2020年

4月

06日

教育の目的とは?

今日の屋上遊び・・・サッカーのPK戦に夢中の子どもたちです。外遊びは、子どもたちのストレスも解消し、元気な体を作るのです。

 

さて、少し前の話です。イギリスはサッチャー政権時代、低学力打開に向け、当時、世界一の学力と言われていた日本の「秘密」を探りに視察団を派遣させたそうです。

 

その結果、日本には学習指導要領があり、全国一律に教育水準を高く保っているということが判明しました。そこで、日本に倣って1988年にナショナルカリキュラムを作成し、同時にナショナルテストを始めたという経緯があります。

 

ナショナルテストの結果は、学校別一覧表で公表され、学校選択の指標になり、好成績の学校には予算を多く配当するまでエスカレートしてしまったそうです。

 

こうなると、競争原理はマイナスに働き、授業はテスト対策中心となるなど本末転倒の結果として学力はさらに低下し、不登校増加などの弊害も生じ、ナショナルテストが破綻したのです。

 

日本の全国学力、学習状況調査は、イギリスほどではありませんが、目先の点数に右往左往している学校や自治体が少なからずあるのが実態ですね。

 

今回の新型ウイルスの影響で、新年度がスタートしても、全国の学校の多くが、休校や間引き授業となります。私のような昭和世代の人間にとっては、たかが1、2カ月の授業がなくなったところで、長い人生の中では大した問題ではないと、人生経験上、言いきれます。

 

むしろ、この前代未聞の時間を通常授業ではない、「子どもたちが自分で考える」時間に変えることができれば、きっと、この経験は、大人になった時に大きな財産となるかもしれませんね。

 

ピンチをチャンスに・・・考え方次第です。はい。ポジティブシンキングで行きましょう!

2020年

4月

05日

鉄道産業 世界的再編へ

春の陽気の中で、のんびりと鉄道の旅でもしたいものですね。

 

さて、鉄道走行距離(貨物物線含む)の世界ランキングで比較すると、アメリカが22万6427キロでダントツの一位で、ロシア、中国と続きます。日本は、鉄道大国と私たちが思っていますが、2万6435キロで12位です。意外ですね。鉄道車両を製造する大手の売上ランキングでも、ようやく5位に日立製作所が入る位置です。

 

しかし、日本は、1964年に初めての高速鉄道「新幹線」を開通させ、スピードだけでなくその安全性は、世界ナンバーワンと言われている所以ですね。リニアモーターカーが開通すれば、まさに鉄道の歴史の大改革と言えます。

 

そんな鉄道ですが、エコ・大量輸送などが支持され、世界各国で高速線計画が進んでいるそうです。

 

イギリスでは、ロンドンからバーミンガムを経由し、中部のマンチェスターまでの約550キロを結ぶ「HS2」計画が認可され、14兆円以上の事業費がつぎ込まれるそうです。

 

アメリカでは、テキサス新幹線(ダラスーヒューストン間385キロ)で、JR東海の東海道新幹線N700系が使われるそうです。また、ニューヨークとワシントン約375キロでは、あのリニアモーターカーを走らせる構想も進んでいます。

 

アジアでも経済成長に伴い、輸送需要が拡大し、インドネシアやインド、タイなどで、高速鉄道のプロジェクトが進んでいるそうです。

 

私たち日本人の鉄道のイメージは、新幹線に象徴されるスピードかつ高い安全性や時間が正確なことですね。世界では、まだこのレベルに達していないのか、コスト面が優先され、日本の鉄道事業がそのまま支持されることでもないようです。

 

まぁ~世界で高速鉄道網が広がっていくのでしょうが・・・「旅をする」という観点では、のんびりとローカル線が一番いいと思っている私です。(笑)

2020年

4月

04日

働く母親

今日の屋上遊びは、半袖でも過ごせるような陽気となり、菜の花がとても映えます。世の中の話題がマイナス思考ばかりですが、園長としては、屋上遊びの子どもたちを見ながら、元気にやっていこうという気持ちを取り戻しています。

 

保育園ママとの会話では、パパの仕事のことも含めて、ビジネスの話をよくします。新型ウイルスの影響が、ここにきて、さらに大きく影響しています。在宅勤務にシフト、短時間勤務などが増え、今までとあまり変わらず、売上が落ちていないというパパママは、ほとんどいない状況です。

 

今日は、伊勢丹のバイヤーと商談をしたママの話を聞きました。「カリスマバイヤー」という言葉は伊勢丹バイヤーから生まれたとも言われていますね。私も営業マン時代は、伊勢丹バイヤーとの戦いには、気合と戦術とハッタリの3つの武器で挑んでいました。早く、こんな普通のビジネスができるようになってもらいたいものです。

 

見通しが立たない・・・目標が持てない・・・というのが、今回のやっかいなところです。病気の感染だけでなく、人の心もが病んでしまいます。しかし、自分の気持ちは、自分でコントロールしていくしかないので、少しでも光明を見つけていきたいですね。

 

さて、さいたま市では、小中学校の新学期の登校については、クラスをABCの3つに分けて登校することになったようです。1クラスの人数を減らすことで「密」をなくし、感染防止を図るという考えです。

 

どんな対応にしろ、「答えのない」ことへの対応になるので、私たちはその決定を受けとめて、前に進むのです。

 

しかし、3月の休校の打撃は、人の命を預かる医療・福祉産業への影響が大きかったことは否めません。少し古いですが、2015年の統計によると、医療福祉産業で働く人は702万人で、このうちの121万人が、核家族世帯の子持ちの30~44歳女性となっているそうです。

 

一斉休校で自宅に縛られる可能性が高い人が、全体の17.2%をも占めるという数字です。沖縄県や宮崎県では2割近くとなるそうです。

 

子どもたちの感染を防ぐための休校が、医療機関を混乱させ、感染拡大に対して機能できない状況を生み出してしまうリスクも、データ上では考えられます。

 

今回の新型ウイルスの対応だけでなく、すべての政策決定において、プラスとマイナスの両面やマイナスの副作用を同時に考えなくてはいけないと、あらためて感じます。

2020年

4月

03日

体操教室がスタートしました!

新型ウイルスの影響で、さいたま市内の小中学校は、4月10日からゴールデンウイークが終わる5月6日までを分散登校という結論を出しました。

 

児童生徒は、3日に1度程度で、合計5日間登校となり、給食なしの午前中のみの授業となりました。部活動は中止です。

 

小学生中学生の子どもを持つ、保育園ママは、この一報をメールで受け取ったようですが、中途半端な状況に、「なんでこんな変則的にするの!?」という声が多かったですね。

 

具体的な決定が決まったので、あとは、それに合わせて、各家庭の対応を冷静に落とし込んでいくしかありません。ゴールデンウイークが終わるまでの長丁場となり、学校の先生にとっても、授業の確保が難しくなりましたね。

 

今まで経験したことがない事へ、立ち向かっていくことは、困難を生じるかもしれませんが、ここは、子どもたちを巻き込んで、限られた時間の楽しみ方を見つけて行く方向へ、考え方を切りかえるしかありません。子どもを持つ親も同じですね。

 

さて、保育園では新年度が始まると、しばらくの間は、「今年度初めての○○」というフレーズが多くなります。

 

今日は、「今年度初めての体操教室」です。新人寺子屋7人は、真新しい体操着に着がえて、「かわいさ」と「初々しさ」を爆発させます。お着替えや、着替えた洋服をたたむ練習をお願いしていましたが、まずは、そこからパニックです。(笑)

 

先生と小学生に手伝ってもらって、ようやく準備OKです。そして、体操教室の先生と対面します。出席の返事は100点・・・しかし、整列・・・体操座り・・・ここから、メチャクチャです。(笑)

 

準備体操も、屈伸など初めてのことだらけで、これもメチャクチャ・・・サーキットトレーニングが始まると、順番を抜かしたり、できないことも多く、これもメチャクチャ。

 

最初は、いつもこんなものですが、体操教室が終わって「楽しかった!」と給食の時間も新人寺子屋たちの会話が弾んでいたので、「まっ、いっか」ですね。先輩寺子屋たちは、後輩のお手本のなろうという意欲も高かったので、今年度の体操教室も子どもたちの成長がたくさん見られそうです。

2020年

4月

02日

埼玉県・・・ここが自慢!

新人寺子屋の3歳児園児は、自分の道具箱がうれしくて、朝から黙々とお絵描きをしていました。しかし、自由帳を無駄使い・・・ゴミ箱には、何も書いていない紙がたくさん捨てられていました。朝の会で、思いっきり反省してもらいます。(笑)

 

そして、お昼寝後のおやつが終わると寺子屋園児は、連絡帳やタオルなど、自分の荷物は自分でカバンにしまいます。しかし、「寺子屋さん集合!荷物をしまってください」に、遊びに夢中の3歳児の男の子3人は、荷物そのままでブロック遊びです。まぁ~こうして、先生に叱られながら、成長していくのです。(笑)

 

さて、映画「翔んで埼玉」で、日本中から注目されている埼玉県(たぶん)・・・住みたい町ランキングでも、首都圏では、大宮や浦和が上位にランクインしています。

 

世間の暗いムードを吹き飛ばせ!と、今日は埼玉県の自慢を紹介します。

 

「10年間の快晴日数が日本一」・・・平成21年から30年までの10年間の快晴日数の合計が567日で日本一なんです。天気がいい中で、子どもたちは元気に遊んでいるのです。

 

「活発な防犯活動が日本一」・・・『わがまち防犯隊』など。自主防犯活動団体の数が5841団体で日本一なんです。わがまちは自分たちで守るという意識が強いのです。

 

「日本人形の一大生産地」・・・さいたま市岩槻区。所沢市、鴻巣市、越谷市で、出荷数日本一なんです。ひな人形や五月人形の多くは、メイドイン埼玉なのです。

 

「お菓子の製造工場がたくさん!」・・・ビスケットなどの干菓子(ひがし)とアイスクリームの出荷数が日本一なんです。あのガリガリ君は埼玉県で作られています。

 

これが、2番となるとさらにたくさん出てきます。さぬきうどんの香川県に次いで、うどんの消費量が多いのが埼玉県で、ねぎ・ほうれん草・ブロッコリーも全国2位の生産量です。

 

どうですか・・・渋沢栄一氏が一万円札となり、ますます埼玉県は、全国で注目される県となるのです。(たぶん)

2020年

4月

01日

令和2年度の保育が始まりました

4月1日は毎年のことですが、新鮮です。昨日まで2歳児だった園児たちが、寺子屋の道具箱を持って登園してきました。この道具箱を自由に使ってお絵かきなどをすることが、寺子屋のプライドです。

 

年長になった、6人は、憧れの寺子屋1番の白い机とイスに座ります。みんなと違うこの机を前にして、「がんばらなくちゃ!」という気持ちになるのです。

 

すでに、3月からならし保育を行っている園児もいますが、今日からの新人園児も泣いたり笑ったりで、今日は落ち着かない一日だったようです。

 

そして、今日から仕事復帰や新しい仕事を始めるママもたくさんいます。新型ウイルスの影響で、出社日が遅れたり在宅勤務になったりと、パパも含めて今年は、スッキリと4月1日を迎えられない保護者もいますが、保育園の子どもたちは、気分一新・・・とても張り切っています。(笑)

 

さいたま市は、4月8日に、小中学校は入学式と始業式が行われます。まだ授業形態など詳しいことは発信されていませんが、この日に、クラスと担任の先生が発表になります。私も遠い昔の記憶ですが、ワクワクドキドキでした。子どもたちだけでなく、先生もこの日は緊張します。

 

ある先生は、クラスの子どもたちとの出会いの前日、教室の黒板に「私がくるまで静かに着席して待っていてください。ミスターXより」と大きな文字で印刷した紙を貼っておくそうです。ポイントは、ミスターXです。子どもたちは「なんだ、なんだ」と新しい担任の先生に期待を抱くのです。

 

自己紹介が大切ですね・・・笑いをかまして、最後に自分が守ってほしいことを簡単に語ります。ここでは、くどくどと話してはいけません。「僕が絶対に守って欲しいことが三つあります。①時間を守る②場を清める③礼を正す・・・です。それを守って、これから楽しい学校生活を過ごしていきましょう」といった感じです。

 

元気な声・・・笑顔・・・そして、何と言っても自分らしい自己紹介ですね。「教師のワザ」は、ネットで調べれば色々出ているのでしょうが、オリジナルが一番ですね。

 

さぁ~新年度スタート・・・あなたは、今日、どんな自己アピールができましたか?

2020年

3月

31日

今年度最後の保育

今日は令和2年の3月31日ですが、保育園や学校では、令和元年度の最終日です。本日を持って、小学校へ入学する卒園児7名と幼稚園へ転園する2名の合計9名とお別れとなりました。

 

と言っても、メソメソした状況にはなりません。卒園児の中には、土曜日などに学童で登園する子もいます。卒園しても妹が保育園に通うとか、買い物ついでにいつでも遊びに来られるという環境があるからです。

 

卒園後も保育園が居場所の一つになってくれればうれしいですね。園長としては、子どもたちの成長をずっと見守りたいのが本音です。

 

そんな感じなので、今日も普通に屋上遊びをし、給食を楽しみ、お昼寝をしない年長園児は、いつものように、勉強&おしゃべりタイムを楽しんでいました。

 

今年度もあっという間の1年でしたが、子どもたちの笑顔のために・・・毎年変わることのない保育と新しい事へのチャレンジを両方行ってきました。

 

生き物を育てる・・・これには、力を入れました。カメを飼う習慣が始まりました。ニホンイシガメ・クサガメ・ミドリガメは、全部合わせて20匹以上にもなりました。金魚やメダカもいけすの中で観察しました。こちらは、小さい園児に大人気です。

 

夏まつりの売上で購入した水槽を保育園に設置して、川や池などで採集した魚、エビ、どじょう、貝などを観察する習慣もできました。魚が泳ぐ姿を見ると、子どもたちは癒されるようで、泣いている子がピタッと泣きやむこともありました。エサの時間である「もぐもぐタイム」は、子どもたちの楽しみとなりました。

 

屋上遊びでは、多くのスポーツにチャレンジしました。昨年度から始めたローラースケートに加えて、テニス、野球、30メートル走の測定・・・そして、卒園児保護者から贈呈されたバスケットゴールで、子どもたちのバスケットボール熱が高まりました。

 

2歳8カ月で補助なし自転車に乗った男の子の新記録に、次々と他の園児が影響を受け、自転車ラッシュが続きました。

 

明日からは、令和2年度となりますが、新しいメンバーが早く保育園に慣れて、楽しい時間を過ごせるように、しっかりと見守っていきます。

 

無事に、令和元年度を終えることができて、子どもたちや、保護者の皆様、保育園ホワイトきゃんばすを支えて頂いた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2020年

3月

30日

子どもが自分で考える

昨日は3月末の突然の雪に、びっくりしましたね。桜が満開になった後の雪も驚愕ですが、保育園の屋上では、すでにチューリップが咲いています。まだ雪が残っていたので、雪景色にチューリップというあまり見ることができない光景となりました。

 

子どもたちは、残り少ない雪を集めて、「冷た~い!」と叫びながらも大喜びです。雪に対する思いは、大人と子どもでは180度違いますね。(笑)

 

さて、今年度もあと2日となりました。保育園は、卒園式が終わっても、年長園児は3月31日まで登園します。

 

この1年のホワイトきゃんばすでの保育を屋上遊びをする子どもたちを見守りながら振り返ってみました。

 

「先生・・・○○していいですか?」「先生・・・○君と△君がケンカしています」「先生・・・□君が一緒に遊んでくれません」

 

特に、年長や年中園児が、こんなことを先生に頻繁に話すような保育園は、子どもたちが、自分で考えることが少ない保育園だと思っています。

 

普段から、先生がこと細かく「○○しなさい」と指示を出すことが多かったり、子どもの疑問にすべて先生が答えてしまったり、子ども同士が話し合ったり解決しようとしている時に、先生が間に入ってしまったり・・・

 

この1年で、子どもたちが自分自身で考える機会を奪っていなかったか?

子どもたちが、「自分で考えて自分で答えを出すよう」なアプローチができていたか?

 

もちろん、ホワイトきゃんばすの6人の先生たちのアプローチは、金太郎飴のように同じではありません。目的は一緒でも手段は別です。私も含め、それぞれの先生たちが、子どもたちが自分で考えて育っていくようなアプローチにどれだけ磨きをかけることができたか・・・

 

決して、正解が一つのアプローチではありませんが、ホワイトきゃんばすの「核」となる大きなテーマを忘れることなく、保育の質をあげていかねば・・・と思う次第です。

2020年

3月

29日

令和元年度卒園式 つづき

今年も卒園児ママのピアノの演奏で、「卒園児入場」です。少し緊張した表情の卒園児です。保護者と年中・年少の在園児の大きな拍手に包まれて、卒園児たちは、真っ白な寺子屋1番席に着席します。

 

卒園証書には、先生たちのメッセージと卒園児の入園当時の写真などが貼られています。ホワイトきゃんばす流の卒園証書です。子どもたちへの記念品は、国語辞典にしました。小学校1、2年生では、まだ使うことは少ないですが、3年生以降に、この国語辞典が、鉛筆のラインで、味わい深く汚れていくことを期待します。

 

毎年、卒園児には、ピアニカの演奏をしてもらいます。「ドレミの歌」を元気よく吹いて歌います。そして「一年生になったら」を在園児も含めて全員で合唱します。これは、何度も練習を重ねたので、練習に参加していなかった1、2歳の園児も、この曲が耳に焼きついていたようで、家で口ずさんでいたようです。

 

この1年の思い出の映像を「掛け合い」で振り返ります。「楽しかったピクニックランチ・・・ママありがとう」と言った感じです。保護者の方々も、1年間の子どもたちの様子をじっと見つめます。次に、卒園児一人一人のスライドショーです。

 

入園時・・・まだ赤ちゃんだったり、初めての運動会や、クリスマス発表会の写真を見ながら、笑いありのひと時です。本番まで映像は内緒にしていたので、子どもたちも、一緒に盛り上がります。笑いながらも卒園児たちの成長を大きく感じる時間となりました。

 

「園長先生からの手紙」は、ホワイトきゃんばすの卒園式には欠かせません。子どもたち一人一人への想いを手紙にして、園長が寄り添って読み上げます。保護者のすすり泣きが聞こえてきます。

 

そして、卒園児とその保護者のご挨拶をいただきます。保護者の皆様からは、多くの感謝の気持ちを伝えていただきました。保育園だけでなく、一緒に遊んでくれた園児たちにも温かいメッセージがありました。

 

昭和のドラマ「北の国から」をこよなく愛するパパは、私が「北の国から」の大ファンであることを知って「この保育園なら、まちがえない!」との判断基準の話が・・(笑)

 

保育園一のやんちゃな男の子の保護者からは、子育てに悩む時も、先生から我が子のいいところを見るように言われ、嬉しい気持ちになったという話が・・・

 

3歳児になる前に、一度、兄姉が通っていた近所の認可保育園に転園した女の子のママからは、「転園して1週間で、我が子から笑顔が消えた・・・ホワイトきゃんばすのキャンバスに戻りたい」という娘の声を受け入れてくれたことへの感謝の話もありました。

 

ホワイトきゃんばすが開園した当時は、認可保育園が決まるまでの受け皿という側面もあったのですが、8年間の活動が少しずつ認められるようになり、この春、認可保育園へ転園する園児はいません。すでに、2021年度の入園希望の園児も二人います。嬉しい話です。

 

保護者の挨拶の後には、卒園児本人の挨拶もしてもらいます。「いままで・・・ありがとう」と言って泣き出す園児を前に、先生たちも保護者も号泣です。でも、小学生になってもいつでも遊びに来れるので、子どもたちは笑顔に戻ります。

 

今年度の卒園式にも、多くのパパが出席してくれましたが、パパたちの目にも涙があふれています。強面の二人のパパは、ハンカチではなく、タオルを持って顔もくちゃくちゃです。(笑)

 

卒園児の保護者からバスケットボールコートとボール3つを記念品として贈呈していただきました。すでに、バスケットは子どもたちの大好きな遊びになっています。そして、卒園児から各先生へ、メッセージが書かれた色紙をいただきました。心がこもった最高のプレゼントです。

 

最後に「さよならぼくたちの保育園」「みんなともだち」を全員で合唱して、令和元年度卒園式が終了しました。

 

園長の私が言うのも何ですが・・・とても素敵な卒園式でした。卒園児7人と、先輩たちを送り出してくれた在園児12人。多くの保護者の温かい心に包まれた、そんな時間となりました。

 

卒園児たちが、小学校で様々な経験を積み重ねて、成長する姿を楽しみにしています。「おめでとう!」そして「ありがとう!」

2020年

3月

28日

令和元年度卒園式

今年度の卒園児は7名です。保育園ホワイトきゃんばすが開園して8年が過ぎ、こうして卒園式を行えるようになったのが、開園して3年目でした。卒園証書第1号の卒園児は、4月からは小学校6年生です。そして、今日で、ホワイトきゃんばすから巣立った卒園児が32名となりました。

 

まだ歴史も浅く、少人数の保育園ですが、毎年少しずつ卒園児が旅立ち、32名の顔を思い浮かべています。

 

もちろん、保育園を卒園したら、「これでさよなら!」とならないのが、保育園ホワイトきゃんばすの存在意義です。小学生になっても、子どもたちの大切な居場所の一つとしてあり続けたいと思っています。

 

小学生になると、たくさんの楽しい経験をすると同時に、壁にもぶち当たります。そんな悩みを保育園で話したり、時には、親にも学校の先生にも話せないことを保育園の先生に打ち明けることだってできる・・・そんな場所に、ホワイトきゃんばすがなれれば、嬉しい限りです。

 

この3月は、突然の学校休校がありましたが、多くの卒園児の成績表を見せてもらいました。保育園の経験が活かされたコメントに、嬉しい気持ちでいっぱいになります。この1年間、1日も学校を休まない皆勤賞の卒園児もたくさんいました。

 

本日卒園した7名の子どもたちが、小学生になっても、ずっと成長を見届けていきます。保護者とのかかわりも、ずっと続きます。

 

さて、今日の卒園式の話は・・・また明日。

2020年

3月

27日

卒園式前日

いよいよ、明日が保育園の卒園式です。卒園式には、卒園児の他に、送り出す側として、年少、年中園児も出席します。ホワイトきゃんばすは、運動会やクリスマス発表会のようなイベントの前は、とことん練習をします。卒園式の練習も3月に入ってからは、毎日のように行ってきました。それも今日が最後です。

 

卒園児の入園当時の写真から、今日までの成長の記録をスライドショーで、園長の解説付きで見るプログラムがあるのですが、これだけは、練習でもシークレットで明日のお楽しみにしています。(笑)

 

卒園児や保護者の挨拶・・・園長から園児へのお手紙など・・・明日は、どんなハプニングがあるか、すべてが楽しみですね。

 

そして、今日は、今年度最後の体操教室がありました。卒園児にとっては、保育園生活最後の体操教室となります。体操教室も、2年が過ぎました。子どもたちにとっては、週に一度のお楽しみとして、すっかり定着しました。エアトランポリンの上をダッシュで走るのは、本当に気持ちのいいものです。

 

今日も、卒園児の一人、6歳女の子が逆上がりを自力で成功させました。鉄棒に、飛び箱など、小学校の体育が楽しくなりますね。

 

明日の準備を職員たちで行ったのですが、保育園入口の装飾は、なかなかの出来栄えです。卒園式に花を添えてくれることでしょう。

 

では・・・明日は・・・子どもたちの素晴らしい門出となりますように!

2020年

3月

26日

社会の学校依存を痛感

一昨日の報道で、東京オリンピックが一年程度の延期と発表され、IOCも100%指示するとなりました。新型ウイルスの感染拡大は、もはやオリンピックを開催する日本だけの問題でなくなり、世界中の大問題となってしまいました。

 

オリンピックの延期という話題は、少し前までは、日本人誰もが接触的なコメントをすることがタブー視されていました。しかし、世界中のアスリートの声が、その突破口となり、瞬く間に「延期」となりましたね。アスリートファーストに、誰もが依存はありません。

 

さて、スケジュール調整が急ピッチで続いていますが、調整は難航するでしょう。なるべく早く、日程が決まることを祈ります。これも、アスリートたちのためですね。

 

さて、さいたま市の小学校は、本来であれば今日が終業式で、明日から春休みの予定でした。しかし、政府の突然の休校要請があり、1カ月に及ぶ、長い休校となってしまいました。

 

最初の頃は、休校になって、すぐに宿題や成績処理をどうするかが、先生たちの間で話題になったようですが、少しずつ考え方も変わってきたようです。「急な休みに動揺している子どもたちが、安心して新学期を迎えられるようにすることが何よりも大切なことではないか」と、子どもたちの心のケアへとシフトしていったようです。

 

そして、あらためて、「学校は単に勉強する以外に、食事の提供や居場所、避難場所、保育など、様々な役割を持つ地域のインフラ」だと思った人が多かったのではないでしょうか。私も、保育園の園長という立場から、「社会が学校に大きく依存している」と強く感じました。

 

大坂の寝屋川市では、休校中に「公園で子どもが遊んでいる」と学校に電話がかかってきたというニュースがありました。学校にも行けない、外でも十分に遊べない子どもたちが、大きなストレスを抱えて、公園で過ごしているのなら、地域の大人は、そんな子どもたちの心をケアすべく、見守ってくれたらいいのに。何で、「悪い子どもたち」と言わんばかりに、学校へ連絡する必要があるのか・・・

 

学校は、地域と共に歩んでいこうと思っているのに、地域は「よし!任せてくれ!」ではなくて、何でも学校に押し付けているような事があるのかもしれません。

 

今回の経験から、今後、私たち地域の大人が、どのように学校やその子どもたちにかかわっていくべきか・・・一人一人、もちろん考えは違うでしょうが、自分なりの考え方を持つきっかけになったような気がします。

 

あなたにとって、学校の存在は・・・そして、学校にどのようにかかわりますか。

2020年

3月

25日

お別れピクニック

今週土曜日の卒園式を前にして、今日は、年長園児を連れてお別れピクニックに行ってきました。とても楽しい一日となりました。

 

保育園から、歩いて20分ほどの三橋総合公園へ向かいます。子どもたちは、ママが作ってくれたお弁当を持って、すでにワクワク…ルンルン…です。(笑)

 

公園に到着すると、まずは、湿地帯の沼へ向かいます。遊歩道の上から、生き物採集をしました。子どもたちは、網を持って、夢中で沼エビやヤゴをつかまえました。採集した生き物は、保育園の水槽で飼うので、子どもたちも気合が入ります。たくさんのエビをつかまえたのですが、実は、水槽に入れたとたんに、タナゴやブルーギルに食べられてしまいました。これも、自然界の勉強です。

 

そして、待ちに待ったお弁当タイム・・・子どもたちは丸くなって「いただきま~す」です。ソメイヨシノは、ほぼ満開で、嬉しいことに、土手には菜の花が咲いています。桜と菜の花を愛でながらのお弁当に、美味しさも倍増です。

 

お弁当を食べ終わると、子どもたちは土手を転がる遊びを始めました。全員が連なって、10メートル下までゴロゴロ転がっていく様は、見ていても楽しそうです。「転がっている時は、一瞬気を失うような感じで・・・自分がどこにいるのかわからなくなって・・・すごいスリルがあるんだ!」なんて言ってます。

 

犬の散歩をしている人たちも、ホワイトきゃんばすの子どもたちの大胆な遊びに、歓声を上げています。もちろん・・・服を見事に汚しています。これぞ子ども!ですね。

 

6歳男の子が、いきなり、落ちているゴミを拾い始めました。「こんなところに、ゴミを捨てるなんて!いけないよ!」と言いながら、ビニール袋いっぱいのゴミを集めました。6歳女の子も手伝ってくれます。自主的なゴミ拾いです。素晴らしい子どもたちです。

 

その後は、アスレチックコーナーで遊んだり、鬼ごっこをしたりと、保育園で、仲間たちとすごした思い出が、また一つ増えたようです。

 

今日は、しっかりと遊んだので、ぐっすりと眠れることでしょう。(笑)

2020年

3月

24日

「食」業界を支える動き

今年は桜の開花が早かったので、4月1日に行う予定の「お花見」を本日行いました。保育園から歩いて数分のお寺の境内には、樹齢数百年の桜の大木が2本あります。すでに、満開になっていました。

 

先生たちは、桜の花に素直に目がいくのですが、子どもたちは、お寺の境内という、いつもはなかなか来れない場所で走りまわることの方が、楽しくて仕方ありません。風があったので、少しだけ桜吹雪が・・・女子の中には、熱心に桜の花びらを集める子もいました。

 

子どもたち、それぞれが「お花見」を楽しむことができました。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、売上が減った食産業を支えようという動きが活発になっています。

 

テレビのニュース番組で報道されたので有名になりましたが、「助けてください」と東京都杉並区のパン店「好味(こうみ)屋」の店先には、店の苦境を伝えるメッセージ入りの紙が貼られています。

 

好味屋は、この店舗の他に近隣の都立高7校の購買部でパンを一日合計1100個販売していました。しかし、全校休校で売上が立たなくなったのです。この状況を見た高校の卒業生が、画像を拡散し、苦境を知った高校生や卒業生、近所の人が店を訪れて、通常200個の店頭販売のパンが500個売れるようになったそうです。

 

店主は「本当に助かっています。これからも店を続けていく勇気が出ました」と語ります。

 

給食向けの牛乳が余っている状況には、会員向けネット通販が「食べて応援給食キャンペーン」と銘打った特設サイトで盛り上げます。

 

知事による「緊急事態宣言」が出された北海道は、観光客が減少しただけではありません。全国の百貨店などで開催予定だった「北海道物産展」が軒並み中止となったのです。ご存知の通り、日本の物産展で一番人気があり、売上も高いのが北海道物産展です。

 

札幌商工会議所が「緊急在庫処分SOS!」と名付けたサイトを開設し「物産展が中止となり、在庫を抱えてしまっています」「やむを得ず製造工場のラインを止めております」などのメッセージとともに、道内企業約100社を支援しています。

 

飲食店をサポートするサービスも登場しています。飲食店で、先々食べる料金を前もって支払う仕組みで、今は外食を避けている人も店の売上増に貢献できるのです。200店舗以上の申し込みがあったそうです。運営会社の担当者は「行ってみたい店をアプリで見つけて支援してほしい」と話します。

 

私たちができることで、困っている人達の支援になれば、それはそれで嬉しい事ですが、私たちも、北海道など、全国のおいしいものを楽しむチャンスと考えることもできますね。今は、何でも、明るく前向きにとらえていきたいものですね。

2020年

3月

23日

力士の体は健康な体の象徴

今年度の卒園式も、昨年卒園した園児のママがピアノを弾いてくれることになりました。ありがたい話です。今日は、その演奏に合わせてのリハーサルを行いました。卒園式本番では、涙を誘う音色になりそうです。

 

さて、新型ウイルスの影響で、スポーツイベントが次々と、中止や延期に追い込まれる中、昨日大相撲春場所が無事に終わりました。2週間前の初日をテレビ観戦した時のむなしい気持ちが、千秋楽では感動にかわっていました。

 

八角理事長の挨拶に聞き入ってしまいました。「力士よくやった!」という気持ちを込めて、今日は、理事長挨拶全文を聞いてください。

 

千秋楽に当たり、謹んでごあいさつを申し上げます。

 本日、千秋楽を迎えることができましたことはひとえにテレビ、ラジオ、インターネット等を通じて応援してくださった全国の皆さまからのご支援、関係者によるご尽力のたまものです。心より感謝申し上げます。
 この3月場所を開催するに当たっては一つの信念がありました。元来相撲は世の中の平安を祈願するために行われてまいりました。力士の体は健康な体の象徴とされ、四股を踏み、相撲を取る。その所作は、およそ1500年前から先人によって脈々と受け継がれてまいりました。
 今場所は過酷な状況下の中、皆さまのご声援を心で感じながら、立派に土俵を務めあげてくれました全力士、そして全協会員を誇りに思います。
 われわれはこれからも伝統文化を継承し、100年先も愛される国技大相撲を目指してまいります。
 最後に、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。また、感染された皆さまの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げ、千秋楽のごあいさつとさせていただきます。
 令和2年3月22日
 公益財団法人日本相撲協会 理事長 八角信芳

 

相撲は、国技であり、世の中の平安を祈念するためにおこなわれたもので、力士の体は健康な体の象徴という言葉に、私たちは、あらためて、前を向いて、今の事態に立ち向かっていく決意をもらった気がします。

 

前に向かっていきましょう。

2020年

3月

22日

黒子に徹する食品メーカー

連日の新型コロナウイルスの報道がやみませんが、小中学校の休校は春休みまでで、4月からは、子どもたちの登校ができるめどがたちましたね。サクラを見ながら、少しホッとしました。今後、プロ野球、Jリーグなど多くのスポーツが観客ありで開催され、私たちの心が少しでも明るくなれるように祈りたいです。

 

オリンピックも、聖火が日本に届きました。その光景を見ると、何とか通常開催の奇跡を信じたいですね。

 

さて、節分では、恵方巻きを食べましたが、今や太巻きは、黒子の食品メーカーの力なしでは考えられない食材なのです。

 

太巻きの具・・・あれをスーパーの厨房で1つ1つの具材をセットしていたら・・・あれだけの量が作れません。実は、薄焼きの卵に包まれた具材を専門に作っている食品会社があるそうです。

 

スーパーの厨房スタッフは、海苔と御飯をセットすると、その上に冷凍の具材を置き、キュウリやレタスなどの野菜を添えるだけで、太巻き寿司の完成です。厨房スタッフの作業効率と人手不足も解消されるのです。

 

コンビニでよく見かける、卵の黄身が乗ったカルボナーラ・・・その卵黄は、たまごを主成分とする加工食品だそうです。普通の卵黄ならレンジでチンすると固まってしまいます。ところが、この卵ならレンジでチンすると、とろ~り溶けて、できたてのカルボナーラのようになるのです。

 

この加工卵を作っているのは、キューピーです。さすが、たまごに関しては様々なノウハウを持っていますね。

 

素材にこだわり・・いわくいんねんがあり・・できたてつくりたてにこだわる・・こんなこだわりの食べ物と対峙するのは、どちらかというと、非日常の食事ですね。私たちが毎日口にする食べ物の中には、こうした、名前も知らない黒子に徹する食品メーカーの存在があるのです。食べ物は、奥が深いですね。

2020年

3月

21日

親の過干渉

朝のラジオから、尾崎豊の「卒業」が流れてきます。そうだ・・・この曲だって立派な卒業ソングじゃないか!と口ずさんでしまいました。なぜか、私の世代は、尾崎豊さんのことを「オザキ」と呼び捨てます。「尾崎さん」でもなく「豊」でもなく、やっぱり、尾崎豊は「オザキ」なのです。

 

新型コロナウイルスの影響で、今年は卒業式の在り方も変わってしまいましたが、なんだか、今は、正統派卒業ソングよりも、オザキの「卒業」がしっくりくるのです。

 

さて、最近では、小学校低学年においても暴力行為や学級崩壊の件数が急増しているそうです。その原因の一つは「児童たちの『先生にかまってほしい』という気持ちが原因で起こる」と言われています。

 

例えば、授業中に児童の一人がおしゃべりしたりふざけたりすると、先生はその子を注意します。その様子を見た他の子たちも、先生の気を引くために便乗することで、結果的に学級崩壊へとつながるのです。

 

つまり、親が「過干渉」であることで、子どもが家の外でも誰かに頼ったり、甘えたり、かまってもらったりすることが、当たり前だと思うようになっている傾向にあるとある専門家は指摘します。

 

たぶん、どの親も、我が子への過干渉はいけないと思っているはずですが、どこに線を引くのかが難しいのかもしれません。昔は、兄弟も多く、親が一人一人にかまってあげることも少なかったのでしょうが、現代ではひとりっ子が増えて、親がつきっきりでかまってくれるようになりました。

 

それが行き過ぎると、子どもの自立心を阻み、子どもが家庭の外でも手厚い対応を求めるようになり、学校での様々な問題へと発展するのです。

 

ほったらかしや過保護といった両極端ではなく、親はドーンと真ん中に立って、子どもを「見守る」ことが大切です。このモノサシは、とても難しいですが、親が自分で決めないといけませんね。

2020年

3月

20日

51歳の新人先生

公立学校の教員採用試験で受験資格から年齢制限をなくす動きが全国で広がっています。2019年度の採用では、31の都道府県や政令指定都市で年齢制限をなくしたそうです。

 

千葉県市川市では51歳の新人先生が誕生しました。「初々しさはないけど、保護者が何を求めているかが分かるのは強みです」と真田澄子教諭は語ります。

 

元々教員を志し、大学で小学校の教員免許を所得。「民間企業の経験は教育にも生きる」と考え、まずは大手飲料メーカーに就職します。ところが、バブル経済の崩壊で安定職業として教員人気が高まり、教員への転職を断念します。

 

結婚後、3人の子育てが一段落した頃から、教育への思いが再燃。2016年度から特別支援学級の補助員を務め、18年は臨時採用の教員として学級担任を経験し、19年に正式に教員採用試験に合格したというストーリーです。

 

どうですか。民間企業での経験、結婚子育て経験、特別支援学級の経験、臨時採用教員の経験を持つ人ですので、保護者としては安心して子どもを任せることができますね。

 

こうした、年齢制限撤廃の動きの背景には、公立小学校の教員採用試験の受験倍率低下があります。2019年度は全国平均で2.8倍と過去最低となったそうです。優秀な人材が、他へ流出している実態もあるでしょう。

 

私は過去に、民間人の一人として、さいたま市の教員採用試験の面接官をさせてもらったことがありますが、「教員の仕事がしたい」という熱い気持ちは、ある程度年齢や人生経験を重ねた臨時採用の受験者に多かったですね。「教員も公務員の一つ・・・安定した仕事」と考えて受験する新卒者と比較すると、教育への想いには雲泥の差がありました。

 

子どもたちが、社会に出て大人として世の中を渡り歩くには、学問の他に、生きるすべを教えてくれる先生が必要です。子どもたちが「自分で考える」ことを促す先生です。

 

学校外の経験を持つ社会人がもっと採用試験を受けやすい環境が整えば、教員を目指す層が厚くなり、教育現場に多様な価値観がもたらされます。多様な価値観とは、「答えが一つではないこと」「答えは自分でみつけないといけないこと」など、これからの時代を生き抜くには必要な力です。

 

間違いなく、この流れは加速していきます。子どもたちにとっては、プラスの材料となりますね。日本の教育がもっと良くなっていくのです。

2020年

3月

19日

大学が地域貢献・地域連携

今日も屋上は気持ちのいい天気です。5歳男の子が「園長先生・・・カメが泳いでいるよ!」と大騒ぎです。「ミドリガメのおうち」のカメが、今日は活発にいけすの中で泳いでいました。冬眠からは目覚めているのですが、水温が低くまだエサは食べません。

 

今日は、カメたちを日光浴させて、いけすの掃除をしました。カメたちが気持ちよく泳いでいます。3歳男の子が、小さめのカメを持ってドヤ顔です。「クサガメのおうち」も建設中ですので、今年は、より深い亀の観察をしてもらうことにします。卵から赤ちゃんの誕生にもチャレンジしたいですね。

 

さて、小学校や中学校で、今の時代では当たり前なのが、「地域貢献・地域連携」です。地域の人たちとワンチームになって学校や子どもたちを育てていくというものです。

 

しかし、大学は専門的な学問の場であることもあり、地域との連携など、考えることもありませんでした。しかし、ある中学校では「一流に触れさせる」という考えで、「大学の先生による連続講座」というプロジェクトを行ったそうです。

 

エネルギー、環境、植物、農業などを専門に研究されている教授陣が、毎月1回、中学校で講義をするという夢のような取り組みです。

 

最近では、大学でも今後のビジョンの一つに、積極的な地域貢献があるそうです。この取組みも、大学の地域貢献プログラムの一環ということで、「資料代」のみの費用だそうです。

 

小学校・中学校の教育は、教科書を一年間で終わらせなければいけないというノルマもあって、どうしても目先の学力に翻弄されてされてしまいます。

 

しかし、大学・研究所・アスリート・芸術家などの一流に触れさせることで、自分がやってみたい学問の世界に目覚めさせる突破口になるかもしれません。非日常の学問経験ですね。

2020年

3月

18日

ウサギの耳はどうして長いの・・・

屋上の春を象徴するかのように、今日もたくさんの花が咲いています。野草で小さな紫の花をつける「ホトケノザ」と「菜の花」は、好きなだけ取っていいよ・・・と子どもたちに言っていたのですが、小さい子にとっては、「どの花でもいいよ」と受け止めてしまったようです。

 

花壇に咲き始めたクロッカスやムスカリなども容赦なく摘んでいました。バケツいっぱいのムスカリを発見です・・・しょうがないですね。(笑)

 

ここで問題です。「ウサギさんの耳は、長くて根元が筒のような形をしているのはどうしてですか?2つの理由を答えてください」と子どもたちに問いかけます。

 

おうちでウサギを飼っている女の子が、「小さな音でもよく聞こえるように・・・」と答えました。正解です。

 

ウサギの耳の形は「収音器」の役割があって、草原や山の中で暮らすウサギは、キツネやイタチ、タカなどの肉食動物の存在にいち早く気づいて逃げるためです。耳の根元にある筋肉を使うことで、頭を動かさずに左右の耳を好きな方向に動かすことができ、音の方向や距離から自分が安全かどうかを感じとるそうです。

 

もう一つの答えが難しいので、子どもたちから珍回答が続出です。

「だって、ウサギって自分がかわいいと思っているでしょ。だから、耳を長くしてぶりっ子しているのよ」「ウサギの耳が長いのは、神様がそう作ったから・・・」「長い耳をマフラーにすれば、冬でもあったかいでしょ」「耳が布団なの。ウサギは寝る時は、耳を布団にするのよ」・・・発想がいいですね。(笑)

 

正解は、体温調整の機能です。ウサギは足の裏も含めて体の大半が毛で覆われています。人間のように暑くなっても汗が出ません。体温の上昇を抑えるために、ウサギの長い耳には、血管が網の目のように張り巡らされているそうです。耳に風を当てることで、血液を冷まし、体内の熱を逃がすことができるとのこと。

 

どうですか・・・たまには、ウサギの耳をじっと観察してみませんか。

2020年

3月

17日

給食の費用負担

学校の休校で、お昼ごはんを子どもと一緒に作る楽しい時間を!なんて言われても、現実的には、負担が増えるママがほとんどですね。夕食だけでなく、昼食のメニューも毎日考えなければならないし、働くママは、学童のお弁当を作らないといけないし、こうなると、給食のありがたさを身に染みて感じるものです。

 

給食は、食育の上で重要な役割を果たすだけでなく、クラスのみんなで食べることが、どれだけ楽しい時間となるか・・・今日は屋上ファームで、1歳児以下の小さい園児がジャガイモの植付けを行いました。6月末には収穫して、給食に使います。保育園の食育としては理想の形ですね。

 

日本では、義務教育学校では、ほとんどの自治体で完全給食が実施されています。これは、日本が世界に誇れることの一つですが、給食費は、原則として保護者負担です。

 

ところが、世界を見ると、無償給食が主流の国があります。スウェーデンやスコットランドの北欧2国は、ほぼ100%無償だそうです。お隣の韓国もおよそ90%が無償です。

 

私がPTAにかかわっていた時には、どうしても給食の話題になると、給食費滞納の話が出てきます。月4000円ほどの費用負担が重い家庭が多いのではなく、払えるのに「義務教育なんだから給食費も国が出すべきでしょ・・・」と言い張る家庭がほとんどです。学校側の回収担当の中にも、強硬派と穏健派に分かれ、温度差がありました。

 

大阪府など、一部の自治体が、無償給食の検討に入ったそうですが、幼児教育・保育の無償化の次には、議論される内容になるのかもしれませんね。

 

しかし、今は、給食にかかわる関連会社や栄養士・調理担当の「お仕事大丈夫なのか?」が心配でなりません。早く、世の中が日常に戻って!と願うばかりです。

2020年

3月

16日

1人1台のパソコンで学校は変わるか?

新型ウイルス拡大の影響で、さいたま市では、春休みまでの登校予定などが、決定していますが、4月以降の入学式や始業式については、まだ予定ですね。しかし、2020年度から、小学校では、プログラミング教育が本格的にスタートし、全国の自治体で、温度差はありますが、1人1台のパソコンが整備されていきます。

 

目的はあまり明確ではないものの、とにかく、1人1台のパソコンを!・・・という流れですね。これで、学校は変わるでしょうか?

 

はい。間違いなく変わります。短期間で劇的な変化とまではいかないものの、パソコンを子どもたちが触れることで、確実に、そのスキルがアップしていきます。

 

私が、民間企業で働いていた頃・・・ちょうど今から20年以上前に、1人1台のノートパソコンが与えられました。もちろん、最初は、戸惑いましたが、これが仕事を変える大きな武器となることが分かると、そのスキルを上げようと、必死になりました。

 

まさに「働き方改革」でした。しかし、この時の改革は、今までなら3日かけていた仕事を1日でこなさなくてはならなくなり、「24時間戦えますか!?」状況になったような気がします。(笑)

 

子どもたちも、遊び感覚で、どんどんと操作を覚えていくことでしょう。当然、社会人になれば、パソコンを使うのが当たり前になります。今の若者は、スマホばかりやって、パソコンのスキルがいまいちなんていう陰口を叩かれていますので、小学生からしっかりと慣れ親しんでもらいたいですね。

 

私が心配するのは、パソコンが苦手な教員がネックになるやもしれません。(笑)

 

時代は、どんどん変わっていきますね。

2020年

3月

15日

9年ぶりの全線復旧

毎年3月にJRグループはダイヤ改正をします。今やスマホなどで、時刻表検索も簡単にできる時代ですが、私は年に一度、このタイミングで大きな紙の時刻表を購入します。

 

まず最初にページをめくったのは、常磐線です。9年前の3・11東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故で大きな被害を受けたのが常磐線です。最後まで不通が続いていたのが福島県の富岡駅~浪江駅間でした。

 

これで、9年ぶりに全線が復旧したのです。9年という長い時間がかかりましたが、福島県民のみならず、多くの人に希望と勇気を与えてくれたと思っています。

 

さて、時刻表を見ると、上野から仙台まで、水戸・日立・いわきと日本海側を走る常磐線、特急ひたち号をたどると、4時間30分もかかります。しかし、とても意味のある時間のような気がします。

 

同じ上野~仙台間を東北新幹線では、1時間半で結びます。でも、近いうちにじっくり時間をかけて、常磐線を味わいたいですね。2年前に、浪江から富岡にかけて国道を走った時の「3・11から時間が止まったまま」の光景が、まだ目に焼き付いています。

 

道路や鉄道の復旧と共に、当たり前に人が住む町として、復興してもらいたいと願うばかりです。

 

それから、昨日のニュースでも大きく報道されていましたが、山手線49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ」が開業しました。1971年に西日暮里駅開業以来半世紀ぶりということです。

 

こちらは、凄い人でしたね。なんだか、新型ウイルス騒動で気持ちが暗くなっている反動とも思える人ごみです。駅名もそうですが、駅舎のデザインや省エネを考慮した設計に、ロボットの案内など、未来を感じる駅ですね。

 

こちらも、近いうちに遊びに行きたいものです。少しでも、明るい話題を追いかけることになりそうですね。

2020年

3月

14日

先生たちのメッセージ

今日は、真冬に戻ったような冷たい雨となってしまったので、教室内で、ダンボールアートを楽しみました。ショッピングセンターの中の保育園ですので、ダンボールは欲しいだけ手に入ります。

 

子どもたちは、目の色を変えて遊びました。まずは、ダンボールで囲って、部屋を作ります。そこへ、キッチンなどの造作が始まります。冷蔵庫にゴミ箱、鍋やフライパンまでダンボールを加工して作っています。男の子は、定番の自動車を制作しています。

 

もう一つのお楽しみは、自分たちが作った部屋の中で、お昼寝をすることです。段ボールの部屋の中といういつもと違う感覚に、ワクワクドキドキが広がります。子どもたちは、思いっきり楽しい時間を過ごしました。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、学校が臨時休校となった子どもたちを励まそうと、先生たちが地元ケーブルテレビの番組に出演したり、ホームページでメッセージを発信したりといった取組みが広がっているようです。

 

埼玉県を例に挙げると、6年生を送る会が中止になった小学校は、児童が披露する予定だったラグビー日本代表に扮したパフォーマンスを教員が代わりに踊り、児童に向けて「春にまた会えるのを楽しみにしています」と呼びかけたそうです。

 

さいたま市内のある中学校では、教員がメッセージを掲げた写真を連日更新しているそうです。「今できることを全力で」「いつでも希望を」といった言葉を送っています。ホームページへのアクセスが5倍に増えて、生徒たちは元気づけられているようです。

 

このタイミングでの休校で、児童生徒のやりきれない気持ちを一番理解している先生たちが、こうして粋なことをやっています。子どもたちの心がパッと明るくなりますね。うれしい話じゃありませんか!

2020年

3月

13日

「食事力」を鍛える

屋上ファームの菜の花が鮮やかな黄色です。冬にチンゲン菜の種を蒔いたのですが、葉を鳥にほとんど食べられてしまいました。そのままにしていたのですが、今は春を象徴する光景となっています。今日も花摘み女子が、両手にいっぱいの菜の花を抱えて嬉しそうです。

 

さて、新型ウイルスの治療薬が早く開発されて沈静化して欲しいと願うばかりですね。しかし、こうしたウイルスや細菌の暴走を薬で抑えることはできても、最終的には自己免疫力がないとなかなか病気は治りません。病気を治すのは、薬ではなく、自分自身の力と考えるのが自然ですね。

 

つまり、自己免疫力や抗酸化力、排毒力などを高めないといけません。

 

私たちが病院に行くと、抗生物質などの薬と一緒に「強い薬で胃を痛めないように胃薬を出します」と言われます。抗生物質は細菌を殺す役割を果たしますが、同時に腸の中の「良い菌」も殺してしまうので、お腹の中の菌のバランスが一気に変わってしまって、免疫力が落ちてしまわないように、胃薬を同時に飲むのです。

 

この胃薬って、何だと思いますか。実態は、ビフィズス菌や乳酸菌だそうで、善玉菌をお腹に入れて、腸内細菌のバランスを整える役割を担わせるそうです。

 

腸内細菌は、ストレスに弱く、精神的なストレスだけでなく、睡眠不足、暴飲暴食、添加物の過剰摂取などでもバランスが失われます。

 

昔は、貧血になったらホウレンソウを食べなさいと言われていましたが、現代では、農薬や過剰な肥料に依存するホウレンソウからは、ほとんど鉄分が期待できないそうです。

 

私たちが食べるものも、できるだけ自然の摂理にあったものが必要ということですね。農薬を使っていない野菜など、食べ物をきちんと考えてチョイスすることが、私たちにとって一番身近な生活習慣である「食事力」を鍛えることにつながるのです。

 

そして、病気に強い体を作っていきたいものですね。

2020年

3月

12日

習い事に求めるものは?

ついに、さいたま市内の小中高校の休校が、春休みまで延期と決定しました。小学校の卒業式は、職員と児童のみとなり、終業式も全校児童が一堂に会するのではなく、学年別に日程が組まれることになりました。

 

日本だけでなく、世界で起きている自粛ムードに、ヘキヘキしますが、もう180度考えを変えるしかありません。今起きていることは、間違いなく「非日常」です。日常だと考えられなかったことが、非日常になったことで、新しいアイデアが生まれるかもしれません。そう思うことにしました。

 

さて、今日は、習い事の話です。「子どもに何を習わせたらいい?」は、ママの悩みの種の一つでもありますね。どうしても、「習い事をさせているのに、なかなか身につきません。何をさせればいいのか?」と親は思いがちです。

 

習い事を通じて、色々なことができるようになる・・・これも目的の一つかもしれませんが、習い事を通じて、子ども自身が楽しさを感じ、「これが得意だなぁ~」という感覚を得ているかが重要で、むしろ、それさえ感じられていたら十分ですね。

 

子育て中のママは、「何か習わせないと将来困るのでは・・・?」と焦ってしまいがちですが、私のような世代の経験では、習い事の1つや2つで子どもの可能性がなくなるなんてことは、決してありません。

 

無理に習い事をしなければいけないこともありませんし、習い事を嫌がってやめてしまっても気にしなくていいのです。

 

習い事の話を親と子どもが楽しくできるような、親子のコミュニケーションツールぐらいに考えればいいのです。みなさんは、どう思いますか?

2020年

3月

11日

9年目の3月11日

東日本大震災があった年は、今年同様プロ野球の開幕が延期にはなりましたが、高校野球は行われました。本日の春の選抜高校野球中止の一報は、高校球児の思いを考えると、何も言えません。東日本大震災にかかわる一連の追悼式等の行事も中止となり、なんだか、やりきれない気持ちだけが残りますね。

 

今一度、気持ちを持ち直していかねばなりません。保育園では、昨日の寺子屋と、本日の避難訓練の後に、東日本大震災の話をしました。もちろん、9年前の3・11には、保育園ホワイトきゃんばすもありませんし、園児たちも生まれていませんでした。

 

昨日の寺子屋では、「3・11の大地震の時に、パパやママが何をしていたのか、聞いてごらん」と宿題を出しました。

 

すると、今日の連絡ノートには、子どもからの話を受けて、3・11ドキュメントを書いてくれた保護者がいました。自分たちの3・11の体験を我が子に伝えないといけませんね。

 

さて、「風の電話」をご存知ですか。天国につながるただ1つの電話と言われています。

 

岩手県三陸海岸を見下ろす丘に置かれた私設の電話ボックスで、まっ白な電話ボックスの中には、黒電話が置かれています。しかし、この電話ボックスには電話線がつながっていません。

 

黒電話の前には「風の電話は心で話します。静かに目を閉じ、耳を澄ましてください。風の音が、又は浪の音が、或いは小鳥のさえずりが聞こえたら、あなたの想いを伝えてください」というメッセージがあります。

 

そして、1冊のノートが置かれていて、そこには、この「風の電話」を利用した人のたくさんの想いが記されているそうです。

 

東日本大震災で亡くなられた人や、行方不明で会えないままの人へ、この「風の電話」を通じて語りかけるのです。

 

とても切ないかもしれませんが、受話器を耳にすると、落ち着いて話ができるそうです。この電話で、心を持ちなおした人が、何万人もいるそうです。

 

私は、この場所に行ったことはありませんが、とても素敵な場所ですね。9年前の出来事は、決して忘れることはできませんが、こんな素敵な話は、まだまだたくさんあるのかもしれません。少しでも、前を向いて生きる糧になってもらいたいですね。

2020年

3月

10日

「島耕作」を教材に道徳の授業

今日から、卒園式の練習がスタートしました。「卒園児入場」から始まって、卒園証書授与などの一連の動きを練習します。卒園式まで3週間を切りました。少しずつ、寂しい思いと「頑張れ!」のエールが大きくなっていくのでしょう。

 

さて、今日は、「島耕作」の舞台に招待します。

 

ここは、通勤時の満員電車。主人公の島耕作の近くには、息を切らせたおばあさんが立っていました。島は座っているサラリーマンに席を譲るよう声を掛けるものの、サラリーマンは「自分は2時間しか寝ていない」と言って、立とうとはしません。

 

サラリーマンにお節介だと言われた島は、おばあさんを座らせようと意地になります。口論が過熱する中、別の男性がおばあさんに席を譲ってその場を収めるというスト―リーです。

 

実は、これはある中学校での「道徳の授業」です。島耕作とサラリーマン役は、口論となるので教員が担当し、その他の登場人物を生徒が演じます。

 

そして、生徒には、それぞれの登場人物の気持ちを考えさせます。すると、ある生徒は、周囲の人々がサラリーマンだけでなく、島のことも「うるさい」と思っていること、おばあさんもこの状況で座りづらくなり「疲れた」と感じているのでは?と意見します。

 

生徒たちの議論が進む中で、「正しいことをしようとした島が、自分の主張ばかりでおばあさんや周囲のことを考えられなくなり、その場で孤立してしまった」という考えにたどり着きます。

 

そして、この授業の本題である「島がサラリーマンにどのような声を掛ければ説得できたか?」を生徒たちに考えさせます。

 

なんだか、楽しそうな授業ですね。これも、答が一つではありませんね。○○が正解で、△△が間違いとも、一概には言えません。道徳の授業は、「こうすればいい」という模範解答を見つけることではなく、子どもたちが自分で考えることが大切なのです。

2020年

3月

09日

テレワーク試行錯誤

新型コロナウイルスの暗いニュースの中でも、子どもたちが屋上で元気に遊ぶ姿を見ていると、ホッとした気持ちになりますね。冬に球根を植えた花壇には、クロッカスの花が咲き始めました。春を感じますね。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅などで働く「テレワーク」を導入する企業が増えています。保育園でも、テレワーク勤務のパパがいたり、私の長女もテレワークと出社が半々です。

 

しかし、日本では、まだまだテレワークはなじみが薄いので、各企業も試行錯誤の対応のようです。もちろん、接客業、看護師、教員、保育士、公務員など、テレワークができない職業もたくさんあります。

 

今は、緊急事態ということで「電話営業」でも仕方ないなぁ~とお客様は思っているものの、営業職は、お客様と顔を合わせて商談することで、信頼関係が生まれるものです。

 

私もかつて、営業マンとして得意先のお客様に顔を売っていたわけですが、パソコンを携帯していたので、企画書作りなどの事務仕事は、もっぱら、ファーストフードのコーヒー一杯で、効率の良い仕事ができました。会社よりも業務がはかどります。

 

逆に、出社した方が生産性があがる仕事もありますね。テレワークと通常勤務を上手に組み合わせることが、これからの企業の課題かもしれませんね。

 

時代の流れとして、テレワークの普及は確実に広がっていくでしょう。ある指標によると、テレワークの普及による国内総生産(GDP)の押し上げ効果は、3兆4000万円といわれています。出産や育児、介護などで働いていない人が労働市場に参入することで約3兆円、通勤時間の削減で生産性が向上することで約4000億円の経済効果が見込めるそうです。

 

そもそも、政府は、東京オリンピック・パラリンピック期間中の混雑緩和などを目的にテレワークを推進してきましたが、新型コロナウイルスの影響で、思わぬ予行練習となったのかもしれません。

 

どちらにしろ、仕事の取り組み方は、日々進化させなければいけないことだけは、間違いないですね。

2020年

3月

08日

算数センスを伸ばす

今日から、静かな大相撲春場所がスタートしました。プロ野球オープン戦での無観客試合にようやく慣れたところですが、大相撲では、初めての経験です。力士同士がぶつかり合う音やまわしを叩く音が響きますが、淡々と時間が進んでいく感覚です。

 

当たり前ですが、スポーツは観客の存在がいかに大きいことか・・・早く、通常の世の中になってもらいたいものです。

 

さて、本屋で「算数センスを伸ばす本」という本を手にしました。世界には多くの言語がありますが、「『数字』は、唯一の世界共通語」と私は思っています。

 

年長園児のお昼の勉強タイム・・・「○○君が、どんぐりをたくさん拾ったんだ。と言いました。でも、たくさんって、人によって、何個になるのか色々だよね?」「でも、○○君がどんぐりを10個も拾ったんだ」と言えば、○○君の手の中にどんぐりが10個あることが、誰にもわかるね・・・」と、子どもたちに話します。

 

大人の世界でも、「もう少し具体的に話してください」という会話には、数字を使うとハッキリわかることが多いですね。

 

この本にあった数字カードを使ってみると、遊びながら「数感覚」をつけることができる園児が多いです。保育園には、そろばん塾で使うような大きなソロバンがあるのですが、「そろばんやりたい!」という園児も多いです。

 

もちろん、数字が苦手な園児もいます。どうも、算数は理屈から入るよりも、九九のように自然と数字が出てくるようになる方がいいようです。私たちが九九を覚えるにあたって、理屈では覚えていませんね。

 

この本の中で、脳科学者の「なるほど」コメントがありましたので紹介します。

 

「親子の会話を聞いていると、何となくその子がどこまで伸びるかわかっちゃうんです。あまり伸びない子の親は、すぐ答えを言ってしまう。逆に伸びる子の親は、ずっと子どもの会話につき合って、子どもが答えを出すまで何度も何度もキャッチボールを続けるんですね。そうやって、親子で思考を深めていくことで、長く考えても疲れない子になるんだと思うんです」

 

「字が雑とか計算が違っているとか、マイナス面ばかり見る親はダメです。子どものために言っているつもりかもしれませんが、逆効果でしかありません。『よくがんばったね』と言ってあげるだけでいいのです」

 

まったく、その通りですね。私たち大人は、子どもたちに「好き」や「楽しい」という気持ちや環境をいかに作ってあげられるか・・・じっくり考えてみませんか。

2020年

3月

07日

目標を立てないといけませんか?

横浜のスポーツジムを利用していた、70歳男性が新型コロナウイルスに感染したという報道がありました。何と、私の大学の後輩が、感染者が利用した同じ日に、このスポーツジムを利用していたのです。

 

濃厚接触者1406人の一人となってしまったのです。すでに1週間以上が経過し、体調も全く問題がないとのことですが、利用履歴から保健所から連絡があることでしょう。体調不良ではないので、仕事へは行っていましたが、状況次第では、月曜日からは自宅待機になるかもしれないとのこと。

 

まさか、身近な知り合いに、新型コロナウイルスの魔の手が伸びようとは・・・早く終息して、明るい気持ちになりたいものです。

 

さて、民間企業などは、短期、中長期など様々な「目標設定」を立て、売上や利益の確保に努めますね。目標設定がなく、場当たり的な企業経営などあり得ませんね。

 

中学生や高校生などの若者に対しても、私たち大人は「毎日目標を持って頑張っていこう!」などと言っています。しかし、アメリカの心理学者セリグマンは、「学習性無力感」を唱えました。つまり、「目標を持っても、自分の行動に意味ある結果がついてこない経験を繰り返すことで無力感が学習されてしまう」という内容です。

 

若者としては、「目標って言うけど、そんな簡単に見つかるものではない」というのが本音でしょう。変化の予想がつかない現代では、未来に存在する「目標」を考えることは、逆に不安につながることかもしれません。

 

「『目標』とは、頂上を目指し、苦労して登るものではない。川の流れに従い、下りながらキョロキョロしているときに見つかるようなものだ」とある人が言います。

 

つまり、小さな一歩を踏み出すだけで、「目標」は、結果的に見えてくるのかもしれません。

 

「目標を持たないといけない!」と若者に過剰なプレッシャーをかけてはいけませんね。

2020年

3月

06日

世界ジャンダーギャップ報告書

「今日の体操教室がお休みになったのは、新型コロナウイルスという病気が広がったらいけないからだよ・・・」と子どもたちに説明します。テレビで、さんざんコロナウイルスという言葉が交わされるので、何となくわかったような・・・わからないような反応ですね。

 

さて、ジェンダーフリー・ギャップという言葉をご存知ですか。世界経済フォーラム(WEF)の「2020世界ジャンダー・ギャップ報告書」によると、日本は、残念な位置付けとなっています。

 

ジェンダーフリー・ギャップランキングとは、簡単に言えば、男女平等ランキングです。

 

まずは、上位5か国です。1位アイスランド・2位ノルウェー・3位フィンランド・4位スウェーデンと、予想通り、北欧諸国が占めています。アイスランドは、11年連続で1位だそうです。

 

日本が気になりますね。ドイツ10位・フランス15位・カナダ19位・イギリス21位・アメリカ53位・イタリア67位・・・まだ日本は出てきません。中国106位・韓国108位・・・えっ、日本はもっと下なの?そうです。日本は、121位なのです。

 

評価基準ですが、日本は、読み書き能力や初等(小学校)教育などは男女間の不平等はなく、世界1位のランクだそうですが、政治家・教授などの専門職には女性が極端に少ないことと、賃金格差や労働力参加の格差が極めて大きいという評価だそうです。

 

つまり、社会のリーダーシップを発揮すべき分野で、男女格差が大きく、ジェンダーフリーの評価が著しく低いということです。

 

ある外資系の企業が、男女がわからないエントリーシートで新卒採用を行うと発表しました。しかも、世界に先駆けて、日本でスタートさせるということですから、よほど、日本は「男女平等でない」と思われているのでしょう。

 

私が、新卒の就職活動の年に、男女雇用機会均等法が施行されたものの、「男なんかに負けないわ!」という女性は少なかったですし、まだまだ日本の会社は男社会でした。

 

時代と共に、女性自身だけでなく、男性の意識も変化してきました。女性が上司になったり、育児休暇を男性が当たり前に取れるようになってきましたが、世界基準で考えれば、日本は121位で、まだまだ遅れているのです。

 

だから、日本はこうあるべきだなんて、今はよくわかりませんが、日本の位置付けは把握しておきましょう。

2020年

3月

05日

授業スタイルの効果

屋上遊びには、自転車など継続的に子どもたちが楽しむ遊びもありますが、たいがい、新しい遊びは「熱しやすく冷めやすい」のです。もちろん、「熱する」という経験をたくさんしてもらいたいので、これでいいと思っています。

 

昨日の寺子屋の時間で、テニス教室を行ったので、テニスブームが年長園児を中心に起きました。

 

私は、野球やソフトボールをずっとやっていたのですが、学生時代「テニスぐらいできないと女子にもてない」というヨコシマな気持ちで、テニスの壁打ち特訓をした事があります。子どもたちの相手くらいなら大丈夫です。(笑)

 

ちょうど、昨年の今頃は、ローラースケートブームが起きました。自転車に、野球、テニス、バスケットボール、ローラースケートと屋上でのスポーツがこれだけ楽しめるのも、ホワイトきゃんばすの強みです。

 

さて、私が、小学生や中学生の頃は、先生やその授業スタイルの好き嫌いが、そのまま成績に比例していたような気がします。今でも、「○○先生の授業は楽しかった!」「△△先生の授業はつまらないので寝ていた」なんていう記憶が残っています。誰もが、そんな経験をしたと思います。

 

今日は、理科の授業の話です。理科の授業で教師が色々な工夫をすると答えたグループほど、理科が好きになり、平均点が高いことがデータでも裏付けされるようです。日本では、小学校4年生で46%が、理科の授業で教師の工夫を感じているそうです。実験を上手に取り入れた授業であることが想像できますね。

 

しかし、この数字、諸外国と比べると低いそうで、アメリカでは80%という数字です。

 

つまり、日本の学校の授業は、実験や討議などアクティブラーニング型の授業がまだ少ないと言えるのかもしれません。それとも、教師の授業の個性が尊重されていないのかもしれませんね。

 

子どもにとって、楽しい授業とは、パフォーマンスに富んだ授業ではなく、子どもたちが、自分で考えて、仲間たちと答えを作り上げていく授業ですね。多忙な先生たちが、授業準備に時間をかけるのではなく、舞台演出家として役者である子どもたちの個性をどう引き出すか。時間をかけなくても知恵を出すことが求められるのです。

2020年

3月

04日

ノート指導

ホワイトきゃんばすの連絡ノートは、フリーノートになっていますので、保護者からのコメントがいっぱいあります。家でのエピソード、成長の様子、休み明けなら「○○へ行ってきました」など、職員は、すぐにノートに目を通すのが、習慣というか楽しみでもあります。

 

当然、連絡ノートのコメントを読めば、保護者の思いや悩みなどを知ることもできます。また、保護者の中には、お迎えが終わると、まずは、連絡ノートを開いて、職員が記入した今日のコメントを読むママも多いです。帰りの車の中で、子どもとの会話も盛り上がるというわけです。

 

パソコン、スマホなど、デジタルの時代になっても、ノートにまとめる力は、とても大切です。みなさんも、学生時代に、友だちのノートを強引に借りていませんでしたか?(笑)

 

今日は、ノート指導を効果的に行っている小学校の先生の話です。子どもたちに、授業に臨む姿勢をつけさせるためにもノート点検が重要です。「書く」ことで、学力の向上を図ることもできますね。

 

その先生のノート指導のポイントは「教師も楽しく」「気楽に」だそうです。毎日、全教科のノートを提出させるそうです。毎日点検をすることで「全員きちんとノートを書く」ことを意識させます。

 

翌日には、ノートを返却しなければならないので、短い時間で効率的に点検をすることになります。そのために「給食の時に点検」「放課後すぐに15分点検」など、自分が気楽にできるルールを決めているそうです。

 

どうですか・・・家にノートを持ち帰って夜中まで仕事は、今のライフスタイルにはミスマッチですね。効率よく、しかも楽しく教師の仕事・・・いいですね。

2020年

3月

03日

正しい情報で前を向く

ホワイトきゃんばすと同じフロアにある、女性専用のフィットネスクラブは、休業にはしないものの、お客様の数は半分とのこと。美容院は、客数は大きく減ってはいないものの、お出かけする機会が減り「カットだけでいいわ」と客単価ダウンだそうです。

 

学習塾も3月中は休校になり、体操教室も本日付けで、3月15日まで休業となりました。

 

今日は「ひなまつり」というハレの日ですね。保育園では、ひなまつり給食とひなまつりおやつを子どもたちは、思いっきり楽しむことができましたが、小学校は休校で給食もありませんから、ひなまつり食材を提供する業者は、大きな痛手となったそうです。

 

百貨店の2月売上は、ざっと2割減で、自動車業界では、新車販売が10.3%減とのこと。あのHISは、1980年の創業以来初めての赤字になる見込みだそうです。航空各社の日本発の国際線は4割減となり、クルーズ業界は深刻な客離れが起きています。

 

挙げればきりがないほど、暗いニュースばかりですね。テレビを見れば、新型コロナウイルスの報道ばかりで、明るい気持ちにはなかなかなれません。

 

ここは、新型コロナウイルスの正しい情報をきちんと持って、冷静に前を向きたいものですね。ここにきて、少しずつ、その姿が見えてきたようです。

 

感染力は強いが8割が軽症・・・つまり、感染させた人をことごとく重い病気に陥らせるのではなく、むしろその逆で、感染しても症状が出るとは限らないようです。せきやくしゃみがなくても感染が起きたというケースも出ているそうです。

 

つまり、そう簡単に死ぬ病気ではないこと。ただし、致死率は、年齢が上がるにつれて高まり、50代で1.3%、60代で3.6%、70代で8%、80代で14.8%だそうです。これは、普通の肺炎の傾向と同じです。

 

新型コロナウイルスの死者数が、日々更新されて増えていますが、毎年の季節性インフルエンザが原因で死亡する数よりも少ないというのが実態です。

 

一番怖いのは、ここ数日起きているSNSを通しての、恐怖、混乱のデマ情報かもしれませんね。大衆がデマを信じて起こしてしまう行動が、大きな社会問題につながることです。

 

未知の病原菌ということで、私たちは「見えない恐怖」と戦っているのですが、暗闇でも人はだんだんと目が慣れて見えるようになってきます。新型コロナウイルスの対応についても、少しずつ正しい情報が入ってきています。

 

冷静に、前を向いて行動したいものです。

2020年

3月

02日

部活動短い県、学力上位

保育園ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターでは、今日の午後には、トイレットペーパーとティッシュペーパーが、大量に納品されました。保育園のトイレットペーパーの在庫は、あと6日分だったので、6日内に購入できればいいと考えてましたが、本日1セット購入できたので、2週間は大丈夫です。

 

店員さんからは、「トイレットペーパーについては、買いだめで物流が混乱しているだけで、在庫はちゃんとあります。明日も入荷します。本当に必要な人だけ1セット購入下さい」というアナウンスがあり、周りのお客様も安心していました。

 

昨日のブログでも触れました、「正確な情報」が、その通りだったのです。よくわかりませんが、気分が良かったですね。

 

さて、学校休校で部活動も行われていない状況ですが、今日は、部活動の時間と学力の相関関係についての話です。2017年の文科省のデータによると、全国の中学校では、部活動時間が短いほど学力が高い傾向になることがわかったそうです。

 

学習状況調査では、 国語・数学いずれも平均正答率は、部活動が1日当たり1~2時間の層がピークで、それより長くなるほど、また短くなるほど平均正答率が下がっています。

 

 いわば「適度に部活動をしている生徒の学力が最も高く、あまり活動をしない(または全くしない)生徒と、部活動をやりすぎている生徒は、学力が低い」ということです。

 

この結果をもって、ではどうすべきか・・というのは、部活動の顧問の先生の判断となりますが、数字上の根拠としては「1日部活動は2時間以内が学力向上にもつながる」 を知っておくことにしましょう。

2020年

3月

01日

デマ VS 正確な情報 

新型コロナウイルスの影響で、紙製品が不足するというデマが広がり、スーパーやドラッグストアの店頭では、トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚が見事なまでに空っぽになってしまいました。ここ1日2日でのあっという間の出来事です。

 

学校休校や、外出を控える行動によって、家での食事が多くなることを想定し、総菜などの食料品やカップラーメンなどの加工食品も品薄になっています。昨日などは、お米の棚も空っぽです。

 

トイレットペーパーは、「マスクと同じ原料」「中国から輸入できなくなる」などの誤報情報、いわゆるデマがSNSなどで広まったのですが、正しい情報は「紙製品の97%が国産で、現在も通常通りの生産・供給を行っているので安心してほしい」「紙製品はかさばるので一度に大量入荷はできないが、毎日入荷している」です。

 

しかし、こうしてあっという間に、在庫がなくなるのが不思議だと思いませんか。

 

この原理は、こうだそうです。デマの心理は、「デマを信じる人」「デマを信じない人」が、仮に半々だとします。デマを信じる人は、すぐに買い占めなどの行動を行ってしまいます。しかし、それでも半分ですね。

 

ところが、「デマを信じない人」の中に、「デマを信じる人」の行動を予測する人が現れます。「大変だ・・・デマ情報にあおられて、買い占めをするやからが出るから、自分も買っておかないと・・・」と考えてしまいます。この数が、「デマを信じない人」の半分だとすると、全体の75%の人が、必要以上のトイレットペーパーを購入することになります。

 

こうして、1日2日で、あっという間にお店の棚が空っぽになるのです。

 

なんとか「デマを信じない人」の中でも「冷静な行動を取れる」人にならないといけません。保育園のトイレットペーパーは、在庫は十分ではありませんが、ざっと6日間は持ちます。よって、この6日間のうちに、入荷したトイレットペーパーを1セットだけ買えばいいのです。

 

みなさんも、冷静におうちのトイレットペーパーの在庫確認をして、何日もつかを考えて、必要分だけ買えばいいのです。

 

私たちは、デマに踊らされないようにするには、SNSの1つの情報ではなく、新聞やテレビなど複数の情報確認を行うことが大切といいます。

 

また、正しい情報を持つあなたが、デマに惑わされている人に、正しい情報と冷静な対応を教えることができれば、プラスの口コミが広がるといいます。

 

新型コロナウイルスの対応で、しばらくは「デマ」が広がりやすい状況が続きます。私たちは、「自分よ・・・冷静になれ!」と何度も唱えながら、乗りきっていきましょう。

2020年

2月

29日

学校休校・・・混乱続く

今日も保護者から、学校休校に関する情報が入ります。さいたま市は、3月13日まで小中高校が休校になりますが、小学校では、シングルマザーや医療機関に勤務するなど、仕事が休めない保護者のために、平日の学校での預かりが追加されました。

 

しかし、冷静に考えれば、金曜日に教育委員会から「やりなさい!」と言われて、月曜日から各小学校で、万全な体制が取れるはずなどありません。学校によって、対応はまちまちです。

 

保護者が知りたい情報は、誰がどこで何をさせて子どもたちは過ごすのか・・・学童への引き渡しはどうするか・・・などの細かい詰めがないまま、取り急ぎ「保護者が責任をもって○○時に登校させてください。」というバタバタした状況が続いている小学校もあります。

 

学校側としても、木曜日の安倍首相の会見を受け、金曜日に教育委員会から昼前に通達されました。おわかりでしょうが、そこから、月曜日からの児童の受け入れ体制の詳細を決める時間などありません。人数確認もできないまま、月曜日に何人来るかもわかりません。対応する先生も、自分のクラスの児童以外の異年齢の児童をどうやって過ごさせるか・・・不安だと思います。

 

また、保護者の高校教師のパパは、サッカー部の顧問をしています。高校ですので生徒の預かりはありません。しかも部活動も中止ですので、やることがないそうです。この期間に、今までやりたかったことを集中して取り組むそうです。

 

卒園児の小学生の方が、案外冷静です。時間がない中、先生たちは、この2週間に子どもたちの学習が途切れないように、宿題をたくさん用意していました。「なんだよ!宿題やらなきゃいけないよ!」なんて言いながらも、保育園で宿題をやっていました。

 

担任の先生の「1年間ありがとう!サプライズ」を考えていた小3の女の子は、クラスのみんなと相談して急きょ、金曜日に行ったそうです。「○○先生・・・ちょっとだけ廊下で待っててください!」そして、教室の飾り付けをして、男子のピアノにあわせて、先生が教室に入ってきました。すでに、先生は号泣だったそうです。

 

月曜日から休校がスタートします。子どもたちにとって、この初めての経験をプラスに転じられるよう、保護者の負担がなるべく少なくなるよう、祈る限りです。

2020年

2月

28日

学校が「凍り付いた」

昨日安倍首相が、全国の小中学校、特別支援学校で3月2日から春休みまでの臨時休校を要請すると表明した瞬間・・・この速報を受けた、教育関係者のほとんどが、凍り付いたと思います。

 

正直、この判断は「すばらしい!」と思った教員は、皆無だったと思われます。保育園の保護者の中にも教員がいますが、教育委員会の職員含め、寝耳に水だったようです。

 

私も、仕事を終えて、保育園を出るタイミングで、この情報が入り、固まりました。私は、教員がこの3月にしなければならない仕事や働く保護者が大混乱することなど、現場に近い立場です。本日28日付けで、文部科学省からの通知を受け、土日をはさんで、月曜日からやってくれなど、どう考えても、現場を知らない唐突な内容と言わざるを得ません。

 

下世話な愚痴で申し訳ないですが、「支持率が落ちた内閣のアピールに、教育現場と働く保護者が巻きこまれた・・・」「子どもの安全と健康という言葉をダシに、オリンピックを絶対に開催させないといけない政府の思惑か・・・」とうがった見方をしてしまいます。

 

しかし、ここで文句や愚痴を言っていても仕方がないので、決まったことを受け入れて、次の手を打つことを考えます。

 

朝から保護者には、「保育園は通常通り行うので心配しないで・・・卒園式も予定通り」を告知して、あとは、小中学生などを抱える保護者と話をします。朝の段階では、ここさいたま市も、具体的な対応が決まっていませんでした。

 

結局、さいたま市では、特別支援学校を除く市立の小中高等学校が、国の要請である春休み迄ではなく、3月13日までとし、以降は状況判断という結論を下しました。現場を考えた現実的な判断だと、ホッと胸をなでおろしました。

 

特別支援学校の児童生徒は、家での留守番は困難です。そして、卒業式や終業式での通知表の配布や1年間ともに頑張ってきた仲間との最後の時間を考えないといけませんね。

 

しかし、今のところ自治体によって、今回の対応は様々です。休校をしない自治体もあれば、国の要請通り春休みまで休校のところもあります。

 

そして、昨日からテレビに出る教育専門家の意見も賛成反対が分かれます。現場を離れた、タレント教育評論家ほど賛成派が多く、現場をよく知る人は反対派と、私には映りました。(あくまでも私見ですが・・・)

 

このブログを書きながら、まだ、私は怒っています。「トップダウンで決めるんじゃないよ!政治は、市民からのボトムアップが大切なんじゃ!」すみません。汚い言葉で。

2020年

2月

27日

足場的支援

今日は強風の中での屋上遊びとなりました。ホワイトきゃんばすの子どもたちは、寒さには慣れているので大丈夫なのですが、自転車に乗る子どもたちを見ていると、追い風と向かい風でのスピードの違いや、ペダルをこぐ力の加減などを考えて遊んでいました。

 

「風が吹くとどうして違うの?」と、ちょっとした考える遊びが行われていたのです。いいですね。

 

さて、小学校の算数の授業についての話です。算数は、2年生の九九から3年生ではさらにレベルが上がり、高学年では、授業についていけない児童が多くなる科目です。ある先生が、「28÷4」の筆算を教える場面の一例です。

 

「ほら、まずどうするんだった? 28に中に4はいくつ入っている? 5? 違うな? 6? まだ小さいだろ。もっと入っているよね。 7? そうそう! これをここに書くんだよ。分ったかい? うん? 分からない? じゃ図で書いてみるよ・・・」

 

私も、こんな教え方をしてしまいますね。しかし、このアプローチは、ただ先生が誘導しているだけに過ぎません。

 

そこで、問題を解くのに困った時に使える手段を、子どもたちに先に示すように、この先生は修正します。

 

①先生に相談 ②友だちに相談 ③算数ソフトを活用 ④NHKのテレビ放送を視聴 ⑤教師用指導書を活用・・・と5つの選択肢を子どもに与えます。すると、最初は、誰かと一緒に、仲の良い子を選びます。それからは、自分が問題を解くのに、最も的確なアドバイスをくれそうな相手を選ぶようになるそうです。

 

また、自分一人でどんどん問題を解きたい児童は、一題できるたびに教卓の上に置かれた教師用指導書を見ては、丸付けを自分でしているそうです。

 

このように、事前に子どもたちが自分で選択できる支援のことを「足場的支援」と言うそうです。なるほど、足場はつくるけど、それをどう使うかは自分で考えなさい・・・ということですね。子どもたちの主体性を引き出すことができますね。

 

この方法で、この先生は、今まで授業についていけなかった子どもたちに「いつでも聞けるから安心」「やりやすい方法でやれるから好き」となり、テストの点数もぐんぐん伸びたそうです。

 

私たち大人の世界で考えてみましょう、例えば会社で、これから必要とされる人材は、専門知識を持つ人材ではなくて、専門知識を持つ人材をたくさん知っている人と言われています。

 

何か新しい事業を行う時に、一人で全てのことはできませんね。この分野のことはAさんで、あれはBさんに聞けば、この問題はクリアできる・・・というセンスを持った人です。

 

先ほどの算数の授業などは、まさに、これからの人材育成にもつながるような内容だと思いますね。どうですか・・・私たち大人も、仕事のスタンス変えてみませんか?やみくもに勉強して知識を得るのではなく、知識を持った人材を見分ける力を持つことの方が、生き残れるかもしれませんね。

2020年

2月

26日

ゲーム制限条例

子どものゲームやスマホへの依存を防ぐために、遊ぶ時間や使う時間を制限する条例ができるようです。香川県では、①18歳未満の子どもがゲームで遊べる時間は、平日60分、休日90分まで②スマホを使える時間は中学生は午後9時まで、高校生は午後10時までといった目安で、県議会で話し合われ、成立すれば4月から実施されます。

 

条例ですので、法律ではありません。破っても罰はありません。

 

ある「ゲーム依存」に関する調査結果では、「学業などに悪影響が出てもゲームを続けた」と答えた人の割合は、平日にゲームで遊ぶのが1時間未満の人では1.7%に対し、6時間以上の人では24.8%にのぼりました。ゲームにのめり込んで生活や健康に大きな影響が出ることを「ゲーム障害(ゲーム依存症)」といいます。

 

では、もしあなたが、中学生や高校生を持つ親で、自分が住む自治体が、このような条例を出した場合どうしますか?

 

親が、「条例で決まっているからダメだ!」と言って、ゲームを取り上げれば、解決できるものでもありませんね。

 

まずは、親として、我が子がゲームにのめり込む原因を考えないといけません。人間関係の悩みがあるのか?または、落ち着いて過ごせる居場所がないかもしれませんね。強制的にゲームやスマホを取り上げても、それが、ゲーム依存症の解決にはなりません。

 

「親である自分がゲームが大好きだから・・・」という理由なら、親が自粛し、子どもとゲーム以外の時間を作ることで問題解決につながりますが、そんな簡単な事だけではありませんね。

 

各自治体の条例ラッシュとなる前に、もう一度、私たち大人は考えないといけません。

 

「ゲームが人を熱中させるのはなぜだろう?」

「ゲームにのめり込むと、どんな影響が出るか?」

「どうすればゲームとうまくつきあえるか?」

 

まずは、この3つから考えてみませんか。

2020年

2月

25日

引きこもりの実態

今日は、屋上ファームの玉ねぎのまわりの雑草を取る作業を5歳女の子二人で頑張りました。雑草と玉ねぎを一緒に引っこ抜いてしまうのではないかと、最初は様子を見ていましたが、ファーム女子の二人は、とても器用に雑草だけを抜いています。

 

そして、今、屋上では、摘み放題の花があります。小さな紫色の花です。「ホトケノザ」という野草です。子どもたちは、この紫色で、色水が作れるか?おままごと用のカップに山盛りで摘んでいました。なかなか、こんな遊びはできないので、自然とたわむれる子どもたちを見ていると、こっちが嬉しくなります。

 

さて、今日は、引きこもりの話です。日本全国に、引きこもりの人がどのくらいいるのか・・・実は、はっきりとした数字はわかっていないのが現状です。全国の都道府県で、引きこもり状態にある人の実態調査を行っているのは、まだ半分だそうです。

 

調査を行っている自治体では、民生・児童委員によるアンケートや聞き取り調査が主だそうです。昨年は、引きこもり状態にある成人が、登校中の小学生を殺傷する事件や、引きこもり状態にあるわが子を親が殺す事件があり、大きな社会問題となっています。

 

島根県は、平成25年と令和元年のデータが取れているそうです。この6年間で、引きこもり状態にある人は増加傾向にあり、人口1万人の自治体であれば、16人(0.16%)が、引きこもり状態という計算です。女性の割合は4人に1人で、男性が多い傾向は変わらないそうです。

 

注目すべきは、10歳代が横ばい、20歳代・30歳代で減り、40歳代以上で増える傾向にあり、特に、60歳以上では、1.8倍に増えています。そして、民生・児童委員からは、「引きこもり等の把握が困難」「引きこもりを家族が隠す場合がある」との意見があがっています。

 

引きこもりをどうなくしていこうにも、実態把握が不十分であることが現状のようです。私のまわりには、引きこもり状態の人がいませんので、こうして、評論家のように数字を並べることしかできません。

 

人と話をすることが苦手でも、何とか、楽しい時間を過ごせるように・・もっと言えば、自分が感じる幸せな人生を送ってもらいたいものです。難しい問題です。

2020年

2月

24日

男の子・女の子

昨日、池の水を抜く番組を見ていると、久々に感動しました。その池に住むカメは「ニホンイシガメ」しかいません。しかも、子ガメもいて、そこで繁殖していることもわかったのです。

 

この番組は、最近では、外来種バッシングに近い内容になってきており、カメでは北米原産のミシシッピーアカミミガメは大悪党で、つい5年位前までは、日本の固有種と思われていたクサガメさえも、中国原産の小悪党ぐらいの位置付けです。

 

このアングルに、ややヘキヘキしていたのですが、捕獲するカメが、すべて「ニホンイシガメ」という映像には、思わず見入ってしまいました。こんな奇跡の池が、まだ日本にたくさんあることを願いたいですね。

 

さて、屋上には、外来種のアカミミガメもクサガメもいます。今は冬眠中ですが、冬眠前は、子どもたちはエサやりなどの世話をします。散歩をさせると、男の子・女の子に関係なく、カメを持ち上げる園児たち・・・カメだけではありません、先日ビートルハウスのカブトムシの幼虫を観察した時も、幼虫を全く怖がらないで触れる園児は、男女を問いません。

 

春を感じる屋上でのてんとう虫採集も、草むらの中を歩く園児は、男女色々ですね。また、砂場で料理ごっこをする園児の中には、男の子も多いです。

 

おもちゃの業界では、男の子には乗り物やロボット、女の子にはお人形と、男女の区別をはっきり打ち出す戦略が当たり前でしたが、最近では、性別という固定観念にとらわれないおもちゃが増えているそうです。

 

男の子のお世話人形やプラレールに女子に人気がある「ハローキティ」をデザインしたピンクの新幹線も登場しているそうです。

 

保育園で遊ぶ子どもたちを見ていると、「男の子だから…女の子だから…」と先生たちも言わないこともあって、子どもたちは自分がやりたい遊びをしているのが普通です。

 

世の中でも「大人の社会で性別にとらわれない考え方が広がる中、おもちゃも性別で決めずに選べるものが増えている」と、玩具協会は分析します。

 

私のような、昭和世代の人間も、子どもが遊ぶ姿を「男の子の遊び・女の子の遊び・」という固定観念を持たないで、見守ることが大切ですね。

2020年

2月

23日

ヤマアラシのジレンマ

今日は、子どもが、友だちとの人間関係やコミュニケーション能力を作り上げるには、子ども自身が経験して身につけなければいけない・・・という話です。

 

「寒い寒い冬の朝、2匹のヤマアラシがいました。寒くて孤独で一人ぼっちでいるのは耐えられない。そうしたときには、ごく自然に近づき体を寄せ合います。そして、相手の暖かさを自分で取り入れたり、そして自分の暖かさを相手に与えたりします。

 

ところがヤマアラシの体には鋭いトゲがあります。そのため、近づき過ぎると、相手のトゲが自分を刺して痛いのです。見たら、相手も痛がっています。ああ、そんなに近づいたら痛いぞと思って離れます。

 

離れると確かにもう痛みはありませんが、寂しくなります。寒くなります。孤独です。だからまたそろそろと近づきます。そしてまた、あんまり無謀な近づき方をすると、自分が苦しくなってきて、また離れます・・・」

 

これは、ヤマアラシのジレンマという話で、ヤマアラシは、こうして、くっついたり離れたりして、適度な距離感を保ったということです。

 

子どもたちにこの距離感を教えることは難しいですね。「ちょうどいい距離感をつかんでいく」ことは、子どもたちが自分で経験して身につけるものです。そして、私たち大人は、少し我慢して口を出さずに温かく見守っていきたいですね。

2020年

2月

22日

リケジョは高収入!?

今日は、「東大宮演劇祭」に子どもたちを連れて行ってきました。地域の芸術を育てようと、東大宮コミュニティセンターが中心となって、演劇にチャレンジしたい一般人を巻き込み、劇団レインボウ城の指導を受けます。それぞれ、仕事が終わってから練習を重ねたそうです。そんな演劇ワークショップのメンバーも今日の舞台に上がりました。

 

仕事や家族もある中で、自分のやりたいことをできる範囲で楽しんでいる人たちを見ると、素直に「いいなぁ~」と思いますね。私の長女の同級生のママは、何十年も、演劇を続けているのですが、私と同じ年齢なのに、舞台に上がると、まだ30代にしか見えません。子どもたちから見ても、「お姉さん」で通ります。

 

役者として舞台に立つと「もう一人の自分」が表現できるのかもしれませんね。今回の演目は、大人のコメディだったので、子どもたちには、分かりにくい内容もあったのですが、園長が笑うと、子どもたちもつられて笑っていました。

 

さて、日本では、理系職の志望率は、女子よりも男子が圧倒的に高いですね。「リケジョ」という言葉が使われる所以です。しかし、世界を見渡すと、イスラム圏では、日本と逆の傾向だそうです。

 

国策として、科学技術教育に力が入れられ、この分野では実力主義が徹底しているので、高い給与を得られると踏んで、女性が多いとのこと。宗教的には女性への統制が強いので、その反動とも言われています。

 

OECDのデータによると、日本では、男性の場合は文系職も理系職も、平均すると年収に大きな差がないのですが、女性の場合は、年収の上位25%に占める割合が、文系の倍が理系というデータとなっています。

 

「女子が理系なんて・・・」という思い込みは、いかに損であるかが分かりますね。単純に、年収が多い職業を女性が考えると「リケジョ」は高収入ということになります。

 

理系の男女比率をまずは、五分五分にするには、どうすればいいものか・・・そうだ、中学校・高校の理数系教員の女性比率を高めるのが得策かもしれませんね。

2020年

2月

21日

「ONE TEAM(ワンチーム)」

今日は、保育園で事件発生です。夕方、お片付けタイムが終わった5時過ぎに、園内を走る3歳男の子がそのまま転倒、左おでこをロッカーの棚の部分にぶつけてしまいました。

 

私が、その瞬間を見ていたので、すぐに抱きかかえたのですが、大流血です。「痛いよ~痛いよ~」と大泣きの男の子・・・額からはドクドクと血が流れ出るのでタオルで止血します。私の腕も血まみれとなりました。

 

不謹慎な例えですが、プロレスの大流血戦のような修羅場になっていました。他の園児も、心配そうに見つめます。

 

病院に連絡し、受け入れ態勢を確保し、たまたま休みだったパパがすぐに駆け付けました。病院では、4針縫う処置をします。パパは、このような現場に立ち会うことが初めてだったので、かなりひるんでいましたが、男の子は、麻酔の注射の時も、傷を縫い合わせる時も、一回も泣きませんでした。

 

無事に、保育園に戻りママと合流した頃には、すっかりと元気になっていました。医者の話では、血管を切ってしまったので、大出血したけど、処置がきちんとできたので大丈夫とのことです。大事に至らなくて本当に良かったです。念のため、明日からの3連休は、お出かけなしで過ごすように、男の子には話をしましたが、じっとしているのは、無理かもしれませんね。

 

さて、「ONE TEAM」という言葉は、今では誰でも知っていますね。言わずと知れたラグビー日本代表のスローガンであり、令和元年の流行語大賞を受賞した言葉です。

 

このスローガンは、2016年10月、ジョセフヘッドコーチの就任会見で発表されました。当初は、もっと長い言葉で「ONE TEAM FOR JAPAN, ALL ATTITUDE」だったそうです。

 

「ATTITUDE」を直訳すると、態度・姿勢・心構えという意味になります。つまり、日本代表の選手やスタッフが、それぞれの経験や考えを生かしながら、1つのチームとして戦う・・・そんな意味が込められているのです。

 

しかも、このスローガンは、ジョセフヘッドコーチの考案ではなく、選手に「どんなチームになりたいのか?」と問い、選手たちが話合い、決めたそうです。ワールドカップで日本代表が夢の決勝トーナメントの舞台に立つことができたのは、与えられたものでなく、自分たちで作りあげた大切な言葉がベースにあったからかもしれませんね。

 

子どもたちへのアプローチも同じです。「自分で考えて自分で決める」ようにしないと、本当の力は発揮できないかもしれません。

 

「ONE TEAM」という言葉のプロセスは、まさに、選手たちが作り上げたものだったのです。

2020年

2月

20日

子どもの「後伸び」

暦の上では、立春が過ぎていますが、屋上には、季節の「春」が近づいています。今日は、ファームの草むらの中を「てんとう虫」採集です。ナナツボシ、フタツボシのてんとう虫を10匹以上子どもたちがつかまえます。

 

黄色の液体の「血」を放出することで、その悪臭で、外敵を遠ざけるのですが、子どもたちは、「おしっこかけられた!」と大騒ぎです。(笑)

 

ずっと集中して、てんとう虫を探すことができる園児は、「後伸び」する子どもに育つだろうと思っています。

 

小学校低学年までは、習いごとなども含め、親主導で決めていくことが多いですね。子どもが、何に興味を持つか・・・まずは、色々なことにチャレンジさせるという考えのママが多いです。

 

しかし、いつまでも親の言うままではいけません。言われたことや決められたことを上手にできることが重要なのではなく、自分なりの表現やオリジナリティを発揮していくことが、「後伸び」です。

 

今日のように、てんとう虫採集に夢中になっている子どもは、きっと、子どもが集中できるようなアプローチを親がしているのでしょう。子どもの考えを待つ余裕がなかったり、「早くしなさい!」が口癖の親は、NGですね。

 

この「後伸び」を親がバックアップする1つは、「見ていてくれること」だそうです。特別に褒めたり、人と比べることではなく、「それいいね!」「本当に○○が好きなんだね!」と、子どもの「好き」を一緒に喜ぶだけで十分なのです。

 

子どもが、好きで集中して取り組んでいることを親が認めてくれる、そのまなざしが、子どもの力になるのです。

 

子どもの「後伸び」があれば、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」になっていくことでしょう。

 

こうやって、文章にすると簡単ですが、親の我が子への「後伸び」アプローチは、なかなか難しいですね。おせっかいが多いのもよくないし、放任ではなく、見守ること・・・ですね。

2020年

2月

19日

ジグソーパズル

昨日の寺子屋・・・屋上ビートルハウスでは、幼虫のフンの掃除をして、腐葉土が減ってきたので、今日は新しい腐葉土を50リットル入れました。夏まで、カブトムシの幼虫は腐葉土を食べ続けます。

 

腐葉土を入れる前に、幼虫を一度外に出します。ざっと20匹のまるまる太った幼虫が出てきました。小さい園児も、カブトムシの幼虫を見て、目をまん丸させて、好奇心ビームを放っています。(笑)

 

あと、4カ月は、腐葉土の中で、幼虫として過ごします。

 

さて、昔の話を思い出しました。30年以上前の、私の社会人デビューは、神戸のホテルに1カ月宿泊しての研修から始まりました。4月1日が入社式でしたので、前日の3月31日にチェックインして、部屋にこもって私が最初にはじめたのが、「ジグソーパズル」です。

 

深い考えはなかったのですが、社会人になるにあたって、集中力でも身につけようと・・しかし、同期の連中にその姿を見られ「こいつ、ジグソーパズルなんかに没頭して大丈夫かい!?」と心配されてしまいました。しかし、それなりに「変わったやつ」ということで、インパクトが残せたようです。

 

ある校長先生が、うまいことを言いました。「学校ってジグソーパズルのようだな」です。ジグソーパズルのピースは、隣りのピースと組み合うようになっていて、似た形のピースが複数存在します。しかし、全く同じ形をしたピースはありません。そして、「1ピースでも欠ければ、全体の絵が完成しない」のです。

 

保育園でいえば、昨年のクリスマス発表会・・・例えば、劇の演目は、主役もわき役もあって、セリフが多い子も少ない子も様々です。ジグソーパズルで例えると、キーとなる絵の部分のピースもあれば、ただ青いだけの空のピースだってあります。

 

しかし、空が欠ければ、パズルは完成しません。つまり「1つとして同じ形がない」けれど「どれも同じ価値がある」と言えるのかもしれません。これは、子どもたちにそっくり当てはまることですね。

 

保育園でも、学校でも、毎年ピースとなる子どもたちが変わります。同じパズルは二度と作れませんが、今年の最高傑作を完成させるべく、先生たちも子どもたちも頑張るのです。

 

あ~何だか、ジグソーパズルがやりたくなってきました。(笑)

2020年

2月

18日

自分の得意を究める

今日の寺子屋では、屋上のビートルハウスのカブトムシの幼虫観察をしました。腐葉土の中の幼虫を触ったり、糞の掃除をしました。「園長先生!大変です。カブトムシがいません」と、とぼけたことを言う男子・・・夏に命を終えたカブトムシが卵を産んで、幼虫となり、秋冬春の長い間を土の中で過ごし、夏にサナギから成虫になり、長くても1か月あまりの命の話を学びます。

 

飼育ケースに腐葉土と幼虫を入れて、保育園で飼うことにしました。幼虫が土の中に潜っていく姿を小さい園児も一緒に観察します。こうして、子どもたちにとって、気持ち悪い白いイモムシが、かわいい幼虫という認識になるのです。

 

さて、今日は、さいたま市立栄小学校へ行ってきました。これで、卒園児7名が4月から通う5つの小学校すべての保幼小連絡協議会に出席しました。

 

教務主任と、「10の姿」の話をしていたのですが、一緒の机となった、2つの幼稚園の先生たちも、「10の姿」についての認識が深く、幼稚園も保育園と共通のモノサシが共有できていることを実感します。

 

ただし、私たちは、園児に対して「10の姿」のすべての成長を促すのではなく、それぞれの得意分野を伸ばすように持っていくことが重要です。

 

運動か得意な子・・・芸術的な感性が強い子・・・社会性やコミュニケーション能力が抜群の子・・・勉強が得意な子・・・大人の私たちもそうですが、子どもたちも、全てが得意な子などいませんね。

 

かつて、塾の講師を長年経験し、学校教育にかかわるようになったある人は、講師時代は、志望校合格という目的のために、偏差値教育の中心にいました。そこで、頑張ってきた子どもたちが、10年後、20年後、偏差値に比例して幸せになっているかというと、必ずしもそうではないと断言します。

 

確かに、私も含めて、今の子育て世代は、いい大学に行って有名企業に入社すれば安泰だったかもしれません。しかし、現在の社会で求められるのは、当然学歴だけではありません。自分の得意を究める力が問われます。

 

1つでもいいから、人がマネできないような抜きんでた能力です。もちろん、勉強が得意なら、とことん勉強を究めるということです。

 

今日は、教務主任と話をしながら考えていました。小学校の授業はクラスが同じなら、みな同じ時間割で学習が行われますが、もっと、多種多様な選択ができる教育が、これからは必要になってくるだろう・・・と。

 

小学校の役割は、基礎学力を学ぶ場であることに異論はありませんが、自分が好きな居場所がわかって、これを究めてみたい!という、そんな考えが持てるような環境を整えることだと思っています。抽象的な言い方ですが、自分の好きなことや得意なことを自分で発見できるようなイメージです。

 

子どもたちの学びの姿は、時代と共に、今まさに、変わっているのです。

2020年

2月

17日

おっさんの地域デビュー

今日の屋上は、昨日の雨で、水たまりがいっぱいです。久々に子どもたちは、靴をビショビショにし、洋服の着替えラッシュです。「洋服が汚れるから、水たまりに入ってはいけません!」なんてことは言いませんので、子どもたちは、大好きな水たまりで楽しく遊びました。

 

さて、この春、定年退職などをきっかけに、春から会社組織などから離れて、新しいことに挑戦する人もいると思います。そこで、「どうですか・・・地域デビューしてみませんか?」

 

60歳で定年退職した埼玉県の男性は、声がかかるままにマンション管理組合や自治会の役員に就いたそうです。今では、地元自治体の行財政改革推進委員会の委員にも応募し、採用されたそうです。

 

「頼まれるうちが花。頼まれごとは断らず、引き受けてみては・・・暇な毎日よりはずっといい。視野も広がるし、何より誰かの役に立てて幸せです」と語ります。

 

大阪府に住む男性は、65歳で退職。自治会の当番がまわってきた時に、役員になったそうです。住民が描いた絵を集めて展覧会を開催するなど、1年の任期が終わる頃には地域の人の顔と名前が一致するようになり、雑談できる相手が増えたそうです。

 

「地域のことをよく知らないまま40年以上ここに住んできたが、『この街で生きている』という実感が持てるようになった」と言います。

 

「コミュニケーションの心得は、まず人の意見を聞き入れること。心をオープンにして自分をさらけ出すため、飲みニケーションも重視している」と、あるおっさんも語ります。

 

シニア世代で、男女差が明らかなのが、コミュニケーション能力ですね。女性は、子どもに関連するPTAなどを通じて地域との関りを深めてきた人も多いですが、男性は、どうしても仕事以外の人脈を持つのが上手くありません。

 

ここで、シニアの女性からおっさんへのアドバイスです。

 

「まずは笑顔であいさつ。これだけで印象が全然違います」

「少しでもいいので、自分から話してみる。謙虚な気持ちでいろいろ教えてもらい、慣れてきたら少々ユーモアを交える」

「プライベートなことは、相手から話してくるまでは聞かない」

「どんな意見もいったん受け止める。文句は提案に変える。自慢より失敗談を」

 

どうですか・・・これができれば苦労はないですね。おっさんは、かなり不器用ですので。(笑)

 

でも、いくつ年を重ねても、新たな人間関係は、人を健康で元気にすることだけは間違いありません。

2020年

2月

16日

賢い消費者

私が社会人になって間もない頃、営業の仕事をしていたのですが、売上をアップさせるために、よく使ったのが、「賢い消費者」という言葉です。

 

商品を出せば売れる時代は終わった。「賢い消費者」に対応する商品や売り方を考えないといけない・・・といった感じです。モノだけではなく、コトを提案することもしました。つまり、この商品を買ってくださいだけではなく、この商品を使うとあなたの生活がこう変わりますよ・・・というライフスタイルの提案です。

 

当時の「賢い消費者」は、自分のライフスタイルに合わせて、人と同じものではないこだわりが強い・・・というのが、一つのキーワードでした。

 

保育園ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターでの話です。実は、昨年の節分では、大量の恵方巻きのロスを発生させてしまいました。しかし、今年は、予約販売を強調し、当日の販売構成比を下げて、ロスをなくす方針をとったそうです。

 

結果は、ロスがゼロ・・・値引き販売もありません。そして、予約売上が好調で、恵方巻きの合計売上も前年クリアしたのです。廃棄ロスなしで売上前年クリアですから、利益は大幅アップですね。

 

もちろん、この結果は、店側の戦略がうまくいったと言えますが、それだけではありません。「賢い消費者」のおかげでもあるのです。

 

昨年の節分では、全国的に恵方巻きのロスが社会問題となりました。そこで、買う側のお客様も、今までのような買い物の仕方でいいのか・・・と思ったのです。そこで、予約で買って、店のロスが出ないようにしようと思った「賢い消費者」が出てきたのです。

 

そうです。平成から令和にかけての「賢い消費者」は、自分の購入満足度だけを考えるのではなく、「誰が作っているのか?」「どのようなルートでこの商品はできているのか?」「地球環境のためになっているのか?」などを考える消費者です。

 

途上国の安い賃金、子どもの労働によって、この低価格が実現できているのなら、フェアトレードをうたった商品を購入しよう・・・どうせ、すぐに食べてしまうので、日付が一番近い牛乳を買って店のロスが出ないようにしよう・・・こんな事を考える消費者が増えてきているのです。

 

24時間営業していて便利なコンビニに対しても、自分たちの買い物のやり方を変えれば、別に24時間でなくてもいいのでは・・・とも考えるようになってきています。

 

私たちは、日々買い物をする消費者でもありますが、「賢い消費者」として、自分のモノサシを持つことは、重要なことかもしれませんね。

 

あなたには、自分のモノサシ・・・ありますか?

2020年

2月

15日

キャッツ

今日の園長の課外授業は、社交ダンス見学です。子どもたちと図書館に行く予定が、クリスマス発表会を行った大ホールで、社交ダンスのパーティーが行われていました。もちろん、子どもたちの見学をこころよく受け入れてくれました。

 

そこは、子どもたちの知らない世界です。ドレスアップした、子どもから見れば、おじいちゃんおばあちゃんたちが、音楽に合わせてステップを踏んでいます。

 

「あら~かわいいお客様ね~」と言いながら、8人の小学生と年長園児に声をかけてくれる紳士淑女の面々に、いつもは、気軽に会話をする子どもたちも、独特の世界感に緊張気味です。(笑)

 

小学校3年の女の子が、おじさまに誘われてワルツに挑戦です。実は、前にも一度、彼女は社交ダンスを経験していたので、なかなか様になっていました。「大人になったら、ダンスやろうね」と言われて、照れ笑いです。

 

私よりも一回り以上の人生の先輩たちが、笑顔で、生き生きとダンスを楽しんでいる姿は、見ているこちらも「こんな年齢の重ね方がしたいものだ!」とつくづくと思いました。個性がバンバン伝わってきましたね。

 

そして、保育園が終わって、今日は映画「キャッツ」をみました。ご存知のとおり、世界で最も有名なミュージカルです。日本では、劇団四季が専用の劇場で今でも公演が続いています。35年前にスタートしてから、この3月で、10,000回の上演となるそうです。

 

猫は人間に媚びない動物と言われていますが、自分の個性を、そしてプライドを誇りに生きていく姿を、キャッツでは、様々な猫たちを通じて演じられています。ミュージカルですので、素晴らしい歌声とテンポのいい演技が、感動を呼びます。

 

10,000回続く理由は、キャッツを見た私たちも、それぞれ個性的な見方ができることかもしれません。「あのシーンは、○○を風刺しているのだろう」「あの猫は○○そっくりだ」なんて・・・何度見ても新たな発見があるかもしれませんね。

2020年

2月

14日

国産小麦

今日はバレンタインデーということで、午後のおやつは「スイーツバイキング」です。朝から、「何がでるのかなぁ~チョコレートじゃないの・・・楽しみ!」と、子どもたちはソワソワしています。

 

お昼寝が終わり、いよいよおやつの時間です。実は、メニューは給食の先生が極秘に進めていて、他の先生たちも、テーブルに並んだスイーツの多さに驚愕します。子どもたちも、びっくりして声も出ないほどです。想定をはるかに超えた、ホテルのスイーツバイキングのようになりました。子どもたちの笑顔がいっぱいとなり大成功です。

 

さて、日本人の主食である米は、加工食品などを除いて、ほぼ100%近くが国産ですが、小麦の場合は、そうではありませんね。

 

北海道札幌市のある小委学校では、総合的な学習の時間で、「小麦って何だろう?」の授業を行ったそうです。

 

北海道の小麦の生産量は、年間60万7600トンで、都道府県別では第一位

全国の生産量のうち約70%が北海道産の小麦

しかし、日本全体では小麦の自給率は14%でしかない

海外から輸入する時は、タンカーを使うので、CO²排出など環境に影響する

小麦の輸入国が災害などで、小麦の生産量が減ったらどうなる?

 

などの問題を子どもたちに与えて、「では、日本の小麦は、これからどうすればいいのか?」を考える授業です。

 

北海道の小麦生産が盛んになれば、農家も元気になるし、日本各地に送ることができる。それには、地産地消を私たちがもっと進めなければならない・・・など、少しずつ具体的な解決策が見えてきます。

 

大切なのは、子どもたちが自分で考えることです。

 

他の都道府県でも、生産量日本一の農産物など、地域の教材が必ずあります。それを利用して、食に関する授業を行うことができますね。

 

子どもを持つあなただって、スーパーで「国産小麦の食パン」が、どうして、他の食パンよりも1.5倍から2倍も値段が高いのか・・・親子で考えるのもいいですね。

2020年

2月

13日

教員の担当学年の男女差

女子を中心に、子どもたちは、バレンタインカタログに夢中です。実は、髙島屋のバレンタインンカタログを4部、保育園の本棚に置きました。高島屋のカタログは、本のように分厚くて、様々なチョコレートが多く掲載されています。

 

「○○はねぇ~このチョコレートがたべたいなぁ~」「えんちょうせんせいがすきなのは。このチョコレートでしょう」なんて、勝手に私の好みが決められていたりします。

 

おやつの時間、甘いものが苦手な園児も、なぜか、「チョコレートが嫌い!」という園児はいないのです。明日のおやつは、バレンタインデーなので、デザートバイキングです。子どもたちは、今から楽しみにしています。

 

さて、今日も保幼小連絡協議会で、さいたま市立指扇小学校に行ってきました。教頭先生と様々な話をしました。10年以上前に、私がPTA活動でお世話になった小学校なので、応接室には、歴代のPTA会長の恥ずかしい写真が並んでいます。私の名前が珍しいので、すぐにわかってしまい、少し、突っ込んだ話もしてきました。

 

教頭、校長といった管理職試験を受けない先生が増えていることや、最近の保護者対応のことやPTAの話などをしました。

 

私は、「生涯現役主義」で、管理職になれる力があっても、ならない先生を多く知っています。しかし、「子どものために」という同じベクトルで、管理職でしかできない、教員、保護者、地域を巻き込んだ仕事ができるはずです。考え方は、色々ありますが、「教頭先生が学校で一番忙しい」かもしれませんが、やりがいがたくさんある仕事だと私は思っています。

 

さて、今日は、そんな学校の先生の話です。今日も1年生の授業参観をさせてもらいました。担任は、全員女性の先生です。

 

実は、文科省の「学校教員統計」によると、男性教員の半数以上が5・6年の高学年の担当に対し、女性職員の半数以上が1・2年の低学年を担当しているそうです。この傾向は、過去40年間でほとんど変わっていません。

 

高学年になると、反抗する児童が出てくるので、秩序維持のため、男性職員が良いと思われていたり、育児中の女性教員の場合、授業時間が少ない低学年の方が好都合な面もあると言われています。

 

もちろん、担当学年は、本人の希望を配慮して決められているというのが原則ですが、40年間変わらないというデータを見ると、適性や能力を度外視して性別で割り振りされている実態があるかもしれません。

 

世界の学校のデータは把握していませんが、普通に、どの学年の教員でも男女の構成比がバランスが取れている方が、適正と思ったりもします。来週、訪問する小学校で、先生方に聞いてみることにします。

2020年

2月

12日

Stay Hungry. Stay Foolish

朝の会で、子どもたちが歌っている「カレンダーマーチ」・・・今月2月は「2月はお庭にフクジュソウ~♪」というフレーズですが、子どもたちは、福寿草を知りません。そこで、職員が家の庭で咲いている福寿草を持ってきてくれました。

 

子どもたちは「これがフクジュソウなんだ!」と、土から花びらがそのまま生えてきているような、黄色の花を見つめます。日があたる場所を好むので、屋上でしばらく子どもたちが世話をすることにします。

 

さて、今日は、あのアップルの創始者であるスティ―ブ・ジョブスが、2005年のオックスフォード大学の卒業式で行ったスピーチを締めくくる言葉を紹介します。この時、彼は、すでにガンの宣告を受けて自分の命が残り少ないことを知っていました。

 

「Stay  Hungry.  Stay  Foolish」という言葉を卒業する若者たちに贈ったのです。

 

直訳すると「ハングリーであれ、愚か者であれ」という意味ですね。もちろん、細かい解釈には触れません。学生たちは、その意味を自分で考えることになります。

 

「Hungry」とは、「現状に満足するな」という意味です。人間は、お腹がいっぱいになると、ゆっくりしたい、寝たいと考えます。逆にお腹がすいている時は、頭が働き、行動力も増します。彼は、いつもその状態でいなさいと、言ったのです。

 

Foolish」とは、「物分かりが良くなるな」と言う意味です。私たちは、学校へ行き、社会人になり、人との付き合い方を覚えます。特に社会人となると規則を学び、先輩の仕事のやり方を覚えます。中には、疑うことなく前年踏襲型の人間になる人も多いですね。

 

若い頃は、「そのやり方はおかしい。もっと違うやり方がある」と思いますが、時が経つと「それでいいか」と忖度もします。なぜなら、そのほうが楽だからです。「利口な自分を演じ、自分を守ることに執着していませんか?」という、彼のメッセージがそこにあります。

 

保育園の子どもたちが、やがて社会に出て行く時・・・そして、組織の中心として活躍してもらうように、このジョブスの言葉を贈りたいですね。

2020年

2月

11日

月見草

本日、悲しいニュースが入っていました。あの野村克也さんが84歳で亡くなりました。

 

私が、社会人になって、野球関係の本で一番読んだのが野村さんの本です。もちろん、そこには、野球を通じて、社会人として生きていくすべも書かれていたからです。

 

彼は、45歳まで27年間も現役を続けました。2901安打、657本塁打、1988打点は、すべてにおいて日本プロ野球の歴代2位の記録です。凄い選手ですが、解説者、監督時代において、ある意味、プロ野球の概念を変えた人だと思っています。

 

野村スコープでの解説を初めて見た時は、衝撃的でした。投手の配球がいかに大切であるか・・・アウトカウントやランナーの状況で、もちろん変わってくるのですが、それを見事に当ててしまう。当時の野球解説者は、「結果論解説」が多く、「ここでは直球でなく変化球だった。だからホームランを打たれたんです」みたいな解説でしたね。

 

野村さんは、すでに現役時代に、投手の過去のデータを分析し、配給を読むことを意識していました。そして、6割以上の高い確率でその配給を当てていたそうです。おのずと、ヒットになる確率が高くなるということです。決して体格に恵まれていたわけでなく、「ひまわり」に例えた王選手や長島選手のような野球センスがない自分には、何ができるか・・・常に考えるプロ野球選手だったのです。

 

シーズンを通してのペナントレースと日本シリーズのような短期決戦での戦術の違いも野村流は明確でした。ある年に開幕3連線で、ジャイアンツから3連勝したのですが、ただの3勝ではなく、優勝につながる勝利と分析し、開幕3連線に全戦力を投入します。そして、この年のリーグ優勝をやってのけます。

 

野村さんからは、「何事にも、きちんと分析して考えて、自分の意志で立ち向かっていきなさい!」というメッセージを私なりに、もらったような気がします。

 

まだまだ書き足りませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。

2020年

2月

10日

「おなべ」プロジェクト

今日は、インフルエンザや溶連菌感染症でお休みをしていた園児が、元気に登園してきました。新型コロナウイルスの影響で、手洗い、うがい、マスクなどの対策が進み、この冬のインフルエンザの発生率が大幅に減少しているようです。保育園の子どもたちも、例年と比べると感染する園児は少ないです。

 

さて、今日は大坂にある保育園での話です。「子どもたちは、おうちで鍋料理を食べているのか?」と疑問に思い、年長の子どもたちに手を挙げてもらったところ、約2割が「家で鍋料理を食べる経験をしたことがない」ことが分かったそうです。

 

そこで、年長園児40人を6グループに分けて、鍋料理を作る「おなべプロジェクト」が始まりました。このプロジェクトの目的は、子どもの心を動かすことなので、経験する鍋料理は、季節感や本物を重視しているそうです。

 

福岡地鶏の水炊き、大阪河内の鴨しゃぶ、秋田のきりたんぽ鍋などを、専門店の味に近づけて調理します。

 

活動は2日間にわたり、初日は、絵本の読み聞かせなどで子どもたちの興味を引いた後、写真や図書を使った説明や子どもたちが使用する食材を学びます。そして、実際に子どもたちが地域のスーパーマーケットに行き、野菜を買う係・支払いをする係・買った野菜を袋に入れる係・園に持ち帰って冷蔵庫に入れる係など担当を決めて行います。

 

二日目に、グループごとにその月の鍋料理を作っていくそうです。ガスコンロや包丁を使用するので「安全のためには、どう行動すればいいのか」を考え、話し合うとのこと。

 

鍋料理をおいしく完成させるという一つの目標に向かって、子どもたち同士が意見を出し合い、折り合いをつけながら答えを出す場面が何度も訪れるそうです。こうした経験を通して、「非認知能力」が育っていくと園長は語ります。もちろん、食に関する親子の会話も広がっていきますね。

 

鍋料理を食べながら「幸せだなぁ~」とつぶやいた子どもがいるとか・・・

 

ホワイトきゃんばすでは、自分たちで育てた野菜を収穫して食べるという贅沢ができる環境にありますが、こんな取り組みをヒントに、食育を広げていきたいですね。

2020年

2月

09日

15の旅立ち

ホワイトきゃんばすを卒園して、小学校へ旅立つのは、毎年6、7人です。卒園児たちは、先生と園児たちが一つの家族のような環境から、大海に出るようなイメージです。しかし、大海である小学校で、荒波にもまれながらも頑張っている卒園児たちの姿を見ると、やがて、小学生になる園児たちも「私も頑張るぞ!」という気持ちになります。

 

日本は島国ですから、多くの離島がありますね。今日は、伊豆諸島の御蔵(みくら)島の話です。この周囲16キロメートルの御蔵島には、小学校と中学校が1つしかなく、高校はありません。

 

この島で生活する子どもたちは、中学校を卒業すると、15年間過ごした故郷から出ていくのです。生まれた土地には15年しか暮らすことができないのです。御蔵島で生まれた者の宿命ですが、それを島の人たちは「15の旅立ち」と呼んでいるそうです。

 

人口300人ほどの小さな島ですので、全島民が知り合いで、子どもは島の宝物として、わが子も人の子も同じように接し育てられます。この「15の旅立ち」の日は、全島民が五色のテープを持って桟橋に集まり、その時の見送りの言葉は「行けよー」です。

 

この「行けよー」には、「いってらっしゃい」の他に「帰ってくるな」という意味があるそうです。島の老人は「御蔵島は自然の厳しい島だけど人は優しい。誰でも知り合いだし、誰もが面倒を見てくれる。でも都会は違う。厳しい社会だ。その厳しい社会で御蔵島出身者として誇りをもって生き抜いてもらいたい。絶対に負けて帰ってきてもらいたくない。だから、励ましの意味を込めて『行けよー』と言うのだよ」と言います。

 

故郷の温かさに甘えないで、自立するんだぞ・・・という親心ですね。

 

ホワイトきゃんばすも旅立つ環境は似ていますが、苦しい時も、遊びたい時も、「いつでも帰ってきていいよ~」といつも子どもたちに言っていますので、たくさんの卒園児がいつもやってきます。

 

そして、ホワイトきゃんばす出身者として、誇りをもって頑張れよ!と園長は、いつも思っているのです。

2020年

2月

08日

四国八十八か所巡礼

今日は、子どもたちを連れて、四国八十八か所巡礼をわずか30分足らずで、終えることができました・・・何のこっちゃ?ですね。

 

実は、さいたま市岩槻区にある「岩槻大師」に行ってきました。本堂の地下は、凄いことになっているのです。今日は6人の子どもたちが一緒だったのですが、最初に寺の住職さんから、お遍路さんたちが身につける白い衣が渡されます。子どもたちは、「なんだ!これは!」とざわめきます。

 

白装束の背中には、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」の八文字が刻まれています。なかなか決まっています。子どもたちは「かっこいい!」と大騒ぎです。

 

そして、住職さんから、お参りのうんちくや約束事の話がありました。子どもたちは、半分わかったようなわからないような???です。そして、地下の秘密の場所に入っていきます。いきなり、真っ暗な空間です。子どもたちは、住職さんと園長につかまりながら、前に進むと、そこにはすごい光景が待っていました。

 

一番から順番に八十八番までの弘法大師像が、整然と並んでいるのです。ここは「四国八十八か所お遍路道場」と言われる場所で、この一体一体の地下仏像をお参りすると、四国八十八か所のお遍路をしたのと同じ功徳が積めるというものなのです。ちなみに、四国八十八か所を歩いて巡礼すると、50日間かかると言われています。

 

ありがたいことに、八十八の仏像の下には、それぞれのお寺の「お砂」が入った座布団が置かれていて、その座布団の上に立って、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」と声に出してお参りをするのです。

 

子どもたちは、住職さんの教えの通り、88回も「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」と唱えたのです。根気よく頑張りました。

 

そして、厄払いのシーンも子どもたちは見ることができました。僧侶が唱える力強い写経と御払いの儀式に、圧倒されていました。

 

私も、貴重な体験でしたが、四国には行ったことがない子どもたちも、この神秘的な体験に、心が洗われたかもしれません。

 

ちなみに、「飛行機のパイロットになりたい!」「電車の運転手になりたい!」「ポケモンゴーでたくさんのポケモンをゲットしたい!」と言ったところが、子どもたちの願い事です。(笑)

2020年

2月

07日

お寺の掲示板

 今日は、連絡協議会で、さいたま市立宮前小学校へ行ってきました。卒園児の1年生が5人いるので、1年1組から4組まで、行ったり来たりしながら、子どもたちが授業にどう取り組んでいるか・・・しっかりと見守ることができました。全員、立派になっていますね。 

 

さて、元証券マン僧侶がこれまでの古い慣習に挑戦し、テレビなどのマスコミで多く取り上げられた「築地本願寺」では境内にある掲示板にこんな粋な言葉が掲げられています。

 

「チョコレート 南無阿弥陀仏 大事な六字の贈り物」

 

バレンタインデーに贈られる心のこもったチョコレート同様、「南無阿弥陀仏」も仏様のお心がこめられた贈り物、ということを表現しているそうです。築地本願寺では、今までも「幸せだから感謝するのではない 感謝できることが幸せなのだ」「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」などの、分かりやすい言葉の掲示を増やしています。

 

どうしても、仏の説法は、難しいというイメージがありますが、若者がSNSで拡散し、広い世代で話題になっているようです。

 

寺院が、門前などに掲示板を設け、仏教の教えなどを伝える活動は「掲示伝道」と呼ばれ、明治時代にはすでに行われていたそうです。

 

もう一つ、京都の龍岸寺の掲示伝道を紹介します。「NOご先祖 NO LIFE」です。

 

「自分が命をいただいていることを意識し、感謝してみませんか・・・と問いかけたいという中でひらめきました。言葉からいろんなことを感じてもらえたようです」と住職は語ります。

 

今までは、お寺の掲示板なんて「時代遅れ」というイメージだったかもしれませんが、こうしてSNSのおかげで、一瞬で、素敵な言葉が幅広い人に伝わる世の中になったようです。

 

散歩の途中で、こんなメッセージを見つけると、幸せな気持ちになりますね。

2020年

2月

06日

プラネタリウム鑑賞

さいたま市の大宮駅に隣接する「宇宙劇場」では、2月に、ふだんは一般上映のない平日の午前中を活用して、保育園や幼稚園の年長向けのプログラムを組んでくれます。今回、ホワイトきゃんばすも初めて参加させてもらいました。

 

卒園までの、想い出作りの1つにしたいだけでなく、サマーキャンプで、プラネタリウム鑑賞を宿泊施設で経験したので、今度は、冬の星座を勉強するのもねらいの一つです。

 

朝から「ワクワクドキドキ」の年長園児です。他の園児は、当然「いいなぁ~自分も行きたいなぁ~」と言ってますが、「年長さんになって、サマーキャンプをやってからね」と言うと、納得してくれたようです。

 

今日は、7つの保育園が集まりました。ホワイトきゃんばすは、一番乗りです。子どもたちは、宇宙劇場の職員に、すぐに質問を始めます。「これは何?」「あれは何?」といった感じです。丁寧に、ニコニコ笑って答えてくれます。

 

その後、続々と他の園の園児がやってきます。みな静かに座っています。ホワイトきゃんばすの園児だけが、相変わらず「あーだこーだ」おしゃべりがつきません。最低限のマナーの中で、自由度がある程度認められているのが、ホワイトきゃんばすなのかもしれませんね。

 

そして、上映が始まると、またまた、ホワイトきゃんばすの席が賑やかになります。クイズ王の「○○君」が、星座についても、その知識を爆発させます。

 

「夜になって、月の次に夜空に現れる星は何?」と解説員が問うと、すかさず「きんせいです!」と館内に響く大声で応えます。木星の映像が映されると「木星は、一番大きいけど、ガス惑星だから、軽いんだよ・・」「土星の輪は、ガスやちりの固まりなんだ・・」「水星は、熱くなったり寒くなったりすごい星だよ」「火星には宇宙人がいるかも?」

 

大きな声で言うものだから、解説者泣かせとなってしまいました。隣りの○○君が、「解説のお兄さんが説明してくれるから、静かにして!」と、ホワイトきゃんばすの周辺は、常にうるさかったですね。(笑)

 

プログラムも大変よくできており、解説員のナレーションも上手で、子どもたちは、すっかり星空のとりこになってしまいました。「もう終わりなの?もっと見たい!」と、ホワイトきゃんばすの席は、最後まで賑やかでした。

 

保育園に戻り、昼の勉強は、「園児全員の星座を調べる」です。おひつじ座からうお座まで、12の星座に当てはめました。こういう作業は、飽きずに頑張る子どもたちです。

 

ということで、来年以降も継続行事とにすることに決めました。

2020年

2月

05日

「としまえん」がなくなる!?

今日は、さいたま市立大宮西小学校の保幼小連絡協議会に出席しました。卒園児の1年生の担任の授業を参観します。算数でしたが、クラスを2つのチームに分けて、計算カードで足し算引き算を1対1で答える勝ち抜き合戦です。早く正解した児童が勝ち残りです。

 

計算もただやるだけでは、子どもたちの集中力は持続しませんが、勝ち負けの要素は、子どもたちのやる気を引き出し、チーム力もアップします。そして、何より楽しい授業です。

 

この小学校の秋の運動会に、保育園の子どもたちを連れて派手に応援したので、担任の先生から「○○ちゃんは、本当によく頑張っていますよ・・・」と声を掛けられました。卒園児が褒められることは、園長として本当に嬉しいものです。

 

さて、「としまえん」がなくなってしまうという、悲しいニュースがありました。開園から100年近く続く、東京の都市型遊園地として一時代を築いた「としまえん」・・・

私も、子供がまだ小さい頃には、何度も訪れました。

 

1990年(平成2年)に、「としまえん」は、「史上最低の遊園地」という衝撃の広告を出します。

 

「来るんじゃなかった!」と頭を抱える父親・・・

「ダッサー」と鼻をつまむ母親・・・

「パパー。早くおうちに帰ろうよ」と涙をこぼす子供・・・

「ぜんぜん恐くなーい!おろせ!金返せ」とわめくジェットコースターの客・・・

 

この広告は、4月1日の新聞に載りました。しかし、今回の報道は、エープリルフールというオチが付かないようです。

 

世界初の流れるプールは、この「としまえん」のプールです。「機械遺産」に認定された、素朴な回転木馬は、最高に素敵なアトラクションです。

 

閉園までに、また「としまえん」に行って、思い出に浸りたいものです。(笑)

 

ひょっとしたら、保育園の子どもたちは、行ったことがない子が多いかもしれません。

2020年

2月

04日

小学1年の道徳の授業

3月にホワイトきゃんばすを卒園する7人は、それぞれ、さいたま市内の5つの小学校に入学するのですが、その5つの小学校の「保幼小連絡協議会」が、今月いっぱいにかけて行われます。

 

今日は、さいたま市立大成小学校へ行ってきました。会議の目的は、保育園、幼稚園からの園児の引継ぎです。どちらかというと、ネガティブ情報を小学校が児童の入学前に共有し、トラブル対策にする会議でしたが、最近では、いいことも悪いことも、入学後の成長のために、様々な情報を共有する場に、少しずつ変わってきています。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者にフィードバックしている、園児の毎月の成長記と、10の姿についての内容を明記して、小学校の担当と打ち合わせをします。

 

本日、話をした先生には、「保育園や幼稚園が、2年前から取り組んでいる『10の姿』は、まだ、小学校にまで引き継がれるような環境や意識にはなっていませんが、5年先には、小学校でも、この『10の姿』が、児童の成長を考える1つのモノサシになっていると思います。是非とも、担任が決まりましたら、目を通していただきますようお願いします」と言うと、「私も『10の姿』を存じております。具体的で、わかりやすい内容だと思っています」と、うれしい発言です。

 

また、1年生の学年主任は、この協議会で、できるだけ多くの子どもの情報をいただければ、安心して4月の入学式を迎えることができると、話をしていました。どんなベテラン教師でも、情報が少ない新入学児童やその保護者に対しては、不安が多いようです。

 

さて、協議会の前に、1年生の授業参観をさせてもらいました。あるクラスは、教科となった「道徳」の授業です。とてもいい授業でした。

 

まずは、机をオーケストラのように扇形に組んでいます。なるべく、児童同士で顔が見えるようにです。「森の郵便屋さん」という、クマの郵便屋さんの物語を通じて、「はたらくこと」を子どもたちと考える授業です。

 

授業スタイルは、完全なアクティブラーニングです。先生が中心で話をして、持っていきたい答えに誘導することなく、上手に、子どもたちの意見を引き出しています。途中からは、答えた児童が、次の答えたい児童を指名する方法をとっていました。

 

おそらく、○○さんが、誰を指名するかを知ることで、子どもたち同士の人間関係や信頼関係を把握しようという、担任のねらいがあるのでは・・・と思いました。

 

道徳の授業は、答が1つでないことを子どもたちが自分で考える内容になることが多いですね。今日は、そんな、素敵な道徳の授業に出会った次第です。

2020年

2月

03日

パソコン使用率

今日は節分です。今年も屋上で子どもたちと豆まきをしました。鬼に扮する先生に、子どもたちは「鬼は外!」と追いかけて豆をまきます。子どもたちも、自分で作った、鬼の面で鬼になっています。かっこよく言えば、「世界で一つだけの鬼」です。

 

今年のデザインは、子どもたちの顔はそのままで、鬼の角と髪の毛を自分たちで作ったので、怖い鬼ではなく、かわいい鬼になっています。明日から、真冬の寒さになる予報ですが、今日は穏やかで風もなく、最高の豆まきとなりました。

 

子どもたちには、「自分の年の数だけ豆を食べるんだよ」と教えるのですが、年長でも6個なので足りません。ほとんどの園児が、年の数の倍は食べていました。(笑)

 

そして、節分では、もう一つ気になることが、恵方巻の廃棄ロス問題です。年々売上規模が拡大する中、昨年は多くの商品が廃棄されるシーンが、映像になり問題となりました。私も、今年は、事前予約で恵方巻を購入したのですが、受取時間の直前に作ってくれるので、「できたてだ!」と勝手に喜んでいます。

 

こちらは、明日のメディアでどう報道されるか、気になるところですね。

 

さて、OECDの2018年調査によると、15歳のパソコン使用率が、日本が40%を割っており、主要国の中では最下位となりました。一番高いデンマークでは、90%を超えています。実は、日本の場合、唯一、9年前の調査よりも下がっているのです。

 

ここ数年で、日本の子どもたちはスマホを当たり前に持つようになり、スマホがあれば十分で、パソコンの必要性を感じていないことが大きな理由と考えられます。

 

私が、初めてパソコンを操作したのは、社会人になってからです。その後、仕事のやり方も効率も画期的に変化しました。スマホは便利ですが、パソコンでないとできないことがたくさんあります。

 

政府は、子どもに1人1台1という方針を出しましたが、学校現場で、パソコンが有効活用されるような状況も合わせて考えて行かないといけませんね。

 

日本が進んでいるようで遅れていることは、他にもたくさんあるような気がします。

2020年

2月

02日

龍が住む「地下神殿」

前々から行きたかった、巨大地下神殿・・・ついに行ってきました。地下にある遺跡ではありません。ここは、国土交通省が管轄する「首都圏外郭(がいかく)放水路」です。

 

埼玉県春日部市の国道16号線の下50メートルに、全長6.3キロのトンネルがあります。これが、首都圏外郭放水路です。6.3メートルの間に、5つの「立坑(たてこう)」と呼ばれる直径30メートルの縦穴があり、そこに、近隣の中小河川があふれそうになった時に水を取り込みます。

 

全長6.3メートルのトンネルを流れる水は、最後に「調圧水槽」に流れ込みます。この調圧水槽が、「地下神殿」のようだ・・・ということで、外国人も含めて、話題のスポットになっているのです。

 

まだ記憶に新しい、昨年10月の台風19号は、東日本の河川を氾濫させ、土砂を崩しました。この地下神殿は、東京ドーム10杯分の水をのみ込んだそうです。そして、その水を江戸川にはき出すことで、「浸水被害の9割を軽減できた」といいます。

 

地下神殿の空間は、幅78メートル、奧行き177メートル、高さ18メートルもあります。そこに、空間を支えるコンクリートの柱が59本並びます。1本が重さ500トンの大きさです。

 

2018年から有料の地下神殿ツアーとして、外国人含めて、今年は年間5万人以上を見込んでいるそうです。私も、ガイドの先導で116段の階段を下り、その地下神殿を目にした時は、息を吞んでしまいました。水害から私たちの生活を守る場所ですが、無の美しさがありました。

 

私の質問の虫が走ります。

 

たまった土砂はどうやって取り除くの?「地上の扉が1ヶ所あり、そこからクレーン車で清掃用のポンプ車を搬入して土砂を取り除きます。ただし細かいところは、人の作業です」

 

この地下神殿の寿命は?「200年は持つ構造です。もちろん、柱の強度は定期的に点検しています」

 

魚やカメなどの生き物も流れ込むのでは?「3センチ角のネットを通して水が入るので、基本的には生き物の流入はないのですが、先日体長50センチのライギョが発見されました。これは、ここで稚魚が大きくなったと考えられます。エサもないのですが?」

 

ガイドさんの給料はどこから出るの。公務員じゃないですよね?「はい。国交省から委託された会社に勤務しています」

 

この首都圏外殻放水路は、1993年から建設が始まり、2006年6月に完成。これまで、121回水を取り込み、71回ポンプで水を排水したそうです。貯水と排水の能力は、世界最大級だそうです。

 

ということで、今日は神秘的な大人の社会科見学となりました。安全面に配慮し、小学生未満は見学できませんが、一度いかがですか?

2020年

2月

01日

「かっこいい〇〇になろう」

本日深夜2時くらいでした。我が家の携帯が一斉に、地震発生のあの「音」が鳴り響きます。揺れも大きかったのですが、やはり、あの「音」に恐怖心を感じてしまいます。

 

本日登園した子どもたち全員が、深夜の出来事には気がつかないで、熟睡していたようです。(笑)しかし、大人の私たちは、あの「音」で、否が応でも3・11東日本大震災を思い出してしまいます。

 

今日の朝の会で、3・11の話をしていたのですが、小学校3年の卒園児が、ただ一人、生後6カ月の赤ちゃんとして、大震災を経験しています。2年生の男の子は、ママのお腹の中にいました。小さい園児は、パパとママがまだ結婚していません。

 

こうしてみると、3・11から、長い月日が現実には過ぎましたが、子どもたちに、どう伝えていけばいいのか・・・考えないといけませんね。

 

さて、今日から2月です。あと2カ月で、ホワイトきゃんばすの園児たちは、卒園と進級となります。「小学生になったら・・・」「寺子屋さんになったら・・・」という言葉が、保育園中で頻繁に交わされています。

 

しかし、先生が「小学生になったら○○しなさい」と押し付けても、あまり効果が期待できません。ある、小学校の先生は、この時期、進級する児童に「かっこいい〇学年になろう」と呼びかけ、子どもたち自身で「かっこいい」ことを考えるそうです。

 

子どもたちが自分で決めたことですので、効果がありますね。この作戦を保育園の子どもたちにも使ってみようと思っています。

 

「かっこいい小学生は?」「かっこいい寺子屋1番は? 2番は? 3番は?」こうして、子どもたちが、わかりやすい「かっこいい」ことを考えてもらおうと思っています。

 

どうですか・・・親が我が子への動機付けにも使えそうですね。

2020年

1月

31日

ジャック・ニクラスの言葉

今日は体操教室の日です。体操教室では、子どもたちの「トライする・・・」「チャレンジする・・・」時の性格がよく表れます。今までやったことがない事に躊躇してしまう子や失敗を恐れて尻込みしてしまう子、最初から諦めてできないと言う子など・・・

 

逆に、あまり考えずに、とにかく「見る前に翔べ!」と、怖いもの知らずで、失敗を恐れずにチャレンジする子もいます。もちろん、前者がほとんどです。

 

「大丈夫だ!○○だったら、絶対にできるから」「失敗してもいいから、まずはやって見よう!」「何度もやって、練習しないと上手になれないんだ。頑張れ!」と、体操教室の先生もホワイトきゃんばすの先生も、このような言葉を何度も掛けています。

 

しかし、ただやみくもに「見る前に翔べ!」だけでは、成功にはつながりません。

 

若い世代には、タイガーウッズが有名ですが、かつてゴルフの帝王と呼ばれたジャック・二クラスの言葉を紹介します。私よりも上の世代では、二クラス=帝王です。

 

「ミスショットが問題ではなく、大切なのはリカバリーショットである」という言葉です。もう少し詳しく補足すると「プロだからミスショットは少ない。しかし、ミスショットをしてもスコアが安定しているのは、リカバリーショットが確実だからだ」ということです。

 

私たち素人は、ミスショットをすると、それを取り返そうと、さらに力が入ってしまい、リカバリーどころか、ミスショットを繰り返すのがおちですが、失敗を恐れずにチャレンジして失敗しても、冷静にリカバリーする力をつけることが大切なのです。

 

私も保育園の子どもたちによく言っていますが、大人は子どもに対して「失敗を恐れずに頑張れ!」と言います。しかし、そこで失敗した時のリカバリー策まで、考えてやらないと無責任なのかもしれません。

 

「頑張れ!チャレンジするんだ!」の言葉に、責任を持たねばいけませんね。

2020年

1月

30日

少子化の本質的な理由

昨日に続いて、今日も気温が上昇し、ポカポカの屋上遊びとなりました。子どもたちは、屋上に着くとすぐに上着を脱ぎすてて遊び始めます。自転車、バスケットボール、30メートル走と汗をかきそうな勢いです。(笑)

 

また、金魚のタライでは、いつもは、水の中で寒くてじっとしている金魚が、元気に泳ぎ回っています。カメ池のニホンイシガメやクサガメと、ミドリガメのおうちで冬眠しているミシシッピアカミミガメも、春と勘違いして、冬眠から覚めてしまうかもしれません。

 

やはり、この冬は異常なくらい暖冬ですね。天然のアイスリンクはできないまま春になってしまうのか・・・地球温暖化を心配せざるを得ませんね。

 

さて、日本の少子化はいっこうに止まることはなく、昨年2019年(令和元年)の出生数は90万人を割り、過去最低となったそうです。

 

要因として考えられるのは、①結婚する女性の減少(未婚化)と②既婚女性の出産減少(少産化)の主に2つの理由があげられます。

 

①②どちらも進んでいると思われがちですが、実は②については、既婚女性の子どもの数は、30年間でほとんど変わっていないそうです。30年前の2.08人から2.03人に微減しただけなのです。30年前といえば、昭和30年代に生まれた女性が主です。この時から日本は少子化へ進んでいくのですが、既婚女性の出産数は今とほとんど変わらないのです。

 

つまり、大きく変わったのは、母親の絶対数で、1595万人から1001万人に激減しているのです。日本の少子化の本質的な原因は、「少母化」と言えるのです。

 

未婚、事実婚、同性婚などライフスタイルは時代と共に多様化し、「結婚→出産」という伝統的家族観に固執していると、少子化ならぬ少母化がどんどん進んでいきます。どうすればいいやら・・・難しい問題ですね。

2020年

1月

29日

チョコレートを買って社会貢献

今日は、日中都内に出かける用事があったのですが、池袋のデパートも、バレンタイン商戦が盛り上がってきましたね。毎年世界から新しいチョコレートブランドが上陸し、バレンタインの需要も女性の「自分チョコ」の構成比が高まっています。

 

そこで、今年のバレンタイン売り場では、社会貢献につながる商品にも注目が集まっています。「買って応援」「食べて応援」という文化が浸透しつつあるそうです。

 

あるチョコレート専門店は、日本に輸入されるカカオの大半はガーナ産。チョコレートをおいしく作るにはカカオ豆を発酵させる工程が欠かせないのですが、インドネシアのカカオは発酵せずに出荷されるものが多く、質が低いと見られてきました。

 

それを支援すべく、同社は、現地にスタッフを常駐させ、農家に発酵技術などを指導します。また、小学生の子どもに労働させないなど7つの条件を付け、5つ以上の条件をクリアすると買い取り価格を上げるそうです。これによって、農家の技術が向上し、労働に対する意識も変わってきたそうです。

 

松屋銀座のバレンタイン催事場では、売り上げの一部を「世界の女の子をチョコで支援」に寄付します。寄付金は、ネパールの少女の早すぎる結婚やアフリカの人身売買の防止や途上国の女の子を守る活動に使われるそうです。

 

また、ある社団法人では、知的障がいを持つ人たちがチョコレート作りに取り組んでいます。「チョコレート作りは根気よく丁寧な作業が求められます。障がい者や引きこもった人など多様な人間が働けるブランドでありたい。チョコを楽しみながら、この取り組みに共感してもらえたらうれしい」と理事長が語ります。

 

クラウドファンディングやふるさと納税などが普及し、若い世代は、自分の消費活動が他人のためになることに意義を感じる人が増えていますね。バレンタイン商戦は、チョコレートのお祭りとして、日本中で盛り上がりますが、若者の行動が「人のため」に変わっているようです。

2020年

1月

28日

食品スーパーの売上向上策

今日は、恵方巻のパンフレットの表紙にある、「海鮮恵方巻」の写真を見ながら、「のり巻きの中に入っているのは何?」と子どもたちに質問します。すると、普段はあまり発言が多くない4歳女の子が、「いくら・・・まぐろ・・・サーモン・・・えび・・・たまご・・・きゅうり・・・」と次々に答えていきます。彼女は、よく家族で回転ずしに行くのですが、ポンポン正解を言うのでビックリしました。

 

さて、今日は食品スーパーの売上向上策の話です。業界の方は、注目してください。(笑)

 

私も、前の仕事は、食品業界にかかわっていましたので、スーパーに買い物に行けば、横にいるかみさんに「この陳列じゃ売れないよなぁ~」とか「この手書きのPOPはいいね~思わず買ってしまうね」とか、ブツブツ言いながら買い物を楽しんでいます。

 

スタッフの笑顔や対応にも、細かいところが気になってしまう悪い癖が出ます。(笑)もちろん、実際に食品スーパーで働いている従業員やバイヤーならば、もっと様々な観点で売上向上策を考えていると思います。

 

しかし、なかなか売上アップに結びつかないですね。

 

ここで、神奈川県のあるスーパーマーケットの画期的な対策を紹介します。私も考えたことがない内容です。

 

このスーパーでは、近隣の小・中学校の給食の献立表を店の入口に掲示しているのです。献立の掲示は、2年前から行っていて、「給食と夕食のメニューがかぶってしまい困っている」というお客様の意見に対して、スタッフらが発案しました。

 

それが、今では「栄養士が考えたバランスのいい食事が勉強できる」「晩ご飯の献立の参考にしたい」という声があがり、活用の幅が広がっているそうです。店長は「献立表の掲示を通してお客様との会話が増えたと実感しています。コミュニケーションを図る大事なツールです」と評価します。

 

さて、肝心の売上ですが、同じチェーン全116店舗の中で、売上額1位をキープし、毎日の客数が1日約1万人を超えるそうです。

 

どうですか・・・なるほどですね。どうぞ、この業界で働くあなた・・・パクってみましょう。(笑)

2020年

1月

27日

性善説と性悪説

今日の寺子屋では、節分の豆まきで子どもたちがかぶる「鬼の面」を作ります。今週中には、全員のお面が完成します。各園児のオリジナル鬼となるので、当日が楽しみですね。

 

さて、ある中学校の道徳の時間です。黒板には、孟子(もうし)と荀子(じゅんし)の画像が張られています。生徒たちは、3、4人ずつの班を作って性善説と性悪説についての考えを話し合います。

 

この日に取り上げた内容は、孟子の性善説と荀子の性悪説を通して人間の良心について考える「人って、本当は?」です。

 

私も中学時代、国語の時間に、性善説と性悪説について、熱く語り合った記憶があります。みなさんも、必ず一度は、授業の中でこの問題を議論したのではないでしょうか。

 

話が進む中で、「どんな話し合いをしたか」を発表します。全員の考えが一致した班はありません。

 

「人を助けるのは自分が後悔しないためにすることだから、人間の基にあるのは性善説ではない。後悔するという罪を自分自身が感じるから…罪がなければ助けない」といきなり、中学生らしからぬ深い発言が飛び出します。

 

「生まれた時は自分の考えがないから、どちらでもない『無』なのでは」とこれまた、核心をついた意見が出ます。

 

話が深まり、最後の感想を言った生徒は「最初は性悪説だと思っていましたが、他の人の意見を聞いて、善と悪の考え方は育った環境や教育で身についていくのではないかと感じた」と答えます。他の人の意見を聞いて、自分の意見を変えていくというのは、授業としてはいい流れですね。

 

これこそ、生徒の発言に「なぜ」の理由を尋ね、その根拠を掘り下げる、深い学びにつながっていると言えます。こんな授業をしたいものですね。

 

保育園ホワイトきゃんばすでの取組みは、子どもたちが大人になった時に「自分で考えて自分で答えを出せる」ように、見守り、教育をしていくのが目標ですから、性善説でも性悪説でもありません。育つ環境や教育で、子どもたちを変えていくという考えです。

2020年

1月

26日

韓国の「漢字」事情

日本では、小学校で計1006字の「漢字」を教わります。保育園でも、卒園児が「この漢字はまだ習っていない・・・」とよく言っているので、漢字についての意識はとても高いですね。子どもたちは、自分の名前には漢字が使われているので、日本人にとっては、漢字は日常の中に、当たり前にあるものですね。

 

お隣の国、韓国では、日本語のひらがなやカタカナに相当する表音文字「ハングル」だけで読み書きする習慣が定着し、実生活で漢字を使う場面はほとんどないそうです。

 

もともと、韓国政府は1948年の建国以来、日常生活で漢字の使用を控える「ハングル専用」制作を進めました。日本の植民地支配から解放され、民族固有の文字であるハングルへの自負心が強まったことや、経済発展に向けた識字率向上の狙いが背景にあったようです。

 

また、1987年の民主化を機に全文ハングルの「ハンギョレ新聞」が創刊され、新聞各紙から漢字が姿を消すようになったのです。しかし、2016年には漢字推進派の主張を踏まえて漢字300字を小学校の教科書に記載する方針が決まりました。ところが、児童の負担増大などへの懸念が強く、翌年に撤回されるなど、漢字は、今も韓国世論を二分するテーマとなっているようです。

 

そんな中、一部の小学校では、放課後の特別授業に漢字を取り入れる動きが始まったようです。「あ、学校の『校』」「おじいちゃんの『祖』だね」と子どもたちの元気な声が響き、ある6年生の児童は「記憶力が上がり。韓国語への理解も深まった。中学に進んでも漢字の勉強を続けたい」と話します。

 

漢字は、その一文字でも、意味が伝わるので、子どもたちにとっては、そこから色々なことが連想されるというメリットがありますね。確かに、記憶力が上がるのかもしれません。

 

漢字を教える学校の校長は、「自国の文化や歴史を理解すると同時に、漢字圏の中国や日本について学ぶ上でも、韓国の子どもたちが漢字を学ぶことは大切」と言います。

 

私たち日本人も、中国や韓国について、もっと学ぶことで、見方を変えていかなければいけませんね。

2020年

1月

25日

木造建築の美

保育園のファームで今年収穫する大根が、とにかく太いのです。スーパーに並んでいる形が整った大根とは違い、形も様々ですが、太さは、大人の女性の太ももくらいのサイズです。お土産にすると、規格外の大きさに保護者も大喜びです。

 

さて、今日は、子どもたちと川越氷川神社に行ってきました。「縁結びのパワースポット」とも言われています。若い女性がたくさん参拝していました。また、この神社は、インスタ映えする工夫があちこちにあります。

 

夏には、境内に風鈴の回廊が現れることで有名ですが、今日は、縁結び絵馬など、多くの絵馬が飾られていました。合格祈願、七五三、安全祈願など、子どもたちは、興味深く絵馬を読み上げています。

 

また、自分で釣り上げる魚のおみくじが大人気です。「あい鯛みくじ」「一年安鯛みくじ」といった、鯛をモチーフにして、実際に釣り竿でその鯛を釣りあげるのです。「こんなおみくじありなの?」と古い人間からはお𠮟り受けるような気もしますが、若者やファミリーが多くお参りに来ることにつながっていることは確かです。

 

子どもたちは「子どもおみくじ」を引きました。子どもが読んでも分かりやすい内容で、ラッキーカラーなど子どもたちが喜ぶ佼成です。5人全員大吉でしたので、たぶん大吉しか入っていないかと思います。(笑)

 

さて、子どもたちと本堂の裏側にまわってみます。そこには、木造建築の美しさが詰まっていました。ここで、子どもたちに問題です。「この建物は、普通の家と違って、ある物を使っていません。何でしょうか?」

 

すると、小学生の女の子が、「くぎ」と速攻で応えてくれました。宮大工が作った本堂をよく見ると、美しい木工彫刻が施されています。大人の私だけでなく、子どもたちも「凄いね~」と見入っていました。

 

年長女の子のパパは、東京スカイツリーを作った、鉄筋専門の大工さんです。彼女は、「大工さんでもいろいろあるんだね~」と、つぶやいていました。日本の神社やお寺では、宮大工による様々な芸術を見ることができますね。子どもたちにも、その美しさは伝わるようで、安心しました。

 

実は、公立学校の校舎や体育館を新築する際、木造にする学校が増えているそうです。1984年の木造新築は、ゼロだったそうですが、2018年度の新設された学校施設では、2割を超えるそうです。

 

木造建築が増えている背景は、「少子化で、『量から質』重視にかわり、より快適な環境にシフトしている。手入れをすれば長持ちする木造は、物を大切にする心を育む学校に適している」と言われてます。

 

木造建築には、心を癒す何かがあるのですね。

2020年

1月

24日

30年で小学生の読書量が3分の1に

保育園の壁面に現れた3体の鬼・・・保育園らしくないリアルな鬼です。目は飛び出し、その顔立ちは、恐怖以外のなにものでもありません。朝から、登園する子どもたちは大騒ぎで、保護者達からも「すごいですね~」と盛り上がります。

 

間もなく、節分ですが、主任と給食の先生が「なまはげ」をモチーフにして、作り上げた自信作です。とてもリアルです。

 

子どもたちは、「怖くなんかないもん!」と言いながらも、なまはげのセリフ「泣いてる子はいないかい!?」をドスのきいた声で言うと、ビビります。しかし、最近は、鬼=悪者という偏ったイメージも薄れつつあるので、朝の読み聞かせでは「泣いた赤鬼」を読みます。何度も読んでいる絵本ですが、あらためて「青鬼さん」の優しさを子どもたちは感じたようです。

 

さて、2019年8月に全国の小学生1200人(保護者付き添い)を対象にインターネット上で、学研教育総合研究所がまとめた調査によると、30年前と比較すると、読書量は3分の1程度に減少しているそうです。30年前というと、保育園の子どもたちの保護者よりも少し上の世代ですね。

 

19年調査では、1ケ月の読書量は、平均3.1冊となり、30年前の平均9.1冊から大幅に減っています。1年生が3.8冊と一番多く、高学年になると塾通いなどが増えることもあって、読書量が減る傾向にあります。5年生が2.3冊で6年生が2.4冊という結果です。

 

読書量だけではありません。テレビを見る時間も1日当たり平均1時間15分で、30年前の平均2時間5分と比較して、6割程度に減っています。

 

この結果については、たいがいの人が「そうだろうなぁ~」と感じているでしょう。30年前と比べ、読書量やテレビを見る時間が大幅に減ったのは、スマホなどの通信機器の普及が進み、子どもたちは、動画の閲覧やゲームに時間を充てているからです。

 

昨今、教育機関だけでなく、様々なメディアで、これからのAI時代を前にして、子どもたちは、「自分で思考し判断することが大切である」といったコメントを多く聞きますね。ホワイトきゃんばすでは、ずっと「自分で考えて自分で答えを出せる大人になる」を目指して、子どもたちを育てています。

 

子どもたちにとって、読書は、自分で考えて判断する力を養う大きな機会ですね。しかし、「読書をしよう!」と大人が叫んだところで、今のスマホ時代では、現実的には難しいかもしれません。

 

ますます、学校での授業の在り方や親の子どもへのアプローチが重要になってきます。これから先も、時代が変わり環境も変わっていきます。しかし、「自分で考えて判断できる」人は、必ずどんな時代になっても生き残っていけます。そんな子どもたちを育てるのが、私たち大人の役割でもありますね。

2020年

1月

23日

子どもの世界にリスペクト

保育園の子どもたちや、卒園児の小学生と話していると「何でこんなことを知っているの?」とか、「まだ〇歳なのに、こんなことができるんだ。凄いなぁ~」と思うことが、しばしばあります。そして、過去の自分と比較して、「俺なんか・・・まだ何もできなかったなぁ~」と思ってしまいます。

 

そんな時は、大人の私ですが、子どもにリスペクトします。保育園で多くの子どもたちと関わっていると、大人だけでなく子どもの世界にリスペクトすることが案外と多いものです。

 

ある保育園の先生の話です。発達障害のある園児が、水道のホースで水を上に飛ばすことが好きで、長い時間、その遊びをしていたそうです。その先生は、「その子は、発達障害だから『こだわり』があるのだ」程度にしか見ていなかったそうです。

 

ある日、その子の横に座って、ホースを上にあげて水を飛ばしている姿を見ていると、上に飛んだ水が太陽の光と重なり、ピカッと光ったのです。それに気付いた先生は、「あ!」とつぶやいた時に、その子が、まるで「お前も分かったのか」という顔で、その先生をじっと見たそうです。

 

これを機に、その園児は、先生を受け入れるようになりました。先生は、その子の世界をリスペクトするようになり、彼がしていること全般の見え方が変わっていったそうです。

 

「この子は凄いなぁ~」というリスペクトもありますが、様々な子どもたちに対して、固定化した見方を一度外して、その子を見ることも、子どもの世界をリスペクトすることであり、新しい世界が必ず見えてくるのです。

 

どうですが・・・あなたが親なら、我が子に対しても同じですね。

2020年

1月

22日

つい言ってしまう「頑張れ!」

ちゃんとカウントしたわけではありませんが、私が保育園の子どもたちに一番多く口にしている言葉は、「頑張れ!」だと思っています。

 

今日も、屋上で、バスケットボールの練習をしている男の子に「頑張れ!」と声をかけ、ファームでラディッシュを収穫した子どもたちには、「よく頑張って取ったな~」と声を掛けました。

 

1日最低でも10回は「頑張れ!」と言っているとしたら、1年間でざっと3000回、保育園ができてからの累計では、2万4千回も「頑張れ!」を繰り返している計算です。

 

ある小学校の教員が、児童との交換日記で、「頑張れと言われても、何をどうするのか分かりません」とのコメントがあったそうです。

 

確かに、「頑張る」は、抽象的な言葉で、具体的ではありませんね。

 

その先生は、「頑張るとは折り返すこと」と決めました。つまり、水泳で100メートル泳ぐことを目標にした時に、100メートルで終わらせずに、「もう一蹴り」をやること。30分勉強しようと決めたら31分やる。テニスで100本のサーブ練習なら101本打つこと。

 

「真の頑張り」とは、「目標を達成した後の自分の前向きな姿勢、折り返す姿勢」としたのです。そして、折り返せた子どもたちに「頑張ったね」と称賛の言葉を掛けたそうです。

 

どうですか・・・「頑張れ!」という言葉に、私は今まで何度も励まされましたが、時には「何を頑張ればいいんだよ!」とプレッシャーになったこともありました。

 

「頑張れ!」は相手を勇気づける素敵な言葉ですが、少しだけ、具体的に考えてみることも必要ですね。

2020年

1月

21日

人間関係の構築の授業

先日、卒園児の小学校3年生が、「人間関係プログラムの授業が、めちゃくちゃ面白いんだ・・・」と言ってました。この「人間関係プログラム」とは、さいたま市の教育委員会が、子どもたちのコミュニケーション能力や自己肯定感アップを目的に考えた授業です。

 

10年以上前ですが、私がPTA活動をしていた頃に、実際に体験をしました。チームになって、○○さんのいいところを些細なことでもいいので、できるだけたくさん見つけて、とことん褒めたたえる・・・といったプログラムが、何種類もあります。

 

小学校3年では、主に道徳の時間で、担任が行っているとのことですが、各学校では、一斉授業方式から「学び合い」のある授業作りを重視しています。

 

「漫才教育」に取り組み、笑いの中から「学び合い」の授業をめざし、全国から注目を集めた田畑校長は、昨年度異動した小学校で、人間関係の構築を重視した取り組みを行っています。

 

田畑校長は、「授業で子ども同士や子どもと教員の人間関係ができれば、皆が学校を好きになり、自己肯定感も高まり、いじめや不登校なども起きにくくなる」と仮説を立てます。

 

具体的には、各教室の机を日常的にコの字型Uの字型にして、話し合うように変えます。「フレームリーディング」という、教科書の作品の文章を1枚の用紙にまとめ、全体のフレーム(枠組み)をつかめるようにする手法や、自分の考え(主張)を、書いてある場所(根拠)や理由など踏まえ、筋道立てて説明できるようにするという「三角ロジック」を活用します。

 

話合いの型については、消去法、対立型などを使い、子どもたちの意欲を引き出すようにしています。もちろん、これを実行するには、教員一人一人の深い理解が必要です。校内の授業研究などで、教員のスキルが磨かれているそうです。

 

田畑校長は、「子どもがいつも笑顔でいられる学校にしたい。自分の思いや考えを表現できる雰囲気や場を築けば、いじめや不登校などの課題を減らしていけるはず・・・人間関係を重視する授業を行うことで、子どもたちのコミュニケーション能力が高まっていく」と語ります。

 

これは、社会人となった大人のコミュニケーションにも当てはまりますね。自分の考えや意見が言えるような、風通しのいい環境を作ることが大切ですね。

2020年

1月

20日

バレンタインを楽しむ

洋菓子業界は、2月14日のバレンタインデーに向けて、特設会場の設営などで、繁忙期に入っていきます。ショッピングセンターなどは、先週までにほとんどの店舗で、バレンタインコーナーが出来上がっています。百貨店は、今週から2月上旬にかけて、特設会場がオープンします。

 

世界には、多くの有名ブランドのチョコレートがありますが、バレンタインデーに合わせて、世界中のチョコレートが日本に集合することになります。

 

今日の寺子屋は、年長がリーダーの4チームを作り、バレンタイン特設コーナーの中で、チームで1つ「買いたい・食べたい」チョコレートを選び、その理由を答えるのがミッションです。

 

その前に、子どもたちに質問です。「バレンタインデーって何?」すると、次々と子どもたちから手があがります。

 

「男の人が、好きな女の子にチョコレートをプレゼントする日だよ・・・」

「違うよ。逆だよ。女の人から男の人にチョコレートをプレゼントする日だよ」

「ちょっと待って。うちのお姉ちゃんは、女の子同士で、チョコレートとかお菓子をプレゼントしているよ」

「なんか、自分でお菓子を作って、プレゼントする人もいるみたいだよ」

 

こんな感じで、意外にも、子どもたちは、バレンタイン商戦でのお客様の「需要」を理解しているようです。園長からは、「最近はね。頑張った自分にご褒美ということで、自分で自分が食べたいチョコレートを買う女の人が増えているみたいだよ・・・」

 

「えェ~何で、自分で買うの?」

「みんなだって、運動会やクリスマス発表会で頑張ったら、自分にご褒美をしたくなるでしょ・・・みんな、チョコレート大好きだからね」と、チョコレートの話はつきませんね。(笑)

 

さて、Aチームは、ショーケースに陳列されていた、花をモチーフにしたチョコレートを選びました。「お花がきれいで、素敵なチョコレートだから・・・」だそうです。

 

Bチームは、袋に色々なチョコがアソートメントされたチョコレートを選びました。「たくさん入って、色々食べられるから・・・」と現実的です。

 

Cチームは、アナと雪の女王のチョコレートを選びました。理由は、アナ雪が好きだからではなく、「中に入っているクランチチョコレートが大好きだから・・・」です。クランチチョコレートという呼び方を知っているのは、凄いですね。

 

Dチームは、アポロチョコのビッグサイズです。「形が三角で面白くて、イチゴ味がおいしそうだから・・・」です。アポロチョコは、ロングセラー商品ですね。

 

今回の目的は、リーダーが中心となって、チームで話し合うこと・・・そして、せっかくなので、バレンタインデーで、チョコレートを選ぶ楽しみを感じてもらうことです。

 

子どもたちが、やがて大人になり、「プレゼントを楽しむ生活・・・」相手の顔を思い浮かべて、自分の個性も主張させたプレゼントを考えるようになってもらいたいですね。メッセージカードを添えるのも、演出としては、最高です。

2020年

1月

19日

世界の子どもたちの苦悩

ユニセフから2019年の活動報告が届きました。昨今、日本でも「子どもの貧困の格差」が大きな社会問題となっており、一部の人から「ユニセフの世界の子どもたちに対する活動は理解できるけど、まずは、日本国内の問題解決が先でしょう・・・」という声もあがります。

 

ボランティア、支援活動についての考え方は、それぞれあるでしょうが、世界の子どもたちの間で起きている惨状は、生きるか死ぬかの問題で、間違いなく、日本では考えられないことが起きていることだけは事実です。

 

保育園の子どもたちの中で、過去に肺炎で入院した園児が何人かいます。しかし、日本の医療環境の中で、命を落とすことはまずありません。しかしながら、世界では約39秒にひとり、80万人以上の5歳未満の子どもたちが、肺炎で命を落としています。

 

日本人が、長寿国になった理由の一つは、医療技術の進歩により生後1か月以内での死亡が劇的に少なくなったことがあげられます。しかし、世界では約15万3000人が生後1か月以内に肺炎で亡くなっています。

 

ユニセフの活動報告を読んでいると、とても心が痛みます。

 

中東のイエメンの人々は、紛争の影響で、安全できれいな水を手に入れるために、子どもや女性が給水地までの長い道のりを歩き、給水トラックを待たねばなりませんでした。しかし、喉がかわいた子どもたちは、汚染された水を飲んで、下痢で命を落とすこともあったのです。水を当たり前に使うことができる日本では考えられないことですね。

 

アフガニスタンでは、紛争や干ばつで、故郷を追われ難民キャンプでクラス10歳の女の子は、5歳の時に30歳も年上の男性と婚約させられました。「食べ物に困るほどお金がなくて・・・娘を婚約させるしかありませんでした」と母親は言います。婚約した女の子が外出することは恥という文化があるそうで、世界には、まだこんな国があるのかと考えさせられます。

 

アフリカのチャドという国は、18歳を前に結婚する女の子が多く、若くして妻・母としての責任を負うことになります。そこには、「女子教育」という概念がほとんどありません。貧困、早婚、厳格な男女の役割分担、偏見といった、様々な原因で、女子教育が阻まれています。「女子教育の促進には男の子も巻き込むべきだと思う。学校に通う女の子に、何のために女子に学ばせるんだよって言う男の子もいるのよ」と、数少ない学校に通う中学生の女の子が言います。

 

まだまだ、多くの報告事例が有りますが、ユニセフだけでなく、様々な支援団体の力で、これらの改善が進められています。

 

保育園の役割の一つは、子どもたちに、世界で起きている同じ子どもたちの現実を伝える事でもあります。戦争や紛争に直面したことがない子どもたちに、平和な日本を継続してもらわねばなりません。

2020年

1月

18日

教員の初任者の年齢

今日は、さいたま市でも午前中は雪が降りました。積もるほどの雪ではなかったのですが、雪を見ると子どもたちのエネルギーが、なぜか数倍になります。雪が降っているにもかかわらず、バスケットボールやローラースケートに夢中になる子どもたちです。寒いよりも「楽しい!」が優先されるようです。

 

昼は、卒園児の小学生と年長園児を連れて、埼玉県立歴史と民族の博物館へ行ってきました。大宮の氷川神社の近くにあります。縄文時代から現代までをその時代の生活をたどっていくような展示になっているのですが、意外にも子どもたちは、真剣に見入っています。

 

「昔の人は・・・」動物や魚など狩りをして、食べ物を集めた。「昔の人は・・・」ハニワを作ったんだ。などなど、子どもたちの口調が「昔の人は・・・」で始まるので、笑えます。白黒テレビや電卓やパソコンの初代モデルを見ては、大盛り上がりです。

 

さて、令和元年度の教員試験では、全国31の県や市が、年齢制限なしで応募者を募ったそうです。日本の場合、年齢制限があったこともありますが、教員初任者の年齢構成は、20代が9割近くを占めているそうです。

 

これは、他の国では考えられないことで、イタリアでは、3割の初任者が40歳以上だそうです。日本とは対極にあります。つまり、最初は教員以外の仕事に就きながらも、「やはり教員になりたい!」という思いで、40歳を過ぎてでも教員の道を選ぶ人が多いということです。教員以外の社会経験があるというのは、子どもたちにとっても、大きな魅力でもありますね。

 

ここ数年、日本においての教員採用試験の競争率は、低下の一途で2倍を切る自治体も出てきたそうです。こんな中で、年齢制限なしでの応募者を募る自治体が増えていることは、優秀で、やる気に満ちた人材が増えることは間違いありませんね。

 

人生は、何歳になってもやり直しがききます。それを子どもたちに教えるには、教員として自分の人生をやり直した人の方が、心に響くに違いありませんね。

2020年

1月

17日

25年目の午前5時46分

今年の3月に、保育園を卒園する年長園児7名の保護者から、大きくて素敵なプレゼントをいただきました。バスケットのゴールスタンドです。卒園式はまだ先ですが、せっかくですので、年長園児も一緒にバスケットボールを楽しむことにしました。

 

さっそく、子どもたちと一緒に組み立てて、本格的なゴールスタンドが完成しました。屋上に設置します。ベーススタンドに水を入れると、ずっしりと安定します。お昼の時間に、年長園児は、フリースローの練習をしました。

 

子どもたちは、ゴールした数をカウントしながらプレーを楽しんでいました。屋上遊びに、新たにバスケットボールが仲間入りです。冬の屋上遊びでも、しっかりと汗をかいてもらいます。(笑)

 

さて、今日は、6434人の死者を出した阪神淡路大震災が発生して、25年目の朝を迎えました。午前5時46分、まだ暗い朝ですが、今年も追悼式を行っているテレビ画面に向かって手を合わせます。

 

私が勤めていた民間企業は、神戸に本社がありましたので、この日のことは、鮮明に覚えています。私は、1月17日は、大宮そごうのバレンタイン特設会場でチョコレートケースのディスプレーをしていたのですが、朝からのニュースで、関西が大変なことになっていたので、仕事どころではありませんでした。

 

本社とも連絡が取れず・・・神戸や大阪の仲間たちの顔が浮かびます。後に、生々しい体験談を聞く事になりました。本社も倒壊しました。

 

「こんな時に、バレンタインなんかやってる場合じゃないだろう!」という世論が日本中広まったのですが、神戸は洋菓子発祥の地ですので、被災した多くの洋菓子メーカーを救おう!と世論の風向きが変わり、「バレンタインで、神戸のメーカーのチョコレートを買おう!」となり、お客様や百貨店などの得意先の善意に助けられました。

 

しかし、阪神淡路大震災は、会社にとって大きなダメージとなりました。そして、それを乗り越えて、私も無我夢中で仕事に取り組んだ記憶があります。

 

今年は25年という節目となり、震災後に生まれた若者も追悼式に多く参加されたようですね。大震災を体験された人々も「悲惨さを乗り越え、今ではこの震災での教訓を前向きにとらえている」と答える人が、6割にもなっているとも報道されています。

 

私たち人間は、過去から学び、未来をつくっていかねばなりません。そのためにも、1・17阪神淡路大震災を語り続けなければならないのです。

2020年

1月

16日

人類の壁

今日は天気となったので、30メートル走をやりたい園児が集まります。4人の園児が、自己記録を更新しました。まずは、今までの自分を超えることが大切ですね。

 

さて、短距離の世界の花形は、100メートル走です。1960年に西ドイツのアルミン・ハリー選手が10秒0を記録してから、この記録が破られるまでに、8年という長いの時間がかかりました。100メートル10秒の壁をいつしか「人類の壁」と呼ぶようになったのです。

 

1968年にアメリカのジム・ハインズ選手が9秒95の記録を出すのですが、この当時は、手動のストップウオッチを使用していました。また、高地記録として扱われました。

 

その後、平地で記録公認の条件とされた電動時計で「人類の壁」が破られるまでは、さらに時間がかかりました。

 

1983年にあの有名なカール・ルイスが、9秒97を叩き出します。これを機に、1980年代には、多くの9秒台のアスリートが登場しました。現在の世界記録は、2009年にジャマイカのウサイン・ボルト選手が出した9秒58です。

 

日本人にとっての、100メートル9秒台の壁は、カール・ルイス選手から遅れること34年後の2017年に桐生選手が9秒98を記録し、その後立て続けに、サニブラウン選手、小池選手と9秒台が続きました。

 

また、競泳の世界でも、自由形50秒という記録は、1976年にアメリカのジム・モンゴメリー選手が49秒99を記録するまで、長い間「人類の壁」となっていました。その後、何人もの選手が50秒を切る記録を出しています。現在の世界記録は47秒05です。

 

長い間100メートル10秒・競泳100メートル50秒という「人類の壁」が破られなかった理由は、何だったのでしょうか。

 

それは、人間自らがこの記録を「人類の壁」と呼んでしまったからかもしれませんね。

 

私たち人間は、時に「自分には無理」と自分の「壁」を作ってしまう事があります。アスリートにとっても、記録に挑戦するものの、「人類の壁」の意識が潜在的にあったかもしれませんね。

 

私たち大人は、すぐに「壁」を作って諦めてしまいますが(笑)・・・子どもたちには、限りない可能性が広がっています。私たち大人が、子どもの壁を作ってはいけませんね。「あきらめないでがんばれば、きっとできるぞ!」と言い続けることです。

2020年

1月

15日

わたし・・この家事やめました

今日は、屋上ファームの「ラディッシュ」こと赤カブを収穫しました。12月に、種まきをして、間引きもしないでほったらかしにしていたのですが、お店で売っているサイズよりもはるかに小玉のラディッシュが採れました。

 

ラディッシュの隣には、チンゲン菜を植えていたのですが、見事に、葉っぱを鳥に食べられてしまいました。ラディッシュは、大根の仲間ですので、葉っぱの癖のある味を鳥も好んでは食べないようです。

 

子どもたちは、「さくらんぼうのようにカワイイ!」なんて言いながら、楽しんでいました。今日のお土産ですが、ラディッシュを子どもたちがパクパク食べるかどうか・・・明日の連絡ノートのコメントが楽しみです。

 

さて、今日は、子どもを持ったママたちの「わたし・・この家事やめました」特集です。

 

「洗濯物をたたむことをやめました。下着や肌着は見えないので、シワになっていても、ばさっとしまっています」

 

「家じゅうのマット類をやめました。なくても生活に支障はなく、洗う手間も省けます」

 

「お皿をたくさん使うことをやめました。ワンプレートで出すようになってからは、子どもたちは、お子様ランチのようと大喜びです」

 

「子どものおもちゃを片付けるのをやめました。子どもは、自分の物に対する責任感が出てきて、整理整頓もできるようになりました」

 

「きちっと、をやめました。できていないとストレスになっていることに気づき、あまり気にすることはやめて、子どもとゆっくり過ごすことにしました」

 

「家事について、こうしないといけないという考えを捨てました。思い込みが自分を追い詰めてしまっていたので、家電を利用したり、夫にもお願いして柔軟に家事と向き合うようになりました」

 

どうですか・・・物理的な「時間短縮」だけでなく、「心のゆとり」も大切ですね。「家事が大変!」というあなた・・・ご参考までに。

2020年

1月

14日

「自己肯定感」にプレッシャー?

今日は、寺子屋園児全員の30メートル走のタイムを測定しました。何と、年長園児6名を差し置いて、ナンバーワンタイムは、年中の男の子です。

 

年長園児は、お昼寝タイムがなくなったので、勉強タイムとなるのですが、勉強どころではありません。「いいか、寺子屋1番が6人もいて、一人も○○君に勝てないとは!○○君のタイムを抜くまで、屋上で特訓だ!」と鬼の特訓です。(笑)

 

5回目くらいまでに、3人の年長園児が、年中男子の記録を抜くことができて、面目がたったわけですが、年長園児の中で、タイムが一番遅い男の子は、「勝てるわけないでしょ・・・」と早々にリタイアです。(笑)

 

しかし、夕方の自由時間に、彼は、ブロックとドラえもんのぬいぐるみを組み合わせて、見事なタイムマシーンを完成させました。小学生顔負けのレベルです。このように、スポーツや芸術の分野で、優れた結果があれば、その子には「すごいね~」と褒めることができ、自己肯定感もアップするのでしょうが、全ての子どもが、そうはいきません。

 

最近では、子どもの自己肯定感をアップさせるために、「子どもをほめなくちゃ!」ということが、プレッシャーになっているママが多いそうです。

 

そもそも自己肯定感=「自分は優れていると感じる」ことではなく、「自分は自分でいい」と思えることなのです。「○○君はかけっこが速くて、勝てないけど、自分は、絵を描くことが好きで楽しいんだ!」と思えることです。

 

よく、子育てマニュアルには、我が子の自己肯定感をアップさせるには、「子どもを認めることだ」と書かれています。しかし、認めるとは、具体的にどうすればいいのかが、なかなかわからないですね。

 

簡単な言葉ですが、子どもが遊びに夢中になっている時に、「○○ちゃんは、これが好きなんだね」と言うこと・・・これが「認める」ことです。

 

どうですか・・・「我が子に自己肯定感を持たせなければ・・・」のプレッシャーから開放されましたか。子どもが、ありのままの今の自分を「これでいいんだ」と肯定できるようにするには、褒めることも、難しい話をする必要などなく、「へぇ~」でいいのです。

2020年

1月

13日

雪がない!?おやじ旅

今日は、成人式ですね。我が家の次女もさいたまスーパーアリーナへ・・・振袖を着て参加しました。これで、3人の子どもたちは、無事に成人式を済ませました。次女の就職までは2年あるので、まだまだ親としては、完全親離れとはいかないようです。

 

さて、次女の成人式にもかかわらず、今年も「新年呑み鉄・・・おやじ旅」に、昨日今日と行ってきました。

 

初日は、只見川を眺めながら、新潟県の小出(こいで)から福島県の会津若松までを走る只見線で雪見酒・・・しかし、雪がありません。只見線は、東日本大震災があった2011年7月の水害で、数か所の鉄橋が流されてしまいました。

 

只見から会津川口まで、バスの代行運転なのですが、バスの運転手は「只見は豪雪地帯です。今年のように雪がないのは、生まれて初めてです」と話します。この冬だけの珍事であればいいのですが、温暖化問題とか色々と考えてしまいますね。スキー場も雪がないので、大打撃です。

 

この只見線も、来年の2021年度中には、全線開通する予定です。ただし、昭和53年に製造され、40年以上活躍した、ディ―ゼルカーも新型車両に世代交代します。高校時代に今日のおやじ6人は、この只見線で旅をしたのですが、その時の車両に今日も乗っていることに、じみじみと「うれしさ」をかみしめながら、酒をのみます。

 

同じように、東日本大震災で、東京電力福島第一原発の事故で、不通になっていた常磐線が、3月14日のダイヤ改正で全線開通となります。9年という長い時間がかかりましたが、こうして、元に戻っていくことは、元気につながりますね。

 

会津柳津(やないず)の温泉宿で、たぶん昨年も話したであろう、高校時代の昔話と、○○先生は、もう死んじゃったなぁ~という不謹慎な話まで、酔いに任せて、あまり身になる話ではありませんが(笑)・・・大事な時間を過ごしました。

 

今日は、会津若松から新潟へ抜ける、磐越西線を阿賀野川の流れを見ながら、呑み鉄です。俳優の六角精児さんが、テレビ番組でワンカップを片手に気持ちよく酔う気持ちが、私にはよくわかります。

 

ここでは、御朱印帳歴30年のおやじの、うんちくに耳を傾けます。ここ数年、御朱印ブームとなっていますが、このおやじは、30年以上前から御朱印の魅力にはまっています。神社とお寺の御朱印帳の違いや、私が知らなかった曰く因縁に、私もテーマを決めて、ブームに乗るのではなく、御朱印をもらいたくなりました。

 

ということで、雪景色がない旅となったのですが、仲間たちとの時間で、たっぷり充電しました。保育園の子どもたちを投げ飛ばすパワーが、湧いてきました。(笑)

2020年

1月

12日

三歳児神話

最近では、あまり聞かれなくなった言葉に「三歳児神話」があります。つまり、「3歳までは母の手で育てるのが子どものためになる」という考えです。

 

今から50年くらい前、日本では、まだ保育所に子どもを預けて母親が働くことが少なかった時代の話をある記事で読みました。

 

「子どもを保育所に預けることは、肩身が狭い思いをするというか、私を批判的に見る人が多くいました。悲しいですが、『鬼のような母親』と言われたり、『こんなにかわいい子がよそに預けられているのね~』『保育所から連れ帰ると保育所の匂いがするわ』『大学出の母親は非常識ね!』などと言われました。三歳児神話が、女性たちに大きな影響を与えていることを実感しています」といった内容です。

 

この家庭第一主義の考えがどこから来ているかを調べると、イギリスの医学者「ジョン・ボウルビィ」の「母性的養育の剥奪」を理論化したものだといいます。

 

つまり、「母性が親密であれば、子どもは幸福感に満たされるのであり、それが欠けてはならない。母親のアタッチメントが子どもの自立のためにすごく大切なものだ」という考えです。

 

今の常識で言えば、保育園に預ける母親は、24時間我が子と離れているわけではありません。1日の半分以上は、寝食を共にしています。また、子どもの自立には、家庭環境もありますが、3歳児未満でも保育園での集団生活が、大きく影響していることなど、当たり前の考えですね。

 

そして、何より「母性」という言葉が、私に言わせれば、「死語」にしたい言葉です。子育ては、母親だけがするものではなく、父親も同じ役割ですし、保育園や地域で行われる時代になりました。母親だけのものではありませんね。

 

保育士の国家試験では、「愛着形成」など医学的実験を踏まえた理論が出題されるので、私もかつては勉強しましたが、実際に保育園での3歳児未満児を見ていると、この子たちがやがて大人になり社会に出ることを考えると、保育園での集団生活で学ぶコミュニケーション能力が成長に欠かせないと実感します。

 

三歳児神話については、様々な考えがあるでしょうが、保育現場のおやじ園長に言わせれば、早く消えてもらいたい言葉ですね。

2020年

1月

11日

高校生のアルバイト

今日は、屋上でストップウォッチでタイムを計測して30メートル走を行いました。土曜日なので、登園した小学生は、体育の授業などで、ストップウオッチを見たことがあったようでしたが、まだ、実際のタイムを計るの初めてです。寺子屋園児は、ストップウオッチを使うという状況に、大興奮です。

 

今までは、「○○ちゃんや○○くんは足が速い」という感覚だけは、子どもたちの共通認識にあったのですが、これで、タイムが明確になり、数字上では、きちんと順位がつくことになります。

 

もちろん、今回のねらいは、自分の記録を練習することで塗りかえることです。自己新記録を更新していくことが目的です。大人の世界でもそうですが、数字などの具体的な目標があった方が、頑張れることがわかっているので、来週からの屋上遊びに、寺子屋園児は全員挑戦させようと思っています。

 

さて、高校の修学旅行の費用が高騰しているようです。平成28年度の文科省統計では、高校2年修学旅行での保護者の平均支出額は、私立で11.2万円、公立でも8.2万円だそうです。経済的理由で参加できない生徒もいるようです。何だか、忍びないですね。

 

そこで、最近では「社会勉強も兼ねて、修学旅行の費用を自分でアルバイトで稼がせてください」と提案する高校もあるそうです。

 

私の高校時代は、原則「アルバイト禁止」でした。修学旅行の費用とはいえ、アルバイトを奨励するなんて・・・と思ったあなた。諸外国では、高校時代にアルバイトをするのは当たり前だそうです。

 

高校生が定期的にアルバイトをする率は、ノルウェーでは30%にもなるそうです。アメリカでも25%を超えています。イギリスやスウェーデンでは、家庭環境に関係なくアルバイトの実施率が高く、ノルウェーでは、富裕層の高校生の方がアルバイトをしています。これは、アルバイトが自立への道程と考えられているからです。

 

日本の場合は、10%程度だそうです。当たり前ですが、社会人として企業などの組織に勤める前に、アルバイトを経験することが大切であることは言うまでもなく、私も、就職前の学生時代には、それなりにアルバイトを経験しました。

 

自分の趣味に使う金を稼ぐだけでなく、社会勉強という意識もありましたね。個人的には、高校からアルバイトを経験することは大賛成であり、若い時から実社会との接点を増やすことは大切なことです。日本の10%は低すぎますね。

2020年

1月

10日

SDGsの企業訪問活動

今日は、新年最初の体操教室です。年末年始とお休みが続いたので、3週間ぶりとなりました。まずは、無理をせず、サーキットトレーニングは基本動作を行います。子どもたちが得意なブリッジは、美しく、力強く、見事なアーチを描いていました。今年も、楽しい体操の時間になりそうです。

 

さて、最近はよく、SDGs(エスディージーズ~持続可能な開発目標~)という言葉を耳にすることが多くなってきましたね。もちろん、環境問題や個々の違いを受け入れる発想など、国として、つまり「日本」としてどう取り組むべきかを問われる内容ですが、当然、企業についても、SDGsを意識した取り組みが始まっているようです。

 

埼玉県立春日部女子高校は、2年生のテーマをSDGsとし、夏休みの間に生徒は10人~16人ずつに分かれ、行政機関やプロスポーツチーム、芸能関係、その他24団体の連携先の中から1ヶ所を訪問するそうです。聞き取り調査をしたり、生徒から提案をするグループもあったようです。

 

食品メーカーを訪問したグループは、製造の過程で出るごみの量を減らすアイデアを提案したり、旅行会社を訪問したグループは、市内の観光情報をSNSで発信することを提案したそうです。

 

高校生の提案が、どこまで現実的に活かされるかは別にして、こうして、学校外のさまざまな人材と交流することが、生徒たちの成長につながっていきます。

 

「情報を集め、組み立てて、発表する」力を育て、答えのない問いに向き合う態度を育てることを目的に行っているそうです。

 

社会に出る前に、子どもたちはこのような取組みで、視野を広げ、社会で通用する力を身につけてもらいたいですね。

2020年

1月

09日

「公共」じぃじ、ばぁば 大活躍

今日は、屋上でいも煮会を行いました。冬の青空は、富士山もバッチリで最高の景色です。風が強かったのですが、子どもたちは、みんなで食べる給食に大喜びです。

 

屋上ファームで昨年収穫した、じゃがいもと大根(もちろん葉っぱも)をメインに、煮込みうどんにして、おいしくいただきました。自分たちで、種まきから収穫まで行った野菜を、屋上で料理をしてみんなで食べるという体験では、子どもたちのおかわりラッシュとなりました。大根を包丁で切る経験も、寺子屋園児は経験します。これぞ!食育です。

 

さて、最近は、高齢者が子育てを支える取り組みが各地に広がっています。

 

千葉県柏市には「地縁のたまご」という高齢者グループが、地域の幼稚園や小学生に習字を教えます。「たまご」とは「他人の孫」のことだそうです。なかなか粋な名前ですね。代表は、「遠くの孫より近くの『他孫(たまご)』・・・高齢者には生きがいが、子どもたちには社会性が育まれる」といいます。

 

横浜市のNPO法人「親がめ」は、自治会館や公園などで、「親子のたまり場」を開催します。そこで活躍する「かめっ子おばあちゃん」は、ある女の子の言葉が忘れられないそうです。自分のことを『3人目のばぁばと呼んでいい?』と言われたそうです。その言葉を胸に、これからも子育てを支えていくそうです。

 

どうですか・・・私のような50代のおやじ世代でも、すでに子どもの頃は核家族化が進み、近所のおせっかいなおじさんおばさんに、「よのなか」のことを学ぶイことがが少なくなってきた世代です。

 

今のシニアは、映画「3丁目の夕日」のように、隣近所で助け合った最後の世代とも言われています。自分の経験を次代に残そうという気持ちが働くのかもしれませんね。しかし、この世代の人々は、高度成長期に会社に身を捧げ、日本の発展に尽くした人たちです。退職後は、地域や社会との接点を失い、同時に生きがいも失っている高齢者が多いのが現実です。

 

このように、子どもたちを相手にするシニアは、健康寿命が延び、人生を楽しく送っています。こんな「公共じいちゃん」「公共ばあちゃん」が増える日本になってもらいたいですね。

2020年

1月

08日

健康目標

今日は雨降りとなってしまったので、教室内で大ゲーム大会です。子どもたちは、屋上遊びが大好きですが、たまに行うゲーム大会も楽しみの一つとなっています。

 

雑巾がけレースなどで盛り上がり、最後はイス取りゲームを行いました。昨年度までは、年長女子ライバル二人が必ず決勝まで残りどちらが勝っても、悔し涙の重い戦いが続いていたのですが、今年度は優勝のチャンスは誰にでもあります。今日は年長園児ではなく、年中男子と年少女子の決勝となりました。負けた女子に涙はなく、ほっとしました。(笑)

 

さて、新年になると、私たちは様々な目標をたてるものですが、今日は「健康目標」を漢字1文字で表すと・・・を楽しんでください。ある情報誌に掲載されていた内容です。

 

「支」・・・健康は、食・家族・医療に支えられ、自分で自分を支えて成り立つものだ。

「律」・・・もっと食べたい!もっと飲みたい!という自分を律してがんばりたい。

「動」・・・心身ともに動かすことが健康の基本。今年も日々動いて健康でいたい。

「静」・・・心を静かに過ごすことで、血圧を平常に保ち健康でいたい。

「食」・・・好き嫌いなくバランスよく食べ、運動し、しっかり睡眠をとる。

「続」・・・正しい生活習慣を続けることで健康への近道にしたい。

「愛」・・・夫婦二人で、いつまでも愛を持ってお互いの健康を考えたい。

「噛」・・・ものをよく噛んで食べるのはもちろん、色々な活動にも1枚噛んで頑張る。

「歩」・・・今年は、1日8000歩を目標にする。健康には足腰が一番大切だ。

 

どうですか・・・ただ健康について目標をたてても、具体的にやらないと続きませんね。そして、ユーモアが必要です。この漢字1文字の中で、自分ができることから始めるのもいいかもしれませんね。

2020年

1月

07日

小中一貫教育

明日から、小学校が始まりますね。ホワイトきゃんばすでは、今日まで、小学校3年から1年までの卒園児が登園したので、0歳児から小学校3年生まで、9学年の学び合いとなりました。

 

小学生が、屋上遊びで、ローラースケートをスイスイ走らせる姿に影響を受けて、年長園児が、なんとか追いつこうと、短時間で上手になっています。生活習慣やお手伝い、片付けの段取り一つとっても、在園児は学ぶところがたくさんありました。

 

もともと異年齢保育でのタテの関係をベースに、子どもたちが育っているホワイトきゃんばすですが、さらに、タテの関係の幅が広がり、充実した2日間となりました。

 

さて、公立学校で、全国初の施設一体型の小中一貫校として開校した、東京都品川区立日野学園は、義務教育9年間を1年生から9年生として、教育活動の充実に取り組んでいます。

 

もともと、品川区は、今から20年以上も前に、区内の小学校の校区制度を廃止し、どの小学校でもチョイスできる仕組みを作りました。また、小中一貫校である義務教育学校を増やしながら、9年間を一貫するという考えで、教育改革を進めてきた自治体でもあります。

 

そして、日野学園が、特に力を入れて取り組んでいるのが、「交流活動・自治的活動」の強化です。つまり、上級生のリーダーシップや子どもたちのコミュニケーション能力アップを目的に置いています。

 

具体的には、「1年生と9年生(中3)」「3年生と8年生(中2)」「4年生と7年生(中1)」などの兄弟学年を設定し、学習成果発表会や文化祭の発表を協同で行ったり、ランチルームで一緒に給食を食べたりするなどして、タテの関係を築いているそうです。

 

保育園で、異年齢での取組み成果を実感している私としては、この話を聞いただけでも、有意義な活動だと思います。「下級生は上級生に学び、上級生も下級生から学ぶ」が容易に想像できます。

 

子どもたちが、社会に出れば、上司や先輩から多くを学びますが、同時に、ベテラン社員も若手から大きな刺激を受けて、また成長するものですね。今後、日本の義務教育は、必然的に小中一貫校が増えていくことになると思っています。

2020年

1月

06日

令和2年保育スタート

いよいよ今日から令和2年の保育がスタートしました。長い間お休みだったので、小さい園児は「泣き虫モード」と思いきや、みな元気に登園です。

 

今日は、子どもたちのお正月の話をじっくりと聞きます。映画を見た・・・演劇を見た・・・○○へ行った・・・などなど、子どもたちは熱く語っていました。この冬は暖冬ということもあり、雪国のおじいちゃんおばあちゃんのおうちで、雪遊びがあまりできなかったようです。

 

さて、年長園児7名は、今日からお昼寝なしの生活となります。4月からの小学校入学に向けての生活習慣を少しずつ始めていきます。小学校では、お昼寝はありませんね。

 

小学校は、明後日からスタートするので、今日明日は、卒園児が登園します。今日も6人の小学生がやってきました。

 

お昼の時間は、年長園児は、お勉強タイムとなります。今日は、小学生から、小学校での話をたくさんしてもらいました。

 

まずは、給食のこと・・・好きな献立の話や、アイスクリームが出た!冷凍みかんが大好き!やっぱり揚げパンがおいしいよ!うどんがいいなぁ~!と、小学生の話が止まりません。年長園児は、小学校での給食を想像ます。

 

次に、「掃除はどうやってするの?」という質問に、小学生は、細かい内容まで話してくれます。4人の班で行うことや、ほうきとぞうきんの使い方や、給食が終わった後に、毎日掃除をし、大掃除の日もあることなどが分かりました。年長園児は、「掃除はあまりしたくないなぁ~」という顔をしています。(笑)

 

そして、勉強の話です。国語・算数・体育・音楽・図工・道徳・英語など・・・何が好きで得意な科目かを小学生の解説が始まります。

 

ここまでで、約15分が経過・・・年長園児全員が、体を動かし、集中力が切れています。小学生の1科目の時間は45分です。今日の様子では、45分集中するのは難しいようです。さぁ~あと3カ月・・・しっかりと練習ですね。

 

年長園児は、お昼寝がなくなることを楽しみにしていましたが、お昼の勉強タイムが楽しく過ごせるように・・・取り組んでいくことにします。

2020年

1月

05日

2020年を予測する④

ラグビーワールドカップの日本代表選手の中で、日本人の両親を持ち、日本で生まれた選手は、実はそんなに多くありません。しかし、私たちは、そこに「ワンチーム」を感じました。そして、近年のスポーツ界は、国際結婚で生まれた2世の台頭が著しいですね。

 

そして、東京オリンピックを機に、多くの外国人が日本にやってきます。「これからの時代は、多様性を受け入れ、一人一人が違うことを理解しなければならない」と、大人の私たちは、よく言います。しかし、多様性をどうやって子どもたちに教えていけばいいでしょうか。

 

外国人というくくりだけではありません。東京オリンピックでは、女性アスリートの進出もめざましいものがあります。1964年の最初の東京五輪では、全選手の中で、女性は13%しかありませんでした。2020年東京オリンピックでは、5割近くになると見込まれています。つまり、男女の参加選手の数は、同じになったのです。

 

また、10代の頃からハードル選手としてトップにいた、日本女子の寺田明日香選手は、引退後、結婚、出産を経て、7人制のラグビーで日本代表を目指します。しかし、ケガで伸び悩み、再び昨シーズントラックに戻ります。そして、19年ぶりに日本記録を塗り替えます。母として、30歳で東京オリンピックに出場します。

 

男子も、39歳の高飛び込みの寺内選手が、通算6度目のオリンピック出場が内定しています。一度、引退したものの「まだメダルを取っていない!」という気持ちが、現役復帰となったのです。

 

昭和世代の私は、子どもの頃から、「みんな一緒でみんないい」を教えられてきました。人と違うことは、悪という風潮もありました。その反動もあって、ようやく大人になって、「人と同じことをするんじゃないよ!」と、保育園の子どもたちへは、ゲキを飛ばしています。(笑)

 

東京オリンピックは、まさに、子どもたちに「多様性ジャパン」を教える大きな機会になるような気がします。

 

未来を担う子どもたちが、本当の意味での「多様性」を受け入れて、考え方も生き方も、違う人同士を結び付ける力を持ってもらいたいですね。2020年は、「多様性」元年となるのかもしれません。

2020年

1月

04日

2020年を予測する③

いよいよ今年は東京オリンピックが開催されます。東京でオリンピックが開催されることが日本のアスリートたちの力を大きく伸ばしていることは間違いありません。アスリート個人のモチベーションがあがっているだけでなく、各団体が着々と強化プランを実行しています。

 

オリンピック種目ではありませんが、15人制のラグビーが日本中を盛り上げ、次はオリンピックで感動を・・・という流れになってきました。

 

4年前のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は41個のメダルを獲得しました。「東京オリンピックでは、各競技のメダル獲得を最低限の目標に掲げたい。今季は41個だったが、当然、倍以上にしなければならない」と、当時の橋本聖子選手団団長は、帰国後の会見で、こう話しました。

 

では、東京オリンピックで、メダルが何個になるのか?・・・という話は、専門家にお任せするとします。そもそも「メダルは何個」というノルマではないですね。

 

今日は、東京オリンピックが終わって、どんなレガシー(世代をつなぐ遺産)が残せるのかを考えてみます。当然、オリンピック開催にあたって、莫大な予算が投入されてインフラ整備が進みました。多くの競技場などが有効活用されるでしょうが、ここではハコモノ以外のレガシーを考えてみます。

 

まだ記憶に新しい、1998年の長野オリンピックでの最大のレガシーは、ボランティア組織と言われています。今でこそ、各地のマラソン大会や今回の東京オリンピックでも、ボランティア組織が当たり前になっています。その原点が、長野オリンピックが残したレガシーなのです。

 

日本が抱える高齢者問題・・・今は年齢構成を変えるようなサプライズは期待できません。今後も高齢化は避けられません。しかし、元気な高齢者が増える世の中には変えることができるような気がします。私のようなおやじ世代が、70歳80歳になっても、元気で人生を楽しむような日本を想像してみると・・・

 

その転機が、2020東京オリンピックです。オリンピックを通じて、スポーツを「観戦」する喜びをさらに得た日本人は、今度は、自ら体を動かす喜びへと進化します。もちろん、アスリートを目指すのではなく、適度にスポーツを楽しむことが、当たり前のライフスタイルになっていくのです。

 

そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、元気に働き、人生を楽しむという国になっていけばうれしいですね。東京オリンピックが残したレガシーは、「スポーツをしながら人生を楽しむライフスタイル」になると思っています。

 

どうですか・・・少し抽象的ですが、的を射ていると私は勝手に思っています。(笑)

2020年

1月

03日

2020年を予測する②

昨日は、仙台初売りに行ってきました。もちろん、福袋を買いまくるのが目的ではなく、全国でも有名な初売りの様子を体験したいからです。七夕祭りが盛大に行われる商店街を中心に多くの人で賑わっていました。

 

仙台初売りには、イメージキャラクターがいます。かわいいゆるキャラではありません。「仙臺四郎(せんだいしろう)」というおやじです。明治時代の実在の人物で、四郎が買い物に来たお店は必ず繁盛するという言い伝えとなり、商売繁盛の神として大切にされたそうです。商店街のあちらこちらに、四郎のイラストが笑っています。

 

日本全国で初売りが行われていますが、仙台の初売りは、まさに伝統行事のような感じですね。

 

さて、2020年を予測する・・・昨日は、「どんな仕事」ではなく、「どんなスキル」が生き残れるかという話をしましたが、では、どんなスキルが必要になるのか。

 

「心理学」「社会的洞察力」「社会学・人類学」・・・専門家は、これらの能力をあげますが、ちょっと難しいですね。これを簡単に言うと、「人間理解のスキル」と考えることができます。

 

マシンでいれた均一でおいしいコーヒーではなく、ヒゲのバリスタがいれたコーヒーを飲みたいのは、バリスタが他人に共感し、互いに影響を及ぼし合うという作業をしているからです。社会が豊かになるほど、自分向けに最適化されたサービスや人との触れ合いにお金をかけようとする人が増えていくことは間違いないでしょうね。

 

AIは、膨大な情報処理は得意だけどアイデアを出すのは苦手と言われますが、ユニークなアイデアを出すことには、むしろ長けているそうです。現に2016年には、AIが脚本を書いた「サンスプリング」という映画も登場しています。ただし、それが人の心を打つかどうかといえば、それは別問題です。

 

人間にとって、価値のあるものが何なのかを判断するのは、人間ならではのスキルと言えます。ユニークかつ価値あるアイデアまで、深く考えることができるのが人ですね。

 

お正月は、スペシャルドラマがたくさん登場しますが、私が好きな「義母と娘のブルース」で、義母役の綾瀬はるかさんの営業スキルは、まさに人でないとできませんね。

 

データに基づいた完璧な提案はAIの得意とするところですが、「交渉する」「説得する」「助言をする」といった高度に社会的な作業は、人にしかできません。交渉相手の社長の創業時の想いや、「人は石垣・人は城」と決して譲れない核を見事についた、綾瀬はるかさんの提案は、人でしかできない業ですね。

 

コミュニケーション能力が高い・・・とは少し違うかもしれません。人と人を結びつけるには、「共感する」「同情する」「理解する」といった、その人なりのスキルが必要になっていくのでしょう。

 

これからの子どもたちには、「大きくなったらどんな仕事に就きたい?」だけでなく、「その仕事で、あなたのどんな得意なことが活かせるかな?」も質問に加えないといけませんね。

2020年

1月

02日

2020年を予測する①

昨日は、会津三観音の1つ鳥追観音のある如法寺に行ってきました。鳥追観音のある観音堂に隠れ猿三体の彫刻があるのですが、あの日光東照宮の眠り猫の作者「左甚五郎」の作品と言われています。

 

3つの隠れ猿のうち、「手枕で円く眠っている猿」がなかなか見つかりません。お寺の人に聞くのが簡単ですが、やはりここは自分の力で探さねば・・・意地の15分、やっと見つけました。三猿を探し得た者は、幸運が開けるそうです。やった!

 

さて、新年ですので、2020年を予測するという大胆な話題を楽しんでください。今日は、「職種」ではなく「スキル」という内容です。

 

AIの時代となり、ここ10年くらいで、今の仕事の3割以上が、ロボットなどのAIに変わると言われています。しかし、例えば「今後ウエーターやウエートレスの需要は増える」というのが、新しい考え方です。

 

意外に思われましたか。「真っ先にロボットに置き換えられる」が、今までの常識でした。実際にウエーターをタブレットに置き換えることは可能ですし、最近のチェーン店では、注文は端末画面でお客様が入力というのが増えていますね。

 

しかし、「人対人」のサービスへのニーズは、2020年はさらに増すのでは・・・と考えられます。

 

つまり、おしゃれなヒゲを生やしたバリスタが、好みのコーヒーをいれてくれるカフェに、若者が集まるのであって、ロボットの接客にお金は出さないのです。

 

つまり、「仕事がなくなる」のではなく、「仕事に求められるスキルが変わる」のです。

どうですか・・・考え方を少し変えただけですが、なるほどだと思いませんか。

 

では・・・2020年、そしてそれ以降の仕事に求められるスキルは、どんなものか。

つづきは明日・・・

2020年

1月

01日

一流の個性

新年あけましておめでとうございます。皆様は、元旦の朝はどう過ごしましたか。私は、久々に「初日の出」を見ていました。今年も福島に来ているのですが、田んぼの先がみるみる明るくなっていき、空に向かって光の筋が現れると、まん丸の太陽が出てきました。あまりにも感動的で、「今年の願掛け」を忘れて、ずっと見入っていました。

 

ずいぶん昔の学生の頃の話ですが、北海道「摩周湖」の日の出を見たことがあります。この時は夏でしたので、朝2時に起きて、展望台まで歩くと、そこには素晴らしいまん丸の太陽がありました。それ以来の感動の日の出です。

 

さて、大晦日は、毎年「紅白歌合戦」を見ながら、ほろ酔いの時間を過ごしています。今年も、あっ!と驚く演出がたくさんありましたね。多くのミュージシャンが、この紅白歌合戦に出ることを目標にしているだけあって、自分に与えられた時間で、圧倒的な「個性」をぶつけてきます。

 

保育園のクリスマス発表会で、子どもたちは「世界で一つだけの花」を歌いました。保育園の子どもたちは、「一番になるんだ!」という気持ちが強いですが、やがて成長していくと「一番」には、たった一人しかなれないという現実に気がつきます。ナンバーワンでなくオンリーワンに・・・という歌ですが、私たちは、生まれた時にはすでにオンリーワンです。

 

私が考えるオンリーワンは、「一流」という言葉で表されます。「一流」って何でしょうか。人間国宝やトップアスリートなど技術的に優れた才能があるという意味ではありません。

 

「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流という事である。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない」一流を定義するとこんなイメージでしょうか。実は、ずっと前のおやじ園長のブログで、こんなことを書いていました。

 

ごく普通の私たちだって、自分のこだわりや、流儀を持つことで、「一流」の生き方ができるのです。子どもたちには、一番にもなってもらいたいですが、それぞれが自分で考える「一流」の生き方を見つけてもらいたいと思っています。

 

昨日の紅白歌合戦を見ているなかで、「この人は凄いなぁ~」と思ったのは、自分の時間をその演出を自分で決めることができる人です。そうです、「一流」の人とは、自分の人生を自分で決めることができる人と言えるのかもしれざません。

 

だって・・・自分で決める人生は楽しいですからね。(笑)

 

令和2年にあたって、この1年・・・多くのことを自分で決めていきたいですね。

2019年

12月

31日

「できること」「できないこと」

動物や鳥などの生き物が抱える弱みや短所に焦点を当てた児童書が相次いで出版され、人気を呼んでいます。「ざんねんないきもの事典」シリーズを本屋さんでよく見ますね。ラクダのこぶはエネルギーを使い果たすとしおれてしまう・・・といった、残念な生態が紹介されています。

 

こうした本が、小学生に人気なのは、生き物が持つ弱みが、子どもたちの共感を呼んだのかもしれません。この夏には、飛べないが泳げるペンギンが案内役で、世界中の生き物の「できること」「できないこと」」を紹介する「できなくたって、いいじゃないか!あきらめたいきもの事典」が発売され、大人気だそうです。

 

これらの本を読む小学生は、勉強でも運動でも、友だちよりもできないことがあると知る時期でもあります。しかし、ここでいちいち落ち込んでいても前に進みませんね。かけっこや算数が苦手でも、これを読んで、自分にできることや、自分にしかできないことを見つけようとしているのかもしれません。

 

もっと言えば、今の時代は「多様性の大切さを理解し、受け入れようとする時代であり、競争しながらも互いを認め合う時代」とも言えます。こんな時代だからこそ、「ざんねんな」シリーズの本が共感を得ているのでしょう。

 

さて、小学生になる前の園児たちは、この1年間で、「やればできる!」「最後まであきらめない!」と、保育園では、先生や他の園児に叱咤激励されながら、頑張ってきました。

 

この頑張りを実行した先に、ようやく自分の「できること」「できないこと」がわかるような気がします。保育園の子どもたちには、まだまだ「イチバン!ナンバーワン!」をめざして、新しい年も取り組んでもらいます。(笑)

 

今年も、子どもたちの笑顔のために、保護者の皆様はじめ多くの大人にかかわっていただきました。そして、この「おやじ園長のブログ」にも、お付き合いいただきましてありがとうございました。

 

では、月並みの言葉ですみませんが・・・よいお年をお過ごしください。

2019年

12月

30日

驚きのいじめ防止対策

昨日は、母の墓をビカビカにしてきました。といっても、墓を建立してからまだ1年半ですので、掃除の前と後でもあまり変わらないのですが、この1年間のことを独り言のように報告します。先日は、前の会社の仕事仲間が亡くなって4年目の命日に、いつものように墓前でおしゃべりです。

 

こうして、今年も一年間、健康で無事に過ごすことができた報告をします。年末の大事な習慣となっています。

 

さて、いじめ防止の取組みについては、様々な学校が様々な方法で取り組んでいます。その理由は、いじめの解決方法は、1つだけではないからです。

 

いじめ防止の活動に取り組む一般社団法人「ヒューマンラブエイド」を設立した、元校長先生は、かつて東京都内の小学校校長だった頃に、いじめ撲滅活動に取り組む子どもたちの組織を立ち上げたそうです。

 

児童会役員を中心に希望者を募ったところ、隊員は100人以上集まり、「キッズレスキュー」と名乗った子どもたちは、のぼりを掲げて休み時間にパトロールや声掛けを行ったそうです。

 

「人が環境から受ける影響は大きい。いじめが起きるリスクはゼロにはならないが『いじめはいけない』という空気は、子どもたちの間にできた」と、元校長は語ります。

 

大人の社会にも、セクハラやパワハラなど、様々な人権侵害があります。これからの子どもたちが大人になって、こういった理不尽に立ち向かい、乗り越え、解決する力を持つことを考えると、キッズレスキューの経験は、将来の生きる力につながっていくかもしれません。

 

「いじめ問題の主役は子どもたち。彼らの感覚や気持ちを大事にした取り組みでなければ、結果的に子どもを追い詰めたり、押し付けになったりしかねない」とし、ヒューマンラブエイドは、子ども自身がいじめを生まない環境について考え、取り組んでいます。

 

まさに、子どもたちが自分で考えて、自分で「いじめ防止」の答えを探していくイメージです。

 

道徳の授業で、先生が「いじめはいけないこと!」と主張をすることよりも、「いじめがなくなるようにするには、どうすればいいと思う?みんなで話し合って」という授業が大事になってくるのかもしれませんね。

2019年

12月

29日

行事の精選

幼稚園教育要領には、行事について次の記載があります。

 

「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるこようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分に検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」

 

保育園では、0~2歳児の小規模保育など、行事がほとんどないところもあるので、保育所保育指針には、行事に関しての記載はありません。

 

幼稚園や大型の保育園の現場の先生からは、こんな声がでます。「行事があるから生活が途切れてしまう」「行事があるから遊びが深まらない」・・・こんな感じです。園によっては、あえて、運動会や発表会は行いところもあります。理由は、「子どもたちの日常の遊びや生活を大事にする」からです。

 

また、「子どもたちの生活や育ちが大事なので、保護者が喜ぶだけの行事ならその必要がない」とまで言う園もあります。

 

さぁ~本当にそうでしょうか。ホワイトきゃんばすは、小さな保育園ですが、年間行事が山ほどあります。毎年、何か新しい取組みが増えていっています。もちろん、行事が増えることで、子どもたちの生活や遊びが途切れることなど一切ありません。

 

運動会やクリスマス発表会の練習では、一斉保育で取り組みますが、その経験は、子どもたちの非認知能力を育み、一つの目標を成し遂げることが、子どもたちの成長につながっています。

 

そして、ホワイトきゃんばすが考える保育の質の向上には、「子どもたちの保育園での成長を保護者と共有する」ことです。運動会や発表会の行事で、子どもたちの姿を保護者に楽しんでもらうことは、当たり前のことで、疑問の余地などありません。

 

通常の保育に、行事による「非日常」を子どもたちが経験することで、変化のある楽しい保育園生活を送ることができるのです。屋上遊びを楽しみ、運動会や発表会の練習を頑張って、子どもたちは成長するのです。

 

行事の量は、その保育園の考え方ですが、行事をすることによって子どもたちの遊びが途切れることもありませんし、子どもたちの成長を保護者とともに共有していくことは、これからの保育園に求められる大切なことだと思っています。

 

ということで・・ホワイトきゃんばすの行事は、これからも積極的に取り組みます。(笑)

2020年

4月

06日

教育の目的とは?

今日の屋上遊び・・・サッカーのPK戦に夢中の子どもたちです。外遊びは、子どもたちのストレスも解消し、元気な体を作るのです。

 

さて、少し前の話です。イギリスはサッチャー政権時代、低学力打開に向け、当時、世界一の学力と言われていた日本の「秘密」を探りに視察団を派遣させたそうです。

 

その結果、日本には学習指導要領があり、全国一律に教育水準を高く保っているということが判明しました。そこで、日本に倣って1988年にナショナルカリキュラムを作成し、同時にナショナルテストを始めたという経緯があります。

 

ナショナルテストの結果は、学校別一覧表で公表され、学校選択の指標になり、好成績の学校には予算を多く配当するまでエスカレートしてしまったそうです。

 

こうなると、競争原理はマイナスに働き、授業はテスト対策中心となるなど本末転倒の結果として学力はさらに低下し、不登校増加などの弊害も生じ、ナショナルテストが破綻したのです。

 

日本の全国学力、学習状況調査は、イギリスほどではありませんが、目先の点数に右往左往している学校や自治体が少なからずあるのが実態ですね。

 

今回の新型ウイルスの影響で、新年度がスタートしても、全国の学校の多くが、休校や間引き授業となります。私のような昭和世代の人間にとっては、たかが1、2カ月の授業がなくなったところで、長い人生の中では大した問題ではないと、人生経験上、言いきれます。

 

むしろ、この前代未聞の時間を通常授業ではない、「子どもたちが自分で考える」時間に変えることができれば、きっと、この経験は、大人になった時に大きな財産となるかもしれませんね。

 

ピンチをチャンスに・・・考え方次第です。はい。ポジティブシンキングで行きましょう!

2020年

4月

05日

鉄道産業 世界的再編へ

春の陽気の中で、のんびりと鉄道の旅でもしたいものですね。

 

さて、鉄道走行距離(貨物物線含む)の世界ランキングで比較すると、アメリカが22万6427キロでダントツの一位で、ロシア、中国と続きます。日本は、鉄道大国と私たちが思っていますが、2万6435キロで12位です。意外ですね。鉄道車両を製造する大手の売上ランキングでも、ようやく5位に日立製作所が入る位置です。

 

しかし、日本は、1964年に初めての高速鉄道「新幹線」を開通させ、スピードだけでなくその安全性は、世界ナンバーワンと言われている所以ですね。リニアモーターカーが開通すれば、まさに鉄道の歴史の大改革と言えます。

 

そんな鉄道ですが、エコ・大量輸送などが支持され、世界各国で高速線計画が進んでいるそうです。

 

イギリスでは、ロンドンからバーミンガムを経由し、中部のマンチェスターまでの約550キロを結ぶ「HS2」計画が認可され、14兆円以上の事業費がつぎ込まれるそうです。

 

アメリカでは、テキサス新幹線(ダラスーヒューストン間385キロ)で、JR東海の東海道新幹線N700系が使われるそうです。また、ニューヨークとワシントン約375キロでは、あのリニアモーターカーを走らせる構想も進んでいます。

 

アジアでも経済成長に伴い、輸送需要が拡大し、インドネシアやインド、タイなどで、高速鉄道のプロジェクトが進んでいるそうです。

 

私たち日本人の鉄道のイメージは、新幹線に象徴されるスピードかつ高い安全性や時間が正確なことですね。世界では、まだこのレベルに達していないのか、コスト面が優先され、日本の鉄道事業がそのまま支持されることでもないようです。

 

まぁ~世界で高速鉄道網が広がっていくのでしょうが・・・「旅をする」という観点では、のんびりとローカル線が一番いいと思っている私です。(笑)

2020年

4月

04日

働く母親

今日の屋上遊びは、半袖でも過ごせるような陽気となり、菜の花がとても映えます。世の中の話題がマイナス思考ばかりですが、園長としては、屋上遊びの子どもたちを見ながら、元気にやっていこうという気持ちを取り戻しています。

 

保育園ママとの会話では、パパの仕事のことも含めて、ビジネスの話をよくします。新型ウイルスの影響が、ここにきて、さらに大きく影響しています。在宅勤務にシフト、短時間勤務などが増え、今までとあまり変わらず、売上が落ちていないというパパママは、ほとんどいない状況です。

 

今日は、伊勢丹のバイヤーと商談をしたママの話を聞きました。「カリスマバイヤー」という言葉は伊勢丹バイヤーから生まれたとも言われていますね。私も営業マン時代は、伊勢丹バイヤーとの戦いには、気合と戦術とハッタリの3つの武器で挑んでいました。早く、こんな普通のビジネスができるようになってもらいたいものです。

 

見通しが立たない・・・目標が持てない・・・というのが、今回のやっかいなところです。病気の感染だけでなく、人の心もが病んでしまいます。しかし、自分の気持ちは、自分でコントロールしていくしかないので、少しでも光明を見つけていきたいですね。

 

さて、さいたま市では、小中学校の新学期の登校については、クラスをABCの3つに分けて登校することになったようです。1クラスの人数を減らすことで「密」をなくし、感染防止を図るという考えです。

 

どんな対応にしろ、「答えのない」ことへの対応になるので、私たちはその決定を受けとめて、前に進むのです。

 

しかし、3月の休校の打撃は、人の命を預かる医療・福祉産業への影響が大きかったことは否めません。少し古いですが、2015年の統計によると、医療福祉産業で働く人は702万人で、このうちの121万人が、核家族世帯の子持ちの30~44歳女性となっているそうです。

 

一斉休校で自宅に縛られる可能性が高い人が、全体の17.2%をも占めるという数字です。沖縄県や宮崎県では2割近くとなるそうです。

 

子どもたちの感染を防ぐための休校が、医療機関を混乱させ、感染拡大に対して機能できない状況を生み出してしまうリスクも、データ上では考えられます。

 

今回の新型ウイルスの対応だけでなく、すべての政策決定において、プラスとマイナスの両面やマイナスの副作用を同時に考えなくてはいけないと、あらためて感じます。

2020年

4月

03日

体操教室がスタートしました!

新型ウイルスの影響で、さいたま市内の小中学校は、4月10日からゴールデンウイークが終わる5月6日までを分散登校という結論を出しました。

 

児童生徒は、3日に1度程度で、合計5日間登校となり、給食なしの午前中のみの授業となりました。部活動は中止です。

 

小学生中学生の子どもを持つ、保育園ママは、この一報をメールで受け取ったようですが、中途半端な状況に、「なんでこんな変則的にするの!?」という声が多かったですね。

 

具体的な決定が決まったので、あとは、それに合わせて、各家庭の対応を冷静に落とし込んでいくしかありません。ゴールデンウイークが終わるまでの長丁場となり、学校の先生にとっても、授業の確保が難しくなりましたね。

 

今まで経験したことがない事へ、立ち向かっていくことは、困難を生じるかもしれませんが、ここは、子どもたちを巻き込んで、限られた時間の楽しみ方を見つけて行く方向へ、考え方を切りかえるしかありません。子どもを持つ親も同じですね。

 

さて、保育園では新年度が始まると、しばらくの間は、「今年度初めての○○」というフレーズが多くなります。

 

今日は、「今年度初めての体操教室」です。新人寺子屋7人は、真新しい体操着に着がえて、「かわいさ」と「初々しさ」を爆発させます。お着替えや、着替えた洋服をたたむ練習をお願いしていましたが、まずは、そこからパニックです。(笑)

 

先生と小学生に手伝ってもらって、ようやく準備OKです。そして、体操教室の先生と対面します。出席の返事は100点・・・しかし、整列・・・体操座り・・・ここから、メチャクチャです。(笑)

 

準備体操も、屈伸など初めてのことだらけで、これもメチャクチャ・・・サーキットトレーニングが始まると、順番を抜かしたり、できないことも多く、これもメチャクチャ。

 

最初は、いつもこんなものですが、体操教室が終わって「楽しかった!」と給食の時間も新人寺子屋たちの会話が弾んでいたので、「まっ、いっか」ですね。先輩寺子屋たちは、後輩のお手本のなろうという意欲も高かったので、今年度の体操教室も子どもたちの成長がたくさん見られそうです。

2020年

4月

02日

埼玉県・・・ここが自慢!

新人寺子屋の3歳児園児は、自分の道具箱がうれしくて、朝から黙々とお絵描きをしていました。しかし、自由帳を無駄使い・・・ゴミ箱には、何も書いていない紙がたくさん捨てられていました。朝の会で、思いっきり反省してもらいます。(笑)

 

そして、お昼寝後のおやつが終わると寺子屋園児は、連絡帳やタオルなど、自分の荷物は自分でカバンにしまいます。しかし、「寺子屋さん集合!荷物をしまってください」に、遊びに夢中の3歳児の男の子3人は、荷物そのままでブロック遊びです。まぁ~こうして、先生に叱られながら、成長していくのです。(笑)

 

さて、映画「翔んで埼玉」で、日本中から注目されている埼玉県(たぶん)・・・住みたい町ランキングでも、首都圏では、大宮や浦和が上位にランクインしています。

 

世間の暗いムードを吹き飛ばせ!と、今日は埼玉県の自慢を紹介します。

 

「10年間の快晴日数が日本一」・・・平成21年から30年までの10年間の快晴日数の合計が567日で日本一なんです。天気がいい中で、子どもたちは元気に遊んでいるのです。

 

「活発な防犯活動が日本一」・・・『わがまち防犯隊』など。自主防犯活動団体の数が5841団体で日本一なんです。わがまちは自分たちで守るという意識が強いのです。

 

「日本人形の一大生産地」・・・さいたま市岩槻区。所沢市、鴻巣市、越谷市で、出荷数日本一なんです。ひな人形や五月人形の多くは、メイドイン埼玉なのです。

 

「お菓子の製造工場がたくさん!」・・・ビスケットなどの干菓子(ひがし)とアイスクリームの出荷数が日本一なんです。あのガリガリ君は埼玉県で作られています。

 

これが、2番となるとさらにたくさん出てきます。さぬきうどんの香川県に次いで、うどんの消費量が多いのが埼玉県で、ねぎ・ほうれん草・ブロッコリーも全国2位の生産量です。

 

どうですか・・・渋沢栄一氏が一万円札となり、ますます埼玉県は、全国で注目される県となるのです。(たぶん)

2020年

4月

01日

令和2年度の保育が始まりました

4月1日は毎年のことですが、新鮮です。昨日まで2歳児だった園児たちが、寺子屋の道具箱を持って登園してきました。この道具箱を自由に使ってお絵かきなどをすることが、寺子屋のプライドです。

 

年長になった、6人は、憧れの寺子屋1番の白い机とイスに座ります。みんなと違うこの机を前にして、「がんばらなくちゃ!」という気持ちになるのです。

 

すでに、3月からならし保育を行っている園児もいますが、今日からの新人園児も泣いたり笑ったりで、今日は落ち着かない一日だったようです。

 

そして、今日から仕事復帰や新しい仕事を始めるママもたくさんいます。新型ウイルスの影響で、出社日が遅れたり在宅勤務になったりと、パパも含めて今年は、スッキリと4月1日を迎えられない保護者もいますが、保育園の子どもたちは、気分一新・・・とても張り切っています。(笑)

 

さいたま市は、4月8日に、小中学校は入学式と始業式が行われます。まだ授業形態など詳しいことは発信されていませんが、この日に、クラスと担任の先生が発表になります。私も遠い昔の記憶ですが、ワクワクドキドキでした。子どもたちだけでなく、先生もこの日は緊張します。

 

ある先生は、クラスの子どもたちとの出会いの前日、教室の黒板に「私がくるまで静かに着席して待っていてください。ミスターXより」と大きな文字で印刷した紙を貼っておくそうです。ポイントは、ミスターXです。子どもたちは「なんだ、なんだ」と新しい担任の先生に期待を抱くのです。

 

自己紹介が大切ですね・・・笑いをかまして、最後に自分が守ってほしいことを簡単に語ります。ここでは、くどくどと話してはいけません。「僕が絶対に守って欲しいことが三つあります。①時間を守る②場を清める③礼を正す・・・です。それを守って、これから楽しい学校生活を過ごしていきましょう」といった感じです。

 

元気な声・・・笑顔・・・そして、何と言っても自分らしい自己紹介ですね。「教師のワザ」は、ネットで調べれば色々出ているのでしょうが、オリジナルが一番ですね。

 

さぁ~新年度スタート・・・あなたは、今日、どんな自己アピールができましたか?

2020年

3月

31日

今年度最後の保育

今日は令和2年の3月31日ですが、保育園や学校では、令和元年度の最終日です。本日を持って、小学校へ入学する卒園児7名と幼稚園へ転園する2名の合計9名とお別れとなりました。

 

と言っても、メソメソした状況にはなりません。卒園児の中には、土曜日などに学童で登園する子もいます。卒園しても妹が保育園に通うとか、買い物ついでにいつでも遊びに来られるという環境があるからです。

 

卒園後も保育園が居場所の一つになってくれればうれしいですね。園長としては、子どもたちの成長をずっと見守りたいのが本音です。

 

そんな感じなので、今日も普通に屋上遊びをし、給食を楽しみ、お昼寝をしない年長園児は、いつものように、勉強&おしゃべりタイムを楽しんでいました。

 

今年度もあっという間の1年でしたが、子どもたちの笑顔のために・・・毎年変わることのない保育と新しい事へのチャレンジを両方行ってきました。

 

生き物を育てる・・・これには、力を入れました。カメを飼う習慣が始まりました。ニホンイシガメ・クサガメ・ミドリガメは、全部合わせて20匹以上にもなりました。金魚やメダカもいけすの中で観察しました。こちらは、小さい園児に大人気です。

 

夏まつりの売上で購入した水槽を保育園に設置して、川や池などで採集した魚、エビ、どじょう、貝などを観察する習慣もできました。魚が泳ぐ姿を見ると、子どもたちは癒されるようで、泣いている子がピタッと泣きやむこともありました。エサの時間である「もぐもぐタイム」は、子どもたちの楽しみとなりました。

 

屋上遊びでは、多くのスポーツにチャレンジしました。昨年度から始めたローラースケートに加えて、テニス、野球、30メートル走の測定・・・そして、卒園児保護者から贈呈されたバスケットゴールで、子どもたちのバスケットボール熱が高まりました。

 

2歳8カ月で補助なし自転車に乗った男の子の新記録に、次々と他の園児が影響を受け、自転車ラッシュが続きました。

 

明日からは、令和2年度となりますが、新しいメンバーが早く保育園に慣れて、楽しい時間を過ごせるように、しっかりと見守っていきます。

 

無事に、令和元年度を終えることができて、子どもたちや、保護者の皆様、保育園ホワイトきゃんばすを支えて頂いた皆様に感謝いたします。ありがとうございました。

2020年

3月

30日

子どもが自分で考える

昨日は3月末の突然の雪に、びっくりしましたね。桜が満開になった後の雪も驚愕ですが、保育園の屋上では、すでにチューリップが咲いています。まだ雪が残っていたので、雪景色にチューリップというあまり見ることができない光景となりました。

 

子どもたちは、残り少ない雪を集めて、「冷た~い!」と叫びながらも大喜びです。雪に対する思いは、大人と子どもでは180度違いますね。(笑)

 

さて、今年度もあと2日となりました。保育園は、卒園式が終わっても、年長園児は3月31日まで登園します。

 

この1年のホワイトきゃんばすでの保育を屋上遊びをする子どもたちを見守りながら振り返ってみました。

 

「先生・・・○○していいですか?」「先生・・・○君と△君がケンカしています」「先生・・・□君が一緒に遊んでくれません」

 

特に、年長や年中園児が、こんなことを先生に頻繁に話すような保育園は、子どもたちが、自分で考えることが少ない保育園だと思っています。

 

普段から、先生がこと細かく「○○しなさい」と指示を出すことが多かったり、子どもの疑問にすべて先生が答えてしまったり、子ども同士が話し合ったり解決しようとしている時に、先生が間に入ってしまったり・・・

 

この1年で、子どもたちが自分自身で考える機会を奪っていなかったか?

子どもたちが、「自分で考えて自分で答えを出すよう」なアプローチができていたか?

 

もちろん、ホワイトきゃんばすの6人の先生たちのアプローチは、金太郎飴のように同じではありません。目的は一緒でも手段は別です。私も含め、それぞれの先生たちが、子どもたちが自分で考えて育っていくようなアプローチにどれだけ磨きをかけることができたか・・・

 

決して、正解が一つのアプローチではありませんが、ホワイトきゃんばすの「核」となる大きなテーマを忘れることなく、保育の質をあげていかねば・・・と思う次第です。

2020年

3月

29日

令和元年度卒園式 つづき

今年も卒園児ママのピアノの演奏で、「卒園児入場」です。少し緊張した表情の卒園児です。保護者と年中・年少の在園児の大きな拍手に包まれて、卒園児たちは、真っ白な寺子屋1番席に着席します。

 

卒園証書には、先生たちのメッセージと卒園児の入園当時の写真などが貼られています。ホワイトきゃんばす流の卒園証書です。子どもたちへの記念品は、国語辞典にしました。小学校1、2年生では、まだ使うことは少ないですが、3年生以降に、この国語辞典が、鉛筆のラインで、味わい深く汚れていくことを期待します。

 

毎年、卒園児には、ピアニカの演奏をしてもらいます。「ドレミの歌」を元気よく吹いて歌います。そして「一年生になったら」を在園児も含めて全員で合唱します。これは、何度も練習を重ねたので、練習に参加していなかった1、2歳の園児も、この曲が耳に焼きついていたようで、家で口ずさんでいたようです。

 

この1年の思い出の映像を「掛け合い」で振り返ります。「楽しかったピクニックランチ・・・ママありがとう」と言った感じです。保護者の方々も、1年間の子どもたちの様子をじっと見つめます。次に、卒園児一人一人のスライドショーです。

 

入園時・・・まだ赤ちゃんだったり、初めての運動会や、クリスマス発表会の写真を見ながら、笑いありのひと時です。本番まで映像は内緒にしていたので、子どもたちも、一緒に盛り上がります。笑いながらも卒園児たちの成長を大きく感じる時間となりました。

 

「園長先生からの手紙」は、ホワイトきゃんばすの卒園式には欠かせません。子どもたち一人一人への想いを手紙にして、園長が寄り添って読み上げます。保護者のすすり泣きが聞こえてきます。

 

そして、卒園児とその保護者のご挨拶をいただきます。保護者の皆様からは、多くの感謝の気持ちを伝えていただきました。保育園だけでなく、一緒に遊んでくれた園児たちにも温かいメッセージがありました。

 

昭和のドラマ「北の国から」をこよなく愛するパパは、私が「北の国から」の大ファンであることを知って「この保育園なら、まちがえない!」との判断基準の話が・・(笑)

 

保育園一のやんちゃな男の子の保護者からは、子育てに悩む時も、先生から我が子のいいところを見るように言われ、嬉しい気持ちになったという話が・・・

 

3歳児になる前に、一度、兄姉が通っていた近所の認可保育園に転園した女の子のママからは、「転園して1週間で、我が子から笑顔が消えた・・・ホワイトきゃんばすのキャンバスに戻りたい」という娘の声を受け入れてくれたことへの感謝の話もありました。

 

ホワイトきゃんばすが開園した当時は、認可保育園が決まるまでの受け皿という側面もあったのですが、8年間の活動が少しずつ認められるようになり、この春、認可保育園へ転園する園児はいません。すでに、2021年度の入園希望の園児も二人います。嬉しい話です。

 

保護者の挨拶の後には、卒園児本人の挨拶もしてもらいます。「いままで・・・ありがとう」と言って泣き出す園児を前に、先生たちも保護者も号泣です。でも、小学生になってもいつでも遊びに来れるので、子どもたちは笑顔に戻ります。

 

今年度の卒園式にも、多くのパパが出席してくれましたが、パパたちの目にも涙があふれています。強面の二人のパパは、ハンカチではなく、タオルを持って顔もくちゃくちゃです。(笑)

 

卒園児の保護者からバスケットボールコートとボール3つを記念品として贈呈していただきました。すでに、バスケットは子どもたちの大好きな遊びになっています。そして、卒園児から各先生へ、メッセージが書かれた色紙をいただきました。心がこもった最高のプレゼントです。

 

最後に「さよならぼくたちの保育園」「みんなともだち」を全員で合唱して、令和元年度卒園式が終了しました。

 

園長の私が言うのも何ですが・・・とても素敵な卒園式でした。卒園児7人と、先輩たちを送り出してくれた在園児12人。多くの保護者の温かい心に包まれた、そんな時間となりました。

 

卒園児たちが、小学校で様々な経験を積み重ねて、成長する姿を楽しみにしています。「おめでとう!」そして「ありがとう!」

2020年

3月

28日

令和元年度卒園式

今年度の卒園児は7名です。保育園ホワイトきゃんばすが開園して8年が過ぎ、こうして卒園式を行えるようになったのが、開園して3年目でした。卒園証書第1号の卒園児は、4月からは小学校6年生です。そして、今日で、ホワイトきゃんばすから巣立った卒園児が32名となりました。

 

まだ歴史も浅く、少人数の保育園ですが、毎年少しずつ卒園児が旅立ち、32名の顔を思い浮かべています。

 

もちろん、保育園を卒園したら、「これでさよなら!」とならないのが、保育園ホワイトきゃんばすの存在意義です。小学生になっても、子どもたちの大切な居場所の一つとしてあり続けたいと思っています。

 

小学生になると、たくさんの楽しい経験をすると同時に、壁にもぶち当たります。そんな悩みを保育園で話したり、時には、親にも学校の先生にも話せないことを保育園の先生に打ち明けることだってできる・・・そんな場所に、ホワイトきゃんばすがなれれば、嬉しい限りです。

 

この3月は、突然の学校休校がありましたが、多くの卒園児の成績表を見せてもらいました。保育園の経験が活かされたコメントに、嬉しい気持ちでいっぱいになります。この1年間、1日も学校を休まない皆勤賞の卒園児もたくさんいました。

 

本日卒園した7名の子どもたちが、小学生になっても、ずっと成長を見届けていきます。保護者とのかかわりも、ずっと続きます。

 

さて、今日の卒園式の話は・・・また明日。

2020年

3月

27日

卒園式前日

いよいよ、明日が保育園の卒園式です。卒園式には、卒園児の他に、送り出す側として、年少、年中園児も出席します。ホワイトきゃんばすは、運動会やクリスマス発表会のようなイベントの前は、とことん練習をします。卒園式の練習も3月に入ってからは、毎日のように行ってきました。それも今日が最後です。

 

卒園児の入園当時の写真から、今日までの成長の記録をスライドショーで、園長の解説付きで見るプログラムがあるのですが、これだけは、練習でもシークレットで明日のお楽しみにしています。(笑)

 

卒園児や保護者の挨拶・・・園長から園児へのお手紙など・・・明日は、どんなハプニングがあるか、すべてが楽しみですね。

 

そして、今日は、今年度最後の体操教室がありました。卒園児にとっては、保育園生活最後の体操教室となります。体操教室も、2年が過ぎました。子どもたちにとっては、週に一度のお楽しみとして、すっかり定着しました。エアトランポリンの上をダッシュで走るのは、本当に気持ちのいいものです。

 

今日も、卒園児の一人、6歳女の子が逆上がりを自力で成功させました。鉄棒に、飛び箱など、小学校の体育が楽しくなりますね。

 

明日の準備を職員たちで行ったのですが、保育園入口の装飾は、なかなかの出来栄えです。卒園式に花を添えてくれることでしょう。

 

では・・・明日は・・・子どもたちの素晴らしい門出となりますように!

2020年

3月

26日

社会の学校依存を痛感

一昨日の報道で、東京オリンピックが一年程度の延期と発表され、IOCも100%指示するとなりました。新型ウイルスの感染拡大は、もはやオリンピックを開催する日本だけの問題でなくなり、世界中の大問題となってしまいました。

 

オリンピックの延期という話題は、少し前までは、日本人誰もが接触的なコメントをすることがタブー視されていました。しかし、世界中のアスリートの声が、その突破口となり、瞬く間に「延期」となりましたね。アスリートファーストに、誰もが依存はありません。

 

さて、スケジュール調整が急ピッチで続いていますが、調整は難航するでしょう。なるべく早く、日程が決まることを祈ります。これも、アスリートたちのためですね。

 

さて、さいたま市の小学校は、本来であれば今日が終業式で、明日から春休みの予定でした。しかし、政府の突然の休校要請があり、1カ月に及ぶ、長い休校となってしまいました。

 

最初の頃は、休校になって、すぐに宿題や成績処理をどうするかが、先生たちの間で話題になったようですが、少しずつ考え方も変わってきたようです。「急な休みに動揺している子どもたちが、安心して新学期を迎えられるようにすることが何よりも大切なことではないか」と、子どもたちの心のケアへとシフトしていったようです。

 

そして、あらためて、「学校は単に勉強する以外に、食事の提供や居場所、避難場所、保育など、様々な役割を持つ地域のインフラ」だと思った人が多かったのではないでしょうか。私も、保育園の園長という立場から、「社会が学校に大きく依存している」と強く感じました。

 

大坂の寝屋川市では、休校中に「公園で子どもが遊んでいる」と学校に電話がかかってきたというニュースがありました。学校にも行けない、外でも十分に遊べない子どもたちが、大きなストレスを抱えて、公園で過ごしているのなら、地域の大人は、そんな子どもたちの心をケアすべく、見守ってくれたらいいのに。何で、「悪い子どもたち」と言わんばかりに、学校へ連絡する必要があるのか・・・

 

学校は、地域と共に歩んでいこうと思っているのに、地域は「よし!任せてくれ!」ではなくて、何でも学校に押し付けているような事があるのかもしれません。

 

今回の経験から、今後、私たち地域の大人が、どのように学校やその子どもたちにかかわっていくべきか・・・一人一人、もちろん考えは違うでしょうが、自分なりの考え方を持つきっかけになったような気がします。

 

あなたにとって、学校の存在は・・・そして、学校にどのようにかかわりますか。

2020年

3月

25日

お別れピクニック

今週土曜日の卒園式を前にして、今日は、年長園児を連れてお別れピクニックに行ってきました。とても楽しい一日となりました。

 

保育園から、歩いて20分ほどの三橋総合公園へ向かいます。子どもたちは、ママが作ってくれたお弁当を持って、すでにワクワク…ルンルン…です。(笑)

 

公園に到着すると、まずは、湿地帯の沼へ向かいます。遊歩道の上から、生き物採集をしました。子どもたちは、網を持って、夢中で沼エビやヤゴをつかまえました。採集した生き物は、保育園の水槽で飼うので、子どもたちも気合が入ります。たくさんのエビをつかまえたのですが、実は、水槽に入れたとたんに、タナゴやブルーギルに食べられてしまいました。これも、自然界の勉強です。

 

そして、待ちに待ったお弁当タイム・・・子どもたちは丸くなって「いただきま~す」です。ソメイヨシノは、ほぼ満開で、嬉しいことに、土手には菜の花が咲いています。桜と菜の花を愛でながらのお弁当に、美味しさも倍増です。

 

お弁当を食べ終わると、子どもたちは土手を転がる遊びを始めました。全員が連なって、10メートル下までゴロゴロ転がっていく様は、見ていても楽しそうです。「転がっている時は、一瞬気を失うような感じで・・・自分がどこにいるのかわからなくなって・・・すごいスリルがあるんだ!」なんて言ってます。

 

犬の散歩をしている人たちも、ホワイトきゃんばすの子どもたちの大胆な遊びに、歓声を上げています。もちろん・・・服を見事に汚しています。これぞ子ども!ですね。

 

6歳男の子が、いきなり、落ちているゴミを拾い始めました。「こんなところに、ゴミを捨てるなんて!いけないよ!」と言いながら、ビニール袋いっぱいのゴミを集めました。6歳女の子も手伝ってくれます。自主的なゴミ拾いです。素晴らしい子どもたちです。

 

その後は、アスレチックコーナーで遊んだり、鬼ごっこをしたりと、保育園で、仲間たちとすごした思い出が、また一つ増えたようです。

 

今日は、しっかりと遊んだので、ぐっすりと眠れることでしょう。(笑)

2020年

3月

24日

「食」業界を支える動き

今年は桜の開花が早かったので、4月1日に行う予定の「お花見」を本日行いました。保育園から歩いて数分のお寺の境内には、樹齢数百年の桜の大木が2本あります。すでに、満開になっていました。

 

先生たちは、桜の花に素直に目がいくのですが、子どもたちは、お寺の境内という、いつもはなかなか来れない場所で走りまわることの方が、楽しくて仕方ありません。風があったので、少しだけ桜吹雪が・・・女子の中には、熱心に桜の花びらを集める子もいました。

 

子どもたち、それぞれが「お花見」を楽しむことができました。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、売上が減った食産業を支えようという動きが活発になっています。

 

テレビのニュース番組で報道されたので有名になりましたが、「助けてください」と東京都杉並区のパン店「好味(こうみ)屋」の店先には、店の苦境を伝えるメッセージ入りの紙が貼られています。

 

好味屋は、この店舗の他に近隣の都立高7校の購買部でパンを一日合計1100個販売していました。しかし、全校休校で売上が立たなくなったのです。この状況を見た高校の卒業生が、画像を拡散し、苦境を知った高校生や卒業生、近所の人が店を訪れて、通常200個の店頭販売のパンが500個売れるようになったそうです。

 

店主は「本当に助かっています。これからも店を続けていく勇気が出ました」と語ります。

 

給食向けの牛乳が余っている状況には、会員向けネット通販が「食べて応援給食キャンペーン」と銘打った特設サイトで盛り上げます。

 

知事による「緊急事態宣言」が出された北海道は、観光客が減少しただけではありません。全国の百貨店などで開催予定だった「北海道物産展」が軒並み中止となったのです。ご存知の通り、日本の物産展で一番人気があり、売上も高いのが北海道物産展です。

 

札幌商工会議所が「緊急在庫処分SOS!」と名付けたサイトを開設し「物産展が中止となり、在庫を抱えてしまっています」「やむを得ず製造工場のラインを止めております」などのメッセージとともに、道内企業約100社を支援しています。

 

飲食店をサポートするサービスも登場しています。飲食店で、先々食べる料金を前もって支払う仕組みで、今は外食を避けている人も店の売上増に貢献できるのです。200店舗以上の申し込みがあったそうです。運営会社の担当者は「行ってみたい店をアプリで見つけて支援してほしい」と話します。

 

私たちができることで、困っている人達の支援になれば、それはそれで嬉しい事ですが、私たちも、北海道など、全国のおいしいものを楽しむチャンスと考えることもできますね。今は、何でも、明るく前向きにとらえていきたいものですね。

2020年

3月

23日

力士の体は健康な体の象徴

今年度の卒園式も、昨年卒園した園児のママがピアノを弾いてくれることになりました。ありがたい話です。今日は、その演奏に合わせてのリハーサルを行いました。卒園式本番では、涙を誘う音色になりそうです。

 

さて、新型ウイルスの影響で、スポーツイベントが次々と、中止や延期に追い込まれる中、昨日大相撲春場所が無事に終わりました。2週間前の初日をテレビ観戦した時のむなしい気持ちが、千秋楽では感動にかわっていました。

 

八角理事長の挨拶に聞き入ってしまいました。「力士よくやった!」という気持ちを込めて、今日は、理事長挨拶全文を聞いてください。

 

千秋楽に当たり、謹んでごあいさつを申し上げます。

 本日、千秋楽を迎えることができましたことはひとえにテレビ、ラジオ、インターネット等を通じて応援してくださった全国の皆さまからのご支援、関係者によるご尽力のたまものです。心より感謝申し上げます。
 この3月場所を開催するに当たっては一つの信念がありました。元来相撲は世の中の平安を祈願するために行われてまいりました。力士の体は健康な体の象徴とされ、四股を踏み、相撲を取る。その所作は、およそ1500年前から先人によって脈々と受け継がれてまいりました。
 今場所は過酷な状況下の中、皆さまのご声援を心で感じながら、立派に土俵を務めあげてくれました全力士、そして全協会員を誇りに思います。
 われわれはこれからも伝統文化を継承し、100年先も愛される国技大相撲を目指してまいります。
 最後に、新型コロナウイルスでお亡くなりになられた方に哀悼の意を表するとともに、ご遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。また、感染された皆さまの一日も早いご回復を心よりお祈り申し上げ、千秋楽のごあいさつとさせていただきます。
 令和2年3月22日
 公益財団法人日本相撲協会 理事長 八角信芳

 

相撲は、国技であり、世の中の平安を祈念するためにおこなわれたもので、力士の体は健康な体の象徴という言葉に、私たちは、あらためて、前を向いて、今の事態に立ち向かっていく決意をもらった気がします。

 

前に向かっていきましょう。

2020年

3月

22日

黒子に徹する食品メーカー

連日の新型コロナウイルスの報道がやみませんが、小中学校の休校は春休みまでで、4月からは、子どもたちの登校ができるめどがたちましたね。サクラを見ながら、少しホッとしました。今後、プロ野球、Jリーグなど多くのスポーツが観客ありで開催され、私たちの心が少しでも明るくなれるように祈りたいです。

 

オリンピックも、聖火が日本に届きました。その光景を見ると、何とか通常開催の奇跡を信じたいですね。

 

さて、節分では、恵方巻きを食べましたが、今や太巻きは、黒子の食品メーカーの力なしでは考えられない食材なのです。

 

太巻きの具・・・あれをスーパーの厨房で1つ1つの具材をセットしていたら・・・あれだけの量が作れません。実は、薄焼きの卵に包まれた具材を専門に作っている食品会社があるそうです。

 

スーパーの厨房スタッフは、海苔と御飯をセットすると、その上に冷凍の具材を置き、キュウリやレタスなどの野菜を添えるだけで、太巻き寿司の完成です。厨房スタッフの作業効率と人手不足も解消されるのです。

 

コンビニでよく見かける、卵の黄身が乗ったカルボナーラ・・・その卵黄は、たまごを主成分とする加工食品だそうです。普通の卵黄ならレンジでチンすると固まってしまいます。ところが、この卵ならレンジでチンすると、とろ~り溶けて、できたてのカルボナーラのようになるのです。

 

この加工卵を作っているのは、キューピーです。さすが、たまごに関しては様々なノウハウを持っていますね。

 

素材にこだわり・・いわくいんねんがあり・・できたてつくりたてにこだわる・・こんなこだわりの食べ物と対峙するのは、どちらかというと、非日常の食事ですね。私たちが毎日口にする食べ物の中には、こうした、名前も知らない黒子に徹する食品メーカーの存在があるのです。食べ物は、奥が深いですね。

2020年

3月

21日

親の過干渉

朝のラジオから、尾崎豊の「卒業」が流れてきます。そうだ・・・この曲だって立派な卒業ソングじゃないか!と口ずさんでしまいました。なぜか、私の世代は、尾崎豊さんのことを「オザキ」と呼び捨てます。「尾崎さん」でもなく「豊」でもなく、やっぱり、尾崎豊は「オザキ」なのです。

 

新型コロナウイルスの影響で、今年は卒業式の在り方も変わってしまいましたが、なんだか、今は、正統派卒業ソングよりも、オザキの「卒業」がしっくりくるのです。

 

さて、最近では、小学校低学年においても暴力行為や学級崩壊の件数が急増しているそうです。その原因の一つは「児童たちの『先生にかまってほしい』という気持ちが原因で起こる」と言われています。

 

例えば、授業中に児童の一人がおしゃべりしたりふざけたりすると、先生はその子を注意します。その様子を見た他の子たちも、先生の気を引くために便乗することで、結果的に学級崩壊へとつながるのです。

 

つまり、親が「過干渉」であることで、子どもが家の外でも誰かに頼ったり、甘えたり、かまってもらったりすることが、当たり前だと思うようになっている傾向にあるとある専門家は指摘します。

 

たぶん、どの親も、我が子への過干渉はいけないと思っているはずですが、どこに線を引くのかが難しいのかもしれません。昔は、兄弟も多く、親が一人一人にかまってあげることも少なかったのでしょうが、現代ではひとりっ子が増えて、親がつきっきりでかまってくれるようになりました。

 

それが行き過ぎると、子どもの自立心を阻み、子どもが家庭の外でも手厚い対応を求めるようになり、学校での様々な問題へと発展するのです。

 

ほったらかしや過保護といった両極端ではなく、親はドーンと真ん中に立って、子どもを「見守る」ことが大切です。このモノサシは、とても難しいですが、親が自分で決めないといけませんね。

2020年

3月

20日

51歳の新人先生

公立学校の教員採用試験で受験資格から年齢制限をなくす動きが全国で広がっています。2019年度の採用では、31の都道府県や政令指定都市で年齢制限をなくしたそうです。

 

千葉県市川市では51歳の新人先生が誕生しました。「初々しさはないけど、保護者が何を求めているかが分かるのは強みです」と真田澄子教諭は語ります。

 

元々教員を志し、大学で小学校の教員免許を所得。「民間企業の経験は教育にも生きる」と考え、まずは大手飲料メーカーに就職します。ところが、バブル経済の崩壊で安定職業として教員人気が高まり、教員への転職を断念します。

 

結婚後、3人の子育てが一段落した頃から、教育への思いが再燃。2016年度から特別支援学級の補助員を務め、18年は臨時採用の教員として学級担任を経験し、19年に正式に教員採用試験に合格したというストーリーです。

 

どうですか。民間企業での経験、結婚子育て経験、特別支援学級の経験、臨時採用教員の経験を持つ人ですので、保護者としては安心して子どもを任せることができますね。

 

こうした、年齢制限撤廃の動きの背景には、公立小学校の教員採用試験の受験倍率低下があります。2019年度は全国平均で2.8倍と過去最低となったそうです。優秀な人材が、他へ流出している実態もあるでしょう。

 

私は過去に、民間人の一人として、さいたま市の教員採用試験の面接官をさせてもらったことがありますが、「教員の仕事がしたい」という熱い気持ちは、ある程度年齢や人生経験を重ねた臨時採用の受験者に多かったですね。「教員も公務員の一つ・・・安定した仕事」と考えて受験する新卒者と比較すると、教育への想いには雲泥の差がありました。

 

子どもたちが、社会に出て大人として世の中を渡り歩くには、学問の他に、生きるすべを教えてくれる先生が必要です。子どもたちが「自分で考える」ことを促す先生です。

 

学校外の経験を持つ社会人がもっと採用試験を受けやすい環境が整えば、教員を目指す層が厚くなり、教育現場に多様な価値観がもたらされます。多様な価値観とは、「答えが一つではないこと」「答えは自分でみつけないといけないこと」など、これからの時代を生き抜くには必要な力です。

 

間違いなく、この流れは加速していきます。子どもたちにとっては、プラスの材料となりますね。日本の教育がもっと良くなっていくのです。

2020年

3月

19日

大学が地域貢献・地域連携

今日も屋上は気持ちのいい天気です。5歳男の子が「園長先生・・・カメが泳いでいるよ!」と大騒ぎです。「ミドリガメのおうち」のカメが、今日は活発にいけすの中で泳いでいました。冬眠からは目覚めているのですが、水温が低くまだエサは食べません。

 

今日は、カメたちを日光浴させて、いけすの掃除をしました。カメたちが気持ちよく泳いでいます。3歳男の子が、小さめのカメを持ってドヤ顔です。「クサガメのおうち」も建設中ですので、今年は、より深い亀の観察をしてもらうことにします。卵から赤ちゃんの誕生にもチャレンジしたいですね。

 

さて、小学校や中学校で、今の時代では当たり前なのが、「地域貢献・地域連携」です。地域の人たちとワンチームになって学校や子どもたちを育てていくというものです。

 

しかし、大学は専門的な学問の場であることもあり、地域との連携など、考えることもありませんでした。しかし、ある中学校では「一流に触れさせる」という考えで、「大学の先生による連続講座」というプロジェクトを行ったそうです。

 

エネルギー、環境、植物、農業などを専門に研究されている教授陣が、毎月1回、中学校で講義をするという夢のような取り組みです。

 

最近では、大学でも今後のビジョンの一つに、積極的な地域貢献があるそうです。この取組みも、大学の地域貢献プログラムの一環ということで、「資料代」のみの費用だそうです。

 

小学校・中学校の教育は、教科書を一年間で終わらせなければいけないというノルマもあって、どうしても目先の学力に翻弄されてされてしまいます。

 

しかし、大学・研究所・アスリート・芸術家などの一流に触れさせることで、自分がやってみたい学問の世界に目覚めさせる突破口になるかもしれません。非日常の学問経験ですね。

2020年

3月

18日

ウサギの耳はどうして長いの・・・

屋上の春を象徴するかのように、今日もたくさんの花が咲いています。野草で小さな紫の花をつける「ホトケノザ」と「菜の花」は、好きなだけ取っていいよ・・・と子どもたちに言っていたのですが、小さい子にとっては、「どの花でもいいよ」と受け止めてしまったようです。

 

花壇に咲き始めたクロッカスやムスカリなども容赦なく摘んでいました。バケツいっぱいのムスカリを発見です・・・しょうがないですね。(笑)

 

ここで問題です。「ウサギさんの耳は、長くて根元が筒のような形をしているのはどうしてですか?2つの理由を答えてください」と子どもたちに問いかけます。

 

おうちでウサギを飼っている女の子が、「小さな音でもよく聞こえるように・・・」と答えました。正解です。

 

ウサギの耳の形は「収音器」の役割があって、草原や山の中で暮らすウサギは、キツネやイタチ、タカなどの肉食動物の存在にいち早く気づいて逃げるためです。耳の根元にある筋肉を使うことで、頭を動かさずに左右の耳を好きな方向に動かすことができ、音の方向や距離から自分が安全かどうかを感じとるそうです。

 

もう一つの答えが難しいので、子どもたちから珍回答が続出です。

「だって、ウサギって自分がかわいいと思っているでしょ。だから、耳を長くしてぶりっ子しているのよ」「ウサギの耳が長いのは、神様がそう作ったから・・・」「長い耳をマフラーにすれば、冬でもあったかいでしょ」「耳が布団なの。ウサギは寝る時は、耳を布団にするのよ」・・・発想がいいですね。(笑)

 

正解は、体温調整の機能です。ウサギは足の裏も含めて体の大半が毛で覆われています。人間のように暑くなっても汗が出ません。体温の上昇を抑えるために、ウサギの長い耳には、血管が網の目のように張り巡らされているそうです。耳に風を当てることで、血液を冷まし、体内の熱を逃がすことができるとのこと。

 

どうですか・・・たまには、ウサギの耳をじっと観察してみませんか。

2020年

3月

17日

給食の費用負担

学校の休校で、お昼ごはんを子どもと一緒に作る楽しい時間を!なんて言われても、現実的には、負担が増えるママがほとんどですね。夕食だけでなく、昼食のメニューも毎日考えなければならないし、働くママは、学童のお弁当を作らないといけないし、こうなると、給食のありがたさを身に染みて感じるものです。

 

給食は、食育の上で重要な役割を果たすだけでなく、クラスのみんなで食べることが、どれだけ楽しい時間となるか・・・今日は屋上ファームで、1歳児以下の小さい園児がジャガイモの植付けを行いました。6月末には収穫して、給食に使います。保育園の食育としては理想の形ですね。

 

日本では、義務教育学校では、ほとんどの自治体で完全給食が実施されています。これは、日本が世界に誇れることの一つですが、給食費は、原則として保護者負担です。

 

ところが、世界を見ると、無償給食が主流の国があります。スウェーデンやスコットランドの北欧2国は、ほぼ100%無償だそうです。お隣の韓国もおよそ90%が無償です。

 

私がPTAにかかわっていた時には、どうしても給食の話題になると、給食費滞納の話が出てきます。月4000円ほどの費用負担が重い家庭が多いのではなく、払えるのに「義務教育なんだから給食費も国が出すべきでしょ・・・」と言い張る家庭がほとんどです。学校側の回収担当の中にも、強硬派と穏健派に分かれ、温度差がありました。

 

大阪府など、一部の自治体が、無償給食の検討に入ったそうですが、幼児教育・保育の無償化の次には、議論される内容になるのかもしれませんね。

 

しかし、今は、給食にかかわる関連会社や栄養士・調理担当の「お仕事大丈夫なのか?」が心配でなりません。早く、世の中が日常に戻って!と願うばかりです。

2020年

3月

16日

1人1台のパソコンで学校は変わるか?

新型ウイルス拡大の影響で、さいたま市では、春休みまでの登校予定などが、決定していますが、4月以降の入学式や始業式については、まだ予定ですね。しかし、2020年度から、小学校では、プログラミング教育が本格的にスタートし、全国の自治体で、温度差はありますが、1人1台のパソコンが整備されていきます。

 

目的はあまり明確ではないものの、とにかく、1人1台のパソコンを!・・・という流れですね。これで、学校は変わるでしょうか?

 

はい。間違いなく変わります。短期間で劇的な変化とまではいかないものの、パソコンを子どもたちが触れることで、確実に、そのスキルがアップしていきます。

 

私が、民間企業で働いていた頃・・・ちょうど今から20年以上前に、1人1台のノートパソコンが与えられました。もちろん、最初は、戸惑いましたが、これが仕事を変える大きな武器となることが分かると、そのスキルを上げようと、必死になりました。

 

まさに「働き方改革」でした。しかし、この時の改革は、今までなら3日かけていた仕事を1日でこなさなくてはならなくなり、「24時間戦えますか!?」状況になったような気がします。(笑)

 

子どもたちも、遊び感覚で、どんどんと操作を覚えていくことでしょう。当然、社会人になれば、パソコンを使うのが当たり前になります。今の若者は、スマホばかりやって、パソコンのスキルがいまいちなんていう陰口を叩かれていますので、小学生からしっかりと慣れ親しんでもらいたいですね。

 

私が心配するのは、パソコンが苦手な教員がネックになるやもしれません。(笑)

 

時代は、どんどん変わっていきますね。

2020年

3月

15日

9年ぶりの全線復旧

毎年3月にJRグループはダイヤ改正をします。今やスマホなどで、時刻表検索も簡単にできる時代ですが、私は年に一度、このタイミングで大きな紙の時刻表を購入します。

 

まず最初にページをめくったのは、常磐線です。9年前の3・11東日本大震災とそれに続く東京電力福島第一原子力発電所の事故で大きな被害を受けたのが常磐線です。最後まで不通が続いていたのが福島県の富岡駅~浪江駅間でした。

 

これで、9年ぶりに全線が復旧したのです。9年という長い時間がかかりましたが、福島県民のみならず、多くの人に希望と勇気を与えてくれたと思っています。

 

さて、時刻表を見ると、上野から仙台まで、水戸・日立・いわきと日本海側を走る常磐線、特急ひたち号をたどると、4時間30分もかかります。しかし、とても意味のある時間のような気がします。

 

同じ上野~仙台間を東北新幹線では、1時間半で結びます。でも、近いうちにじっくり時間をかけて、常磐線を味わいたいですね。2年前に、浪江から富岡にかけて国道を走った時の「3・11から時間が止まったまま」の光景が、まだ目に焼き付いています。

 

道路や鉄道の復旧と共に、当たり前に人が住む町として、復興してもらいたいと願うばかりです。

 

それから、昨日のニュースでも大きく報道されていましたが、山手線49年ぶりの新駅「高輪ゲートウェイ」が開業しました。1971年に西日暮里駅開業以来半世紀ぶりということです。

 

こちらは、凄い人でしたね。なんだか、新型ウイルス騒動で気持ちが暗くなっている反動とも思える人ごみです。駅名もそうですが、駅舎のデザインや省エネを考慮した設計に、ロボットの案内など、未来を感じる駅ですね。

 

こちらも、近いうちに遊びに行きたいものです。少しでも、明るい話題を追いかけることになりそうですね。

2020年

3月

14日

先生たちのメッセージ

今日は、真冬に戻ったような冷たい雨となってしまったので、教室内で、ダンボールアートを楽しみました。ショッピングセンターの中の保育園ですので、ダンボールは欲しいだけ手に入ります。

 

子どもたちは、目の色を変えて遊びました。まずは、ダンボールで囲って、部屋を作ります。そこへ、キッチンなどの造作が始まります。冷蔵庫にゴミ箱、鍋やフライパンまでダンボールを加工して作っています。男の子は、定番の自動車を制作しています。

 

もう一つのお楽しみは、自分たちが作った部屋の中で、お昼寝をすることです。段ボールの部屋の中といういつもと違う感覚に、ワクワクドキドキが広がります。子どもたちは、思いっきり楽しい時間を過ごしました。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、学校が臨時休校となった子どもたちを励まそうと、先生たちが地元ケーブルテレビの番組に出演したり、ホームページでメッセージを発信したりといった取組みが広がっているようです。

 

埼玉県を例に挙げると、6年生を送る会が中止になった小学校は、児童が披露する予定だったラグビー日本代表に扮したパフォーマンスを教員が代わりに踊り、児童に向けて「春にまた会えるのを楽しみにしています」と呼びかけたそうです。

 

さいたま市内のある中学校では、教員がメッセージを掲げた写真を連日更新しているそうです。「今できることを全力で」「いつでも希望を」といった言葉を送っています。ホームページへのアクセスが5倍に増えて、生徒たちは元気づけられているようです。

 

このタイミングでの休校で、児童生徒のやりきれない気持ちを一番理解している先生たちが、こうして粋なことをやっています。子どもたちの心がパッと明るくなりますね。うれしい話じゃありませんか!

2020年

3月

13日

「食事力」を鍛える

屋上ファームの菜の花が鮮やかな黄色です。冬にチンゲン菜の種を蒔いたのですが、葉を鳥にほとんど食べられてしまいました。そのままにしていたのですが、今は春を象徴する光景となっています。今日も花摘み女子が、両手にいっぱいの菜の花を抱えて嬉しそうです。

 

さて、新型ウイルスの治療薬が早く開発されて沈静化して欲しいと願うばかりですね。しかし、こうしたウイルスや細菌の暴走を薬で抑えることはできても、最終的には自己免疫力がないとなかなか病気は治りません。病気を治すのは、薬ではなく、自分自身の力と考えるのが自然ですね。

 

つまり、自己免疫力や抗酸化力、排毒力などを高めないといけません。

 

私たちが病院に行くと、抗生物質などの薬と一緒に「強い薬で胃を痛めないように胃薬を出します」と言われます。抗生物質は細菌を殺す役割を果たしますが、同時に腸の中の「良い菌」も殺してしまうので、お腹の中の菌のバランスが一気に変わってしまって、免疫力が落ちてしまわないように、胃薬を同時に飲むのです。

 

この胃薬って、何だと思いますか。実態は、ビフィズス菌や乳酸菌だそうで、善玉菌をお腹に入れて、腸内細菌のバランスを整える役割を担わせるそうです。

 

腸内細菌は、ストレスに弱く、精神的なストレスだけでなく、睡眠不足、暴飲暴食、添加物の過剰摂取などでもバランスが失われます。

 

昔は、貧血になったらホウレンソウを食べなさいと言われていましたが、現代では、農薬や過剰な肥料に依存するホウレンソウからは、ほとんど鉄分が期待できないそうです。

 

私たちが食べるものも、できるだけ自然の摂理にあったものが必要ということですね。農薬を使っていない野菜など、食べ物をきちんと考えてチョイスすることが、私たちにとって一番身近な生活習慣である「食事力」を鍛えることにつながるのです。

 

そして、病気に強い体を作っていきたいものですね。

2020年

3月

12日

習い事に求めるものは?

ついに、さいたま市内の小中高校の休校が、春休みまで延期と決定しました。小学校の卒業式は、職員と児童のみとなり、終業式も全校児童が一堂に会するのではなく、学年別に日程が組まれることになりました。

 

日本だけでなく、世界で起きている自粛ムードに、ヘキヘキしますが、もう180度考えを変えるしかありません。今起きていることは、間違いなく「非日常」です。日常だと考えられなかったことが、非日常になったことで、新しいアイデアが生まれるかもしれません。そう思うことにしました。

 

さて、今日は、習い事の話です。「子どもに何を習わせたらいい?」は、ママの悩みの種の一つでもありますね。どうしても、「習い事をさせているのに、なかなか身につきません。何をさせればいいのか?」と親は思いがちです。

 

習い事を通じて、色々なことができるようになる・・・これも目的の一つかもしれませんが、習い事を通じて、子ども自身が楽しさを感じ、「これが得意だなぁ~」という感覚を得ているかが重要で、むしろ、それさえ感じられていたら十分ですね。

 

子育て中のママは、「何か習わせないと将来困るのでは・・・?」と焦ってしまいがちですが、私のような世代の経験では、習い事の1つや2つで子どもの可能性がなくなるなんてことは、決してありません。

 

無理に習い事をしなければいけないこともありませんし、習い事を嫌がってやめてしまっても気にしなくていいのです。

 

習い事の話を親と子どもが楽しくできるような、親子のコミュニケーションツールぐらいに考えればいいのです。みなさんは、どう思いますか?

2020年

3月

11日

9年目の3月11日

東日本大震災があった年は、今年同様プロ野球の開幕が延期にはなりましたが、高校野球は行われました。本日の春の選抜高校野球中止の一報は、高校球児の思いを考えると、何も言えません。東日本大震災にかかわる一連の追悼式等の行事も中止となり、なんだか、やりきれない気持ちだけが残りますね。

 

今一度、気持ちを持ち直していかねばなりません。保育園では、昨日の寺子屋と、本日の避難訓練の後に、東日本大震災の話をしました。もちろん、9年前の3・11には、保育園ホワイトきゃんばすもありませんし、園児たちも生まれていませんでした。

 

昨日の寺子屋では、「3・11の大地震の時に、パパやママが何をしていたのか、聞いてごらん」と宿題を出しました。

 

すると、今日の連絡ノートには、子どもからの話を受けて、3・11ドキュメントを書いてくれた保護者がいました。自分たちの3・11の体験を我が子に伝えないといけませんね。

 

さて、「風の電話」をご存知ですか。天国につながるただ1つの電話と言われています。

 

岩手県三陸海岸を見下ろす丘に置かれた私設の電話ボックスで、まっ白な電話ボックスの中には、黒電話が置かれています。しかし、この電話ボックスには電話線がつながっていません。

 

黒電話の前には「風の電話は心で話します。静かに目を閉じ、耳を澄ましてください。風の音が、又は浪の音が、或いは小鳥のさえずりが聞こえたら、あなたの想いを伝えてください」というメッセージがあります。

 

そして、1冊のノートが置かれていて、そこには、この「風の電話」を利用した人のたくさんの想いが記されているそうです。

 

東日本大震災で亡くなられた人や、行方不明で会えないままの人へ、この「風の電話」を通じて語りかけるのです。

 

とても切ないかもしれませんが、受話器を耳にすると、落ち着いて話ができるそうです。この電話で、心を持ちなおした人が、何万人もいるそうです。

 

私は、この場所に行ったことはありませんが、とても素敵な場所ですね。9年前の出来事は、決して忘れることはできませんが、こんな素敵な話は、まだまだたくさんあるのかもしれません。少しでも、前を向いて生きる糧になってもらいたいですね。

2020年

3月

10日

「島耕作」を教材に道徳の授業

今日から、卒園式の練習がスタートしました。「卒園児入場」から始まって、卒園証書授与などの一連の動きを練習します。卒園式まで3週間を切りました。少しずつ、寂しい思いと「頑張れ!」のエールが大きくなっていくのでしょう。

 

さて、今日は、「島耕作」の舞台に招待します。

 

ここは、通勤時の満員電車。主人公の島耕作の近くには、息を切らせたおばあさんが立っていました。島は座っているサラリーマンに席を譲るよう声を掛けるものの、サラリーマンは「自分は2時間しか寝ていない」と言って、立とうとはしません。

 

サラリーマンにお節介だと言われた島は、おばあさんを座らせようと意地になります。口論が過熱する中、別の男性がおばあさんに席を譲ってその場を収めるというスト―リーです。

 

実は、これはある中学校での「道徳の授業」です。島耕作とサラリーマン役は、口論となるので教員が担当し、その他の登場人物を生徒が演じます。

 

そして、生徒には、それぞれの登場人物の気持ちを考えさせます。すると、ある生徒は、周囲の人々がサラリーマンだけでなく、島のことも「うるさい」と思っていること、おばあさんもこの状況で座りづらくなり「疲れた」と感じているのでは?と意見します。

 

生徒たちの議論が進む中で、「正しいことをしようとした島が、自分の主張ばかりでおばあさんや周囲のことを考えられなくなり、その場で孤立してしまった」という考えにたどり着きます。

 

そして、この授業の本題である「島がサラリーマンにどのような声を掛ければ説得できたか?」を生徒たちに考えさせます。

 

なんだか、楽しそうな授業ですね。これも、答が一つではありませんね。○○が正解で、△△が間違いとも、一概には言えません。道徳の授業は、「こうすればいい」という模範解答を見つけることではなく、子どもたちが自分で考えることが大切なのです。

2020年

3月

09日

テレワーク試行錯誤

新型コロナウイルスの暗いニュースの中でも、子どもたちが屋上で元気に遊ぶ姿を見ていると、ホッとした気持ちになりますね。冬に球根を植えた花壇には、クロッカスの花が咲き始めました。春を感じますね。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、自宅などで働く「テレワーク」を導入する企業が増えています。保育園でも、テレワーク勤務のパパがいたり、私の長女もテレワークと出社が半々です。

 

しかし、日本では、まだまだテレワークはなじみが薄いので、各企業も試行錯誤の対応のようです。もちろん、接客業、看護師、教員、保育士、公務員など、テレワークができない職業もたくさんあります。

 

今は、緊急事態ということで「電話営業」でも仕方ないなぁ~とお客様は思っているものの、営業職は、お客様と顔を合わせて商談することで、信頼関係が生まれるものです。

 

私もかつて、営業マンとして得意先のお客様に顔を売っていたわけですが、パソコンを携帯していたので、企画書作りなどの事務仕事は、もっぱら、ファーストフードのコーヒー一杯で、効率の良い仕事ができました。会社よりも業務がはかどります。

 

逆に、出社した方が生産性があがる仕事もありますね。テレワークと通常勤務を上手に組み合わせることが、これからの企業の課題かもしれませんね。

 

時代の流れとして、テレワークの普及は確実に広がっていくでしょう。ある指標によると、テレワークの普及による国内総生産(GDP)の押し上げ効果は、3兆4000万円といわれています。出産や育児、介護などで働いていない人が労働市場に参入することで約3兆円、通勤時間の削減で生産性が向上することで約4000億円の経済効果が見込めるそうです。

 

そもそも、政府は、東京オリンピック・パラリンピック期間中の混雑緩和などを目的にテレワークを推進してきましたが、新型コロナウイルスの影響で、思わぬ予行練習となったのかもしれません。

 

どちらにしろ、仕事の取り組み方は、日々進化させなければいけないことだけは、間違いないですね。

2020年

3月

08日

算数センスを伸ばす

今日から、静かな大相撲春場所がスタートしました。プロ野球オープン戦での無観客試合にようやく慣れたところですが、大相撲では、初めての経験です。力士同士がぶつかり合う音やまわしを叩く音が響きますが、淡々と時間が進んでいく感覚です。

 

当たり前ですが、スポーツは観客の存在がいかに大きいことか・・・早く、通常の世の中になってもらいたいものです。

 

さて、本屋で「算数センスを伸ばす本」という本を手にしました。世界には多くの言語がありますが、「『数字』は、唯一の世界共通語」と私は思っています。

 

年長園児のお昼の勉強タイム・・・「○○君が、どんぐりをたくさん拾ったんだ。と言いました。でも、たくさんって、人によって、何個になるのか色々だよね?」「でも、○○君がどんぐりを10個も拾ったんだ」と言えば、○○君の手の中にどんぐりが10個あることが、誰にもわかるね・・・」と、子どもたちに話します。

 

大人の世界でも、「もう少し具体的に話してください」という会話には、数字を使うとハッキリわかることが多いですね。

 

この本にあった数字カードを使ってみると、遊びながら「数感覚」をつけることができる園児が多いです。保育園には、そろばん塾で使うような大きなソロバンがあるのですが、「そろばんやりたい!」という園児も多いです。

 

もちろん、数字が苦手な園児もいます。どうも、算数は理屈から入るよりも、九九のように自然と数字が出てくるようになる方がいいようです。私たちが九九を覚えるにあたって、理屈では覚えていませんね。

 

この本の中で、脳科学者の「なるほど」コメントがありましたので紹介します。

 

「親子の会話を聞いていると、何となくその子がどこまで伸びるかわかっちゃうんです。あまり伸びない子の親は、すぐ答えを言ってしまう。逆に伸びる子の親は、ずっと子どもの会話につき合って、子どもが答えを出すまで何度も何度もキャッチボールを続けるんですね。そうやって、親子で思考を深めていくことで、長く考えても疲れない子になるんだと思うんです」

 

「字が雑とか計算が違っているとか、マイナス面ばかり見る親はダメです。子どものために言っているつもりかもしれませんが、逆効果でしかありません。『よくがんばったね』と言ってあげるだけでいいのです」

 

まったく、その通りですね。私たち大人は、子どもたちに「好き」や「楽しい」という気持ちや環境をいかに作ってあげられるか・・・じっくり考えてみませんか。

2020年

3月

07日

目標を立てないといけませんか?

横浜のスポーツジムを利用していた、70歳男性が新型コロナウイルスに感染したという報道がありました。何と、私の大学の後輩が、感染者が利用した同じ日に、このスポーツジムを利用していたのです。

 

濃厚接触者1406人の一人となってしまったのです。すでに1週間以上が経過し、体調も全く問題がないとのことですが、利用履歴から保健所から連絡があることでしょう。体調不良ではないので、仕事へは行っていましたが、状況次第では、月曜日からは自宅待機になるかもしれないとのこと。

 

まさか、身近な知り合いに、新型コロナウイルスの魔の手が伸びようとは・・・早く終息して、明るい気持ちになりたいものです。

 

さて、民間企業などは、短期、中長期など様々な「目標設定」を立て、売上や利益の確保に努めますね。目標設定がなく、場当たり的な企業経営などあり得ませんね。

 

中学生や高校生などの若者に対しても、私たち大人は「毎日目標を持って頑張っていこう!」などと言っています。しかし、アメリカの心理学者セリグマンは、「学習性無力感」を唱えました。つまり、「目標を持っても、自分の行動に意味ある結果がついてこない経験を繰り返すことで無力感が学習されてしまう」という内容です。

 

若者としては、「目標って言うけど、そんな簡単に見つかるものではない」というのが本音でしょう。変化の予想がつかない現代では、未来に存在する「目標」を考えることは、逆に不安につながることかもしれません。

 

「『目標』とは、頂上を目指し、苦労して登るものではない。川の流れに従い、下りながらキョロキョロしているときに見つかるようなものだ」とある人が言います。

 

つまり、小さな一歩を踏み出すだけで、「目標」は、結果的に見えてくるのかもしれません。

 

「目標を持たないといけない!」と若者に過剰なプレッシャーをかけてはいけませんね。

2020年

3月

06日

世界ジャンダーギャップ報告書

「今日の体操教室がお休みになったのは、新型コロナウイルスという病気が広がったらいけないからだよ・・・」と子どもたちに説明します。テレビで、さんざんコロナウイルスという言葉が交わされるので、何となくわかったような・・・わからないような反応ですね。

 

さて、ジェンダーフリー・ギャップという言葉をご存知ですか。世界経済フォーラム(WEF)の「2020世界ジャンダー・ギャップ報告書」によると、日本は、残念な位置付けとなっています。

 

ジェンダーフリー・ギャップランキングとは、簡単に言えば、男女平等ランキングです。

 

まずは、上位5か国です。1位アイスランド・2位ノルウェー・3位フィンランド・4位スウェーデンと、予想通り、北欧諸国が占めています。アイスランドは、11年連続で1位だそうです。

 

日本が気になりますね。ドイツ10位・フランス15位・カナダ19位・イギリス21位・アメリカ53位・イタリア67位・・・まだ日本は出てきません。中国106位・韓国108位・・・えっ、日本はもっと下なの?そうです。日本は、121位なのです。

 

評価基準ですが、日本は、読み書き能力や初等(小学校)教育などは男女間の不平等はなく、世界1位のランクだそうですが、政治家・教授などの専門職には女性が極端に少ないことと、賃金格差や労働力参加の格差が極めて大きいという評価だそうです。

 

つまり、社会のリーダーシップを発揮すべき分野で、男女格差が大きく、ジェンダーフリーの評価が著しく低いということです。

 

ある外資系の企業が、男女がわからないエントリーシートで新卒採用を行うと発表しました。しかも、世界に先駆けて、日本でスタートさせるということですから、よほど、日本は「男女平等でない」と思われているのでしょう。

 

私が、新卒の就職活動の年に、男女雇用機会均等法が施行されたものの、「男なんかに負けないわ!」という女性は少なかったですし、まだまだ日本の会社は男社会でした。

 

時代と共に、女性自身だけでなく、男性の意識も変化してきました。女性が上司になったり、育児休暇を男性が当たり前に取れるようになってきましたが、世界基準で考えれば、日本は121位で、まだまだ遅れているのです。

 

だから、日本はこうあるべきだなんて、今はよくわかりませんが、日本の位置付けは把握しておきましょう。

2020年

3月

05日

授業スタイルの効果

屋上遊びには、自転車など継続的に子どもたちが楽しむ遊びもありますが、たいがい、新しい遊びは「熱しやすく冷めやすい」のです。もちろん、「熱する」という経験をたくさんしてもらいたいので、これでいいと思っています。

 

昨日の寺子屋の時間で、テニス教室を行ったので、テニスブームが年長園児を中心に起きました。

 

私は、野球やソフトボールをずっとやっていたのですが、学生時代「テニスぐらいできないと女子にもてない」というヨコシマな気持ちで、テニスの壁打ち特訓をした事があります。子どもたちの相手くらいなら大丈夫です。(笑)

 

ちょうど、昨年の今頃は、ローラースケートブームが起きました。自転車に、野球、テニス、バスケットボール、ローラースケートと屋上でのスポーツがこれだけ楽しめるのも、ホワイトきゃんばすの強みです。

 

さて、私が、小学生や中学生の頃は、先生やその授業スタイルの好き嫌いが、そのまま成績に比例していたような気がします。今でも、「○○先生の授業は楽しかった!」「△△先生の授業はつまらないので寝ていた」なんていう記憶が残っています。誰もが、そんな経験をしたと思います。

 

今日は、理科の授業の話です。理科の授業で教師が色々な工夫をすると答えたグループほど、理科が好きになり、平均点が高いことがデータでも裏付けされるようです。日本では、小学校4年生で46%が、理科の授業で教師の工夫を感じているそうです。実験を上手に取り入れた授業であることが想像できますね。

 

しかし、この数字、諸外国と比べると低いそうで、アメリカでは80%という数字です。

 

つまり、日本の学校の授業は、実験や討議などアクティブラーニング型の授業がまだ少ないと言えるのかもしれません。それとも、教師の授業の個性が尊重されていないのかもしれませんね。

 

子どもにとって、楽しい授業とは、パフォーマンスに富んだ授業ではなく、子どもたちが、自分で考えて、仲間たちと答えを作り上げていく授業ですね。多忙な先生たちが、授業準備に時間をかけるのではなく、舞台演出家として役者である子どもたちの個性をどう引き出すか。時間をかけなくても知恵を出すことが求められるのです。

2020年

3月

04日

ノート指導

ホワイトきゃんばすの連絡ノートは、フリーノートになっていますので、保護者からのコメントがいっぱいあります。家でのエピソード、成長の様子、休み明けなら「○○へ行ってきました」など、職員は、すぐにノートに目を通すのが、習慣というか楽しみでもあります。

 

当然、連絡ノートのコメントを読めば、保護者の思いや悩みなどを知ることもできます。また、保護者の中には、お迎えが終わると、まずは、連絡ノートを開いて、職員が記入した今日のコメントを読むママも多いです。帰りの車の中で、子どもとの会話も盛り上がるというわけです。

 

パソコン、スマホなど、デジタルの時代になっても、ノートにまとめる力は、とても大切です。みなさんも、学生時代に、友だちのノートを強引に借りていませんでしたか?(笑)

 

今日は、ノート指導を効果的に行っている小学校の先生の話です。子どもたちに、授業に臨む姿勢をつけさせるためにもノート点検が重要です。「書く」ことで、学力の向上を図ることもできますね。

 

その先生のノート指導のポイントは「教師も楽しく」「気楽に」だそうです。毎日、全教科のノートを提出させるそうです。毎日点検をすることで「全員きちんとノートを書く」ことを意識させます。

 

翌日には、ノートを返却しなければならないので、短い時間で効率的に点検をすることになります。そのために「給食の時に点検」「放課後すぐに15分点検」など、自分が気楽にできるルールを決めているそうです。

 

どうですか・・・家にノートを持ち帰って夜中まで仕事は、今のライフスタイルにはミスマッチですね。効率よく、しかも楽しく教師の仕事・・・いいですね。

2020年

3月

03日

正しい情報で前を向く

ホワイトきゃんばすと同じフロアにある、女性専用のフィットネスクラブは、休業にはしないものの、お客様の数は半分とのこと。美容院は、客数は大きく減ってはいないものの、お出かけする機会が減り「カットだけでいいわ」と客単価ダウンだそうです。

 

学習塾も3月中は休校になり、体操教室も本日付けで、3月15日まで休業となりました。

 

今日は「ひなまつり」というハレの日ですね。保育園では、ひなまつり給食とひなまつりおやつを子どもたちは、思いっきり楽しむことができましたが、小学校は休校で給食もありませんから、ひなまつり食材を提供する業者は、大きな痛手となったそうです。

 

百貨店の2月売上は、ざっと2割減で、自動車業界では、新車販売が10.3%減とのこと。あのHISは、1980年の創業以来初めての赤字になる見込みだそうです。航空各社の日本発の国際線は4割減となり、クルーズ業界は深刻な客離れが起きています。

 

挙げればきりがないほど、暗いニュースばかりですね。テレビを見れば、新型コロナウイルスの報道ばかりで、明るい気持ちにはなかなかなれません。

 

ここは、新型コロナウイルスの正しい情報をきちんと持って、冷静に前を向きたいものですね。ここにきて、少しずつ、その姿が見えてきたようです。

 

感染力は強いが8割が軽症・・・つまり、感染させた人をことごとく重い病気に陥らせるのではなく、むしろその逆で、感染しても症状が出るとは限らないようです。せきやくしゃみがなくても感染が起きたというケースも出ているそうです。

 

つまり、そう簡単に死ぬ病気ではないこと。ただし、致死率は、年齢が上がるにつれて高まり、50代で1.3%、60代で3.6%、70代で8%、80代で14.8%だそうです。これは、普通の肺炎の傾向と同じです。

 

新型コロナウイルスの死者数が、日々更新されて増えていますが、毎年の季節性インフルエンザが原因で死亡する数よりも少ないというのが実態です。

 

一番怖いのは、ここ数日起きているSNSを通しての、恐怖、混乱のデマ情報かもしれませんね。大衆がデマを信じて起こしてしまう行動が、大きな社会問題につながることです。

 

未知の病原菌ということで、私たちは「見えない恐怖」と戦っているのですが、暗闇でも人はだんだんと目が慣れて見えるようになってきます。新型コロナウイルスの対応についても、少しずつ正しい情報が入ってきています。

 

冷静に、前を向いて行動したいものです。

2020年

3月

02日

部活動短い県、学力上位

保育園ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターでは、今日の午後には、トイレットペーパーとティッシュペーパーが、大量に納品されました。保育園のトイレットペーパーの在庫は、あと6日分だったので、6日内に購入できればいいと考えてましたが、本日1セット購入できたので、2週間は大丈夫です。

 

店員さんからは、「トイレットペーパーについては、買いだめで物流が混乱しているだけで、在庫はちゃんとあります。明日も入荷します。本当に必要な人だけ1セット購入下さい」というアナウンスがあり、周りのお客様も安心していました。

 

昨日のブログでも触れました、「正確な情報」が、その通りだったのです。よくわかりませんが、気分が良かったですね。

 

さて、学校休校で部活動も行われていない状況ですが、今日は、部活動の時間と学力の相関関係についての話です。2017年の文科省のデータによると、全国の中学校では、部活動時間が短いほど学力が高い傾向になることがわかったそうです。

 

学習状況調査では、 国語・数学いずれも平均正答率は、部活動が1日当たり1~2時間の層がピークで、それより長くなるほど、また短くなるほど平均正答率が下がっています。

 

 いわば「適度に部活動をしている生徒の学力が最も高く、あまり活動をしない(または全くしない)生徒と、部活動をやりすぎている生徒は、学力が低い」ということです。

 

この結果をもって、ではどうすべきか・・というのは、部活動の顧問の先生の判断となりますが、数字上の根拠としては「1日部活動は2時間以内が学力向上にもつながる」 を知っておくことにしましょう。

2020年

3月

01日

デマ VS 正確な情報 

新型コロナウイルスの影響で、紙製品が不足するというデマが広がり、スーパーやドラッグストアの店頭では、トイレットペーパーやティッシュペーパーの棚が見事なまでに空っぽになってしまいました。ここ1日2日でのあっという間の出来事です。

 

学校休校や、外出を控える行動によって、家での食事が多くなることを想定し、総菜などの食料品やカップラーメンなどの加工食品も品薄になっています。昨日などは、お米の棚も空っぽです。

 

トイレットペーパーは、「マスクと同じ原料」「中国から輸入できなくなる」などの誤報情報、いわゆるデマがSNSなどで広まったのですが、正しい情報は「紙製品の97%が国産で、現在も通常通りの生産・供給を行っているので安心してほしい」「紙製品はかさばるので一度に大量入荷はできないが、毎日入荷している」です。

 

しかし、こうしてあっという間に、在庫がなくなるのが不思議だと思いませんか。

 

この原理は、こうだそうです。デマの心理は、「デマを信じる人」「デマを信じない人」が、仮に半々だとします。デマを信じる人は、すぐに買い占めなどの行動を行ってしまいます。しかし、それでも半分ですね。

 

ところが、「デマを信じない人」の中に、「デマを信じる人」の行動を予測する人が現れます。「大変だ・・・デマ情報にあおられて、買い占めをするやからが出るから、自分も買っておかないと・・・」と考えてしまいます。この数が、「デマを信じない人」の半分だとすると、全体の75%の人が、必要以上のトイレットペーパーを購入することになります。

 

こうして、1日2日で、あっという間にお店の棚が空っぽになるのです。

 

なんとか「デマを信じない人」の中でも「冷静な行動を取れる」人にならないといけません。保育園のトイレットペーパーは、在庫は十分ではありませんが、ざっと6日間は持ちます。よって、この6日間のうちに、入荷したトイレットペーパーを1セットだけ買えばいいのです。

 

みなさんも、冷静におうちのトイレットペーパーの在庫確認をして、何日もつかを考えて、必要分だけ買えばいいのです。

 

私たちは、デマに踊らされないようにするには、SNSの1つの情報ではなく、新聞やテレビなど複数の情報確認を行うことが大切といいます。

 

また、正しい情報を持つあなたが、デマに惑わされている人に、正しい情報と冷静な対応を教えることができれば、プラスの口コミが広がるといいます。

 

新型コロナウイルスの対応で、しばらくは「デマ」が広がりやすい状況が続きます。私たちは、「自分よ・・・冷静になれ!」と何度も唱えながら、乗りきっていきましょう。

2020年

2月

29日

学校休校・・・混乱続く

今日も保護者から、学校休校に関する情報が入ります。さいたま市は、3月13日まで小中高校が休校になりますが、小学校では、シングルマザーや医療機関に勤務するなど、仕事が休めない保護者のために、平日の学校での預かりが追加されました。

 

しかし、冷静に考えれば、金曜日に教育委員会から「やりなさい!」と言われて、月曜日から各小学校で、万全な体制が取れるはずなどありません。学校によって、対応はまちまちです。

 

保護者が知りたい情報は、誰がどこで何をさせて子どもたちは過ごすのか・・・学童への引き渡しはどうするか・・・などの細かい詰めがないまま、取り急ぎ「保護者が責任をもって○○時に登校させてください。」というバタバタした状況が続いている小学校もあります。

 

学校側としても、木曜日の安倍首相の会見を受け、金曜日に教育委員会から昼前に通達されました。おわかりでしょうが、そこから、月曜日からの児童の受け入れ体制の詳細を決める時間などありません。人数確認もできないまま、月曜日に何人来るかもわかりません。対応する先生も、自分のクラスの児童以外の異年齢の児童をどうやって過ごさせるか・・・不安だと思います。

 

また、保護者の高校教師のパパは、サッカー部の顧問をしています。高校ですので生徒の預かりはありません。しかも部活動も中止ですので、やることがないそうです。この期間に、今までやりたかったことを集中して取り組むそうです。

 

卒園児の小学生の方が、案外冷静です。時間がない中、先生たちは、この2週間に子どもたちの学習が途切れないように、宿題をたくさん用意していました。「なんだよ!宿題やらなきゃいけないよ!」なんて言いながらも、保育園で宿題をやっていました。

 

担任の先生の「1年間ありがとう!サプライズ」を考えていた小3の女の子は、クラスのみんなと相談して急きょ、金曜日に行ったそうです。「○○先生・・・ちょっとだけ廊下で待っててください!」そして、教室の飾り付けをして、男子のピアノにあわせて、先生が教室に入ってきました。すでに、先生は号泣だったそうです。

 

月曜日から休校がスタートします。子どもたちにとって、この初めての経験をプラスに転じられるよう、保護者の負担がなるべく少なくなるよう、祈る限りです。

2020年

2月

28日

学校が「凍り付いた」

昨日安倍首相が、全国の小中学校、特別支援学校で3月2日から春休みまでの臨時休校を要請すると表明した瞬間・・・この速報を受けた、教育関係者のほとんどが、凍り付いたと思います。

 

正直、この判断は「すばらしい!」と思った教員は、皆無だったと思われます。保育園の保護者の中にも教員がいますが、教育委員会の職員含め、寝耳に水だったようです。

 

私も、仕事を終えて、保育園を出るタイミングで、この情報が入り、固まりました。私は、教員がこの3月にしなければならない仕事や働く保護者が大混乱することなど、現場に近い立場です。本日28日付けで、文部科学省からの通知を受け、土日をはさんで、月曜日からやってくれなど、どう考えても、現場を知らない唐突な内容と言わざるを得ません。

 

下世話な愚痴で申し訳ないですが、「支持率が落ちた内閣のアピールに、教育現場と働く保護者が巻きこまれた・・・」「子どもの安全と健康という言葉をダシに、オリンピックを絶対に開催させないといけない政府の思惑か・・・」とうがった見方をしてしまいます。

 

しかし、ここで文句や愚痴を言っていても仕方がないので、決まったことを受け入れて、次の手を打つことを考えます。

 

朝から保護者には、「保育園は通常通り行うので心配しないで・・・卒園式も予定通り」を告知して、あとは、小中学生などを抱える保護者と話をします。朝の段階では、ここさいたま市も、具体的な対応が決まっていませんでした。

 

結局、さいたま市では、特別支援学校を除く市立の小中高等学校が、国の要請である春休み迄ではなく、3月13日までとし、以降は状況判断という結論を下しました。現場を考えた現実的な判断だと、ホッと胸をなでおろしました。

 

特別支援学校の児童生徒は、家での留守番は困難です。そして、卒業式や終業式での通知表の配布や1年間ともに頑張ってきた仲間との最後の時間を考えないといけませんね。

 

しかし、今のところ自治体によって、今回の対応は様々です。休校をしない自治体もあれば、国の要請通り春休みまで休校のところもあります。

 

そして、昨日からテレビに出る教育専門家の意見も賛成反対が分かれます。現場を離れた、タレント教育評論家ほど賛成派が多く、現場をよく知る人は反対派と、私には映りました。(あくまでも私見ですが・・・)

 

このブログを書きながら、まだ、私は怒っています。「トップダウンで決めるんじゃないよ!政治は、市民からのボトムアップが大切なんじゃ!」すみません。汚い言葉で。

2020年

2月

27日

足場的支援

今日は強風の中での屋上遊びとなりました。ホワイトきゃんばすの子どもたちは、寒さには慣れているので大丈夫なのですが、自転車に乗る子どもたちを見ていると、追い風と向かい風でのスピードの違いや、ペダルをこぐ力の加減などを考えて遊んでいました。

 

「風が吹くとどうして違うの?」と、ちょっとした考える遊びが行われていたのです。いいですね。

 

さて、小学校の算数の授業についての話です。算数は、2年生の九九から3年生ではさらにレベルが上がり、高学年では、授業についていけない児童が多くなる科目です。ある先生が、「28÷4」の筆算を教える場面の一例です。

 

「ほら、まずどうするんだった? 28に中に4はいくつ入っている? 5? 違うな? 6? まだ小さいだろ。もっと入っているよね。 7? そうそう! これをここに書くんだよ。分ったかい? うん? 分からない? じゃ図で書いてみるよ・・・」

 

私も、こんな教え方をしてしまいますね。しかし、このアプローチは、ただ先生が誘導しているだけに過ぎません。

 

そこで、問題を解くのに困った時に使える手段を、子どもたちに先に示すように、この先生は修正します。

 

①先生に相談 ②友だちに相談 ③算数ソフトを活用 ④NHKのテレビ放送を視聴 ⑤教師用指導書を活用・・・と5つの選択肢を子どもに与えます。すると、最初は、誰かと一緒に、仲の良い子を選びます。それからは、自分が問題を解くのに、最も的確なアドバイスをくれそうな相手を選ぶようになるそうです。

 

また、自分一人でどんどん問題を解きたい児童は、一題できるたびに教卓の上に置かれた教師用指導書を見ては、丸付けを自分でしているそうです。

 

このように、事前に子どもたちが自分で選択できる支援のことを「足場的支援」と言うそうです。なるほど、足場はつくるけど、それをどう使うかは自分で考えなさい・・・ということですね。子どもたちの主体性を引き出すことができますね。

 

この方法で、この先生は、今まで授業についていけなかった子どもたちに「いつでも聞けるから安心」「やりやすい方法でやれるから好き」となり、テストの点数もぐんぐん伸びたそうです。

 

私たち大人の世界で考えてみましょう、例えば会社で、これから必要とされる人材は、専門知識を持つ人材ではなくて、専門知識を持つ人材をたくさん知っている人と言われています。

 

何か新しい事業を行う時に、一人で全てのことはできませんね。この分野のことはAさんで、あれはBさんに聞けば、この問題はクリアできる・・・というセンスを持った人です。

 

先ほどの算数の授業などは、まさに、これからの人材育成にもつながるような内容だと思いますね。どうですか・・・私たち大人も、仕事のスタンス変えてみませんか?やみくもに勉強して知識を得るのではなく、知識を持った人材を見分ける力を持つことの方が、生き残れるかもしれませんね。

2020年

2月

26日

ゲーム制限条例

子どものゲームやスマホへの依存を防ぐために、遊ぶ時間や使う時間を制限する条例ができるようです。香川県では、①18歳未満の子どもがゲームで遊べる時間は、平日60分、休日90分まで②スマホを使える時間は中学生は午後9時まで、高校生は午後10時までといった目安で、県議会で話し合われ、成立すれば4月から実施されます。

 

条例ですので、法律ではありません。破っても罰はありません。

 

ある「ゲーム依存」に関する調査結果では、「学業などに悪影響が出てもゲームを続けた」と答えた人の割合は、平日にゲームで遊ぶのが1時間未満の人では1.7%に対し、6時間以上の人では24.8%にのぼりました。ゲームにのめり込んで生活や健康に大きな影響が出ることを「ゲーム障害(ゲーム依存症)」といいます。

 

では、もしあなたが、中学生や高校生を持つ親で、自分が住む自治体が、このような条例を出した場合どうしますか?

 

親が、「条例で決まっているからダメだ!」と言って、ゲームを取り上げれば、解決できるものでもありませんね。

 

まずは、親として、我が子がゲームにのめり込む原因を考えないといけません。人間関係の悩みがあるのか?または、落ち着いて過ごせる居場所がないかもしれませんね。強制的にゲームやスマホを取り上げても、それが、ゲーム依存症の解決にはなりません。

 

「親である自分がゲームが大好きだから・・・」という理由なら、親が自粛し、子どもとゲーム以外の時間を作ることで問題解決につながりますが、そんな簡単な事だけではありませんね。

 

各自治体の条例ラッシュとなる前に、もう一度、私たち大人は考えないといけません。

 

「ゲームが人を熱中させるのはなぜだろう?」

「ゲームにのめり込むと、どんな影響が出るか?」

「どうすればゲームとうまくつきあえるか?」

 

まずは、この3つから考えてみませんか。

2020年

2月

25日

引きこもりの実態

今日は、屋上ファームの玉ねぎのまわりの雑草を取る作業を5歳女の子二人で頑張りました。雑草と玉ねぎを一緒に引っこ抜いてしまうのではないかと、最初は様子を見ていましたが、ファーム女子の二人は、とても器用に雑草だけを抜いています。

 

そして、今、屋上では、摘み放題の花があります。小さな紫色の花です。「ホトケノザ」という野草です。子どもたちは、この紫色で、色水が作れるか?おままごと用のカップに山盛りで摘んでいました。なかなか、こんな遊びはできないので、自然とたわむれる子どもたちを見ていると、こっちが嬉しくなります。

 

さて、今日は、引きこもりの話です。日本全国に、引きこもりの人がどのくらいいるのか・・・実は、はっきりとした数字はわかっていないのが現状です。全国の都道府県で、引きこもり状態にある人の実態調査を行っているのは、まだ半分だそうです。

 

調査を行っている自治体では、民生・児童委員によるアンケートや聞き取り調査が主だそうです。昨年は、引きこもり状態にある成人が、登校中の小学生を殺傷する事件や、引きこもり状態にあるわが子を親が殺す事件があり、大きな社会問題となっています。

 

島根県は、平成25年と令和元年のデータが取れているそうです。この6年間で、引きこもり状態にある人は増加傾向にあり、人口1万人の自治体であれば、16人(0.16%)が、引きこもり状態という計算です。女性の割合は4人に1人で、男性が多い傾向は変わらないそうです。

 

注目すべきは、10歳代が横ばい、20歳代・30歳代で減り、40歳代以上で増える傾向にあり、特に、60歳以上では、1.8倍に増えています。そして、民生・児童委員からは、「引きこもり等の把握が困難」「引きこもりを家族が隠す場合がある」との意見があがっています。

 

引きこもりをどうなくしていこうにも、実態把握が不十分であることが現状のようです。私のまわりには、引きこもり状態の人がいませんので、こうして、評論家のように数字を並べることしかできません。

 

人と話をすることが苦手でも、何とか、楽しい時間を過ごせるように・・もっと言えば、自分が感じる幸せな人生を送ってもらいたいものです。難しい問題です。

2020年

2月

24日

男の子・女の子

昨日、池の水を抜く番組を見ていると、久々に感動しました。その池に住むカメは「ニホンイシガメ」しかいません。しかも、子ガメもいて、そこで繁殖していることもわかったのです。

 

この番組は、最近では、外来種バッシングに近い内容になってきており、カメでは北米原産のミシシッピーアカミミガメは大悪党で、つい5年位前までは、日本の固有種と思われていたクサガメさえも、中国原産の小悪党ぐらいの位置付けです。

 

このアングルに、ややヘキヘキしていたのですが、捕獲するカメが、すべて「ニホンイシガメ」という映像には、思わず見入ってしまいました。こんな奇跡の池が、まだ日本にたくさんあることを願いたいですね。

 

さて、屋上には、外来種のアカミミガメもクサガメもいます。今は冬眠中ですが、冬眠前は、子どもたちはエサやりなどの世話をします。散歩をさせると、男の子・女の子に関係なく、カメを持ち上げる園児たち・・・カメだけではありません、先日ビートルハウスのカブトムシの幼虫を観察した時も、幼虫を全く怖がらないで触れる園児は、男女を問いません。

 

春を感じる屋上でのてんとう虫採集も、草むらの中を歩く園児は、男女色々ですね。また、砂場で料理ごっこをする園児の中には、男の子も多いです。

 

おもちゃの業界では、男の子には乗り物やロボット、女の子にはお人形と、男女の区別をはっきり打ち出す戦略が当たり前でしたが、最近では、性別という固定観念にとらわれないおもちゃが増えているそうです。

 

男の子のお世話人形やプラレールに女子に人気がある「ハローキティ」をデザインしたピンクの新幹線も登場しているそうです。

 

保育園で遊ぶ子どもたちを見ていると、「男の子だから…女の子だから…」と先生たちも言わないこともあって、子どもたちは自分がやりたい遊びをしているのが普通です。

 

世の中でも「大人の社会で性別にとらわれない考え方が広がる中、おもちゃも性別で決めずに選べるものが増えている」と、玩具協会は分析します。

 

私のような、昭和世代の人間も、子どもが遊ぶ姿を「男の子の遊び・女の子の遊び・」という固定観念を持たないで、見守ることが大切ですね。

2020年

2月

23日

ヤマアラシのジレンマ

今日は、子どもが、友だちとの人間関係やコミュニケーション能力を作り上げるには、子ども自身が経験して身につけなければいけない・・・という話です。

 

「寒い寒い冬の朝、2匹のヤマアラシがいました。寒くて孤独で一人ぼっちでいるのは耐えられない。そうしたときには、ごく自然に近づき体を寄せ合います。そして、相手の暖かさを自分で取り入れたり、そして自分の暖かさを相手に与えたりします。

 

ところがヤマアラシの体には鋭いトゲがあります。そのため、近づき過ぎると、相手のトゲが自分を刺して痛いのです。見たら、相手も痛がっています。ああ、そんなに近づいたら痛いぞと思って離れます。

 

離れると確かにもう痛みはありませんが、寂しくなります。寒くなります。孤独です。だからまたそろそろと近づきます。そしてまた、あんまり無謀な近づき方をすると、自分が苦しくなってきて、また離れます・・・」

 

これは、ヤマアラシのジレンマという話で、ヤマアラシは、こうして、くっついたり離れたりして、適度な距離感を保ったということです。

 

子どもたちにこの距離感を教えることは難しいですね。「ちょうどいい距離感をつかんでいく」ことは、子どもたちが自分で経験して身につけるものです。そして、私たち大人は、少し我慢して口を出さずに温かく見守っていきたいですね。

2020年

2月

22日

リケジョは高収入!?

今日は、「東大宮演劇祭」に子どもたちを連れて行ってきました。地域の芸術を育てようと、東大宮コミュニティセンターが中心となって、演劇にチャレンジしたい一般人を巻き込み、劇団レインボウ城の指導を受けます。それぞれ、仕事が終わってから練習を重ねたそうです。そんな演劇ワークショップのメンバーも今日の舞台に上がりました。

 

仕事や家族もある中で、自分のやりたいことをできる範囲で楽しんでいる人たちを見ると、素直に「いいなぁ~」と思いますね。私の長女の同級生のママは、何十年も、演劇を続けているのですが、私と同じ年齢なのに、舞台に上がると、まだ30代にしか見えません。子どもたちから見ても、「お姉さん」で通ります。

 

役者として舞台に立つと「もう一人の自分」が表現できるのかもしれませんね。今回の演目は、大人のコメディだったので、子どもたちには、分かりにくい内容もあったのですが、園長が笑うと、子どもたちもつられて笑っていました。

 

さて、日本では、理系職の志望率は、女子よりも男子が圧倒的に高いですね。「リケジョ」という言葉が使われる所以です。しかし、世界を見渡すと、イスラム圏では、日本と逆の傾向だそうです。

 

国策として、科学技術教育に力が入れられ、この分野では実力主義が徹底しているので、高い給与を得られると踏んで、女性が多いとのこと。宗教的には女性への統制が強いので、その反動とも言われています。

 

OECDのデータによると、日本では、男性の場合は文系職も理系職も、平均すると年収に大きな差がないのですが、女性の場合は、年収の上位25%に占める割合が、文系の倍が理系というデータとなっています。

 

「女子が理系なんて・・・」という思い込みは、いかに損であるかが分かりますね。単純に、年収が多い職業を女性が考えると「リケジョ」は高収入ということになります。

 

理系の男女比率をまずは、五分五分にするには、どうすればいいものか・・・そうだ、中学校・高校の理数系教員の女性比率を高めるのが得策かもしれませんね。

2020年

2月

21日

「ONE TEAM(ワンチーム)」

今日は、保育園で事件発生です。夕方、お片付けタイムが終わった5時過ぎに、園内を走る3歳男の子がそのまま転倒、左おでこをロッカーの棚の部分にぶつけてしまいました。

 

私が、その瞬間を見ていたので、すぐに抱きかかえたのですが、大流血です。「痛いよ~痛いよ~」と大泣きの男の子・・・額からはドクドクと血が流れ出るのでタオルで止血します。私の腕も血まみれとなりました。

 

不謹慎な例えですが、プロレスの大流血戦のような修羅場になっていました。他の園児も、心配そうに見つめます。

 

病院に連絡し、受け入れ態勢を確保し、たまたま休みだったパパがすぐに駆け付けました。病院では、4針縫う処置をします。パパは、このような現場に立ち会うことが初めてだったので、かなりひるんでいましたが、男の子は、麻酔の注射の時も、傷を縫い合わせる時も、一回も泣きませんでした。

 

無事に、保育園に戻りママと合流した頃には、すっかりと元気になっていました。医者の話では、血管を切ってしまったので、大出血したけど、処置がきちんとできたので大丈夫とのことです。大事に至らなくて本当に良かったです。念のため、明日からの3連休は、お出かけなしで過ごすように、男の子には話をしましたが、じっとしているのは、無理かもしれませんね。

 

さて、「ONE TEAM」という言葉は、今では誰でも知っていますね。言わずと知れたラグビー日本代表のスローガンであり、令和元年の流行語大賞を受賞した言葉です。

 

このスローガンは、2016年10月、ジョセフヘッドコーチの就任会見で発表されました。当初は、もっと長い言葉で「ONE TEAM FOR JAPAN, ALL ATTITUDE」だったそうです。

 

「ATTITUDE」を直訳すると、態度・姿勢・心構えという意味になります。つまり、日本代表の選手やスタッフが、それぞれの経験や考えを生かしながら、1つのチームとして戦う・・・そんな意味が込められているのです。

 

しかも、このスローガンは、ジョセフヘッドコーチの考案ではなく、選手に「どんなチームになりたいのか?」と問い、選手たちが話合い、決めたそうです。ワールドカップで日本代表が夢の決勝トーナメントの舞台に立つことができたのは、与えられたものでなく、自分たちで作りあげた大切な言葉がベースにあったからかもしれませんね。

 

子どもたちへのアプローチも同じです。「自分で考えて自分で決める」ようにしないと、本当の力は発揮できないかもしれません。

 

「ONE TEAM」という言葉のプロセスは、まさに、選手たちが作り上げたものだったのです。

2020年

2月

20日

子どもの「後伸び」

暦の上では、立春が過ぎていますが、屋上には、季節の「春」が近づいています。今日は、ファームの草むらの中を「てんとう虫」採集です。ナナツボシ、フタツボシのてんとう虫を10匹以上子どもたちがつかまえます。

 

黄色の液体の「血」を放出することで、その悪臭で、外敵を遠ざけるのですが、子どもたちは、「おしっこかけられた!」と大騒ぎです。(笑)

 

ずっと集中して、てんとう虫を探すことができる園児は、「後伸び」する子どもに育つだろうと思っています。

 

小学校低学年までは、習いごとなども含め、親主導で決めていくことが多いですね。子どもが、何に興味を持つか・・・まずは、色々なことにチャレンジさせるという考えのママが多いです。

 

しかし、いつまでも親の言うままではいけません。言われたことや決められたことを上手にできることが重要なのではなく、自分なりの表現やオリジナリティを発揮していくことが、「後伸び」です。

 

今日のように、てんとう虫採集に夢中になっている子どもは、きっと、子どもが集中できるようなアプローチを親がしているのでしょう。子どもの考えを待つ余裕がなかったり、「早くしなさい!」が口癖の親は、NGですね。

 

この「後伸び」を親がバックアップする1つは、「見ていてくれること」だそうです。特別に褒めたり、人と比べることではなく、「それいいね!」「本当に○○が好きなんだね!」と、子どもの「好き」を一緒に喜ぶだけで十分なのです。

 

子どもが、好きで集中して取り組んでいることを親が認めてくれる、そのまなざしが、子どもの力になるのです。

 

子どもの「後伸び」があれば、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」になっていくことでしょう。

 

こうやって、文章にすると簡単ですが、親の我が子への「後伸び」アプローチは、なかなか難しいですね。おせっかいが多いのもよくないし、放任ではなく、見守ること・・・ですね。

2020年

2月

19日

ジグソーパズル

昨日の寺子屋・・・屋上ビートルハウスでは、幼虫のフンの掃除をして、腐葉土が減ってきたので、今日は新しい腐葉土を50リットル入れました。夏まで、カブトムシの幼虫は腐葉土を食べ続けます。

 

腐葉土を入れる前に、幼虫を一度外に出します。ざっと20匹のまるまる太った幼虫が出てきました。小さい園児も、カブトムシの幼虫を見て、目をまん丸させて、好奇心ビームを放っています。(笑)

 

あと、4カ月は、腐葉土の中で、幼虫として過ごします。

 

さて、昔の話を思い出しました。30年以上前の、私の社会人デビューは、神戸のホテルに1カ月宿泊しての研修から始まりました。4月1日が入社式でしたので、前日の3月31日にチェックインして、部屋にこもって私が最初にはじめたのが、「ジグソーパズル」です。

 

深い考えはなかったのですが、社会人になるにあたって、集中力でも身につけようと・・しかし、同期の連中にその姿を見られ「こいつ、ジグソーパズルなんかに没頭して大丈夫かい!?」と心配されてしまいました。しかし、それなりに「変わったやつ」ということで、インパクトが残せたようです。

 

ある校長先生が、うまいことを言いました。「学校ってジグソーパズルのようだな」です。ジグソーパズルのピースは、隣りのピースと組み合うようになっていて、似た形のピースが複数存在します。しかし、全く同じ形をしたピースはありません。そして、「1ピースでも欠ければ、全体の絵が完成しない」のです。

 

保育園でいえば、昨年のクリスマス発表会・・・例えば、劇の演目は、主役もわき役もあって、セリフが多い子も少ない子も様々です。ジグソーパズルで例えると、キーとなる絵の部分のピースもあれば、ただ青いだけの空のピースだってあります。

 

しかし、空が欠ければ、パズルは完成しません。つまり「1つとして同じ形がない」けれど「どれも同じ価値がある」と言えるのかもしれません。これは、子どもたちにそっくり当てはまることですね。

 

保育園でも、学校でも、毎年ピースとなる子どもたちが変わります。同じパズルは二度と作れませんが、今年の最高傑作を完成させるべく、先生たちも子どもたちも頑張るのです。

 

あ~何だか、ジグソーパズルがやりたくなってきました。(笑)

2020年

2月

18日

自分の得意を究める

今日の寺子屋では、屋上のビートルハウスのカブトムシの幼虫観察をしました。腐葉土の中の幼虫を触ったり、糞の掃除をしました。「園長先生!大変です。カブトムシがいません」と、とぼけたことを言う男子・・・夏に命を終えたカブトムシが卵を産んで、幼虫となり、秋冬春の長い間を土の中で過ごし、夏にサナギから成虫になり、長くても1か月あまりの命の話を学びます。

 

飼育ケースに腐葉土と幼虫を入れて、保育園で飼うことにしました。幼虫が土の中に潜っていく姿を小さい園児も一緒に観察します。こうして、子どもたちにとって、気持ち悪い白いイモムシが、かわいい幼虫という認識になるのです。

 

さて、今日は、さいたま市立栄小学校へ行ってきました。これで、卒園児7名が4月から通う5つの小学校すべての保幼小連絡協議会に出席しました。

 

教務主任と、「10の姿」の話をしていたのですが、一緒の机となった、2つの幼稚園の先生たちも、「10の姿」についての認識が深く、幼稚園も保育園と共通のモノサシが共有できていることを実感します。

 

ただし、私たちは、園児に対して「10の姿」のすべての成長を促すのではなく、それぞれの得意分野を伸ばすように持っていくことが重要です。

 

運動か得意な子・・・芸術的な感性が強い子・・・社会性やコミュニケーション能力が抜群の子・・・勉強が得意な子・・・大人の私たちもそうですが、子どもたちも、全てが得意な子などいませんね。

 

かつて、塾の講師を長年経験し、学校教育にかかわるようになったある人は、講師時代は、志望校合格という目的のために、偏差値教育の中心にいました。そこで、頑張ってきた子どもたちが、10年後、20年後、偏差値に比例して幸せになっているかというと、必ずしもそうではないと断言します。

 

確かに、私も含めて、今の子育て世代は、いい大学に行って有名企業に入社すれば安泰だったかもしれません。しかし、現在の社会で求められるのは、当然学歴だけではありません。自分の得意を究める力が問われます。

 

1つでもいいから、人がマネできないような抜きんでた能力です。もちろん、勉強が得意なら、とことん勉強を究めるということです。

 

今日は、教務主任と話をしながら考えていました。小学校の授業はクラスが同じなら、みな同じ時間割で学習が行われますが、もっと、多種多様な選択ができる教育が、これからは必要になってくるだろう・・・と。

 

小学校の役割は、基礎学力を学ぶ場であることに異論はありませんが、自分が好きな居場所がわかって、これを究めてみたい!という、そんな考えが持てるような環境を整えることだと思っています。抽象的な言い方ですが、自分の好きなことや得意なことを自分で発見できるようなイメージです。

 

子どもたちの学びの姿は、時代と共に、今まさに、変わっているのです。

2020年

2月

17日

おっさんの地域デビュー

今日の屋上は、昨日の雨で、水たまりがいっぱいです。久々に子どもたちは、靴をビショビショにし、洋服の着替えラッシュです。「洋服が汚れるから、水たまりに入ってはいけません!」なんてことは言いませんので、子どもたちは、大好きな水たまりで楽しく遊びました。

 

さて、この春、定年退職などをきっかけに、春から会社組織などから離れて、新しいことに挑戦する人もいると思います。そこで、「どうですか・・・地域デビューしてみませんか?」

 

60歳で定年退職した埼玉県の男性は、声がかかるままにマンション管理組合や自治会の役員に就いたそうです。今では、地元自治体の行財政改革推進委員会の委員にも応募し、採用されたそうです。

 

「頼まれるうちが花。頼まれごとは断らず、引き受けてみては・・・暇な毎日よりはずっといい。視野も広がるし、何より誰かの役に立てて幸せです」と語ります。

 

大阪府に住む男性は、65歳で退職。自治会の当番がまわってきた時に、役員になったそうです。住民が描いた絵を集めて展覧会を開催するなど、1年の任期が終わる頃には地域の人の顔と名前が一致するようになり、雑談できる相手が増えたそうです。

 

「地域のことをよく知らないまま40年以上ここに住んできたが、『この街で生きている』という実感が持てるようになった」と言います。

 

「コミュニケーションの心得は、まず人の意見を聞き入れること。心をオープンにして自分をさらけ出すため、飲みニケーションも重視している」と、あるおっさんも語ります。

 

シニア世代で、男女差が明らかなのが、コミュニケーション能力ですね。女性は、子どもに関連するPTAなどを通じて地域との関りを深めてきた人も多いですが、男性は、どうしても仕事以外の人脈を持つのが上手くありません。

 

ここで、シニアの女性からおっさんへのアドバイスです。

 

「まずは笑顔であいさつ。これだけで印象が全然違います」

「少しでもいいので、自分から話してみる。謙虚な気持ちでいろいろ教えてもらい、慣れてきたら少々ユーモアを交える」

「プライベートなことは、相手から話してくるまでは聞かない」

「どんな意見もいったん受け止める。文句は提案に変える。自慢より失敗談を」

 

どうですか・・・これができれば苦労はないですね。おっさんは、かなり不器用ですので。(笑)

 

でも、いくつ年を重ねても、新たな人間関係は、人を健康で元気にすることだけは間違いありません。

2020年

2月

16日

賢い消費者

私が社会人になって間もない頃、営業の仕事をしていたのですが、売上をアップさせるために、よく使ったのが、「賢い消費者」という言葉です。

 

商品を出せば売れる時代は終わった。「賢い消費者」に対応する商品や売り方を考えないといけない・・・といった感じです。モノだけではなく、コトを提案することもしました。つまり、この商品を買ってくださいだけではなく、この商品を使うとあなたの生活がこう変わりますよ・・・というライフスタイルの提案です。

 

当時の「賢い消費者」は、自分のライフスタイルに合わせて、人と同じものではないこだわりが強い・・・というのが、一つのキーワードでした。

 

保育園ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターでの話です。実は、昨年の節分では、大量の恵方巻きのロスを発生させてしまいました。しかし、今年は、予約販売を強調し、当日の販売構成比を下げて、ロスをなくす方針をとったそうです。

 

結果は、ロスがゼロ・・・値引き販売もありません。そして、予約売上が好調で、恵方巻きの合計売上も前年クリアしたのです。廃棄ロスなしで売上前年クリアですから、利益は大幅アップですね。

 

もちろん、この結果は、店側の戦略がうまくいったと言えますが、それだけではありません。「賢い消費者」のおかげでもあるのです。

 

昨年の節分では、全国的に恵方巻きのロスが社会問題となりました。そこで、買う側のお客様も、今までのような買い物の仕方でいいのか・・・と思ったのです。そこで、予約で買って、店のロスが出ないようにしようと思った「賢い消費者」が出てきたのです。

 

そうです。平成から令和にかけての「賢い消費者」は、自分の購入満足度だけを考えるのではなく、「誰が作っているのか?」「どのようなルートでこの商品はできているのか?」「地球環境のためになっているのか?」などを考える消費者です。

 

途上国の安い賃金、子どもの労働によって、この低価格が実現できているのなら、フェアトレードをうたった商品を購入しよう・・・どうせ、すぐに食べてしまうので、日付が一番近い牛乳を買って店のロスが出ないようにしよう・・・こんな事を考える消費者が増えてきているのです。

 

24時間営業していて便利なコンビニに対しても、自分たちの買い物のやり方を変えれば、別に24時間でなくてもいいのでは・・・とも考えるようになってきています。

 

私たちは、日々買い物をする消費者でもありますが、「賢い消費者」として、自分のモノサシを持つことは、重要なことかもしれませんね。

 

あなたには、自分のモノサシ・・・ありますか?

2020年

2月

15日

キャッツ

今日の園長の課外授業は、社交ダンス見学です。子どもたちと図書館に行く予定が、クリスマス発表会を行った大ホールで、社交ダンスのパーティーが行われていました。もちろん、子どもたちの見学をこころよく受け入れてくれました。

 

そこは、子どもたちの知らない世界です。ドレスアップした、子どもから見れば、おじいちゃんおばあちゃんたちが、音楽に合わせてステップを踏んでいます。

 

「あら~かわいいお客様ね~」と言いながら、8人の小学生と年長園児に声をかけてくれる紳士淑女の面々に、いつもは、気軽に会話をする子どもたちも、独特の世界感に緊張気味です。(笑)

 

小学校3年の女の子が、おじさまに誘われてワルツに挑戦です。実は、前にも一度、彼女は社交ダンスを経験していたので、なかなか様になっていました。「大人になったら、ダンスやろうね」と言われて、照れ笑いです。

 

私よりも一回り以上の人生の先輩たちが、笑顔で、生き生きとダンスを楽しんでいる姿は、見ているこちらも「こんな年齢の重ね方がしたいものだ!」とつくづくと思いました。個性がバンバン伝わってきましたね。

 

そして、保育園が終わって、今日は映画「キャッツ」をみました。ご存知のとおり、世界で最も有名なミュージカルです。日本では、劇団四季が専用の劇場で今でも公演が続いています。35年前にスタートしてから、この3月で、10,000回の上演となるそうです。

 

猫は人間に媚びない動物と言われていますが、自分の個性を、そしてプライドを誇りに生きていく姿を、キャッツでは、様々な猫たちを通じて演じられています。ミュージカルですので、素晴らしい歌声とテンポのいい演技が、感動を呼びます。

 

10,000回続く理由は、キャッツを見た私たちも、それぞれ個性的な見方ができることかもしれません。「あのシーンは、○○を風刺しているのだろう」「あの猫は○○そっくりだ」なんて・・・何度見ても新たな発見があるかもしれませんね。

2020年

2月

14日

国産小麦

今日はバレンタインデーということで、午後のおやつは「スイーツバイキング」です。朝から、「何がでるのかなぁ~チョコレートじゃないの・・・楽しみ!」と、子どもたちはソワソワしています。

 

お昼寝が終わり、いよいよおやつの時間です。実は、メニューは給食の先生が極秘に進めていて、他の先生たちも、テーブルに並んだスイーツの多さに驚愕します。子どもたちも、びっくりして声も出ないほどです。想定をはるかに超えた、ホテルのスイーツバイキングのようになりました。子どもたちの笑顔がいっぱいとなり大成功です。

 

さて、日本人の主食である米は、加工食品などを除いて、ほぼ100%近くが国産ですが、小麦の場合は、そうではありませんね。

 

北海道札幌市のある小委学校では、総合的な学習の時間で、「小麦って何だろう?」の授業を行ったそうです。

 

北海道の小麦の生産量は、年間60万7600トンで、都道府県別では第一位

全国の生産量のうち約70%が北海道産の小麦

しかし、日本全体では小麦の自給率は14%でしかない

海外から輸入する時は、タンカーを使うので、CO²排出など環境に影響する

小麦の輸入国が災害などで、小麦の生産量が減ったらどうなる?

 

などの問題を子どもたちに与えて、「では、日本の小麦は、これからどうすればいいのか?」を考える授業です。

 

北海道の小麦生産が盛んになれば、農家も元気になるし、日本各地に送ることができる。それには、地産地消を私たちがもっと進めなければならない・・・など、少しずつ具体的な解決策が見えてきます。

 

大切なのは、子どもたちが自分で考えることです。

 

他の都道府県でも、生産量日本一の農産物など、地域の教材が必ずあります。それを利用して、食に関する授業を行うことができますね。

 

子どもを持つあなただって、スーパーで「国産小麦の食パン」が、どうして、他の食パンよりも1.5倍から2倍も値段が高いのか・・・親子で考えるのもいいですね。

2020年

2月

13日

教員の担当学年の男女差

女子を中心に、子どもたちは、バレンタインカタログに夢中です。実は、髙島屋のバレンタインンカタログを4部、保育園の本棚に置きました。高島屋のカタログは、本のように分厚くて、様々なチョコレートが多く掲載されています。

 

「○○はねぇ~このチョコレートがたべたいなぁ~」「えんちょうせんせいがすきなのは。このチョコレートでしょう」なんて、勝手に私の好みが決められていたりします。

 

おやつの時間、甘いものが苦手な園児も、なぜか、「チョコレートが嫌い!」という園児はいないのです。明日のおやつは、バレンタインデーなので、デザートバイキングです。子どもたちは、今から楽しみにしています。

 

さて、今日も保幼小連絡協議会で、さいたま市立指扇小学校に行ってきました。教頭先生と様々な話をしました。10年以上前に、私がPTA活動でお世話になった小学校なので、応接室には、歴代のPTA会長の恥ずかしい写真が並んでいます。私の名前が珍しいので、すぐにわかってしまい、少し、突っ込んだ話もしてきました。

 

教頭、校長といった管理職試験を受けない先生が増えていることや、最近の保護者対応のことやPTAの話などをしました。

 

私は、「生涯現役主義」で、管理職になれる力があっても、ならない先生を多く知っています。しかし、「子どものために」という同じベクトルで、管理職でしかできない、教員、保護者、地域を巻き込んだ仕事ができるはずです。考え方は、色々ありますが、「教頭先生が学校で一番忙しい」かもしれませんが、やりがいがたくさんある仕事だと私は思っています。

 

さて、今日は、そんな学校の先生の話です。今日も1年生の授業参観をさせてもらいました。担任は、全員女性の先生です。

 

実は、文科省の「学校教員統計」によると、男性教員の半数以上が5・6年の高学年の担当に対し、女性職員の半数以上が1・2年の低学年を担当しているそうです。この傾向は、過去40年間でほとんど変わっていません。

 

高学年になると、反抗する児童が出てくるので、秩序維持のため、男性職員が良いと思われていたり、育児中の女性教員の場合、授業時間が少ない低学年の方が好都合な面もあると言われています。

 

もちろん、担当学年は、本人の希望を配慮して決められているというのが原則ですが、40年間変わらないというデータを見ると、適性や能力を度外視して性別で割り振りされている実態があるかもしれません。

 

世界の学校のデータは把握していませんが、普通に、どの学年の教員でも男女の構成比がバランスが取れている方が、適正と思ったりもします。来週、訪問する小学校で、先生方に聞いてみることにします。

2020年

2月

12日

Stay Hungry. Stay Foolish

朝の会で、子どもたちが歌っている「カレンダーマーチ」・・・今月2月は「2月はお庭にフクジュソウ~♪」というフレーズですが、子どもたちは、福寿草を知りません。そこで、職員が家の庭で咲いている福寿草を持ってきてくれました。

 

子どもたちは「これがフクジュソウなんだ!」と、土から花びらがそのまま生えてきているような、黄色の花を見つめます。日があたる場所を好むので、屋上でしばらく子どもたちが世話をすることにします。

 

さて、今日は、あのアップルの創始者であるスティ―ブ・ジョブスが、2005年のオックスフォード大学の卒業式で行ったスピーチを締めくくる言葉を紹介します。この時、彼は、すでにガンの宣告を受けて自分の命が残り少ないことを知っていました。

 

「Stay  Hungry.  Stay  Foolish」という言葉を卒業する若者たちに贈ったのです。

 

直訳すると「ハングリーであれ、愚か者であれ」という意味ですね。もちろん、細かい解釈には触れません。学生たちは、その意味を自分で考えることになります。

 

「Hungry」とは、「現状に満足するな」という意味です。人間は、お腹がいっぱいになると、ゆっくりしたい、寝たいと考えます。逆にお腹がすいている時は、頭が働き、行動力も増します。彼は、いつもその状態でいなさいと、言ったのです。

 

Foolish」とは、「物分かりが良くなるな」と言う意味です。私たちは、学校へ行き、社会人になり、人との付き合い方を覚えます。特に社会人となると規則を学び、先輩の仕事のやり方を覚えます。中には、疑うことなく前年踏襲型の人間になる人も多いですね。

 

若い頃は、「そのやり方はおかしい。もっと違うやり方がある」と思いますが、時が経つと「それでいいか」と忖度もします。なぜなら、そのほうが楽だからです。「利口な自分を演じ、自分を守ることに執着していませんか?」という、彼のメッセージがそこにあります。

 

保育園の子どもたちが、やがて社会に出て行く時・・・そして、組織の中心として活躍してもらうように、このジョブスの言葉を贈りたいですね。

2020年

2月

11日

月見草

本日、悲しいニュースが入っていました。あの野村克也さんが84歳で亡くなりました。

 

私が、社会人になって、野球関係の本で一番読んだのが野村さんの本です。もちろん、そこには、野球を通じて、社会人として生きていくすべも書かれていたからです。

 

彼は、45歳まで27年間も現役を続けました。2901安打、657本塁打、1988打点は、すべてにおいて日本プロ野球の歴代2位の記録です。凄い選手ですが、解説者、監督時代において、ある意味、プロ野球の概念を変えた人だと思っています。

 

野村スコープでの解説を初めて見た時は、衝撃的でした。投手の配球がいかに大切であるか・・・アウトカウントやランナーの状況で、もちろん変わってくるのですが、それを見事に当ててしまう。当時の野球解説者は、「結果論解説」が多く、「ここでは直球でなく変化球だった。だからホームランを打たれたんです」みたいな解説でしたね。

 

野村さんは、すでに現役時代に、投手の過去のデータを分析し、配給を読むことを意識していました。そして、6割以上の高い確率でその配給を当てていたそうです。おのずと、ヒットになる確率が高くなるということです。決して体格に恵まれていたわけでなく、「ひまわり」に例えた王選手や長島選手のような野球センスがない自分には、何ができるか・・・常に考えるプロ野球選手だったのです。

 

シーズンを通してのペナントレースと日本シリーズのような短期決戦での戦術の違いも野村流は明確でした。ある年に開幕3連線で、ジャイアンツから3連勝したのですが、ただの3勝ではなく、優勝につながる勝利と分析し、開幕3連線に全戦力を投入します。そして、この年のリーグ優勝をやってのけます。

 

野村さんからは、「何事にも、きちんと分析して考えて、自分の意志で立ち向かっていきなさい!」というメッセージを私なりに、もらったような気がします。

 

まだまだ書き足りませんが、心よりご冥福をお祈りいたします。

2020年

2月

10日

「おなべ」プロジェクト

今日は、インフルエンザや溶連菌感染症でお休みをしていた園児が、元気に登園してきました。新型コロナウイルスの影響で、手洗い、うがい、マスクなどの対策が進み、この冬のインフルエンザの発生率が大幅に減少しているようです。保育園の子どもたちも、例年と比べると感染する園児は少ないです。

 

さて、今日は大坂にある保育園での話です。「子どもたちは、おうちで鍋料理を食べているのか?」と疑問に思い、年長の子どもたちに手を挙げてもらったところ、約2割が「家で鍋料理を食べる経験をしたことがない」ことが分かったそうです。

 

そこで、年長園児40人を6グループに分けて、鍋料理を作る「おなべプロジェクト」が始まりました。このプロジェクトの目的は、子どもの心を動かすことなので、経験する鍋料理は、季節感や本物を重視しているそうです。

 

福岡地鶏の水炊き、大阪河内の鴨しゃぶ、秋田のきりたんぽ鍋などを、専門店の味に近づけて調理します。

 

活動は2日間にわたり、初日は、絵本の読み聞かせなどで子どもたちの興味を引いた後、写真や図書を使った説明や子どもたちが使用する食材を学びます。そして、実際に子どもたちが地域のスーパーマーケットに行き、野菜を買う係・支払いをする係・買った野菜を袋に入れる係・園に持ち帰って冷蔵庫に入れる係など担当を決めて行います。

 

二日目に、グループごとにその月の鍋料理を作っていくそうです。ガスコンロや包丁を使用するので「安全のためには、どう行動すればいいのか」を考え、話し合うとのこと。

 

鍋料理をおいしく完成させるという一つの目標に向かって、子どもたち同士が意見を出し合い、折り合いをつけながら答えを出す場面が何度も訪れるそうです。こうした経験を通して、「非認知能力」が育っていくと園長は語ります。もちろん、食に関する親子の会話も広がっていきますね。

 

鍋料理を食べながら「幸せだなぁ~」とつぶやいた子どもがいるとか・・・

 

ホワイトきゃんばすでは、自分たちで育てた野菜を収穫して食べるという贅沢ができる環境にありますが、こんな取り組みをヒントに、食育を広げていきたいですね。

2020年

2月

09日

15の旅立ち

ホワイトきゃんばすを卒園して、小学校へ旅立つのは、毎年6、7人です。卒園児たちは、先生と園児たちが一つの家族のような環境から、大海に出るようなイメージです。しかし、大海である小学校で、荒波にもまれながらも頑張っている卒園児たちの姿を見ると、やがて、小学生になる園児たちも「私も頑張るぞ!」という気持ちになります。

 

日本は島国ですから、多くの離島がありますね。今日は、伊豆諸島の御蔵(みくら)島の話です。この周囲16キロメートルの御蔵島には、小学校と中学校が1つしかなく、高校はありません。

 

この島で生活する子どもたちは、中学校を卒業すると、15年間過ごした故郷から出ていくのです。生まれた土地には15年しか暮らすことができないのです。御蔵島で生まれた者の宿命ですが、それを島の人たちは「15の旅立ち」と呼んでいるそうです。

 

人口300人ほどの小さな島ですので、全島民が知り合いで、子どもは島の宝物として、わが子も人の子も同じように接し育てられます。この「15の旅立ち」の日は、全島民が五色のテープを持って桟橋に集まり、その時の見送りの言葉は「行けよー」です。

 

この「行けよー」には、「いってらっしゃい」の他に「帰ってくるな」という意味があるそうです。島の老人は「御蔵島は自然の厳しい島だけど人は優しい。誰でも知り合いだし、誰もが面倒を見てくれる。でも都会は違う。厳しい社会だ。その厳しい社会で御蔵島出身者として誇りをもって生き抜いてもらいたい。絶対に負けて帰ってきてもらいたくない。だから、励ましの意味を込めて『行けよー』と言うのだよ」と言います。

 

故郷の温かさに甘えないで、自立するんだぞ・・・という親心ですね。

 

ホワイトきゃんばすも旅立つ環境は似ていますが、苦しい時も、遊びたい時も、「いつでも帰ってきていいよ~」といつも子どもたちに言っていますので、たくさんの卒園児がいつもやってきます。

 

そして、ホワイトきゃんばす出身者として、誇りをもって頑張れよ!と園長は、いつも思っているのです。

2020年

2月

08日

四国八十八か所巡礼

今日は、子どもたちを連れて、四国八十八か所巡礼をわずか30分足らずで、終えることができました・・・何のこっちゃ?ですね。

 

実は、さいたま市岩槻区にある「岩槻大師」に行ってきました。本堂の地下は、凄いことになっているのです。今日は6人の子どもたちが一緒だったのですが、最初に寺の住職さんから、お遍路さんたちが身につける白い衣が渡されます。子どもたちは、「なんだ!これは!」とざわめきます。

 

白装束の背中には、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」の八文字が刻まれています。なかなか決まっています。子どもたちは「かっこいい!」と大騒ぎです。

 

そして、住職さんから、お参りのうんちくや約束事の話がありました。子どもたちは、半分わかったようなわからないような???です。そして、地下の秘密の場所に入っていきます。いきなり、真っ暗な空間です。子どもたちは、住職さんと園長につかまりながら、前に進むと、そこにはすごい光景が待っていました。

 

一番から順番に八十八番までの弘法大師像が、整然と並んでいるのです。ここは「四国八十八か所お遍路道場」と言われる場所で、この一体一体の地下仏像をお参りすると、四国八十八か所のお遍路をしたのと同じ功徳が積めるというものなのです。ちなみに、四国八十八か所を歩いて巡礼すると、50日間かかると言われています。

 

ありがたいことに、八十八の仏像の下には、それぞれのお寺の「お砂」が入った座布団が置かれていて、その座布団の上に立って、「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」と声に出してお参りをするのです。

 

子どもたちは、住職さんの教えの通り、88回も「南無大師遍照金剛(なむだいしへんしょうこんごう)」と唱えたのです。根気よく頑張りました。

 

そして、厄払いのシーンも子どもたちは見ることができました。僧侶が唱える力強い写経と御払いの儀式に、圧倒されていました。

 

私も、貴重な体験でしたが、四国には行ったことがない子どもたちも、この神秘的な体験に、心が洗われたかもしれません。

 

ちなみに、「飛行機のパイロットになりたい!」「電車の運転手になりたい!」「ポケモンゴーでたくさんのポケモンをゲットしたい!」と言ったところが、子どもたちの願い事です。(笑)

2020年

2月

07日

お寺の掲示板

 今日は、連絡協議会で、さいたま市立宮前小学校へ行ってきました。卒園児の1年生が5人いるので、1年1組から4組まで、行ったり来たりしながら、子どもたちが授業にどう取り組んでいるか・・・しっかりと見守ることができました。全員、立派になっていますね。 

 

さて、元証券マン僧侶がこれまでの古い慣習に挑戦し、テレビなどのマスコミで多く取り上げられた「築地本願寺」では境内にある掲示板にこんな粋な言葉が掲げられています。

 

「チョコレート 南無阿弥陀仏 大事な六字の贈り物」

 

バレンタインデーに贈られる心のこもったチョコレート同様、「南無阿弥陀仏」も仏様のお心がこめられた贈り物、ということを表現しているそうです。築地本願寺では、今までも「幸せだから感謝するのではない 感謝できることが幸せなのだ」「他人と過去は変えられないが自分と未来は変えられる」などの、分かりやすい言葉の掲示を増やしています。

 

どうしても、仏の説法は、難しいというイメージがありますが、若者がSNSで拡散し、広い世代で話題になっているようです。

 

寺院が、門前などに掲示板を設け、仏教の教えなどを伝える活動は「掲示伝道」と呼ばれ、明治時代にはすでに行われていたそうです。

 

もう一つ、京都の龍岸寺の掲示伝道を紹介します。「NOご先祖 NO LIFE」です。

 

「自分が命をいただいていることを意識し、感謝してみませんか・・・と問いかけたいという中でひらめきました。言葉からいろんなことを感じてもらえたようです」と住職は語ります。

 

今までは、お寺の掲示板なんて「時代遅れ」というイメージだったかもしれませんが、こうしてSNSのおかげで、一瞬で、素敵な言葉が幅広い人に伝わる世の中になったようです。

 

散歩の途中で、こんなメッセージを見つけると、幸せな気持ちになりますね。

2020年

2月

06日

プラネタリウム鑑賞

さいたま市の大宮駅に隣接する「宇宙劇場」では、2月に、ふだんは一般上映のない平日の午前中を活用して、保育園や幼稚園の年長向けのプログラムを組んでくれます。今回、ホワイトきゃんばすも初めて参加させてもらいました。

 

卒園までの、想い出作りの1つにしたいだけでなく、サマーキャンプで、プラネタリウム鑑賞を宿泊施設で経験したので、今度は、冬の星座を勉強するのもねらいの一つです。

 

朝から「ワクワクドキドキ」の年長園児です。他の園児は、当然「いいなぁ~自分も行きたいなぁ~」と言ってますが、「年長さんになって、サマーキャンプをやってからね」と言うと、納得してくれたようです。

 

今日は、7つの保育園が集まりました。ホワイトきゃんばすは、一番乗りです。子どもたちは、宇宙劇場の職員に、すぐに質問を始めます。「これは何?」「あれは何?」といった感じです。丁寧に、ニコニコ笑って答えてくれます。

 

その後、続々と他の園の園児がやってきます。みな静かに座っています。ホワイトきゃんばすの園児だけが、相変わらず「あーだこーだ」おしゃべりがつきません。最低限のマナーの中で、自由度がある程度認められているのが、ホワイトきゃんばすなのかもしれませんね。

 

そして、上映が始まると、またまた、ホワイトきゃんばすの席が賑やかになります。クイズ王の「○○君」が、星座についても、その知識を爆発させます。

 

「夜になって、月の次に夜空に現れる星は何?」と解説員が問うと、すかさず「きんせいです!」と館内に響く大声で応えます。木星の映像が映されると「木星は、一番大きいけど、ガス惑星だから、軽いんだよ・・」「土星の輪は、ガスやちりの固まりなんだ・・」「水星は、熱くなったり寒くなったりすごい星だよ」「火星には宇宙人がいるかも?」

 

大きな声で言うものだから、解説者泣かせとなってしまいました。隣りの○○君が、「解説のお兄さんが説明してくれるから、静かにして!」と、ホワイトきゃんばすの周辺は、常にうるさかったですね。(笑)

 

プログラムも大変よくできており、解説員のナレーションも上手で、子どもたちは、すっかり星空のとりこになってしまいました。「もう終わりなの?もっと見たい!」と、ホワイトきゃんばすの席は、最後まで賑やかでした。

 

保育園に戻り、昼の勉強は、「園児全員の星座を調べる」です。おひつじ座からうお座まで、12の星座に当てはめました。こういう作業は、飽きずに頑張る子どもたちです。

 

ということで、来年以降も継続行事とにすることに決めました。

2020年

2月

05日

「としまえん」がなくなる!?

今日は、さいたま市立大宮西小学校の保幼小連絡協議会に出席しました。卒園児の1年生の担任の授業を参観します。算数でしたが、クラスを2つのチームに分けて、計算カードで足し算引き算を1対1で答える勝ち抜き合戦です。早く正解した児童が勝ち残りです。

 

計算もただやるだけでは、子どもたちの集中力は持続しませんが、勝ち負けの要素は、子どもたちのやる気を引き出し、チーム力もアップします。そして、何より楽しい授業です。

 

この小学校の秋の運動会に、保育園の子どもたちを連れて派手に応援したので、担任の先生から「○○ちゃんは、本当によく頑張っていますよ・・・」と声を掛けられました。卒園児が褒められることは、園長として本当に嬉しいものです。

 

さて、「としまえん」がなくなってしまうという、悲しいニュースがありました。開園から100年近く続く、東京の都市型遊園地として一時代を築いた「としまえん」・・・

私も、子供がまだ小さい頃には、何度も訪れました。

 

1990年(平成2年)に、「としまえん」は、「史上最低の遊園地」という衝撃の広告を出します。

 

「来るんじゃなかった!」と頭を抱える父親・・・

「ダッサー」と鼻をつまむ母親・・・

「パパー。早くおうちに帰ろうよ」と涙をこぼす子供・・・

「ぜんぜん恐くなーい!おろせ!金返せ」とわめくジェットコースターの客・・・

 

この広告は、4月1日の新聞に載りました。しかし、今回の報道は、エープリルフールというオチが付かないようです。

 

世界初の流れるプールは、この「としまえん」のプールです。「機械遺産」に認定された、素朴な回転木馬は、最高に素敵なアトラクションです。

 

閉園までに、また「としまえん」に行って、思い出に浸りたいものです。(笑)

 

ひょっとしたら、保育園の子どもたちは、行ったことがない子が多いかもしれません。

2020年

2月

04日

小学1年の道徳の授業

3月にホワイトきゃんばすを卒園する7人は、それぞれ、さいたま市内の5つの小学校に入学するのですが、その5つの小学校の「保幼小連絡協議会」が、今月いっぱいにかけて行われます。

 

今日は、さいたま市立大成小学校へ行ってきました。会議の目的は、保育園、幼稚園からの園児の引継ぎです。どちらかというと、ネガティブ情報を小学校が児童の入学前に共有し、トラブル対策にする会議でしたが、最近では、いいことも悪いことも、入学後の成長のために、様々な情報を共有する場に、少しずつ変わってきています。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者にフィードバックしている、園児の毎月の成長記と、10の姿についての内容を明記して、小学校の担当と打ち合わせをします。

 

本日、話をした先生には、「保育園や幼稚園が、2年前から取り組んでいる『10の姿』は、まだ、小学校にまで引き継がれるような環境や意識にはなっていませんが、5年先には、小学校でも、この『10の姿』が、児童の成長を考える1つのモノサシになっていると思います。是非とも、担任が決まりましたら、目を通していただきますようお願いします」と言うと、「私も『10の姿』を存じております。具体的で、わかりやすい内容だと思っています」と、うれしい発言です。

 

また、1年生の学年主任は、この協議会で、できるだけ多くの子どもの情報をいただければ、安心して4月の入学式を迎えることができると、話をしていました。どんなベテラン教師でも、情報が少ない新入学児童やその保護者に対しては、不安が多いようです。

 

さて、協議会の前に、1年生の授業参観をさせてもらいました。あるクラスは、教科となった「道徳」の授業です。とてもいい授業でした。

 

まずは、机をオーケストラのように扇形に組んでいます。なるべく、児童同士で顔が見えるようにです。「森の郵便屋さん」という、クマの郵便屋さんの物語を通じて、「はたらくこと」を子どもたちと考える授業です。

 

授業スタイルは、完全なアクティブラーニングです。先生が中心で話をして、持っていきたい答えに誘導することなく、上手に、子どもたちの意見を引き出しています。途中からは、答えた児童が、次の答えたい児童を指名する方法をとっていました。

 

おそらく、○○さんが、誰を指名するかを知ることで、子どもたち同士の人間関係や信頼関係を把握しようという、担任のねらいがあるのでは・・・と思いました。

 

道徳の授業は、答が1つでないことを子どもたちが自分で考える内容になることが多いですね。今日は、そんな、素敵な道徳の授業に出会った次第です。

2020年

2月

03日

パソコン使用率

今日は節分です。今年も屋上で子どもたちと豆まきをしました。鬼に扮する先生に、子どもたちは「鬼は外!」と追いかけて豆をまきます。子どもたちも、自分で作った、鬼の面で鬼になっています。かっこよく言えば、「世界で一つだけの鬼」です。

 

今年のデザインは、子どもたちの顔はそのままで、鬼の角と髪の毛を自分たちで作ったので、怖い鬼ではなく、かわいい鬼になっています。明日から、真冬の寒さになる予報ですが、今日は穏やかで風もなく、最高の豆まきとなりました。

 

子どもたちには、「自分の年の数だけ豆を食べるんだよ」と教えるのですが、年長でも6個なので足りません。ほとんどの園児が、年の数の倍は食べていました。(笑)

 

そして、節分では、もう一つ気になることが、恵方巻の廃棄ロス問題です。年々売上規模が拡大する中、昨年は多くの商品が廃棄されるシーンが、映像になり問題となりました。私も、今年は、事前予約で恵方巻を購入したのですが、受取時間の直前に作ってくれるので、「できたてだ!」と勝手に喜んでいます。

 

こちらは、明日のメディアでどう報道されるか、気になるところですね。

 

さて、OECDの2018年調査によると、15歳のパソコン使用率が、日本が40%を割っており、主要国の中では最下位となりました。一番高いデンマークでは、90%を超えています。実は、日本の場合、唯一、9年前の調査よりも下がっているのです。

 

ここ数年で、日本の子どもたちはスマホを当たり前に持つようになり、スマホがあれば十分で、パソコンの必要性を感じていないことが大きな理由と考えられます。

 

私が、初めてパソコンを操作したのは、社会人になってからです。その後、仕事のやり方も効率も画期的に変化しました。スマホは便利ですが、パソコンでないとできないことがたくさんあります。

 

政府は、子どもに1人1台1という方針を出しましたが、学校現場で、パソコンが有効活用されるような状況も合わせて考えて行かないといけませんね。

 

日本が進んでいるようで遅れていることは、他にもたくさんあるような気がします。

2020年

2月

02日

龍が住む「地下神殿」

前々から行きたかった、巨大地下神殿・・・ついに行ってきました。地下にある遺跡ではありません。ここは、国土交通省が管轄する「首都圏外郭(がいかく)放水路」です。

 

埼玉県春日部市の国道16号線の下50メートルに、全長6.3キロのトンネルがあります。これが、首都圏外郭放水路です。6.3メートルの間に、5つの「立坑(たてこう)」と呼ばれる直径30メートルの縦穴があり、そこに、近隣の中小河川があふれそうになった時に水を取り込みます。

 

全長6.3メートルのトンネルを流れる水は、最後に「調圧水槽」に流れ込みます。この調圧水槽が、「地下神殿」のようだ・・・ということで、外国人も含めて、話題のスポットになっているのです。

 

まだ記憶に新しい、昨年10月の台風19号は、東日本の河川を氾濫させ、土砂を崩しました。この地下神殿は、東京ドーム10杯分の水をのみ込んだそうです。そして、その水を江戸川にはき出すことで、「浸水被害の9割を軽減できた」といいます。

 

地下神殿の空間は、幅78メートル、奧行き177メートル、高さ18メートルもあります。そこに、空間を支えるコンクリートの柱が59本並びます。1本が重さ500トンの大きさです。

 

2018年から有料の地下神殿ツアーとして、外国人含めて、今年は年間5万人以上を見込んでいるそうです。私も、ガイドの先導で116段の階段を下り、その地下神殿を目にした時は、息を吞んでしまいました。水害から私たちの生活を守る場所ですが、無の美しさがありました。

 

私の質問の虫が走ります。

 

たまった土砂はどうやって取り除くの?「地上の扉が1ヶ所あり、そこからクレーン車で清掃用のポンプ車を搬入して土砂を取り除きます。ただし細かいところは、人の作業です」

 

この地下神殿の寿命は?「200年は持つ構造です。もちろん、柱の強度は定期的に点検しています」

 

魚やカメなどの生き物も流れ込むのでは?「3センチ角のネットを通して水が入るので、基本的には生き物の流入はないのですが、先日体長50センチのライギョが発見されました。これは、ここで稚魚が大きくなったと考えられます。エサもないのですが?」

 

ガイドさんの給料はどこから出るの。公務員じゃないですよね?「はい。国交省から委託された会社に勤務しています」

 

この首都圏外殻放水路は、1993年から建設が始まり、2006年6月に完成。これまで、121回水を取り込み、71回ポンプで水を排水したそうです。貯水と排水の能力は、世界最大級だそうです。

 

ということで、今日は神秘的な大人の社会科見学となりました。安全面に配慮し、小学生未満は見学できませんが、一度いかがですか?

2020年

2月

01日

「かっこいい〇〇になろう」

本日深夜2時くらいでした。我が家の携帯が一斉に、地震発生のあの「音」が鳴り響きます。揺れも大きかったのですが、やはり、あの「音」に恐怖心を感じてしまいます。

 

本日登園した子どもたち全員が、深夜の出来事には気がつかないで、熟睡していたようです。(笑)しかし、大人の私たちは、あの「音」で、否が応でも3・11東日本大震災を思い出してしまいます。

 

今日の朝の会で、3・11の話をしていたのですが、小学校3年の卒園児が、ただ一人、生後6カ月の赤ちゃんとして、大震災を経験しています。2年生の男の子は、ママのお腹の中にいました。小さい園児は、パパとママがまだ結婚していません。

 

こうしてみると、3・11から、長い月日が現実には過ぎましたが、子どもたちに、どう伝えていけばいいのか・・・考えないといけませんね。

 

さて、今日から2月です。あと2カ月で、ホワイトきゃんばすの園児たちは、卒園と進級となります。「小学生になったら・・・」「寺子屋さんになったら・・・」という言葉が、保育園中で頻繁に交わされています。

 

しかし、先生が「小学生になったら○○しなさい」と押し付けても、あまり効果が期待できません。ある、小学校の先生は、この時期、進級する児童に「かっこいい〇学年になろう」と呼びかけ、子どもたち自身で「かっこいい」ことを考えるそうです。

 

子どもたちが自分で決めたことですので、効果がありますね。この作戦を保育園の子どもたちにも使ってみようと思っています。

 

「かっこいい小学生は?」「かっこいい寺子屋1番は? 2番は? 3番は?」こうして、子どもたちが、わかりやすい「かっこいい」ことを考えてもらおうと思っています。

 

どうですか・・・親が我が子への動機付けにも使えそうですね。

2020年

1月

31日

ジャック・ニクラスの言葉

今日は体操教室の日です。体操教室では、子どもたちの「トライする・・・」「チャレンジする・・・」時の性格がよく表れます。今までやったことがない事に躊躇してしまう子や失敗を恐れて尻込みしてしまう子、最初から諦めてできないと言う子など・・・

 

逆に、あまり考えずに、とにかく「見る前に翔べ!」と、怖いもの知らずで、失敗を恐れずにチャレンジする子もいます。もちろん、前者がほとんどです。

 

「大丈夫だ!○○だったら、絶対にできるから」「失敗してもいいから、まずはやって見よう!」「何度もやって、練習しないと上手になれないんだ。頑張れ!」と、体操教室の先生もホワイトきゃんばすの先生も、このような言葉を何度も掛けています。

 

しかし、ただやみくもに「見る前に翔べ!」だけでは、成功にはつながりません。

 

若い世代には、タイガーウッズが有名ですが、かつてゴルフの帝王と呼ばれたジャック・二クラスの言葉を紹介します。私よりも上の世代では、二クラス=帝王です。

 

「ミスショットが問題ではなく、大切なのはリカバリーショットである」という言葉です。もう少し詳しく補足すると「プロだからミスショットは少ない。しかし、ミスショットをしてもスコアが安定しているのは、リカバリーショットが確実だからだ」ということです。

 

私たち素人は、ミスショットをすると、それを取り返そうと、さらに力が入ってしまい、リカバリーどころか、ミスショットを繰り返すのがおちですが、失敗を恐れずにチャレンジして失敗しても、冷静にリカバリーする力をつけることが大切なのです。

 

私も保育園の子どもたちによく言っていますが、大人は子どもに対して「失敗を恐れずに頑張れ!」と言います。しかし、そこで失敗した時のリカバリー策まで、考えてやらないと無責任なのかもしれません。

 

「頑張れ!チャレンジするんだ!」の言葉に、責任を持たねばいけませんね。

2020年

1月

30日

少子化の本質的な理由

昨日に続いて、今日も気温が上昇し、ポカポカの屋上遊びとなりました。子どもたちは、屋上に着くとすぐに上着を脱ぎすてて遊び始めます。自転車、バスケットボール、30メートル走と汗をかきそうな勢いです。(笑)

 

また、金魚のタライでは、いつもは、水の中で寒くてじっとしている金魚が、元気に泳ぎ回っています。カメ池のニホンイシガメやクサガメと、ミドリガメのおうちで冬眠しているミシシッピアカミミガメも、春と勘違いして、冬眠から覚めてしまうかもしれません。

 

やはり、この冬は異常なくらい暖冬ですね。天然のアイスリンクはできないまま春になってしまうのか・・・地球温暖化を心配せざるを得ませんね。

 

さて、日本の少子化はいっこうに止まることはなく、昨年2019年(令和元年)の出生数は90万人を割り、過去最低となったそうです。

 

要因として考えられるのは、①結婚する女性の減少(未婚化)と②既婚女性の出産減少(少産化)の主に2つの理由があげられます。

 

①②どちらも進んでいると思われがちですが、実は②については、既婚女性の子どもの数は、30年間でほとんど変わっていないそうです。30年前の2.08人から2.03人に微減しただけなのです。30年前といえば、昭和30年代に生まれた女性が主です。この時から日本は少子化へ進んでいくのですが、既婚女性の出産数は今とほとんど変わらないのです。

 

つまり、大きく変わったのは、母親の絶対数で、1595万人から1001万人に激減しているのです。日本の少子化の本質的な原因は、「少母化」と言えるのです。

 

未婚、事実婚、同性婚などライフスタイルは時代と共に多様化し、「結婚→出産」という伝統的家族観に固執していると、少子化ならぬ少母化がどんどん進んでいきます。どうすればいいやら・・・難しい問題ですね。

2020年

1月

29日

チョコレートを買って社会貢献

今日は、日中都内に出かける用事があったのですが、池袋のデパートも、バレンタイン商戦が盛り上がってきましたね。毎年世界から新しいチョコレートブランドが上陸し、バレンタインの需要も女性の「自分チョコ」の構成比が高まっています。

 

そこで、今年のバレンタイン売り場では、社会貢献につながる商品にも注目が集まっています。「買って応援」「食べて応援」という文化が浸透しつつあるそうです。

 

あるチョコレート専門店は、日本に輸入されるカカオの大半はガーナ産。チョコレートをおいしく作るにはカカオ豆を発酵させる工程が欠かせないのですが、インドネシアのカカオは発酵せずに出荷されるものが多く、質が低いと見られてきました。

 

それを支援すべく、同社は、現地にスタッフを常駐させ、農家に発酵技術などを指導します。また、小学生の子どもに労働させないなど7つの条件を付け、5つ以上の条件をクリアすると買い取り価格を上げるそうです。これによって、農家の技術が向上し、労働に対する意識も変わってきたそうです。

 

松屋銀座のバレンタイン催事場では、売り上げの一部を「世界の女の子をチョコで支援」に寄付します。寄付金は、ネパールの少女の早すぎる結婚やアフリカの人身売買の防止や途上国の女の子を守る活動に使われるそうです。

 

また、ある社団法人では、知的障がいを持つ人たちがチョコレート作りに取り組んでいます。「チョコレート作りは根気よく丁寧な作業が求められます。障がい者や引きこもった人など多様な人間が働けるブランドでありたい。チョコを楽しみながら、この取り組みに共感してもらえたらうれしい」と理事長が語ります。

 

クラウドファンディングやふるさと納税などが普及し、若い世代は、自分の消費活動が他人のためになることに意義を感じる人が増えていますね。バレンタイン商戦は、チョコレートのお祭りとして、日本中で盛り上がりますが、若者の行動が「人のため」に変わっているようです。

2020年

1月

28日

食品スーパーの売上向上策

今日は、恵方巻のパンフレットの表紙にある、「海鮮恵方巻」の写真を見ながら、「のり巻きの中に入っているのは何?」と子どもたちに質問します。すると、普段はあまり発言が多くない4歳女の子が、「いくら・・・まぐろ・・・サーモン・・・えび・・・たまご・・・きゅうり・・・」と次々に答えていきます。彼女は、よく家族で回転ずしに行くのですが、ポンポン正解を言うのでビックリしました。

 

さて、今日は食品スーパーの売上向上策の話です。業界の方は、注目してください。(笑)

 

私も、前の仕事は、食品業界にかかわっていましたので、スーパーに買い物に行けば、横にいるかみさんに「この陳列じゃ売れないよなぁ~」とか「この手書きのPOPはいいね~思わず買ってしまうね」とか、ブツブツ言いながら買い物を楽しんでいます。

 

スタッフの笑顔や対応にも、細かいところが気になってしまう悪い癖が出ます。(笑)もちろん、実際に食品スーパーで働いている従業員やバイヤーならば、もっと様々な観点で売上向上策を考えていると思います。

 

しかし、なかなか売上アップに結びつかないですね。

 

ここで、神奈川県のあるスーパーマーケットの画期的な対策を紹介します。私も考えたことがない内容です。

 

このスーパーでは、近隣の小・中学校の給食の献立表を店の入口に掲示しているのです。献立の掲示は、2年前から行っていて、「給食と夕食のメニューがかぶってしまい困っている」というお客様の意見に対して、スタッフらが発案しました。

 

それが、今では「栄養士が考えたバランスのいい食事が勉強できる」「晩ご飯の献立の参考にしたい」という声があがり、活用の幅が広がっているそうです。店長は「献立表の掲示を通してお客様との会話が増えたと実感しています。コミュニケーションを図る大事なツールです」と評価します。

 

さて、肝心の売上ですが、同じチェーン全116店舗の中で、売上額1位をキープし、毎日の客数が1日約1万人を超えるそうです。

 

どうですか・・・なるほどですね。どうぞ、この業界で働くあなた・・・パクってみましょう。(笑)

2020年

1月

27日

性善説と性悪説

今日の寺子屋では、節分の豆まきで子どもたちがかぶる「鬼の面」を作ります。今週中には、全員のお面が完成します。各園児のオリジナル鬼となるので、当日が楽しみですね。

 

さて、ある中学校の道徳の時間です。黒板には、孟子(もうし)と荀子(じゅんし)の画像が張られています。生徒たちは、3、4人ずつの班を作って性善説と性悪説についての考えを話し合います。

 

この日に取り上げた内容は、孟子の性善説と荀子の性悪説を通して人間の良心について考える「人って、本当は?」です。

 

私も中学時代、国語の時間に、性善説と性悪説について、熱く語り合った記憶があります。みなさんも、必ず一度は、授業の中でこの問題を議論したのではないでしょうか。

 

話が進む中で、「どんな話し合いをしたか」を発表します。全員の考えが一致した班はありません。

 

「人を助けるのは自分が後悔しないためにすることだから、人間の基にあるのは性善説ではない。後悔するという罪を自分自身が感じるから…罪がなければ助けない」といきなり、中学生らしからぬ深い発言が飛び出します。

 

「生まれた時は自分の考えがないから、どちらでもない『無』なのでは」とこれまた、核心をついた意見が出ます。

 

話が深まり、最後の感想を言った生徒は「最初は性悪説だと思っていましたが、他の人の意見を聞いて、善と悪の考え方は育った環境や教育で身についていくのではないかと感じた」と答えます。他の人の意見を聞いて、自分の意見を変えていくというのは、授業としてはいい流れですね。

 

これこそ、生徒の発言に「なぜ」の理由を尋ね、その根拠を掘り下げる、深い学びにつながっていると言えます。こんな授業をしたいものですね。

 

保育園ホワイトきゃんばすでの取組みは、子どもたちが大人になった時に「自分で考えて自分で答えを出せる」ように、見守り、教育をしていくのが目標ですから、性善説でも性悪説でもありません。育つ環境や教育で、子どもたちを変えていくという考えです。

2020年

1月

26日

韓国の「漢字」事情

日本では、小学校で計1006字の「漢字」を教わります。保育園でも、卒園児が「この漢字はまだ習っていない・・・」とよく言っているので、漢字についての意識はとても高いですね。子どもたちは、自分の名前には漢字が使われているので、日本人にとっては、漢字は日常の中に、当たり前にあるものですね。

 

お隣の国、韓国では、日本語のひらがなやカタカナに相当する表音文字「ハングル」だけで読み書きする習慣が定着し、実生活で漢字を使う場面はほとんどないそうです。

 

もともと、韓国政府は1948年の建国以来、日常生活で漢字の使用を控える「ハングル専用」制作を進めました。日本の植民地支配から解放され、民族固有の文字であるハングルへの自負心が強まったことや、経済発展に向けた識字率向上の狙いが背景にあったようです。

 

また、1987年の民主化を機に全文ハングルの「ハンギョレ新聞」が創刊され、新聞各紙から漢字が姿を消すようになったのです。しかし、2016年には漢字推進派の主張を踏まえて漢字300字を小学校の教科書に記載する方針が決まりました。ところが、児童の負担増大などへの懸念が強く、翌年に撤回されるなど、漢字は、今も韓国世論を二分するテーマとなっているようです。

 

そんな中、一部の小学校では、放課後の特別授業に漢字を取り入れる動きが始まったようです。「あ、学校の『校』」「おじいちゃんの『祖』だね」と子どもたちの元気な声が響き、ある6年生の児童は「記憶力が上がり。韓国語への理解も深まった。中学に進んでも漢字の勉強を続けたい」と話します。

 

漢字は、その一文字でも、意味が伝わるので、子どもたちにとっては、そこから色々なことが連想されるというメリットがありますね。確かに、記憶力が上がるのかもしれません。

 

漢字を教える学校の校長は、「自国の文化や歴史を理解すると同時に、漢字圏の中国や日本について学ぶ上でも、韓国の子どもたちが漢字を学ぶことは大切」と言います。

 

私たち日本人も、中国や韓国について、もっと学ぶことで、見方を変えていかなければいけませんね。

2020年

1月

25日

木造建築の美

保育園のファームで今年収穫する大根が、とにかく太いのです。スーパーに並んでいる形が整った大根とは違い、形も様々ですが、太さは、大人の女性の太ももくらいのサイズです。お土産にすると、規格外の大きさに保護者も大喜びです。

 

さて、今日は、子どもたちと川越氷川神社に行ってきました。「縁結びのパワースポット」とも言われています。若い女性がたくさん参拝していました。また、この神社は、インスタ映えする工夫があちこちにあります。

 

夏には、境内に風鈴の回廊が現れることで有名ですが、今日は、縁結び絵馬など、多くの絵馬が飾られていました。合格祈願、七五三、安全祈願など、子どもたちは、興味深く絵馬を読み上げています。

 

また、自分で釣り上げる魚のおみくじが大人気です。「あい鯛みくじ」「一年安鯛みくじ」といった、鯛をモチーフにして、実際に釣り竿でその鯛を釣りあげるのです。「こんなおみくじありなの?」と古い人間からはお𠮟り受けるような気もしますが、若者やファミリーが多くお参りに来ることにつながっていることは確かです。

 

子どもたちは「子どもおみくじ」を引きました。子どもが読んでも分かりやすい内容で、ラッキーカラーなど子どもたちが喜ぶ佼成です。5人全員大吉でしたので、たぶん大吉しか入っていないかと思います。(笑)

 

さて、子どもたちと本堂の裏側にまわってみます。そこには、木造建築の美しさが詰まっていました。ここで、子どもたちに問題です。「この建物は、普通の家と違って、ある物を使っていません。何でしょうか?」

 

すると、小学生の女の子が、「くぎ」と速攻で応えてくれました。宮大工が作った本堂をよく見ると、美しい木工彫刻が施されています。大人の私だけでなく、子どもたちも「凄いね~」と見入っていました。

 

年長女の子のパパは、東京スカイツリーを作った、鉄筋専門の大工さんです。彼女は、「大工さんでもいろいろあるんだね~」と、つぶやいていました。日本の神社やお寺では、宮大工による様々な芸術を見ることができますね。子どもたちにも、その美しさは伝わるようで、安心しました。

 

実は、公立学校の校舎や体育館を新築する際、木造にする学校が増えているそうです。1984年の木造新築は、ゼロだったそうですが、2018年度の新設された学校施設では、2割を超えるそうです。

 

木造建築が増えている背景は、「少子化で、『量から質』重視にかわり、より快適な環境にシフトしている。手入れをすれば長持ちする木造は、物を大切にする心を育む学校に適している」と言われてます。

 

木造建築には、心を癒す何かがあるのですね。

2020年

1月

24日

30年で小学生の読書量が3分の1に

保育園の壁面に現れた3体の鬼・・・保育園らしくないリアルな鬼です。目は飛び出し、その顔立ちは、恐怖以外のなにものでもありません。朝から、登園する子どもたちは大騒ぎで、保護者達からも「すごいですね~」と盛り上がります。

 

間もなく、節分ですが、主任と給食の先生が「なまはげ」をモチーフにして、作り上げた自信作です。とてもリアルです。

 

子どもたちは、「怖くなんかないもん!」と言いながらも、なまはげのセリフ「泣いてる子はいないかい!?」をドスのきいた声で言うと、ビビります。しかし、最近は、鬼=悪者という偏ったイメージも薄れつつあるので、朝の読み聞かせでは「泣いた赤鬼」を読みます。何度も読んでいる絵本ですが、あらためて「青鬼さん」の優しさを子どもたちは感じたようです。

 

さて、2019年8月に全国の小学生1200人(保護者付き添い)を対象にインターネット上で、学研教育総合研究所がまとめた調査によると、30年前と比較すると、読書量は3分の1程度に減少しているそうです。30年前というと、保育園の子どもたちの保護者よりも少し上の世代ですね。

 

19年調査では、1ケ月の読書量は、平均3.1冊となり、30年前の平均9.1冊から大幅に減っています。1年生が3.8冊と一番多く、高学年になると塾通いなどが増えることもあって、読書量が減る傾向にあります。5年生が2.3冊で6年生が2.4冊という結果です。

 

読書量だけではありません。テレビを見る時間も1日当たり平均1時間15分で、30年前の平均2時間5分と比較して、6割程度に減っています。

 

この結果については、たいがいの人が「そうだろうなぁ~」と感じているでしょう。30年前と比べ、読書量やテレビを見る時間が大幅に減ったのは、スマホなどの通信機器の普及が進み、子どもたちは、動画の閲覧やゲームに時間を充てているからです。

 

昨今、教育機関だけでなく、様々なメディアで、これからのAI時代を前にして、子どもたちは、「自分で思考し判断することが大切である」といったコメントを多く聞きますね。ホワイトきゃんばすでは、ずっと「自分で考えて自分で答えを出せる大人になる」を目指して、子どもたちを育てています。

 

子どもたちにとって、読書は、自分で考えて判断する力を養う大きな機会ですね。しかし、「読書をしよう!」と大人が叫んだところで、今のスマホ時代では、現実的には難しいかもしれません。

 

ますます、学校での授業の在り方や親の子どもへのアプローチが重要になってきます。これから先も、時代が変わり環境も変わっていきます。しかし、「自分で考えて判断できる」人は、必ずどんな時代になっても生き残っていけます。そんな子どもたちを育てるのが、私たち大人の役割でもありますね。

2020年

1月

23日

子どもの世界にリスペクト

保育園の子どもたちや、卒園児の小学生と話していると「何でこんなことを知っているの?」とか、「まだ〇歳なのに、こんなことができるんだ。凄いなぁ~」と思うことが、しばしばあります。そして、過去の自分と比較して、「俺なんか・・・まだ何もできなかったなぁ~」と思ってしまいます。

 

そんな時は、大人の私ですが、子どもにリスペクトします。保育園で多くの子どもたちと関わっていると、大人だけでなく子どもの世界にリスペクトすることが案外と多いものです。

 

ある保育園の先生の話です。発達障害のある園児が、水道のホースで水を上に飛ばすことが好きで、長い時間、その遊びをしていたそうです。その先生は、「その子は、発達障害だから『こだわり』があるのだ」程度にしか見ていなかったそうです。

 

ある日、その子の横に座って、ホースを上にあげて水を飛ばしている姿を見ていると、上に飛んだ水が太陽の光と重なり、ピカッと光ったのです。それに気付いた先生は、「あ!」とつぶやいた時に、その子が、まるで「お前も分かったのか」という顔で、その先生をじっと見たそうです。

 

これを機に、その園児は、先生を受け入れるようになりました。先生は、その子の世界をリスペクトするようになり、彼がしていること全般の見え方が変わっていったそうです。

 

「この子は凄いなぁ~」というリスペクトもありますが、様々な子どもたちに対して、固定化した見方を一度外して、その子を見ることも、子どもの世界をリスペクトすることであり、新しい世界が必ず見えてくるのです。

 

どうですが・・・あなたが親なら、我が子に対しても同じですね。

2020年

1月

22日

つい言ってしまう「頑張れ!」

ちゃんとカウントしたわけではありませんが、私が保育園の子どもたちに一番多く口にしている言葉は、「頑張れ!」だと思っています。

 

今日も、屋上で、バスケットボールの練習をしている男の子に「頑張れ!」と声をかけ、ファームでラディッシュを収穫した子どもたちには、「よく頑張って取ったな~」と声を掛けました。

 

1日最低でも10回は「頑張れ!」と言っているとしたら、1年間でざっと3000回、保育園ができてからの累計では、2万4千回も「頑張れ!」を繰り返している計算です。

 

ある小学校の教員が、児童との交換日記で、「頑張れと言われても、何をどうするのか分かりません」とのコメントがあったそうです。

 

確かに、「頑張る」は、抽象的な言葉で、具体的ではありませんね。

 

その先生は、「頑張るとは折り返すこと」と決めました。つまり、水泳で100メートル泳ぐことを目標にした時に、100メートルで終わらせずに、「もう一蹴り」をやること。30分勉強しようと決めたら31分やる。テニスで100本のサーブ練習なら101本打つこと。

 

「真の頑張り」とは、「目標を達成した後の自分の前向きな姿勢、折り返す姿勢」としたのです。そして、折り返せた子どもたちに「頑張ったね」と称賛の言葉を掛けたそうです。

 

どうですか・・・「頑張れ!」という言葉に、私は今まで何度も励まされましたが、時には「何を頑張ればいいんだよ!」とプレッシャーになったこともありました。

 

「頑張れ!」は相手を勇気づける素敵な言葉ですが、少しだけ、具体的に考えてみることも必要ですね。

2020年

1月

21日

人間関係の構築の授業

先日、卒園児の小学校3年生が、「人間関係プログラムの授業が、めちゃくちゃ面白いんだ・・・」と言ってました。この「人間関係プログラム」とは、さいたま市の教育委員会が、子どもたちのコミュニケーション能力や自己肯定感アップを目的に考えた授業です。

 

10年以上前ですが、私がPTA活動をしていた頃に、実際に体験をしました。チームになって、○○さんのいいところを些細なことでもいいので、できるだけたくさん見つけて、とことん褒めたたえる・・・といったプログラムが、何種類もあります。

 

小学校3年では、主に道徳の時間で、担任が行っているとのことですが、各学校では、一斉授業方式から「学び合い」のある授業作りを重視しています。

 

「漫才教育」に取り組み、笑いの中から「学び合い」の授業をめざし、全国から注目を集めた田畑校長は、昨年度異動した小学校で、人間関係の構築を重視した取り組みを行っています。

 

田畑校長は、「授業で子ども同士や子どもと教員の人間関係ができれば、皆が学校を好きになり、自己肯定感も高まり、いじめや不登校なども起きにくくなる」と仮説を立てます。

 

具体的には、各教室の机を日常的にコの字型Uの字型にして、話し合うように変えます。「フレームリーディング」という、教科書の作品の文章を1枚の用紙にまとめ、全体のフレーム(枠組み)をつかめるようにする手法や、自分の考え(主張)を、書いてある場所(根拠)や理由など踏まえ、筋道立てて説明できるようにするという「三角ロジック」を活用します。

 

話合いの型については、消去法、対立型などを使い、子どもたちの意欲を引き出すようにしています。もちろん、これを実行するには、教員一人一人の深い理解が必要です。校内の授業研究などで、教員のスキルが磨かれているそうです。

 

田畑校長は、「子どもがいつも笑顔でいられる学校にしたい。自分の思いや考えを表現できる雰囲気や場を築けば、いじめや不登校などの課題を減らしていけるはず・・・人間関係を重視する授業を行うことで、子どもたちのコミュニケーション能力が高まっていく」と語ります。

 

これは、社会人となった大人のコミュニケーションにも当てはまりますね。自分の考えや意見が言えるような、風通しのいい環境を作ることが大切ですね。

2020年

1月

20日

バレンタインを楽しむ

洋菓子業界は、2月14日のバレンタインデーに向けて、特設会場の設営などで、繁忙期に入っていきます。ショッピングセンターなどは、先週までにほとんどの店舗で、バレンタインコーナーが出来上がっています。百貨店は、今週から2月上旬にかけて、特設会場がオープンします。

 

世界には、多くの有名ブランドのチョコレートがありますが、バレンタインデーに合わせて、世界中のチョコレートが日本に集合することになります。

 

今日の寺子屋は、年長がリーダーの4チームを作り、バレンタイン特設コーナーの中で、チームで1つ「買いたい・食べたい」チョコレートを選び、その理由を答えるのがミッションです。

 

その前に、子どもたちに質問です。「バレンタインデーって何?」すると、次々と子どもたちから手があがります。

 

「男の人が、好きな女の子にチョコレートをプレゼントする日だよ・・・」

「違うよ。逆だよ。女の人から男の人にチョコレートをプレゼントする日だよ」

「ちょっと待って。うちのお姉ちゃんは、女の子同士で、チョコレートとかお菓子をプレゼントしているよ」

「なんか、自分でお菓子を作って、プレゼントする人もいるみたいだよ」

 

こんな感じで、意外にも、子どもたちは、バレンタイン商戦でのお客様の「需要」を理解しているようです。園長からは、「最近はね。頑張った自分にご褒美ということで、自分で自分が食べたいチョコレートを買う女の人が増えているみたいだよ・・・」

 

「えェ~何で、自分で買うの?」

「みんなだって、運動会やクリスマス発表会で頑張ったら、自分にご褒美をしたくなるでしょ・・・みんな、チョコレート大好きだからね」と、チョコレートの話はつきませんね。(笑)

 

さて、Aチームは、ショーケースに陳列されていた、花をモチーフにしたチョコレートを選びました。「お花がきれいで、素敵なチョコレートだから・・・」だそうです。

 

Bチームは、袋に色々なチョコがアソートメントされたチョコレートを選びました。「たくさん入って、色々食べられるから・・・」と現実的です。

 

Cチームは、アナと雪の女王のチョコレートを選びました。理由は、アナ雪が好きだからではなく、「中に入っているクランチチョコレートが大好きだから・・・」です。クランチチョコレートという呼び方を知っているのは、凄いですね。

 

Dチームは、アポロチョコのビッグサイズです。「形が三角で面白くて、イチゴ味がおいしそうだから・・・」です。アポロチョコは、ロングセラー商品ですね。

 

今回の目的は、リーダーが中心となって、チームで話し合うこと・・・そして、せっかくなので、バレンタインデーで、チョコレートを選ぶ楽しみを感じてもらうことです。

 

子どもたちが、やがて大人になり、「プレゼントを楽しむ生活・・・」相手の顔を思い浮かべて、自分の個性も主張させたプレゼントを考えるようになってもらいたいですね。メッセージカードを添えるのも、演出としては、最高です。

2020年

1月

19日

世界の子どもたちの苦悩

ユニセフから2019年の活動報告が届きました。昨今、日本でも「子どもの貧困の格差」が大きな社会問題となっており、一部の人から「ユニセフの世界の子どもたちに対する活動は理解できるけど、まずは、日本国内の問題解決が先でしょう・・・」という声もあがります。

 

ボランティア、支援活動についての考え方は、それぞれあるでしょうが、世界の子どもたちの間で起きている惨状は、生きるか死ぬかの問題で、間違いなく、日本では考えられないことが起きていることだけは事実です。

 

保育園の子どもたちの中で、過去に肺炎で入院した園児が何人かいます。しかし、日本の医療環境の中で、命を落とすことはまずありません。しかしながら、世界では約39秒にひとり、80万人以上の5歳未満の子どもたちが、肺炎で命を落としています。

 

日本人が、長寿国になった理由の一つは、医療技術の進歩により生後1か月以内での死亡が劇的に少なくなったことがあげられます。しかし、世界では約15万3000人が生後1か月以内に肺炎で亡くなっています。

 

ユニセフの活動報告を読んでいると、とても心が痛みます。

 

中東のイエメンの人々は、紛争の影響で、安全できれいな水を手に入れるために、子どもや女性が給水地までの長い道のりを歩き、給水トラックを待たねばなりませんでした。しかし、喉がかわいた子どもたちは、汚染された水を飲んで、下痢で命を落とすこともあったのです。水を当たり前に使うことができる日本では考えられないことですね。

 

アフガニスタンでは、紛争や干ばつで、故郷を追われ難民キャンプでクラス10歳の女の子は、5歳の時に30歳も年上の男性と婚約させられました。「食べ物に困るほどお金がなくて・・・娘を婚約させるしかありませんでした」と母親は言います。婚約した女の子が外出することは恥という文化があるそうで、世界には、まだこんな国があるのかと考えさせられます。

 

アフリカのチャドという国は、18歳を前に結婚する女の子が多く、若くして妻・母としての責任を負うことになります。そこには、「女子教育」という概念がほとんどありません。貧困、早婚、厳格な男女の役割分担、偏見といった、様々な原因で、女子教育が阻まれています。「女子教育の促進には男の子も巻き込むべきだと思う。学校に通う女の子に、何のために女子に学ばせるんだよって言う男の子もいるのよ」と、数少ない学校に通う中学生の女の子が言います。

 

まだまだ、多くの報告事例が有りますが、ユニセフだけでなく、様々な支援団体の力で、これらの改善が進められています。

 

保育園の役割の一つは、子どもたちに、世界で起きている同じ子どもたちの現実を伝える事でもあります。戦争や紛争に直面したことがない子どもたちに、平和な日本を継続してもらわねばなりません。

2020年

1月

18日

教員の初任者の年齢

今日は、さいたま市でも午前中は雪が降りました。積もるほどの雪ではなかったのですが、雪を見ると子どもたちのエネルギーが、なぜか数倍になります。雪が降っているにもかかわらず、バスケットボールやローラースケートに夢中になる子どもたちです。寒いよりも「楽しい!」が優先されるようです。

 

昼は、卒園児の小学生と年長園児を連れて、埼玉県立歴史と民族の博物館へ行ってきました。大宮の氷川神社の近くにあります。縄文時代から現代までをその時代の生活をたどっていくような展示になっているのですが、意外にも子どもたちは、真剣に見入っています。

 

「昔の人は・・・」動物や魚など狩りをして、食べ物を集めた。「昔の人は・・・」ハニワを作ったんだ。などなど、子どもたちの口調が「昔の人は・・・」で始まるので、笑えます。白黒テレビや電卓やパソコンの初代モデルを見ては、大盛り上がりです。

 

さて、令和元年度の教員試験では、全国31の県や市が、年齢制限なしで応募者を募ったそうです。日本の場合、年齢制限があったこともありますが、教員初任者の年齢構成は、20代が9割近くを占めているそうです。

 

これは、他の国では考えられないことで、イタリアでは、3割の初任者が40歳以上だそうです。日本とは対極にあります。つまり、最初は教員以外の仕事に就きながらも、「やはり教員になりたい!」という思いで、40歳を過ぎてでも教員の道を選ぶ人が多いということです。教員以外の社会経験があるというのは、子どもたちにとっても、大きな魅力でもありますね。

 

ここ数年、日本においての教員採用試験の競争率は、低下の一途で2倍を切る自治体も出てきたそうです。こんな中で、年齢制限なしでの応募者を募る自治体が増えていることは、優秀で、やる気に満ちた人材が増えることは間違いありませんね。

 

人生は、何歳になってもやり直しがききます。それを子どもたちに教えるには、教員として自分の人生をやり直した人の方が、心に響くに違いありませんね。

2020年

1月

17日

25年目の午前5時46分

今年の3月に、保育園を卒園する年長園児7名の保護者から、大きくて素敵なプレゼントをいただきました。バスケットのゴールスタンドです。卒園式はまだ先ですが、せっかくですので、年長園児も一緒にバスケットボールを楽しむことにしました。

 

さっそく、子どもたちと一緒に組み立てて、本格的なゴールスタンドが完成しました。屋上に設置します。ベーススタンドに水を入れると、ずっしりと安定します。お昼の時間に、年長園児は、フリースローの練習をしました。

 

子どもたちは、ゴールした数をカウントしながらプレーを楽しんでいました。屋上遊びに、新たにバスケットボールが仲間入りです。冬の屋上遊びでも、しっかりと汗をかいてもらいます。(笑)

 

さて、今日は、6434人の死者を出した阪神淡路大震災が発生して、25年目の朝を迎えました。午前5時46分、まだ暗い朝ですが、今年も追悼式を行っているテレビ画面に向かって手を合わせます。

 

私が勤めていた民間企業は、神戸に本社がありましたので、この日のことは、鮮明に覚えています。私は、1月17日は、大宮そごうのバレンタイン特設会場でチョコレートケースのディスプレーをしていたのですが、朝からのニュースで、関西が大変なことになっていたので、仕事どころではありませんでした。

 

本社とも連絡が取れず・・・神戸や大阪の仲間たちの顔が浮かびます。後に、生々しい体験談を聞く事になりました。本社も倒壊しました。

 

「こんな時に、バレンタインなんかやってる場合じゃないだろう!」という世論が日本中広まったのですが、神戸は洋菓子発祥の地ですので、被災した多くの洋菓子メーカーを救おう!と世論の風向きが変わり、「バレンタインで、神戸のメーカーのチョコレートを買おう!」となり、お客様や百貨店などの得意先の善意に助けられました。

 

しかし、阪神淡路大震災は、会社にとって大きなダメージとなりました。そして、それを乗り越えて、私も無我夢中で仕事に取り組んだ記憶があります。

 

今年は25年という節目となり、震災後に生まれた若者も追悼式に多く参加されたようですね。大震災を体験された人々も「悲惨さを乗り越え、今ではこの震災での教訓を前向きにとらえている」と答える人が、6割にもなっているとも報道されています。

 

私たち人間は、過去から学び、未来をつくっていかねばなりません。そのためにも、1・17阪神淡路大震災を語り続けなければならないのです。

2020年

1月

16日

人類の壁

今日は天気となったので、30メートル走をやりたい園児が集まります。4人の園児が、自己記録を更新しました。まずは、今までの自分を超えることが大切ですね。

 

さて、短距離の世界の花形は、100メートル走です。1960年に西ドイツのアルミン・ハリー選手が10秒0を記録してから、この記録が破られるまでに、8年という長いの時間がかかりました。100メートル10秒の壁をいつしか「人類の壁」と呼ぶようになったのです。

 

1968年にアメリカのジム・ハインズ選手が9秒95の記録を出すのですが、この当時は、手動のストップウオッチを使用していました。また、高地記録として扱われました。

 

その後、平地で記録公認の条件とされた電動時計で「人類の壁」が破られるまでは、さらに時間がかかりました。

 

1983年にあの有名なカール・ルイスが、9秒97を叩き出します。これを機に、1980年代には、多くの9秒台のアスリートが登場しました。現在の世界記録は、2009年にジャマイカのウサイン・ボルト選手が出した9秒58です。

 

日本人にとっての、100メートル9秒台の壁は、カール・ルイス選手から遅れること34年後の2017年に桐生選手が9秒98を記録し、その後立て続けに、サニブラウン選手、小池選手と9秒台が続きました。

 

また、競泳の世界でも、自由形50秒という記録は、1976年にアメリカのジム・モンゴメリー選手が49秒99を記録するまで、長い間「人類の壁」となっていました。その後、何人もの選手が50秒を切る記録を出しています。現在の世界記録は47秒05です。

 

長い間100メートル10秒・競泳100メートル50秒という「人類の壁」が破られなかった理由は、何だったのでしょうか。

 

それは、人間自らがこの記録を「人類の壁」と呼んでしまったからかもしれませんね。

 

私たち人間は、時に「自分には無理」と自分の「壁」を作ってしまう事があります。アスリートにとっても、記録に挑戦するものの、「人類の壁」の意識が潜在的にあったかもしれませんね。

 

私たち大人は、すぐに「壁」を作って諦めてしまいますが(笑)・・・子どもたちには、限りない可能性が広がっています。私たち大人が、子どもの壁を作ってはいけませんね。「あきらめないでがんばれば、きっとできるぞ!」と言い続けることです。

2020年

1月

15日

わたし・・この家事やめました

今日は、屋上ファームの「ラディッシュ」こと赤カブを収穫しました。12月に、種まきをして、間引きもしないでほったらかしにしていたのですが、お店で売っているサイズよりもはるかに小玉のラディッシュが採れました。

 

ラディッシュの隣には、チンゲン菜を植えていたのですが、見事に、葉っぱを鳥に食べられてしまいました。ラディッシュは、大根の仲間ですので、葉っぱの癖のある味を鳥も好んでは食べないようです。

 

子どもたちは、「さくらんぼうのようにカワイイ!」なんて言いながら、楽しんでいました。今日のお土産ですが、ラディッシュを子どもたちがパクパク食べるかどうか・・・明日の連絡ノートのコメントが楽しみです。

 

さて、今日は、子どもを持ったママたちの「わたし・・この家事やめました」特集です。

 

「洗濯物をたたむことをやめました。下着や肌着は見えないので、シワになっていても、ばさっとしまっています」

 

「家じゅうのマット類をやめました。なくても生活に支障はなく、洗う手間も省けます」

 

「お皿をたくさん使うことをやめました。ワンプレートで出すようになってからは、子どもたちは、お子様ランチのようと大喜びです」

 

「子どものおもちゃを片付けるのをやめました。子どもは、自分の物に対する責任感が出てきて、整理整頓もできるようになりました」

 

「きちっと、をやめました。できていないとストレスになっていることに気づき、あまり気にすることはやめて、子どもとゆっくり過ごすことにしました」

 

「家事について、こうしないといけないという考えを捨てました。思い込みが自分を追い詰めてしまっていたので、家電を利用したり、夫にもお願いして柔軟に家事と向き合うようになりました」

 

どうですか・・・物理的な「時間短縮」だけでなく、「心のゆとり」も大切ですね。「家事が大変!」というあなた・・・ご参考までに。

2020年

1月

14日

「自己肯定感」にプレッシャー?

今日は、寺子屋園児全員の30メートル走のタイムを測定しました。何と、年長園児6名を差し置いて、ナンバーワンタイムは、年中の男の子です。

 

年長園児は、お昼寝タイムがなくなったので、勉強タイムとなるのですが、勉強どころではありません。「いいか、寺子屋1番が6人もいて、一人も○○君に勝てないとは!○○君のタイムを抜くまで、屋上で特訓だ!」と鬼の特訓です。(笑)

 

5回目くらいまでに、3人の年長園児が、年中男子の記録を抜くことができて、面目がたったわけですが、年長園児の中で、タイムが一番遅い男の子は、「勝てるわけないでしょ・・・」と早々にリタイアです。(笑)

 

しかし、夕方の自由時間に、彼は、ブロックとドラえもんのぬいぐるみを組み合わせて、見事なタイムマシーンを完成させました。小学生顔負けのレベルです。このように、スポーツや芸術の分野で、優れた結果があれば、その子には「すごいね~」と褒めることができ、自己肯定感もアップするのでしょうが、全ての子どもが、そうはいきません。

 

最近では、子どもの自己肯定感をアップさせるために、「子どもをほめなくちゃ!」ということが、プレッシャーになっているママが多いそうです。

 

そもそも自己肯定感=「自分は優れていると感じる」ことではなく、「自分は自分でいい」と思えることなのです。「○○君はかけっこが速くて、勝てないけど、自分は、絵を描くことが好きで楽しいんだ!」と思えることです。

 

よく、子育てマニュアルには、我が子の自己肯定感をアップさせるには、「子どもを認めることだ」と書かれています。しかし、認めるとは、具体的にどうすればいいのかが、なかなかわからないですね。

 

簡単な言葉ですが、子どもが遊びに夢中になっている時に、「○○ちゃんは、これが好きなんだね」と言うこと・・・これが「認める」ことです。

 

どうですか・・・「我が子に自己肯定感を持たせなければ・・・」のプレッシャーから開放されましたか。子どもが、ありのままの今の自分を「これでいいんだ」と肯定できるようにするには、褒めることも、難しい話をする必要などなく、「へぇ~」でいいのです。

2020年

1月

13日

雪がない!?おやじ旅

今日は、成人式ですね。我が家の次女もさいたまスーパーアリーナへ・・・振袖を着て参加しました。これで、3人の子どもたちは、無事に成人式を済ませました。次女の就職までは2年あるので、まだまだ親としては、完全親離れとはいかないようです。

 

さて、次女の成人式にもかかわらず、今年も「新年呑み鉄・・・おやじ旅」に、昨日今日と行ってきました。

 

初日は、只見川を眺めながら、新潟県の小出(こいで)から福島県の会津若松までを走る只見線で雪見酒・・・しかし、雪がありません。只見線は、東日本大震災があった2011年7月の水害で、数か所の鉄橋が流されてしまいました。

 

只見から会津川口まで、バスの代行運転なのですが、バスの運転手は「只見は豪雪地帯です。今年のように雪がないのは、生まれて初めてです」と話します。この冬だけの珍事であればいいのですが、温暖化問題とか色々と考えてしまいますね。スキー場も雪がないので、大打撃です。

 

この只見線も、来年の2021年度中には、全線開通する予定です。ただし、昭和53年に製造され、40年以上活躍した、ディ―ゼルカーも新型車両に世代交代します。高校時代に今日のおやじ6人は、この只見線で旅をしたのですが、その時の車両に今日も乗っていることに、じみじみと「うれしさ」をかみしめながら、酒をのみます。

 

同じように、東日本大震災で、東京電力福島第一原発の事故で、不通になっていた常磐線が、3月14日のダイヤ改正で全線開通となります。9年という長い時間がかかりましたが、こうして、元に戻っていくことは、元気につながりますね。

 

会津柳津(やないず)の温泉宿で、たぶん昨年も話したであろう、高校時代の昔話と、○○先生は、もう死んじゃったなぁ~という不謹慎な話まで、酔いに任せて、あまり身になる話ではありませんが(笑)・・・大事な時間を過ごしました。

 

今日は、会津若松から新潟へ抜ける、磐越西線を阿賀野川の流れを見ながら、呑み鉄です。俳優の六角精児さんが、テレビ番組でワンカップを片手に気持ちよく酔う気持ちが、私にはよくわかります。

 

ここでは、御朱印帳歴30年のおやじの、うんちくに耳を傾けます。ここ数年、御朱印ブームとなっていますが、このおやじは、30年以上前から御朱印の魅力にはまっています。神社とお寺の御朱印帳の違いや、私が知らなかった曰く因縁に、私もテーマを決めて、ブームに乗るのではなく、御朱印をもらいたくなりました。

 

ということで、雪景色がない旅となったのですが、仲間たちとの時間で、たっぷり充電しました。保育園の子どもたちを投げ飛ばすパワーが、湧いてきました。(笑)

2020年

1月

12日

三歳児神話

最近では、あまり聞かれなくなった言葉に「三歳児神話」があります。つまり、「3歳までは母の手で育てるのが子どものためになる」という考えです。

 

今から50年くらい前、日本では、まだ保育所に子どもを預けて母親が働くことが少なかった時代の話をある記事で読みました。

 

「子どもを保育所に預けることは、肩身が狭い思いをするというか、私を批判的に見る人が多くいました。悲しいですが、『鬼のような母親』と言われたり、『こんなにかわいい子がよそに預けられているのね~』『保育所から連れ帰ると保育所の匂いがするわ』『大学出の母親は非常識ね!』などと言われました。三歳児神話が、女性たちに大きな影響を与えていることを実感しています」といった内容です。

 

この家庭第一主義の考えがどこから来ているかを調べると、イギリスの医学者「ジョン・ボウルビィ」の「母性的養育の剥奪」を理論化したものだといいます。

 

つまり、「母性が親密であれば、子どもは幸福感に満たされるのであり、それが欠けてはならない。母親のアタッチメントが子どもの自立のためにすごく大切なものだ」という考えです。

 

今の常識で言えば、保育園に預ける母親は、24時間我が子と離れているわけではありません。1日の半分以上は、寝食を共にしています。また、子どもの自立には、家庭環境もありますが、3歳児未満でも保育園での集団生活が、大きく影響していることなど、当たり前の考えですね。

 

そして、何より「母性」という言葉が、私に言わせれば、「死語」にしたい言葉です。子育ては、母親だけがするものではなく、父親も同じ役割ですし、保育園や地域で行われる時代になりました。母親だけのものではありませんね。

 

保育士の国家試験では、「愛着形成」など医学的実験を踏まえた理論が出題されるので、私もかつては勉強しましたが、実際に保育園での3歳児未満児を見ていると、この子たちがやがて大人になり社会に出ることを考えると、保育園での集団生活で学ぶコミュニケーション能力が成長に欠かせないと実感します。

 

三歳児神話については、様々な考えがあるでしょうが、保育現場のおやじ園長に言わせれば、早く消えてもらいたい言葉ですね。

2020年

1月

11日

高校生のアルバイト

今日は、屋上でストップウォッチでタイムを計測して30メートル走を行いました。土曜日なので、登園した小学生は、体育の授業などで、ストップウオッチを見たことがあったようでしたが、まだ、実際のタイムを計るの初めてです。寺子屋園児は、ストップウオッチを使うという状況に、大興奮です。

 

今までは、「○○ちゃんや○○くんは足が速い」という感覚だけは、子どもたちの共通認識にあったのですが、これで、タイムが明確になり、数字上では、きちんと順位がつくことになります。

 

もちろん、今回のねらいは、自分の記録を練習することで塗りかえることです。自己新記録を更新していくことが目的です。大人の世界でもそうですが、数字などの具体的な目標があった方が、頑張れることがわかっているので、来週からの屋上遊びに、寺子屋園児は全員挑戦させようと思っています。

 

さて、高校の修学旅行の費用が高騰しているようです。平成28年度の文科省統計では、高校2年修学旅行での保護者の平均支出額は、私立で11.2万円、公立でも8.2万円だそうです。経済的理由で参加できない生徒もいるようです。何だか、忍びないですね。

 

そこで、最近では「社会勉強も兼ねて、修学旅行の費用を自分でアルバイトで稼がせてください」と提案する高校もあるそうです。

 

私の高校時代は、原則「アルバイト禁止」でした。修学旅行の費用とはいえ、アルバイトを奨励するなんて・・・と思ったあなた。諸外国では、高校時代にアルバイトをするのは当たり前だそうです。

 

高校生が定期的にアルバイトをする率は、ノルウェーでは30%にもなるそうです。アメリカでも25%を超えています。イギリスやスウェーデンでは、家庭環境に関係なくアルバイトの実施率が高く、ノルウェーでは、富裕層の高校生の方がアルバイトをしています。これは、アルバイトが自立への道程と考えられているからです。

 

日本の場合は、10%程度だそうです。当たり前ですが、社会人として企業などの組織に勤める前に、アルバイトを経験することが大切であることは言うまでもなく、私も、就職前の学生時代には、それなりにアルバイトを経験しました。

 

自分の趣味に使う金を稼ぐだけでなく、社会勉強という意識もありましたね。個人的には、高校からアルバイトを経験することは大賛成であり、若い時から実社会との接点を増やすことは大切なことです。日本の10%は低すぎますね。

2020年

1月

10日

SDGsの企業訪問活動

今日は、新年最初の体操教室です。年末年始とお休みが続いたので、3週間ぶりとなりました。まずは、無理をせず、サーキットトレーニングは基本動作を行います。子どもたちが得意なブリッジは、美しく、力強く、見事なアーチを描いていました。今年も、楽しい体操の時間になりそうです。

 

さて、最近はよく、SDGs(エスディージーズ~持続可能な開発目標~)という言葉を耳にすることが多くなってきましたね。もちろん、環境問題や個々の違いを受け入れる発想など、国として、つまり「日本」としてどう取り組むべきかを問われる内容ですが、当然、企業についても、SDGsを意識した取り組みが始まっているようです。

 

埼玉県立春日部女子高校は、2年生のテーマをSDGsとし、夏休みの間に生徒は10人~16人ずつに分かれ、行政機関やプロスポーツチーム、芸能関係、その他24団体の連携先の中から1ヶ所を訪問するそうです。聞き取り調査をしたり、生徒から提案をするグループもあったようです。

 

食品メーカーを訪問したグループは、製造の過程で出るごみの量を減らすアイデアを提案したり、旅行会社を訪問したグループは、市内の観光情報をSNSで発信することを提案したそうです。

 

高校生の提案が、どこまで現実的に活かされるかは別にして、こうして、学校外のさまざまな人材と交流することが、生徒たちの成長につながっていきます。

 

「情報を集め、組み立てて、発表する」力を育て、答えのない問いに向き合う態度を育てることを目的に行っているそうです。

 

社会に出る前に、子どもたちはこのような取組みで、視野を広げ、社会で通用する力を身につけてもらいたいですね。

2020年

1月

09日

「公共」じぃじ、ばぁば 大活躍

今日は、屋上でいも煮会を行いました。冬の青空は、富士山もバッチリで最高の景色です。風が強かったのですが、子どもたちは、みんなで食べる給食に大喜びです。

 

屋上ファームで昨年収穫した、じゃがいもと大根(もちろん葉っぱも)をメインに、煮込みうどんにして、おいしくいただきました。自分たちで、種まきから収穫まで行った野菜を、屋上で料理をしてみんなで食べるという体験では、子どもたちのおかわりラッシュとなりました。大根を包丁で切る経験も、寺子屋園児は経験します。これぞ!食育です。

 

さて、最近は、高齢者が子育てを支える取り組みが各地に広がっています。

 

千葉県柏市には「地縁のたまご」という高齢者グループが、地域の幼稚園や小学生に習字を教えます。「たまご」とは「他人の孫」のことだそうです。なかなか粋な名前ですね。代表は、「遠くの孫より近くの『他孫(たまご)』・・・高齢者には生きがいが、子どもたちには社会性が育まれる」といいます。

 

横浜市のNPO法人「親がめ」は、自治会館や公園などで、「親子のたまり場」を開催します。そこで活躍する「かめっ子おばあちゃん」は、ある女の子の言葉が忘れられないそうです。自分のことを『3人目のばぁばと呼んでいい?』と言われたそうです。その言葉を胸に、これからも子育てを支えていくそうです。

 

どうですか・・・私のような50代のおやじ世代でも、すでに子どもの頃は核家族化が進み、近所のおせっかいなおじさんおばさんに、「よのなか」のことを学ぶイことがが少なくなってきた世代です。

 

今のシニアは、映画「3丁目の夕日」のように、隣近所で助け合った最後の世代とも言われています。自分の経験を次代に残そうという気持ちが働くのかもしれませんね。しかし、この世代の人々は、高度成長期に会社に身を捧げ、日本の発展に尽くした人たちです。退職後は、地域や社会との接点を失い、同時に生きがいも失っている高齢者が多いのが現実です。

 

このように、子どもたちを相手にするシニアは、健康寿命が延び、人生を楽しく送っています。こんな「公共じいちゃん」「公共ばあちゃん」が増える日本になってもらいたいですね。

2020年

1月

08日

健康目標

今日は雨降りとなってしまったので、教室内で大ゲーム大会です。子どもたちは、屋上遊びが大好きですが、たまに行うゲーム大会も楽しみの一つとなっています。

 

雑巾がけレースなどで盛り上がり、最後はイス取りゲームを行いました。昨年度までは、年長女子ライバル二人が必ず決勝まで残りどちらが勝っても、悔し涙の重い戦いが続いていたのですが、今年度は優勝のチャンスは誰にでもあります。今日は年長園児ではなく、年中男子と年少女子の決勝となりました。負けた女子に涙はなく、ほっとしました。(笑)

 

さて、新年になると、私たちは様々な目標をたてるものですが、今日は「健康目標」を漢字1文字で表すと・・・を楽しんでください。ある情報誌に掲載されていた内容です。

 

「支」・・・健康は、食・家族・医療に支えられ、自分で自分を支えて成り立つものだ。

「律」・・・もっと食べたい!もっと飲みたい!という自分を律してがんばりたい。

「動」・・・心身ともに動かすことが健康の基本。今年も日々動いて健康でいたい。

「静」・・・心を静かに過ごすことで、血圧を平常に保ち健康でいたい。

「食」・・・好き嫌いなくバランスよく食べ、運動し、しっかり睡眠をとる。

「続」・・・正しい生活習慣を続けることで健康への近道にしたい。

「愛」・・・夫婦二人で、いつまでも愛を持ってお互いの健康を考えたい。

「噛」・・・ものをよく噛んで食べるのはもちろん、色々な活動にも1枚噛んで頑張る。

「歩」・・・今年は、1日8000歩を目標にする。健康には足腰が一番大切だ。

 

どうですか・・・ただ健康について目標をたてても、具体的にやらないと続きませんね。そして、ユーモアが必要です。この漢字1文字の中で、自分ができることから始めるのもいいかもしれませんね。

2020年

1月

07日

小中一貫教育

明日から、小学校が始まりますね。ホワイトきゃんばすでは、今日まで、小学校3年から1年までの卒園児が登園したので、0歳児から小学校3年生まで、9学年の学び合いとなりました。

 

小学生が、屋上遊びで、ローラースケートをスイスイ走らせる姿に影響を受けて、年長園児が、なんとか追いつこうと、短時間で上手になっています。生活習慣やお手伝い、片付けの段取り一つとっても、在園児は学ぶところがたくさんありました。

 

もともと異年齢保育でのタテの関係をベースに、子どもたちが育っているホワイトきゃんばすですが、さらに、タテの関係の幅が広がり、充実した2日間となりました。

 

さて、公立学校で、全国初の施設一体型の小中一貫校として開校した、東京都品川区立日野学園は、義務教育9年間を1年生から9年生として、教育活動の充実に取り組んでいます。

 

もともと、品川区は、今から20年以上も前に、区内の小学校の校区制度を廃止し、どの小学校でもチョイスできる仕組みを作りました。また、小中一貫校である義務教育学校を増やしながら、9年間を一貫するという考えで、教育改革を進めてきた自治体でもあります。

 

そして、日野学園が、特に力を入れて取り組んでいるのが、「交流活動・自治的活動」の強化です。つまり、上級生のリーダーシップや子どもたちのコミュニケーション能力アップを目的に置いています。

 

具体的には、「1年生と9年生(中3)」「3年生と8年生(中2)」「4年生と7年生(中1)」などの兄弟学年を設定し、学習成果発表会や文化祭の発表を協同で行ったり、ランチルームで一緒に給食を食べたりするなどして、タテの関係を築いているそうです。

 

保育園で、異年齢での取組み成果を実感している私としては、この話を聞いただけでも、有意義な活動だと思います。「下級生は上級生に学び、上級生も下級生から学ぶ」が容易に想像できます。

 

子どもたちが、社会に出れば、上司や先輩から多くを学びますが、同時に、ベテラン社員も若手から大きな刺激を受けて、また成長するものですね。今後、日本の義務教育は、必然的に小中一貫校が増えていくことになると思っています。

2020年

1月

06日

令和2年保育スタート

いよいよ今日から令和2年の保育がスタートしました。長い間お休みだったので、小さい園児は「泣き虫モード」と思いきや、みな元気に登園です。

 

今日は、子どもたちのお正月の話をじっくりと聞きます。映画を見た・・・演劇を見た・・・○○へ行った・・・などなど、子どもたちは熱く語っていました。この冬は暖冬ということもあり、雪国のおじいちゃんおばあちゃんのおうちで、雪遊びがあまりできなかったようです。

 

さて、年長園児7名は、今日からお昼寝なしの生活となります。4月からの小学校入学に向けての生活習慣を少しずつ始めていきます。小学校では、お昼寝はありませんね。

 

小学校は、明後日からスタートするので、今日明日は、卒園児が登園します。今日も6人の小学生がやってきました。

 

お昼の時間は、年長園児は、お勉強タイムとなります。今日は、小学生から、小学校での話をたくさんしてもらいました。

 

まずは、給食のこと・・・好きな献立の話や、アイスクリームが出た!冷凍みかんが大好き!やっぱり揚げパンがおいしいよ!うどんがいいなぁ~!と、小学生の話が止まりません。年長園児は、小学校での給食を想像ます。

 

次に、「掃除はどうやってするの?」という質問に、小学生は、細かい内容まで話してくれます。4人の班で行うことや、ほうきとぞうきんの使い方や、給食が終わった後に、毎日掃除をし、大掃除の日もあることなどが分かりました。年長園児は、「掃除はあまりしたくないなぁ~」という顔をしています。(笑)

 

そして、勉強の話です。国語・算数・体育・音楽・図工・道徳・英語など・・・何が好きで得意な科目かを小学生の解説が始まります。

 

ここまでで、約15分が経過・・・年長園児全員が、体を動かし、集中力が切れています。小学生の1科目の時間は45分です。今日の様子では、45分集中するのは難しいようです。さぁ~あと3カ月・・・しっかりと練習ですね。

 

年長園児は、お昼寝がなくなることを楽しみにしていましたが、お昼の勉強タイムが楽しく過ごせるように・・・取り組んでいくことにします。

2020年

1月

05日

2020年を予測する④

ラグビーワールドカップの日本代表選手の中で、日本人の両親を持ち、日本で生まれた選手は、実はそんなに多くありません。しかし、私たちは、そこに「ワンチーム」を感じました。そして、近年のスポーツ界は、国際結婚で生まれた2世の台頭が著しいですね。

 

そして、東京オリンピックを機に、多くの外国人が日本にやってきます。「これからの時代は、多様性を受け入れ、一人一人が違うことを理解しなければならない」と、大人の私たちは、よく言います。しかし、多様性をどうやって子どもたちに教えていけばいいでしょうか。

 

外国人というくくりだけではありません。東京オリンピックでは、女性アスリートの進出もめざましいものがあります。1964年の最初の東京五輪では、全選手の中で、女性は13%しかありませんでした。2020年東京オリンピックでは、5割近くになると見込まれています。つまり、男女の参加選手の数は、同じになったのです。

 

また、10代の頃からハードル選手としてトップにいた、日本女子の寺田明日香選手は、引退後、結婚、出産を経て、7人制のラグビーで日本代表を目指します。しかし、ケガで伸び悩み、再び昨シーズントラックに戻ります。そして、19年ぶりに日本記録を塗り替えます。母として、30歳で東京オリンピックに出場します。

 

男子も、39歳の高飛び込みの寺内選手が、通算6度目のオリンピック出場が内定しています。一度、引退したものの「まだメダルを取っていない!」という気持ちが、現役復帰となったのです。

 

昭和世代の私は、子どもの頃から、「みんな一緒でみんないい」を教えられてきました。人と違うことは、悪という風潮もありました。その反動もあって、ようやく大人になって、「人と同じことをするんじゃないよ!」と、保育園の子どもたちへは、ゲキを飛ばしています。(笑)

 

東京オリンピックは、まさに、子どもたちに「多様性ジャパン」を教える大きな機会になるような気がします。

 

未来を担う子どもたちが、本当の意味での「多様性」を受け入れて、考え方も生き方も、違う人同士を結び付ける力を持ってもらいたいですね。2020年は、「多様性」元年となるのかもしれません。

2020年

1月

04日

2020年を予測する③

いよいよ今年は東京オリンピックが開催されます。東京でオリンピックが開催されることが日本のアスリートたちの力を大きく伸ばしていることは間違いありません。アスリート個人のモチベーションがあがっているだけでなく、各団体が着々と強化プランを実行しています。

 

オリンピック種目ではありませんが、15人制のラグビーが日本中を盛り上げ、次はオリンピックで感動を・・・という流れになってきました。

 

4年前のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は41個のメダルを獲得しました。「東京オリンピックでは、各競技のメダル獲得を最低限の目標に掲げたい。今季は41個だったが、当然、倍以上にしなければならない」と、当時の橋本聖子選手団団長は、帰国後の会見で、こう話しました。

 

では、東京オリンピックで、メダルが何個になるのか?・・・という話は、専門家にお任せするとします。そもそも「メダルは何個」というノルマではないですね。

 

今日は、東京オリンピックが終わって、どんなレガシー(世代をつなぐ遺産)が残せるのかを考えてみます。当然、オリンピック開催にあたって、莫大な予算が投入されてインフラ整備が進みました。多くの競技場などが有効活用されるでしょうが、ここではハコモノ以外のレガシーを考えてみます。

 

まだ記憶に新しい、1998年の長野オリンピックでの最大のレガシーは、ボランティア組織と言われています。今でこそ、各地のマラソン大会や今回の東京オリンピックでも、ボランティア組織が当たり前になっています。その原点が、長野オリンピックが残したレガシーなのです。

 

日本が抱える高齢者問題・・・今は年齢構成を変えるようなサプライズは期待できません。今後も高齢化は避けられません。しかし、元気な高齢者が増える世の中には変えることができるような気がします。私のようなおやじ世代が、70歳80歳になっても、元気で人生を楽しむような日本を想像してみると・・・

 

その転機が、2020東京オリンピックです。オリンピックを通じて、スポーツを「観戦」する喜びをさらに得た日本人は、今度は、自ら体を動かす喜びへと進化します。もちろん、アスリートを目指すのではなく、適度にスポーツを楽しむことが、当たり前のライフスタイルになっていくのです。

 

そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、元気に働き、人生を楽しむという国になっていけばうれしいですね。東京オリンピックが残したレガシーは、「スポーツをしながら人生を楽しむライフスタイル」になると思っています。

 

どうですか・・・少し抽象的ですが、的を射ていると私は勝手に思っています。(笑)

2020年

1月

03日

2020年を予測する②

昨日は、仙台初売りに行ってきました。もちろん、福袋を買いまくるのが目的ではなく、全国でも有名な初売りの様子を体験したいからです。七夕祭りが盛大に行われる商店街を中心に多くの人で賑わっていました。

 

仙台初売りには、イメージキャラクターがいます。かわいいゆるキャラではありません。「仙臺四郎(せんだいしろう)」というおやじです。明治時代の実在の人物で、四郎が買い物に来たお店は必ず繁盛するという言い伝えとなり、商売繁盛の神として大切にされたそうです。商店街のあちらこちらに、四郎のイラストが笑っています。

 

日本全国で初売りが行われていますが、仙台の初売りは、まさに伝統行事のような感じですね。

 

さて、2020年を予測する・・・昨日は、「どんな仕事」ではなく、「どんなスキル」が生き残れるかという話をしましたが、では、どんなスキルが必要になるのか。

 

「心理学」「社会的洞察力」「社会学・人類学」・・・専門家は、これらの能力をあげますが、ちょっと難しいですね。これを簡単に言うと、「人間理解のスキル」と考えることができます。

 

マシンでいれた均一でおいしいコーヒーではなく、ヒゲのバリスタがいれたコーヒーを飲みたいのは、バリスタが他人に共感し、互いに影響を及ぼし合うという作業をしているからです。社会が豊かになるほど、自分向けに最適化されたサービスや人との触れ合いにお金をかけようとする人が増えていくことは間違いないでしょうね。

 

AIは、膨大な情報処理は得意だけどアイデアを出すのは苦手と言われますが、ユニークなアイデアを出すことには、むしろ長けているそうです。現に2016年には、AIが脚本を書いた「サンスプリング」という映画も登場しています。ただし、それが人の心を打つかどうかといえば、それは別問題です。

 

人間にとって、価値のあるものが何なのかを判断するのは、人間ならではのスキルと言えます。ユニークかつ価値あるアイデアまで、深く考えることができるのが人ですね。

 

お正月は、スペシャルドラマがたくさん登場しますが、私が好きな「義母と娘のブルース」で、義母役の綾瀬はるかさんの営業スキルは、まさに人でないとできませんね。

 

データに基づいた完璧な提案はAIの得意とするところですが、「交渉する」「説得する」「助言をする」といった高度に社会的な作業は、人にしかできません。交渉相手の社長の創業時の想いや、「人は石垣・人は城」と決して譲れない核を見事についた、綾瀬はるかさんの提案は、人でしかできない業ですね。

 

コミュニケーション能力が高い・・・とは少し違うかもしれません。人と人を結びつけるには、「共感する」「同情する」「理解する」といった、その人なりのスキルが必要になっていくのでしょう。

 

これからの子どもたちには、「大きくなったらどんな仕事に就きたい?」だけでなく、「その仕事で、あなたのどんな得意なことが活かせるかな?」も質問に加えないといけませんね。

2020年

1月

02日

2020年を予測する①

昨日は、会津三観音の1つ鳥追観音のある如法寺に行ってきました。鳥追観音のある観音堂に隠れ猿三体の彫刻があるのですが、あの日光東照宮の眠り猫の作者「左甚五郎」の作品と言われています。

 

3つの隠れ猿のうち、「手枕で円く眠っている猿」がなかなか見つかりません。お寺の人に聞くのが簡単ですが、やはりここは自分の力で探さねば・・・意地の15分、やっと見つけました。三猿を探し得た者は、幸運が開けるそうです。やった!

 

さて、新年ですので、2020年を予測するという大胆な話題を楽しんでください。今日は、「職種」ではなく「スキル」という内容です。

 

AIの時代となり、ここ10年くらいで、今の仕事の3割以上が、ロボットなどのAIに変わると言われています。しかし、例えば「今後ウエーターやウエートレスの需要は増える」というのが、新しい考え方です。

 

意外に思われましたか。「真っ先にロボットに置き換えられる」が、今までの常識でした。実際にウエーターをタブレットに置き換えることは可能ですし、最近のチェーン店では、注文は端末画面でお客様が入力というのが増えていますね。

 

しかし、「人対人」のサービスへのニーズは、2020年はさらに増すのでは・・・と考えられます。

 

つまり、おしゃれなヒゲを生やしたバリスタが、好みのコーヒーをいれてくれるカフェに、若者が集まるのであって、ロボットの接客にお金は出さないのです。

 

つまり、「仕事がなくなる」のではなく、「仕事に求められるスキルが変わる」のです。

どうですか・・・考え方を少し変えただけですが、なるほどだと思いませんか。

 

では・・・2020年、そしてそれ以降の仕事に求められるスキルは、どんなものか。

つづきは明日・・・

2020年

1月

01日

一流の個性

新年あけましておめでとうございます。皆様は、元旦の朝はどう過ごしましたか。私は、久々に「初日の出」を見ていました。今年も福島に来ているのですが、田んぼの先がみるみる明るくなっていき、空に向かって光の筋が現れると、まん丸の太陽が出てきました。あまりにも感動的で、「今年の願掛け」を忘れて、ずっと見入っていました。

 

ずいぶん昔の学生の頃の話ですが、北海道「摩周湖」の日の出を見たことがあります。この時は夏でしたので、朝2時に起きて、展望台まで歩くと、そこには素晴らしいまん丸の太陽がありました。それ以来の感動の日の出です。

 

さて、大晦日は、毎年「紅白歌合戦」を見ながら、ほろ酔いの時間を過ごしています。今年も、あっ!と驚く演出がたくさんありましたね。多くのミュージシャンが、この紅白歌合戦に出ることを目標にしているだけあって、自分に与えられた時間で、圧倒的な「個性」をぶつけてきます。

 

保育園のクリスマス発表会で、子どもたちは「世界で一つだけの花」を歌いました。保育園の子どもたちは、「一番になるんだ!」という気持ちが強いですが、やがて成長していくと「一番」には、たった一人しかなれないという現実に気がつきます。ナンバーワンでなくオンリーワンに・・・という歌ですが、私たちは、生まれた時にはすでにオンリーワンです。

 

私が考えるオンリーワンは、「一流」という言葉で表されます。「一流」って何でしょうか。人間国宝やトップアスリートなど技術的に優れた才能があるという意味ではありません。

 

「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流という事である。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない」一流を定義するとこんなイメージでしょうか。実は、ずっと前のおやじ園長のブログで、こんなことを書いていました。

 

ごく普通の私たちだって、自分のこだわりや、流儀を持つことで、「一流」の生き方ができるのです。子どもたちには、一番にもなってもらいたいですが、それぞれが自分で考える「一流」の生き方を見つけてもらいたいと思っています。

 

昨日の紅白歌合戦を見ているなかで、「この人は凄いなぁ~」と思ったのは、自分の時間をその演出を自分で決めることができる人です。そうです、「一流」の人とは、自分の人生を自分で決めることができる人と言えるのかもしれざません。

 

だって・・・自分で決める人生は楽しいですからね。(笑)

 

令和2年にあたって、この1年・・・多くのことを自分で決めていきたいですね。

2019年

12月

31日

「できること」「できないこと」

動物や鳥などの生き物が抱える弱みや短所に焦点を当てた児童書が相次いで出版され、人気を呼んでいます。「ざんねんないきもの事典」シリーズを本屋さんでよく見ますね。ラクダのこぶはエネルギーを使い果たすとしおれてしまう・・・といった、残念な生態が紹介されています。

 

こうした本が、小学生に人気なのは、生き物が持つ弱みが、子どもたちの共感を呼んだのかもしれません。この夏には、飛べないが泳げるペンギンが案内役で、世界中の生き物の「できること」「できないこと」」を紹介する「できなくたって、いいじゃないか!あきらめたいきもの事典」が発売され、大人気だそうです。

 

これらの本を読む小学生は、勉強でも運動でも、友だちよりもできないことがあると知る時期でもあります。しかし、ここでいちいち落ち込んでいても前に進みませんね。かけっこや算数が苦手でも、これを読んで、自分にできることや、自分にしかできないことを見つけようとしているのかもしれません。

 

もっと言えば、今の時代は「多様性の大切さを理解し、受け入れようとする時代であり、競争しながらも互いを認め合う時代」とも言えます。こんな時代だからこそ、「ざんねんな」シリーズの本が共感を得ているのでしょう。

 

さて、小学生になる前の園児たちは、この1年間で、「やればできる!」「最後まであきらめない!」と、保育園では、先生や他の園児に叱咤激励されながら、頑張ってきました。

 

この頑張りを実行した先に、ようやく自分の「できること」「できないこと」がわかるような気がします。保育園の子どもたちには、まだまだ「イチバン!ナンバーワン!」をめざして、新しい年も取り組んでもらいます。(笑)

 

今年も、子どもたちの笑顔のために、保護者の皆様はじめ多くの大人にかかわっていただきました。そして、この「おやじ園長のブログ」にも、お付き合いいただきましてありがとうございました。

 

では、月並みの言葉ですみませんが・・・よいお年をお過ごしください。

2019年

12月

30日

驚きのいじめ防止対策

昨日は、母の墓をビカビカにしてきました。といっても、墓を建立してからまだ1年半ですので、掃除の前と後でもあまり変わらないのですが、この1年間のことを独り言のように報告します。先日は、前の会社の仕事仲間が亡くなって4年目の命日に、いつものように墓前でおしゃべりです。

 

こうして、今年も一年間、健康で無事に過ごすことができた報告をします。年末の大事な習慣となっています。

 

さて、いじめ防止の取組みについては、様々な学校が様々な方法で取り組んでいます。その理由は、いじめの解決方法は、1つだけではないからです。

 

いじめ防止の活動に取り組む一般社団法人「ヒューマンラブエイド」を設立した、元校長先生は、かつて東京都内の小学校校長だった頃に、いじめ撲滅活動に取り組む子どもたちの組織を立ち上げたそうです。

 

児童会役員を中心に希望者を募ったところ、隊員は100人以上集まり、「キッズレスキュー」と名乗った子どもたちは、のぼりを掲げて休み時間にパトロールや声掛けを行ったそうです。

 

「人が環境から受ける影響は大きい。いじめが起きるリスクはゼロにはならないが『いじめはいけない』という空気は、子どもたちの間にできた」と、元校長は語ります。

 

大人の社会にも、セクハラやパワハラなど、様々な人権侵害があります。これからの子どもたちが大人になって、こういった理不尽に立ち向かい、乗り越え、解決する力を持つことを考えると、キッズレスキューの経験は、将来の生きる力につながっていくかもしれません。

 

「いじめ問題の主役は子どもたち。彼らの感覚や気持ちを大事にした取り組みでなければ、結果的に子どもを追い詰めたり、押し付けになったりしかねない」とし、ヒューマンラブエイドは、子ども自身がいじめを生まない環境について考え、取り組んでいます。

 

まさに、子どもたちが自分で考えて、自分で「いじめ防止」の答えを探していくイメージです。

 

道徳の授業で、先生が「いじめはいけないこと!」と主張をすることよりも、「いじめがなくなるようにするには、どうすればいいと思う?みんなで話し合って」という授業が大事になってくるのかもしれませんね。

2019年

12月

29日

行事の精選

幼稚園教育要領には、行事について次の記載があります。

 

「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるこようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分に検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」

 

保育園では、0~2歳児の小規模保育など、行事がほとんどないところもあるので、保育所保育指針には、行事に関しての記載はありません。

 

幼稚園や大型の保育園の現場の先生からは、こんな声がでます。「行事があるから生活が途切れてしまう」「行事があるから遊びが深まらない」・・・こんな感じです。園によっては、あえて、運動会や発表会は行いところもあります。理由は、「子どもたちの日常の遊びや生活を大事にする」からです。

 

また、「子どもたちの生活や育ちが大事なので、保護者が喜ぶだけの行事ならその必要がない」とまで言う園もあります。

 

さぁ~本当にそうでしょうか。ホワイトきゃんばすは、小さな保育園ですが、年間行事が山ほどあります。毎年、何か新しい取組みが増えていっています。もちろん、行事が増えることで、子どもたちの生活や遊びが途切れることなど一切ありません。

 

運動会やクリスマス発表会の練習では、一斉保育で取り組みますが、その経験は、子どもたちの非認知能力を育み、一つの目標を成し遂げることが、子どもたちの成長につながっています。

 

そして、ホワイトきゃんばすが考える保育の質の向上には、「子どもたちの保育園での成長を保護者と共有する」ことです。運動会や発表会の行事で、子どもたちの姿を保護者に楽しんでもらうことは、当たり前のことで、疑問の余地などありません。

 

通常の保育に、行事による「非日常」を子どもたちが経験することで、変化のある楽しい保育園生活を送ることができるのです。屋上遊びを楽しみ、運動会や発表会の練習を頑張って、子どもたちは成長するのです。

 

行事の量は、その保育園の考え方ですが、行事をすることによって子どもたちの遊びが途切れることもありませんし、子どもたちの成長を保護者とともに共有していくことは、これからの保育園に求められる大切なことだと思っています。

 

ということで・・ホワイトきゃんばすの行事は、これからも積極的に取り組みます。(笑)