがある・・・」「こんなことに喜ぶ・・・」などなど、小学生になって、どんな壁にぶち当たり、どうやってそれを乗り越えていくのか・・・保育園の活動に生かすことができるのです。

 

さて、あのイチローさんが、年内にも高校生を指導することになったそうです。現在イチローさんは、マリナーズの球団特別補佐兼インストラクターを務めていますが、昨年12月にプロ経験者が高校生や大学生を指導するのに必要な資格を得る研修を受けました。

 

本来は、プロ球団を退団しないと資格は認められないのですが、特例でマリナーズの業務がないオフに限り指導できることになったそうです。イチローさんは、「高校野球は面白い。プロに入る前の選手たちの野球に興味がある。僕は動けるので一緒にできると思う」と語ります。

 

冒頭の話と同じです。イチローさんは、プロへの見通しを教えることができるのです。「プロの選手は、こんな考え方で試合にのぞんでいる・・・」なんて話をイチローさんから聞いた高校生は、技術だけでなく、心のありようまで成長につながることは、間違いないですね。

 

プロ野球は、オフシーズンに入りましたが、イチローの挑戦に注目です。

2020年

11月

27日

コンビニ戦略

卒園児の小学校2年生の女の子・・・昨日、校内持久走大会があり、見事に学年2位となりました。100人以上の児童の中で2位なので、凄い事ですが、彼女は大喜びまではいきません。実は昨年も2位で、今回も昨年敗れた相手に負けたからです。

 

ここ1ケ月は、ずっと、パパと弟とジョギングをして、持久走大会優勝に向けて頑張っていたのです。しかし、1位の子も同じように練習をしていたのでしょう。どんなことでも、優勝するには簡単なことではありません。でも、今回の負けは、次につながる貴重な経験です。来年の目標が決まったようです。

 

さて、日本のコンビニエンスストアの数は、昨年3月末で58,340店舗もあります。すごい数ですね。セブンイレブンを筆頭に、各グループがしのぎを削っています。

 

私もかつては流通業界に関わっていたので、コンビニ戦略と言えば「商品力」の方に目がいってしまいます。しかし、今日は、違う切り口からコンビニ戦略を考えます。

 

ローソンでは、2005年以降、新卒採用の女性比率を50%にすることを目標にし、女性の採用を増やしています。また、女性の役員比率も30%を目指す活動「30%Club Japan」にも加盟しているそうです。

 

昔は、ダークスーツ一色の男性社員が「子育て世代の女性の嗜好は○○です」なんて、違和感のある会議をやっていたそうです。

 

女性が働きやすい環境は、実は男性にとっても働きやすい環境で、ローソンでは、2018年以降、男性の育休取得率が90%以上です。

 

つまり、商品開発や店舗戦略といった戦略以外に、女性活躍の会社をうたうことで、優秀な女性が獲得でき、合わせて、男性社員の質も向上するという考え方です。

 

コンビニで売られている商品の多くは、女性目線がヒットのカギを握ると言われています。職場環境は、男女それぞれが互いの価値観をぶつけ合う状況がいいに決まっています。こんな、コンビニ戦略もありですね。

2020年

11月

26日

狭山茶スイーツ

今日は、2歳児の男の子が自転車に挑戦しました。「寺子屋全員が自転車に乗れるようになったぞ!」と園長が大きな声で騒ぐものだから、他の園児も気になっていたところです。そこで、年長園児に「寺子屋じゃない園児で誰が自転車に乗れると思う?」と聞くと、「○○君だよ!」と3歳男の子に白羽の矢が立ちました。

 

彼は、内向的な性格なので、背中を押してあげて、どんどん前に進むタイプです。今日は、彼に「練習してみる?」と聞いてみると、元気に「やってみる!」でした。

 

今日は、15メートルくらい進むとペダルを止めてしまう癖があって、自転車免許証交付とはなりませんでしたが、あと何日か練習すれば、クリアできそうです。男の子も途中で諦めないで頑張りました。

 

さて、今ここには、洋菓子の不二家の「狭山Sweets」のチラシがあります。「狭山茶の抹ほう茶モンブラン390円(抹茶とほうじ茶のモンブラン)」「プルプル♪狭山茶のつや玉390円(狭山茶プリン&チーズムース)」が、おいしそうです。

 

この商品を企画したのは、不二家の商品企画担当ではありません。埼玉県立所沢高校の5人の生徒です。

 

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言われるように、狭山茶は日本三大銘茶の一つです。静岡や宇治と比べると、知名度が低いのですが味は抜群です。この「狭山茶を使ったスイーツで地元を活性化したい」と意気込む5人組のグループが、所沢高校のキャリア教育の中で、クローズアップされます。

 

これは、ただの提案で終わりません。彼らは、県内の複数の製菓会社へ直接商品化のお願いに動きます。お菓子の世界ではプロの社会人とのやり取りを経験します。しかし、次々と断られたそうです。しかし、不二家の企画担当者が検討してくれることになり、打合せを繰り返しながら、具体化していきます。

 

当初は、新茶の時期に合わせて、5月の販売予定だったそうですが、コロナの影響で10月の販売となりました。チラシには、高校生5人が、企画開発にあたる映像もあります。もう、これをみたら思わず買ってしまいますね。

 

どうですか・・・高校生が、目的を持って、スイーツの企画提案を本物の企業にぶつけて、店頭販売にまでこぎつけたのです。最近は、キャリア教育が高校でも盛んに行われていますが、就業体験や企画までが、せいぜいです。今回のように、実際に自分たちが企画した商品が店頭に並ぶなんて・・・この経験は、彼らが、大人になるにあたって、大きな財産となることでしょう。素晴らしい経験ですね。

2020年

11月

25日

アゲハ舞う光景

昨日、寺子屋園児19名のうち、ただ一人自転車に乗れなかった男の子が、ついに、乗れるようになりました。本当によく頑張りました。同じ3歳児の園児が3人…次々と自転車クリアとなり、取り残された状況になっても、コツコツと練習を続けました。自転車免許証交付の時には、みんなから祝福されて、ふだんは「おちゃらけキャラ」の彼が、まじめに喜んでいました。

 

そして、保護者の多くが、「3・4・5歳児全員が自転車に乗れる保育園なんて、他にないんじゃないの?」と驚かれます。まさに、異年齢の子どもたちの影響力の賜物ですね。

 

さて、今日は「ジャコウアゲハ」という黒く美しいアゲハ蝶の話です。昨日、モンシロチョウへと羽化した、保育園のアオムシは、大根の葉に小松菜、ブロッコリーの葉、キャベツなど、多くの種類の葉っぱを食べます。

 

しかし、アゲハ蝶は、その種類によって、特定の草木しか食べないという習性を持っています。「ジャコウアゲハ」は、かつては、河原の土手などで多く見られた「ウマノスズクサ(馬の鈴草)」という葉を食べます。というか、これしか食べません。

 

都市化が進むにつれて、このウマノスズクサが育つ環境が減少したために、「ジャコウアゲハ」がどんどん少なくなっているそうです。

 

そんな中で、国宝「姫路城」の眼前にある、兵庫県姫路市立「白鷺(はくろ)小中学校」では、ジャコウアゲハの飛び交うかつての景色を取り戻そうと、小学校3年生が中心となって繁殖活動を行っています。

 

子どもたちは「ジャコウアゲハ応援隊」と名乗り、一人一人がプランターを持ち、ウマノスズクサの栽培に取り組んでいるそうです。そこで、卵の産み付けから成虫になるまでの過程を観察し、学びにつなげています。校内を飛ぶジャコウアゲハの数は、年々増えてきたそうです。

 

問題は、費用の捻出です。学校教育では事例の少ないクラウドファンディングを活用し、多くの人に活動をPRする機会を作り、結果的には目標額の100万円を達成し、花壇の整備やプランターの充実に役立てているそうです。

 

いいですね・・・校庭を飛び交うジャコウアゲハを見る子どもたちの意識が変わっていくのでしょう。そして、姫路城にジャコウアゲハの美しい姿が映えるのです。当然、この取組みは地域との連携を生み出します。「チーム学校」が、地域に支えられるという理想の姿ですね。

 

子どもたちの心に響く素敵な取組みです。こんな取り組みが全国に広がるといいですね。

2020年

11月

24日

仕事の話

保育園で飼っていた「はらぺこあおむし」ことモンシロチョウの幼虫が、サナギを経て、今朝、1匹のチョウに羽化していました。まだ小さい園児は、「どうして、アオムシがチョウになるの!?」と不思議顔です。

 

モンシロチョウを屋上の大根畑に放ちます。大空に羽ばたくかと思ったのですが、大根の葉の上でじっとしています。いきなり、広いところに出されて、様子を伺っているようでした。

 

さて、今日の寺子屋は、「仕事の話」の学び合いです。パパママの仕事のことなど、私は、子どもたちに、頻繁に仕事の話をします。子どもたちに「仕事」に興味を持ってもらいたいからです。

 

最終的に、「どうして仕事をするのか?」の問いに、お金を稼ぐため以外の答えを子どもたちから多く引き出したいからです。

 

まずは、年長園児・・・パパとママの仕事をちゃんとわかっている園児は、半分ぐらいです。あの、キッザニア東京に10回以上通った女の子は、具体的にパパママの仕事を解説してくれました。私の耳元で「だって○○は、キッザニアに行ってるから、仕事のこと詳しいよ・・・」なんて、ささやきます。

 

「自分の得意なことや好きなことを仕事にできたらいいね・・・」という話になり、一人一人、前に立って他の園児も一緒に考えました。

 

「○○君は、野球が、すごく得意だから・・・」やっぱり、野球選手がいいね。

「○○君は、エレベーターやエスカレーターが好きだから・・・」日立で働けば~。

「○○ちゃんは、歌が上手だから・・・」歌手の道があるんじゃないの。

なんて話で盛り上がります。今、やりたい仕事があってもなくてもいいし、やりたい仕事がどんどん変わってもいいんだよ。大人になって、仕事をするようになっても、いくらでも仕事を変えることができるんだよ・・・なんて話をしながら、「仕事」をテーマに、話が盛り上がりました。おうちに帰って、パパママとの話につながりそうです。

 

年中・年長園児には、「お腹が空いたからラーメンを食べに行こう!」と一杯のラーメンの絵を見ながら話をします。

 

「では問題です・・・このラーメンの中には、どれだけの仕事があるでしょうか?」と聞いてみます。最初は「???」の子どもたちが、「いらっしゃいませを言う人」「ラーメンを作る人」と答えます。いい流れです。

 

「みんな、ラーメンをよく見て・・・ラーメンの上に色々と乗っているものがあるよ~」

 

たまご・チャーシュー・のり・メンマ・ほうれん草・ネギがトッピングされています。「これって、全部ラーメン屋さんで作っているの?」

 

こんな感じで、麺やラーメンの器など、ラーメン一杯の中に、たくさんの仕事があることを学びます。「みんなラーメン食べてお腹いっぱいになったら、しあわせかい?」「うん!すご~く しあわせ!」と5歳男の子が言います。

 

「ラーメン食べて、幸せな気持ちになったかい?それじゃ、このラーメンの仕事は、ラーメン代のお金をもらうだけでなくて、人を幸せにするんじゃないの?」

 

こんな感じで、年中・年少園児も仕事の話で盛り上がってきました。

 

「なぜ、ぼくたちは、仕事をしなければならないのか」なんて、難しいテーマは中学生ぐらいで考えるとして、今日は、園児たちと楽しく仕事の話をしたのです。私が思っていた以上に、仕事への関心が高い子どもたちです。面白くなってきました。

2020年

11月

23日

ブッタのように私は死んだ

私がよく聴くラジオは、埼玉県民なら誰でも知っている(笑)、FM795(ナックファイブ)です。そこから、衝撃的な歌声が聞こえてきました。

 

~悪い男だと知りながらも、いつか結ばれることを信じて尽くしてきた私。しかし、願いも空しく男に手をかけられ、土の中に埋められてしまう~曲名は「ブッタのように私は死んだ」で、歌うのは坂本冬美さんです。

 

坂本冬美さんと言えば、演歌歌手でありながら「また君に恋してる」をドレス姿で歌うなど、時には、演歌の枠を越えながらも、演歌を大切にする歌手という印象があります。

 

この曲の作詞作曲は、サザンオールスターズの桑田佳祐さんです。他のアーティストへの楽曲提供は23年ぶりだと言います。実は、坂本さんは、中学生の時からサザンのファンで、歌手デビューしたら、一度は桑田さんに曲を書いていただきたいと思っていたそうです。

 

平成最後の紅白歌合戦で、サザンと初共演を果たし、その後、中学時代からの想いをしたためたラブレターのような手紙を桑田さんに送ったそうです。そんなことがあり、今回の楽曲提供につながったそうです。

 

坂本さんは、サザンオールスターズの「勝手にシンドバット」を聞いて、衝撃を受けたそうですが、私も中学1年の時に、音楽室で、当時の音楽教諭佐竹先生が、勝手にシンドバッドのレコードを大音響で流してくれたことを今でも思い出します。「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバット」が当時ヒットしていたから、「勝手にシンドバッド」という曲名にしたなんて、桑田流のふざけたところがありましたが、音楽教諭は、やがて、このバンドの未来を予測していたかもしれません。

 

坂本さんは、「ブッタのように私は死んだ」で、和服という鎧を身につけて「演歌歌手の真面目なイメージを壊しちゃいけない」という自分がいたけど、「今ここで自分の殻を破らないといけない」と覚悟を決めたそうです。

 

自分の殻を破る・・・よく使われる言葉ですが、私たちのどれだけが、それを実行できたでしょうか。自分らしく生きるいうことは、今までの自分を貫く生き方でもあり、新しい自分を見つける生き方でもあるかもしれません。

 

そんな気持ちで、どうですか・・・桑田佳祐スパイスと坂本冬美さんの歌声を聴いてみませんか。

2020年

11月

22日

良い睡眠を得るために

面白いコメントを発見しました。「探偵と名探偵は、どう違うの?」という質問に、「事件を解決するのは、探偵の仕事。名探偵は、ただ事件を解決するのではなく、みんなが幸せになるように解決するんだ」という言葉・・・

 

誰も傷つけす、みんなが幸せになるように事件を解決するために、時には嘘もつくし、人間が作った法律など不完全とばかりに扱います。確かに、名探偵が登場する映画やドラマが、最後にスッキリする理由が分かりました。

 

さて、良い睡眠を得るためには、体温リズムを整えることが大切だそうです。そう言えば、新しい生活習慣の中で、私たちは、1日に何度も体温を測定するようになりました。ショッピングセンターの入口には、体温測定器が設置されていますね。

 

人間は、昼間体温が高くなり、夜は下がるようにできています。パンを発酵させるとき、温度が低いと発酵が進まず、高い方が進みます。体を動かすときも、体温が高い方が活発に動き、反対に休息するときは、低い方がいいのです。つまり、より深い睡眠をとるためには、1日の体温リズムを整えることが大切なのです。

 

寝不足に悩む人や、十分に睡眠をとっているのに、なかなか疲れが取れない人は、この体温リズムがうまく言っていないようです。私もそうです。(笑)

 

誰でもできるポイントが2つあるそうです。1つ目は、「夕方に居眠りをしてはいけない」です。人は、起床11時間後に体温がピークに達するそうです。朝6時に起床する人なら17時です。スポーツ選手のベストレコードもこの時間帯に多いそうです。つまり、この時間帯は体を動かしてしっかりと体温を上げることが重要です。帰宅の電車の中でウトウトはご法度です。階段の上り下り、ジムに行くなど何でもいいので体を動かすこと。

 

2つ目は、「風呂を出てからすぐに布団に入らないこと」です。シャワーではなく、38℃~40℃のぬるめの風呂にゆっくり入って体温を高め、放熱の時間を長めに取ることで、良い睡眠につながるそうです。入浴後2~3時間あけたほうがいいそうです。

 

どうですか・・・これくらいなら、できそうですね。これで、スッキリ快眠といきたいところですね。

2020年

11月

21日

オンブバッタ

今週は、暖かい日が続いたので、今日の北風が少し寒く感じましたが、子どもたちは、上着を脱ぎすてて、屋上遊びを楽しんでいます。ファームの小松菜や大根の葉をむしゃむしゃ食べている「アオムシ」も観察しました。

 

木曜日に、ざっと200匹の赤ちゃんカマキリを屋上に放ちましたが、今日も、その中の一匹を見つけることができました。もちろん、まだかわいい赤ちゃんのままです。そして、冬になろうかという季節に、まだ元気に草むらを跳ねているのが、「オンブバッタ」です。今日も、5匹くらい、ピョンピョンしています。

 

オンブバッタですが、背中におんぶする習性があるので、その名前がついているのですが、人間のように、母親バッタが子どもを背負っているのではないそうです。私は、てっきりそう思っていたのですが、メスがオスを背負っているのです。メスよりもオスの方が体が小さいのです。

 

オンブバッタは、産卵のための生殖活動が終わった後も、オスがメスの背中に乗っています。その理由は、はっきりとしていません。

 

オスがメスを他のオスに乗っ取られないように頑張っている・・・鳥などの敵に襲われた時に背中のオスだけが犠牲になり、産卵するメスを助けるのではないか・・・などの理由が考えられるそうです。

 

オンブバッタの多くは、これから冬本番を迎える前に、卵を土の中に残して死を迎えます。中には、来春まで生き延びるバッタもいるそうです。どの生き物の世界にも、しぶとい奴は存在するようですね。(笑)

 

冬を前にして、屋上で見られる虫がだんだんと減っていくので、来週は、このオンブバッタをじっくりと子どもたちと観察しようと思っています。

2020年

11月

20日

世界最高の教室

クリスマス発表会の劇の練習でのこと・・・お休みの園児のところでは、代役を他の園児にやってもらいます。驚くことに、代役は、完璧にそのセリフを言ってしまいます。子どもの記憶力は凄いのですが、自分の役以外のセリフもちゃんと覚えているのです。

 

さて、アメリカのカリフォルニア州・ワシントン州にある非営利組織「サミット・パブリック・スクール」は、世界最高の教室と呼ばれるハイスクール(高校)です。

 

ここでは、子どもたちは世の中を変えるために自分がしたいことを考えます。変えた方がいいもの、もっとよくできるものはなんだろう?と。次に、自分が選んだトピックスについてしっかり調べ、その分野の専門家になります。最後に、他の人たちをも変えられるように、説得力のあるスピーチを考えて発表する。

 

ざっと、こんなプロセスで、子どもたちは、社会で生きていくためのスキルを身につけています。社会では、いつでも邪魔が入る・・・だから、慣れておくのです。という考えです。社会人として仕事をしていく中で、全てが順調に進むことは100%ありませんね。

 

学校は、「勉強」の時代から「学び」の時代へと移行しています。もっと、分かりやすく言えば、同じ科目、同じ内容を同じ時間だけみんな一緒に教えるのが「勉強」で、「学び」とは、学校から与えられるものではなく、自ら求め、仲間と考え、作りだしていくものです。

 

どうですか・・・これからの子どもたちにとって、必要な力ですね。

 

ホワイトきゃんばすの「寺子屋」の時間は、「勉強する時間」ではありません。「学び合う時間」と考えています。異年齢での学び合いを目指しています。

 

そして、何か問題が起きた時、これから新しいことを行う時に、7つの項目を挙げています。

 

1、この状況で、何を求めているのか?

2、どう感じているのか?

3、どういう態度をとっているのか?

4、何がうまくいって、何がうまく言っていないのか?その理由は?

5、相手の立場になって考えるとどうか?どう感じているのか?

6、求める結果を出すために、やらなければならないことはないか?

7、関係を正すために、やらなければならないことはないか?

 

どうですか、これは、大人の私たちでも頭を整理する時に役に立ちますね。少なくとも、日本の学校も、「学び」に象徴されるように、変わっていくでしょうし、すでに新しい風が起きています。

2020年

11月

19日

学校や家以外の居場所

今日は、カマキリ大フィーバーです。3歳男の子の家で、カマキリの卵から、およそ200匹の赤ちゃんカマキリが生まれました。通常は、卵のままで越冬して、春に生まれるのでしょうが、おうちの中にあった卵は、季節外れの羽化です。

 

200匹を保育園で飼うわけにはいかないので、屋上の草むらへ放ちました。子どもたちは、カマキリを手にのせて楽しんでいます。本当に小さい赤ちゃんカマキリですが、すでに、成虫のカマキリと同じ形をしています。自然界では、生まれても半分がすぐに外敵に食べられてしまうなどして死んでしまいます。体の小さいアリでも、集団で攻撃して巣穴まで運んでいくそうです。これも、自然界の摂理ですね。

 

さて、「居場所」という言葉が、最近よく使われるようになっています。私たち大人の世界でも、自宅と会社でだけでは、心の拠り所にならない人が多いですね。仲間と集う場所や、趣味の世界でウマが合う場所が、大人にとっても心地よい「居場所」です。居場所をたくさん持っている人は、幸せな人生を送ることが多いのかもしれません。はい。お金持ちがたくさんの別荘を持っているのとは違いますね。

 

子どもたちにとっては、学校と家以外の「第3の居場所」が、必要であることは、大人の例を見るまでもなく明白です。

 

文部科学省の2019年度調査では、全国の不登校の児童生徒は、18万1272人、前年比10.2%増で、過去最高を更新したそうです。この数字には、コロナの影響は反映されていません。

 

あるフリースクールによると、コロナ禍で学校再開後、不登校や子育てに悩む親からの相談件数が1.5倍に増えたそうです。「学校では密を注意されたり、行事が中止になったりして窮屈な生活を送っていて、ストレスは一層高まっている」といった内容です。

 

ここを利用する125人のアンケートでは、コロナ感染が全国に広がった4月以降に不登校になったという子どもが、全体の3割を占めたそうです。今年度の、不登校の集計はまだ行われていませんが、過去最高を更新した昨年度をさらに上回ることは間違いないようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、卒園児の小学生にとっては、学校・家庭・平日の学童以外の大切な居場所になっています。このブログで何度も言ったかもしれませんが、子どもには、家では決して見せない行動があること・・・親に言えないことを言える大人がいること・・・これで、子どもの心が安定するのです。

 

親が子どもに決して言ってはいけないことは「何で、ママやパパに内緒事があるの!?」「○○さんに言えて、どうしてママやパパに言ってくれないの!?」です。子どもが親を避けているのではありません。いじめに会っている子どもは、決して親に「自分がいじめられている」ことは言いません。親を心配させると思うからです。

 

親とて、我が子と上手に距離を置くことが必要なのです。さじ加減は難しいですが、とても大切なことですね。

2020年

11月

18日

食欲をコントロールする

昨日の寺子屋で、ボール投げをやったので、今日の屋上遊びは、壁に向かってボール投げ合戦です。2歳女の子が、すばらしいフォームでボールを投げます。野球センスがありますね。

 

さて、昔から「食欲の秋」といわれるように、秋から冬は旬の食べ物が多く、ついつい食べ過ぎてしまいますね。食べ過ぎは、体によくないと分かっていても・・ついついです。では、食欲をコントロールできるようになればいいのですが・・・

 

人間が食事を取る一番の理由はエネルギー補給です。食事に含まれるエネルギー源の炭水化物は、消化されるとグルコース(ブドウ糖)になって吸収されます。このため血液中の血糖値は食後に上昇し、空腹時は低下します。「脳」には、血糖値の変化を感知する仕組みがあり、高ければ満腹を低ければ空腹をそれぞれ感じるのです。脳がエネルギーの摂取量を調節するのです。

 

もちろん、脳は複雑ですので、血糖値だけを感知しているわけではありません。食事を通じて体内で作られる様々な化学反応のうち、少なくとも数十種類が、食欲の調節作用を持つとされています。

 

胃で作られるグレリンは食欲を高め、すい臓で作られるインスリンは食欲を抑える働きをします。血液や神経を経由して脳に伝えられます。まだまだあります。過去にその食物を食べておいしいと感じた経験があれば、ドーパミンという物質が作られ、食欲が増すのです。

 

こうなると、ある意味「いかに脳をだまして、満腹を感じて食欲を抑えることができれば・・・」という事になります。

 

ここからは、テレビの健康番組で、何度も紹介された内容です。①ゆっくり食べることで脳が血糖値の上昇を感知し、満腹感を得やすくする。②よく噛んで食べることで、食欲を抑える物質が脳で作られる。③水分を十分にとることで、食欲を高めるグレリンの分泌が減る。

 

みんなわかっているけど・・・あとは、実行するしかありませんね。

2020年

11月

17日

ジレンマとトリレンマ

今日の寺子屋では、ボール投げの練習をしました。午前中の外遊びで、ノックをしたのですが、子どもたちの返球があまりにもお粗末だったからです。ずば抜けて野球が得意な6歳男の子を除いて、ほとんどの園児が、パパとキャッチボールをする習慣などありません。

 

私が子どもの頃は、スポーツと言えば野球しか選択肢がない時代でしたが、今は、様々なスポーツを経験することができます。「巨人の星」の星一徹のようなおやじの存在は、昭和の時代にとっくに終わっていますね。

 

ということで、今日は、投げ方から教えます。最初は、ぎこちないフォームも、壁投げを続けていくうちに、だんだんと形になってきました。6歳男の子がコーチもやります。そして、多くの園児がボール投げを楽しく思えるようになったようです。保育園に戻ると、キャッチボールを始める園児が何人もいたので、これからが楽しみです。

 

さて、今日は、ジレンマとトリレンマの話です。

 

お菓子づくりで、「生活習慣病予防」と「満足感」の2点両立は困難です。また、お惣菜では、「生活習慣病予防」と「満足感」と「安上がり」の3点の実現は困難ですね。

 

この2点両立困難を「ジレンマ」と呼び、3点の実現困難は「トリレンマ」と呼びます。ジレンマは、よく使う言葉ですね。

 

例えば、教育におけるジレンマの例をあげると、学校のホームページで充実した写真の公開は、学校経営を考えると有効な戦略ですが、子どもの写真公開は個人情報を守る観点からすると、無制限という訳にはいきませんね。しかし、事前に保護者に写真公開の承諾書をもらうなどして、何とか対応が可能です。

 

次はトリレンマの例です。クラスには、勉強が「得意群」「平均群」「苦手群」の3つが存在するとして、この3群全ての学力を同時に高める授業ができるか・・・これは、困難極まりますね。隣り合う2群の両立は何とかなりそうですが、「得意群」「苦手群」の両立は簡単にはできませんね。

 

しかし、ホワイトきゃんばすの異年齢保育に、そのヒントがあるような気がします。寺子屋園児の学び合いは、3歳児の年少と5歳児の年長では、学力差も体力差もかなり大きいです。それを「教える」「学び合う」といったやり方で、「年長」「年中」「年少」の3群すべてが伸びる姿は、寺子屋の授業ではよくありますね。

 

最近では、当たり前のアクティブラーニングですが、子どもたちが主体の授業というのは、できる生徒が、活発に手をあげて答える姿ではありません。できない生徒がどう関わり合えるかが、大事になってくるのです。ここでも「学び合い」手法が有効かもしれません。

 

公立学校の限界だ・・・私教育や学習塾にピンポイントは任せると言うのは、簡単ですが、何とか、公立学校の中でも、ジレンマ、トリレンマをクリアしてもらいたいですね。

 

私たち大人の社会では、ジレンマやトリレンマとの戦いが日常茶飯事です。ここでは、「自分で考えて自分で答えを出す力」が求められますね。どうですか・・・あなたは、戦っていますか。そして、考えていますか。

2020年

11月

16日

屋台村からデパートの大食堂へ

土曜日に、小学校5年生になる元園児から、たくさんのぬいぐるみが届きました。ママとUHOキャッチャーでゲットしたものです。かわいいキャラクターがたくさんあったので、保育園の子どもたちは大喜びです。3日くらいたつと熱が冷めてきますが・・(笑)

 

さて、ある校長先生が面白い例え話をしています。

 

「学校の職員室は、『屋台村』に例えることができます。それぞれの店主(教員)は、工夫を凝らして自分の店の味をつくり、それを最高の状態でお客様(生徒・保護者など)に提供しようとうとしているこだわりの人・・・頑固な人が多く、新しいものに飛びつくのには抵抗があり、屋台村の地主(校長など)から店の商品や接客について、あれこれ言われるのも嫌い。でも、最近の客様は、今までのやり方だけでは対応できないことが多く、ちょっと悩んでいる」

 

どうですか・・・秘伝の味を守るというのは、聞こえはいいかもしれませんが、決して他の店主(教員)に、その素晴らしい技を教えないということです。「職員室には壁がある」といわれるのも、こんなことが理由の一つなのかもしれませんね。

 

この例は、少し昔の学校のイメージです。

 

これからの学校は、「屋台村」ではなく、「デパートの大食堂」のように、変わりつつあります。大食堂なら、店主(教員)が一人休んでも、おのおの腕の覚えがある人が力を合わせて、美味しいものを提供できますね。

 

屋台の店主なら、料理も接客も会計もすべて一人で行うイメージですが、デパートの大食堂なら、料理人だけでなく、様々な仕事が役割分担されています。それぞれが、力を合わせて、お客様に対して最高のサービスを提供するのです。

 

今の学校も同じです。教員以外に、事務職員、特別支援教育支援員、給食配膳員、学校司書、スクールカウンセラー、学習指導員、スクールサポートスタッフ、学校コーディネーターなどなど・・・仕事内容も給与も勤務時間も異なります。

 

「働き方改革」は、一般企業だけの話ではありません。学校では、教員ではない学校職員が、肩身狭そうに働いている学校は、昔の学校の負のイメージから抜け出せませんね。

 

生徒や保護者と直接かかわるのは教員の仕事ですが、「生徒とは関わらないで・・・指示したこと以外の仕事はやらないで・・」なんて、教員が学校職員に言っていたら、仕事は広がりません。

 

コミュニケーション能力と言ってしまえば簡単ですが、教員も「人を巻き込む」ことが大切になってきますね。結果、お客様である「生徒や保護者」に良いサービスを提供することができるのです。

 

「チーム学校!」とは、そんな職場環境と、地域と保護者を巻き込んだ姿ですね。

2020年

11月

15日

日本一小さい動物園

今日は七五三ですね。保育園の子どもたちの中には、七五三に該当する園児がたくさんいますので、「お宮参りをした」「写真を撮った」などの報告がたくさんありました。そして、子どもたちは、自分で作った千歳飴の袋をお土産に持って帰り大喜びです。

 

さて、東京の銀座みゆき通りにある「中央区立泰明(たいめい)小学校」は、数多くの著名人を輩出し、有名デザイナーの制服問題で、数年前にも話題になった、銀座エリア内の小学校です。私も前を歩いたことがありますが、とても狭い小学校です。

 

そんな泰明小学校よりも、もっと狭い、ゆっくり歩いても15分ほどで一周できる動物園が、福井県鯖江市にある「西山動物園」です。日本動物園水族館協会に加盟する動物園の中では「日本一小さい動物園」です。

 

ここの動物園の主役は、レッサーパンダです。ジャイアントパンダの人気の影に隠れている存在ですが、よく見ると、愛らしい顔をしていますね。

 

レッサーパンダはジャイアントパンダと同じく、ササが主食で食性が似ているので、どちらもパンダと呼ばれていますが、ジャイアントパンダはクマ、レッサーパンダはイタチに近い独立種だそうです。

 

レッサーパンダは、ほとんどの時間を木の上で過ごします。冬眠もしません。寒冷地の動物なので、全身毛で覆われており、毛が生えていないのは鼻だけです。また、レッサーパンダは子どものときの姿のまま大きくなるそうです。

 

一見、人懐っこそうなレッサーパンダですが、実は彼らは集団生活が大の苦手だそうです。そのため、動物園では同時に多くの頭数を展示できません。西山動物園では、「レッサーパンダのいえ」を間仕切りして、個別に飼育しながら、一度に多くのレッサーパンダを観ることができるそうです。

 

動物園のある鯖江市は、眼鏡フレームの国内生産シェア約96%の「眼鏡の町」です。市では「眼育(めいく)プロジェクト」なる、目の健康促進運動を進めています。その検査キットに使われているのが、片目の空いたレッサーパンダのお面です。

 

なんか、レッサーパンダをじっくりと観察したくなってきましたね。埼玉県では、東松山市の子ども動物園、さいたま市大埼公園内のミニ動物園、東武動物公園の3か所です。上野動物園にもいますね。

2020年

11月

14日

福祉に「頼る」ではなく「利用する」

今日は「埼玉県民の日」です。埼玉県に住む私にとっては、子どもの頃から、この日は学校が休みになります。今日は、土曜日でしたので、埼玉県内の学校に通う子どもたちは、休みを1回損したと感じているようです。(笑)

 

さて、先月起きたことですが、30歳の女性が、店員に刃物を突き付けて現金を脅し取ろうとした事件がありました。彼女は、コロナ禍で失業し、路上生活を続けた末の犯行でした。「自分は若く健康なので、福祉に頼ってはいけない」と考えていたそうです。

 

コロナ禍で、失業者が増えています。昨年1月の数と比較すると、およそ130%に増えているそうです。しかし、生活保護受給者は、増えていません。折れ線グラフにすると、ずっと平らな線のままです。

 

生活保護受給者に関しては、コロナ以前は、いわゆる違法受給者の問題が、各メディアでクローズアップされました。芸能人の息子に収入があるにもかかわらず、母親が生活保護受給者だった・・・などです。

 

このような報道が多く流れると、「生活保護を受けるのは悪いことだ」と誤った考えが、子どもたちにも伝わってしまうような気がします。

 

働きたいのに失業に追い込まれた人は、福祉を利用する権利があります。生活保護は、生存権を守る砦とも言えます。しかし、コロナ禍では、生活保護が機能せずに、自己責任で切り捨てられるようなことが起きているのです。

 

福祉は、「頼る」ものではなく「利用する」ものです。現実的には、実際に利用することがない人がほとんどでしょうが、「いざとなったら、こういう制度がある」と知っておく必要はありますね。

2020年

11月

13日

発酵ジンジャーエール

連日の発表会練習で、子どもたちは、少しずつ劇のセリフを覚えていきます。大人の芝居のように、脚本が渡されて覚えるのではなく、練習を積み重ねる中で、そのまま暗記するように覚えていくのです。

 

子どもたちは、練習のことをおうちでママやパパに話をしているので、家族全体でクリスマス発表会を盛り上げてくれています。子どもたちの衣装作りのボランティアママも決まりました。12月19日の本番まで・・・ワクワクドキドキが続きそうです。

 

さて、さいたま市で、新しい事業が進められています。ショウガを使った発酵飲料「発酵ジンジャーエール」の醸造所が、来春さいたま市見沼区に完成する予定です。

 

ジンジャーエールは、ポピュラーな飲み物で私も大好きですが、発酵ジンジャーエールは、日本ではなじみが薄いですね。これは、17世紀の英国で生まれた飲料で、ショウガとかんきつ類、砂糖などを発酵させてつくるノンアルコール飲料ですが、発祥の英国では「ジンジャービア」と呼ばれ愛されているそうです。

 

私は飲んだことがありませんが、ノンアルコールビールのような感じでしょうか。とても、興味がわきますね。

 

日本の地方自治体では、農家の後継者不足で増え続ける、休耕田が問題となっています。さいたま市見沼区でも、いわゆる見沼田んぼの休耕田が激増しています。この見沼田んぼで、原料のショウガを栽培し、増え続ける休耕田の解消にもつながる事業となるようです。

 

インターネットで事業資金を募るクラウドファンディングも実施しているそうで、現在、目標の250万円を上回る400万円以上の支援が集まっているそうです。醸造所の建設が進み、来年2月にも操業を開始します。4月には、オンラインと飲食店で販売がスタートする予定で、すでに、市内外の飲食店など15店との取引が決まっているそうです。

 

見沼の農家にとっては、あらたにショウガの契約栽培で収入が増えるでしょうし、何と言っても荒れた田んぼがなくなることがうれしいですね。

 

そして、発酵ジンジャーエールという飲み物も魅力を感じます。こんなストーリーの事業は、どんどん応援したくなりますね。早く飲んでみたいです。

2020年

11月

12日

「自転車乗れたぞ!」が3人も・・・

今日は、屋上で「やった!乗れたね~すごーい!がんばったね~」の歓声が響きました。何と、寺子屋3番、年少園児の3人が、自転車に乗れるようになりました。一気に3人クリアです。

 

昨日、15メートルですが、よちよちと走った3歳男の子が、今日は、楽々と50メートル

以上を走らせています。何度失敗しても、あきらめないで頑張った成果です。自転車を走らせながら、ようやく笑顔になりました。

 

これに刺激を受けた、4歳男の子・・・彼は、園長のフォローがたった1回で成功しました。そして、難しいスタートも、自分一人でできるようになり、今日乗れたばかりなのに、先輩たちと、サイクリングを楽しんでいます。あっぱれ!です。

 

その姿に、影響を受けた4歳女の子は、過去の挑戦で大転倒してしまい、その恐怖心から、自転車挑戦の機会を見失っていました。しかし、「○○もやってみる!」と、自ら挑戦する旨、宣言をしてくれました。そして、何度かトライして50メートルクリアです。

 

こうして、立て続けに3人の園児に、自転車免許証を交付することになりました。うれしいですね。これで、3・4・5歳児の寺子屋園児19名のうち、18人が、自転車に乗れるようになったのです。一般的な、子どもの成長過程では、「補助なし自転車に乗れるようになる」は、小学校1年生レベルですので、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、2、3年も早いのです。

 

安全で広い屋上という環境があることと、異年齢保育で年上園児に影響を受けての結果ですが、「自転車免許証」を満面の笑みでうれしそうに受け取る園児を見ていると、本当に幸せな気分になってきますね。今日は、おうちで、パパママに「自転車乗れたぞ!」の話がつきない事でしょう。誕生プレゼントまたはクリスマスプレゼントは「自転車で決まり!」です。(笑)

 

さて、ただ一人取り残されてしまった4歳男の子・・・今日も、補助有り自転車で、ペダルを強くこぐ練習を続けます。もちろん、「寺子屋さんの中で、まだ自転車に乗れないのは、○○君だけになったよ。明日も、頑張って練習して、乗れるようにがんばろう!」と、自転車に乗れないのはただ一人である事実は伝えます。あとは、本人次第ですが、きっと頑張ってくれることでしょう。

 

こうして、今日も、他の園児に刺激や影響を受けながら、子どもたちの成長は続きます。

2020年

11月

11日

子どもの「やる気」のイメージは?

6月に、4歳男の子に自転車免許証を交付してから、気がつくと5カ月も経ってしまいました。そろそろ、自転車クリアの園児を!・・・ということで、今日は、年少3歳児の男の子2人を相手に、自転車の練習を行いました。

 

一人は、ストライダーは抜群ですが、まだペダルをこぎ続けることが難しいので、今日は、補助有り自転車で、ひたすらペダルを強くこぐ練習です。

 

もう一人は、ペダルに安定して足を乗せることができなかったのですが、根気よく練習し、15メートルは自分で乗れるようになりました。明日、もう一度練習して、50メートルを走ることができれば、自転車免許証を交付できそうです。

 

一番凄かったのは、二人とも、屋上遊びが終わるまで、あきらめないで黙々と練習を続けることができたことです。私の目には、「やる気」に満ちあふれているように見えました。

 

さて、あなたにとっての「やる気」像は、どんなイメージですか。たぶん、世の中の「やる気」像は、何事にも積極的に取り組んで、ハキハキと発言するようなイメージです。

 

特に、親は、子どもが思うようにやってくれないと「やる気がない」と捉えがちです。活発な人への憧れを子どもに押しつけて「やる気を出しなさい!」と言ってしまう人が多いですね。

 

私も、一般的な「やる気」像を保育園の子どもに当てはめてしまうことがあります。大人が押し付けたものを、ちゃんとやらないので「この子は全くやる気がない」と感じてしまったこともありました。

 

実は、子どもは、興味があると言われなくてもやります。やらないときは、関心がないか、今は必要ないと思っているからです。「やる気」は、引き出すのではなく、見守る中で、見えてくるのかもしれません。

 

そう考えると、子どもがやる気に転じるような言葉掛けが大事になってきますね。なかなか子どもが、やる気を見せない時には・・・「やりたくなったら教えて」「最初は見てるだけでもいいよ」「一緒にやってみようか」といった感じです。

 

大人は、どうしても、やり始めるまでを気にしがちですが、大事なのは「できた」という体験をどれだけ残させてあげられるか。できたことを喜び、褒めてくれる大人が周りにどれだけいるかで、子どもの「やる気」は変わってきます。

 

明日からの屋上遊びでは、まだ、自転車に乗れない3歳児の園児を中心に、練習のアプローチをかけていきます。もちろん、「やる気出しなさい!」なんて、言葉は、ご法度にして、スモールステップで、自信をやる気に変えていければと思っています。

2020年

11月

10日

二者択一の多数決

昨日ピアニカを家に持ち帰って練習をした6歳男の子・・・今日の練習では、しっかりと他のメンバーに追いついています。この根性がいいですね。これが、非認知能力にあたります。これからの子どもたちが生きていくうえで、重要なことです。

 

さて、民主主義における選挙は、多数決で勝敗が決まります。たいがい、その結果が少数派の権利を大きく侵害しない限り有効に機能します。

 

ところが、二者択一の選挙で、その結果が僅差で、大接戦となった場合に、「対立の構図」を生んでしまうことが、最近起きていますね。

 

私は、政治評論家ではないので、詳細をスラスラと解説はできませんが、日本では、大阪都構想の住民投票で、反対という結果になったものの、賛成と反対は僅差となりました。そして、残ったのは、何ともスッキリしない感情というか、対立の感情です。

 

そして、アメリカ大統領選挙も大接戦となり、その結果は、むしろ有権者の対立を深めてしまったような気がします。これは、現代のネットやSNS社会がもたらす、負の部分かもしれませんね。知らない第三者の意見に、左右され、喜んだり怒ったりして、自分の意見が見失われているのです。

 

保育園の運動会のような、もっと大きく言えば、スポーツの世界ならば、接戦で勝敗が決まった場合は、選手同士は抱き合って、お互いの健闘を称えるでしょうし、観戦する側の応援団やサポーターも勝者・敗者双方に、大きな拍手を送るのです。

 

こうありたいものですが、二者択一の選挙難しいですね。近代民主主義の父といわれるルソーは、「一般意志」が機能するためには、有権者相互の交流は、むしろ抑制すべきだと言っています。こう考えると、ネット社会における民主主義の弱点が、「僅差が生み出す社会の分断」かもしれませんね。

2020年

11月

09日

パパのための子育ての話

年長園児は、この週末、ピアニカを家に持ち帰って自主練習をしました。それが、すぐに結果にあらわれます。ママのフォローもあって、どんどん上達しています。6歳男の子だけが、金曜日に就学前健診でピアニカを持ち帰れなかったので、他のメンバーのようには上手くいきません。悔し涙の練習となりました。

 

クリスマス発表会までは、まだ1カ月以上あります。焦ることはありません。しかし、彼は、今日ピアニカを持ち帰って、家で練習するようです。この前向きな気持ちがいいですね。

 

さて、働く環境の変化で、パパの残業や飲み会が減り、子どもと過ごす時間が増えたようです。そこで、パパを対象に行ったあるアンケートでは、「子どもの成長を毎日間近に感じられてうれしい」「妻の大変さがわかった」などの声がたくさんあったそうです。

 

パパの子育ての特徴は、子どもを高く持ち上げたり、ぐるぐる回したり体を使う遊びが多くなります。私も、「男遊び」と言っているのですが、プロレス技を子どもにかけたりして、かなりハードな遊びを楽しみます。

 

しかし、重要なのは、子どもにとって、ママとは異なる個性を持ったパパが関わるという点です。もちろん、シングルの環境であれば、おじいちゃん・おばあちゃん、近所のおじさん・おばさんなど、あらゆる人間関係とのかかわりです。

 

ある研究では、父親が子育てに積極的に関わっていた場合の方が、子どもの社会性やコミュニケーション能力にプラスの成果があることが分かっています。

 

また、パパが子育てや家事に積極的に参加することは、ママの機嫌の良さ、心の健康にもつながりますね・・・結果的に、子どもに良い影響を与えるのです。もちろん、子育てや家事をすることが、パパ自身のライフスタイルや仕事の在り方へ影響を広げます。プラス効果ですね。

 

一生懸命、子どもと関わっているのに、「パパじゃなくてママがいい」と子どもに言われてしまうのが、パパにとっては悩ましい事です。私も、子育て経験の中で、このセリフを何度言われたことか・・・でも、こう考えました。「子どもと関わる時間が、圧倒的にママが多いので、こればっかりは、ママにかなわない!子どもに言われても、悩んだりイライラするのはやめよう」と。

 

コロナ禍で、子育てにかかわる時間が増えたパパが多くなったと思われます。色々と、子育ての壁にぶつかることがあるでしょうが、「ママと異なる個性」で接することが、子どもにとって、大きな成長につながることは間違いありません。

 

あとは、パパ自身が考えて、子育てを楽しみましょう。

2020年

11月

08日

ひとり飲み

大人数の飲み会が周りから消えて、今、増えているのが「ひとり飲み」だそうです。女性が会社帰りに立ち飲みバーなどに寄って、その日の気分で、ビール1杯だけで家路につくことも・・・カウンター越しに、店主と会話を楽しむこともステキな時間ですね。

 

私は、一人でぶらっと出かける行きつけの店は持ってませんが、カウンターで周囲を気にせずに、好きな時間に切り上げることができるような・・・バーテンダーさんと大人の会話ができるような・・・そんなライフスタイルには憧れますね。

 

以前、まだ20代の頃に、会社の大先輩と、雰囲気のいいショットバーに行った時の事。カウンター席で、ワンショットをじっくりと楽しむのが粋というのに、どうしても、ペースが上がって何杯も飲んでいると、カウンター越しに店主から「ペースがはやいですよ・・もっとじっくりと飲まないと・・」と言われてしまったことがありました。店主には、飲み方のわからない若造と思われてしまったようです。(笑)

 

何と「全日本一人呑み教会」というのがあるそうです。ここでは、全国の「一人呑み歓迎の店」を紹介し、飲食店の支援をしているそうです。「無理に長居しなくても大丈夫。自分に合うお店をあちこち探せるのも、一人飲みの楽しみの一つです」といいます。

 

お店で使える「魔法の言葉」があるそうです。それは「初めてきました」「ひとり飲みは初めてです」だそうです。この言葉を聞けば、お店側も自信のあるメニューを張り切って紹介してくれるかもしれませんね。

 

どうですか・・・仕事モードだった自分のスイッチをオフにする・・・または、新たに生まれる出会いを楽しみにする・・・この秋、始めてみるのもいいかもしれませんね。

2020年

11月

07日

洋服を選ぶようにマスクを選ぶ

屋上では、今日もローラースケートで遊ぶ園児が数人・・・今までは、すべて女子が挑戦するのみで、男子のチャレンジャーがいませんでした。しかし、今日は、5歳男の子が重い腰をあげて、自分から言いだしてチャレンジです。

 

ホワイトきゃんばす流では、最初は、三輪車の後ろの持ち手に、つかまって、三輪車を押すように歩く練習からスタートします。ところが、男の子は、足腰がまったく安定せずにフラフラです。歩くどころか立つことさえできません。なんとか、持ち手につかまって立っても、すぐに、転んでしまいます。「立った時は、足を逆ハの字にして!」とアドバイスをしても、なかなかうまくいきません。

 

しかし、男の子は、最後まで諦めませんでした。何度転んでも、ずっと最後まで、練習を続けたのです。その気持ちに「あっぱれ!」です。

 

さて、先日のハロウィーンでは、オレンジ色や黒色のハロウィーン用マスクが販売されていました。このマスクをすれば、ハロウィーンの仮装もばっちりという訳です。

 

ここにきて、たちの生活において、マスク着用が日常となっていますね。今後冬にかけては、コロナだけでなく、風邪やインフルエンザ予防を考えると、間違いなく春までは、マスクの生活が続くことでしょう。

 

となると、私たちの日常は、「洋服を選ぶようにマスクを選ぶ」ライフスタイルになっているようです。

 

ウエディングマスクってご存知ですか?そうです。ウエディングドレスを着た花嫁さんが、つけるマスクです。もちろん、ドレスのデザインに合わせて、素敵な刺繍が施されています。

 

カフェなどで注文した時に、マスクをしていると声が聞き取れなくて「えっ?もう一度おっしゃってください」と店員さんに聞かれるのにうんざりの人も多いはずです。そこで、凄いマスクがあるそうです。

 

「C-FACE」というもので、市販のマスクの上に装着して電源を入れると、スマホと接続し、声が文字で表示されるのだそうです。マスクに「カフェラテください」と文字が出るのです。ビックリですね。

 

マスクのゴムの痛さをおしゃれに解決したいと、登場したのが、「ヘアオブジェマスクリーフ」です。マスクのひもの部分が、素敵なリボンになっていて、髪をリボンで結んだようなおしゃれな形状になるようです。

 

銅繊維を使用したマスクは、とてつもない抗菌力を発揮するそうで、機能性は抜群ですね。

 

梅雨の季節に、個性あふれる傘を楽しむように、マスクにも、「個性色々」の動きが出てきたようです。コロナ禍を暗い気持ちで過ごすよりも、お気に入りのファッションマスクで、ハッピーな気持ちになるのであれば、それもありですね。

2020年

11月

06日

「はっぱじゃないよ ぼくがいる」

インフルエンザの流行を前に、今年も予防接種をする園児たちが多いです。しかし、今シーズンについては、今までとは状況が違ってくるようです。昨日、保育園の健康診断があり、提携医の先生からの情報です。

 

「テレビ報道では、インフルエンザワクチンは、前年120%以上は準備しているとされていますが、実際には107%程度です。それでも、前年よりは多くなっていますが、今年は、まだインフルエンザの発症は病院ではありません。新型コロナウイルスの予防の影響で、インフルエンザも風邪も発症する子どもは、激減すると思われます。」とのことです。子どもたちにとっては、プラスの内容ですね。

 

さて、保育園の入口に、「どんぐりボックス」があります。子どもたちが、登園前にどんぐりを拾ってくるのです。どんぐりボックスには、どんぐりだけでなく、松ぼっくりやイガグリまであります。先生が、「どんぐり集めて!」と言ったわけではないのに、子どもたちが、勝手に拾ってきます。

 

外をただ歩くのではなく、こうして、自然や四季を感じながら歩くのは、子どもたちの感性が広がっていきますね。この寄り道に付き合ってくれるママにも感謝です。

 

「はっぱじゃないよ ぼくがいる」という絵本があります。

 

森の中のさまざまな発見をユーモラスに見せる絵本です。葉っぱに空いた穴を人間の顔に見立て、楽しい言葉とともに紹介しています。女の子の顔、男の子の顔、おしゃべりな顔、泣いているい顔・・・

 

私たち大人は、「紅葉」には敏感ですが、どんぐりの実や落ち葉の一枚一枚に、こんな顔のような表情があるなんて、まったく見落としていますね。虫が食べた穴が、こんな芸術作品を作っているなんて・・・でも、子どもたちは、秋が深まり、そんな楽しみ方を感じることができるのです。

 

どうですか・・・この週末にでも、親子で外へ葉っぱを探しに出かけませんか。身近な場所に、こんな楽しいことをいっぱい経験できるかもしれませんね。

2020年

11月

05日

高校生の教員体験

いよいよ、今日からクリスマス発表会の劇の練習が始まりました。劇は、2つあります。

年中・年少園児で構成する「ないた あかおに」と年長・年中園児で構成する「そらまめくんの ベッド」です。今年度の保育園のテーマが「友だち」ですので、テーマに合った物語を選びました。朝の会の読み聞かせで、何度も読んでいる絵本です。

 

まずは、「そらまめくんの ベッド」の配役が告げられます。主役のそらまめくん他、2人で同じ配役を組むようにしています。セリフは、それぞれ、個人のセリフです。このチームは、昨年のクリスマス発表会で劇の経験をしています。配役が決まると、子どもたちは目をギラギラさせています。

 

「ないた あかおに」チームは、年少園児が初めての劇に挑戦です。「ちゃんとセリフが言えるかな?大丈夫かな?」といったメンバーですが、ここは、年中園児3人が、主要の役どころを行います。

 

今日は、台本の読み合わせで終了です。いきなり、役になりきって大きな声が出る園児もいれば、自信がなくて小声の園児もいます。これから、毎日のように練習が続くので、子どもたちの成長を見ていくのが楽しみですね。

 

さて、教員免許をめざす大学生が、教育実習で小中学校を訪れますが、ここ数年、教員の志望者が全国的に減少傾向にあります。そこで、山形県の教育委員会では、高校生が小学校の先生の仕事を体験する事業を始めました。この10月に、31名の高校生が、小学校で体験活動を行ったそうです。

 

小学校の校長先生から、教育現場のやりがいの話を聞いた後、授業を見学、当日関わる子どもたちと交流を図ります。そして、プリント配布など教員の仕事を手伝います。あるクラスでは、高校生が児童たちの活動にアドバイスをすることもあったとのこと。

 

参加した高校生からは、肯定的な感想が多く、「参加したことで、教職の道を前向きに考えられるようになった」という声や「自分の高校に戻った時に、これまでとは違う視点で先生や学校を捉えることができそうだ」という意見もありました。

 

教育実習ではないので、実際に高校生が小学生相手に授業をすることはありませんが、この体験活動は、学校や先生に対する見方を広げる機会にもなったようです。

 

秋田県では、高校生が中学校教員を体験する事業を行っているようで、高校生の教員体験は、全国的に広まっていくようです。

 

やりがいを感じて教員になる人材が、増えることを期待したいですね。

2020年

11月

04日

子育て対策の効果

今日は、冷たい北風が吹いていましたが、子どもたちの屋上遊びはいつも通りです。どろんこ広場では、水を使った料理ごっこで盛り上がっています。ブルーベリーに似た木の実を集めて、料理を作っています。

 

さて、全国の自治体では、人口減少や過疎化に対する取組みに苦慮していますが、どうやら、子育てをメインにした対策を行った自治体が、人口増につながる結果を出しているようです。

 

兵庫県明石市は、子育て対策が充実しています。小・中学校の給食の無償化やおむつ宅配による見守りなど・・・子育て支援に積極的で、専門家の間では「俺たちの明石市」と称賛されているそうです。

 

その効果は、人口増につながっており、統計によると、25歳から35歳の転入は、転出者に対して、およそ500人も増えています。若年層の流出に悩む自治体が多い中、明石市は、異彩を放っています。40歳以上の人口の転出と転入は、ほぼプラスマイナスゼロですので、子育て世代の人口増が、全体の転入者の数を押し上げているようです。

 

明石市のように子育て世代向けの施策をすると、その年代の移住が増え、税収も着実に増えるのです。税収が増えれば、さらなる子育て支援の予算も組めるというプラスのスパイラルとなります。まさに、「地域振興の鍵は子育て施策」であると言っても過言ではありません。

 

他の自治体もマネをすれば・・・となるのでしょうが、今後は、社会の構成員の多様化を意識しないといけません。同性婚のパートナーシップ認定や出生届の嫡出子・非嫡出子の欄の廃止などを進めないといけませんね。

 

また、全国で増える空き家の有効活用も、若者世代への「住」の支援として必要不可欠となるでしょう。

 

少子高齢化の日本が抱える問題と対策・・・日本の未来を明るいものにしたいですね。

2020年

11月

03日

先延ばしが効果的?!

昨日から降り続いた雨も、朝にはやみました。屋上ファームの野菜にとっては、恵みの雨となったようです。大根がどんどん大きくなっています。夏野菜のオクラは終了しましたが、ピーマンは、まだたくさんとれます。

 

さて、「先延ばし」という言葉は、たいがい悪い例えとして使われます。政治の世界では「また先延ばしした・・・」と批判されることが多いですね。仕事においても、先延ばしが続くと、デスクに書類が山積みにされ、一番下の書類は二度と目を通すことがないことになります。

 

私のサラリーマン時代の仲間に、「今日発生した仕事は、今すぐにやってしまう」をモットーに、確実な仕事をする人がいました。私も、彼を見習って、「明日やればいいか~」という気持ちになった時に、「いや、今やるんだ!」と彼の顔が浮かびます。(笑)

 

しかし、この先延ばしが効果的なことがあります。何か欲しいモノがあった場合に、すぐに衝動買いしてしまう癖のある人は、買ってもすぐに飽きてしまって使わないままということはありませんか。こんな時は、3日間、買うのを先延ばしすると無駄な買い物がなくなります。本当に必要な物は、3日経っても、熱い気持ちに変化はありません。

 

さて、コロナ禍による在宅勤務で、夫婦が共に過ごす時間が増えることで「コロナ離婚」が増えたと報道されることが多かったですが、実は、今年1月~7月に離婚した夫婦は、前年比でおよそ1割減となったそうです。増えるどころか減ったのです。

 

離婚が大幅に減った理由は何か・・・世帯収入の減少により夫婦で協力する必要に迫られて思いとどまった。社会全体が活動を自粛しているので離婚の手続きを先に延ばした。いずれにしろ、各夫婦が冷静な判断を出した結果です。

 

人は、いつでも冷静な判断ができると思いたがります。しかし、不安や怒り、欲などで視野が狭くなり、柔軟に考えられなくなると、判断を誤ることがあります。そうした際に有効な対策は、先延ばしし、保留することです。期間を置くことで冷静な判断が可能となるのです。

 

私は、よく「時薬(ときぐすり)」と言っています。どうも解決策が浮かばない時は、時が過ぎる中で、自然にまかせるのです。

 

「何を求めているのか?」「どう感じているのか?」「良い事と悪いことは何か?」「相手の立場になって考えるとどうか?」「何ができるか?」

 

これらを冷静に考えるには、時間が必要ですね。

2020年

11月

02日

コロナ禍での世界の子どもたち

今日の屋上遊びを見ていると、子どもたちが様々な遊びを楽しんでいるのですが、年長園児を中心に、バトミントン熱が上がっています。ローラースケート派とバトミントン派に分かれて、スポーツ三昧です。

 

こうして、保育園の子どもたちだけでなく、日本の子どもたちの多くは、命の危険にさらされることなく、成長の機会が与えられています。

 

しかし、世界の子どもたちに目を向けると、新型コロナウイルスの脅威から子どもたちの命や生活を守ることのできる度合いは、国や地域によって差があります。

 

日本も3月以降、多くの学校が休校しましたが、世界全体では、15億人もの子どもたちに影響を与えたそうです。安全な学校の再開には「石鹸で手を洗える場所があること」が必要不可欠です。WHOの調査では、世界の学校の43%には、石鹸と水による基本的な手洗いをするための設備がないことが分かりました。その数は、約8億1800万人になります。日本に住む私たちからすると考えられない事ですが、これが現実です。

 

また、アジアやアフリカ、中南米の途上国は、ロックダウン(都市封鎖)などの対策がとられ、医療や教育などの社会サービスが止まってしまい、それが子どもを含む社会のすべての側面にマイナスの影響を与えています。例えば、定期予防接種の接種率は落ち、これまで行われていた教室での教育活動もできなくなりました。ロックダウンで外に出られないことが即、収入の停止につながり、貧困世帯が増えています。

 

これも、日本に住む私たちでは、実感できないことです。

 

このような世界の子どもたちに対して、「何とかしなければ・・・」と思っても、私たちには、人道支援などは、簡単にできません。しかし、世界の子どもたち…特に途上国の現実を知ることで、なんらかの力になれるかもしれません。

2020年

11月

01日

菊にトマトを接ぎ木

今日は、家から車で20分くらいのところにある、田舎うどん「てつ」という、隠れ家的なうどん屋さんで、こしのある肉汁うどんと、サクサクの天ぷらをいただきました。とても満足したのですが、その理由は、美味しいうどんの他に、「ケヅメリクガメ」を見ることができたからです。

 

田舎うどん「てつ」には、保育園で飼っているケヅメリクガメの「かめきち」と同じ種類のリクガメがいます。ところが、こちらは、年齢が20歳越えのビッグサイズです。ざっと50センチ以上の大きさです。小松菜やチンゲン菜を食べやすいように刻むことなく、そのまま食べます。

 

保育園の「かめきち」も、2年後には30cmにもなるので、屋上で飼うことになるでしょうが、問題は冬対策です。田舎うどん「てつ」のケヅメリクガメは、4畳くらいのスペースで暮らしているのですが、真冬用に、保温設備がある子屋が、断熱材などで作られていました。今度は、真冬に様子を見に来ます。

 

さて、夏に、屋上ファームのスイカ畑に、大きな冬瓜の実が2つできました。スイカ畑なのに、どうして冬瓜が・・・これは、スイカの苗が「接ぎ木苗」だったからです。冬瓜の苗を土台に、スイカの苗を接ぎ木したのです。

 

接ぎ木は、古くから利用されてきた伝統的な農業技術で、二つの植物の長所を併せ持つ植物を作ることができます。また、連作を嫌う作物も接ぎ木であれば問題なく、病気にも強い苗となります。

 

名古屋大学のチームが、菊にトマトを接ぎ木することに成功したそうです。葉は菊なのに、実は真っ赤なトマトです。これで、トマトの実は4週間収穫が続いたそうです。

 

接ぎ木の技術がさらに発展すれば、病気や土壌の変化に強い植物を土台にして、収穫量の増加につながったり、少ない農薬での栽培もできるようになります。これから、世界の人口はまだまだ増え続けるので、食糧問題の解決につながる研究の一つと言えますね。

 

屋上ファームで「接ぎ木苗」を購入する際には、土台の植物にも関心を持ってみることにします。

2020年

10月

31日

「ムジナモ」を救え!

今日の屋上遊びは、ローラースケート暴走族が5人・・・しかも、全員女子です。朝の会のインタビューから、「今日は、屋上でローラースケート頑張る!」と年長、年中の女子たちが燃えていました。

 

小学4年生の先輩が、コーチ役として、保育園児4人の女子たちと、技術を磨いていました。とても素敵なタテの関係です。最後は、ゆっくりですが、三角コーンをジグザグに走行するレベルにまでになっていました。子どもの上達速度は、本当にすばらしいですね。

 

さて、国の天然記念物に指定されている「ムジナモ」という水生植物をご存知ですか。昨年、保育園で親子遠足を行った、さいたま水族館のすぐとなりに、「宝蔵寺沼 ムジナモ自生地」があります。

 

ムジナモは、かつては日本各地に自生していましたが、水質汚染や外来種の生き物によって、絶滅の危機に直面しています。現在、日本でただ一つのムジナモの自生地が、「宝蔵寺沼」なのです。

 

ムジナモは、その名の通り「藻(も)」です。しかし、他の藻とは違って、根がありません。水面に浮遊して水中のプランクトンを捕らえて栄養にする食虫植物です。きれいな水を好み、茎は成長すると全長25センチほどになるそうです。

 

どうですか・・・見たくなりましたか?宝蔵寺沼への一般の立入りはできませんが、隣りのさいたま水族館では、このムジナモを観察することができます。魚と違って、「藻」なので、地味ですが、この植物の物語を知ると、興味深いですね。

 

宝蔵寺沼のある、埼玉県羽生市の三田ヶ谷小学校では、6年生が環境教育の一環として、学校内で年間を通じて育ててきたムジナモの放流を行っているそうです。この取組みは、37年間も続いています。先輩から後輩へ引き継がれた伝統的な教育活動ですね。

 

三田ヶ谷小学校では、地域や羽生市のムジナモ保存会と連携して、「ムジナモ集会」を行い、子どもたちの学習成果の発表なども行っているそうです。

 

子どもたちが、日本でただ1つのムジナモ自生地をきっかけに、植物を育てることや、地域の大人たちと関わっていくことで、大きな成長につながっていきます。素敵な取組みですね。

2020年

10月

30日

人間の負の本能

昨日のハロウィーンパレードの話が、子どもたちの間で今日も続きます。カクレクマノミのニモの仮装をした4歳女の子は、「おしりが大きくなって…イスに座れなかったよ」なんて言っています。連絡ノートにも保護者のコメントがいっぱいでしたが、子どもたちにとっては、大人の想定以上に楽しい時間だったようです。

 

そして、今日の午後のおやつ・・・ハロウィーンバージョンです。マシュマロを使ったお化けのゴーストンスイーツに、何と、カブトムシの幼虫スイーツとミミズスイーツです。オレオクッキーを砕いて土に見立てて、幼虫は、キャラメルコーンの季節限定ミルク味にチョコレートをコーティングしました。ミミズは、グミをアレンジです。ハロウィーンにピッタリの、楽しいおやつとなりました。

 

さて、よく街頭インタビューなどで「世界はこれから良くなるか?悪くなるか?」と人々に聞くと、多くの人が「悪くなる」と答えます。

 

しかし、実際には、世界は私たちが思っているより良くなっています。世界が「先進国」と「途上国」に分かれていたのは過去の話であり、世界人口の多くは中所得国に暮らしています。極度の貧困層の割合は過去20年で半減し、世界の平均寿命はいまや70歳です。

 

それなのに、私たちは、「世界は悪くなる一方だ」「未曽有の危機だ」「最近の若者はけしからん」「昔はもっとよかった」などど感じることが多いのです。不思議ですね。

 

これには、人間の負の本能が作用されていると言われています。例えば、「ネガティブ本能」「恐怖本能」「単純化本能」などです。

 

隣りの家は、遠くの山より大きく見えるけど、私たちの脳がそう認識しているだけであって、実際には山の方が大きいですね。私たちは、それを知っているので、物の大きさを冷静に判断することができます。同様に、世界の出来事の見え方を知っていれば、より冷静な判断ができるはずなのです。

 

人間の負の本能の中で、実にやっかいなのは「焦り本能」だそうです。「今すぐに手を打たないと大変なことになる・・・」と思い込む本能です。みなさんも、この焦り本能を経験していると思います。私は、仕事で何度も焦った判断を下して失敗しました。これは「焦り本能」がさせたのかもしれません。

 

私たちは、この人間の負の本能と対峙しなければならないのですが、「人間には負の本能がある」と思っていれば、これからは、少し冷静に、例えば、思いつきではなくデータを集めてじっくりと判断することができるかもしれません。

 

焦らず・・・じっくり・・・が、やっぱりいいようです。

2020年

10月

29日

ハロウィーンパレード!

今日は、待ちに待ったハロウィーンパレードです。朝から、子どもたちのワクワクドキドキと、衣装の見せ合い・・・とにかく盛り上がっています。

 

子どもたちにとっては、憧れのヒーローやヒロインに仮装することは、大きな喜びであり、「トリックオアトリート!」の魔法の言葉で、お菓子がもらえることが、何と言ってもうれしくてたまらないのです。

 

毎年、子どもたちの仮装が、グレードアップしているのですが、今年も、「すご~い!」の連発です。

 

手作り大賞は、5歳女の子の「ベル」です。黄色い素敵な衣装をママがすべて手作りで完成させた力作です。女の子は、1年前から「来年は、ベルになる!」と言って、1年間ブレなかったそうで、ママも納得の徹夜作業です。

 

アイデア大賞は、2歳男の子の「へんなおじさん」です。志村けんさんを偲んで・・・という気持ちもママにはあったようで、顔のメイクもバッチリです。パレード中に一般のお客様が「あの子、へんなおじさんじゃない!?凄い、似てるね・・・」とつぶやいていました。

 

46名の園児が参加したパレードは、それはそれは、迫力満点です。鬼滅の刃からは、「炭治郎」が3人もあらわれました。そして、「禰豆子」も登場すると、保育園のボルテージは一気に高まります。

 

ジャスミンに扮した5歳女の子・・・おへそを出して「かわいい!」よりも「きれい!」の領域に達していました。

 

手作りオンリーにこだわる保護者があれば、購入した衣装にワンポイントの作品やメイクでブラッシュアップする保護者も・・・ここ数年の、ホワイトきゃんばすでのハロウィーンパレードは、子どもたちだけでなく、保護者も一緒に楽しんでいます。なんだか、ほんわかした時間が流れました。

 

そして、お菓子ですが、ショッピングセンターやテナント様から協賛いただき、最後は保育園からのプレゼントで、合計7ヶ所で「トリックオアトリート!」となりました。これだけでも、子どもたちの目の色がスイーツ色です。(笑)

 

そんな、楽しい一日となりました。ジャックオランタンにいっぱいのお菓子は、しばらくなくなりそうにありませんね。

2020年

10月

28日

エディブルフラワー

今日は屋上でバトミントンの練習です。子ども用ですが、簡易ネットをセットして、少し本格的にやってみます。まだ、初めての経験する園児は、シャトルをラケットに当てることすらままならず、空振りばかりですが・・・楽しくチャレンジしていました。

 

バスケットボール・テニス・サッカー・野球・バトミントン・ローラースケートと、屋上でのスポーツのバリエーションが増えてきました。今度は、ゴルフかな?

 

さて、新しく一万円札の顔となる「渋沢栄一」氏の生誕の地として全国区になった、埼玉県深谷市は、花の一大産地として知られています。そこで、食用の花を栽培する農家があります。

 

食用の花を「エディブルフラワー」と言います。ちょっと、かっこいい言い方ですね。エディフルフラワーを添えることで、サラダやケーキ、ピザなどの色々な料理を華やかに見せることができます。

 

この農家では、20種類ほどを栽培しているそうです。食用の花は観賞用と違って無農薬で栽培するため、虫が付きやすいといった課題があるそうです。栽培が軌道に乗るまでに、最も困難だったのは、販売先の開拓です。少しずつ買い取ってくれる飲食店を増やしていき、現在は約30店舗の飲食店が固定客だそうです。

 

春はマリーゴールド、秋はビオラなど、季節の花が楽しめるのもいいですね。酸味の強いベゴニアや苦みのあるナスタチュームなどの花もあります。特に人気があるのがカーネーションだそうです。母の日のケーキにも使われています。「マリーゴールドって、食べられるの!?」ですね。

 

これからは、一般の家庭にも、当たり前のように、エディブルフラワーが食卓に添えられる時代になっていくと思います。収入に苦しむ農家が、あたらな商売として考えるのもいいかもしれませんね。

 

しかし、エディブルフラワーが広まるには、ある条件が必要になります。それは、世の中が平和で、人々の心があたたかいことです。お菓子もそうですが、人間が生きていくためには、米やパンは必要ですが、お菓子も食用花も不要です。しかし、エディブルフラワーがある食卓には夢がありますね。幸せな気持ちになりますね。

 

我が家には、エディブルフラワーが添えられる習慣はありませんが、どうですか・・・ちょっと意識してみませんか。きっと、素敵な生活につながりますね。

2020年

10月

27日

「男らしく・女らしく」

保育園のケズメリクガメですが、ついに名前が決まりました。寺子屋園児が出した候補の名前から、子どもたちが決めました。と言っても、多数決で「かめきち」です。名前が決まれば、子どもたちはさらに、リクガメさんに親近感を持つことでしょう。

 

さて、ジェンダーフリーの考え方は、時代の流れの中で、大きくなってきたと私も感じるところですが、家庭や学校、職場で行われる無意識の「刷り込み」や「押し付け」は、まだなくなっていないようです。

 

「夫が1ケ月の育児休業を取った。保育園の面接に夫が行くと『お子さんの普段の様子を聞きたいので、次回は必ずお母さんが来てください』と言われ、夫が日中も世話をしているので、細かいこともわかると説明しても『お母さんじゃないと困る』と繰り返し言われた」

 

「子ども向け英語学習DVDを息子と見ていると、お父さんが使う単語として『プレゼンテーション』『オフィス』が紹介され、お母さんが使う単語は『フライパン』『エプロン』『レシピ』だった」

 

「息子は家で、積み木や読書をするのが好きだった。が、夫や親戚はことあるごとに『そんなのは女の子の遊びでしょ…男の子なんだから外で遊ばなきゃ』と男の子らしさを求められた」

 

「小学校での社会科の授業参観では、先生が作った文章や写真はすべて、消防士や会社員は男性の仕事で、看護師や保育士は女性の仕事として描かれていた。目がテンになった」

 

どうですか・・・無意識で悪気はない内容だけに、私たちも、こんなことを言ったりやったりしているかもしれませんね。

 

従来、男は「強く、積極的、理性的」などという「男らしさ」を、女は「優しく、気配りができ、受け身、感情的」などの「女らしさ」を備えているとされてきました。しかし、遺伝や性分化について科学的な研究や、文化や歴史的観点からの知見が蓄積される中、「らしさ」は先天的なものではなく、男性中心の社会構造を維持するための規範や期待にすぎないことがわかってきました。

 

ジェンダーフリーの問題は、簡単ではありませんが、「男だから・男らしい」「女だから・女らしい」という言葉を使わないようにするだけで、無意識の過ちは少なくなると思っています。

2020年

10月

26日

ドーナツの穴

屋上は、今日も秋晴れで遊ぶのにはもってこいの季節となりました。最近のブームはローラースケートです。自転車もそうですが、「簡単にクリアできない」ところが、子どもたちのチャレンジ精神をくすぐるようです。

 

ローラースケートができるようになると、楽しいだけではなくて、バランス感覚も体幹も足腰も鍛えられます。そして、すぐ前を見るのではなく10メートル先を見るのが上手に滑るこつです。なんだか、仕事と同じですね。今日明日をあくせくするうちは、いい仕事はできませんが、少し先まで考えた仕事は、説得力がありますね。

 

さて、今日は「ドーナツの穴」の話です。今から何年か前に、「ゆとり教育」が導入されました。その時に、ある校長先生は「ゆとりなんて、ドーナツの穴みたいなもんだ!」と言ったのです。意味わかりますか?

 

ドーナツの穴は、ドーナツには穴がなければ美味しくないから、穴をあけてる・・・わけではありません。ドーナツの穴は生地に火が通るように作っているだけであって、実在するのは、穴ではなく生地です。

 

なんとなく、わかってきましたか?ドーナツ(モノゴト)の本質は、その生地(実体)であって、穴(空白)ではないということです。

 

子どもたちの教育は、学習であり学び合いであって、それを上手にやっていく中で、その副産物として、ゆとりが生まれてくるのです。ゆとりありきの教育は、本末転倒とこの校長先生は言っているのです。

 

「間(ま)や空白を生かす中身が大切で、実在しない空白を追い求めようとすると、幻を探してさまようことになる」とも、その校長先生は言っています。その通りですね。

 

どうですか・・・「ドーナツの穴」のフレーズは、あなたの仕事の中でも使えそうですよ。会議などで、議論が本質から外れてしまった時に、「今の議論は、ドーナツの穴のようで、全く本質からそれていますよ・・・」と言ってみると、あなたの株があがりますよ。(笑)

2020年

10月

25日

殺人アリ「ヒアリ」

日本には、様々な外来種といわれる生き物が暮らしています。保育園の屋上で飼っているミドリガメも「ミシシッピアカミミガメ」の名前の通り外来種です。どろんこ広場には、いつの間にか外来種の「ウシガエル」が住みついて「モーモー」と鳴いています。

 

クサガメも最近になって外来種とされ、いけすのアメリカザリガニも、池で泳ぐ多くの魚が外来種です。こうなると、現実的には「外来種駆除」と言ったところで、すでに生き物の世界も国際化しているのです。もちろん、外来種の生き物には、何の責任もなく、持ち込んだのは人間です。

 

しかし、ワニガメやカミツキガメなど、身の危険につながる生き物となると、話は別です。強い毒性と繁殖力を持つ外来種「ヒアリ」の発見が、今年も各地の港湾で相次いでいるそうです。

 

9月17日、名古屋港で700匹。25日、同港で1000匹。29日、横浜本牧ふ頭で数百匹。10月1日、東京港青海ふ頭で500匹・・・こんな感じです。ヒアリは、2017年に初めて日本で見つかった時には「殺人アリの襲来」と大騒ぎになりました。

 

屋上ファームでアリを見れば「ヒアリかも!?」とビクビクしたものです。ヒアリは、南米原産で、米国や中国、台湾、オーストラリアなどに定着しています。海外で、ヒアリに刺された人の証言です。「数えきれないほどの大群が一斉にまとわりついてきて、振り払う間もなく一気に刺された。火の粉をかぶったような、焼けるような激しい痛みだった」そうです。

 

ある昆虫学者は「人を刺す以外にも、農作物を食い荒らし、家畜に被害を与え、配電盤や電気ケーブルに巣を作ってインフラを破壊することさえある。爆発的に増加するので生態系にも壊滅的な打撃を与えます。外来昆虫のなかでなナンバーワンの危険度です」と言います。

 

今のところ、日本では「定着にはいたっていない」と言われていますが、「ヒアリはアンダーグランドでひっそりと数を増やし、巣を広げていきます。そして、対処不能な勢力になって目の前に現れます。仮に湾港から出て繁殖していたとしても、今の段階で見つけるのは困難です」と昆虫学者は語ります。

 

体長2.5~6ミリ程度の小さな赤茶色のツヤツヤしたアリが、ヒアリの働きアリです。尻に毒針を持っています。

 

新型コロナウイルスと同じで、ヒアリも正しく恐れる必要がありますね。少し、注意してアリを観察することにします。

2020年

10月

24日

培養ステーキ

今日は、保育園のケヅメリクガメをどろんこ広場で散歩させました。まずは、タンポポの葉をガブリ・・・そして、クローバーを見つけると、ずっとバクバク食べていました。四つ葉のクローバーだろうが、お構いなしに食べています。見ているだけで、癒されます。

 

さて、思う存分、美味しい肉を食べたい!と思う人は多いでしょうが、家畜を育てるには、大量の穀物や水、牧草地が必要になります。環境への負担が大きいだけでなく、世界の人口は、まだまだ増え続けています。2050年には総人口が97億人となり、畜産物への需要が70%増加すると試算されています。

 

そこで、研究開発が進んでいるのが、培養肉です。培養肉は、世界的な食肉需要の増大と温暖化防止という課題を同時に解決できる可能性があるのです。

 

培養肉を含む「家畜に頼らない肉」は、4段階に分けられるそうです。

 

レベル1は、「肉もどき」です。カップヌードルに入っている「謎の肉」は、肉と大豆由来の原料に野菜を混ぜて味付けしたそうです。これも「肉もどき」ですね。

 

レベル2は「植物肉」です。えんどう豆や大豆を原料に遺伝子組み換え技術を用い、肉と同じ風味や栄養価を持たせた食材です。私も、鶏の唐揚げそっくりの大豆から作った、植物肉を食べたことがありますが、「鶏肉だよ!」と言われて食べるとわからりませんね。アメリカのバーガーキングでは、植物肉のハンバーガーが販売されています。

 

ここまでは、「なんちゃって!」の領域ですが、レベル3になると、家畜を殺さないで、筋肉を人工的に培養してつくり出す「培養肉」です。

 

えっ!こんなことができるの?と思われるでしょうが、日清食品と東京大学の共同研究で、厚さ2センチ、タテヨコ7センチの堂々たる「培養ステーキ肉」を4年半後の2025年には完成させたいという目標だそうです。これがレベル4です。

 

この分野は、日本チームが先頭を走っているそうです。もちろん、こだわっているのは「本物の味」です。

 

牛の筋肉と同様の組織を実現するという技術は、私のような素人には、そんなことができるの?と思ってしまいます。味も栄養も変わらなくて、値段が安い・・・私たちの「食」は、近い将来、大きく変わってくるのかもしれませんね。

2020年

10月

23日

やさしい日本語

日本で暮らす外国人に、災害や行政などの生活に必要な情報を「やさしい日本語」で伝える取り組みについて、ご存知でしたか?実は、日本人の30%くらいの人しか知らないようです。例えば、「下校時間」を「子どもが家に帰るため学校を出る時間」と言い換えた表現です。

 

平成7年に発生した阪神・淡路大震災では、日本にいた多くの外国人も被害を受けました。その中には、日本語も分からず、必要な情報を受け取ることができない人がいました。こうした人たちに分かりやすい言葉を使おうと取り組みが始まったそうです。「やさしい日本語」は、弘前大学社会言語学研究室が提唱し、その後、全国に広まりました。2020年は、東京オリンピックの開催予定でしたので、「やさしい日本語」という言葉を耳にした人も多いと思います。

 

いくつか「やさしい日本語」の例を挙げてみます。

 

難しい単語は、簡単な言葉に言い換えて、漢字にルビをふるかひらがなにする

再度⇒もう一度(いちど)・余震⇒後(あと)から くる 地震(じしん)

 

カタカナ語と外来語は使わない

デマ⇒うその 話(はなし)・ライフライン⇒電気(でんき) ガス 水道(すいどう)

 

動詞を名詞化したものは使わない

揺れがあった⇒揺(ゆ)れた・通れないことはない⇒通(とお)ることが できます

 

元号は西暦に、年月日を用いる。時間は12か24時間表示に統一する

令和2/12/25 16時30分⇒2020年 12月25日 午後4時30分

 

では、応用問題です。次の分を「やさしい日本語」にしてください。

「今朝7時22分頃、関東地方を中心に広い範囲で強い地震がありました。大きな地震のあとには必ず余震があります。引き続き厳重に注意して下さい」

 

これを「やさしい日本語」で表現すると・・・

「今日(きょう) 朝(あさ) 7時(じ)22分(ふん) 関東地方(かんとうちほう)で 大(おお)きい地震(じしん)が ありました。大(おお)きい地震(じしん)の 後(あと)には 余震(よしん)『後(あと)からくる地震(じしん)』が あります。気(き)をつけて ください」

 

どうですか・・・分かりやすいですね。「やさしい日本語」は、小学校1・2年生で習うくらいの簡単な日本語がベースです。

 

実は、保育園や幼稚園の園児たちにも、この「やさしい日本語」は十分活用できますね。私も、ついつい大人の表現で子どもに話しかけてしまう事があります。子どもが「?顔」をして、ハッと気がつくことが多いです。

 

我が子と会話を楽しむあなた・・・今日は「やさしい日本語」を意識してください。

2020年

10月

22日

理不尽と向き合い課題解決へ

運動会が終わると、屋上の風景は、子どもたちが自分で遊びを考えて楽しむ「見守り保育」へと、一気にモード変更となります。今日の屋上遊びを見ていると、ローラースケートに挑戦する園児たち・野球道を貫く男子・砂遊びを楽しむ園児たち・電車カートをつなげてスリルを味わう子どもたち・シャボン玉を楽しむ女子・・・こうして書き始めるときりがないくらいに、それぞれの子どもたちが、自分がやりたい遊びを楽しんでいます。

 

ビデを撮影をしながら、ほのぼのした気分になる園長です。(笑)

 

さて、高視聴率となったドラマ「半沢直樹」の新シリーズを見ていた方は多いと思います。「倍返し!」「恩返し!」「おしまいです!」といった、流行語が独り歩きをしている感がありますが、高視聴率の本質要因は、インパクトがあるセリフではありません。

 

理不尽な出来事やシステムと向き合い、それを解決しようと尽力する姿が、私たちの共感を得るのです。

 

半沢直樹が、追い詰められても、あきらめないで、とことん考えて、課題解決の道を切り開くだけでなく、そこには、常に素晴らしい仲間の存在があることが、日頃、現実世界の中でストレスを抱えながらも、組織で生きている私たちの胸をうつのです。スキっとした気分で、翌日の月曜日に会社へ行かれるサラリーマンが多かったですね。

 

半沢直樹のドラマを見た後に、保育園の子どもたちを見ると、この子どもたちには、「長いものにはまかれろ!」のような人生ではなくて、理不尽と向き合い、課題解決に尽力するような大人になって欲しいですね。もちろん、自分一人の力は小さいです。そこには、多くの仲間があって、その仲間たちと協力していくスキルがあれば、さらに素晴らしいですね。

 

子どもたちには、そんな大人になっておくれ!と願うおやじ園長です。

2020年

10月

21日

天気予報

先日の運動会では、天気がどうなるか・・・職員だけでなく、保護者までも自分のスマホから、天気予報の情報を取り出していました。エリア別だけではなく、時間ごとの天気予報など、今の時代は、ピンスポットで予報ができる時代ですね。

 

結局、「土曜日は一日中雨で、翌日曜日の早朝に雨がやみ曇りになる」予報をもって、早々に土曜日中止で日曜日に順延の対応をしました。そして、ほぼ天気予報通りとなり、日曜日は、曇りではなく晴れというおまけ付きで、運動会が行われました。

 

実は、1990年代に気象情報を活用したビジネスが規制緩和され、国家資格である「気象予報士」が天気を予想し、気象庁に許可を得れば民間事業者も独自に予報を発表できるようになったのです。

 

私は学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーいかがですか~♪」と、売り子のアルバイトをしていました。当時は、まだ日本にドーム球場はなかった時代です。試合が雨で中止になれば、仕入れたハンバーガー・ホットドッグ・サンドイッチが、ロスになってしまいます。そして、当時の記憶をたどれば、今ほど天気予報の精度は高くなかったような気がします。

 

さて、あらゆるテレビ番組のお天気コーナーで登場する「気象予報士」ですが、合格率がざっと5%の難関です。しかし、全国に1万人いる気象予報士が、天気の現場で働いているのは2割だそうです。なんだか、もったいないですね。

 

近年では、深刻な大雨や洪水などが世界的に増え、数十年に一度とされる自然災害に何度も遭遇する時代になりました。ビジネスだけでなく、私たちの命を守るために、天気の情報を活用することがますます求められますね。

 

子ども向けに気象を開設する本として「ずっと受けたかったお天気の授業」(池田洋人著)があります。10種類の雲のキャラクターが、太陽先生のもとで会話をする構成で、子どもたちからの疑問を網羅しています。

 

未来の天気予報が、どうなっていくのか・・・子どもたちにかかっていますね。

2020年

10月

20日

「食」の視点で楽しむ水族館

今日の寺子屋では、屋上ファームに玉ねぎを植えました。春には、大きくなって収穫です。秋のファームは、夏野菜のピーマン・オクラ・インゲン豆がまだ収穫が続いてますが、秋植えのジャガイモの芽が大きくなり、大根も間引きながら着々と成長しています。間引いた大根の葉は、リクガメのエサになります。小松菜・チンゲン菜などの葉物野菜も順調に育っています。はい。これもリクガメのエサになります。

 

さて、今日は「水族館」の話です。かつて水族館は、世界の珍しい魚や海獣を展示することで、集客数増につなげた時代がありました。しかし、どこも似たような水族館ばかりになってしまいました。そこで、最近では「オンリーワン」をめざす形へと進化しています。山形県の加茂水族館は、クラゲに特化した展開をして大成功しました。

 

そんな水族館が、「食」の視点で楽しむ取り組みが全国で増えているそうです。ねらいは、食育や環境教育です。

 

神奈川県の新江ノ島水族館では、2017年から江ノ島名物のシラス(カタクチイワシの稚魚)の成長過程を展示しています。来館者は、思わず「おいしそう!」とつぶやいているそうです。「おいしいといわれるのは、魚が健康に飼育されているからで、水族館にとっては誉め言葉・・・名産品を味わうとともに、生きている姿もよく見てもらい、命をいただいていることを実感してほしい」とのことです。

 

福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」では、『おいしい水族館』を掲げます。この水族館は、2013年に館内にすし店を開きました。すしネタを資源量に基づき、青・黄・赤信号に色分けして表示しているそうです。「持続的な漁業や海の環境への関心につながることを期待しています」と館長は話します。

 

広島県のマリホ水族館では、館内でも展示している「広島湾七大海の幸」の汁をふるまっているそうです。「マリホ水族館を食べよう!」というキャッチフレーズで、家族でおいしく学べる食育イベントを毎冬行っているそうです。

 

最近は、個性的な水族館が増えてきましたね。私が最近行ったのが、川崎駅前にできた「カワスイ」こと川の水族館です。海の魚がいなくても、なかなか見ごたえがありました。

 

魚を見るだけでなく、その生態を学び、味を知ることも、水族館の魅力となっていくようですね。なんだか、水族館巡りが楽しくなってきました。

2020年

10月

19日

海鳥の島

昨日の運動会のママパパのコメントが、連絡ノートにびっしりと書かれていました。勝ち負けを越えて、最後まで諦めないで、一生懸命頑張る子どもたちの姿に、大いに感動されたようで、うれしいですね。

 

また、まだ小さい園児が、入場門で何をしていいのかわからない時でも、寺子屋の園児が手を取って、列に並ばせる姿も、たのもしかったようです。

 

寺子屋園児の「組体操」や「紅白対抗リレー」を見た2歳児の多くの保護者が、「来年、うちの子が寺子屋になって、こんなことできるかな?」と少し心配になったようです。でも、大丈夫です。1年間で、親の期待以上に成長していくのです。

 

そして、金メダルは、子どもたちにとっては、大切な宝物でもあり、自分が頑張った証のようで、おうちでも、ずっと首にかけている園児もいたそうです。

 

さて、今日は、北海道の「天売島(てうりとう)」の話です。私も学生時代に、絶滅危惧種の「オロロン鳥」ことウミガラスを見に行きました。「オロロン~♬」と鳴くので、オロロン鳥という名前がついています。

 

天売島は、北海道本土の羽幌町から約28キロ沖の日本海にあります。周囲はわずか12キロで、人口も250人です。この島から、ついに野良猫が消えて、海鳥がすくすくと暮らせるようになったのです。

 

2014年時点では、天売島には野生化した猫が200匹以上になったそうです。離島によくある風情ですね。しかし、野良猫は岩場や草地の巣にいる海鳥のヒナを食べてしまうのです。

 

天売島では、野良猫の避妊去勢手術などの対策を始め、2012年には飼い猫を登録制として、みだりにエサをやることを禁止するなど「天売島ネコ飼養条例」を制定します。人への順化と譲渡に取り組み、野良猫を殺処分せずに、ほぼ一掃したのです。

 

こうして、最も被害が多かったウミネコの生息数が、2015年には約1000羽まで減ったものの、2019年には5000羽まで回復したそうです。

 

野良猫には、罪はありませんが、島民がペットとして飼っていた猫が、飼いきれなくなって野良猫になっていたので、本来の島の姿に戻ったというわけです。日本の多くの離島も、参考になる取組みかもしれませんね。

 

私は、もう二度と天売島へ行くことはないでしょうが、ずっと昔に、岸壁で鳴いていた「オロロン鳥」の姿を思い出して、ホッとしています。(笑)

2021年

1月

26日

授業づくりを見直す

屋上にあるビワの木やクワの木が、この冬に切られることになりました。あまりにも大きくなりすぎて、ショッピングセンターの設備上、不具合が出てきました。ビワも桑の実ことマルベリーも、子どもたちのおやつだったので残念ですが、仕方ありません。

 

切られたビワの枝で、職員が「パチンコ」を作りました。V字の枝にゴムを通した昔ながらのパチンコです。子どもたちは、そのパチンコで射的ゲームを楽しみます。なかなかうまく球を飛ばせない子どもたちです。(笑)

 

さて、小学校6年生を担任するある先生の話です。この先生は、コロナ禍の今「いままで頭を使っていなかったなぁ~」とつぶやきます。「もちろん、これまでも自分なりに考えて主体的に行動してきたつもりだった。しかし、振り返ってみれば、それは結局、『学校の常識』に沿って考えたことばかりだった」と言います。

 

コロナ禍での対応は、自分の授業スタイルを根本的に変えることにもなったそうです。いつ再び休業になるか分からないので、授業中の説明の時間を思いきり減らし、子どもたちが映像やテキストを見て、レベルに応じた課題にたくさん取り組めるようにしたとのことです。

 

「これまでは、かけた時間数ばかり見て、やったつもりになっていたが、教員側のペースに合わせてやっていたら、いつまでたっても終わらない。時間をかけても、それが身についているとは限らないと実感した」と言います。

 

今年度は、今までと同じような授業をしていたのでは、教科書も終わらない。ならば、根本的に授業づくりを見直さなければ・・・と思った先生が多くいたことでしょう。やり方は、色々でしょうが、子どもたち同士で学び合える環境を作り、出来る限り個別対応に近い取組みが、成果につながったと言われています。ここは、コロナ禍で、先生たちも「自分の頭で考え始めた」のです。

 

今月から保育園では、年長園児は小学校生活を想定して、お昼寝をしません。この時間に、最近は「10マス計算」をしています。そう、たし算の勉強です。もちろん、たし算は小学生になってからすればいいので、みんな一緒にやろう・・・ではありません。個別対応での学びにしています。計算ができる子も、苦手な子も、共に達成感を味わってもらうためです。

 

学校の先生に限らず、私たち大人は、コロナ禍で、ようやく自分の頭で考え始めたのかもしれませんね。仕事でも日常の生活でも、まだまだ改善点はたくさんあるかもしれません。

2021年

1月

25日

今こそ「孤独のグルメ」流

今日の連絡ノートには、「雪が降らなかったのでガッカリ!」のコメントがビッシリです。もちろん、ママの感想ではなく、子どもたちの感想です。ママの感想は「雪が降らなくてホッした・・・」です。(笑)

 

保育園としては、屋上の広いスペースで、思いっきり雪遊びをさせたいという思いと、雪の中の登園は大丈夫かな?とか、電車が止まったら、パパママのお仕事大変だぁ~など、スッキリしない気持ちになりますね。

 

子どもたちの遊びだけを考えれば、それはそれは、屋上の雪遊びは最高です。新雪を最初に踏みしめるのは子どもたちです。雪だるまは何体もできて、雪合戦で大盛り上がりです。ソリ遊びもできますね。

 

さて、私の大好きな番組の一つに「孤独のグルメ」があります。主人公の井之頭五郎が、町を歩いて店を探し、ブツブツと心の声で話しながら注文し、食べながらまた心の声でコメントするストーリーです。

 

コロナ禍で、会食の回避や「黙食」といった新しい日常がクローズアップされていますが、この「孤独のグルメ」は、まさに、コロナ禍での飲食店を救う食事の在り方とも言えます。

 

この作品の素晴らしいのは、人物と背景と食べ物を同列に描いていることです。主人公の五郎は、あまりしゃべらないし、アクションも少ないから、背景はち密に描かないと、見ている人が五郎の気持ちになれないとのこと。店自体のたたずまい、店の人や客が醸し出す空気、全部を「味」として描いているそうです。

 

料理自体のおいしさばかりに重点を置いていないと、原作者の久住さんは言います。「僕は、脚本の五郎のセリフには手を入れるんですが、食レポのようなセリフがあると、全部直しています」とのことです。

 

「孤独のグルメ」に出てくる店は、地味だけど同じ場所で長くやっている店がよく出てきます。素材にこだわった○○のような有名店ではないので、五郎のセリフが、たまらなくいいのです。

 

原作の久住さんは「いちばん寂しいのは、好きな店がなくなってしまう事。僕が好きな店は、お年寄りの店主が、あちこち痛むけど、お客さんが来るから毎日続けているようなところだから、緊急事態宣言で時短短縮や休業を余儀なくされて心が折れ『もういいかな』となってしまう。今年に入ってからも2軒ありました」と言います。

 

こんな話を聞くと、早く、日常に戻って、お気に入りの店で思いっきり楽しむ時間を取り戻したいですね。頑張っている店主にエールを送るしかありません。

2021年

1月

24日

ハンク・アーロン

昨日は、ハンク・アーロンさんが86歳で亡くなった報道が、各メディアで取り上げられていました。

 

私が、ハンク・アーロンの存在を知ることになったのは、子どもの頃、王貞治の756号世界記録を、当時の後楽園球場で見た時です。ハンク・アーロンのメッセージが、バックスクリーンに映りました。

 

それ以降も、アーロンさんと王さんの交流は続き、現役引退後の1990年に、世界少年野球大会を設立します。そこで、アーロンさんは「私は、子どもたちをホームラン打者にしたいわけじゃない。大会後も文通をしたり、交流を続けてもらえれば」と語ります。

 

ハンク・アーロン以前の大リーグホームラン王は、あの有名なベーブ・ルースの714本です。ベーブ・ルースの記録を破る時には、人種差別的なバッシングを受けたそうです。現在、大リーグのホームラン記録を持つバリー・ボンズさんは、「逆境を乗り越えた先駆者となり、後に続いたアフリカ系米国人の選手に手本を示した」と感謝のコメントを残します。

 

黒人初の米大統領となったバラク・オバマさんは、「最高の野球選手の一人であり、私が今まで出会った中で最も強い人間の一人だった」と言います。ハンク・アーロンさんは、現役引退後も公民権運動を続け、野球同様に、人種間平等の大使であったと、アメリカのマスコミは称えています。

 

ハンク・アーロンさんの印象に残る最近のコメントは、イチロー選手が日米通算でピート・ローズの持つ大リーグ通算安打記録に迫っていた時期です。

 

「イチローが日本と米国の両方で成功したことは誰でも知っている。日本でスターだった選手が大リーグでキャリアを積み重ね、堂々とプレーする姿を見るのはうれしい」と語りました。「人種や言葉の違いを超えて認め合い、尊重し合う関係を作ろう・・・」という偉大なレジェンドのメッセージには重みがあります。

 

現在、野球に夢中の保育園の園児たちは、ハンク・アーロンどころか、王貞治さえ知りませんが、私の心には、人間としても一流の野球選手の一人として、ハンク・アーロンは残り続けるのです。

2021年

1月

23日

さよなら「大垣夜行」

今日は、冷たい雨となってしまったので、「相撲」を子どもたちと楽しみました。私が、小学校6年の時の担任が、相撲好きで、「○○場所」として、年に6回ほど時間割を無視して、1日がかりの相撲大会を行っていました。その当時を思い出し、小学生も含めたチーム対抗での取組みです。勝ち負けがつく競技は、大いに盛り上がりました。保育園の新しいスポーツとして、「相撲」を取り入れていこうかと思っています。

 

さて、「大垣夜行」という列車をご存知ですか。昭和の時代の話ですが、1996年まで、東京駅を23時台に出発し、名古屋の先、岐阜県大垣駅に朝6時前に到着する夜行列車です。寝台特急ブルートレインではありません。普通列車の夜行列車なのです。

 

新幹線や特急・急行には乗車できなくて、普通列車、快速列車しか利用できない「青春18きっぷ」という格安きっぷが、今でも夏休みや春休みシーズンに発売されます。この切符の利用者を中心とした人気列車でした。

 

当時、横浜を過ぎて、戸塚で午前0時を過ぎるので、戸塚までの切符を購入し、戸塚を過ぎてから、青春18きっぷの日付けを入れてもらうことで、まるまる24時間有効となるのです。

 

私が、学生時代に旅をした時は、戸塚で日付けが変わり、大垣に翌朝到着。そのまま、鈍行列車を乗り継いで、九州の熊本駅着が23時過ぎ・・・わずか2000円足らずの運賃で、熊本まで行ったことがありました。時間はあるけど金がない学生時代の思い出です。

 

当時は、狭い4人掛けのボックスシートでしたので、なかなか寝られませんでしたが、同じボックスの身も知らずの旅人と、おしゃべりしながらの楽しい旅でした。そんな「大垣夜行」も、1996年からは、全車指定席の快速「ムーンライトながら」という名前になり、2009年からは、臨時列車として、春休みや夏休み期間に運行されてきました。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年3月以降は運行していません。そして、このまま運行を終了することが発表されたのです。この「ムーンライトながら」には、当時小学生だった長男を連れて、旅に出たこともあり、「大垣夜行」と共に、思い出深い列車でした。

 

昭和の「大垣夜行」は、毎日運行されていたので、酒に酔ったサラリーマンが、この列車に乗ると、気がついたら「静岡」「浜松」「名古屋」となり、朝一番の新幹線で、東京の会社へ出勤という笑い話も多かったようです。

 

私の青春時代の思い出の列車がなくなってしまう・・・私世代のおやじの中には、今頃、感傷に浸っているものが、多いかもしれませんね。(笑)

2021年

1月

22日

おちんちんのえほん

年長6歳の女の子が、おうちの絵本を保育園にプレゼントしてくれました。10冊以上あります。さっそく、朝からその絵本を並べて、「あーだこーだ」と子どもたちが集まります。普段から、絵本を読む習慣のある園児や、好奇心旺盛の園児は、それはそれは、新しい絵本に食いつくように見入っています。

 

6歳女の子が、「この本は○○なんだよ」と解説を入れながら、しばらく、読書タイムとなったのです。そして、子どもたちの一番人気は「おちんちんのえほん」です。

 

タイトルから、インパクトがありますね。少しだけ、読んでみましょうか。

 

きみは おとこのこかな、おんなのこかな。

おとこのこなら、なんで わかるの。

おんなのことは、どこが ちがうの。

 

ここに いる ふたりの こどもは、おふろに はいっているので、

シャツも パンツも ぬいで、スッポンポンの はだかんぼ。

さあ、 どっちが おとこのこか おんなのこか、こんどは わかったよね

そう、おとこのこには、あしの あいだに 「おちんちん」が みえるね。

おんなのこにも、おちんちんが あるけど、そとからは みえないんだ。

 

それからね、からだの なかで、おしってこや うんちを だす ところは、

ひとに みせては いけないぶぶんなんだよ。 プールに はいる ときだって、

みずぎを きて、かくしているでしょう。

そこは、じぶんしか みちゃ いけない ところ、ひみつの ばしょなんだ。

そこを「プライベート・ゾーン」って いうんだよ。

パパや ママや、 きょうだいたちと、おふろに はいったり する ときは

いいけど、ほかの ひとには、みせないように したいな。

 

こんな感じで、パパとママから赤ちゃんが生まれるシーンも、ちゃんと絵本になっています。我が子に、どうやって、性を教えるか・・・日本人は、とても苦手と言われていますね。保育園でも、子どもたちに、性について、ちゃんと教えたことはありません。

 

「おちんちん」という言葉は、子どもたちが喜び盛り上がる単語ですが、声に出しても、あまり恥ずかしくない、優しい言葉です。こんな、絵本を通じて、子どもたちに「おとこのこ」「おんなのこ」の違いを感じてもらうのもいいかもしれません。

2021年

1月

21日

年長園児の影響力

1月からは、小学校入学を前にした年長園児は、お昼寝をしなくなります。他の園児が寝ている間は、自分の道具箱を使って、お絵かきやぬり絵をしたり、勉強タイムとなります。

 

今週は、「間違い探し」を楽しんでいます。「2つの絵を見て、間違いが5つあります。探してください」という内容です。6人の年長園児は、やる気満々に挑戦します。しかし、大人でもイライラするような難しい課題です。

 

「難しいから3つできたら持ってきて・・・残りはヒントを出すからね」と言いながら、頑張ってもらうのですが、最後まであきらめないで、やり抜く子が二人。3つまでは頑張る子が二人。最初にあきらめてしまう子が二人・・・そんな感じで、初日を終えます。

 

2日目・・・あきらめ組は、最初から「やらな~い」。他4人は、ますます、スキルアップです。そして、今日が3日目です。何と、あきらめ組が、「今日はやってみる」と挑戦してきました。早く5つの正解をクリアした園児は、考えている園児にヒントを与える役割をしながら、みんなで協力し合って全員正解です。

 

「間違い探し」は、簡単にできる問題では意味がありません。考えて考えて、ようやく正解が見つかることで、子どもたちの達成感がマックスとなります。

 

そして、今日は、10マス計算にチャレンジしました。一桁のたし算です。もちろん、たし算は小学生になってからやればいいのですが、日頃、そろばんをやってみたり、計算が得意な園児がいるので、勉強というよりも、遊び感覚でトライします。

 

一桁ならどんどんできる園児が3人・・・ゆっくりやるが1人・・・たし算が自信ない園児が2人です。今日は、小学校の算数の時間ではないので、自信のない2人には、無理に計算を教えるのではなく、お絵かきなど、好きなことやってもいいよ…としました。

 

すると、他の園児に聞くなりして、一人の女子が、ゆっくりですが計算を始めました。「えんちょうせんせい・・・できました」と言ってきますが、半分が間違えています。そこで、お昼の時間が終わりました。

 

彼女は、あきらめませんでした。午後のおやつが終わると「えんちょうせんせい・・・さっきのたし算、やっていい?」と言ってきたのです。このタイミングでは、彼女に、しっかりと教えながら、計算に取り組みました。

 

いつもは、仲良く遊ぶ6人の年長園児ですが、運動会ではライバルとなり、クリスマス発表会では、助け合いながらやってきた仲間たちです。たかがたし算かもしれませんが、こうして、お互いに影響力を深めていけることは、嬉しい話です。卒園まで、そして、卒園後小学生になっても、影響力を高め合う仲間であってほしいですね。

2021年

1月

20日

渡り鳥の不思議

今日は屋上に、分厚い氷ができていました。池の氷は、子どもが棒で叩いたくらいでは割れません。また、タライに張った水から、厚さ3センチ直径40センチの特大氷が出来上がりました。子どもたちは、落とさないように持ち上げます。「冷た~い!」です。(笑)

 

さて、保育園の保護者の中に、毎週日曜日は、埼玉県川島町の湖に、オオハクチョウを見に行くママがいます。何百羽が、いっせいに飛び立つ姿に魅せられてしまったようです。

 

そう、オオハクチョウは渡り鳥ですね。春から夏にかけては、水草などの食べ物が豊富なシベリアで繁殖します。冬になると、極寒で雪や氷が覆うため、比較的食べ物を確保しやすい日本に冬鳥として飛来します。

 

夏鳥と言われる渡り鳥もいます。ツバメです。ツバメは冬の間はフィリピンなどで過ごし、春になると食べ物が豊富になる日本に飛来します。子育てした後、秋には再び東南アジア方面へ戻っていくのです。

 

移動距離が長い鳥は、カモメの仲間のキョクアジサシで、北極と南極間の約2万キロを行き来します。しかし、渡り鳥は、どうして迷わずに日本にやってこられるのか?不思議ですね。

 

渡り鳥は、生まれながら進むべき大まかな経路がプログラムされているそうです。いざ渡り始めると、太陽や北極星などの星の位置を認識しつつ、体内時計と照らし合わせて、進む方向や方角を定めます。頭部にある感覚器で地球の磁場をキャッチ。位置を感じながら飛び、最後は記憶を頼りに目印の山や川など見つけ、目的地にたどり着くのです。

 

人間で言えば、海外から何丁目何番地に地図なしで向かうようなものです。凄いとしか言いようがありませんね。渡る目的は、食べ物を確保するためだそうです。

 

ただし、渡り鳥の飛来日が、地球温暖化の影響で数日ずれているそうです。渡り鳥は、飛びながら、地球の環境変化を敏感に感じ取っているのかもしれませんね。

2021年

1月

19日

子育て期の延長

今日の寺子屋は、バレンタインの特設会場が舞台です。年長園児がリーダーとなり、3人ずつの5つのチームで行動します。テーマは、「パパにプレゼントするバレンタインチョコレートを選ぶ」です。

 

年長園児といっても、まだ小学生前ですので、どんなリーダーシップで、チームをまとめられるか・・・そこがねらいでもあります。

 

あるリーダーは、「パパは大人だから、子どもが喜ぶチョコレートじゃなくて、大人のチョコレートがいいんじゃないの?」と、他のメンバーの意見をまとめて、ショーケースできちんと陳列されている、モロゾフのチョコレートを選びました。

 

あるリーダーは、「パパは、お酒飲むときはナッツを食べるから、このナッツが入ったチョコレートがいいんじゃないかな?」とマカデミアナッツチョコレートを選びます。

 

しかし、年中園児の意見に振り回されてしまい、チームをまとめることができず、結果、チョコレートを選ぶことができなかったリーダーもありました。

 

人には、リーダータイプもあれば、そうでない人もいます。ただし、自分の意見と他人の意見を交えながら、1つの方向へ持っていくには、話し合いが必要ですね。今日の寺子屋では、そんな経験を通じて、コミュニケーション能力が伸ばせればいいと思っています。

 

さて、晩婚化・晩産化の影響で、子育て期が後ろにずれ込んでいる傾向が、国勢調査のデータからも分かります。同居している未成年の子がいる既婚女性の割合のピークを見ると、1985年では35歳だったのが、2015年では39歳となっています。

 

50歳時点に注目すると、未成年の子と同居している人の率は、1985年ではわずか7.6%だったものの、2015年では52.0%と半数を超えています。私と妻がジャスト50歳の時には、長女以外の2人の子どもは未成年です。52%に入っていますね。

 

一昔前と違って、現在では50代も立派な子育て期です。両親が亡くなる前の私もそうでしたが、この年代では「育児+介護」のダブルケアを課される人が増えているのです。

 

サラリーマンで考えれば、一般的に50代が年収のピークとすれば、今は、子どもの大学進学期が親の年収ピークと上手く重なっています。しかし、これが、もっと後ろにずれていけば、年金で子どもの教育と親の介護までも支えないといけない状況になっていくのです。

 

子育て期の高齢化に合わせて、社会の諸制度も変えていかないといけませんね。

2021年

1月

18日

教育改革

今日は、屋上ファームの大根をすべて収穫して、子どもたちのお土産にしました。ファームでの収穫は、これで終了です。春までは、静かなファームとなります。今シーズンも、子どもたちは、たくさんの野菜を育て食べてきました。屋上ファームは、子どもたちの成長にとって、欠かせないものになっています。

 

さて、この週末に、センター試験に代わる新しい「大学入試共通テスト」が行われました。最初は、記述式での問題も検討されていましたが、採点にかかる時間や公平性などを考慮し、マークシート方式での回答となったものの、今までの「知識」「技能」を問う内容から、今回は、「思考力」「判断力」「表現力」を含めて問う内容になっています。

 

「教育改革」の目玉として、行われたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、共通テストの本質の報道よりも、「コロナ禍で、試験がこのように行われました」といった、感染対策の報道が多かったような気がします。

 

近年は、AI技術の進展や不透明な国際情勢など、社会構造の変化が急激に起こっています。この動きは、さらに加速しています。これからの時代を生き抜くために必要な力や資質を身につけ、社会に貢献する人材を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入試共通テスト」は、そんな子どもたちを育てるための一つと言えます。

 

戦後、日本での公教育は、質の高い労働者を作るための仕組みとされました。高度成長期は、「みんな一緒に〇〇しよう」が、上手くいったのです。しかし、産業構造の転換が起き、大量生産・大量消費の仕組みに限界がきました。公教育のシステムに合わない子どもたちは、「おちこぼれ」「不登校」「いじめ」という形で表れます。

 

ここで、「教育改革」の必要性が、叫ばれたのです。今に始まったことではありませんが、そろそろ、本腰を入れないといけない・・・というのが現実です。

 

公立の学校では、そんな個別対応の教育なんてできない・・・と言われ続け、オルタナティブ教育と言われる、様々なスタイルの教育機関で、公教育のシステムに合わない子どもたちを受け入れてきたのです。

 

しかし、「教育改革」とは、公立学校において、学びの個別化や協同化をを目指すことだとも言えるのです。

 

とても難しい議論となりますが、明日の世界を担う子どもたちへの教育を私たち大人は、しっかりと考え、責任を持って取り組まないといけません。

2021年

1月

17日

26年目の朝5時46分

コロナ禍で、報道は少なくなっていますが、阪神大震災が、今から26年前の早朝5時46分に発生しました。私が勤務していた洋菓子メーカーは神戸が本社でしたので、それはそれは、多くの困難を強いられました。

 

関東では、朝のニュースで、関西がとんでもないことになっている・・・と報道を受け、本社に連絡するも、電話はつながりません。私は、予定通り、大宮そごうのバレンタイン特設会場の準備に出かけます。

 

本社がどうなっているか、情報のないままに、チョコレートのディスプレーを淡々と行っていました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。

 

26年経過した今、バレンタインマーケットは拡大を続けています。今年も、ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターの特設コーナーに、バレンタインのチョコレートが陳列されました。

 

バレンタインデーを仕事にしていた私ですが、バレンタインの仕事から離れて、10年が経過しましたが、今でも今年は売れるかな?と気になって仕方がありません。26年前の阪神大震災の時は、「こんな時にバレンタインなんかやっている場合ではない」という風潮に、一時なったものの「神戸には洋菓子のメーカーがたくさんあって、震災で大きなダメージを受けた。チョコレートを買って助けよう」という、世間の温かさに助けられました。

 

そして、今年は、コロナ禍でバレンタイン商戦には逆風が吹いています。テレワークやリモート会議など、会社に出勤しない状況では、バレンタインチョコレートを渡す機会がありません。自分チョコ・友チョコと需要が拡大したものの、やはり今年のバレンタインは、厳しくなることが予想されます。

 

「こんな時だからこそ・・・チョコレートを楽しんで、コロナ禍を乗りきろう!」となってくれることを期待したいですね。

2021年

1月

16日

尺取り虫

今日は、桜の季節の陽気となり、屋上遊びでは、子どもたちが汗ばむほどになりました。バトミントンに取り組む小学生も、寒さを感じることなく楽しめたようです。

 

さて、保育園の屋上で、春先にたまに見かける虫が「尺取り虫」です。歩き方に特徴があって、愛着がわくイモムシの仲間です。手のひらにのせると、その上で歩き回ります。まるで、小さなペットのようですね。

 

この尺取り虫の名前は、「チャバネフユエダシャク」という蛾です。尺取り虫は、春に卵からかえり、クヌギの青葉や若葉などを食べます。春の短い期間で、一生分の栄養を蓄えるのです。

 

夏から秋に、土の中でまゆをつくり、サナギとなって過ごします。そして、冬にかけて成虫となり、木の幹を登るのです。成虫のチャバネフユエダシャクは、クモか鳥のフンかと思えるような、白黒の斑点模様の、ずんぐりとした形をしています。蛾なのに、ハネがありません。これは、メスだそうです。

 

なぜ、多くの昆虫が冬眠している寒い冬に活動するのか、そして、なぜメスにハネが無いのか?・・・答えは、冬期は外敵が少なくて安全度が高いからだそうです。そして、メスにハネがないのは、飛びまわる労力も節約して、できるだけ多くの力を次の世代の卵に託すということらしいのです。

 

そう言えば、ミノムシのメスもハネを持たないで、一生をミノの中で暮らす蛾です。尺取り虫は、春にとった栄養だけで何も食べずに半年も生き抜き、オスを引き寄せるフェロモンという絆で純愛を育み、次の世代の命を残して、当たり前のように静かに死んでいくのです。

 

尺取り虫の死にざまも、また我が子のために命を賭ける母の愛を感じますね。春になって、尺取り虫を見かけたら、そっと、見守ることにします。

2021年

1月

15日

女性管理職を増やす手だては・・・

今日の体操教室・・・最近は、体操の先生が毎回、楽しんで伸びるような新たなプログラムを用意してくれるので、子どもたちは、大いに盛り上がっています。

 

今日は、「逆立ち選手権」を行いました。保育園の子どもたちは、仲間と協力することをクリスマス発表会の練習などを通じて学んでいますが、運動会の練習では「あきらめないこと・勝つこと」への執念を学んでいます。「逆立ち選手権」は、学年別に、壁に足をつける体勢の逆立ちを、誰が一番長くできるかを競います。

 

年中・年長園児は、意地の張り合いで、なかなか決着がつきません。腕がしびれて、もう限界というところまで、粘る子どもたちです。年長で優勝した6歳女の子は「最後○○君との戦いになっても、絶対に負けないぞ!」と思っていたそうです。園長としては、根性論で保育はしていませんが、こんな子どもたちを見ていると、なぜか嬉しい気持ちになるのです。

 

さて、日本では、政治の世界も民間企業でも、女性大臣や女性管理職が、世界の中では極端に低いと言われています。今日は、公立学校の話です。

 

公立学校の2020年度の教員統計が発表され、管理職に占める女性の割合は19.7%で、これまで最も高かったそうです。平成23年度では、14.8%だったので、ざっと10年間で5%アップしたことになります。

 

民間企業で考えれば、女性の管理職比率が19.7%というのは、高い数字ですが、学校では、女性の先生が、ざっと全体の60%です。女性教員が多いのに、管理職(校長・教頭)が、19.7%しかいないとも考えられますね。

 

一方で、都道府県別の差が大きく、小学校の女性校長の割合は、広島県で46.9%、石川県で42.3%だったのに対し、山梨県では7.2%、長崎県では9.3%にとどまるそうです。

 

責任が重い・・・子どもと関われない・・・といったマイナスイメージで語られることが多い管理職です。さらに、女性は、家事育児介護などの負担が重くのしかかり事が多いです。女性教員に、いかに管理職のやりがいや魅力を伝えることが求められます。

 

昨年「女性管理職という生き方~なんて楽しい教頭職」を出版した船橋市立法典東小学校の藤木美智代教頭は、「かつての自分は、学級担任を一生続けたいと考えたが、40代後半、学級だけ見ている年齢ではなくなったと感じ、管理職を目指すことを決めた。教頭になって、『自分のクラス』ではなく『学校』の成功や評価を喜べるようになった」と言います。

 

プロ野球では、「名選手必ずしも名監督にあらず」とかつては言われましたが、現代野球では、名選手が名監督という例が多いですね。学校でも、「学級経営がうまい教員が管理職になるなんてもったいない」と考えられていましたが、今は「学級経営がうまい先生に学校経営も任せたい」という流れだそうです。

 

ゆっくりですが、学校も女性管理職の割合が増えています。私のサラリーマン時代の経験でも、女性の発想や企画力は、過去の概念にとらわれないものが多かったですね。多くの組織にとって、男女やベテラン&中堅&若手のバランスが取れていることがいいに決まっていますね。

2021年

1月

14日

けんかの対応

今日は、屋上で「芋煮会」を行いました。ファームで収穫した「じゃがいも・大根・小松菜」を使った煮込みうどんです。今日は、春が来たような気候で、最高の青空給食となりました。美味しいうどんを何杯もお代わりして、大満足の子どもたちです。

 

さて、毎日の保育園生活の中で、けんかがない日は、一日たりともありません。ブロックの取り合い・・・おもちゃの取り合いなどは、3歳児くらいまでは、日常茶飯事です。もちろん、「自分の思い通りにならない」という経験を多く積むことで、「次は、どうすればいいのか?」を子どもたちが、自分で考えるようになるので、保育園では、けんかが始まっても、すぐには、先生が間に入って、やめさせることはありません。

 

ここら辺の対応は、たいがいの保育園や幼稚園でも同じだと思います。

 

これが、4歳児、5歳児くらいになると、「言葉」によるけんかが目立ってきます。「バカ!」「○○なんて大嫌い!」「もう、○○とは遊ばないから・・・」といった感じです。4歳5歳になれば、「けんかをしても自分たちで解決するようになる」と、保育のマニュアルには書かれていますが、実際には、子どもたちどうしで解決できることは、そんなに多くはありません。

 

先生が、けんかの場面をしばらく見守ることになるのですが、私たち大人は、子どもに対して、けんかになると「ごめんなさい」と謝り、「いいよ」と許すことが、最善の解決策であり、その展開に誘導したくなってしまいます。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で、円満解決・・・シャンシャンという気になります。こうして、大人が望めば、けんかになったら、「ごめんなさい」「いいよ」とさえ言っておけば、その場はスッキリとおさまると、考える子どもだっていることでしょう。

 

「いや・・・絶対に許さない」「今は、謝る気持ちになんかなれない」と思っている子どもが、実際には多いと思っています。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で終われば、そこで、子どもは「どうしてけんかになったのか?」「今度けんかにならないようにするには、どうすればいいのか?」の思考を停止してしまいます。

 

しかし、けんかは、じっくりと自分と向き合ったり、考えたりする時間です。そう考えると、子どもたちの「許せない」という気持ちを汲んであげることが大切なのかもしれません。

 

けんかは、こどもが成長する大きなチャンスと、よく言われますが、大人の対応次第では、「謝っておけばいいんだよ・・・あっかんベー!」という子どもの声がこ越えてきそうですね。

2021年

1月

13日

ミツバチの代わりに「ハエ」!?

今日も屋上のタライの水に氷が張りました。昨日は雪を期待した子どもたちですが、空振りに終わり、そのうっぷんを晴らすように、氷に向かってダッシュです。あっという間に、氷は割られ、どろんこ広場のドロ水に混ぜられてしまいます。これが、子どもの遊びですね。

 

さて、これからの季節は、ハウス栽培の「イチゴ食べ放題」農園が続々とオープンしていきますね。ハウスの中には、ミツバチが飛んでいることが多く、子どもにとっては、刺されるんじゃないかと、少し怖い存在でもあります。

 

ところが、最近では、そんなミツバチ不足を補う新たな選択肢として「ハエ」を利用する農家が増えているそうです。もちろん、清潔で人の役に立つ「働きハエ」です。

 

岡山大学のベンチャー企業では、温度25度に保たれた培養器に、「ヒロズキンバエ」という銀蠅(ぎんばえ)が、出番を待っているそうです。ハエは、動物の死骸やフンをエサにしているので、不潔なイメージがありますが、ここでは、食肉やドックフード、砂糖水を与えて、衛生的に飼育されているそうです。

 

「ミツバチ(bee)のように働くハエ(fly)」が名前の由来の「ビーフライ」として、1000匹入りが2000円だそうです。高いのか安いのかは、よく分かりませんが、清潔さが認められて、2010年の出荷開始から10年間で、取引農家は700戸まで増えたそうです。

 

ハエは寒さに強く、天候に左右されず、人も刺さない。ミツバチに比べて体が小さいので、花のめしべを傷つけにくく、形の悪い実(奇形果)が少ないそうです。

 

逆に、ハエは、外に出ると戻ってこないので、露地栽培には向かずビニールハウス専用になることと、メロン・スイカ・トマトの花の蜜は吸わないそうです。こうした特性から、「ビーフライ」は、建物内の植物工場や品種改良用の小規模施設などでの普及が見込まれるようです。

 

もしかしたら・・・あなたが食べているイチゴ・・・ハエのおかげかもしれませんね。ただし、「うちのイチゴは、ハエががんばったから、美味しいんだよ」と口外する農家は、あまりいないようです。ハエの市民権は、まだまだ先の時代のようですね。

2021年

1月

12日

理科得点と性差

昨日は、成人式でしたね。テレビの報道を見ていても、今年は異例の成人式です。緊急事態宣言が発令された都道府県では、急きょオンライン成人式や延期などとなり、人生の大きな節目となる「成人の日」が混乱してしまいました。次の、人生の節目は、卒業式です。3月までには、事態がいい方向に進み、昨年多くの学校で、普通にできなかった卒業式が、普通にできるように願うばかりです。

 

さて、「リケジョ」という言葉が日本で使われるのは、理系に強い女子が少ないからです。よく、「理系教科は男子ができて当たり前、脳のつくりが違うから」なんてことを言われてきました。しかし、この説は、どうやら間違いのようです。

 

日本・韓国・アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン・フィンランドの7か国の理科平均点の男女比較では、小学校4年を見ると、韓国とアメリカを除いて、女子の方が高い結果です。日本でも、小学校4年生では、女子の方が男子よりも理科の得点は上なのです。

 

ところが、中学2年になると、日本では、男子が女子よりも平均で10点も高くなります。ここで注目すべきは、男子が女子を凌駕するのは、思春期以降です。

 

中学から高校にかけて、進路を意識するようになります。文系や理系か・・・という選択があります。日本では「女子が理系に行くなんて・・」などと、周囲からジェンダーメッセージを受け、女子が理系から遠ざけられているのではないかと、考えられるのです。

 

それは、他の国と比較するとよくわかります。日本と韓国は、男子>女子の構図ですが、アメリカは、中学になってからは女子の方ができるようになります。スウェーデンやフィンランドの北欧2国は、小4でも女子が強いですが、中学になると、その差がますます広がっていきます。

 

こう考えると、男と女の「脳」の違いという仮説は、どうやら疑わしいですね。むしろ、ジェンダーメッセージなどがほとんどない北欧2国のデータを見ると、まだまだ、日本は、男だから・・・女だから・・・という考えが残っていることは間違いないですね。

 

そう言えば、正月の箱根駅伝で、優勝した駒澤大学の監督が、選手への激励に「おまえは男だろ・・・」というメッセージがありました。このメッセージに、違和感なく、「そうだ・・・その通りだ!」と思った人は、ジェンダーメッセージを発する側の人間かもしれません。

2021年

1月

11日

生き物の死にざま⑨ ネズミ

保育園のクリスマス発表会で、大いに盛り上がったジャンボリーミッキーですが、今でも朝の会のダンスで、音楽をかけると、子どもたちはノリノリで踊ります。

 

ミッキーマウスで知られているように、英語では、ネズミのことをマウスと言います。しかし、日本では、特に実験用に飼育されているネズミが、マウスと呼ばれています。実験用のマウスは、ハツカネズミが用いられます。

 

「二十日ねずみ」の二十日の語源は、一説には妊娠期間が二十日であることに由来していると言われています。それくらい、妊娠期間が短いだけでなく、ハツカネズミは、1年のうちに、5~10回程度も妊娠を繰り返し、1回に5、6匹の子どもを産みます。そして、生まれた子どもは数カ月で成熟し、妊娠するのです。

 

こうして、次々に増えるのです。まさに「ネズミ算」の言葉どおりですね。こうして、次々に生まれるハツカネズミは、実験動物として適しているのです。人間の行うあらゆる実験に用いられるのが、彼らの仕事です。あるものは、薬物を投入され、あるものは電気ショックを与えられ、あるものは、体中に電極をつけられています。

 

とても残酷ですが、彼らは実験動物です。死ぬことが彼らの仕事なのです。

 

現在、コロナ禍で、「命」について、深く考える機会が増えていますね。しかし、命の謎を解明するためには、生命の犠牲が必要です。実験動物たちの犠牲によって、人間はまた一歩、生命の謎に迫ることができます。そして、彼らのおかげで、新薬が開発され、人間たちはますます長生きできるようになるのです。

 

新型コロナウイルスも、当たり前にワクチンが普及し、「あの時は大変だったね~」と過去の出来事として語られる時がきっと来ることも、ハツカネズミのおかげなのです。

2021年

1月

10日

生き物の死にざま⑧ ミノムシ

この連休は、「生き物の死にざま」シリーズを続けます。今日は、ミノムシことオオミノガです。最近は、あまり見ることが少なくなり、保育園の屋上でもめったにお目にかかれませんが、ミノムシの正体は、オオミノガという蛾の幼虫です。

 

私も知りませんでしたが、ミノムシのメスは、一生蓑(みの)を出ることなく生涯を閉じるのです。いやいや・・・何という運命でしょうか。

 

ミノムシは、枯れ葉や枯れ枝で巣を作り、その中にこもって暮らします。この様子が、粗末な蓑を着ているように見えることから「蓑虫(ミノムシ)」と名付けられました。こうして、蓑で外敵から自分を守りながら、蓑の中からときどき顔を出して、まわりの葉を食べたり、上半身を出して移動したりして暮らしています。そして、冬になる前に蓑を枝に固定して、蓑の中で冬を過ごします。私たちが見るのは、冬に枝にぶら下がっている姿ですね。

 

春になると、ミノムシは蓑の中でさなぎになり、成虫の蛾になって蓑の外に出ます。しかし、外に出て飛び立つのはオスだけです。メスは、春になっても巣の外に出てくることはありません。巣の中でさなぎになり、成虫になりますが、その後も巣に留まります。そして、顔だけを出して、成虫となったオスのミノムシをフェロモンで呼び寄せながら、オスが飛んでくるのをじっと待ち続けるのです。

 

蓑の中のメスは、成虫になってもハネも足もありません。ウジ虫のような姿をしています。ハネを持つよりも体を太らせて、たくさんの卵を産むほうがいいからです。メスを見つけたオスは、蓑の中に腹部を入れて、メスと交尾するのですが、オスとメスはお互いの顔を見ることなく交わるのです。

 

オスにとっては、美しく雅なひと時となるのですが、この儀式が終わると、オスは死んでしまいます。残されたメスは、蓑から出ることなく、蓑の中に卵を産みます。そして、静かに生涯を終えるのです。

 

母の存在を知ることなく、卵から生まれた幼虫は、蓑の外に出て、糸を伸ばして垂れ下がり、風に乗って新たな場所を目指して飛んで行くのです。

 

日本には、たくさんの離島がありますが、一生島から出たことがない高齢者もいるのではないでしょうか。しかし、その人たちは、決して不幸な人生ではありません。故郷の島で一生を終えることは、幸せなことかもしれませんね。

 

ミノムシのメスも、一生を蓑の中で暮らしていても、それはそれで、十分に幸せなのかもしれません。

2021年

1月

09日

教師のルーティン

日本海側を中心に大寒波となっていますが、今朝は、さいたま市でもこの冬一番の冷え込みとなりました。気温はマイナスです。ということで、屋上の池は、しっかりと氷が張っていました。子どもたちの氷遊びは、とても楽しそうですね。「冷た~い!」と言いながらも大喜びです。

 

さて、今日は、ある小学校の先生の理想的なルーティンです。こんな仕事の仕方ができるといいですね。

 

『朝は早めに登校すると職員も少なくて、印刷や雑務がはかどり、一日に対する余裕が生まれてきます。子どもたちが登校してくる時間になったら教室に行き、教卓で仕事をします。子どもたちが教室に入ってきたら「おはよう!」と声を掛けて、その時にちらっと子どもの様子も観察します。

 

子どもたちには、教卓に提出物を出させるように習慣付けします。宿題などは、どんどんその場で丸付けしていけばいいのです。業間休みは教室にいて子どもたちと対話をする時間にします。特にその必要がなければ、宿題の丸付けです。

 

昼休みは、子どもたちと一緒に遊ぶための時間です。丸付けが残っていようと、ここは子どもたちとの大切な時間と割り切るのです。放課後は、会議などがなければ、自分の事務仕事に即、取り掛かることです。ここで、のんびりすると、結果的にムダな時間をつくってしまうことになります。

 

翌日の授業準備は、毎日、5教科もの授業をする小学校教師が全教科に十分な準備をして臨むことは不可能です。国語や算数の大きな単元をまとめて考えておくのです。授業は、どれだけ準備しても満足いくことはありません。何時までと決めて、途中でやめてしまうのも大切です。

 

授業の準備よりも、元気で次の日に子どもたちの前に立つ方が良いのです』

 

もちろん、保護者対応など、突発的なことがあれば、このようなルーティンが崩れるでしょうが、私たちは、こんな組み立てを参考に、貴重な時間を効果的に仕事に使いたいものですね。

2021年

1月

08日

ボランティア部

昨日、一都三県に緊急事態宣言が再発令されました。保育園に関しては、先回は、テレワークなど保護者が在宅の場合は、登園自粛を要請しましたが、今回はそれはありません。実際、テレワーク中に子どもが乱入して、仕事にならないこともあったようですね。

 

ところが、今回は、まるで、飲食店が悪者扱いです。私が、飲食店の経営者であったら、怒りと嘆きと失望と・・・様々な感情に振り回されたことでしょう。いつもお世話になっている飲食店が、補助金を活用しながら、なんとか乗り切ってもらいたいですね。

 

さて、東京都西東京市にある田無第四中学校には、ボランティア部があります。発足のきっかけは、ミシシッピアカミミガメの飼育だそうです。保育園でも、「ミドリガメのおうち」で、現在冬眠中です。

 

3年前に生徒が校内でカメを見つけ、学校が自治体へ対処の方法について問い合わせたところ、外来種であるため、引き取り手がいない場合は保健所で処分されると聞き、有志の生徒が校内での飼育を申し出たことがきっかけです。

 

生徒らはカメを世話する中で「誰か」や「何か」のために自分で行動する大切さに気付き、担当顧問も外来種についての課題や現状を周囲に知ってもらいたいという気持ちが強くなり、生徒と共にボランティアとして取り組めないか検討し、翌年ボランティア部を設立し、集まった部員たちと外来種に関する啓発活動を始めたそうです。

 

しかし、少しうがった見方をすると、ボランティア部なんて、少し、偽善ぽく感じてしまいます。(すみません)

 

ところが、このボランティア部は「ボランティアは良いことで、やらなければいけないことだという認識を変えていきたい」という考えで活動しているそうです。

 

本来、ボランティア活動は、やらされることでもやらなくてはいけない事でもありません。自分ができる範囲で行うことです。そして、個人の活動が集まり、「伝え、広める」ことが大切だ・・・ボランティアは多くの人が関わってこそ・・・という思いだそうです。

 

ボランティアに関する考え方は、人それぞれですが、こんな活動もいいですね。

2021年

1月

07日

行事は「なぜするか?」

今週は寒波到来の予報ですが、風がないので、屋上遊びも子どもたちは、活発に動き回ります。「のどが渇いた~!」と、ジャグの水をごくごく飲む子どもたちです。

 

さて、ホワイトきゃんばすは、12月にクリスマス発表会を行いましたが、多くの幼稚園や保育園では、今年に入って「生活発表会」のような形で、子どもたちの発表会を行うところも多いですね。しかし、一都三県に緊急事態宣言が再発令された状況下では、「中止!」という園が増えていくかもしれません。

 

「コロナだから中止」という結論なのでしょうが、そもそも、「○○発表会」という行事を「なぜするか」をきちんと考えている園は、簡単には中止にはしません。

 

例えば「当園では、生活発表会を通じて、子どもたちの興味・関心や育ちを保護者の皆様に発表し共有することが目的です。よって、感染対策を行ったうえで、予定通り開催します」といった内容です。

 

昨年度は、卒園式や卒業式が通常通りに行われず、子どもたちにとっては、大切な「人生の節目」を十分に感じることができなかったかもしれません。今年度は、3月末までですが、運動会や○○発表会までも、中止となれば、子どもたちにとっては、自分たちの頑張りや成長を見せる機会を失ってしまいますね。

 

ホワイトきゃんばすのクリスマス発表会は、1か月以上も前から練習をスタートさせ、子どもたちが、それぞれの目標に向かって、継続して「練習をがんばる」ことを経験します。チームワークも必要です。そして、本番での経験が、自信につながり、次の挑戦に立ち向かう力となるのです。目的は、子どもたちが主体ですが、保護者の皆様にも、自分の子どもだけでなく他の園児の成長を共有してもらいたいと思っています。

 

他の幼稚園や保育園と比べると、園児の数が少ないので、保護者が集合しても、399名収容の大ホールの50%以下に収容人数を抑えることができ、クリスマス発表会を行うことができました。

 

これから、発表会を行う園においては、「コロナだから・・・」の前に、もう一度「なぜするか?目的は何なのか?」をしっかり考える機会にしてもらいたいですね。その上で、中止という結論ならやむなしです。

 

来年度の行事も「なぜするか?」が、大切なことですね。

2021年

1月

06日

美人の日本語

4月に小学生になる年長園児にとっては、保育園生活もあと3か月です。小学校では「お昼寝の時間」はありませんので、いよいよ、今月からお昼寝なしの園生活が始まりました。簡単な勉強をしたり、お絵かきをしたりして、お昼寝時間を過ごします。

 

今日は、各自のノート・定規・消しゴムに名前シールを貼る作業を行いました。これから小学生になる年長園児は、勉強がやりたくて仕方ありません。目を輝かしながら、名前をつけて、今日は国語ノート1ページ分だけですが、自分のフルネームをひらがなで書いてみます。こんな感じで、楽しいお昼の時間を過ごしています。

 

さて、今日も男の子が「やばい・・・やばい・・・やばい」を連呼していましたが、若者言葉として、様々な意味に使われる「やばい」は、もはや市民権を確立しましたが、日本語の乱れは、今に始まったことではありませんね。

 

山下景子さんの「美人の日本語」という本があります。この本は、一日一つの美しい言葉を挙げ、その言葉の由来やまつわる話や著者の思いなどをつづっています。

 

「美人の日本語」というタイトルから、すでに素敵な言葉ですね。

 

和歌では、虫の音ではなく、「虫の声」と表現することが多いですね。「虫の鳴き声を音ではなく声として聞くのは、相手の言った言葉から気持ちを汲み取る作業と似ている」と著者は考えます。

 

「忘れ水」とは、野山に流れる誰にも気づかれない水の流れ・・・どこかで当たり前にひっそりと流れる忘れ水。そんな存在が心の拠り所にになったりする。

 

「白玉(真珠)」・・・貝は異物が入り込むとなんとかしようと分泌液を出す。それが固まって真珠が生まれる。悲しみも苦しみも異物のようなもの。その痛みと向き合ううちに真珠が生まれる。

 

「恩送り~ありがとうの連鎖~」同じような言葉に「恩返し」があります。恩を受けた相手に、直接恩を返すことです。「恩送り」は、受けた相手とは限りません。いただいた恩を、別の誰かに送る。そうやって、みんながつながっていくのです。私たちは、気付かないうちに、様々な恩を受けて生きています。今度は、恩を誰かに送ってみませんか。

 

どうですか・・・「日本人に生まれた良かったなぁ~」と思うことは、様々な場面で経験しますが、こんな「美人の日本語」と出会った時も、そんな気持ちになりますね。

2021年

1月

05日

令和3年保育スタート

いよいよ新しい年の保育園がスタートしました。長いお休みだったにもかかわらず、子どもたちは、笑顔で登園です。昨年のクリスマス発表会の時は、全員泣かないという快挙を達成しましたが、子どもたちは、本当にたくましく成長しています。

 

ママの第二子の出産後、故郷に帰ってママとおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていた3歳女の子も、1月末だった予定が、「早く保育園に行きたい!」と来週から登園することになりました。早く、友だちと遊びたいようです。

 

今年の正月は、故郷への帰省を控えた家族が多く、「初めて自宅でのお正月」という家族もありました。子どもたちは、ずっと、家の中でじっとしているわけにはいかないので、近場の公園で、自転車に乗ったり、ローラースケートに野球を楽しんでいたようです。

 

さて、今日の寺子屋は、「お年玉の話」です。哲学の時間では、「頭で考えていることは、目には見えないので、言葉にして伝えるんだよ」と言っていますが、どうしても、一部の園児の発言が多くなることがあります。そこで、今日は、全員の意見を引き出すことにします。

 

「もらったお年玉で何を買いたい?」をテーマに、話を進めます。今回帰省をしなかったので、お年玉がなかった園児は、もしもらっていたら・・・とします。ねらいは、「子どもとは言え、お金は目的を持って使ってもらいたい」という考えです。

 

ところが、年長園児を含めて、ほとんどの園児は、「まだ考えていない」「今は思いつかない」でした。せっかく、親や祖父祖母がお年玉を子どもや孫にあげるのならば、この機会に「このお金をどうやって使うか」まで、見届けてほしいと思っています。

 

子どもたちに、少し考えてもらって、意見を引き出すと、圧倒的に多いのが「おもちゃ類」ですね。アンパンマンから戦隊もの、ミニカーやプラレールなどです。そして、「10円ガムにじゃがりこLサイズ」と、具体的なお菓子の名前も出てきました。「ポテチをたくさん買いたい」という園児もあります。

 

さらに、子どもたちに考えてもらいます。

 

「3300円もらって、もう300円でポテトチップスを買ったんだ。残りの3000円は、今から考える」「もらったお年玉は、大切に使うんだ。まず最初に買うのが、お花でママにプレゼントするんだ」

 

プレゼントするという意見が出たので、「自分の物を買うんじゃなくて、お年玉で誰かにプレゼントするっていうのは、どうかい?」と聞いてみると、多くの子どもたちが、「ママに○○」「パパに○○」と、プレゼントすることに抵抗はありませんでした。

 

「自分で使うのもいいけど、プレゼントすると、何だか、うれしいきもちになるんだよね・・・」と5歳女の子が語ります。

 

今日の話は、ここまでですが、「お金をどのように使う」は、大人になっても大事な問題ですね。子どもたちには、今から考えてもらいたい内容です。

2021年

1月

04日

生き物の死にざま⑦ ゾウ

「象の墓場」という伝説をご存知ですか。ゾウは死期を感じると、群れを自ら離れ「象の墓場」と呼ばれる場所に向かい、決して他のゾウたちに見られないように、静かに死を迎えるというものです。しかし、これは誤りだそうです。

 

ゾウは巨体にもかかわらず、サバンナでゾウの死体がほとんど目撃されなかったことや、象牙を密漁するハンターたちが、大量の象牙を売りさばくために、この伝説を巧みに利用したと言われています。

 

ゾウの死体が発見されないのは、サバンナの乾いた大地では、多くの生き物たちが腹を空かせています。ゾウの死体があれば、最初はハイエナたちが、その厚い皮を食い破り、肉を食い漁ります。すると、その穴にハゲタカが集まり、肉をむさぼり食うのです。こうして、ゾウの大きな体は、見る見るうちに骨だけとなるのです。やがて、骨も風化し、全てが土に還る。そのため、人間が象の死体を見ることが少なかったのです。

 

ゾウの研究が進むにつれて、ゾウは死を認識しているのではないかと考えられるようになりました。例えば、死んだ仲間のゾウの体を起こそうとしたり、食べ物を与えようとしたりするそうです。また、仲間を弔うかのように、土や木の葉を死体の上に掛けたりする行動が観察されています。

 

ゾウは群れで行動します。お互いに複雑なコミュニケーションを取りながら助け合って暮らします。ケガをしたり、トラブルにあったゾウには協力して手助けするし、慰め合ったり、ケンカしては仲直りしたりするそうです。

 

なんだか、人間と変わらないですね。ゾウは、「死」を理解しているし、「死」を悼むことができる動物なのかもしれませんね。

 

先日、保育園の寺子屋の時間に「死んだらどうなるの?」をテーマに、哲学の時間を行いました。

 

「志村けんは死んで天国に行ったんだよ?」「天国に行ったってどうしてわかるの?」「だって、いい人は天国に行って、悪い人は地獄に行くんだよ」「地獄に行く人は、どんなことをした人?」「人を殺した人だよ」・・・・「先生!天国に行ったら、また生まれ変わることができるんだよ」「じゃ○○君も生まれ変わって人間になったの?」「前のことは覚えていないので、それはわからないよ」・・・なんて会話が、子どもたちの中で続きました。

 

「死」を前にすれば、現代の医学の力をもってしても、人間さえ無力です。自分もいつか死ぬこと。大切な人が死んでしまうことだってあります。

 

「死」について、子どもたちと考えることは、重いテーマと思われるかもしれませんが、それは同時に、「生きる」ことを考えることでもあります。明日から、新しい年の保育園がスタートしますが、生きることは、楽しく遊んで、子どもたち同士の影響力を高めることです。そして、自分で考える力をたくさん持ってもらいたいですね。

 

「生き物の死にざま」で語りたい動物や昆虫は、まだまだたくさんいるのですが、年末年始、お付きあいいただきましてありがとうございました。令和3年・・・今日から世の中は、「日常」へと動き出します。まだまだ、困難な状況が続きますが、自分ができることを考えて、前を向いて進んでいきましょう。

2021年

1月

03日

生き物の死にざま⑥ ジョロウグモ

保育園の子どもたちにとっては、「ジョロウグモ」と言えば、黄色と黒の縞模様の、その姿を簡単にイメージすることができます。9月の親子遠足のフィールドワークで、ジョロウグモを学び、触ることもできたからです。実体験は、子どもたちの思い出に深く残るのです。

 

今日は、そんな「ジョロウグモ」が主人公です。お正月を迎える虫は、真冬の寒い中でじっと暮らしていますが、ジョロウグモは、秋に卵を産むと冬を越すことなく死んでしまいます。春になると、卵から生まれた子グモたちは、枝の先に立ってお尻から長く糸を出し、まるでスパイダーマンのように、大空を移動するのです。その距離は100メートル以上だそうです。

 

クモの巣の真ん中で目立っている大きなジョロウグモは、メスです。彼女は、ずっと獲物が巣にかかるのを待ち続けます。一日何もかからないことなどざらで、長い時では、一カ月以上も何も食べずに待ち続けることもあるようです。エネルギーを節約するために、じっと動かず、孤独な人生です。

 

孤独・・・と思いきや、親子遠足のフィールドワークでも観察したように、メスのまわりに、数匹の小さなクモが見つかります。実は、このクモたちがジョロウグモのオスです。メスの胴体の大きさが3センチに対して、オスは1センチ程度です。オスたちは、子どものうちはそれぞれ小さなクモの巣を張って暮らしていますが、夏になって大人になると、メスの巣に集まり、居候するのです。

 

ついに、彼女の巣に勢いよく飛んできたトンボがかかります。糸の振動で獲物を感じた彼女は、目にもとまらぬ速さで、首尾よく獲物に襲いかかり、吐き出した糸で、トンボを動けないようにぐるぐる巻きにしました。

 

こうして獲物にありつける前に、スズメやカラスに襲われて食べられてしまうジョロウグモがほとんどですが、彼女は、おいしそうにトンボを食べています。そこへ、オスが彼女に近づいてきました。メスがエサに気を取られているうちに、交尾をすませるのです。彼女にとっては、動くものはすべて獲物でしかありません。オスにとっては、メスに不用意に近づけば食べられてしまうのです。

 

そして、彼女のお腹の中に、新しい命が宿るのです。命を宿した彼女の縞模様は、輝くように鮮やかです。そして、秋の終わりに、巣から木の幹などに移動して卵を産みます。枯れ葉などで卵を覆い隠し、力尽きた彼女は、卵を抱きかかえるように死んでいくのです。

 

クモという生き物は、人間たちからは、たいがい悪者扱いされます。人間が、小さくなって昆虫の世界に迷い込んだりした物語では、クモはいつも凶悪なモンスターです。でも、こうして、必死に短い一生を終えるジョロウグモの姿をたまには、思い浮かべることにします。

2021年

1月

02日

生き物の死にざま⑤ ミツバチ

お正月には、おせち料理にお雑煮を食べて、朝から酒を呑む・・・こんな元旦の過ごし方をまた今年も楽しんでいましたが、今年のおせち料理はざっと前年よりも10%も売上が伸びたそうです。

 

キーワードは「高級おせち」と「個食おせち」だそうです。毎年、正月に海外旅行に行くような富裕層が、「どこにも行けないから、せめておせちは豪華に!」という需要と、コロナ禍で、一人一人が個食パックで食べきるタイプのおせちが早々に売り切れたそうです。

 

日本の食文化として、おせち料理は大切にしたいですね。家で作ることがなくなり、「おせち料理需要」は、ここ20年で、倍の市場規模になっているそうです。

 

さて、お正月が終わって、日常の朝食に戻ると、私の場合は、ほとんどパン食です。トーストに、たっぷりとハチミツをぬって食べるのが大好きです。しかし、ミツバチが一生かけて働きづめに働いて、やっとスプーン一杯のハチミツを集めるそうです。

 

ミツバチの巣には、一匹の女王バチと数万匹もの働きバチがいます。女王バチから生まれた働きバチはすべてメスです。自らは子孫を残す機能を持っておらず、集団のために働き、そして死んでいくのです。

 

ミツバチの世界では、たくさん生まれたハチの幼虫から、女王になるハチが選ばれます。その選抜の過程など詳しいことはわかっていませんが、選ばれた幼虫は、ロイヤルゼリーという特別なエサを与えられて育つことによって、体の大きい女王バチになるのです。

 

大勢の働きバチの仲間は、同じ女王バチから生まれた姉妹ということになります。姉妹は親から遺伝子を引き継いでいるから、彼女たちは巣の仲間のために一生懸命働くのです。

 

女王バチは数年生きて、毎日数千個の卵を産みますが、働きバチの寿命はわずか1か月です。その間に、働くだけ働くのです。

 

成虫になった、働きバチに与えられる最初の仕事は、密集めではなく内勤です。巣の中の清掃や幼虫の子守だそうです。次に、巣を作ったり、集められたミツを管理するなど、責任ある仕事を任されるようになり、働きバチのキャリアにとっても輝かしいときです。

 

働き盛りが過ぎてミドルを過ぎたミツバチたちに与えられるのは、危険の多い仕事です。まずは、巣の外でミツを守る護衛係です。そして、働きバチのキャリアの最後の最後に与えられる仕事こそが、花を回って蜜を集める外勤の仕事なのです。

 

しかし、ミツを集める仕事は、常に死と隣り合わせです。クモやカエルなど天敵がうじゃうじゃいて、強い風に雨にも打たれます。巣に無事に戻ってこれないハチもたくさんいます。戻ってきたハチは、何度もミツや花粉を集めるために、この仕事を繰り返すのです。

 

そして、飛び立った働きバチは、どこか遠くで命が尽きます。それは、お花畑かもしれません。そして、一匹の働きバチは、生涯でスプーン一杯のハチミツを集めるのです。

 

高度成長期からつい最近まで、休みなく働く日本のサラリーマンは、世界の人々から「働きバチ」と揶揄されていましたね。日本のサラリーマンの生涯収入は2億円といわれてますが、ミツバチなら、スプーン一杯のハチミツなのです。

 

人間の方は、働き方改革で「働きバチ」状態は改善されていますが、ミツバチの世界では、相変わらず、働きバチが1か月の生涯を懸命に働き続けているのです。

2021年

1月

01日

生き物の死にざま④ タコ

令和3年の朝を迎えました。新年あけましておめでとうございます。今年も保育園の子どもたちの笑顔のために、よろしくお願い申し上げます。

 

皆様は、どんな年末年始を過ごされましたか。いつもと違う正月の朝かもしれませんね。今年も、初日の出を寒さに耐えながら見ていました。お日様は、いつも通りですね。コロナでなくても、年が変われば、私たちは新しい道を進んでいきます。それは、自分で進むしかありません。令和3年をしっかりと、つくり上げていきましょう。

 

さて、今日は「タコ」です。正月には食卓に上がりますね。タコは、大きな頭にハチマキをしているイメージがありますが、大きな頭に見えるものは、頭ではなく胴体です。タコは、8本ある足の付け根に頭があり、その後ろに巨大な胴体があるのです。無脊椎動物の中では、高い知能を持ち、子育てをする子煩悩な生物としても知られています。

 

タコの寿命は明らかではありませんが、1年から数年と言われています。そして、タコはその一生の最後に、一度だけ繁殖を行うのです。タコにとって。繁殖は生涯最後にして最大のイベントなのです。

 

タコの繁殖はオスとメスとの出会いから始まります。メスをめぐってオスたちは激しく戦います。オス同士の戦いは壮絶です。激高したオスは、自らの身を隠すために目まぐるしく体色を変えながら、相手のオスにつかみかかります。足や胴体がちぎれてしまうほどの、まさに命を賭けた戦いなのです。

 

この戦いに勝利したオスは、あらためてメスに求愛し、メスが受け入れるとカップル成立です。二匹のタコは抱擁し合い、生涯でたった一回の交接を行います。その時間をいつくしむかのように、ゆっくりとゆっくりと数時間をかけてその儀式を行うそうです。そして、儀式が終わると間もなく、オスは力尽き生涯を閉じます。交接が終わると命が終わるようにプログラムされているのです。

 

残されたメスには大切な仕事が残っています。岩のすき間などに卵を産みつけます。そして、壮絶な子育てが始まるのです。卵が無事にかえるまで、巣穴の中で卵を守り続けます。卵がふかするまでの期間は、マダコで1か月、冷たい海に棲むミズダコでは6か月から10か月にも及びます。

 

もちろん何も食べずに、巣穴を動きません。母ダコは、ときどき卵をなでては、卵についたゴミやカビを取り除き、水を吹きかけては卵のまわりのよどんだ水を新鮮な水に替えます。

 

エサを口にしていないので、母ダコは次第に体力がなくなります。しかし、巣穴を襲う敵が現れれば、力を振り絞り、悠然と立ち向かうのです。そして、小さなタコの赤ちゃんが誕生すると、もう母ダコには泳ぐ力も残っていません。子どもたちの姿を見ると、安したように横たわり、力尽きて死んでゆくのです。

 

母ダコの最期は、母と子の別れの時なのです。

 

どうですか・・・お正月にタコを前にして、そんなタコの一生を感じて召し上がってください。

2020年

12月

31日

生き物の死にざま③ マンボウ

昨日、父母の墓参りに行った帰り、埼玉県の話題のスポット、所沢にできた「サクラタウン」に行ってきました。角川グループのバックアップで誕生した場所です。モニュメントとなる、大きな石の建物が目を引きます。

 

その中の「ダ・ヴィンチストア」という本屋さんが、私の琴線に触れました。普通の本屋さんは、ジャンルごとに整然と本が並んでいるイメージですが、ここでは、ほぼすべてが、粋なテーマにあわせて本が並んでいます。その本のチョイスが抜群なのです。正月に読む本をまとめ買いしてしまいました。

 

さて、今日はマンボウの死にざまについて話をします。マンボウと言えば、あの独特な姿で、水族館でも人気の魚です。時々、砂浜にマンボウの死体が打ち上げられてニュースになることがあります。マンボウは海面に近いところを泳いでいるので、波にあおられてしまうそうです。

 

マンボウは3億個もの卵を産む魚であると言われています。マンボウの卵巣内に、3億個以上の未成熟卵が見つかったからです。生き物が子孫を残す戦略には、たくさんの小さな卵を産む選択肢と、数は少ないが大きな卵を産む選択肢があります。

 

全ての生き物は、この二つの選択肢の狭間で揺れ動きながら、それぞれの戦略を発達させているのです。人間を含む哺乳類は、1年に一匹か二匹の子どもを産みます。産むのは卵ではなく、母親の胎内で卵からかえった胎児を大切に育てて、さらに産んだ子どもの面倒まで見ます。こうして、少ない数の子孫を産んで、徹底的に生存率を高める戦略をとります。

 

一方、魚の仲間は、哺乳類とは逆に、たくさんの卵を産む戦略です。中でも、マンボウはその典型と言えます。この卵がすべて成魚にまで成長すれば、世界中の海はマンボウで埋め尽くされてしまいますがそうはいきません。産み落とされた卵の多くは食べられ、小さな卵から生まれた稚魚もほとんどが食べられてしまいます。大きくなっても、カツオやマグロ、カジキなどの大型魚類やサメ、シャチ、アシカなどもマンボウを獲物にします。こうして、多くのマンボウが、海の藻屑となっていくのです。

 

宝くじの一等にあたる確率は、1000万分の一と言われています。マンボウが無事に大人になる確率はそれよりも低いのです。マンボウの寿命は明確にはわかっていませんが、魚の中では長く、20年から100年と言われています。しかし、そこまで生きることができたマンボウは、幸運な一握りのマンボウなのです。

 

人間の平均寿命が、日本人では80歳を超えていますが、自然界では、すべての生命が寿命を生き抜けるわけではありません。砂浜に打ち上げられたマンボウは、むしろ幸運なマンボウで、ほとんどのマンボウは、ニュースになることなく、生まれて間もないうちに、みんな死んでしまうのです。

 

さて、いよいよ令和2年が終わります。よく「想定外の出来事が起きた・・・」という言葉を聞きますが、今年は想定外をはるかに超えた一年でした。未知の恐怖との戦いに、私たちは、様々な考えをこらしました。

 

おうちでも快適に過ごすこと・・・商売をやっている人なら、どうやって売上を獲得していくか・・・学校に来れない子どもたちにどうやって学ぶ機会を与えることができるか・・・未知の病気に感染しないためにどうするか・・・きりがありませんね。

 

お店で食事をすれば、ガラガラの店内を見て、自粛も必要だけど、この店が潰れてしまっていいのか・・・医療現場で働く人たちに、どんな支援ができるのか・・・「○○してください」という政府や行政の指示に従うだけでいいのか・・・

 

私たちの多くが、いっぱい考えて、正解のない答えを出して、それに進んだ一年だったような気がします。今の子どもたちが、大人になって、今回のような誰もが予想できない局面に遭遇した時に、どうやって立ち向かっていくのか・・・指示通りに実行できる子どもではなくて、「考えること」ができる子どもたちを私たち大人は、育てていかなければならないと強く思った一年でもありました。

 

まだ、未知の恐怖との戦いは終わっていませんが、どうぞ、お体を大切に、よいお年をお迎えください。この1年、保育園ホワイトきゃんばすを支えて頂いた多くの皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2020年

12月

30日

生き物の死にざま② アカイエカ

昨日は、かつて一緒に汗を流した仕事仲間の墓参りに行ってきました。亡くなって5年になります。いつものように、今年一年の世の中のことや保育園のことなどを一方的に話します。もちろん、コロナで大変だったことは、空の上から見ていたでしょうが、こうして、年末に報告するのが私の習慣となりました。

 

いつもなら、ついでに都内の話題のスポットを散策するのですが、なぜか、谷中の商店街をブラブラしたくなりました。少しだけ、観光地のような感じにはなっていますが、昔ながらの商店街はいいものです。酒屋さんの前にビールのボックスを重ねて、簡易なテーブルで地元の常連が酒を飲んでいます。八百屋・魚屋・肉屋・豆腐屋が、そのまま活気があるのが、何ともいいですね。肉屋のおいしいメンチカツを食べ歩きです。(笑)

 

さて、今日の生き物の死にざまは「アカイエカ」です。

 

「彼女に与えられたミッションはこうだ。何重にも張り巡らされた防御網を突破し、敵の隠れ家の奥深くに侵入する。そして、敵に気づかれないように、巨大な敵の体内から赤い血を奪う。もちろん、それで終わりではない。そこから、さらに防除網をかいくぐって見事に脱出し、無事に帰還しなければならないのだ」

 

どうですか・・・アカイエカは、こんなハードミッションをこなしているのです。彼女というのは、私たちの血を吸うのはメスだけだからです。

 

蚊はメスもオスもふだんは花の蜜や植物の汁を吸って暮らしています。実に穏やかな昆虫ですが、あるとき、メスの蚊は吸血鬼となるのです。メスは、卵の栄養分としてたんぱく質を必要とします。そのために、動物や人間の血を吸わなければならないのです。

 

蚊の一生は短い・・・古いバケツや空き缶などにたまったわずかな水があれば蚊は産卵できます。卵は数日でふかし、幼虫のボウフラとなり、1~2週間という短い間に成虫となるのです。まずかな水が干上がる前に蚊は飛び立つことができるのです。メスの蚊は、血を吸って卵を産むことを繰り返しながら、運がよければ1か月生きるそうです。蚊は、一年の間に、この短いサイクルを繰り返して世代を更新しているのです。

 

私たちがよく見かけるのは、茶褐色のアカイエカと白黒模様のヒトスジシマカこと「やぶ蚊」です。そして、果敢に家の中に侵入してくるのが、アカイエカなのです。

 

人間の血を吸う蚊は、何とも嫌な害虫ですが、蚊の気持ちになって考えてみます。

 

現代は、戸を開けっ放しだった昔と違って、家の中に侵入することが難しいのです。家の網戸をかいくぐるか、人間がドアや窓を開閉したのと同時に侵入します。しかし、家の中には蚊取り線香や虫よけ剤の罠が待ち受けています。彼女にとっては、毒ガス攻撃です。

 

無事にターゲットとなる人間を発見。うたた寝している間にミッションを実行します。彼女の口は、1本の針のようになっていますが、実際には6本の針が仕込まれているのです。まずは、最初の2本をメスのように使って人間に肌を切り裂いていく・・・次の2本は、肌が開いた状態で固定させるためのものです。

 

開かれた口に残りの2本の針を射し込んでいきます。1本は血を吸うためですか、もう1本はだ液を血管の中に注入していきます。このだ液の中には、麻酔成分が含まれていて、人間が痛みを感じないようにする目的の他に、血液の凝固を防ぐ役割もあります。そうしないと、血液が彼女の体内で固まってしまい、彼女は血を吸ったまま死んでしまうのです。

 

蚊の幼虫であるボウフラは水中で生活しますが、水道水のようなきれいな水ではボウフラが育つ栄養分がありません。彼女はプランクトンがわいているような汚い水を探して、今度は、家からの脱出計画を立てるのです。

 

彼女の体重は2~3グラムですが、血を吸った後は、5~7ミリグラムにもなります。重い体を抱えてフラフラと飛びながら、逃げ道を探します。そこで、かすかな空気の流れを感じたのです。「どこかの窓にすき間があるのでは・・・」そう思った彼女は、一瞬安堵します。しかし、同時に一瞬の油断をもたらしたのです。

 

「ピシャリ!」空気を切り裂く大きな音がしました。「嫌だわ・・・手に血がついちゃった」と、家の住人はペチャンコになった彼女の体を乱暴にティッシュペーパーでふき取ると、そのままごみ箱に捨てたのです。

 

どうですか・・・それでも、蚊を見つけたら「ピシャリ」とやりますか。

2020年

12月

29日

生き物の死にざま① ハサミムシ

保育園の子どもたちにとって、生き物とのふれあいは日常的です。教室では、ケヅメリクガメこと「かめきち」が仲間入りし、ウーパールーパーなどをアクアテラリウムの水槽で飼っています。先日は、アオムシからモンシロチョウに羽化するまでを観察しました。

 

屋上では、どろんこ広場の池には、ニホンイシガメやカエルに多くの魚たちが暮らしています。ミドリガメのおうち・クサガメのおうちに、アメリカザリガニのいけすもあります。ビートルハウスではカブトムシを1年間飼育し、チョウやトンボに土の中からは多くの幼虫やダンゴムシなどの虫が現れます。

 

てんとう虫・カメムシ・カミキリムシ・カナブン・クマバチ・・・もうきりがないくらいの生き物の中で、子どもたちが遊んでいるのです。

 

年末年始は、そんな生き物たちの「死にざま」について紹介していきます。意外に、知らないことが多いかもしれませんね。今日は、「ハサミムシ」です。

 

屋上のファームの中や、石をひっくり返すと、ハサミムシがハサミを振り上げて威嚇してきます。子どもたちはダンゴムシは簡単に触れますがハサミムシにはビビリます。(笑)

 

実は、逃げるハサミムシはオスで、卵を抱えたメスは、逃げることなくその場でハサミを振り上げるのです。昆虫の仲間で、子育てをする種類は、きわめて珍しいのです。

 

昆虫は、自然界では弱い生き物です。カエルやトカゲ、鳥や哺乳類など様々な生き物が昆虫をエサにします。そんな昆虫の親が子どもを守ろうとしても、親ごと食べられてしまうのです。これでは元も子もありません。そのために、多くの昆虫が、子どもを保護することをあきらめて、卵を産みっぱなしにせざるを得ないのです。

 

厳しい自然界で、子育てできることは「子どもを守る強さ」を持つ生き物だけに許された特権なのです。ハサミムシは、「ハサミ」という武器を持ち、メスが卵を守る生き方を選択したのです。

 

ハサミムシは成虫で越冬し、春の初めに卵を産みます。母親のハサミムシは、卵がかえるまで40日間も、卵に体を覆いかぶさるようにして守ります。卵にカビが生えないように1つ1つ順番になめたり、空気を当てるために卵の位置をうごかしたりと、丹念に世話をします。その間、母親は飲まず食わずだそうです。

 

そして、ついに卵がかえり、愛する子どもたちの誕生です。しかし、母親の仕事はこれで終わりではありません。ハサミムシはダンゴムシや芋虫などを食べる肉食です。しかし、ふかしたばかりの小さな幼虫は、獲物を獲ることができません。幼虫たちは、空腹に耐えながら、甘えてすがりつくように母親の体に集まっていきます。

 

これが、儀式の最初です。いったい、何が始まろうとしているのか・・・

 

あろうことか、子どもたちは、自分の母親の体を食べ始めるのです。ハサミムシの母親は、卵からかえった我が子のために、自らの体を差し出すのです。そんな母の思いを知っているのか・・・子どもたちは先を争うように、母親の体をむさぼり食う。

 

母親は動くことなく、子どもたちを見守っています。そして、少しずつ体を失っていきます。しかも、失われた体は、子どもたちの血となり肉となるのです。

 

子どもたちが母親を食べ尽くした頃、季節は春を迎えます。そして、立派に成長した子どもたちはそれぞれの道へと進んでいくのです。母親の亡骸(なきがら)を残して。

 

どうですか・・・ハサミムシの死にざまは。屋上の土の中から出てくるハサミムシは、しっぽのハサミを振り上げて、憎たらしい恰好をしていますが、こんな物語があったのですね。

2020年

12月

28日

幸せってなんだ!?

幸せに決まった定義などありませんし、人によって感じ方は違うのでしょうが、面白いコラムを見つけました。

 

「人は自らを幸せにすることはできない。だって幸せになろうとするとは何かを期待すること。そして、期待は常に裏切られる。他人がいつもあなたの都合よく動いてくれるなんてあるわけない。だからあなたはいつも失望する。幸せになろうとすることそのものが、不幸の元になってしまうわけです」

 

あ~、一気に夢も希望もなくなってしまいそうなコメントですが、話はこれからです。

 

新聞記者として働いていた彼女は、自分の意志で会社を辞めて、フリーランスの道を歩む決心をします。しかし、肩書きを失った途端にナメた態度に出てくる仕事仲間がいたそうです。全てのやり取りが命令口調です。今までなら会社の看板を使ってやっつけることができたのに、今は、取替え可能な一業者。どうすることもできぬままストレスだけがたまります。

 

そこで、彼女は考え方を変えたそうです。「どんな相手でも世話になっていることに違いない。ならば怒る代わりに、全力で感謝の意を表明してやろうじゃないか・・・」と。

 

メールが来たら数秒で返信。「お世話になっています!」「ありがとうございます!」と一言を添えるのも忘れない。しかし、反応ゼロ・・・でもめげずに続けたそうです。最初から期待していないのでカリカリしません。

 

で、しばらくして相手が担当替えになり、最後の挨拶メールに「いつもお返事に励まされてました。ありがとうございました」とあったそうです。彼女は、このイケ好かない野郎が、私のメールでちょっと幸せになっていたという事実だけで、嬉しく思ったそうです。

 

そうです。「幸せって・・・人を幸せにすることだ!」と彼女は思ったのです。

 

それからというもの、彼女はスーパーのおばちゃんだろうが、近所のおっさんだろうが、笑顔で挨拶し、立ち話につき合い、服を褒め、メールの返信は秒・・・すると世界が一変したそうです。自分がどんなひどい状況でも周りはみな笑顔。思えば、これを幸せというのではないか。

 

どうですか・・・小さな話に聞こえそうですが、とてもいい話だと思いませんか。

2020年

12月

27日

仕事は「今すぐにやる!」

今日から保育園は、年末年始のお休みに入ります。何日かは、「何にもしないをやろう!」と思っているのですが、サラリーマン時代から染みついた癖は、なかなか治りません。昭和の仕事人の休みでも仕事が気になってしまう悲しい性です。(笑)

 

今日は、12月の子どもたちのDVDを編集していました。屋上遊びでは、2歳児2名が自転車に乗れるようになり、野球やローラースケート、スケードボードなどのスポーツに取り組む子どもたちやどろんこ広場、砂場で遊ぶ子どもたち・・・ファームの収穫も頑張っています。クリスマス発表会のリハーサルも楽しいです。子どもたちが遊んでいる姿は、何度見ても飽きないですね。

 

毎月のDVDですが、先日クリスマス発表会のDVDを週明けに保護者に渡すと、5歳女の子のママから「毎回のことですが、園長先生は仕事が早い!」とお褒めの言葉をいただきました。こういうメッセージをいただくと、がぜんやる気がわいてきますね。

 

仕事についての考え方は、人によって色々だと思いますが、私が、以前働いていた民間企業での話です。仕事仲間のTさんは、とにかく仕事をためません。彼は、「ついつい、これは明日やろう・・・という気持ちにムチを入れて、今すぐやる」をモットーにしていました。

 

私は、「まっ~いいか・・・明日やれば・・・」という仕事のスタンスだったのですが、彼の仕事を見て、「今すぐにやる!」を実践することにしたのです。すると、どうでしょう。仕事が先手先手で進んでいくではありませんか。今すぐに仕事をすることで、明日以降の見通しも明確になっていくのです。

 

どうですか・・・無理に残業して仕事を終わらせる必要はありませんし、優先順位をつけて、コツコツと仕事をこなすことも大切なことです。仕事のやり方は、自分で決めるさ!という声が聞こえてきますが、「今すぐにやる!」を実践してみませんか。あなたの仕事が、いい方向に変わっていきますよ。

2020年

12月

26日

令和2年保育最終日

今日は、令和2年の保育園、最終日です。土曜日なので、小学生に「サンタクロースからのプレゼントは何だった?」と聞いてみました。すると、4年生までの小学生全員が、サンタクロースを信じていました。4年生の女の子は、サンタさんに、何も頼んでいなかったけど、ピクミンのゲームソフトが届いたと言ってます。

 

子どもたちよ・・・いつまでもサンタクロースの存在を信じておくれ!というのが、私の勝手な願いです。

 

さて、令和2年は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、とんでもない年となってしまいましたね。そんな中で、保育園は休園することなく保育を続けることができました。緊急事態宣言が発令されると、一部では、休園する保育園もありましたが、看護師や介護施設に勤務する保護者なそ、お仕事を休めない方がたくさんいました。

 

無事に、子どもたちや職員の感染がなかったことは、保護者の皆様方の感染対策への協力があったからです。

 

保育園の活動の中で、いわゆる3密を完全に避けることはできません。マスクも夏場は熱中症のリスクが高くなるなど、全園児のマスク着用はできません。手洗い・うがい・消毒を徹底して、お昼寝時間は、頭が交互になるようにして寝ました。

 

こんな言い方をすると、怒られるかもしれませんが、運も味方にして、コロナ禍を乗りきったと言えます。

 

そして、子どもたちの笑顔につながる「イベント」については、単純に「今年はコロナだから中止」にはしませんでした。サマーキャンプは、宿泊ができずデイキャンプになりましたが、親子遠足は秋に延期して実施でき、秋まつり、運動会、クリスマス発表会についても、蜜な状況を避けながら、行うことができたのも、保護者の皆様の協力があってのことです。本当にありがとうございました。

 

運動会やクリスマス発表会は、いつものように、とことん練習して、本番では、子どもたちの最高のパフォーマンスを引き出すことができました。「非認知能力」がしっかりと身についたと思っています。

 

屋上遊びは、スポーツの種類が増えて、生き物観察もたくさん行いました。今では、3歳児以上の19名全員が、補助なし自転車に乗れるようになり、野球にバトミントン、ローラースケート、テニス、バスケットボール、サッカーと、屋上の広い環境を生かした活動が十分にできました。ファームの野菜作り、どろんこ広場や砂場での遊びも充実です。

 

こんな感じで、保育園活動自体は、コロナの影響に左右されずに、子どもたちの笑顔を引き出すことができた令和2年でした。

 

しばらく、保育園はお休みになりますが、来年も引き続き、寒さに負けず子どもたちの遊びが充実できるように取り組んでいきます。保護者の皆様におかれましては、ご協力本当にありがとうございました。

2020年

12月

25日

時代にそぐわぬ校則

今日はクリスマスですね。朝から子どもたちの話題は、「サンタクロースに○○をもらった!」です。おもちゃやお菓子が多いのですが、野球が大好きな6歳男の子は、広島カープのユニホームです。屋上遊びでローラースケートが一番上手な5歳女の子は、ローラースケートがクリスマスプレゼントです。いいですね。

 

さて、私が中学・高校時代は、校則で禁止されていることは、厳しく指導された時代です。服装や髪型など細かく規定があったように記憶しています。しかし、近年、一部の厳しい校則が「ブラック校則」として認識されるようになってきました。平成29年には、支援団体による「ブラック校則をなくそう!」プロジェクトが立ち上がったり、今年の10月30日には、佐賀県の弁護士会が県教育委員会に中学校の校則見直しを求める提言書を提出しました。

 

「規制の目的と手段との間に合理的関連性が認められない」「校則に子どもの権利を明言する」といった要望になっているそうです。

 

時代の流れで、価値観が多様化していく中で、全国の多くの校長が校則の見直しの必要性を感じているのも事実です。

 

「荒れた学校の改革の柱に厳しい生徒指導を据える学校があるが、そうやって生徒の主体性を奪ってできたのが、自分の意見を言わず、議論をしない現在の日本社会です。管理のしやすさのために、生徒の自由を奪ってきた教育の責任は重い」と、教育哲学者の苫野さんは厳しく指摘します。

 

一方、「義務教育の期間は『修行の時代』。思うように何でもできるのがよい環境かというと、決してそうではない」という考え方もあります。

 

みなさんは、どう思われますか。自分が、中学・高校時代の校則を覚えていますか。

 

校則を変えるのは簡単です。学校・生徒・保護者・地域の人で、校則改善プロジェクトを立ち上げるのです。学校だけで決めるからうまくいかないのです。学校を取り巻く、それぞれの立場の人間を巻き込んでしまえばいいのです。

 

こうすれば、その学校にふさわしい校則が生まれるのでしょう。ちなみに、私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。校則がないということは、自分たちの行動を自ら責任を負わねばなりません。よって、茶髪の子もいないし、スカートが短い子もいません。

 

校則を生徒が決めるというのもいいかもしれませんね。あなたの子どもが中学・高校生なら、校則を覗いてみてください。時代に合っていますか?生徒の主体性が奪われていませんか?

2020年

12月

24日

東京23区の中学受験

今日はクリスマスイブですね。朝から子どもたちは「サンタさんのプレゼントは○○を頼んだ」「サンタさんにお手紙書いたよ」なんて話しています。こんな感じですから、「今日はいい子でいたらサンタさんが来てくれるけど、悪い子だったらサンタさんは来ないよ」というセリフが効果的です。

 

そして、保育園では、「クリスマスパレード」をしました。先頭は、サンタの衣装の6歳女の子と2歳男の子が歩き、他の園児は、クリスマス発表会で演じた劇やダンスの衣装で続きます。まぁ~完全に、自己満足の世界ですが、ショッピングセンターのお客様は、笑顔で楽しんでくれました。「メリークリスマス!」の掛け声が、いつの間にか「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」♪を歌いながらのパレードになってました。

 

さて、東京23区内に住む仲間の話では、小学校6年生のクラスの多くが、中学受験をするそうです。保育園のあるさいたま市西区では、クラスに2~3人といったところです。

 

東京23区など首都圏では、中学受験を目指す場合、小学校3年生の冬から塾に通い始めるケースが最も多いそうです。少子化にもかかわらず、中学受験の専門塾は大繁盛で、入塾照テストで希望者を選抜しなければならないそうです。

 

今から40年前の1980年では、私立中学進学率が20%を超える区は2つだけでしたが、現在では、11の区で30%を超えているそうです。最高は45%ですので、クラスの約半分が公立中学には進学しないという実態です。

 

これは、進学率の数字ですので、中学受験をした子の率でみたら、全体でもクラスに半分以上の子が受験しているようです。

 

中学受験を否定する考えはありませんが、高校大学受験と違って、中学受験をするか否かは、ほとんど親が決めることです。親の見栄で早期受験を強制された子どもは、たまったものではありませんね。小学校3年生から遅くまで塾通いで、友だちと遊び機会が減少するようでは、いかがなものですね。

 

中学受験は、子ども主体の考え方で・・・そうありたいですね。

2020年

12月

23日

フリーランスティ―チャー

今日の朝の会、読み聞かせの絵本は「泣いた赤鬼」です。クリスマス発表会の劇で行ったので、子どもたちが、配役通りにセリフを言いながら読み聞かせを進めます。それはそれは、流れるようなセリフ回しで、クリスマス発表会の大舞台を思い出しました。

 

さて、学校現場の人材不足が深刻です。精神的に追い込まれ、休職する教師が増えています。今年は、コロナ禍でなおさらですね。教師が欠ければ、その穴を埋めなければなりませんが、代わりの教師が見つからずに、他の教師の負担が増えます。

 

こうした学校を救うことをなりわいに活動している人がいます。「フリーランスティ―チャー」と名乗る田中光夫さんです。臨時採用の教員とは違うスタンスです。

 

田中さんは、東京都の公立小学校の教員として14年勤め、4年前に退職。以降、時間給の講師として、2か月から長くても半年ごとに学校を渡り歩いてきました。

 

精神面で、病気休職した教師の代わりに入る時には、クラスが荒れていることが多いといいます。短期間でどう立て直すかが、田中さんの腕の見せどころです。

 

毎日学級通信を出す。クラスに大量の本を持ち込み、仮設の読書スペースを作る。子どもたちが書きたいことを書く「作家の時間」をつくる・・・普通なら、隣りのクラスと指導方法をそろえるため、止められますが、「クラスの子どもたちが楽しく学校に来られるなら、なんでもやってください」と学校も了承します。

 

契約期間が終わる前には、他の担任が引き継げるように、普通の指導に戻していくそうです。ただし、「子どもたち自身が、仲間と協力して困難を乗り越えられるようになること」だけは、短期間でも徹底して行うそうです。

 

どうですか。子どもたちの成長を一年間見守ることが大切と考える人もあるでしょう。しかし、田中さんは「自分がやるべきは困っている学校を助けること。倒れた先生の穴を埋めるために働き、疲弊している学校全体を助けることができて感謝もされる」と言います。

 

働き方はいろいろですが、教師の働き方も色々あっていいのです。

2020年

12月

22日

与えるより「受け取る」授業

今日は屋上ファームで大根の収穫です。毎年「大きなカブ」みたいで、子どもたちから親しまれている「聖護院大根」と、普通の大根の半分くらいの長さの「短足大根」を収穫しました。

 

大きい園児は、自分一人で大根が抜けるので、一人で何本も収穫する園児もいます。1歳児のチビちゃんたちも、先生の手を借りて大根を引っこ抜きます。自分の顔よりも大きい聖護院大根を手にして、「どんなもんだい!」という顔をしています。ざっと60個の大根を収穫しました。今日のお土産です。

 

さて、「くも」という題のたった一行の詩を紹介します。

 

くも  空が青いから白をえらんだのです

 

どうですか、何かいいですね。これは、少年刑務所の受刑者が創った詩です。岩渕和信さんは、ひょんなことから奈良少年刑務所で、絵本と詩を使った「物語の教室」の講師を務めることになります。

 

この少年刑務所には、数々の重大事件を引き起こした犯人たちがいるのですが、おびえたような顔をする彼や、ふんぞり返って偉そうな彼、ぶつぶつつぶやいている彼や表情がなく目だけが宙を泳いでいる彼・・・そんな連中が相手です。

 

童話を読み聞かせ、役割演技を体験させていく中で、彼らの本当の姿が明らかになっていきます。彼らは、「ことば」を持っていなかったのです。「たのしい」「かなしい」「さみしい」「ふあん」「わくわく」「どきどき」など、その表情が描いてあるカードを使って思いを表出させるところから始めたそうです。彼らの「ことば」を受け取ることに徹します。

 

これまで、自分の気持ちの表出方法を知らなかった彼らが、受け取ってもらえる快感を味わいながら「ことば」を獲得していったそうです。やがて、それらの「ことば」は詩となって、一人一人をつなげ、彼らの居場所は、安らかになっていきます。

 

冒頭の詩「くも」の作者は、薬物中毒の後遺症で、ろれつが回らないそうですが、やっとの思いで、この短い詩を読み切り仲間の拍手を浴びます。自分を受け取ってもらった安心感でいっぱいになったそうです。

 

こうして考えると、教師の仕事は、知識を与えるよりも、まず受け取ること。そして、お互いが安心して受け取り合えるように場を整えることかもしれません。

 

保育園の子どもたちの「ことば」をしっかりと受け止めていかなければいけませんね。

2020年

12月

21日

てつがくの時間

今日の連絡のノートには、土曜日に行なった「クリスマス発表会」への感想がびっしりと書かれていました。「今年は泣く子がいなくてすごいな~」「小さい園児がかわいくて」「○○君のセリフが最高に良かった」などなど、我が子だけでなく、保育園の子どもたち全員への想いがたくさん詰まっていました。

 

職員へのねぎらいの言葉もたくさんいただきました。「1か月の練習で、ここまで子どもたちを指導していただき・・・・本当に感謝します」と・・・恐縮です。「来年は、寺子屋さんになるので、劇に挑戦だぁ~うちの子できるかなぁ~」と、我が子への期待も膨らんだようです。保護者の皆様におかれましても、笑いあり涙ありで、子どもたちをしっかりと見ていただきました。ありがたいですね。

 

さて、今日の寺子屋の時間は、2回目の「てつがくの時間」です。まずは、ロウソクに火を灯します。子どもたちの「てつがくスイッチ」がオンとなりました。

 

「てつがくって、何をすること?」子どもたちは、一斉に「考えること!」と答えます。「みんなが考えていることは、目に見える?」「見えない!」「じゃぁ~どうすれば、見えるようになるの?」「自分の口で話すことだよ」・・・ウオーミングアップは完璧です。

 

今日のテーマは「死んだらどうなるの?」です。

 

さっそく、5歳女の子が「死んだらみんな天国に行くの。志村けんも天国に行ったんだ」

「そうなんだ。志村けんが天国に行ったって、どうしてわかるの?」「・・・」「天国の他に行く場所はあるの?」「そうだ・・・地獄に行く人もいるよ」「ふ~ん。じゃ、地獄に行く人はどんな人なの?」「悪い人が行くんだよ」「悪い人ってどんなことをした人なの?」「人を殺した人だよ」・・・こんな感じで、話がどんどん進みます。

 

「人を殺すって言ったけど、どうしたら人は死んじゃうの?」「ナイフで手を切ったら死ぬよ」「先生はナイフがすべって手を切ったことがあるけど、生きてるよ」「溺れたら死んじゃないの」「溺れるとどうして死んじゃうの?」・・・みんな少し考えて・・・「息ができなくなるからだよ」「他にある?」「海で溺れたら、サメに食べられて死ぬんだ。でもね。ジンベイザメはおとなしいから人を食べないよ」

 

すると、5歳男の子が思い出したように「先生。すごいこと思い出したんだ。天国に行った人は、また生まれ変わることができるんだよ」「そうなんだ。凄い事だね。じゃぁ~みんなの中には、一度死んで天国に行って、また生まれ変わって保育園に来ている人もいるのかい?」「それは、覚えてないからわからないよ」

 

こんな感じで、ざっと45分間も話が続きました。死後の世界を丹波哲郎さんのように語るのが目的ではないので、子どもたちが、考えたり、自分の知っていることを言葉に出すことが大切なのです。

 

今日のところは、全体の半分の園児が、意見を出し合い、残りの半分は聞いているだけでしたが、何度か続けていくことで、聞いていいるだけの園児が、自分の言葉で発言できるようになれば、また一歩前進です。

 

「てつがくの時間」・・・楽しくなってきました。

2020年

12月

20日

2020年クリスマス発表会 つづき

今年のクリスマス発表会の最初の劇は「ないた あかおに」です。誰もが知っている読み聞かせ絵本の定番ですね。今年の保育園年間テーマ「ともだち」にピッタリの内容です。

 

青鬼役の5歳男の子が最後に手紙を読みます。「赤鬼くん 君と僕が仲よくしていると 人間たちが怖がるので 僕は出ていきます どこにいても 君と僕はともだちです さようなら 元気でね 青鬼より」

 

完璧に言えました。男の子のパパママは、泣いていました。泣いた赤鬼ではなく、「泣いたパパママ」になっていました。それだけ感動の演技だったのです。

 

前半のステージの最後は、ダンス「紅蓮華」です。鬼滅の刃ブームが続いていますが、仲間との絆もこのアニメのテーマでもありますね。クリスマス発表会9演目の中で、これだけは、園児全員が出演します。「しっぽ・しっぽ・しっぽ」「Ohともだち」の衣装の園児と寺子屋園児は、背中に「滅」の文字が入った黒いベストで決めました。

 

そして、後半のステージは、寺子屋園児の演目となります。

 

うた「ともだちさんか」、合奏「どんぐりころころ」は、練習通りにリラックスしてできました。相変わらず、寺子屋3番たちのカスタネットがバラバラですが、何とかやりきりました。

 

そして、ダンス「ジャンボリーミッキー」は、デイズニーキャラクターの衣装で決めた子どもたちが最高のダンスを見せてくれました。ママ達と一緒に観客席で応援している0・1・2歳児の子どもたちも一緒に踊っています。

 

そして、最後の演目「そらまめくんのベッド」です。あまり脚光を浴びることがなかった6歳男の子が、ピーナッツくんのセリフで、「なんだよ いじわるだなぁ~」「ぼくたちにベットをかしてくれなかったバツさ!」を感情のこもった演技で、観客席をわかせてくれました。

 

今年のクリスマス発表会は、子どもたちは泣かないし、とても完成度が高い内容となりました。クリスマスボランティアのママたちの衣装作りに、週末にピアニカを持ち帰って、おうちでの練習をサポートしてくれた保護者の力も大きかったですね。

 

最近は、「親に見せるための発表会って・・・意味あるの?」という意見が、全国の保育園や幼稚園で出ているそうです。

 

保育園ホワイトきゃんばすも、保護者の皆様に子どもたちの最高の舞台を見ていただき、喜びを共有してもらうことも目的ですが、一番大事なのは、「子どもたちが一生懸命に練習に取り組む」ことです。

 

子どもの頃に、勉強でもスポーツでも、どれだけ一生懸命に取り組んだ経験をしたか・・この「非認知能力」を高める取り組みこそが、大きな目的です。

 

大人になれば、「結果」を求められるでしょうが、子どもたちは、結果までのプロセスが大切です。今回は、11月からの練習を仲間たちと頑張ったことが、子どもたちの成長に大きくつながったと確信しています。

 

おうちで、子どもたちに様々なアプローチで動機付けをしていただいた保護者の皆様。発表会当日の応援も含めて、本当にありがとうございました。この経験で、また一段と成長した子どもたちを誇らしく思ってください。

2020年

12月

19日

2020年クリスマス発表会

ついに、この日がやってきました。11月にはいってからは、毎日のように練習を重ねた子どもたちの大舞台です。会場となる西部文化センターは、朝の8時30分にならないと入館できないのですが、すでに3歳児男の子が「おはようございます!」と登場しました。

 

朝の9時集合にもかかわらず、続々と元気な子どもたちの「おはよう!」の声が響きます。そして、みんな笑顔です。「これだけ練習を一生懸命やったのだから、もう大丈夫」といったところでしょう。

 

保護者から子どもを引きとる時は、毎年「泣き声」が響くのですが、今年は、「頑張ってくるよ!」と笑顔でバイバイの光景です。お着がえ中の楽屋を覗いてみると、泣いている園児は一人しかいません。昨年は、泣き声の大合唱だったのに・・・

 

そして、予定通り「クリスマス発表会」が開園しました。園児代表あいさつの2人の女の子は、緊張もあったようですが、観客席のパパやママに向かって堂々と大きな声で挨拶ができました。

 

「今からクリスマス発表会をはじめます。練習一生懸命頑張りました。応援お願いします」と、笑顔も一緒に決めてくれました。

 

幕が上がり、「ジングルベル」「あわてんぼうのサンタクロース」の大合唱からスタートです。ここで、ハプニングです。絶対泣かないと思っていた2歳児女の子がステージの真ん中でシクシク泣き始めました。しかし、よく見ると、口を開けて頑張って歌っています。彼女の涙が止まらなくても「頑張らないと!」の気持ちが伝わってきました。

 

そして、0・1歳児の「しっぽ・しっぽ・しっぽ」は、ライオン・カンガルー・お馬さんの動物になったかわいい子どもたちが登場です。それぞれの「しっぽ」が、このダンスの見どころです。昨年は、園児の半分が泣いてしまったのですが、今年は、泣き声ゼロです。まだ歩けない10ヶ月の女の子は、歩行器の中で、ライオンの帽子をくるくる回すパフォーマンスを見せてくれました。大成功です。

 

2歳児14名のダンス「Ohともだち」も、昨年は涙涙のダンスになってしまったのですが、泣く子はゼロ。オープニングでメソメソの女の子も笑顔で復活していました。手をつないでダンスするシーンは、まるで、ミュージカル「コーラスライン」のワンシーンを見ているかのようです。これも大成功です。

 

そして、前半戦のクライマックス・・・劇「ないた あかおに」の幕が上がりました。

 

つづきは、あした・・・

2020年

12月

18日

GOGO(ゴゴ) 94歳の小学生

登園する園児の多くが「明日はクリスマス発表会!」という会話が飛び交い、連絡ノートには、保護者の楽しみや期待がたくさん書かれていました。いよいよ、明日はクリスマス発表会です。毎日のように練習に打ち込み、昨日・一昨日はリハーサルも行いました。やれることはすべてやって、あとは、明日を待つばかりですね。

 

さて、今日は「GOGO(ゴゴ)94歳の小学生」という映画の話です。世界最高齢の小学生が勉強に励む姿を追ったドキュメンタリー映画です。

 

アフリカケニアの小さな村で助産師をしてきたプリシアさんが主人公です。「ゴゴ」とは、地元の言葉で「おばあちゃん」の意味だそうです。彼女は、自分のひ孫たちが学校に通っていないことを気にして、一念発起して、6人のひ孫たちと共に、小学校に入学しました。

 

この映画には説明的なナレーションは一切なく、小さな同級生たちと勉強に励むゴゴの日常を静かに見つめています。「淡々としていて、トーンは穏やかですが、訴えていることは実に深い」映画だそうです。日本では、小中学生は義務教育ですので、教育は「義務」という受け止め方ができますが、この映画では、教育は「喜び」です。

 

94歳ですので、目や耳が不自由ですが、勉強に励む姿はまわりの子どもたちの手本になっています。社会を変えるのは、もちろん武器による戦争ではなく、教育です。ゴゴの姿は、劇的ではないですが、静かに、しかし、とても深く教育の大切さを訴えています。

 

25日から公開されるそうですので、保育園がお休みに入ってから、ゆっくりと観ることにします。

2020年

12月

17日

「今年の漢字」の決まり方

今日はリハーサル2回目・・・子どもたちの調子は絶好調です。0・1歳児と2歳児のダンスは、さらに磨きがかかっています。逆に、寺子屋園児の劇で、セリフが出てこない園児が何人かあって、大舞台での緊張もあるようです。

 

泣いても笑っても、あとは本番あるのみ。ママパパの前で、カッコイイところを見せようと普段以上の力を発揮するか、観客席のママパパを見つけて泣いてしまうか、どうなることやら・・・です。

 

さて、毎年12月12日に「今年の漢字」が、清水寺で発表されますね。12月12日なのは、語呂合わせで「いい字一字」と読むことから来ているそうです。令和2年の今年の漢字は、多くの人が予想した通り「密」になりましたね。では、この漢字一文字は、誰がどうやって決めるのかご存知ですか。

 

清水寺の住職さんが、一気に筆を走らせますが、清水寺の住職たちが相談して決めるのではありません。「日本漢字能力検定協会」が、漢字のすばらしさを伝える目的で、「今年の漢字」を始めたのです。ネットや郵送で発表の約1週間前まで募集し、前日まで集計作業が続くそうです。

 

清水寺の住職にも直前まで伝えられません。そして、字を書くパフォーマンスも、ぶっつけ本番だそうです。意外ですね。これは、1995年「阪神大震災」の年からスタートしたそうです。初回の取材に訪れたマスコミ関係者はたった10人程度だったそうです。今では、大勢のマスコミ関係者が詰めかけ、年末の風物詩になっています。

 

震・食・倒・毒・末・金・戦・帰・災・愛・命・偽・変・新・暑・絆・金・輪・税・安・金・北・災・令・密

 

以上が、1995年から2020年までの25年間の「漢字一文字」です。「金」「災」は、複数選ばれていますね。

 

日本の「漢字一文字」は、海外の漢字圏へ広がっているそうです。中国では2006年からで、台湾でも2008年、マレーシアも2011年から始まっているそうです。平穏への願いを一字に託そうという思いは万国共通ということですね。

 

月並みの質問ですが・・・あなたの今年の「漢字一文字」は何ですか。「鬼」と答える人が多いかもしれませんね。

2020年

12月

16日

バッタ大発生

今日は、土曜日に行われるクリスマス発表会のリハーサル1回目です。本番の会場となる、西部文化センターの大ホールを使って、子どもたちが、発表会の環境に慣れるのが大きな目的です。

 

予想外です。0・1歳児のダンスに2歳児のダンス、誰一人泣くことなく、このまま本番でもいいくらいの出来栄えでした。初めて、大きなホールを経験する園児もいましたが、練習というよりも遊び感覚で楽しめたようです。本番では、観客席でパパママが応援していますので、目が合ってしまえば大泣きしてしまうかもしれませんが、今日の出来映えに、ますます楽しみになってきました。

 

さて、今日はバッタの大発生の話です。保育園の屋上では、夏から秋にかけて、数種類のバッタを子どもたちが観察しますが、アフリカで大発生して、トウモロコシや小麦などの農作物を食い荒らすバッタは「サバクトバッタ」といいます。屋上では、めったに見ることができない「トノサマバッタ」の仲間です。

 

サバクトバッタは、年に数回、畑や住宅地から離れた半乾燥地帯で、土の中に大量の卵を産みます。産卵のサイクルが雨期にに当たると、羽化した幼虫が豊かに育った草を食べて一斉に成長するのだそうです。半乾燥地帯は、バッタの天敵となる鳥などが少なく、大発生しやすいそうです。

 

日本でも、2007年に関西空港でトノサマバッタが大発生しています。空港は人工島ですので、草の多い空き地が多く、繁殖に適した状況になったようですが、天敵のクモが増えたり、病気のカビが流行して自然消滅したそうです。

 

アフリカでは、自然消滅するような規模ではありません。今は、人工衛星の画像データを使い、草木の多さなどからサバクドバッタの移動先や繁殖に適した場所を予測して先手を打っているそうです。

 

どうですか・・・テレビで、バッタの大発生のニュースが流れてきたら、その原因を子どもたちに解説してください。(笑)

2020年

12月

15日

年齢主義の日本

朝の気温が低くなり、冬らしくなってきましたが、屋上は風もなくポカポカです。今日は、初めてストライダーに挑戦する園児が3人もいました。まだゆっくりですが、楽しかったようです。自転車に乗れるようになるまでどのくらいかかるか、楽しみですね。

 

さて、「七・五・三」現象という言葉をご存知ですか。これは、授業内容を理解している子の割合で、小学校は7割・中学校は5割・高校は3割と言われています。この数字で言えば、義務教育が終わって高校生になると、たった3割しか授業についていけないということになります。

 

この原因の1つとして言われているのは、日本では「年齢主義」が維持されているからです。義務教育の小中学校では、健康上の理由を除けば、留年することはまずありません。勉強についていけなくても、そのまま進級しますね。

 

では、外国ではどうなっているかというと・・・15歳の在籍学年の比較です。日本では、4月の高校1年生の年齢は15歳ですが、ほぼ100%が高校1年生です。

 

しかし、飛び級が多いドイツでは、半分近くの15歳未満の生徒が、高校1年の授業を受けています。逆に、ブラジルでは、半分以上の生徒が16歳以上です。留年が当たり前の環境であることが分かります。韓国・フランス・フィンランドでも、全体の10%以上の生徒が留年を経験しています。

 

つまり、生徒個々の学習内容の習得状況によって飛び級も留年もあり、1人1人に寄り添った進級という考え方なのです。習得が早い人は、飛び級でどんどん進み、時間がかかる人は、留年して、じっくりと学ぶということが、自然と行われているのです。

 

今の日本では、学習の習得状況によって、学年を進めたり遅らせたりするのは「変わり者」「落ちおこぼれ」のレッテルを貼られることにつながります。しかし、これからの時代は、学年と年齢が一致する必要などありません。「年齢主義」から「課程主義」にシフトしていくことも、これからの日本の教育課題と言えるのではないでしょうか。

 

クラスの中で、違う年齢の生徒が学び合う・・・異年齢教育を考えれば、特別なことでもありませんね。あとは、偏見がなくなればいいのです。

2020年

12月

14日

アカムシの神秘

今日は屋上ファームでジャガイモ収穫です。今回は、「アンデスレッド」という種類のジャガイモを収穫しました。名前の通り、赤くて、アントシアニンもたっぷりと含まれているジャガイモです。

 

スーパーマーケットなどには、ほとんど流通しない希少性の高いジャガイモです。どんな味かというと、男爵イモに似ているそうで、定番のじゃがバターで食べるとおいしいようです。私も食べたことがないので楽しみです。

 

さて、アカムシという虫をご存知ですか。保育園の子どもたちは、体長1センチの真っ赤で棒状の姿をよく知っています。保育園の水槽のウーパールーパーやアカハライモリのエサにしているからです。

 

これは、ボウフラの一種で、まもなく、ユスリカという蚊になります。ユスリカは、人を刺す蚊ではありません。河原などに集まって、蚊柱を作りながら飛んでいます。交尾のために寄り合って、産卵を終えると数日のうちに死んでしまいます。

 

このアカムシですが、実は、生物学の進歩に大きく役立ったのです。

 

アカムシがユスリカになる前に、小さなサナギになります。このサナギの頭部をピンセットで外すと、その下に透明な袋状のものがくっついて出てくるそうです。これは「唾液腺」と呼ばれる器官で、この唾液腺を高倍率の顕微鏡で観察すると、バーコードサインのような形をしています。これが、DNAそのものだそうです。

 

ふつうDNAは、高倍率の顕微鏡でも見ることができません。しかし、アカムシのDNAは可視化できるのです。これは、生物学にとってこの上なく便利な研究対象となったのです。

 

遺伝子の位置と働きを関連付けられるということは、遺伝子の地図が描けることにつながります。これは、現在私たちが手にした全DNAのデータベース、すなわち、ゲノム情報の解析へとつながっていったのです。

 

どうですか・・・釣り餌として抜群の威力を発揮するだけでなく、ウーパールーパーの大好物である、このアカムシが、生物学の進歩のキーマンとなったのです。アカムシを見る目が変わりましたか。(笑)

2020年

12月

13日

冬キャンを楽しむ

今注目をあびているのが、冬キャンこと「冬キャンプ」です。テレビをつければ、ぼっちキャンプやたき火の前で語り合うような番組が増えていますね。私もよく見ています。

 

日本オートキャンプ協会によると、2012年に720万人だったオートキャンプ人口は、7年連続で前年を上回り、2019年は860万人に増加したそうです。秋冬のキャンプ需要が増加したのが要因だそうです。

 

私も、子どもが小さい頃は、毎年のようにキャンプを楽しんでいました。そこには、幸せな時間がたくさん詰まっているからです。でも冬キャンプの経験はありません。保育園の卒園児女子は、「母・姉・自分」のパパ抜きの女子3人キャンプを年に10回以上行っています。秋冬キャンプにもチャレンジしているようです。

 

アウトドアショップやホームセンターのキャンプコーナーで、最近よく目にするのが、たき火台です。たき火を囲みながら、コトコトと煮込み料理ができるまでを仲間と語り合いながら待つ時間・・・想像するだけで幸せになります。

 

「冬は、人が少ないだけでなく、虫も少ない。空気が澄んで星もきれいなので、キャンプ

をするには実はとてもいい季節なんです」とキャンプ場のオーナーは語ります。

 

仲間や家族と、あるいは一人で・・・キャンプギアにこだわる・・・キャンプ料理を楽しむ・・・今の時代は、楽しみ方も人それぞれがいいですね。

 

火吹き棒を吹くたびに薪がパチパチと音を立て、赤々と燃える。刻々と姿を変える炎の揺らぎ。空に吸い込まれる煙を追うと、濃い木のシルエットに同化する漆黒の闇に、星が瞬いている。椅子の背に頭を預けて見上げると、降ってくるよう・・・

 

どうですか、キャンプでの時間は、とてもゆっくりに感じますね。自然のなかに身を委ねる。火を起こして温まり、地の恵みを食す。自然のサイクルに合わせ、暗くなったら寝て、明るくなったら目覚める。ただそれだけのこと。

 

でも、私たちの日常の中では、それは、特別なものになるのです。想像してみませんか。

2020年

12月

12日

子どもの積極性を引き出す

来週からは、本格的な冬の天気となり寒くなるようですが、今日は、小春日和の中で屋上遊びができました。野球にバトミントン・・・自転車暴走族も活躍します。2歳女の子が、野草の白い花を集めています。1つ1つは小さな目立たない花ですが、集めるとなかなか美しくて、花屋の花束にも負けません。

 

さて、保育園では、ほんの些細なことでも「○○君はクイズ王だ。何でも知っているね」など、子どもが得意としていることを、かなり盛っておだてます。そうすると、自信がわいてくるようで、積極的な行動につながることが多いからです。

 

「あなたは積極的な人間ですか?」と聞かれても、私たち大人は「はいそうです!」と自信を持って言える人はほとんどいませんね。子どもはなおさらです。

 

子どもにとっての積極性は、「やってみよう!」と思うことです。私たち大人は、この「やってみよう」をいかにして、子どもから引き出すことができるか・・・です。

 

まずは、子どもが、今一番どれに心が向かっているかを観察することからスタートです。よく、同じ遊びばかりを繰り返している子がいますが、単に惰性で過ごしているのではなく、心が動くように楽しんでいるなら、「これはどうやって遊ぶの?」と聞いてみてください。子どもは、目をキラキラさせて説明してくれることでしょう。子どもの「面白そう」「自分でもできそう」という気持ちを引き出すのです。

 

社会現象になっている「鬼滅の刃」ですが、当然子どもたちも夢中になっています。私は、コミックも読んでいませんし、映画も観ていませんので、質問だらけです。子どもたちは、それこそ、目をギラギラさせながら「園長先生・・・鬼はね・・・」と説明してくれるのです。この姿が、子どもにとっての積極性です。

 

これからの時代、AI時代とも言えますが・・・人は、自分ならではの個性を活かして、それをプロジェクトベース、つまり他の人を巻き込んで価値を生み出していく時代です。子どもたちには、まずは「得意なこと」「好きなこと」を自分で見つけられるように、導くことが大切です。

 

個性もコミュニケーション能力も両立できるような大人になってもらいたいですね。

2020年

12月

11日

面接官の思い出

5歳男の子・・・昨日は、家族で東京ディズニーシーに遊びに行ったそうです。そこで、ミッキーマウスの前で、クリスマス発表会で披露する「ジャンボリーミッキー」のダンスを踊ったそうです。

 

普通は、ディズニーランドで、ミッキーマウスのダンスを見ることがあっても、こっちがミッキーにダンスを見せることなど聞いたことがありませんね。もちろん、彼のダンスは、ミッキーから大きな拍手をもらったそうです。一生の思い出ですね。

 

さて、今日は、前に勤務していた会社の人事担当と電話で話をする機会がありました。彼とは、およそ10年ぶりの会話です。

 

「置鮎さんの、あの時の面接官の話・・・今でも、採用面接の時に、学生や会社の連中に話をしています」と言われて、忘れていた記憶を思い出しました。

 

新卒採用の学生相手の面接での話です。面接官は、人事担当2名と商品企画担当、営業部門担当の4名です。人事だけでなく、現場の意見を採用に反映させようと、営業部門の私も面接官の一人となりました。

 

「弊社の希望動機は?」「あなたが学生時代に取り組んだことは?」「あなたの長所と短所は?」「どんなアルバイトを経験したか?」などなど・・・一般的な質問では、マニュアル通りの回答をされてしまうので、私はこんな質問をしました。

 

「今から考える時間を30秒与えます。あなたを育ててくれた親に対して、感謝のメッセージを1分以内で話してください」

 

母子家庭の女性がいたのですが、母に対する感謝の気持ちが抑えきれずに、話し始めてすぐに号泣してしまったのです。私の方が、想定外の出来事に慌ててしまったことを思い出しました。

 

もちろん、号泣の彼女はこの面接に合格して、最終役員面接に進みました。

 

今年の学生は、まともな就職活動ができない状況ですね。企業側も、採用人数削減で、学生たちにとっては、就職難となっています。私の末娘は、現在大学3年生で、就職活動が始まりました。「今日はインターンに行ってくる」と、毎週のように、日曜日はインターンで、脈略のない企業訪問を続けています。しかし、就職活動の現状は、かなり厳しいようです。

 

たった数分の面接で、もちろん、その人物のすべてをわかることはできません。しかし、採用か否かは、この数分で決まってしまいます。ならば、この数分で、最高の自己アピールをしたいものですね。

 

面接官は、社会での経験をたくさん積んだ百戦錬磨です。そんな、大人に認めてもらうよう、学生たちには頑張ってもらいたいですね。どうすればいいのか?だって・・・それは、自分で考えて自分で答えを出すしかありませんね。

2020年

12月

10日

オトナの酒学(しゅがく)旅行

保育園の屋上遊びの一つに、ローラースケートがありますが、最近では、5歳女の子が「スケートボード」にはまっています。私もさすがにスケボーの経験がありませんので、教えることができません。彼女は、独学で頑張っています。体重移動で、上手に滑っています。

 

さて、山形県天童市に「出羽桜酒造」があります。「出羽桜」の酒は、多くの酒売り場で見ることができるので、ご存知の方も多いと思います。私が、学生の時に「出羽桜」を初めて飲んだ時は、「これが日本酒?」と衝撃を受けました。冷酒で飲んだので、まるでワインのようにフルーティーだったからです。1980年代の出羽桜が、吟醸酒ブームのきっかけとなりました。

 

2019年には、売上が約18億円ですので、日本酒の酒蔵としては大きな規模ですね。しかし、コロナ禍で売上が低迷しました。おうちで、日本酒を飲む需要が増えても、飲食店向けの需要が激減したからです。

 

そこで、阪急交通社と組んで、オンラインツアー「オトナの酒学旅行」を企画したのです。5000円で酒とつまみが付き、杜氏の解説や松尾芭蕉の俳句で有名な山寺・立石寺などの映像も配信されます。

 

「重要な工程は、一麹(こうじ)、二酛(もと)、三造り、と呼ばれます」・・・と語る杜氏の解説を聞きながら、純米大吟醸と吟醸酒を手に、レトルトの芋煮とフリーズドライのだだちゃ豆をつまみにします。社長の仲野氏とタレントが吟醸酒の魅力についてのトークショーを繰り広げ、最後は、山形名物の「花笠踊り」を舞ってツアーは終了です。

 

もちろん、直接山形を観光して酒蔵を訪れるほうがいいに決まっていますが、コロナ禍で考えた、秘策ですね。仲野社長は「我々のような古い会社は他業種との交流に及び腰だったが、自ら発信することの重要性を学んだ」と語ります。

 

10月末に開催した1回目のオンラインツアーでは、85人が参加したそうです。この中には、日本酒ツウだけでなく、初心者も多くいたそうで、低迷する日本酒の普及にも貢献していると言えます。日本の酒蔵は、毎年その数を減らしています。

 

コロナ禍で、売上が激減する企業が多いのですが、考えて・・・考えて・・・今まで想像もつかなったことにつなげることができれば、まさに、ピンチをチャンスに!です。応援したいですね。

2020年

12月

09日

第九「喜びの歌」

屋上での新たな遊びが、木の枝への飾りです。落葉した木の枝に、草を結んで飾りつけをする遊びが、ここ数日のブームです。見た目には、美しいと言うよりも、神社のおみくじを木に結んでいるような感じです。これが、子どもたちの琴線に触れたようです。

 

さて、12月になると、あちらこちらから流れてくるおなじみの曲がありますね。今年、生誕250年のドイツの作曲家、ベートーベンの「交響曲第9番」です。ベートーベンが生まれた年は、日本は江戸時代です。徳川第10代将軍・家治の時代で、賄賂が横行した腐敗政治を行ったとされる老中・田沼意次が活躍していました。

 

こんな時代の日本でしたが、遠く離れたドイツでは、ベートーベンが生まれ、クラシック音楽を愛でる習慣があったのです。

 

ベートーベンの父親は歌手だったそうで、その父からは厳しい音楽の指導を受けて育ちました。しかし、28歳頃から耳が聞こえなくなってしまったのです。自殺も考えたそうですが、苦悩を乗り越えて、歴史に残る数々の名曲を生み出しました。耳が不自由なのに、どうやって作曲するのか・・・想像できませんね。

 

「交響曲第9番」は、53歳の時に完成させました。初ステージでは、演奏終了後に何も聞こえず「評価されなかった」と落ち込みますが、振り向いて、拍手を送る聴衆の姿を見て成功を知ったそうです。

 

日本では、合唱パートが入る、第4楽章「喜びの歌」として有名で、「師走に第九」という習慣となったのです。これは、ドイツに留学経験のあるNHK職員が、欧州の習慣だと勘違いして、1940年の大みそかにラジオで流したのがきっかけという説が有力だそうです。戦後は、楽団員が年越しの費用を必要とし、合唱ブームを背景に定着しました。

 

ベートーベン生誕250年の今年は、各地で関連イベントが企画されていましたが、コロナ禍で、中止に追い込まれています。日本最大級の第九コンサート「サントリー1万人の第九」で指揮を執る佐藤さんは、「コロナに負けるということは、感染するかどうかじゃない。心の絆を奪われること。人々の絆を作り、生きていることのすばらしさを証明するために、僕は指揮台に立っている」といいます。

 

今年の「第九」は、たとえ無観客での配信であろうと、受けとめる私たちは、佐藤さんの気持ちを・・・しっかりと受け止めたいですね。

2020年

12月

08日

ジャムの法則

今日は、内向的な性格で、あと一歩で、自転車に乗れるという資質があるのに、欲がなかった3歳男の子が、職員の励ましで自転車に乗ることができました。寺子屋になる前の園児で、二人目の快挙です。お迎えに来たママも大喜びでした。男の子が、これを機に、積極性が高まると嬉しいですね。

 

さて、世の中、情報が溢れています。特に、SNSの普及に伴い、今後はさらなる情報の洪水となるやもしれません。私たちは、「選択肢が多ければ多いほど選択できない」という状況になっています。

 

この心理現象を「ジャムの法則」と言います。ご存知でしたか。

 

「豊富な選択肢は売上をあげる」という仮説を実証しようと、こんな実験が行われました。選択肢が多い24種類のジャムを並べたときと、選択肢が少ない6種類のジャムを並べた時の購入率や集客率を比較しました。

 

すると、驚きの結果です。選択肢が多いと集客は増えるが、購入者は少なく、選択肢が少ない方が購入者は多かったという結果となったのです。この実験から「ジャムの法則」と言われるようになったそうです。

 

「朝食でおいしいトーストを食べたいなぁ~それじゃ、何のジャムを買おうか?」と思って、ジャム売場に行ってみると、あまりにも多くのジャムが並んでいて、結局選べなかったという経験を私は何度もしています。「○○のジャムを買う!」と決めないと、なかなか買えない時があります。

 

この「ジャムの法則」を知っていれば、膨大な情報に出くわして、何を選んでいいのかわからなくなった時に、これらの情報を消去したり、分類したりして選択肢を減らせばいいのです。

 

人間という生き物は、特に男は、美人さんがたくさんいると、結局目移りしてしまって、誰も選べなくなるものですね。困ったものです。(笑)

2020年

12月

07日

身近にある、まったく違う世界

今日の屋上遊びも、それぞれの場所で充実した時間となりました。ホームベースを購入したので、バッターボックスや内野を白線で結びます。これだけで、野球チームはモチベーションが上がります。園長コーチで、しっかりと練習ができました。

 

砂場では、3歳になった女の子のバースデーパーティーが行われていました。洗面器に砂を詰めて、野草ですが、可愛らしい花々でトッピングした、バースデーケーキがメインです。♬ハッピーバースデー♪の歌声も聞こえてきました。

 

ブルーベリーファームの前では、角材をクモの巣のように組み合わせて、アスレチックのような橋を作っていました。なかなか素晴らしい発想です。

 

子どもたちの五感がどんどん研ぎ澄まされていきますね。

 

さて、私たち大人は、子どもたちに「相手の立場になって考えなさい」と期待します。「自分がやられたら嫌なことはしない」とも言いますね。

 

しかし、これは、理想であって、現実には、人の痛みに対する私たちの想像力は、ほとんどあてになりません。特に、自分と異なる立場が少数派であると、機能しなくなるのです。

 

「左利き」について考えてみてください。右利きに対して圧倒的に少数派です。最近は、左利き用の道具がようやくたくさん出てきました。

 

先日、左利き用のハサミを使ってみました。右手で切っても切れ味は最悪です。かと言って、左手にハサミを持ってみると、私は右利きですので、さらに困難が増します。私を含め、多くの右利きの人間からすれば、左利き用は、めちゃくちゃ使いづらいのです。

 

裏を返せば、右利きを前提にした環境では、左利きの人にとっては不便極まりなかったのです。このことを私は、深く考えたことがありませんでした。右側にセンサーがついた自動改札を通るのに、左利きの人はひと工夫が必要になるのです。

 

「相手の立場になって・・・」とは、口先だけで、まったくちゃんと考えていなかったのです。

 

どうですか・・・私たちの身近なところに、全く違う世界があるのです。右利き・左利きだけではありません。人種や宗教・・・まだまだあるでしょう。

 

今度「相手の立場になって考えなさい」という発言をする時には、本当に相手の立場に立つことを深くイメージする必要がありますね。あなたは、どうですか。

2020年

12月

06日

ちいさな哲学者たち

今日は、フランスのドキュメンタリー映画「ちいさな哲学者たち」の話です。

 

舞台は、パリ近郊の幼稚園。様々な人種の子どもたちが通うこの幼稚園では、月に、2・3回「哲学のアトリエ」が開かれます。

 

授業が始まる前に、輪になった園児たちの前にロウソクの火が灯されます。初めは発言のなかった子どもたちが、次第にそれぞれの考えを語りはじめ、意見が違っていても相手に耳を傾けることを覚えていきます。

 

「人を好きになることについて」「自由について」「子どもにはできないけど、大人にはできることは?」「結婚について」「貧しい人のこと」など、様々なテーマについて語り合い、子どもたちが次第に考える力を身につけていくのです。

 

そして、ある子どもは「自由とは優しくなれること」と。またある子どもは「自由って監獄から出ること」と言います。

 

当然、この「哲学のアトリエ」は、親たちにも影響を及ぼしていきます。

 

先生が園児たちに「死ぬのは怖い?」と尋ねます。子どもは「人が死ぬのは楽しくないな」「なぜ、楽しくないの?」「なぜって、一人になりたくないから。そうなったら迷子になっちゃうよ」「魂ってなんだろう?」「目に見えなくて、青いものだよ」

 

こんな感じで、子どもたちの素直な「言葉」が引き出されます。

 

保育園の子どもたちからは、「何でこんなことを考えられるの?」「どうしてこんな言葉を知っているの?」というやり取りは、毎日のようにあります。

 

普通「言葉」というのは、人生経験を積んで、人としての厚みを増したからこそ、心に響く「言葉」が出てくると思うのですが、まだ、4、5年しか人生経験を積んでいない子どもたちから、こんな「言葉」が出てくるのは、不思議でなりません。

 

子どもたちが「考えること」を続けることで、また、私たち大人が「哲学のアトリエ」のような時間をつくり、導くことで、子どもたちの「考えること」が広がっていくのです。

 

どうですか・・・観たくなりましたか。2010年の映画で、DVDにもなっています。

2020年

12月

05日

「鉄印」が静かなブームに

今日は、予想外の雨となり、保育園の子どもたちは、折り紙で「サンタクロース」を作りました。サンタクロースは、少し難しいレベルなので、小学生も含めて「全集中」です。そう言えば、昨日の朝刊は、紙面が「鬼滅ジャック」されたので、新聞をとっている家の子どもたちは、「うちのは○○だった」と大騒ぎです。

 

さて、神社仏閣で授かる「御朱印」ではなく、今、静かに「鉄印」が話題になっています。この鉄印は、「第三セクター鉄道協議会」に加盟する全国の第三セクター鉄道40社が、7月10日から始めた企画で、三セク鉄道に乗車した証です。

 

台帳の鉄印帳(2200円)を購入し、乗車券の提示と記帳料(300円~)を支払うと各社のオリジナル「鉄印」がもらえるという仕組みです。

 

第三セクターとは、旧国鉄の赤字ローカル線を地元自治体と民間が引き継ぎ、共同で出資してできた鉄道です。元赤字ローカル線ですので、経営的には厳しい状況です。2019年度、40社中、黒字経営はわずか7社だそうです。そこに、今年は新型コロナウイルスが直撃したわけです。

 

しかし、この「鉄印」が静かなブームを起こしているそうです。もともと、コレクションは、人間の本能を刺激する趣味と言えます。また、鉄印の魅力は、乗車の「記憶」だけでなく「記録」としても残せるところが、さらに、鉄道ファンの心をくすぐるようです。また、地方鉄道を応援しようという気持ちが、さらに加速しているのです。

 

この鉄印帳を発案したのは、熊本県の「くま川鉄道」の社長です。経営が厳しい三セク鉄道を盛り上げたいと思い、妻の御朱印帳を見て、ひらめいたそうです。

 

私も鉄道の旅が大好きですが、その沿線の魅力を感じ、宿で仲間と美味しい地酒で語り合う・・・まさに、至福の時間です。でも、これだけでは、地方鉄道は盛り上がりませんね。アイデアがあれば、現状を変えることができる・・・今では、鉄道ファン以外の人たちも、地方鉄道の「鉄印」を求めてやってくるそうです。

 

鉄印によって、人が動き、地域が活性化する。新たな「地方創生」が始まる予感です。応援したいですね。

2020年

12月

04日

「子どもだけで進める」授業

保育園のアオムシが、3匹モンシロチョウになりました。しばらくは、大根の葉に止まってじっとしていますが、半日くらいすると、飼育ケースの中を「狭いなぁ~」と言いながら(たぶん?)、飛びまわっています。子どもたちの観察意欲も増しています。

 

さて、昨日のブログに続いて、今日は「子どもだけで進める授業」についての話です。

 

卒園児が土曜日に登園すると、よく見る光景が「学校ごっこ」です。保育園の園児が、児童役で卒園児は先生役です。ただのごっこ遊びだと思ったら大間違いで、担任のマネでしょうが、詳細にわたって、小学校での授業が再現されています。保育園の子どもたちにとっては、「小学校では、こんな授業をやっているのか・・・」と、事前予習にもなっています。

 

実は、小学生になれば、子どもだけで進める授業もできてしまうのです。

 

川崎市の川崎小学校では、先日、4年3組の社会科の授業で、33人の児童だけで「箱根町に観光客が来る理由」をテーマに話し合いが始まりました。授業の進行や板書も児童が行います。発言した児童が次の人を指名し「賛成」「反対」「付け足し」「質問」を示すハンドサイン(手の合図)を交えて意見をつなげていくそうです。

 

授業後は、担任と一緒に振り返りを行います。「自分たちで授業をする方が楽しいし、達成感がある。それぞれが成長できるし、内容も頭に入る」と児童の一人が言います。

 

先生が黒板を使った一方通行的な授業から、アクティブラーニング型の授業が増えてきたとはいえ、子どもだけで進める授業は、その先を行く感じですね。

 

川崎小学校では2012年から、子ども自身が進める授業に力を入れてきたそうです。子どもたちは、授業を作るという意識が生まれ、主体的に学ぶ力が育つと言います。全員が意見を持てるよう、話し合いの前には必ず考える時間を取ります。「いろんな考えが出れば出るほど、話し合いが楽しめる」と4年3組の担任は話します。

 

ハンドサインは、1年生の頃からすべての授業の話し合いで使っているそうで、このスタイルは、全学年、全クラスで統一しているので、クラス替えをしても教員も児童も戸惑わないそうです。新型コロナウイルスによる休校明けでも、どのクラスもすぐに話し合いができたと言います。

 

どうですか・・・子どもたちは、自分で学ぶ力がちゃんとあるのですね。信じてやらせてみることが大切です。保育園の子どもたちにも通じるところですね。

2020年

12月

03日

「自分で決める」授業

「自転車乗れたぞ!」のプラスの連鎖が止まりません。先日3歳児4人が乗れるようになり、寺子屋園児19名全員クリアの次は・・・本日、2歳11か月の女の子が、自転車に乗れるようになりました。3歳の誕生日の前ですので、まだ2歳です。

 

性格は、負けず嫌いどころか、マイペースで「勝ち」にはこだわらない性格の女の子・・それでも、先輩たちの影響を受けて、乗れるようになりました。保育園で、運動神経ナンバーワンの6歳男の子がそれを見て、「ボクは3歳になってから乗れるようになったけど、凄いな~」とつぶやいていました。

 

さて、愛知県のある小学校では、一人学びの時間「オープンタイム」という取組みがあるそうです。4年生以上の約300人がテーマや進め方、ペースを自分で決めて取り組みます。テーマは、先生と相談して決めるのですが、「妹のために上履き袋を作る」「家の中を整理したいので本棚を作る」など。

 

6年生の女の子は、大好きな韓国のアイドルに手紙を書くため、パソコン室で韓国語の勉強をしています。「自由にできるので一番好きな時間。手紙を出すのが楽しみ」と話します。

 

この小学校では、一人で学ぶ力を1年生の時から体系的に育んでいるそうです。仲間と関りながら学習するには、一人で学べることが重要だという考えです。全体の3割程度で、自由学習などの一人学びを取り入れ、普段からこうした授業を進めているため、新型コロナウイルスの感染拡大で休校になっても「家で、子どもが自分で計画を立てて勉強している」と親から感謝されるそうです。

 

今年度は休校が続き、例年のように1年間で教科書を終わらせるようなスケジュールが組めなくなりました。今までのような一斉授業に制約が生まれ、休校で一人で学ぶ力の重要性を再認識した学校が、全国でも増えているようです。

 

コロナ禍での学習については、マイナスの報道が多いですが、一斉授業をあきらめた結果、「一人学び」を行うなど、子どもの自由度が広がりました。また、教員も個別の児童を見つめ、理解が進むと考えられます。

 

少し大げさですが、人にレールを敷いてもらった人生や、あまり考えもしないで、時間だけが過ぎていくような人生よりも、「自分で決める」人生が、楽しくて充実するのは当たり前ですね。

 

勉強も「自分で決める」授業があると、子どもたちのやる気スイッチがオンとなり、最後は、仲間と協力しながら、何かを作り上げていくようなスタンスが確立されるのです。

 

どうですか・・・コロナのピンチをチャンスに変えたいですね。

2020年

12月

02日

加害者家族

飼育ケースの中に、2匹のモンシロチョウを子どもたちが発見して大騒ぎです。アオムシがサナギになって、ついに羽化したのです。次は、サナギからちょうちょが出てくる瞬間を観察したいですね。

 

さて、犯罪が発生すると、その被害者と被害者家族が苦しむことになりますが、その裏で、加害者の家族もまた苦難を受けています。日本でも、ようやく、加害者家族の人権を守ろうという動きが出てきました。

 

「家族も同罪で死刑!」「名前と顔を特定して吊し上げろ!」こんな書き込みが、ネット上にあふれました。ターゲットにされたのは、東京・池袋で暴走事故を起こした元官僚の家族です。

 

事件は昨年4月に、乗用車が暴走し次々と通行人をはね、母子が亡くなり、9人が重軽傷を負いました。罪に問われた飯塚被告89歳は、逮捕されませんでした。被告が、旧通産省工業技術院の元院長というエリートで勲章も受賞していることから、社会的地位のある「上級国民」扱いだと激しい批判の声があがったことは、記憶に新しいところですね。

 

私も、正直、憤りを覚えました。被告人についての報道は、マスコミで多く取り上げられましたが、同時に、被告の家族へのバッシングが過熱していることは、あまり知られていません。

 

「連帯責任」という考え方は、日本人に多いのは事実です。日本では、明治時代初期まで家から犯罪者を出した場合、血のつながりから家族に連帯責任を科す「縁座」という制度が存在していました。その考え方が今も残り、加害者家族も当然、制裁を受けるべきという風潮が残っているのです。

 

日本では、2019年の1年間に950件の殺人事件が起きています。それだけの数の加害者がおり、加害者家族が存在するのに、現在、国内に加害者家族支援団体は、3団体しかないそうです。そして、加害者家族からの相談があった9割近くが、事件後「自殺を考える」と回答しているそうです。

 

もし、自分の子どもが犯罪に巻き込まれたとしたら、犯罪者への憎しみと同時に、その家族への思いは、やはり複雑な感情になるでしょう。犯罪者家族への支援に批判的な声が多いのも現実です。

 

「人権」という視点で考えれば、社会が変わらなければならないのは事実です。「マスコミの報道の在り方」も見直さないといけないでしょうし、何より、被害者家族への長期的視点でのケアが大切になります。

 

この問題は、理屈ではわかっていても、感情がゆるさない・・・となるのでしょうが、誰もが加害者家族になる可能性を抱えています。やはり、成熟した健全な社会とは、被害者も加害者も、被害者家族も加害者家族も「人権」が、法律で守られていることがベースであることです。う~ん、「理屈と感情」・・・難しい問題です。

2020年

12月

01日

小学校の教科担任制

今日の屋上遊びは、園長が自転車に乗って「鬼」となり、自転車鬼ごっこを楽しみました。自転車に乗れたばかりの子どもたちも、積極的に参加しました。ゆっくりと追いかけるのですが、ますます自転車のスキルがアップしています。いい感じです。

 

今日は、2歳児の女の子を自転車の練習に誘いました。ストライダーも補助付き自転車も上手に乗るので、大丈夫だと思ったものの「転ぶのがイヤ!」と、断固拒否です。強引に練習をさせるものではないので、時を待つことにします。

 

さて、文科省では、令和4年度から、小学校高学年に教科担任制を導入を検討しているそうです。これまで、教員が全教科を教えることを基本としてきた小学校現場にとっては、大きな改革となります。

 

私が小学生の昭和の時代でも、音楽については、教科担任制がとられていました。そして、自治体によっては、理科などの専門分野を教科担任制にしているところも多いです。

しかし、今回は、音楽、理科、体育だけでなく、算数も国語も社会も専門の先生が、全てのクラスの授業をおこなうという内容です。

 

みなさんは、小学校の高学年だけですが、中学のような授業形態になるとしたら・・・どう思われますか?

 

教科担任制の利点は、教員の専門性が向上することです。担当する教科数が減ることで、1つの教科を深掘りできることです。子どもたちにとって、授業の質が高まれば、子どもたちの学びも深めることができますね。先生も「働き方改革」につながります。

 

教員は、同じ授業を違うクラスで行うことで、クラスに合わせて授業内容を変更したりと、指導力の向上につながります。小中一貫校が増えていくことを考えれば、小学校高学年から中学への見通しが立つというわけです。

 

反対意見としては、子どもは1日を通じてみる必要がある。1時間目に学びのリズムに乗れなくても、3時間目で活躍できるかもしれない。これが、毎時間、先生が変わると、児童一人一人を見れなくなる・・・という考えです。

 

小学校低学年であるなら、一人の担任が、1日じっくりと関わることが大切かもしれませんが、中学年・高学年になれば、出来る限り多くの先生とのかかわりを持った方が、子どもにとっては、プラスになると私は考えます。

 

保育園の異年齢保育では、全ての先生が全ての子どもたちを保育する環境です。そこでは、子どもたちが、先生を使い分けているのです。例えば、遊ぶ時は○○先生・うんち出たの報告は○○先生・ケガした時は○○先生に言う・・・こんな感じです。子どもの立場で考えると、一人の先生ではなく、複数の先生とのかかわりがあった方が、いいに決まっていると思うのです。

 

大人になって社会に出れば、様々なタイプの人間と一緒に仕事をすることになります。先生という立場でも、複数の先生とのかかわりが、子どもたちを育てるのです。

 

どうですか、小学校の教科担任制につて、幼児や小学校低学年の子どもを持つ保護者の皆様・・・一度考えてみませんか。

2020年

11月

30日

リタイア後は「キョウイクとキョウヨウ」

保育園の子どもたちが、朝の登園前に、せっせとどんぐりを拾って来ます。ずいぶんと、保育園のどんぐりがたまったので、今日の寺子屋では、模造紙にドングリをボンドで貼って「トトロ」が完成しました。かなりリアルなドングリトトロです。

 

さて、60歳とか65歳で、現役を離れてからの人生で必要なのは、「キョウイクとキョウヨウ」だそうです。教育に教養ではありません。漢字を当てはめると、「今日行く所、今日用事がある」となるそうです。積極的に外出して用事をこなすことが健康の秘訣という訳です。なるほど・・・ですね。

 

令和2年厚生労働省によると、日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳です。国勢調査で、要介護や寝たきりにならずに日常生活を過ごせる健康寿命は、男性72歳・女性75歳だそうです。やはり、この健康寿命を伸ばしたいものです。

 

「人生時計」というのを知っていますか。男性の健康寿命72歳を1日24時間に当てはめると、中学入学時の12歳は午前4時・大学入学時の18歳は午前6時・仕事が充実している30歳は午前10時・36歳が折り返しの正午です。

 

51歳は午後5時です。アフター5の過ごし方を考え始めます。そして、60歳は午後8時、テレビで言えばゴールデンタイムに突入ですね。

 

人生100年時代と言われる今日・・・やっぱり「ゴールデンタイム」を維持できるようにしたいですね。「キョウイクとキョウヨウ」を大切にしましょう。

 

ところで、あなたは、人生時計で今何時ですか。私は、「サザエさん」を見ている時間です。そろそろゴールデンタイムを考えなくてはいけません。(笑)

2020年

11月

29日

日本シリーズを終えて・・・

私が子どもの頃は、巨人戦は毎日テレビ放送されていました。父がビールを飲みながら私に解説をします。そんな環境ですから、私も含めて、将来は「プロ野球選手になりたい」という男の子ばかりでした。

 

時代が流れ、野球以外のスポーツが広がっていきます。そして、テレビ局も、ゴールデンタイムの視聴率が野球では取れなくなると、地上波から野球放送がなくなっていきました。

 

しかし、日本シリーズだけは違います。選手たちは日本一をめざす戦いを短期決戦のなかで繰り広げます。監督の采配も、ペナントレースとは違ってきます。

 

私は野球小僧で、学生の頃はソフトボールをしていたので、「日本シリーズの観戦ではスコアブックをつける」というルーティンでした。スコアブックをつけることは、その試合を真剣に観ることにつながると思ったからです。

 

今年の日本シリーズ・・・もし4勝3敗までもつれ込んだら、今日が最終戦となり、日本一のチームが決まったのですが・・・昨年と同じ、ソフトバンクの4連勝という言い方がいいのか、巨人の4連敗という言い方がいいのか・・・とにかく、観る側からすると、何ともあっけない、日本シリーズとなってしまいました。

 

東京ドームで試合ができなかったり、全試合パリーグのDH制で行われたので、巨人が不利だった・・・と巨人ファンは嘆き、それぞれの野球解説者がコメントを残していますが、元巨人の桑田真澄さんが、こんなことを言っていました。

 

「ソフトバンクの選手は、自分で考えて野球をやっているから、楽しんで野球をしていた」と。

 

野球というスポーツは、各選手がバラバラなことをすれば、試合運びがうまくいきません。1塁ランナーが盗塁を成功させるには、盗塁のサインが出ていることをバッターが共有し、ストライクでも打たないか、わざと空振りして、キャッチャーの送球を遅らせる必要があるのです。すべて監督のサインです。

 

しかし、監督の采配だけを守って、その通りに野球をするだけでは、指示待ちのサラリーマンと同じですね。選手個々が、常に考えて、「この場合は○○する」という考えを持っているチームが、ソフトバンクのように日本一となり、選手が楽しんで野球をすることにつながるのです。

 

野球で、監督がサインを出さないのは、敬遠を除いたキャッチャーの配球です。今年亡くなられた野村さんの解説で、キャッチャーの配球がいかに大切かを私たちは学びました。次のレベルは、どれだけ、選手個々が考える野球ができるか・・・ですね。

 

自分で考えて、自分で最高のプレーを実践する・・・それができる選手を見つけるのも、プロ野球を10倍楽しく見る方法かもしれませんね。

2020年

11月

28日

イチローの挑戦

今日は土曜日にもかかわらず、多くの子どもたちで賑やかな一日となりました。小学生が、小さい子のお着がえから、何から何まで手伝ってくれるのですが、それを見ていた年長園児が、平日では考えられない活躍を見せます。先生の指示がなくても、先を予測した手伝いをするのです。

 

「ひも付きタオルを集めて・・・」とお願いすると、集めるだけでなく、たたんで連絡ノートの上に乗せるまでの仕事をするのです。

 

卒園児の小学生の影響力で、保育園の園児たちが成長することは、このブログでも何度も話をしていますが、職員の立場からも大きな利点があります。小学生と接することで、やがて、保育園の園児たちが進学する小学校生活への見通しを立てることができるのです。

 

小学校での具体的な情報だけでなく、小学生自身の心の有り様を垣間見ることができるのです。「こんな悩みがある・・・」「こんなことに喜ぶ・・・」などなど、小学生になって、どんな壁にぶち当たり、どうやってそれを乗り越えていくのか・・・保育園の活動に生かすことができるのです。

 

さて、あのイチローさんが、年内にも高校生を指導することになったそうです。現在イチローさんは、マリナーズの球団特別補佐兼インストラクターを務めていますが、昨年12月にプロ経験者が高校生や大学生を指導するのに必要な資格を得る研修を受けました。

 

本来は、プロ球団を退団しないと資格は認められないのですが、特例でマリナーズの業務がないオフに限り指導できることになったそうです。イチローさんは、「高校野球は面白い。プロに入る前の選手たちの野球に興味がある。僕は動けるので一緒にできると思う」と語ります。

 

冒頭の話と同じです。イチローさんは、プロへの見通しを教えることができるのです。「プロの選手は、こんな考え方で試合にのぞんでいる・・・」なんて話をイチローさんから聞いた高校生は、技術だけでなく、心のありようまで成長につながることは、間違いないですね。

 

プロ野球は、オフシーズンに入りましたが、イチローの挑戦に注目です。

2020年

11月

27日

コンビニ戦略

卒園児の小学校2年生の女の子・・・昨日、校内持久走大会があり、見事に学年2位となりました。100人以上の児童の中で2位なので、凄い事ですが、彼女は大喜びまではいきません。実は昨年も2位で、今回も昨年敗れた相手に負けたからです。

 

ここ1ケ月は、ずっと、パパと弟とジョギングをして、持久走大会優勝に向けて頑張っていたのです。しかし、1位の子も同じように練習をしていたのでしょう。どんなことでも、優勝するには簡単なことではありません。でも、今回の負けは、次につながる貴重な経験です。来年の目標が決まったようです。

 

さて、日本のコンビニエンスストアの数は、昨年3月末で58,340店舗もあります。すごい数ですね。セブンイレブンを筆頭に、各グループがしのぎを削っています。

 

私もかつては流通業界に関わっていたので、コンビニ戦略と言えば「商品力」の方に目がいってしまいます。しかし、今日は、違う切り口からコンビニ戦略を考えます。

 

ローソンでは、2005年以降、新卒採用の女性比率を50%にすることを目標にし、女性の採用を増やしています。また、女性の役員比率も30%を目指す活動「30%Club Japan」にも加盟しているそうです。

 

昔は、ダークスーツ一色の男性社員が「子育て世代の女性の嗜好は○○です」なんて、違和感のある会議をやっていたそうです。

 

女性が働きやすい環境は、実は男性にとっても働きやすい環境で、ローソンでは、2018年以降、男性の育休取得率が90%以上です。

 

つまり、商品開発や店舗戦略といった戦略以外に、女性活躍の会社をうたうことで、優秀な女性が獲得でき、合わせて、男性社員の質も向上するという考え方です。

 

コンビニで売られている商品の多くは、女性目線がヒットのカギを握ると言われています。職場環境は、男女それぞれが互いの価値観をぶつけ合う状況がいいに決まっています。こんな、コンビニ戦略もありですね。

2020年

11月

26日

狭山茶スイーツ

今日は、2歳児の男の子が自転車に挑戦しました。「寺子屋全員が自転車に乗れるようになったぞ!」と園長が大きな声で騒ぐものだから、他の園児も気になっていたところです。そこで、年長園児に「寺子屋じゃない園児で誰が自転車に乗れると思う?」と聞くと、「○○君だよ!」と3歳男の子に白羽の矢が立ちました。

 

彼は、内向的な性格なので、背中を押してあげて、どんどん前に進むタイプです。今日は、彼に「練習してみる?」と聞いてみると、元気に「やってみる!」でした。

 

今日は、15メートルくらい進むとペダルを止めてしまう癖があって、自転車免許証交付とはなりませんでしたが、あと何日か練習すれば、クリアできそうです。男の子も途中で諦めないで頑張りました。

 

さて、今ここには、洋菓子の不二家の「狭山Sweets」のチラシがあります。「狭山茶の抹ほう茶モンブラン390円(抹茶とほうじ茶のモンブラン)」「プルプル♪狭山茶のつや玉390円(狭山茶プリン&チーズムース)」が、おいしそうです。

 

この商品を企画したのは、不二家の商品企画担当ではありません。埼玉県立所沢高校の5人の生徒です。

 

「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と言われるように、狭山茶は日本三大銘茶の一つです。静岡や宇治と比べると、知名度が低いのですが味は抜群です。この「狭山茶を使ったスイーツで地元を活性化したい」と意気込む5人組のグループが、所沢高校のキャリア教育の中で、クローズアップされます。

 

これは、ただの提案で終わりません。彼らは、県内の複数の製菓会社へ直接商品化のお願いに動きます。お菓子の世界ではプロの社会人とのやり取りを経験します。しかし、次々と断られたそうです。しかし、不二家の企画担当者が検討してくれることになり、打合せを繰り返しながら、具体化していきます。

 

当初は、新茶の時期に合わせて、5月の販売予定だったそうですが、コロナの影響で10月の販売となりました。チラシには、高校生5人が、企画開発にあたる映像もあります。もう、これをみたら思わず買ってしまいますね。

 

どうですか・・・高校生が、目的を持って、スイーツの企画提案を本物の企業にぶつけて、店頭販売にまでこぎつけたのです。最近は、キャリア教育が高校でも盛んに行われていますが、就業体験や企画までが、せいぜいです。今回のように、実際に自分たちが企画した商品が店頭に並ぶなんて・・・この経験は、彼らが、大人になるにあたって、大きな財産となることでしょう。素晴らしい経験ですね。

2020年

11月

25日

アゲハ舞う光景

昨日、寺子屋園児19名のうち、ただ一人自転車に乗れなかった男の子が、ついに、乗れるようになりました。本当によく頑張りました。同じ3歳児の園児が3人…次々と自転車クリアとなり、取り残された状況になっても、コツコツと練習を続けました。自転車免許証交付の時には、みんなから祝福されて、ふだんは「おちゃらけキャラ」の彼が、まじめに喜んでいました。

 

そして、保護者の多くが、「3・4・5歳児全員が自転車に乗れる保育園なんて、他にないんじゃないの?」と驚かれます。まさに、異年齢の子どもたちの影響力の賜物ですね。

 

さて、今日は「ジャコウアゲハ」という黒く美しいアゲハ蝶の話です。昨日、モンシロチョウへと羽化した、保育園のアオムシは、大根の葉に小松菜、ブロッコリーの葉、キャベツなど、多くの種類の葉っぱを食べます。

 

しかし、アゲハ蝶は、その種類によって、特定の草木しか食べないという習性を持っています。「ジャコウアゲハ」は、かつては、河原の土手などで多く見られた「ウマノスズクサ(馬の鈴草)」という葉を食べます。というか、これしか食べません。

 

都市化が進むにつれて、このウマノスズクサが育つ環境が減少したために、「ジャコウアゲハ」がどんどん少なくなっているそうです。

 

そんな中で、国宝「姫路城」の眼前にある、兵庫県姫路市立「白鷺(はくろ)小中学校」では、ジャコウアゲハの飛び交うかつての景色を取り戻そうと、小学校3年生が中心となって繁殖活動を行っています。

 

子どもたちは「ジャコウアゲハ応援隊」と名乗り、一人一人がプランターを持ち、ウマノスズクサの栽培に取り組んでいるそうです。そこで、卵の産み付けから成虫になるまでの過程を観察し、学びにつなげています。校内を飛ぶジャコウアゲハの数は、年々増えてきたそうです。

 

問題は、費用の捻出です。学校教育では事例の少ないクラウドファンディングを活用し、多くの人に活動をPRする機会を作り、結果的には目標額の100万円を達成し、花壇の整備やプランターの充実に役立てているそうです。

 

いいですね・・・校庭を飛び交うジャコウアゲハを見る子どもたちの意識が変わっていくのでしょう。そして、姫路城にジャコウアゲハの美しい姿が映えるのです。当然、この取組みは地域との連携を生み出します。「チーム学校」が、地域に支えられるという理想の姿ですね。

 

子どもたちの心に響く素敵な取組みです。こんな取り組みが全国に広がるといいですね。

2020年

11月

24日

仕事の話

保育園で飼っていた「はらぺこあおむし」ことモンシロチョウの幼虫が、サナギを経て、今朝、1匹のチョウに羽化していました。まだ小さい園児は、「どうして、アオムシがチョウになるの!?」と不思議顔です。

 

モンシロチョウを屋上の大根畑に放ちます。大空に羽ばたくかと思ったのですが、大根の葉の上でじっとしています。いきなり、広いところに出されて、様子を伺っているようでした。

 

さて、今日の寺子屋は、「仕事の話」の学び合いです。パパママの仕事のことなど、私は、子どもたちに、頻繁に仕事の話をします。子どもたちに「仕事」に興味を持ってもらいたいからです。

 

最終的に、「どうして仕事をするのか?」の問いに、お金を稼ぐため以外の答えを子どもたちから多く引き出したいからです。

 

まずは、年長園児・・・パパとママの仕事をちゃんとわかっている園児は、半分ぐらいです。あの、キッザニア東京に10回以上通った女の子は、具体的にパパママの仕事を解説してくれました。私の耳元で「だって○○は、キッザニアに行ってるから、仕事のこと詳しいよ・・・」なんて、ささやきます。

 

「自分の得意なことや好きなことを仕事にできたらいいね・・・」という話になり、一人一人、前に立って他の園児も一緒に考えました。

 

「○○君は、野球が、すごく得意だから・・・」やっぱり、野球選手がいいね。

「○○君は、エレベーターやエスカレーターが好きだから・・・」日立で働けば~。

「○○ちゃんは、歌が上手だから・・・」歌手の道があるんじゃないの。

なんて話で盛り上がります。今、やりたい仕事があってもなくてもいいし、やりたい仕事がどんどん変わってもいいんだよ。大人になって、仕事をするようになっても、いくらでも仕事を変えることができるんだよ・・・なんて話をしながら、「仕事」をテーマに、話が盛り上がりました。おうちに帰って、パパママとの話につながりそうです。

 

年中・年長園児には、「お腹が空いたからラーメンを食べに行こう!」と一杯のラーメンの絵を見ながら話をします。

 

「では問題です・・・このラーメンの中には、どれだけの仕事があるでしょうか?」と聞いてみます。最初は「???」の子どもたちが、「いらっしゃいませを言う人」「ラーメンを作る人」と答えます。いい流れです。

 

「みんな、ラーメンをよく見て・・・ラーメンの上に色々と乗っているものがあるよ~」

 

たまご・チャーシュー・のり・メンマ・ほうれん草・ネギがトッピングされています。「これって、全部ラーメン屋さんで作っているの?」

 

こんな感じで、麺やラーメンの器など、ラーメン一杯の中に、たくさんの仕事があることを学びます。「みんなラーメン食べてお腹いっぱいになったら、しあわせかい?」「うん!すご~く しあわせ!」と5歳男の子が言います。

 

「ラーメン食べて、幸せな気持ちになったかい?それじゃ、このラーメンの仕事は、ラーメン代のお金をもらうだけでなくて、人を幸せにするんじゃないの?」

 

こんな感じで、年中・年少園児も仕事の話で盛り上がってきました。

 

「なぜ、ぼくたちは、仕事をしなければならないのか」なんて、難しいテーマは中学生ぐらいで考えるとして、今日は、園児たちと楽しく仕事の話をしたのです。私が思っていた以上に、仕事への関心が高い子どもたちです。面白くなってきました。

2020年

11月

23日

ブッタのように私は死んだ

私がよく聴くラジオは、埼玉県民なら誰でも知っている(笑)、FM795(ナックファイブ)です。そこから、衝撃的な歌声が聞こえてきました。

 

~悪い男だと知りながらも、いつか結ばれることを信じて尽くしてきた私。しかし、願いも空しく男に手をかけられ、土の中に埋められてしまう~曲名は「ブッタのように私は死んだ」で、歌うのは坂本冬美さんです。

 

坂本冬美さんと言えば、演歌歌手でありながら「また君に恋してる」をドレス姿で歌うなど、時には、演歌の枠を越えながらも、演歌を大切にする歌手という印象があります。

 

この曲の作詞作曲は、サザンオールスターズの桑田佳祐さんです。他のアーティストへの楽曲提供は23年ぶりだと言います。実は、坂本さんは、中学生の時からサザンのファンで、歌手デビューしたら、一度は桑田さんに曲を書いていただきたいと思っていたそうです。

 

平成最後の紅白歌合戦で、サザンと初共演を果たし、その後、中学時代からの想いをしたためたラブレターのような手紙を桑田さんに送ったそうです。そんなことがあり、今回の楽曲提供につながったそうです。

 

坂本さんは、サザンオールスターズの「勝手にシンドバット」を聞いて、衝撃を受けたそうですが、私も中学1年の時に、音楽室で、当時の音楽教諭佐竹先生が、勝手にシンドバッドのレコードを大音響で流してくれたことを今でも思い出します。「勝手にしやがれ」と「渚のシンドバット」が当時ヒットしていたから、「勝手にシンドバッド」という曲名にしたなんて、桑田流のふざけたところがありましたが、音楽教諭は、やがて、このバンドの未来を予測していたかもしれません。

 

坂本さんは、「ブッタのように私は死んだ」で、和服という鎧を身につけて「演歌歌手の真面目なイメージを壊しちゃいけない」という自分がいたけど、「今ここで自分の殻を破らないといけない」と覚悟を決めたそうです。

 

自分の殻を破る・・・よく使われる言葉ですが、私たちのどれだけが、それを実行できたでしょうか。自分らしく生きるいうことは、今までの自分を貫く生き方でもあり、新しい自分を見つける生き方でもあるかもしれません。

 

そんな気持ちで、どうですか・・・桑田佳祐スパイスと坂本冬美さんの歌声を聴いてみませんか。

2020年

11月

22日

良い睡眠を得るために

面白いコメントを発見しました。「探偵と名探偵は、どう違うの?」という質問に、「事件を解決するのは、探偵の仕事。名探偵は、ただ事件を解決するのではなく、みんなが幸せになるように解決するんだ」という言葉・・・

 

誰も傷つけす、みんなが幸せになるように事件を解決するために、時には嘘もつくし、人間が作った法律など不完全とばかりに扱います。確かに、名探偵が登場する映画やドラマが、最後にスッキリする理由が分かりました。

 

さて、良い睡眠を得るためには、体温リズムを整えることが大切だそうです。そう言えば、新しい生活習慣の中で、私たちは、1日に何度も体温を測定するようになりました。ショッピングセンターの入口には、体温測定器が設置されていますね。

 

人間は、昼間体温が高くなり、夜は下がるようにできています。パンを発酵させるとき、温度が低いと発酵が進まず、高い方が進みます。体を動かすときも、体温が高い方が活発に動き、反対に休息するときは、低い方がいいのです。つまり、より深い睡眠をとるためには、1日の体温リズムを整えることが大切なのです。

 

寝不足に悩む人や、十分に睡眠をとっているのに、なかなか疲れが取れない人は、この体温リズムがうまく言っていないようです。私もそうです。(笑)

 

誰でもできるポイントが2つあるそうです。1つ目は、「夕方に居眠りをしてはいけない」です。人は、起床11時間後に体温がピークに達するそうです。朝6時に起床する人なら17時です。スポーツ選手のベストレコードもこの時間帯に多いそうです。つまり、この時間帯は体を動かしてしっかりと体温を上げることが重要です。帰宅の電車の中でウトウトはご法度です。階段の上り下り、ジムに行くなど何でもいいので体を動かすこと。

 

2つ目は、「風呂を出てからすぐに布団に入らないこと」です。シャワーではなく、38℃~40℃のぬるめの風呂にゆっくり入って体温を高め、放熱の時間を長めに取ることで、良い睡眠につながるそうです。入浴後2~3時間あけたほうがいいそうです。

 

どうですか・・・これくらいなら、できそうですね。これで、スッキリ快眠といきたいところですね。

2020年

11月

21日

オンブバッタ

今週は、暖かい日が続いたので、今日の北風が少し寒く感じましたが、子どもたちは、上着を脱ぎすてて、屋上遊びを楽しんでいます。ファームの小松菜や大根の葉をむしゃむしゃ食べている「アオムシ」も観察しました。

 

木曜日に、ざっと200匹の赤ちゃんカマキリを屋上に放ちましたが、今日も、その中の一匹を見つけることができました。もちろん、まだかわいい赤ちゃんのままです。そして、冬になろうかという季節に、まだ元気に草むらを跳ねているのが、「オンブバッタ」です。今日も、5匹くらい、ピョンピョンしています。

 

オンブバッタですが、背中におんぶする習性があるので、その名前がついているのですが、人間のように、母親バッタが子どもを背負っているのではないそうです。私は、てっきりそう思っていたのですが、メスがオスを背負っているのです。メスよりもオスの方が体が小さいのです。

 

オンブバッタは、産卵のための生殖活動が終わった後も、オスがメスの背中に乗っています。その理由は、はっきりとしていません。

 

オスがメスを他のオスに乗っ取られないように頑張っている・・・鳥などの敵に襲われた時に背中のオスだけが犠牲になり、産卵するメスを助けるのではないか・・・などの理由が考えられるそうです。

 

オンブバッタの多くは、これから冬本番を迎える前に、卵を土の中に残して死を迎えます。中には、来春まで生き延びるバッタもいるそうです。どの生き物の世界にも、しぶとい奴は存在するようですね。(笑)

 

冬を前にして、屋上で見られる虫がだんだんと減っていくので、来週は、このオンブバッタをじっくりと子どもたちと観察しようと思っています。

2020年

11月

20日

世界最高の教室

クリスマス発表会の劇の練習でのこと・・・お休みの園児のところでは、代役を他の園児にやってもらいます。驚くことに、代役は、完璧にそのセリフを言ってしまいます。子どもの記憶力は凄いのですが、自分の役以外のセリフもちゃんと覚えているのです。

 

さて、アメリカのカリフォルニア州・ワシントン州にある非営利組織「サミット・パブリック・スクール」は、世界最高の教室と呼ばれるハイスクール(高校)です。

 

ここでは、子どもたちは世の中を変えるために自分がしたいことを考えます。変えた方がいいもの、もっとよくできるものはなんだろう?と。次に、自分が選んだトピックスについてしっかり調べ、その分野の専門家になります。最後に、他の人たちをも変えられるように、説得力のあるスピーチを考えて発表する。

 

ざっと、こんなプロセスで、子どもたちは、社会で生きていくためのスキルを身につけています。社会では、いつでも邪魔が入る・・・だから、慣れておくのです。という考えです。社会人として仕事をしていく中で、全てが順調に進むことは100%ありませんね。

 

学校は、「勉強」の時代から「学び」の時代へと移行しています。もっと、分かりやすく言えば、同じ科目、同じ内容を同じ時間だけみんな一緒に教えるのが「勉強」で、「学び」とは、学校から与えられるものではなく、自ら求め、仲間と考え、作りだしていくものです。

 

どうですか・・・これからの子どもたちにとって、必要な力ですね。

 

ホワイトきゃんばすの「寺子屋」の時間は、「勉強する時間」ではありません。「学び合う時間」と考えています。異年齢での学び合いを目指しています。

 

そして、何か問題が起きた時、これから新しいことを行う時に、7つの項目を挙げています。

 

1、この状況で、何を求めているのか?

2、どう感じているのか?

3、どういう態度をとっているのか?

4、何がうまくいって、何がうまく言っていないのか?その理由は?

5、相手の立場になって考えるとどうか?どう感じているのか?

6、求める結果を出すために、やらなければならないことはないか?

7、関係を正すために、やらなければならないことはないか?

 

どうですか、これは、大人の私たちでも頭を整理する時に役に立ちますね。少なくとも、日本の学校も、「学び」に象徴されるように、変わっていくでしょうし、すでに新しい風が起きています。

2020年

11月

19日

学校や家以外の居場所

今日は、カマキリ大フィーバーです。3歳男の子の家で、カマキリの卵から、およそ200匹の赤ちゃんカマキリが生まれました。通常は、卵のままで越冬して、春に生まれるのでしょうが、おうちの中にあった卵は、季節外れの羽化です。

 

200匹を保育園で飼うわけにはいかないので、屋上の草むらへ放ちました。子どもたちは、カマキリを手にのせて楽しんでいます。本当に小さい赤ちゃんカマキリですが、すでに、成虫のカマキリと同じ形をしています。自然界では、生まれても半分がすぐに外敵に食べられてしまうなどして死んでしまいます。体の小さいアリでも、集団で攻撃して巣穴まで運んでいくそうです。これも、自然界の摂理ですね。

 

さて、「居場所」という言葉が、最近よく使われるようになっています。私たち大人の世界でも、自宅と会社でだけでは、心の拠り所にならない人が多いですね。仲間と集う場所や、趣味の世界でウマが合う場所が、大人にとっても心地よい「居場所」です。居場所をたくさん持っている人は、幸せな人生を送ることが多いのかもしれません。はい。お金持ちがたくさんの別荘を持っているのとは違いますね。

 

子どもたちにとっては、学校と家以外の「第3の居場所」が、必要であることは、大人の例を見るまでもなく明白です。

 

文部科学省の2019年度調査では、全国の不登校の児童生徒は、18万1272人、前年比10.2%増で、過去最高を更新したそうです。この数字には、コロナの影響は反映されていません。

 

あるフリースクールによると、コロナ禍で学校再開後、不登校や子育てに悩む親からの相談件数が1.5倍に増えたそうです。「学校では密を注意されたり、行事が中止になったりして窮屈な生活を送っていて、ストレスは一層高まっている」といった内容です。

 

ここを利用する125人のアンケートでは、コロナ感染が全国に広がった4月以降に不登校になったという子どもが、全体の3割を占めたそうです。今年度の、不登校の集計はまだ行われていませんが、過去最高を更新した昨年度をさらに上回ることは間違いないようです。

 

保育園ホワイトきゃんばすは、卒園児の小学生にとっては、学校・家庭・平日の学童以外の大切な居場所になっています。このブログで何度も言ったかもしれませんが、子どもには、家では決して見せない行動があること・・・親に言えないことを言える大人がいること・・・これで、子どもの心が安定するのです。

 

親が子どもに決して言ってはいけないことは「何で、ママやパパに内緒事があるの!?」「○○さんに言えて、どうしてママやパパに言ってくれないの!?」です。子どもが親を避けているのではありません。いじめに会っている子どもは、決して親に「自分がいじめられている」ことは言いません。親を心配させると思うからです。

 

親とて、我が子と上手に距離を置くことが必要なのです。さじ加減は難しいですが、とても大切なことですね。

2020年

11月

18日

食欲をコントロールする

昨日の寺子屋で、ボール投げをやったので、今日の屋上遊びは、壁に向かってボール投げ合戦です。2歳女の子が、すばらしいフォームでボールを投げます。野球センスがありますね。

 

さて、昔から「食欲の秋」といわれるように、秋から冬は旬の食べ物が多く、ついつい食べ過ぎてしまいますね。食べ過ぎは、体によくないと分かっていても・・ついついです。では、食欲をコントロールできるようになればいいのですが・・・

 

人間が食事を取る一番の理由はエネルギー補給です。食事に含まれるエネルギー源の炭水化物は、消化されるとグルコース(ブドウ糖)になって吸収されます。このため血液中の血糖値は食後に上昇し、空腹時は低下します。「脳」には、血糖値の変化を感知する仕組みがあり、高ければ満腹を低ければ空腹をそれぞれ感じるのです。脳がエネルギーの摂取量を調節するのです。

 

もちろん、脳は複雑ですので、血糖値だけを感知しているわけではありません。食事を通じて体内で作られる様々な化学反応のうち、少なくとも数十種類が、食欲の調節作用を持つとされています。

 

胃で作られるグレリンは食欲を高め、すい臓で作られるインスリンは食欲を抑える働きをします。血液や神経を経由して脳に伝えられます。まだまだあります。過去にその食物を食べておいしいと感じた経験があれば、ドーパミンという物質が作られ、食欲が増すのです。

 

こうなると、ある意味「いかに脳をだまして、満腹を感じて食欲を抑えることができれば・・・」という事になります。

 

ここからは、テレビの健康番組で、何度も紹介された内容です。①ゆっくり食べることで脳が血糖値の上昇を感知し、満腹感を得やすくする。②よく噛んで食べることで、食欲を抑える物質が脳で作られる。③水分を十分にとることで、食欲を高めるグレリンの分泌が減る。

 

みんなわかっているけど・・・あとは、実行するしかありませんね。

2020年

11月

17日

ジレンマとトリレンマ

今日の寺子屋では、ボール投げの練習をしました。午前中の外遊びで、ノックをしたのですが、子どもたちの返球があまりにもお粗末だったからです。ずば抜けて野球が得意な6歳男の子を除いて、ほとんどの園児が、パパとキャッチボールをする習慣などありません。

 

私が子どもの頃は、スポーツと言えば野球しか選択肢がない時代でしたが、今は、様々なスポーツを経験することができます。「巨人の星」の星一徹のようなおやじの存在は、昭和の時代にとっくに終わっていますね。

 

ということで、今日は、投げ方から教えます。最初は、ぎこちないフォームも、壁投げを続けていくうちに、だんだんと形になってきました。6歳男の子がコーチもやります。そして、多くの園児がボール投げを楽しく思えるようになったようです。保育園に戻ると、キャッチボールを始める園児が何人もいたので、これからが楽しみです。

 

さて、今日は、ジレンマとトリレンマの話です。

 

お菓子づくりで、「生活習慣病予防」と「満足感」の2点両立は困難です。また、お惣菜では、「生活習慣病予防」と「満足感」と「安上がり」の3点の実現は困難ですね。

 

この2点両立困難を「ジレンマ」と呼び、3点の実現困難は「トリレンマ」と呼びます。ジレンマは、よく使う言葉ですね。

 

例えば、教育におけるジレンマの例をあげると、学校のホームページで充実した写真の公開は、学校経営を考えると有効な戦略ですが、子どもの写真公開は個人情報を守る観点からすると、無制限という訳にはいきませんね。しかし、事前に保護者に写真公開の承諾書をもらうなどして、何とか対応が可能です。

 

次はトリレンマの例です。クラスには、勉強が「得意群」「平均群」「苦手群」の3つが存在するとして、この3群全ての学力を同時に高める授業ができるか・・・これは、困難極まりますね。隣り合う2群の両立は何とかなりそうですが、「得意群」「苦手群」の両立は簡単にはできませんね。

 

しかし、ホワイトきゃんばすの異年齢保育に、そのヒントがあるような気がします。寺子屋園児の学び合いは、3歳児の年少と5歳児の年長では、学力差も体力差もかなり大きいです。それを「教える」「学び合う」といったやり方で、「年長」「年中」「年少」の3群すべてが伸びる姿は、寺子屋の授業ではよくありますね。

 

最近では、当たり前のアクティブラーニングですが、子どもたちが主体の授業というのは、できる生徒が、活発に手をあげて答える姿ではありません。できない生徒がどう関わり合えるかが、大事になってくるのです。ここでも「学び合い」手法が有効かもしれません。

 

公立学校の限界だ・・・私教育や学習塾にピンポイントは任せると言うのは、簡単ですが、何とか、公立学校の中でも、ジレンマ、トリレンマをクリアしてもらいたいですね。

 

私たち大人の社会では、ジレンマやトリレンマとの戦いが日常茶飯事です。ここでは、「自分で考えて自分で答えを出す力」が求められますね。どうですか・・・あなたは、戦っていますか。そして、考えていますか。

2020年

11月

16日

屋台村からデパートの大食堂へ

土曜日に、小学校5年生になる元園児から、たくさんのぬいぐるみが届きました。ママとUHOキャッチャーでゲットしたものです。かわいいキャラクターがたくさんあったので、保育園の子どもたちは大喜びです。3日くらいたつと熱が冷めてきますが・・(笑)

 

さて、ある校長先生が面白い例え話をしています。

 

「学校の職員室は、『屋台村』に例えることができます。それぞれの店主(教員)は、工夫を凝らして自分の店の味をつくり、それを最高の状態でお客様(生徒・保護者など)に提供しようとうとしているこだわりの人・・・頑固な人が多く、新しいものに飛びつくのには抵抗があり、屋台村の地主(校長など)から店の商品や接客について、あれこれ言われるのも嫌い。でも、最近の客様は、今までのやり方だけでは対応できないことが多く、ちょっと悩んでいる」

 

どうですか・・・秘伝の味を守るというのは、聞こえはいいかもしれませんが、決して他の店主(教員)に、その素晴らしい技を教えないということです。「職員室には壁がある」といわれるのも、こんなことが理由の一つなのかもしれませんね。

 

この例は、少し昔の学校のイメージです。

 

これからの学校は、「屋台村」ではなく、「デパートの大食堂」のように、変わりつつあります。大食堂なら、店主(教員)が一人休んでも、おのおの腕の覚えがある人が力を合わせて、美味しいものを提供できますね。

 

屋台の店主なら、料理も接客も会計もすべて一人で行うイメージですが、デパートの大食堂なら、料理人だけでなく、様々な仕事が役割分担されています。それぞれが、力を合わせて、お客様に対して最高のサービスを提供するのです。

 

今の学校も同じです。教員以外に、事務職員、特別支援教育支援員、給食配膳員、学校司書、スクールカウンセラー、学習指導員、スクールサポートスタッフ、学校コーディネーターなどなど・・・仕事内容も給与も勤務時間も異なります。

 

「働き方改革」は、一般企業だけの話ではありません。学校では、教員ではない学校職員が、肩身狭そうに働いている学校は、昔の学校の負のイメージから抜け出せませんね。

 

生徒や保護者と直接かかわるのは教員の仕事ですが、「生徒とは関わらないで・・・指示したこと以外の仕事はやらないで・・」なんて、教員が学校職員に言っていたら、仕事は広がりません。

 

コミュニケーション能力と言ってしまえば簡単ですが、教員も「人を巻き込む」ことが大切になってきますね。結果、お客様である「生徒や保護者」に良いサービスを提供することができるのです。

 

「チーム学校!」とは、そんな職場環境と、地域と保護者を巻き込んだ姿ですね。

2020年

11月

15日

日本一小さい動物園

今日は七五三ですね。保育園の子どもたちの中には、七五三に該当する園児がたくさんいますので、「お宮参りをした」「写真を撮った」などの報告がたくさんありました。そして、子どもたちは、自分で作った千歳飴の袋をお土産に持って帰り大喜びです。

 

さて、東京の銀座みゆき通りにある「中央区立泰明(たいめい)小学校」は、数多くの著名人を輩出し、有名デザイナーの制服問題で、数年前にも話題になった、銀座エリア内の小学校です。私も前を歩いたことがありますが、とても狭い小学校です。

 

そんな泰明小学校よりも、もっと狭い、ゆっくり歩いても15分ほどで一周できる動物園が、福井県鯖江市にある「西山動物園」です。日本動物園水族館協会に加盟する動物園の中では「日本一小さい動物園」です。

 

ここの動物園の主役は、レッサーパンダです。ジャイアントパンダの人気の影に隠れている存在ですが、よく見ると、愛らしい顔をしていますね。

 

レッサーパンダはジャイアントパンダと同じく、ササが主食で食性が似ているので、どちらもパンダと呼ばれていますが、ジャイアントパンダはクマ、レッサーパンダはイタチに近い独立種だそうです。

 

レッサーパンダは、ほとんどの時間を木の上で過ごします。冬眠もしません。寒冷地の動物なので、全身毛で覆われており、毛が生えていないのは鼻だけです。また、レッサーパンダは子どものときの姿のまま大きくなるそうです。

 

一見、人懐っこそうなレッサーパンダですが、実は彼らは集団生活が大の苦手だそうです。そのため、動物園では同時に多くの頭数を展示できません。西山動物園では、「レッサーパンダのいえ」を間仕切りして、個別に飼育しながら、一度に多くのレッサーパンダを観ることができるそうです。

 

動物園のある鯖江市は、眼鏡フレームの国内生産シェア約96%の「眼鏡の町」です。市では「眼育(めいく)プロジェクト」なる、目の健康促進運動を進めています。その検査キットに使われているのが、片目の空いたレッサーパンダのお面です。

 

なんか、レッサーパンダをじっくりと観察したくなってきましたね。埼玉県では、東松山市の子ども動物園、さいたま市大埼公園内のミニ動物園、東武動物公園の3か所です。上野動物園にもいますね。

2020年

11月

14日

福祉に「頼る」ではなく「利用する」

今日は「埼玉県民の日」です。埼玉県に住む私にとっては、子どもの頃から、この日は学校が休みになります。今日は、土曜日でしたので、埼玉県内の学校に通う子どもたちは、休みを1回損したと感じているようです。(笑)

 

さて、先月起きたことですが、30歳の女性が、店員に刃物を突き付けて現金を脅し取ろうとした事件がありました。彼女は、コロナ禍で失業し、路上生活を続けた末の犯行でした。「自分は若く健康なので、福祉に頼ってはいけない」と考えていたそうです。

 

コロナ禍で、失業者が増えています。昨年1月の数と比較すると、およそ130%に増えているそうです。しかし、生活保護受給者は、増えていません。折れ線グラフにすると、ずっと平らな線のままです。

 

生活保護受給者に関しては、コロナ以前は、いわゆる違法受給者の問題が、各メディアでクローズアップされました。芸能人の息子に収入があるにもかかわらず、母親が生活保護受給者だった・・・などです。

 

このような報道が多く流れると、「生活保護を受けるのは悪いことだ」と誤った考えが、子どもたちにも伝わってしまうような気がします。

 

働きたいのに失業に追い込まれた人は、福祉を利用する権利があります。生活保護は、生存権を守る砦とも言えます。しかし、コロナ禍では、生活保護が機能せずに、自己責任で切り捨てられるようなことが起きているのです。

 

福祉は、「頼る」ものではなく「利用する」ものです。現実的には、実際に利用することがない人がほとんどでしょうが、「いざとなったら、こういう制度がある」と知っておく必要はありますね。

2020年

11月

13日

発酵ジンジャーエール

連日の発表会練習で、子どもたちは、少しずつ劇のセリフを覚えていきます。大人の芝居のように、脚本が渡されて覚えるのではなく、練習を積み重ねる中で、そのまま暗記するように覚えていくのです。

 

子どもたちは、練習のことをおうちでママやパパに話をしているので、家族全体でクリスマス発表会を盛り上げてくれています。子どもたちの衣装作りのボランティアママも決まりました。12月19日の本番まで・・・ワクワクドキドキが続きそうです。

 

さて、さいたま市で、新しい事業が進められています。ショウガを使った発酵飲料「発酵ジンジャーエール」の醸造所が、来春さいたま市見沼区に完成する予定です。

 

ジンジャーエールは、ポピュラーな飲み物で私も大好きですが、発酵ジンジャーエールは、日本ではなじみが薄いですね。これは、17世紀の英国で生まれた飲料で、ショウガとかんきつ類、砂糖などを発酵させてつくるノンアルコール飲料ですが、発祥の英国では「ジンジャービア」と呼ばれ愛されているそうです。

 

私は飲んだことがありませんが、ノンアルコールビールのような感じでしょうか。とても、興味がわきますね。

 

日本の地方自治体では、農家の後継者不足で増え続ける、休耕田が問題となっています。さいたま市見沼区でも、いわゆる見沼田んぼの休耕田が激増しています。この見沼田んぼで、原料のショウガを栽培し、増え続ける休耕田の解消にもつながる事業となるようです。

 

インターネットで事業資金を募るクラウドファンディングも実施しているそうで、現在、目標の250万円を上回る400万円以上の支援が集まっているそうです。醸造所の建設が進み、来年2月にも操業を開始します。4月には、オンラインと飲食店で販売がスタートする予定で、すでに、市内外の飲食店など15店との取引が決まっているそうです。

 

見沼の農家にとっては、あらたにショウガの契約栽培で収入が増えるでしょうし、何と言っても荒れた田んぼがなくなることがうれしいですね。

 

そして、発酵ジンジャーエールという飲み物も魅力を感じます。こんなストーリーの事業は、どんどん応援したくなりますね。早く飲んでみたいです。

2020年

11月

12日

「自転車乗れたぞ!」が3人も・・・

今日は、屋上で「やった!乗れたね~すごーい!がんばったね~」の歓声が響きました。何と、寺子屋3番、年少園児の3人が、自転車に乗れるようになりました。一気に3人クリアです。

 

昨日、15メートルですが、よちよちと走った3歳男の子が、今日は、楽々と50メートル

以上を走らせています。何度失敗しても、あきらめないで頑張った成果です。自転車を走らせながら、ようやく笑顔になりました。

 

これに刺激を受けた、4歳男の子・・・彼は、園長のフォローがたった1回で成功しました。そして、難しいスタートも、自分一人でできるようになり、今日乗れたばかりなのに、先輩たちと、サイクリングを楽しんでいます。あっぱれ!です。

 

その姿に、影響を受けた4歳女の子は、過去の挑戦で大転倒してしまい、その恐怖心から、自転車挑戦の機会を見失っていました。しかし、「○○もやってみる!」と、自ら挑戦する旨、宣言をしてくれました。そして、何度かトライして50メートルクリアです。

 

こうして、立て続けに3人の園児に、自転車免許証を交付することになりました。うれしいですね。これで、3・4・5歳児の寺子屋園児19名のうち、18人が、自転車に乗れるようになったのです。一般的な、子どもの成長過程では、「補助なし自転車に乗れるようになる」は、小学校1年生レベルですので、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、2、3年も早いのです。

 

安全で広い屋上という環境があることと、異年齢保育で年上園児に影響を受けての結果ですが、「自転車免許証」を満面の笑みでうれしそうに受け取る園児を見ていると、本当に幸せな気分になってきますね。今日は、おうちで、パパママに「自転車乗れたぞ!」の話がつきない事でしょう。誕生プレゼントまたはクリスマスプレゼントは「自転車で決まり!」です。(笑)

 

さて、ただ一人取り残されてしまった4歳男の子・・・今日も、補助有り自転車で、ペダルを強くこぐ練習を続けます。もちろん、「寺子屋さんの中で、まだ自転車に乗れないのは、○○君だけになったよ。明日も、頑張って練習して、乗れるようにがんばろう!」と、自転車に乗れないのはただ一人である事実は伝えます。あとは、本人次第ですが、きっと頑張ってくれることでしょう。

 

こうして、今日も、他の園児に刺激や影響を受けながら、子どもたちの成長は続きます。

2020年

11月

11日

子どもの「やる気」のイメージは?

6月に、4歳男の子に自転車免許証を交付してから、気がつくと5カ月も経ってしまいました。そろそろ、自転車クリアの園児を!・・・ということで、今日は、年少3歳児の男の子2人を相手に、自転車の練習を行いました。

 

一人は、ストライダーは抜群ですが、まだペダルをこぎ続けることが難しいので、今日は、補助有り自転車で、ひたすらペダルを強くこぐ練習です。

 

もう一人は、ペダルに安定して足を乗せることができなかったのですが、根気よく練習し、15メートルは自分で乗れるようになりました。明日、もう一度練習して、50メートルを走ることができれば、自転車免許証を交付できそうです。

 

一番凄かったのは、二人とも、屋上遊びが終わるまで、あきらめないで黙々と練習を続けることができたことです。私の目には、「やる気」に満ちあふれているように見えました。

 

さて、あなたにとっての「やる気」像は、どんなイメージですか。たぶん、世の中の「やる気」像は、何事にも積極的に取り組んで、ハキハキと発言するようなイメージです。

 

特に、親は、子どもが思うようにやってくれないと「やる気がない」と捉えがちです。活発な人への憧れを子どもに押しつけて「やる気を出しなさい!」と言ってしまう人が多いですね。

 

私も、一般的な「やる気」像を保育園の子どもに当てはめてしまうことがあります。大人が押し付けたものを、ちゃんとやらないので「この子は全くやる気がない」と感じてしまったこともありました。

 

実は、子どもは、興味があると言われなくてもやります。やらないときは、関心がないか、今は必要ないと思っているからです。「やる気」は、引き出すのではなく、見守る中で、見えてくるのかもしれません。

 

そう考えると、子どもがやる気に転じるような言葉掛けが大事になってきますね。なかなか子どもが、やる気を見せない時には・・・「やりたくなったら教えて」「最初は見てるだけでもいいよ」「一緒にやってみようか」といった感じです。

 

大人は、どうしても、やり始めるまでを気にしがちですが、大事なのは「できた」という体験をどれだけ残させてあげられるか。できたことを喜び、褒めてくれる大人が周りにどれだけいるかで、子どもの「やる気」は変わってきます。

 

明日からの屋上遊びでは、まだ、自転車に乗れない3歳児の園児を中心に、練習のアプローチをかけていきます。もちろん、「やる気出しなさい!」なんて、言葉は、ご法度にして、スモールステップで、自信をやる気に変えていければと思っています。

2020年

11月

10日

二者択一の多数決

昨日ピアニカを家に持ち帰って練習をした6歳男の子・・・今日の練習では、しっかりと他のメンバーに追いついています。この根性がいいですね。これが、非認知能力にあたります。これからの子どもたちが生きていくうえで、重要なことです。

 

さて、民主主義における選挙は、多数決で勝敗が決まります。たいがい、その結果が少数派の権利を大きく侵害しない限り有効に機能します。

 

ところが、二者択一の選挙で、その結果が僅差で、大接戦となった場合に、「対立の構図」を生んでしまうことが、最近起きていますね。

 

私は、政治評論家ではないので、詳細をスラスラと解説はできませんが、日本では、大阪都構想の住民投票で、反対という結果になったものの、賛成と反対は僅差となりました。そして、残ったのは、何ともスッキリしない感情というか、対立の感情です。

 

そして、アメリカ大統領選挙も大接戦となり、その結果は、むしろ有権者の対立を深めてしまったような気がします。これは、現代のネットやSNS社会がもたらす、負の部分かもしれませんね。知らない第三者の意見に、左右され、喜んだり怒ったりして、自分の意見が見失われているのです。

 

保育園の運動会のような、もっと大きく言えば、スポーツの世界ならば、接戦で勝敗が決まった場合は、選手同士は抱き合って、お互いの健闘を称えるでしょうし、観戦する側の応援団やサポーターも勝者・敗者双方に、大きな拍手を送るのです。

 

こうありたいものですが、二者択一の選挙難しいですね。近代民主主義の父といわれるルソーは、「一般意志」が機能するためには、有権者相互の交流は、むしろ抑制すべきだと言っています。こう考えると、ネット社会における民主主義の弱点が、「僅差が生み出す社会の分断」かもしれませんね。

2020年

11月

09日

パパのための子育ての話

年長園児は、この週末、ピアニカを家に持ち帰って自主練習をしました。それが、すぐに結果にあらわれます。ママのフォローもあって、どんどん上達しています。6歳男の子だけが、金曜日に就学前健診でピアニカを持ち帰れなかったので、他のメンバーのようには上手くいきません。悔し涙の練習となりました。

 

クリスマス発表会までは、まだ1カ月以上あります。焦ることはありません。しかし、彼は、今日ピアニカを持ち帰って、家で練習するようです。この前向きな気持ちがいいですね。

 

さて、働く環境の変化で、パパの残業や飲み会が減り、子どもと過ごす時間が増えたようです。そこで、パパを対象に行ったあるアンケートでは、「子どもの成長を毎日間近に感じられてうれしい」「妻の大変さがわかった」などの声がたくさんあったそうです。

 

パパの子育ての特徴は、子どもを高く持ち上げたり、ぐるぐる回したり体を使う遊びが多くなります。私も、「男遊び」と言っているのですが、プロレス技を子どもにかけたりして、かなりハードな遊びを楽しみます。

 

しかし、重要なのは、子どもにとって、ママとは異なる個性を持ったパパが関わるという点です。もちろん、シングルの環境であれば、おじいちゃん・おばあちゃん、近所のおじさん・おばさんなど、あらゆる人間関係とのかかわりです。

 

ある研究では、父親が子育てに積極的に関わっていた場合の方が、子どもの社会性やコミュニケーション能力にプラスの成果があることが分かっています。

 

また、パパが子育てや家事に積極的に参加することは、ママの機嫌の良さ、心の健康にもつながりますね・・・結果的に、子どもに良い影響を与えるのです。もちろん、子育てや家事をすることが、パパ自身のライフスタイルや仕事の在り方へ影響を広げます。プラス効果ですね。

 

一生懸命、子どもと関わっているのに、「パパじゃなくてママがいい」と子どもに言われてしまうのが、パパにとっては悩ましい事です。私も、子育て経験の中で、このセリフを何度言われたことか・・・でも、こう考えました。「子どもと関わる時間が、圧倒的にママが多いので、こればっかりは、ママにかなわない!子どもに言われても、悩んだりイライラするのはやめよう」と。

 

コロナ禍で、子育てにかかわる時間が増えたパパが多くなったと思われます。色々と、子育ての壁にぶつかることがあるでしょうが、「ママと異なる個性」で接することが、子どもにとって、大きな成長につながることは間違いありません。

 

あとは、パパ自身が考えて、子育てを楽しみましょう。

2020年

11月

08日

ひとり飲み

大人数の飲み会が周りから消えて、今、増えているのが「ひとり飲み」だそうです。女性が会社帰りに立ち飲みバーなどに寄って、その日の気分で、ビール1杯だけで家路につくことも・・・カウンター越しに、店主と会話を楽しむこともステキな時間ですね。

 

私は、一人でぶらっと出かける行きつけの店は持ってませんが、カウンターで周囲を気にせずに、好きな時間に切り上げることができるような・・・バーテンダーさんと大人の会話ができるような・・・そんなライフスタイルには憧れますね。

 

以前、まだ20代の頃に、会社の大先輩と、雰囲気のいいショットバーに行った時の事。カウンター席で、ワンショットをじっくりと楽しむのが粋というのに、どうしても、ペースが上がって何杯も飲んでいると、カウンター越しに店主から「ペースがはやいですよ・・もっとじっくりと飲まないと・・」と言われてしまったことがありました。店主には、飲み方のわからない若造と思われてしまったようです。(笑)

 

何と「全日本一人呑み教会」というのがあるそうです。ここでは、全国の「一人呑み歓迎の店」を紹介し、飲食店の支援をしているそうです。「無理に長居しなくても大丈夫。自分に合うお店をあちこち探せるのも、一人飲みの楽しみの一つです」といいます。

 

お店で使える「魔法の言葉」があるそうです。それは「初めてきました」「ひとり飲みは初めてです」だそうです。この言葉を聞けば、お店側も自信のあるメニューを張り切って紹介してくれるかもしれませんね。

 

どうですか・・・仕事モードだった自分のスイッチをオフにする・・・または、新たに生まれる出会いを楽しみにする・・・この秋、始めてみるのもいいかもしれませんね。

2020年

11月

07日

洋服を選ぶようにマスクを選ぶ

屋上では、今日もローラースケートで遊ぶ園児が数人・・・今までは、すべて女子が挑戦するのみで、男子のチャレンジャーがいませんでした。しかし、今日は、5歳男の子が重い腰をあげて、自分から言いだしてチャレンジです。

 

ホワイトきゃんばす流では、最初は、三輪車の後ろの持ち手に、つかまって、三輪車を押すように歩く練習からスタートします。ところが、男の子は、足腰がまったく安定せずにフラフラです。歩くどころか立つことさえできません。なんとか、持ち手につかまって立っても、すぐに、転んでしまいます。「立った時は、足を逆ハの字にして!」とアドバイスをしても、なかなかうまくいきません。

 

しかし、男の子は、最後まで諦めませんでした。何度転んでも、ずっと最後まで、練習を続けたのです。その気持ちに「あっぱれ!」です。

 

さて、先日のハロウィーンでは、オレンジ色や黒色のハロウィーン用マスクが販売されていました。このマスクをすれば、ハロウィーンの仮装もばっちりという訳です。

 

ここにきて、たちの生活において、マスク着用が日常となっていますね。今後冬にかけては、コロナだけでなく、風邪やインフルエンザ予防を考えると、間違いなく春までは、マスクの生活が続くことでしょう。

 

となると、私たちの日常は、「洋服を選ぶようにマスクを選ぶ」ライフスタイルになっているようです。

 

ウエディングマスクってご存知ですか?そうです。ウエディングドレスを着た花嫁さんが、つけるマスクです。もちろん、ドレスのデザインに合わせて、素敵な刺繍が施されています。

 

カフェなどで注文した時に、マスクをしていると声が聞き取れなくて「えっ?もう一度おっしゃってください」と店員さんに聞かれるのにうんざりの人も多いはずです。そこで、凄いマスクがあるそうです。

 

「C-FACE」というもので、市販のマスクの上に装着して電源を入れると、スマホと接続し、声が文字で表示されるのだそうです。マスクに「カフェラテください」と文字が出るのです。ビックリですね。

 

マスクのゴムの痛さをおしゃれに解決したいと、登場したのが、「ヘアオブジェマスクリーフ」です。マスクのひもの部分が、素敵なリボンになっていて、髪をリボンで結んだようなおしゃれな形状になるようです。

 

銅繊維を使用したマスクは、とてつもない抗菌力を発揮するそうで、機能性は抜群ですね。

 

梅雨の季節に、個性あふれる傘を楽しむように、マスクにも、「個性色々」の動きが出てきたようです。コロナ禍を暗い気持ちで過ごすよりも、お気に入りのファッションマスクで、ハッピーな気持ちになるのであれば、それもありですね。

2020年

11月

06日

「はっぱじゃないよ ぼくがいる」

インフルエンザの流行を前に、今年も予防接種をする園児たちが多いです。しかし、今シーズンについては、今までとは状況が違ってくるようです。昨日、保育園の健康診断があり、提携医の先生からの情報です。

 

「テレビ報道では、インフルエンザワクチンは、前年120%以上は準備しているとされていますが、実際には107%程度です。それでも、前年よりは多くなっていますが、今年は、まだインフルエンザの発症は病院ではありません。新型コロナウイルスの予防の影響で、インフルエンザも風邪も発症する子どもは、激減すると思われます。」とのことです。子どもたちにとっては、プラスの内容ですね。

 

さて、保育園の入口に、「どんぐりボックス」があります。子どもたちが、登園前にどんぐりを拾ってくるのです。どんぐりボックスには、どんぐりだけでなく、松ぼっくりやイガグリまであります。先生が、「どんぐり集めて!」と言ったわけではないのに、子どもたちが、勝手に拾ってきます。

 

外をただ歩くのではなく、こうして、自然や四季を感じながら歩くのは、子どもたちの感性が広がっていきますね。この寄り道に付き合ってくれるママにも感謝です。

 

「はっぱじゃないよ ぼくがいる」という絵本があります。

 

森の中のさまざまな発見をユーモラスに見せる絵本です。葉っぱに空いた穴を人間の顔に見立て、楽しい言葉とともに紹介しています。女の子の顔、男の子の顔、おしゃべりな顔、泣いているい顔・・・

 

私たち大人は、「紅葉」には敏感ですが、どんぐりの実や落ち葉の一枚一枚に、こんな顔のような表情があるなんて、まったく見落としていますね。虫が食べた穴が、こんな芸術作品を作っているなんて・・・でも、子どもたちは、秋が深まり、そんな楽しみ方を感じることができるのです。

 

どうですか・・・この週末にでも、親子で外へ葉っぱを探しに出かけませんか。身近な場所に、こんな楽しいことをいっぱい経験できるかもしれませんね。

2020年

11月

05日

高校生の教員体験

いよいよ、今日からクリスマス発表会の劇の練習が始まりました。劇は、2つあります。

年中・年少園児で構成する「ないた あかおに」と年長・年中園児で構成する「そらまめくんの ベッド」です。今年度の保育園のテーマが「友だち」ですので、テーマに合った物語を選びました。朝の会の読み聞かせで、何度も読んでいる絵本です。

 

まずは、「そらまめくんの ベッド」の配役が告げられます。主役のそらまめくん他、2人で同じ配役を組むようにしています。セリフは、それぞれ、個人のセリフです。このチームは、昨年のクリスマス発表会で劇の経験をしています。配役が決まると、子どもたちは目をギラギラさせています。

 

「ないた あかおに」チームは、年少園児が初めての劇に挑戦です。「ちゃんとセリフが言えるかな?大丈夫かな?」といったメンバーですが、ここは、年中園児3人が、主要の役どころを行います。

 

今日は、台本の読み合わせで終了です。いきなり、役になりきって大きな声が出る園児もいれば、自信がなくて小声の園児もいます。これから、毎日のように練習が続くので、子どもたちの成長を見ていくのが楽しみですね。

 

さて、教員免許をめざす大学生が、教育実習で小中学校を訪れますが、ここ数年、教員の志望者が全国的に減少傾向にあります。そこで、山形県の教育委員会では、高校生が小学校の先生の仕事を体験する事業を始めました。この10月に、31名の高校生が、小学校で体験活動を行ったそうです。

 

小学校の校長先生から、教育現場のやりがいの話を聞いた後、授業を見学、当日関わる子どもたちと交流を図ります。そして、プリント配布など教員の仕事を手伝います。あるクラスでは、高校生が児童たちの活動にアドバイスをすることもあったとのこと。

 

参加した高校生からは、肯定的な感想が多く、「参加したことで、教職の道を前向きに考えられるようになった」という声や「自分の高校に戻った時に、これまでとは違う視点で先生や学校を捉えることができそうだ」という意見もありました。

 

教育実習ではないので、実際に高校生が小学生相手に授業をすることはありませんが、この体験活動は、学校や先生に対する見方を広げる機会にもなったようです。

 

秋田県では、高校生が中学校教員を体験する事業を行っているようで、高校生の教員体験は、全国的に広まっていくようです。

 

やりがいを感じて教員になる人材が、増えることを期待したいですね。

2020年

11月

04日

子育て対策の効果

今日は、冷たい北風が吹いていましたが、子どもたちの屋上遊びはいつも通りです。どろんこ広場では、水を使った料理ごっこで盛り上がっています。ブルーベリーに似た木の実を集めて、料理を作っています。

 

さて、全国の自治体では、人口減少や過疎化に対する取組みに苦慮していますが、どうやら、子育てをメインにした対策を行った自治体が、人口増につながる結果を出しているようです。

 

兵庫県明石市は、子育て対策が充実しています。小・中学校の給食の無償化やおむつ宅配による見守りなど・・・子育て支援に積極的で、専門家の間では「俺たちの明石市」と称賛されているそうです。

 

その効果は、人口増につながっており、統計によると、25歳から35歳の転入は、転出者に対して、およそ500人も増えています。若年層の流出に悩む自治体が多い中、明石市は、異彩を放っています。40歳以上の人口の転出と転入は、ほぼプラスマイナスゼロですので、子育て世代の人口増が、全体の転入者の数を押し上げているようです。

 

明石市のように子育て世代向けの施策をすると、その年代の移住が増え、税収も着実に増えるのです。税収が増えれば、さらなる子育て支援の予算も組めるというプラスのスパイラルとなります。まさに、「地域振興の鍵は子育て施策」であると言っても過言ではありません。

 

他の自治体もマネをすれば・・・となるのでしょうが、今後は、社会の構成員の多様化を意識しないといけません。同性婚のパートナーシップ認定や出生届の嫡出子・非嫡出子の欄の廃止などを進めないといけませんね。

 

また、全国で増える空き家の有効活用も、若者世代への「住」の支援として必要不可欠となるでしょう。

 

少子高齢化の日本が抱える問題と対策・・・日本の未来を明るいものにしたいですね。

2020年

11月

03日

先延ばしが効果的?!

昨日から降り続いた雨も、朝にはやみました。屋上ファームの野菜にとっては、恵みの雨となったようです。大根がどんどん大きくなっています。夏野菜のオクラは終了しましたが、ピーマンは、まだたくさんとれます。

 

さて、「先延ばし」という言葉は、たいがい悪い例えとして使われます。政治の世界では「また先延ばしした・・・」と批判されることが多いですね。仕事においても、先延ばしが続くと、デスクに書類が山積みにされ、一番下の書類は二度と目を通すことがないことになります。

 

私のサラリーマン時代の仲間に、「今日発生した仕事は、今すぐにやってしまう」をモットーに、確実な仕事をする人がいました。私も、彼を見習って、「明日やればいいか~」という気持ちになった時に、「いや、今やるんだ!」と彼の顔が浮かびます。(笑)

 

しかし、この先延ばしが効果的なことがあります。何か欲しいモノがあった場合に、すぐに衝動買いしてしまう癖のある人は、買ってもすぐに飽きてしまって使わないままということはありませんか。こんな時は、3日間、買うのを先延ばしすると無駄な買い物がなくなります。本当に必要な物は、3日経っても、熱い気持ちに変化はありません。

 

さて、コロナ禍による在宅勤務で、夫婦が共に過ごす時間が増えることで「コロナ離婚」が増えたと報道されることが多かったですが、実は、今年1月~7月に離婚した夫婦は、前年比でおよそ1割減となったそうです。増えるどころか減ったのです。

 

離婚が大幅に減った理由は何か・・・世帯収入の減少により夫婦で協力する必要に迫られて思いとどまった。社会全体が活動を自粛しているので離婚の手続きを先に延ばした。いずれにしろ、各夫婦が冷静な判断を出した結果です。

 

人は、いつでも冷静な判断ができると思いたがります。しかし、不安や怒り、欲などで視野が狭くなり、柔軟に考えられなくなると、判断を誤ることがあります。そうした際に有効な対策は、先延ばしし、保留することです。期間を置くことで冷静な判断が可能となるのです。

 

私は、よく「時薬(ときぐすり)」と言っています。どうも解決策が浮かばない時は、時が過ぎる中で、自然にまかせるのです。

 

「何を求めているのか?」「どう感じているのか?」「良い事と悪いことは何か?」「相手の立場になって考えるとどうか?」「何ができるか?」

 

これらを冷静に考えるには、時間が必要ですね。

2020年

11月

02日

コロナ禍での世界の子どもたち

今日の屋上遊びを見ていると、子どもたちが様々な遊びを楽しんでいるのですが、年長園児を中心に、バトミントン熱が上がっています。ローラースケート派とバトミントン派に分かれて、スポーツ三昧です。

 

こうして、保育園の子どもたちだけでなく、日本の子どもたちの多くは、命の危険にさらされることなく、成長の機会が与えられています。

 

しかし、世界の子どもたちに目を向けると、新型コロナウイルスの脅威から子どもたちの命や生活を守ることのできる度合いは、国や地域によって差があります。

 

日本も3月以降、多くの学校が休校しましたが、世界全体では、15億人もの子どもたちに影響を与えたそうです。安全な学校の再開には「石鹸で手を洗える場所があること」が必要不可欠です。WHOの調査では、世界の学校の43%には、石鹸と水による基本的な手洗いをするための設備がないことが分かりました。その数は、約8億1800万人になります。日本に住む私たちからすると考えられない事ですが、これが現実です。

 

また、アジアやアフリカ、中南米の途上国は、ロックダウン(都市封鎖)などの対策がとられ、医療や教育などの社会サービスが止まってしまい、それが子どもを含む社会のすべての側面にマイナスの影響を与えています。例えば、定期予防接種の接種率は落ち、これまで行われていた教室での教育活動もできなくなりました。ロックダウンで外に出られないことが即、収入の停止につながり、貧困世帯が増えています。

 

これも、日本に住む私たちでは、実感できないことです。

 

このような世界の子どもたちに対して、「何とかしなければ・・・」と思っても、私たちには、人道支援などは、簡単にできません。しかし、世界の子どもたち…特に途上国の現実を知ることで、なんらかの力になれるかもしれません。

2020年

11月

01日

菊にトマトを接ぎ木

今日は、家から車で20分くらいのところにある、田舎うどん「てつ」という、隠れ家的なうどん屋さんで、こしのある肉汁うどんと、サクサクの天ぷらをいただきました。とても満足したのですが、その理由は、美味しいうどんの他に、「ケヅメリクガメ」を見ることができたからです。

 

田舎うどん「てつ」には、保育園で飼っているケヅメリクガメの「かめきち」と同じ種類のリクガメがいます。ところが、こちらは、年齢が20歳越えのビッグサイズです。ざっと50センチ以上の大きさです。小松菜やチンゲン菜を食べやすいように刻むことなく、そのまま食べます。

 

保育園の「かめきち」も、2年後には30cmにもなるので、屋上で飼うことになるでしょうが、問題は冬対策です。田舎うどん「てつ」のケヅメリクガメは、4畳くらいのスペースで暮らしているのですが、真冬用に、保温設備がある子屋が、断熱材などで作られていました。今度は、真冬に様子を見に来ます。

 

さて、夏に、屋上ファームのスイカ畑に、大きな冬瓜の実が2つできました。スイカ畑なのに、どうして冬瓜が・・・これは、スイカの苗が「接ぎ木苗」だったからです。冬瓜の苗を土台に、スイカの苗を接ぎ木したのです。

 

接ぎ木は、古くから利用されてきた伝統的な農業技術で、二つの植物の長所を併せ持つ植物を作ることができます。また、連作を嫌う作物も接ぎ木であれば問題なく、病気にも強い苗となります。

 

名古屋大学のチームが、菊にトマトを接ぎ木することに成功したそうです。葉は菊なのに、実は真っ赤なトマトです。これで、トマトの実は4週間収穫が続いたそうです。

 

接ぎ木の技術がさらに発展すれば、病気や土壌の変化に強い植物を土台にして、収穫量の増加につながったり、少ない農薬での栽培もできるようになります。これから、世界の人口はまだまだ増え続けるので、食糧問題の解決につながる研究の一つと言えますね。

 

屋上ファームで「接ぎ木苗」を購入する際には、土台の植物にも関心を持ってみることにします。

2020年

10月

31日

「ムジナモ」を救え!

今日の屋上遊びは、ローラースケート暴走族が5人・・・しかも、全員女子です。朝の会のインタビューから、「今日は、屋上でローラースケート頑張る!」と年長、年中の女子たちが燃えていました。

 

小学4年生の先輩が、コーチ役として、保育園児4人の女子たちと、技術を磨いていました。とても素敵なタテの関係です。最後は、ゆっくりですが、三角コーンをジグザグに走行するレベルにまでになっていました。子どもの上達速度は、本当にすばらしいですね。

 

さて、国の天然記念物に指定されている「ムジナモ」という水生植物をご存知ですか。昨年、保育園で親子遠足を行った、さいたま水族館のすぐとなりに、「宝蔵寺沼 ムジナモ自生地」があります。

 

ムジナモは、かつては日本各地に自生していましたが、水質汚染や外来種の生き物によって、絶滅の危機に直面しています。現在、日本でただ一つのムジナモの自生地が、「宝蔵寺沼」なのです。

 

ムジナモは、その名の通り「藻(も)」です。しかし、他の藻とは違って、根がありません。水面に浮遊して水中のプランクトンを捕らえて栄養にする食虫植物です。きれいな水を好み、茎は成長すると全長25センチほどになるそうです。

 

どうですか・・・見たくなりましたか?宝蔵寺沼への一般の立入りはできませんが、隣りのさいたま水族館では、このムジナモを観察することができます。魚と違って、「藻」なので、地味ですが、この植物の物語を知ると、興味深いですね。

 

宝蔵寺沼のある、埼玉県羽生市の三田ヶ谷小学校では、6年生が環境教育の一環として、学校内で年間を通じて育ててきたムジナモの放流を行っているそうです。この取組みは、37年間も続いています。先輩から後輩へ引き継がれた伝統的な教育活動ですね。

 

三田ヶ谷小学校では、地域や羽生市のムジナモ保存会と連携して、「ムジナモ集会」を行い、子どもたちの学習成果の発表なども行っているそうです。

 

子どもたちが、日本でただ1つのムジナモ自生地をきっかけに、植物を育てることや、地域の大人たちと関わっていくことで、大きな成長につながっていきます。素敵な取組みですね。

2020年

10月

30日

人間の負の本能

昨日のハロウィーンパレードの話が、子どもたちの間で今日も続きます。カクレクマノミのニモの仮装をした4歳女の子は、「おしりが大きくなって…イスに座れなかったよ」なんて言っています。連絡ノートにも保護者のコメントがいっぱいでしたが、子どもたちにとっては、大人の想定以上に楽しい時間だったようです。

 

そして、今日の午後のおやつ・・・ハロウィーンバージョンです。マシュマロを使ったお化けのゴーストンスイーツに、何と、カブトムシの幼虫スイーツとミミズスイーツです。オレオクッキーを砕いて土に見立てて、幼虫は、キャラメルコーンの季節限定ミルク味にチョコレートをコーティングしました。ミミズは、グミをアレンジです。ハロウィーンにピッタリの、楽しいおやつとなりました。

 

さて、よく街頭インタビューなどで「世界はこれから良くなるか?悪くなるか?」と人々に聞くと、多くの人が「悪くなる」と答えます。

 

しかし、実際には、世界は私たちが思っているより良くなっています。世界が「先進国」と「途上国」に分かれていたのは過去の話であり、世界人口の多くは中所得国に暮らしています。極度の貧困層の割合は過去20年で半減し、世界の平均寿命はいまや70歳です。

 

それなのに、私たちは、「世界は悪くなる一方だ」「未曽有の危機だ」「最近の若者はけしからん」「昔はもっとよかった」などど感じることが多いのです。不思議ですね。

 

これには、人間の負の本能が作用されていると言われています。例えば、「ネガティブ本能」「恐怖本能」「単純化本能」などです。

 

隣りの家は、遠くの山より大きく見えるけど、私たちの脳がそう認識しているだけであって、実際には山の方が大きいですね。私たちは、それを知っているので、物の大きさを冷静に判断することができます。同様に、世界の出来事の見え方を知っていれば、より冷静な判断ができるはずなのです。

 

人間の負の本能の中で、実にやっかいなのは「焦り本能」だそうです。「今すぐに手を打たないと大変なことになる・・・」と思い込む本能です。みなさんも、この焦り本能を経験していると思います。私は、仕事で何度も焦った判断を下して失敗しました。これは「焦り本能」がさせたのかもしれません。

 

私たちは、この人間の負の本能と対峙しなければならないのですが、「人間には負の本能がある」と思っていれば、これからは、少し冷静に、例えば、思いつきではなくデータを集めてじっくりと判断することができるかもしれません。

 

焦らず・・・じっくり・・・が、やっぱりいいようです。

2020年

10月

29日

ハロウィーンパレード!

今日は、待ちに待ったハロウィーンパレードです。朝から、子どもたちのワクワクドキドキと、衣装の見せ合い・・・とにかく盛り上がっています。

 

子どもたちにとっては、憧れのヒーローやヒロインに仮装することは、大きな喜びであり、「トリックオアトリート!」の魔法の言葉で、お菓子がもらえることが、何と言ってもうれしくてたまらないのです。

 

毎年、子どもたちの仮装が、グレードアップしているのですが、今年も、「すご~い!」の連発です。

 

手作り大賞は、5歳女の子の「ベル」です。黄色い素敵な衣装をママがすべて手作りで完成させた力作です。女の子は、1年前から「来年は、ベルになる!」と言って、1年間ブレなかったそうで、ママも納得の徹夜作業です。

 

アイデア大賞は、2歳男の子の「へんなおじさん」です。志村けんさんを偲んで・・・という気持ちもママにはあったようで、顔のメイクもバッチリです。パレード中に一般のお客様が「あの子、へんなおじさんじゃない!?凄い、似てるね・・・」とつぶやいていました。

 

46名の園児が参加したパレードは、それはそれは、迫力満点です。鬼滅の刃からは、「炭治郎」が3人もあらわれました。そして、「禰豆子」も登場すると、保育園のボルテージは一気に高まります。

 

ジャスミンに扮した5歳女の子・・・おへそを出して「かわいい!」よりも「きれい!」の領域に達していました。

 

手作りオンリーにこだわる保護者があれば、購入した衣装にワンポイントの作品やメイクでブラッシュアップする保護者も・・・ここ数年の、ホワイトきゃんばすでのハロウィーンパレードは、子どもたちだけでなく、保護者も一緒に楽しんでいます。なんだか、ほんわかした時間が流れました。

 

そして、お菓子ですが、ショッピングセンターやテナント様から協賛いただき、最後は保育園からのプレゼントで、合計7ヶ所で「トリックオアトリート!」となりました。これだけでも、子どもたちの目の色がスイーツ色です。(笑)

 

そんな、楽しい一日となりました。ジャックオランタンにいっぱいのお菓子は、しばらくなくなりそうにありませんね。

2020年

10月

28日

エディブルフラワー

今日は屋上でバトミントンの練習です。子ども用ですが、簡易ネットをセットして、少し本格的にやってみます。まだ、初めての経験する園児は、シャトルをラケットに当てることすらままならず、空振りばかりですが・・・楽しくチャレンジしていました。

 

バスケットボール・テニス・サッカー・野球・バトミントン・ローラースケートと、屋上でのスポーツのバリエーションが増えてきました。今度は、ゴルフかな?

 

さて、新しく一万円札の顔となる「渋沢栄一」氏の生誕の地として全国区になった、埼玉県深谷市は、花の一大産地として知られています。そこで、食用の花を栽培する農家があります。

 

食用の花を「エディブルフラワー」と言います。ちょっと、かっこいい言い方ですね。エディフルフラワーを添えることで、サラダやケーキ、ピザなどの色々な料理を華やかに見せることができます。

 

この農家では、20種類ほどを栽培しているそうです。食用の花は観賞用と違って無農薬で栽培するため、虫が付きやすいといった課題があるそうです。栽培が軌道に乗るまでに、最も困難だったのは、販売先の開拓です。少しずつ買い取ってくれる飲食店を増やしていき、現在は約30店舗の飲食店が固定客だそうです。

 

春はマリーゴールド、秋はビオラなど、季節の花が楽しめるのもいいですね。酸味の強いベゴニアや苦みのあるナスタチュームなどの花もあります。特に人気があるのがカーネーションだそうです。母の日のケーキにも使われています。「マリーゴールドって、食べられるの!?」ですね。

 

これからは、一般の家庭にも、当たり前のように、エディブルフラワーが食卓に添えられる時代になっていくと思います。収入に苦しむ農家が、あたらな商売として考えるのもいいかもしれませんね。

 

しかし、エディブルフラワーが広まるには、ある条件が必要になります。それは、世の中が平和で、人々の心があたたかいことです。お菓子もそうですが、人間が生きていくためには、米やパンは必要ですが、お菓子も食用花も不要です。しかし、エディブルフラワーがある食卓には夢がありますね。幸せな気持ちになりますね。

 

我が家には、エディブルフラワーが添えられる習慣はありませんが、どうですか・・・ちょっと意識してみませんか。きっと、素敵な生活につながりますね。

2020年

10月

27日

「男らしく・女らしく」

保育園のケズメリクガメですが、ついに名前が決まりました。寺子屋園児が出した候補の名前から、子どもたちが決めました。と言っても、多数決で「かめきち」です。名前が決まれば、子どもたちはさらに、リクガメさんに親近感を持つことでしょう。

 

さて、ジェンダーフリーの考え方は、時代の流れの中で、大きくなってきたと私も感じるところですが、家庭や学校、職場で行われる無意識の「刷り込み」や「押し付け」は、まだなくなっていないようです。

 

「夫が1ケ月の育児休業を取った。保育園の面接に夫が行くと『お子さんの普段の様子を聞きたいので、次回は必ずお母さんが来てください』と言われ、夫が日中も世話をしているので、細かいこともわかると説明しても『お母さんじゃないと困る』と繰り返し言われた」

 

「子ども向け英語学習DVDを息子と見ていると、お父さんが使う単語として『プレゼンテーション』『オフィス』が紹介され、お母さんが使う単語は『フライパン』『エプロン』『レシピ』だった」

 

「息子は家で、積み木や読書をするのが好きだった。が、夫や親戚はことあるごとに『そんなのは女の子の遊びでしょ…男の子なんだから外で遊ばなきゃ』と男の子らしさを求められた」

 

「小学校での社会科の授業参観では、先生が作った文章や写真はすべて、消防士や会社員は男性の仕事で、看護師や保育士は女性の仕事として描かれていた。目がテンになった」

 

どうですか・・・無意識で悪気はない内容だけに、私たちも、こんなことを言ったりやったりしているかもしれませんね。

 

従来、男は「強く、積極的、理性的」などという「男らしさ」を、女は「優しく、気配りができ、受け身、感情的」などの「女らしさ」を備えているとされてきました。しかし、遺伝や性分化について科学的な研究や、文化や歴史的観点からの知見が蓄積される中、「らしさ」は先天的なものではなく、男性中心の社会構造を維持するための規範や期待にすぎないことがわかってきました。

 

ジェンダーフリーの問題は、簡単ではありませんが、「男だから・男らしい」「女だから・女らしい」という言葉を使わないようにするだけで、無意識の過ちは少なくなると思っています。

2020年

10月

26日

ドーナツの穴

屋上は、今日も秋晴れで遊ぶのにはもってこいの季節となりました。最近のブームはローラースケートです。自転車もそうですが、「簡単にクリアできない」ところが、子どもたちのチャレンジ精神をくすぐるようです。

 

ローラースケートができるようになると、楽しいだけではなくて、バランス感覚も体幹も足腰も鍛えられます。そして、すぐ前を見るのではなく10メートル先を見るのが上手に滑るこつです。なんだか、仕事と同じですね。今日明日をあくせくするうちは、いい仕事はできませんが、少し先まで考えた仕事は、説得力がありますね。

 

さて、今日は「ドーナツの穴」の話です。今から何年か前に、「ゆとり教育」が導入されました。その時に、ある校長先生は「ゆとりなんて、ドーナツの穴みたいなもんだ!」と言ったのです。意味わかりますか?

 

ドーナツの穴は、ドーナツには穴がなければ美味しくないから、穴をあけてる・・・わけではありません。ドーナツの穴は生地に火が通るように作っているだけであって、実在するのは、穴ではなく生地です。

 

なんとなく、わかってきましたか?ドーナツ(モノゴト)の本質は、その生地(実体)であって、穴(空白)ではないということです。

 

子どもたちの教育は、学習であり学び合いであって、それを上手にやっていく中で、その副産物として、ゆとりが生まれてくるのです。ゆとりありきの教育は、本末転倒とこの校長先生は言っているのです。

 

「間(ま)や空白を生かす中身が大切で、実在しない空白を追い求めようとすると、幻を探してさまようことになる」とも、その校長先生は言っています。その通りですね。

 

どうですか・・・「ドーナツの穴」のフレーズは、あなたの仕事の中でも使えそうですよ。会議などで、議論が本質から外れてしまった時に、「今の議論は、ドーナツの穴のようで、全く本質からそれていますよ・・・」と言ってみると、あなたの株があがりますよ。(笑)

2020年

10月

25日

殺人アリ「ヒアリ」

日本には、様々な外来種といわれる生き物が暮らしています。保育園の屋上で飼っているミドリガメも「ミシシッピアカミミガメ」の名前の通り外来種です。どろんこ広場には、いつの間にか外来種の「ウシガエル」が住みついて「モーモー」と鳴いています。

 

クサガメも最近になって外来種とされ、いけすのアメリカザリガニも、池で泳ぐ多くの魚が外来種です。こうなると、現実的には「外来種駆除」と言ったところで、すでに生き物の世界も国際化しているのです。もちろん、外来種の生き物には、何の責任もなく、持ち込んだのは人間です。

 

しかし、ワニガメやカミツキガメなど、身の危険につながる生き物となると、話は別です。強い毒性と繁殖力を持つ外来種「ヒアリ」の発見が、今年も各地の港湾で相次いでいるそうです。

 

9月17日、名古屋港で700匹。25日、同港で1000匹。29日、横浜本牧ふ頭で数百匹。10月1日、東京港青海ふ頭で500匹・・・こんな感じです。ヒアリは、2017年に初めて日本で見つかった時には「殺人アリの襲来」と大騒ぎになりました。

 

屋上ファームでアリを見れば「ヒアリかも!?」とビクビクしたものです。ヒアリは、南米原産で、米国や中国、台湾、オーストラリアなどに定着しています。海外で、ヒアリに刺された人の証言です。「数えきれないほどの大群が一斉にまとわりついてきて、振り払う間もなく一気に刺された。火の粉をかぶったような、焼けるような激しい痛みだった」そうです。

 

ある昆虫学者は「人を刺す以外にも、農作物を食い荒らし、家畜に被害を与え、配電盤や電気ケーブルに巣を作ってインフラを破壊することさえある。爆発的に増加するので生態系にも壊滅的な打撃を与えます。外来昆虫のなかでなナンバーワンの危険度です」と言います。

 

今のところ、日本では「定着にはいたっていない」と言われていますが、「ヒアリはアンダーグランドでひっそりと数を増やし、巣を広げていきます。そして、対処不能な勢力になって目の前に現れます。仮に湾港から出て繁殖していたとしても、今の段階で見つけるのは困難です」と昆虫学者は語ります。

 

体長2.5~6ミリ程度の小さな赤茶色のツヤツヤしたアリが、ヒアリの働きアリです。尻に毒針を持っています。

 

新型コロナウイルスと同じで、ヒアリも正しく恐れる必要がありますね。少し、注意してアリを観察することにします。

2020年

10月

24日

培養ステーキ

今日は、保育園のケヅメリクガメをどろんこ広場で散歩させました。まずは、タンポポの葉をガブリ・・・そして、クローバーを見つけると、ずっとバクバク食べていました。四つ葉のクローバーだろうが、お構いなしに食べています。見ているだけで、癒されます。

 

さて、思う存分、美味しい肉を食べたい!と思う人は多いでしょうが、家畜を育てるには、大量の穀物や水、牧草地が必要になります。環境への負担が大きいだけでなく、世界の人口は、まだまだ増え続けています。2050年には総人口が97億人となり、畜産物への需要が70%増加すると試算されています。

 

そこで、研究開発が進んでいるのが、培養肉です。培養肉は、世界的な食肉需要の増大と温暖化防止という課題を同時に解決できる可能性があるのです。

 

培養肉を含む「家畜に頼らない肉」は、4段階に分けられるそうです。

 

レベル1は、「肉もどき」です。カップヌードルに入っている「謎の肉」は、肉と大豆由来の原料に野菜を混ぜて味付けしたそうです。これも「肉もどき」ですね。

 

レベル2は「植物肉」です。えんどう豆や大豆を原料に遺伝子組み換え技術を用い、肉と同じ風味や栄養価を持たせた食材です。私も、鶏の唐揚げそっくりの大豆から作った、植物肉を食べたことがありますが、「鶏肉だよ!」と言われて食べるとわからりませんね。アメリカのバーガーキングでは、植物肉のハンバーガーが販売されています。

 

ここまでは、「なんちゃって!」の領域ですが、レベル3になると、家畜を殺さないで、筋肉を人工的に培養してつくり出す「培養肉」です。

 

えっ!こんなことができるの?と思われるでしょうが、日清食品と東京大学の共同研究で、厚さ2センチ、タテヨコ7センチの堂々たる「培養ステーキ肉」を4年半後の2025年には完成させたいという目標だそうです。これがレベル4です。

 

この分野は、日本チームが先頭を走っているそうです。もちろん、こだわっているのは「本物の味」です。

 

牛の筋肉と同様の組織を実現するという技術は、私のような素人には、そんなことができるの?と思ってしまいます。味も栄養も変わらなくて、値段が安い・・・私たちの「食」は、近い将来、大きく変わってくるのかもしれませんね。

2020年

10月

23日

やさしい日本語

日本で暮らす外国人に、災害や行政などの生活に必要な情報を「やさしい日本語」で伝える取り組みについて、ご存知でしたか?実は、日本人の30%くらいの人しか知らないようです。例えば、「下校時間」を「子どもが家に帰るため学校を出る時間」と言い換えた表現です。

 

平成7年に発生した阪神・淡路大震災では、日本にいた多くの外国人も被害を受けました。その中には、日本語も分からず、必要な情報を受け取ることができない人がいました。こうした人たちに分かりやすい言葉を使おうと取り組みが始まったそうです。「やさしい日本語」は、弘前大学社会言語学研究室が提唱し、その後、全国に広まりました。2020年は、東京オリンピックの開催予定でしたので、「やさしい日本語」という言葉を耳にした人も多いと思います。

 

いくつか「やさしい日本語」の例を挙げてみます。

 

難しい単語は、簡単な言葉に言い換えて、漢字にルビをふるかひらがなにする

再度⇒もう一度(いちど)・余震⇒後(あと)から くる 地震(じしん)

 

カタカナ語と外来語は使わない

デマ⇒うその 話(はなし)・ライフライン⇒電気(でんき) ガス 水道(すいどう)

 

動詞を名詞化したものは使わない

揺れがあった⇒揺(ゆ)れた・通れないことはない⇒通(とお)ることが できます

 

元号は西暦に、年月日を用いる。時間は12か24時間表示に統一する

令和2/12/25 16時30分⇒2020年 12月25日 午後4時30分

 

では、応用問題です。次の分を「やさしい日本語」にしてください。

「今朝7時22分頃、関東地方を中心に広い範囲で強い地震がありました。大きな地震のあとには必ず余震があります。引き続き厳重に注意して下さい」

 

これを「やさしい日本語」で表現すると・・・

「今日(きょう) 朝(あさ) 7時(じ)22分(ふん) 関東地方(かんとうちほう)で 大(おお)きい地震(じしん)が ありました。大(おお)きい地震(じしん)の 後(あと)には 余震(よしん)『後(あと)からくる地震(じしん)』が あります。気(き)をつけて ください」

 

どうですか・・・分かりやすいですね。「やさしい日本語」は、小学校1・2年生で習うくらいの簡単な日本語がベースです。

 

実は、保育園や幼稚園の園児たちにも、この「やさしい日本語」は十分活用できますね。私も、ついつい大人の表現で子どもに話しかけてしまう事があります。子どもが「?顔」をして、ハッと気がつくことが多いです。

 

我が子と会話を楽しむあなた・・・今日は「やさしい日本語」を意識してください。

2020年

10月

22日

理不尽と向き合い課題解決へ

運動会が終わると、屋上の風景は、子どもたちが自分で遊びを考えて楽しむ「見守り保育」へと、一気にモード変更となります。今日の屋上遊びを見ていると、ローラースケートに挑戦する園児たち・野球道を貫く男子・砂遊びを楽しむ園児たち・電車カートをつなげてスリルを味わう子どもたち・シャボン玉を楽しむ女子・・・こうして書き始めるときりがないくらいに、それぞれの子どもたちが、自分がやりたい遊びを楽しんでいます。

 

ビデを撮影をしながら、ほのぼのした気分になる園長です。(笑)

 

さて、高視聴率となったドラマ「半沢直樹」の新シリーズを見ていた方は多いと思います。「倍返し!」「恩返し!」「おしまいです!」といった、流行語が独り歩きをしている感がありますが、高視聴率の本質要因は、インパクトがあるセリフではありません。

 

理不尽な出来事やシステムと向き合い、それを解決しようと尽力する姿が、私たちの共感を得るのです。

 

半沢直樹が、追い詰められても、あきらめないで、とことん考えて、課題解決の道を切り開くだけでなく、そこには、常に素晴らしい仲間の存在があることが、日頃、現実世界の中でストレスを抱えながらも、組織で生きている私たちの胸をうつのです。スキっとした気分で、翌日の月曜日に会社へ行かれるサラリーマンが多かったですね。

 

半沢直樹のドラマを見た後に、保育園の子どもたちを見ると、この子どもたちには、「長いものにはまかれろ!」のような人生ではなくて、理不尽と向き合い、課題解決に尽力するような大人になって欲しいですね。もちろん、自分一人の力は小さいです。そこには、多くの仲間があって、その仲間たちと協力していくスキルがあれば、さらに素晴らしいですね。

 

子どもたちには、そんな大人になっておくれ!と願うおやじ園長です。

2020年

10月

21日

天気予報

先日の運動会では、天気がどうなるか・・・職員だけでなく、保護者までも自分のスマホから、天気予報の情報を取り出していました。エリア別だけではなく、時間ごとの天気予報など、今の時代は、ピンスポットで予報ができる時代ですね。

 

結局、「土曜日は一日中雨で、翌日曜日の早朝に雨がやみ曇りになる」予報をもって、早々に土曜日中止で日曜日に順延の対応をしました。そして、ほぼ天気予報通りとなり、日曜日は、曇りではなく晴れというおまけ付きで、運動会が行われました。

 

実は、1990年代に気象情報を活用したビジネスが規制緩和され、国家資格である「気象予報士」が天気を予想し、気象庁に許可を得れば民間事業者も独自に予報を発表できるようになったのです。

 

私は学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーいかがですか~♪」と、売り子のアルバイトをしていました。当時は、まだ日本にドーム球場はなかった時代です。試合が雨で中止になれば、仕入れたハンバーガー・ホットドッグ・サンドイッチが、ロスになってしまいます。そして、当時の記憶をたどれば、今ほど天気予報の精度は高くなかったような気がします。

 

さて、あらゆるテレビ番組のお天気コーナーで登場する「気象予報士」ですが、合格率がざっと5%の難関です。しかし、全国に1万人いる気象予報士が、天気の現場で働いているのは2割だそうです。なんだか、もったいないですね。

 

近年では、深刻な大雨や洪水などが世界的に増え、数十年に一度とされる自然災害に何度も遭遇する時代になりました。ビジネスだけでなく、私たちの命を守るために、天気の情報を活用することがますます求められますね。

 

子ども向けに気象を開設する本として「ずっと受けたかったお天気の授業」(池田洋人著)があります。10種類の雲のキャラクターが、太陽先生のもとで会話をする構成で、子どもたちからの疑問を網羅しています。

 

未来の天気予報が、どうなっていくのか・・・子どもたちにかかっていますね。

2020年

10月

20日

「食」の視点で楽しむ水族館

今日の寺子屋では、屋上ファームに玉ねぎを植えました。春には、大きくなって収穫です。秋のファームは、夏野菜のピーマン・オクラ・インゲン豆がまだ収穫が続いてますが、秋植えのジャガイモの芽が大きくなり、大根も間引きながら着々と成長しています。間引いた大根の葉は、リクガメのエサになります。小松菜・チンゲン菜などの葉物野菜も順調に育っています。はい。これもリクガメのエサになります。

 

さて、今日は「水族館」の話です。かつて水族館は、世界の珍しい魚や海獣を展示することで、集客数増につなげた時代がありました。しかし、どこも似たような水族館ばかりになってしまいました。そこで、最近では「オンリーワン」をめざす形へと進化しています。山形県の加茂水族館は、クラゲに特化した展開をして大成功しました。

 

そんな水族館が、「食」の視点で楽しむ取り組みが全国で増えているそうです。ねらいは、食育や環境教育です。

 

神奈川県の新江ノ島水族館では、2017年から江ノ島名物のシラス(カタクチイワシの稚魚)の成長過程を展示しています。来館者は、思わず「おいしそう!」とつぶやいているそうです。「おいしいといわれるのは、魚が健康に飼育されているからで、水族館にとっては誉め言葉・・・名産品を味わうとともに、生きている姿もよく見てもらい、命をいただいていることを実感してほしい」とのことです。

 

福島県いわき市の「アクアマリンふくしま」では、『おいしい水族館』を掲げます。この水族館は、2013年に館内にすし店を開きました。すしネタを資源量に基づき、青・黄・赤信号に色分けして表示しているそうです。「持続的な漁業や海の環境への関心につながることを期待しています」と館長は話します。

 

広島県のマリホ水族館では、館内でも展示している「広島湾七大海の幸」の汁をふるまっているそうです。「マリホ水族館を食べよう!」というキャッチフレーズで、家族でおいしく学べる食育イベントを毎冬行っているそうです。

 

最近は、個性的な水族館が増えてきましたね。私が最近行ったのが、川崎駅前にできた「カワスイ」こと川の水族館です。海の魚がいなくても、なかなか見ごたえがありました。

 

魚を見るだけでなく、その生態を学び、味を知ることも、水族館の魅力となっていくようですね。なんだか、水族館巡りが楽しくなってきました。

2020年

10月

19日

海鳥の島

昨日の運動会のママパパのコメントが、連絡ノートにびっしりと書かれていました。勝ち負けを越えて、最後まで諦めないで、一生懸命頑張る子どもたちの姿に、大いに感動されたようで、うれしいですね。

 

また、まだ小さい園児が、入場門で何をしていいのかわからない時でも、寺子屋の園児が手を取って、列に並ばせる姿も、たのもしかったようです。

 

寺子屋園児の「組体操」や「紅白対抗リレー」を見た2歳児の多くの保護者が、「来年、うちの子が寺子屋になって、こんなことできるかな?」と少し心配になったようです。でも、大丈夫です。1年間で、親の期待以上に成長していくのです。

 

そして、金メダルは、子どもたちにとっては、大切な宝物でもあり、自分が頑張った証のようで、おうちでも、ずっと首にかけている園児もいたそうです。

 

さて、今日は、北海道の「天売島(てうりとう)」の話です。私も学生時代に、絶滅危惧種の「オロロン鳥」ことウミガラスを見に行きました。「オロロン~♬」と鳴くので、オロロン鳥という名前がついています。

 

天売島は、北海道本土の羽幌町から約28キロ沖の日本海にあります。周囲はわずか12キロで、人口も250人です。この島から、ついに野良猫が消えて、海鳥がすくすくと暮らせるようになったのです。

 

2014年時点では、天売島には野生化した猫が200匹以上になったそうです。離島によくある風情ですね。しかし、野良猫は岩場や草地の巣にいる海鳥のヒナを食べてしまうのです。

 

天売島では、野良猫の避妊去勢手術などの対策を始め、2012年には飼い猫を登録制として、みだりにエサをやることを禁止するなど「天売島ネコ飼養条例」を制定します。人への順化と譲渡に取り組み、野良猫を殺処分せずに、ほぼ一掃したのです。

 

こうして、最も被害が多かったウミネコの生息数が、2015年には約1000羽まで減ったものの、2019年には5000羽まで回復したそうです。

 

野良猫には、罪はありませんが、島民がペットとして飼っていた猫が、飼いきれなくなって野良猫になっていたので、本来の島の姿に戻ったというわけです。日本の多くの離島も、参考になる取組みかもしれませんね。

 

私は、もう二度と天売島へ行くことはないでしょうが、ずっと昔に、岸壁で鳴いていた「オロロン鳥」の姿を思い出して、ホッとしています。(笑)