2021年

4月

16日

教員の喉を守るには

今年度の新人園児も少しずつ保育園生活に慣れてきました。今日は、新人が全員集合したので、ビデオ撮影をしていたのですが、泣かずに遊んでいるシーンがたくさん撮れました。

 

さて、ホワイトきゃんばすのでは、今、喉をやられている先生がいますが、保育園・幼稚園の先生や学校の教員にとって、商売道具は「声」です。年度初めの4月は、教室がどうしてもざわついているので、ついつい大きな声を出してしまいます。

 

大きな声を出すだけでなく、子どもの声の高さに自分の声を合わせてしまう事が、大きな要因だそうです。子どもは、喉の位置が高いので音色が明るいのですが、大人もついつい合わせてしまうのです。喉の位置を下げて、大人の低めの声で話すと、声を崩しにくくなるようです。

 

「教師をしている以上は、仕方ないことなのかと半分諦めている」という教員が多いのかもしれませんね。特に、入学から日が浅い1年生は、言語能力を考慮し、細かな指導が必要だと考える教員が多く、チャイムが鳴れば児童に呼び掛けて席につかせるなど、大きな声を出す頻度は中・高学年に比べて多いですね。

 

オペラ歌手で医師のさいだ耳鼻咽喉科クリニック院長の齊田さんのところには、「声の悩み」を抱える教員が全国から訪れるそうです。

 

声帯に過度な負荷が加わることでできる「声帯結節」の疾患は、教育関係者が占める割合が高いとのことです。しかし、先生になるに当たって、発声や話す技術を学んだりトレーニングしたりする機会はほとんどありませんね。

 

齊田先生が言う「良い声」とは、周囲がよく聞き取れて、本人が長時間疲れずに話せる声のことを指します。先生は、普段の生活の中でできることが2つあると言います。

 

1つは、毎日の入浴をシャワーで済ますのではなく、浴槽に10分つかることで、声帯の充血やむくみを取るために、体の血流を良くする。2つ目は、部屋を加湿することです。湿度は40~60%が理想だそうです。

 

コロナ禍では、マスク越しに大きな声を出すので、なおさらですね。今月は、「自分の喉を守る」を意識して、子どもたちと過ごしてみましょう。

2021年

4月

15日

修学旅行

この夏に行うサマーキャンプの案内を出しました。昨年は、埼玉県立の研修施設を予定していたのですが、コロナの影響で宿泊が中止となり、やむなくデイキャンプとしました。今年度は、対象を年長園児6名とし、宿泊を伴う計画にしています。

 

「我が子が、いよいよサマーキャンプをする時がやってきました。親元を離れての初めての宿泊に、親もドキドキです」という保護者のコメントがありました。しかし、サマーキャンプを終えた園児の成長に、保護者は驚くことになることでしょう。

 

さて、昨年度の公立中の修学旅行のデータがあります。関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査では、35.2%の学校が修学旅行を中止したそうです。特に、関東地区では、68.4%にもなりました。

 

修学旅行を行った中学校でも、8割が、訪問先を変更したり、1泊2日または日帰りに短縮したそうです。関東の中学校では、行き先を「関東」は、0.1%から19.3%に増え、「関西」は、90.3%から45.8%へと半減したそうです。関東の中学校の修学旅行先の定番は、「京都・奈良」ですが、予定通りに行った中学校はわずかでした。

 

今年度は、どうなるか?・・・文科省は、4月1日付で、公私立学校や教育委員会などに対し、本年度の修学旅行は実施することが望ましいとする文書を出しました。感染症問題が深刻化して、当初の予定通りに行えない場合でも、訪問先の変更や日程を短くして「実施に向けての特段の配慮をお願いする」と求めています。

 

私もそうですが、多くの人が、小中高校の修学旅行を鮮明に覚えていますし、大人になった今でも大切な思い出として残っていますね。大人への成長につながる、大切な通過点と

なる行事の一つと言えます。

 

私の中学の修学旅行は、定番の「京都・奈良」でしたが、当時としては珍しく、団体でのバス移動ではなく、5人グループでの自由行動です。事前の計画作成やグループのメンバーだけで知らない土地を訪問するわくわく感・・・成長のきっかけにもなった大切な経験でした。

 

今年度も、コロナの影響は続きますが、子どもたちから修学旅行の経験だけは、奪ってほしくないですね。

2021年

4月

14日

日本式教育

昨日は雨で屋上遊びができなかったので、今日は小雨でも「屋上で遊ぶ!」と元気な子どもたちです。小雨でもドロ遊びが大好きです。カメやメダカのエサやりにも夢中です。

 

さて、先日、テレビ番組で、日本の小学校の自分で子ども自ら配膳する給食とクラス全員で掃除をするシーンが、SNS上で世界に配信され、話題になっていることが報じられていました。日本の子どもたちにとっては、当たり前のことが、海外では「なんで!凄い!」となるようです。

 

日本の食文化が評価されたり、「いただきます」「ごちそうさまでした」と礼儀正しく食事をする習慣は、小学校での給食習慣が起因すると言われ、日本の街が、公衆のゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが落ちていないのは、小学校での掃除習慣があるからとも言われています。

 

そんな、日本の小学校では当たり前の「日直」「掃除当番」「学級会」「給食当番」などの活動が、最近は海外の学校でも取り入れられているそうです。

 

エジプトでは2018年から日本式教育校を作り、現在は43校あるそうです。将来的には100校まで増やすビジョンがあるとのこと。アブドルファタハ・シン大統領がこの計画を進めていますが、2016年に日本を訪れた時、東京都内の公立校で見た、規律ある学校生活に心を動かされたとのことです。

 

すぐに、日本国内の40~60歳代の校長・教員経験者を招き、すでに、11人が日本式教育校で働いているそうです。

 

「これまで、エジプトの学校では考えられないような、協力して物事を進める力が確実に育っている」「子どもが家の掃除を進んで行うようになった」と、大絶賛です。

 

個人主義が高い国には、日本式の集団生活をベースにした環境が、効果を発揮するのかもしれませんし、日本では、逆に「みんな一緒」でなく「私は○○」という教育が、これから必要になっていきます。それぞれの、良いところを吸収して、バランスよく、子どもたちが成長していければうれしいですね。

2021年

4月

13日

たまごのはなし

保育園では、朝の9:30と夕方の17:30の2回「お片付けタイム」で、遊んでいたおもちゃや本を片付けます。動けるのは、3歳児から5歳児の寺子屋園児が中心です。今年も、新年度がスタートすると、お片付けタイムに、とても時間がかかります。その理由は明白で、3月までの年長園児の仕事と同じレベルの仕事が、新年長園児にはできないからです。「寺子屋1番は、おもちゃを集めるんじゃなくて、集まったおもちゃを仕分けする難しい仕事をやって!」と先生たちの声が響きます。これは、時間が解決してくれることでしょう。(笑)

 

さて、今日は「たまごのはなし」という絵本の話です。

 

「やあ、こんにちは。わたしはたまご。今から、わたしのはなしをするからね。」

で、物語はスタートします。

 

家のキッチンに長い間転がっていた「たまご」が、ある日突然目覚めます。いつまでも転がっていることを疑問に思い、初めて立ち上がって動くと、とても気持ちが良かったのです。そして、動く気持ちよさを仲間のたまごにも教えてあげようと思い、顔をたたくのですが、起きる気配はなくヒビが入ってしまいます。

 

次にマシュマロの所に行き、起こそうとしたのですが、やはり起きないので、かじってみます。すると、マシュマロは目を開けて「なんで かじるのさ?」としゃべるのです。たまごはマシュマロの声を聞いて、自分はしゃべったことがないことに気が付き、ついに自分の言葉で話し始めるのです。

 

こうして、たまごはマシュマロと一緒に、キッチンの台を降りて、リビングまで足を運びます。たまごとマシュマロの探検が始まるのです。クッションや時計、ナッツ類などと出会い少しずつ、たまごは世界を広げていきます。たまごの会話は、少々クセがあってユーモアに富んでいます。

 

今日の寺子屋では、ざっと30種類の職業のイラストをホワイトボードに貼って、「あーだこーだ」とおしゃべりをしました。年少園児にとっては、知らない仕事の方が多いですね。将来やりたい仕事も、年長・年中園児は全員言えましたが、年少園児は半分も答えられません。

 

たまごの探検の様に、新しいことを発見しながら、少しずつ見聞を広めていけるようになればうれしいです。子どもたちの「初めての○○」をこれからも大切にしたいですね。

2021年

4月

12日

ランドセルの呪縛

ゴルフの松山選手が快挙達成ですね。世界のメジャー大会のマスターズで、アジア人初の優勝を飾りました。グリーンジャケットがよく似合っていました。「ついに!この日がやってきた!」と、私たち日本人は大騒ぎですが、印象に残るのは、松山選手の冷静さです。彼のメンタルの強さをあらためて感じました。すばらしいですね。

 

さて、小学1年生の卒園児が、保育園に遊びにくる時は、「ランドセル姿」です。在園児は、「わ~い!ランドセルだ。○○色でかっこいいね!」と言いながら、ランドセルの中を見せてもらいます。A4の大きさのノートが入るように、大きくなっていて、様々な機能が付いています。

 

実は、すでに、2022年度入学のランドセルの展示会もスタートしているようで、ランドセル争奪戦は、まだ1年以上もある3月に、最初のピークを迎えるそうです。

 

ランドセルを購入するための活動は、近年「ラン活」と呼ばれ、ヒートアップしています。ランドセル工業会のデータでは、2020年のランドセルの平均価格は、5万3600円だそうです。10年前の3万5000円の1.5倍以上になりました。購入金額を払ったのは61%が祖父母です。

 

「ランドセルに夢と希望をいっぱいつめて頑張ってくださいね」と、幼稚園や保育園の先生たちがよく言うセリフですが、どうやら、夢ばかりではないようです。

 

ランドセルにまつわるモヤモヤは、結構あるようです。「重いので革のカバンではなく、アウトドアブランドのナイロンのバックパックで代用しよう考えたら、まわりと違うということで、家族でもめた」「子どもの意見で個性的な色にしたかったけど、いじめにあうといけないので、赤や黒に近い色にした」「ラン活が早すぎて、支援学校(ランドセルではない)か支援学級(ランドセル使用)か悩む人にとっては、つらい」「祖父母世代からのお祝いだとしても5万円は高すぎる」

 

私も、保育園にランドセルをお披露目にくる卒園児を見ると、夢と希望を感じ、心も楽しくなりますが、現実には、そうではない世界があることを認識しないといけませんね。少し考えすぎかもしれませんが、ランドセルには「画一化」「ジェンダー」「格差」などの社会の問題が詰まっているのかもしれません。

2021年

4月

11日

ドリトル先生と斜めの関係

 

少年トーマス・スタビンズが登場します。彼は家が貧しくて学校に行っていなかったのですが、ドリトル先生に弟子入りして動物たちの世話をする代わりに、読み書きを習います。そのうち、ドリトル先生の記録係となって、冒険の旅に出かけます。最後は、2人はとうとう月世界旅行にまで行ってしまうのです。

 

ドリトル先生の世界では、スタンビンズくんは先生と斜めの関係にあります。先生は、スタンビンズくんを子ども扱いせず、命令や叱責もしません。対等の人間として公平に扱っています。そして、スタンビンズくんも先生を純粋に尊敬します。

 

保育園や卒園児の小学生に対して、園長である私は、どんな関係になっているか・・・を考えてみます。「斜めの関係」は、理想的な関係ですが、小さい園児にはたぶん通用しません。

 

良いことと悪いことの分別がつかないうちは、「○○しちゃダメだよ」と教えないといけない時もあります。それが、寺子屋園児となり、小学生へと成長を続ける中で、「斜めの関係」の時間が長くなっていくのです。子ども一人一人、もちろん違います。

 

斜めの関係が長く持続できるようになると、子どもは、親にもなかなか話せないようなことを相談できるようになるのです。

 

ドリトル先生のような「斜めの関係」を築くには、現実の私たちの生活の中では、簡単ではありませんね。ついつい、子どもに小言をぶちまけてしまいます。「今は、我慢して、ガミガミ言わないで見守っておこう」と、私は何度も思うのですが、気がつくと「あーだこーだ」と口出ししてしまいます。(笑)

 

親以外の大人の立ち位置は、時には「斜めの関係」がいいのかもしれません。どうですか・・・「斜めの関係」を意識してみませんか。

2021年

4月

10日

新一年生への言葉

今日は、卒園児が小学校へ入学して最初の土曜日。6歳女の子が学童で登園しました。1年2組になった彼女は、クラスに知っている子はいません。入学式では、校長先生の言葉に、きちんと頷いて対応し、顔をまっすぐに向けて、堂々と歩いていたそうです。

 

そして、すぐに二人の女の子と仲良しになって、楽しく話ができたそうです。入園当時は泣き虫だった彼女が、保育園での集団生活で、自分の意見をしっかりと言えるようになり、小学校の入学式当日に、クラスの子と会話できるなんて・・・保護者もビックリです。

 

そして、今日のお昼寝タイムに、近くの公園に彼女たち小学生を連れて遊んでいると、何と、上尾から来た同じ小学1年生の女の子と意気投合し、手をつないですべり台を滑っています。コミュニケーション能力も確実にアップして、嬉しい限りです。

 

さて、そんな卒園児や保育園の園児たちには、自分の考えをしっかりと持ち、友だちと考えを交流しながら、さらに考えを広げて、自分なりの答えを出せるように・・・・と期待します。

 

今日は、あのベストセラーとなった、吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるか」で、主人公のコペル君に、生きる上でのヒントをくれる「おじさん」の言葉を共有します。

 

「僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りから立ち直ることもできるのだ」

 

ここで、「おじさん」は、自分で考えることの大切さを強調しています。小学校へは、まだ2日間しか通学していない1年生ですが、失敗から立ち直る力を「自分で考える」という毎日の生活の中で、培ってもらいたいですね。頑張れ!です。

2021年

4月

09日

ジェンダープレッシャー

昨日、今日と卒園児のピカピカの一年生が、ランドセル姿で保育園に遊びに来ました。「1年〇組になったよ・・・先生の名前は、○○先生という女の先生だよ」と、報告してくれます。在園児が、すぐに集まってきて、ランドセル姿の卒園児と記念撮影をします。在園児にとっては、つい最近まで一緒にすごした先輩たちが、とても輝いて見えたようです。

 

さて、昨年亡くなった、アメリカの連邦最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは、差別に毅然と立ち向かう多くの言葉を残しています。「女性は意思決定が行われる全ての場所にいなくてはなりません」と彼女は言いました。

 

東京オリンピックは、ジェンダーフリーの象徴的な大会にしようと動いているので、私たち日本人は、あらためて男女平等の考えを強く持っていますね。

 

しかし、一方で、こんなデータもあります。(2020年5月時点のデータ)

 

大学全体の女子学生比率は45.5%だそうです。この数字を見ると、大学生の男女比率は、ほぼ半々にまでなったと言えます。しかし、東京大学の女子学生比率は19.4%とかなり低いのです。

 

戦前と違って、全国のどこの大学の受験機会も男女差なく開かれています。男女別人数を公表している京都大学のデータによると、試験の合格率は男女ともにほぼ同じです。違うのは受験者数で、男子5477人に対して女子は1628人でしかないそうです。京大も東大同様、受験する段階で、その人数に大きな性差があるのです。

 

これは、「女子は男子に比して、難関大学に挑戦する生徒が少ない。教育社会学の用語で言えば、事前に『自己選抜』している」と分析できます。

 

「女子は高みを狙わなくてもいい」という周りの暗黙の圧力があるのかもしれませんね。能力には性差がないのに、女子は自身の才能を十分に開花するチャンスを奪われているのかもしれません。これぞ、ジェンダープレッシャーです。

 

この数字も、これから改善されて、当たり前のジェンダーフリーの世の中に、日本も早くなって欲しいですね。

2021年

4月

08日

かっこいい大人の姿を見せる

今日は、全国の多くの小・中・高校の入学式ですね。ホワイトきゃんばすの卒園児6名も、今日の入学式に出席しました。一生に一度しかない、人生の節目に「おめでとう!がんばれ!」ですね。

 

さて、そんな子どもたちが、成長し、やがて就職を考える時・・・金銭面だけで選ぶ人と、なぜその企業を志望するのか、そこで何がしたいのかを考えている人とでは、大きな差が出てきます。

 

自分で考え、答えを出す時に必要なのは、「自立」の意識です。この意識は、全ての子どもたちに必要なものですね。この「自立」した大人になるための動機を子どもが持つには、私たち大人のサポートが必要です。

 

ある就職支援の会社が、100人以上の大学生に、「働く楽しみを持った、憧れる大人が周囲にいるか?」を聞いてみると、ほとんどが、2人程度という回答だったそうです。

 

私たち大人は、子どもたちにいったい何を与えればいいのでしょうか・・・モノや環境の他に、子どもと過ごす時間・・・他にもいろいろありそうですね。でも、本当に必要なものを1つ考えると「かっこいい大人の姿を見せること」ではないでしょうか。

 

かっこいいと感じる視点は、子どもによって違うのでしょうが、何かに一生懸命取り組んでいる姿・・・困難に立ち向かう強い心を持った大人・・・困った時に寄り添ってくれる優しい心・・・などなど。

 

子どもたちにとって、親以外の大人との出会いの中で、そんな「かっこいい大人」を見つけるのです。私たち大人の言動や行動が、子どもたちにどんな影響を与えるのか・・・大人の義務とは何なのか・・・改めて考える必要がありますね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの最初の卒園児は、この春、中学生になりました。大学進学や就職までは、もう少し先になりますが、かっこいい大人の一人として、卒園児の頼りになる大人でありたいですね。

2021年

4月

07日

占いで新しい自分に出会う

保育園の屋上の池には、冬眠から目覚めたカメたちが顔を出し、うしガエル3匹がひなたぼっこをしています。子どもたちがエサやりを始めると、金魚がエサに群がります。カメも、いつの間にか何匹もあらわれて、パクリと食べ始めました。いよいよ子どもたちの生き物の世話が始まりました。

 

そして、昨日から新しく「めだかの学校」が開校しました。メダカ用の4つのミニいけすに、ヒメダカ・白メダカ・楊貴妃メダカの3種類が泳いでいます。メダカが産卵して、赤ちゃんメダカが生まれるシーンが見られるとうれしいですね。

 

さて、昨年12月22日、約200年に一度の大イベントがありました。木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起きたそうです。そこで、「地の時代」から「風の時代」になったのです。

 

「地の時代」は、経済や権力、安定や積み重ねに価値があるとされていて、末期はそれが腐敗したり、限界がきて崩壊していきます。一方の「風の時代」は、場所や財産を問わず、人とのつながりが重視されていくといいます。

 

権力は腐敗し、年功序列は通用しないケースが増え、コロナ禍でリモートワークの波が押し寄せ、人とのつながりに飢えている・・・なんだか、現代の世相通りのような気がしてきます。

 

どうですか・・・この占い・・・信じますか?

 

今、再び占いブームが日本に訪れているそうです。かつての占いは、「本当に当たるか?そんな胡散くさい話など信じられないよ・・・」みたいな受け止め方が主流でした。しかし、今の占いは「当たりはずれ」を超えて、人生に物語をつける楽しみや、他者への共感にシフトしているようです。

 

高度経済成長期に目指した「成功や成長」という幸せの共通幻想を今は持てなくなりました。それぞれが、自分だけの幸せやファンタジーを持たなければならなくなり「私の正解は何?」と、迷って、自分の人生の延長線上を越えたところから、占いにヒントを求めていると言われています。

 

占いは、「自分で腑に落ちる何かがあればいい。結局は自分で決めないといけない。でも、考えを整理する助けになったり、心が軽くなる時があります」

 

どうやら、それぞれの人生にストーリーがあるけど、占いという要素で、自分の人生物語を作っていく楽しみを求めているのかもしれませんね。

 

私も、血液型・星座・誕生月などなど・・・自分の占い結果を気にしますが、悪いことはすぐに忘れて、良い事だけ受け止めるという都合主義です。(笑)

 

皆さんにとって、占いとは・・・どんなものですか。

2021年

4月

06日

五輪に見放された男~谷津嘉章~

今日の寺小屋は、「30メートル徒競走」を行いました。運動会の最初の種目です。寺子屋3番にとっては、初めて、30メートルの長い距離を走ります。どうだろうか?と思ったものの、12名の新人寺子屋全員が、途中で止まることなく最後まで走り抜けました。園児たちも「楽しかった・・・もっと走りたい!」という感想です。今から、運動会が楽しみになってきました。

 

さて、41年前、五輪出場の夢を絶たれた男が、聖火リレーで石畳の道をゆっくりと走っています。右足は義足です。糖尿病の合併症により、右足を膝下から切断したのです。彼の名は、プロレスラー・谷津嘉章(やつよしあき)です。

 

1980年、当時24歳だった谷津は、モスクワ五輪のアマレス日本代表に選出されながら、出場を果たすことが出来ませんでした。東西冷戦の時代状況において、アメリカの呼びかけに応じ、日本はモスクワ五輪をボイコットしたからです。モスクワ五輪代表のレスリングの谷津は、マラソンの瀬古・柔道の山下・体操の具志堅らと並び、実力的にメダルが期待された数少ない選手の一人でした。

 

モスクワ五輪が幻と消え、谷津はアマレスに見切りをつけ、新日本プロレスへ入団します。スター候補として入団した谷津は、1981年6月、総師・アントニオ猪木のタッグパートナーという破格の扱いで国内プロレスデビューを果たします。

 

しかし、相手はアブドーラ・ザ・ブッチャーとスタン・ハンセンという外国人エースのタッグです。谷津は、ボコボコにされ、最後は血ダルマにされる散々なデビュー戦となったのです。当時高校生だった私も記憶にある谷津の惨敗です。

 

その後谷津は、プロレスラーでありながらアマレスの全日本選手権フリースタオル130キロ級に出場し、6年間のブランクをものともせずに優勝を飾るのです。「プロレスラーがアマチュアに負けたら示しがつかない」と、相当なプレッシャーを押しのけての優勝です。

 

そして、モスクワ五輪の悲劇から8年後の1988年のソウル五輪代表候補となるのです。ついに、五輪出場か・・・しかし、国際アマチュアレスリング連盟が「プロの五輪出場はNG」と待ったをかけ、谷津の五輪出場の夢は、またしても消えたのです。

 

しかし、「悲運の男」谷津嘉章は、41年ぶりに人生の忘れ物を取り返したのです。たった150メートルの花道を約3分間かけて聖火ランナーとして走ったのです。

 

「右足はもうないけど、まだ前に進まなきゃいけないから、区切りをつけておきたかった。・・・これで、俺の五輪は完結したよ」と谷津は語ります。

 

あの長州力のタッグパートナーとして、実力者だった谷津嘉章・・・こうして、彼の中にずっとくすぶっていた、五輪への思いが、ようやく晴れて・・・なんだか、いい話ですね。

2021年

4月

05日

江戸時代の寺子屋

今日は、令和3年度最初の「寺子屋」を行いました。年少の寺子屋3番さんにとっては、ワクワクドキドキしながら、クレヨンで好きな絵をかきました。「今から寺子屋をはじめます・・・おねがいします」「これで、寺子屋を終わりにします・・・ありがとうございました」と、寺子屋のあいさつも今日から覚えていきます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの寺子屋は、年長・年中・年少の3学年が学び合いながら成長することがねらいの一つですが、江戸時代の寺子屋は、どんな感じだったのでしょうか。

 

論語などの書物を声に出して読み、生徒たちは、それを暗唱できるように努めるシーンをテレビの時代劇などでよく見ますね。この学習法を「素読(そどく)」と言うのだそうですが、実は、もう一つの「会読(かいどく)」という学習法が注目されています。

 

今風に言えば、江戸時代にアクティブラーニングのような授業が行われていたのです。ビックリですね。

 

会読とは、生徒たちが一室に集まり、所定の書物などについて互いに問題を持ち出したり、意見を戦わせたりして、集団研究を行っていたというのです。つまり、車座になって互いに切磋琢磨する共同学習です。

 

この流れが、真剣な討論で勝ち負けを競う「遊び」となったそうです。今でいうディベートですね。そして、幕末には歴史を突き動かす大きな原動力となっていくのです。福沢諭吉も大久保利通も西郷隆盛も、この会読を経験しています。

 

会読が注目されるのは、江戸時代の身分制社会にあって、身分や門閥を超えて参加者の対等性が確保された相互コミュニケーションが図られる場であったことです。もちろん、政治的な話も議題になり、明治維新へのパワーとなっていったのです。

 

若者たちが、学歴や家柄などの「縁を離れて」学問と向き合ってみたら、きっと歴史をつくり、世界が変わるのかもしれませんね。江戸時代の会読は、現代へのメッセージなのかもしれません。

2021年

4月

04日

クマのプーさんの言葉

クマのプーさん言えば、ハチミツが大好きでのんびり屋のディズニーキャラクターというイメージが強いですが、クマのプーさんは、A・A・ミルンの「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」という本の主人公です。

 

クマのプーさんは、たくさんの仲間と共に、イギリスにある広い森に住んでいます。お互いに尊敬し。食事し、けんかしながらいろいろな困難を仲間で解決しようと取り組みます。そこには、人が生きていくために大事で、とてもすてきな言葉がいっぱいです。

 

今日は、いくつか紹介します。

 

「川は知っているよ。いそがなくたって、たどりつくんだ」

「もしきみの話を聞いてくれない人がいても、怒っちゃだめだよ。耳にほこりが詰まって  るだけかもしれないからね」

「きみを見たときに、冒険が始まるとわかっていたよ」

「小さなことが、心の中では大きな存在になることもあるんだよ」

「きみは自分が思うより勇敢で、強くて、頭がいいんだよ」

「草だって花なんだよ。知り合いになればね」

「ずっと森のかげに隠れていてはだめだよ。自分から出ていかないといけないときもあるんだ」

「友達のいない日は、はちみつの入ってないつぼのようなものだよ」

「さよならを言うことがつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ」

 

プーさんの姿を思い出してください・・・ほっこりしてきますね。

2021年

4月

03日

さよなら黒板五郎

風車を保育園の子どもたちに作っていただいた交通指導員さんが、今度は、「くるくるぼんぼり」を持ってきてくれました。子どもたちは、そのぼんぼりを回して、不思議な模様を楽しんでいます。子どもたちの笑顔のために、本当にありがたいです。

 

さて、俳優の田中邦衛さんが、88歳で亡くなりました。私にとっては、「北の国から」の黒板五郎さんです。私のまわりにも、「北の国から」をこよなく愛する面々がたくさんいますが、黒板五郎の訃報に、今日は、心をこめて「北の国から ’87初恋」を観ています。

 

東京・都会・何でもある便利な生活・・・への警鐘として、北海道富良野を舞台に、親子3人の生活がスタートします。

 

黒板五郎もかつて、富良野を捨て、東京へ出たのですが、「北の国から '87初恋」では、息子の純が、父親の五郎と富良野を捨てて、東京へ向かうシーンがラストです。

 

北の国からファンであれば、名場面の1つにあげるラストシーン・・・五郎がトラック運転手に工面した、一万円札2枚には、五郎の畑仕事でついた泥があります。

 

「この金は、おまえの宝物にしろ」という運転手の言葉と、その泥が付いたお札を見つめながら、涙を流す純・・・純と蛍の子ども時代が回想されるシーンに、涙を流す人も多い事でしょう。東京に出る純ですが、父親への思いは、ずっと心の中にあるのです。

 

父親と息子の葛藤が物語のテーマの一つですが、それを見守る娘の蛍の演技が、キラリと光ります。さすが、中嶋朋子さんです。

 

1981年から「北の国から」のドラマがスタートし、2002年まで、黒板五郎として不器用だけど、謙虚で懸命に生きる父親を演じた田中邦衛さん・・・心からご冥福をお祈りいたします。

2021年

4月

02日

朝補習という習慣

今日は、今年度初めての体操教室です。年少寺子屋3番たちにとっては、初体験です。体操着に着がえるところから、すったもんだです。(笑)

 

サーキットトレーニング・・・本来なら、寺子屋3番の活躍をビデオで撮影する予定だったのですが、それどころではなく、鉄棒にずっとフォローにつかないと大変です。(笑)コウモリという、肩幅に広げた両手の中に、足を入れてクルリと回転する、鉄棒の基本動作がまったくダメダメです。(笑)

 

もちろん想定内です。何回か練習するうちに、3番さんのうち半分が自分の力でできるようになりました。「よくできた!すごいぞ!」の魔法の言葉をかけると、満面の笑顔でやる気モードになる園児たちです。今日は、「体操教室・・・楽しい!」となれば、それで良しです。

 

さて、九州の公立高校では、知る人ぞ知る「九州名物・朝補習」があるのをご存知ですか。朝早く登校して、補習を受けるのが、当たり前になっているそうです。

 

「朝補習や長期休暇補習のおかげで、予備校に行かずとも国立大学に受かる学力が付く」と言われ、親にとっては、ありがたい習慣になっているとのこと。

 

ただし、その反面、九州の10代の睡眠時間は短いというデータが出ているそうです。6時間未満の者の割合を見ると、鹿児島県28.1%から、長崎県・佐賀県・宮崎県・福岡県の25.7%と、上位5位までを九州の県が占めています。(2019年厚労省データ)

 

朝補習がありがたいと思っている生徒や親がいる反面、朝早く起きて弁当を作る保護者にとっては、しんどいようです。正規の授業で居眠りをする生徒もちらほらとか・・・

 

う~ん・・・これは、授業外のことなので、参加は任意であることを徹底するのがいいとは思うものの、暗黙の了解で強制にしないと、なかなか実効性が上がらないのも事実ですね。「九州の伝統じゃ!」と息巻く、教育関係者もいるかもしれません。

 

私たちのまわりには、案外、当たり前に習慣化してきたことが、これからも必要か?と見直す習慣があるのかもしれませんね。

2021年

4月

01日

令和3年度スタート

4月1日は、日本のあらゆる分野で、あらゆる場所で「新たなスタート!」となります。コロナ禍2年目となってしまいましたが、企業の入社式は、オンライン開催や分散開催というパターンが多いようですね。入社式の、お偉いさんの挨拶は、あまり記憶に残っていないかもしれませんが、同期入社のつながりは、この入社式がスタートです。

 

同期の絆というのは、本当に強いもので、出世する者もいれば、マイペースの人もいますが、困った時に助け合う姿は、多くの会社で見られると思います。私の新入社員からの同期は、私のように会社を辞めてしまった人も多いですが、今でも縁はつながっています。

 

さて、保育園も今日が、令和3年度のスタートです。春休みなので、卒園児の小学生も登園してきました。0歳児から小学校3年生まで、にぎやかで楽しい時間となりました。

 

特に注目は、今日から寺子屋になった年少園児12名です。寺子屋3番さんと呼ばれます。朝から、道具箱を抱えて、やる気満々で登園する3番さんたちです。

 

毎年のことですが、新年度スタートの頃は、やる気と行動がバラバラの3番さん・・・ことしも「○○ちゃんは寺子屋になったの?」と聞くと「○○は寺子屋だよ!」と自慢顔で言いながらも、「寺子屋3番さん集合!」の声に無反応です。(笑)

 

道具箱の使い方をレクチャーしました。「色えんぴつを出してください~」に、全ての文具を出して、ドヤ顔の男の子・・・色えんぴつ・クレヨン・鉛筆・らくがき帳・ハサミの区別からスタートです。もちろん、先生の言うことを1回で理解する優秀な子もいます。

 

明日からスタートする体操教室・・・○○ちゃんは、鉄棒に手が届くだろうか?エアトランポリンの上をまっすぐ走れるだろうか?体操着を自分で着がえることができるだろうか?(たぶん・・・半分はできないかな?)心配はつきませんが、新たな挑戦をする寺子屋3番の成長が楽しみですね。

 

ということで、今年度も子どもたちの笑顔がいっぱいの保育園にするように、子どもたちをど真ん中に置いて、頑張っていきます。

2021年

3月

31日

今年度最終日となりました

3月27日の卒園式が終わっても、保育園の卒園児は3月31日まで登園します。いよいよ、今日が保育園生活最後の日となりました。連絡ノートには、保護者のあたたかいメッセージがぎっしりです。先生一人一人に感謝のメッセージをいただいた保護者も・・・しんみりと読まさせていただきました。うれしいですね。

 

さて、6人の卒園児の表情はそれぞれですが、今日が最後といっても、いつも通りの一日です。想い出がたくさんつまった屋上遊びでは、卒園児の保護者一同よりいただいた、綱引きです。長さ25メートルの綱引きは、なかなかの迫力です。遊びの綱引きも、勝ち負けがつきます。負けた6歳女の子が悔し涙を流しています。令和3年度の運動会は、綱引きを種目に入れようと考えています。

 

お昼寝タイム・・・卒園児は、トランプを楽しんでいます。神経衰弱・ババ抜き・七並べを覚えました。小学生になっても、ゲームよりもトランプなど、頭を使う遊びを楽しんでもらいたいですね。

 

保育園の一年は、コロナで始まりコロナがまだ終わらない・・・そんな一年でした。このブログでも、コロナにかかわる内容が多かったですね。昨年は、入学式が行われずに、教科書をもらって帰宅・・・最初の緊急事態宣言が発令され休校が続きました。今年は、入学式が行われます。保護者1人だけという学校が多いようですが、何とか入学式が行われるようで良かったです。

 

そして、いよいよ卒園児の帰宅時間です。でも、ホワイトきゃんばすは、卒園児が気軽に居場所にできる保育園です。今後は小学生になった卒園児の成長を見守っていきます。たくさんの壁にぶち当たって、自分の思い通りにいかないことを何度も経験して、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、今年度も、このブログにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。

2021年

3月

30日

井戸水を汲む

今日は、近くの養福寺の境内にある二本の桜の大木を愛でに、花見をしました。毎年恒例の春の行事です。昨年同様、桜の開花が早まり、いつもは、新年度の4月の行事だったのですが、3月中のお花見となりました。

 

養福寺の桜は、まだ満開でした。ちょうど、花びらが風に乗って舞っている状況です。子どもたちは、花びらを集めて、空に向かって放ち、桜吹雪を楽しみます。レジャーシートに寝ころぶ子どもたちは、あお向けに、桜の大木を下から眺めています。私も、一緒にやってみましたが、なかなかいいもんです。

 

春休みになった卒園児の小学生が、「○○鬼ごっこ」をリードします。年長園児にとっては、リアルに小学校で流行っている遊びを一緒に楽しむことが出来て大満足です。年中・年少園児の寺子屋さんたちも、小学生と一緒になって、激しく走りまわります。

 

桜の木の下では、1・2歳児のちびちゃんたちが、桜の花びら集めに夢中になり、虫を発見しただけで大騒ぎです。子どもたちは、花を愛でるよりも、走りまわって遊ぶことが楽しくて仕方ありません。

 

そして、今日の子どもたちは、貴重な体験をしたのです。「井戸水を汲む」をやってみました。30年前から使わなくなっていた井戸が境内にあったのですが、このたび、改修工事をして、井戸水を汲むことができるようになったのです。

 

時代劇に出てくるような、滑車を使って木のバケツで水を汲むタイプではなく、ポンプ式ですが、昭和世代の私自身も、井戸水での生活はしたことがありません。ましてや、子どもたちは、「どこから水がきてるの?」「ポンプを下にすると水が出てくるのはどうして?」と、好奇心が爆発します。

 

残念ながら、この井戸水は、飲料水としては利用できず、住職さんは、花や植木の水やりに使っているそうです。水道代もかかりませんね。災害時には、料理や飲料以外の用途には、とても役に立ちそうですね。

 

ところで、井戸の歴史は、今から9000年前の新石器時代にまでさかのぼるそうです。先人たちは、すでに、地下水を生活に取り入れていたのですね。

 

今日のお花見では、桜の花の美しさよりも、井戸水を汲んだ体験の方が、子どもたちの思い出になったのかもしれません。

2021年

3月

29日

集団面接

今日の連絡ノートには、土曜日の卒園式が「すばらしかった!」というコメントを参加した保護者よりたくさんいただきました。卒園児が全員、きちんと挨拶ができたことや、保護者の皆様のスピーチが抜群だったのが、あたたかい卒園式になった大きな要因です。本当にありがとうございました。

 

さて、私の大学3年の娘ですが、只今就職活動の真っただ中です。3番目子どもですので、コミュニケーション能力だけは長けていてなんとか、数社から内々定をもらったようですが、その業種には一貫性がありません。(笑)父親としては、「やりたいことを見つけて就職しなさい」と偉そうに言っていましたが、21歳の娘が、そう簡単に「これがやりたい!」にはたどり着いていないようです。まだ続く就職活動の中で、「ここだ!」という企業が見つかればいいですね。

 

さて、最近の企業は、「集団面接」を行っているところが多いですね。3人から5人の学生を一緒に面接するというやり方です。私が就職活動をした30年以上前には、集団面接はほとんどなかったと思います。私も経験していません。しかし、私がサラリーマン時代に面接官をしていた時には、すでに集団面接でした。

 

受ける学生側で考えれば、集団面接は「コミュニケーション能力を問われるのでは?」とか「駆け引きが上手にならないといけないのでは?」なんて、プレッシャーですね。

 

面接のプロが3つのポイントを教えてくれました。

 

1つ目は、自分の考えを事前に準備してしっかりと言えること。2つ目は、集団面接のテーマや他の受験生の話をしっかりと理解すること。3つ目は、なかなか難しいですが、自分の考えを臨機応変に、他の受験者と共有するすることだそうです。つまり、質問の内容を理解し、周りの人の考えをしっかり聴くことで、自分の考えをどう共有するかが見えてくるそうです。「○○さんの意見に賛成ですが、それに加えて、私は○○もあるんじゃないかと思っています」みたいな感じですね。

 

どうですか・・・企業としては、組織の中で、いかに自分の考えを持ちながら、周りとの協調もやってのけるような人材が欲しいので、おのずと、集団面接という形が主流になっていくのかもしれませんね。

 

でも、相手に合わせることではないですよ。大切なのは、自分の考えをしっかりと持つことです。

2021年

3月

28日

令和2年度卒園式 つづき

園長から卒園児6名への手紙は、自分で言うのも何ですが、卒園式の大事な儀式のようになってきました。手紙は1枚ですが、じっくりと時間をかけて考えます。子どもたちにとって、自分の保育園生活を認めてもらった証と、受けとめているようです。

 

そして、クライマックスは、卒園児と保護者から、ご挨拶をいただきます。何と、6人全員がきちんと挨拶ができました。「いっぱいあそんでくれてありがとう・・・しょうがっこうへいってもがんばります」の言葉に、保護者たちの涙を誘います。

 

保護者6名のメッセージは、涙あり、笑いありで、とても素晴らしかったですね。我が子への愛と、保育園への感謝の気持ちをたくさん語ってくれました。私は静かに聴き入っていました。こちらこそ「ありがとうございます」です。

 

卒園児保護者一同様より、保育園に「綱引きの縄」を贈呈いただきました。今度の運動会では、綱引きが競技種目に加わります。そして、卒園児6人から職員6名に、1人ずつ、素敵なプレゼントをいただきました。

 

最後は、園児全員で「さよならぼくたちの保育園」「みんな友だち」を歌います。いつも、大きな歌声でみんなを引っ張ってくれた女の子が、涙で歌えません。でも、彼女の分まで、みんなで頑張って歌いあげました。

 

そして、堂々と卒園児が退場します。令和2年度の卒園式は、素敵な時間を私たちに与えてくれました。

 

今回の卒園式で、ホワイトきゃんばすから、合計38名の卒園児が小学生となりました。第1回目の卒園児は、この春中学生になります。

 

子どもたちが、成長していく姿を見るのは本当に嬉しいものです。卒園児6名の成長は、まだまだ続きます。ずっと見守っていきます。

2021年

3月

27日

令和2年度卒園式

令和2年度の卒園式の朝を迎えました。まだ、子どもたちも保護者も登園していない時間・・・子どもたちが作った、等身大の卒園児のイラストや「そつえんおめでとう」の文字を見つめながら、卒園児6人の顔を思い浮かべます。卒園児にとっては、今日は長い人生の一日に過ぎませんが、大切な節目の日となります。

 

そして、年中・年少園児13名が舞台で待ちながら、卒園児6名が入場し、卒園式が始まりました。卒園証書授与では、年長園児はガチガチの緊張状態です。後ろに座る、年中・年少園児だけが、リラックスしています。(笑)

 

卒園記念品は、国語辞典です。私は、今でも中学高校で使用した、三省堂「新明解国語辞典」が本棚にあります。辞書を引くたびに、言葉に棒線を引いていたので、ページをめくると、かなり汚れていますが、今でも捨てられません。卒園児にも、わからない言葉があれば、すぐに大人に聞くのではなくて、自分で国語辞典を引く習慣をつけてもらいたいという思いが込められています。

 

そして、今年は、「お米」が届きました。保育園の給食で使用している米は、さいたま市西区の農家から、玄米を届けてもらっています。玄米7分磨きの米を子どもたちは食べています。今回は、農家さんからのプレゼントです。先日の「わくわく食育教室」で、年長園児は「おにぎり作り」を経験しました。このお米で、親子で食卓を楽しんでもらいたいですね。

 

卒園児の保育園生活最後のピアニカ演奏が始まりました。「ドレミのうた」です。クリスマス発表会に合わせて、ピアニカの演奏を始めた年長園児ですが、今日の演奏は一番すばらしかったですね。そして、年中・年少園児も一緒に「一年生になったら」を合唱します。「来年は、私が卒園式の主役になるんだ・・・」という顔をしています。

 

今年1年を振り返って、スクリーンの映像に合わせて、子どもたちの掛け合いの声が響きます。「たのしかったどろんこあそび」「まっくろになりました」「がんばったうんどうかい」「さいごまであきらめない」「クリスマスはっぴょうかい」「れんしゅうがんばりました」「たのしかったおくじょうあそび」「いちばんのおもいでです」・・・と、子どもたちの笑顔がいっぱいです。

 

そして、卒園児6名の入園児から現在までのスライドショーにあわせて、主任の先生が、涙を必死に抑えながら語ります。子どもたちも、卒園式までこの映像は秘密にしていましたので、入園時のかわいい写真を見ると、どっと盛り上がります。でも、6人が成長していく映像を見ていると、「よくここまで成長したなぁ~」と感慨深くなりますね。主任の先生は、卒園児の映像を見ながらナレーションをおうちで考えている時に、すでに大泣きしていたようです。

 

こうして、卒園児6名をまん中に、しっとりとした時間が過ぎていきます。卒園式も後半へ進んでいきます。

 

つづきは、明日・・・。

2021年

3月

26日

卒園式前日

いよいよ明日が、「保育園ホワイトきゃんばす令和2年度卒園式」です。卒園児は、明日の式典に様々な思いを抱いています。

 

6歳男の子は、ママの前でカレンダーの3月27日のところに「ほんばん」と書いたそうです。卒園式の練習をしていたので、運動会やクリスマス発表会と同じような感覚になっているのかもしれません。

 

姉弟で、6年半も保育園に通ったママは、連絡ノートにびっしりと3ページのメッセージを残してくれました。目頭が熱くなりますね。

 

6歳女の子は、挨拶の原稿は、バッチリだそうです。保護者と卒園児本人のご挨拶があるのですが、たいがい、涙・・・涙・・・で、まともな挨拶ができないのが常です。(笑)

 

卒園式は、筋書きのないドラマのようなものですので、明日は、どんなハプニングがあるか・・・涙・・・笑・・・とにかく楽しみですね。

 

園長としては、6人の卒園児が小学生になっても、これで永遠の別れではありませんし、小学生になっても、土曜日に登園したり、買い物ついでに遊びに来たりするのが、いつのまにか、ホワイトきゃんばすの習慣となっています。

 

笑顔で、6人の卒園児を送り出します!

2021年

3月

25日

「かざぐるま」で遊ぶ

今日の屋上遊びは、「かざぐるま」を楽しみました。今の子どもたちは、風車で遊んだことなど、ほとんどありません。お祭りの屋台でも、最近は見かけなくなりました。

 

実は、保育園の近くの交差点で、大宮西小学校の通学児童を見守る「交通指導員」の男性が、手作りの風車を園児全員へプレゼントしてくれました。風車を持って走りまわったり、自転車のハンドルに固定して、風車をビュンビュン回しながら走る園児もいました。少し風があったので、自然に風車が回って、子どもたちは大喜びです。

 

さて、「交通指導員」をご存知ですか。よく、警察官に似た制服を着て、小学校などの通学時間帯に、交差点などの危険な場所で、子どもたちを守ってくれる人です。見かけたことがあると思います。

 

4歳男の子が、保育園への登園途中に、この交通指導員に、毎朝元気に「おはようございます!」とあいさつをする関係を作ってくれたおかげで、今回、ホワイトきゃんばすの園児たちに、風車を手作りしてくれたのです。4歳男の子は、「けいさつのおじさん」と呼んでいますが・・・(笑)

 

今回、風車を作ってくれた、交通指導員のAさんは、雨でも雪でも台風でも、学校がある日には、休まず、毎朝子どもたちを見守るそうです。かなり大変な仕事です。それでも、子どもたちの「おはよう!」の声に、一日の元気をもらうそうです。

 

中学生になって、制服姿でAさんの前に現れた男子生徒が、「6年間、僕たちを守ってくれてありがとうございました。おかげで、中学生になりました。これからも、後輩たちをよろしくおねがいします」と言われた時には、うれしくて涙が止まらなかったそうです。

 

Aさんは、さいたま市の非常勤の公務員という立場で、交通指導員を行っています。ボランティアではありませんので、わずかですが、給料も支払われます。私が、前にPTAに関わっている時の知識では、1日2000円です。

 

でも、お金じゃないですね。小学生を持つ保護者には、是非ともお願いしたいことは、我が子に、交通指導員や旗振りの保護者に対して、元気に「おはようございます!」のあいさつを必ずするように、話をしてください。この一言で、交通指導員の子どもたちへの思いが、さらに大きくなるのです。

 

ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にあるので、地域とのコミュニケーションを広げることが、課題の一つです。今回は、子どもたちのために働く、交通指導員とのつながりができ、少しずつ、地域とのかかわりを広げていきたいですね。

2021年

3月

24日

そろばんの魅力

卒園児の屋上遊びの日々もあと数日です。この屋上で、自転車に乗れるようになり、ローラースケートもできるようになりました。そして、たくさんのスポーツに挑戦し、遊びを自分で考えてきました。

 

今日は、板でスロープを作り、台車カートで勢いよく、すべり降りる遊びを2歳児が行っていると、6歳男の子が「ぼくが持っててあげるから、すべってごらん」と、ずっとフォローを続けてくれました。彼は、年長園児の中では、決して自己主張をしないおとなしい性格ですが、こういったやさしい面を見ると、うれしくなりますね。

 

さて、今日は「そろばん」の話です。今まで、このブログの中でそろばんの魅力を発信してきました。そろばんは、平成14年度から実施された学習指導要領では、3年生で扱う内容だったものが、平成23年度からは、3・4年で指導するよう見直されました。そして、2020年度から実施された新学習指導要領でも、引き続き3・4年で行われます。プログラミングや道徳の教科化など、新たな内容が含まれるのですが、そろばんの授業は、今まで通りです。

 

小学校でのそろばんは、練習して速く計算することが目的ではありません。玉を動かして数の表し方や計算の仕組みを「見える化」して理解することが目的ですので、そろばん経験のない教員でも、虎の巻さえあれば、教えることができます。

 

今の時代に、プログラミングならわかるけど、「そろばん」がどうして必要なの?「日本の伝統文化」を守るためなの?と思う保護者もいるようですが、算数の時間に行うそろばんは、数学的な意義があります。

 

そろばんを学習すると、玉のイメージが頭の中にできます。すると、高速で暗算ができるようになるのです。年長園児のお昼の勉強で10マス計算をやるのですが、私の場合は、丸付けは、頭の中でそろばんの玉をたたいています。

 

小学生が、暗算の技を磨く必要はないでしょうが、言語を扱ったり、普通の計算をしたりするときに使う脳と、そろばんでは、画像を頭に浮かべるので、想像力を伸ばす脳を利用しているようです。指を使うことで、脳への刺激も増え、集中力も増します。

 

まだまだ、そろばんの利点はたくさんありますが、どうですか・・・パソコンやタブレットでなく、そろばんを初めて手にする子どもたちにとっては、あたらしいものとして受け止めます。古いと思っているのは、案外私たち大人だけかもしれませんね。

 

保育園には、入口に大きなそろばんがぶら下がっています。寺子屋で行う「そろばんの時間」は、子どもたちのワクワクドキドキを引き出してくれます。

2021年

3月

23日

お別れピクニック

今日も卒園児の行事が続きます。「お別れピクニック」です。昨日の「わくわく食育教室」で、おにぎりを作った子どもたち。今日は、二人の園児が、自分でおにぎりを作ってきました。そして、昨日子どもたちにプレゼントした「玄米」を今日のお弁当で、一緒に炊いてくれたママもいました。スクランブルエッグを自分で作った男の子もいます。

 

早速、わくわく教室の成果があらわれた感じです。子どもたちが、食べることに関心を持ってくれることは、うれしいですね。

 

さて、子どもたちは、今日もワクワクしながら、徒歩15分・・・あっという間に、三橋総合公園に到着しました。まずは、ピンク色のエドカンザクラが、満開で子どもたちを迎えてくれました。

 

最初の目的は、池の生き物採集です。子どもたちは、夢中になってたくさんの生き物を採りました。アメリカザリガニ・ヤゴ・ヌマエビ・小魚に謎の生き物たちです。保育園に持ち帰り、屋上のザリガニのいけすや池に放流しました。池には、一体何種類の生き物が生活しているのか・・・春が進むにつれて、生き物たちが次々と姿を見せてくれるのです。

 

生き物採集が終わると、お弁当タイムです。子どもたちが自分で作ったおにぎりも、なかなか上出来です。梅干し大好きの6歳女の子は、昨日のわくわく教室では、梅干しではなかったので、今日は自分で梅干しおにぎりを握ってきました。

 

そして、恒例のゴロゴロ遊びです。ざっと、5メートルの高さの土手の上から、子どもたちはゴロゴロと楽しそうに、回転しながら降りて行きます。洋服も真っ黒ですが、そんなことはおかまいなしです。(笑)

 

そして、今度は5分咲きのソメイヨシノに登る子どもたちです。毎年、お別れピクニックでは、菜の花と桜の花を同時に楽しんでいますが、屋上ビワの木での木登りが、子どもたちの日常になっているので、桜の木にも子どもたちは登ります。花の咲いている枝を折らないように、高さへの挑戦です。

 

最後は、遊具のある広場で自由遊びです。卒園児6名だけで群れるのではなく、周りの知らない子どもたちも巻き込んで遊ぶ姿は、ホワイトきゃんばすの園児たちの大きな特徴です。異年齢でのかかわりは、コミュニケーション能力のアップに間違いなくつながっているようですね。

 

楽しい時間は、あっという間です。ざっと5時間のピクニックでしたが、卒園児の絆をさらに深めた時間となったようです。

2021年

3月

22日

わくわく食育教室

首都圏での緊急事態宣言が解除されて、今日は、延期になっていた「わくわく食育教室」を行うことができました。保育園の近くにある公民館の広い調理室を使います。公民館も緊急事態宣言中は、休館していたのです。

 

毎年9月に保護者と個人面談を行っています。管理栄養士として以前小学校の教員だったママと、食育につながる活動についての話をしたのですが、いよいよ実現しました。

 

年長園児6名が参加します。まずは、「かっぽうぎ」に着がえます。小学生になったら、給食当番のユニホームです。髪の毛もしっかりと帽子の中に入れます。子どもたちのワクワク感がひしひしと伝わってきます。

 

今日のテーマは「ごはんを炊いて おにぎりを作ろう!」です。先生は、6歳男の子のママです。

 

まずは、「お米」の勉強です。田んぼと畑の違いを考えたり、田んぼの写真を見ながら、稲が伸びていく姿を確認します。そして、本物の稲穂を手に取って、お米を一粒むいてみます。中から出てくるのが玄米です。玄米と白米を比較します。

 

次に、米を研いで、いよいよ、ごはんを炊くのですが、耐熱のガラス鍋を使います。沸騰して、米がぐつぐつする姿を見ながら、子どもたちは「お米がダンスしている!」と不思議そうに見つめます。そして、ごはんの匂いがしてくると「お腹すいた!」と6歳女の子が叫びます。(笑)

 

次は、炊き上がったごはんで、おにぎりを作ります。おかかしょうゆとサケおにぎりです。最初は、三角おにぎりで、次は、自分の好きな形にチャレンジです。ハート型おにぎりを作る園児もいました。

 

こうして、自分が作ったおにぎりと、先生がカツオからダシを取って作った野菜たっぷりの味噌汁と一緒に「いただきま~す」です。おにぎり2つでは足りなくて、全員2つ追加です。(笑)

 

ごちそうさまの後は、ちゃんと食器を洗うところまで頑張ります。子どもたちの感想は、「おいしかった!」の他に、お米がごはんになるまでの過程が、不思議だったようです。

 

今日の6人の中には、普段からママの料理のお手伝いをする園児もいますが、きちんと、料理をするのは初めての園児ばかりです。食べることに興味を持ち、感謝の気持ちが育まれたらうれしいですね。

 

令和3年度に入って、この取組みは続きます。子どもたちの挑戦をビデオで撮影していますので、多くの保護者に見てもらおうと思っています。お楽しみに!

2021年

3月

21日

リーダーシップの旅

今週末の卒園式では、恒例の「卒園児のスライドショー」で、入園当時の写真から現在に至るまでの成長を振り返るのですが、今日は、膨大な過去の写真の中から、6人の卒園児の写真をチョイスしていました。ずっとパソコンの画面を見続けていたので、目が疲れます・・・(笑)

 

ベビーの頃から保育園に通う園児がいますので、平成27年まで戻ります。それぞれの時代の子どもたちを見ていると、本当に大きくなったなぁ~成長したなぁ~と見入ってしまうので、なかなか作業が進まないのですが、こうして、1年1度、保育園での過去の取組みを棚卸して、次年度につなげるいい機会になっています。

 

卒園児のどんな過去が登場するのか・・・卒園式でのお楽しみです。

 

さて、そんな6人の卒園児には、小学校入学と共に、新たな「リーダーシップの旅」に出てもらいます。園長は、6人全員にリーダーシップを発揮してほしいと思っています。ここで言うリーダーとは、会社の社長や部長ではなく、組織や強制力によらないで人を動かし、何かを表現できる人です。

 

「俺についてこい!」的な、声の大きい人になってもらいたいわけではありません。ここで問題です。「桃太郎は、いつリーダーになったのでしょうか?」

 

桃太郎は一人で鬼退治に出発し、途中で犬・猿・キジを従えて、鬼ヶ島で鬼を征伐し、宝物を持って帰ります。彼が、鬼退治という夢を抱かなかったり、途中で犬・猿・キジに見放されたり、鬼に負けたりしたら、後世に残るリーダーにはなれなかったはずです。桃太郎は、旅の中で試練を経験しながらリーダーになっていったのです。

 

卒園児6名も、4月から試練の旅に出ます。そこで、夢を持ったり、仲間と出会ったり、人のために役に立ったり・・・もちろん、たくさんの失敗を経験して、リーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

私の考えるリーダーとは、「リーダー=影響力」です。組織の長や、立場あるポジションになくても、他の人に影響力を与えるような、そんな人になってもらいたいですね。

2021年

3月

20日

エースがロングリリーフ

昨日、子どもたちが「だるまさんがころんだ」で遊んでいたのですが、鬼の6歳女の子が「○○ちゃんの目が動いた!」と言った時は大爆笑です。「○○ちゃん」も、「目が動いたなんて・・・そんなのなしだよ」と大笑いです。私の「だるまさんがころんだ」の中で、最高傑作です。(笑)

 

さて、かなり昔の1982年の話ですが、埼玉県の所沢にプロ野球球団「西武ライオンズ」が誕生して、ついに、日本一となり、そこから10年以上も西武ライオンズの黄金時代が続きます。広岡監督が就任し、エースが東尾修です。

 

東尾投手は、ストレートはせいぜい135キロくらいですが、内角攻めと抜群のコントロールで、西武ライオンズを優勝に導いたのです。今は時効ですが、わざとデットボールを狙ったこともあります。歴代の死球数では日本一です。コントロールは、当時パリーグナンバーワンと言われていたのに、死球も一番なんて、矛盾です。(笑)

 

彼は、豪速球が投げられない自分の力で、いかに勝利する方法を実践していたのです。ケンカ投法とも揶揄されましたが、とてもクレバーな投手です。

 

私が、学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーはいかがですか!」と大声で叫んでいました。翌、1983年に「西武VS巨人」の伝説の日本シリーズがあったのですが、3勝3敗で迎えた第7戦・・・私は、西武の日本一の瞬間を球場で見ていました。マウンドに立つのは東尾修です。

 

当時はすでに、先発・中継ぎ・抑えという、投手起用の分担制は確立されていたのですが、広岡監督が、シーズン中はエースとして先発を任せていた東尾投手に、中継ぎからのロングリリーフを命じたのです。この中途半端な前例のない仕事を東尾投手は、見事にこなし、西武ライオンズの黄金期をスタートさせたのです。その後、秋山・石毛・工藤・清原・辻とそうそうたるメンバーが西武ライオンズを引き継いでいくのです。

 

この中継ぎからのロングリリーフという投手起用は、その後、どこの球団でもどの監督でもほとんど行われていません。私は、東尾投手の映像を見るたびに「ロングリリーフ」の記憶と西武球場でのアルバイトを思い出します。(笑)

 

この通常とは違うこと・・・新しいこと・・・6歳女の子が、「だるまさんがころんだ」で、「目が動いた!」というフレーズも同じですね。保育園の子どもたちを見ていると、まだ小さい頃は、人のマネをたくさんします。特に、年上の園児への憧れが強いです。それが、だんだんと「自分」を確立し、中には、人と違うことにこだわる園児も出てきます。「○○ちゃんのマネなんかイヤだよ」と。そんな園児は、きっと将来大物になると思う園長です。

2021年

3月

19日

梅から桜へ

今日は、今年度最後の体操教室でした。年長園児にとっては、最後の体操教室です。ちょうど3年前に、保育園のカリキュラムとして体操教室がスタートしました。保育園がある3Fフロアに、クラブネイス体操教室が開校したのがきっかけです。

 

年長園児は、3年間体操教室に通い、合計8人の体操の先生と関わってきました。親以外の大人との関わりでいえば、保育園の先生・他の園児の保護者がありますが、この体操教室の先生たちとのかかわりも、子どもたちの成長につながっています。年長園児6人は、最後の体操教室を楽しみ、体操の先生からお手紙をもらいました。うれしいですね。

 

さて、桜の開花宣言が全国で始まっていますね。現代の「花見」とは桜を愛でることですが、平安時代よりも前は、「花」といえば梅でした。現在の京都御所、平安京成立の頃は、桜ではなく梅が植えられていたそうです。ところが、9世紀の半ば頃、この梅が枯れてしまい、代りに桜を植えたそうです。

 

なぜ再び梅を植えなかったのか。それは、中国から離れて、日本の文化を打ちたてようという気運が高まっていたのです。中国文化に根差した梅の代わりに、吉野にある桜を植えたと伝えられています。それから1200年ほどたった現代まで、日本人は桜を愛してきたのです。

 

来週は、年長園児の「わくわく食育教室」「お別れピクニック」そして、「卒園式」とイベントラッシュですので、保育園のお花見は、3月30日に行います。満開が過ぎているかもしれませんが、桜の花びらが舞うのを楽しもうと思っています。子どもたちは、桜の花びらを集めるのが大好きです。

 

ソメイヨシノの特性は、他の多くの花と異なり、枯れてから散るのではなく、生きたままきれいなまま散ることです。まさに、いっせいに咲き、いっせいに散る姿が感動的ですね。コロナ禍で今年もお花見は自粛ですが、桜の花はいつも通り咲いています。自分なりのお花見を楽しみたいですね。

2021年

3月

18日

「勉強面白い」が最下位の日本

年長園児の小学校入学が、カウントダウンとなってきましたが、この時期に「勉強は面白い?」と聞くと、全員が「面白い!大好き!」と答えます。それが、小学校に入学し、中学になると「勉強が面白い」と思う子どもが、どんどん減っていくのです。

 

個別指導塾などを運営するスプリックスが、日本の他、アジアや欧米の11か国を対象に、6歳から15歳の子どもとその保護者千組に対して調査をしたところ、「学校の勉強を面白いと思う」子どもは、日本が最下位で58.6%だそうです。得意な教科がない子どもも5.3%で最下位でした。

 

「勉強面白い」と思う割合が、最も高かったのは、ミャンマーの95.9%で、10位のポーランドでも70.7%です。日本は11か国の中で唯一6割を下回ったそうです。

 

たいがい、この手の調査では、日本が最下位というのは、よく聞く話ですね。日本人の性格とも関係しているのかもしれませんので、この結果をもって「日本人は、自己肯定感が低くて、大問題だ!」と騒ぎ立てることはないと思いますが、この調査結果は、受けとめないといけませんね。

 

さいたま市教育委員会は、全国に先駆けて、令和3年度から、公立小学校10校で、高学年を対象に教科担任制の導入を始めるそうです。モデル校10校を選出し、令和5年度には市内の小学校104校での実施を目指すそうです。

 

6年生は、国語・社会・算数・理科・音楽・図工・家庭・体育・外国語の9教科で、教科担任から指導を受けられるようになります。中学校の教員が小学校に出向き、指導する場合もあるそうです。もともと、さいたま市は小中一貫教育に力を入れているので、小中の教員の交流もそれほど混乱することもないようです。

 

これで、「勉強面白い」という子どもが増えるかもしれませんね。例えが悪いかもしれませんが、私の場合、外食する時は、「何でもあるような総合食堂」よりも、「○○専門店」を選びます。専門店の方が、こだわりが反映していると思うからです。

 

教科担任制は、専門知識を持った先生が、授業をすることで、より深い学びが行われる可能性が高いと言われてます。

 

もちろん、「幕の内弁当」が好きな人もいるでしょうから、ご意見色々で、小学校高学年の授業の在り方をしっかりと見ていきたいですね。

2021年

3月

17日

大学進学と奨学金

屋上のファームは50センチほど高い場所にあるのですが、そこに板を渡して下り坂を作り、その上を台車カートに乗って滑り降りる遊びをやりました。スリルと恐怖が交錯する遊びです。寺子屋園児は、積極的に参戦しますが、小さい園児は、今日のところは様子を見ています。いずれ、できるようになるのでしょう。

 

さて、今から20年以上前の1998年のデータによると、大学などの高等教育機関への進学率は68.3%でした。それが、データが取れる直近の2017年には、80.9%にも増えています。5人に4人が大学生になるという時代です。

 

これには、国の経済支援もあってか、多くの若者が高等教育の機会が開かれたことになるのですが、その支援の代表格が「奨学金」です。奨学金を借りている学生数は、同じ期間で50万人から134万人に膨れ上がったそうです。

 

「とりあえず大学には行っておかなくちゃ・・奨学金だって簡単に借りられるし・・」と、何の目的もなしに大学に進学しようと思っているあなた・・・はい。奨学金=借金です。

 

以前、民間企業出身のサラリーマンが高校の校長となるドラマがあって、気軽に奨学金を借りようとする生徒とその保護者に対してこう言いました。「奨学金という言葉は、とても聞こえがいいですが、これは借金です。数百万という借金を背負うことになるのですよ。そこまでして大学に行く目的がちゃんとありますか?借金は、返さなければなりません。お子様が、社会人としてスタートする段階で、借金を背負っていることを忘れないでください」

 

どうですか・・・おっしゃるですね。これは、ドラマの話ではなくて、現実に、奨学金を借りた3人に1人が数百万円の借金を抱えて社会人を始めるのだそうです。若者の未来を広げるはずの奨学金が、実際は彼らをがんじがらめにし、果ては、未婚化・少子化につながっているとしたら、何とも皮肉なことです。

 

国の政策として、給付型の奨学金の枠を増やすことはもちろんですが、多様化の時代において、若者自身が、奨学金という借金を背負っての大学進学という選択肢がいいものか、よくよく考える必要がありますね。

2021年

3月

16日

てつがくの時間「どうして学校へ行くの?」

年長園児と一緒に行う寺子屋の授業も、今週でおしまいです。今日は、てつがくの時間を行いました。テーマは「どうして学校へ行くの?」です。年長園児にとっては、4月から小学生です。とても身近なテーマです。

 

「ハイ…ハイ…ハイ…」と手があがります。「それは、勉強するためです。算数をやったり、ひらがなを教えてもらったり・・・色々なことを教えてもらうためです」という意見が、予想通りたくさん出てきます。

 

すると、5歳女の子が「大人になるためだよ」と言います。「大人になったら、仕事をしてお金を稼がないといけないし・・・そうすると、やっぱり、学校で勉強しないといけないと思う」

 

ここで、先回のてつがくの時間で、子どもたちがやりたい仕事を言ってもらったのですが、もう一度、「○○君は、オートバックスで働きたいって言ってたけど、そのためには学校で勉強したほうがいい?」まだ年少の○○君は、「う~ん???たぶんそう思う」と言います。

 

すると、5歳女の子が、勉強ばかりに話が進むのをさえぎるように、「学校へ行くのは、友だちを作るためだよ」と発言をします。

 

「みんなは、保育園で友だちがいるけど、小学校になったら、新しい友だちを作りたいですか?」と聞いてみると、全員が「作りたい!」と言います。「う~ん・・・どうやら、学校に行くのは友だちを作ることかもしれないね」

 

すると、6歳女の子が「何だか、小学校に行くのが楽しみになってきた」と言い出します。他の年長園児も「私も・・・」と賛同します。「だって、今、お昼に勉強しているけど、勉強って楽しいもん・・・」

 

しかし、5歳女の子が疑問を投げかけます。「私も勉強は楽しいと思うけど、勉強がもし、つまらなくなったらどうすればいいの?」と鋭い発言です。

 

「園長先生も、学校に行っていた時に、勉強がつまらなくなった時があったよ。みんなは、勉強がつまらなくなったらどうすればいいと思う?」この問いには、みな「???」で、答えが見つかりません。

 

最後に、小学校から大学まで行ったら、全部で16年も学校に通う話をすると、「えっ~そんなに長く学校に行くの?!」とビックリする子どもたちです。

 

おうちに帰って、「どうして学校へ行くの?」と「勉強がつまらなくなったらどうする

?」をママやパパと話をしてみると、もっといろいろな話が聞けるかもしれないよ。と子どもたちに話をして、今日のてつがくの時間はおしまいです。

 

大人になった私たちは、子どもたちからたくさんの答えを聞きたいですね。はい。否定してはいけませんよ。(笑)

2021年

3月

15日

実体験の大切さ

今日も屋上に到着するや、ビワの木にダッシュする園児がいます。そう、木登り大好き子どもたちです。今の子どもたちは、木登りを経験することは少ないですね。単純に高いところに登っての気持ちいい遊びだけでなく、「次に右手をあの枝をつかんで、今度は左足を・・・」と頭も使うし、バランス感覚が鍛えられます。

 

昨年9月の親子遠足で訪問した、北本自然観察公園から便りが届きました。子どもたちが、木登りをした大きな「エノキの木」は、冬はほとんどの葉を落としました。そろそろ見つかるかな?と思い、木の根元の落ち葉をひっくり返してみると・・・いました!「ゴマダラチョウ」の幼虫です。

 

ゴマダラチョウの幼虫は、エノキの木の葉を食べて育ち、幼虫のまま越冬するそうです。そのため、エノキの根元の落ち葉をひっくり返すと、見つかるそうです。妖精のようなカワイイ顔をしています。

 

さて、そんな自然体験がいっぱいできる、北本自然観察公園は、現在緊急事態宣言延長に伴い休園しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休園やイベントの中止、団体利用のキャンセルが相次ぎました。

 

この間は、ホームページの更新はもちろん、新しい試みとして、YouTubeやTwitterを活用した自然の魅力を発信してきたそうです。しかし、やっぱり、それでは難しいな・・・と感じたことが、自然体験の醍醐味である「五感を使った観察」ができないという点でした。

 

木漏れ日の気持ちよさ、花の香り、昆虫を手に取った時の感触などは、映像だけでは伝えきれません。本物の自然と触れあうことで、初めて分かることの多さを改めて感じ、実体験の重要性を今後も伝えていきたい。とのことでした。

 

まさに、その通りですね。保育園の子どもたちは、ビワの木に登ることで、大人の目線よりもよりも高いところからの景色を見ることが出来ます。木の感触も、木の匂いも感じることが出来ます。

 

子どもたちには、コロナ禍においても、自然の中での実体験をたくさん経験させたいですね。

2021年

3月

14日

ここは 今から 倫理です

私が中学3年の時に、社会科が日本史・世界史・地理・倫理社会の4つから2つを選択だったのですが、一番人気がない「倫理社会」を選びました。倫理社会の先生は、とても個性的で、過去の哲学者の名言など、中学3年生にとっては、退屈な授業になりがちですが、この先生の授業が楽しくて、どんどんはまっていきました。

 

昨日、最終回だったNHKのドラマ「ここは 今から 倫理です」でも、個性的な教師の導きで、倫理社会の授業から、学ぶことの楽しさを見つける生徒の姿が描かれていましたね。

 

最終回の講義では、パスカルの「人間は考える葦(あし)である」でした。生徒たちが、丸くなって話し合うシーンでは、もちろん「こうあるべき」という結論はでません。しかし、それぞれの意見や考え方の違いを感じることで、当事者は、自分で答えを出すのです。

 

私は「人間は考える葦である」という言葉は、倫理社会の先生に教えてもらった中でも好きな言葉の一つです。保育園の屋上の池には葦があるのですが、この葦を見るたびに、この言葉をつぶやいてしまいます。(笑)

 

パスカルはこう言います「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。よく考えることを務めよう。ここに道徳の原理がある」

 

寺子屋で始めた「てつがくの時間」は、私の予想を超えて、子どもたちの様々な意見が飛び交います。まだ、5歳6歳だというのに、凄いことだと思っています。そして、子どもたちの意見を聞くことは、心地よい時間となっています。

 

私が民間企業で働いていた時は、会議でも商談でも、自分が考える結論に持っていこうと必死になっていたような気がします。もちろん、ビジネスの世界では悪いことではありません。しかし、子どもたちとの「てつがくの時間」では、想定外の展開に喜び、結論がでないことを楽しんでいます。

 

そして、子どもたちは「考える葦」になっているのです。

2021年

3月

13日

アリとキリギリスの真実

今日は、土曜日の雨降りでしたので、「ダンボールハウス作り」をして、子どもたちは楽しみました。ショッピングセンターの中ですので、ダンボールは山ほどあります。ざっと、大中小の段ボール50セットを用意しました。

 

まずは、6畳ほどのスペースをダンボールで囲います。その中に、子どもたちは様々な工夫を凝らします。キッチン・お風呂・子ども部屋・ベッド・内装もマジックで絵をかいてデザインを決めていました。本当に、見ている大人も楽しくなってきます。そして、このダンボールハウスで、お昼寝をしました。特別感があって、なかなか寝付けなかった子どもたちでしたが、お昼寝が終わる15時になっても、なかなか起きません。いい夢を見ていたようです。(笑)

 

さて、有名なイソップ童話「アリとキリギリス」では、夏の間、アリは冬に備えてせっせと働きましたが、キリギリスは、歌や音楽を楽しみ気ままに暮らしていた・・・となっています。やがて、冬が来て食べ物が見つからないキリギリスは困り果ててアリに食べ物をくれるよう頼みますが、断られて飢えて死ぬというストーリーです。

 

これでは、寓話とはいえ、キリギリスは遊んでばかりで働かないという誤解を与えかねません。真実のキリギリスは、夏場に草むらで鳴いているのは、遊んでいるわけではなく、パートナーを求めて、必死にアピールをしているのです。そして、すべてのキリギリスは、冬を前にして生命が尽き、土に還ります。もちろん、アリに物乞いをすることなどありません。(笑)

 

夏の草むらで愛を交わしたキリギリスは、秋の終わり、卵を地中深くに産みます。そして、卵のまま、じっと冬を耐えるのです。春になると、孵化して次の世代を担うのです。

 

これで、キリギリスへの濡れ衣は、少しは晴らすことができましたかな・・・

 

そもそも、キリギリスなどの「昆虫」は、すでに4億年前には地球に存在し、様々な変化を遂げてきたそうです。鳥よりもずっと昔から空も飛べたし、水の中にまで進出しました。

 

それに対して、私たち人間の祖先「ホモサピエンス」が地球に現れたのは、わずか20万年ほど前です。新参者が、勝手にキリギリスを悪役にしてはいけませんね。(笑)

2021年

3月

12日

自ら学ぶ能力

今年度の体操教室も、今日を入れてあと2回で終わりです。年長園児にとっては、3年間がんばってきた取組みです。たくさんの思い出をかみしめていました。鉄棒の逆上がりが、あと2人・・・来週にはできるように祈っています。

 

さて、京都市にある西京極小学校では、「子ども司会」という取組みを様々な機会で行っているそうです。司会をしたり、考えを交流したりするためには、まず何よりも自分でしっかりと考えなければいけません。その経験を通じて、他の人の考えを聞いても、自分と違うことが理解でき、新たな自分の考えを作り上げることが、ねらいです。

 

子どもたちが、1年間を振り返った「標語」の中には、「難しい でもみんなでなやんで 解き切った」「手を挙げて みんなで考え 話し合う」「司会で 困った時は 助け合い」といった、「子ども司会」活動に通じた「標語」が多数あったそうです。

 

以前、西京極小学校の校長先生が担任した一人の男の子が、20歳になって小学校を訪ねてきてくれたそうです。彼は、東京の大学で法律の勉強をし、スイスで自分の考えを英語でプレゼンテーションしたことを報告しました。彼はこう言ったそうです。

 

「自分のもとになっているのは、小学校時代にこうして司会をしたり、みんなで話し合って決めたりしてきたことです。一人一人、考えが違ってもお互いが尊重されていました。だから、自分らしく生きてこれたし、今の自分があります」

 

子どもたちが、自ら学ぶ能力は、子どもの将来の力を養うことにつながります。保育園では、「自分で考える」取り組みがベースですが、「子ども司会」なら、年長園児ができそうですね。寺子屋の時間に取り組みたいと考えています。

2021年

3月

11日

10年目の3・11

今年は、東日本大震災が発生してから、10年という節目の年ということもあり、コロナ禍でも、震災に関する報道が多いですね。10年前小学生だった○○君や○○さんが、現在は、医療現場で働いていたり、プロスポーツ選手になっていたりと、子どもの成長にとっては、10年という月日が流れるのは、早く感じます。

 

しかし、大人の私たちにとっては、時間が止まったままという人もあるでしょうし、つい先日起きた、忘れられない出来事と受け止める人が多いですね。

 

今日は、「3・11 14:46」の数字のまわりに、東日本大震災にかかわる画像を添付して、保育園の入口に貼り出しました。登園する園児が、まずびっくりして、指を指します。「これは何?」といった感じです。10年前ですので、保育園の園児は、みな生まれていません。小学校4年生の卒園児が赤ちゃんでした。

 

今日は、保護者の3・11の話をたくさん聞くことができました。

 

「ビルの35階で仕事をしていました。ビルが倒れるんじゃないかというくらい凄い揺れで、今でもしっかりと覚えています」

「銀行勤務で、15時の閉店前の出来事でした。あまりにも恐怖で、お客様と一緒に震えていました」

「新婚1ケ月で起きた大地震・・・甘いムードもぶっ飛びました」

「まだ大学生でした。就職活動の真っただ中・・・忘れられない記憶です」

「プータローしてました。(笑)(今は、3人の子どもを持つ立派なパパです)」

「実家が宮城県の石巻です。高台に家があったので、津波の被害にはあいませんでしたが、町は壊滅状態でした」

保護者の方々も、10年前ですので、ほとんどが結婚前です。この10年で、結婚して、子どもが誕生し、こうして保育園に我が子が通っていることを考えると、やはり、10年は長い時間なのかもしれませんね。

 

そして、朝の会では、子どもたちに「津波被害の写真」「人命救助の写真」「避難所生活の写真」「首都圏で電車が動かない写真」「コンビニの棚が空っぽの写真」などを見せながら、3・11の話をしました。

 

子どもたちは、写真を通じてですが、10年前に、とんでもないことが起きたことを理解します。コロナ禍でこの1年、多くの人が亡くなりましたが、東日本大震災では、一瞬にして、その2倍の命が失われたことを伝えると、いつもは賑やかな子どもたちもシーンと静まります。

 

「おうちの人に、10年前の今日は、何をしていたのか・・・どんなに怖かったか・・・たくさん話を聞いてごらん」と言ったので、今日は、親子で3・11の話をする家庭が多いかもしれませんね。

 

10年という月日が経ちました。被災地への国民の関心が薄れていると感じる人は、全ての世代で、9割以上という世論調査もあります。震災を風化させないために必要な取組みを挙げてもらうと、「学校など教育現場で子どもに伝える」が、最も多かったそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、子どもたちに「3・11」を伝えましたが、今日は、多くの学校で、子どもたちが、深く考える機会になったと思っています。そして、今の子どもたちが大人になるまでには、大きな地震が発生する可能性が高いことは、間違いありませんね。

2021年

3月

10日

「線路の石」の缶詰めが売れた?

今日も屋上では、それぞれの園児が自分がやりたい遊びに取り組んでいます。ファームには、野草のホトケノザの紫色の花や菜の花を集めて、子どもたちが歩き回ります。そして、一番人気は、「木登り」です。ビワの木の一番てっぺんを狙うべく、子どもたちが競うように木登りを楽しんでいます。

 

そして、今日一番のヒット作品は・・・アスレチックの橋渡りに使う板を利用して、ベンチを作った5歳女の子・・・みんなをそのベンチに座らせて、大満足の笑顔です。今日は、少し風が強かったのですが、これから、春に向けて、ますます屋上遊びが充実していきます。「啓蟄」も過ぎたので、生き物たちも登場します。楽しみですね。

 

さて、今日はローカル線の話です。ローカル線を使用して、のんびりと「呑み鉄」旅を楽しむ私ですが、ローカル鉄道は、存続の瀬戸際にあります。コロナ禍では、JR東日本などの大手も赤字に追い込まれていますが、ローカル鉄道は、会社の存続が危ぶまれます。

 

日本のローカル鉄道は、主に地方路線で、総延長は3765.9キロメートルに及びます。中小私鉄や第3セクターの計95社が運行しています。人口減少や自家用車の普及で多くが経営危機に陥り、2000年以降、全国で44路線約1000キロメートルが廃線になりました。この距離は、東京竹芝桟橋から小笠原の父島までの距離と同じです。

 

地域住民の足としての存続が難しいために、観光に活路を見いだす路線が増えていて、SLやトロッコ列車などの観光列車などは、訪日外国人にも人気があります。

 

そんな中で、千葉県にある全長わずか6.4キロの銚子電鉄が、「線路の石を売ればいいじゃないか。石なら賞味期限もないぞ」ということで、「線路の石」を売り出したそうです。線路には、昔から使われていた丸い玉砂利が敷かれていて、それを3缶1500円で販売したところ、250セットが早々に完売。この取組みは、他のローカル線にも広がり、「線路の石」は、今やヒット商品となっているそうです。

 

銚子電鉄のユニークな取組みは有名で、本業よりも稼ぐのが「ぬれ煎餅」の販売です。そして、「経営がまずい」を逆手にとって、うまい棒ならぬ「まずい棒」を売り出したり、駅名を広告媒体としたり、地元の高校とタイアップした商品開発を行うなど、知恵を絞って乗りきろうとしています。

 

ちょうど、コロナ禍になる前の昨年1月に、おやじ仲間で「銚子電鉄」を楽しんだのですが、沿線の景色も素晴らしくて、「ユーモアセンスで経営難を乗りきろう」という感じが、ひしひしと伝わってきました。

 

リニアモーターカーも新幹線もいいですが、やっぱり、ローカル線でのんびり旅が最高です。「金はなくても知恵があるさ!」この精神で、頑張ってもらいたいですね。

2021年

3月

09日

助けてくれる人はいるか?

春の屋上ファームが、少しずつ活気付いてきました。先日の「絹さやエンドウ」の植付けに続いて、今日の寺子屋では、じゃがいもの種イモを植えました。定番中の定番「男爵いも」です。子どもたちは、種イモを包丁で半分に切り、切り口に灰をつけます。切り口を下にして土に植えます。収穫する男爵いもは、「自分たちが植えて育てた」という付加価値がつくのです。

 

さて、日本人は底力を持っていると思われています。第2次世界大戦の焼け跡から奇跡の復興を遂げ、自然災害に見舞われても、その都度大きな混乱を避けながら復興を遂げています。力を合わせることが得意で、人と人とのつながりが非常に強い国民と、多くの日本人は思っています。

 

しかし、人に助けられるのを良しとせず、生活保護の利用率も世界の中では低いのです。子どもは「人に迷惑をかけるな」と言い聞かされて育っています。そのせいなのか、日本では「助けてくれる人がいない」と思っている生徒(高校生が対象)が、他国と比較して多いというデータが出ています。

 

「つらい時、助けてくれる人がいない」に、男子24%・女子16%が、「そう思っている」そうです。女子よりも男子が高いのは「男なら弱音を吐くな」という圧力が高いためかもしれませんね。

 

コロナ禍での自殺が増えていますが、増加率が高いのは青年層です。悩みや葛藤が押し寄せているというのに、「助けてくれる人がいない、孤独だ」と思い込んでいては、苦悩は増すばかりです。

 

近年の自殺対策では、「つらいときには、いつでも助けを求めていい。逃げたってかまわない」と説くことが多いですね。「頑張れ」と励ましたり、ましてや「お前は男だろ!」的な発言は、無責任で逆効果となってしまいます。

 

ただし、私たち大人が、真摯に寄り添って、じっくりと聞くことが出来なければ、若者はいつになっても「助けてくれる人はいない」と感じてしまうのです。

 

「SOSを出しなさい」だけでなく、そのSOSを受けとめる力量を私たちが持たなければならないということです。

2021年

3月

08日

水中ドローン体験

卒園式が近づいてきました。今日から、全体練習をスタートさせます。寺子屋園児は、全員卒園式に出席します。年少園児は、じっと座っていられまぜん。立ち上がったり、体をクネクネさせたり、落ち着きがないのですが、卒園式当日までに、どこまで改善できるか期待します。年長卒園児は、バッチリです。

 

さて、ホワイトきゃんばすの卒園児も通ってる、さいたま市立栄(さかえ)小学校で、先日、興味深い体験授業が行われたそうです。水中ドローンを操作する体験授業です。

 

日本財団のプロジェクトの一環で、5年生98人が参加しました。子どもたちは、近い将来、必ず職業として定着しているであろう「ドローンダイバー」に扮して、それぞれのミッションを行います。

 

子どもたちは、水中ドローンとVRの組み合わせで、スクリーンに映し出されたウミガメやサメなどをカメラ担当とドローンの操作担当の2人一組で撮影します。後ろで順番を待つ児童からは「サメだ!撮って!」などの声があり、楽しい雰囲気に包まれます。

 

5年生は、社会科の授業で、水産業を学ぶ機会があり、養殖の仕組みや水産業を安定的に継続していく方法などを調べ、発表し合ったそうです。今回の体験授業で、学習した内容をさらに深めてほしいと校長先生は語ります。

 

最後は、魚の乱獲による漁獲量の問題なども学び、充実した体験授業となったようです。

何だか、大人の私たちも、ワクワクしてきますね。

 

今年度は、コロナ禍で、社会科見学などを中止せざるを得ない状況だったので、子どもたちにとっては、最高の機会となりました。「ドローンダイバー」という新たな仕事を作り出すことで、子どもたちは、自分が働く仕事についても考えが進んだと思います。

2021年

3月

07日

同じ速さで歩く

コロナ禍にあって、私が参加しているイエナプランの勉強会もしばらく開催されていませんが、勉強会のメンバーで、自分が経営する塾で講師を務めるTさんが、昨日、大宮氷川神社で結婚式を挙げました。披露宴なしの小人数での式だったそうです。

 

氷川神社の参道を歩く新郎新婦の映像を見ています。新郎は180センチを軽く超える長身で、新婦との身長差は30cmもあります。普通に歩けば、新郎がどんどん先に行ってしまうのでしょうが、新婦の歩くペースと同じ速さで歩いています。結婚式だから当たり前と思うでしょうが、この「同じ速さで歩く」ことは、夫婦円満の第一歩と私は、勝手に思っています。(笑)

 

しばらく、新郎とは直接会っていませんが、「おめでとう!」と、末永く幸せな生活を送ってもらいたいですね。同じ速さで歩けば大丈夫です。

 

保育園の子どもたちが、屋上へ遊びに行くときは、3歳児以上の寺子屋園児が2歳児以下の園児と手をつないで歩きます。大きい園児は、自分の歩く速さと、手をつなぐ園児の歩く速さは同じではないことを感じて、相手に合わせてゆっくり歩く・・・これを狙いとしています。

 

実際は、小さい子の手を引っ張るようにして、走ってしまう子もあって、「○○ちゃんを守るのが君の仕事だろうに!」と注意することもしばしば・・・そんなことを繰り返しています。自分のことを大切にするのと同じように友だちを大切にできる子に育って欲しいと願うのです。

 

子どもたちに、多様性を認め相互に尊重し合えるような人になってもらえるように、保育園での異年齢保育は、自分の基準を押し通そうとするのではなく、相手の基準を知り、受け入れる練習ですね。

 

Tさんの結婚式から、「同じ速さで歩く」ことの大切さを学びました。

2021年

3月

06日

子どもの話を引き出す

本日登園した、小学4年の卒園児・・・ここ数カ月、彼女にミッションを与えていました。同じクラスのAさんは、ほとんどクラスのメンバーと話をすることがない。でも、本は大好きで、休み時間はずっと本を読んでいる。ということだったので、何とか、Aさんと話をして、彼女が本当にやりたいことを聞けたらいいね~という内容です。

 

そして、ついに、「園長先生・・・聞いて。昨日Aさんと、たくさん話したよ。彼女は、本当は私たちと遊びたかったみたい・・・でも、自分からはなかなか言い出せなくて、一人で本を読んでいたんだって。でも、これから、たまには、彼女を誘ってみるよ・・・」と報告がありました。

 

「おせっかい」と思う人もいるかもしれませんが、卒園児の女の子は、さりげないおせっかいがとても上手なのです。私も、どちらかというと、おせっかい派ですので、今日の報告は、とてもうれしかったですね。

 

さて、保育園の子どもたちの中で、「これね~○○って言うんだよ…すごいでしょ」みたいに、次から次へと話をしてくれる園児に対しては、先生たちの対応は、とてもシンプルで「話を聞き、受けとめること」です。

 

子どもたちの「思いを伝えたい」という気持ちは、人から言われて行動した時には、あまり見られません。自分で「やりたい!」とか「考えたんだ!」という思いがあるから、はち切れんばかりに熱く語るのです。

 

今日は、その先の話です。このように熱く語るタイプの園児だけではないですね。なかなか、自分の意見ややりたいことを伝えるのが苦手な園児もいます。冒頭の卒園児の同じクラスのAさんなどは、まさに、そのタイプです。

 

「自分で考えていることは他の人には見えない・・だから言葉で伝えるんだよ」と、寺子屋の「てつがくの時間」で、私は子どもたちに言いますが、なかなか発言できない園児の話をどう引き出すのか・・・これも、個々によって対応が違ってきますので、「こうすればいい」という1つの答えはありませんが、4月からの新年度においては、特に注力して取り組みたいと考えています。

2021年

3月

05日

もの言う「アスリート」

保育園の子どもたちには、「自分で思ったことは、ちゃんと口に出して言いなさい」と、園長は何度も言っていますが、寡黙を美徳とする日本人の文化が、過去にあったとすれば、これからの時代、今の子どもたちが大人になる頃には、「黙っていてもダメさ」というのが、当たり前になっていることでしょう。

 

先日、全豪オープンを優勝し、23歳という若さでグランドスラムを通算4度優勝している大坂なおみ選手は、まさに、もの言う「アスリート」です。

 

昨年の全米オープンでは、黒人襲撃事件で犠牲となった人たちの名前が書かれたマスクを着用したことで、世界での注目を一気に集めました。大坂なおみ選手は、日本人ですが、この行動に、世界中から賞賛の声があがっているのに、一部の日本人が冷ややかな目で見ていたのは、残念なことですね。

 

アスリートは、プレーに専念しなさい。「本業」と関係ないことをしゃべるな。という批判です。しかし、大坂選手は、黒人やアジア人に対する人種差別に抗議します。そうした姿勢を「政治的だ」と批判する声に対しては、人権擁護の姿勢をはっきりと示します。

 

「スポーツが命の輝きなら、差別や暴力は、命への攻撃。コートでのプレーと差別に対する抗議は、人の命を尊ぶことにおいては地続きです。何ら、矛盾がないこと」と毅然としています。

 

人間という生き物は、どうしても、「同調圧力」に屈してしまいがちです。しかし、大坂選手は、圧力に対して声を上げる勇気を私たちに示しているのです。これからの若きアスリートたちは、大坂選手のように、もの言う「アスリート」が多くなっていくのでしょう。

 

そう・・・大坂選手の魅力は、プレーや主張だけではなかったですね。インタビューでの「お茶目な発言」です。ユーモアを忘れないことも、私たちは見習わないと。(笑)

2021年

3月

04日

「家飲み」は増えた!?

昨年秋に、子どもたちと種まきをした「絹さやえんどう豆」ですが、本来ならば、春に突入しどんどん大きくなっているはずでした。ところが、新芽をことごとく鳥たちにツンツンとつまみ食いされてしまいました。ほぼ全滅です。

 

えんどう豆の収穫は、新年度最初の収穫となるので、今日は、年長園児に手伝ってもらって、絹さやの苗を植えました。これで、4月に入ってすぐに、子どもたちと一緒に収穫が楽しめそうです。

 

さて、総務省の家計調査によると、2020年の酒類の1世帯(2人以上)あたりの年間購入額は4万6276円で、前年対比114%と大幅な伸びを示しました。ここ20年間では、最大の伸び率だそうです。コロナ禍で、外で飲むことが少なくなり、巣ごもり需要で「家飲み」が増えたという結果です。

 

では、いったい日本人は、どんなお酒を飲んでいるか・・・気になりませんか。

 

酒類別の購入額のトップは、ビールで1万1364円(前年比6%増)です。以下順番に・・・②発泡酒、第3のビールなど1万291円(17%増)・③焼酎6615円(10%増)・④清酒5772円(7%増)・⑤チューハイ、カクテル4701円(32%増)・⑥ワイン3833円(12%増)・⑦ウイスキー2374円(37%増)という順番になっています。種類を問わず、購入額が増えています。

 

ちなみに、私の家の食器棚には、日本酒(純米酒しか飲みませんが・・・)・焼酎・ウイスキー・ブランデー・紹興酒・電気ブラン(浅草神谷バーで売ってるリキュール)があり、冷蔵庫には、ビール・酎ハイ類・ハウスワイン・日本酒(冷酒)が入っています。

 

毎日、その日の気分や夕食の内容に合わせて、一杯やるのですが、サラリーマンを辞めた時から、外で飲むことは少なくなりました。コロナ禍の前に、「家飲み」のライフスタイルが定着しています。

 

保育園の子どもたちには、「お酒は20歳になってから・・」と何度も教育していますが、(笑)大人になれば、ライフスタイルの中に「お酒」が入ってきますね。「家飲み」「外飲み」それぞれの良さを楽しんで、素敵な時間にしたいですね。

 

今日は、お酒の飲み方のマナー話ではなく、「家飲み」増加に伴う、お酒の年間購入額の数字的な分析という、まじめな話でした。

2021年

3月

03日

小学1年生の魔法の言葉

今日はひな祭りです。ひな祭り給食を楽しみにしていた子どもたち・・・屋上から帰ると、「うぉ~すごい!・・・おいしそう!」の声が聞こえてきました。お内裏様とお雛様をモチーフにしたミニおにぎりに、子どもたちの目が釘付けになります。

 

お腹いっぱい食べて、ぐっすりお昼寝をしたら、今度は「ひな祭りおやつ」を食べて・・・子どもたちは、大満足です。

 

さて、年長園児の卒園まで、1か月を切りました。日を追うごとに、卒園児への想いが深まっていくのですが、卒園児6人に、小学校生活を楽しく過ごすのに役立つ「魔法の言葉」を3つ紹介します。

 

1つ目は「おはようございます」です。新しい友だちや先生と初めて会う時は、ドキドキします。何を話したらいいか分からなくなりますね。でも、大丈夫です。朝、会った時に、大きな声で「おはようございます」と言ってみると、不思議なことに、いろいろな話が次々に出てきて、たちまち仲良しになれます。

 

2つ目は「ありがとうございます」です。子どもたちは、保護者、友だち、先生、地域の人たちに支えられて大きくなりました。これからも色々な人に支えられて成長しくのです。他の人から助けてもらった時には、大きな声で「ありがとうございます」と言ってみましょう。

 

3つ目は「おねがいします」です。小学生になったら、自分でできることは自分でしなければいけません。でも、やりたいことがあってもうまくできない時、周りの人に何かしてもらいたい時には、勇気を出して「おねがいします」と言ってみましょう。

 

どうですが、「おはようございます」「ありがとうございます」「おねがいします」の、子どもたちがよく知っている3つの言葉です。

 

卒園まで…少しずつ。、子どもたちに話していこうと思っています。

2021年

3月

02日

てつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。リクガメの「かめきち」の前の電気を消して、ロウソクに火を灯すと、子どもたちのスイッチがオンです。

 

園長「てつがくって何?」:園児「考えること・・・!」:園長「みんなが考えていることは目に見える?」:園児「見えな~い!」:園長「じゃぁ~どうすればいいの?」:園児「口に出して、みんなにお話する」

 

この「お約束」のやり取りをしてから、「てつがくの時間」がスタートです。そして、今日のテーマは「べんきょう するのは どうして?」です。

 

まずは、子どもたちに自由な発言です。

 

5歳女の子「いろいろなことを覚えるためにやる」

6歳男の子「あたまがよくなるために、勉強するんだよ」

5歳女の子「小学生になる練習です」

年長園児が、昼に勉強している姿を年中・年少園児は、しっかりと見ているようですね。「それじゃ・・・小学校になったら勉強は続けるの?」

「もちろんだよ・・・ずっと、大人になるまで勉強をしないといけないよ」

「じゃ~大人になったら、勉強しなくてもいいのかい?」「・・・」

「園長先生は、今でも勉強しているよ。みんなのママやパパはどうだい?」

こんな感じで、おうちでのママパパの勉強ぶりの話がしばらく続きます。

 

5歳女の子が「小さい子に勉強を教えると、自分もよく覚えるようになる」と言います。まさに、保育園での異年齢保育の効果を語ってくれます。

「○○先生の工作の時間で、3番さんに教えると、自分も上手になっていくよ」と、年長園児が言います。

 

すると5歳女の子が「小さい時からたくさん勉強しておけば、それがどんどんたまっていって、他の人に教えられるようになるんじゃないの?」と言います。

 

5歳男の子が、待ってました!とばかりに「みんなの頭の中には、脳ミソがあって、そこに勉強したことがたまっていくんだよ」とドヤ顔で話します。

 

ついに「脳ミソ」にまで、話が膨らんできました。人間と他の動物の脳ミソの大きさの違いまで話が進みます。

 

「人間は、こうしてみんなで考えながら、言葉にしてるけど、動物はできないね?」と園長が言うと、5歳女の子は「動物は、何をしゃべっているのか分からないけど、動物同士では、ちゃんとお話してるんじゃないの?」と反論するのです。いい感じです。

 

すると、「うちのママは、お仕事のために勉強しているよ」と、突然4歳女の子が言います。ここから、園児それぞれのやりたい仕事を話してもらいます。

「美容師になるには、勉強をするの?」「ラーメン屋になるには勉強は?」「お花屋さんになるには?」「プロ野球選手になるための勉強って何?」「それは、野球の練習をたくさんすることだよ」・・・といった感じで、大人になって自分のやりたいことをするには、勉強しないといけない・・・という話の方向になってきました。

 

今日の話は、ここまでです。おうちに帰って、ママやパパに「勉強するのはどうして?」と子どもたちから質問があるかもしれませんね。

 

こんな感じで、今日のてつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」について・・多くの子どもたちの話が聞けました。はい。1つの正解はありません。

2021年

3月

01日

医者、用水路を拓く

今日は、保育園の玄関に「スズメバチ」の巣をぶら下げました。登園する子どもたちは「何あれ!」と大騒ぎです。「あれは~スズメバチの巣だよ~」と教えると、「キャー・ワー・グワーッ!」と逃げまどう子どもたちです。(笑)

 

昨日、我が家の大きくなりすぎたゴールドクレストの木を剪定していると、何と、スズメバチの巣がぶら下がっているではありませんか。昨年の夏から秋にかけて、スズメバチがこの巣を中心に、飛び回っていたはずなのに、気がつきませんでした。

 

正式名は、コガタスズメバチですが、冬になると、女王バチ以外は、みな死んでしまいます。女王バチのみ巣を離れて、木の中などで越冬し、春以降産卵するのです。

 

というわけで、保育園のスズメバチの巣は、すでに空っぽで安全なのですが、見た目はグロテスクです。ぶら下げておくと縁起がいいと言われているので、しばらくは、保育園のシンボルマークとします。(笑)

 

さて、アフガニスタンやパキスタンで長年医療活動等に従事され、2019年にアフガニスタンで武装兵力の銃撃により亡くなられた中村哲医師の著書「医者、用水路を拓く」についての話をします。

 

中村医師は、アフガニスタンの国家勲章の他、日本でも生前・没後に様々な賞を受けていますが、彼は、一貫した正義感と行動、強者に屈しない反骨精神で生きてきました。

 

飢餓と渇水を前に、医療人はあまりに無力だとして、「百の診療所よりも1本の用水路」を合言葉に水対策の事業にまい進します。そして、日本人ワーカーの「良い体験をさせてもらった」といった感慨には共感できないとして「君らのロマンや満足のために仕事があるのではない」と痛烈に言い放つのです。

 

彼はこう言います。「正義・不正義とは明確な二分法で分けられるものではない。あえて『変わらぬ正義』と呼べるものがあるとすれば、それは弱いものを助け、命を尊重することである」として、「現地と一体となり、苦楽を共にする」と、徹底した現場主義を貫いたのです。

 

中村さんは日本人ですが、彼の目には、世界や日本がどのように映っていたのでしょうか。彼を失ったことは大きな痛手ですが、今の子どもたちの中から、広い視野で世界を見ることができる若者が育って欲しいですね。

2021年

2月

28日

タイガー・ジェット・シン

タイガーといえば、多くの人は、先日交通事故を起こした「タイガーウッズ」選手をイメージする人が多いでしょうが、私の場合は、架空の人物は「タイガーマスク」であり、実在の人物は、「タイガー・ジェット・シン」なのです。私が最も愛する悪役レスラーです。

 

タイガー・ジェット・シンをよく知っている人は、昭和世代のプロレスファンですが、今回、一般の人にも広く知られる出来事がありました。

 

シンは(あえて、プロレス時代の呼び方で失礼します)、現在カナダのトロントに住んでいるのですが、プロレスラーだけでなく、実業家としての顔を持っています。3・11東日本大震災の時に、タイガー・ジェット・シン財団の支援活動など、対日友好親善に貢献したとして表彰を受けました。

 

財団は、2010年に設立され、地元の学校支援などの慈善事業を行っていましたが、東日本大震災の際は、被災児童のために寄付を集めたそうです。

 

シンのコメントです。「津波の被害について聞いた時は、胸が張り裂ける思いでした。日本は実家のようなものです。49年間もの時間を過ごした日本の子どもたちのために、とにかく何かしなければと思いました。近いうちにまた日本を訪れたいです」として、今回の表彰を受けて、新たに被災地の児童への寄付を表明しました。

 

シンは、1973年に日本に初来日したプロレスラーです。サーベルとターバンをトレードマークにした「悪役レスラー」として活躍します。当時、アントニオ猪木率いる「新日本プロレス」は、まだ現在のような盤石なプロレス団体ではなかったので、「ヒールのシンVSベビーフェイスの猪木」というアングルで、新日本プロレスの飛躍につながったのです。

 

シンと猪木の試合は、当時子どもだった私には、衝撃的でもあり刺激的でもありました。「本当に殺し合いになってしまうんじゃないのか!」と言われるほどの、一線を越える内容でした。シンが新宿伊勢丹前で猪木襲撃事件を起こし警察沙汰になり、(これは、猪木側のアングルだったのですが、シンが本気になってしまったというのが事実のようです)猪木は、試合中にシンの腕を折ってしまいます。

 

シンがただの悪役レスラーでなかったのは、正統派ストロングスタイルでのプロレスもできるからです。私も、子ども心に「シンが反則を使わないで、猪木と戦っている」と、驚き、「悪役だけど・・・なぜか魅力あるレスラー」となるのです。

 

すみません・・・また、マニアックな話でチンプンカンプンですね。(笑)

 

みなさんには、「タイガー・ジェット・シン」という元悪役レスラーが、今でも日本を愛し、関わりがあることを覚えていただければ、うれしいです。

2021年

2月

27日

新解釈「学校用語辞典」つづき

今日の夕方は、子どもたちの自主的な雑巾がけで、保育園の床がピカピカになりました。子どもたちは、鬼ごっこを大好きですが、教室内で走りまわるのは危険なので、雑巾がけをしながらの新ルールを小学生が考えたようです。(笑)

 

さて、新解釈「学校用語辞典」の続きです。今日は、コロナ禍にかかわる用語をピックアップします。

 

「新型コロナウイルス感染症」・・・万物の霊長であると思い込む人類への天からの警鐘か。大人たちの「生きる力」を子どもたちはじっと見ている

 

「正しく恐れる」・・・対応の大原則。しかし、専門家の意見など情報過多・氾濫で、何が正しいのか分からないことだけは正しいことが分かった

 

「緊急事態宣言」・・・政府から発令されたが、かつて校内暴力が吹き荒れた頃は校長の専権事項であった。この時代を知る教員は「警察に相談できないのはつらいけれど、いつか夜明けは来る」と後輩教員を励ましている

 

「手洗い・うがいの励行」・・・感染予防とともにインフルエンザの流行を抑えるという副次的効果も実証された。学校教育の社会貢献が少しでも認知されたことに教員は安堵

 

「マスク着用の無言給食」・・・新しい生活様式の一つ。給食当番だけだったマスク必着が全員に広がり、無言の給食風景=黙食は禅道場での修行を思わせる

 

「アベノマスク」・・・政府が感染予防の切り札として、全家庭に配布したマスク。しかし、市中で着用する姿はほとんど見掛けず、各家庭は「コロナ騒動の思い出」として大切に保管していると思われる

 

「全国一斉休校」・・・所掌する文科省や各教育委員会を飛び越えて出され、人々に「総理のご意向」の偉大さを知らしめた。しかし、最大の被害者は子どもと家庭である

 

「オンライン授業」・・・オンラインゲームに親しむ子どもには抵抗なく受け入れられたが、チョーク1本で勝負してきたアナログ教員にとっては荷が重い

 

最後にコロナとは関係ありませんが、笑いをどうぞ・・・

 

「忖度(そんたく)」・・・・官僚社会では上司や政権への忖度は当然視。「本校の教員も少しは見習ってほしい」と嘆く校長も少なくないという

2021年

2月

26日

新解釈「学校用語辞典」

今日の体操教室では、「逆立ち大会」が行われました。足を壁につけた状態で、誰が一番長く逆立ちをしてられるかを競います。そこで、予想外のことが起きました。年長園児の対決です。優勝したのは、本命でも対抗でもなく、大穴の園児です。お世辞にも、彼は、運動能力が優れているわけでもないのですが、余裕で優勝です。

 

腕の力が強いことは、園長とのプロレスごっこで実証されていましたが、逆立ちに効果が出たようです。驚きと賞賛の拍手が鳴り響きました。なんだか、とても嬉しい気分になりましたね。

 

さて、今日は、元全日本中学校校長会会長の岩瀬さんが、ブラックユーモアたっぷりの「学校用語辞典」を作りました。鋭い指摘に思わず「その通り!」と頷く内容です。いくつか紹介します。

 

「教育」・・・人が人を教える崇高な営みだが、運用を誤ると狂育・凶育・恐育等々に転化するので要注意

 

「教育委員会」・・・学校のためなら労をいとわず努力してくれるが、時々丸投げしたり、はしごを外したりすることもあるので要注意

 

「学校経営方針」・・・年度の初めに校長が出す、難解な教育用語を散りばめた自己陶酔の文書

 

「主体的・対話的で深い学び」・・・講義中心の知識注入型を脱した授業改善の一環。『とっくの昔からやっているのに何をいまさら』と冷ややかに見つめるベテラン教師は多い

 

「働き方改革」・・・業務内容の削減と教職員定数の増加が改革の基本と誰もが分かっているのに、なかなか実行できない政策。しかし、「このご時世に働けるだけ幸せと思え」との厳しい声もある

 

「あだ名禁止」・・・男女関係なく友人をさん付けで呼ぶことが推奨。先生にあだ名を付けるというひそかな楽しみも、やがて消えゆく学校文化になるのか。

 

「初任者研修」・・・「事件は会議室で起こっているのではない!」と叫んだ、現場第一主義の湾岸警察署A刑事の気持ちが分かる時間

 

「少人数学級」・・・財務省が難色を示す中、積年の教育界の悲願が達成。次は絶対、中学校に!

 

どうですか・・・独断と偏見と笑っていられないような図星の指摘ですね。

つづきは、明日・・・

2021年

2月

25日

宿題と家庭教育

今日は、素晴らしい遊びが行われていました。6歳女の子が仕切る「学校ごっこ」です。児童役は、2歳児の5人が座っています。6歳女の子は、校長先生のようです。「は~い。今から新しい先生を3人紹介します。○○先生来てください。○○先生は音楽の先生です~」といった感じで、寺子屋園児が先生役です。私は、思わず見入ってしまいました。土曜日に、先輩小学生の学校ごっこの影響を受けて、自分なりにアレンジして素敵な演出となりました。

 

さて、お昼寝タイムに、年長園児は、勉強をしているのですが、10マス計算など、時間内にできなかった内容は、「宿題」にすることがあります。子どもたちは、宿題を喜び、保護者もやる気満々でフォローしてくれます。いわゆる「家庭教育」としては、バッチリです。

 

ところが、小学生になると、学校は「家庭の教育力」に過剰な期待をしてしまいがちです。現実に、保護者に学校でできる/できないことを理解してもらい、協力を求めることが、今の学校経営においての重要課題でもあります。

 

しかし、宿題や自主学習ノートの点検、弁当作り支援など、保護者の手をかけさせる課題が増えているのも事実ですね。学校側は、宿題を通して家庭学習の定着に保護者を巻き込みたいと考えますが、保護者は、教師の仕事の押し付けと受け止める傾向があります。

 

本来は、子どものための「宿題」は、学校と保護者の役割のすき間に落ち込み、双方が積極的に望むわけでもなく、今日まで続いてきたのかもしれません。

 

私がPTA活動でお世話になっていた時に、必ずテーマとして挙がるのが「家庭教育をどうやって進めていくか?」という問題でした。

 

子どたちはそれぞれ違い、保護者の考えも違います。「こう決まりましたので、お願いします」では、進みませんね。学校と家庭の役割分担については、永遠の課題ですが、関係者間で、しっかりとした合意が必要であることは間違いありません。

2021年

2月

24日

予備校離れが加速

先日、小学生の野球チームの練習を見ていると、当たり前ですが、グローブで軟式ボールのキャッチボールをしていました。これ、保育園でもできるな・・・ということで、今日の屋上遊びは、園長もマイグローブを持参して、少年用の軟式ボールで、6歳男の子相手にキャッチボールをしました。一番野球が上手な男の子ですが、最初は、硬いボールに驚くも、すぐに普通にできるようになりました。男の子の目の色が変わり、明日からは、他の園児もやりたいと言ってくることでしょう。

 

さて、今日の話は、予備校離れです。1980年代末のバブル期、予備校講師の年収は、1000万円超えがザラだったと言います。私も、あの代々木ゼミナールの名物講師の短期講習を受けたことがあります。講師は、芸能人並みに人気がありましたね。当然、授業内容も楽しかったです。

 

しかし、1990年代以降、予備校の生徒数が激減します。1990年は19.5万人が、2020年では、3.5万人だそうです。30年間で、8割も減ったことになります。

 

そりゃ~少子化だから当たり前でしょ・・・と思った方も多いでしょう。しかし、この間、大学入学希望者数が49.2万人から63.5万人に増えています。つまり、大学受験生の予備校利用率は、1990年では40%だったのが、2020年では6%と激減したのです。

 

2014年に「代ゼミ校舎の7割を閉鎖!」というニュースは、世間を驚かせましたが、この数字を見ると納得できますね。

 

予備校離れの原因は、少子化による顧客減に加え、受験競争緩和による予備校離れに、マンツーマン指導型へのシフトなど、様々なことが重なったといえます。しかし、予備校の多くの講師が失職してしまいました。

 

林先生のように、テレビ出演で稼ぐ人はいいですが、中には、大学に入り直して教員免許を取得し、教員採用試験に挑む人もいるそうです。

 

予備校講師は、授業技術にたけた専門職であることは間違いありません。昨今の教員不足の解決につながるようであれば、積極的に、次の人生として、学校の先生になってもらいたいですね。

 

予備校時代がなつかしい・・・と思ったあなた。昭和世代の私と同じですね。(笑)

2021年

2月

23日

ブラック

昨日の寺子屋では、スクラッチ(ひっかき絵)を行いました。画用紙に線を何本か引きます。線を引いた中を様々な色で塗り込みます。その上に、黒色のクレヨンですべて塗りつぶします。そして、竹串で好きな絵を描くと、虹色のような絵が彫れるのです。6歳女の子が、素敵な星などのデザインを完成させました。

 

しかし、子どもたちにとっては、黒く塗りつぶすことに抵抗を感じます。「えっ~真っ黒になっちゃうけど…大丈夫かな~?」という気持ちです。

 

私は、横で、令和4年度の入園希望のママと話をしながら、子どもたちが、複雑な気持ちで真っ黒に塗りつぶした画用紙を見つめていました。

 

ブラック企業・ブラック校則・ブラック部活などと、ブラックは否定的な意味で使われますね。テレビの刑事ドラマでは「あいつは黒」といえば犯人のことであり、白黒をつけるとは決着をつけることです。

 

ブラックは、黒色・否定・悪・負であり、一方ホワイトは、白色・肯定・善・勝という図式が一般社会にはあります。保育園ホワイトきゃんばすにも、「ホワイト」が使われています。

 

光の3原色は赤・緑・青ですが、これらをすべて混合すると白色になります。一方で、色の3原色のマゼンダ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)を混ぜると黒色になります。宇宙の果てには、ホワイトホールではなく、ブラックホールがあります。高密度で、強い重力のために物も光さえも放出できない空間と言われています。

 

う~ん・・・ますます「黒」が悪役になってきましたね。プロレスラーの蝶野選手は、若い頃は白のタイツを身につけていましたが、ヒールとなり、黒のリングコスチュームに黒のサングラスに変えますが、とても決まっています。しかし、その黒の中に「俺は誰にも染まらない・・・群れないで生きる」を主張しているようで、かっこいい生き方として、プロレスファンには伝わりました。すでに、日本のプロレスファンは、ベビーフェイスVSヒールという2極対立の単純な構図では満足できないレベルになっていたのです。

 

すみません・・またマニアックな話になってしまいました。話を戻します。

 

裁判官の着用する法服はどんな色にも染まらない黒色です。その意味は、法令と自己の良心にのみ従う決意が込められているといいます。

 

なんだか、こう考えると、ブラック・黒色は、私たちの心を表現するベースになる色なのかもしれませんね。

2021年

2月

22日

いのちの授業

今日は、春本番のような暖かい陽気となりました。屋上の池では、金魚やメダカが元気に泳いでいます。そして、大きなウシカエルが日向ぼっこをしています。まだ、冬眠中のはずですが起きてしまったようです。クサガメも水面から顔を出していました。

 

さて、助産婦で、社団法人ベビケア推進協会代表の直井 亜紀(なおい あき)さんは、10年ほど前から、埼玉・千葉・東京を中心に、小中高校、企業などで「いのちの授業」を行っています。

 

授業では、自分の命がどのような過程で育ったかを説明した上で、羊水や胎盤の不思議など、現代の医学でも解明されていないことがあると伝えます。そして、「一緒に考えてみよう」と、子どもたちの「なぜ」「どうして」を引き出します。

 

私たち全員に赤ちゃんだった時期があり、健やかな成長の願いを込めて命名された日や、優しく抱っこされた日があったと、話をすると、聞いている子どもたちの気持ちが、少しずつ解放されていくそうです。

 

そこで、直井さんは、熱く語るのです。「誰からも愛されずに育つ命はない」「成長を見守っている大人が必ずいる」ことを子どもたちに丁寧に伝えます。この世に誕生したからには、「いじめられ、ばかにされるために育った命は一人もいません」と。

 

直井さんは、自らの「いのちの授業」の内容についてこう語ります。「私自身が大人から言ってほしかった言葉です。中高生の時にコンプレックスが強く、自分自身を大切に思えませんでした。その当時に、信頼している大人から言われたかった言葉を伝え続けたいと思っています。子どもたちが成長する節目で、授業のことを思い出し、人として尊重し合える未来を生きてくれたらうれしいです」

 

子どもたちは、大人になる過程で、何度も壁にぶつかります。自分の力で解決していければいいのですが、挫折し、心が折れる若者も出てきます。そこで、大人の「見守っている人がいるよ」「自分を大切にしてね」のメッセージが、背中を押すことにつながるのかもしれません。

 

私たち、大人の大切な役割の一つですね。

2021年

2月

21日

「スタバ」がない!?

都道府県で、唯一「スターバックスコーヒー」がなかった、「鳥取県」は、「スタバがなければ『すなば』がある・・・」ということで、「すなば珈琲店」をオープンさせるなど、日本中の話題となりましたね。2015年に鳥取駅にスタバがオープンし、日本の都道府県すべてで、スタバが出店されました。鳥取県では、スタバがないを逆手に取った「すなば珈琲」効果もあって、県民の珈琲需要が激増したそうです。

 

今日は、高校生が動いた「なぜ地元に『スタバ』がない?」の話です。

 

北海道北見市にある「北見北斗高校」に、平成30年度に入学した1年生の生徒5人が、「なぜ北見市にはスターバックスの店舗がないのか」をテーマに探究活動を取り組みます。彼らは、出店されない原因や出店条件などを探ることからスタートさせます。

 

スタバでアルバイト経験をした人へのインタビューをしたり、出店している帯広市や釧路市と北見市との比較や、出店地域の人口比率の算出などをします。その結果、北見市は人口密度が低く、交通量の少なさも一因でないかなど、複数の仮説を立てたそうです。

 

それから、およそ半年かけて出店のメリットなどを考察し、スターバックスジャパンに連絡してメールでのやりとりが始まったそうです。そして、生徒たちも「本当に実現するとは思わなかった」日本最北のスタバ出店が決まったのです。

 

昨年11月にスターバックスコーヒー北見三輪店がオープンし、特別招待された5人の生徒たちは、スタバ担当者から誘致活動に対する感謝の言葉などを受けたそうです。生徒たちは、現在高校3年生になっています。

 

「自分たちの声が大人に届いたことが大きな希望となり、『やればできる』という自信につながった」と担当教諭は語ります。

 

5人の高校生は、今後社会に出た時も、今回得た経験はかけがいのないものになることでしょう。ちなみに、5人は女性3人に男性2人です。いいバランスですね。

2021年

2月

20日

筆の都

保育園で飼っている「ウーパールーパー」「アカハライモリ」「ミシシッピニオイガメ」の水槽を今日は大そうじしました。ウーパールーパーがエサのアカムシをよく食べるので、どんどん大きくなっていきます。行動範囲を広げるために、レイアウト変更もします。

 

そうじの間、それぞれの生き物を飼育ケースに移すと、子どもたちの観察タイムが始まります。アカハライモリはバケツをどんどん登ってきます。そして、水槽はすっかりきれいになって、アカハライモリとミシシッピニオイガメの動きが、活発になりました。

 

さて、「筆の都」と言われる場所があります。広島県熊野町です。ここでは、江戸時代から筆作りが始まり、今でも、国内生産高の8割を占めています。人口2万3千人のおよそ1割が筆作りに携わっているそうです。当然、子どもたちにとっても、筆は身近な存在です。最近では、熊野町の子どもたちの学力の高さが注目を集めています。

 

熊野町の林教育長に、「学力とは何か」を問うと、間髪入れず「人の話を聴く力、集中力だ」と断言します。熊野町では、小学校1年から書道科を導入しています。狙いは、姿勢を正し、心を落ち着かせ、集中力や持久力の向上を図ることにあるそうです。

 

小1の子どもらが、たっぷり墨を含ませた太い筆を握って、真剣に紙の上を走らせます。その間、先生は「筆を持つ手は机に乗せないで。机に添えるのは左手。それが軸になって、体が自由に動きます。書は、体全体で表現するもの。手首だけで書くものではありません」と声を掛けます。

 

私も、学力のベースは、集中力であることに異論はありません。保育園でのお昼時間に、年長園児は小学校に向けた準備活動をしていますが、「間違い探し」や「迷路」をやっている時の集中力は、半端ありません。

 

個人的見解ですが、書道がいいのは、墨のにおいだと思っています。あのにおいで、脳ミソがギュッと冴えてくるのです。(笑)

2021年

2月

19日

「地球の歩き方」東京版

今日は、朝の会で「生ワカメ」を食べました。保護者から、根元から先端まで、ざっと子どもの身長ほどある生ワカメをいただいたので、まずは、海に生えている状態を子どもたちと観察します。実際に、手に触れて「ヌルヌル」も感じました。

 

次は、沸騰した湯の中に入れて、ワカメの色が茶色から緑色に変わるところを見ます。子どもたちの「ウォ~」の歓声があがります。最後に、しょうゆをまぶして食べました。演出効果もあって、ほぼ園児全員が、おいしく食べられました。

 

子どもたちは、当然「ワカメ」をみそ汁などで食べたことがあるのですが、今日のような、そのまんまの生ワカメは初めてです。ワカメが好きになったようです。(笑)

 

さて、海外を放浪した経験がある方なら、黄色の表紙の分厚い本をバックパックにしのばせていませんでしたか。ボロボロになるまで読み込んで、何十年たった今でも、捨てることが出来ずに本棚に入っていませんか。私も何冊か本棚に残っています。そうです…『地球の歩き方』シリーズです。

 

昨年9月に、シリーズ初となる国内版「地球の歩き方 東京 2021~22」が発売されてたのはご存知ですか。何と、すでに発行部数8万部を超えるヒットを続けているそうです。私の手元にも一冊あります。値段は、税込み2020円です。分厚くて、それだけの価値はありますが、他のガイドブックと比較すると、お高いですね。

 

「東京版」は、2019年が「地球の歩き方」の創刊40周年に当たることから、国内版の初企画にトライしようとなったそうです。もともと、オリンピック開催直前の2020年6月の刊行を予定していたそうですが、コロナの感染拡大で、「東京に旅行するなんてとんでもない」という逆風の中で、何とか9月発売となったそうです。

 

ところが、東京駅近くの「丸善」丸の内本店では、発売後3カ月間だけで、同店で最も売れたガイドブックの年間売上の約3倍を記録したそうです。しかも、この本を購入した人は、都内在住が6割で、神奈川、埼玉、千葉を含む首都圏在住で9割を占めているそうです。

 

これは、海外はもちろん、国内旅行も控えざるを得ないコロナ禍にあって、首都圏で暮らす人たちが足元の再発見を期待して買い求めているようです。

 

でも、東京のガイドブックなら、他にも山ほどありますね。そこで、この本の基本コンセプトとして「地球の歩き方らしさを崩さない」「最新スポットにこだわらない」の2点にしたそうです。

 

例えば、切り口の一つが「江戸から地続きの東京」です。江戸切子や江戸藍染めといった伝統工芸体験のほか、文豪が通った老舗の名店の味やパワースポットの紹介など、江戸・東京の歴史や文化を学べる構成になっています。

 

歌舞伎や能楽、大相撲などの観覧の楽しみ方を初心者向けに解説するなど、なかなか興味深い内容になっています。江戸と東京を結び付けるというのが粋ですね。まさに、地球の歩き方らしいです。

 

今春をめどに、中国語訳版の中国での発売が決まっているそうです。近い将来、「地球の歩き方 東京」を手に、東京の街を歩く海外の人たちを見かけることになりそうです。その時は、コロナ禍の終焉を象徴する光景の一つとなるのでしょう。早く、そうなって欲しいですね。

2021年

2月

18日

「悪しき平等性」の呪縛

今朝の冷え込みで、屋上は久々に氷が張りました。どろんこ広場には、霜柱もできています。子どもたちは、バケツに、氷の破片と霜柱を集めます。今シーズン、あと何回氷遊びができるか・・・子どもたちが「ワクワクドキドキする」大切な時間です。

 

さて、本日、オリンピック・パラリンピックの新会長に、橋本聖子さんが選出されました。今回の騒動で、あらためて「多様性への容認」について、特に私たち日本人は、深く考える機会を得ました。

 

しかし、多様性を認めることは、「みな平等に!」という事ではありません。世の中には、「平等という名の不平等」だったり「悪しき平等性」が、日常生活の中に見られます。

 

学校教育では、「みんな同じにできる」という考えで、クラス全員が、同じにできるように指導し、同じになれば良しとする教育が行われてきました。一斉授業に求められる、最適な「答え」とも言えます。

 

ある幼稚園での事・・・「給食は、全員完食を目指すのではなく、一人一人の違いに応じて、『量を減らす』『頑張って食べているなら、残すのもやむなし』の方針転換をしていく」とすると、ある保育者から「それをやったら、他の子は食べているのに不平等になりませんか?」という質問があったそうです。つまり、「食べなくていいなら自分も食べない」につながるという心配です。

 

まぁ~現実的には、頑張って完食した園児には、保育者は最大限褒めることで、園児は完食することや好き嫌いがない自分に対して喜びを感じるものです。また、他の園児が「ずるいよ~」なんて言ってくるようなら、「どうしても食べられないつらさがある」ことを保育者は説明しながら、園児一人一人の違いを伝えれば、理解できるはずです。

 

「みんな同じにできる」を進めていくことは、まさに「悪しき平等性」の呪縛から解放されていないことなのです。

 

私たちは、「多様性への対応を進めなければいけない」と、言葉では理解しています。しかし、具体的行動に置き換えると、どうするのか・・・日常にある様々なシーンの中で、もっと深く考えないといけませんね。

2021年

2月

17日

動物園の役割

昨日の寺子屋で、ストライダーレースをやったのですが、今日の屋上遊びは、その続きです。子どもたちは、勝負をつけるのが大好きですね。昨日転倒してしまった5歳男の子が、見事にリベンジしました。そして、1・2歳児の園児たちも、三輪車やキックボードで参加します。遅いですが、やる気満々の子どもたちの活動は、元気があって素晴らしいですね。

 

さて、100年ほど前の1925年に、児童文学作家のヒュー・ロフティングは、「ドリトル先生の動物園」の中で、『動物園は、動物の牢屋ではなく、動物の家でなければならない』と記しています。当時の動物園は、猛獣や珍獣を檻に入れてコレクションのように展示するところがほとんどだったそうです。

 

1964年に国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある生物をまとめたレッドリストを作成します。そして、1973年には、ワシントン条約が採択され、野生動植物の国際的取引を規制する動きが強まります。

 

日本の最初の動物園は、1882年(明治15年)に開園した「上野動物園」です。目的は、欧米諸国に文化の面で追いつくことでした。

 

その後、時代の流れと共に、動物園の役割が単純に、家族や仲間で動物を見て楽しむレクリエーションの場だけではなくなります。

 

絶滅危惧種や希少性の高い動物の種の保存も、動物園の役割として求められるようになります。また、子どもたちへの教育の場となります。特に自然環境を守る視点を子どもたちに伝えなければなりませんね。そして、動物の生態調査や研究も動物園で行われています。

 

よく、「動物園なんて、人間のエゴが生み出した所で、動物のことを考えてなんていない・・・」と言われますが、これからの動物園には、「動物を見せる」以外の様々な役割があるのです。

 

でも、たまには、難しいことを考えないで、のんびりと「かわいいね~」なんて言いながら、動物を愛で、心の幸せを感じたいものですね。

2021年

2月

16日

保育の質「見える化」で向上

今日の保育園、屋上では木登りに子どもたちは燃えました。大きく太い幹となったビワの木に、4歳男の子が「登りたい!」と言ったことをきっかけに、続々と木登りにトライする園児たちです。地上2メートルの高さまで、登りきります。

 

私が子どもの頃には、裏山に銀杏の大木があり、高さ15メートルくらいまで、スイスイ登って遊んだものです。今の子どもたちは、なかなかそんな環境がありません。今日は、木登りを純粋に楽しむ子どもたちの姿を見て、うれしかったですね。

 

そして、寺子屋の時間は、「50メートル ストライダーレース」を行いました。予選決勝と行い、優勝した園児は年長男子ですが、準優勝は、年少園児でした。年少園児に負けた年長・年中園児は、悔しさで、心がメラメラしています。明日の屋上遊びでは「リベンジだ!」と大騒ぎです。(笑)

 

さて、最近は、「保育の質」を高めるために、いかに「見える化」を行なっているかが、問われるようになってきました。

 

ある保育園では、「回転すしごっこ」で工夫しながら遊ぶ様子を保育士がデジカメに撮影し、その様子について、コメントを添えた画像を廊下に貼り出して、園児や保護者、同僚の保育士らに公開したそうです。今までは、保護者に対して、連絡ノートへの文字情報が中心のフィードバックとなっていました。

 

このように、保育園での子どもたちの活動を映像化することによって、「子どもと保育者・保護者と保育者・保育者同士などの対話を促し、子どもが自身の活動を自覚することもできる」ようになったといいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「見える化」は、何と言っても、毎月の保育園活動のDVDです。園長の撮影中に、子どもがちょっかいを出すので、ブレてしまうこともありますが、保護者にとっては、大きな楽しみの一つになっています。たいがい、親子で見る家族が多いのですが、DVDを見ながら、我が子が友だちの名前を教えてくれたり、「この時は○○だった」と詳しい解説もするそうです。中には、数年前のDVDを子どもが見たがるそうで、それを見ながら、親としては、ただ小さくてかわいい・・・だけではなく、我が子の成長の足跡を感じることができるのです。

 

「うちの保育園は、保育の質を向上させるために○○」と説明することも大事ですが、「見える化」なら、百聞は一見にしかず・・・ですね。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者へのサービスとして開園後すぐに、DVDでのフィードバックを始めましたが、保育園としても、保育活動を映像で記録することは、大切なことです。映像を見ながら「来年は、このように改善しよう」と、保育の質の向上にもつながるからです。

 

今年の4月には、保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に多くの保育園が開園します。異年齢保育や寺子屋の取組み、屋上での充実した環境においては、決して負けることはないと思っていますが、DVDを通じての「見える化」で、保護者との共有をさらに強化していきます。

2021年

2月

15日

夫婦で子育てビジョンを共有

いよいよ「渋沢栄一」の大河ドラマがスタートしました。日本近代経済の基礎を作った人・・・渋沢栄一が設立・育成した企業は500以上・・・社会福祉や慈善活動にも力を注ぎ。91歳で生涯を閉じる。これが、私たちが表面上知っている渋沢栄一ですが、ドラマの中で、さらに深く学ぶことにしましょう。埼玉県が…深谷市が…今年は、熱くなりそうですね。

 

渋沢栄一の理念として伝えられている有名な言葉に「論語と算盤(そろばん)」があります。その教えは、「道理にかなう企業活動で社会に貢献し、適正な利潤をえること」を意味します。企業は、利益が出なければ存続できませんが、大切なのは、利益を出しながら、社会に認められる会社であれということです。現代でも、立派に通用する理念ですね。

 

さて、子育てについてのママの言い分です。「夫婦で子育ての意見が食い違う」「夫が話をちゃんと聞いてくれない」と悩むママは多いですね。

 

子どもの健やかな成長を育むには、一番近くにいるママの気持ちに余裕があることが大事です。しかし、子どもは一筋縄ではいきませんので、余裕がなくなる時もあります。そんな時に、パパにヘルプを出したいものです。

 

しかし、男性は、仕事のスタンスを引きずり、「相談されている=解決策を示さなければ」と考えてしまいます。ここは、「ただ話を聞いてもらえば・・・スッキリする」という感じで、パパに伝える工夫も必要です。

 

また、しつけや教育方針に関する考え方の違いもよく聞かれる悩みの一つです。もともと、夫婦は他人ですので、自分が育ってきた環境によって価値観も異なります。ママが我慢する・・・パパが我慢する・・・では、どちらか一方にストレスがたまってしまいます。ここで大切なのは、「子どものために最も大事なことは何か」という、子育てビジョンを夫婦で共有することです。

 

夫婦の価値観をすり合わせることは難しいですが、真ん中に「子ども」を置くことで、歩み寄ることができるのです。そして、そんなパパママの姿を子どもが見ることで、「思いやりの心」が育つのです。

2021年

2月

14日

コトを楽しむ

昨夜の地震には驚きましたね。さいたま市でも、なかなか揺れが止まらず、携帯が一斉に「地震です!」と鳴りだして、久々に不安な気持ちになりました。震源地が、福島沖ということで、10年目の3・11を前に、また津波が来るのか・・・と。福島に住む義理の母には、すぐに連絡が取れて、ホッとしたものの、ニュースでは土砂崩れが発生するなど、心配ですね。気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震だと考えられるそうです。まだまだ、3・11は終わらないのでしょうか。

 

さて、先日、近所の和食屋に上さんとランチを食べに行きました。昨年7月にオープンした店ですので、「どんな感じかな?」と、ずっと好奇心がくすぐられていました。

 

夜のメニューは、板長オリジナルのコースのみで、やや値が張りますので、まずはランチを楽しみます。刺身定食・・「あ~おいしかった」で終わっては、モノを楽しむだけになってしまいます。他にお客様はいなかったので、板長との会話を楽しみます。

 

2度目の緊急事態宣言発令までは、お客様もたくさん来ていただいたそうですが、夜8時に閉店となると、平日などは、お客様がゼロという日もあるそうです。

 

そんな世間話から、板長の身の上話となりました。この状況なので、今は、板長一人で、店を切り盛りしているそうですが、板長は、実は昨年3月に、イタリアとフランスへ武者修行に出かける予定だったそうです。しかし、コロナによって、人生の大きな変換を余儀なくされます。

 

海外渡航ができず、選択したのが、「和食の板長」です。この店のオーナーから話をもらって、フレンチ・イタリアンのシェフからの転身を決心したそうです。

 

和食の道で一流と呼ばれるには、何年もの修行が必要と言われています。でも、それは「吉兆」のような、老舗店の話であって、街にある和食屋さんは、違う「コト」で勝負すればいいのです。早速、「和食の中に、フレンチやイタリアンのテイストを入れメニューで勝負すれば・・・」などと、余計なおせっかい提案をする私に、板長は、夜のコースの中で、少しずつチャレンジしているそうです。

 

メニューは、シェフおまかせのコース料理のみで、一日限定○○組・・・というのが、私が考える理想の店舗経営です。食材を無駄にせず、お客様の数も決まっているので、ゆとりが生まれます。お客様との会話も深くなっていきますね。

 

この和食店が、「新しい和食懐石のスタイル」として、注目され、少しずつ口コミで評判が広がっていければ、板長のコロナ選択が、人生の大きな岐路になることでしょう。

 

お客様の立場である私たちは、こんな「コト」を楽しみながら、小さな「しあわせ」を重ねていきたいものですね。

2021年

2月

13日

データ ✖ AI

トランプを楽しむ年長園児たち・・・先日は、「七並べ」を覚えました。今日は、小学生から、ジョーカーを使った応用版七並べのレクチャーを受けると、子どもは、のみ込みが早いですね。すぐにルールを理解してしまいます。

 

ある若者がこんなことを言いました。「もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ」

 

「今の若い奴らは・・・」と思わず、口に出してしまうことが多い私のような昭和世代も、この若者のセリフには、頼もしさを感じますね。保育園の子どもたちを見ていると、きっと、こんな若者になってくれると、期待してしまいます。(笑)

 

近未来・・もうすぐ先には、現在の仕事の多くが、AI(人工知能)に奪われてしまうと言われるようになり、誰もが、「今の自分の仕事は大丈夫かな?」とか「○○なら、絶対にAIに代わることはない」と考えてしまいます。

 

そう、AIに取って代わられることのない仕事は何かと、既に存在しているものから探しているのです。

 

でも、考え方を少し変えてみると・・・「データとAIを使って、これから役に立つような新しい仕事を創造してみよう。確かに、AIに奪われてしまう仕事は、たくさんあるかもしれないけど、AIを使って、人間にしかできない仕事を考えればいいんじゃない」

 

どうですか・・・理想論ですか。でも、今の若者が、とことん考え抜いて、未来を仕掛ければ、決してできない事ではないと思いますね。

 

私たち大人も、まだまだ、とことん考えることを続けてみませんか。

2021年

2月

12日

答え出ぬ問題、考え続ける力へ

今年は、バレンタインデーが日曜日なので、今日の午後のおやつは、「バレンタインデザート」です。チョコレートやクッキーなど、4種類のバイキングです。プリンや果物が苦手な園児は、何人かいますが、チョコレートはみんな大好物で、あっという間に、すっからかんとなってしまいました。

 

今年のバレンタインは、家族でチョコレート作りが多いと聞きます。保育園でも、昨日は、チョコレート作りをがんばった子どもたちが、たくさんいました。

 

さて、先日の寺子屋「てつがくの時間」についてのコメントが、連絡ノートにたくさんありました。

 

6歳男の子は、おうちに帰って「しあわせとは?」の続きです。ママと、小学生のお姉ちゃんと3人で、たくさんの考えを話し合ったそうです。

 

5歳女の子は、「ママ、○○てつがく大好きなの」の会話が始まり、寺子屋の時間での他の園児の発言をママに報告したようです。

 

6歳男の子は、「ママが怒るのは、僕が好きだからなの?」なんて、いきなり言われたママは、面食らってしまったようです。(笑)

 

「しあわせ」については、もちろん一つの答えなどありません。子どもたちそれぞれが、自分で考えたことが「しあわせ」でいいのです。「生きていくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」とある校長先生は言います。その通りですね。

 

最近では、新型コロナウイルスの感染を巡って、誹謗中傷やネット上での一方的な非難や炎上、フェイクニュースなど、やりきれない思いをした方が多いですね。他者との関係性を二項対立的に見たり、好きか嫌いかと感情的に見たりする傾向が、以前よりも増して、強くなっているような気がしてなりません。

 

学校現場で、多様な児童・生徒と向き合う時に、この校長先生はこう言います。

 

「ひたすら聴く、聴き切る」

「苦しい心の内を語るには『自分が相手の関心の宛先になっている』ことが大きな力になる」

「自立とは、他人との相互依存のネットワークをいつでも使える用意が出来ていること」

 

自立することは、自分だけのことと思いがちですが、他人とのつながりも確立できることなのです。

2021年

2月

11日

生き方の多様性

木曜日の祝日は、久しぶりのような気がしますが、外はいい天気です。テレビをつければ、相変わらずコロナ報道が多いのですが、コロナ禍の影響で失職し、生活苦や絶望感で自殺する人が増えています。心が痛みますね。

 

日本でも、ここ数年、働き方や生き方の多様性が叫ばれるようになり・・・というよりも、私たち日本人の個々が、新たな働き方や生き方を実践しているというところかもしれません。

 

コロナ前のデータですが、1991年~2017年の「男性の失業率と自殺率」のデータによると、日本では、失業率が高まれば、それに正比例して自殺率も高まっています。この数字は、世界基準ではありません。

 

日本の失業率は、多くても5%までですが、スペインでは、10%を超えるのが当たり前です。それでも、自殺率は低く、失業率が高まっても、自殺者が増えることはありません。また、スイスのように、失業率が上がったら、自殺率が下がる国すらあります。ここは、福祉を利用できる国のシステムの違いも関係しているのかもしれませんね。

 

こうしたデータを見ると、日本の場合は、仕事一辺倒で会社を切られたらおしまい・そんな、言葉は悪いですが「社畜」の悲哀すら感じます。

 

昭和30年代からの高度経済成長期に「みんな一緒に、今よりもいい生活を!」という共通の「しあわせ」像を押し付けられ、国民もそれを当然として受け入れたのです。これには、「同じ価値観」を子どもたちに洗脳した学校教育の責任とも言われています。

 

それから、時代が変わり、「自分らしい生き方や働き方」の中に、「しあわせ」があると考える若者が増えてきたのです。もちろん、若者だけではなく、定年退職後にさらに輝いた人生を送るシルバーもたくさん見られるようになりました。

 

そして、今、このコロナ禍において、私たちは、もっと凄いスピードで、働き方・生き方の多様性の必要性を突き付けられたのです。

 

企業のプランニングは、今までなら「過去のデータ」を統計的・定量的・論理的に分析し、その連続性の中からヒットを導き出す手法がとられていました。しかし、「個の多様性」が進んでいくと、「おいしい商品・素敵な商品・おしゃれなモノの判断は、私が決める!」という時代になっていきます。これからの日本は、まさに、そんな時代になっていくのだと思っています。

 

2021年は、ほんの1、2年前の見慣れた景色がまったく変わっています。それも、視界不良なので、たちが悪いですね。この夏の東京オリンピックのことさえも、現段階でははっきりと決められない、とんでもない状況です。

 

生き方の多様性にとって、邪魔になるのは・・・「過去のこだわり」「過去の成功体験」かもしれませんね。これらを思いきって「メルカリ」に出品してしまいませんか。でも、買い手がつかないかもしれませんね。(笑)

2021年

2月

10日

「有害な」男らしさ

保育園の園長としては、子どもたちに「男の子だから」「女の子だから」という言い方で、遊びなどの行動について語ることは、ほとんどないのですが、連絡ノートに「園長の男遊び」という表記をしていたことに気がつきました。男遊びは、子どもたちを投げ飛ばしたり、プロレスの技をかけたりする格闘技系の遊びです。

 

しかし、男遊びに喜んで参加する半分は、女の子ですので、今日からは、単に「園長のプロレスごっこ」と表記することにします。

 

さて、最近は「有害な男らしさ」という言葉をよく目にするようになりました。過激な男らしさへのこだわりが、性差別につながったり、男性自身を苦しめることになるというのです。

 

男の子が乱暴な振る舞いや落ち着かない行動をすると「男の子だから仕方がないわね」「男の子ってバカだよね」などと、親たちが受け流していることの積み重ねが、性差別や暴力につながると言われています。

 

男の子が悪ふざけでスカートめくりをしたことを放任したり、女の子に意地悪をした時に「あの子のことが好きなんでしょ」とからかうことも良くありません。これでは、好意があれば相手が嫌な思いをしても構わないと勘違いをさせるリスクがあるのです。「そういう方法では、好意が伝わらない。かえって嫌われる」と、きちんと親が教えないといけないのです。

 

一方で、有害な男らしさは、男性自身の心身面にも悪影響を与えかねません。「押し付けられた男らしさにずっと嫌悪感を抱いていた」という男性も少なくありません。自殺や過労死は女性に比べて男性の方が圧倒的に多いのです。「男の子だから泣かない」「男なら弱音を吐くな」などと言われて育った男性は、つらくても誰にも相談できずに苦しんでいるケースもあるといいます。

 

私たちのライフスタイルが大きく変化し、年功序列や終身雇用が当たり前でなくなり、専業主婦が減り、女性の社会進出がどんどん進んでいます。また、世界基準で考えれば、様々な違いを受け入れることが当たり前の考えですね。先日の森会長の発言などは、ありえない話なのです。

 

有害な男らしさからの解放は、女性差別をなくすためだけでなく、男性にとっても必要なことなのです。

 

さて、あなたは、どう考えますか。

2021年

2月

09日

てつがくの時間~しあわせ~

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。ケヅメリクガメのかめきちの水槽前の電気を消して、ロウソクに火をつけます。これで、子どもたちの「考える」スイッチがオンとなるのです。

 

話し合うテーマは「しあわせ」についてです。まずは、年少寺子屋3番の園児からスタートします。しあわせの意味が分かっているか・・・そこから確認すると、だいたい理解しているようなので、「しあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみます。

 

「パパとママが笑っている時」・・・いきなり、核心をついた回答です。その後「初めて自転車に乗れた時」「大好きなピザを食べているとき」「ママが抱っこしてくれた時」「ママがやさしい時」と、年少園児は、ママとの直接的なふれあいに、しあわせを感じることが多いようです。

 

この年少園児の回答を受けて、今度は、年長・年中園児を集めます。このメンバーは、自分の意見をしっかりと言える子が多いです。

 

まずは、年少と同じように「自分がしあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみると、次々と手があがります。

 

「パパとママと一緒に料理を作っている時」「ママと買い物をしている時」「ママが笑っている時」「屋上でお砂場遊びをしている時」「屋上で○○君と野球をしている時」

 

「友だちと野球をしている時、友だちも幸せだと思う?」「うん。絶対そう思う」「じゃ、友だちが野球が上手になるのは、どう思う?」「それも、しあわせに感じる」

 

このやりとりの中で、子どもたちは、「友だちがしあわせな気持ちになれば、自分もしあわせな気持ちになるみたいだ・・・」と思い始めます。

 

「ママが笑っていたり、ママと遊んでいる時に、みんなしあわせを感じるっていうけど、じゃ、ママから怒られた時は、どう思うの?」と聞いてみます。

 

「それは、めちゃくちゃ嫌な気持ちになって・・・泣いちゃう時もある・・・」という意見がほとんどの中で、5歳女の子がこう言います。「○○は、少しだけど、しあわせに思うよ」「それは、どうしてかい?」「ママが○○を怒ってくれるのは、○○が好きだからと思うんだ」と、言ったのです。

 

どうですか・・・こんな考えを5歳で持てるなんて、私は、ビックリしました。

 

それから、こんな意見もでました。「パパが寝ているのを見ると、なんだか幸せな気持ちになる」「せんたくものをたたんでいる時・・・しあわせ」

 

子どもなのに、日常の些細なことに、しあわせを感じることができるのです。洗濯ものをたたむという行為は、ママのお手伝いができてしあわせという気持ちでもありますね。

 

今日の「てつがくの時間」では、「しあわせ」の定義を導くつもりもありませんし、答えなど出せないですね。しかし、子どもたちが、自分の頭で考えて、でも、頭で考えていることは他の人には見えないから、言葉で発言することが、ねらいです。

 

今日は、「しあわせ」について、なんとなくですが、「普通の生活の中に、ほんの些細なことの中にしあわせは、たくさんあること」「しあわせは、自分で感じることが多いけど、友だちやパパママがしあわせになったら、自分もしあわせな気持ちになる」と思ってくれたようです。どう感じるのも、子どもたちそれぞれで、違っていいのです。

 

私が、一番驚いたのは、ママに怒られても、なおその中に、しあわせを感じた5歳女の子の感性にアッパレです!5歳の哲学者ですね。

2021年

2月

08日

息苦しい上下関係

今日は、屋上の「お砂場」に、20キロ袋を7袋…合計140キロの砂を投入しました。子どもたちは、砂遊びが大好きですが、砂を持ち出しては、自分たちのお気に入りの場所で「おままごと」を始めるので、どんどん砂がなくなっていきます。

 

子どもたちが、台車カートに砂袋を乗せて運び、高い位置にある「お砂場」に、砂袋を持ち上げて、砂を一気に投入しました。ふかふかの砂遊びに、子どもたちは夢中です。

 

さて、ついに、大河ドラマ「麒麟がくる」も最終回となりました。午後8時に、私は珍しく酒も飲まないで、見入っていました。光秀が死ぬシーンはないと思っていましたが、その通りとなり、しかも、光秀が生存しているかも?というラストに、理由もなく「よかった!」と思ったのです。

 

今回の大河ドラマは、光秀と信長の友情という図式さえ垣間見られます。二人のやりとりは、まさにこのドラマの「名シーン」と言えますね。演技力もアッパレです。しばらく、「麒麟がくる」ロスが叫ばれるでしょうが、これを機に「謀反人」「悪役」の光秀のイメージが大きく変わることは間違いありませんね。

 

光秀を愛する日本人が多くなることでしょう。特に、組織で働く者にとっては、光秀に共感できる人が多いですね。信長から無理を言われ、しかも辱められ、それにじっと耐えるも・・・やはり、世の中をよくするために、最後は立ち上がるというアングルに、自分を重ねてみるのかもしれません。

 

最近、仕事を辞めてしまった、保育園ママは、上司のパワハラに耐えられず・・だったそうです。保育園パパママは、様々な分野で仕事をしています。時々、仕事の話をしますが、息苦しい上下関係の話を聞くたびに、サラリーマン時代の私の苦い経験を話しながら、少しでも励ましになってもらえればと思っています。

 

戦のない平和な大国を作るために「麒麟がくる」ことを信じる光秀の大河ドラマではありませんが、ストレスの少ない楽しい仕事をするために「麒麟」は、結局、自分自身の心の有り様かもしれませんね。勇気をもって戦うことも「麒麟」の選択肢の一つなのです。

2021年

2月

07日

下駄を履かせる

今は、受験シーズン真っ只中ですが、「この子の親からは、寄付金が多く見込まれるので、下駄を履かせて合格させた!」なんてことは、あってはなりませんね。

 

この「下駄を履かせる」という言葉は、どちらかというと、悪いイメージに受け止められることが多いです。下駄を履くと背が高くなることが、言葉の意味の語源です。

 

「下駄を履かせてもらってでも、点数をよく見せたところで、自分のためにならない」

「女子生徒の方が成績が優秀だったのに、男子生徒に下駄を履かせて合格させた」

「就職が内定しているのに、留年しそう・・・下駄を履かせてもらって卒業できた」

「強度の測定値を下駄を履かせてごまかして、商品化した悪徳メーカー」

「生徒の点数が期待外れ・・・教師のメンツのために下駄を履かせて点数を盛った」

 

こんな感じで、「悪いことの手本」のように、言われることが多いのが現実です。

 

大人の世界においては、「下駄を履かせる」ことで、いいことにつながることは、あまりないのかもしれませんが、保育園の生活の中では、私は、たびたび子どもたちに下駄を履かせます。

 

屋上での「30メートル走」のタイム・・・遅くて、自信を失いそうな園児には、下駄を履かせて「○○ちゃんの記録まで、あと〇秒・・・もう少しだよ」と励まして、「園長先生・・・もっと頑張ってみるよ!」を引き出します。

 

お昼の勉強タイム・・・10マス計算では、全問正解しなくても、やり直して正解すれば、はなまるで100点と用紙に書きます。特に、小学生になってから学ぶ内容については、保育園では「勉強は楽しい・・」という経験をさせることが大切なので、「はなまる100点をもらった!」ということが、子どもたちの「継続」につながるのです。

 

私たち大人は、子どもたちに、時には、うまく下駄を履かせて、やる気スイッチをオンにさせたいものですね。もちろん、乱発はダメですよ。(笑)

2021年

2月

06日

要の5歳児

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生までタテの関係が広がります。5歳児の年長園児2名は、お昼寝をしないので、この時間は小学生と一緒に、じっくりと過ごすことになります。

 

「トランプをやろう!」ということになり、5歳児2人と小学生4人で、ババ抜きが始まりました。5歳児はルールが分からないので、小学生に教えてもらいながらです。新しいことを始める時に見せる「目の輝き!」それは、それは、二人ともギラギラしていました。

 

トランプは、屋上にテーブルを置いて「青空トランプ」だったので、さらにワクワクドキドキ感が増したようです。そして、トランプが終わると、ポカポカの陽気の中、汗をかきながら「鬼ごっこ」が始まりました。小学校で流行っている「○○オニ」を楽しみます。5歳児二人にとっては、小学生相手の鬼ごっこは、足も速いし、かなりの運動量となります。2月にもかかわらず、汗をかきながら楽しんでいました。

 

ここまでは、よくある光景です。今日は、夕方の自由時間に、トランプ「ババ抜き」のルールを覚えた5歳児二人が、年中4歳児と年少3歳児に、トランプを教えているのです。来週月曜日から、トランプのルールを覚えた5歳児2名が中心となって、他の5歳児や年中・年少園児に広げていくのでしょう。

 

100人以上の大型保育園では、異年齢保育を行うのは難しいのですが、東京都中野区にある「陽だまりの丘保育園」では、3歳から5歳児は、異年齢保育を行っているそうです。曾木園長は「個人差はありますが、3歳児や4歳児は遊びの中で五感を使って考え、表現することが多いです。それが5歳児になると、創造性や発想力によりつながっていきます。遊びの発展性も強く、子ども同士の協同性なども成長していきます」と言います。

 

年長5歳児は、保育園の子どもたちを引っ張っていく「要」であると同時に、園児自身の「人生の土台づくり」の時期でもあるのです。

 

今日は、小学生から学んだ5歳児が、保育園の後輩へそれをつなげていく・・・こんな素敵な時間となったのです。

2021年

2月

05日

ジャイアント馬場 秘められた愛

卒園児の保護者から、使わなくなった手帳を数冊いただきました。お昼の年長の勉強タイムで、6人の園児にその手帳をプレゼントします。黒いカバーのごく普通の手帳です。しかし、6歳女の子が「これ、けいさつてちょうだよ・・・」と言うと、子どもたちは、すぐに、ドラマで見る刑事になりきっていました。

 

「あなたの名前は?」と聞いては、手帳にメモを書いていきます。「殺された人は、何人いるのですか?」と、かなりリアルな妄想にまで発展していました。(笑)

 

さて、今日は、ジャイアント馬場さんの話です。プロレスファンでなくても、ジャイアント馬場・アントニオ猪木の名前は、よく知られています。そんな、ジャイアント馬場さんが亡くなってから、22年が経ちました。今年は、馬場さんの23回忌追善興行が、後楽園ホールで行われる予定だそうです。

 

馬場さんと妻・元子さんとの間で交わしたおよそ1千通のラブレターが、今になって公開されました。この内容が含まれた「誰も知らなかったジャイアント馬場」という本が出版されたそうです。

 

まだ、私は読んでいませんので、ラブレターの内容は後日のお楽しみですが、このほとんどは、元子夫人から正平さん(馬場さんの名前)へのラブレターです。実は、この元子夫人は「女帝」と言われ、プロレスファンからはあまりいい印象がありません。

 

馬場さんの死後、一番弟子のジャンボ鶴田さんや三沢光晴さんが若くして亡くなったのも「元子の呪い」なんて言われたこともありました。

 

ジャイアント馬場さんが、全日本プロレスを旗揚げ後、元子さんは選手のグッズ販売会社を設立し、馬場さんを支えます。しかし、馬場さんの死後、運営方針をめぐって、全日本プロレスの新社長三沢光晴さんと対立します。結局、三沢さんについていく形で、多くの全日本プロレスのレスラーが、新団体「ノア」のもとへ集まりました。

 

全日本プロレス一筋で、今年67歳を迎えたベテランレスラー渕正信さんは、元子さんに対して「男社会の中、馬場さんの評価を落とすわけいかないと、自分が正面に立って、プロレスで言う『悪役』の部分をやってたのかもしれないね」と言います。

 

元子さんも、2018年にこの世を去ります。馬場夫妻には、子どもがいなかったので、元子さんの姪で、生前の夫妻の世話をし、現在は遺品などの管理をしている緒方理咲子さんが、膨大な量の手紙の公開を決めたそうです。

 

東洋の巨人・・・ジャイアント馬場さんの知られざる愛の物語・・・楽しみに読むことにします。

 

今日も、プロレスファンではないあなた・・・お付き合いいただきありがとうございました。

2021年

2月

04日

プロゴルファーの光と影

本日、生まれて初めて一時預かりを経験した1歳男の子・・・ママとの別れで大泣きスタートです。たいがいの一時預かりの子は、こんな感じになるのですが、今日の男の子は、小さな体でどうして、そんな大声が出るのか!?と思うくらい、ゴジラのように泣き叫びます。久々の大泣き園児の登場です。ママの愛情をいっぱいもらっているのでしょう。

 

さて、プロゴルフの世界・・・世界で活躍する松山選手や、全英女子オープンを制し、渋子スマイルで人気爆発の渋野選手など、華やかなイメージが大きいですね。しかし、現実は、そんなに甘い世界ではないようです。

 

2019年国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円だそうです。これをプロゴルファーに当てはめると、2020年の獲得賞金が400万円を超したのは、賞金ランキング33位の秋吉選手の414万円までだそうです。男子プロとして登録されているのは、およそ2000人です。その中で、一般サラリーマン以上の賞金を稼いだのはわずか1.65%に過ぎないのです。

 

また、大卒女性の一般サラリーマンの平均年収は355万円だそうで、女子ツアーでこの数字を上回ったのは85位で、370万円の新垣選手までです。

 

どうですか・・・プロゴルファーを夢見て、人一倍練習に打ち込み、晴れてプロ合格となったものの、獲得賞金で言えば、ほとんどの選手が、サラリーマンの平均金額にも満たないのです。

 

スポンサー契約のないプロは、大会に出場するための旅費、宿泊費、キャディフィーなどの経費はすべて自腹です。通常、1試合当たりに掛かる経費は、20~30万円といわれています。つまり、大会に出場しても賞金を得られないと、収支は大幅にマイナスとなってしまうのです。

 

ということで、多くのプロは資格を持って、ゴルフ場や練習場などに所属し、イベントに参加したり、顧客へのレッスンやコース運営のアドバイスを行ったりして収入を得ているのです。

 

その一方で、ジャンボ尾崎のように、生涯獲得賞金27億円(CMでの収入などを入れれば、その数倍)を手にできる大きな夢を追いかけられる世界でもありますね。

 

今日は、プロゴルファーを目指す若者にとっては、夢も希望のない話になってしまいましたが、人生はうまくいかない方が多いと考えて、肩の力を抜くことも大切ですね。

2021年

2月

03日

年齢主義教育と大学入試

今日は、サイクルショップから頂いた、ギア付き自転車に子どもたちは挑戦しました。とはいっても、24インチのビッグサイズなので、イスを一番下まで降ろして、年長・年中園児がやっと足が届きます。何と6段ギアです。子どもたちは、ギアの操作も初めてです。ギア1速から6速まで・・・「軽くなった!・・・今度は重くなった!」と大騒ぎしながら、いつもの自転車と違う感触を楽しんだようです。

 

さて、先日センター試験改め「大学入学共通テスト」が、予定通り実施されました。緊急事態宣言が発令されている都府県でも行われましたね。そして、日本では「こんな時期に試験なんてするのか!?」という意見よりも「予定通り行われて、受験生は良かった」と思った人がほとんどです。

 

ところが、欧米では、SATやバカロレアといった大学入学統一試験は、取りやめになっています。年齢主義の考えが薄い国では、どうやら「長い人生だから、コロナの今、無理にやっても危険でしょ。1年くらい入試を取りやめても、どってことはないさ」といった考えが当たり前のようです。

 

日本だったら、試験がないなんて・・・「浪人しろってことかい!」と、怒る保護者が続出しますね。

 

私が大学1年生の時は、まわりの半分以上が「浪人生」でした。今よりも、年齢主義が薄かったのかもしれません。ところが、最近は「浪人生」がめっきり減りましたね。2018年のデータですが、日本の大学等入学者(初回)の平均年齢は、18歳だそうです。ほとんど現役です。そして、25歳以上の割合はほぼゼロとなっています。

 

それに対して、一番年齢が高い、スイスやスウェーデンでは、平均年齢が25歳で、3人に1人が25歳以上だそうです。大学に入るのが難しくて卒業が簡単な日本と、いつでも大学に入れるけど、卒業するには、相当な勉強を積まなければできないという欧米との差もありますが、そもそも、年齢主義の考えが違うからですね。

 

留年することなど、日本では大変なレッテルを貼られてしまいますが、欧米なら、「自分のペースで焦らずやっていこう」という考えです。

 

私のように、既に年を重ねたおやじからすれば、若い時に1年や2年遠回りしたところで、長い人生どうにでもなる。と考えられますが、日本もそろそろ年齢主義教育を見直さないといけないかもしれませんね。

 

「個別最適な学び」を実現させるなら、同じ年齢をまとめて・・・なんて、できません。

2021年

2月

02日

節分 豆まき!

朝から降っていた雨も上がって、子どもたちは、広い屋上での豆まきを行いました。今年の節分は、2月2日です。通常は2月3日ですが、今年の立春が2/3なので、前日が節分というわけです。暦の関係とはいえ、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりとなるそうです。ここら辺の件は、テレビのニュースなどで、何回も聞いていることですね。(笑)

 

そして、節分が商売として注目されるようになったのが、「恵方巻」のおかげです。もともと関西での慣習だったのをセブンイレブンが全国区のキャンペーンに仕立て上げたのが、由来とされています。今年の恵方は「南南東」ですね。

 

恵方巻の売上が、年々アップしていくと、一昨年には、大量の廃棄ロスがマスコミでも取り上げられます。世論が、「もったいない!」「ロスを出さない仕組みへ!」という風潮となりました。

 

保育園のあるショッピングセンターでは、昨年2月3日の「恵方巻」は、売上が前年クリアでロスはゼロという快挙を達成しました。そして、今年も夕方には売り切れていました。売上は、ネット宅配の売上が大きく伸ばしたようです。巣ごもり需要ですね。

 

保育園には、恵方巻を担当するのママがいるのですが、「すっきり!やりきった!」顔で、我が子の迎えに来ました。今年も、ロスなしの気持ちがいい商売ができたようです。

 

さて、子どもたちにとっては、恵方巻よりも、自分たちが作った「世界でただ一つだけの鬼のお面」をつけて、豆まきです。豆を自分の年分だけ食べる律儀な園児はいません。倍以上のマメをモグモグしながら食べていました。ノドに詰まらせないように、先生がゆっくり噛んで食べる手本を見せて、安全に食べます。鬼役の先生も子どもたちにバレているので、「こわ~い!」と泣く園児もありません。

 

来年は、なまはげでも登場させようかな・・・と思っています。(笑)

 

ここで「大豆ってすごい!!」の話をします。古代中国では、生命力の強い「大豆」を信仰の対象として、占いなどに使っていました。日本には、弥生時代に伝わると、日本人も同じように厄除けに利用します。節分は邪気を払って福を招く行事。鬼の目を打つ『魔目』(マメ)、鬼を滅ぼす『魔滅』(マメツ)といった語呂合わせも伝わっています。「大豆」の豊富な栄養にあやかって、『マメ(健康)で達者な」春を迎えませんか。

 

これは、今日の屋上豆まきで使用した「でん六豆」の裏にあった、うんちくです。今日「おいしい!」と豆を食べていた子どもたちが、豆大好きになってくれると、うれしいですね。

2021年

2月

01日

中学生の学ぶ意欲

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターのサイクルショップから、中古の自転車をいただきました。何と、ギア付きです。子どもたちにとっては、ギアチェンジをしながら自転車の乗るのは初めての体験となります。明日、豆まきが終わってから、寺子屋1・2番の園児に試乗してもらいます。今日も、1・2歳児のストラーダ―軍団が頑張っています。

 

さて、皆さんも経験があると思いますが、中学校の「数学」は、得意な生徒と苦手な生徒の格差が広がりやすい教科ですね。国語のように「作者の気持ちを述べなさい」といった、答があるようでないような問題と違って、計算や方程式で1つの答えが導かれます。白黒がはっきりした教科とも言えますね。

 

中学校の数学教員も、生徒たちの学ぶ意欲の差に悩むようです。1年生の時には、やる気を感じていた生徒たちも、2、3年生になると目に見えて学習意欲が下がってしまうパターンが多いようです。

 

あるベテラン教員は、数学の授業で大切にしているのは2つの「つながり」だそうです。

 

1つ目は、生徒と数学のつながりです。生徒の知的好奇心をくすぐる作戦です。データの活用では、ディズニーランドのアトラクション別の待ち時間を分析する。関数の導入では、アイドル○○と女優○○の2つの物件の初期費用と家賃を比較する。といった、生徒が解いてみたくなるような問題を出すそうです。

 

2つ目は、生徒と生徒のつながりです。授業中に3~4人のグループに分けます。ただし、話し合うことを強制はしないで、個人で学びに向かい、分からない時に仲間を頼るようにします。また、「数学ラブレター」という取り組みをさせます。これは、生徒が自分で問題を作り、グループの仲間と交換し、解き合う活動です。ラブレターを作る中で、自分の「分からない」に向き合うことになります。

 

教師も生徒の「分からない」を受け入れることで、「分からないから、教えて」と言えるようになるそうです。さらに「分からない」を共有することで、数学な得意な生徒もやる気になるそうです。

 

ある生徒はこう言います。「友だちの『分からない』に自分が答えられなかった時、もっと勉強しなきゃいけないと思いました。一緒に考えて分かった時、その瞬間が一番記憶に残っています」

 

どうですか・・・いかに、生徒たち同士の「学び合い」にもっていくかが、ポイントのようですね。これは、保育園での寺子屋の時間や、年長園児のお昼の勉強タイムにも当てはまります。ホワイトきゃんばすでも「学び合い」を大切にしています。

2021年

1月

31日

複数の目で子どもを理解する

先日、お腹に赤ちゃんがいるママが、保育園の見学にやってきました。何と、2022年度の入園希望です。5月出産予定で、子どもが1歳になる前に保育園に入園させ、お仕事を始めるというビジョンです。

 

いつものように、屋上の環境を見てもらいます。自転車がいっぱいあって、生き物を飼っていて、ファームもある。そして、何と言っても「こんなに広いところで毎日遊べるなんて、すばらしいですね!」と言っていただきました。

 

幼稚園に通う年少の兄も一緒にいたのですが、異年齢保育にも関心があるようでした。子ども同士のかかわりという点では、異年齢保育のタテの関係が子どもの成長につながっているのは、このママも理解しているようでしたので、もう一つの「大人とのかかわり」について、話をしました。

 

「保育園の職員6人で、全ての子どもたちを見ています。職員は、金太郎飴ではありませんので、一人一人、子どもの良いところも悪いところも見方が違ってきます。担任制では、どうしても、子どもの見方が固定化してしまいます。6人で見れば、子どもの長所だったり、得意なことや友だちとに関わり方などを多く発見することができます」

 

ここまで話をすると、見学のママの目の色が変わってきました。そして、子どもの側からも、担任一人ではなく、先生が多いと「遊びたい時は○○先生」「ウンチ出たの報告は○○先生」と、先生を選ぶことができることも話します。

 

無事に、元気な赤ちゃんを産んで、「ホワイトきゃんばすに決めた!」となるとうれしいですね。

 

2020年改訂の「保育所における自己評価ガイドライン」には、次の文章があります。

 

「他の保育士等や保護者から子どもの様子や話していたことなどを聞いたり、異なる場面での様々な姿を丁寧に見比べてみたりすることで、今まで気がつかなかった心の動きや関係性の変化などが見えてきたり、ある出来事や経験の子どもたちにとっての意味や価値、『その子らしさ』といったものが、改めて浮き彫りになったりすることも少なくありません」

 

行政の文章は、どうもわかりづらいですが、要は、「複数の大人の意見を共有して、子どものいいところを見なさい」ということです。

 

私も園長として、毎日子どもたちと関わっていますが、他の先生の視点に、「この子にはこんなところがあるのか!」と新たな発見をするのです。

2021年

1月

30日

本能寺の変

今日の屋上は、北風が凄い勢いで吹いていました。キックボードで、自転車軍団の子どもたちを追いかけていると、追い風の時は、風の力だけで前に進みます。子どもたちも、追い風と向かい風の違いを体で覚えるのです。

 

さて、大河ドラマ「麒麟がくる」も、あと2回で最終回です。コロナ禍で、4月から6月までの撮影が一時中断し、異例の越年での放送となりました。これも、全44話で1つの作品と考えれば、短縮はできないという判断ですね。

 

「本能寺の変」は、信長を光秀が襲い、自害に追い込んだ事件です。その動機については、「信長に対する恨み」「突発的な行動」「将軍・足利義昭が黒幕」「四国政策を巡る対立」など、諸説ありますが、光秀は、主君を裏切った「謀反人」と伝えられています。しかし、「謀反人」という人物像は江戸時代に創作され、後付けで悪党にされたという見方があるようです。

 

今まで、大河ドラマだけでも15作品で「本能寺の変」が描かれ、時代劇全般では、数えきれないほど、「悪党」という立場の明智光秀が登場したことになります。

 

私の仲間に「大河ドラマ評論家」がいます。彼の評論を勝手にこのブログに掲載したこともあります。(笑)彼曰く、「もう戦国時代を扱った大河ドラマには飽きたけど、今回の脚本は池端俊策氏だ。やっぱり、おもしろい。本能寺の変をどう描くか、楽しみだ」と言います。

 

池端脚本の明智光秀は、悪党とはほど遠い人物として描かれています。無益な殺生を好まず、戦のない大きな国を作るという夢を持っています。「光秀には時代を分析する知的な部分があり、それは現代人の目で見た感覚と同じ。だから、光秀は『自分だ』と思って書きました」と池端さんは語ります。

 

光秀は、天下を左右するほどの武将でありながら、いつどこで生まれたのか、40歳頃までの記録がほとんどありません。よって、青年期の物語は、ほぼフィクションだそうです。そんな池端氏の主人公象によって、私も光秀にどんどん肩入れしたくなってしまいますね。

 

「謀反」ではなく、「やむを得ず信長を討った」という解釈が、どのように描かれた最終回になるのか・・・あと2回、日曜日の夜が楽しみで仕方ありません。

2021年

1月

29日

ナッジ

体操教室のJ先生が、人事異動につき、本日をもって、さよならとなってしまいました。ホワイトきゃんばすの子どもたちとの時間をとても楽しみにしていたそうで、毎週楽しいメニューを考えていただきました。今日は、最後に、子どもたちの前で、バク転などの床運動を見せてくれました。体操の先生らしい「プレゼント」です。子どもたちの心に、バク転のカッコいいJ先生の思い出ができました。

 

さて、尾崎豊さんの「卒業」の歌詞に、「仕組まれた自由に~♪何も気がつかずに~♬あがいた日々・・・♪」というフレーズがあります。レストランのメニューに、「店長おすすめ」とか「人気ナンバーワン」などの文字があると、思わず注文してしまったことがありませんか?コンビニのレジの前に、足跡シールがあると、その上に並びますね。この手法を「ナッジ」と言います。

 

ナッジは、あくまで選択の余地を残しながらも、消費者を特定の選択肢に誘導させるという手法です。消費者は、自発的に選択した感覚があるため、強要されたという意識はありませんね。まさに、「仕組まれた自由」なのです。

 

私も営業マン時代には、洋菓子のショーケースに「週末限定」「こだわりの○○を使った」などのPOPを活用し、お客様へ「仕組まれた自由」を与えて、顧客満足を得ながらも、売りたい商品へと導くような展開をした事が何度もあります。もちろん、お客様は、自分で選んだという意識で、買い物を楽しむのです。

 

トイレの小便器にハエの絵を描くことで床の汚れが減ります。そう、ハエに向けておしっこを発射するので、床への散乱が少なくなるのです。これもナッジです。

 

学校の廊下は右側通行という校則を生徒たちが守らないとなると、廊下の真ん中に線を引いて矢印を書いている学校もありますね。これもナッジです。

 

どうですか。ナッジは、使いようによっては、権力・禁止令・報酬といった直接的な手段を使わなくても、相手の行動を誘導できるメリットがありますね。お金もあまりかかりません。

 

このナッジで、子どもたちが、勝手に勉強をするように仕向けることができれば、教師の仕事も楽かもしれません。と考える人もいれば、「仕組まれた自由」の学校じゃなくて、やっぱり、子どもたちが自分で考えて行動しないと・・・という考えもあります。

 

ただし、何もしなくて「自分で考えなさい」と言っても、子どもたちはなかなか動きませんね。そう考えると、ナッジを上手に使うのがいいかもしれません。保育園で考えると、やる気スイッチが入るまでの作戦として使うのです。

 

保育園的、有効なナッジを考えてみることにします。

2021年

1月

28日

観光ビジネスコースがある高校

ここ数日、1歳児2歳児の園児たちの間で、「ストライダー(トレーニングバイク)」に乗れるようになった園児が増えてきました。私の世代の子育て期には、ストライダーはなく、自転車の練習は、ペダルを外して、やっていました。

 

現在、寺子屋園児19名と2歳児2名が、自転車に乗れるのも、このストライダーでの練習があったからです。慣れないヘルメットを装着して、1・2歳児たちが頑張っています。

 

さて、コロナ禍で、観光業はこの1年大変な状況になっていますが、日常を取り戻した時には、大きなビジネスチャンスが必ず待っています。愛知県立古知野高校の商業化には、全国でも珍しい「観光ビジネスコース」があるそうです。「おもてなし演習」や「観光地理」などを学びます。また、「観光実務」では、朝からホテルや博物館に通い、フロント業務や展示品の案内などを経験します。

 

この高校では、「子どもたちが将来、どのような職に就くにしても、『観光』を軸に地域と関り、地域の魅力を学び、発信する意義は大きい」と考えています。

 

普通学校だけではなく、秋田県立大曲特別支援学校でも、「観光」という教科があるそうです。この学校では、市内にある角館(かくのだて)の武家屋敷を生徒が案内します。角館は、「しだれ桜」も有名ですね。そこで、観光客と県内の特別支援学校の修学旅行の計4回の案内を任されたそうです。

 

観光案内を行うのは、軽度の知的障害を持つ生徒たちです。彼らは、普段は周囲に支えられ、変化の少ない生活になりがちです。そんな生徒たちに、「地域での役割を担い、その一員として生活する態度、資質」を育てるのが狙いだと、担当教諭は語ります。

 

実際に、観光案内を行った生徒たちは、観光地の取材や接客などの経験を重ねることで、見知らぬ人とも関われるようになり、社会人としての素養が育っているそうです。

 

世の中には、サービス業は山ほどあります。保育園も子育て支援という、立派なサービス業ですね。その中でも、ホテルや旅館で実践されている「おもてなし」は、これから社内に出ていく若者にとっては、大きな学びの場であることは間違いありません。

2021年

1月

27日

自分探しの先にあるもの

保育園の職員の娘さんが、無事に高校受験を終えることができたそうです。希望校へ合格です。今年は、コロナ禍で、受験体制も例年通りとはいかなかったようですが、相変わらず、子どもたちにとっては「偏差値」という単一のモノサシが使われます。

 

「○○高校への合格ラインは、偏差値○○」という基準をクリアすべく、埼玉県では「北辰テスト」という学力テストを多くの中学校3年生が受験して、自分の偏差値を知るのです。

 

しかし、本当の価値は、偏差値ではないことは明白なので、偏差値モノサシで他者との競争に明け暮れた反省から、今度は「好きなことをやりなさい教育」や「自分探し」が流行しました。

 

しかし、多くの若者が「本当に自分がやりたいことが何なのか、わからない」と訴えます。これは、当然の話で、価値や意味は人とヒト、人とモノ、人とコトとの関わりの中で生まれます。じっと、一人で思い詰めても、なかなかやりたいことなど浮かばないものです。

 

「自分探し」に代わる基準を若者に提示できないか・・・ということで、最近言われているのが「比較優位の原則」という考え方です。例えば、貿易で各国が自国の得意分野に特化することで全体として大きな利益が得られるという理論です。

 

これを教育に当てはめると、「好きな物ではなく、得意なものは何か?」「他者があまり選ばない分野で、得意なものを探すとよい」という考え方になります。つまり、自分が他者に貢献できるものは何か?と考えて、実際に行動することです。

 

世界では、格差や分断が広がっています。日本も例外ではありませんね。一人一人の人間は多様であり、それぞれに存在意義がある。と考えれば、それらを結び付けることで、世の中の役に立つことはできないか・・・そんな、考えを持った若者が増えれば、世界はもっと良くなると思いませんか。

 

これが、自分探しの先にある、これからの生き方の価値かもしれません。

2021年

1月

26日

授業づくりを見直す

屋上にあるビワの木やクワの木が、この冬に切られることになりました。あまりにも大きくなりすぎて、ショッピングセンターの設備上、不具合が出てきました。ビワも桑の実ことマルベリーも、子どもたちのおやつだったので残念ですが、仕方ありません。

 

切られたビワの枝で、職員が「パチンコ」を作りました。V字の枝にゴムを通した昔ながらのパチンコです。子どもたちは、そのパチンコで射的ゲームを楽しみます。なかなかうまく球を飛ばせない子どもたちです。(笑)

 

さて、小学校6年生を担任するある先生の話です。この先生は、コロナ禍の今「いままで頭を使っていなかったなぁ~」とつぶやきます。「もちろん、これまでも自分なりに考えて主体的に行動してきたつもりだった。しかし、振り返ってみれば、それは結局、『学校の常識』に沿って考えたことばかりだった」と言います。

 

コロナ禍での対応は、自分の授業スタイルを根本的に変えることにもなったそうです。いつ再び休業になるか分からないので、授業中の説明の時間を思いきり減らし、子どもたちが映像やテキストを見て、レベルに応じた課題にたくさん取り組めるようにしたとのことです。

 

「これまでは、かけた時間数ばかり見て、やったつもりになっていたが、教員側のペースに合わせてやっていたら、いつまでたっても終わらない。時間をかけても、それが身についているとは限らないと実感した」と言います。

 

今年度は、今までと同じような授業をしていたのでは、教科書も終わらない。ならば、根本的に授業づくりを見直さなければ・・・と思った先生が多くいたことでしょう。やり方は、色々でしょうが、子どもたち同士で学び合える環境を作り、出来る限り個別対応に近い取組みが、成果につながったと言われています。ここは、コロナ禍で、先生たちも「自分の頭で考え始めた」のです。

 

今月から保育園では、年長園児は小学校生活を想定して、お昼寝をしません。この時間に、最近は「10マス計算」をしています。そう、たし算の勉強です。もちろん、たし算は小学生になってからすればいいので、みんな一緒にやろう・・・ではありません。個別対応での学びにしています。計算ができる子も、苦手な子も、共に達成感を味わってもらうためです。

 

学校の先生に限らず、私たち大人は、コロナ禍で、ようやく自分の頭で考え始めたのかもしれませんね。仕事でも日常の生活でも、まだまだ改善点はたくさんあるかもしれません。

2021年

1月

25日

今こそ「孤独のグルメ」流

今日の連絡ノートには、「雪が降らなかったのでガッカリ!」のコメントがビッシリです。もちろん、ママの感想ではなく、子どもたちの感想です。ママの感想は「雪が降らなくてホッした・・・」です。(笑)

 

保育園としては、屋上の広いスペースで、思いっきり雪遊びをさせたいという思いと、雪の中の登園は大丈夫かな?とか、電車が止まったら、パパママのお仕事大変だぁ~など、スッキリしない気持ちになりますね。

 

子どもたちの遊びだけを考えれば、それはそれは、屋上の雪遊びは最高です。新雪を最初に踏みしめるのは子どもたちです。雪だるまは何体もできて、雪合戦で大盛り上がりです。ソリ遊びもできますね。

 

さて、私の大好きな番組の一つに「孤独のグルメ」があります。主人公の井之頭五郎が、町を歩いて店を探し、ブツブツと心の声で話しながら注文し、食べながらまた心の声でコメントするストーリーです。

 

コロナ禍で、会食の回避や「黙食」といった新しい日常がクローズアップされていますが、この「孤独のグルメ」は、まさに、コロナ禍での飲食店を救う食事の在り方とも言えます。

 

この作品の素晴らしいのは、人物と背景と食べ物を同列に描いていることです。主人公の五郎は、あまりしゃべらないし、アクションも少ないから、背景はち密に描かないと、見ている人が五郎の気持ちになれないとのこと。店自体のたたずまい、店の人や客が醸し出す空気、全部を「味」として描いているそうです。

 

料理自体のおいしさばかりに重点を置いていないと、原作者の久住さんは言います。「僕は、脚本の五郎のセリフには手を入れるんですが、食レポのようなセリフがあると、全部直しています」とのことです。

 

「孤独のグルメ」に出てくる店は、地味だけど同じ場所で長くやっている店がよく出てきます。素材にこだわった○○のような有名店ではないので、五郎のセリフが、たまらなくいいのです。

 

原作の久住さんは「いちばん寂しいのは、好きな店がなくなってしまう事。僕が好きな店は、お年寄りの店主が、あちこち痛むけど、お客さんが来るから毎日続けているようなところだから、緊急事態宣言で時短短縮や休業を余儀なくされて心が折れ『もういいかな』となってしまう。今年に入ってからも2軒ありました」と言います。

 

こんな話を聞くと、早く、日常に戻って、お気に入りの店で思いっきり楽しむ時間を取り戻したいですね。頑張っている店主にエールを送るしかありません。

2021年

1月

24日

ハンク・アーロン

昨日は、ハンク・アーロンさんが86歳で亡くなった報道が、各メディアで取り上げられていました。

 

私が、ハンク・アーロンの存在を知ることになったのは、子どもの頃、王貞治の756号世界記録を、当時の後楽園球場で見た時です。ハンク・アーロンのメッセージが、バックスクリーンに映りました。

 

それ以降も、アーロンさんと王さんの交流は続き、現役引退後の1990年に、世界少年野球大会を設立します。そこで、アーロンさんは「私は、子どもたちをホームラン打者にしたいわけじゃない。大会後も文通をしたり、交流を続けてもらえれば」と語ります。

 

ハンク・アーロン以前の大リーグホームラン王は、あの有名なベーブ・ルースの714本です。ベーブ・ルースの記録を破る時には、人種差別的なバッシングを受けたそうです。現在、大リーグのホームラン記録を持つバリー・ボンズさんは、「逆境を乗り越えた先駆者となり、後に続いたアフリカ系米国人の選手に手本を示した」と感謝のコメントを残します。

 

黒人初の米大統領となったバラク・オバマさんは、「最高の野球選手の一人であり、私が今まで出会った中で最も強い人間の一人だった」と言います。ハンク・アーロンさんは、現役引退後も公民権運動を続け、野球同様に、人種間平等の大使であったと、アメリカのマスコミは称えています。

 

ハンク・アーロンさんの印象に残る最近のコメントは、イチロー選手が日米通算でピート・ローズの持つ大リーグ通算安打記録に迫っていた時期です。

 

「イチローが日本と米国の両方で成功したことは誰でも知っている。日本でスターだった選手が大リーグでキャリアを積み重ね、堂々とプレーする姿を見るのはうれしい」と語りました。「人種や言葉の違いを超えて認め合い、尊重し合う関係を作ろう・・・」という偉大なレジェンドのメッセージには重みがあります。

 

現在、野球に夢中の保育園の園児たちは、ハンク・アーロンどころか、王貞治さえ知りませんが、私の心には、人間としても一流の野球選手の一人として、ハンク・アーロンは残り続けるのです。

2021年

1月

23日

さよなら「大垣夜行」

今日は、冷たい雨となってしまったので、「相撲」を子どもたちと楽しみました。私が、小学校6年の時の担任が、相撲好きで、「○○場所」として、年に6回ほど時間割を無視して、1日がかりの相撲大会を行っていました。その当時を思い出し、小学生も含めたチーム対抗での取組みです。勝ち負けがつく競技は、大いに盛り上がりました。保育園の新しいスポーツとして、「相撲」を取り入れていこうかと思っています。

 

さて、「大垣夜行」という列車をご存知ですか。昭和の時代の話ですが、1996年まで、東京駅を23時台に出発し、名古屋の先、岐阜県大垣駅に朝6時前に到着する夜行列車です。寝台特急ブルートレインではありません。普通列車の夜行列車なのです。

 

新幹線や特急・急行には乗車できなくて、普通列車、快速列車しか利用できない「青春18きっぷ」という格安きっぷが、今でも夏休みや春休みシーズンに発売されます。この切符の利用者を中心とした人気列車でした。

 

当時、横浜を過ぎて、戸塚で午前0時を過ぎるので、戸塚までの切符を購入し、戸塚を過ぎてから、青春18きっぷの日付けを入れてもらうことで、まるまる24時間有効となるのです。

 

私が、学生時代に旅をした時は、戸塚で日付けが変わり、大垣に翌朝到着。そのまま、鈍行列車を乗り継いで、九州の熊本駅着が23時過ぎ・・・わずか2000円足らずの運賃で、熊本まで行ったことがありました。時間はあるけど金がない学生時代の思い出です。

 

当時は、狭い4人掛けのボックスシートでしたので、なかなか寝られませんでしたが、同じボックスの身も知らずの旅人と、おしゃべりしながらの楽しい旅でした。そんな「大垣夜行」も、1996年からは、全車指定席の快速「ムーンライトながら」という名前になり、2009年からは、臨時列車として、春休みや夏休み期間に運行されてきました。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年3月以降は運行していません。そして、このまま運行を終了することが発表されたのです。この「ムーンライトながら」には、当時小学生だった長男を連れて、旅に出たこともあり、「大垣夜行」と共に、思い出深い列車でした。

 

昭和の「大垣夜行」は、毎日運行されていたので、酒に酔ったサラリーマンが、この列車に乗ると、気がついたら「静岡」「浜松」「名古屋」となり、朝一番の新幹線で、東京の会社へ出勤という笑い話も多かったようです。

 

私の青春時代の思い出の列車がなくなってしまう・・・私世代のおやじの中には、今頃、感傷に浸っているものが、多いかもしれませんね。(笑)

2021年

1月

22日

おちんちんのえほん

年長6歳の女の子が、おうちの絵本を保育園にプレゼントしてくれました。10冊以上あります。さっそく、朝からその絵本を並べて、「あーだこーだ」と子どもたちが集まります。普段から、絵本を読む習慣のある園児や、好奇心旺盛の園児は、それはそれは、新しい絵本に食いつくように見入っています。

 

6歳女の子が、「この本は○○なんだよ」と解説を入れながら、しばらく、読書タイムとなったのです。そして、子どもたちの一番人気は「おちんちんのえほん」です。

 

タイトルから、インパクトがありますね。少しだけ、読んでみましょうか。

 

きみは おとこのこかな、おんなのこかな。

おとこのこなら、なんで わかるの。

おんなのことは、どこが ちがうの。

 

ここに いる ふたりの こどもは、おふろに はいっているので、

シャツも パンツも ぬいで、スッポンポンの はだかんぼ。

さあ、 どっちが おとこのこか おんなのこか、こんどは わかったよね

そう、おとこのこには、あしの あいだに 「おちんちん」が みえるね。

おんなのこにも、おちんちんが あるけど、そとからは みえないんだ。

 

それからね、からだの なかで、おしってこや うんちを だす ところは、

ひとに みせては いけないぶぶんなんだよ。 プールに はいる ときだって、

みずぎを きて、かくしているでしょう。

そこは、じぶんしか みちゃ いけない ところ、ひみつの ばしょなんだ。

そこを「プライベート・ゾーン」って いうんだよ。

パパや ママや、 きょうだいたちと、おふろに はいったり する ときは

いいけど、ほかの ひとには、みせないように したいな。

 

こんな感じで、パパとママから赤ちゃんが生まれるシーンも、ちゃんと絵本になっています。我が子に、どうやって、性を教えるか・・・日本人は、とても苦手と言われていますね。保育園でも、子どもたちに、性について、ちゃんと教えたことはありません。

 

「おちんちん」という言葉は、子どもたちが喜び盛り上がる単語ですが、声に出しても、あまり恥ずかしくない、優しい言葉です。こんな、絵本を通じて、子どもたちに「おとこのこ」「おんなのこ」の違いを感じてもらうのもいいかもしれません。

2021年

1月

21日

年長園児の影響力

1月からは、小学校入学を前にした年長園児は、お昼寝をしなくなります。他の園児が寝ている間は、自分の道具箱を使って、お絵かきやぬり絵をしたり、勉強タイムとなります。

 

今週は、「間違い探し」を楽しんでいます。「2つの絵を見て、間違いが5つあります。探してください」という内容です。6人の年長園児は、やる気満々に挑戦します。しかし、大人でもイライラするような難しい課題です。

 

「難しいから3つできたら持ってきて・・・残りはヒントを出すからね」と言いながら、頑張ってもらうのですが、最後まであきらめないで、やり抜く子が二人。3つまでは頑張る子が二人。最初にあきらめてしまう子が二人・・・そんな感じで、初日を終えます。

 

2日目・・・あきらめ組は、最初から「やらな~い」。他4人は、ますます、スキルアップです。そして、今日が3日目です。何と、あきらめ組が、「今日はやってみる」と挑戦してきました。早く5つの正解をクリアした園児は、考えている園児にヒントを与える役割をしながら、みんなで協力し合って全員正解です。

 

「間違い探し」は、簡単にできる問題では意味がありません。考えて考えて、ようやく正解が見つかることで、子どもたちの達成感がマックスとなります。

 

そして、今日は、10マス計算にチャレンジしました。一桁のたし算です。もちろん、たし算は小学生になってからやればいいのですが、日頃、そろばんをやってみたり、計算が得意な園児がいるので、勉強というよりも、遊び感覚でトライします。

 

一桁ならどんどんできる園児が3人・・・ゆっくりやるが1人・・・たし算が自信ない園児が2人です。今日は、小学校の算数の時間ではないので、自信のない2人には、無理に計算を教えるのではなく、お絵かきなど、好きなことやってもいいよ…としました。

 

すると、他の園児に聞くなりして、一人の女子が、ゆっくりですが計算を始めました。「えんちょうせんせい・・・できました」と言ってきますが、半分が間違えています。そこで、お昼の時間が終わりました。

 

彼女は、あきらめませんでした。午後のおやつが終わると「えんちょうせんせい・・・さっきのたし算、やっていい?」と言ってきたのです。このタイミングでは、彼女に、しっかりと教えながら、計算に取り組みました。

 

いつもは、仲良く遊ぶ6人の年長園児ですが、運動会ではライバルとなり、クリスマス発表会では、助け合いながらやってきた仲間たちです。たかがたし算かもしれませんが、こうして、お互いに影響力を深めていけることは、嬉しい話です。卒園まで、そして、卒園後小学生になっても、影響力を高め合う仲間であってほしいですね。

2021年

1月

20日

渡り鳥の不思議

今日は屋上に、分厚い氷ができていました。池の氷は、子どもが棒で叩いたくらいでは割れません。また、タライに張った水から、厚さ3センチ直径40センチの特大氷が出来上がりました。子どもたちは、落とさないように持ち上げます。「冷た~い!」です。(笑)

 

さて、保育園の保護者の中に、毎週日曜日は、埼玉県川島町の湖に、オオハクチョウを見に行くママがいます。何百羽が、いっせいに飛び立つ姿に魅せられてしまったようです。

 

そう、オオハクチョウは渡り鳥ですね。春から夏にかけては、水草などの食べ物が豊富なシベリアで繁殖します。冬になると、極寒で雪や氷が覆うため、比較的食べ物を確保しやすい日本に冬鳥として飛来します。

 

夏鳥と言われる渡り鳥もいます。ツバメです。ツバメは冬の間はフィリピンなどで過ごし、春になると食べ物が豊富になる日本に飛来します。子育てした後、秋には再び東南アジア方面へ戻っていくのです。

 

移動距離が長い鳥は、カモメの仲間のキョクアジサシで、北極と南極間の約2万キロを行き来します。しかし、渡り鳥は、どうして迷わずに日本にやってこられるのか?不思議ですね。

 

渡り鳥は、生まれながら進むべき大まかな経路がプログラムされているそうです。いざ渡り始めると、太陽や北極星などの星の位置を認識しつつ、体内時計と照らし合わせて、進む方向や方角を定めます。頭部にある感覚器で地球の磁場をキャッチ。位置を感じながら飛び、最後は記憶を頼りに目印の山や川など見つけ、目的地にたどり着くのです。

 

人間で言えば、海外から何丁目何番地に地図なしで向かうようなものです。凄いとしか言いようがありませんね。渡る目的は、食べ物を確保するためだそうです。

 

ただし、渡り鳥の飛来日が、地球温暖化の影響で数日ずれているそうです。渡り鳥は、飛びながら、地球の環境変化を敏感に感じ取っているのかもしれませんね。

2021年

1月

19日

子育て期の延長

今日の寺子屋は、バレンタインの特設会場が舞台です。年長園児がリーダーとなり、3人ずつの5つのチームで行動します。テーマは、「パパにプレゼントするバレンタインチョコレートを選ぶ」です。

 

年長園児といっても、まだ小学生前ですので、どんなリーダーシップで、チームをまとめられるか・・・そこがねらいでもあります。

 

あるリーダーは、「パパは大人だから、子どもが喜ぶチョコレートじゃなくて、大人のチョコレートがいいんじゃないの?」と、他のメンバーの意見をまとめて、ショーケースできちんと陳列されている、モロゾフのチョコレートを選びました。

 

あるリーダーは、「パパは、お酒飲むときはナッツを食べるから、このナッツが入ったチョコレートがいいんじゃないかな?」とマカデミアナッツチョコレートを選びます。

 

しかし、年中園児の意見に振り回されてしまい、チームをまとめることができず、結果、チョコレートを選ぶことができなかったリーダーもありました。

 

人には、リーダータイプもあれば、そうでない人もいます。ただし、自分の意見と他人の意見を交えながら、1つの方向へ持っていくには、話し合いが必要ですね。今日の寺子屋では、そんな経験を通じて、コミュニケーション能力が伸ばせればいいと思っています。

 

さて、晩婚化・晩産化の影響で、子育て期が後ろにずれ込んでいる傾向が、国勢調査のデータからも分かります。同居している未成年の子がいる既婚女性の割合のピークを見ると、1985年では35歳だったのが、2015年では39歳となっています。

 

50歳時点に注目すると、未成年の子と同居している人の率は、1985年ではわずか7.6%だったものの、2015年では52.0%と半数を超えています。私と妻がジャスト50歳の時には、長女以外の2人の子どもは未成年です。52%に入っていますね。

 

一昔前と違って、現在では50代も立派な子育て期です。両親が亡くなる前の私もそうでしたが、この年代では「育児+介護」のダブルケアを課される人が増えているのです。

 

サラリーマンで考えれば、一般的に50代が年収のピークとすれば、今は、子どもの大学進学期が親の年収ピークと上手く重なっています。しかし、これが、もっと後ろにずれていけば、年金で子どもの教育と親の介護までも支えないといけない状況になっていくのです。

 

子育て期の高齢化に合わせて、社会の諸制度も変えていかないといけませんね。

2021年

1月

18日

教育改革

今日は、屋上ファームの大根をすべて収穫して、子どもたちのお土産にしました。ファームでの収穫は、これで終了です。春までは、静かなファームとなります。今シーズンも、子どもたちは、たくさんの野菜を育て食べてきました。屋上ファームは、子どもたちの成長にとって、欠かせないものになっています。

 

さて、この週末に、センター試験に代わる新しい「大学入試共通テスト」が行われました。最初は、記述式での問題も検討されていましたが、採点にかかる時間や公平性などを考慮し、マークシート方式での回答となったものの、今までの「知識」「技能」を問う内容から、今回は、「思考力」「判断力」「表現力」を含めて問う内容になっています。

 

「教育改革」の目玉として、行われたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、共通テストの本質の報道よりも、「コロナ禍で、試験がこのように行われました」といった、感染対策の報道が多かったような気がします。

 

近年は、AI技術の進展や不透明な国際情勢など、社会構造の変化が急激に起こっています。この動きは、さらに加速しています。これからの時代を生き抜くために必要な力や資質を身につけ、社会に貢献する人材を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入試共通テスト」は、そんな子どもたちを育てるための一つと言えます。

 

戦後、日本での公教育は、質の高い労働者を作るための仕組みとされました。高度成長期は、「みんな一緒に〇〇しよう」が、上手くいったのです。しかし、産業構造の転換が起き、大量生産・大量消費の仕組みに限界がきました。公教育のシステムに合わない子どもたちは、「おちこぼれ」「不登校」「いじめ」という形で表れます。

 

ここで、「教育改革」の必要性が、叫ばれたのです。今に始まったことではありませんが、そろそろ、本腰を入れないといけない・・・というのが現実です。

 

公立の学校では、そんな個別対応の教育なんてできない・・・と言われ続け、オルタナティブ教育と言われる、様々なスタイルの教育機関で、公教育のシステムに合わない子どもたちを受け入れてきたのです。

 

しかし、「教育改革」とは、公立学校において、学びの個別化や協同化をを目指すことだとも言えるのです。

 

とても難しい議論となりますが、明日の世界を担う子どもたちへの教育を私たち大人は、しっかりと考え、責任を持って取り組まないといけません。

2021年

1月

17日

26年目の朝5時46分

コロナ禍で、報道は少なくなっていますが、阪神大震災が、今から26年前の早朝5時46分に発生しました。私が勤務していた洋菓子メーカーは神戸が本社でしたので、それはそれは、多くの困難を強いられました。

 

関東では、朝のニュースで、関西がとんでもないことになっている・・・と報道を受け、本社に連絡するも、電話はつながりません。私は、予定通り、大宮そごうのバレンタイン特設会場の準備に出かけます。

 

本社がどうなっているか、情報のないままに、チョコレートのディスプレーを淡々と行っていました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。

 

26年経過した今、バレンタインマーケットは拡大を続けています。今年も、ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターの特設コーナーに、バレンタインのチョコレートが陳列されました。

 

バレンタインデーを仕事にしていた私ですが、バレンタインの仕事から離れて、10年が経過しましたが、今でも今年は売れるかな?と気になって仕方がありません。26年前の阪神大震災の時は、「こんな時にバレンタインなんかやっている場合ではない」という風潮に、一時なったものの「神戸には洋菓子のメーカーがたくさんあって、震災で大きなダメージを受けた。チョコレートを買って助けよう」という、世間の温かさに助けられました。

 

そして、今年は、コロナ禍でバレンタイン商戦には逆風が吹いています。テレワークやリモート会議など、会社に出勤しない状況では、バレンタインチョコレートを渡す機会がありません。自分チョコ・友チョコと需要が拡大したものの、やはり今年のバレンタインは、厳しくなることが予想されます。

 

「こんな時だからこそ・・・チョコレートを楽しんで、コロナ禍を乗りきろう!」となってくれることを期待したいですね。

2021年

1月

16日

尺取り虫

今日は、桜の季節の陽気となり、屋上遊びでは、子どもたちが汗ばむほどになりました。バトミントンに取り組む小学生も、寒さを感じることなく楽しめたようです。

 

さて、保育園の屋上で、春先にたまに見かける虫が「尺取り虫」です。歩き方に特徴があって、愛着がわくイモムシの仲間です。手のひらにのせると、その上で歩き回ります。まるで、小さなペットのようですね。

 

この尺取り虫の名前は、「チャバネフユエダシャク」という蛾です。尺取り虫は、春に卵からかえり、クヌギの青葉や若葉などを食べます。春の短い期間で、一生分の栄養を蓄えるのです。

 

夏から秋に、土の中でまゆをつくり、サナギとなって過ごします。そして、冬にかけて成虫となり、木の幹を登るのです。成虫のチャバネフユエダシャクは、クモか鳥のフンかと思えるような、白黒の斑点模様の、ずんぐりとした形をしています。蛾なのに、ハネがありません。これは、メスだそうです。

 

なぜ、多くの昆虫が冬眠している寒い冬に活動するのか、そして、なぜメスにハネが無いのか?・・・答えは、冬期は外敵が少なくて安全度が高いからだそうです。そして、メスにハネがないのは、飛びまわる労力も節約して、できるだけ多くの力を次の世代の卵に託すということらしいのです。

 

そう言えば、ミノムシのメスもハネを持たないで、一生をミノの中で暮らす蛾です。尺取り虫は、春にとった栄養だけで何も食べずに半年も生き抜き、オスを引き寄せるフェロモンという絆で純愛を育み、次の世代の命を残して、当たり前のように静かに死んでいくのです。

 

尺取り虫の死にざまも、また我が子のために命を賭ける母の愛を感じますね。春になって、尺取り虫を見かけたら、そっと、見守ることにします。

2021年

1月

15日

女性管理職を増やす手だては・・・

今日の体操教室・・・最近は、体操の先生が毎回、楽しんで伸びるような新たなプログラムを用意してくれるので、子どもたちは、大いに盛り上がっています。

 

今日は、「逆立ち選手権」を行いました。保育園の子どもたちは、仲間と協力することをクリスマス発表会の練習などを通じて学んでいますが、運動会の練習では「あきらめないこと・勝つこと」への執念を学んでいます。「逆立ち選手権」は、学年別に、壁に足をつける体勢の逆立ちを、誰が一番長くできるかを競います。

 

年中・年長園児は、意地の張り合いで、なかなか決着がつきません。腕がしびれて、もう限界というところまで、粘る子どもたちです。年長で優勝した6歳女の子は「最後○○君との戦いになっても、絶対に負けないぞ!」と思っていたそうです。園長としては、根性論で保育はしていませんが、こんな子どもたちを見ていると、なぜか嬉しい気持ちになるのです。

 

さて、日本では、政治の世界も民間企業でも、女性大臣や女性管理職が、世界の中では極端に低いと言われています。今日は、公立学校の話です。

 

公立学校の2020年度の教員統計が発表され、管理職に占める女性の割合は19.7%で、これまで最も高かったそうです。平成23年度では、14.8%だったので、ざっと10年間で5%アップしたことになります。

 

民間企業で考えれば、女性の管理職比率が19.7%というのは、高い数字ですが、学校では、女性の先生が、ざっと全体の60%です。女性教員が多いのに、管理職(校長・教頭)が、19.7%しかいないとも考えられますね。

 

一方で、都道府県別の差が大きく、小学校の女性校長の割合は、広島県で46.9%、石川県で42.3%だったのに対し、山梨県では7.2%、長崎県では9.3%にとどまるそうです。

 

責任が重い・・・子どもと関われない・・・といったマイナスイメージで語られることが多い管理職です。さらに、女性は、家事育児介護などの負担が重くのしかかり事が多いです。女性教員に、いかに管理職のやりがいや魅力を伝えることが求められます。

 

昨年「女性管理職という生き方~なんて楽しい教頭職」を出版した船橋市立法典東小学校の藤木美智代教頭は、「かつての自分は、学級担任を一生続けたいと考えたが、40代後半、学級だけ見ている年齢ではなくなったと感じ、管理職を目指すことを決めた。教頭になって、『自分のクラス』ではなく『学校』の成功や評価を喜べるようになった」と言います。

 

プロ野球では、「名選手必ずしも名監督にあらず」とかつては言われましたが、現代野球では、名選手が名監督という例が多いですね。学校でも、「学級経営がうまい教員が管理職になるなんてもったいない」と考えられていましたが、今は「学級経営がうまい先生に学校経営も任せたい」という流れだそうです。

 

ゆっくりですが、学校も女性管理職の割合が増えています。私のサラリーマン時代の経験でも、女性の発想や企画力は、過去の概念にとらわれないものが多かったですね。多くの組織にとって、男女やベテラン&中堅&若手のバランスが取れていることがいいに決まっていますね。

2021年

1月

14日

けんかの対応

今日は、屋上で「芋煮会」を行いました。ファームで収穫した「じゃがいも・大根・小松菜」を使った煮込みうどんです。今日は、春が来たような気候で、最高の青空給食となりました。美味しいうどんを何杯もお代わりして、大満足の子どもたちです。

 

さて、毎日の保育園生活の中で、けんかがない日は、一日たりともありません。ブロックの取り合い・・・おもちゃの取り合いなどは、3歳児くらいまでは、日常茶飯事です。もちろん、「自分の思い通りにならない」という経験を多く積むことで、「次は、どうすればいいのか?」を子どもたちが、自分で考えるようになるので、保育園では、けんかが始まっても、すぐには、先生が間に入って、やめさせることはありません。

 

ここら辺の対応は、たいがいの保育園や幼稚園でも同じだと思います。

 

これが、4歳児、5歳児くらいになると、「言葉」によるけんかが目立ってきます。「バカ!」「○○なんて大嫌い!」「もう、○○とは遊ばないから・・・」といった感じです。4歳5歳になれば、「けんかをしても自分たちで解決するようになる」と、保育のマニュアルには書かれていますが、実際には、子どもたちどうしで解決できることは、そんなに多くはありません。

 

先生が、けんかの場面をしばらく見守ることになるのですが、私たち大人は、子どもに対して、けんかになると「ごめんなさい」と謝り、「いいよ」と許すことが、最善の解決策であり、その展開に誘導したくなってしまいます。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で、円満解決・・・シャンシャンという気になります。こうして、大人が望めば、けんかになったら、「ごめんなさい」「いいよ」とさえ言っておけば、その場はスッキリとおさまると、考える子どもだっていることでしょう。

 

「いや・・・絶対に許さない」「今は、謝る気持ちになんかなれない」と思っている子どもが、実際には多いと思っています。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で終われば、そこで、子どもは「どうしてけんかになったのか?」「今度けんかにならないようにするには、どうすればいいのか?」の思考を停止してしまいます。

 

しかし、けんかは、じっくりと自分と向き合ったり、考えたりする時間です。そう考えると、子どもたちの「許せない」という気持ちを汲んであげることが大切なのかもしれません。

 

けんかは、こどもが成長する大きなチャンスと、よく言われますが、大人の対応次第では、「謝っておけばいいんだよ・・・あっかんベー!」という子どもの声がこ越えてきそうですね。

2021年

1月

13日

ミツバチの代わりに「ハエ」!?

今日も屋上のタライの水に氷が張りました。昨日は雪を期待した子どもたちですが、空振りに終わり、そのうっぷんを晴らすように、氷に向かってダッシュです。あっという間に、氷は割られ、どろんこ広場のドロ水に混ぜられてしまいます。これが、子どもの遊びですね。

 

さて、これからの季節は、ハウス栽培の「イチゴ食べ放題」農園が続々とオープンしていきますね。ハウスの中には、ミツバチが飛んでいることが多く、子どもにとっては、刺されるんじゃないかと、少し怖い存在でもあります。

 

ところが、最近では、そんなミツバチ不足を補う新たな選択肢として「ハエ」を利用する農家が増えているそうです。もちろん、清潔で人の役に立つ「働きハエ」です。

 

岡山大学のベンチャー企業では、温度25度に保たれた培養器に、「ヒロズキンバエ」という銀蠅(ぎんばえ)が、出番を待っているそうです。ハエは、動物の死骸やフンをエサにしているので、不潔なイメージがありますが、ここでは、食肉やドックフード、砂糖水を与えて、衛生的に飼育されているそうです。

 

「ミツバチ(bee)のように働くハエ(fly)」が名前の由来の「ビーフライ」として、1000匹入りが2000円だそうです。高いのか安いのかは、よく分かりませんが、清潔さが認められて、2010年の出荷開始から10年間で、取引農家は700戸まで増えたそうです。

 

ハエは寒さに強く、天候に左右されず、人も刺さない。ミツバチに比べて体が小さいので、花のめしべを傷つけにくく、形の悪い実(奇形果)が少ないそうです。

 

逆に、ハエは、外に出ると戻ってこないので、露地栽培には向かずビニールハウス専用になることと、メロン・スイカ・トマトの花の蜜は吸わないそうです。こうした特性から、「ビーフライ」は、建物内の植物工場や品種改良用の小規模施設などでの普及が見込まれるようです。

 

もしかしたら・・・あなたが食べているイチゴ・・・ハエのおかげかもしれませんね。ただし、「うちのイチゴは、ハエががんばったから、美味しいんだよ」と口外する農家は、あまりいないようです。ハエの市民権は、まだまだ先の時代のようですね。

2021年

1月

12日

理科得点と性差

昨日は、成人式でしたね。テレビの報道を見ていても、今年は異例の成人式です。緊急事態宣言が発令された都道府県では、急きょオンライン成人式や延期などとなり、人生の大きな節目となる「成人の日」が混乱してしまいました。次の、人生の節目は、卒業式です。3月までには、事態がいい方向に進み、昨年多くの学校で、普通にできなかった卒業式が、普通にできるように願うばかりです。

 

さて、「リケジョ」という言葉が日本で使われるのは、理系に強い女子が少ないからです。よく、「理系教科は男子ができて当たり前、脳のつくりが違うから」なんてことを言われてきました。しかし、この説は、どうやら間違いのようです。

 

日本・韓国・アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン・フィンランドの7か国の理科平均点の男女比較では、小学校4年を見ると、韓国とアメリカを除いて、女子の方が高い結果です。日本でも、小学校4年生では、女子の方が男子よりも理科の得点は上なのです。

 

ところが、中学2年になると、日本では、男子が女子よりも平均で10点も高くなります。ここで注目すべきは、男子が女子を凌駕するのは、思春期以降です。

 

中学から高校にかけて、進路を意識するようになります。文系や理系か・・・という選択があります。日本では「女子が理系に行くなんて・・」などと、周囲からジェンダーメッセージを受け、女子が理系から遠ざけられているのではないかと、考えられるのです。

 

それは、他の国と比較するとよくわかります。日本と韓国は、男子>女子の構図ですが、アメリカは、中学になってからは女子の方ができるようになります。スウェーデンやフィンランドの北欧2国は、小4でも女子が強いですが、中学になると、その差がますます広がっていきます。

 

こう考えると、男と女の「脳」の違いという仮説は、どうやら疑わしいですね。むしろ、ジェンダーメッセージなどがほとんどない北欧2国のデータを見ると、まだまだ、日本は、男だから・・・女だから・・・という考えが残っていることは間違いないですね。

 

そう言えば、正月の箱根駅伝で、優勝した駒澤大学の監督が、選手への激励に「おまえは男だろ・・・」というメッセージがありました。このメッセージに、違和感なく、「そうだ・・・その通りだ!」と思った人は、ジェンダーメッセージを発する側の人間かもしれません。

2021年

1月

11日

生き物の死にざま⑨ ネズミ

保育園のクリスマス発表会で、大いに盛り上がったジャンボリーミッキーですが、今でも朝の会のダンスで、音楽をかけると、子どもたちはノリノリで踊ります。

 

ミッキーマウスで知られているように、英語では、ネズミのことをマウスと言います。しかし、日本では、特に実験用に飼育されているネズミが、マウスと呼ばれています。実験用のマウスは、ハツカネズミが用いられます。

 

「二十日ねずみ」の二十日の語源は、一説には妊娠期間が二十日であることに由来していると言われています。それくらい、妊娠期間が短いだけでなく、ハツカネズミは、1年のうちに、5~10回程度も妊娠を繰り返し、1回に5、6匹の子どもを産みます。そして、生まれた子どもは数カ月で成熟し、妊娠するのです。

 

こうして、次々に増えるのです。まさに「ネズミ算」の言葉どおりですね。こうして、次々に生まれるハツカネズミは、実験動物として適しているのです。人間の行うあらゆる実験に用いられるのが、彼らの仕事です。あるものは、薬物を投入され、あるものは電気ショックを与えられ、あるものは、体中に電極をつけられています。

 

とても残酷ですが、彼らは実験動物です。死ぬことが彼らの仕事なのです。

 

現在、コロナ禍で、「命」について、深く考える機会が増えていますね。しかし、命の謎を解明するためには、生命の犠牲が必要です。実験動物たちの犠牲によって、人間はまた一歩、生命の謎に迫ることができます。そして、彼らのおかげで、新薬が開発され、人間たちはますます長生きできるようになるのです。

 

新型コロナウイルスも、当たり前にワクチンが普及し、「あの時は大変だったね~」と過去の出来事として語られる時がきっと来ることも、ハツカネズミのおかげなのです。

2021年

1月

10日

生き物の死にざま⑧ ミノムシ

この連休は、「生き物の死にざま」シリーズを続けます。今日は、ミノムシことオオミノガです。最近は、あまり見ることが少なくなり、保育園の屋上でもめったにお目にかかれませんが、ミノムシの正体は、オオミノガという蛾の幼虫です。

 

私も知りませんでしたが、ミノムシのメスは、一生蓑(みの)を出ることなく生涯を閉じるのです。いやいや・・・何という運命でしょうか。

 

ミノムシは、枯れ葉や枯れ枝で巣を作り、その中にこもって暮らします。この様子が、粗末な蓑を着ているように見えることから「蓑虫(ミノムシ)」と名付けられました。こうして、蓑で外敵から自分を守りながら、蓑の中からときどき顔を出して、まわりの葉を食べたり、上半身を出して移動したりして暮らしています。そして、冬になる前に蓑を枝に固定して、蓑の中で冬を過ごします。私たちが見るのは、冬に枝にぶら下がっている姿ですね。

 

春になると、ミノムシは蓑の中でさなぎになり、成虫の蛾になって蓑の外に出ます。しかし、外に出て飛び立つのはオスだけです。メスは、春になっても巣の外に出てくることはありません。巣の中でさなぎになり、成虫になりますが、その後も巣に留まります。そして、顔だけを出して、成虫となったオスのミノムシをフェロモンで呼び寄せながら、オスが飛んでくるのをじっと待ち続けるのです。

 

蓑の中のメスは、成虫になってもハネも足もありません。ウジ虫のような姿をしています。ハネを持つよりも体を太らせて、たくさんの卵を産むほうがいいからです。メスを見つけたオスは、蓑の中に腹部を入れて、メスと交尾するのですが、オスとメスはお互いの顔を見ることなく交わるのです。

 

オスにとっては、美しく雅なひと時となるのですが、この儀式が終わると、オスは死んでしまいます。残されたメスは、蓑から出ることなく、蓑の中に卵を産みます。そして、静かに生涯を終えるのです。

 

母の存在を知ることなく、卵から生まれた幼虫は、蓑の外に出て、糸を伸ばして垂れ下がり、風に乗って新たな場所を目指して飛んで行くのです。

 

日本には、たくさんの離島がありますが、一生島から出たことがない高齢者もいるのではないでしょうか。しかし、その人たちは、決して不幸な人生ではありません。故郷の島で一生を終えることは、幸せなことかもしれませんね。

 

ミノムシのメスも、一生を蓑の中で暮らしていても、それはそれで、十分に幸せなのかもしれません。

2021年

1月

09日

教師のルーティン

日本海側を中心に大寒波となっていますが、今朝は、さいたま市でもこの冬一番の冷え込みとなりました。気温はマイナスです。ということで、屋上の池は、しっかりと氷が張っていました。子どもたちの氷遊びは、とても楽しそうですね。「冷た~い!」と言いながらも大喜びです。

 

さて、今日は、ある小学校の先生の理想的なルーティンです。こんな仕事の仕方ができるといいですね。

 

『朝は早めに登校すると職員も少なくて、印刷や雑務がはかどり、一日に対する余裕が生まれてきます。子どもたちが登校してくる時間になったら教室に行き、教卓で仕事をします。子どもたちが教室に入ってきたら「おはよう!」と声を掛けて、その時にちらっと子どもの様子も観察します。

 

子どもたちには、教卓に提出物を出させるように習慣付けします。宿題などは、どんどんその場で丸付けしていけばいいのです。業間休みは教室にいて子どもたちと対話をする時間にします。特にその必要がなければ、宿題の丸付けです。

 

昼休みは、子どもたちと一緒に遊ぶための時間です。丸付けが残っていようと、ここは子どもたちとの大切な時間と割り切るのです。放課後は、会議などがなければ、自分の事務仕事に即、取り掛かることです。ここで、のんびりすると、結果的にムダな時間をつくってしまうことになります。

 

翌日の授業準備は、毎日、5教科もの授業をする小学校教師が全教科に十分な準備をして臨むことは不可能です。国語や算数の大きな単元をまとめて考えておくのです。授業は、どれだけ準備しても満足いくことはありません。何時までと決めて、途中でやめてしまうのも大切です。

 

授業の準備よりも、元気で次の日に子どもたちの前に立つ方が良いのです』

 

もちろん、保護者対応など、突発的なことがあれば、このようなルーティンが崩れるでしょうが、私たちは、こんな組み立てを参考に、貴重な時間を効果的に仕事に使いたいものですね。

2021年

1月

08日

ボランティア部

昨日、一都三県に緊急事態宣言が再発令されました。保育園に関しては、先回は、テレワークなど保護者が在宅の場合は、登園自粛を要請しましたが、今回はそれはありません。実際、テレワーク中に子どもが乱入して、仕事にならないこともあったようですね。

 

ところが、今回は、まるで、飲食店が悪者扱いです。私が、飲食店の経営者であったら、怒りと嘆きと失望と・・・様々な感情に振り回されたことでしょう。いつもお世話になっている飲食店が、補助金を活用しながら、なんとか乗り切ってもらいたいですね。

 

さて、東京都西東京市にある田無第四中学校には、ボランティア部があります。発足のきっかけは、ミシシッピアカミミガメの飼育だそうです。保育園でも、「ミドリガメのおうち」で、現在冬眠中です。

 

3年前に生徒が校内でカメを見つけ、学校が自治体へ対処の方法について問い合わせたところ、外来種であるため、引き取り手がいない場合は保健所で処分されると聞き、有志の生徒が校内での飼育を申し出たことがきっかけです。

 

生徒らはカメを世話する中で「誰か」や「何か」のために自分で行動する大切さに気付き、担当顧問も外来種についての課題や現状を周囲に知ってもらいたいという気持ちが強くなり、生徒と共にボランティアとして取り組めないか検討し、翌年ボランティア部を設立し、集まった部員たちと外来種に関する啓発活動を始めたそうです。

 

しかし、少しうがった見方をすると、ボランティア部なんて、少し、偽善ぽく感じてしまいます。(すみません)

 

ところが、このボランティア部は「ボランティアは良いことで、やらなければいけないことだという認識を変えていきたい」という考えで活動しているそうです。

 

本来、ボランティア活動は、やらされることでもやらなくてはいけない事でもありません。自分ができる範囲で行うことです。そして、個人の活動が集まり、「伝え、広める」ことが大切だ・・・ボランティアは多くの人が関わってこそ・・・という思いだそうです。

 

ボランティアに関する考え方は、人それぞれですが、こんな活動もいいですね。

2021年

1月

07日

行事は「なぜするか?」

今週は寒波到来の予報ですが、風がないので、屋上遊びも子どもたちは、活発に動き回ります。「のどが渇いた~!」と、ジャグの水をごくごく飲む子どもたちです。

 

さて、ホワイトきゃんばすは、12月にクリスマス発表会を行いましたが、多くの幼稚園や保育園では、今年に入って「生活発表会」のような形で、子どもたちの発表会を行うところも多いですね。しかし、一都三県に緊急事態宣言が再発令された状況下では、「中止!」という園が増えていくかもしれません。

 

「コロナだから中止」という結論なのでしょうが、そもそも、「○○発表会」という行事を「なぜするか」をきちんと考えている園は、簡単には中止にはしません。

 

例えば「当園では、生活発表会を通じて、子どもたちの興味・関心や育ちを保護者の皆様に発表し共有することが目的です。よって、感染対策を行ったうえで、予定通り開催します」といった内容です。

 

昨年度は、卒園式や卒業式が通常通りに行われず、子どもたちにとっては、大切な「人生の節目」を十分に感じることができなかったかもしれません。今年度は、3月末までですが、運動会や○○発表会までも、中止となれば、子どもたちにとっては、自分たちの頑張りや成長を見せる機会を失ってしまいますね。

 

ホワイトきゃんばすのクリスマス発表会は、1か月以上も前から練習をスタートさせ、子どもたちが、それぞれの目標に向かって、継続して「練習をがんばる」ことを経験します。チームワークも必要です。そして、本番での経験が、自信につながり、次の挑戦に立ち向かう力となるのです。目的は、子どもたちが主体ですが、保護者の皆様にも、自分の子どもだけでなく他の園児の成長を共有してもらいたいと思っています。

 

他の幼稚園や保育園と比べると、園児の数が少ないので、保護者が集合しても、399名収容の大ホールの50%以下に収容人数を抑えることができ、クリスマス発表会を行うことができました。

 

これから、発表会を行う園においては、「コロナだから・・・」の前に、もう一度「なぜするか?目的は何なのか?」をしっかり考える機会にしてもらいたいですね。その上で、中止という結論ならやむなしです。

 

来年度の行事も「なぜするか?」が、大切なことですね。

2021年

4月

16日

教員の喉を守るには

今年度の新人園児も少しずつ保育園生活に慣れてきました。今日は、新人が全員集合したので、ビデオ撮影をしていたのですが、泣かずに遊んでいるシーンがたくさん撮れました。

 

さて、ホワイトきゃんばすのでは、今、喉をやられている先生がいますが、保育園・幼稚園の先生や学校の教員にとって、商売道具は「声」です。年度初めの4月は、教室がどうしてもざわついているので、ついつい大きな声を出してしまいます。

 

大きな声を出すだけでなく、子どもの声の高さに自分の声を合わせてしまう事が、大きな要因だそうです。子どもは、喉の位置が高いので音色が明るいのですが、大人もついつい合わせてしまうのです。喉の位置を下げて、大人の低めの声で話すと、声を崩しにくくなるようです。

 

「教師をしている以上は、仕方ないことなのかと半分諦めている」という教員が多いのかもしれませんね。特に、入学から日が浅い1年生は、言語能力を考慮し、細かな指導が必要だと考える教員が多く、チャイムが鳴れば児童に呼び掛けて席につかせるなど、大きな声を出す頻度は中・高学年に比べて多いですね。

 

オペラ歌手で医師のさいだ耳鼻咽喉科クリニック院長の齊田さんのところには、「声の悩み」を抱える教員が全国から訪れるそうです。

 

声帯に過度な負荷が加わることでできる「声帯結節」の疾患は、教育関係者が占める割合が高いとのことです。しかし、先生になるに当たって、発声や話す技術を学んだりトレーニングしたりする機会はほとんどありませんね。

 

齊田先生が言う「良い声」とは、周囲がよく聞き取れて、本人が長時間疲れずに話せる声のことを指します。先生は、普段の生活の中でできることが2つあると言います。

 

1つは、毎日の入浴をシャワーで済ますのではなく、浴槽に10分つかることで、声帯の充血やむくみを取るために、体の血流を良くする。2つ目は、部屋を加湿することです。湿度は40~60%が理想だそうです。

 

コロナ禍では、マスク越しに大きな声を出すので、なおさらですね。今月は、「自分の喉を守る」を意識して、子どもたちと過ごしてみましょう。

2021年

4月

15日

修学旅行

この夏に行うサマーキャンプの案内を出しました。昨年は、埼玉県立の研修施設を予定していたのですが、コロナの影響で宿泊が中止となり、やむなくデイキャンプとしました。今年度は、対象を年長園児6名とし、宿泊を伴う計画にしています。

 

「我が子が、いよいよサマーキャンプをする時がやってきました。親元を離れての初めての宿泊に、親もドキドキです」という保護者のコメントがありました。しかし、サマーキャンプを終えた園児の成長に、保護者は驚くことになることでしょう。

 

さて、昨年度の公立中の修学旅行のデータがあります。関東・東海・近畿地区の公立中学校を対象として行った調査では、35.2%の学校が修学旅行を中止したそうです。特に、関東地区では、68.4%にもなりました。

 

修学旅行を行った中学校でも、8割が、訪問先を変更したり、1泊2日または日帰りに短縮したそうです。関東の中学校では、行き先を「関東」は、0.1%から19.3%に増え、「関西」は、90.3%から45.8%へと半減したそうです。関東の中学校の修学旅行先の定番は、「京都・奈良」ですが、予定通りに行った中学校はわずかでした。

 

今年度は、どうなるか?・・・文科省は、4月1日付で、公私立学校や教育委員会などに対し、本年度の修学旅行は実施することが望ましいとする文書を出しました。感染症問題が深刻化して、当初の予定通りに行えない場合でも、訪問先の変更や日程を短くして「実施に向けての特段の配慮をお願いする」と求めています。

 

私もそうですが、多くの人が、小中高校の修学旅行を鮮明に覚えていますし、大人になった今でも大切な思い出として残っていますね。大人への成長につながる、大切な通過点と

なる行事の一つと言えます。

 

私の中学の修学旅行は、定番の「京都・奈良」でしたが、当時としては珍しく、団体でのバス移動ではなく、5人グループでの自由行動です。事前の計画作成やグループのメンバーだけで知らない土地を訪問するわくわく感・・・成長のきっかけにもなった大切な経験でした。

 

今年度も、コロナの影響は続きますが、子どもたちから修学旅行の経験だけは、奪ってほしくないですね。

2021年

4月

14日

日本式教育

昨日は雨で屋上遊びができなかったので、今日は小雨でも「屋上で遊ぶ!」と元気な子どもたちです。小雨でもドロ遊びが大好きです。カメやメダカのエサやりにも夢中です。

 

さて、先日、テレビ番組で、日本の小学校の自分で子ども自ら配膳する給食とクラス全員で掃除をするシーンが、SNS上で世界に配信され、話題になっていることが報じられていました。日本の子どもたちにとっては、当たり前のことが、海外では「なんで!凄い!」となるようです。

 

日本の食文化が評価されたり、「いただきます」「ごちそうさまでした」と礼儀正しく食事をする習慣は、小学校での給食習慣が起因すると言われ、日本の街が、公衆のゴミ箱が少ないにもかかわらず、ゴミが落ちていないのは、小学校での掃除習慣があるからとも言われています。

 

そんな、日本の小学校では当たり前の「日直」「掃除当番」「学級会」「給食当番」などの活動が、最近は海外の学校でも取り入れられているそうです。

 

エジプトでは2018年から日本式教育校を作り、現在は43校あるそうです。将来的には100校まで増やすビジョンがあるとのこと。アブドルファタハ・シン大統領がこの計画を進めていますが、2016年に日本を訪れた時、東京都内の公立校で見た、規律ある学校生活に心を動かされたとのことです。

 

すぐに、日本国内の40~60歳代の校長・教員経験者を招き、すでに、11人が日本式教育校で働いているそうです。

 

「これまで、エジプトの学校では考えられないような、協力して物事を進める力が確実に育っている」「子どもが家の掃除を進んで行うようになった」と、大絶賛です。

 

個人主義が高い国には、日本式の集団生活をベースにした環境が、効果を発揮するのかもしれませんし、日本では、逆に「みんな一緒」でなく「私は○○」という教育が、これから必要になっていきます。それぞれの、良いところを吸収して、バランスよく、子どもたちが成長していければうれしいですね。

2021年

4月

13日

たまごのはなし

保育園では、朝の9:30と夕方の17:30の2回「お片付けタイム」で、遊んでいたおもちゃや本を片付けます。動けるのは、3歳児から5歳児の寺子屋園児が中心です。今年も、新年度がスタートすると、お片付けタイムに、とても時間がかかります。その理由は明白で、3月までの年長園児の仕事と同じレベルの仕事が、新年長園児にはできないからです。「寺子屋1番は、おもちゃを集めるんじゃなくて、集まったおもちゃを仕分けする難しい仕事をやって!」と先生たちの声が響きます。これは、時間が解決してくれることでしょう。(笑)

 

さて、今日は「たまごのはなし」という絵本の話です。

 

「やあ、こんにちは。わたしはたまご。今から、わたしのはなしをするからね。」

で、物語はスタートします。

 

家のキッチンに長い間転がっていた「たまご」が、ある日突然目覚めます。いつまでも転がっていることを疑問に思い、初めて立ち上がって動くと、とても気持ちが良かったのです。そして、動く気持ちよさを仲間のたまごにも教えてあげようと思い、顔をたたくのですが、起きる気配はなくヒビが入ってしまいます。

 

次にマシュマロの所に行き、起こそうとしたのですが、やはり起きないので、かじってみます。すると、マシュマロは目を開けて「なんで かじるのさ?」としゃべるのです。たまごはマシュマロの声を聞いて、自分はしゃべったことがないことに気が付き、ついに自分の言葉で話し始めるのです。

 

こうして、たまごはマシュマロと一緒に、キッチンの台を降りて、リビングまで足を運びます。たまごとマシュマロの探検が始まるのです。クッションや時計、ナッツ類などと出会い少しずつ、たまごは世界を広げていきます。たまごの会話は、少々クセがあってユーモアに富んでいます。

 

今日の寺子屋では、ざっと30種類の職業のイラストをホワイトボードに貼って、「あーだこーだ」とおしゃべりをしました。年少園児にとっては、知らない仕事の方が多いですね。将来やりたい仕事も、年長・年中園児は全員言えましたが、年少園児は半分も答えられません。

 

たまごの探検の様に、新しいことを発見しながら、少しずつ見聞を広めていけるようになればうれしいです。子どもたちの「初めての○○」をこれからも大切にしたいですね。

2021年

4月

12日

ランドセルの呪縛

ゴルフの松山選手が快挙達成ですね。世界のメジャー大会のマスターズで、アジア人初の優勝を飾りました。グリーンジャケットがよく似合っていました。「ついに!この日がやってきた!」と、私たち日本人は大騒ぎですが、印象に残るのは、松山選手の冷静さです。彼のメンタルの強さをあらためて感じました。すばらしいですね。

 

さて、小学1年生の卒園児が、保育園に遊びにくる時は、「ランドセル姿」です。在園児は、「わ~い!ランドセルだ。○○色でかっこいいね!」と言いながら、ランドセルの中を見せてもらいます。A4の大きさのノートが入るように、大きくなっていて、様々な機能が付いています。

 

実は、すでに、2022年度入学のランドセルの展示会もスタートしているようで、ランドセル争奪戦は、まだ1年以上もある3月に、最初のピークを迎えるそうです。

 

ランドセルを購入するための活動は、近年「ラン活」と呼ばれ、ヒートアップしています。ランドセル工業会のデータでは、2020年のランドセルの平均価格は、5万3600円だそうです。10年前の3万5000円の1.5倍以上になりました。購入金額を払ったのは61%が祖父母です。

 

「ランドセルに夢と希望をいっぱいつめて頑張ってくださいね」と、幼稚園や保育園の先生たちがよく言うセリフですが、どうやら、夢ばかりではないようです。

 

ランドセルにまつわるモヤモヤは、結構あるようです。「重いので革のカバンではなく、アウトドアブランドのナイロンのバックパックで代用しよう考えたら、まわりと違うということで、家族でもめた」「子どもの意見で個性的な色にしたかったけど、いじめにあうといけないので、赤や黒に近い色にした」「ラン活が早すぎて、支援学校(ランドセルではない)か支援学級(ランドセル使用)か悩む人にとっては、つらい」「祖父母世代からのお祝いだとしても5万円は高すぎる」

 

私も、保育園にランドセルをお披露目にくる卒園児を見ると、夢と希望を感じ、心も楽しくなりますが、現実には、そうではない世界があることを認識しないといけませんね。少し考えすぎかもしれませんが、ランドセルには「画一化」「ジェンダー」「格差」などの社会の問題が詰まっているのかもしれません。

2021年

4月

11日

ドリトル先生と斜めの関係

 

少年トーマス・スタビンズが登場します。彼は家が貧しくて学校に行っていなかったのですが、ドリトル先生に弟子入りして動物たちの世話をする代わりに、読み書きを習います。そのうち、ドリトル先生の記録係となって、冒険の旅に出かけます。最後は、2人はとうとう月世界旅行にまで行ってしまうのです。

 

ドリトル先生の世界では、スタンビンズくんは先生と斜めの関係にあります。先生は、スタンビンズくんを子ども扱いせず、命令や叱責もしません。対等の人間として公平に扱っています。そして、スタンビンズくんも先生を純粋に尊敬します。

 

保育園や卒園児の小学生に対して、園長である私は、どんな関係になっているか・・・を考えてみます。「斜めの関係」は、理想的な関係ですが、小さい園児にはたぶん通用しません。

 

良いことと悪いことの分別がつかないうちは、「○○しちゃダメだよ」と教えないといけない時もあります。それが、寺子屋園児となり、小学生へと成長を続ける中で、「斜めの関係」の時間が長くなっていくのです。子ども一人一人、もちろん違います。

 

斜めの関係が長く持続できるようになると、子どもは、親にもなかなか話せないようなことを相談できるようになるのです。

 

ドリトル先生のような「斜めの関係」を築くには、現実の私たちの生活の中では、簡単ではありませんね。ついつい、子どもに小言をぶちまけてしまいます。「今は、我慢して、ガミガミ言わないで見守っておこう」と、私は何度も思うのですが、気がつくと「あーだこーだ」と口出ししてしまいます。(笑)

 

親以外の大人の立ち位置は、時には「斜めの関係」がいいのかもしれません。どうですか・・・「斜めの関係」を意識してみませんか。

2021年

4月

10日

新一年生への言葉

今日は、卒園児が小学校へ入学して最初の土曜日。6歳女の子が学童で登園しました。1年2組になった彼女は、クラスに知っている子はいません。入学式では、校長先生の言葉に、きちんと頷いて対応し、顔をまっすぐに向けて、堂々と歩いていたそうです。

 

そして、すぐに二人の女の子と仲良しになって、楽しく話ができたそうです。入園当時は泣き虫だった彼女が、保育園での集団生活で、自分の意見をしっかりと言えるようになり、小学校の入学式当日に、クラスの子と会話できるなんて・・・保護者もビックリです。

 

そして、今日のお昼寝タイムに、近くの公園に彼女たち小学生を連れて遊んでいると、何と、上尾から来た同じ小学1年生の女の子と意気投合し、手をつないですべり台を滑っています。コミュニケーション能力も確実にアップして、嬉しい限りです。

 

さて、そんな卒園児や保育園の園児たちには、自分の考えをしっかりと持ち、友だちと考えを交流しながら、さらに考えを広げて、自分なりの答えを出せるように・・・・と期待します。

 

今日は、あのベストセラーとなった、吉野源三郎さんの小説「君たちはどう生きるか」で、主人公のコペル君に、生きる上でのヒントをくれる「おじさん」の言葉を共有します。

 

「僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りを犯すこともある。しかし僕たちは自分で自分を決定する力をもっている。だから誤りから立ち直ることもできるのだ」

 

ここで、「おじさん」は、自分で考えることの大切さを強調しています。小学校へは、まだ2日間しか通学していない1年生ですが、失敗から立ち直る力を「自分で考える」という毎日の生活の中で、培ってもらいたいですね。頑張れ!です。

2021年

4月

09日

ジェンダープレッシャー

昨日、今日と卒園児のピカピカの一年生が、ランドセル姿で保育園に遊びに来ました。「1年〇組になったよ・・・先生の名前は、○○先生という女の先生だよ」と、報告してくれます。在園児が、すぐに集まってきて、ランドセル姿の卒園児と記念撮影をします。在園児にとっては、つい最近まで一緒にすごした先輩たちが、とても輝いて見えたようです。

 

さて、昨年亡くなった、アメリカの連邦最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグさんは、差別に毅然と立ち向かう多くの言葉を残しています。「女性は意思決定が行われる全ての場所にいなくてはなりません」と彼女は言いました。

 

東京オリンピックは、ジェンダーフリーの象徴的な大会にしようと動いているので、私たち日本人は、あらためて男女平等の考えを強く持っていますね。

 

しかし、一方で、こんなデータもあります。(2020年5月時点のデータ)

 

大学全体の女子学生比率は45.5%だそうです。この数字を見ると、大学生の男女比率は、ほぼ半々にまでなったと言えます。しかし、東京大学の女子学生比率は19.4%とかなり低いのです。

 

戦前と違って、全国のどこの大学の受験機会も男女差なく開かれています。男女別人数を公表している京都大学のデータによると、試験の合格率は男女ともにほぼ同じです。違うのは受験者数で、男子5477人に対して女子は1628人でしかないそうです。京大も東大同様、受験する段階で、その人数に大きな性差があるのです。

 

これは、「女子は男子に比して、難関大学に挑戦する生徒が少ない。教育社会学の用語で言えば、事前に『自己選抜』している」と分析できます。

 

「女子は高みを狙わなくてもいい」という周りの暗黙の圧力があるのかもしれませんね。能力には性差がないのに、女子は自身の才能を十分に開花するチャンスを奪われているのかもしれません。これぞ、ジェンダープレッシャーです。

 

この数字も、これから改善されて、当たり前のジェンダーフリーの世の中に、日本も早くなって欲しいですね。

2021年

4月

08日

かっこいい大人の姿を見せる

今日は、全国の多くの小・中・高校の入学式ですね。ホワイトきゃんばすの卒園児6名も、今日の入学式に出席しました。一生に一度しかない、人生の節目に「おめでとう!がんばれ!」ですね。

 

さて、そんな子どもたちが、成長し、やがて就職を考える時・・・金銭面だけで選ぶ人と、なぜその企業を志望するのか、そこで何がしたいのかを考えている人とでは、大きな差が出てきます。

 

自分で考え、答えを出す時に必要なのは、「自立」の意識です。この意識は、全ての子どもたちに必要なものですね。この「自立」した大人になるための動機を子どもが持つには、私たち大人のサポートが必要です。

 

ある就職支援の会社が、100人以上の大学生に、「働く楽しみを持った、憧れる大人が周囲にいるか?」を聞いてみると、ほとんどが、2人程度という回答だったそうです。

 

私たち大人は、子どもたちにいったい何を与えればいいのでしょうか・・・モノや環境の他に、子どもと過ごす時間・・・他にもいろいろありそうですね。でも、本当に必要なものを1つ考えると「かっこいい大人の姿を見せること」ではないでしょうか。

 

かっこいいと感じる視点は、子どもによって違うのでしょうが、何かに一生懸命取り組んでいる姿・・・困難に立ち向かう強い心を持った大人・・・困った時に寄り添ってくれる優しい心・・・などなど。

 

子どもたちにとって、親以外の大人との出会いの中で、そんな「かっこいい大人」を見つけるのです。私たち大人の言動や行動が、子どもたちにどんな影響を与えるのか・・・大人の義務とは何なのか・・・改めて考える必要がありますね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの最初の卒園児は、この春、中学生になりました。大学進学や就職までは、もう少し先になりますが、かっこいい大人の一人として、卒園児の頼りになる大人でありたいですね。

2021年

4月

07日

占いで新しい自分に出会う

保育園の屋上の池には、冬眠から目覚めたカメたちが顔を出し、うしガエル3匹がひなたぼっこをしています。子どもたちがエサやりを始めると、金魚がエサに群がります。カメも、いつの間にか何匹もあらわれて、パクリと食べ始めました。いよいよ子どもたちの生き物の世話が始まりました。

 

そして、昨日から新しく「めだかの学校」が開校しました。メダカ用の4つのミニいけすに、ヒメダカ・白メダカ・楊貴妃メダカの3種類が泳いでいます。メダカが産卵して、赤ちゃんメダカが生まれるシーンが見られるとうれしいですね。

 

さて、昨年12月22日、約200年に一度の大イベントがありました。木星と土星が重なる「グレート・コンジャンクション」が起きたそうです。そこで、「地の時代」から「風の時代」になったのです。

 

「地の時代」は、経済や権力、安定や積み重ねに価値があるとされていて、末期はそれが腐敗したり、限界がきて崩壊していきます。一方の「風の時代」は、場所や財産を問わず、人とのつながりが重視されていくといいます。

 

権力は腐敗し、年功序列は通用しないケースが増え、コロナ禍でリモートワークの波が押し寄せ、人とのつながりに飢えている・・・なんだか、現代の世相通りのような気がしてきます。

 

どうですか・・・この占い・・・信じますか?

 

今、再び占いブームが日本に訪れているそうです。かつての占いは、「本当に当たるか?そんな胡散くさい話など信じられないよ・・・」みたいな受け止め方が主流でした。しかし、今の占いは「当たりはずれ」を超えて、人生に物語をつける楽しみや、他者への共感にシフトしているようです。

 

高度経済成長期に目指した「成功や成長」という幸せの共通幻想を今は持てなくなりました。それぞれが、自分だけの幸せやファンタジーを持たなければならなくなり「私の正解は何?」と、迷って、自分の人生の延長線上を越えたところから、占いにヒントを求めていると言われています。

 

占いは、「自分で腑に落ちる何かがあればいい。結局は自分で決めないといけない。でも、考えを整理する助けになったり、心が軽くなる時があります」

 

どうやら、それぞれの人生にストーリーがあるけど、占いという要素で、自分の人生物語を作っていく楽しみを求めているのかもしれませんね。

 

私も、血液型・星座・誕生月などなど・・・自分の占い結果を気にしますが、悪いことはすぐに忘れて、良い事だけ受け止めるという都合主義です。(笑)

 

皆さんにとって、占いとは・・・どんなものですか。

2021年

4月

06日

五輪に見放された男~谷津嘉章~

今日の寺小屋は、「30メートル徒競走」を行いました。運動会の最初の種目です。寺子屋3番にとっては、初めて、30メートルの長い距離を走ります。どうだろうか?と思ったものの、12名の新人寺子屋全員が、途中で止まることなく最後まで走り抜けました。園児たちも「楽しかった・・・もっと走りたい!」という感想です。今から、運動会が楽しみになってきました。

 

さて、41年前、五輪出場の夢を絶たれた男が、聖火リレーで石畳の道をゆっくりと走っています。右足は義足です。糖尿病の合併症により、右足を膝下から切断したのです。彼の名は、プロレスラー・谷津嘉章(やつよしあき)です。

 

1980年、当時24歳だった谷津は、モスクワ五輪のアマレス日本代表に選出されながら、出場を果たすことが出来ませんでした。東西冷戦の時代状況において、アメリカの呼びかけに応じ、日本はモスクワ五輪をボイコットしたからです。モスクワ五輪代表のレスリングの谷津は、マラソンの瀬古・柔道の山下・体操の具志堅らと並び、実力的にメダルが期待された数少ない選手の一人でした。

 

モスクワ五輪が幻と消え、谷津はアマレスに見切りをつけ、新日本プロレスへ入団します。スター候補として入団した谷津は、1981年6月、総師・アントニオ猪木のタッグパートナーという破格の扱いで国内プロレスデビューを果たします。

 

しかし、相手はアブドーラ・ザ・ブッチャーとスタン・ハンセンという外国人エースのタッグです。谷津は、ボコボコにされ、最後は血ダルマにされる散々なデビュー戦となったのです。当時高校生だった私も記憶にある谷津の惨敗です。

 

その後谷津は、プロレスラーでありながらアマレスの全日本選手権フリースタオル130キロ級に出場し、6年間のブランクをものともせずに優勝を飾るのです。「プロレスラーがアマチュアに負けたら示しがつかない」と、相当なプレッシャーを押しのけての優勝です。

 

そして、モスクワ五輪の悲劇から8年後の1988年のソウル五輪代表候補となるのです。ついに、五輪出場か・・・しかし、国際アマチュアレスリング連盟が「プロの五輪出場はNG」と待ったをかけ、谷津の五輪出場の夢は、またしても消えたのです。

 

しかし、「悲運の男」谷津嘉章は、41年ぶりに人生の忘れ物を取り返したのです。たった150メートルの花道を約3分間かけて聖火ランナーとして走ったのです。

 

「右足はもうないけど、まだ前に進まなきゃいけないから、区切りをつけておきたかった。・・・これで、俺の五輪は完結したよ」と谷津は語ります。

 

あの長州力のタッグパートナーとして、実力者だった谷津嘉章・・・こうして、彼の中にずっとくすぶっていた、五輪への思いが、ようやく晴れて・・・なんだか、いい話ですね。

2021年

4月

05日

江戸時代の寺子屋

今日は、令和3年度最初の「寺子屋」を行いました。年少の寺子屋3番さんにとっては、ワクワクドキドキしながら、クレヨンで好きな絵をかきました。「今から寺子屋をはじめます・・・おねがいします」「これで、寺子屋を終わりにします・・・ありがとうございました」と、寺子屋のあいさつも今日から覚えていきます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの寺子屋は、年長・年中・年少の3学年が学び合いながら成長することがねらいの一つですが、江戸時代の寺子屋は、どんな感じだったのでしょうか。

 

論語などの書物を声に出して読み、生徒たちは、それを暗唱できるように努めるシーンをテレビの時代劇などでよく見ますね。この学習法を「素読(そどく)」と言うのだそうですが、実は、もう一つの「会読(かいどく)」という学習法が注目されています。

 

今風に言えば、江戸時代にアクティブラーニングのような授業が行われていたのです。ビックリですね。

 

会読とは、生徒たちが一室に集まり、所定の書物などについて互いに問題を持ち出したり、意見を戦わせたりして、集団研究を行っていたというのです。つまり、車座になって互いに切磋琢磨する共同学習です。

 

この流れが、真剣な討論で勝ち負けを競う「遊び」となったそうです。今でいうディベートですね。そして、幕末には歴史を突き動かす大きな原動力となっていくのです。福沢諭吉も大久保利通も西郷隆盛も、この会読を経験しています。

 

会読が注目されるのは、江戸時代の身分制社会にあって、身分や門閥を超えて参加者の対等性が確保された相互コミュニケーションが図られる場であったことです。もちろん、政治的な話も議題になり、明治維新へのパワーとなっていったのです。

 

若者たちが、学歴や家柄などの「縁を離れて」学問と向き合ってみたら、きっと歴史をつくり、世界が変わるのかもしれませんね。江戸時代の会読は、現代へのメッセージなのかもしれません。

2021年

4月

04日

クマのプーさんの言葉

クマのプーさん言えば、ハチミツが大好きでのんびり屋のディズニーキャラクターというイメージが強いですが、クマのプーさんは、A・A・ミルンの「クマのプーさん」「プー横丁にたった家」という本の主人公です。

 

クマのプーさんは、たくさんの仲間と共に、イギリスにある広い森に住んでいます。お互いに尊敬し。食事し、けんかしながらいろいろな困難を仲間で解決しようと取り組みます。そこには、人が生きていくために大事で、とてもすてきな言葉がいっぱいです。

 

今日は、いくつか紹介します。

 

「川は知っているよ。いそがなくたって、たどりつくんだ」

「もしきみの話を聞いてくれない人がいても、怒っちゃだめだよ。耳にほこりが詰まって  るだけかもしれないからね」

「きみを見たときに、冒険が始まるとわかっていたよ」

「小さなことが、心の中では大きな存在になることもあるんだよ」

「きみは自分が思うより勇敢で、強くて、頭がいいんだよ」

「草だって花なんだよ。知り合いになればね」

「ずっと森のかげに隠れていてはだめだよ。自分から出ていかないといけないときもあるんだ」

「友達のいない日は、はちみつの入ってないつぼのようなものだよ」

「さよならを言うことがつらい相手がいるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ」

 

プーさんの姿を思い出してください・・・ほっこりしてきますね。

2021年

4月

03日

さよなら黒板五郎

風車を保育園の子どもたちに作っていただいた交通指導員さんが、今度は、「くるくるぼんぼり」を持ってきてくれました。子どもたちは、そのぼんぼりを回して、不思議な模様を楽しんでいます。子どもたちの笑顔のために、本当にありがたいです。

 

さて、俳優の田中邦衛さんが、88歳で亡くなりました。私にとっては、「北の国から」の黒板五郎さんです。私のまわりにも、「北の国から」をこよなく愛する面々がたくさんいますが、黒板五郎の訃報に、今日は、心をこめて「北の国から ’87初恋」を観ています。

 

東京・都会・何でもある便利な生活・・・への警鐘として、北海道富良野を舞台に、親子3人の生活がスタートします。

 

黒板五郎もかつて、富良野を捨て、東京へ出たのですが、「北の国から '87初恋」では、息子の純が、父親の五郎と富良野を捨てて、東京へ向かうシーンがラストです。

 

北の国からファンであれば、名場面の1つにあげるラストシーン・・・五郎がトラック運転手に工面した、一万円札2枚には、五郎の畑仕事でついた泥があります。

 

「この金は、おまえの宝物にしろ」という運転手の言葉と、その泥が付いたお札を見つめながら、涙を流す純・・・純と蛍の子ども時代が回想されるシーンに、涙を流す人も多い事でしょう。東京に出る純ですが、父親への思いは、ずっと心の中にあるのです。

 

父親と息子の葛藤が物語のテーマの一つですが、それを見守る娘の蛍の演技が、キラリと光ります。さすが、中嶋朋子さんです。

 

1981年から「北の国から」のドラマがスタートし、2002年まで、黒板五郎として不器用だけど、謙虚で懸命に生きる父親を演じた田中邦衛さん・・・心からご冥福をお祈りいたします。

2021年

4月

02日

朝補習という習慣

今日は、今年度初めての体操教室です。年少寺子屋3番たちにとっては、初体験です。体操着に着がえるところから、すったもんだです。(笑)

 

サーキットトレーニング・・・本来なら、寺子屋3番の活躍をビデオで撮影する予定だったのですが、それどころではなく、鉄棒にずっとフォローにつかないと大変です。(笑)コウモリという、肩幅に広げた両手の中に、足を入れてクルリと回転する、鉄棒の基本動作がまったくダメダメです。(笑)

 

もちろん想定内です。何回か練習するうちに、3番さんのうち半分が自分の力でできるようになりました。「よくできた!すごいぞ!」の魔法の言葉をかけると、満面の笑顔でやる気モードになる園児たちです。今日は、「体操教室・・・楽しい!」となれば、それで良しです。

 

さて、九州の公立高校では、知る人ぞ知る「九州名物・朝補習」があるのをご存知ですか。朝早く登校して、補習を受けるのが、当たり前になっているそうです。

 

「朝補習や長期休暇補習のおかげで、予備校に行かずとも国立大学に受かる学力が付く」と言われ、親にとっては、ありがたい習慣になっているとのこと。

 

ただし、その反面、九州の10代の睡眠時間は短いというデータが出ているそうです。6時間未満の者の割合を見ると、鹿児島県28.1%から、長崎県・佐賀県・宮崎県・福岡県の25.7%と、上位5位までを九州の県が占めています。(2019年厚労省データ)

 

朝補習がありがたいと思っている生徒や親がいる反面、朝早く起きて弁当を作る保護者にとっては、しんどいようです。正規の授業で居眠りをする生徒もちらほらとか・・・

 

う~ん・・・これは、授業外のことなので、参加は任意であることを徹底するのがいいとは思うものの、暗黙の了解で強制にしないと、なかなか実効性が上がらないのも事実ですね。「九州の伝統じゃ!」と息巻く、教育関係者もいるかもしれません。

 

私たちのまわりには、案外、当たり前に習慣化してきたことが、これからも必要か?と見直す習慣があるのかもしれませんね。

2021年

4月

01日

令和3年度スタート

4月1日は、日本のあらゆる分野で、あらゆる場所で「新たなスタート!」となります。コロナ禍2年目となってしまいましたが、企業の入社式は、オンライン開催や分散開催というパターンが多いようですね。入社式の、お偉いさんの挨拶は、あまり記憶に残っていないかもしれませんが、同期入社のつながりは、この入社式がスタートです。

 

同期の絆というのは、本当に強いもので、出世する者もいれば、マイペースの人もいますが、困った時に助け合う姿は、多くの会社で見られると思います。私の新入社員からの同期は、私のように会社を辞めてしまった人も多いですが、今でも縁はつながっています。

 

さて、保育園も今日が、令和3年度のスタートです。春休みなので、卒園児の小学生も登園してきました。0歳児から小学校3年生まで、にぎやかで楽しい時間となりました。

 

特に注目は、今日から寺子屋になった年少園児12名です。寺子屋3番さんと呼ばれます。朝から、道具箱を抱えて、やる気満々で登園する3番さんたちです。

 

毎年のことですが、新年度スタートの頃は、やる気と行動がバラバラの3番さん・・・ことしも「○○ちゃんは寺子屋になったの?」と聞くと「○○は寺子屋だよ!」と自慢顔で言いながらも、「寺子屋3番さん集合!」の声に無反応です。(笑)

 

道具箱の使い方をレクチャーしました。「色えんぴつを出してください~」に、全ての文具を出して、ドヤ顔の男の子・・・色えんぴつ・クレヨン・鉛筆・らくがき帳・ハサミの区別からスタートです。もちろん、先生の言うことを1回で理解する優秀な子もいます。

 

明日からスタートする体操教室・・・○○ちゃんは、鉄棒に手が届くだろうか?エアトランポリンの上をまっすぐ走れるだろうか?体操着を自分で着がえることができるだろうか?(たぶん・・・半分はできないかな?)心配はつきませんが、新たな挑戦をする寺子屋3番の成長が楽しみですね。

 

ということで、今年度も子どもたちの笑顔がいっぱいの保育園にするように、子どもたちをど真ん中に置いて、頑張っていきます。

2021年

3月

31日

今年度最終日となりました

3月27日の卒園式が終わっても、保育園の卒園児は3月31日まで登園します。いよいよ、今日が保育園生活最後の日となりました。連絡ノートには、保護者のあたたかいメッセージがぎっしりです。先生一人一人に感謝のメッセージをいただいた保護者も・・・しんみりと読まさせていただきました。うれしいですね。

 

さて、6人の卒園児の表情はそれぞれですが、今日が最後といっても、いつも通りの一日です。想い出がたくさんつまった屋上遊びでは、卒園児の保護者一同よりいただいた、綱引きです。長さ25メートルの綱引きは、なかなかの迫力です。遊びの綱引きも、勝ち負けがつきます。負けた6歳女の子が悔し涙を流しています。令和3年度の運動会は、綱引きを種目に入れようと考えています。

 

お昼寝タイム・・・卒園児は、トランプを楽しんでいます。神経衰弱・ババ抜き・七並べを覚えました。小学生になっても、ゲームよりもトランプなど、頭を使う遊びを楽しんでもらいたいですね。

 

保育園の一年は、コロナで始まりコロナがまだ終わらない・・・そんな一年でした。このブログでも、コロナにかかわる内容が多かったですね。昨年は、入学式が行われずに、教科書をもらって帰宅・・・最初の緊急事態宣言が発令され休校が続きました。今年は、入学式が行われます。保護者1人だけという学校が多いようですが、何とか入学式が行われるようで良かったです。

 

そして、いよいよ卒園児の帰宅時間です。でも、ホワイトきゃんばすは、卒園児が気軽に居場所にできる保育園です。今後は小学生になった卒園児の成長を見守っていきます。たくさんの壁にぶち当たって、自分の思い通りにいかないことを何度も経験して、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、今年度も、このブログにおつきあいいただき、本当にありがとうございました。

2021年

3月

30日

井戸水を汲む

今日は、近くの養福寺の境内にある二本の桜の大木を愛でに、花見をしました。毎年恒例の春の行事です。昨年同様、桜の開花が早まり、いつもは、新年度の4月の行事だったのですが、3月中のお花見となりました。

 

養福寺の桜は、まだ満開でした。ちょうど、花びらが風に乗って舞っている状況です。子どもたちは、花びらを集めて、空に向かって放ち、桜吹雪を楽しみます。レジャーシートに寝ころぶ子どもたちは、あお向けに、桜の大木を下から眺めています。私も、一緒にやってみましたが、なかなかいいもんです。

 

春休みになった卒園児の小学生が、「○○鬼ごっこ」をリードします。年長園児にとっては、リアルに小学校で流行っている遊びを一緒に楽しむことが出来て大満足です。年中・年少園児の寺子屋さんたちも、小学生と一緒になって、激しく走りまわります。

 

桜の木の下では、1・2歳児のちびちゃんたちが、桜の花びら集めに夢中になり、虫を発見しただけで大騒ぎです。子どもたちは、花を愛でるよりも、走りまわって遊ぶことが楽しくて仕方ありません。

 

そして、今日の子どもたちは、貴重な体験をしたのです。「井戸水を汲む」をやってみました。30年前から使わなくなっていた井戸が境内にあったのですが、このたび、改修工事をして、井戸水を汲むことができるようになったのです。

 

時代劇に出てくるような、滑車を使って木のバケツで水を汲むタイプではなく、ポンプ式ですが、昭和世代の私自身も、井戸水での生活はしたことがありません。ましてや、子どもたちは、「どこから水がきてるの?」「ポンプを下にすると水が出てくるのはどうして?」と、好奇心が爆発します。

 

残念ながら、この井戸水は、飲料水としては利用できず、住職さんは、花や植木の水やりに使っているそうです。水道代もかかりませんね。災害時には、料理や飲料以外の用途には、とても役に立ちそうですね。

 

ところで、井戸の歴史は、今から9000年前の新石器時代にまでさかのぼるそうです。先人たちは、すでに、地下水を生活に取り入れていたのですね。

 

今日のお花見では、桜の花の美しさよりも、井戸水を汲んだ体験の方が、子どもたちの思い出になったのかもしれません。

2021年

3月

29日

集団面接

今日の連絡ノートには、土曜日の卒園式が「すばらしかった!」というコメントを参加した保護者よりたくさんいただきました。卒園児が全員、きちんと挨拶ができたことや、保護者の皆様のスピーチが抜群だったのが、あたたかい卒園式になった大きな要因です。本当にありがとうございました。

 

さて、私の大学3年の娘ですが、只今就職活動の真っただ中です。3番目子どもですので、コミュニケーション能力だけは長けていてなんとか、数社から内々定をもらったようですが、その業種には一貫性がありません。(笑)父親としては、「やりたいことを見つけて就職しなさい」と偉そうに言っていましたが、21歳の娘が、そう簡単に「これがやりたい!」にはたどり着いていないようです。まだ続く就職活動の中で、「ここだ!」という企業が見つかればいいですね。

 

さて、最近の企業は、「集団面接」を行っているところが多いですね。3人から5人の学生を一緒に面接するというやり方です。私が就職活動をした30年以上前には、集団面接はほとんどなかったと思います。私も経験していません。しかし、私がサラリーマン時代に面接官をしていた時には、すでに集団面接でした。

 

受ける学生側で考えれば、集団面接は「コミュニケーション能力を問われるのでは?」とか「駆け引きが上手にならないといけないのでは?」なんて、プレッシャーですね。

 

面接のプロが3つのポイントを教えてくれました。

 

1つ目は、自分の考えを事前に準備してしっかりと言えること。2つ目は、集団面接のテーマや他の受験生の話をしっかりと理解すること。3つ目は、なかなか難しいですが、自分の考えを臨機応変に、他の受験者と共有するすることだそうです。つまり、質問の内容を理解し、周りの人の考えをしっかり聴くことで、自分の考えをどう共有するかが見えてくるそうです。「○○さんの意見に賛成ですが、それに加えて、私は○○もあるんじゃないかと思っています」みたいな感じですね。

 

どうですか・・・企業としては、組織の中で、いかに自分の考えを持ちながら、周りとの協調もやってのけるような人材が欲しいので、おのずと、集団面接という形が主流になっていくのかもしれませんね。

 

でも、相手に合わせることではないですよ。大切なのは、自分の考えをしっかりと持つことです。

2021年

3月

28日

令和2年度卒園式 つづき

園長から卒園児6名への手紙は、自分で言うのも何ですが、卒園式の大事な儀式のようになってきました。手紙は1枚ですが、じっくりと時間をかけて考えます。子どもたちにとって、自分の保育園生活を認めてもらった証と、受けとめているようです。

 

そして、クライマックスは、卒園児と保護者から、ご挨拶をいただきます。何と、6人全員がきちんと挨拶ができました。「いっぱいあそんでくれてありがとう・・・しょうがっこうへいってもがんばります」の言葉に、保護者たちの涙を誘います。

 

保護者6名のメッセージは、涙あり、笑いありで、とても素晴らしかったですね。我が子への愛と、保育園への感謝の気持ちをたくさん語ってくれました。私は静かに聴き入っていました。こちらこそ「ありがとうございます」です。

 

卒園児保護者一同様より、保育園に「綱引きの縄」を贈呈いただきました。今度の運動会では、綱引きが競技種目に加わります。そして、卒園児6人から職員6名に、1人ずつ、素敵なプレゼントをいただきました。

 

最後は、園児全員で「さよならぼくたちの保育園」「みんな友だち」を歌います。いつも、大きな歌声でみんなを引っ張ってくれた女の子が、涙で歌えません。でも、彼女の分まで、みんなで頑張って歌いあげました。

 

そして、堂々と卒園児が退場します。令和2年度の卒園式は、素敵な時間を私たちに与えてくれました。

 

今回の卒園式で、ホワイトきゃんばすから、合計38名の卒園児が小学生となりました。第1回目の卒園児は、この春中学生になります。

 

子どもたちが、成長していく姿を見るのは本当に嬉しいものです。卒園児6名の成長は、まだまだ続きます。ずっと見守っていきます。

2021年

3月

27日

令和2年度卒園式

令和2年度の卒園式の朝を迎えました。まだ、子どもたちも保護者も登園していない時間・・・子どもたちが作った、等身大の卒園児のイラストや「そつえんおめでとう」の文字を見つめながら、卒園児6人の顔を思い浮かべます。卒園児にとっては、今日は長い人生の一日に過ぎませんが、大切な節目の日となります。

 

そして、年中・年少園児13名が舞台で待ちながら、卒園児6名が入場し、卒園式が始まりました。卒園証書授与では、年長園児はガチガチの緊張状態です。後ろに座る、年中・年少園児だけが、リラックスしています。(笑)

 

卒園記念品は、国語辞典です。私は、今でも中学高校で使用した、三省堂「新明解国語辞典」が本棚にあります。辞書を引くたびに、言葉に棒線を引いていたので、ページをめくると、かなり汚れていますが、今でも捨てられません。卒園児にも、わからない言葉があれば、すぐに大人に聞くのではなくて、自分で国語辞典を引く習慣をつけてもらいたいという思いが込められています。

 

そして、今年は、「お米」が届きました。保育園の給食で使用している米は、さいたま市西区の農家から、玄米を届けてもらっています。玄米7分磨きの米を子どもたちは食べています。今回は、農家さんからのプレゼントです。先日の「わくわく食育教室」で、年長園児は「おにぎり作り」を経験しました。このお米で、親子で食卓を楽しんでもらいたいですね。

 

卒園児の保育園生活最後のピアニカ演奏が始まりました。「ドレミのうた」です。クリスマス発表会に合わせて、ピアニカの演奏を始めた年長園児ですが、今日の演奏は一番すばらしかったですね。そして、年中・年少園児も一緒に「一年生になったら」を合唱します。「来年は、私が卒園式の主役になるんだ・・・」という顔をしています。

 

今年1年を振り返って、スクリーンの映像に合わせて、子どもたちの掛け合いの声が響きます。「たのしかったどろんこあそび」「まっくろになりました」「がんばったうんどうかい」「さいごまであきらめない」「クリスマスはっぴょうかい」「れんしゅうがんばりました」「たのしかったおくじょうあそび」「いちばんのおもいでです」・・・と、子どもたちの笑顔がいっぱいです。

 

そして、卒園児6名の入園児から現在までのスライドショーにあわせて、主任の先生が、涙を必死に抑えながら語ります。子どもたちも、卒園式までこの映像は秘密にしていましたので、入園時のかわいい写真を見ると、どっと盛り上がります。でも、6人が成長していく映像を見ていると、「よくここまで成長したなぁ~」と感慨深くなりますね。主任の先生は、卒園児の映像を見ながらナレーションをおうちで考えている時に、すでに大泣きしていたようです。

 

こうして、卒園児6名をまん中に、しっとりとした時間が過ぎていきます。卒園式も後半へ進んでいきます。

 

つづきは、明日・・・。

2021年

3月

26日

卒園式前日

いよいよ明日が、「保育園ホワイトきゃんばす令和2年度卒園式」です。卒園児は、明日の式典に様々な思いを抱いています。

 

6歳男の子は、ママの前でカレンダーの3月27日のところに「ほんばん」と書いたそうです。卒園式の練習をしていたので、運動会やクリスマス発表会と同じような感覚になっているのかもしれません。

 

姉弟で、6年半も保育園に通ったママは、連絡ノートにびっしりと3ページのメッセージを残してくれました。目頭が熱くなりますね。

 

6歳女の子は、挨拶の原稿は、バッチリだそうです。保護者と卒園児本人のご挨拶があるのですが、たいがい、涙・・・涙・・・で、まともな挨拶ができないのが常です。(笑)

 

卒園式は、筋書きのないドラマのようなものですので、明日は、どんなハプニングがあるか・・・涙・・・笑・・・とにかく楽しみですね。

 

園長としては、6人の卒園児が小学生になっても、これで永遠の別れではありませんし、小学生になっても、土曜日に登園したり、買い物ついでに遊びに来たりするのが、いつのまにか、ホワイトきゃんばすの習慣となっています。

 

笑顔で、6人の卒園児を送り出します!

2021年

3月

25日

「かざぐるま」で遊ぶ

今日の屋上遊びは、「かざぐるま」を楽しみました。今の子どもたちは、風車で遊んだことなど、ほとんどありません。お祭りの屋台でも、最近は見かけなくなりました。

 

実は、保育園の近くの交差点で、大宮西小学校の通学児童を見守る「交通指導員」の男性が、手作りの風車を園児全員へプレゼントしてくれました。風車を持って走りまわったり、自転車のハンドルに固定して、風車をビュンビュン回しながら走る園児もいました。少し風があったので、自然に風車が回って、子どもたちは大喜びです。

 

さて、「交通指導員」をご存知ですか。よく、警察官に似た制服を着て、小学校などの通学時間帯に、交差点などの危険な場所で、子どもたちを守ってくれる人です。見かけたことがあると思います。

 

4歳男の子が、保育園への登園途中に、この交通指導員に、毎朝元気に「おはようございます!」とあいさつをする関係を作ってくれたおかげで、今回、ホワイトきゃんばすの園児たちに、風車を手作りしてくれたのです。4歳男の子は、「けいさつのおじさん」と呼んでいますが・・・(笑)

 

今回、風車を作ってくれた、交通指導員のAさんは、雨でも雪でも台風でも、学校がある日には、休まず、毎朝子どもたちを見守るそうです。かなり大変な仕事です。それでも、子どもたちの「おはよう!」の声に、一日の元気をもらうそうです。

 

中学生になって、制服姿でAさんの前に現れた男子生徒が、「6年間、僕たちを守ってくれてありがとうございました。おかげで、中学生になりました。これからも、後輩たちをよろしくおねがいします」と言われた時には、うれしくて涙が止まらなかったそうです。

 

Aさんは、さいたま市の非常勤の公務員という立場で、交通指導員を行っています。ボランティアではありませんので、わずかですが、給料も支払われます。私が、前にPTAに関わっている時の知識では、1日2000円です。

 

でも、お金じゃないですね。小学生を持つ保護者には、是非ともお願いしたいことは、我が子に、交通指導員や旗振りの保護者に対して、元気に「おはようございます!」のあいさつを必ずするように、話をしてください。この一言で、交通指導員の子どもたちへの思いが、さらに大きくなるのです。

 

ホワイトきゃんばすは、ショッピングセンターの中にあるので、地域とのコミュニケーションを広げることが、課題の一つです。今回は、子どもたちのために働く、交通指導員とのつながりができ、少しずつ、地域とのかかわりを広げていきたいですね。

2021年

3月

24日

そろばんの魅力

卒園児の屋上遊びの日々もあと数日です。この屋上で、自転車に乗れるようになり、ローラースケートもできるようになりました。そして、たくさんのスポーツに挑戦し、遊びを自分で考えてきました。

 

今日は、板でスロープを作り、台車カートで勢いよく、すべり降りる遊びを2歳児が行っていると、6歳男の子が「ぼくが持っててあげるから、すべってごらん」と、ずっとフォローを続けてくれました。彼は、年長園児の中では、決して自己主張をしないおとなしい性格ですが、こういったやさしい面を見ると、うれしくなりますね。

 

さて、今日は「そろばん」の話です。今まで、このブログの中でそろばんの魅力を発信してきました。そろばんは、平成14年度から実施された学習指導要領では、3年生で扱う内容だったものが、平成23年度からは、3・4年で指導するよう見直されました。そして、2020年度から実施された新学習指導要領でも、引き続き3・4年で行われます。プログラミングや道徳の教科化など、新たな内容が含まれるのですが、そろばんの授業は、今まで通りです。

 

小学校でのそろばんは、練習して速く計算することが目的ではありません。玉を動かして数の表し方や計算の仕組みを「見える化」して理解することが目的ですので、そろばん経験のない教員でも、虎の巻さえあれば、教えることができます。

 

今の時代に、プログラミングならわかるけど、「そろばん」がどうして必要なの?「日本の伝統文化」を守るためなの?と思う保護者もいるようですが、算数の時間に行うそろばんは、数学的な意義があります。

 

そろばんを学習すると、玉のイメージが頭の中にできます。すると、高速で暗算ができるようになるのです。年長園児のお昼の勉強で10マス計算をやるのですが、私の場合は、丸付けは、頭の中でそろばんの玉をたたいています。

 

小学生が、暗算の技を磨く必要はないでしょうが、言語を扱ったり、普通の計算をしたりするときに使う脳と、そろばんでは、画像を頭に浮かべるので、想像力を伸ばす脳を利用しているようです。指を使うことで、脳への刺激も増え、集中力も増します。

 

まだまだ、そろばんの利点はたくさんありますが、どうですか・・・パソコンやタブレットでなく、そろばんを初めて手にする子どもたちにとっては、あたらしいものとして受け止めます。古いと思っているのは、案外私たち大人だけかもしれませんね。

 

保育園には、入口に大きなそろばんがぶら下がっています。寺子屋で行う「そろばんの時間」は、子どもたちのワクワクドキドキを引き出してくれます。

2021年

3月

23日

お別れピクニック

今日も卒園児の行事が続きます。「お別れピクニック」です。昨日の「わくわく食育教室」で、おにぎりを作った子どもたち。今日は、二人の園児が、自分でおにぎりを作ってきました。そして、昨日子どもたちにプレゼントした「玄米」を今日のお弁当で、一緒に炊いてくれたママもいました。スクランブルエッグを自分で作った男の子もいます。

 

早速、わくわく教室の成果があらわれた感じです。子どもたちが、食べることに関心を持ってくれることは、うれしいですね。

 

さて、子どもたちは、今日もワクワクしながら、徒歩15分・・・あっという間に、三橋総合公園に到着しました。まずは、ピンク色のエドカンザクラが、満開で子どもたちを迎えてくれました。

 

最初の目的は、池の生き物採集です。子どもたちは、夢中になってたくさんの生き物を採りました。アメリカザリガニ・ヤゴ・ヌマエビ・小魚に謎の生き物たちです。保育園に持ち帰り、屋上のザリガニのいけすや池に放流しました。池には、一体何種類の生き物が生活しているのか・・・春が進むにつれて、生き物たちが次々と姿を見せてくれるのです。

 

生き物採集が終わると、お弁当タイムです。子どもたちが自分で作ったおにぎりも、なかなか上出来です。梅干し大好きの6歳女の子は、昨日のわくわく教室では、梅干しではなかったので、今日は自分で梅干しおにぎりを握ってきました。

 

そして、恒例のゴロゴロ遊びです。ざっと、5メートルの高さの土手の上から、子どもたちはゴロゴロと楽しそうに、回転しながら降りて行きます。洋服も真っ黒ですが、そんなことはおかまいなしです。(笑)

 

そして、今度は5分咲きのソメイヨシノに登る子どもたちです。毎年、お別れピクニックでは、菜の花と桜の花を同時に楽しんでいますが、屋上ビワの木での木登りが、子どもたちの日常になっているので、桜の木にも子どもたちは登ります。花の咲いている枝を折らないように、高さへの挑戦です。

 

最後は、遊具のある広場で自由遊びです。卒園児6名だけで群れるのではなく、周りの知らない子どもたちも巻き込んで遊ぶ姿は、ホワイトきゃんばすの園児たちの大きな特徴です。異年齢でのかかわりは、コミュニケーション能力のアップに間違いなくつながっているようですね。

 

楽しい時間は、あっという間です。ざっと5時間のピクニックでしたが、卒園児の絆をさらに深めた時間となったようです。

2021年

3月

22日

わくわく食育教室

首都圏での緊急事態宣言が解除されて、今日は、延期になっていた「わくわく食育教室」を行うことができました。保育園の近くにある公民館の広い調理室を使います。公民館も緊急事態宣言中は、休館していたのです。

 

毎年9月に保護者と個人面談を行っています。管理栄養士として以前小学校の教員だったママと、食育につながる活動についての話をしたのですが、いよいよ実現しました。

 

年長園児6名が参加します。まずは、「かっぽうぎ」に着がえます。小学生になったら、給食当番のユニホームです。髪の毛もしっかりと帽子の中に入れます。子どもたちのワクワク感がひしひしと伝わってきます。

 

今日のテーマは「ごはんを炊いて おにぎりを作ろう!」です。先生は、6歳男の子のママです。

 

まずは、「お米」の勉強です。田んぼと畑の違いを考えたり、田んぼの写真を見ながら、稲が伸びていく姿を確認します。そして、本物の稲穂を手に取って、お米を一粒むいてみます。中から出てくるのが玄米です。玄米と白米を比較します。

 

次に、米を研いで、いよいよ、ごはんを炊くのですが、耐熱のガラス鍋を使います。沸騰して、米がぐつぐつする姿を見ながら、子どもたちは「お米がダンスしている!」と不思議そうに見つめます。そして、ごはんの匂いがしてくると「お腹すいた!」と6歳女の子が叫びます。(笑)

 

次は、炊き上がったごはんで、おにぎりを作ります。おかかしょうゆとサケおにぎりです。最初は、三角おにぎりで、次は、自分の好きな形にチャレンジです。ハート型おにぎりを作る園児もいました。

 

こうして、自分が作ったおにぎりと、先生がカツオからダシを取って作った野菜たっぷりの味噌汁と一緒に「いただきま~す」です。おにぎり2つでは足りなくて、全員2つ追加です。(笑)

 

ごちそうさまの後は、ちゃんと食器を洗うところまで頑張ります。子どもたちの感想は、「おいしかった!」の他に、お米がごはんになるまでの過程が、不思議だったようです。

 

今日の6人の中には、普段からママの料理のお手伝いをする園児もいますが、きちんと、料理をするのは初めての園児ばかりです。食べることに興味を持ち、感謝の気持ちが育まれたらうれしいですね。

 

令和3年度に入って、この取組みは続きます。子どもたちの挑戦をビデオで撮影していますので、多くの保護者に見てもらおうと思っています。お楽しみに!

2021年

3月

21日

リーダーシップの旅

今週末の卒園式では、恒例の「卒園児のスライドショー」で、入園当時の写真から現在に至るまでの成長を振り返るのですが、今日は、膨大な過去の写真の中から、6人の卒園児の写真をチョイスしていました。ずっとパソコンの画面を見続けていたので、目が疲れます・・・(笑)

 

ベビーの頃から保育園に通う園児がいますので、平成27年まで戻ります。それぞれの時代の子どもたちを見ていると、本当に大きくなったなぁ~成長したなぁ~と見入ってしまうので、なかなか作業が進まないのですが、こうして、1年1度、保育園での過去の取組みを棚卸して、次年度につなげるいい機会になっています。

 

卒園児のどんな過去が登場するのか・・・卒園式でのお楽しみです。

 

さて、そんな6人の卒園児には、小学校入学と共に、新たな「リーダーシップの旅」に出てもらいます。園長は、6人全員にリーダーシップを発揮してほしいと思っています。ここで言うリーダーとは、会社の社長や部長ではなく、組織や強制力によらないで人を動かし、何かを表現できる人です。

 

「俺についてこい!」的な、声の大きい人になってもらいたいわけではありません。ここで問題です。「桃太郎は、いつリーダーになったのでしょうか?」

 

桃太郎は一人で鬼退治に出発し、途中で犬・猿・キジを従えて、鬼ヶ島で鬼を征伐し、宝物を持って帰ります。彼が、鬼退治という夢を抱かなかったり、途中で犬・猿・キジに見放されたり、鬼に負けたりしたら、後世に残るリーダーにはなれなかったはずです。桃太郎は、旅の中で試練を経験しながらリーダーになっていったのです。

 

卒園児6名も、4月から試練の旅に出ます。そこで、夢を持ったり、仲間と出会ったり、人のために役に立ったり・・・もちろん、たくさんの失敗を経験して、リーダーシップを発揮してもらいたいですね。

 

私の考えるリーダーとは、「リーダー=影響力」です。組織の長や、立場あるポジションになくても、他の人に影響力を与えるような、そんな人になってもらいたいですね。

2021年

3月

20日

エースがロングリリーフ

昨日、子どもたちが「だるまさんがころんだ」で遊んでいたのですが、鬼の6歳女の子が「○○ちゃんの目が動いた!」と言った時は大爆笑です。「○○ちゃん」も、「目が動いたなんて・・・そんなのなしだよ」と大笑いです。私の「だるまさんがころんだ」の中で、最高傑作です。(笑)

 

さて、かなり昔の1982年の話ですが、埼玉県の所沢にプロ野球球団「西武ライオンズ」が誕生して、ついに、日本一となり、そこから10年以上も西武ライオンズの黄金時代が続きます。広岡監督が就任し、エースが東尾修です。

 

東尾投手は、ストレートはせいぜい135キロくらいですが、内角攻めと抜群のコントロールで、西武ライオンズを優勝に導いたのです。今は時効ですが、わざとデットボールを狙ったこともあります。歴代の死球数では日本一です。コントロールは、当時パリーグナンバーワンと言われていたのに、死球も一番なんて、矛盾です。(笑)

 

彼は、豪速球が投げられない自分の力で、いかに勝利する方法を実践していたのです。ケンカ投法とも揶揄されましたが、とてもクレバーな投手です。

 

私が、学生時代に、西武ライオンズ球場で「ホットコーヒーにハンバーガーはいかがですか!」と大声で叫んでいました。翌、1983年に「西武VS巨人」の伝説の日本シリーズがあったのですが、3勝3敗で迎えた第7戦・・・私は、西武の日本一の瞬間を球場で見ていました。マウンドに立つのは東尾修です。

 

当時はすでに、先発・中継ぎ・抑えという、投手起用の分担制は確立されていたのですが、広岡監督が、シーズン中はエースとして先発を任せていた東尾投手に、中継ぎからのロングリリーフを命じたのです。この中途半端な前例のない仕事を東尾投手は、見事にこなし、西武ライオンズの黄金期をスタートさせたのです。その後、秋山・石毛・工藤・清原・辻とそうそうたるメンバーが西武ライオンズを引き継いでいくのです。

 

この中継ぎからのロングリリーフという投手起用は、その後、どこの球団でもどの監督でもほとんど行われていません。私は、東尾投手の映像を見るたびに「ロングリリーフ」の記憶と西武球場でのアルバイトを思い出します。(笑)

 

この通常とは違うこと・・・新しいこと・・・6歳女の子が、「だるまさんがころんだ」で、「目が動いた!」というフレーズも同じですね。保育園の子どもたちを見ていると、まだ小さい頃は、人のマネをたくさんします。特に、年上の園児への憧れが強いです。それが、だんだんと「自分」を確立し、中には、人と違うことにこだわる園児も出てきます。「○○ちゃんのマネなんかイヤだよ」と。そんな園児は、きっと将来大物になると思う園長です。

2021年

3月

19日

梅から桜へ

今日は、今年度最後の体操教室でした。年長園児にとっては、最後の体操教室です。ちょうど3年前に、保育園のカリキュラムとして体操教室がスタートしました。保育園がある3Fフロアに、クラブネイス体操教室が開校したのがきっかけです。

 

年長園児は、3年間体操教室に通い、合計8人の体操の先生と関わってきました。親以外の大人との関わりでいえば、保育園の先生・他の園児の保護者がありますが、この体操教室の先生たちとのかかわりも、子どもたちの成長につながっています。年長園児6人は、最後の体操教室を楽しみ、体操の先生からお手紙をもらいました。うれしいですね。

 

さて、桜の開花宣言が全国で始まっていますね。現代の「花見」とは桜を愛でることですが、平安時代よりも前は、「花」といえば梅でした。現在の京都御所、平安京成立の頃は、桜ではなく梅が植えられていたそうです。ところが、9世紀の半ば頃、この梅が枯れてしまい、代りに桜を植えたそうです。

 

なぜ再び梅を植えなかったのか。それは、中国から離れて、日本の文化を打ちたてようという気運が高まっていたのです。中国文化に根差した梅の代わりに、吉野にある桜を植えたと伝えられています。それから1200年ほどたった現代まで、日本人は桜を愛してきたのです。

 

来週は、年長園児の「わくわく食育教室」「お別れピクニック」そして、「卒園式」とイベントラッシュですので、保育園のお花見は、3月30日に行います。満開が過ぎているかもしれませんが、桜の花びらが舞うのを楽しもうと思っています。子どもたちは、桜の花びらを集めるのが大好きです。

 

ソメイヨシノの特性は、他の多くの花と異なり、枯れてから散るのではなく、生きたままきれいなまま散ることです。まさに、いっせいに咲き、いっせいに散る姿が感動的ですね。コロナ禍で今年もお花見は自粛ですが、桜の花はいつも通り咲いています。自分なりのお花見を楽しみたいですね。

2021年

3月

18日

「勉強面白い」が最下位の日本

年長園児の小学校入学が、カウントダウンとなってきましたが、この時期に「勉強は面白い?」と聞くと、全員が「面白い!大好き!」と答えます。それが、小学校に入学し、中学になると「勉強が面白い」と思う子どもが、どんどん減っていくのです。

 

個別指導塾などを運営するスプリックスが、日本の他、アジアや欧米の11か国を対象に、6歳から15歳の子どもとその保護者千組に対して調査をしたところ、「学校の勉強を面白いと思う」子どもは、日本が最下位で58.6%だそうです。得意な教科がない子どもも5.3%で最下位でした。

 

「勉強面白い」と思う割合が、最も高かったのは、ミャンマーの95.9%で、10位のポーランドでも70.7%です。日本は11か国の中で唯一6割を下回ったそうです。

 

たいがい、この手の調査では、日本が最下位というのは、よく聞く話ですね。日本人の性格とも関係しているのかもしれませんので、この結果をもって「日本人は、自己肯定感が低くて、大問題だ!」と騒ぎ立てることはないと思いますが、この調査結果は、受けとめないといけませんね。

 

さいたま市教育委員会は、全国に先駆けて、令和3年度から、公立小学校10校で、高学年を対象に教科担任制の導入を始めるそうです。モデル校10校を選出し、令和5年度には市内の小学校104校での実施を目指すそうです。

 

6年生は、国語・社会・算数・理科・音楽・図工・家庭・体育・外国語の9教科で、教科担任から指導を受けられるようになります。中学校の教員が小学校に出向き、指導する場合もあるそうです。もともと、さいたま市は小中一貫教育に力を入れているので、小中の教員の交流もそれほど混乱することもないようです。

 

これで、「勉強面白い」という子どもが増えるかもしれませんね。例えが悪いかもしれませんが、私の場合、外食する時は、「何でもあるような総合食堂」よりも、「○○専門店」を選びます。専門店の方が、こだわりが反映していると思うからです。

 

教科担任制は、専門知識を持った先生が、授業をすることで、より深い学びが行われる可能性が高いと言われてます。

 

もちろん、「幕の内弁当」が好きな人もいるでしょうから、ご意見色々で、小学校高学年の授業の在り方をしっかりと見ていきたいですね。

2021年

3月

17日

大学進学と奨学金

屋上のファームは50センチほど高い場所にあるのですが、そこに板を渡して下り坂を作り、その上を台車カートに乗って滑り降りる遊びをやりました。スリルと恐怖が交錯する遊びです。寺子屋園児は、積極的に参戦しますが、小さい園児は、今日のところは様子を見ています。いずれ、できるようになるのでしょう。

 

さて、今から20年以上前の1998年のデータによると、大学などの高等教育機関への進学率は68.3%でした。それが、データが取れる直近の2017年には、80.9%にも増えています。5人に4人が大学生になるという時代です。

 

これには、国の経済支援もあってか、多くの若者が高等教育の機会が開かれたことになるのですが、その支援の代表格が「奨学金」です。奨学金を借りている学生数は、同じ期間で50万人から134万人に膨れ上がったそうです。

 

「とりあえず大学には行っておかなくちゃ・・奨学金だって簡単に借りられるし・・」と、何の目的もなしに大学に進学しようと思っているあなた・・・はい。奨学金=借金です。

 

以前、民間企業出身のサラリーマンが高校の校長となるドラマがあって、気軽に奨学金を借りようとする生徒とその保護者に対してこう言いました。「奨学金という言葉は、とても聞こえがいいですが、これは借金です。数百万という借金を背負うことになるのですよ。そこまでして大学に行く目的がちゃんとありますか?借金は、返さなければなりません。お子様が、社会人としてスタートする段階で、借金を背負っていることを忘れないでください」

 

どうですか・・・おっしゃるですね。これは、ドラマの話ではなくて、現実に、奨学金を借りた3人に1人が数百万円の借金を抱えて社会人を始めるのだそうです。若者の未来を広げるはずの奨学金が、実際は彼らをがんじがらめにし、果ては、未婚化・少子化につながっているとしたら、何とも皮肉なことです。

 

国の政策として、給付型の奨学金の枠を増やすことはもちろんですが、多様化の時代において、若者自身が、奨学金という借金を背負っての大学進学という選択肢がいいものか、よくよく考える必要がありますね。

2021年

3月

16日

てつがくの時間「どうして学校へ行くの?」

年長園児と一緒に行う寺子屋の授業も、今週でおしまいです。今日は、てつがくの時間を行いました。テーマは「どうして学校へ行くの?」です。年長園児にとっては、4月から小学生です。とても身近なテーマです。

 

「ハイ…ハイ…ハイ…」と手があがります。「それは、勉強するためです。算数をやったり、ひらがなを教えてもらったり・・・色々なことを教えてもらうためです」という意見が、予想通りたくさん出てきます。

 

すると、5歳女の子が「大人になるためだよ」と言います。「大人になったら、仕事をしてお金を稼がないといけないし・・・そうすると、やっぱり、学校で勉強しないといけないと思う」

 

ここで、先回のてつがくの時間で、子どもたちがやりたい仕事を言ってもらったのですが、もう一度、「○○君は、オートバックスで働きたいって言ってたけど、そのためには学校で勉強したほうがいい?」まだ年少の○○君は、「う~ん???たぶんそう思う」と言います。

 

すると、5歳女の子が、勉強ばかりに話が進むのをさえぎるように、「学校へ行くのは、友だちを作るためだよ」と発言をします。

 

「みんなは、保育園で友だちがいるけど、小学校になったら、新しい友だちを作りたいですか?」と聞いてみると、全員が「作りたい!」と言います。「う~ん・・・どうやら、学校に行くのは友だちを作ることかもしれないね」

 

すると、6歳女の子が「何だか、小学校に行くのが楽しみになってきた」と言い出します。他の年長園児も「私も・・・」と賛同します。「だって、今、お昼に勉強しているけど、勉強って楽しいもん・・・」

 

しかし、5歳女の子が疑問を投げかけます。「私も勉強は楽しいと思うけど、勉強がもし、つまらなくなったらどうすればいいの?」と鋭い発言です。

 

「園長先生も、学校に行っていた時に、勉強がつまらなくなった時があったよ。みんなは、勉強がつまらなくなったらどうすればいいと思う?」この問いには、みな「???」で、答えが見つかりません。

 

最後に、小学校から大学まで行ったら、全部で16年も学校に通う話をすると、「えっ~そんなに長く学校に行くの?!」とビックリする子どもたちです。

 

おうちに帰って、「どうして学校へ行くの?」と「勉強がつまらなくなったらどうする

?」をママやパパと話をしてみると、もっといろいろな話が聞けるかもしれないよ。と子どもたちに話をして、今日のてつがくの時間はおしまいです。

 

大人になった私たちは、子どもたちからたくさんの答えを聞きたいですね。はい。否定してはいけませんよ。(笑)

2021年

3月

15日

実体験の大切さ

今日も屋上に到着するや、ビワの木にダッシュする園児がいます。そう、木登り大好き子どもたちです。今の子どもたちは、木登りを経験することは少ないですね。単純に高いところに登っての気持ちいい遊びだけでなく、「次に右手をあの枝をつかんで、今度は左足を・・・」と頭も使うし、バランス感覚が鍛えられます。

 

昨年9月の親子遠足で訪問した、北本自然観察公園から便りが届きました。子どもたちが、木登りをした大きな「エノキの木」は、冬はほとんどの葉を落としました。そろそろ見つかるかな?と思い、木の根元の落ち葉をひっくり返してみると・・・いました!「ゴマダラチョウ」の幼虫です。

 

ゴマダラチョウの幼虫は、エノキの木の葉を食べて育ち、幼虫のまま越冬するそうです。そのため、エノキの根元の落ち葉をひっくり返すと、見つかるそうです。妖精のようなカワイイ顔をしています。

 

さて、そんな自然体験がいっぱいできる、北本自然観察公園は、現在緊急事態宣言延長に伴い休園しています。2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、臨時休園やイベントの中止、団体利用のキャンセルが相次ぎました。

 

この間は、ホームページの更新はもちろん、新しい試みとして、YouTubeやTwitterを活用した自然の魅力を発信してきたそうです。しかし、やっぱり、それでは難しいな・・・と感じたことが、自然体験の醍醐味である「五感を使った観察」ができないという点でした。

 

木漏れ日の気持ちよさ、花の香り、昆虫を手に取った時の感触などは、映像だけでは伝えきれません。本物の自然と触れあうことで、初めて分かることの多さを改めて感じ、実体験の重要性を今後も伝えていきたい。とのことでした。

 

まさに、その通りですね。保育園の子どもたちは、ビワの木に登ることで、大人の目線よりもよりも高いところからの景色を見ることが出来ます。木の感触も、木の匂いも感じることが出来ます。

 

子どもたちには、コロナ禍においても、自然の中での実体験をたくさん経験させたいですね。

2021年

3月

14日

ここは 今から 倫理です

私が中学3年の時に、社会科が日本史・世界史・地理・倫理社会の4つから2つを選択だったのですが、一番人気がない「倫理社会」を選びました。倫理社会の先生は、とても個性的で、過去の哲学者の名言など、中学3年生にとっては、退屈な授業になりがちですが、この先生の授業が楽しくて、どんどんはまっていきました。

 

昨日、最終回だったNHKのドラマ「ここは 今から 倫理です」でも、個性的な教師の導きで、倫理社会の授業から、学ぶことの楽しさを見つける生徒の姿が描かれていましたね。

 

最終回の講義では、パスカルの「人間は考える葦(あし)である」でした。生徒たちが、丸くなって話し合うシーンでは、もちろん「こうあるべき」という結論はでません。しかし、それぞれの意見や考え方の違いを感じることで、当事者は、自分で答えを出すのです。

 

私は「人間は考える葦である」という言葉は、倫理社会の先生に教えてもらった中でも好きな言葉の一つです。保育園の屋上の池には葦があるのですが、この葦を見るたびに、この言葉をつぶやいてしまいます。(笑)

 

パスカルはこう言います「人間はひとくきの葦にすぎない。自然のなかで最も弱いものである。だが、それは考える葦である。われわれの尊厳のすべては、考えることのなかにある。よく考えることを務めよう。ここに道徳の原理がある」

 

寺子屋で始めた「てつがくの時間」は、私の予想を超えて、子どもたちの様々な意見が飛び交います。まだ、5歳6歳だというのに、凄いことだと思っています。そして、子どもたちの意見を聞くことは、心地よい時間となっています。

 

私が民間企業で働いていた時は、会議でも商談でも、自分が考える結論に持っていこうと必死になっていたような気がします。もちろん、ビジネスの世界では悪いことではありません。しかし、子どもたちとの「てつがくの時間」では、想定外の展開に喜び、結論がでないことを楽しんでいます。

 

そして、子どもたちは「考える葦」になっているのです。

2021年

3月

13日

アリとキリギリスの真実

今日は、土曜日の雨降りでしたので、「ダンボールハウス作り」をして、子どもたちは楽しみました。ショッピングセンターの中ですので、ダンボールは山ほどあります。ざっと、大中小の段ボール50セットを用意しました。

 

まずは、6畳ほどのスペースをダンボールで囲います。その中に、子どもたちは様々な工夫を凝らします。キッチン・お風呂・子ども部屋・ベッド・内装もマジックで絵をかいてデザインを決めていました。本当に、見ている大人も楽しくなってきます。そして、このダンボールハウスで、お昼寝をしました。特別感があって、なかなか寝付けなかった子どもたちでしたが、お昼寝が終わる15時になっても、なかなか起きません。いい夢を見ていたようです。(笑)

 

さて、有名なイソップ童話「アリとキリギリス」では、夏の間、アリは冬に備えてせっせと働きましたが、キリギリスは、歌や音楽を楽しみ気ままに暮らしていた・・・となっています。やがて、冬が来て食べ物が見つからないキリギリスは困り果ててアリに食べ物をくれるよう頼みますが、断られて飢えて死ぬというストーリーです。

 

これでは、寓話とはいえ、キリギリスは遊んでばかりで働かないという誤解を与えかねません。真実のキリギリスは、夏場に草むらで鳴いているのは、遊んでいるわけではなく、パートナーを求めて、必死にアピールをしているのです。そして、すべてのキリギリスは、冬を前にして生命が尽き、土に還ります。もちろん、アリに物乞いをすることなどありません。(笑)

 

夏の草むらで愛を交わしたキリギリスは、秋の終わり、卵を地中深くに産みます。そして、卵のまま、じっと冬を耐えるのです。春になると、孵化して次の世代を担うのです。

 

これで、キリギリスへの濡れ衣は、少しは晴らすことができましたかな・・・

 

そもそも、キリギリスなどの「昆虫」は、すでに4億年前には地球に存在し、様々な変化を遂げてきたそうです。鳥よりもずっと昔から空も飛べたし、水の中にまで進出しました。

 

それに対して、私たち人間の祖先「ホモサピエンス」が地球に現れたのは、わずか20万年ほど前です。新参者が、勝手にキリギリスを悪役にしてはいけませんね。(笑)

2021年

3月

12日

自ら学ぶ能力

今年度の体操教室も、今日を入れてあと2回で終わりです。年長園児にとっては、3年間がんばってきた取組みです。たくさんの思い出をかみしめていました。鉄棒の逆上がりが、あと2人・・・来週にはできるように祈っています。

 

さて、京都市にある西京極小学校では、「子ども司会」という取組みを様々な機会で行っているそうです。司会をしたり、考えを交流したりするためには、まず何よりも自分でしっかりと考えなければいけません。その経験を通じて、他の人の考えを聞いても、自分と違うことが理解でき、新たな自分の考えを作り上げることが、ねらいです。

 

子どもたちが、1年間を振り返った「標語」の中には、「難しい でもみんなでなやんで 解き切った」「手を挙げて みんなで考え 話し合う」「司会で 困った時は 助け合い」といった、「子ども司会」活動に通じた「標語」が多数あったそうです。

 

以前、西京極小学校の校長先生が担任した一人の男の子が、20歳になって小学校を訪ねてきてくれたそうです。彼は、東京の大学で法律の勉強をし、スイスで自分の考えを英語でプレゼンテーションしたことを報告しました。彼はこう言ったそうです。

 

「自分のもとになっているのは、小学校時代にこうして司会をしたり、みんなで話し合って決めたりしてきたことです。一人一人、考えが違ってもお互いが尊重されていました。だから、自分らしく生きてこれたし、今の自分があります」

 

子どもたちが、自ら学ぶ能力は、子どもの将来の力を養うことにつながります。保育園では、「自分で考える」取り組みがベースですが、「子ども司会」なら、年長園児ができそうですね。寺子屋の時間に取り組みたいと考えています。

2021年

3月

11日

10年目の3・11

今年は、東日本大震災が発生してから、10年という節目の年ということもあり、コロナ禍でも、震災に関する報道が多いですね。10年前小学生だった○○君や○○さんが、現在は、医療現場で働いていたり、プロスポーツ選手になっていたりと、子どもの成長にとっては、10年という月日が流れるのは、早く感じます。

 

しかし、大人の私たちにとっては、時間が止まったままという人もあるでしょうし、つい先日起きた、忘れられない出来事と受け止める人が多いですね。

 

今日は、「3・11 14:46」の数字のまわりに、東日本大震災にかかわる画像を添付して、保育園の入口に貼り出しました。登園する園児が、まずびっくりして、指を指します。「これは何?」といった感じです。10年前ですので、保育園の園児は、みな生まれていません。小学校4年生の卒園児が赤ちゃんでした。

 

今日は、保護者の3・11の話をたくさん聞くことができました。

 

「ビルの35階で仕事をしていました。ビルが倒れるんじゃないかというくらい凄い揺れで、今でもしっかりと覚えています」

「銀行勤務で、15時の閉店前の出来事でした。あまりにも恐怖で、お客様と一緒に震えていました」

「新婚1ケ月で起きた大地震・・・甘いムードもぶっ飛びました」

「まだ大学生でした。就職活動の真っただ中・・・忘れられない記憶です」

「プータローしてました。(笑)(今は、3人の子どもを持つ立派なパパです)」

「実家が宮城県の石巻です。高台に家があったので、津波の被害にはあいませんでしたが、町は壊滅状態でした」

保護者の方々も、10年前ですので、ほとんどが結婚前です。この10年で、結婚して、子どもが誕生し、こうして保育園に我が子が通っていることを考えると、やはり、10年は長い時間なのかもしれませんね。

 

そして、朝の会では、子どもたちに「津波被害の写真」「人命救助の写真」「避難所生活の写真」「首都圏で電車が動かない写真」「コンビニの棚が空っぽの写真」などを見せながら、3・11の話をしました。

 

子どもたちは、写真を通じてですが、10年前に、とんでもないことが起きたことを理解します。コロナ禍でこの1年、多くの人が亡くなりましたが、東日本大震災では、一瞬にして、その2倍の命が失われたことを伝えると、いつもは賑やかな子どもたちもシーンと静まります。

 

「おうちの人に、10年前の今日は、何をしていたのか・・・どんなに怖かったか・・・たくさん話を聞いてごらん」と言ったので、今日は、親子で3・11の話をする家庭が多いかもしれませんね。

 

10年という月日が経ちました。被災地への国民の関心が薄れていると感じる人は、全ての世代で、9割以上という世論調査もあります。震災を風化させないために必要な取組みを挙げてもらうと、「学校など教育現場で子どもに伝える」が、最も多かったそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、子どもたちに「3・11」を伝えましたが、今日は、多くの学校で、子どもたちが、深く考える機会になったと思っています。そして、今の子どもたちが大人になるまでには、大きな地震が発生する可能性が高いことは、間違いありませんね。

2021年

3月

10日

「線路の石」の缶詰めが売れた?

今日も屋上では、それぞれの園児が自分がやりたい遊びに取り組んでいます。ファームには、野草のホトケノザの紫色の花や菜の花を集めて、子どもたちが歩き回ります。そして、一番人気は、「木登り」です。ビワの木の一番てっぺんを狙うべく、子どもたちが競うように木登りを楽しんでいます。

 

そして、今日一番のヒット作品は・・・アスレチックの橋渡りに使う板を利用して、ベンチを作った5歳女の子・・・みんなをそのベンチに座らせて、大満足の笑顔です。今日は、少し風が強かったのですが、これから、春に向けて、ますます屋上遊びが充実していきます。「啓蟄」も過ぎたので、生き物たちも登場します。楽しみですね。

 

さて、今日はローカル線の話です。ローカル線を使用して、のんびりと「呑み鉄」旅を楽しむ私ですが、ローカル鉄道は、存続の瀬戸際にあります。コロナ禍では、JR東日本などの大手も赤字に追い込まれていますが、ローカル鉄道は、会社の存続が危ぶまれます。

 

日本のローカル鉄道は、主に地方路線で、総延長は3765.9キロメートルに及びます。中小私鉄や第3セクターの計95社が運行しています。人口減少や自家用車の普及で多くが経営危機に陥り、2000年以降、全国で44路線約1000キロメートルが廃線になりました。この距離は、東京竹芝桟橋から小笠原の父島までの距離と同じです。

 

地域住民の足としての存続が難しいために、観光に活路を見いだす路線が増えていて、SLやトロッコ列車などの観光列車などは、訪日外国人にも人気があります。

 

そんな中で、千葉県にある全長わずか6.4キロの銚子電鉄が、「線路の石を売ればいいじゃないか。石なら賞味期限もないぞ」ということで、「線路の石」を売り出したそうです。線路には、昔から使われていた丸い玉砂利が敷かれていて、それを3缶1500円で販売したところ、250セットが早々に完売。この取組みは、他のローカル線にも広がり、「線路の石」は、今やヒット商品となっているそうです。

 

銚子電鉄のユニークな取組みは有名で、本業よりも稼ぐのが「ぬれ煎餅」の販売です。そして、「経営がまずい」を逆手にとって、うまい棒ならぬ「まずい棒」を売り出したり、駅名を広告媒体としたり、地元の高校とタイアップした商品開発を行うなど、知恵を絞って乗りきろうとしています。

 

ちょうど、コロナ禍になる前の昨年1月に、おやじ仲間で「銚子電鉄」を楽しんだのですが、沿線の景色も素晴らしくて、「ユーモアセンスで経営難を乗りきろう」という感じが、ひしひしと伝わってきました。

 

リニアモーターカーも新幹線もいいですが、やっぱり、ローカル線でのんびり旅が最高です。「金はなくても知恵があるさ!」この精神で、頑張ってもらいたいですね。

2021年

3月

09日

助けてくれる人はいるか?

春の屋上ファームが、少しずつ活気付いてきました。先日の「絹さやエンドウ」の植付けに続いて、今日の寺子屋では、じゃがいもの種イモを植えました。定番中の定番「男爵いも」です。子どもたちは、種イモを包丁で半分に切り、切り口に灰をつけます。切り口を下にして土に植えます。収穫する男爵いもは、「自分たちが植えて育てた」という付加価値がつくのです。

 

さて、日本人は底力を持っていると思われています。第2次世界大戦の焼け跡から奇跡の復興を遂げ、自然災害に見舞われても、その都度大きな混乱を避けながら復興を遂げています。力を合わせることが得意で、人と人とのつながりが非常に強い国民と、多くの日本人は思っています。

 

しかし、人に助けられるのを良しとせず、生活保護の利用率も世界の中では低いのです。子どもは「人に迷惑をかけるな」と言い聞かされて育っています。そのせいなのか、日本では「助けてくれる人がいない」と思っている生徒(高校生が対象)が、他国と比較して多いというデータが出ています。

 

「つらい時、助けてくれる人がいない」に、男子24%・女子16%が、「そう思っている」そうです。女子よりも男子が高いのは「男なら弱音を吐くな」という圧力が高いためかもしれませんね。

 

コロナ禍での自殺が増えていますが、増加率が高いのは青年層です。悩みや葛藤が押し寄せているというのに、「助けてくれる人がいない、孤独だ」と思い込んでいては、苦悩は増すばかりです。

 

近年の自殺対策では、「つらいときには、いつでも助けを求めていい。逃げたってかまわない」と説くことが多いですね。「頑張れ」と励ましたり、ましてや「お前は男だろ!」的な発言は、無責任で逆効果となってしまいます。

 

ただし、私たち大人が、真摯に寄り添って、じっくりと聞くことが出来なければ、若者はいつになっても「助けてくれる人はいない」と感じてしまうのです。

 

「SOSを出しなさい」だけでなく、そのSOSを受けとめる力量を私たちが持たなければならないということです。

2021年

3月

08日

水中ドローン体験

卒園式が近づいてきました。今日から、全体練習をスタートさせます。寺子屋園児は、全員卒園式に出席します。年少園児は、じっと座っていられまぜん。立ち上がったり、体をクネクネさせたり、落ち着きがないのですが、卒園式当日までに、どこまで改善できるか期待します。年長卒園児は、バッチリです。

 

さて、ホワイトきゃんばすの卒園児も通ってる、さいたま市立栄(さかえ)小学校で、先日、興味深い体験授業が行われたそうです。水中ドローンを操作する体験授業です。

 

日本財団のプロジェクトの一環で、5年生98人が参加しました。子どもたちは、近い将来、必ず職業として定着しているであろう「ドローンダイバー」に扮して、それぞれのミッションを行います。

 

子どもたちは、水中ドローンとVRの組み合わせで、スクリーンに映し出されたウミガメやサメなどをカメラ担当とドローンの操作担当の2人一組で撮影します。後ろで順番を待つ児童からは「サメだ!撮って!」などの声があり、楽しい雰囲気に包まれます。

 

5年生は、社会科の授業で、水産業を学ぶ機会があり、養殖の仕組みや水産業を安定的に継続していく方法などを調べ、発表し合ったそうです。今回の体験授業で、学習した内容をさらに深めてほしいと校長先生は語ります。

 

最後は、魚の乱獲による漁獲量の問題なども学び、充実した体験授業となったようです。

何だか、大人の私たちも、ワクワクしてきますね。

 

今年度は、コロナ禍で、社会科見学などを中止せざるを得ない状況だったので、子どもたちにとっては、最高の機会となりました。「ドローンダイバー」という新たな仕事を作り出すことで、子どもたちは、自分が働く仕事についても考えが進んだと思います。

2021年

3月

07日

同じ速さで歩く

コロナ禍にあって、私が参加しているイエナプランの勉強会もしばらく開催されていませんが、勉強会のメンバーで、自分が経営する塾で講師を務めるTさんが、昨日、大宮氷川神社で結婚式を挙げました。披露宴なしの小人数での式だったそうです。

 

氷川神社の参道を歩く新郎新婦の映像を見ています。新郎は180センチを軽く超える長身で、新婦との身長差は30cmもあります。普通に歩けば、新郎がどんどん先に行ってしまうのでしょうが、新婦の歩くペースと同じ速さで歩いています。結婚式だから当たり前と思うでしょうが、この「同じ速さで歩く」ことは、夫婦円満の第一歩と私は、勝手に思っています。(笑)

 

しばらく、新郎とは直接会っていませんが、「おめでとう!」と、末永く幸せな生活を送ってもらいたいですね。同じ速さで歩けば大丈夫です。

 

保育園の子どもたちが、屋上へ遊びに行くときは、3歳児以上の寺子屋園児が2歳児以下の園児と手をつないで歩きます。大きい園児は、自分の歩く速さと、手をつなぐ園児の歩く速さは同じではないことを感じて、相手に合わせてゆっくり歩く・・・これを狙いとしています。

 

実際は、小さい子の手を引っ張るようにして、走ってしまう子もあって、「○○ちゃんを守るのが君の仕事だろうに!」と注意することもしばしば・・・そんなことを繰り返しています。自分のことを大切にするのと同じように友だちを大切にできる子に育って欲しいと願うのです。

 

子どもたちに、多様性を認め相互に尊重し合えるような人になってもらえるように、保育園での異年齢保育は、自分の基準を押し通そうとするのではなく、相手の基準を知り、受け入れる練習ですね。

 

Tさんの結婚式から、「同じ速さで歩く」ことの大切さを学びました。

2021年

3月

06日

子どもの話を引き出す

本日登園した、小学4年の卒園児・・・ここ数カ月、彼女にミッションを与えていました。同じクラスのAさんは、ほとんどクラスのメンバーと話をすることがない。でも、本は大好きで、休み時間はずっと本を読んでいる。ということだったので、何とか、Aさんと話をして、彼女が本当にやりたいことを聞けたらいいね~という内容です。

 

そして、ついに、「園長先生・・・聞いて。昨日Aさんと、たくさん話したよ。彼女は、本当は私たちと遊びたかったみたい・・・でも、自分からはなかなか言い出せなくて、一人で本を読んでいたんだって。でも、これから、たまには、彼女を誘ってみるよ・・・」と報告がありました。

 

「おせっかい」と思う人もいるかもしれませんが、卒園児の女の子は、さりげないおせっかいがとても上手なのです。私も、どちらかというと、おせっかい派ですので、今日の報告は、とてもうれしかったですね。

 

さて、保育園の子どもたちの中で、「これね~○○って言うんだよ…すごいでしょ」みたいに、次から次へと話をしてくれる園児に対しては、先生たちの対応は、とてもシンプルで「話を聞き、受けとめること」です。

 

子どもたちの「思いを伝えたい」という気持ちは、人から言われて行動した時には、あまり見られません。自分で「やりたい!」とか「考えたんだ!」という思いがあるから、はち切れんばかりに熱く語るのです。

 

今日は、その先の話です。このように熱く語るタイプの園児だけではないですね。なかなか、自分の意見ややりたいことを伝えるのが苦手な園児もいます。冒頭の卒園児の同じクラスのAさんなどは、まさに、そのタイプです。

 

「自分で考えていることは他の人には見えない・・だから言葉で伝えるんだよ」と、寺子屋の「てつがくの時間」で、私は子どもたちに言いますが、なかなか発言できない園児の話をどう引き出すのか・・・これも、個々によって対応が違ってきますので、「こうすればいい」という1つの答えはありませんが、4月からの新年度においては、特に注力して取り組みたいと考えています。

2021年

3月

05日

もの言う「アスリート」

保育園の子どもたちには、「自分で思ったことは、ちゃんと口に出して言いなさい」と、園長は何度も言っていますが、寡黙を美徳とする日本人の文化が、過去にあったとすれば、これからの時代、今の子どもたちが大人になる頃には、「黙っていてもダメさ」というのが、当たり前になっていることでしょう。

 

先日、全豪オープンを優勝し、23歳という若さでグランドスラムを通算4度優勝している大坂なおみ選手は、まさに、もの言う「アスリート」です。

 

昨年の全米オープンでは、黒人襲撃事件で犠牲となった人たちの名前が書かれたマスクを着用したことで、世界での注目を一気に集めました。大坂なおみ選手は、日本人ですが、この行動に、世界中から賞賛の声があがっているのに、一部の日本人が冷ややかな目で見ていたのは、残念なことですね。

 

アスリートは、プレーに専念しなさい。「本業」と関係ないことをしゃべるな。という批判です。しかし、大坂選手は、黒人やアジア人に対する人種差別に抗議します。そうした姿勢を「政治的だ」と批判する声に対しては、人権擁護の姿勢をはっきりと示します。

 

「スポーツが命の輝きなら、差別や暴力は、命への攻撃。コートでのプレーと差別に対する抗議は、人の命を尊ぶことにおいては地続きです。何ら、矛盾がないこと」と毅然としています。

 

人間という生き物は、どうしても、「同調圧力」に屈してしまいがちです。しかし、大坂選手は、圧力に対して声を上げる勇気を私たちに示しているのです。これからの若きアスリートたちは、大坂選手のように、もの言う「アスリート」が多くなっていくのでしょう。

 

そう・・・大坂選手の魅力は、プレーや主張だけではなかったですね。インタビューでの「お茶目な発言」です。ユーモアを忘れないことも、私たちは見習わないと。(笑)

2021年

3月

04日

「家飲み」は増えた!?

昨年秋に、子どもたちと種まきをした「絹さやえんどう豆」ですが、本来ならば、春に突入しどんどん大きくなっているはずでした。ところが、新芽をことごとく鳥たちにツンツンとつまみ食いされてしまいました。ほぼ全滅です。

 

えんどう豆の収穫は、新年度最初の収穫となるので、今日は、年長園児に手伝ってもらって、絹さやの苗を植えました。これで、4月に入ってすぐに、子どもたちと一緒に収穫が楽しめそうです。

 

さて、総務省の家計調査によると、2020年の酒類の1世帯(2人以上)あたりの年間購入額は4万6276円で、前年対比114%と大幅な伸びを示しました。ここ20年間では、最大の伸び率だそうです。コロナ禍で、外で飲むことが少なくなり、巣ごもり需要で「家飲み」が増えたという結果です。

 

では、いったい日本人は、どんなお酒を飲んでいるか・・・気になりませんか。

 

酒類別の購入額のトップは、ビールで1万1364円(前年比6%増)です。以下順番に・・・②発泡酒、第3のビールなど1万291円(17%増)・③焼酎6615円(10%増)・④清酒5772円(7%増)・⑤チューハイ、カクテル4701円(32%増)・⑥ワイン3833円(12%増)・⑦ウイスキー2374円(37%増)という順番になっています。種類を問わず、購入額が増えています。

 

ちなみに、私の家の食器棚には、日本酒(純米酒しか飲みませんが・・・)・焼酎・ウイスキー・ブランデー・紹興酒・電気ブラン(浅草神谷バーで売ってるリキュール)があり、冷蔵庫には、ビール・酎ハイ類・ハウスワイン・日本酒(冷酒)が入っています。

 

毎日、その日の気分や夕食の内容に合わせて、一杯やるのですが、サラリーマンを辞めた時から、外で飲むことは少なくなりました。コロナ禍の前に、「家飲み」のライフスタイルが定着しています。

 

保育園の子どもたちには、「お酒は20歳になってから・・」と何度も教育していますが、(笑)大人になれば、ライフスタイルの中に「お酒」が入ってきますね。「家飲み」「外飲み」それぞれの良さを楽しんで、素敵な時間にしたいですね。

 

今日は、お酒の飲み方のマナー話ではなく、「家飲み」増加に伴う、お酒の年間購入額の数字的な分析という、まじめな話でした。

2021年

3月

03日

小学1年生の魔法の言葉

今日はひな祭りです。ひな祭り給食を楽しみにしていた子どもたち・・・屋上から帰ると、「うぉ~すごい!・・・おいしそう!」の声が聞こえてきました。お内裏様とお雛様をモチーフにしたミニおにぎりに、子どもたちの目が釘付けになります。

 

お腹いっぱい食べて、ぐっすりお昼寝をしたら、今度は「ひな祭りおやつ」を食べて・・・子どもたちは、大満足です。

 

さて、年長園児の卒園まで、1か月を切りました。日を追うごとに、卒園児への想いが深まっていくのですが、卒園児6人に、小学校生活を楽しく過ごすのに役立つ「魔法の言葉」を3つ紹介します。

 

1つ目は「おはようございます」です。新しい友だちや先生と初めて会う時は、ドキドキします。何を話したらいいか分からなくなりますね。でも、大丈夫です。朝、会った時に、大きな声で「おはようございます」と言ってみると、不思議なことに、いろいろな話が次々に出てきて、たちまち仲良しになれます。

 

2つ目は「ありがとうございます」です。子どもたちは、保護者、友だち、先生、地域の人たちに支えられて大きくなりました。これからも色々な人に支えられて成長しくのです。他の人から助けてもらった時には、大きな声で「ありがとうございます」と言ってみましょう。

 

3つ目は「おねがいします」です。小学生になったら、自分でできることは自分でしなければいけません。でも、やりたいことがあってもうまくできない時、周りの人に何かしてもらいたい時には、勇気を出して「おねがいします」と言ってみましょう。

 

どうですが、「おはようございます」「ありがとうございます」「おねがいします」の、子どもたちがよく知っている3つの言葉です。

 

卒園まで…少しずつ。、子どもたちに話していこうと思っています。

2021年

3月

02日

てつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。リクガメの「かめきち」の前の電気を消して、ロウソクに火を灯すと、子どもたちのスイッチがオンです。

 

園長「てつがくって何?」:園児「考えること・・・!」:園長「みんなが考えていることは目に見える?」:園児「見えな~い!」:園長「じゃぁ~どうすればいいの?」:園児「口に出して、みんなにお話する」

 

この「お約束」のやり取りをしてから、「てつがくの時間」がスタートです。そして、今日のテーマは「べんきょう するのは どうして?」です。

 

まずは、子どもたちに自由な発言です。

 

5歳女の子「いろいろなことを覚えるためにやる」

6歳男の子「あたまがよくなるために、勉強するんだよ」

5歳女の子「小学生になる練習です」

年長園児が、昼に勉強している姿を年中・年少園児は、しっかりと見ているようですね。「それじゃ・・・小学校になったら勉強は続けるの?」

「もちろんだよ・・・ずっと、大人になるまで勉強をしないといけないよ」

「じゃ~大人になったら、勉強しなくてもいいのかい?」「・・・」

「園長先生は、今でも勉強しているよ。みんなのママやパパはどうだい?」

こんな感じで、おうちでのママパパの勉強ぶりの話がしばらく続きます。

 

5歳女の子が「小さい子に勉強を教えると、自分もよく覚えるようになる」と言います。まさに、保育園での異年齢保育の効果を語ってくれます。

「○○先生の工作の時間で、3番さんに教えると、自分も上手になっていくよ」と、年長園児が言います。

 

すると5歳女の子が「小さい時からたくさん勉強しておけば、それがどんどんたまっていって、他の人に教えられるようになるんじゃないの?」と言います。

 

5歳男の子が、待ってました!とばかりに「みんなの頭の中には、脳ミソがあって、そこに勉強したことがたまっていくんだよ」とドヤ顔で話します。

 

ついに「脳ミソ」にまで、話が膨らんできました。人間と他の動物の脳ミソの大きさの違いまで話が進みます。

 

「人間は、こうしてみんなで考えながら、言葉にしてるけど、動物はできないね?」と園長が言うと、5歳女の子は「動物は、何をしゃべっているのか分からないけど、動物同士では、ちゃんとお話してるんじゃないの?」と反論するのです。いい感じです。

 

すると、「うちのママは、お仕事のために勉強しているよ」と、突然4歳女の子が言います。ここから、園児それぞれのやりたい仕事を話してもらいます。

「美容師になるには、勉強をするの?」「ラーメン屋になるには勉強は?」「お花屋さんになるには?」「プロ野球選手になるための勉強って何?」「それは、野球の練習をたくさんすることだよ」・・・といった感じで、大人になって自分のやりたいことをするには、勉強しないといけない・・・という話の方向になってきました。

 

今日の話は、ここまでです。おうちに帰って、ママやパパに「勉強するのはどうして?」と子どもたちから質問があるかもしれませんね。

 

こんな感じで、今日のてつがくの時間「べんきょう するのは どうして?」について・・多くの子どもたちの話が聞けました。はい。1つの正解はありません。

2021年

3月

01日

医者、用水路を拓く

今日は、保育園の玄関に「スズメバチ」の巣をぶら下げました。登園する子どもたちは「何あれ!」と大騒ぎです。「あれは~スズメバチの巣だよ~」と教えると、「キャー・ワー・グワーッ!」と逃げまどう子どもたちです。(笑)

 

昨日、我が家の大きくなりすぎたゴールドクレストの木を剪定していると、何と、スズメバチの巣がぶら下がっているではありませんか。昨年の夏から秋にかけて、スズメバチがこの巣を中心に、飛び回っていたはずなのに、気がつきませんでした。

 

正式名は、コガタスズメバチですが、冬になると、女王バチ以外は、みな死んでしまいます。女王バチのみ巣を離れて、木の中などで越冬し、春以降産卵するのです。

 

というわけで、保育園のスズメバチの巣は、すでに空っぽで安全なのですが、見た目はグロテスクです。ぶら下げておくと縁起がいいと言われているので、しばらくは、保育園のシンボルマークとします。(笑)

 

さて、アフガニスタンやパキスタンで長年医療活動等に従事され、2019年にアフガニスタンで武装兵力の銃撃により亡くなられた中村哲医師の著書「医者、用水路を拓く」についての話をします。

 

中村医師は、アフガニスタンの国家勲章の他、日本でも生前・没後に様々な賞を受けていますが、彼は、一貫した正義感と行動、強者に屈しない反骨精神で生きてきました。

 

飢餓と渇水を前に、医療人はあまりに無力だとして、「百の診療所よりも1本の用水路」を合言葉に水対策の事業にまい進します。そして、日本人ワーカーの「良い体験をさせてもらった」といった感慨には共感できないとして「君らのロマンや満足のために仕事があるのではない」と痛烈に言い放つのです。

 

彼はこう言います。「正義・不正義とは明確な二分法で分けられるものではない。あえて『変わらぬ正義』と呼べるものがあるとすれば、それは弱いものを助け、命を尊重することである」として、「現地と一体となり、苦楽を共にする」と、徹底した現場主義を貫いたのです。

 

中村さんは日本人ですが、彼の目には、世界や日本がどのように映っていたのでしょうか。彼を失ったことは大きな痛手ですが、今の子どもたちの中から、広い視野で世界を見ることができる若者が育って欲しいですね。

2021年

2月

28日

タイガー・ジェット・シン

タイガーといえば、多くの人は、先日交通事故を起こした「タイガーウッズ」選手をイメージする人が多いでしょうが、私の場合は、架空の人物は「タイガーマスク」であり、実在の人物は、「タイガー・ジェット・シン」なのです。私が最も愛する悪役レスラーです。

 

タイガー・ジェット・シンをよく知っている人は、昭和世代のプロレスファンですが、今回、一般の人にも広く知られる出来事がありました。

 

シンは(あえて、プロレス時代の呼び方で失礼します)、現在カナダのトロントに住んでいるのですが、プロレスラーだけでなく、実業家としての顔を持っています。3・11東日本大震災の時に、タイガー・ジェット・シン財団の支援活動など、対日友好親善に貢献したとして表彰を受けました。

 

財団は、2010年に設立され、地元の学校支援などの慈善事業を行っていましたが、東日本大震災の際は、被災児童のために寄付を集めたそうです。

 

シンのコメントです。「津波の被害について聞いた時は、胸が張り裂ける思いでした。日本は実家のようなものです。49年間もの時間を過ごした日本の子どもたちのために、とにかく何かしなければと思いました。近いうちにまた日本を訪れたいです」として、今回の表彰を受けて、新たに被災地の児童への寄付を表明しました。

 

シンは、1973年に日本に初来日したプロレスラーです。サーベルとターバンをトレードマークにした「悪役レスラー」として活躍します。当時、アントニオ猪木率いる「新日本プロレス」は、まだ現在のような盤石なプロレス団体ではなかったので、「ヒールのシンVSベビーフェイスの猪木」というアングルで、新日本プロレスの飛躍につながったのです。

 

シンと猪木の試合は、当時子どもだった私には、衝撃的でもあり刺激的でもありました。「本当に殺し合いになってしまうんじゃないのか!」と言われるほどの、一線を越える内容でした。シンが新宿伊勢丹前で猪木襲撃事件を起こし警察沙汰になり、(これは、猪木側のアングルだったのですが、シンが本気になってしまったというのが事実のようです)猪木は、試合中にシンの腕を折ってしまいます。

 

シンがただの悪役レスラーでなかったのは、正統派ストロングスタイルでのプロレスもできるからです。私も、子ども心に「シンが反則を使わないで、猪木と戦っている」と、驚き、「悪役だけど・・・なぜか魅力あるレスラー」となるのです。

 

すみません・・・また、マニアックな話でチンプンカンプンですね。(笑)

 

みなさんには、「タイガー・ジェット・シン」という元悪役レスラーが、今でも日本を愛し、関わりがあることを覚えていただければ、うれしいです。

2021年

2月

27日

新解釈「学校用語辞典」つづき

今日の夕方は、子どもたちの自主的な雑巾がけで、保育園の床がピカピカになりました。子どもたちは、鬼ごっこを大好きですが、教室内で走りまわるのは危険なので、雑巾がけをしながらの新ルールを小学生が考えたようです。(笑)

 

さて、新解釈「学校用語辞典」の続きです。今日は、コロナ禍にかかわる用語をピックアップします。

 

「新型コロナウイルス感染症」・・・万物の霊長であると思い込む人類への天からの警鐘か。大人たちの「生きる力」を子どもたちはじっと見ている

 

「正しく恐れる」・・・対応の大原則。しかし、専門家の意見など情報過多・氾濫で、何が正しいのか分からないことだけは正しいことが分かった

 

「緊急事態宣言」・・・政府から発令されたが、かつて校内暴力が吹き荒れた頃は校長の専権事項であった。この時代を知る教員は「警察に相談できないのはつらいけれど、いつか夜明けは来る」と後輩教員を励ましている

 

「手洗い・うがいの励行」・・・感染予防とともにインフルエンザの流行を抑えるという副次的効果も実証された。学校教育の社会貢献が少しでも認知されたことに教員は安堵

 

「マスク着用の無言給食」・・・新しい生活様式の一つ。給食当番だけだったマスク必着が全員に広がり、無言の給食風景=黙食は禅道場での修行を思わせる

 

「アベノマスク」・・・政府が感染予防の切り札として、全家庭に配布したマスク。しかし、市中で着用する姿はほとんど見掛けず、各家庭は「コロナ騒動の思い出」として大切に保管していると思われる

 

「全国一斉休校」・・・所掌する文科省や各教育委員会を飛び越えて出され、人々に「総理のご意向」の偉大さを知らしめた。しかし、最大の被害者は子どもと家庭である

 

「オンライン授業」・・・オンラインゲームに親しむ子どもには抵抗なく受け入れられたが、チョーク1本で勝負してきたアナログ教員にとっては荷が重い

 

最後にコロナとは関係ありませんが、笑いをどうぞ・・・

 

「忖度(そんたく)」・・・・官僚社会では上司や政権への忖度は当然視。「本校の教員も少しは見習ってほしい」と嘆く校長も少なくないという

2021年

2月

26日

新解釈「学校用語辞典」

今日の体操教室では、「逆立ち大会」が行われました。足を壁につけた状態で、誰が一番長く逆立ちをしてられるかを競います。そこで、予想外のことが起きました。年長園児の対決です。優勝したのは、本命でも対抗でもなく、大穴の園児です。お世辞にも、彼は、運動能力が優れているわけでもないのですが、余裕で優勝です。

 

腕の力が強いことは、園長とのプロレスごっこで実証されていましたが、逆立ちに効果が出たようです。驚きと賞賛の拍手が鳴り響きました。なんだか、とても嬉しい気分になりましたね。

 

さて、今日は、元全日本中学校校長会会長の岩瀬さんが、ブラックユーモアたっぷりの「学校用語辞典」を作りました。鋭い指摘に思わず「その通り!」と頷く内容です。いくつか紹介します。

 

「教育」・・・人が人を教える崇高な営みだが、運用を誤ると狂育・凶育・恐育等々に転化するので要注意

 

「教育委員会」・・・学校のためなら労をいとわず努力してくれるが、時々丸投げしたり、はしごを外したりすることもあるので要注意

 

「学校経営方針」・・・年度の初めに校長が出す、難解な教育用語を散りばめた自己陶酔の文書

 

「主体的・対話的で深い学び」・・・講義中心の知識注入型を脱した授業改善の一環。『とっくの昔からやっているのに何をいまさら』と冷ややかに見つめるベテラン教師は多い

 

「働き方改革」・・・業務内容の削減と教職員定数の増加が改革の基本と誰もが分かっているのに、なかなか実行できない政策。しかし、「このご時世に働けるだけ幸せと思え」との厳しい声もある

 

「あだ名禁止」・・・男女関係なく友人をさん付けで呼ぶことが推奨。先生にあだ名を付けるというひそかな楽しみも、やがて消えゆく学校文化になるのか。

 

「初任者研修」・・・「事件は会議室で起こっているのではない!」と叫んだ、現場第一主義の湾岸警察署A刑事の気持ちが分かる時間

 

「少人数学級」・・・財務省が難色を示す中、積年の教育界の悲願が達成。次は絶対、中学校に!

 

どうですか・・・独断と偏見と笑っていられないような図星の指摘ですね。

つづきは、明日・・・

2021年

2月

25日

宿題と家庭教育

今日は、素晴らしい遊びが行われていました。6歳女の子が仕切る「学校ごっこ」です。児童役は、2歳児の5人が座っています。6歳女の子は、校長先生のようです。「は~い。今から新しい先生を3人紹介します。○○先生来てください。○○先生は音楽の先生です~」といった感じで、寺子屋園児が先生役です。私は、思わず見入ってしまいました。土曜日に、先輩小学生の学校ごっこの影響を受けて、自分なりにアレンジして素敵な演出となりました。

 

さて、お昼寝タイムに、年長園児は、勉強をしているのですが、10マス計算など、時間内にできなかった内容は、「宿題」にすることがあります。子どもたちは、宿題を喜び、保護者もやる気満々でフォローしてくれます。いわゆる「家庭教育」としては、バッチリです。

 

ところが、小学生になると、学校は「家庭の教育力」に過剰な期待をしてしまいがちです。現実に、保護者に学校でできる/できないことを理解してもらい、協力を求めることが、今の学校経営においての重要課題でもあります。

 

しかし、宿題や自主学習ノートの点検、弁当作り支援など、保護者の手をかけさせる課題が増えているのも事実ですね。学校側は、宿題を通して家庭学習の定着に保護者を巻き込みたいと考えますが、保護者は、教師の仕事の押し付けと受け止める傾向があります。

 

本来は、子どものための「宿題」は、学校と保護者の役割のすき間に落ち込み、双方が積極的に望むわけでもなく、今日まで続いてきたのかもしれません。

 

私がPTA活動でお世話になっていた時に、必ずテーマとして挙がるのが「家庭教育をどうやって進めていくか?」という問題でした。

 

子どたちはそれぞれ違い、保護者の考えも違います。「こう決まりましたので、お願いします」では、進みませんね。学校と家庭の役割分担については、永遠の課題ですが、関係者間で、しっかりとした合意が必要であることは間違いありません。

2021年

2月

24日

予備校離れが加速

先日、小学生の野球チームの練習を見ていると、当たり前ですが、グローブで軟式ボールのキャッチボールをしていました。これ、保育園でもできるな・・・ということで、今日の屋上遊びは、園長もマイグローブを持参して、少年用の軟式ボールで、6歳男の子相手にキャッチボールをしました。一番野球が上手な男の子ですが、最初は、硬いボールに驚くも、すぐに普通にできるようになりました。男の子の目の色が変わり、明日からは、他の園児もやりたいと言ってくることでしょう。

 

さて、今日の話は、予備校離れです。1980年代末のバブル期、予備校講師の年収は、1000万円超えがザラだったと言います。私も、あの代々木ゼミナールの名物講師の短期講習を受けたことがあります。講師は、芸能人並みに人気がありましたね。当然、授業内容も楽しかったです。

 

しかし、1990年代以降、予備校の生徒数が激減します。1990年は19.5万人が、2020年では、3.5万人だそうです。30年間で、8割も減ったことになります。

 

そりゃ~少子化だから当たり前でしょ・・・と思った方も多いでしょう。しかし、この間、大学入学希望者数が49.2万人から63.5万人に増えています。つまり、大学受験生の予備校利用率は、1990年では40%だったのが、2020年では6%と激減したのです。

 

2014年に「代ゼミ校舎の7割を閉鎖!」というニュースは、世間を驚かせましたが、この数字を見ると納得できますね。

 

予備校離れの原因は、少子化による顧客減に加え、受験競争緩和による予備校離れに、マンツーマン指導型へのシフトなど、様々なことが重なったといえます。しかし、予備校の多くの講師が失職してしまいました。

 

林先生のように、テレビ出演で稼ぐ人はいいですが、中には、大学に入り直して教員免許を取得し、教員採用試験に挑む人もいるそうです。

 

予備校講師は、授業技術にたけた専門職であることは間違いありません。昨今の教員不足の解決につながるようであれば、積極的に、次の人生として、学校の先生になってもらいたいですね。

 

予備校時代がなつかしい・・・と思ったあなた。昭和世代の私と同じですね。(笑)

2021年

2月

23日

ブラック

昨日の寺子屋では、スクラッチ(ひっかき絵)を行いました。画用紙に線を何本か引きます。線を引いた中を様々な色で塗り込みます。その上に、黒色のクレヨンですべて塗りつぶします。そして、竹串で好きな絵を描くと、虹色のような絵が彫れるのです。6歳女の子が、素敵な星などのデザインを完成させました。

 

しかし、子どもたちにとっては、黒く塗りつぶすことに抵抗を感じます。「えっ~真っ黒になっちゃうけど…大丈夫かな~?」という気持ちです。

 

私は、横で、令和4年度の入園希望のママと話をしながら、子どもたちが、複雑な気持ちで真っ黒に塗りつぶした画用紙を見つめていました。

 

ブラック企業・ブラック校則・ブラック部活などと、ブラックは否定的な意味で使われますね。テレビの刑事ドラマでは「あいつは黒」といえば犯人のことであり、白黒をつけるとは決着をつけることです。

 

ブラックは、黒色・否定・悪・負であり、一方ホワイトは、白色・肯定・善・勝という図式が一般社会にはあります。保育園ホワイトきゃんばすにも、「ホワイト」が使われています。

 

光の3原色は赤・緑・青ですが、これらをすべて混合すると白色になります。一方で、色の3原色のマゼンダ(赤紫)・シアン(青緑)・イエロー(黄)を混ぜると黒色になります。宇宙の果てには、ホワイトホールではなく、ブラックホールがあります。高密度で、強い重力のために物も光さえも放出できない空間と言われています。

 

う~ん・・・ますます「黒」が悪役になってきましたね。プロレスラーの蝶野選手は、若い頃は白のタイツを身につけていましたが、ヒールとなり、黒のリングコスチュームに黒のサングラスに変えますが、とても決まっています。しかし、その黒の中に「俺は誰にも染まらない・・・群れないで生きる」を主張しているようで、かっこいい生き方として、プロレスファンには伝わりました。すでに、日本のプロレスファンは、ベビーフェイスVSヒールという2極対立の単純な構図では満足できないレベルになっていたのです。

 

すみません・・またマニアックな話になってしまいました。話を戻します。

 

裁判官の着用する法服はどんな色にも染まらない黒色です。その意味は、法令と自己の良心にのみ従う決意が込められているといいます。

 

なんだか、こう考えると、ブラック・黒色は、私たちの心を表現するベースになる色なのかもしれませんね。

2021年

2月

22日

いのちの授業

今日は、春本番のような暖かい陽気となりました。屋上の池では、金魚やメダカが元気に泳いでいます。そして、大きなウシカエルが日向ぼっこをしています。まだ、冬眠中のはずですが起きてしまったようです。クサガメも水面から顔を出していました。

 

さて、助産婦で、社団法人ベビケア推進協会代表の直井 亜紀(なおい あき)さんは、10年ほど前から、埼玉・千葉・東京を中心に、小中高校、企業などで「いのちの授業」を行っています。

 

授業では、自分の命がどのような過程で育ったかを説明した上で、羊水や胎盤の不思議など、現代の医学でも解明されていないことがあると伝えます。そして、「一緒に考えてみよう」と、子どもたちの「なぜ」「どうして」を引き出します。

 

私たち全員に赤ちゃんだった時期があり、健やかな成長の願いを込めて命名された日や、優しく抱っこされた日があったと、話をすると、聞いている子どもたちの気持ちが、少しずつ解放されていくそうです。

 

そこで、直井さんは、熱く語るのです。「誰からも愛されずに育つ命はない」「成長を見守っている大人が必ずいる」ことを子どもたちに丁寧に伝えます。この世に誕生したからには、「いじめられ、ばかにされるために育った命は一人もいません」と。

 

直井さんは、自らの「いのちの授業」の内容についてこう語ります。「私自身が大人から言ってほしかった言葉です。中高生の時にコンプレックスが強く、自分自身を大切に思えませんでした。その当時に、信頼している大人から言われたかった言葉を伝え続けたいと思っています。子どもたちが成長する節目で、授業のことを思い出し、人として尊重し合える未来を生きてくれたらうれしいです」

 

子どもたちは、大人になる過程で、何度も壁にぶつかります。自分の力で解決していければいいのですが、挫折し、心が折れる若者も出てきます。そこで、大人の「見守っている人がいるよ」「自分を大切にしてね」のメッセージが、背中を押すことにつながるのかもしれません。

 

私たち、大人の大切な役割の一つですね。

2021年

2月

21日

「スタバ」がない!?

都道府県で、唯一「スターバックスコーヒー」がなかった、「鳥取県」は、「スタバがなければ『すなば』がある・・・」ということで、「すなば珈琲店」をオープンさせるなど、日本中の話題となりましたね。2015年に鳥取駅にスタバがオープンし、日本の都道府県すべてで、スタバが出店されました。鳥取県では、スタバがないを逆手に取った「すなば珈琲」効果もあって、県民の珈琲需要が激増したそうです。

 

今日は、高校生が動いた「なぜ地元に『スタバ』がない?」の話です。

 

北海道北見市にある「北見北斗高校」に、平成30年度に入学した1年生の生徒5人が、「なぜ北見市にはスターバックスの店舗がないのか」をテーマに探究活動を取り組みます。彼らは、出店されない原因や出店条件などを探ることからスタートさせます。

 

スタバでアルバイト経験をした人へのインタビューをしたり、出店している帯広市や釧路市と北見市との比較や、出店地域の人口比率の算出などをします。その結果、北見市は人口密度が低く、交通量の少なさも一因でないかなど、複数の仮説を立てたそうです。

 

それから、およそ半年かけて出店のメリットなどを考察し、スターバックスジャパンに連絡してメールでのやりとりが始まったそうです。そして、生徒たちも「本当に実現するとは思わなかった」日本最北のスタバ出店が決まったのです。

 

昨年11月にスターバックスコーヒー北見三輪店がオープンし、特別招待された5人の生徒たちは、スタバ担当者から誘致活動に対する感謝の言葉などを受けたそうです。生徒たちは、現在高校3年生になっています。

 

「自分たちの声が大人に届いたことが大きな希望となり、『やればできる』という自信につながった」と担当教諭は語ります。

 

5人の高校生は、今後社会に出た時も、今回得た経験はかけがいのないものになることでしょう。ちなみに、5人は女性3人に男性2人です。いいバランスですね。

2021年

2月

20日

筆の都

保育園で飼っている「ウーパールーパー」「アカハライモリ」「ミシシッピニオイガメ」の水槽を今日は大そうじしました。ウーパールーパーがエサのアカムシをよく食べるので、どんどん大きくなっていきます。行動範囲を広げるために、レイアウト変更もします。

 

そうじの間、それぞれの生き物を飼育ケースに移すと、子どもたちの観察タイムが始まります。アカハライモリはバケツをどんどん登ってきます。そして、水槽はすっかりきれいになって、アカハライモリとミシシッピニオイガメの動きが、活発になりました。

 

さて、「筆の都」と言われる場所があります。広島県熊野町です。ここでは、江戸時代から筆作りが始まり、今でも、国内生産高の8割を占めています。人口2万3千人のおよそ1割が筆作りに携わっているそうです。当然、子どもたちにとっても、筆は身近な存在です。最近では、熊野町の子どもたちの学力の高さが注目を集めています。

 

熊野町の林教育長に、「学力とは何か」を問うと、間髪入れず「人の話を聴く力、集中力だ」と断言します。熊野町では、小学校1年から書道科を導入しています。狙いは、姿勢を正し、心を落ち着かせ、集中力や持久力の向上を図ることにあるそうです。

 

小1の子どもらが、たっぷり墨を含ませた太い筆を握って、真剣に紙の上を走らせます。その間、先生は「筆を持つ手は机に乗せないで。机に添えるのは左手。それが軸になって、体が自由に動きます。書は、体全体で表現するもの。手首だけで書くものではありません」と声を掛けます。

 

私も、学力のベースは、集中力であることに異論はありません。保育園でのお昼時間に、年長園児は小学校に向けた準備活動をしていますが、「間違い探し」や「迷路」をやっている時の集中力は、半端ありません。

 

個人的見解ですが、書道がいいのは、墨のにおいだと思っています。あのにおいで、脳ミソがギュッと冴えてくるのです。(笑)

2021年

2月

19日

「地球の歩き方」東京版

今日は、朝の会で「生ワカメ」を食べました。保護者から、根元から先端まで、ざっと子どもの身長ほどある生ワカメをいただいたので、まずは、海に生えている状態を子どもたちと観察します。実際に、手に触れて「ヌルヌル」も感じました。

 

次は、沸騰した湯の中に入れて、ワカメの色が茶色から緑色に変わるところを見ます。子どもたちの「ウォ~」の歓声があがります。最後に、しょうゆをまぶして食べました。演出効果もあって、ほぼ園児全員が、おいしく食べられました。

 

子どもたちは、当然「ワカメ」をみそ汁などで食べたことがあるのですが、今日のような、そのまんまの生ワカメは初めてです。ワカメが好きになったようです。(笑)

 

さて、海外を放浪した経験がある方なら、黄色の表紙の分厚い本をバックパックにしのばせていませんでしたか。ボロボロになるまで読み込んで、何十年たった今でも、捨てることが出来ずに本棚に入っていませんか。私も何冊か本棚に残っています。そうです…『地球の歩き方』シリーズです。

 

昨年9月に、シリーズ初となる国内版「地球の歩き方 東京 2021~22」が発売されてたのはご存知ですか。何と、すでに発行部数8万部を超えるヒットを続けているそうです。私の手元にも一冊あります。値段は、税込み2020円です。分厚くて、それだけの価値はありますが、他のガイドブックと比較すると、お高いですね。

 

「東京版」は、2019年が「地球の歩き方」の創刊40周年に当たることから、国内版の初企画にトライしようとなったそうです。もともと、オリンピック開催直前の2020年6月の刊行を予定していたそうですが、コロナの感染拡大で、「東京に旅行するなんてとんでもない」という逆風の中で、何とか9月発売となったそうです。

 

ところが、東京駅近くの「丸善」丸の内本店では、発売後3カ月間だけで、同店で最も売れたガイドブックの年間売上の約3倍を記録したそうです。しかも、この本を購入した人は、都内在住が6割で、神奈川、埼玉、千葉を含む首都圏在住で9割を占めているそうです。

 

これは、海外はもちろん、国内旅行も控えざるを得ないコロナ禍にあって、首都圏で暮らす人たちが足元の再発見を期待して買い求めているようです。

 

でも、東京のガイドブックなら、他にも山ほどありますね。そこで、この本の基本コンセプトとして「地球の歩き方らしさを崩さない」「最新スポットにこだわらない」の2点にしたそうです。

 

例えば、切り口の一つが「江戸から地続きの東京」です。江戸切子や江戸藍染めといった伝統工芸体験のほか、文豪が通った老舗の名店の味やパワースポットの紹介など、江戸・東京の歴史や文化を学べる構成になっています。

 

歌舞伎や能楽、大相撲などの観覧の楽しみ方を初心者向けに解説するなど、なかなか興味深い内容になっています。江戸と東京を結び付けるというのが粋ですね。まさに、地球の歩き方らしいです。

 

今春をめどに、中国語訳版の中国での発売が決まっているそうです。近い将来、「地球の歩き方 東京」を手に、東京の街を歩く海外の人たちを見かけることになりそうです。その時は、コロナ禍の終焉を象徴する光景の一つとなるのでしょう。早く、そうなって欲しいですね。

2021年

2月

18日

「悪しき平等性」の呪縛

今朝の冷え込みで、屋上は久々に氷が張りました。どろんこ広場には、霜柱もできています。子どもたちは、バケツに、氷の破片と霜柱を集めます。今シーズン、あと何回氷遊びができるか・・・子どもたちが「ワクワクドキドキする」大切な時間です。

 

さて、本日、オリンピック・パラリンピックの新会長に、橋本聖子さんが選出されました。今回の騒動で、あらためて「多様性への容認」について、特に私たち日本人は、深く考える機会を得ました。

 

しかし、多様性を認めることは、「みな平等に!」という事ではありません。世の中には、「平等という名の不平等」だったり「悪しき平等性」が、日常生活の中に見られます。

 

学校教育では、「みんな同じにできる」という考えで、クラス全員が、同じにできるように指導し、同じになれば良しとする教育が行われてきました。一斉授業に求められる、最適な「答え」とも言えます。

 

ある幼稚園での事・・・「給食は、全員完食を目指すのではなく、一人一人の違いに応じて、『量を減らす』『頑張って食べているなら、残すのもやむなし』の方針転換をしていく」とすると、ある保育者から「それをやったら、他の子は食べているのに不平等になりませんか?」という質問があったそうです。つまり、「食べなくていいなら自分も食べない」につながるという心配です。

 

まぁ~現実的には、頑張って完食した園児には、保育者は最大限褒めることで、園児は完食することや好き嫌いがない自分に対して喜びを感じるものです。また、他の園児が「ずるいよ~」なんて言ってくるようなら、「どうしても食べられないつらさがある」ことを保育者は説明しながら、園児一人一人の違いを伝えれば、理解できるはずです。

 

「みんな同じにできる」を進めていくことは、まさに「悪しき平等性」の呪縛から解放されていないことなのです。

 

私たちは、「多様性への対応を進めなければいけない」と、言葉では理解しています。しかし、具体的行動に置き換えると、どうするのか・・・日常にある様々なシーンの中で、もっと深く考えないといけませんね。

2021年

2月

17日

動物園の役割

昨日の寺子屋で、ストライダーレースをやったのですが、今日の屋上遊びは、その続きです。子どもたちは、勝負をつけるのが大好きですね。昨日転倒してしまった5歳男の子が、見事にリベンジしました。そして、1・2歳児の園児たちも、三輪車やキックボードで参加します。遅いですが、やる気満々の子どもたちの活動は、元気があって素晴らしいですね。

 

さて、100年ほど前の1925年に、児童文学作家のヒュー・ロフティングは、「ドリトル先生の動物園」の中で、『動物園は、動物の牢屋ではなく、動物の家でなければならない』と記しています。当時の動物園は、猛獣や珍獣を檻に入れてコレクションのように展示するところがほとんどだったそうです。

 

1964年に国際自然保護連合(IUCN)が、絶滅の恐れがある生物をまとめたレッドリストを作成します。そして、1973年には、ワシントン条約が採択され、野生動植物の国際的取引を規制する動きが強まります。

 

日本の最初の動物園は、1882年(明治15年)に開園した「上野動物園」です。目的は、欧米諸国に文化の面で追いつくことでした。

 

その後、時代の流れと共に、動物園の役割が単純に、家族や仲間で動物を見て楽しむレクリエーションの場だけではなくなります。

 

絶滅危惧種や希少性の高い動物の種の保存も、動物園の役割として求められるようになります。また、子どもたちへの教育の場となります。特に自然環境を守る視点を子どもたちに伝えなければなりませんね。そして、動物の生態調査や研究も動物園で行われています。

 

よく、「動物園なんて、人間のエゴが生み出した所で、動物のことを考えてなんていない・・・」と言われますが、これからの動物園には、「動物を見せる」以外の様々な役割があるのです。

 

でも、たまには、難しいことを考えないで、のんびりと「かわいいね~」なんて言いながら、動物を愛で、心の幸せを感じたいものですね。

2021年

2月

16日

保育の質「見える化」で向上

今日の保育園、屋上では木登りに子どもたちは燃えました。大きく太い幹となったビワの木に、4歳男の子が「登りたい!」と言ったことをきっかけに、続々と木登りにトライする園児たちです。地上2メートルの高さまで、登りきります。

 

私が子どもの頃には、裏山に銀杏の大木があり、高さ15メートルくらいまで、スイスイ登って遊んだものです。今の子どもたちは、なかなかそんな環境がありません。今日は、木登りを純粋に楽しむ子どもたちの姿を見て、うれしかったですね。

 

そして、寺子屋の時間は、「50メートル ストライダーレース」を行いました。予選決勝と行い、優勝した園児は年長男子ですが、準優勝は、年少園児でした。年少園児に負けた年長・年中園児は、悔しさで、心がメラメラしています。明日の屋上遊びでは「リベンジだ!」と大騒ぎです。(笑)

 

さて、最近は、「保育の質」を高めるために、いかに「見える化」を行なっているかが、問われるようになってきました。

 

ある保育園では、「回転すしごっこ」で工夫しながら遊ぶ様子を保育士がデジカメに撮影し、その様子について、コメントを添えた画像を廊下に貼り出して、園児や保護者、同僚の保育士らに公開したそうです。今までは、保護者に対して、連絡ノートへの文字情報が中心のフィードバックとなっていました。

 

このように、保育園での子どもたちの活動を映像化することによって、「子どもと保育者・保護者と保育者・保育者同士などの対話を促し、子どもが自身の活動を自覚することもできる」ようになったといいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「見える化」は、何と言っても、毎月の保育園活動のDVDです。園長の撮影中に、子どもがちょっかいを出すので、ブレてしまうこともありますが、保護者にとっては、大きな楽しみの一つになっています。たいがい、親子で見る家族が多いのですが、DVDを見ながら、我が子が友だちの名前を教えてくれたり、「この時は○○だった」と詳しい解説もするそうです。中には、数年前のDVDを子どもが見たがるそうで、それを見ながら、親としては、ただ小さくてかわいい・・・だけではなく、我が子の成長の足跡を感じることができるのです。

 

「うちの保育園は、保育の質を向上させるために○○」と説明することも大事ですが、「見える化」なら、百聞は一見にしかず・・・ですね。

 

ホワイトきゃんばすは、保護者へのサービスとして開園後すぐに、DVDでのフィードバックを始めましたが、保育園としても、保育活動を映像で記録することは、大切なことです。映像を見ながら「来年は、このように改善しよう」と、保育の質の向上にもつながるからです。

 

今年の4月には、保育園ホワイトきゃんばすのある、さいたま市西区に多くの保育園が開園します。異年齢保育や寺子屋の取組み、屋上での充実した環境においては、決して負けることはないと思っていますが、DVDを通じての「見える化」で、保護者との共有をさらに強化していきます。

2021年

2月

15日

夫婦で子育てビジョンを共有

いよいよ「渋沢栄一」の大河ドラマがスタートしました。日本近代経済の基礎を作った人・・・渋沢栄一が設立・育成した企業は500以上・・・社会福祉や慈善活動にも力を注ぎ。91歳で生涯を閉じる。これが、私たちが表面上知っている渋沢栄一ですが、ドラマの中で、さらに深く学ぶことにしましょう。埼玉県が…深谷市が…今年は、熱くなりそうですね。

 

渋沢栄一の理念として伝えられている有名な言葉に「論語と算盤(そろばん)」があります。その教えは、「道理にかなう企業活動で社会に貢献し、適正な利潤をえること」を意味します。企業は、利益が出なければ存続できませんが、大切なのは、利益を出しながら、社会に認められる会社であれということです。現代でも、立派に通用する理念ですね。

 

さて、子育てについてのママの言い分です。「夫婦で子育ての意見が食い違う」「夫が話をちゃんと聞いてくれない」と悩むママは多いですね。

 

子どもの健やかな成長を育むには、一番近くにいるママの気持ちに余裕があることが大事です。しかし、子どもは一筋縄ではいきませんので、余裕がなくなる時もあります。そんな時に、パパにヘルプを出したいものです。

 

しかし、男性は、仕事のスタンスを引きずり、「相談されている=解決策を示さなければ」と考えてしまいます。ここは、「ただ話を聞いてもらえば・・・スッキリする」という感じで、パパに伝える工夫も必要です。

 

また、しつけや教育方針に関する考え方の違いもよく聞かれる悩みの一つです。もともと、夫婦は他人ですので、自分が育ってきた環境によって価値観も異なります。ママが我慢する・・・パパが我慢する・・・では、どちらか一方にストレスがたまってしまいます。ここで大切なのは、「子どものために最も大事なことは何か」という、子育てビジョンを夫婦で共有することです。

 

夫婦の価値観をすり合わせることは難しいですが、真ん中に「子ども」を置くことで、歩み寄ることができるのです。そして、そんなパパママの姿を子どもが見ることで、「思いやりの心」が育つのです。

2021年

2月

14日

コトを楽しむ

昨夜の地震には驚きましたね。さいたま市でも、なかなか揺れが止まらず、携帯が一斉に「地震です!」と鳴りだして、久々に不安な気持ちになりました。震源地が、福島沖ということで、10年目の3・11を前に、また津波が来るのか・・・と。福島に住む義理の母には、すぐに連絡が取れて、ホッとしたものの、ニュースでは土砂崩れが発生するなど、心配ですね。気象庁によると、10年前の東日本大震災の余震だと考えられるそうです。まだまだ、3・11は終わらないのでしょうか。

 

さて、先日、近所の和食屋に上さんとランチを食べに行きました。昨年7月にオープンした店ですので、「どんな感じかな?」と、ずっと好奇心がくすぐられていました。

 

夜のメニューは、板長オリジナルのコースのみで、やや値が張りますので、まずはランチを楽しみます。刺身定食・・「あ~おいしかった」で終わっては、モノを楽しむだけになってしまいます。他にお客様はいなかったので、板長との会話を楽しみます。

 

2度目の緊急事態宣言発令までは、お客様もたくさん来ていただいたそうですが、夜8時に閉店となると、平日などは、お客様がゼロという日もあるそうです。

 

そんな世間話から、板長の身の上話となりました。この状況なので、今は、板長一人で、店を切り盛りしているそうですが、板長は、実は昨年3月に、イタリアとフランスへ武者修行に出かける予定だったそうです。しかし、コロナによって、人生の大きな変換を余儀なくされます。

 

海外渡航ができず、選択したのが、「和食の板長」です。この店のオーナーから話をもらって、フレンチ・イタリアンのシェフからの転身を決心したそうです。

 

和食の道で一流と呼ばれるには、何年もの修行が必要と言われています。でも、それは「吉兆」のような、老舗店の話であって、街にある和食屋さんは、違う「コト」で勝負すればいいのです。早速、「和食の中に、フレンチやイタリアンのテイストを入れメニューで勝負すれば・・・」などと、余計なおせっかい提案をする私に、板長は、夜のコースの中で、少しずつチャレンジしているそうです。

 

メニューは、シェフおまかせのコース料理のみで、一日限定○○組・・・というのが、私が考える理想の店舗経営です。食材を無駄にせず、お客様の数も決まっているので、ゆとりが生まれます。お客様との会話も深くなっていきますね。

 

この和食店が、「新しい和食懐石のスタイル」として、注目され、少しずつ口コミで評判が広がっていければ、板長のコロナ選択が、人生の大きな岐路になることでしょう。

 

お客様の立場である私たちは、こんな「コト」を楽しみながら、小さな「しあわせ」を重ねていきたいものですね。

2021年

2月

13日

データ ✖ AI

トランプを楽しむ年長園児たち・・・先日は、「七並べ」を覚えました。今日は、小学生から、ジョーカーを使った応用版七並べのレクチャーを受けると、子どもは、のみ込みが早いですね。すぐにルールを理解してしまいます。

 

ある若者がこんなことを言いました。「もうそろそろ、人に未来を聞くのはやめよう。そしてどんな社会を僕らが作り、残すか、考えて仕掛けていこう。未来は目指し、創るものだ」

 

「今の若い奴らは・・・」と思わず、口に出してしまうことが多い私のような昭和世代も、この若者のセリフには、頼もしさを感じますね。保育園の子どもたちを見ていると、きっと、こんな若者になってくれると、期待してしまいます。(笑)

 

近未来・・もうすぐ先には、現在の仕事の多くが、AI(人工知能)に奪われてしまうと言われるようになり、誰もが、「今の自分の仕事は大丈夫かな?」とか「○○なら、絶対にAIに代わることはない」と考えてしまいます。

 

そう、AIに取って代わられることのない仕事は何かと、既に存在しているものから探しているのです。

 

でも、考え方を少し変えてみると・・・「データとAIを使って、これから役に立つような新しい仕事を創造してみよう。確かに、AIに奪われてしまう仕事は、たくさんあるかもしれないけど、AIを使って、人間にしかできない仕事を考えればいいんじゃない」

 

どうですか・・・理想論ですか。でも、今の若者が、とことん考え抜いて、未来を仕掛ければ、決してできない事ではないと思いますね。

 

私たち大人も、まだまだ、とことん考えることを続けてみませんか。

2021年

2月

12日

答え出ぬ問題、考え続ける力へ

今年は、バレンタインデーが日曜日なので、今日の午後のおやつは、「バレンタインデザート」です。チョコレートやクッキーなど、4種類のバイキングです。プリンや果物が苦手な園児は、何人かいますが、チョコレートはみんな大好物で、あっという間に、すっからかんとなってしまいました。

 

今年のバレンタインは、家族でチョコレート作りが多いと聞きます。保育園でも、昨日は、チョコレート作りをがんばった子どもたちが、たくさんいました。

 

さて、先日の寺子屋「てつがくの時間」についてのコメントが、連絡ノートにたくさんありました。

 

6歳男の子は、おうちに帰って「しあわせとは?」の続きです。ママと、小学生のお姉ちゃんと3人で、たくさんの考えを話し合ったそうです。

 

5歳女の子は、「ママ、○○てつがく大好きなの」の会話が始まり、寺子屋の時間での他の園児の発言をママに報告したようです。

 

6歳男の子は、「ママが怒るのは、僕が好きだからなの?」なんて、いきなり言われたママは、面食らってしまったようです。(笑)

 

「しあわせ」については、もちろん一つの答えなどありません。子どもたちそれぞれが、自分で考えたことが「しあわせ」でいいのです。「生きていくうえでほんとうに大事なことには、たいてい答えがない」とある校長先生は言います。その通りですね。

 

最近では、新型コロナウイルスの感染を巡って、誹謗中傷やネット上での一方的な非難や炎上、フェイクニュースなど、やりきれない思いをした方が多いですね。他者との関係性を二項対立的に見たり、好きか嫌いかと感情的に見たりする傾向が、以前よりも増して、強くなっているような気がしてなりません。

 

学校現場で、多様な児童・生徒と向き合う時に、この校長先生はこう言います。

 

「ひたすら聴く、聴き切る」

「苦しい心の内を語るには『自分が相手の関心の宛先になっている』ことが大きな力になる」

「自立とは、他人との相互依存のネットワークをいつでも使える用意が出来ていること」

 

自立することは、自分だけのことと思いがちですが、他人とのつながりも確立できることなのです。

2021年

2月

11日

生き方の多様性

木曜日の祝日は、久しぶりのような気がしますが、外はいい天気です。テレビをつければ、相変わらずコロナ報道が多いのですが、コロナ禍の影響で失職し、生活苦や絶望感で自殺する人が増えています。心が痛みますね。

 

日本でも、ここ数年、働き方や生き方の多様性が叫ばれるようになり・・・というよりも、私たち日本人の個々が、新たな働き方や生き方を実践しているというところかもしれません。

 

コロナ前のデータですが、1991年~2017年の「男性の失業率と自殺率」のデータによると、日本では、失業率が高まれば、それに正比例して自殺率も高まっています。この数字は、世界基準ではありません。

 

日本の失業率は、多くても5%までですが、スペインでは、10%を超えるのが当たり前です。それでも、自殺率は低く、失業率が高まっても、自殺者が増えることはありません。また、スイスのように、失業率が上がったら、自殺率が下がる国すらあります。ここは、福祉を利用できる国のシステムの違いも関係しているのかもしれませんね。

 

こうしたデータを見ると、日本の場合は、仕事一辺倒で会社を切られたらおしまい・そんな、言葉は悪いですが「社畜」の悲哀すら感じます。

 

昭和30年代からの高度経済成長期に「みんな一緒に、今よりもいい生活を!」という共通の「しあわせ」像を押し付けられ、国民もそれを当然として受け入れたのです。これには、「同じ価値観」を子どもたちに洗脳した学校教育の責任とも言われています。

 

それから、時代が変わり、「自分らしい生き方や働き方」の中に、「しあわせ」があると考える若者が増えてきたのです。もちろん、若者だけではなく、定年退職後にさらに輝いた人生を送るシルバーもたくさん見られるようになりました。

 

そして、今、このコロナ禍において、私たちは、もっと凄いスピードで、働き方・生き方の多様性の必要性を突き付けられたのです。

 

企業のプランニングは、今までなら「過去のデータ」を統計的・定量的・論理的に分析し、その連続性の中からヒットを導き出す手法がとられていました。しかし、「個の多様性」が進んでいくと、「おいしい商品・素敵な商品・おしゃれなモノの判断は、私が決める!」という時代になっていきます。これからの日本は、まさに、そんな時代になっていくのだと思っています。

 

2021年は、ほんの1、2年前の見慣れた景色がまったく変わっています。それも、視界不良なので、たちが悪いですね。この夏の東京オリンピックのことさえも、現段階でははっきりと決められない、とんでもない状況です。

 

生き方の多様性にとって、邪魔になるのは・・・「過去のこだわり」「過去の成功体験」かもしれませんね。これらを思いきって「メルカリ」に出品してしまいませんか。でも、買い手がつかないかもしれませんね。(笑)

2021年

2月

10日

「有害な」男らしさ

保育園の園長としては、子どもたちに「男の子だから」「女の子だから」という言い方で、遊びなどの行動について語ることは、ほとんどないのですが、連絡ノートに「園長の男遊び」という表記をしていたことに気がつきました。男遊びは、子どもたちを投げ飛ばしたり、プロレスの技をかけたりする格闘技系の遊びです。

 

しかし、男遊びに喜んで参加する半分は、女の子ですので、今日からは、単に「園長のプロレスごっこ」と表記することにします。

 

さて、最近は「有害な男らしさ」という言葉をよく目にするようになりました。過激な男らしさへのこだわりが、性差別につながったり、男性自身を苦しめることになるというのです。

 

男の子が乱暴な振る舞いや落ち着かない行動をすると「男の子だから仕方がないわね」「男の子ってバカだよね」などと、親たちが受け流していることの積み重ねが、性差別や暴力につながると言われています。

 

男の子が悪ふざけでスカートめくりをしたことを放任したり、女の子に意地悪をした時に「あの子のことが好きなんでしょ」とからかうことも良くありません。これでは、好意があれば相手が嫌な思いをしても構わないと勘違いをさせるリスクがあるのです。「そういう方法では、好意が伝わらない。かえって嫌われる」と、きちんと親が教えないといけないのです。

 

一方で、有害な男らしさは、男性自身の心身面にも悪影響を与えかねません。「押し付けられた男らしさにずっと嫌悪感を抱いていた」という男性も少なくありません。自殺や過労死は女性に比べて男性の方が圧倒的に多いのです。「男の子だから泣かない」「男なら弱音を吐くな」などと言われて育った男性は、つらくても誰にも相談できずに苦しんでいるケースもあるといいます。

 

私たちのライフスタイルが大きく変化し、年功序列や終身雇用が当たり前でなくなり、専業主婦が減り、女性の社会進出がどんどん進んでいます。また、世界基準で考えれば、様々な違いを受け入れることが当たり前の考えですね。先日の森会長の発言などは、ありえない話なのです。

 

有害な男らしさからの解放は、女性差別をなくすためだけでなく、男性にとっても必要なことなのです。

 

さて、あなたは、どう考えますか。

2021年

2月

09日

てつがくの時間~しあわせ~

今日の寺子屋は、「てつがくの時間」です。ケヅメリクガメのかめきちの水槽前の電気を消して、ロウソクに火をつけます。これで、子どもたちの「考える」スイッチがオンとなるのです。

 

話し合うテーマは「しあわせ」についてです。まずは、年少寺子屋3番の園児からスタートします。しあわせの意味が分かっているか・・・そこから確認すると、だいたい理解しているようなので、「しあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみます。

 

「パパとママが笑っている時」・・・いきなり、核心をついた回答です。その後「初めて自転車に乗れた時」「大好きなピザを食べているとき」「ママが抱っこしてくれた時」「ママがやさしい時」と、年少園児は、ママとの直接的なふれあいに、しあわせを感じることが多いようです。

 

この年少園児の回答を受けて、今度は、年長・年中園児を集めます。このメンバーは、自分の意見をしっかりと言える子が多いです。

 

まずは、年少と同じように「自分がしあわせと思うのは、どんな時?」と聞いてみると、次々と手があがります。

 

「パパとママと一緒に料理を作っている時」「ママと買い物をしている時」「ママが笑っている時」「屋上でお砂場遊びをしている時」「屋上で○○君と野球をしている時」

 

「友だちと野球をしている時、友だちも幸せだと思う?」「うん。絶対そう思う」「じゃ、友だちが野球が上手になるのは、どう思う?」「それも、しあわせに感じる」

 

このやりとりの中で、子どもたちは、「友だちがしあわせな気持ちになれば、自分もしあわせな気持ちになるみたいだ・・・」と思い始めます。

 

「ママが笑っていたり、ママと遊んでいる時に、みんなしあわせを感じるっていうけど、じゃ、ママから怒られた時は、どう思うの?」と聞いてみます。

 

「それは、めちゃくちゃ嫌な気持ちになって・・・泣いちゃう時もある・・・」という意見がほとんどの中で、5歳女の子がこう言います。「○○は、少しだけど、しあわせに思うよ」「それは、どうしてかい?」「ママが○○を怒ってくれるのは、○○が好きだからと思うんだ」と、言ったのです。

 

どうですか・・・こんな考えを5歳で持てるなんて、私は、ビックリしました。

 

それから、こんな意見もでました。「パパが寝ているのを見ると、なんだか幸せな気持ちになる」「せんたくものをたたんでいる時・・・しあわせ」

 

子どもなのに、日常の些細なことに、しあわせを感じることができるのです。洗濯ものをたたむという行為は、ママのお手伝いができてしあわせという気持ちでもありますね。

 

今日の「てつがくの時間」では、「しあわせ」の定義を導くつもりもありませんし、答えなど出せないですね。しかし、子どもたちが、自分の頭で考えて、でも、頭で考えていることは他の人には見えないから、言葉で発言することが、ねらいです。

 

今日は、「しあわせ」について、なんとなくですが、「普通の生活の中に、ほんの些細なことの中にしあわせは、たくさんあること」「しあわせは、自分で感じることが多いけど、友だちやパパママがしあわせになったら、自分もしあわせな気持ちになる」と思ってくれたようです。どう感じるのも、子どもたちそれぞれで、違っていいのです。

 

私が、一番驚いたのは、ママに怒られても、なおその中に、しあわせを感じた5歳女の子の感性にアッパレです!5歳の哲学者ですね。

2021年

2月

08日

息苦しい上下関係

今日は、屋上の「お砂場」に、20キロ袋を7袋…合計140キロの砂を投入しました。子どもたちは、砂遊びが大好きですが、砂を持ち出しては、自分たちのお気に入りの場所で「おままごと」を始めるので、どんどん砂がなくなっていきます。

 

子どもたちが、台車カートに砂袋を乗せて運び、高い位置にある「お砂場」に、砂袋を持ち上げて、砂を一気に投入しました。ふかふかの砂遊びに、子どもたちは夢中です。

 

さて、ついに、大河ドラマ「麒麟がくる」も最終回となりました。午後8時に、私は珍しく酒も飲まないで、見入っていました。光秀が死ぬシーンはないと思っていましたが、その通りとなり、しかも、光秀が生存しているかも?というラストに、理由もなく「よかった!」と思ったのです。

 

今回の大河ドラマは、光秀と信長の友情という図式さえ垣間見られます。二人のやりとりは、まさにこのドラマの「名シーン」と言えますね。演技力もアッパレです。しばらく、「麒麟がくる」ロスが叫ばれるでしょうが、これを機に「謀反人」「悪役」の光秀のイメージが大きく変わることは間違いありませんね。

 

光秀を愛する日本人が多くなることでしょう。特に、組織で働く者にとっては、光秀に共感できる人が多いですね。信長から無理を言われ、しかも辱められ、それにじっと耐えるも・・・やはり、世の中をよくするために、最後は立ち上がるというアングルに、自分を重ねてみるのかもしれません。

 

最近、仕事を辞めてしまった、保育園ママは、上司のパワハラに耐えられず・・だったそうです。保育園パパママは、様々な分野で仕事をしています。時々、仕事の話をしますが、息苦しい上下関係の話を聞くたびに、サラリーマン時代の私の苦い経験を話しながら、少しでも励ましになってもらえればと思っています。

 

戦のない平和な大国を作るために「麒麟がくる」ことを信じる光秀の大河ドラマではありませんが、ストレスの少ない楽しい仕事をするために「麒麟」は、結局、自分自身の心の有り様かもしれませんね。勇気をもって戦うことも「麒麟」の選択肢の一つなのです。

2021年

2月

07日

下駄を履かせる

今は、受験シーズン真っ只中ですが、「この子の親からは、寄付金が多く見込まれるので、下駄を履かせて合格させた!」なんてことは、あってはなりませんね。

 

この「下駄を履かせる」という言葉は、どちらかというと、悪いイメージに受け止められることが多いです。下駄を履くと背が高くなることが、言葉の意味の語源です。

 

「下駄を履かせてもらってでも、点数をよく見せたところで、自分のためにならない」

「女子生徒の方が成績が優秀だったのに、男子生徒に下駄を履かせて合格させた」

「就職が内定しているのに、留年しそう・・・下駄を履かせてもらって卒業できた」

「強度の測定値を下駄を履かせてごまかして、商品化した悪徳メーカー」

「生徒の点数が期待外れ・・・教師のメンツのために下駄を履かせて点数を盛った」

 

こんな感じで、「悪いことの手本」のように、言われることが多いのが現実です。

 

大人の世界においては、「下駄を履かせる」ことで、いいことにつながることは、あまりないのかもしれませんが、保育園の生活の中では、私は、たびたび子どもたちに下駄を履かせます。

 

屋上での「30メートル走」のタイム・・・遅くて、自信を失いそうな園児には、下駄を履かせて「○○ちゃんの記録まで、あと〇秒・・・もう少しだよ」と励まして、「園長先生・・・もっと頑張ってみるよ!」を引き出します。

 

お昼の勉強タイム・・・10マス計算では、全問正解しなくても、やり直して正解すれば、はなまるで100点と用紙に書きます。特に、小学生になってから学ぶ内容については、保育園では「勉強は楽しい・・」という経験をさせることが大切なので、「はなまる100点をもらった!」ということが、子どもたちの「継続」につながるのです。

 

私たち大人は、子どもたちに、時には、うまく下駄を履かせて、やる気スイッチをオンにさせたいものですね。もちろん、乱発はダメですよ。(笑)

2021年

2月

06日

要の5歳児

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生までタテの関係が広がります。5歳児の年長園児2名は、お昼寝をしないので、この時間は小学生と一緒に、じっくりと過ごすことになります。

 

「トランプをやろう!」ということになり、5歳児2人と小学生4人で、ババ抜きが始まりました。5歳児はルールが分からないので、小学生に教えてもらいながらです。新しいことを始める時に見せる「目の輝き!」それは、それは、二人ともギラギラしていました。

 

トランプは、屋上にテーブルを置いて「青空トランプ」だったので、さらにワクワクドキドキ感が増したようです。そして、トランプが終わると、ポカポカの陽気の中、汗をかきながら「鬼ごっこ」が始まりました。小学校で流行っている「○○オニ」を楽しみます。5歳児二人にとっては、小学生相手の鬼ごっこは、足も速いし、かなりの運動量となります。2月にもかかわらず、汗をかきながら楽しんでいました。

 

ここまでは、よくある光景です。今日は、夕方の自由時間に、トランプ「ババ抜き」のルールを覚えた5歳児二人が、年中4歳児と年少3歳児に、トランプを教えているのです。来週月曜日から、トランプのルールを覚えた5歳児2名が中心となって、他の5歳児や年中・年少園児に広げていくのでしょう。

 

100人以上の大型保育園では、異年齢保育を行うのは難しいのですが、東京都中野区にある「陽だまりの丘保育園」では、3歳から5歳児は、異年齢保育を行っているそうです。曾木園長は「個人差はありますが、3歳児や4歳児は遊びの中で五感を使って考え、表現することが多いです。それが5歳児になると、創造性や発想力によりつながっていきます。遊びの発展性も強く、子ども同士の協同性なども成長していきます」と言います。

 

年長5歳児は、保育園の子どもたちを引っ張っていく「要」であると同時に、園児自身の「人生の土台づくり」の時期でもあるのです。

 

今日は、小学生から学んだ5歳児が、保育園の後輩へそれをつなげていく・・・こんな素敵な時間となったのです。

2021年

2月

05日

ジャイアント馬場 秘められた愛

卒園児の保護者から、使わなくなった手帳を数冊いただきました。お昼の年長の勉強タイムで、6人の園児にその手帳をプレゼントします。黒いカバーのごく普通の手帳です。しかし、6歳女の子が「これ、けいさつてちょうだよ・・・」と言うと、子どもたちは、すぐに、ドラマで見る刑事になりきっていました。

 

「あなたの名前は?」と聞いては、手帳にメモを書いていきます。「殺された人は、何人いるのですか?」と、かなりリアルな妄想にまで発展していました。(笑)

 

さて、今日は、ジャイアント馬場さんの話です。プロレスファンでなくても、ジャイアント馬場・アントニオ猪木の名前は、よく知られています。そんな、ジャイアント馬場さんが亡くなってから、22年が経ちました。今年は、馬場さんの23回忌追善興行が、後楽園ホールで行われる予定だそうです。

 

馬場さんと妻・元子さんとの間で交わしたおよそ1千通のラブレターが、今になって公開されました。この内容が含まれた「誰も知らなかったジャイアント馬場」という本が出版されたそうです。

 

まだ、私は読んでいませんので、ラブレターの内容は後日のお楽しみですが、このほとんどは、元子夫人から正平さん(馬場さんの名前)へのラブレターです。実は、この元子夫人は「女帝」と言われ、プロレスファンからはあまりいい印象がありません。

 

馬場さんの死後、一番弟子のジャンボ鶴田さんや三沢光晴さんが若くして亡くなったのも「元子の呪い」なんて言われたこともありました。

 

ジャイアント馬場さんが、全日本プロレスを旗揚げ後、元子さんは選手のグッズ販売会社を設立し、馬場さんを支えます。しかし、馬場さんの死後、運営方針をめぐって、全日本プロレスの新社長三沢光晴さんと対立します。結局、三沢さんについていく形で、多くの全日本プロレスのレスラーが、新団体「ノア」のもとへ集まりました。

 

全日本プロレス一筋で、今年67歳を迎えたベテランレスラー渕正信さんは、元子さんに対して「男社会の中、馬場さんの評価を落とすわけいかないと、自分が正面に立って、プロレスで言う『悪役』の部分をやってたのかもしれないね」と言います。

 

元子さんも、2018年にこの世を去ります。馬場夫妻には、子どもがいなかったので、元子さんの姪で、生前の夫妻の世話をし、現在は遺品などの管理をしている緒方理咲子さんが、膨大な量の手紙の公開を決めたそうです。

 

東洋の巨人・・・ジャイアント馬場さんの知られざる愛の物語・・・楽しみに読むことにします。

 

今日も、プロレスファンではないあなた・・・お付き合いいただきありがとうございました。

2021年

2月

04日

プロゴルファーの光と影

本日、生まれて初めて一時預かりを経験した1歳男の子・・・ママとの別れで大泣きスタートです。たいがいの一時預かりの子は、こんな感じになるのですが、今日の男の子は、小さな体でどうして、そんな大声が出るのか!?と思うくらい、ゴジラのように泣き叫びます。久々の大泣き園児の登場です。ママの愛情をいっぱいもらっているのでしょう。

 

さて、プロゴルフの世界・・・世界で活躍する松山選手や、全英女子オープンを制し、渋子スマイルで人気爆発の渋野選手など、華やかなイメージが大きいですね。しかし、現実は、そんなに甘い世界ではないようです。

 

2019年国税庁の「民間給与実態調査」によると、日本のサラリーマンの平均年収は約400万円だそうです。これをプロゴルファーに当てはめると、2020年の獲得賞金が400万円を超したのは、賞金ランキング33位の秋吉選手の414万円までだそうです。男子プロとして登録されているのは、およそ2000人です。その中で、一般サラリーマン以上の賞金を稼いだのはわずか1.65%に過ぎないのです。

 

また、大卒女性の一般サラリーマンの平均年収は355万円だそうで、女子ツアーでこの数字を上回ったのは85位で、370万円の新垣選手までです。

 

どうですか・・・プロゴルファーを夢見て、人一倍練習に打ち込み、晴れてプロ合格となったものの、獲得賞金で言えば、ほとんどの選手が、サラリーマンの平均金額にも満たないのです。

 

スポンサー契約のないプロは、大会に出場するための旅費、宿泊費、キャディフィーなどの経費はすべて自腹です。通常、1試合当たりに掛かる経費は、20~30万円といわれています。つまり、大会に出場しても賞金を得られないと、収支は大幅にマイナスとなってしまうのです。

 

ということで、多くのプロは資格を持って、ゴルフ場や練習場などに所属し、イベントに参加したり、顧客へのレッスンやコース運営のアドバイスを行ったりして収入を得ているのです。

 

その一方で、ジャンボ尾崎のように、生涯獲得賞金27億円(CMでの収入などを入れれば、その数倍)を手にできる大きな夢を追いかけられる世界でもありますね。

 

今日は、プロゴルファーを目指す若者にとっては、夢も希望のない話になってしまいましたが、人生はうまくいかない方が多いと考えて、肩の力を抜くことも大切ですね。

2021年

2月

03日

年齢主義教育と大学入試

今日は、サイクルショップから頂いた、ギア付き自転車に子どもたちは挑戦しました。とはいっても、24インチのビッグサイズなので、イスを一番下まで降ろして、年長・年中園児がやっと足が届きます。何と6段ギアです。子どもたちは、ギアの操作も初めてです。ギア1速から6速まで・・・「軽くなった!・・・今度は重くなった!」と大騒ぎしながら、いつもの自転車と違う感触を楽しんだようです。

 

さて、先日センター試験改め「大学入学共通テスト」が、予定通り実施されました。緊急事態宣言が発令されている都府県でも行われましたね。そして、日本では「こんな時期に試験なんてするのか!?」という意見よりも「予定通り行われて、受験生は良かった」と思った人がほとんどです。

 

ところが、欧米では、SATやバカロレアといった大学入学統一試験は、取りやめになっています。年齢主義の考えが薄い国では、どうやら「長い人生だから、コロナの今、無理にやっても危険でしょ。1年くらい入試を取りやめても、どってことはないさ」といった考えが当たり前のようです。

 

日本だったら、試験がないなんて・・・「浪人しろってことかい!」と、怒る保護者が続出しますね。

 

私が大学1年生の時は、まわりの半分以上が「浪人生」でした。今よりも、年齢主義が薄かったのかもしれません。ところが、最近は「浪人生」がめっきり減りましたね。2018年のデータですが、日本の大学等入学者(初回)の平均年齢は、18歳だそうです。ほとんど現役です。そして、25歳以上の割合はほぼゼロとなっています。

 

それに対して、一番年齢が高い、スイスやスウェーデンでは、平均年齢が25歳で、3人に1人が25歳以上だそうです。大学に入るのが難しくて卒業が簡単な日本と、いつでも大学に入れるけど、卒業するには、相当な勉強を積まなければできないという欧米との差もありますが、そもそも、年齢主義の考えが違うからですね。

 

留年することなど、日本では大変なレッテルを貼られてしまいますが、欧米なら、「自分のペースで焦らずやっていこう」という考えです。

 

私のように、既に年を重ねたおやじからすれば、若い時に1年や2年遠回りしたところで、長い人生どうにでもなる。と考えられますが、日本もそろそろ年齢主義教育を見直さないといけないかもしれませんね。

 

「個別最適な学び」を実現させるなら、同じ年齢をまとめて・・・なんて、できません。

2021年

2月

02日

節分 豆まき!

朝から降っていた雨も上がって、子どもたちは、広い屋上での豆まきを行いました。今年の節分は、2月2日です。通常は2月3日ですが、今年の立春が2/3なので、前日が節分というわけです。暦の関係とはいえ、2月2日が節分となるのは、1897年(明治30年)以来124年ぶりとなるそうです。ここら辺の件は、テレビのニュースなどで、何回も聞いていることですね。(笑)

 

そして、節分が商売として注目されるようになったのが、「恵方巻」のおかげです。もともと関西での慣習だったのをセブンイレブンが全国区のキャンペーンに仕立て上げたのが、由来とされています。今年の恵方は「南南東」ですね。

 

恵方巻の売上が、年々アップしていくと、一昨年には、大量の廃棄ロスがマスコミでも取り上げられます。世論が、「もったいない!」「ロスを出さない仕組みへ!」という風潮となりました。

 

保育園のあるショッピングセンターでは、昨年2月3日の「恵方巻」は、売上が前年クリアでロスはゼロという快挙を達成しました。そして、今年も夕方には売り切れていました。売上は、ネット宅配の売上が大きく伸ばしたようです。巣ごもり需要ですね。

 

保育園には、恵方巻を担当するのママがいるのですが、「すっきり!やりきった!」顔で、我が子の迎えに来ました。今年も、ロスなしの気持ちがいい商売ができたようです。

 

さて、子どもたちにとっては、恵方巻よりも、自分たちが作った「世界でただ一つだけの鬼のお面」をつけて、豆まきです。豆を自分の年分だけ食べる律儀な園児はいません。倍以上のマメをモグモグしながら食べていました。ノドに詰まらせないように、先生がゆっくり噛んで食べる手本を見せて、安全に食べます。鬼役の先生も子どもたちにバレているので、「こわ~い!」と泣く園児もありません。

 

来年は、なまはげでも登場させようかな・・・と思っています。(笑)

 

ここで「大豆ってすごい!!」の話をします。古代中国では、生命力の強い「大豆」を信仰の対象として、占いなどに使っていました。日本には、弥生時代に伝わると、日本人も同じように厄除けに利用します。節分は邪気を払って福を招く行事。鬼の目を打つ『魔目』(マメ)、鬼を滅ぼす『魔滅』(マメツ)といった語呂合わせも伝わっています。「大豆」の豊富な栄養にあやかって、『マメ(健康)で達者な」春を迎えませんか。

 

これは、今日の屋上豆まきで使用した「でん六豆」の裏にあった、うんちくです。今日「おいしい!」と豆を食べていた子どもたちが、豆大好きになってくれると、うれしいですね。

2021年

2月

01日

中学生の学ぶ意欲

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターのサイクルショップから、中古の自転車をいただきました。何と、ギア付きです。子どもたちにとっては、ギアチェンジをしながら自転車の乗るのは初めての体験となります。明日、豆まきが終わってから、寺子屋1・2番の園児に試乗してもらいます。今日も、1・2歳児のストラーダ―軍団が頑張っています。

 

さて、皆さんも経験があると思いますが、中学校の「数学」は、得意な生徒と苦手な生徒の格差が広がりやすい教科ですね。国語のように「作者の気持ちを述べなさい」といった、答があるようでないような問題と違って、計算や方程式で1つの答えが導かれます。白黒がはっきりした教科とも言えますね。

 

中学校の数学教員も、生徒たちの学ぶ意欲の差に悩むようです。1年生の時には、やる気を感じていた生徒たちも、2、3年生になると目に見えて学習意欲が下がってしまうパターンが多いようです。

 

あるベテラン教員は、数学の授業で大切にしているのは2つの「つながり」だそうです。

 

1つ目は、生徒と数学のつながりです。生徒の知的好奇心をくすぐる作戦です。データの活用では、ディズニーランドのアトラクション別の待ち時間を分析する。関数の導入では、アイドル○○と女優○○の2つの物件の初期費用と家賃を比較する。といった、生徒が解いてみたくなるような問題を出すそうです。

 

2つ目は、生徒と生徒のつながりです。授業中に3~4人のグループに分けます。ただし、話し合うことを強制はしないで、個人で学びに向かい、分からない時に仲間を頼るようにします。また、「数学ラブレター」という取り組みをさせます。これは、生徒が自分で問題を作り、グループの仲間と交換し、解き合う活動です。ラブレターを作る中で、自分の「分からない」に向き合うことになります。

 

教師も生徒の「分からない」を受け入れることで、「分からないから、教えて」と言えるようになるそうです。さらに「分からない」を共有することで、数学な得意な生徒もやる気になるそうです。

 

ある生徒はこう言います。「友だちの『分からない』に自分が答えられなかった時、もっと勉強しなきゃいけないと思いました。一緒に考えて分かった時、その瞬間が一番記憶に残っています」

 

どうですか・・・いかに、生徒たち同士の「学び合い」にもっていくかが、ポイントのようですね。これは、保育園での寺子屋の時間や、年長園児のお昼の勉強タイムにも当てはまります。ホワイトきゃんばすでも「学び合い」を大切にしています。

2021年

1月

31日

複数の目で子どもを理解する

先日、お腹に赤ちゃんがいるママが、保育園の見学にやってきました。何と、2022年度の入園希望です。5月出産予定で、子どもが1歳になる前に保育園に入園させ、お仕事を始めるというビジョンです。

 

いつものように、屋上の環境を見てもらいます。自転車がいっぱいあって、生き物を飼っていて、ファームもある。そして、何と言っても「こんなに広いところで毎日遊べるなんて、すばらしいですね!」と言っていただきました。

 

幼稚園に通う年少の兄も一緒にいたのですが、異年齢保育にも関心があるようでした。子ども同士のかかわりという点では、異年齢保育のタテの関係が子どもの成長につながっているのは、このママも理解しているようでしたので、もう一つの「大人とのかかわり」について、話をしました。

 

「保育園の職員6人で、全ての子どもたちを見ています。職員は、金太郎飴ではありませんので、一人一人、子どもの良いところも悪いところも見方が違ってきます。担任制では、どうしても、子どもの見方が固定化してしまいます。6人で見れば、子どもの長所だったり、得意なことや友だちとに関わり方などを多く発見することができます」

 

ここまで話をすると、見学のママの目の色が変わってきました。そして、子どもの側からも、担任一人ではなく、先生が多いと「遊びたい時は○○先生」「ウンチ出たの報告は○○先生」と、先生を選ぶことができることも話します。

 

無事に、元気な赤ちゃんを産んで、「ホワイトきゃんばすに決めた!」となるとうれしいですね。

 

2020年改訂の「保育所における自己評価ガイドライン」には、次の文章があります。

 

「他の保育士等や保護者から子どもの様子や話していたことなどを聞いたり、異なる場面での様々な姿を丁寧に見比べてみたりすることで、今まで気がつかなかった心の動きや関係性の変化などが見えてきたり、ある出来事や経験の子どもたちにとっての意味や価値、『その子らしさ』といったものが、改めて浮き彫りになったりすることも少なくありません」

 

行政の文章は、どうもわかりづらいですが、要は、「複数の大人の意見を共有して、子どものいいところを見なさい」ということです。

 

私も園長として、毎日子どもたちと関わっていますが、他の先生の視点に、「この子にはこんなところがあるのか!」と新たな発見をするのです。

2021年

1月

30日

本能寺の変

今日の屋上は、北風が凄い勢いで吹いていました。キックボードで、自転車軍団の子どもたちを追いかけていると、追い風の時は、風の力だけで前に進みます。子どもたちも、追い風と向かい風の違いを体で覚えるのです。

 

さて、大河ドラマ「麒麟がくる」も、あと2回で最終回です。コロナ禍で、4月から6月までの撮影が一時中断し、異例の越年での放送となりました。これも、全44話で1つの作品と考えれば、短縮はできないという判断ですね。

 

「本能寺の変」は、信長を光秀が襲い、自害に追い込んだ事件です。その動機については、「信長に対する恨み」「突発的な行動」「将軍・足利義昭が黒幕」「四国政策を巡る対立」など、諸説ありますが、光秀は、主君を裏切った「謀反人」と伝えられています。しかし、「謀反人」という人物像は江戸時代に創作され、後付けで悪党にされたという見方があるようです。

 

今まで、大河ドラマだけでも15作品で「本能寺の変」が描かれ、時代劇全般では、数えきれないほど、「悪党」という立場の明智光秀が登場したことになります。

 

私の仲間に「大河ドラマ評論家」がいます。彼の評論を勝手にこのブログに掲載したこともあります。(笑)彼曰く、「もう戦国時代を扱った大河ドラマには飽きたけど、今回の脚本は池端俊策氏だ。やっぱり、おもしろい。本能寺の変をどう描くか、楽しみだ」と言います。

 

池端脚本の明智光秀は、悪党とはほど遠い人物として描かれています。無益な殺生を好まず、戦のない大きな国を作るという夢を持っています。「光秀には時代を分析する知的な部分があり、それは現代人の目で見た感覚と同じ。だから、光秀は『自分だ』と思って書きました」と池端さんは語ります。

 

光秀は、天下を左右するほどの武将でありながら、いつどこで生まれたのか、40歳頃までの記録がほとんどありません。よって、青年期の物語は、ほぼフィクションだそうです。そんな池端氏の主人公象によって、私も光秀にどんどん肩入れしたくなってしまいますね。

 

「謀反」ではなく、「やむを得ず信長を討った」という解釈が、どのように描かれた最終回になるのか・・・あと2回、日曜日の夜が楽しみで仕方ありません。

2021年

1月

29日

ナッジ

体操教室のJ先生が、人事異動につき、本日をもって、さよならとなってしまいました。ホワイトきゃんばすの子どもたちとの時間をとても楽しみにしていたそうで、毎週楽しいメニューを考えていただきました。今日は、最後に、子どもたちの前で、バク転などの床運動を見せてくれました。体操の先生らしい「プレゼント」です。子どもたちの心に、バク転のカッコいいJ先生の思い出ができました。

 

さて、尾崎豊さんの「卒業」の歌詞に、「仕組まれた自由に~♪何も気がつかずに~♬あがいた日々・・・♪」というフレーズがあります。レストランのメニューに、「店長おすすめ」とか「人気ナンバーワン」などの文字があると、思わず注文してしまったことがありませんか?コンビニのレジの前に、足跡シールがあると、その上に並びますね。この手法を「ナッジ」と言います。

 

ナッジは、あくまで選択の余地を残しながらも、消費者を特定の選択肢に誘導させるという手法です。消費者は、自発的に選択した感覚があるため、強要されたという意識はありませんね。まさに、「仕組まれた自由」なのです。

 

私も営業マン時代には、洋菓子のショーケースに「週末限定」「こだわりの○○を使った」などのPOPを活用し、お客様へ「仕組まれた自由」を与えて、顧客満足を得ながらも、売りたい商品へと導くような展開をした事が何度もあります。もちろん、お客様は、自分で選んだという意識で、買い物を楽しむのです。

 

トイレの小便器にハエの絵を描くことで床の汚れが減ります。そう、ハエに向けておしっこを発射するので、床への散乱が少なくなるのです。これもナッジです。

 

学校の廊下は右側通行という校則を生徒たちが守らないとなると、廊下の真ん中に線を引いて矢印を書いている学校もありますね。これもナッジです。

 

どうですか。ナッジは、使いようによっては、権力・禁止令・報酬といった直接的な手段を使わなくても、相手の行動を誘導できるメリットがありますね。お金もあまりかかりません。

 

このナッジで、子どもたちが、勝手に勉強をするように仕向けることができれば、教師の仕事も楽かもしれません。と考える人もいれば、「仕組まれた自由」の学校じゃなくて、やっぱり、子どもたちが自分で考えて行動しないと・・・という考えもあります。

 

ただし、何もしなくて「自分で考えなさい」と言っても、子どもたちはなかなか動きませんね。そう考えると、ナッジを上手に使うのがいいかもしれません。保育園で考えると、やる気スイッチが入るまでの作戦として使うのです。

 

保育園的、有効なナッジを考えてみることにします。

2021年

1月

28日

観光ビジネスコースがある高校

ここ数日、1歳児2歳児の園児たちの間で、「ストライダー(トレーニングバイク)」に乗れるようになった園児が増えてきました。私の世代の子育て期には、ストライダーはなく、自転車の練習は、ペダルを外して、やっていました。

 

現在、寺子屋園児19名と2歳児2名が、自転車に乗れるのも、このストライダーでの練習があったからです。慣れないヘルメットを装着して、1・2歳児たちが頑張っています。

 

さて、コロナ禍で、観光業はこの1年大変な状況になっていますが、日常を取り戻した時には、大きなビジネスチャンスが必ず待っています。愛知県立古知野高校の商業化には、全国でも珍しい「観光ビジネスコース」があるそうです。「おもてなし演習」や「観光地理」などを学びます。また、「観光実務」では、朝からホテルや博物館に通い、フロント業務や展示品の案内などを経験します。

 

この高校では、「子どもたちが将来、どのような職に就くにしても、『観光』を軸に地域と関り、地域の魅力を学び、発信する意義は大きい」と考えています。

 

普通学校だけではなく、秋田県立大曲特別支援学校でも、「観光」という教科があるそうです。この学校では、市内にある角館(かくのだて)の武家屋敷を生徒が案内します。角館は、「しだれ桜」も有名ですね。そこで、観光客と県内の特別支援学校の修学旅行の計4回の案内を任されたそうです。

 

観光案内を行うのは、軽度の知的障害を持つ生徒たちです。彼らは、普段は周囲に支えられ、変化の少ない生活になりがちです。そんな生徒たちに、「地域での役割を担い、その一員として生活する態度、資質」を育てるのが狙いだと、担当教諭は語ります。

 

実際に、観光案内を行った生徒たちは、観光地の取材や接客などの経験を重ねることで、見知らぬ人とも関われるようになり、社会人としての素養が育っているそうです。

 

世の中には、サービス業は山ほどあります。保育園も子育て支援という、立派なサービス業ですね。その中でも、ホテルや旅館で実践されている「おもてなし」は、これから社内に出ていく若者にとっては、大きな学びの場であることは間違いありません。

2021年

1月

27日

自分探しの先にあるもの

保育園の職員の娘さんが、無事に高校受験を終えることができたそうです。希望校へ合格です。今年は、コロナ禍で、受験体制も例年通りとはいかなかったようですが、相変わらず、子どもたちにとっては「偏差値」という単一のモノサシが使われます。

 

「○○高校への合格ラインは、偏差値○○」という基準をクリアすべく、埼玉県では「北辰テスト」という学力テストを多くの中学校3年生が受験して、自分の偏差値を知るのです。

 

しかし、本当の価値は、偏差値ではないことは明白なので、偏差値モノサシで他者との競争に明け暮れた反省から、今度は「好きなことをやりなさい教育」や「自分探し」が流行しました。

 

しかし、多くの若者が「本当に自分がやりたいことが何なのか、わからない」と訴えます。これは、当然の話で、価値や意味は人とヒト、人とモノ、人とコトとの関わりの中で生まれます。じっと、一人で思い詰めても、なかなかやりたいことなど浮かばないものです。

 

「自分探し」に代わる基準を若者に提示できないか・・・ということで、最近言われているのが「比較優位の原則」という考え方です。例えば、貿易で各国が自国の得意分野に特化することで全体として大きな利益が得られるという理論です。

 

これを教育に当てはめると、「好きな物ではなく、得意なものは何か?」「他者があまり選ばない分野で、得意なものを探すとよい」という考え方になります。つまり、自分が他者に貢献できるものは何か?と考えて、実際に行動することです。

 

世界では、格差や分断が広がっています。日本も例外ではありませんね。一人一人の人間は多様であり、それぞれに存在意義がある。と考えれば、それらを結び付けることで、世の中の役に立つことはできないか・・・そんな、考えを持った若者が増えれば、世界はもっと良くなると思いませんか。

 

これが、自分探しの先にある、これからの生き方の価値かもしれません。

2021年

1月

26日

授業づくりを見直す

屋上にあるビワの木やクワの木が、この冬に切られることになりました。あまりにも大きくなりすぎて、ショッピングセンターの設備上、不具合が出てきました。ビワも桑の実ことマルベリーも、子どもたちのおやつだったので残念ですが、仕方ありません。

 

切られたビワの枝で、職員が「パチンコ」を作りました。V字の枝にゴムを通した昔ながらのパチンコです。子どもたちは、そのパチンコで射的ゲームを楽しみます。なかなかうまく球を飛ばせない子どもたちです。(笑)

 

さて、小学校6年生を担任するある先生の話です。この先生は、コロナ禍の今「いままで頭を使っていなかったなぁ~」とつぶやきます。「もちろん、これまでも自分なりに考えて主体的に行動してきたつもりだった。しかし、振り返ってみれば、それは結局、『学校の常識』に沿って考えたことばかりだった」と言います。

 

コロナ禍での対応は、自分の授業スタイルを根本的に変えることにもなったそうです。いつ再び休業になるか分からないので、授業中の説明の時間を思いきり減らし、子どもたちが映像やテキストを見て、レベルに応じた課題にたくさん取り組めるようにしたとのことです。

 

「これまでは、かけた時間数ばかり見て、やったつもりになっていたが、教員側のペースに合わせてやっていたら、いつまでたっても終わらない。時間をかけても、それが身についているとは限らないと実感した」と言います。

 

今年度は、今までと同じような授業をしていたのでは、教科書も終わらない。ならば、根本的に授業づくりを見直さなければ・・・と思った先生が多くいたことでしょう。やり方は、色々でしょうが、子どもたち同士で学び合える環境を作り、出来る限り個別対応に近い取組みが、成果につながったと言われています。ここは、コロナ禍で、先生たちも「自分の頭で考え始めた」のです。

 

今月から保育園では、年長園児は小学校生活を想定して、お昼寝をしません。この時間に、最近は「10マス計算」をしています。そう、たし算の勉強です。もちろん、たし算は小学生になってからすればいいので、みんな一緒にやろう・・・ではありません。個別対応での学びにしています。計算ができる子も、苦手な子も、共に達成感を味わってもらうためです。

 

学校の先生に限らず、私たち大人は、コロナ禍で、ようやく自分の頭で考え始めたのかもしれませんね。仕事でも日常の生活でも、まだまだ改善点はたくさんあるかもしれません。

2021年

1月

25日

今こそ「孤独のグルメ」流

今日の連絡ノートには、「雪が降らなかったのでガッカリ!」のコメントがビッシリです。もちろん、ママの感想ではなく、子どもたちの感想です。ママの感想は「雪が降らなくてホッした・・・」です。(笑)

 

保育園としては、屋上の広いスペースで、思いっきり雪遊びをさせたいという思いと、雪の中の登園は大丈夫かな?とか、電車が止まったら、パパママのお仕事大変だぁ~など、スッキリしない気持ちになりますね。

 

子どもたちの遊びだけを考えれば、それはそれは、屋上の雪遊びは最高です。新雪を最初に踏みしめるのは子どもたちです。雪だるまは何体もできて、雪合戦で大盛り上がりです。ソリ遊びもできますね。

 

さて、私の大好きな番組の一つに「孤独のグルメ」があります。主人公の井之頭五郎が、町を歩いて店を探し、ブツブツと心の声で話しながら注文し、食べながらまた心の声でコメントするストーリーです。

 

コロナ禍で、会食の回避や「黙食」といった新しい日常がクローズアップされていますが、この「孤独のグルメ」は、まさに、コロナ禍での飲食店を救う食事の在り方とも言えます。

 

この作品の素晴らしいのは、人物と背景と食べ物を同列に描いていることです。主人公の五郎は、あまりしゃべらないし、アクションも少ないから、背景はち密に描かないと、見ている人が五郎の気持ちになれないとのこと。店自体のたたずまい、店の人や客が醸し出す空気、全部を「味」として描いているそうです。

 

料理自体のおいしさばかりに重点を置いていないと、原作者の久住さんは言います。「僕は、脚本の五郎のセリフには手を入れるんですが、食レポのようなセリフがあると、全部直しています」とのことです。

 

「孤独のグルメ」に出てくる店は、地味だけど同じ場所で長くやっている店がよく出てきます。素材にこだわった○○のような有名店ではないので、五郎のセリフが、たまらなくいいのです。

 

原作の久住さんは「いちばん寂しいのは、好きな店がなくなってしまう事。僕が好きな店は、お年寄りの店主が、あちこち痛むけど、お客さんが来るから毎日続けているようなところだから、緊急事態宣言で時短短縮や休業を余儀なくされて心が折れ『もういいかな』となってしまう。今年に入ってからも2軒ありました」と言います。

 

こんな話を聞くと、早く、日常に戻って、お気に入りの店で思いっきり楽しむ時間を取り戻したいですね。頑張っている店主にエールを送るしかありません。

2021年

1月

24日

ハンク・アーロン

昨日は、ハンク・アーロンさんが86歳で亡くなった報道が、各メディアで取り上げられていました。

 

私が、ハンク・アーロンの存在を知ることになったのは、子どもの頃、王貞治の756号世界記録を、当時の後楽園球場で見た時です。ハンク・アーロンのメッセージが、バックスクリーンに映りました。

 

それ以降も、アーロンさんと王さんの交流は続き、現役引退後の1990年に、世界少年野球大会を設立します。そこで、アーロンさんは「私は、子どもたちをホームラン打者にしたいわけじゃない。大会後も文通をしたり、交流を続けてもらえれば」と語ります。

 

ハンク・アーロン以前の大リーグホームラン王は、あの有名なベーブ・ルースの714本です。ベーブ・ルースの記録を破る時には、人種差別的なバッシングを受けたそうです。現在、大リーグのホームラン記録を持つバリー・ボンズさんは、「逆境を乗り越えた先駆者となり、後に続いたアフリカ系米国人の選手に手本を示した」と感謝のコメントを残します。

 

黒人初の米大統領となったバラク・オバマさんは、「最高の野球選手の一人であり、私が今まで出会った中で最も強い人間の一人だった」と言います。ハンク・アーロンさんは、現役引退後も公民権運動を続け、野球同様に、人種間平等の大使であったと、アメリカのマスコミは称えています。

 

ハンク・アーロンさんの印象に残る最近のコメントは、イチロー選手が日米通算でピート・ローズの持つ大リーグ通算安打記録に迫っていた時期です。

 

「イチローが日本と米国の両方で成功したことは誰でも知っている。日本でスターだった選手が大リーグでキャリアを積み重ね、堂々とプレーする姿を見るのはうれしい」と語りました。「人種や言葉の違いを超えて認め合い、尊重し合う関係を作ろう・・・」という偉大なレジェンドのメッセージには重みがあります。

 

現在、野球に夢中の保育園の園児たちは、ハンク・アーロンどころか、王貞治さえ知りませんが、私の心には、人間としても一流の野球選手の一人として、ハンク・アーロンは残り続けるのです。

2021年

1月

23日

さよなら「大垣夜行」

今日は、冷たい雨となってしまったので、「相撲」を子どもたちと楽しみました。私が、小学校6年の時の担任が、相撲好きで、「○○場所」として、年に6回ほど時間割を無視して、1日がかりの相撲大会を行っていました。その当時を思い出し、小学生も含めたチーム対抗での取組みです。勝ち負けがつく競技は、大いに盛り上がりました。保育園の新しいスポーツとして、「相撲」を取り入れていこうかと思っています。

 

さて、「大垣夜行」という列車をご存知ですか。昭和の時代の話ですが、1996年まで、東京駅を23時台に出発し、名古屋の先、岐阜県大垣駅に朝6時前に到着する夜行列車です。寝台特急ブルートレインではありません。普通列車の夜行列車なのです。

 

新幹線や特急・急行には乗車できなくて、普通列車、快速列車しか利用できない「青春18きっぷ」という格安きっぷが、今でも夏休みや春休みシーズンに発売されます。この切符の利用者を中心とした人気列車でした。

 

当時、横浜を過ぎて、戸塚で午前0時を過ぎるので、戸塚までの切符を購入し、戸塚を過ぎてから、青春18きっぷの日付けを入れてもらうことで、まるまる24時間有効となるのです。

 

私が、学生時代に旅をした時は、戸塚で日付けが変わり、大垣に翌朝到着。そのまま、鈍行列車を乗り継いで、九州の熊本駅着が23時過ぎ・・・わずか2000円足らずの運賃で、熊本まで行ったことがありました。時間はあるけど金がない学生時代の思い出です。

 

当時は、狭い4人掛けのボックスシートでしたので、なかなか寝られませんでしたが、同じボックスの身も知らずの旅人と、おしゃべりしながらの楽しい旅でした。そんな「大垣夜行」も、1996年からは、全車指定席の快速「ムーンライトながら」という名前になり、2009年からは、臨時列車として、春休みや夏休み期間に運行されてきました。

 

しかし、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年3月以降は運行していません。そして、このまま運行を終了することが発表されたのです。この「ムーンライトながら」には、当時小学生だった長男を連れて、旅に出たこともあり、「大垣夜行」と共に、思い出深い列車でした。

 

昭和の「大垣夜行」は、毎日運行されていたので、酒に酔ったサラリーマンが、この列車に乗ると、気がついたら「静岡」「浜松」「名古屋」となり、朝一番の新幹線で、東京の会社へ出勤という笑い話も多かったようです。

 

私の青春時代の思い出の列車がなくなってしまう・・・私世代のおやじの中には、今頃、感傷に浸っているものが、多いかもしれませんね。(笑)

2021年

1月

22日

おちんちんのえほん

年長6歳の女の子が、おうちの絵本を保育園にプレゼントしてくれました。10冊以上あります。さっそく、朝からその絵本を並べて、「あーだこーだ」と子どもたちが集まります。普段から、絵本を読む習慣のある園児や、好奇心旺盛の園児は、それはそれは、新しい絵本に食いつくように見入っています。

 

6歳女の子が、「この本は○○なんだよ」と解説を入れながら、しばらく、読書タイムとなったのです。そして、子どもたちの一番人気は「おちんちんのえほん」です。

 

タイトルから、インパクトがありますね。少しだけ、読んでみましょうか。

 

きみは おとこのこかな、おんなのこかな。

おとこのこなら、なんで わかるの。

おんなのことは、どこが ちがうの。

 

ここに いる ふたりの こどもは、おふろに はいっているので、

シャツも パンツも ぬいで、スッポンポンの はだかんぼ。

さあ、 どっちが おとこのこか おんなのこか、こんどは わかったよね

そう、おとこのこには、あしの あいだに 「おちんちん」が みえるね。

おんなのこにも、おちんちんが あるけど、そとからは みえないんだ。

 

それからね、からだの なかで、おしってこや うんちを だす ところは、

ひとに みせては いけないぶぶんなんだよ。 プールに はいる ときだって、

みずぎを きて、かくしているでしょう。

そこは、じぶんしか みちゃ いけない ところ、ひみつの ばしょなんだ。

そこを「プライベート・ゾーン」って いうんだよ。

パパや ママや、 きょうだいたちと、おふろに はいったり する ときは

いいけど、ほかの ひとには、みせないように したいな。

 

こんな感じで、パパとママから赤ちゃんが生まれるシーンも、ちゃんと絵本になっています。我が子に、どうやって、性を教えるか・・・日本人は、とても苦手と言われていますね。保育園でも、子どもたちに、性について、ちゃんと教えたことはありません。

 

「おちんちん」という言葉は、子どもたちが喜び盛り上がる単語ですが、声に出しても、あまり恥ずかしくない、優しい言葉です。こんな、絵本を通じて、子どもたちに「おとこのこ」「おんなのこ」の違いを感じてもらうのもいいかもしれません。

2021年

1月

21日

年長園児の影響力

1月からは、小学校入学を前にした年長園児は、お昼寝をしなくなります。他の園児が寝ている間は、自分の道具箱を使って、お絵かきやぬり絵をしたり、勉強タイムとなります。

 

今週は、「間違い探し」を楽しんでいます。「2つの絵を見て、間違いが5つあります。探してください」という内容です。6人の年長園児は、やる気満々に挑戦します。しかし、大人でもイライラするような難しい課題です。

 

「難しいから3つできたら持ってきて・・・残りはヒントを出すからね」と言いながら、頑張ってもらうのですが、最後まであきらめないで、やり抜く子が二人。3つまでは頑張る子が二人。最初にあきらめてしまう子が二人・・・そんな感じで、初日を終えます。

 

2日目・・・あきらめ組は、最初から「やらな~い」。他4人は、ますます、スキルアップです。そして、今日が3日目です。何と、あきらめ組が、「今日はやってみる」と挑戦してきました。早く5つの正解をクリアした園児は、考えている園児にヒントを与える役割をしながら、みんなで協力し合って全員正解です。

 

「間違い探し」は、簡単にできる問題では意味がありません。考えて考えて、ようやく正解が見つかることで、子どもたちの達成感がマックスとなります。

 

そして、今日は、10マス計算にチャレンジしました。一桁のたし算です。もちろん、たし算は小学生になってからやればいいのですが、日頃、そろばんをやってみたり、計算が得意な園児がいるので、勉強というよりも、遊び感覚でトライします。

 

一桁ならどんどんできる園児が3人・・・ゆっくりやるが1人・・・たし算が自信ない園児が2人です。今日は、小学校の算数の時間ではないので、自信のない2人には、無理に計算を教えるのではなく、お絵かきなど、好きなことやってもいいよ…としました。

 

すると、他の園児に聞くなりして、一人の女子が、ゆっくりですが計算を始めました。「えんちょうせんせい・・・できました」と言ってきますが、半分が間違えています。そこで、お昼の時間が終わりました。

 

彼女は、あきらめませんでした。午後のおやつが終わると「えんちょうせんせい・・・さっきのたし算、やっていい?」と言ってきたのです。このタイミングでは、彼女に、しっかりと教えながら、計算に取り組みました。

 

いつもは、仲良く遊ぶ6人の年長園児ですが、運動会ではライバルとなり、クリスマス発表会では、助け合いながらやってきた仲間たちです。たかがたし算かもしれませんが、こうして、お互いに影響力を深めていけることは、嬉しい話です。卒園まで、そして、卒園後小学生になっても、影響力を高め合う仲間であってほしいですね。

2021年

1月

20日

渡り鳥の不思議

今日は屋上に、分厚い氷ができていました。池の氷は、子どもが棒で叩いたくらいでは割れません。また、タライに張った水から、厚さ3センチ直径40センチの特大氷が出来上がりました。子どもたちは、落とさないように持ち上げます。「冷た~い!」です。(笑)

 

さて、保育園の保護者の中に、毎週日曜日は、埼玉県川島町の湖に、オオハクチョウを見に行くママがいます。何百羽が、いっせいに飛び立つ姿に魅せられてしまったようです。

 

そう、オオハクチョウは渡り鳥ですね。春から夏にかけては、水草などの食べ物が豊富なシベリアで繁殖します。冬になると、極寒で雪や氷が覆うため、比較的食べ物を確保しやすい日本に冬鳥として飛来します。

 

夏鳥と言われる渡り鳥もいます。ツバメです。ツバメは冬の間はフィリピンなどで過ごし、春になると食べ物が豊富になる日本に飛来します。子育てした後、秋には再び東南アジア方面へ戻っていくのです。

 

移動距離が長い鳥は、カモメの仲間のキョクアジサシで、北極と南極間の約2万キロを行き来します。しかし、渡り鳥は、どうして迷わずに日本にやってこられるのか?不思議ですね。

 

渡り鳥は、生まれながら進むべき大まかな経路がプログラムされているそうです。いざ渡り始めると、太陽や北極星などの星の位置を認識しつつ、体内時計と照らし合わせて、進む方向や方角を定めます。頭部にある感覚器で地球の磁場をキャッチ。位置を感じながら飛び、最後は記憶を頼りに目印の山や川など見つけ、目的地にたどり着くのです。

 

人間で言えば、海外から何丁目何番地に地図なしで向かうようなものです。凄いとしか言いようがありませんね。渡る目的は、食べ物を確保するためだそうです。

 

ただし、渡り鳥の飛来日が、地球温暖化の影響で数日ずれているそうです。渡り鳥は、飛びながら、地球の環境変化を敏感に感じ取っているのかもしれませんね。

2021年

1月

19日

子育て期の延長

今日の寺子屋は、バレンタインの特設会場が舞台です。年長園児がリーダーとなり、3人ずつの5つのチームで行動します。テーマは、「パパにプレゼントするバレンタインチョコレートを選ぶ」です。

 

年長園児といっても、まだ小学生前ですので、どんなリーダーシップで、チームをまとめられるか・・・そこがねらいでもあります。

 

あるリーダーは、「パパは大人だから、子どもが喜ぶチョコレートじゃなくて、大人のチョコレートがいいんじゃないの?」と、他のメンバーの意見をまとめて、ショーケースできちんと陳列されている、モロゾフのチョコレートを選びました。

 

あるリーダーは、「パパは、お酒飲むときはナッツを食べるから、このナッツが入ったチョコレートがいいんじゃないかな?」とマカデミアナッツチョコレートを選びます。

 

しかし、年中園児の意見に振り回されてしまい、チームをまとめることができず、結果、チョコレートを選ぶことができなかったリーダーもありました。

 

人には、リーダータイプもあれば、そうでない人もいます。ただし、自分の意見と他人の意見を交えながら、1つの方向へ持っていくには、話し合いが必要ですね。今日の寺子屋では、そんな経験を通じて、コミュニケーション能力が伸ばせればいいと思っています。

 

さて、晩婚化・晩産化の影響で、子育て期が後ろにずれ込んでいる傾向が、国勢調査のデータからも分かります。同居している未成年の子がいる既婚女性の割合のピークを見ると、1985年では35歳だったのが、2015年では39歳となっています。

 

50歳時点に注目すると、未成年の子と同居している人の率は、1985年ではわずか7.6%だったものの、2015年では52.0%と半数を超えています。私と妻がジャスト50歳の時には、長女以外の2人の子どもは未成年です。52%に入っていますね。

 

一昔前と違って、現在では50代も立派な子育て期です。両親が亡くなる前の私もそうでしたが、この年代では「育児+介護」のダブルケアを課される人が増えているのです。

 

サラリーマンで考えれば、一般的に50代が年収のピークとすれば、今は、子どもの大学進学期が親の年収ピークと上手く重なっています。しかし、これが、もっと後ろにずれていけば、年金で子どもの教育と親の介護までも支えないといけない状況になっていくのです。

 

子育て期の高齢化に合わせて、社会の諸制度も変えていかないといけませんね。

2021年

1月

18日

教育改革

今日は、屋上ファームの大根をすべて収穫して、子どもたちのお土産にしました。ファームでの収穫は、これで終了です。春までは、静かなファームとなります。今シーズンも、子どもたちは、たくさんの野菜を育て食べてきました。屋上ファームは、子どもたちの成長にとって、欠かせないものになっています。

 

さて、この週末に、センター試験に代わる新しい「大学入試共通テスト」が行われました。最初は、記述式での問題も検討されていましたが、採点にかかる時間や公平性などを考慮し、マークシート方式での回答となったものの、今までの「知識」「技能」を問う内容から、今回は、「思考力」「判断力」「表現力」を含めて問う内容になっています。

 

「教育改革」の目玉として、行われたのですが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、共通テストの本質の報道よりも、「コロナ禍で、試験がこのように行われました」といった、感染対策の報道が多かったような気がします。

 

近年は、AI技術の進展や不透明な国際情勢など、社会構造の変化が急激に起こっています。この動きは、さらに加速しています。これからの時代を生き抜くために必要な力や資質を身につけ、社会に貢献する人材を育成することを目指し、「教育改革」が進められています。「大学入試共通テスト」は、そんな子どもたちを育てるための一つと言えます。

 

戦後、日本での公教育は、質の高い労働者を作るための仕組みとされました。高度成長期は、「みんな一緒に〇〇しよう」が、上手くいったのです。しかし、産業構造の転換が起き、大量生産・大量消費の仕組みに限界がきました。公教育のシステムに合わない子どもたちは、「おちこぼれ」「不登校」「いじめ」という形で表れます。

 

ここで、「教育改革」の必要性が、叫ばれたのです。今に始まったことではありませんが、そろそろ、本腰を入れないといけない・・・というのが現実です。

 

公立の学校では、そんな個別対応の教育なんてできない・・・と言われ続け、オルタナティブ教育と言われる、様々なスタイルの教育機関で、公教育のシステムに合わない子どもたちを受け入れてきたのです。

 

しかし、「教育改革」とは、公立学校において、学びの個別化や協同化をを目指すことだとも言えるのです。

 

とても難しい議論となりますが、明日の世界を担う子どもたちへの教育を私たち大人は、しっかりと考え、責任を持って取り組まないといけません。

2021年

1月

17日

26年目の朝5時46分

コロナ禍で、報道は少なくなっていますが、阪神大震災が、今から26年前の早朝5時46分に発生しました。私が勤務していた洋菓子メーカーは神戸が本社でしたので、それはそれは、多くの困難を強いられました。

 

関東では、朝のニュースで、関西がとんでもないことになっている・・・と報道を受け、本社に連絡するも、電話はつながりません。私は、予定通り、大宮そごうのバレンタイン特設会場の準備に出かけます。

 

本社がどうなっているか、情報のないままに、チョコレートのディスプレーを淡々と行っていました。この日のことは、今でも鮮明に覚えています。

 

26年経過した今、バレンタインマーケットは拡大を続けています。今年も、ホワイトきゃんばすがあるショッピングセンターの特設コーナーに、バレンタインのチョコレートが陳列されました。

 

バレンタインデーを仕事にしていた私ですが、バレンタインの仕事から離れて、10年が経過しましたが、今でも今年は売れるかな?と気になって仕方がありません。26年前の阪神大震災の時は、「こんな時にバレンタインなんかやっている場合ではない」という風潮に、一時なったものの「神戸には洋菓子のメーカーがたくさんあって、震災で大きなダメージを受けた。チョコレートを買って助けよう」という、世間の温かさに助けられました。

 

そして、今年は、コロナ禍でバレンタイン商戦には逆風が吹いています。テレワークやリモート会議など、会社に出勤しない状況では、バレンタインチョコレートを渡す機会がありません。自分チョコ・友チョコと需要が拡大したものの、やはり今年のバレンタインは、厳しくなることが予想されます。

 

「こんな時だからこそ・・・チョコレートを楽しんで、コロナ禍を乗りきろう!」となってくれることを期待したいですね。

2021年

1月

16日

尺取り虫

今日は、桜の季節の陽気となり、屋上遊びでは、子どもたちが汗ばむほどになりました。バトミントンに取り組む小学生も、寒さを感じることなく楽しめたようです。

 

さて、保育園の屋上で、春先にたまに見かける虫が「尺取り虫」です。歩き方に特徴があって、愛着がわくイモムシの仲間です。手のひらにのせると、その上で歩き回ります。まるで、小さなペットのようですね。

 

この尺取り虫の名前は、「チャバネフユエダシャク」という蛾です。尺取り虫は、春に卵からかえり、クヌギの青葉や若葉などを食べます。春の短い期間で、一生分の栄養を蓄えるのです。

 

夏から秋に、土の中でまゆをつくり、サナギとなって過ごします。そして、冬にかけて成虫となり、木の幹を登るのです。成虫のチャバネフユエダシャクは、クモか鳥のフンかと思えるような、白黒の斑点模様の、ずんぐりとした形をしています。蛾なのに、ハネがありません。これは、メスだそうです。

 

なぜ、多くの昆虫が冬眠している寒い冬に活動するのか、そして、なぜメスにハネが無いのか?・・・答えは、冬期は外敵が少なくて安全度が高いからだそうです。そして、メスにハネがないのは、飛びまわる労力も節約して、できるだけ多くの力を次の世代の卵に託すということらしいのです。

 

そう言えば、ミノムシのメスもハネを持たないで、一生をミノの中で暮らす蛾です。尺取り虫は、春にとった栄養だけで何も食べずに半年も生き抜き、オスを引き寄せるフェロモンという絆で純愛を育み、次の世代の命を残して、当たり前のように静かに死んでいくのです。

 

尺取り虫の死にざまも、また我が子のために命を賭ける母の愛を感じますね。春になって、尺取り虫を見かけたら、そっと、見守ることにします。

2021年

1月

15日

女性管理職を増やす手だては・・・

今日の体操教室・・・最近は、体操の先生が毎回、楽しんで伸びるような新たなプログラムを用意してくれるので、子どもたちは、大いに盛り上がっています。

 

今日は、「逆立ち選手権」を行いました。保育園の子どもたちは、仲間と協力することをクリスマス発表会の練習などを通じて学んでいますが、運動会の練習では「あきらめないこと・勝つこと」への執念を学んでいます。「逆立ち選手権」は、学年別に、壁に足をつける体勢の逆立ちを、誰が一番長くできるかを競います。

 

年中・年長園児は、意地の張り合いで、なかなか決着がつきません。腕がしびれて、もう限界というところまで、粘る子どもたちです。年長で優勝した6歳女の子は「最後○○君との戦いになっても、絶対に負けないぞ!」と思っていたそうです。園長としては、根性論で保育はしていませんが、こんな子どもたちを見ていると、なぜか嬉しい気持ちになるのです。

 

さて、日本では、政治の世界も民間企業でも、女性大臣や女性管理職が、世界の中では極端に低いと言われています。今日は、公立学校の話です。

 

公立学校の2020年度の教員統計が発表され、管理職に占める女性の割合は19.7%で、これまで最も高かったそうです。平成23年度では、14.8%だったので、ざっと10年間で5%アップしたことになります。

 

民間企業で考えれば、女性の管理職比率が19.7%というのは、高い数字ですが、学校では、女性の先生が、ざっと全体の60%です。女性教員が多いのに、管理職(校長・教頭)が、19.7%しかいないとも考えられますね。

 

一方で、都道府県別の差が大きく、小学校の女性校長の割合は、広島県で46.9%、石川県で42.3%だったのに対し、山梨県では7.2%、長崎県では9.3%にとどまるそうです。

 

責任が重い・・・子どもと関われない・・・といったマイナスイメージで語られることが多い管理職です。さらに、女性は、家事育児介護などの負担が重くのしかかり事が多いです。女性教員に、いかに管理職のやりがいや魅力を伝えることが求められます。

 

昨年「女性管理職という生き方~なんて楽しい教頭職」を出版した船橋市立法典東小学校の藤木美智代教頭は、「かつての自分は、学級担任を一生続けたいと考えたが、40代後半、学級だけ見ている年齢ではなくなったと感じ、管理職を目指すことを決めた。教頭になって、『自分のクラス』ではなく『学校』の成功や評価を喜べるようになった」と言います。

 

プロ野球では、「名選手必ずしも名監督にあらず」とかつては言われましたが、現代野球では、名選手が名監督という例が多いですね。学校でも、「学級経営がうまい教員が管理職になるなんてもったいない」と考えられていましたが、今は「学級経営がうまい先生に学校経営も任せたい」という流れだそうです。

 

ゆっくりですが、学校も女性管理職の割合が増えています。私のサラリーマン時代の経験でも、女性の発想や企画力は、過去の概念にとらわれないものが多かったですね。多くの組織にとって、男女やベテラン&中堅&若手のバランスが取れていることがいいに決まっていますね。

2021年

1月

14日

けんかの対応

今日は、屋上で「芋煮会」を行いました。ファームで収穫した「じゃがいも・大根・小松菜」を使った煮込みうどんです。今日は、春が来たような気候で、最高の青空給食となりました。美味しいうどんを何杯もお代わりして、大満足の子どもたちです。

 

さて、毎日の保育園生活の中で、けんかがない日は、一日たりともありません。ブロックの取り合い・・・おもちゃの取り合いなどは、3歳児くらいまでは、日常茶飯事です。もちろん、「自分の思い通りにならない」という経験を多く積むことで、「次は、どうすればいいのか?」を子どもたちが、自分で考えるようになるので、保育園では、けんかが始まっても、すぐには、先生が間に入って、やめさせることはありません。

 

ここら辺の対応は、たいがいの保育園や幼稚園でも同じだと思います。

 

これが、4歳児、5歳児くらいになると、「言葉」によるけんかが目立ってきます。「バカ!」「○○なんて大嫌い!」「もう、○○とは遊ばないから・・・」といった感じです。4歳5歳になれば、「けんかをしても自分たちで解決するようになる」と、保育のマニュアルには書かれていますが、実際には、子どもたちどうしで解決できることは、そんなに多くはありません。

 

先生が、けんかの場面をしばらく見守ることになるのですが、私たち大人は、子どもに対して、けんかになると「ごめんなさい」と謝り、「いいよ」と許すことが、最善の解決策であり、その展開に誘導したくなってしまいます。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で、円満解決・・・シャンシャンという気になります。こうして、大人が望めば、けんかになったら、「ごめんなさい」「いいよ」とさえ言っておけば、その場はスッキリとおさまると、考える子どもだっていることでしょう。

 

「いや・・・絶対に許さない」「今は、謝る気持ちになんかなれない」と思っている子どもが、実際には多いと思っています。

 

「ごめんなさい」「いいよ」で終われば、そこで、子どもは「どうしてけんかになったのか?」「今度けんかにならないようにするには、どうすればいいのか?」の思考を停止してしまいます。

 

しかし、けんかは、じっくりと自分と向き合ったり、考えたりする時間です。そう考えると、子どもたちの「許せない」という気持ちを汲んであげることが大切なのかもしれません。

 

けんかは、こどもが成長する大きなチャンスと、よく言われますが、大人の対応次第では、「謝っておけばいいんだよ・・・あっかんベー!」という子どもの声がこ越えてきそうですね。

2021年

1月

13日

ミツバチの代わりに「ハエ」!?

今日も屋上のタライの水に氷が張りました。昨日は雪を期待した子どもたちですが、空振りに終わり、そのうっぷんを晴らすように、氷に向かってダッシュです。あっという間に、氷は割られ、どろんこ広場のドロ水に混ぜられてしまいます。これが、子どもの遊びですね。

 

さて、これからの季節は、ハウス栽培の「イチゴ食べ放題」農園が続々とオープンしていきますね。ハウスの中には、ミツバチが飛んでいることが多く、子どもにとっては、刺されるんじゃないかと、少し怖い存在でもあります。

 

ところが、最近では、そんなミツバチ不足を補う新たな選択肢として「ハエ」を利用する農家が増えているそうです。もちろん、清潔で人の役に立つ「働きハエ」です。

 

岡山大学のベンチャー企業では、温度25度に保たれた培養器に、「ヒロズキンバエ」という銀蠅(ぎんばえ)が、出番を待っているそうです。ハエは、動物の死骸やフンをエサにしているので、不潔なイメージがありますが、ここでは、食肉やドックフード、砂糖水を与えて、衛生的に飼育されているそうです。

 

「ミツバチ(bee)のように働くハエ(fly)」が名前の由来の「ビーフライ」として、1000匹入りが2000円だそうです。高いのか安いのかは、よく分かりませんが、清潔さが認められて、2010年の出荷開始から10年間で、取引農家は700戸まで増えたそうです。

 

ハエは寒さに強く、天候に左右されず、人も刺さない。ミツバチに比べて体が小さいので、花のめしべを傷つけにくく、形の悪い実(奇形果)が少ないそうです。

 

逆に、ハエは、外に出ると戻ってこないので、露地栽培には向かずビニールハウス専用になることと、メロン・スイカ・トマトの花の蜜は吸わないそうです。こうした特性から、「ビーフライ」は、建物内の植物工場や品種改良用の小規模施設などでの普及が見込まれるようです。

 

もしかしたら・・・あなたが食べているイチゴ・・・ハエのおかげかもしれませんね。ただし、「うちのイチゴは、ハエががんばったから、美味しいんだよ」と口外する農家は、あまりいないようです。ハエの市民権は、まだまだ先の時代のようですね。

2021年

1月

12日

理科得点と性差

昨日は、成人式でしたね。テレビの報道を見ていても、今年は異例の成人式です。緊急事態宣言が発令された都道府県では、急きょオンライン成人式や延期などとなり、人生の大きな節目となる「成人の日」が混乱してしまいました。次の、人生の節目は、卒業式です。3月までには、事態がいい方向に進み、昨年多くの学校で、普通にできなかった卒業式が、普通にできるように願うばかりです。

 

さて、「リケジョ」という言葉が日本で使われるのは、理系に強い女子が少ないからです。よく、「理系教科は男子ができて当たり前、脳のつくりが違うから」なんてことを言われてきました。しかし、この説は、どうやら間違いのようです。

 

日本・韓国・アメリカ・イギリス・フランス・スウェーデン・フィンランドの7か国の理科平均点の男女比較では、小学校4年を見ると、韓国とアメリカを除いて、女子の方が高い結果です。日本でも、小学校4年生では、女子の方が男子よりも理科の得点は上なのです。

 

ところが、中学2年になると、日本では、男子が女子よりも平均で10点も高くなります。ここで注目すべきは、男子が女子を凌駕するのは、思春期以降です。

 

中学から高校にかけて、進路を意識するようになります。文系や理系か・・・という選択があります。日本では「女子が理系に行くなんて・・」などと、周囲からジェンダーメッセージを受け、女子が理系から遠ざけられているのではないかと、考えられるのです。

 

それは、他の国と比較するとよくわかります。日本と韓国は、男子>女子の構図ですが、アメリカは、中学になってからは女子の方ができるようになります。スウェーデンやフィンランドの北欧2国は、小4でも女子が強いですが、中学になると、その差がますます広がっていきます。

 

こう考えると、男と女の「脳」の違いという仮説は、どうやら疑わしいですね。むしろ、ジェンダーメッセージなどがほとんどない北欧2国のデータを見ると、まだまだ、日本は、男だから・・・女だから・・・という考えが残っていることは間違いないですね。

 

そう言えば、正月の箱根駅伝で、優勝した駒澤大学の監督が、選手への激励に「おまえは男だろ・・・」というメッセージがありました。このメッセージに、違和感なく、「そうだ・・・その通りだ!」と思った人は、ジェンダーメッセージを発する側の人間かもしれません。

2021年

1月

11日

生き物の死にざま⑨ ネズミ

保育園のクリスマス発表会で、大いに盛り上がったジャンボリーミッキーですが、今でも朝の会のダンスで、音楽をかけると、子どもたちはノリノリで踊ります。

 

ミッキーマウスで知られているように、英語では、ネズミのことをマウスと言います。しかし、日本では、特に実験用に飼育されているネズミが、マウスと呼ばれています。実験用のマウスは、ハツカネズミが用いられます。

 

「二十日ねずみ」の二十日の語源は、一説には妊娠期間が二十日であることに由来していると言われています。それくらい、妊娠期間が短いだけでなく、ハツカネズミは、1年のうちに、5~10回程度も妊娠を繰り返し、1回に5、6匹の子どもを産みます。そして、生まれた子どもは数カ月で成熟し、妊娠するのです。

 

こうして、次々に増えるのです。まさに「ネズミ算」の言葉どおりですね。こうして、次々に生まれるハツカネズミは、実験動物として適しているのです。人間の行うあらゆる実験に用いられるのが、彼らの仕事です。あるものは、薬物を投入され、あるものは電気ショックを与えられ、あるものは、体中に電極をつけられています。

 

とても残酷ですが、彼らは実験動物です。死ぬことが彼らの仕事なのです。

 

現在、コロナ禍で、「命」について、深く考える機会が増えていますね。しかし、命の謎を解明するためには、生命の犠牲が必要です。実験動物たちの犠牲によって、人間はまた一歩、生命の謎に迫ることができます。そして、彼らのおかげで、新薬が開発され、人間たちはますます長生きできるようになるのです。

 

新型コロナウイルスも、当たり前にワクチンが普及し、「あの時は大変だったね~」と過去の出来事として語られる時がきっと来ることも、ハツカネズミのおかげなのです。

2021年

1月

10日

生き物の死にざま⑧ ミノムシ

この連休は、「生き物の死にざま」シリーズを続けます。今日は、ミノムシことオオミノガです。最近は、あまり見ることが少なくなり、保育園の屋上でもめったにお目にかかれませんが、ミノムシの正体は、オオミノガという蛾の幼虫です。

 

私も知りませんでしたが、ミノムシのメスは、一生蓑(みの)を出ることなく生涯を閉じるのです。いやいや・・・何という運命でしょうか。

 

ミノムシは、枯れ葉や枯れ枝で巣を作り、その中にこもって暮らします。この様子が、粗末な蓑を着ているように見えることから「蓑虫(ミノムシ)」と名付けられました。こうして、蓑で外敵から自分を守りながら、蓑の中からときどき顔を出して、まわりの葉を食べたり、上半身を出して移動したりして暮らしています。そして、冬になる前に蓑を枝に固定して、蓑の中で冬を過ごします。私たちが見るのは、冬に枝にぶら下がっている姿ですね。

 

春になると、ミノムシは蓑の中でさなぎになり、成虫の蛾になって蓑の外に出ます。しかし、外に出て飛び立つのはオスだけです。メスは、春になっても巣の外に出てくることはありません。巣の中でさなぎになり、成虫になりますが、その後も巣に留まります。そして、顔だけを出して、成虫となったオスのミノムシをフェロモンで呼び寄せながら、オスが飛んでくるのをじっと待ち続けるのです。

 

蓑の中のメスは、成虫になってもハネも足もありません。ウジ虫のような姿をしています。ハネを持つよりも体を太らせて、たくさんの卵を産むほうがいいからです。メスを見つけたオスは、蓑の中に腹部を入れて、メスと交尾するのですが、オスとメスはお互いの顔を見ることなく交わるのです。

 

オスにとっては、美しく雅なひと時となるのですが、この儀式が終わると、オスは死んでしまいます。残されたメスは、蓑から出ることなく、蓑の中に卵を産みます。そして、静かに生涯を終えるのです。

 

母の存在を知ることなく、卵から生まれた幼虫は、蓑の外に出て、糸を伸ばして垂れ下がり、風に乗って新たな場所を目指して飛んで行くのです。

 

日本には、たくさんの離島がありますが、一生島から出たことがない高齢者もいるのではないでしょうか。しかし、その人たちは、決して不幸な人生ではありません。故郷の島で一生を終えることは、幸せなことかもしれませんね。

 

ミノムシのメスも、一生を蓑の中で暮らしていても、それはそれで、十分に幸せなのかもしれません。

2021年

1月

09日

教師のルーティン

日本海側を中心に大寒波となっていますが、今朝は、さいたま市でもこの冬一番の冷え込みとなりました。気温はマイナスです。ということで、屋上の池は、しっかりと氷が張っていました。子どもたちの氷遊びは、とても楽しそうですね。「冷た~い!」と言いながらも大喜びです。

 

さて、今日は、ある小学校の先生の理想的なルーティンです。こんな仕事の仕方ができるといいですね。

 

『朝は早めに登校すると職員も少なくて、印刷や雑務がはかどり、一日に対する余裕が生まれてきます。子どもたちが登校してくる時間になったら教室に行き、教卓で仕事をします。子どもたちが教室に入ってきたら「おはよう!」と声を掛けて、その時にちらっと子どもの様子も観察します。

 

子どもたちには、教卓に提出物を出させるように習慣付けします。宿題などは、どんどんその場で丸付けしていけばいいのです。業間休みは教室にいて子どもたちと対話をする時間にします。特にその必要がなければ、宿題の丸付けです。

 

昼休みは、子どもたちと一緒に遊ぶための時間です。丸付けが残っていようと、ここは子どもたちとの大切な時間と割り切るのです。放課後は、会議などがなければ、自分の事務仕事に即、取り掛かることです。ここで、のんびりすると、結果的にムダな時間をつくってしまうことになります。

 

翌日の授業準備は、毎日、5教科もの授業をする小学校教師が全教科に十分な準備をして臨むことは不可能です。国語や算数の大きな単元をまとめて考えておくのです。授業は、どれだけ準備しても満足いくことはありません。何時までと決めて、途中でやめてしまうのも大切です。

 

授業の準備よりも、元気で次の日に子どもたちの前に立つ方が良いのです』

 

もちろん、保護者対応など、突発的なことがあれば、このようなルーティンが崩れるでしょうが、私たちは、こんな組み立てを参考に、貴重な時間を効果的に仕事に使いたいものですね。

2021年

1月

08日

ボランティア部

昨日、一都三県に緊急事態宣言が再発令されました。保育園に関しては、先回は、テレワークなど保護者が在宅の場合は、登園自粛を要請しましたが、今回はそれはありません。実際、テレワーク中に子どもが乱入して、仕事にならないこともあったようですね。

 

ところが、今回は、まるで、飲食店が悪者扱いです。私が、飲食店の経営者であったら、怒りと嘆きと失望と・・・様々な感情に振り回されたことでしょう。いつもお世話になっている飲食店が、補助金を活用しながら、なんとか乗り切ってもらいたいですね。

 

さて、東京都西東京市にある田無第四中学校には、ボランティア部があります。発足のきっかけは、ミシシッピアカミミガメの飼育だそうです。保育園でも、「ミドリガメのおうち」で、現在冬眠中です。

 

3年前に生徒が校内でカメを見つけ、学校が自治体へ対処の方法について問い合わせたところ、外来種であるため、引き取り手がいない場合は保健所で処分されると聞き、有志の生徒が校内での飼育を申し出たことがきっかけです。

 

生徒らはカメを世話する中で「誰か」や「何か」のために自分で行動する大切さに気付き、担当顧問も外来種についての課題や現状を周囲に知ってもらいたいという気持ちが強くなり、生徒と共にボランティアとして取り組めないか検討し、翌年ボランティア部を設立し、集まった部員たちと外来種に関する啓発活動を始めたそうです。

 

しかし、少しうがった見方をすると、ボランティア部なんて、少し、偽善ぽく感じてしまいます。(すみません)

 

ところが、このボランティア部は「ボランティアは良いことで、やらなければいけないことだという認識を変えていきたい」という考えで活動しているそうです。

 

本来、ボランティア活動は、やらされることでもやらなくてはいけない事でもありません。自分ができる範囲で行うことです。そして、個人の活動が集まり、「伝え、広める」ことが大切だ・・・ボランティアは多くの人が関わってこそ・・・という思いだそうです。

 

ボランティアに関する考え方は、人それぞれですが、こんな活動もいいですね。

2021年

1月

07日

行事は「なぜするか?」

今週は寒波到来の予報ですが、風がないので、屋上遊びも子どもたちは、活発に動き回ります。「のどが渇いた~!」と、ジャグの水をごくごく飲む子どもたちです。

 

さて、ホワイトきゃんばすは、12月にクリスマス発表会を行いましたが、多くの幼稚園や保育園では、今年に入って「生活発表会」のような形で、子どもたちの発表会を行うところも多いですね。しかし、一都三県に緊急事態宣言が再発令された状況下では、「中止!」という園が増えていくかもしれません。

 

「コロナだから中止」という結論なのでしょうが、そもそも、「○○発表会」という行事を「なぜするか」をきちんと考えている園は、簡単には中止にはしません。

 

例えば「当園では、生活発表会を通じて、子どもたちの興味・関心や育ちを保護者の皆様に発表し共有することが目的です。よって、感染対策を行ったうえで、予定通り開催します」といった内容です。

 

昨年度は、卒園式や卒業式が通常通りに行われず、子どもたちにとっては、大切な「人生の節目」を十分に感じることができなかったかもしれません。今年度は、3月末までですが、運動会や○○発表会までも、中止となれば、子どもたちにとっては、自分たちの頑張りや成長を見せる機会を失ってしまいますね。

 

ホワイトきゃんばすのクリスマス発表会は、1か月以上も前から練習をスタートさせ、子どもたちが、それぞれの目標に向かって、継続して「練習をがんばる」ことを経験します。チームワークも必要です。そして、本番での経験が、自信につながり、次の挑戦に立ち向かう力となるのです。目的は、子どもたちが主体ですが、保護者の皆様にも、自分の子どもだけでなく他の園児の成長を共有してもらいたいと思っています。

 

他の幼稚園や保育園と比べると、園児の数が少ないので、保護者が集合しても、399名収容の大ホールの50%以下に収容人数を抑えることができ、クリスマス発表会を行うことができました。

 

これから、発表会を行う園においては、「コロナだから・・・」の前に、もう一度「なぜするか?目的は何なのか?」をしっかり考える機会にしてもらいたいですね。その上で、中止という結論ならやむなしです。

 

来年度の行事も「なぜするか?」が、大切なことですね。