2020年

9月

30日

校長先生は授業を する?しない?

運動会の練習が、白熱してきました。30メートル走やサーキットレースは、1対1の勝負なので、「勝った負けた」で、おうちでの親子の会話にまで発展します。そして、紅白対抗リレーでのこと・・・5歳女の子が、コーナーを曲がったところで、見事に転倒してしまいました。しかし、彼女は泣くこともなく、すくっと立ち上がり、その後、前を走るランナーにあと一歩まで迫ったのです。

 

紅白対抗リレーでも、勝った負けたで大騒ぎですが、今日の一番は5歳女の子でした。みんなから、大きな拍手をもらいました。

 

さて、いきなり固い話ですが、学校教育法37条では、校長の職務は「校務をつかさどり、所属職員を監督する」こととされています。教頭以下では「児童生徒の教育をつかさどる」とあるのですが、校長の仕事は、マネージャーであって、プレイヤーではないというのが、日本の学校の常識です。

 

しかし、外国の校長先生は、100%マネージャーというわけではないようです。日本や韓国では、「校長が授業をする義務があるか」の問いに、0%という数字となっているのですが、フィンランドでは6割の校長が授業をする義務があるとし、スペインでは8割、イスラエルでは、校長のほぼ全員が授業をすると答えています。

 

日本では、教員の職業満足度は50歳代で低くなります。よく言われるのが、教頭や校長になったら、もっとやることが増えて大変だからなり手が少なくなるという説ですが、もっと深く掘り下げて考えれば、プレーヤーからマネージャーへの変更を強いられるからかもしれませんね。

 

教員を目指した人は、子どもたち相手の授業がしたいから・・・と考える人が、ほぼ全員だと思います。私に本を読むことの素晴らしさを教えてくれた、中学時代の国語の先生は、定年退職するまで、生涯現役教師を貫きました。

 

最近は、自治体によっては、教頭や校長への昇格試験をなくして、面接だけで、教頭や校長候補を広く募るような動きも出ています。

 

しかし、ひょっとしたら、校長先生も授業を当たり前に行うような仕組みに変えるだけで、「校長先生になりたい!」という教員が増えるかもしれませんね。

2020年

9月

29日

バッタ捕りに夢中

今日の運動会の練習は、ダンス「WAになっておどろう」を1・2歳児も含めて全員で踊ってみました。ふだん寺子屋園児が練習している姿を見ながら、一緒に踊っている2歳児女子は、完成度が高かったですね。本当に楽しみになってきました。

 

そして、寺子屋の組体操の練習は、今まで教室内で行っていましたが、今日から、西文グランドで裸足になります。本番と同じ環境で、運動会当日まで、日々練習を積み重ねていきます。

 

さて、私が子どもの頃は、草むらがいたるところにあったので、「バッタ捕り」は、大好きな遊びの一つでした。トノサマバッタを追いかけて、それをつかまえた時には、「やったぜ!」と雄たけびを上げたものです。クワガタで言えば、「ミヤマクワガタ」をゲットしたくらいの喜びです。(わかります?)

 

ということで、今日の寺子屋は、屋上でバッタ捕りをしました。バッタは、夏のイメージが強いかもしれませんが、9月が一番のシーズンです。親子遠足でお世話になった、北本自然観察公園でも、9月にバッタ採集のイベントが行われたそうです。

 

子どもたちは、虫アミと飼育ケースを持って、まずは、どろんこ広場の草むらへ走ります。6歳男の子が、「ぼくは、アミなんか使わないで手で捕るよ」と頼もしいことを言ってくれます。

 

そして、最初にキリギリスの仲間をゲットしたのが、5歳女の子です。それは、「ドヤ顔」です。すると、同じ女の子が、昨日芋掘りをしたさつまいも畑で、意外にも「アマガエル」をつかまえたのです。池のおたまじゃくしがアマガエルになって、どうやら、さつまいも畑を散歩していたようです。女の子は、それはもう目玉が飛び出るくらい興奮しています。

 

次は、コオロギを見つけました。子どもたちにとっては、この黒い生き物が、ゴキブリのようで不気味に感じるようですが、見事ゲットします。すると、素手の男の子が、かわいいイモムシをゲットしました。そうです・・・「しゃくとりむし」です。歩き方に特徴があって、愛嬌たっぷりのイモムシです。

 

ななつ星てんとう虫も見つけました。シジミチョウには逃げられましたが、ようやく、オンブバッタをゲットします。

 

子どもたちは、それぞれ自分の飼育ケースの虫たちを自慢しながら、最後は、土や草をセットした大きな飼育ケースに虫たちを移動します。

 

今時の子どもたちは、虫アミ持ってバッタ捕りなど、なかなかできないですが、保育園の屋上では、そんな「昭和の時代」にタイムスリップです。大きな飼育ケースを抱えて、教室の中で1・2歳児も観察します。やはり、一番人気は「アマガエル」です。(笑)

 

いま、こうしてブログを書いている横で、コオロギが「リリリ~ん♬」と鳴いています。いい音色ですよ・・・秋の夜長を感じる至福の時間です。

2020年

9月

28日

仮説と検証

今日は、屋上ファームのさつまいも掘りをやりました。5月に子どもたちと苗を植えて、いよいよ収穫です。子どもの顔くらい大きなものから、かわいいサイズまで、泥まみれになって収穫しました。

 

さつまいもと言えば、埼玉県川越市が産地として有名です。一般の観光用として、芋掘りを提供しているだけでなく、幼稚園や保育園の芋掘りにも活用されているそうです。しかし、今年は、コロナ禍で、多くが中止となり、さつまいも農家は大打撃を受けているそうです。

 

コロナ禍で、子どもたちが楽しみにしている行事を何でもかんでも中止にするのはいかがなものかと・・・「芋掘り」中止の訳が分かりませんね。

 

さて、「仮説と検証」は、ビジネスにとっては欠かせない事です。例えば、日本で最初にできたコンビニエンスストア「セブンイレブン」は、その名の通り、最初は7時から23時までの営業でした。

 

その後すぐに、「営業時間が長ければ長いほど売上も利益もあがる」という仮説が立てられたのです。深夜の需要が見込まれると思われ、その仮説は検証され、コンビニ=24時間が一番儲かると実証され、今に至っているのです。

 

しかし、コンビニの乱立や人口減により、深夜の利用客が減り、売上が取れなくなってきました。深夜に働くスタッフも集まりません。深夜営業がデメリットになるコンビニが増えてきたのです。ここで、あらたな仮説と検証が必要になってくるのです。

 

私が若き営業マン時代に、「駅ナカ」での商売を拡大させようと、駅との交渉だけでなく、社内折衝で商品開発を急いでもらったりと、休みもろくに取らないで仕事をした時がありました。駅に店ができると、考えられないような売上が獲得できました。しかし、駅という場所は商品サイクルが短く、ヒット商品もあっという間に売れなくなりました。

 

当時、東京駅の若き担当に「おたくの会社は、仮説と検証がまったくなっていないんですよ。今後、どのような店にしていくべきか、仮説を立てて、検証してください。商売や商品開発は、仮説と検証の地道な繰り返しが大切なのです」と、商談で木っ端みじんに玉砕されたことがありました。まだまだ勢いだけの営業マンだったのです。(笑)

 

さて、保育園ホワイトきゃんばすもしかり・・・「今のままでいいのか?」の仮説と検証を繰り返して運営しています。そして、あなたが所属する会社や組織はどうですか?

 

「仮説」を立て、それを「検証」し、永遠に改革は終わらないのです。

2020年

9月

27日

海水を飲むハト

我が家の庭では、まだイチジクの収穫が続いています。生で食べる・ジャムにする・赤ワイン煮込みなどなど、色々とやってみたのですが、先日イチジク農家が「バターで炒めて食べるとおいしい」と紹介していました。早速やってみます。バターの風味とイチジクの食感がマッチして、温かいのが不思議ですね。高級和牛の付け合わせにピッタリくるような気がしました。お試しあれ・・・

 

さて、今日は美しく不思議なハトの話です。「アオバト」は、黄緑色の鮮やかな体をしています。日本に広く分布する小柄なハトで、平安時代の文献には「やまばと」として登場します。

 

そんな普段は、山に住む「アオバト」が、神奈川県大磯市の照ヶ崎海岸に群れを作って飛来します。そこで、何と、岩礁の降り立ったアオバトは窪みにくちばしを突っ込んで海水を飲みます。ごくごくと何ともおいしそうに飲むそうです。

 

保育園の屋上では、雨上がりで水たまりができると、ハトがよく水を飲みにきます。ファームの野菜や土の中の虫も食べています。しかし、野鳥が海水を飲むのは不思議ですね。一般的には、塩水を飲めば、塩分のせいでのどか渇き、それ以上の真水を飲まないと体調が維持できないのです。人も、塩水を飲んで健康を維持できません。

 

大磯のアオバトは、繁殖期に山で巣をつくり、ヤマザクラなどの果実を食べ、不足するナトリウムを約30キロ以上離れた海岸まで飛んで補っていると言われていますが、詳しい理由はまだ解明されていないそうです。

 

海鳥や海に住む生き物は、海水を飲みます。しかし、塩分を体外に放出する仕組みが体にあります。よく、海ガメが産卵のときに涙を流すと言われていますが、あれは、涙ではなく、余分な塩分を放出しているとのことです。

 

もし、黄緑色の宝石のように美しい「アオバト」を見つけたら、海水を飲む不思議なハトと覚えておいてください。こんな、どうでもない不思議なことが気になって仕方がないのです。(笑)

2020年

9月

26日

地球(テラ)ヘ・・・

毎年恒例ですが、保育園に「ハロウィーンツリー」を設置しました。クリスマスツリーのハロウィーン版ですが、ツリーにジャックオランタンなどの装飾をします。それだけでもインパクトがありますが、「ホワイトきゃんばすハロウィーンツリー」は、そこに、子どもたちの写真が登場します。

 

本日登園の園児が、「○○ちゃんだ~」「サマーキャンプの写真だね~」「プール楽しかったね」などなど、写真を見ながら楽しく装飾をしていました。しかしながら、世の中のハロウィーン装飾は、今年は、とても控えめですね。新型コロナウイルスの影響ですが、こんな時こそ、明るく楽しくやっていきたいものです。

 

さて、今から40年以上も前の1970年代後半に、既に来るべきAIによる管理社会を予見したSFマンガがありました。覚えていますか?竹宮恵子さんの「地球(テラ)へ・・・」です。これは、名作です。管理社会において人が自らの主体性をどのように保つかという社会的テーマを描いています。

 

植民惑星では、全ての子どもがコンピュータによって管理され、有害なものから隔離された幼年育英都市で「清浄化」された大人になるために「マザーコンピュータ」によって教育されます。そこでは、人間は既にコンピュータによって飼いならされた主体性のない存在となっています。

 

対照的なのが、「ミュウ」と呼ばれる人間の心を読むことができる特殊能力を持つ新人類です。ミュウは特殊能力を持つ代りに体に障害があったり、体力が劣っていたりしますが、彼らは、自分の頭で考えることをしなくなった人間たちとは異なり、個人の自由を極端に制限される管理システムに対して、批判の目を向けます。

 

人間たちは、「地球へ向かう」というミュウの強い意志の力に影響を受け、自分たちの存在について葛藤し始めるのです。

 

さぁ~現代はどうでしょうか・・・コロナ警察と呼ばれるような、市民自らが監視の目を光らせ少数派を攻撃することも珍しくありませんね。アメリカでは、人種差別の問題で連日のように、デモが続いています。

 

社会に危機が訪れた時、それを乗り越える鍵は「多様性と人間らしさである」と「地球へ・・・」は教えています。40年前の作品ですが、現在でも考えさせられる作品です。

2020年

9月

25日

言葉を大切に

運動会のダンス「WAになっておどろう」は、多くの保育園ママたちの青春時代の曲ということもあって、お風呂で子どもたちが、この歌を口ずさむと、ママも一緒に家庭内ライブになるようです。運動会本番では、観客席からママたちの歌声が聞こえてきそうです。

 

そして、今日はお誕生日会でした。9月の誕生日は5人もいます。今日9月25日が誕生日という5歳と6歳の男の子・・・朝から「おめでとう!」ラッシュで大満足です。子どもは、「〇歳になったんだから、ちゃんとしないとね~」という言葉に弱いです。でも、その効果は、数日で消えてしまいます。(笑)

 

さて、たまには「言葉」を大切に考えてみませんか。

 

かのアリストテレスは、「神と動物には政治は要らない。政治をするのは人間だけだ」と言ったそうです。人間が複数いると、そこには意見の違いや矛盾が生じます。しかし、人間はそれを政治の力で乗り越えていかねばなりません。そして、その政治を大きく左右し、根幹にあるのが「言葉」というわけです。

 

突然ですが、最後に辞書を手に取ったのはいつですか?スマホが普及してから、電子辞書すら使わなくなった方も多いかもしれません。私の長女が高校の時に、高い電子辞書を買わされた記憶があります。もちろん、今では無用の長物となっています。

 

辞書を引く習慣がなくなり、ますます言葉が軽視される時代ですが、人間が動物と違うのは、異なる価値観や考えを持つ相手を前にしても、会話や交渉によってどうすれば相手に理解してもらえるかを、言葉を使って互いに考えようとする点ですね。

 

何気なく、書いたり話したりしながら使っている言葉・・・時々、その言葉の重さを意識したいですね。

2020年

9月

24日

批判的思考力

今日は台風の影響で大荒れの天気を予想していたのですが、嬉しい誤算です。風はやや強いものの、雨はなく、屋上遊びができました。子どもたちは、カメや魚のエサやりや自転車に料理ごっこ、しゃぼん玉遊びなどなど、いつもの屋上遊びを楽しむことができました。

 

そして、屋上ファームに、今日は大根の種を蒔きました。大根の種は、ゴマ粒くらいの大きさなので、難しいのですが、マルチシートの穴に3粒をまきます。指で種を押し込み、土をかけます。冬本番の頃が収穫となります。楽しみですね。

 

さて、2018年のOECDデータです。中学教員に「生徒に批判的思考力が必要な課題を出したか」「生徒の批判的思考を促す授業を行ったか」の質問に対し、日本は、共に20%程度にとどまっています。

 

私たち日本人は、「そうだな~批判的思考力なんて、あまりピンとこないし・・・」と、この20%という数字をすんなり受け入れることができます。ところが、諸外国では、最低でも40%で、多い国では100%近い数字となっています。つまり、他人の意見を批判し、自分の考えを主張することなど、当たり前のことなのです。

 

外国人からは「日本人が物言わぬ理由が分かった」と言われてしまうかもしれませんね。

 

日本の組織には、昔から「出る杭は打たれる」と、目立たないでみんなと同じようなことを行っていれば波風が立たない・・・という風潮が残っていますね。上司の意見に、堂々と反対意見をする人は、どちらかというと、期待されるのではなく、煙たがれます。

 

しかし、会社などの組織に新しい風を起こし、改革を行っていくには、批判的思考力がない人は通用しないと言っても過言ではありません。時代の流れの中で、今までやってきたことが、永遠に通用することなどありません。「今まで、こうしてきたから」と前年踏襲型の仕事をする人は、「仕事ができない人間」のカテゴリーに入っていますね。

 

これからの日本の子どもたちが、世界に通用する・・・というより、世の中の役に立つ人になるには、批判的思考力が必要になってくるのです。もちろんですが、批判するだけでなく、代案や改善策などがセットされているかというレベルです。

 

批判的思考力の基本は、やっぱり「自分で考えて自分で答えが出せる」ことです。ホワイトきゃんばすの子どもたちは、批判的思考力が芽生えているとうれしいですね。

2020年

9月

23日

宇宙留学

今日から、運動会のダンスの練習がスタートしました。朝の会で、これから毎日のようにやっていきます。今年のダンスは、V6の「WAになっておどろう」です。

♬オ~オ~ さあ輪になって踊ろ ララララ~すぐにわかるから♪

のサビのフレーズが、子どもたちには、とても分かりやすくて、すでに、大きな声で口ずさんでいます。すぐに、ダンスの方も覚えてしまうことでしょう。

 

さて、ロケット発射場のある鹿児島県種子島で、島外の子どもたちが1年間を過ごす「宇宙留学」の2021年度の募集が始まったそうです。えっ!宇宙留学だって・・・と驚かれたことでしょうが、もちろん、宇宙で生活するわけではありません。(笑)

 

これは、南種子町教育委員会が続けている事業で、留学生は町内の小・中学校に転入して授業を受けます。体験学習も充実していて、「ウミガメ飼育」「サーフィン教室」やJAXA(宇宙航空研究開発機構)の活動にも参加するそうです。

 

留学の形式は、町内の里親の元で1年間留学する「里親留学」や家族全員で種子島へ引越しをする「家族留学」などがあるそうです。留学時には、住民登録が必要になるので、家族留学では、家族全員が住民登録します。つまり、1年間の移住生活というわけです。

 

町内の小学校7校と中学校1校が留学生を受け入れるそうです。教育委員会のねらいは、地域活性化ですが、本音は、過疎化で子どもの数が少なくなっていく中での、学校の存続でもあります。

 

しかしながら、北海道から九州まで、全国から毎年150人程度の応募があるそうです。2020年度は、コロナ禍で混乱したそうですが、56名が留学しています。つまり、約3倍の競争率というわけです。住民票を移動しなければならないのに、これだけ人気があるのは、活動内容に魅力があるからなのでしょう。

 

当然、親が決める「ライフスタイル」ですが、この経験が間違いなく子どもを大きくさせるのです。

 

一番人数が多い里親留学では、子どもたちは、里親の家に、スマホやパソコン、ゲーム機などの電子機器を持ち込めないそうです。保護者との連絡も里親を通じて取ることになり、完全に島の子としての生活になっていくそうです。スマホのない生活・・・いいかもしれませんね。

2020年

9月

22日

花文字

今日は、少し足を延ばして、祖父・叔母・いとこが眠る鎌倉霊園という、とてつもない巨大墓苑に墓参りに行ってきました。そこは、お墓なのに「お土産コーナー」も「屋台」も出ています。祖父は102歳の大往生でした。

 

そんなおじいちゃんに、保育園のことやコロナ禍での大騒動の話をしていたのですが、たぶん、空の上から、世の中のことはお見通しなのでしょう。

 

そして、もう一つの目的は、横浜中華街のブラブラ歩きです。かみさんからは、「中華街に行きたくて、墓参りを口実にしている」と言われていますが、私は、中華街の雰囲気がお気に入りなのです。

 

最近の中華街は、大きく様変わりしています。店の外には、派手で大きな電飾看板が立ち並び、「ぐるなびナンバーワン!」とか、芸能人の写真が飾られていて、若者向けの雑貨店は、まるで原宿のようです。

 

時代の流れで仕方のないことかもしれませんが、私は、路地裏の古くから商売を続けている店を選び、小さな食材店をハシゴしながら、なかなかお目にかかれない中華食材を探します。こんな時間が、たまらなく幸せな気持ちにさせてくれるのです。

 

さて、これも昔の中華街にはなかった風景ですが、「花文字」の屋台が何軒か並んでいます。「花文字」を知っていますか。中国の最も古い伝統芸能の一つで、1000年以上の歴史があるそうです。色鮮やかで、一見花のように見える文字です。自分の名前や好きな文字を花文字で描き、飾ることによって運が好転し、開運招福すると言われています。

 

私は、花文字を描く「絵師」の筆さばきに見入ってしまいました。そして、保育園の子どもたちのために浮かんだ文字が「笑顔」です。

 

絵師が描きあげた「笑顔」は、本当に笑っているような優しい文字です。「笑顔」の二文字の中には、花・鳥・鯉など縁起のいい絵が隠れています。絵師が「どこに飾りますか?」と聞くので、保育園の話をすると、「私にも4歳の子どもがいます・・・」と言いながら、花文字の中に、かわいいパンダを描いてくれました。絵師は4歳の子を持つママだったのです。

 

この素敵な「笑顔」の花文字を保育園のどこに飾ろうか・・・楽しみです。

2020年

9月

21日

教師病

この4連休は、飛行機も鉄道も人の動きが戻ってきたようですね。前年比80%くらいまで回復しているようで、やっぱりうれしい気持ちになりますね。8月のお盆に帰省を控えた人たちが、この連休に帰省という人も多いようです。私も秋まつりが終わって、そのまま福島へ・・・昨日は、義理の妹の七回忌の法事でした。いつものお坊さんのお経がとてもいい声で、「お経」に聴き入っていました。

 

さて、これはある小学校の校長先生の話です。

 

『人間は正義の生き物です。ましてや、教師は間違ったことを教えるわけにはいかない職業・・・つい「正しい」ことを語り、「正しい」行いをしてしまいがちです。「それの何が悪いんだ!」と思う人も多いかもしれません。

 

残念ですが、これはいわば「教師病」という重い病です。こういう方には、「こころの処方箋」が必要です。実はこれ、本当にあるのです。』

 

この校長先生は、若き教師時代に、この「教師病」になっていたそうです。そんな時に出会った本が、河合隼雄さんの「こころの処方箋」だったそうです。この本には、全部で55本の処方箋が掲載されています。

 

例えば

「マジメも休み休み言え」「ものごとは努力によって解決しない」「うそは常備薬 真実は劇薬」・・・どうですか、効き目がありそうですね。

 

「教師病」は「正しい病」です。しかし、これが人間関係を難しくするのです。固定された日常にはまると、いつの間にか、自分のモノサシは小さく固くなってしまいますね。

 

「教師病」が治療レベルになったら、「モノサシを大きくする治療」が必要になります。その治療は、苦しいものではなく、とても楽しいものです。それは、①本を読む②人に会う③旅に出るの3つです。

 

民間企業で20年以上働いたおやじ園長は、「正しいこと」を主張し続けることは、決して、人間関係がうまくいくとは限らないことを知っています。「正しいウソ」の存在も必要です。

 

ここら辺を保育園の子どもたちに教えるのは、まだ早いですし、難しいことですが、私たち大人は、「こころの処方箋」が必要になったら、ためらわずに、お世話になりたいですね。

2020年

9月

20日

令和2年秋まつり つづき

広い屋上を1周して、子どもみこしが戻ってきました。そして、いよいよコンサート並みの音響設備が活躍します。「ともだち音頭」を子どもたちは「輪」になって踊りました。小さい園児は、真ん中の小さい輪の中で踊ります。

 

予想通り「かわいすぎる!」パフォーマンスを見せてくれました。外側の大きな輪で踊る寺子屋園児と小学生は、「カッコイイ!」パフォーマンスです。振り付けも完璧に決めて、浴衣や甚平姿が本当に似合っています。昨年踊った「お化けの花火音頭」もリクエストで踊りました。

 

そして、楽しみにしていた「お店屋さん」がスタートです。まずは、「カレー屋さん」と「フランクフルト屋さん」が開店しました。カレーライスは、朝から給食の先生が100人分以上をせっせと作ります。そして、カレー屋さん担当の子どもたちに「まるでインド人」衣装を用意していました。演出はバッチリです。後は「声出し」ですが・・・最初は声が出ず、ただぼっ~と立っているだけの子どもたちに、販売接客経験豊富なママがコーチ役になってくれました。急に、子どもたちのセールストークが盛り上がります。

 

フランクフルト屋さんは、今回初めての出店です。昨年までは、夏まつりだったので「かき氷屋さん」を展開していましたが、サマーキャンプのバーベキューで好評だったフランクフルトに決まりです。炭火で、じっくりと焼くので、表面パリパリ、中はもっちりのおいしさです。160本用意したフランクフルトが、順調になくなっていきます。

 

まずは、ゆっくりと食事を楽しんでいただき、いよいよ「ゲーム屋さん」が開店です。今年のゲームは、ドラえもんとのび太の的に、ボールを投げ込むアトラクションを作りました。7つのボールをドラえもんのポケットの中に投げ込みます。入っても入らなくてもお菓子の詰合わせが景品です。

 

食事やゲームを楽しんだ後は、子どもたちは、いつもの屋上遊びです。保護者の皆様には、屋上での我が子の遊びを実際に見ていただきました。ファームの野菜や飼っている生き物を覗き込みます。ミドリガメのおうち・クサガメのおうち・ザリガニ・おサカナのいけす・ニホンイシガメの子どもと、屋上ではたくさんの生き物が暮らしています。

 

どろんこ広場にあるカメ池には、クサガメとニホンイシガメが合計15匹ぐらい暮らしているのですが、推定年齢20歳以上の大きなクサガメ3匹は、人間が池に近づくと、「エサをくれ!」と寄ってきます。孫とカメを観察するおじいちゃんおばあちゃんもビックリです。

 

まったりとのんびりと楽しい時間が過ぎていきます。3時からスタートした秋まつりも、そろそろ空が暗くなってきました。夏と違って日の入りが早いのです。

 

最後に、子どもみこしと「ともだち音頭」で締めて、結局、一滴の雨も降らずに、秋まつりは無事に終了しました。いつもとは違う雰囲気や浴衣や甚平に着替えるという非日常感に、最初は、泣いてしまった園児もいましたが、最後は、子どもたちも保護者たちも全員笑顔です。

 

そして、終了後にパパママたちの大活躍がありました。何時間もかけて準備した秋まつり会場の撤収が、ほぼ全員でお手伝いいただき、あっという間に終了しました。本当にありがたかったですね。ホワイトきゃんばすの保護者たちにあっぱれ!です。

 

秋まつり会場の入口に演出した、子どもたちが作ったうちわと自分の似顔絵をお土産にして、大満足の顔で子どもたちは家路につきました。きっと、親子の会話で盛り上がったことでしょう。

 

コロナ禍のイベントだったので、保護者の皆様には、マスク着用や飲食も間隔を開けるなど配慮いただきき、本当に楽しい、元気の出る時間を過ごすことができました。おかげさまで、子どもたちの笑顔がいっぱいの秋まつりを行うことができました。本当にありがとうございました。

2020年

9月

19日

令和2年秋まつり

天気予報は、昼過ぎから雨・・・親子遠足も雨の予報を覆して晴れたので、奇跡を信じて、朝から秋まつりの設営をしていました。卒園児の小学生も手伝ってくれます。ゴザを敷いたり、テーブルを並べることより、お店屋さんの設置や釣り銭の準備の方が楽しいようです。(笑)

 

すると、イベント会社に勤務するパパが登場です。今回は、スピーカーを4つ用意していただき、マイクパフォーマンスもばっちりの演出をしてくれました。音響の準備には、他に2人のパパが参加していただき、本日付けで保育園の「おやじの会」が結成されました。

 

ホワイトきゃんばすには、保護者会やPTAはありませんが、「おやじの会」が、今後イベントでの力仕事を担ってくれます。ありがたいですね。

 

そして、午後3時・・・秋まつりがスタートです。今年度の保育園のテーマは「ともだち」です。子どもみこしは、子どもたち全員の顔写真が飾られています。子どもたちは、みこしにある友だちの写真を見ながら、「○○ちゃんだよ」と保護者に教えています。

 

今年の秋まつりも多くの保護者や兄弟が参加してくれました。総勢140人です。今回初めて保育園の行事に参加されたおじいちゃんおばあちゃんもたくさんいました。かわいい孫の姿に終始笑顔です。(笑)

 

卒園児の小学生も11人が集合してくれました。お店屋さんのお手伝いをしてもらいます。自分たちが保育園時代にお店屋さんは経験しているので、後輩たちには、頼りになる存在です。こうして、卒園後も、保育園のイベントに参加し、そこが、同窓会のようになります。このつながりがあるからこそ、小学生になっても、保育園が子どもたちの心地よい「居場所」になっているのです。

 

「わっしょい!わっしょい!」の掛け声が、屋上に響きます。子どもみこしが動き始めました。カメラやビデオを持った保護者が子どもみこしを取り囲み・・・子どもたちの声がますます活気に満ちてきます。

 

子どもたちの元気の前に、空にあった怪しい雨雲もどこかに行ってしまったようです。(笑)・・・つづきは明日です。

2020年

9月

18日

フルネームで呼ぶ

今日の体操教室・・・帰り際、子どもたちに「では、みんな後ろを向いて・・・○○先生さようなら」と私が言うのですが、何と、間違えて前担当のコーチの名前を呼んでしまったのです。「あたっ~!やってしまった」すぐに謝るものの、恥ずかしくて穴があったら入りたい気持ちに久しぶりになりました。

 

名前を間違えるなんて・・・まったくです。私の苗字は、まずお目にかかれない読み方ですので、読み間違いをされても、全く気になりません。しかし、誰もが下の名前については、親が「こう育って欲しい」という願いが込められているので、うっかりは、シャレになりませんね。

 

保育園では、子どもたち同士は、当然下の名前で呼び合います。「○○ちゃん」「○○くん」と言った感じです。呼び捨てもありますが・・・(笑)

 

園長は、園児をフルネームで呼ぶ癖があるのですが、下の名前で呼ばれていることに慣れているので、「ポカーン???」とする子どもが多いですね。

 

ある中学校2年の担任の先生の話です。その先生は、クラスメート全員に対して、初めての会話の際、名簿も見ないで一人一人にフルネームで呼びかけるそうです。当然、生徒たちは、驚き、唖然とし、「どうしてなの?」となるそうです。

 

ある生徒が「どうしてできるの?」と理由を尋ねたところ、新しい名簿と1年生の時の集合写真をじっと見比べ、「この人はどんな性格か?」「この名前にどのような思いが込められているか」を考え、数日かけて一人ずつ覚えていったそうです。この先生は、担任になると毎回行っているとのことでした。

 

また、私が知っている小学校の校長先生は、休み時間に全児童一人一人に、固有名詞で話し掛けます。どうやって、名前を覚えるのか…不思議ですね。

 

名前には、一人一人の物語があるとするならば、例えば、成人式などで久しぶりに仲間と再会した時に、小学校や中学校の思い出をどれだけ固有名詞や具体的なエピソードで語り合えるか・・・そんな小中学校時代を過ごせたら幸せですね。

 

身近な人以外でも、名前で呼ぶ習慣をつけたいですね。確実に、自分への印象が変わることは間違いありません。

2020年

9月

17日

理想のリーダー像

今日は、土曜日に行う「秋まつり」で、子どもたちが踊る「ともだち音頭」を実際に屋上で練習してみました。毎日、朝の会で教室内で踊っているので、バッチリです。そして、「子どもみこし」も「わっしょい♬わっしょい♪」と声を出して、担いでみました。こちらも元気一杯です。

 

本番では、浴衣や甚平姿に子どもたちは変身するので、大いに盛り上がることでしょう。楽しみになってきました。

 

さて、第99代首相に菅義偉自民党総裁が選出され、先日は、野党第一党の代表に枝野氏が選ばれ、与野党ともに、政治の世界では理想的なリーダー像への関心が高まっています。

 

今日は、霊長類から考える理想のリーダー像の話です。

 

サルの世界では、リーダーというよりもボスがいます。リーダーとは、組織を構成する人々の期待を集めみんなを導くトップですが、ボスは、力で支配し、人々の期待ではなく、自分の思うように社会を動かします。しかし、ボスの力が衰えると他のサルに地位を奪われます。クーデターや武力抗争で人間社会のボスが駆逐されるのと同じです。

 

それに対し、ゴリラは家族単位で暮らし、メスは自分の好むオスを選んで動くので、オスはメスに選ばれて頼られる存在なので、リーダーに近いと言えます。メスや子どもたちに最大限の注意を払い、危険が迫ると真っ先に飛び出していくのがリーダーのオスです。

 

チンパンジーは、複数のオスとメスが共存する数十頭の群れで暮らすのですが、オスの存在感が大きく、オス同士が連合関係を作り、別のグループと張り合い、優位に立った方が主導権を握り、その中で一番強いオスがリーダーとなります。

 

チンパンジーの仲間で、ボノボという別種は、オスがメスよりも弱く、オス同士では連合関係は結びません。隣りの群れとも平和につき合い、めったにケンカをしないそうです。どちらかというと、強いリーダーが不在の状況です。

 

日本の政治を見ると、チンパンジー型と言えるようです。今回の総裁選でも派閥の勢力が結果を大きく左右し、男の政治家ばかりが表面に出ます。そして、国単位だと、規模があまりにも大きすぎますね。

 

集団が小さければ、ゴリラのように、みんなに注意を払えるリーダーを選ぶことができます。コロナ禍で首相よりも地域の首長たちが大きく目立ちました。首長たちの決断が、すぐに人々に行き渡るからです。

 

さて、これからのリーダー選びは、どんな形がいいのか・・・難しいですね。どんな形であれ、単独のリーダーでは、権力が集中します。そこで、先頭に立つリーダーを複数選び、役割を分担させるべきだという意見が議論されるようになってきました。

 

霊長類で言えば、ゴリラとボノボの特徴を併せ持ったような社会にするという考えです。これまた、正解かどうかは難しいですね。

 

これからの時代は、女性のリーダーが増えていくことは間違いありません。女性のリーダーの特徴は、強権を振るわない、共感力で人々を説得するというイメージがありますね。

 

これまた、コロナ禍では、ドイツ、ニュージーランド、台湾の女性リーダーが、的確な判断をし、国民の共感を得ています。

 

う~ん・・・国家レベルの政治の話は、難しいので、今、あなたが属している組織における理想のリーダー像を考えるところから始めましょうか・・・。

2020年

9月

16日

ムシできぬ食材

今日は、午前中保育園を抜けて、さいたま市防災センターまで、一時救命処置の講習を受けに行きました。

 

呼吸をせず、心肺停止状態の人への胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実習や人工呼吸、AEDの使用法などを実践で学びました。

 

現在、119番で救急車を呼んでから、現場に到着するまでに、平均8分かかるそうです。8分で、来てくれるんだ・・・早い!と思う人もいるかもしれませんが、この8分間に、心肺停止状態で何もしなかった場合の生存確率は、当然低くなります。

 

しかし、救急車が到着するまでに、私たち一般人でも、心肺蘇生のために、胸骨圧迫や人工呼吸を行い、AEDを適切に使用することで、命が助かる可能性が2倍になるそうです。

 

今回の目的は、保育園の園児が、何らかの事故によって、心肺停止になった時に、園長が、冷静に「○○先生119番に電話してください!」「○○先生1Fサービスカウンター前のAEDを持ってきてください!」と指示を出して、胸骨圧迫と人工呼吸をするというシミュレーションを確立させるためです。

 

救命処置は、一人の力ではできません。まわりに呼びかけ、多くの人の力を借りるのが大切です。今日の経験を十分に活かして、子どもたちの命を守る行動につなげます。今後、順番に、職員全員にこの講習を受けてもらう予定です。

 

さて、1980年代後半に、あの手塚治虫さんが、「火の鳥 太陽編」で、近未来の地下都市で、昆虫が食料品として流通している場面を描いていました。当時は、虫を食べることなど、SF漫画の世界のことでした。

 

ところが、人口減少が社会問題となっている日本や先進諸国がある中、世界人口は2050年まで確実に右肩上がりで増えていくというデータが出ているようです。つまり、食糧難の時代が必ず来るのです。特に、たんぱく質は、遠くない将来、供給が追い付かなくと予測されています。

 

たんぱく質のもとになる、牛や豚などを育てるには大量の水や飼料が必要になります。たんぱく質1キロを生産するのに必要な飼料は、豚で5キロ、牛では10キロなのに対し、昆虫なら1.7キロで済むそうです。こうなると、ムシできませんね。(笑)

 

日本の食文化として、イナゴのつくだ煮や蜂の子を食べる習慣がある地域はありますが、「虫はちょっと・・・」「絶対に無理」「食べたくない」というのが、本音ですね。保育園には、ムシが触れないママもいるので、「食べる」なんて、とんでもないかもしれません。

 

しかし、無印良品では5月に販売した、コオロギ粉末入りのせんべいが「エビせんべいみたいでおいしい」と生産が追いつかないほどの売れ行きになっているそうです。

 

人間は、慣れる生きものです。私たちの食卓と虫は近づいていくのかもしれませんね。

2020年

9月

15日

ウポポイ

今日の運動会の練習は、寺子屋園児の「紅白対抗リレー」です。組体操⇒紅白対抗リレーと運動会の大トリを飾る、迫力の競技となります。毎年、練習からのプロセスが物語となり、勝っても負けても、本番での子どもたちの成果へとつながっていくのです。

 

年長・年中園児は、昨年のことを思い出しながら、バトンを繋ぐことに集中します。年少園児は、初めてのリレーにどうなることやら・・・

 

バトンを受け取った白組年少園児が、そのまま立ち止まったままです。何と、遅れて走る赤組の園児を待っているのです。先輩たちから「○○くん!走るんだよ!」とゲキを飛ばされます。また、バトンを上手につなぐことができず、落としてしまった赤組アンカー。しかし、彼は慌てません。冷静にバトンを拾って、1メートル先を走る白組アンカーをゴール手前で大逆転勝利です。

 

30メートル走では、自分一人が勝つか負けるかの勝負ですが、紅白対抗リレーでは、チームの力で勝敗が決まることを年少園児は、何となくわかったようです。練習にもかかわらず、明日からの熱い戦いが大いに楽しみになってきました。

 

さて、今日は「ウポポイ」という、7月に北海道白老町に開業した施設の話です。国立アイヌ民族博物館などの複数施設からなる、アイヌ文化復興拠点がウポポイです。アイヌ語で、ウポポイは「おおぜいで歌うこと」という意味だそうです。

 

この施設に、全国の小・中・高校から700校近い修学旅行の申し込みが殺到しているとのことです。

 

私は、学生の頃には、「北の国から」に魅せられたこともあり、何度も北海道を旅していますが、アイヌ文化の深いところは、勉強したことがありません。ウポポイでは、アイヌ民族をテーマにした博物館や、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「アイヌ古式舞踊」をはじめとした伝統芸能の体験や、アイヌ料理、手仕事などを体験できるプログラムが充実しているそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、全国の学校で修学旅行が中止となる中で、「一つでも多くの体験を通して深くアイヌの人々や文化について学んで欲しい」とウポポイの担当者は語ります。

 

こんな施設・・・まさに、保育園ホワイトきゃんばすが遠足で行きたい場所です。学びの体験ができるなんて、子どもたちの好奇心につながっていきますね。

 

埼玉からは、かなり遠い場所ですので、いつか、ここに行けることが出来たら、子どものような「やわらか頭」で、しっかりと学びたいと考える、おやじ園長です。(笑)

2020年

9月

14日

猛暑列島

屋上ファームも秋の計画に向けて、動き出します。昨日は、覚悟を決めて、ファームの草むしりをひたすら行っていました。スイカ畑だったところは、高さ1メートルほどの草がびっしりです。

 

すると、スイカが1つ隠れていました。食べられるかな?と割ってみると、残念、熟しすぎて、子どもたちのおやつにはなりません。そして、気合を入れ直して耕し、秋植えのジャガイモ畑に変身です。

 

9月も半ばというのに、むし暑く、ポロシャツは、汗びっしょりで、白く塩が噴き出していました。水分補給は、ざっと2リットルです。「よし、ここに、子どもたちとジャガイモの種イモを植えよう」とホームセンターに行ったものの「今シーズンの種イモは終了しました」と3軒のホームセンターをはしごしても、すべて売り切れでした。

 

もともと、秋植えのジャガイモは、あまり量が多くないことと、コロナ禍で、家庭菜園の需要が高くなったようです。

 

いつもは、9月上旬までに、秋植えジャガイモの種まきは終わっているのですが、今年は、残暑が続いたので、涼しくなるまで少しタイミングをずらしたのが失敗です。何とか、ネット販売で種イモを予約することができたので、到着次第、植えることにします。

 

また、トマト畑やトウモロコシ畑の後には、大根の種を蒔きます。一般的な青首大根に大きなカブのような聖護院大根、短足の大根と何種類かを楽しむ予定です。9月中には、大根の仕込みを終わらせます。そして、子どもたちが楽しみにしている、さつまいもの芋掘りも、そろそろです。

 

ということで、9月になっても、日本は「猛暑列島」ですね。遠い記憶をたどっても、「自分が子どもの頃とは暑さのレベルが違う」と大人の多くが感じていることでしょう。ちゃんと、数字が証明しています。

 

8月の最高気温平均を都道府県別に調べると、今から40年前の1980年では、平均30度を超えたのは4県だけでした。東京都は入っていません。ところが、現在では、北海道や青森県などごく一部の県以外は、平均で32度を超えています。最高は、34.3度です。平均が、34.3度ですよ・・・たまらないですね。

 

そして、東京や大阪などの都市部では、ヒートアイランド現象もあり、沖縄県よりも暑いのです。

 

私もこの8月は、お盆休み期間含め、長時間の屋上ファームの仕事は、自粛しました。今後は、8月に屋外でスポーツや作業をすることが、本当に命の危険を伴うことになっています。

 

う~ん!日本は、四季のある素敵な国ですが、夏については「猛暑列島」を認識しないといけませんね。

2020年

9月

13日

「対話的で深い学び」の「対話」って?

小中学校で、緊急事態宣言が解除され、授業が再開された6月以降、小学校の先生方から、「対話的な授業をするにはどうしたらいいか?」という問題が起きました。コロナ禍では、みんながまっすぐ黒板の方を見て授業を受けることが多くなり、アクティブラーニング型の授業に変えようという時に、時代が戻ってしまったのです。

 

「対話的で深い学び」の「対話」とは、いったい誰と誰との対話か?を少し考えてみませんか。多くの先生は、「子ども同士」とか「先生と児童」と答えます。もちろん、間違えではありません。しかし、「対話」とは、単に「会話を交わす」ことだけでなないようです。

 

可愛い子役として注目を集めた女優「芦田愛菜」さんは、今や16歳となり、その発言の深さが注目を集めています。彼女は、超読書好きだそうで、子役の時も1カ月60冊の本を読んでいたそうです。

 

「対話」の基本は、読書と考えると、パズルのピースがぴったりはまります。つまり、読書をしながら、作者と、登場人物たちと、そして自分自身と深く対話しているのです。そう言えば、私も一冊の本を読み終わった時に、ブツブツと自分に問いかけています。「おい。おまえ・・こんな生き方でいいのか!?」とか、登場人物に感情移入することも多いですね。

 

「読書」は、文章を読みながら、自分の頭の中で、様々なイメージを広げることができ想像力が豊かになると、よく言われています。そして、もう一つ、読書には「対話的で深い学び」につながるということもあるようです。

 

「対話」は、言葉と言葉の会話だけでなく、自分の心の中でもできるのです。一人で読書にふけっている子に「外でみんなと遊びなさい」と注意することは、とんでもないことですね。保育園で、静かに絵本を読んでいる園児を「今○○ちゃんは、心の中で対話しているんだ・・・」と思って、今まで以上に、そっとしておくことにします。(笑)

2020年

9月

12日

学校ではできない「社会」の体験

今年の我が家の「いちじく」は豊作で、まだまだ収穫が続きます。今日は、お昼寝タイムに、小学生がイチジクジャム作りに挑戦です。さすが小学生で、普段からママの料理の手伝いをしていることもあって、手順を一度教えるだけで、美味しいジャムの完成です。

「いじちくの実が残った方がなんかいい・・・」と実を大きめに切るのも、小学生の提案です。

 

さて、先日6歳女の子がうれしそうにCDを持ってきました。「園長先生ながして・・」と言うので、聞いてみると、彼女がDJのラジオ番組です。これは、キッザニア東京で、DJ体験をしたときの内容でした。

 

彼女のママは、ふだんは、子どもがのびのびと育ってくれれば・・・と、子育てに関するこだわりは、あまり感じられないのですが、「大人の仕事を経験させたい」という考えはとても強く、今まで10回以上も3人の子どもたちをキッザニア東京に連れて行ってます。

 

キッザニアは、教育機関ではなく、職業体験の場です。そこでは、子どもは、大人として非日常を体験します。スタッフは、子どもたちを「○○さん」と大人扱いします。「くん」や「ちゃん」ではありません。

 

スタッフは、「先輩社員」として「後輩社員」の子どもたちと接します。仕事を教える事だけではなく、やりがいや本質といったことを子どもたち自らが気付きやすくするためだそうです。

 

ディズニーランドのようなテーマパークのように、非日常を体験して「楽しかった!」で終るのではなく、同じ非日常の中にも、子どもたちに、実社会に近い体験をし、その職業がどういう思いや理念なのかを学んで。社会の仕組みを知るきっかけなるようなプログラムです。

 

6歳女の子は、好奇心旺盛で、新しいことに積極的にチャレンジする性格なので、キッザニア東京に行った翌日には、「えんちょうせんせい・・・きいて・・・」と延々とお仕事の話が続きます。私は、ニコニコしながら聞いています。

 

保育園では、子どもたちに、パパやママのお仕事の話をよくします。パパママがお仕事をがんばっていることを伝える事も目的ですが、「仕事をする」ことの重要性を教えます。

 

キッザニアで体験した企業に実際に入社したというエピソードもあるそうで、保育園では、民間企業出身のおやじ園長が、子どもたちに「仕事」を熱く語りながら、将来の目標を考えるきっかけになってくれれば・・・思っています。

2020年

9月

11日

「教える」姿勢に傾いていないか

保育園に、スペシャルなバッテイングマシーンが到着しました。はい。作りは「おもちゃ」ですが、なかなかのもので、早速、野球好きと新しもの好きの園児たちで、盛り上がりました。

 

ボールをティーの上に置くと、自動的に、ボールが浮き上がります。浮いたところをバットでかっ飛ばすという単純なつくりですが、子どもたちに、バッティングの基本を教えるには、もってこいのマシーンです。

 

保育園で野球が一番上手な年長男の子が、簡単にボールをかっ飛ばします。これを見た他の園児も、「俺だって…私だって…」と次々と挑戦するのですが、バットが空を切ります。それでも、何度か挑戦しているうちに、ボールに当たるようになってきます。こうなると、子どもたちは楽しくなってきます。

 

今日は、好奇心旺盛な、年少3歳児の園児まで、ざっと8人が挑戦しました。一度、屋上でどれだけかっ飛ばせるか、やってみようと思います。

 

さて、北海道美瑛町にある「国立大雪青少年交流の家」に勤務する先生の話です。この先生は、大学を卒業して教員となります。当時は、教員とは「学校教育」を指すものであったそうです。学習指導要領や教科書に沿って、一定の時間内で、既定の学習内容を習得させることに重点を置き、必要以上に手を貸すなど、いつしか「教える」姿勢に傾いていたそうです。

 

ところが、2年前に青少年交流の家に赴任すると、学校現場を離れ、学校を外から見ることで、体験活動を通じて得られる「非認知能力」の習得や、教室では行うことが難しい五感を使った学習方法に触れます。

 

この経験が、子どもたちの自主性を尊重する学習の在り方や子どもとの接し方を見つめ直すことにつながったそうです。

 

時間に余裕を持ったプログラムで「子どもの気付きを待つ」・・・

「失敗を許容する」体制を整え、子どもたちが小さな成功体験を積み重ねる・・・

 

これは、保育園の子どもたちに対しても同じですね。保育園には、小学校の学習指導要領のようなバイブルに縛られることは少ないですが、職員が「教える」ことと「見守る」ことのバランスは、異年齢の環境もあり、園児一人一人バラバラです。

 

子どもたちが「自分で考える」に持っていけるように・・・したいですね。

2020年

9月

10日

家庭菜園に癒されて

今日は、園児全員で屋上遊びをしました。寺子屋園児は、ここ数日、西文ひろばで運動会の練習をしていたので、ちょっと、息抜きです。

 

しかし、年長女子たちが「ローラースケートやりたい!」です。練習もろくにやっていないので、へなちょこスケーターです。三輪車の後ろの手すりにつかまって、歩く練習をするのですが、まともに歩ける子は、1人だけです。運動会が終わってから、屋上遊びの中で、マスターしてもらいましょう。

 

さて、保育園の子どもたちの多くで家庭菜園を行っています。連絡ノートに、おうちの野菜を収穫するシーンがよく書かれています。保育園の屋上ファームで収穫した野菜は、子どもたちがバクバク食べるように、おうちのミニトマトは「○○のトマト」として、大切に、そして、美味しく食べられているようです。

 

「サカタのタネ」は、外出自粛が呼びかけられるようになった春頃から、初心者向けの商品の売上が好調だそうです。栽培が比較的簡単なハーブ類の種を見ると、3月は前年比147%、4月は154%と急激に伸びています。コロナ禍を機に、家庭菜園を始めたのでしょう。ハーブなら庭がなくても、プランターで簡単に栽培できますね。

 

保育園の近くにもありますが、市民農園として、レンタル畑を運営する「アグリメディア」によると、5月の新規契約者は、前年の2倍。その後、どんどん契約が増えて、8月には3.5倍になったそうです。

 

「3密にならず、自然と触れあえて運動にもなる。レジャー感覚で利用してもらっているのでは。また、将来のため・・・」と答える人が増えているそうです。子育てをするにも、子どもと一緒に、農作物を育てるというライフスタイルに、関心が高まっているようですね。

 

実際に、家庭菜園を始めた親子は、これまでに、ナスやトマト、オクラなどを育て「無農薬で野菜の味が違う」と言います。もちろん、農薬を使わないということもありますが、美味しい理由は、「自分たちで、土を耕して、汗を流して作った」という大きな付加価値があるからですね。

 

家庭菜園は、自然を満喫するだけでなく、天候などで、思い通りに収穫が進まないところも、何だか人生のようで、いいのかもしれません。

 

畑仕事は、土に触れ、草の香りを楽しみながら、時には虫との遭遇・・・子どもたちにとっては、五感を刺激する最高の経験です。

2020年

9月

09日

ざんぎり頭を叩いてみれば・・・

今日も真夏のような天気の下、西文ひろばで、運動会の練習です。寺子屋園児は、30メートル走を実際に走ってみました。「勝った負けた!」で大騒ぎですが、ポイントは、運動会当日までに、悔しい気持ちや速くなりたい気持ちで、どれだけ頑張ったかです。

 

さて、「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」というフレーズ・・・日本史の時間で習った方も多いかもしれません。

 

明治維新後、チョンマゲを切って、新しいヘアスタイルである「ざんぎり頭」になっていくのですが、その手順はどうだったかと思いますか?

 

当時の男性は、月代(さかやき)といって、頭のてっぺんまで剃り上げた髷(まげ)をのせていました。現代のお相撲さんの大銀杏は剃り上げないので違いますね。

 

①髪を全部剃り、坊主頭にしてから髪を伸ばした

②ますは、月代部分を伸ばしてからチョンマゲを切った

③いきなりチョンマゲを切って、落ち武者スタイルになってから髪を伸ばした

 

それぞれのパターンがあったようですが、一番多いのは②だったようです。しかし、チョンマゲをやめない人も、明治維新直後は多かったようです。

 

そこで、冒頭の「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」の意味を考えてみてください。中学生の頃の私は、明治維新で、単純に日本の男性の髪型が大きく変わったことを表現していると思っていましたが、もう少し深い意味があるようです。

 

「ちょんまげ頭の人は、古いものにしがみついて変わりませんという気持ちを表し、ざんぎり頭の人こそ文明開化の波に乗り進んでいる人だ」という意味が込められています。

 

さて、令和の時代になると、人々の価値観も文明開化の時代のようにはいきません。古いものにしがみつくのは、いかがなものか?ですが、古いものを大切にして、古いものの価値をきちんとい理解できる人が、時代の波に乗っている人かもしれませんね。

 

今日は、昔の話のようですが、わずか150年ほど前の「ざんぎり頭」と「文明開化」の話に浸ってみました。

2020年

9月

08日

子どもの異変

今日は、運動会を行う「西文ひろばグランド」へ、2歳児以上の園児を連れて遊びに行きました。初めての運動会を経験する園児には「ここで運動会をやるんだよ」という意識付けでもあります。

 

先日の「親子遠足」は、本来ならば、6月に行う予定でしたが、中止ではなく延期で9月に行うことができました。そして、運動会は、予定通り行います。

 

保育園の子どもたちにとっては、小学校や中学校に比べると、昨年とは違う場所にはなっていません。子どもたちも、いつも通りたくさん遊んで、たくさん学び合う環境にあります。

 

しかし、小学生では、学校再開が決まり、ホッとしたのもつかの間、学校はこれまでと違う場になっていました。休み時間に友だちと話をしていると、先生が飛んできて「離れてね」と注意されます。給食も無言で食べ、終わったらすぐにマスクをつける。

 

校庭で遊ぶ時はボールや鉄棒は使えず、鬼ごっこもソーシャルディスタンス・・・休校の遅れを取り戻そうと授業のペースは速くなり、音楽や図工など楽しみな授業は削られ、土曜の登校も増えました。

 

新型コロナは子どもたちの生活を大きく変えました。突然の休校で友だちに会えなくなり、楽しみにしていた行事や目標にしていた部活の大会、コンクールは中止になりました。再開後の学校は授業が詰め込まれ、おしゃべりも制限される。多くの子どもたちが不満や不安を募らせています。

 

義務教育下での公立校では、文科省、教育委員会での決定を無視して、学校独自の活動は現実的にはできません。

 

私たち大人は、「自分の思い通りにならないことをいっぱい経験して、子どもたちは成長するものだ!」と言い、その通り、子どもたちは、何度も壁を乗り越えて成長していきます。しかし、今回のコロナ禍では、あまりにも自分でコントロールできないことや見通しの立たないことだらけです。子どもたちの健全な生活リズムが大きく崩れ、回復が難しくなっているのが現状なのかもしれませんね。

 

今日の寺子屋では、運動会で行う30メートル走の初めての練習を行いました。ホワイトきゃんばすが大好きな「勝ち負けがつく競技」です。今日は、速い走り方を教え、運動会まで練習をがんばった人が一番偉いという話をして、実際に走ってみました。

 

コロナ禍では、小中学生の多くが運動不足となり、スマホやゲームに熱中することで、肩こりになる子どもが多いとのことです。学校再開で急に運動量が増えたことで、通常では考えられないような事故やケガが発生しているそうです。

 

そんな話を聞くと、運動会に向けてライバル心をむき出しにして、頑張る気持ちを前面に出す保育園の子どもたちを見ながら、早く、小中学生が、日常の生活に戻ってくれることを願うだけです。

2020年

9月

07日

イチジクジャムを作りました

今日の連絡ノートには、親子遠足の保護者の感想が、たくさん書かれていました。ただの里山が、職員の解説で、素晴らしい自然の学びの時間となった・・お弁当をおいしく食べる子どもを見ているだけで幸せ・・ゲーム大会では、我が子のために燃えました・・セミの抜け殻集めゲームが本当に楽しかった・・まだまだ、コメントがいっぱいですが、体調を崩した園児もなく、暑さに負けず、子どもたちも保護者の皆様も本当にがんばりました。そして、たくさんのコメント・・・ありがとうございました。

 

今日からは、運動会の練習もスタートです。まずは、寺子屋園児が組体操の練習を始めました。年少の3番さんにとっては、初めての取り組みに、動きはバラバラです。(笑)

10月17日の運動会まで、練習を重ねて、あっという間に、上手になっていくのです。

 

今日は、遠く離れた台風10号の影響を受けて、さいたま市も雨が降ったので、練習の後は、イチジクジャムを作りました。

 

我が家の庭に、8月終わりから9月にかけて、イチジクが実をつけます。私の大好きな果物ですが、家族はあまり興味がないので、たくさん収穫したイチジクは、保育園の子どもたちのために有効活用されるのです。

 

記録を見ると、昨年も同じタイミングで、イチジクのジャム作りを寺子屋でやっていました。せっかくですので、今日は、イチジクのうんちくタイムです。

 

イチジクは、漢字では「無花菓」と書きます。花のない果物らしい名前ですね。では、イチジクの花はどこにあるのか?見たことがありますか?

 

驚くことに、イチジクの実の内側には袋のような空洞があり、その袋の内側に小さな花がぎっしりと並んでいるのです。他の果物のように、ハチなどの虫が受粉の手助けをするのではなく、単位結果性という受粉しないで実がなる性質を持っています。

 

どうですか・・・少し不思議な果物に見えてきましたか。イチジクの花言葉は、「実りある恋」「子宝に恵まれる」だそうです。1本のイチジクの木には、多くの実がつくことから、豊かで幸せにあふれた状態を表す花言葉が与えられたようです。

 

さて、そんなイチジクを子どもたちは、1/4に包丁でカットします。寺子屋1番年長園児は、サマーキャンプでの経験を活かして、危なげなくできるのですが、寺子屋3番年少園児は、指を切らないかとヒヤヒヤです。子ども用包丁を使用するのですが、何とか寺子屋全員ができました。

 

寸胴鍋に入れて、砂糖をまぶします。水を少し入れて、弱火でコトコト煮ます。子どもたちが、木べらでかき混ぜながら、ジャムらしくなってきました。レモン汁を投入し、もう少しコトコト煮て出来上がりです。

 

本日登園した園児全員分のお土産が完成です。「トーストにぬりたい」「ヨーグルトに入れて食べる」と、ワクワクの子どもたちですが、イチジクジャムが万人に受け入れられるかどうか・・・明日の感想を楽しみにします。

2020年

9月

06日

令和2年度 親子遠足 つづき

お弁当タイムは、子どもたちが、遠足前から具体的にイメージできるので、一番のお楽しみタイムです。

 

広場へ移動します。そこには、大きなエノキがあって、木陰を作っています。日陰に入り、さわやかな風が少しだけ、涼しさをもたらしてくれます。

 

各ファミリーのお弁当タイムを覗いていきます。子どもたちだけでなく、パパママもいい笑顔です。しっかり歩いて、汗もたくさん流して、仲の良い家族同士は、一緒になって食べていますね。

 

子どもたちは、弁当を食べながら、エノキの枝が気になります。そこにぶら下がって、「見て見て!」と大騒ぎです。小学生は、木登りに夢中です。

 

「カヤネズミ」という日本最小のネズミは、昆虫ほどの大きさです。カブトムシくらいです。カヤの葉に、巣を作っていました。エノキの根元に生えるキノコが「エノキダケ」です。スーパーで売っているのは、人工的に栽培されたものです。今日は、エノキが実をつけていました。鳥の好物ですが、昔の子どもたちは、おやつにしていたそうです。乾燥したアンコの味がします。あまり美味しくないですが。(笑)

 

お腹いっぱいになったところで、恒例の親子ゲーム大会です。親子ゲームは、毎年大盛り上がりです。遠足の思い出として、欠かせなくなってきました。年中5歳男の子が、風船運びレースで、ライバルの男の子に負けて号泣しています。それを見たママが、大魔神のように燃えました。

 

その後の親子レースで、パパたちを相手にしても、驚異的な身体能力で撃破します。「目の前で、息子がやられたので、こうなったら、倍返しだ!」と、美人ママが吠えます。

 

そりレースは、そりに乗った我が子を親が引っぱります。毎年一番の盛り上がりとなり、そりに乗った子どもたちも笑顔いっぱいです。最後のゲームは、「セミの抜け殻集め」です。今回のフィールドワークで学んだことを子どもたちが、すぐに実践します。次々と、セミ抜け殻を発見します。大人の方が、なぜか見つけられません。(笑)

 

わずか数分の間で、2チーム合計79個の抜け殻を見つけました。2歳の男の子そっちのけで、5個の抜け殻をゲットしたママは、昆虫顔になって夢中に探していました。

 

初秋の親子遠足の予定が、真夏の天気となりましたが、誰一人、暑さに倒れることもなく、ざっと4時間の「自然の中での素敵な時間」が終了しました。

 

コロナ禍で、当初は6月に予定していた親子遠足を9月に延期したものの、ホワイトきゃんばすの遠足スタイルである、「解説員にご協力いただき、学びや体験がある遠足」を受け入れてくれるところがなかなか見つかりませんでした。

 

北本自然観察公園も、緊急事態宣言が解除されるまでは、休園していましたが、9月以降に、保育園や幼稚園の遠足の受け入れを始め、なんとか、親子遠足ができる運びとなりました。

 

今回の親子遠足も「保育園ホワイトきゃんばすらしい遠足」になったと、園長は思っていますが、初めて参加される保護者が多かったので、この遠足を機に、親子で自然を楽しむ時間が増えるとうれしいですね。そして、もともと屋上遊びで、虫に強い子どもたちが、より深い学びへと進んでいくことでしょう。

 

北本自然観察センターの職員の皆様・・・カメラマンのアンパンマンおじさん・・・そして、たくさん歩いて頑張った子どもたちと保護者の皆様に感謝をして・・・大満足の親子遠足でした。

2020年

9月

05日

令和2年度 親子遠足

先日から子どもたちが楽しみにしていた親子遠足・・・雨の心配も吹っ飛ぶ青空となりました。「雨だったらイヤだなぁ~」と言っていたのに、晴天になれば「暑くてイヤ~」と、人間というものは、わがままなものですね。(笑)

 

そして、総勢101名の保育園ホワイトきゃんばす御一行が、北本自然観察公園に集合しました。カメラマンのアンパンマンおじさんも子どもたちのナイスショットを撮ってくれます。実は、コロナ禍で、カメラマンのお仕事が激減しているそうで・・・今日は、久しぶりのお仕事だそうです。保育園の子どもたちが、写真を撮る時に「ハイチーズ!」ではなくて、「コアラのマーチ」というのは、アンパンマンおじさんの教えです。「チ」で、口角があがって、いい顔になるのです。

 

「カエルさん」「カメさん」「ヘビさん」の3チームに分かれて、フィールドワークが始まりました。ただの里山散策が、北本自然観察センターの職員の解説で、まるで、魔法にかかったような時間になるのです。

 

クスノキの葉は、かつて虫よけに使われていました。消臭剤のような匂いです。クスノキは、となりのトトロに出てくる大木です。ここまで大きく成長できるのは、この匂いで虫が寄り付かないからだそうです。

 

昔は石鹸の代わりに使われた、エグイの木の実の観察・・・保育園の子どもたちには馴染みのある「ガマの穂」の観察・・・野ぶどうや、ヌスビトハギという植物も勉強しました。ヌスビトハギの種は、人や動物に付着して、広い範囲に種が運ばれることから「盗人」が名前の由来だそうです。

 

虫についても、たくさんの学びがありました。黒と黄色のジョロウグモを子どもたちは触ります。お尻からスパイダーマンのように糸を出すのがよく観察できました。ミツバチがジョロウグモの糸にぐるぐる巻きにされています。残酷ですが、獲物を食べるのではなく、体液を吸うのがクモの食事方法です。

 

セスジスズメという夜行性の蛾の幼虫は、黒くてグロテスクです。お尻にしっぽのような角があるので、刺されるのではないかと思っていましたが、この角がある幼虫は、触っても安全だそうです。子どもたちが背中を触って、「どうだ!イモムシ触ったぞ!」とドヤ顔です。

 

バッタ、カミキリムシ、カマキリも採集して観察しました。9月は、バッタのシーズンですので、保育園の屋上遊びでも子どもたちの「バッタ採集」が始まりそうです。

 

二ホンカタツムリを発見しました。体は小さいですが、背負っている殻が三角形をしていて、首が長いのが特徴です。

 

どんぐりが、葉ごとはさみで切られたように、地面に落ちていました。これは、ゾウムシのしわざです。ゾウムシが葉を切り落とし、どんぐりの実に卵を産み付けるのです。よく見ると、小さな穴が開いています。子どもがどんぐりを集めて、そのままにしていると、白い幼虫が出てきますね。これが、ゾウムシの幼虫です。

 

そして、耳を澄まして「セミの声」を聴きました。日本で一番小さい「ニイニイゼミ」の声が聞こえたような気がします。セミの幼虫が土の中から出てきた「穴」が、ところどころに開いています。

 

解説員のまわりには、好奇心旺盛な園児が集まり、1つ1つの話を真剣に聞いています。そして、「今日は、私がすごい勉強になる・・おもしろい!」とつぶやくママもいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすがやりたい「親子遠足」のイメージ通りになってきました。ビデオ撮影で、3チームを駆けずり回って汗だくの園長も、この姿を見てニンマリです。

 

真夏のような暑さの中でしたが、フィールドワークの解説だけでなく、こまめな水分補給など、熱中症対策を促してくれた職員の皆様に感謝ですね。

 

学びの時間が終わると、待ちに待った「お弁当タイム」です。つづきは、あした・・・

2020年

9月

04日

これぞ主体的な学び!

明日の親子遠足への期待やワクワクが止まらない子どもたちです。「園長先生・・・明日の遠足楽しみ~」と言うので、「何が楽しみなの?」と聞くと、「お弁当とゲーム大会」だそうです。

 

本当は、フィールドワークで自然を学んでもらいたい園長ですが・・・明日はどうなることやら・・・楽しみですね。

 

さて、今日は、昨年の教育賞で最優秀賞を受賞した授業内容を紹介します。石川県白山市立松任中学校の平真由子教諭の社会科の授業です。

 

平先生は、大正時代の振り返りから授業をスタートさせます。大正時代について「明るい」「活気がある」などの意見が生徒から出され、世相が上向きになっていた状況を確認した後、いきなり、1945年(昭和20年)に、ジョー・オダネル氏によって撮影された「焼き場に立つ少年」を生徒たちに見せます。

 

昨年11月にローマ教皇が長崎を訪問した際に、この写真が、世界で大きく注目されました。亡くなった赤子を少年が背負い、これから焼く場面を写したものです。生徒からは、「赤ちゃんが亡くなっているなら、二人の両親も亡くなっているのでは」という率直な意見が出ます。

 

ここで、平先生は「大正時代が終わってからの20年間で何が起きたか」「この少年のような状況を阻止する選択肢はなかったのか」と、昭和初期の20年間の世界と日本の出来事を年表で確認しつつ、生徒一人一人に疑問を書き出すよう指示します。

 

このような流れで、生徒たちの自由な話し合いが続きます。「ポツダム会談の時に日本が受諾していれば、原爆の被害が防げたのでは」「原爆は防げたとしても、そこまでの犠牲についてはどう考えるのか」・・・話し合いの中で、途中で考えを変える生徒も出てきます。

 

そして、授業が終わると生徒たちから歴史を学ぶ意義について感想がありました。「同じ失敗を二度と繰り返さず、良かったことをこれからの社会や自分の人生に生かしたい」「辛い出来事から逃げずに受け止め、今までつないでくれた人々はとてもすごい。自分もそうなりたい」

 

どうですか・・・これぞ、主体的な学びですね。戦争体験を引き継ぐことの大切さだけでなく、歴史から学ぶことを生徒たちは、大きく意識したことと思います。

2020年

9月

03日

日本酒を割って楽しむ

今日は、今シーズン最後のプールでした。プール開きをした7月は、3回しかぷーるができなかったのですが、8月に入ると、雨などで中止が一度もありません。子どもたちは、この夏、プール遊びを通じて、今までできなかったことへチャレンジしました。大きな成長です。最終日は、とことん、水しぶきを楽しむ子どもたちです。

 

さて、今日は日本酒の話です。日本酒の国内消費量は、1975年(昭和50年)から、43年後の2018年(平成30年)の間で、ざっと1/3まで減ってしまいました。多くの酒蔵が廃業となりました。理由は、アルコール飲料の多様化や若者のアルコール離れといえます。

 

私は、日本酒でも原料「米・麹」のみの純米酒しか認めない・・・というコテコテのうんちく野郎です。私の高校時代の仲間の奥様も、純米酒しか飲まない、うんちくお嬢です。(笑)

 

ところが、最近は、日本酒ベースのカクテルや炭酸で割って飲むスタイルが広がっているそうです。「こういう飲み方は・・・日本酒に失礼だ!」と、私のようなうんちく野郎は思ってしまいますが、日本酒の裾野をもっと広げるために、日本酒の飲み方も変わっていくようです。

 

日本酒に炭酸水、ミントの葉、レモン汁、レモンスライスを加えた「モヒート風日本酒」日本酒に牛乳、卵、砂糖を加えた「牛乳卵酒」など・・・驚きの日本酒割りが、インスタグラムなどで話題になっているそうです。

 

私も、夏場は、冷酒をがぶがぶ飲むほど酒に強くはないので、ビールが主役となります。しかし、「割った日本酒はごくごくと飲め、暑い季節にぴったり。多くの若者や女性が日本酒に興味を持つきっかけになれば・・・」と、酒造会社の担当が語ります。

 

日本酒を割って飲むことに抵抗を感じるなんて、もう古いのかもしれませんね。日本酒が世界へ広がっていくためにも、日本酒の自由な楽しみ方を受け入れないと・・・ですね。

2020年

9月

02日

銀の匙 Silver spoon

昨日の寺子屋で、秋まつり「お店屋さん」の役割分担を決めたのですが、帰宅後に「○○屋さんの店長になった!」などなど・・・やる気満々の我が子の姿に、ママもびっくりのコメントが連絡ノートにありました。

 

ホワイトきゃんばすは、子どもたちに何らかの「動機付け」を行うことが多いのですが、それをやり遂げるかどうかは、子ども次第です。失敗は大いに結構・・・本気で取り組んだことは、必ず子どもたちの成長につながります。

 

今日は、「銀の匙(さじ)Silver spoon」というマンガの話です。今の学校教育は、「一つの答えを見つける」から「答えは一つではない」という流れになってきていますね。言い方を変えれば、子どもたちを「答えのない問いに向き合わせる」ことです。

 

「銀の匙」は、実在の農業高校をモデルとし、作者である荒川弘さん自身の農業高校在籍時の経験が生かされたリアリティーのある学校生活の描写が「普通の」高校とは全く異なります。

 

農業と全く関わりがなかった主人公の少年が進学校での競争に疲れ、親元を離れ北海道の農業高校に入学するところから物語はスタートします。

 

主人公を陰ながら支える個性豊かな教師たちが登場します。主人公が競争社会に疑問を感じて逃げたことを後ろめたく感じていることに、校長先生がこう言います。

 

「生きるための逃げは有りです。逃げた事を卑下しないでそれをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです」と肯定します。

 

この学校の教師たちは、生徒に一つの答えを示してそこへ導くのではなく、余計な介入をせず、答のない問いに自分なりに決着をつけるための自力を養わせようとします。

 

コロナ禍の今、子どもたちだけでなく、私たち大人も「正解のない問い」に立ち向かわなければならない状況ですね。そのためには、若い世代による革新的なアイデアや発想力が不可欠です。その可能性を生かすためにできることは、彼らを縛るさまざまな思い込みから解放し、自信を持たせ、行動の結果ではなく、その過程に目を向けることです。

 

保育園の子どもたちの心を「耕す」ことが、今の私の仕事です。

2020年

9月

01日

94年の歴史に終止符

今日は、涼しくなり、プールではなく普通の屋上遊びです。いつも、屋上遊びを行っている子どもたちですが、8月はプール三昧でしたので、1カ月ぶりに「普通の屋上」です。

 

自転車で思いっきりかっ飛ばし、山ぶどうに似た紫色の実を色水にしたり、しゃぼん玉に夢中になったり、カメや魚のエサやりと、子どもたちは、新鮮な気持ちで遊んでいたようです。

 

寺子屋の時間は、今月19日に行う「秋まつり」のお店屋さんのスタッフを決めました。寺子屋1・2番園児が、「カレーライス」「フランクフルト」「ゲーム」の3つのお店の店長・副店長・スタッフとなります。役割分担が決まると「いらっしゃいませ!」の練習を少しだけやってみます。すでに、子どもたちは、大盛り上がりです。

 

さて、ついに、昨日を持って94年間続いた「としまえん」が閉園となりました。大正時代から続いていたことを考えると、涙する人の気持ちが分かりますね。

 

私も、サラリーマン時代は、会社の福利厚生で、平日に休みをもらって、家族で数十回「としまえん」の常連となっていました。26歳の長女が、まだ歩く前に、子どもアスレチックで大暴れしている「としまえん」のビデオが残っていますが、私も個人的に思い出がいっぱいです。

 

昭和40年に、世界で最初の流れるプールができたのが「としまえん」です。最大5万人が入場したそうです。超蜜な状況ですね。「カルーセルエルドラド」の名前の回転木馬は、1907年ドイツで作られた100年ものの遊具です。アールヌーボー様式の優美な外観とは対照的に、内部はモータートローラーが複雑に組み合わさっているそうです。機械好きには、たまらないですね。

 

お化け屋敷は、当時、人間がお化けになって怖がらせるのが当たり前でしたが、「機械仕掛け」の最新のお化け屋敷が豊島園に登場します。しかし、あっという間に、子どもにも飽きられて、今では「何秒でお化け屋敷を抜け出せるか」というタイムレースの場になっているようです。

 

全国に、有名なジェットコースターがたくさんありますが、「としまえん」のサイクロンが、一番シンプルで、それなりに変化が楽しめて、そこそこ怖くて、私は大好きなジェットコースターでした。フライングパイレーツも一世を風靡しました。

 

フードコーナーも、テーマパークに見られるような、おしゃれだけど値段が高いのではなく、庶民的でリーズナブルでした。私が通っていた頃は、行きつけの中華料理店があって、お腹いっぱい食べたものです。

 

こうやって、語り出すと止まりませんね。(笑)

 

100人いれば、100通りの思い出があるのでしょうが、「としまえん」にかかわった全ての人たちに・・・そして、昭和の時代からずっと活躍してきた遊具たちに「お疲れ様でした。またどこかで会いたいですね」

2020年

8月

31日

ホタルが800匹!?

9月5日(土)に、親子遠足を行います。今年度に入って、初めての保護者が参加する行事となります。昨日、遠足の場所「北本自然学習センター」へ最終打合わせで行ってきました。

 

保育園の園児や保護者が3チームに分かれて、それぞれに、学習センターの職員がついて、ざっと60分…フィールドワークをしながら、動物・虫・植物についての楽しい学びの時間となります。それぞれ、「昆虫博士」「植物の専門家」「動物・鳥の専門家」が、解説をしてくれるのですが、どんな内容になるのかは、当日のお楽しみです。

 

昨日の雑談の中で、「今年は凄い!」の話を伺いました。何が凄いのかというと、ホタルの数です。北本自然公園には、全く人が手を加えていない自然の環境下において、ホタルが自然発生しているのですが、7月末、ちょうど梅雨明けで暑くなった夜の日、何と800匹のヘイケホタルが舞ったそうです。

 

保育園のナイトツアーでは、10匹のホタルが舞うだけで大感動だったのに、800匹とは、いったいどんな光景か聞いてみると・・・ズバリ「イルミネーション」だそうです。北本の森の中に、突然クリスマスイルミネーションが発生したというシーンを想像してみてください。

 

毎年、ホタルの数を記録しているそうですが、過去の最高記録が約500匹だったので、大幅記録更新です。原因は、はっきりとは分かりませんが、7月の冷夏長雨から急に猛暑となり、ホタルの大量発生につながったとのことです。しかも、8月30日の夜も、約20匹のホタルが観察されたそうで、8月末にホタルが見られることも珍しいそうです。

 

こうなると、ホタルのイルミネーションが見たくなってきますね。来年のナイトツアーは、思いきって、北本まで足をのばそうかな・・・?

 

少し、誘惑にかられたのであります。ともあれ、親子遠足がますます楽しみになってきました。

2020年

8月

30日

親子で仕事について話し合う

私が就職活動をした、今から30年以上前の時代は、「新卒一括採用」「終身雇用」という日本型雇用システムが機能していました。私も、「この会社で定年まで過ごすのだろう」と思っていました。

 

しかし、現在の「親世代」が経験しない新たな職業が次々と登場しました。そして、コロナ禍で、親の働き方も変わってきました。

 

そんな中で、親子で「生き方や働き方」を話す機会が増えているようです。3月に発売された「なぜ僕らは働くのか」は、働くことを想像できない中学生の主人公が、家族や友だちと話し合いながら、仕事への理解を深める様子を描き、ヒット作品となっているそうです。

 

この本を監修したジャーナリストの池上彰さんは「働くことは単なる金もうけではなく、『自分らしく生きる』ことにつながると知ってほしい」とコメントします。

 

昭和の頃の日本は、「仕事のことは家に持ち込まない」という考えを持つ父親が多く、妻や子どもに仕事の話をしない・・・・という時代だったかもしれません。しかし、今の時代は、親が仕事で悩んだり、商談がうまくいって喜んだりするといったことを小学生のうちから折々に話していけば、社会で働く具体的なイメージを子どもが描けるようになります。

 

父親や母親の仕事以外についても、親子で仕事について話し合うことは大切なことですね。

 

そして、我が子にビシッとこう言うのです。「考えなくてはならないのは『未来はどうなるか?』ではなく『未来をどうしたいか』だ!」ちょっと、カッコ良すぎますね。(笑)

2020年

8月

29日

分かり合えないのが人間だ!

保育園の子どもたちを見ていると、そこは「トラブルの宝庫」です。今日も、些細なことで、寺子屋園児の男の子同士がケンカをしています。これが、小学生になると、些細なことが少しずつ複雑になってきます。

 

でも、大人になれば、全ての人とわかり合えるようになる・・・なんて、絶対にありませんね。

 

私が社会人になっったばかりの頃、大先輩から、「人間同士のトラブルが発生しても、話し合えば必ず解決できる」と教えられました。あまりにも熱く語るので、私も、「話し合えば分かり合える」と信じて行動してきたつもりですが、残念ながら、分かり合えない人に何人も出会ってしまいました。もちろん、相手からそう思われていることだってあるでしょう。

 

「なんで分かってくれないんだ!」「いちいちウルサイよな!」とイライラしたり、自分の頑張りがどうしても理解してもらえないもどかしさや、時には、努力をマイナスに評価されたという経験は、誰しも持っているかと思います。

 

こんな時に、「どうして、この人は悪意に満ちているんだ」なんて、思ってしまいますね。でも、こんな、スッキリする考え方があります。

 

人間関係は、「善意と悪意がぶつかるからややこしくなる」ではなく、「善意と善意のぶつかり合いだから、人間関係はこじれる」と考えるのはどうでしょうか。

 

「正義は一つ」でも「正解は一つ」でもありません。正義も正解も人の数だけあると考えます。そして、互いに「正義と正解」に基づいて善意で行動するからこそ相手を理解できないのです。

 

こう考えると「分かり合えないのが人間の普通」と軽く思えるようになりませんか。ただし、人は、自分とウマが合う人間を見つける能力に長けているので、実は、自分のまわりには、自分をわかってくれる理解者、応援者がたくさんいるのです。

2020年

8月

28日

オガサワラシジミ絶滅か!?

今週も月曜日から、毎日プール遊びをし、今日は体操教室です。毎日、体を動かして、ぐっすりとお昼寝をする子どもたちです。プールは、まだ暑い日が続くので、あと1週間延長することにしました。

 

さて、「この生き物は、レッドリスト、絶滅危惧種です・・・」をテレビの生き物の番組で、よく見ますね。でも、実際に絶滅してしまった生き物はまずありません。

 

ところが、国の天然記念物に指定されている小笠原諸島の固有種である、超希少な蝶「オガサワラシジミ」が絶滅したというニュースが入ってきました。

 

小笠原諸島は、長い月日の中で、一度も大陸とつながったことがないので、いわゆる「固有種」と呼ばれる、小笠原諸島だけに生息する生き物がたくさんいます。

 

目のまわりが白い、メジロという鳥は、私たちが住む街中でもよく見ることができます。梅の花の蜜をよく吸っています。しかし、小笠原諸島には「メグロ」という、目のまわりが黒い鳥がいたり、血は吸いませんが、「オガサワオオコウモリ」というビッグサイズの不気味なコウモリもいます。これらが、固有種として小笠原諸島で生息しているのです。

 

固有種の弱点は、生存競争に弱いことです。陸続きになったことがない小笠原諸島は、まさに、外来種のいない楽園のようなものです。温室のような環境の中で、ヌクヌクと生きてきたとも言えます。

 

そんな「オガサワラシジミ」も、人が持ち込んだ外来種「グリーンアノール」という鮮やかな緑色のトカゲの餌食となります。私が、10年前に小笠原の父島へ行った時に、普通にグリーンアノールが街で見られました。

 

オガサワラシジミは、2018年以来、野生の個体が確認されていませんでした。人口繁殖のために飼育していた幼虫と成虫が、今月25日に全滅したそうです。国内のチョウで絶滅した種はないそうで、オガサワラシジミが、初めての絶滅種となる可能性が高まったのです。

 

蝶好きのマニアにとっては、これは大事件です。鮮やかな青色の羽を持つ、わずか1.5センチの小さな蝶ですが、小笠原諸島の深い森の中で、何とか生きていることを願うばかりです。

2020年

8月

27日

キミのお金はどこに消えるのか

コロナ禍では、お金が私たちの生活に切っても切れない大切なものの一つと実感した人が多かったと思います。大学生が、アルバイトの首を切られ、大学の授業料が払えなくなったので「学生支援緊急給付金」という話題も、大きく報道されました。

 

しかし、お金や経済のことを深く勉強するには、覚悟がいるというか、途中でチンプンカンプンになってしまいます。

 

主婦の率直な感想なら「どうしてデフレがよくないの?物価が安い方がいいに決まっているじゃないの!」となるのでしょうが、安い商品の裏側には、低賃金の労働者が犠牲になっているなどの表には出てこない問題が発生しているのです。

 

今日は、「キミのお金はどこに消えるのか」という本の話です。はい。難しい経済書ではありません。マンガです。

 

一万円札は、言ってしまえば、ただの紙切れです。だいたい20円くらいで作ることができます。そこに、一万円の「価値」があるのは?

 

その1万円の価値も、1分1秒ごとに高くなったり、安くなったりします。円高とか円安って、どうして起こるの?

 

しかも、お金を巡って人が死んだり、生かされたりする世の中・・・そんなお金の不思議をわたしたち一家をのぞいてみませんか?

 

という感じで、このマンガはスタートします。何だか、ワクワクする感じで、この先が知りたくなりますね。マンガを通じて、論理的に話を進めるのは、とても難しいですが、逆に、お金の問題をふんわりと理解するには、マンガはもってこいなのです。

 

大きな視点で考えれば、「借金」によって「金」が生み出されます。私たちの「借金」=「悪」という感覚が大きく揺るがされます。マイホームや車を借金なしで購入する人はほとんどいません。よくよく考えれば「借金」によって、経済がまわっているという考えもすんなり理解できますね。

 

また、一般的に美徳と考えられる「ムダをやめる」「節約」「コストカット」といったものが、かえって全体の「金」の流れを阻害し、経済に悪影響をもたらす事例も語られています。

 

「金は天下の回りもの」とよく言われるように、「金」が流れることが経済のベースであり、「金」が人々の中で滞りなく流れること、すなわち、私たちの「消費活動」こそが重要だということが、このマンガを読むとよく分かります。

 

はい。無駄にお金を使うのではありませんよ。必要な物やコトに私たちは、思い切ってお金を使いたいですね。

2020年

8月

26日

行事の見直し

8月も終わりに近づいているものの、今日も危険な暑さです。屋上プールでは、二人乗りのボートを出して、大きいプールに浮かべます。ボートに乗る園児とゆらす園児と大いに盛り上がりました。ちょっとした、激流アトラクションとなりました。

 

さて、ある校長先生のボヤキです。「これで何度目のやり直しだろうか。考える気力も湧いてこない」これは、修学旅行実施に向けて、開催日や訪問地を何度も検討し、「よし、これで進めよう!」と決断しても、変更を余儀なくされることが続いたそうです。

 

修学旅行ばかりではありません。ある学校では、「運動会」の開催について検討し、運動会のそもそもの目的から考え直したそうです。その結果、目的を日常の体育授業の公開として位置付け、学級ごとに公開することにしたそうです。

 

これまで、運動会のために特別な演技を考え、そのための練習を重ねてきた。それを否定するのではなく、「なぜ運動会のためだけに特別な演技種目を考え、練習に時間を使ってきたのかと問い返した時、誰も明確な回答を出せなかった」と議論したそうです。

 

学級ごとの公開体育授業であれば、保護者は自分の子どもの様子をごく近くで見ることができる。子どもたちが自ら声を掛け合いながら、学び合う姿を見ることができる。我が子のだけの写真も撮ることも可能だ・・・という考えです。

 

この学校では「私たちはあまりにも固定的に考えすぎてきたのかもしれません」とし、保護者へも、運動会を公開体育授業に変更する考え方を説明したそうです。

 

この結論が正解かどうか、もちろんわかりません。ただし、いままで当たり前に行ってきたこと…習慣となっていることにメスを入れることは必要ですね。

 

保育園の運動会は、いつもと違う「非日常」という舞台がミソです。子どもたちは、自由に遊ぶ時間から「練習」という経験を繰り返し、大好きなパパママの前で、その成果を見せるのです。負けたっていいのです。頑張った人が一番偉いというのが、ホワイトきゃんばす流です。

 

学校行事に限らず、私たちは、自分の仕事のなかに「思い込み業務」があるのならば、この機会に見直したいですね。やめてスッキリ!が意外に多いのかもしれません。

2020年

8月

25日

教員試験の倍率が低下

今日の寺子屋は、「セミの観察」です。保育園の周りでは、「アブラゼミ」「ツクツクボウシ」「ミンミンゼミ」「ヒグラシ」の主に4種類のセミが鳴いています。まずは、教室でそれぞれの鳴き声を予習します。「ミンミンゼミ」と「ツクツクボウシ」は、子どもたちもよく知っています。

 

そして、フィールドに出て、実際にセミの声を聞いてみます。さっそく「み~んみ~ん♬」と聞こえてきました。ちょうど、3メートルほどの高さにミンミンゼミを発見しました。今度は、子どもたちが、次々とセミの抜け殻を見つけます。

 

抜け殻なのに、なかなか触れない子がいましたが、他の園児が次々と「見つけた!」「ここにもある!」となると、全員が触れるようになりました。ざっと、20匹の抜け殻を観察できました。

 

セミは、とても身近な昆虫ですが、なかなかじっくりと観察する機会がなかったので、子どもたちにとっては、楽しいフィールドワークとなりました。

 

さて、8月は、全国で教員採用試験が行われました。私も10年以上前にさいたま市の教員採用試験の面接官を民間人としてさせていただき、情熱あふれた受験生に多く出会いました。当時は、採用倍率が高く、教員になるには難関だったのです。

 

ところが、2019(令和元)年度の教員採用倍率は、2.8倍と過去最低となっているのです。

 

小学校では、ピークの2000(平成12)年度は、12.5倍だったそうです。今から20年前ですので、そんな大昔ではありません。一番高い倍率は和歌山県で、54.2倍の超難関でした。

 

「教員」という仕事が、子どもたちと共に学び合うだけなら、やりがいを感じる若者が多かったのですが、今は、保護者や地域とのかかわりもルーティン業務となると、選択肢から外れるという現実があるのです。

 

年齢制限を撤廃する自治体が増えているそうですが、社会人の受け入れをもっと促す必要が明らかですね。教員免許状を持たずとも、教員資格認定試験で、それを得る方法もあるそうです。

 

ヨーロッパでは、新規採用試験の3~4割が30歳以上だそうです。つまり、一度社会に出てから教員を目指すというルートが当たり前になっているのです。

 

こんな視点からでも、「学校の先生」は、社会人経験のある人材が増えていくことが、必然といえるのです。

2020年

8月

24日

子どもが先生を選ぶ相談体制

8月も残りわずかになってきましたが、子どもたちの体は、日に日に黒くなっていきます。プール遊びも水を怖がらず、いい感じです。

 

さて、岐阜県関市では、「自ら選んだ先生に、児童・生徒が気軽に相談できる体制」として、2015年から、小中学校で「マイサポーター制度」を導入しています。もちろん、県外からは注目を集める取り組みです。

 

マイナス面をすぐに浮かべる人は、こんなことを考えるようです。

 

「担任の他にもう一人の担任ができてしまって、ややこしいことになりはしないか?担任が2人以上になってしまうと、指導がしにくいのでは?」という考えです。

 

関市の例では、むしろ多数の教職員でその生徒のことを一緒に見ていくんだという考えになっていくので、むしろプラスに働いているそうです。

 

子どもの立場で考えれば、担任の先生、または部活の顧問に直接相談することがしにくいことが必ずあると思います。性格がおとなしいとか、人間の向き不向きだってありますね。

 

そして、何といっても、子どもから見ると、自分が指名した、そして教職員から見ると自分は指名されたと、そこに何か温かいものがあって、会うたびにあいさつだけではなくて、相談にまで発展するそうです。

 

私は、これは子どもたちにとって、心もケアされて、安定した生活の支えになっていると断言できます。なぜなら、ホワイトきゃんばすの異年齢保育でも子どもたちは、先生を選んでいるからです。

 

平日なら5人の先生が、子どもたち全員を見ているので、全ての先生が一人一人の子どもの情報を持っていることも強みですが、もう一つは、子どもが先生を選べることができるのです。

 

「思いっきり体を張った遊びがしたい」のなら、園長のところに来るし、女の子が「髪の毛を結ってもらいたい」のなら○○先生のところに来ます。「今トイレでウンチ出た」と報告するには○○先生と、子どもによって、指名する先生もバラバラです。

 

子どもたちが、大人になれば、当然「○○さんはこんな人だ」と自分にとって、ウマが合うかどうか?話しやすい人かどうか?選ぶ力が必要になります。子どものうちから、保育園で、その力を養っているのです。

 

マイサポーター制度・・・5年経過した岐阜県関市では、しっかりと根付いており、不登校やいじめ問題への歯止めになっているそうです。

2020年

8月

23日

コーヒーから世界は変えられる

「フェアトレード」という言葉をよく聞くようになりました。日本では、途上国で生産された食料品や日常品が驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方、生産国ではその安さを生み出すために、生産者に正当な対価が支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。

 

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けるためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引が必要ということで、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。

 

食品スーパーのコーヒー売場では「フェアトレード商品」が並んでいますね。コーヒー産業は栽培の大半が途上国の労働力頼みで、関連人口は世界最多の農産物です。しかし、国際相場は約半世紀変わらないそうです。

 

私も毎朝のコーヒーは欠かせません。保育園でも、お昼寝タイムに子どもたちの連絡ノートを記入し、昼食をいただき、毎日コーヒーを飲みながら、職員同士のおしゃべりタイム(ミーティングです・・・)となっています。

 

しかし、コーヒーでも、フェアトレードで定めた価格で取引された豆は34%にとどまっています。「南で作り、北で消費する典型的な商品」と言われるコーヒーは、実は、生産者や労働者のほとんどが、そのコーヒーの味を知らないそうです。

 

コーヒー豆輸入販売業「ミカフェート」社長の川島さんは、「植民地時代に技術指導を受けず、コーヒーをおいしく作る方法を知らない」とし、世界の産地で技術指導を進めます。そして、自らの手でコーヒーを入れて、生産者や労働者にそのおいしさを実感してもらっています。

 

コーヒーと同じように、チョコレートの原料カカオ豆の生産者の多くも、チョコレートを食べたことがありません。

 

フェアトレードは、途上国への支援だけではありません。生産にかかわる現地の人たちが、自分の力で、幸せな生活をつかむことです。自分たちが作っている原料からできる商品の味を知ることが、はじめの一歩になるのです。

 

たまには、自分がふだん食べていたり、身につけているものが、どこで生産されているのか・・・考えてみませんか。

 

コーヒー・紅茶・チョコレート・コットン製品・切り花など・・・そして、サッカーボールの70%が開発途上国で生産されているそうです。

2020年

8月

22日

みんなの感情共有ボード

今日の給食は、焼きそばと卵スープがメインでしたが、サマーキャンプのバーベキュー風に、フランクフルトとトウモロコシをプラスしました。1歳児の園児たちも、上手にトウモロコシをかじっています。フランクフルトも完食でした。

 

さて、ある小学校の先生の話です。コロナの影響で3カ月休校となり、休校明け、クラスに「みんなの感情共有ボード」を作ったそうです。

 

普通ならば、授業の遅れをどう取り戻すか・・・を考える先生が多いのでしょうが、この先生は、「一気に新しい学級での集団生活が始まったのだから、3カ月間経験しなかった対人関係上のストレスを感じることもあるし、仲間同士のトラブルも生じます。長い休校期間によって、他者との関りの中で生まれる感情に対するコーピングスキル(自己の感情に対する意図的な対処力)が低下していることは、容易に想像できる」と考えたのです。

 

まずは、子どもたちとクラスでどんな感情を抱くかについて話し合ったそうです。子どもたちからは、「朝は何だか気持ちが乗らない時がある」「友だちがマスクを外しているとイライラする」「大きな声で話している子がいると怖くなる」などの声が聞かれました。

 

この話し合いの結果、「元気(青)」「イライラ(黄)」「気持ちがしんどい(オレンジ)」「体調不良(赤)」という4色のカードで感情や状態を示す「みんなの感情共有ボード」作ったのです。

 

このボードには、一人のポケットに4色のカードが入っています。手順は、まず登校時に朝の感情の色をセットします。そして、休み時間ごとに感情に変化があればカードの色を自分で変えることにしたそうです。先生の名前もボードに入っているので、子どもたちと同じことをします。

 

そして、このボードを導入してから、子どもたち同士の関わりが大きく変わったそうです。気持ちがしんどい子に対して、周りの子が「大丈夫?」「どうしたの?」と察する声が増えた。イライラしている子には、すぐに声を掛けないで、ちょっと気持ちが変わったな、というタイミングを見計らって声を掛ける姿を見るようになったそうです。

 

子どもたちは、相手の感情などを察しながら行動するようになったので、大きなトラブルもなくなったそうです。

 

これは「空気を読む」ことではありません。相手に対しての思いやりですね。このボードを切っ掛けに、子どもたちが、ありのままを受け入れることができる学級へとなっていくのなら、素敵な学級環境と言えます。

 

コロナ禍に限らず、また大人の世界でも、コミュニケーションスキルアップの有効的な方法ですね。

2020年

8月

21日

オンラインで起業家教育

今日は久しぶりに体操教室でした。新しい先生が登場です。若い女性の先生だったので、男子園児はいつも以上に張り切っています。(笑)笑顔を絶やさない○○先生を子どもたちは、すぐに気に入ったようです。

 

さて、昨年度に開校したばかりの東京都調布にある「ドルトン東京学園」では、この夏、中学1・2年生を対象に、「起業家教育プログラム」のゼミを実施しました。民間企業とのタイアップで、オンラインで子どもたちは参加します。

 

私が中学生の頃には考えられないようなプログラムです。

 

「リーンキャンバス」というワークシートを使います。「顧客が求めていること・課題」「サービスの独自価値(他のサービスより優れている点)」など、サービスを生み出すために必要な要素を1枚の紙にまとめるのです。

 

これらを、タイアップする民間企業のスタッフや起業家たちが支えます。ある生徒は、遠隔で音楽の練習などができるサービスを提案します。コロナ禍で合奏の練習ができない状況を「顧客の課題」として提示し、音楽家や指揮者、指導を受ける人などをサービスの「ターゲット」に設定します。

 

もちろん、自分から考えを言い出せない生徒もいます。ただし、これは社会とつながるツールの一つであり、必ずしも参加した生徒全員が起業家を目指す必要はなく、目の前の出来事から、やるべきことを自分で考えだす「課題設定力」を生徒に身に付けさせることを目的にしているそうです。

 

ドルトン東京学園の荒木校長は「学校は社会に踏み出すための準備をする場であり、生徒が安心してさまざまなことに挑戦し、失敗できる場でもある。今後も学校と社会をつなげられるよう、校外のさまざまな組織などと連携していきたい」と言います。

 

子どもたちが、やがて大人になり社会に出ていく、最初の場所は90%以上が「組織」です。厳しい世界ですが、自分で考えることができる人にとっては、限りない可能性の場でもあるのです。

 

学校での学びの中に、「社会」への視点が必要であることは、言うまでもありませんね。

2020年

8月

20日

「何もしない」と「見守る」の違い

保育の仕事を目指す学生のリポートに多いのが、「子どもの主体性をつぶさないように、保育者は子どもと関わらずに『見守る』」という内容だそうです。

 

この『見守る』というのは、保育の世界でも子育てでも、とてもやっかいな言葉です。『見守る』の定義は、人によってバラバラだからです。

 

保育園や幼稚園の先生が「見守る」を意識しても、子どもが「何もしてくれない。助けてもくれない」と感じてしまうようなら、それは、見守るではなく「何もしない」ことと同じです。

 

しかし、その反対で、先生の指示が多かったり、子どもが言われてやることが多かったりすると、だんだん、子どもは先生の言うことを受け入れるだけになってしまいます。私が、一番恐れる「何も考えない子」を排出する保育園、幼稚園となってしまいます。

 

ホワイトきゃんばすでの「見守る」は、先生一人一人のアプローチは同じではありませんが、「子どもが自分で考える」ことにつながる保育です。相手となる子どもによって、積極的なアプローチが必要な時もあれば、「自分で考えてごらん」で済む子もいます。とても難しいですが、大切なことです。

 

これは、子育てにも言えることです。おやじ園長の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」の宣伝をします。(笑)本の内容そのままです。

 

『子育てにおいて、重要なモノサシとなるのが、「ほったらかし」と「見守ること」と「過保護」の線引きです。ちょっとイメージしてみましょう。手にコインを握っているイメージです。コインが我が子だと思ってください。手の甲を上にして手を離すとコインは下に落ちてしまいます。これが「ほったらかし」です。

 

でも、手の甲を下にして手を広げるとコインは落ちませんね。手のひらにコインが乗っている状態が「見守る」ことです。子どもは、手のひらの中で自由に活動することができます。しかし、親は、手のひらからコインが落ちてしまわないか、心配でなりません。そう考えると、コインが落ちないように、強く握りしめてしまうのです。これが「過保護」です。

 

「ほったらかし」と「過保護」の環境の中では、子どもは「自分で考えて自分で答えを出せる人」にはなれません。では、もう一度手を広げて「見守ること」をしましょう。コインが、手のひらの上を自由に動き回るには、手のひらが大きい方がいいですね。つまり、親も手のひらを大きくするように、成長しなければならないのです。「ほったらかし」にも「過保護」にもしないで、子どもを見守ることには、親の成長や、心のゆとり、子離れすることなど様々な要素が必要になります。当り前のことですが、子育てをするということは、親自身の成長が必要ということです』

 

私の悪い癖で、「○○しなければならない」という言い方をよく使ってしまいます。でも、もっと気楽に、人生を楽しみながら親も成長すればいいのです。

2020年

8月

19日

初代タイガーマスク 佐山聡

屋上ファームで大きな「冬瓜(とうがん)」を2つ収穫しました。どうやら、スイカの苗が、とうがんの苗の接ぎ木だったようで、それがいつの間にか、スイカ畑で大きく実をつけたのです。子どもたちの顔よりもはるかに大きいので、しばらくは、保育園の入口に飾っておきます。

 

さて、昨夜のNHK「アナザーストーリー」を食い入るように見ていた私です。プロレス界には、力道山から現在まで様々な分岐点や節目がありましたが、1981年4月23日のタイガーマスクデビューは、当時のプロレス界を大きく変えました。

 

私が高校生の時でしたが、ダイナマイトキッド選手との試合は、今でも鮮明に覚えています。

 

タイガーマスクの仕掛人は、当時新日本プロレス社長のアントニオ猪木さんの右腕だった営業部長、「過激な仕掛人」と言われた、新間寿(しんまひさし)さんです。彼も、アントニオ猪木も、タイガーマスクにしたい選手は、「こいつしかいない」と一致しました。そう、佐山聡(さやまさとる)です。

 

彼は、アントニオ猪木に憧れ、新日本プロレスに入団するのですが、身長が低く(173センチと公表されていますが、実際は170センチあるかないか)、プロレスラーとしては小柄過ぎるといわれたところを新間氏の推薦で入門できたのです。

 

佐山聡の運動神経と格闘技センスは抜群で、またたくまに頭角を現します。すぐにメキシコ遠征が決まり、そこでも注目をあびるようになりました。メキシコのタイトルマッチに挑戦するタイミングで、猪木と新間に「タイガーマスクになれ!」と言われるのです。

 

タイガーマスクは、その実力だけでなく、アニメの世界と同じような華やかな動きに、プロレス界の枠を越えて、社会現象にもなりました。ふだん、プロレスを取り扱わない一般紙や雑誌も、タイガーマスクに魅せられるのです。

 

力道山から続いたプロレスの当時の客層は、男性が中心でした。ジャイアント馬場・アントニオ猪木とプロレスブームは続きますが、タイガーマスクの登場で、子どもたちや女性が、プロレスの新しい客層になっていくのです。

 

佐山聡は、タイガーマスクのような試合ができる実力があったのですが、彼がやりたかったのは、もっと、普通の格闘技だったのです。アクロバティックな動きは、彼にとっては、葛藤でしかなかったのです。

 

彼の一番のライバルだった、イギリスのレスラー「ダイナマイトキッド」が、2018年に亡くなりました。まだ61歳でした。4年前に、佐山がキッドに送ったビデオメッセージを聞きながら、キッドは涙を流していました。「君が一番のライバルだった・・・病気に負けないで頑張れ!」の言葉に、プロレスファン全員が心を打たれたことでしょう。

 

その佐山も、現在原因不明の病気と闘っています。今は、満足に歩けない状況で、パーキンソン病ともいわれています。彼は、当時タイガーマスクであることが、本当の自分ではないようで、イヤでイヤでたまらなかったのです。わずか、2年半で、タイガーマスクを脱ぎ捨てて、新日本プロレスを去ったのです。

 

しかし、彼こそ、プロレスラーとして華があった選手はいません。62歳になった佐山は「今の自分は、タイガーマスクが沁み込んでいる。タイガーマスクなしでは、自分の人生を語れない」と言います。

 

私の世代は、初代タイガーマスク佐山聡に、かけがいのない夢をもらいました。夢中になって彼を追いかけた記憶が蘇ります。そして、病気に負けない強い意志を昨日の番組で見せてくれました。そんな、佐山聡に勇気をもらった一日でした。

2020年

8月

18日

Uターン率とジャンダー問題

今日も屋上で気持ちよくプール遊びをしました。3つあるプールのうち、一番大きなプールでは、子どもたちが、まじめに水泳の練習やジャンプ→飛び込みといった、水しぶきが飛び散る楽しい遊びが行われています。

 

顔に水がかかるだけで、逃げだしていた6歳男の子・・・今年の夏は、チャレンジャーです。保育園生活最後のプールで、高い壁に挑戦しています。大プールで練習三昧です。

 

 

屋上プールの楽しみ方は、園児それぞれの遊びが充実していれば、それでいいのですが、毎年、「プールサイドで水遊び→プールの中に入って遊べるようになる」「ジャブジャブプールで、のんびり遊ぶ→スライダープールで水しぶきや、大きいプールで泳ぎの練習 」にステップアップしていきます。先生や他の園児の「がんばれ!」の言葉で、少しだけ背中を押してあげると、多くの園児が、自分の力で一歩前に進むのです。

 

さて、話は変わりますが、地方にとっては、都会に出ていった若者のどれほどが帰ってくるかは重大な関心ごとです。Uターンをデータ化したものはないようですが、青森県を例にとってみます。

 

2010年10月時点で20歳の東京都民で、その5年前(15歳の時)に、青森県に住んでいた人は397人。つまり、青森県から東京へ上京した人たちです。

 

5年後の2015年に青森県民のうち、5年前の20歳の時に東京に住んでいた人は126人。つまり、東京から青森へUターンした人の数と言えます。

 

397人のうち、青森に帰ってきた若者が126人ですので、Uターン率が31.7%となります。この数字は男性の数字です。これが、女性となると22.8%とさらにUターン率が下がります。

 

東北地方の他県の数字も、岩手県でも男性38.8%に対し女性23.4%・秋田県男性23.2%女性19.2%・山形県男性35.9%女性23.7%・福島県36%女性20.2%となっています。Uターン率が一番高い宮城県でも、男性50.1%に対し女性は34%と、男女格差が大きいですね。

 

全国で見ても、東北エリアと同じように男女格差があるそうです。これは、仮説ですが、「都会の大学でジェンダー論を学んだ女子は、田舎に帰るのを嫌がる」という考えが、女子のUターンを阻んでいる可能性はないか・・・と言えるのかもしれません。

 

田舎には田舎のいいところがたくさんありますが、ジャンダー問題で考えると、まだまだ「女は○○」のような、昔からの偏見や男性中心のコミュニティが大きな壁になっていることが現実にはあります。

 

学校教育と社会教育が上手にタッグを組んで、地方にもジェンダーフリーの文化を広めることが必要であることは、間違いありませんね。

2020年

8月

17日

不安と共生する知恵

今日からお盆休み明けの保育園がスタートしました。子どもたちも保護者も日常生活が当たり前に始まります。久々の保育園ですので、泣く子が続出と思いきや、ベビーと1歳児の二人だけ登園時に泣きましたが、すでに、子どもたちは、日常を取り戻しているようです。(笑)

 

特別なお盆休みでしたので、子どもたちの休日も「おうち・近場」中心だったようですが、中には、「初めての海」を経験した園児もいました。どんな環境であれ、子どもたちは充実した夏休みだったようです。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」の絵をかいてもらいました。温泉・・プール・・海・・花火・・おじいちゃんおばあちゃん・・虫とり・・たくさんの思い出を素敵な絵にしてくれました。

 

そして、屋上プールでは、休みの間にファームで収穫した「スイカ」4つを並べて、スイカ割りです。お盆が終わっても、太陽はギラギラのままです。スイカのおいしさがたまりませんね!何個もおかわりする子どもたちです。

 

さて、お盆休み期間中もコロナ禍で、私たちの日常には「不安」が、そこそこにあふれかえっています。学校関係ならば、学習の遅れへの不安がさまざまな不安を誘発しています。学習時間の確保をしなければいけないのに、それをすれば詰込みになってしまうし・・・ジレンマの嵐ですね。感染対策をしながら経済を動かすというのと同じで、二兎を追うことに「矛盾」という不安も出てきます。

 

しかし、少し考え方を変えてみると・・・不安を抱くことは必ずしもマイナスではありません。不安には負の側面だけでなく正の面もあると考えてみることにします。

 

失敗への不安は成功を生む源・・・自己への不安は向上心の源・・・他者への不安は社会性を育む源・・・未来への不安は将来計画を作る源・・・どうですか、このように不安は大事な感情です。不安を感じる自分をそのまま認めれば、不安が様々なものを育む源であることに気が付きます。

 

まずは、私たち大人はコロナ禍において何をするか。そして、子どもたちへ不安と共生する知恵を身に付けてもらうようなアプローチにつなげたいものですね。

2020年

8月

16日

成長から成熟へ

8月入ると、6日は広島・9日は長崎・12日は日航機墜落事故そして、15日は終戦の日と、お盆が終わるまで、1年間のうちで、色々なことを深く考える時間です。しかし、今年のお盆休みは「いつもと違う・・」となってしまいました。

 

遠出を自粛しなければ・・・でもご先祖様の墓参りには行かないと・・・それぞれが、葛藤のお盆休みだったと思います。

 

終戦から75年目の夏・・・先日、テレビ番組では、懐かしのヒットソングが流れていました。太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」では、「恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で・・・」という「東」は、東京のことです。吉幾三さんの「オラ東京さ行くさ」も大ヒットしました。

 

地方から東京への人口移動のピークは1962年に起こりました。「東京は進んでいる」「東京に行けば何でもある」と誰もが思い、戦後の高度成長期という時代背景もあって「集団で1本の道を登る時代」でした。「みんな一緒でみんないい」と多くの日本人が思っていました。

 

しかし、「24時間ガンバレ!」と言われて競って山を登り、山頂に立ったら視界は360度開け、道は無数にあることがわかったのです。そうです、山を下りる時は、1本の道をみんなで降りるのではなく、それぞれが、自分が進みたい道を歩み始めたのです。

 

コロナ禍以前から、若い世代のローカル志向が強まっています。農業や環境…祭りなどの地域行事への関心も高いです。

 

拡大・成長から成熟の世界へ・・・日本が持続可能な社会となるには、地方分散型の方が、格差や健康、幸福の点で優れていることだけは間違いありません。

 

日本よりも一足早く60~70年代に車社会になったドイツでは、80年代から車の規制を始め、歩いて楽しめる街づくりに舵を切りました。人口10万人未満の都市でも、中心部にはカフェや商店が並ぶコミュニティ空間が広がり、食料や自然エネルギーを地産地消するなど、地域に根付いた経済も活発で、経済と環境と福祉がうまく融合、循環しているところが多いと聞きます。

 

日本でも兵庫県姫路市では、駅前に「歩ける街づくり」の試みが始まっているようです。

 

都市で生活しようが、地方で生活しようが、人々が自分のライフスタイルに合わせて、生き方を選択できる時代が、成熟の時代だと言えるのかもしれません。令和になったばかりの日本ですが、成熟社会の実現に向けて進んでいかないといけませんね。

 

みなさんのお盆休みは、どんな過ごし方をされましたか?そして、どんなことを考えましたか?

2020年

8月

15日

大人の昔話⑦「人の一生に重ねる」

「かぐや姫」に登場するお爺さん、お婆さんは、かぐや姫が成長しても、さらに年寄りにはなりません。桃太郎の場合も同じですね。そもそも、昔話の舞台や登場人物には、特定の場所や時間は設定されていません。話を聞いている子どもたちが、想像力を働かせて、自由に場所や人物像を決めているので、お爺さんやお婆さんは、ずっと、そのままで問題ないのです。

 

また、登場人物の性格は、善人か悪人でしかありません。置かれている境遇は金持ちか貧乏人、そして、知恵者か愚者といった、極端な設定となっています。普通の人間なら、心の中に善悪両方を持っていますね。しかし、人を極端に表現することでキャラクターがはっきりと確立されます。「この人は悪い人なんだ」と、子どもたちは不必要な迷いを抱くことがないのです。

 

富を象徴する大判小判や、好意を表す贈り物など、昔話の中では、全てが何かを象徴しているのも面白いところです。

 

子どもたちは、男女問わず、変身ヒーローものが大好きです。昔話の登場人物がたくましく成長し強く変身していく様は、今の自分を変えてみたい、本当の自分は驚くほどの力を持っている・・・そんな夢を見ているのかもしれません。

 

さらに変身といえば、動物や妖怪が人に姿を変え、人と結婚したり、騙したりする話も多いです。だいたい正体がバレてしまうのも、子どもたちに「ありのままの自分がいい」というメッセージを与えているのかもしれません。

 

人の世に起こるかもしれない様々な出来事を、子どもにでもわかるようにシンプルに、しかも心に刻みつけられるほど極端で衝撃的に語り継がれたのが昔話ですね。そこには単に面白いというだけではなく、人として生きていくうえで大事な知恵や処世術も含まれています。なにしろ、昔話には、出生から成長、栄達、結婚、没落、殺人など、様々な場面が登場します。そうした意味から、昔話の世界は人の一生に重ねされることができるのかもしれません。

 

どうですか・・・大人になって、昔話を読んでみると、子どもの頃の懐かしい思い出だけでなく、さらに深い、人生を読み取ることができますね。

2020年

8月

14日

大人の昔話⑥「春夏秋冬」

古くから日本人は自然と共に生きてきました。日本に「四季」があること、農業などの自然相手に暮らしていたことが関係していますが、日本人の感性は日本の自然が育んだものですね。

 

今日は、昔話の中に潜む「春夏秋冬」を垣間見ることにします。

 

「春」は旧暦では1年の始まりを告げる季節です。「一寸法師」の物語には、早春を連想させる花が登場します。

 

一寸法師が武士になろうとして都に上る途中、川が流れている場所を蟻に尋ねると、「タンポポ畑のところ」と教えられます。そして、川にお椀の船を浮かべて下っている途中、魚にエサと間違われ、やっとの思いいでたどり着いた都で大きな屋敷を見つけ、そこで奉公するすることになります。

 

そこには美しい姫がいて、その姫が一寸法師を連れてお宮参りに出かけると、「桜の木」の影から鬼が飛び出し、姫をかどわかそうとするのです。

 

「一寸法師」では、タンポポや桜など、随所に春を思わせる記述が見られます。春の昔話

には、どことなく気分が明るくなるような話が多いのです。

 

「狐の嫁入り」といわれる現象は、空は晴れているのに雨が落ちてくる天気雨のことを指しています。また、嫁入り行列の提灯のような光の列が夜に浮かび上がる怪火も「狐の嫁入り」と呼ばれています。

 

これは、昔から狐が人を騙すといわれているところから、怪異な現象と結びつけられ、日本各地に伝わる「狐の嫁入り」にまつわる話では、必ずといってよいほど、日中ならば天気雨が降り、夜は怪火が見られるのです。「天気雨」が降るのは「夏」ですね。

 

実りをもたらせてくれる「秋」は、日本人にとっては、特別な思いで迎え入れる季節です。

 

「猿カニ合戦」では、猿は拾った柿の種を、蟹の持っていたおにぎりと交換しますが、柿という果実が秋という季節を表しています。

 

「桃太郎」の場合は、季節を知るカギは「桃」と「きび団子」です。桃は初秋、きびは仲秋を表す季語になっています。現代では、桃は夏の果物ですが、「桃太郎」の物語は、秋の物語と読み取ることができます。

 

「冬」の代表的な昔話といえば、「笠地蔵」ですね。ホワイトきゃんばすの3年前のクリスマス発表会では、年少園児が演じたおじいさんおばあさんが圧巻の演技を見せてくれました。伝説の劇として記憶に残っています。

 

大晦日に笠が売れず、売れ残った笠をお地蔵様にかぶせてあげて帰ってきたおじいさん。おかげで、何も食べずに年を越すところ、お地蔵様がお礼に来てくれ、大判小判やたくさんの食べ物を持ってきてくれた、誰もが知る昔話です。

 

寒い冬だから、人の親切が余計に温かく感じられますね。まして大晦日は特別な日です。「笠地蔵」を読むたびに、人に施す気持ちを忘れないようにしたいと思いますね。

 

どうですか・・・もともと農耕民族であった日本人にとって、季節の移ろいは現代人が考えるよりもずっと大事なことであったようです。昔話のなかに、「春夏秋冬」を垣間見るのも、大人になってからの楽しみ方かもしれませんね。

2020年

8月

13日

大人の昔話⑤「妖怪アマビエ」

昔から、病魔退散に深く関わってきた「予言獣」の記録が多く残されています。令和2年、今、世界は新型コロナウイルスという目に見えない病の脅威に晒されています。そんな中で、一躍脚光を浴びているのが「妖怪アマビエ」です。

 

江戸時代の弘化3年(1846年)に肥後国(熊本県)に出現されたとされる妖怪で、「当年から六年の間は豊作だが、病が流行る。その時には、早々に私の姿を写して人々に見せよ」と言って海中に入ったといわれています。

 

妖怪ですが、人魚のようで、どことなくかわいさを感じる姿に、SNSによって、一気に全世界へ拡散されました。アマビエをモチーフにしたお土産も発売されているようです。

 

アマビエの27年前、江戸ではコロリと称する赤痢が大流行しました。感染すると、あっという間に命を落とすことからコロリと命名されたと言われています。この時も「姫魚」と呼ばれる予言する妖怪が各地で話題になったそうです。

 

頭に2本の角を持ち、女の顔で、それ以外は魚の姿をしています。「竜宮の使い」と名乗り、「我姿を見るとよい」と説いたと言われています。「人魚」をモチーフにした逸話は、世界中にありますね・・・「妖怪」というよりも、庶民にとっては、親しみのある存在だったようです。

 

人間の顔に牛の体をしたクダン(件)も江戸時代後期に出現した予言獣です。クダンは、明治に入ると疾病だけでなく、戦争の予言もするようになります。明治42年6月21日の「名古屋新聞」では、10年前に肥前国五島の奧島でクダンが生まれ、生後31日目に「明治37年には日本は露西亜(ロシア)と戦争する」と言って死んだそうな、という記事が見られるそうです。

 

第2次世界大戦の末期にも、クダンが生まれて予言をしたとの噂が広がりました。「戦争の終局近し」とか「日本は戦争に負ける」と言って死んだそうです。

 

昔から、私たち人間は、疾病の流行や戦争という惨事に直面した時に、人間の力ではどうもできない状況をこうして「予言獣」に託したり、すがってきたのです。コロナ禍において、早く、このような妖怪が話題にならない世の中になることを祈ります。

2020年

8月

12日

大人の昔話④「語り」

今の子どもたちは、親や保育園、幼稚園での読み聞かせを通じて、昔話に触れる機会がありますが、古くから民話などは「語り」によって、親から子、孫へ、脈々と口頭伝承されてきました。

 

かつては、正月や祭りなど人々が神と出会う神聖な日、いわゆる「ハレの日」に語りは行われていたようです。

 

「むかしむかし・・・」という物語の語り始めを「発端句(冒頭句)」と言いますが、語り手と聞き手が物語の中、つまり、現生から異世界へと移っていくことを示す転換の意味も込められているそうです。

 

あまり知られていませんが、この発端句と対になる言葉が「結句(結末句)」で、その名の通り「これで話は終わり」という意味です。結句には、二通りの言葉があります。

 

一つは、語りが神聖なものという名残から「尊払い(とうとはらい)」が徐々に変化し、「どっとはらい(青森)」「とーぴんと(山形)」などだそうです。

 

二つ目は、主人公が幸せな結末を迎えたという意味の「一期がさかえた」から「いちがさかえもうした(福島)」「いちごぶらーんとさがったてが(新潟)」という言葉で終るそうです。

 

「語り」にも様々な形がありますが、今日は「百物語」を紹介します。

 

火を灯した百本のろうそくが並べられた部屋に、夜な夜な人々が集まり、ひとりずつ順番に怪談を語っていきます。そして、ひとり語り終えると同時に一本ずつろうそくの火を消し、話が続いていくにつれて次第に部屋が暗くなり、恐怖が増していくという、怪談特有の語り方です。

 

しかし、「百話を語りきると怪異が起きる」と伝えられており、百物語で百話すべて語るのは禁忌で、必ず九十九話で終えなければならないそうです。

 

興味深くなってきましたか・・・「百物語」のようにすれば、私のつたない「怪談」でも、子どもたちは恐怖に震えるのかもしれませんが、百話はご法度です。

 

いろりを囲んで、おじいちゃんやおばあちゃんが「語り」となる民話を聞きたくなってきましたね。

2020年

8月

11日

大人の昔話③「約束を守る」

昭和24年に、木下順二さんによる戯曲「夕鶴」が発表されました。これは、誰もが知っている昔話「鶴の恩返し」がベースのストーリーです。

 

「夕鶴」のストーリーは、本来の昔話よりも複雑で、「お金」に取りつかれていく人間と「お金」を理解しない鶴という対比によって、暗に経済至上主義への批判という内容となっています。戦後まもない頃の時代背景もありますね。

 

 

では、昔話の「鶴の恩返し」の最後のシーンです。

 

嫁(鶴)は、またテンカラ、テンカラと機(はた)を織り、男はだんだんと金持ちになったと。ところが嫁の顔色がだんだん悪くなり、なんだか元気がない。

 

男が「おめえ、あんまり働くから、機織りをちっとやめれや」と言っても、「いや、なんともねえ」と嫁は機を織る。

 

心配になった男は、とうとう戸をこっそりあけてのぞいてみたと。すると、一羽のツルが自分の羽を抜いては織り、抜いては織りしていた。鶴にはもう羽がなくなって、赤裸だったと。

 

男に気づいたツルは、「おれ、助けてもらったツルだ。寒い時に助けてもろうて、ほんとうにありがたかった。恩返しに来たが姿を見られたけ、ここにいらんねえ」と言った。

 

男は、「おらが悪かった。いかんでくれ」と頼んだが、ツルは飛んで行ってしまったと。

 

約束をきちんと守っていれば、いつまでも今の幸せな生活を送ることができる・・・昔話を通じて、子どもたちへの教訓にするには効果的ですね。しかし、昔話の世界では、しばしば約束が守れずに、悲しい結末を迎える話も多いです。

 

この「鶴の恩返し」もそうですし、「雪女」では、自分の父を殺した雪女が妻になり、その時の話をしたために、雪女は去っていきます。雪女に殺されなかったことが救いですね。

 

あの国民的童話「浦島太郎」も、決して開けてはいけないと言われた玉手箱を開けてしまったために、白髪のおじいさんになるという不幸に見舞われます。

 

「覗かないで」「開けないで」という、単純な約束事なのに、人は好奇心や欲望に勝つことができず、ついつい破ってしまうのです。

 

私たちの現実の世界でも言えることですし、子どもたちが、大人になっていくまでに、約束を守らなかったばかりに、痛い目に合うことを経験するかもしれません。

 

大人の私たちは、昔話から、正直に生きるための、簡単なことを学ぶことができるのです。

2020年

8月

10日

大人の昔話②「勧善懲悪」

暑い日が続きますね。朝起きると、びっしょりと汗をかいているので、夏は朝風呂が多くなります。湯船につかりながら「ミ~ン♪ミ~ン♬」とミンミンゼミの声がします。夏を感じる時間ですね。

 

さて、私が子どもの頃に、夢中になった時代劇の一つは「水戸黄門」です。その根底にあるのは、日本人好みの「勧善懲悪」という図式です。もっとカッコよく言えば、勧善懲悪というお決まりのアングルに安心感を覚えるのかもしれません。

 

むかし昔、あるところに、お爺さんとお婆さんがあったんやと。

ある日のこと、お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川に洗濯に行ったんやと。

お婆さんが川で洗濯してたら、川上から、大きな桃が、どんぶらこどんぶらこと

流れてきたんやと。

 

このフレーズは、日本人なら誰もが知っている「桃太郎」の始まりのシーンです。ちなみに、柴刈りとは、芝生を刈りこむことではありません。薪にするために、野山に自生する雑木やその小枝を刈り取ることです。

 

「桃太郎」は、明治以降、広く教科書に採用された話なので、日本人の100%が知っているといっても過言ではありませんね。悪さを働く鬼たちが住処とする鬼が島へ乗り込み、犬・猿・キジを連れて、鮮やかに退治する桃太郎の姿は子どもたちにとってヒーローそのものでした。

 

「猿カニ合戦」は、保育園のクリスマス発表会の劇で発表したこともあって、朝の会ではそのストーリーを子どもたちが暗記するほどです。擬人化された動物らが繰り広げる「勧善懲悪」の痛快な話です。

 

おにぎりと柿の種を交換する猿のずる賢さが際立つ物語ですが、それをハチ・栗・臼・子ガニたちの連合軍が仇討ちをするというアングルが、人気の要因です。まさに「正義の味方VS悪」という分かりやすい構図になっています。

 

さて、今の時代では、映画やドラマをみていても、「正義」と「悪」が、時には入れ替わったり、複雑になっていますね。視聴者が簡単にストーリーが分からないようにしているドラマも多いです。

 

世の中、必ずしも正義が勝ち、悪が滅びるといった単純なアングルにはなっていないのは事実かもしれませんが、私たち大人は、子どもたちに、やっぱり「頑張った人が報われること」「正義感を持って人のために行動すること」を教えていきたいですね。

2020年

8月

09日

大人の昔話①「人まねじいさん」

今日から保育園はお盆休みです。おじいちゃんおばあちゃんのもとへ、帰省を見送る家族もいれば、新幹線で帰省をする家族もいます。安全対策を行って、あとは大人の判断ですね。

 

さて、保育園では、毎朝「読み聞かせ」を行っています。同じ物語を繰り返すことが多いのですが、それでも子どもたちは、真剣に物語に入ります。では、私たち大人は・・・大人になった今こそ、新しい視点で昔話を読み返し、懐かしい思い出とともに、大人の視点での発見を楽しむのはいかがですか。

 

初日は、「人まねじいさん」を読んでみましょう。「猿地蔵」というタイトルで読まれることもあるようです。

 

登場人物は、猿のほか、おじいさん、おばあさんと隣のおじいさんだけです。昔話は、とてもシンプルな内容が多いですね。

 

あらすじです。

 

おじいさんは、歌いながら地蔵を運ぶサルたちを見かけます。「これはおもしろい」と、地蔵の真似をして待つと、サルたちはおじいさんを地蔵と思い、お堂へ運びました。おじいさんは、たくさんのお供え物をもらって、おばあさんのところへ帰りました。

 

その話を聞いて、真似したのが、隣りの欲深おじいさんでした。同じように、地蔵の真似をして、サルたちに運ばれるのですが、サルの歌があまりにも面白くて笑ってしまいました。地蔵でないことに気がついたサルは、欲深おじいさんを川に落としたという話です。

 

保育園でよく読み聞かせをするのが「花咲かじいさん」です。まじめなおじいさんと、隣りのいじわるなおじいさんが登場する典型的な「隣りの翁型」の昔話ですね。

 

子どもたちには、「欲張ると、隣りの意地悪じいさんのようになってしまうよ」と、強欲を慎みなさい!という教訓を伝えますが、大人になって考えると、こうも受け取れます。

 

「人のマネをしていると、ろくなことにならない」とも・・・やっぱり、自分で考えて、自分らしいことをしなさい!と言えますね。世の中では、「柳の下の二匹目のドジョウを狙ってもうまくいかない」と言われるように、マネは長続きしません。

 

私たちは、様々な情報や、人の行動をヒントに、「新しい取組み」や「新商品開発」に取り組むのでしょうが、マネは自分で考えたことではありませんね。

 

これから、子どもたちには、「○○じいさん」の話をした後に、「欲張ってはいけないよ」にもう一つ「人のマネをするんじゃなくて、自分で考えてごらん」という教えもプラスしてみませんか。

2020年

8月

08日

植物愛

今日はお盆休み前の最後の保育となりました。土曜日なので、卒園児を含めたタテの関係が広がります。昨日、見学に来た保護者も小学生が、保育園の園児と遊んでいる姿を見て、驚いていました。

 

帰りに風船のプレゼントをしたのですが、小学生の女の子が、5歳女の子に、その子の名前と似顔絵をマジックで風船にささっと書いてくれました。女の子にとっては、憧れの先輩からの大切なプレゼントになったようです。心あたたまるシーンです。

 

さて、今日は植物の話です。

 

「偏見よ!植物はじっと動かないとでも!?植物だってゆっくりだけど成長して動いているんだからね」という植物のセリフがマンガになっているそうです。コロナ禍では、あらたに、緑に囲まれた「おうち時間」を過ごす人が増えたようですね。

 

植物との共同生活では、むしろ規則正しい暮らしになっていくそうです。定期的に水やりや空気の入れ替えをするので、飲み歩きをしないで、家で過ごす時間が増えた人も多いとか・・・

 

9月に、保育園の遠足で、埼玉県北本市にある「北本自然観察公園」に3年ぶりに訪れます。過去3回の北本自然観察公園の遠足では、スタッフ(植物博士・・昆虫博士・・生き物博士)が、3つに分かれたグループに帯同して、解説をしてくれるのですが、それが、私たちが知らないことばかりで、本当に勉強になるのです。

 

私は、生き物は大好きですが、植物についての知識があまりありませんでした。しかし、植物博士の解説を聞いて、思わず「植物図鑑」を購入してしまいました。(笑)

 

「植物の表情は変わらないけど、実は感情豊か。嬉しいと生き生きしています。それが読み取れたときは嬉しい」と、愛好家は語ります。

 

私も、1年ほど前に、アクアテラリウムの水槽を我が家のリビングに作りました。苔や植物と、高さ5センチほどの水面が共存する空間です。水面上の流木には、苔や観葉植物が伸びていて、水の中には、カエルやヨシノボリ、スッポンのベビーや小エビが生活しています。とても癒されます。

 

どうですか・・・お部屋に植物を・・・植物がある生活が心地よいのは、やっぱり、植物が酸素を出しているからなのでしょうか?・・・

2020年

8月

07日

朝食欠食

今週は、5日連続のプール遊びとなりました。プールに入らないと干上がってしまうような真夏の太陽がギラギラと輝いています。そして、今週は、3人のママがボランティアで活躍してくれました。子どもたちの水鉄砲の攻撃にあっていますが、笑顔で頑張ってくれました。ありがたいですね。

 

さて、昨年秋の農林水産省の調査によると、18~39歳の23%が「朝食をほとんど食べない」と答えたそうです。

 

20代前半の朝食欠食率は、平日で33%、日曜では45%と半分近くが食べない(というか、昼ぐらい迄寝ている)というデータです。これは、驚きの結果です。

 

最近は、朝食は食べなくてもいい・・といった本や、朝食を抜くと、体がカロリーが少ない環境に順応して、長生きするといったことも言われていますが、保育園で働く職員は、「早寝・早起き・朝ごはん」をモットーに、園児とその保護者と関わっています。

 

現実的には、ダイエット志向から、朝食を食べない女性も多いですが、これは、大間違いで、朝食を抜くと昼食時に摂取したカロリーが過剰に蓄積され太りやすくなるのが、医学的な見解です。

 

小中学生の欠食率は、平日5%・日曜が12%と20代ほどではありませんが、気になる数字ですね。

 

農林水産省調査によると、健全な食生活を心がけているグループでは、学校で食育を受けた人の率が高いそうです。食育は、「朝食を食べないと・・・」といった教育もあるでしょうが・・・「これ・美味しいね!」と、食べることが大好きな子どもにすることが大切ですね。

2020年

8月

06日

コロナ時代の移住先

今日は、広島に原子爆弾が投下されて、75年目の夏です。本来なら、広島での式典がトップニュースになるのですが、今日もコロナのニュースばかりですね。式典もコロナの影響で、縮小されたようですが、8月6日広島・8月9日長崎を子どもたちに語り続けるのが、戦争を知らなくても、私たち大人の役割ですね。

 

さて、コロナの影響で、東京のオフィスビルの空室率が上昇しているそうです。テレワークが進めば、家賃の高い東京に大きなオフィスを構える必要もありませんし、満員電車での通勤も、全員が一堂に会する会議も、書類のハンコ捺しも必要がないことがわかりました。数少ない、コロナのプラス効果かもしれません。

 

会社だけではありません。「コロナで住む場所を考え直しました」という人が多くなったそうです。

 

もちろん、経済的に余裕がある人が中心になるでしょうが、「とりあえず2拠点目を探しています。しばらく、行ったり来たりしながらやって、問題なければシフトしたい」という動きです。

 

これまでのセカンドハウスは「遊びの拠点」を目的とした空き家のような物件が中心だったようですが、5月から7月は、水回りが整ったすぐに住める家だそうです。つまり「移住を目的とした購入」ということです。

 

「コロナの影響で、住まいに対する考え方が大きく変わってきた。最大の理由は、自宅で働くテレワークが本格的に普及したことだ」と不動産関係者は語ります。

 

しかし、よくある話ですが、夢を求めて移住をしたものの、「こんなはずじゃなかった」となることも多いようで・・・そこで「コロナ時代の後悔しない移住先」を考えることが大切だそうです。

 

「広い家に住める街」「大規模商業施設が充実した街」「カルチャーを感じる施設がある街」「将来伸びる街」「子育てのしやすい街」「治安のいい街」「医療体制が充実した街」「災害対応や行政サービスが期待できる街」などの項目が移住ポイントだそうです。

 

宮城県岩沼市は、仙台にも近く、東日本大震災の津波から立ち直り、その象徴が「千年希望の丘」。移住者の受け入れにも力を入れているそうです。

 

石川県金沢市は歴史情緒あるれる町並みが残り観光地としても人気ですね。「自然と美食、子育てと教育、仕事と住まい、医療や福祉など、幅広い世代を満足させる環境が充実している」と人気の場所です。

 

兵庫県福崎街・三重県東員町・徳島県北島町・沖縄県南風原町など「ちょっと聞き慣れない」という場所も、移住ポイントが高いそうです。

 

東京一極集中が問題とされていた昨今ですが、ここ数年で、解消が加速し、人々のライフスタイルが多様化していくことは、間違いなさそうですね。

2020年

8月

05日

フリーランス

今日は、屋上のスイカ畑で収穫した「小玉スイカ」でスイカ割りをしました。毎年の夏の風物詩です。柔らかめの棒を使っているので、そう簡単には割れません。やりたい園児全員がスイカ割りを楽しめるように演出します。

 

そして、スイカを食べました。初収穫の小玉スイカですが、甘くてとっても美味しかったですね。これも、毎年のことですが、スイカの白いところまで食べつくす子どもたちです。(笑)

 

さて、コロナ禍で、私たちの暮らしぶりは様変わりしました。仕事もその一つです。会社に属さず、個人で仕事を請け負うフリーランスという働き方への関心が高まっているそうです。

 

かつて、保育園の保護者で、フリーランスのパパがいました。彼は、能力があるのでしょう。仕事が定期的に入り、かつ、自分の都合のいい時間で仕事ができるので、子どもの送り迎えも頻繁に顔を出すパパでした。

 

しかし、彼のような例だけではありません。コロナ禍では、報酬や条件を一方的に変更させられたり、仕事でけがをした時の公的補償がなかったり、まとまった退職金などもありませんね。不安定な立場の人が多いのも現実です。

 

3月末に、コロナで亡くなった志村けんさんが、著書の中で、独立するかどうか迷っている人に3つの問いを立てています。「何をしたいか、すぐ答えられるか」「これだけは自信がある、という特技はあるか」「他人から『ちょっと変わってるね』と、よく言われるか」・・・一つでもノーがあれば辞めた方がいいと、志村さんは言っていました。

 

おやじ園長が、サラリーマンから独立をした時は、3番目だけは、当てはまっていました。(笑)

 

政府は、フリーで働く人の労働環境を改善することを決めたそうです。これからの時代、個性をいかせる場が広がっていくと考えれば、「フリーランス」が増えていくでしょうし、それを国が支える仕組みが必要ですね。

 

志村けんさんのように「だいじょうぶだぁ」と思える人が増えると、日本は、様々な働き方が認められるような、さらにいい国になっていくのかもしれません。

2020年

8月

04日

トイレの花子さん

今日のプールは、ボランティアのママに活躍してもらいました。彼女はダイバーです。大プールに、子どもたちと一緒に入って、ずぶ濡れになって遊んでもらいました。「○○君のママと一緒に遊んで楽しかった」と、5歳女の子のコメントです。

 

さて、昨日のブログで稲川淳二さんの「怪談ナイト」の話をしましたが、それなら、保育園の子どもたちに「怪談」を話してみようと、今日の寺子屋は、「怪談・トイレの花子さん」です。

 

トイレの花子さんの話は、色々なパターンで都市伝説となっていますが、今日の話はこんな内容です。

 

ある学校には、こんなうわさがありました。「三階の女子トイレで、入口から三番目の扉をノックすると、返事がして、白いシャツで赤いスカートをはいた花子さんという幽霊が出るらしい」

 

友だちのいない○○ちゃんは、幽霊を見つけたら、友だちとの会話に入れるかな・・・と思って、勇気を出して、放課後にその扉をノックしました。すると、花子さんが本当にあらわれたのです。

 

一緒に遊ぼうといってくれたので、それから毎日、○○ちゃんは花子さんと遊んでいました。ある日、いつものように、放課後、花子さんと遊んでいると、花子さんが「私と本当の友だちなら、私の世界に来て」と言いました。

 

本当の友だちになれるならと思って、○○ちゃんはトイレの中に入っていきました。その日から、○○ちゃんの姿を見た人はだれもいないそうです。

 

このストーリーを部屋を暗くして、懐中電灯で下から顔を照らして演出をし、アドリブのセリフで、子どもたちに語りました。

 

もう一つ・・・「お母さんはどこ?」という、これも怖い話ですが、子どもたちに聞かせます。

 

果たして・・・子どもたちの反応は?

 

年少、年中園児の多くは、「トイレの花子さん」というタイトルや、懐中電灯のパフォーマンスに気を取られ、怖いどころか「おもしろかった!」という感想が多かったのですが、夏休みで登園していた小学生と、年長園児の数人は、本当に怖がっていました。

 

話を聞きながら、自分の頭の中で、トイレから花子さんが出てくるシーンや、お父さんの背中に、死んだはずのお母さんがいることが子どもにしか見えないことなどを頭の中で想像できるからです。

 

「怖い話」が本当に伝わったのは、大きい子どもたちだけでしたが、今日の「怪談」は、まずまずの成功でした。

 

次の機会には、稲川淳二ばりに、全員を「こわ~い」と泣かせるぐらい、園長の怖い語りをさらに上達させたいと思っています。(笑)

2020年

8月

03日

怪談ナイト

8月に入って、夏本番・・・屋上のプールも、お日様が輝く中で、子どもたちのはしゃぎ声がこだまします。ようやく、この時を待ってました。今週は、プール三昧で楽しみたいと思っています。

 

さて、毎年恒例の稲川淳二さんが、怪談を語るイベント「怪談ナイト」・・・1993年から行っているそうです。今年も、すでに7月から開催されています。ここ埼玉県にも、稲川淳二さんがやってきます。

 

夏の怪談話と言えば、稲川淳二さんを思い出しますが、彼は、決して霊感が強いわけではありません。彼のしゃべりは、母親の影響を受けているとのことです。

 

「バス停で5分待っている間に友だちを作ってしまう」ほどの話好きの母親が、寝室で夜な夜な聞かせてくれたのが怪談だそうです。豆電球の逆光の中で、影で顔が隠れた母親が「黒い髪がぶおーと揺れて・・・」と話すと、震えるほど恐しかったようで、母から聞いた怪談を小学校で語って聞かせると、「もっと話して」とたちまち人気者になったそうです。

 

稲川さんは、工業デザイナーとして働いていたのですが、劇団に出入りするうちに、話が面白いと目を付けられ、深夜のラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを任されます。その後、テレビにも出演し、タレントとして活躍するようになりました。

 

稲川さんの怪談ノートには、日本各地で、その土地に伝わる怪談を聞いて書き留めたメモが、赤のサインペンで書かれているそうです。「赤い文字で書いておくと思い出しやすいんですね」と彼は言います。

 

稲川さんは、聞き取った怪談をそのまま披露することはありません。ノートにある断片的な話を時代背景などを考えて、自らくっつけていって、1本の話にまとめるのだそうです。

 

毎年夏に行われる「怪談ナイト」のために、春ごろから工房にこもり、赤い文字で埋め尽くされたノートを読み返して、作品を完成させるそうです。

 

どうですか・・・稲川さんの怪談が聞きたくなってきましたね。やっぱり、夏は、怪談で涼しくなりませんか。(笑)

2020年

8月

02日

カタカナ語の洪水

梅雨が明けて、急に暑くなると、どうしても体調を悪くしてしまいます。夏本番となり、保育園の子どもたちが、元気に過ごせるように取り組んでいきます。

 

さて、教育業界でここ数年、多く使われる言葉の一つが、「アクティブラーニング」です。新学習指導要領を巡って、この言葉がどんどん一人歩きをしていきました。今は、日本語の「主体的・対話的で深い学び」に落ち着いたようです。

 

私たちのまわりには、カタカナ語が洪水のように氾濫しています。カタカナ語は、なぜか不安を増長するような気がしますね。

 

「パンデミック」「ロックダウン」「オーバーシュート」「クラスター」・・・コロナ禍では、頻繁に耳にするカタカナ語です。

 

その対応には、「ニューノーマル」「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」「オンライン」「テレワーク」そして、Withコロナ・・・

 

難しいことを易しく・・・できるだけ、分かりやすい言葉で・・・これが、教育の神髄のはずですが、どうしても、カッコいい響きのカタカナ語を私たちは使ってしまいますね。

 

しかし、明治時代には、今までの日本にはない概念の外来語を、見事な日本語に翻訳や造語した歴史があります。

 

「社会」「個人」「科学」「哲学」「芸術」といった言葉です。これらの言葉は、明治以降に使われた日本語なのです。

 

どうですか・・・カタカナ語を少し控えたくなりますね。(笑)

2020年

8月

01日

12泊13日のキャンプ

関東地方もようやく梅雨が明けました。土曜日なので、プールの予定はなかったのですが、急に暑くなり、ジャブジャブプールを出して、子どもたちは、洋服のまま、ずぶ濡れの水遊びです。これはこれで、また楽しものです。

 

さて、今年度は、コロナ禍でデイキャンプとなった保育園のサマーキャンプですが、いつもは、パパママから離れて1泊2日で行います。それでも、子どもたちは、このサマーキャンプを終えると、目に見えて成長を感じるのですが、今日は12泊13日のキャンプの話です。

 

国立妙高青少年自然の家が企画する「MYOKOチャレンジ」は、新潟県と長野県堺の信越トレイルを約80キロ、火打山・妙高山登山の20キロを合わせて100キロを歩くキャンプです。

 

このキャンプには、小学校5年生から中学校3年生までが参加できるそうです。最初は会話を楽しんでいる子どもたちが、最後は黙々と歩くようになります。この黙々と歩く時間に価値があるといいます。

 

口論をし、謝ることができなかった子どもが、「歩いてなんかすっきりした。よくよく考えてみたら、自分が悪かったと思った」と、素直に謝る姿がありました。歩く中、自分とじっくり対話をし、自分を変えることができ、さらに絆を深めていく子どもたちが、このキャンプで生まれるのです。

 

今は、簡単に疑似体験ができる世の中ですね。しかし、本物の体験にはかないません。12泊13日を終えた子どもたちが、どれだけ成長し、大きくなったか・・・容易に想像できます。

 

私たち大人は、どんな分野でも子どもたちに「本物」を体験させたいですね。お金がかかるかもしれませんが、「本物の味・・・一流のレストランの料理を食べさせる」ことだって、本物体験です。(笑)

2020年

7月

31日

「いじめ」と「いじり」

今日も保育園の中は、J-POP伝説の名曲が流れます。「渡辺美里 My Revolution」「プリンセスプリンセス DIAMONDS」「パフィー アジアの純真」「THE BOOM 島唄」を口ずさむ園長に、「???」の子どもたちです。(笑)

 

さて、テレビのバラエティー番組を見ていると「いじられキャラ」のタレントが頻繁に登場します。一般社会でも、例えば職場の中でも「いじる」「いじられる」行為が、当たり前に認められていますね。

 

私もサラリーマン時代は、「いじられキャラ」の部下を使って、ミーティングで笑いをとることは日常茶飯事でした。もちろん、部下に対して「いじめ」「パワハラ」という認識は、これっぽっちもありません。「いじられキャラ」の部下も、それを受け入れていたような気がします。

 

しかし、子どもたちの日常では、テレビタレントの言動に影響を受け、学校生活での人間関係にもこのスタイルが持ち込まれます。

 

しかし、学校の先生に限らず、私たち大人は、テレビ画面の向こう側で起きている行為は演出であり、学校生活で是認するものではありませんね。

 

大人の世界でもそうですが、学校などで、「いじられキャラ」など、一度定着したキャラクター変えることは簡単ではありません。この構図は、「いじめ」と同じです。

 

私たち大人が気をつけないといけないのは、子どもの中に特定の「いじられキャラ」をつくり出し、笑いを取るようなことがあってはなりませんね。おやじ園長も十分に気をつけます。

2020年

7月

30日

コロナを学ぶ授業

昨日、保育園の帰りに近くのホームセンターに寄ると、ワゴンに「J-POPスーパーベスト」のCDを発見・・・昭和おやじの青春時代にヒットした曲がずらり並んでいます。たまらず、衝動買いです。

 

お昼寝が終わって、音楽を流すのですが、園長が、「佐野元春のSOMEDAY」や「爆風スランプの大きな玉ねぎの下で」を口ずさむ姿に、違和感を覚えた子どもたちです。「園長先生がまだうーんと若い頃に流行った歌だよ」と教えても「???」の顔です。(笑)

 

私が学生の頃は、まだチェーン店のカラオケボックスなどはなく、カラオケができるスナックなどでレーザーディスクカラオケという時代でした。他のお客さんのいる前で歌うので、緊張した思い出があります。「いまはむかし・・・」の話です。

 

さて、緊急事態宣言が解除されたのちに、多くの自治体で学校が再開しましたが、「新型コロナウイルスを学ぶ授業」は、どんな形でおこなわれたのか、興味がありますね。

 

東京都世田谷区の千歳中学校では、保健体育の時間を使って、「今、私たちが大切にしなければならないことは『さまざまな情報に振り回されないこと』だ!」で授業がスタートしました。

 

新型コロナウイルスの医学的な話や、国別の感染状況などのテレビニュースのような内容ではなく、感染症が引き起こす「病気」「不安」「差別」の3つの相関関係を理解する授業だそうです。

 

担当した教員は、買い占めで商品の棚が空っぽになってしまった画像などを使用し、「当たり前だった日常生活の重要性に気付かせたかった」と言います。本来なら、アクティブラーニング的に、生徒たちの意見をこの授業で交わしたかったようですが、授業の終わりに、生徒の意見をワークシートに記入させます。

 

「手洗いや消毒を徹底する」「人への感謝の気持ちを忘れない」「偏見や差別は、とても怖いものだと思った」「コロナウイルスと共存する世の中をイメージしないといけない」などの意見があがったそうです。

 

「新しい生活様式は○○です」という報道が多いのですが、大切なのは、子どもたちが自分で、新しい生活様式を考えることです。正解が1つではなかったり、正解がなかなか見つからない問いですね。

 

千歳中学校のねらいは、「子どもたちが、優しさや寛容さなどを育み、人への配慮ができるようになってほしい」です。

 

ここ数カ月のコロナ禍での出来事や、これからの生き方については、学校の授業に取り入れるべき、大切な内容ですね。そして、子どもたちが自分で考えることにつながるのです。

2020年

7月

29日

陽だまりの樹

今日は、まるでミストシャワーのような霧雨の中で、屋上遊びをしました。子どもたちは、どうせ水たまりでどろんこになるので、「気持ちいいシャワーだ!」と言いながら、大いに楽しみました。

 

さて、日本マンガ界の巨匠「手塚治虫」さんの祖先が医者であり、人々を感染症から救うために尽力した事はあまり知られていません。私も知りませんでした。

 

手塚治虫の晩年の大作「陽だまりの樹」は、幕末期の日本が舞台です。史実を基に自分の祖父である蘭学医・手塚良庵と架空の藩士・伊武谷万二郎という2人の若者を主人公に、まだ感染症の実態が知られていなかった時代に、それらの病から民衆を救うために貢献した人々の活躍が描かれています。

 

良庵は、当時恐れられていた天然痘の予防接種を人々に広めるべく奔走するものの、当時は、正しい知識が普及していない一般庶民から「種痘(予防接種)をすれば牛になってしまう」というデマや偏見に悩まされます。

 

江戸では、1849年から蘭方医禁止令が出されたこともあり、急速に広まる感染症に対して従来の医学では確実な対策が打てない状況が続いていました。しかし、黒船来航により江戸幕府内の情勢も変化し、ついに1858年に神田に種痘館(予防接種センター)が開設され、蘭方医解禁怜も出されました。

 

医学だけではありませんが、この幕末という様々な価値観の転換期に、当時としては異端の蘭方医たちが、自分の信念を貫き通し、従来の価値観と対立しながら近代医学を広めていったのです。

 

コロナ後の世界も、幕末のようにさまざまな制度や常識が変化することだけは間違いありません。その中で、私たちが、どう道を切り開いていくのか・・・自分で決めなくてはいけませんね。

2020年

7月

28日

夏休みの過ごし方

サマーキャンプのDVDを、昨日子どもと一緒に見た保護者からは、あらためて、我が子の解説付きのサマーキャンプレポートがあったそうです。バーベキューで、役割分担をしながら、子どもたちは手伝いをしたので、急に家で、配膳をするようになった5歳女の子もいます。

 

さて、例年であれば、多くの自治体の小中学校では、7月21日から夏休みとなり、山のような宿題を抱えて、早めにやってしまう子と、始業式ギリギリまで終わらない子どもと分かれるものですが、今年の夏休みは、まだ先です。さいたま市は、8月1日からお盆の8月15日迄となっています。

 

いつもなら6週間もある夏休みですが、期間が長いと、計画的にはなれないもので、ダラダラと過ごしている間に終わってしまう・・・ということもあったかもしれませんね。

 

しかし、今年は、2週間しかないと考えれば、親も含めて、じっくりと夏休みの過ごし方を計画的に考えるのもいいかもしれません。

 

自粛期間中は、いつ学校が始まるのか?授業はどうなるのか?・・・計画的でないばかりか、突発的なことが多くて、子どもたちは、どちらかというと手持ち無沙汰の学校休業を経験してきました。

 

それだからこそ、今年の夏休みは、きちんと計画的にいきたいものです。しかし、コロナ第2派とも言える感染拡大で、親の故郷への帰省や、キャンプや海水浴も自粛する家庭も増えることでしょう。浴衣を着て、夏まつりや花火大会を楽しみたくても、全国ほとんどの花火大会などのイベントが中止になっています。

 

おいおい・・・またステイホームで引きこもり”!?

 

帰省ができないなら、田舎のおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書く。遠出の旅行ができなければ、近場を深く掘り下げて、地域再発見ガイドブックを子どもが作ってみる。キャンプができないなら、おうちで、朝昼晩の1日調理当番を子どもたちがやってみる。

 

子どもと一緒に、こんな代替の活動を考えるのも大人の大切な子どもへのアプローチになるのかもしれません。

 

宿泊ができず、しかも雨と濁流で川遊びすらできなかった保育園のサマーキャンプも、とことんバーベキューを掘り下げて楽しむことで、子どもたちにとって、忘れられない思い出になりました。

 

どうですか・・・短い夏休みですが、今年は、計画的に素敵な夏休みにしてみませんか。

2020年

7月

27日

数字に疲れる日々

朝の会では、サマーキャンプに参加した年長園児のインタビューをしました。どうやら、バーベキューのおやつに作った「焼きマシュマロ」の印象が強かったですね。年中園児は、来年は自分の番だということを意識しています。

 

園の玄関には、さっそくサマーキャンプのフォトギャラリーが掲示されると、写真を見ながら「この時は○○だった・・・」と、子どもたちの解説が始まります。そして、パパママに、もう一度、キャンプの話を繰り返すのです。

 

さて、保育園では、園児が「畑でたくさんトマトをとったよ・・・」と言うと、「たくさんというのは、人によって数が違ってくるから、トマトを○個ぐらいとったよと言ってごらん」とよく言います。

 

世界には、様々な言語がありますが、世界共通語は英語ではなく「数字」です。

 

多い少ない・大きい小さい・高い低い・・・すべて、人によってその基準が違ってきますが、数字にすれば、共通の理解が得られるのです。商談やプレゼンテーションで、数値化された資料が重要なのは、「数字」が世界共通語だからですね。

 

ところが、最近は、ニュースで新型コロナウイルスの新規感染者数を聞くと、その数字に気疲れしますね。私たちの生活の中では、「数字」はとても大切ですが、数字や数値では表せないものも同時に必要なのです。「音楽」「花」「本」などを楽しむことです。心のやすらぎは、数値化はできませんね。

 

コロナ禍において、現在各学校は、授業時間確保という数字と格闘しています。数字に表れない「運動会」のような行事を中止し、土曜授業、夏休み短縮などで、授業時間の数字を取り戻そうとしています。

 

もちろん、授業時間の確保は、大切なことです。しかし、子どもたちの頑張りにも限界があります。数字に表れない時間をどう作っていくか・・・同時に行っていかないといけませんね。

2020年

7月

26日

サマーキャンプ つづき

フランクフルトをペロリと食べてしまうと、焼きそば、とうもろこしと、子どもたちの食欲が止まりません。

 

炭火だけでなく、今回はコールマンのツーバーナーというキャンプには欠かせないギアを用意しました。燃料は、ホワイトガソリンでポンピングという作業をして火をつけます。火力が強いので、今回は、トウモロコシやジャガイモを茹でるのに活躍しました。

 

じゃがバターをアルミホイルに包んで、炭火の上でじっくりと焼き上げます。その間に、子どもたちは、川の激流から離れた岩場で遊びます。岩の昇り降りが、何とも冒険心をくすぐるようで、子どもたちは、滑らないように尻もちをつきながら、探検家になった気分です。思いっきり川遊びをしたかったでしょうが、岩のすき間に水たまりができていて、その中でジャブジャブとうっぷんを晴らすように楽しんでいました。

 

さて、キッチンスタジアムは、まだまだ終わりません。保育園の屋上ファームで収穫したきゅうりを食べて、いよいよジャガバターの時間です。炭火で仕上げたジャガイモは、ほっこり、おいしく召し上がりました。もちろん、お祭りの屋台で食べるジャガバターより数倍美味しかったですね。(笑)

 

スイカもバーベキューには欠かせませんね。屋上ファームのスイカは、7月の日照不足で、間に合いませんでしたが、まん丸大きな「三浦のスイカ」を子どもたちが、かぶりつきました。岩遊びで渇いたのどがスイカでうるおいます。種を気にしないで「ペッ!」とするのも、キャンプの楽しみの一つですね。

 

そして、最後に楽しみを残していました。朝、キャンプを撤収したファミリーからいただいた薪を使って、ミニキャンプファイヤーくらいの火をおこして、そこで、「焼きマシュマロ」を楽しみました。

 

大きなマシュマロを竹串に刺して、「アッチチ・・・!」と言いながら、大盛り上がりです。焼きマシュマロの経験も子どもたちは初めてで、このキャンプの一番の思い出となった子もいました。火にかけると、とろ~り甘いマシュマロに変身します。

 

ということで、今回のサマーキャンプは、バーベキューがメインとなりましたが、私も、こんなに楽しいバーベキューは経験したことがありません。フランクフルト・焼きそば・とうもろこし・きゅうり・ジャガバター・すいか・焼きマシュマロと食べまくりのキッチンスタジアムとなったのです。

 

途中、雨がやんで、薄日が差した時間帯もあり、キャンプサイトで鬼ごっこや岩場探検をして、子どもたちの想い出作りには、十分な一日となったことでしょう。

 

帰りのバスの中、恒例のアイスクリームを食べながら、子どもたち一人一人のコメントを聞きます。

 

「今日は、本当に楽しかった!久しぶりにみんなと合うことができて、うれしかった!」という小学生は、今年度バタバタの小学校で、落ち着いた居場所が少なかったのかもしれませんね。保育園を卒園しても、今もこうして、別々の小学校に行った同窓生と顔を合わせる機会は、大げさですが、子どもたちの成長を促す「想い出作り」には大事なことなのかもしれません。

 

6人の年長園児は、自分なりに先輩たちから大きな影響を受けたようです。遊びも会話も、先輩たちの高い壁を経験したことでしょう。保育園に戻ると、後輩たちに、自分たちがやってもらったように、素敵な先輩として活躍するのです。

 

帰りのバスの中では、想定通り、子どもたちは「グーグー♪」夢の中です。きっと、キャンプでの素敵な時間を振り返っていることでしょう。そして、全員無事に保育園に戻ってきました。雨の中でしたが、きっと、この体験は子どもたちの大きな財産となり、これからを頑張る糧となったことでしょう。

 

そして、子どもたちを送り出していただいた保護者の皆様・・・ありがとうございました。大成功のサマーキャンプでした!

2020年

7月

25日

サマーキャンプ

新型コロナウイルスの影響で、宿泊を予定していた埼玉県立の施設が、当面の間、宿泊休止となり、今回は、日帰りのデイキャンプとなりました。雨となり、どうなることやと思ったのですが、子どもたちの笑顔が一杯の、最高のデイキャンプとなりました。

 

デイキャンプですが、年長園児6名と卒園児の小学生13名の19名が、元気に早朝から集合しました。ママパパたちに元気に「バイバイ!」と手を振って、マイクロバスは出発します。

 

バスの席順も、ウマの合う子ども同士で、主任の先生が決めました。バスの中でも楽しい時間になりますように・・・。さっそく、子どもたちが、「しりとりやりたい!」「なぞなぞやっていい?」と、バスのマイクを使って、賑やかにスタートです。あの人気アニメ「鬼滅の刃」のテーマ曲の合唱が始まります。そして、小学校の校歌も歌われました。今回は、6つの小学校から卒園児が集合していますので、サマーキャンプは、卒園児の同窓会ともなっているようです。運転手の園長も背中越しに、子どもたちのやり取りを聞きながらホッコリしています。(笑)

 

年長園児6名は、小学生パワーに圧倒されそうですが、先輩たちの発言や行動が、大きな刺激となって、成長につながっていきます。年上の小学生とキャンプを通じて、これからの自分の立ち位置を決める大きな経験となっています。

 

デイキャンプの場所は、埼玉県の嵐山渓谷のある「月川荘キャンプ場」です。川遊びとバーベキューがメインだったのですが、川は、連日降り続く雨で、濁流となっています。中途半端な濁流ではなく、とことん本物の濁流ですので、子どもたちは、自然の脅威をしっかりと経験したようです。

 

屋根のあるバーベキューサイトまでは、幅1メートルにも満たない木橋を渡ります。最初の難関です。先生たちと手をつないで渡り切ると、ホッとした顔をする子どもたちです。スリルと楽しさは表裏一体ですので、すでに、ワクワク感が高まる子どもたちです。

 

「よし!バーベキューの準備を始めるぞ!」の掛け声で、「調理担当」と「火おこし担当」に分かれて、大自然のキッチンスタジアムが動き出しました。

 

火おこし班は、炭に火をおこすまでを園長にレクチャーされながら体験します。マッチの使い方も体験しました。マッチで火をつける経験は、今の子どもたちはありませんね。

 

新聞紙→割りばし→薪木→炭の順番で、火をおこしていきますが、ポイントは、風の送り方です。風おこしの竹筒で「フーフー」とやりながら、煙に目をパチパチさせて、ようやく炭に火が通ると「やった!」と大歓声です。

 

料理班は、焼きそばに使う野菜と豚肉のカットと、とうもろこしの皮むきをしました。子ども用の包丁を用意したので、順番に「ネコの手」になって、夢中になります。おうちで、ママの料理を手伝いたい!という動機付けになったかもしれませんね。

 

火の準備ができると、まずは、フランクフルトを焼き始めます。子どもたちの瞳が、炎のように燃えています。(笑)

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

24日

希望の炎

本来であれば、昨日東京オリンピックの開会式が行われ、国立競技場では、どんなセレモニーが行われるか・・・テレビに釘付けになっていたはずでしたが、昨日の午後8時に、国立競技場に立っていたのは、白血病と戦う競泳の池江璃花子選手でした。聖火がともされたランタンを手に、世界へ向けてメッセージが発信されました。

 

4分間のメッセージにじっと耳を傾けていた人も多かったと思います。白血病を克服し、2024年のパリ五輪を目指す彼女のメッセージだけに、深く重かったですね。

 

私たち日本人だけでなく、世界中の人々のほとんどが、1年後には新型コロナウイルスという未知の困難を克服した、その象徴として、東京オリンピックが開催されることを望んでいます。

 

東京五輪の延期が発表された時には、アスリートの多くも私たち一般市民も、希望を失った瞬間がありました。しかし、1年後という目標ができ、コロナ禍の真っただ中にあった4カ月の間に、計44の施設を1年後の開催に向けて、確保することができたのです。

 

これも、何とか、東京五輪を開催したいという思いが、共有されたことの証ですね。

 

1年後の国立競技場を「希望のシンボル」に・・・そんな思いで、池江選手が持つ聖火を見つめていました。

2020年

7月

23日

おやじ旅

今日は、約5カ月ぶりに電車に乗りました。ここにきて、感染者数が増加しているので、本日集合したおやじたちは、マスクに携帯消毒スプレーを持っての「呑み鉄」です。

 

東京から伊豆へ向かう「踊り子号」には、それはそれは古い特急車両が使われています。今どき、窓が開く特急です。この車両が、たぶん来年3月のダイヤ改正でなくなってしまう可能性が高いので、古い車両を満喫しながらの「呑み鉄」です。

 

昭和世代のおやじたちは、新しい事にも飛びつきますが、古いものを大切にします。

 

今回、高校時代の3つ下の後輩が参加しました。彼は、高校2年生を2回やっています。簡単に言えば、単位が取れずに留年したのです。そんな彼は、今では、日本橋で歯科医を開業するおやじになっていました。

 

今や、コンビニの数よりも多い歯科医ですが、彼は、毎週末「講演会」で全国を飛び回っています。「歯合せ(しあわせ)創造科」をうたう歯医者さんで、嚙み合わせに関するオーソリティなのです。

 

噛み合わせの重要性を年間50回以上の講演会で広めているそうです。どんな業界でも、「付加価値」をどれだけ持っているかが、その優位性につながるのですが、彼の場合は、「噛み合わせのことなら、俺に聞いてくれ!」という強力な付加価値を持つ歯医者なのです。

 

彼は、日本橋三越本店の提携医にもなっているようで、デパート業界の話でも大いに盛り上がりました。歯医者さんと、三越と伊勢丹の合併についての問題点や、社風の違いなどの話で盛り上がることになるとは・・・です。

 

さて、「特急踊り子号」の目的地は、伊豆急下田です。そこで、海の幸をたくさんと金目鯛を食べたのですが、満足度200%です。彼は、歯医者ですので、コロナウイルスに関する、医者としての見解をしっかりとレクチャーしてもらいました。今後不足するのは、グローブ(ゴム手袋)だそうです。

 

そう言えば、スーパーでレジを担当する店員さんは、みな手袋をしていますね。

 

ここにきて、感染者数が増加しているので、電車も空いており、例年は観光客で賑わう下田の街も、人ごみはまったくありません。

 

今回のおやじ旅で、心の元気をたくさんもらいました。と同時に、体の元気を維持できるように、今まで通り、感染対策のある生活をつづけることにします。

2020年

7月

22日

多様な生徒を東大に

子どもたちにとって、トマトは好き嫌いが分かれる野菜ですが、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、いつの間にかトマトが食べられるようになります。そして、もともとトマト大好き園児たちは、屋上に到着するとミニトマト畑にダッシュ・・・今日は、2歳女の子のコンビが、最後まで食べ続けていました。食べ放題ファームと勘違いしているようですね。(笑)

 

さて、みなさんは、東大生のイメージをどう思っていますか?私の知り合いにも一人、東大出身の官僚がいますが、「めちゃくちゃ頭が良くて切れる」という人物です。

 

しかし、東京大学の学生サークル、「東京大学フロンティアランナーズ」は、東大に入学後「同質な人間が多い。男性学生が占める割合が多く、卒業後は影響力の大きい仕事に就く可能性が高いものの、そこに『もろさ』を感じた」と言います。

 

彼らは、「誰も東大を目指さないような高校から東大を志し、合格した東大生の団体」だそうです。

 

東京大学は、全国から学生が集まる一方で、有名進学校として知られる一部の高校から進学する学生の割合が高まっているそうです。そうした高校では、受験向きの教育課程を組むなどの環境があったり、試験勉強の方法など、「東大に合格」するための様々な情報が、先輩から後輩に伝わる点で有利だそうです。

 

しかし、よく考えてみれば、「これをやれば東大に合格できる」と教えられたことをやるだけの生徒だって、中にはいるかもしれませんね。

 

そこで、「東京大学フロンティアランナーズ」は、全国に門戸を広げるべく、最初に「石垣島から東大合格者を100名輩出する」とし、石垣市へ渡り、中学生・高校生らと語り合う活動を始めたそうです。

 

これまでのところ、2人の高校生が志望先を東大に固めたそうです。同時に「東大生はすごい人」という認識が薄れたそうです。普通のお兄さんですね。

 

「勉強ばかりしてきたので、人間的な魅力に欠ける」なんて言われないように、多様な生徒が東京大学に入学しもらいたいという、この発想がいいですね。これは、東大だけの問題ではないようです。あなたが今所属している組織も同じかもしれませんね。

2020年

7月

21日

この夏は「3取る」

今日は、ブルーベリーファームに注目です。この春に、どろんこ広場横の草やぶを整地して、ブルーベリーの苗を10本植えました。ススキの仲間が、深く根を張っていて、たいそう手間がかかった作業でしたが、子どもたちも一緒に頑張ってくれました。そして、ついに、ブルーベリーの実が熟し始めました。

 

まだ、少しだけなので、ブルーベリーの小粒を1人1個で、15人ほどの園児がつまみ食いをしました。「すっぱ~い・・・けど美味しい!」が、子どもたちの感想です。この夏の屋上は、ブルーベリーも楽しめそうです。

 

さて、梅雨があけると、夏の猛暑が心配ですね。長期予報によると、9月になっても残暑が続くようで・・・毎年のことではありますが、熱中症対策を十分に取らねばなりません。

 

コロナ禍のこの夏は、「3取る」を意識するようにと言われています。

①人との距離を取る ②水分を取る ③マスクを適切に取る の3つです。

 

①と②は、誰もが問題なくできますが、厄介なのがマスクです。「本当にマスクを取ってしまって大丈夫なの?」と思う人もあるでしょう。

 

実は、保育園でのマスク着用については、最近ではこう言われています。

 

日本小児科医会は、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」と呼び掛けています。2歳未満だけではなく、3歳児から5歳児の園児に対しても、マスク着用に関しては、慎重な取り扱いが必要とされています。ずばり、コロナに感染するリスクを取るか、熱中症で子どもを危険にさらすかという選択を強いられるのです。

 

もう一つ、大人である保育者は、たいがいは、マスク着用で保育をしていますが、乳児クラスでマスクをした保育者が離乳食を食べさせていると、食べものをかまずに飲み込む子どもが出てきたそうです。いつもは、保育者が「かむ」姿のお手本を見せながら、子どもたちに上手に食べさせていたのです。マスクをすることで、伝わらなくなったのです。

 

また、コロナ以前から指摘されていたことですが、小さな子どもは顔が好きで、大人の表情をよく見て、そこからその人を認識し、感情を読み取ろうとします。これが、マスク着用によって、表情が読み取れずにコミュニケーションが難しくなっているという指摘もあります。

 

こうなると、マスクを外し、自然体で接した方がいいという考えや、マウスシールドを着用して、顔の表情が見えるようにすることも必要になるのかもしれませんが、どんな方法がベストかは、分かりませんね。

 

この夏は、「3取る」のマスクを取るタイミングをどう決めるか。職場ルールや家族ルール、自分ルールと、状況によっても線引きが変わってくるかもしれませんね。しかし、「命の安全」と「心身の健全な状態」の両面をいかに同時に補償するべきか。なかなか難しい問題ですね。

2020年

7月

20日

ひとかけで至福の味わい

今日は、ようやく屋上でプール遊びができました。7月2日に初プールを行ってから、ここ2週間、プールができませんでしたが、朝からお日様が出ています。子どもたちは、やる気満々でプールに飛び込むように入ります。

 

一番大きい競泳プールでは、年長年中園児を中心にバタ足練習と、飛び込み練習が始まっています。園長は、何も指示を出していません。勝手に、リーダー格の年長2人がルールを決めているようです。

 

さて、コロナ禍では、ステイホームのもと、家でパンやお菓子を焼く人が増加しました。スーパーの棚からは、小麦粉やイースト菌も空っぽになりましたね。そして、バターも品薄になりました。

 

実は、高級バター人気は、数年前からジワジワと広がっているそうです。私の大好きな「富澤商店」には、お菓子作りの材料や器具がたくさん売られていますが、冷凍庫には、何十種類のバターが売られています。

 

一時、私もカルピスのバターにはまったことがありました。バターの色は、牛が食べる牧草などのエサによって変わってきます。バターの色は、黄色のイメージが強いですが、カルピスのバターは、白に近い色をしています。

 

バターは、発酵バターと非発酵バターに大きく分けられます。生クリームを攪拌することで乳脂肪が固まってできるのがバターですが、この工程で乳酸菌を加えて発酵させるのが発酵バターです。日本で一般的にバターと呼ばれているものは、非発酵バターですが、発酵バターは、発酵というひと手間が生む、独特のコクと香りがたまらないですね。

 

洋菓子メーカー「○○ハイム」さんは、原料にマーガリンやショートニングは使用不可で、バターを必ず使用するそうです。「コク」が違うといいます。

 

どうですか・・・毎日は難しいでしょうが、日曜の朝ぐらいは、こんがり焼けたトーストが、まだアツアツのうちに、バターを多めにのせて、ドロ~ン&ジュンワ~と溶けるのを待つ時間・・・これは、間違いなく至福の時間です。そして、バターたっぷりのトーストは至福の味わいなのです。

2020年

7月

19日

父 墓に入る

久しぶりにお日様が顔を出してくれました。暑くなりましたが、やっぱり、夏はこうでないと・・・ですね。

 

今日は、父の四十九日法要と納骨を行いました。葬儀の時にお世話になった僧侶が、今日もお経を読んでくれます。「ご時世ですので、マスクを着用させていただきます。お聞き苦しい点もあろうかと思いますが・・・」と、お坊さんも、今は、マスクを着けてお経を唱えるのです。

 

2年前に母が亡くなって、建立したお墓に、いよいよ父が入ることになりました。墓石屋さんが、パラソルを立てて、暑さ対策を施していただきながら、母の骨壺の隣に、父の骨壺が並びます。

 

あちらの世界で、おやじとおふくろの生活が始まると思うと、少しホッとしたのが、正直な気持ちです。

 

法事の後ですので、親戚が集まり、木曽路で食事となりました。こんな時でないと、「木曽路のしゃぶしゃぶ」など食べられない・・というのが、私から見た木曽路のポジションです。

 

これは、あくまでも仲居さんとの雑談話ですが、コロナ騒動で、お店も1カ月閉店したそうですが、実は、ここ数年売り上げ不振が続いているそうです。

 

車で街道を走っていると、様々な「じゃぶしゃぶ食べ放題」のお店が目に付きます。保育園の近くのバイパスにも数年前に、人気の店ができました。私は、年齢的に食べ放題の店は勘弁なのですが、家族でよく出かけるという保育園の親子は多いですね。

 

その通りで、木曽路からファミリーのお客様がほとんど消えてしまったそうです。木曽路で夕食は、値段が張りますが、ランチなら手が届く値段です。しかし、ランチの客も食べ放題に流れてしまったようです。

 

現在は、コロナの影響で、持ち帰り用のお弁当が、予想以上に売れて、客間の一部屋が、弁当用資材置場になっているそうです。厨房はてんやわんやのようですが、やはり、客単価はダウンしており、売上は厳しいとのことです。

 

外食産業に限らず、あらゆる業種で、「ずっと未来まで安泰」はありません。ピンチを迎えた時に、どうやって、切り返すか・・・保育園の子どもたちが、困難に直面した時に、どうやってその壁を乗り越えるか・・・と、全く同じです。

 

おやじの納骨の話から、横道にそれてしまいました。

2020年

7月

18日

おやじの背中

今日も雨・・・階段トレーニングで子どもたちは汗を流します。今回は、2歳児もレースに参加しました。エレベーターやエスカレーターを使わないで、「階段にする!」という子どもたちが増えそうです。親は大変ですが・・・(笑)

 

さて、2008年に「home」という曲でメジャーデビューし、紅白歌合戦にも出場した木山裕策(きやまゆうさく)さんを覚えていますか。あの、熱唱する姿は、感動的でしたね。彼は、甲状腺がんを克服し、「歌いたい!」という夢を39歳という年齢で果たしたというエピソードも印象的でした。

 

「おやじの背中」は、一人一人のおやじで違うものですが、彼には、4人の息子がいて、長男・次男はすでに成人しているそうです。

 

彼は、36歳でガンになってからは、泣いたりくじけたりする姿を見せてもいい、問題や困難にどう向き合ってどう乗り越えたのか、その過程を全部見せればいいんだ。と思うようになったそうです。

 

「オーデションで不合格になって、大泣きもしたし、死ぬ気で頑張って歌手デビューもしました。その後も色々あったけど、こうして続けられています。決して立派な背中ではないですけどね・・・」と言います。

 

おやじの背中は、立派でないといけない・・・というのでなく、おやじが生きてきたそのままを見せることが大切なのかもしれませんね。

 

木山さんは、こうも言います。「親が決めなくても子どもたちがルールを決めて、楽しくやってるのが一番!人生決まったことだけ起こるのならルールだけを教えればいいけど、そうではないから。誰かの言葉を待たなくても、自分で考えて決められるようになってほしい。そうすれば、何があっても雑草のように生きていけるはずだから・・・」

 

木山さんは、「home」でデビュー後も会社員を続けていましたが、50歳になり昨年、歌手として独立したそうです。

 

「おやじの背中」という言葉は、世の男性諸君にとっては、プレッシャーですが、まぁ、カッコつけないで、そのまんまでいいのかもしれませんね。

2020年

7月

17日

肌色(はだいろ)

私が小学生の頃に使っていたクレヨンや色鉛筆には、「はだいろ」がありました。もちろん、この言葉に違和感を持ったことなど、当時の先生もなかったと思います。自然に、使っていましたね。

 

小学校5年の時に、同じクラスに、黒人のパパを持つハーフの男の子が転校してきました。野球小僧だった私は、体育の時間に行うソフトボールには、絶対の自信があったのですが、転校生の彼は、私の倍は肩が強くて、バッティングでは、軽々とホームランをかっ飛ばします。しかも、足が早くて、嫉妬を通り越して、脱帽でした。(笑)

 

その時、「やっぱり黒人の血を引く子は、運動神経が抜群にいいのだ」と子ども心に思ったものです。しかし、これは、完全な偏見です。

 

先日、自身の肌の色などが周囲と異なることを理由に、これまで受けてきたつらい思いを、プロ野球のオコエ瑠偉選手が、ツイッターで発信しました。彼もまた、「生まれつき運動神経がいいに決まっている」という偏見とプレッシャーを経験してきたのです。

 

他にも、映画でゴスペルを格好よく歌うシーンを見掛けると、黒人に対して「歌がうまい」というイメージを持った人も多いかもしれませんね。

 

さて、保育園の3歳児以上の「寺子屋」園児は、自分の道具箱を持っています。その中には、サクラクレパスと色鉛筆が入っていますが、そこには「肌色(はだいろ)」という表記はありません。「うすだいだいいろ」となっています。知っていましたか?

 

アメリカで5月下旬に黒人男性が白人警察官に首を押さえ付けられ窒息死した事件をきっかけに、世界中で大きなデモが続いています。そんなタイミングで、「クレヨンから肌色がない!」ということが、話題になっているのです。

 

新潟県五泉市立橋田小学校では平成28年に5年生を対象として、道徳の時間に、色鉛筆やクレヨンなどの「肌色」という表現から差別や偏見の可能性を考える授業をおこなったそうです。白っぽい色や濃い褐色などの画用紙を並べ、子どもたちにその色の集まりが何を表すものか尋ねます。そうです・・・それは、世界の人々の多様な肌の色の例です。

 

小学生相手に、いきなり「肌の色で人を差別してはいけない!」と始めても、「何のこっちゃ!?」となるでしょうから、色鉛筆やクレヨンという身近な文房具を題材にすることは、とても分かりやすい授業ですね。

 

実は、平成11年頃から、各メーカーは、「肌色」を「うすだいだいいろ」や「ペールオレンジ」という表記に変えているのです。もう、20年も前のことです。私も、保育園を始めてから「肌色がなくなった!?」と不思議に思ったものです。

 

肌の色を巡る差別は、あってはならないことですが、「肌色の表記がそんなに問題なの!」と思う人もいるかもしれません。ただし、子どもと人種差別の問題を話すときに、「昔は肌色という色があったんだよ・・・」と話すのは、分かりやすいかもしれませんね。

2020年

7月

16日

クラスが騒がしくなってきました

気温が上がらず、なかなかプールができませんが、今日は屋上遊びで盛り上がります。6歳男の子が2歳児を4人、3両編成のカートにのせて、ひもで引っ張り電車ごっこです。さすが、カッコイイ年長男子と言ったところです。

 

それをマネして、2歳のスリムな女の子が、女子3人を乗せたカートをゆっくりですが走らせます。どこにそんな力があるのかと驚くのですが、彼女の別の一面を見ることができました。

 

さて、コロナ禍で、小学校では、子どもたちだけでなく先生たちも手探りで、新たな学びの姿を模索していましたが、ここにきて、「クラスのおしゃべりが騒がしくなってきた」という声が聞こえてきます。

 

いつもなら、5月の連休明けに、このような状況になるようですが、今年は、ようやくです。

 

「おしゃべり」というワードは、決してプラスの言葉ではありません。教育関係者にしてみれば、やっかいな態度です。保育園でも、「今から寺子屋を始めます」の挨拶のあとで、「おしゃべり」が続いていると、ついつい「静かにしなさい!」と声を荒げてしまう事がありますね。

 

しかし、この「おしゃべり」を子ども側から考えてみると、決して、マイナスワードだけとは限りません。

 

「おしゃべりができる仲間ができた」「おしゃべりができる雰囲気になった」といった、子ども世界での仲間作りが進んでいると考えることもできます。もっと言えば、「おしゃべりするのは、先生の話がつまらないから・・」というのも、あるでしょうね。

 

では、ここは謙虚に、先生自身の話し方を改善してみることにしませんか。これは、社会人として、会社などで相手に話を聞いてもらうことにも役立ちます。

 

①結論を最初に言い切る②時々子どもに質問してみる③大切なことは繰り返し強調する

 

まずは、この3つをやってみませんか。私が、民間企業で働いている時には、会議やプレゼンテーションの基本の基本です。特に、「当てる」という手法は、聞いている方が、いつ自分が当てられるか、ハラハラするので、ちゃんと人の話を聞くものです。(笑)

 

もう一つ・・・子どもたちが相手ならば、ルールは「子どもたちに決めさせる」ことです。子どもたちが、自分で決めたことは、誰もが守る強いルールとなります。できれば、そのルールに遊び心があれば、もっといいですね。

 

「静かにしなさい!」と上から取り締まるような言い方も、放置して諦めることもやりたくないですね。一度、子ども側の視点で考えることが大切です。

2020年

7月

15日

アサガオに体内時計!?

今日は、ピクニックランチです。梅雨が明けて青空の下で・・・とはいきませんが、子どもたちの楽しみは、天気よりも「ママやパパが作ったお弁当をみんなで食べる」ことが大きな目的です。6歳男の子は、自分で作ったスクランブルエッグをお弁当に入れました。

 

3歳児以上の寺子屋園児18人が、屋上の真ん中で丸くなって、わいわいガヤガヤ・・・ママやパパ(2人の園児の弁当が、パパママの共同作品でした・・・)への感謝の気持ちもたくさん伝わってきて、とても素敵な時間でした。

 

さて、屋上のスイカ畑の中で、野草に混ざって「アサガオ」が花を咲かせていました。昨年の花から、自然と種が落ちたようです。

 

はい。子どもたちの行動は「色水作る!」と、すぐに、アサガオの花びらを取って、青い色水を作って、大満足です。ママにプレゼントすると、何人もの女子が、お土産に持って帰りました。

 

そのアサガオですが、私たちの知識では「名前の通り、朝に咲く花だからアサガオ」と思っていますね。実は、必ずしも朝に咲くわけではないそうです。

 

生き物には、1日と同じほぼ24時間のリズムを刻む時計のような仕組みがあります。体内時計といい、夜になると眠くなり、朝になると目覚めるのも、この仕組みが働いているからです。植物は、体内時計のほかに、光を感じる特殊なたんぱく質も持っていて、アサガオは、日が沈んでからの時計を計り、約10時間後に花を咲かせるそうです。

 

今の埼玉県の日の入りは、午後6時台です。暗くなったと感じたアサガオは、約10時間後の午前4時台には開花するよう体内時計を合わせているのです。つまり、今日子どもたちが色水にしたアサガオは、まだ暗い4時頃に花を咲かせていたのです。

 

どうですか・・・今日から「アサガオ」についての常識は、「朝咲くからアサガオではなく、日の入りから10時間後に咲く花」と覚えましょう。うんちくが1つ増えましたか?

2020年

7月

14日

リウーを待ちながら

なかなか梅雨が明けませんね。今日も子どもたちは、教室でのミニゲームで汗をかきます。雑巾掛けレースに燃えるのです。

 

数か月前から、保育園の給食で使用しているのは、さいたま市内の農家が作る「コシヒカリ」です。玄米を7分で食べています。これが、ほのかに甘くて美味しいのです。このコシヒカリの米ぬかを寺子屋の時間に、屋上ファームにまきました。子どもたちは「花咲かじいさん」のごとく、「枯れ木に花を咲かせましょう!」と言ってまきます。そして、8月に収穫する「とうもろこし」の種もまきました。

 

さて、今日は、朱戸アオさんの「リウーを待ちながら」というマンガを紹介します。この作品は、日本でペストが流行したら・・・という仮想的世界を描いていますが、現在の状況を予見しているかの内容に、高い注目を集めています。

 

 

主人公は、ある都市の病院で内科医を努める玉木涼穂。彼女のいる病院に、未知の感染症が疑われる自衛隊員が担ぎ込まれます。患者は発症後すぐに死を迎え、それが肺ペストであることが判明します。その後、爆発的に感染が拡大し、緊急事態宣言により都市封鎖されます。

 

本作では、感染すれば親子であっても隔離するが、ここで玉木は、離れ離れになっていた感染者の母親と幼い子どもを最後に同じベッドで一緒に過ごさせます。死期が迫っていたこともあり二人はすぐに亡くなるのですが、安らかな表情で逝きます。

 

玉木は、規律に違反したとしても、自分の良心に従おうとしたのです。

 

先の見えない状況に直面すると、人は自分の行動は正しいのか、分からなくなることがあります。その中で、目の前の問題に1つずつ立ち向かい、人の力を借りながら誠実に対応する・・・まさに、コロナ禍で医療従事者や教育関係者が行ってきたことです。

 

私たちは、責任を取りたくないために、あるいは保身のために、規則などに従うことが多いですね。しかし、決定事項にただ従うのではなく、目の前の人や子どもにとって、何が必要なのか、何が正しいのかを問いながら、自分の信念で正直に対応していくことが、いかに大切であるか。

 

そんなことを私たちに問うている作品です。リーダーには、大切な資質です。

2020年

7月

13日

時代が求めていること

今日は、気温が低くプールはお休みしましたが、久々の屋上遊びを子どもたちは楽しみました。自転車競走が年長年中男子の間で行われ、カメのエサやりも子どもたちが自主的に行っています。

 

そして、野菜の収穫です。ミニトマトはタライいっぱいです。最後のジャガイモ収穫もしました。この夏のジャガイモは大豊作です。1歳児男の子も「○○もじゃがいもとりたい!」と寺子屋園児に混ざって、土まみれです。

 

さて、この4月からの、小学校新学習指導要領の冒頭には、「社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっている」と書かれています。

 

皮肉にも、今回のコロナウイルス騒動を見据えたかのような改定となっています。

 

つまり、社会の変化に臆することなく、主体的に挑戦する力が未来の人材には求められ、自分で課題を発見し、その課題を何とかして解決しようとする力のことです。

 

コロナ禍では、子どもたちだけでなく、それを導く教育者の側が、むしろ、生きる力を試されているのかもしれませんね。

 

学校の仕事は、子どもたちに「生きる力を育むこと」とよく言われますが、「生きる力」という言葉は、今では、教育の流行語大賞と言えるくらい、様々なところで使われています。

 

「生きる力」の定義は、色々あるのでしょうが、教育課題としては「対応例の記憶」から「対応力の育成」とも言えます。過去の事例を暗記したところで、未知の課題や困難には当てはまらないということです。

 

これからの時代が求める「生きる力」とは、保育園ホワイトきゃんばすでは、ブレることなく「子どもたちが自分で考えて、自分で答えを出すこと」です。でも、私たち大人世代は、そんな教育は受けていませんね。「指示に従う・・・1つの正解を求める・・・」が主流だったと考えると、子どもたちと一緒に、これからの時代が求めていることを探すことにしませんか。

2020年

7月

12日

涼を呼ぶ「金魚」

今日は久しぶりに晴れました。サマーデイキャンプを行う、埼玉県の嵐山渓谷にある、月川荘キャンプ場の下見に行ってきました。コロナウイルスの影響で、どれだけの人がいるものか・・・すると、前日の土曜日からキャンプをしていたテントの数は、20以上もありました。

 

そして、河原もバーベキューをするグループで賑わっています。このキャンプ場は、仮面ライダーシリーズや、ドラマ相棒など、様々なロケで使われていますので、管理棟には、多くの役者さんのサインがいっぱいあります。

 

浅いところから、深いところまで、嵐山渓谷の自然がそのまま残された場所ですので、当日は、しっかりと子どもたちに川遊びの楽しみを経験させたいと思っています。

 

さて、保育園の水槽には、沼や川で採集した生き物だけ飼うというこだわりがあるので、金魚はいませんが、やっぱり、夏と言えば、夏まつりの金魚すくいに興じた子ども時代を思い出しますね。

 

金魚は、人の手で作られた「愛でられる魚」です。種類によっては、「生きた芸術品」とも言われます。金魚の歴史をひもとくと、いまからおよそ1700年前の中国で、野生のフナの突然変異によって誕生した、赤いヒブナが起源と言われています。

 

日本への伝来は、室町時代の1502年という説が有力だそうで、江戸時代に入ると、大名や富豪のぜいたくなペットとして愛でられたそうです。観賞魚としての金魚が、庶民に広まるようになったのは、江戸時代後期で、浮世絵にも金魚が描かれるなど身近な存在になりました。

 

私がよく通うアクアショップには、華やかな海水魚もたくさん売られていますが、やはり、金魚コーナーはホッとします。金魚職人は「金魚の醍醐味は、遺伝の要素に加え、餌や水の管理など、手の掛け方でいかようにも変化するところ。人の手と心意気が介在するからこそ、綿密な技を好む日本人の美意識をくすぐる」と言います。

 

タンチョウやリュウキンなどの金魚は、なかなか高価で手が出ませんが、屋上の池には、シンプルですが、原種のフナに近い和金が泳いでいます。時々、カメに食べられてしまいますが、子どもたちは、唯一、派手な赤い金魚を愛でています。

2020年

7月

11日

権力と校則

今日も屋上遊びができず、そのうっぷんを晴らすかのように、階段トレーニングをしました。1歳児も小学生の手を借りて、階段を上る練習です。大きい園児は、競争に燃えました。

 

さて、ここで問題です。「手に持ったら振り回したくなるもの・・・なーんだ?」

 

それは、「棒切れです」「傘でゴルフスイングです」と答えた方。間違えではないですが、もっと深い答えは・・・・そう、「権力」です。

 

今日も、卒園児の小学生が保育園に学童でやってきましたが、「○○委員」というのが必ずありますね。初めて風紀委員になったのなら、最初によくやるのが「廊下を走るな」「図書館では静かに」「ポイ捨て禁止」などの掲示物作りです。これを初めて権力を手にした人の行動として考えてみます。

 

掲示に従わない生徒児童がいたら、最初は「口頭注意」、それでも変わらなければ「上位組織(教師)への報告」、やがて「罰則」に発展していきます。しかし、実際には、罰則もペナルティーもさほど効果がなく、風紀委員のほんの少しの自己満足と違反生徒との争いによる徒労感を残して、任期満了となります。次の委員も、同じことの繰り返し・・・

 

昨今の緊急事態宣言の渦中では「自粛警察」の存在が騒がれましたが、私の小学校時代は、「○○警察」がたくさんいました。「せーんせいにいってやるからな」というセリフを何度言われたことか・・・(笑)

 

ある校長先生が、「校則」について、こう言っています。

 

「学校は、ハウスルールの宝庫です。禁止命令文が多い。世間じゃ何でもないようなことが学校じゃ許されないということがたくさんあります。新任教員時代は、校則に従わない生徒との攻防で疲弊しました。後で考えたら、目くじら立てるようなことではなかったのに、何でこの規則のために互いに嫌な思いをしちゃったんだろう。校則を守らせる権力者と支配される生徒の関係だった」

 

「現在は、校則のゆるい学校に勤務しているが、それによる混乱はない。日本の校則を『社会で駄目なことは学校の中でも駄目。法と人権を守る』という切り口で検証すればもっとシンプルになる」

 

どうですか。この校長先生の言っていることは、的を得ていますね。私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。「校則がなかったら、みんな茶髪にして学校が乱れるんじゃないの?」と娘に聞くと、「校則がないってことは、自分でちゃんとしなくちゃいけないから、そんな子が出てこないんだよ」と言っていました。

 

「校則」を操ることが、権力を持つことにつながるという考えは、今まで持ったことはなかったのですが、どの時代でも、国家から小さな組織に至るまで、「権力」を握った者が、すばらしい行動を起こした例は、ほとんどありません。

 

子どもたちには、「校則という名の権力」でがんじがらめにするのではなく、「自由という名の責任」と、社会と同じルールを与えることが、私たち大人の役割なのかもしれませんね。

2020年

7月

10日

キャリアガイダンス

7月2日にプール開きをしたものの、今週は、1回もプールができませんでした。早く、梅雨が明けてスカッとしたいものですが、来週も雨が続きそうですね。

 

さて、近年は、キャリア教育が重視されています。子どもたちが、社会に出て、最初に働く場所は、企業などの組織が90%以上です。各学校は、実習で民間企業などへ生徒を送り出すことだけでなく、専門的な人材を学校内に呼び寄せることも、最近では行われているようです。

 

しかし、キャリアカウンセラーなど、教員以外の人材が、キャリアガイダンスを行っている学校は、全国でたったの4%しかないそうです。つまり、96%の学校が、教員がキャリアガイダンスを行っているのです。

 

よく考えてみてください。民間企業で働いたことがない教員が、キャリアガイダンスが務まらないとは言いませんが、これでは、野球経験のない野球部顧問と同じですね。

 

これに対し、アメリカでは80%以上のキャリアガイダンスが、専門人材です。欧米諸国では、学校での勉強は教員の仕事で、キャリア教育や進路指導は、産業界をよく知る専門の人材が行うのが当たり前という考えです。

 

新学習指導要領のキーワードは「社会に開かれた教育課程」です。今後は、民間企業出身の教員も増えるでしょうし、産業界の経験豊かな人材を学校に迎え入れる体制が広がっていくことを期待したいですね。

 

やっぱり、日本の学校の先生は、色々なことをやらされ過ぎですね。役割分担を有効に行うことで、子どもたちの将来が、さらに輝くのです。

2020年

7月

09日

分散登校中の学級づくり

ここ2、3日は、梅雨らしい天気が続いています。今日は、「雨がやんだ!」の情報で、屋上に行ったものの、再び大粒の雨が落ちてきました。教室へUターンして、花火の切り絵制作に変更です。

 

さて、例年ですと、4月に新しいクラス編成となり、「学級づくり」は、担任の仕事としては最重要課題です。ここで、いかにクラスをまとめるか・・・私が、PTA活動をしていた時にも、多くの先生からこの「学級づくり」の話を聞きました。

 

ある先生は、「最初にビシッと締めます・・・ここで、児童たちになめられてしまうと、今後の学級運営だけでなく、学級崩壊につながることもある」と言っていました。やり方は、先生によって様々でしょうが、学級づくりは、学習や生活の基盤となります。会社だって、組織作りは大切ですね。

 

しかし、今年は、4月に入学式・始業式を開いたものの、その後は休校が続き分散登校が再開したのが、さいたま市では6月1日です。クラスは、午前と午後のグループに分かれてしまいました。

 

あるクラスでは、担任が動画を活用したそうです。午後のチームの授業が始まる前に、午前チームの動画が教室に映し出されました。この動画を見た午後チームは「メッセージありがとう!これからもがんばろう!」というお礼の気持ちを午前のグループに送ったそうです。

 

こうした事前の交流が下地となり、7月からの一斉登校初日に、初めてクラス全員が集まった時も授業はスムーズに進んだそうです。「初めて会う子もいたけど、動画で顔やどんな感じだかわかっていたので、しゃべりやすかった」と児童は言います。

 

また、ある小学校では、各クラスで教室内や廊下に伝言板スペースを設け、分散登校するクラス内の2つのグループが、紙に書いたメッセージをやりとりできるようにしたそうです。子どもたちは、学校での出来事などを付箋に書いて貼り、それに対してさらに返信の付箋を貼るというやり取りが広がったようです。

 

この「アナログ」の伝言板ですが、話すことが苦手な子が、書くことで自分の思いを伝えられたケースがあったり、オンラインではその場で消えてしまう言葉も、紙の伝言板は、やり取りが残り、クラスの交流が深まっていく様子が見られたそうです。

 

全国の学校やクラスの先生が、子どもたちのために、素敵な試みを実践していることは、なんだか、嬉しい気持ちになってきますね。

2020年

7月

08日

好きなことを見つけて恐れず進む

今日も雨の一日です。九州を中心に豪雨での大被害が広がっていますが、ここ数年は、日本のあらゆるところで災害が起きていますね。7月からコンビニも含め多くの店舗で、レジ袋の有料化がスタートしました。「地球環境を考える」という、国民の意識をあげることには効果が出ているようです。

 

保育園では、雨の日でも思いっきり運動をしました。寺子屋園児は、階段トレーニングで、汗ビッショリです。階段3階から5階までを1対1の競争です。ホワイトきゃんばすが大好きな競争競技となり、子どもたちは目の色を変えて頑張ってくれました。勝ち負けはつきますが、負けた園児にも「よく頑張った」とエールを送ります。

 

さて、外国人から見る日本人は、時には、日本人が気がつかないような視点があり、参考になることが多いですね。

 

お笑い芸人で、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんは、こんな考えを持っています。

 

「日本とアメリカでは教育の在り方が異なります。日本では1つの正解に向かって同じ答えを出すことが重要視される一方、アメリカでは自分なりに考えた個人の考え方が大切にされます。最近では、日本でも主体的な学びの重要性が叫ばれていますが、子どもは元来、みんな自分のオリジナルの答えを持っているのです」

 

「急に意見を言うのは難しいと思うかもしれません。でも、それは大人の考えで、時間がかかってでも答えを待っていると、最後は何らかの意見を口にしてくれるはずです」と言います。

 

最近では、日本の子どもたちも、自分の意見をはっきりと言うようになり、人と違うことも受け入れるようになってきたと、私は感じていますが、アメリカ人から見ると、まだまだなのかもしれませんね。

 

ジェイソンさんは、続けます。「周りの意見や期待に応えているうちに人生はあっという間に終わってしまいます。これは、日本に限らず、世界中の多くの人々にとっても同じことです。どんな人生を歩みたいのか、そのために何が必要なのか。子どもたちは今から想像して、恐れずに前に進んでほしいです」

 

私たちの多くは、学校に通うようになってから、大人になってもずっと、「他人に評価をされる」人生を送ります。しかし、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて前に進む人が、結果的には、いい評価をされるのです。

 

子どもたちが、好きなことを見つけられるように、私たち大人は、そのきっかけを作ってあげるのが仕事ですね。

2020年

7月

07日

知覧特攻平和会館

今日は7月7日七夕ですね。毎年、七夕の日は梅雨が明けていないことがほとんどで、年に一回の織姫彦星も会えずじまいで終りそうですね。保育園では、午後のおやつに、星と天の川とあしらった「七夕ゼリー」を食べました。子どもたちは、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、修学旅行が中止に追い込まれる学校も多いと聞きますが、「修学旅行の灯を消してはいけない」という考えも広がってきたようです。新型コロナウイルス騒動で、私たちは、いかに日常の生活が平和であることに気がつきました。

 

修学旅行では、「平和・命の尊さ」を学ぶ動きがあるようです。

 

鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」というところをご存知ですか。私は、今から30年以上前、学生の頃にここを訪れ、広島の原爆資料館を訪れた時と同じ衝撃を受けました。今でも鮮明に覚えています。

 

鹿児島県の知覧(ちらん)は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において、「特攻」という人類史上類のない作戦で、爆弾を積んだ飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした出撃基地だったのです。

 

欧米諸国の人にとっては、自分の命を犠牲にして、このような特攻隊という戦法に従う人が、どれだけいるだろうかと考えます。当時の、日本人の若者は、「お国のために自分の命を捧げる」ことを当たり前のことだと考えたのです。

 

コロナウイルスの影響で、世界中で多くの死者が出ました。国によっては、ロックダウン(都市封鎖)という強硬手段をとらないと、国民の統制が取れない国も多くありました。しかし、日本人は、「自粛要請」という強制力を持たない内容でも、外出を控え、マスクをし、ソーシャルディスタンスを守り、世界の中では、奇跡と言われる死者の少なさを今も維持しています。

 

知覧から特攻隊で飛び立った若者も、そんな日本人気質がさせたかと思うと、とても複雑な思いになりますね。しかし、この地は、二度とこのような悲劇を生み出す戦争を起こしてはならないという誓いの場所でもあるのです。

 

ここには、語り部の方々がいます。軍隊出身の戦争を知る世代の人も、戦後生まれの人もいます。語り部の話から「当時の若者たちが戦争に巻き込まれた歴史」が深く心に刻まれます。そして、今から旅立つ若者が、母に宛てた手紙は、読んでいるだけで辛くなってきます。親への感謝と日本のためにこの命を捧げる決意が記されていました。

 

今こそ、この知覧に、多くの修学旅行生が訪れて、平和と命の尊さを学んでもらいたいですね。是非とも、知覧を一度は訪れてください。

2020年

7月

06日

子どもの反抗にどう関わる?

今日も、1階の食品フロアで、ママに駄々をこねて、反抗モード200%の園児を見かけました。保育園の子どもたちには、多かれ少なかれ必ず見られるシーンです。

 

子どもの成長過程には、2~3歳の第一次反抗期、思春期の12~15歳の第二次反抗期があります。どちらも、自我や認知機能が急激に発達し、子どもの内面が大きく変化する「心の大改革」が起こっています。

 

保育園では、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期の子どもたちが多くいますが、子どもは反抗したいのではありません。親としては、「自我が急成長しているんだな」とまずは、受けとめることからですね。

 

ここは、冷静に、反抗期の対応を事前に考えておくことがいいようです。「公園から帰りたがらないとき、どう言えば家に帰るのがうれしくなるかな?」「お菓子を食べたがる時はどんな状況?」など、困る場面を考えておくのです。

 

今日は、3つのポイントを紹介します。1つ目は、「選択肢で『自分で決めた』と思わせる」です。例えば、公園から帰りたくない時は「最後にすべり台にする?ブランコにする?」など、親にとってはどちらでもいい選択肢を出して選ばせれば、子ども自身が『自分で決めた』と思えて、スムーズに動きやすくなります。

 

2つ目は、「自分でできるように手助けする」です。子どもの「自分でやりたい」という意欲は大切にしたいですね。「自分で着替えたい」なら、服を着やすく床に並べたり、時間がない時は、さりげなく手伝って、最後に「自分でできたね!」と言って、達成感を得られるようにするのです。

 

3つ目は、「予定やルールは先に伝えておく」です。予告なしに「○○して」と指示されると、子どもは気持ちを切りかえられずに「イヤ」となりがちです。「おもちゃをしまったらお風呂に入るよ」など、予定やルールは事前に伝えるようにすると、子どもなりに段取りを理解できるようになります。

 

どうですか・・・あれもこれもですと大変ですので、この3つの1つでもいいので、実践してみませんか。

 

そして、もっとも大切なことは、「親が譲らないこと/譲ること」の線引き(○○家のルール)を考えることです。

 

例えば、「決めた時間以上のゲームはNG。でも、ゲームをいつやるかは口出ししない。時間だけ守らせる」などです。

 

保育園では、命にかかわる危険な行動については、厳しく叱ります。「○○したら、死んじゃうんだよ。死んじゃったら、ママとパパも先生も保育園の友だちも、みんな悲しくなるんだよ」を強い口調で言います。

 

子育ては、当たり前ですが、1つのマニュアルでは壁にぶつかります。普段から、子どもの反抗はあって当たり前・・・どう関わるかを親は考えておきたいですね。

2020年

7月

05日

ナイトツアー やりました つづき

夜の森から、かつて、園長の知人が、コビトを見たという竹林(当時酔っていたのですが・・・)を右手に、ホタルが自生しているショウブ畑に向かいます。

 

「ここからは、ライトを消して~真っ暗でも、だんだん目が慣れて見えるようになるから大丈夫!」と言っても、「怖~い!真っ暗で何も見えな~い」と不安がる子どもたちです。

 

だんだんと目が慣れてきて、ショウブ畑の遊歩道にやってきました。時刻は、午後8時を回りました。そうです・・・多くのホタルが光を放つ時間です。

 

「あっ!ホタルだ!」と、遠くに1匹のかすかなホタルの光です。今年もホタルを見ることができました。

 

ここは、3年前までは、地元の人たちの力で、人工的にホタルを幼虫から成虫になるまでの管理をしていたのですが、自然環境が整って、今では、ホタルが自生できるようになったのです。何百匹ものホタルが舞うような有名地ではありませんが、知る人ぞ知るホタルが見られる場所となっているのです。

 

今年は、遊歩道を奥まで歩くと、所々でホタルの舞がみられました。「あっホタルだ!」「あっちにも・・・ねぇ見て!」「こんどは、ここにもいるよ!」という子どもたちの声が響きます。大人も、この幻想的な光景に魅せられます。

 

そして、ついに、1匹のホタルが、小学4年女の子の手のひらに・・・手の上で、お尻をピカピカさせています。こうなると、子どもたちは大興奮です。

 

およそ60分の、夜の森とホタルの散策を終えて、子どもたちの顔を見ると「やり遂げた感」が伝わってきます。「ちょっぴり怖かったけど・・・すごく楽しかった!」と4歳男の子が言っていたように、スリルと楽しさは紙一重で、両方があって、子どもたちのワクワクドキドキにつながったのかもしれません。

 

頑張った子どもたち・・・そして、保護者の皆様、ありがとうございました。大満足のナイトツアーでした!

2020年

7月

04日

ナイトツアー やりました

プチ奇跡が起こりました。プチ○○という表現は、すでに死語になってますが。(笑)

今日は、雨が降ることなく、無事に、しかも、子どもたちの大興奮の中、ナイトツアーが行われました。

 

ドラマは、昼の作業から始まります。小学生の男子2名が、園長の補佐として、クヌギやコナラの木に、特製の蜜を塗ります。いわゆる、トラップを仕掛けました。実は、雑木林の中で、どこにでもカブトムシやクワガタが見られるわけではありません。樹液が出ていない樹は、虫たちはスルーします。さて、卒園児2名の努力はいかに!?

 

新型コロナウイルスの影響で、今回のナイトツアーが、親子が参加する初めてのイベントとなりました。今年も、多くの家族が集合しましたが、今回初めて参加する家族にとっては、どんなツアーになるのか、「ワクワクドキドキ・・・」感が伝わります。

 

保育園から車で15分ほどの、公園に到着しました。午後7時を過ぎると、あたりが暗くなり、子どもたちの「楽しみ・・・でもちょっと怖い~」という、ざわざわ状態の中で、まずは記念撮影です。

 

では問題です。「今日見るホタルは何ホタルでしょうか?」これに、小学校1年生の男子が「ほたる!」と答えます。大人たちは全員大爆笑で、いざ、夜の森の中へ!

 

10本以上の木にトラップを仕掛けていたのですが、何と、最初に見つけたのが「アマガエル」です。たぶん、蜜を目当てに来た小さな虫を狙って、木によじ登っていたのかもしれません。スズメガはたくさんいますが、なかなか子どもたちのお目当て、カブトムシ・クワガタが見つかりません。

 

そんな時に、3歳男の子のパパが、少し離れたクヌギの木で「コクワガタ」を発見です。こうなると「○○くんのパパは凄~い!」と、一気に子どもたちのヒーローになります。そして、3歳男の子は、まるで自分が褒められたように大喜びです。父と息子の絆が深まった瞬間です。

 

その後、アリ・ガ・ゴキブリ・コガネムシと生き物は発見されるものの、お目当てが見つかりません。夜の森ももう少しで終わるところで、ついにカブトムシのオスを発見。トラップの蜜を美味しそうに食べていました。

 

「オレが採りたい!」「私が欲しい!」と子どもたちは大騒ぎですが、今回は、みんなで観察して、そっとしておくことにしました。昼のトラップ作業をしてくれた、男子2名も、「オレたちが頑張ったから、カブトムシが見られたんだぜ!」とドヤ顔です。

 

初参加の男の子2名も、怖がることなく夜の森を楽しみました。子どもたちの満足度が右肩上がりになったところで、いよいよホタル舞う場所へ向かいます。

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

03日

ホタルが子どもたちの希望の光に

先日行った「どろんこ遊び」も、子どもたちの力で雨が上がり、明日の「ナイトツアー」も、天気予報では、雨の予報ですが、これも、子どもたちの力で、番狂わせがあるかもしれませんね。

 

さて、ナイトツアー前日に、ホタルの話です。

 

あの渋沢栄一氏の一万円札で脚光を浴びている、埼玉県深谷市にある上柴西小学校では、昨年夏から始めたホタルの幼虫が、6月に入って、次々と成虫となり、ほのかな光を放ち始めているそうです。

 

理科主任の田久保先生が、校内で手つかずになっていた飼育池を「きれいにして、新たな生き物を育てよう」と思い立ったのが、きっかけです。

 

市やホタルの愛好家団体からヘイケボタルの幼虫約1000匹を譲り受けました。田久保先生は、理科の先生ですがホタルの飼育の経験はなかったそうで、ホタルの会に教わりながら育て始めたそうです。

 

ホタルは通常、6月頃に産卵。1カ月ほどでふ化し、幼虫として翌年4月頃まで水の中で生活します。5月頃に陸に上がり、土の中でさなぎとして成長を続け6月頃に成虫になるそうです。

 

コロナで学校休校が続く中で、田久保先生は「ホタルを守らなけくては」と、ずっと世話を続け、6月1日に、初めて5匹の成虫を飼育容器の中で確認・・・6月末までに、100匹以上のホタルが成虫になったそうです。

 

まさに、ホタルが、再開が始まった小学校の子どもたちの希望の光となったのです。現在では、成虫が産卵を始めているそうで、2世代目のホタルの飼育が始まっているそうです。

 

明日のナイトツアーでは、自然の中で生育したヘイケボタルを見に行く予定です。昨年の今頃産卵したホタルで、1年間頑張って、蛍の光を放つことになるのです。なんだが、夢とロマンを感じますね。

 

明日のナイトツアー・・・晴れは望みませんが、雨が降りませんように・・・

2020年

7月

02日

令和2年度 プール開き

今日は、朝からお日さまが顔を出し、今年度のプール開きにふさわしい一日となりました。そうです・・・令和2年度、保育園ホワイトきゃんばすの屋上プールが、本日から始まりました。

 

今日は、40名の園児が水着になり、初日からてんやわんやです。見学の1歳児女の子も、プールサイドで、入りたくて仕方がない顔をしています。(笑)

 

今年も、しっかりと水泳の練習をする「競泳プール」と、水遊びを楽しむ「ジャブジャブプール」そして、スライダープールの3つを用意しています。ベビーちゃんは、たらいのプールでお風呂に入る感覚です。

 

準備体操をしっかりと行って、「いざ!プールへ!」・・・競泳プールでは、園長の指導ではなく、年長と年中園児を中心に、バタ足の練習が始まりました。ヒザは曲がっているし、力まかせに水しぶきをあげるような、まったくなってないバタ足ですが、子どもたちが、自主的に練習を始めたことに意義があります。

 

昨日、お風呂でゴーグルをつけて10秒もぐる練習をした男の子がいました。バタ足の後は、みんなでまるくなって、何秒もぐっていられるか・・・競争です。園長が、「1・2・3・・・」と数を数えます。まず2秒で脱落の園児が笑いを取ります。今日は、5歳女の子が10秒をクリアできました。

 

そして、プール開き初日にして、助走をつけて、競泳プールへジャンプが始まりました。ビデオを撮る園長のところまで、水しぶきが上がります。年長園児は、サマーキャンプで川遊びをするので、泳げるようにならないと・・・勝手に目標設定をしているようです。

 

そして、ジャブジャブプールでは、マイペースで遊ぶ子どもたちが、水鉄砲で、大はしゃぎです。しかし、だんだんエスカレートしてきて、熱い戦いの場となっていました。

 

スライダープールでは、1歳児2歳児の中から、予想外のヒーロー・ヒロインが登場しました。最初の1回を勇気を出してクリアすると、恐怖心がなくなります。背中を押すのは、他の園児の「大丈夫だよ!頑張れ!」の声援です。

 

今年も、保護者の中から「プールボランティア」をお願いしています。今日は、今年度からの新人園児のママが活躍してくれました。高校、大学と水泳部のママです。今日は、大学時代のユニホームとジャージで頑張ってもらいました。

 

「ここまで、頭から水をかぶったのは、部活以来です」と言うママですが、2回目のボランティアを約束してくれました。

 

今日1日で、子どもたちの水遊びの傾向がずいぶんとつかめました。昨年からの成長が多く見られます。今年度からの新人は、しっかりと見極めて、今後、楽しいブールの時間となるようにアプローチしていきます。

 

早く梅雨が明けて、ギラギラのお日さまの下で、子どもたちの笑顔であふれるプール遊びがたくさんできますように・・・まずは、上々のスタートです。

2020年

7月

01日

勉強の仕方を教えてる?

今日7月1日からプール開きの予定でしたが、天候不順で明日になりそうです。まぁ~夏は長いので、じっくりとお日さまの下でプールを楽しむことにします。

 

さて、今日から3人きょうだいの末っ子の1歳児が入園してきました。姉・兄と同じ保育園に通えるようになって、男の子はすこぶる嬉しい気持ちになっていますが、張り切っているのは、年長の長女です。

 

登園するや、園児が自分で行う朝の仕事(ノートを出す・タオルをかける・カバンをロッカーにしまう)をお姉ちゃんが、全部やってしまいます。姉の大きな弟愛ですが、これでは、末っ子は、朝の仕事を覚えることができませんね。

 

ある中学校の校長の話です。臨時休校中に「学校の弱点」を発見してしまったようです。それは、学校は学習内容を教えてきたけど勉強の仕方をしっかりと身に付けさせていなかったのではないか・・・という内容です。

 

分かりやすく言えば「教員が課す課題や宿題を従順にこなすだけの生徒にしてしまってはいなかったか」という反省です。

 

冒頭の優しい年長のお姉さんがすることは、弟に「朝の仕事のやり方」を教えることなのです。

 

予習の課題を与えても「習ってないからできな~い」という言葉が返ってきたら、失敗です。

 

「分からなくて結構、何がわかって、何が分からないのかを見つけるのが予習なのです。そして、なんだかよくわからないけど、もやもやしたものを授業で解決する、分からないことを分かるようにするのが勉強なんじゃない・・・!」と、校長先生は話します。

 

学校がコロナで休校中に、この「自律的学習能力」が高い児童生徒は、前に進んだでしょうね。逆に、テストの点数はいつも良かったけど、与えられた学習をこなすだけの児童生徒は、休みに何をしていいのか・・・悩んだのかもしれません。

 

さぁ~これが、学校の弱点だとしたら、勉強の仕方を教える・・・つまり、児童生徒が自分で考える癖をつけられるように、学校はどうあるべきか。教科書の遅れを取り戻すために、スピードアップの詰込み授業よりも大切なことですね。

2020年

6月

30日

一日を振り返って楽しかったこと

6月13日のおやじ園長のブログ「ドリル宿題やめます!」の中で、水戸市の小学校の取組みを取り上げました。一律のドリル宿題をやめて、「自学ノート」で、それぞれの児童が、その日の授業などで興味を持ったことなどについて、自分で課題を見つけて家庭学習にするという取組みです。

 

昨今「一人一人の学びへの対応」が求められているものの、一律のドリルでは、できたできないの比較になってしまい、個々が興味を持っていることや、考えていることが見えてきませんでした。それが、自学にすると、一人一人の状況が見えてきたそうです。

 

この取組みをヒントに、6月22日からホワイトきゃんばすでも、年長園児6人について、「今日一日の中で、たのしかったこと・うれしかったこと・がんばったこと」を子どもの言葉で、記録をしています。

 

最終的には、今日1日を振り返った中で、今日の課題を見つけ出し、今後の改善やあらたな目標設定につなげられればと考えています。もちろん、年長園児にそのレベルを求めるのは難しいので、スタートは、「一日を振り返る」ことです。

 

まだ始めたばかりですが、「屋上遊びが楽しかった」「給食がおいしかった」と、具体性に欠ける園児から、「どろんこ遊びで、山の上からジャンプして泥水にジャブ~ンと水しぶきを上げたこと」と、詳細に言える園児と様々です。

 

また、屋上を中心とした外遊びが楽しいという園児と、教室内での○○ごっこ遊びが楽しいという園児にも分かれます。これは、男女問わずです。

 

年長園児とのかかわりは、ベビーの頃からという子もいて、ざっと4、5年以上の付き合いですので、たいがい、この子は○○が好きだということはわかっていたはずですが、こうして、子ども自身の感想を記録してみると、新たな発見があります。

 

そして、大切なのは、個々への保育アプローチが具体的にできることです。先生も知らなかった意外な一面を深掘りしたり、具体性に欠ける園児には、人に話をするコツを教えることができます。

 

すでに、「園長先生・・・今日はね・・・」とこちらが聞かなくても、話をする園児もでてきました。これから、子どもたちがどのように、自分で考えて、今日一日を振り返って、次につなげていくのか・・・楽しみですね。

2020年

6月

29日

体育の実技・・・この夏は?

今日も、どっさりと「インゲン豆」と「ミニトマト」と「キュウリ」の収穫に励む子どもたちです。「みんながとった野菜は、お土産になるからなぁ~」に、がぜんやる気がでるのです。そして、野菜が苦手な園児も、保育園のインゲン豆なら食べてしまうのです。不思議ですね。

 

また、おたまじゃくしのいけすを掃除しながら、子どもたちと観察すると、不思議です。緑色の鮮やかなアマガエルとしっぽが残ったアマガエル、そしてまだおたまじゃくしのままのアマガエルと、3つの成長過程を見ることができました。「おたまじゃくしがカエルになるんだよ」と100回言葉で説明しても、今日の観察の「一見」の方が、説得力があるのです。

 

さて、職員の子どもの中学校では、この夏のプールは中止です。卒園児の小学生に聞いても、さいたま市内の小中学校のプール活動は、残念ながらありません。全国的にも、プールを行う学校の方が少ないようですね。

 

埼玉県では、県営の大型プールも市営の小規模プールも中止と決定しているので、この夏、子どもたちの水遊びは、激減することが予想されます。ホワイトきゃんばすは、予定通り7月1日から「屋上でプール」がスタートします。

 

密を避けて、保育園のプールを中止し、通常の屋上遊びにしようものなら、夏の暑さに、子どもたちは、続々と熱中症になってしまうでしょう。子どもたちの健康を考えると、コロナだから中止と簡単に判断するのは、「ちょっと待った!」ですね。

 

プールだけではありません。現在、小中学校の体育の時間は、ドッチボールや鬼遊び、リレー、ジャングルジムなどは、感染リスクがあると判断されて行われていないそうです。

 

個人の道具を使っての「なわとび」など、なるべく、人とのかかわりが少ない内容になっているようで・・・子どもたちの本音は「つまんない!」です。

 

体育の授業で、子ども同士の間隔を開けると端の子どもに目が届かず、逆に安全管理の面で問題になっているという、教員の声もあるようです。

 

「コロナウイルス感染のリスクが完全になくなったわけではない。重要なのは、子どもたちに感染させない内容で行うべきだ」という考えと「感染症を恐れてばかりでは、何もできなくなる。児童・生徒の運動の機会を確保しなければいけない」という考えをどうバランスを取っていくかですね。

 

細かい内容は、個々の学校が判断しないといけません。う~ん・・・答えはないのです。

2020年

6月

28日

廃校水族館

少子化の影響もあり、全国の学校が廃校に追い込まれています。廃校跡が、宿泊施設になったり、おしゃれなレストランやカフェにリメイクされたり、長野県のイエナプラン校、大日向小学校のように、新たな学校となったり、様々な形で活用されています。

 

今日は、廃校が水族館に生まれ変わったという話です。

 

高知県室戸市に2006年に廃校となった小学校がありました。市が、廃校の活用策を募集すると「プールでカメ泳がせてもいいですか?」という提案があったそうです。私が市の職員だったとしても、「ウミガメで決まりだ!」と思ったことでしょう。

 

NPO日本ウミガメ協議会が、2018年4月に「むろと廃校水族館」を開校しました。英語でスクール・オブ・フィッシュは、「魚の群れ」を意味しますが、文字通り「魚の学校」ができあがったのです。

 

サメやエイがゆうゆうと泳ぐ屋外の25メートルプールに、隣りの低学年用の小プールにはウミガメがいるそうです。予算がないので、3階の理科室や図書室、家庭科室はそのまま利用。飛び箱にも水槽を組み込んだそうです。

 

「お金がないから頭を使います。自分たちが面白がれば、人は来てくれるはずだから」と、狙いは的中し、1年目の入館数は、目標4万人を大きく上回る17万人です。ざっと、1日500人が、この小さな町の水族館を訪れた計算です。現在までに、累計では32万人を超えたそうです。

 

名前に、「廃校」を付けることで「全国の学校がどんどん廃校になっている。こんな活用法もある、と知ってもらえたら・・・」と、「廃校」という言葉にこだわったそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、廃校水族館は休校していましたが、5月半ばに再開し、子どもたちの歓声と若者たちの活気に満ちているそうです。廃校になっても、ここには学びがあるようですね。諦めずに足下の宝を活かす地方自治体の姿に、アッパレです。

2020年

6月

27日

七夕に願いをこめて

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生から学校の様子を聞きます。通常登校に戻ったものの、給食が、わいわいがやがや楽しくおしゃべりしてというわけにはいきません。しかも、主菜(メインのおかず)・主食(パンやごはん)・汁物(みそ汁・スープ)だけで、副菜がありません。

 

配膳は、給食当番はまだ稼働せず、担任と応援の先生が行っているようです。早く、当たり前の給食に戻って、友だちとの会話を楽しむ時間になって欲しいですね。

 

さて、今日は、小学生男子2名を連れて、七夕の笹を取りに行きました。住宅街にある竹林は、たぶん、個人所有の土地だと思われ、勝手に笹を伐採するわけにはいかないので、川沿いの自然の場所まで、たくさん歩いて取ってきました。

 

男子2名のがんばりで、園児全員分の笹が集まりました。保育園に戻ると、二人とも疲れてしばらく寝ています。(笑)

 

さっそく、入口に笹の葉を取り付けて、子どもたちのメッセージや飾りを取り付けます。

ドラえもんになりたい・・・アンパンマンになりたい・・・シンデレラになりたいなどのキャラクターそのものになりたいという願い事や、ケーキ屋さんになりたい・・・アイドルになりたい・・・というお仕事バージョン。ピアノが上手になりたい・・・料理が上手になりたい・・・お菓子をたくさん作りたい・・・などのスキルアップバージョン。

 

七夕の願い事にも、子どもたち一人一人の個性が光りますね。

 

朝の会で、何度も読み聞かせをする本の一つに、くすのきしげのり作の「おこだでませんように」があります。

 

ママや学校の先生からいつも怒られてばかりの、ちょっと気になる男の子が、七夕の願い事に、「おこられませんように」を子ども言葉で「おこだでませんように」と書くのです。これを読んだ、担任の先生が、泣いてしまいます。その日の夜にママに電話をし、ママも泣き始めます。

 

「どうして、この子の気持ちを今までわかってあげられなかったんだ」という気持ちです。涙なしには、語れない素敵な絵本です。

 

子どもたちが、自分で考えて言葉にした願い事は、とても大きな意味があり、大人は、「そうなんだ」と言うだけで、「どうして?何で?」とあれこれ聞くのはなしですね。

2020年

6月

26日

弁当作りの負担

本日の体操教室では、人事異動で、今まで1年半お世話になったコーチが、最終日となりました。子どもたちにとっては、「どうして?今日でおしまいなの?」と、人事異動のことなどわからないので、素朴な疑問です。「何で・・・行かないで!」なんて、子どもたちに言われると、切なくなりますね。

 

さて、今日は母親が作るお弁当の話です。諸外国では、日本の母親が作る「キャラ弁」を見ると、目をむいて驚きます。「これを毎日つくるのか?」と。

 

2016年の総務省「社会生活基本調査」によると、高校生の母の平日早朝の家事実施率は、朝の6時30分以前ですでに、53.5%となっています。

 

もうおわかりですね。朝早く起きて、掃除や洗濯をしているわけではありません。多くの母親が、我が子のお弁当を作っているのです。高校生の子ども相手には、さすがにキャラ弁ではないでしょうが、早朝から大きな負担ですね。ちなみに、高校生の父は1.2%で、高校生女子は0.2%、男子は0%です。この数字からも、母親だけが早起きして、せっせと弁当を作っているのです。

 

高校には、給食がありません。部活の朝練や遠距離通学で、子どもが早く家を出るとなると、朝5時起きで弁当を作る高校生の母は、12.7%にもなるそうです。私も高校時代、あたり前のように母親が作った弁当を食べていましたが、今思えば、感謝の気持ちが希薄でしたね。

 

もちろん、高校には購買部があり、総菜パンなどを購入できるところは多いですが、毎日となると、費用もかさみますね。せめて、もう少し安く購入できれば、弁当の日を週2回ぐらいにできるのかもしれませんね。

 

高校生の子どもを持つ母親の年齢は、45歳~54歳くらいと考えると、すこし、飛躍した仮説ですが、日本の管理職の女性比率が世外国と比べて低い要因は、家事と育児との両立が難しい事なのかもしれません。

 

「母親ワンオペの分担を見直せ!」と言うのは簡単ですが、学校も母親のお弁当負担に対して、できることを考えないといけませんね。

2020年

6月

25日

雨ニモマケズ どろんこ遊び

今日は、朝から雨が降っています。子どもたちが楽しみにしていた「どろんこ遊び」ができるかどうか、微妙になってきました。そこへ、朝1番で登園した3歳男の子のママが「少しの雨くらいなら、やりますよね~」とやる気満々です。実は、昨年の我が子のヘタレぶりに、今年は、何とかリベンジを期待していたのです。

 

その後登園する園児に、「少しの雨でもどろんこやりたいかい?」と聞くと、「今日は、どろんこを楽しみに保育園に来たのだから・・・絶対やりたい!」の声が続出します。

 

そんな子どもたちの願いが、天に届いたのか、小雨でスタートしたものの、すぐに、雨が止んでしまいました。

 

「雨ニモマケズ・・・どろんこ遊びがんばるぞ!」に、3Fフロア全体に響くような大きな声で、「おォー!」と、子どもたちは自らに気合を入れるかのごとく叫びます。

 

そして、どろんこ広場の前に揃った子どもたち・・・「行くぞ!」の声に、何のためらいもなくドロ水の中に、入っていきました。昨年はヘタレだった3歳男の子もドロ水の中で大暴れです。(笑)

 

ちょうど、田植えの前のドロドロの田んぼのようになった、どろんこ広場に、子どもたちの「キャーキャーワーワー」の声が響きます。3歳から5歳児の寺子屋園児だけでなく、ぞくぞくと、チビちゃんたちが、ドロ水に興味を示して、裸足で入っていきます。今日は、1歳児の男女二人が、最年少で、ドロ水デビューです。

 

ドロ水に入れない、ざっと10名ほどの園児は、どろんこ広場の前に用意したプールで水遊びです。すぐ横の池では、子どもたちの叫び声に負けないくらいの大きな声で「モーモー」とウシガエルが鳴いています。

 

アマガエルのおたまじゃくしが、ざっと10匹、緑色の美しいカエルになっていました。子どもたちは、そっと、手の上にのせて、池の中へ放ちます。

 

どろんこ広場の半分が、クローバーに覆われているので、今年のどろんこ遊びは、水につかったクローバーの中を気持ちよく歩く園児もいます。

 

予想外の子どもたちの頑張りとわんぱくぶりに、先生たちも大満足のどろんこ遊びとなりました。本日、「どろんこ遊びの号外」を発行して、子どもたちの奮闘ぶりを保護者には見てもらいました。おうちでの会話が、はずみそうです。

 

子どもたち・・・本当によく頑張った!

2020年

6月

24日

休み方改革

今日は、午前中保育園を抜けて、健康診断を受けました。胃カメラで自分の胃の中をモニターで見るのは、慣れっこになりましたが、「きれいな胃です」に、ホッとします。(笑)

 

さて、昭和→平成→令和と3つの時代を生きてきた私としては、「仕事以外の時間」の使い方は、時代と共に変わってきていると感じていましたが、まだまだ、休みは、休養だけで終る人も多いようです。

 

「平日は帰ったら寝るだけだし、土日も一日は寝だめの日。何もできず、こんな生活でいいのかと焦っていました」と言うのは、バリバリに働くOLのコメントです。彼女は、通勤時間も往復で4時間かかり、常に疲れていたそうです。

 

しかし、コロナ渦で、4月から在宅勤務制度が導入され、生活が一変。趣味の裁縫を楽しんだり、両親に料理をふるまったり、「時間ができて、いろいろなことにチャレンジする元気が出てきました」と言います。

 

少し前の2014年に、経済財政諮問会議の報告書によると「休みとは、平日の骨休みではなく、人生を最適化する手段」と公表されました。しかし、現実的には、休みにも仕事を家に持ち込んだり、ダラダラしておしまいという人が多かったようです。

 

それが、コロナを契機に、「長い人生・・・楽しんで生きていける趣味や仲間をこれからも探していきたい」と考える人が増えたようです。コロナがもたらした、少ないですがプラスの遺産かもしれませんね。

 

私の仲間に、毎年海外旅行(南米とかアラスカとか秘境ばかり)を楽しむおやじがいます。酒を飲みながら、彼の土産話を聞くのが私は大好きなのですが、素晴らしいライフスタイルです。

 

コロナを切っ掛けにというのは、少し皮肉ですが、自由な時間が増えて、自分にとって何が大切かを考えた人も多かったと思います。仕事のペースが戻っても、今後は、大切な時間をどう使うべきかという発想が大事になってくるかもしれませんね。

 

もちろん・・・「なんにもしないを楽しむ」のもありです。

2020年

6月

23日

3年生・・・何から始める

今日も雨が降ったり止んだりの梅雨空でしたが、雨が止んだのを見計らって、寺子屋園児を連れて屋上へ行きました。何と、インゲン豆がコンテナボックスいっぱいの収穫です。ミニトマトは、ほとんどの子どもたちが、バクバク食べています。

 

インゲン豆は、本日の園児35名全員に、たっぷりとお土産になりました。たぶん、野菜嫌いの園児も、このインゲン豆はしっかりと食べて、ママを驚かすに違いありません。

 

さて、私の末娘は、現在大学3年生です。新型コロナウイルスの影響で、大学にはほとんど行けずに、ウエブ授業など、パソコンに見入っている時間が多かったようです。そして、今の時代は、大学3年から就活がスタートするのですが、大学3年向けの就活イベントの中止が続いていたようで、先日、娘もようやく、初めての就活セミナーに参加しました。

 

「どんな会社がいいのかなぁ~」なんて、のんきなことを言っていたので、「入れるかどうかは別にして、大きな会社で無難な選択をするのも良し、給料は安くても、小さな会社で、若いうちから色々なことにチャレンジさせてもらえる会社も良し・・・こればっかりは、答はない。おまえが決めるしかないのだ」なんて、ここぞとばかりに、父親らしいアドバイスを送ります。(笑)

 

就職した会社が、10年先はどうなっているかわからないですし、終身雇用の時代はとっくに終わっているので、人生の中で、仕事も変えていくのがこれからのライフスタイルですね。

 

ある採用コンサルタントは、まずは、情報収集から始めること。知るべきことは3つ。自分と社会、そして就活そのものと言います。

 

自分を知るためには、自分の行動や性格の特徴、価値観について考える。社会を知るには、様々な業界や企業、仕事内容や職場の雰囲気や慣習を調べる。就活については、気になる業界の選考日程を押さえ、エントリーシートの書き方や面接の受け方などを練習することが欠かせないとのこと。

 

大切なのは、社会について調べる際、「生産者」の視点を持つことだそうです。学生は、主にモノやサービスの消費者の立場ですが、社会に出れば、それを生み出す側になるので、この仕事は誰のどんな悩みに役立つのか、求められる能力は何なのか・・・と考えることが重要です。

 

どうですか・・・大学3年生に限らず、転職を考えている人にも、有効な考え方ですね。しかし、就活アドバイザーから、「正解」を教えてもらおうとする人は、たぶん、社会に出ても役立たずでしょうね。自分で考え抜き、納得し、進路を決めていけるようでないと・・・というのが、プロの意見です。

 

それから、最近のグループ面接では、チームで討議をさせて、それを判断基準にする企業も多いそうです。そこでは、自分の意見を述べるのは、当たり前で、他の人の意見もきちんと吸い上げることができる人材が求められるようです。

 

自分とは違う意見や反対意見でも、それを認める力が必要ということですね。こうなってくると、暗記型テストの点数はあまり関係ない時代になってきているのかもしれませんね。

2020年

9月

30日

校長先生は授業を する?しない?

運動会の練習が、白熱してきました。30メートル走やサーキットレースは、1対1の勝負なので、「勝った負けた」で、おうちでの親子の会話にまで発展します。そして、紅白対抗リレーでのこと・・・5歳女の子が、コーナーを曲がったところで、見事に転倒してしまいました。しかし、彼女は泣くこともなく、すくっと立ち上がり、その後、前を走るランナーにあと一歩まで迫ったのです。

 

紅白対抗リレーでも、勝った負けたで大騒ぎですが、今日の一番は5歳女の子でした。みんなから、大きな拍手をもらいました。

 

さて、いきなり固い話ですが、学校教育法37条では、校長の職務は「校務をつかさどり、所属職員を監督する」こととされています。教頭以下では「児童生徒の教育をつかさどる」とあるのですが、校長の仕事は、マネージャーであって、プレイヤーではないというのが、日本の学校の常識です。

 

しかし、外国の校長先生は、100%マネージャーというわけではないようです。日本や韓国では、「校長が授業をする義務があるか」の問いに、0%という数字となっているのですが、フィンランドでは6割の校長が授業をする義務があるとし、スペインでは8割、イスラエルでは、校長のほぼ全員が授業をすると答えています。

 

日本では、教員の職業満足度は50歳代で低くなります。よく言われるのが、教頭や校長になったら、もっとやることが増えて大変だからなり手が少なくなるという説ですが、もっと深く掘り下げて考えれば、プレーヤーからマネージャーへの変更を強いられるからかもしれませんね。

 

教員を目指した人は、子どもたち相手の授業がしたいから・・・と考える人が、ほぼ全員だと思います。私に本を読むことの素晴らしさを教えてくれた、中学時代の国語の先生は、定年退職するまで、生涯現役教師を貫きました。

 

最近は、自治体によっては、教頭や校長への昇格試験をなくして、面接だけで、教頭や校長候補を広く募るような動きも出ています。

 

しかし、ひょっとしたら、校長先生も授業を当たり前に行うような仕組みに変えるだけで、「校長先生になりたい!」という教員が増えるかもしれませんね。

2020年

9月

29日

バッタ捕りに夢中

今日の運動会の練習は、ダンス「WAになっておどろう」を1・2歳児も含めて全員で踊ってみました。ふだん寺子屋園児が練習している姿を見ながら、一緒に踊っている2歳児女子は、完成度が高かったですね。本当に楽しみになってきました。

 

そして、寺子屋の組体操の練習は、今まで教室内で行っていましたが、今日から、西文グランドで裸足になります。本番と同じ環境で、運動会当日まで、日々練習を積み重ねていきます。

 

さて、私が子どもの頃は、草むらがいたるところにあったので、「バッタ捕り」は、大好きな遊びの一つでした。トノサマバッタを追いかけて、それをつかまえた時には、「やったぜ!」と雄たけびを上げたものです。クワガタで言えば、「ミヤマクワガタ」をゲットしたくらいの喜びです。(わかります?)

 

ということで、今日の寺子屋は、屋上でバッタ捕りをしました。バッタは、夏のイメージが強いかもしれませんが、9月が一番のシーズンです。親子遠足でお世話になった、北本自然観察公園でも、9月にバッタ採集のイベントが行われたそうです。

 

子どもたちは、虫アミと飼育ケースを持って、まずは、どろんこ広場の草むらへ走ります。6歳男の子が、「ぼくは、アミなんか使わないで手で捕るよ」と頼もしいことを言ってくれます。

 

そして、最初にキリギリスの仲間をゲットしたのが、5歳女の子です。それは、「ドヤ顔」です。すると、同じ女の子が、昨日芋掘りをしたさつまいも畑で、意外にも「アマガエル」をつかまえたのです。池のおたまじゃくしがアマガエルになって、どうやら、さつまいも畑を散歩していたようです。女の子は、それはもう目玉が飛び出るくらい興奮しています。

 

次は、コオロギを見つけました。子どもたちにとっては、この黒い生き物が、ゴキブリのようで不気味に感じるようですが、見事ゲットします。すると、素手の男の子が、かわいいイモムシをゲットしました。そうです・・・「しゃくとりむし」です。歩き方に特徴があって、愛嬌たっぷりのイモムシです。

 

ななつ星てんとう虫も見つけました。シジミチョウには逃げられましたが、ようやく、オンブバッタをゲットします。

 

子どもたちは、それぞれ自分の飼育ケースの虫たちを自慢しながら、最後は、土や草をセットした大きな飼育ケースに虫たちを移動します。

 

今時の子どもたちは、虫アミ持ってバッタ捕りなど、なかなかできないですが、保育園の屋上では、そんな「昭和の時代」にタイムスリップです。大きな飼育ケースを抱えて、教室の中で1・2歳児も観察します。やはり、一番人気は「アマガエル」です。(笑)

 

いま、こうしてブログを書いている横で、コオロギが「リリリ~ん♬」と鳴いています。いい音色ですよ・・・秋の夜長を感じる至福の時間です。

2020年

9月

28日

仮説と検証

今日は、屋上ファームのさつまいも掘りをやりました。5月に子どもたちと苗を植えて、いよいよ収穫です。子どもの顔くらい大きなものから、かわいいサイズまで、泥まみれになって収穫しました。

 

さつまいもと言えば、埼玉県川越市が産地として有名です。一般の観光用として、芋掘りを提供しているだけでなく、幼稚園や保育園の芋掘りにも活用されているそうです。しかし、今年は、コロナ禍で、多くが中止となり、さつまいも農家は大打撃を受けているそうです。

 

コロナ禍で、子どもたちが楽しみにしている行事を何でもかんでも中止にするのはいかがなものかと・・・「芋掘り」中止の訳が分かりませんね。

 

さて、「仮説と検証」は、ビジネスにとっては欠かせない事です。例えば、日本で最初にできたコンビニエンスストア「セブンイレブン」は、その名の通り、最初は7時から23時までの営業でした。

 

その後すぐに、「営業時間が長ければ長いほど売上も利益もあがる」という仮説が立てられたのです。深夜の需要が見込まれると思われ、その仮説は検証され、コンビニ=24時間が一番儲かると実証され、今に至っているのです。

 

しかし、コンビニの乱立や人口減により、深夜の利用客が減り、売上が取れなくなってきました。深夜に働くスタッフも集まりません。深夜営業がデメリットになるコンビニが増えてきたのです。ここで、あらたな仮説と検証が必要になってくるのです。

 

私が若き営業マン時代に、「駅ナカ」での商売を拡大させようと、駅との交渉だけでなく、社内折衝で商品開発を急いでもらったりと、休みもろくに取らないで仕事をした時がありました。駅に店ができると、考えられないような売上が獲得できました。しかし、駅という場所は商品サイクルが短く、ヒット商品もあっという間に売れなくなりました。

 

当時、東京駅の若き担当に「おたくの会社は、仮説と検証がまったくなっていないんですよ。今後、どのような店にしていくべきか、仮説を立てて、検証してください。商売や商品開発は、仮説と検証の地道な繰り返しが大切なのです」と、商談で木っ端みじんに玉砕されたことがありました。まだまだ勢いだけの営業マンだったのです。(笑)

 

さて、保育園ホワイトきゃんばすもしかり・・・「今のままでいいのか?」の仮説と検証を繰り返して運営しています。そして、あなたが所属する会社や組織はどうですか?

 

「仮説」を立て、それを「検証」し、永遠に改革は終わらないのです。

2020年

9月

27日

海水を飲むハト

我が家の庭では、まだイチジクの収穫が続いています。生で食べる・ジャムにする・赤ワイン煮込みなどなど、色々とやってみたのですが、先日イチジク農家が「バターで炒めて食べるとおいしい」と紹介していました。早速やってみます。バターの風味とイチジクの食感がマッチして、温かいのが不思議ですね。高級和牛の付け合わせにピッタリくるような気がしました。お試しあれ・・・

 

さて、今日は美しく不思議なハトの話です。「アオバト」は、黄緑色の鮮やかな体をしています。日本に広く分布する小柄なハトで、平安時代の文献には「やまばと」として登場します。

 

そんな普段は、山に住む「アオバト」が、神奈川県大磯市の照ヶ崎海岸に群れを作って飛来します。そこで、何と、岩礁の降り立ったアオバトは窪みにくちばしを突っ込んで海水を飲みます。ごくごくと何ともおいしそうに飲むそうです。

 

保育園の屋上では、雨上がりで水たまりができると、ハトがよく水を飲みにきます。ファームの野菜や土の中の虫も食べています。しかし、野鳥が海水を飲むのは不思議ですね。一般的には、塩水を飲めば、塩分のせいでのどか渇き、それ以上の真水を飲まないと体調が維持できないのです。人も、塩水を飲んで健康を維持できません。

 

大磯のアオバトは、繁殖期に山で巣をつくり、ヤマザクラなどの果実を食べ、不足するナトリウムを約30キロ以上離れた海岸まで飛んで補っていると言われていますが、詳しい理由はまだ解明されていないそうです。

 

海鳥や海に住む生き物は、海水を飲みます。しかし、塩分を体外に放出する仕組みが体にあります。よく、海ガメが産卵のときに涙を流すと言われていますが、あれは、涙ではなく、余分な塩分を放出しているとのことです。

 

もし、黄緑色の宝石のように美しい「アオバト」を見つけたら、海水を飲む不思議なハトと覚えておいてください。こんな、どうでもない不思議なことが気になって仕方がないのです。(笑)

2020年

9月

26日

地球(テラ)ヘ・・・

毎年恒例ですが、保育園に「ハロウィーンツリー」を設置しました。クリスマスツリーのハロウィーン版ですが、ツリーにジャックオランタンなどの装飾をします。それだけでもインパクトがありますが、「ホワイトきゃんばすハロウィーンツリー」は、そこに、子どもたちの写真が登場します。

 

本日登園の園児が、「○○ちゃんだ~」「サマーキャンプの写真だね~」「プール楽しかったね」などなど、写真を見ながら楽しく装飾をしていました。しかしながら、世の中のハロウィーン装飾は、今年は、とても控えめですね。新型コロナウイルスの影響ですが、こんな時こそ、明るく楽しくやっていきたいものです。

 

さて、今から40年以上も前の1970年代後半に、既に来るべきAIによる管理社会を予見したSFマンガがありました。覚えていますか?竹宮恵子さんの「地球(テラ)へ・・・」です。これは、名作です。管理社会において人が自らの主体性をどのように保つかという社会的テーマを描いています。

 

植民惑星では、全ての子どもがコンピュータによって管理され、有害なものから隔離された幼年育英都市で「清浄化」された大人になるために「マザーコンピュータ」によって教育されます。そこでは、人間は既にコンピュータによって飼いならされた主体性のない存在となっています。

 

対照的なのが、「ミュウ」と呼ばれる人間の心を読むことができる特殊能力を持つ新人類です。ミュウは特殊能力を持つ代りに体に障害があったり、体力が劣っていたりしますが、彼らは、自分の頭で考えることをしなくなった人間たちとは異なり、個人の自由を極端に制限される管理システムに対して、批判の目を向けます。

 

人間たちは、「地球へ向かう」というミュウの強い意志の力に影響を受け、自分たちの存在について葛藤し始めるのです。

 

さぁ~現代はどうでしょうか・・・コロナ警察と呼ばれるような、市民自らが監視の目を光らせ少数派を攻撃することも珍しくありませんね。アメリカでは、人種差別の問題で連日のように、デモが続いています。

 

社会に危機が訪れた時、それを乗り越える鍵は「多様性と人間らしさである」と「地球へ・・・」は教えています。40年前の作品ですが、現在でも考えさせられる作品です。

2020年

9月

25日

言葉を大切に

運動会のダンス「WAになっておどろう」は、多くの保育園ママたちの青春時代の曲ということもあって、お風呂で子どもたちが、この歌を口ずさむと、ママも一緒に家庭内ライブになるようです。運動会本番では、観客席からママたちの歌声が聞こえてきそうです。

 

そして、今日はお誕生日会でした。9月の誕生日は5人もいます。今日9月25日が誕生日という5歳と6歳の男の子・・・朝から「おめでとう!」ラッシュで大満足です。子どもは、「〇歳になったんだから、ちゃんとしないとね~」という言葉に弱いです。でも、その効果は、数日で消えてしまいます。(笑)

 

さて、たまには「言葉」を大切に考えてみませんか。

 

かのアリストテレスは、「神と動物には政治は要らない。政治をするのは人間だけだ」と言ったそうです。人間が複数いると、そこには意見の違いや矛盾が生じます。しかし、人間はそれを政治の力で乗り越えていかねばなりません。そして、その政治を大きく左右し、根幹にあるのが「言葉」というわけです。

 

突然ですが、最後に辞書を手に取ったのはいつですか?スマホが普及してから、電子辞書すら使わなくなった方も多いかもしれません。私の長女が高校の時に、高い電子辞書を買わされた記憶があります。もちろん、今では無用の長物となっています。

 

辞書を引く習慣がなくなり、ますます言葉が軽視される時代ですが、人間が動物と違うのは、異なる価値観や考えを持つ相手を前にしても、会話や交渉によってどうすれば相手に理解してもらえるかを、言葉を使って互いに考えようとする点ですね。

 

何気なく、書いたり話したりしながら使っている言葉・・・時々、その言葉の重さを意識したいですね。

2020年

9月

24日

批判的思考力

今日は台風の影響で大荒れの天気を予想していたのですが、嬉しい誤算です。風はやや強いものの、雨はなく、屋上遊びができました。子どもたちは、カメや魚のエサやりや自転車に料理ごっこ、しゃぼん玉遊びなどなど、いつもの屋上遊びを楽しむことができました。

 

そして、屋上ファームに、今日は大根の種を蒔きました。大根の種は、ゴマ粒くらいの大きさなので、難しいのですが、マルチシートの穴に3粒をまきます。指で種を押し込み、土をかけます。冬本番の頃が収穫となります。楽しみですね。

 

さて、2018年のOECDデータです。中学教員に「生徒に批判的思考力が必要な課題を出したか」「生徒の批判的思考を促す授業を行ったか」の質問に対し、日本は、共に20%程度にとどまっています。

 

私たち日本人は、「そうだな~批判的思考力なんて、あまりピンとこないし・・・」と、この20%という数字をすんなり受け入れることができます。ところが、諸外国では、最低でも40%で、多い国では100%近い数字となっています。つまり、他人の意見を批判し、自分の考えを主張することなど、当たり前のことなのです。

 

外国人からは「日本人が物言わぬ理由が分かった」と言われてしまうかもしれませんね。

 

日本の組織には、昔から「出る杭は打たれる」と、目立たないでみんなと同じようなことを行っていれば波風が立たない・・・という風潮が残っていますね。上司の意見に、堂々と反対意見をする人は、どちらかというと、期待されるのではなく、煙たがれます。

 

しかし、会社などの組織に新しい風を起こし、改革を行っていくには、批判的思考力がない人は通用しないと言っても過言ではありません。時代の流れの中で、今までやってきたことが、永遠に通用することなどありません。「今まで、こうしてきたから」と前年踏襲型の仕事をする人は、「仕事ができない人間」のカテゴリーに入っていますね。

 

これからの日本の子どもたちが、世界に通用する・・・というより、世の中の役に立つ人になるには、批判的思考力が必要になってくるのです。もちろんですが、批判するだけでなく、代案や改善策などがセットされているかというレベルです。

 

批判的思考力の基本は、やっぱり「自分で考えて自分で答えが出せる」ことです。ホワイトきゃんばすの子どもたちは、批判的思考力が芽生えているとうれしいですね。

2020年

9月

23日

宇宙留学

今日から、運動会のダンスの練習がスタートしました。朝の会で、これから毎日のようにやっていきます。今年のダンスは、V6の「WAになっておどろう」です。

♬オ~オ~ さあ輪になって踊ろ ララララ~すぐにわかるから♪

のサビのフレーズが、子どもたちには、とても分かりやすくて、すでに、大きな声で口ずさんでいます。すぐに、ダンスの方も覚えてしまうことでしょう。

 

さて、ロケット発射場のある鹿児島県種子島で、島外の子どもたちが1年間を過ごす「宇宙留学」の2021年度の募集が始まったそうです。えっ!宇宙留学だって・・・と驚かれたことでしょうが、もちろん、宇宙で生活するわけではありません。(笑)

 

これは、南種子町教育委員会が続けている事業で、留学生は町内の小・中学校に転入して授業を受けます。体験学習も充実していて、「ウミガメ飼育」「サーフィン教室」やJAXA(宇宙航空研究開発機構)の活動にも参加するそうです。

 

留学の形式は、町内の里親の元で1年間留学する「里親留学」や家族全員で種子島へ引越しをする「家族留学」などがあるそうです。留学時には、住民登録が必要になるので、家族留学では、家族全員が住民登録します。つまり、1年間の移住生活というわけです。

 

町内の小学校7校と中学校1校が留学生を受け入れるそうです。教育委員会のねらいは、地域活性化ですが、本音は、過疎化で子どもの数が少なくなっていく中での、学校の存続でもあります。

 

しかしながら、北海道から九州まで、全国から毎年150人程度の応募があるそうです。2020年度は、コロナ禍で混乱したそうですが、56名が留学しています。つまり、約3倍の競争率というわけです。住民票を移動しなければならないのに、これだけ人気があるのは、活動内容に魅力があるからなのでしょう。

 

当然、親が決める「ライフスタイル」ですが、この経験が間違いなく子どもを大きくさせるのです。

 

一番人数が多い里親留学では、子どもたちは、里親の家に、スマホやパソコン、ゲーム機などの電子機器を持ち込めないそうです。保護者との連絡も里親を通じて取ることになり、完全に島の子としての生活になっていくそうです。スマホのない生活・・・いいかもしれませんね。

2020年

9月

22日

花文字

今日は、少し足を延ばして、祖父・叔母・いとこが眠る鎌倉霊園という、とてつもない巨大墓苑に墓参りに行ってきました。そこは、お墓なのに「お土産コーナー」も「屋台」も出ています。祖父は102歳の大往生でした。

 

そんなおじいちゃんに、保育園のことやコロナ禍での大騒動の話をしていたのですが、たぶん、空の上から、世の中のことはお見通しなのでしょう。

 

そして、もう一つの目的は、横浜中華街のブラブラ歩きです。かみさんからは、「中華街に行きたくて、墓参りを口実にしている」と言われていますが、私は、中華街の雰囲気がお気に入りなのです。

 

最近の中華街は、大きく様変わりしています。店の外には、派手で大きな電飾看板が立ち並び、「ぐるなびナンバーワン!」とか、芸能人の写真が飾られていて、若者向けの雑貨店は、まるで原宿のようです。

 

時代の流れで仕方のないことかもしれませんが、私は、路地裏の古くから商売を続けている店を選び、小さな食材店をハシゴしながら、なかなかお目にかかれない中華食材を探します。こんな時間が、たまらなく幸せな気持ちにさせてくれるのです。

 

さて、これも昔の中華街にはなかった風景ですが、「花文字」の屋台が何軒か並んでいます。「花文字」を知っていますか。中国の最も古い伝統芸能の一つで、1000年以上の歴史があるそうです。色鮮やかで、一見花のように見える文字です。自分の名前や好きな文字を花文字で描き、飾ることによって運が好転し、開運招福すると言われています。

 

私は、花文字を描く「絵師」の筆さばきに見入ってしまいました。そして、保育園の子どもたちのために浮かんだ文字が「笑顔」です。

 

絵師が描きあげた「笑顔」は、本当に笑っているような優しい文字です。「笑顔」の二文字の中には、花・鳥・鯉など縁起のいい絵が隠れています。絵師が「どこに飾りますか?」と聞くので、保育園の話をすると、「私にも4歳の子どもがいます・・・」と言いながら、花文字の中に、かわいいパンダを描いてくれました。絵師は4歳の子を持つママだったのです。

 

この素敵な「笑顔」の花文字を保育園のどこに飾ろうか・・・楽しみです。

2020年

9月

21日

教師病

この4連休は、飛行機も鉄道も人の動きが戻ってきたようですね。前年比80%くらいまで回復しているようで、やっぱりうれしい気持ちになりますね。8月のお盆に帰省を控えた人たちが、この連休に帰省という人も多いようです。私も秋まつりが終わって、そのまま福島へ・・・昨日は、義理の妹の七回忌の法事でした。いつものお坊さんのお経がとてもいい声で、「お経」に聴き入っていました。

 

さて、これはある小学校の校長先生の話です。

 

『人間は正義の生き物です。ましてや、教師は間違ったことを教えるわけにはいかない職業・・・つい「正しい」ことを語り、「正しい」行いをしてしまいがちです。「それの何が悪いんだ!」と思う人も多いかもしれません。

 

残念ですが、これはいわば「教師病」という重い病です。こういう方には、「こころの処方箋」が必要です。実はこれ、本当にあるのです。』

 

この校長先生は、若き教師時代に、この「教師病」になっていたそうです。そんな時に出会った本が、河合隼雄さんの「こころの処方箋」だったそうです。この本には、全部で55本の処方箋が掲載されています。

 

例えば

「マジメも休み休み言え」「ものごとは努力によって解決しない」「うそは常備薬 真実は劇薬」・・・どうですか、効き目がありそうですね。

 

「教師病」は「正しい病」です。しかし、これが人間関係を難しくするのです。固定された日常にはまると、いつの間にか、自分のモノサシは小さく固くなってしまいますね。

 

「教師病」が治療レベルになったら、「モノサシを大きくする治療」が必要になります。その治療は、苦しいものではなく、とても楽しいものです。それは、①本を読む②人に会う③旅に出るの3つです。

 

民間企業で20年以上働いたおやじ園長は、「正しいこと」を主張し続けることは、決して、人間関係がうまくいくとは限らないことを知っています。「正しいウソ」の存在も必要です。

 

ここら辺を保育園の子どもたちに教えるのは、まだ早いですし、難しいことですが、私たち大人は、「こころの処方箋」が必要になったら、ためらわずに、お世話になりたいですね。

2020年

9月

20日

令和2年秋まつり つづき

広い屋上を1周して、子どもみこしが戻ってきました。そして、いよいよコンサート並みの音響設備が活躍します。「ともだち音頭」を子どもたちは「輪」になって踊りました。小さい園児は、真ん中の小さい輪の中で踊ります。

 

予想通り「かわいすぎる!」パフォーマンスを見せてくれました。外側の大きな輪で踊る寺子屋園児と小学生は、「カッコイイ!」パフォーマンスです。振り付けも完璧に決めて、浴衣や甚平姿が本当に似合っています。昨年踊った「お化けの花火音頭」もリクエストで踊りました。

 

そして、楽しみにしていた「お店屋さん」がスタートです。まずは、「カレー屋さん」と「フランクフルト屋さん」が開店しました。カレーライスは、朝から給食の先生が100人分以上をせっせと作ります。そして、カレー屋さん担当の子どもたちに「まるでインド人」衣装を用意していました。演出はバッチリです。後は「声出し」ですが・・・最初は声が出ず、ただぼっ~と立っているだけの子どもたちに、販売接客経験豊富なママがコーチ役になってくれました。急に、子どもたちのセールストークが盛り上がります。

 

フランクフルト屋さんは、今回初めての出店です。昨年までは、夏まつりだったので「かき氷屋さん」を展開していましたが、サマーキャンプのバーベキューで好評だったフランクフルトに決まりです。炭火で、じっくりと焼くので、表面パリパリ、中はもっちりのおいしさです。160本用意したフランクフルトが、順調になくなっていきます。

 

まずは、ゆっくりと食事を楽しんでいただき、いよいよ「ゲーム屋さん」が開店です。今年のゲームは、ドラえもんとのび太の的に、ボールを投げ込むアトラクションを作りました。7つのボールをドラえもんのポケットの中に投げ込みます。入っても入らなくてもお菓子の詰合わせが景品です。

 

食事やゲームを楽しんだ後は、子どもたちは、いつもの屋上遊びです。保護者の皆様には、屋上での我が子の遊びを実際に見ていただきました。ファームの野菜や飼っている生き物を覗き込みます。ミドリガメのおうち・クサガメのおうち・ザリガニ・おサカナのいけす・ニホンイシガメの子どもと、屋上ではたくさんの生き物が暮らしています。

 

どろんこ広場にあるカメ池には、クサガメとニホンイシガメが合計15匹ぐらい暮らしているのですが、推定年齢20歳以上の大きなクサガメ3匹は、人間が池に近づくと、「エサをくれ!」と寄ってきます。孫とカメを観察するおじいちゃんおばあちゃんもビックリです。

 

まったりとのんびりと楽しい時間が過ぎていきます。3時からスタートした秋まつりも、そろそろ空が暗くなってきました。夏と違って日の入りが早いのです。

 

最後に、子どもみこしと「ともだち音頭」で締めて、結局、一滴の雨も降らずに、秋まつりは無事に終了しました。いつもとは違う雰囲気や浴衣や甚平に着替えるという非日常感に、最初は、泣いてしまった園児もいましたが、最後は、子どもたちも保護者たちも全員笑顔です。

 

そして、終了後にパパママたちの大活躍がありました。何時間もかけて準備した秋まつり会場の撤収が、ほぼ全員でお手伝いいただき、あっという間に終了しました。本当にありがたかったですね。ホワイトきゃんばすの保護者たちにあっぱれ!です。

 

秋まつり会場の入口に演出した、子どもたちが作ったうちわと自分の似顔絵をお土産にして、大満足の顔で子どもたちは家路につきました。きっと、親子の会話で盛り上がったことでしょう。

 

コロナ禍のイベントだったので、保護者の皆様には、マスク着用や飲食も間隔を開けるなど配慮いただきき、本当に楽しい、元気の出る時間を過ごすことができました。おかげさまで、子どもたちの笑顔がいっぱいの秋まつりを行うことができました。本当にありがとうございました。

2020年

9月

19日

令和2年秋まつり

天気予報は、昼過ぎから雨・・・親子遠足も雨の予報を覆して晴れたので、奇跡を信じて、朝から秋まつりの設営をしていました。卒園児の小学生も手伝ってくれます。ゴザを敷いたり、テーブルを並べることより、お店屋さんの設置や釣り銭の準備の方が楽しいようです。(笑)

 

すると、イベント会社に勤務するパパが登場です。今回は、スピーカーを4つ用意していただき、マイクパフォーマンスもばっちりの演出をしてくれました。音響の準備には、他に2人のパパが参加していただき、本日付けで保育園の「おやじの会」が結成されました。

 

ホワイトきゃんばすには、保護者会やPTAはありませんが、「おやじの会」が、今後イベントでの力仕事を担ってくれます。ありがたいですね。

 

そして、午後3時・・・秋まつりがスタートです。今年度の保育園のテーマは「ともだち」です。子どもみこしは、子どもたち全員の顔写真が飾られています。子どもたちは、みこしにある友だちの写真を見ながら、「○○ちゃんだよ」と保護者に教えています。

 

今年の秋まつりも多くの保護者や兄弟が参加してくれました。総勢140人です。今回初めて保育園の行事に参加されたおじいちゃんおばあちゃんもたくさんいました。かわいい孫の姿に終始笑顔です。(笑)

 

卒園児の小学生も11人が集合してくれました。お店屋さんのお手伝いをしてもらいます。自分たちが保育園時代にお店屋さんは経験しているので、後輩たちには、頼りになる存在です。こうして、卒園後も、保育園のイベントに参加し、そこが、同窓会のようになります。このつながりがあるからこそ、小学生になっても、保育園が子どもたちの心地よい「居場所」になっているのです。

 

「わっしょい!わっしょい!」の掛け声が、屋上に響きます。子どもみこしが動き始めました。カメラやビデオを持った保護者が子どもみこしを取り囲み・・・子どもたちの声がますます活気に満ちてきます。

 

子どもたちの元気の前に、空にあった怪しい雨雲もどこかに行ってしまったようです。(笑)・・・つづきは明日です。

2020年

9月

18日

フルネームで呼ぶ

今日の体操教室・・・帰り際、子どもたちに「では、みんな後ろを向いて・・・○○先生さようなら」と私が言うのですが、何と、間違えて前担当のコーチの名前を呼んでしまったのです。「あたっ~!やってしまった」すぐに謝るものの、恥ずかしくて穴があったら入りたい気持ちに久しぶりになりました。

 

名前を間違えるなんて・・・まったくです。私の苗字は、まずお目にかかれない読み方ですので、読み間違いをされても、全く気になりません。しかし、誰もが下の名前については、親が「こう育って欲しい」という願いが込められているので、うっかりは、シャレになりませんね。

 

保育園では、子どもたち同士は、当然下の名前で呼び合います。「○○ちゃん」「○○くん」と言った感じです。呼び捨てもありますが・・・(笑)

 

園長は、園児をフルネームで呼ぶ癖があるのですが、下の名前で呼ばれていることに慣れているので、「ポカーン???」とする子どもが多いですね。

 

ある中学校2年の担任の先生の話です。その先生は、クラスメート全員に対して、初めての会話の際、名簿も見ないで一人一人にフルネームで呼びかけるそうです。当然、生徒たちは、驚き、唖然とし、「どうしてなの?」となるそうです。

 

ある生徒が「どうしてできるの?」と理由を尋ねたところ、新しい名簿と1年生の時の集合写真をじっと見比べ、「この人はどんな性格か?」「この名前にどのような思いが込められているか」を考え、数日かけて一人ずつ覚えていったそうです。この先生は、担任になると毎回行っているとのことでした。

 

また、私が知っている小学校の校長先生は、休み時間に全児童一人一人に、固有名詞で話し掛けます。どうやって、名前を覚えるのか…不思議ですね。

 

名前には、一人一人の物語があるとするならば、例えば、成人式などで久しぶりに仲間と再会した時に、小学校や中学校の思い出をどれだけ固有名詞や具体的なエピソードで語り合えるか・・・そんな小中学校時代を過ごせたら幸せですね。

 

身近な人以外でも、名前で呼ぶ習慣をつけたいですね。確実に、自分への印象が変わることは間違いありません。

2020年

9月

17日

理想のリーダー像

今日は、土曜日に行う「秋まつり」で、子どもたちが踊る「ともだち音頭」を実際に屋上で練習してみました。毎日、朝の会で教室内で踊っているので、バッチリです。そして、「子どもみこし」も「わっしょい♬わっしょい♪」と声を出して、担いでみました。こちらも元気一杯です。

 

本番では、浴衣や甚平姿に子どもたちは変身するので、大いに盛り上がることでしょう。楽しみになってきました。

 

さて、第99代首相に菅義偉自民党総裁が選出され、先日は、野党第一党の代表に枝野氏が選ばれ、与野党ともに、政治の世界では理想的なリーダー像への関心が高まっています。

 

今日は、霊長類から考える理想のリーダー像の話です。

 

サルの世界では、リーダーというよりもボスがいます。リーダーとは、組織を構成する人々の期待を集めみんなを導くトップですが、ボスは、力で支配し、人々の期待ではなく、自分の思うように社会を動かします。しかし、ボスの力が衰えると他のサルに地位を奪われます。クーデターや武力抗争で人間社会のボスが駆逐されるのと同じです。

 

それに対し、ゴリラは家族単位で暮らし、メスは自分の好むオスを選んで動くので、オスはメスに選ばれて頼られる存在なので、リーダーに近いと言えます。メスや子どもたちに最大限の注意を払い、危険が迫ると真っ先に飛び出していくのがリーダーのオスです。

 

チンパンジーは、複数のオスとメスが共存する数十頭の群れで暮らすのですが、オスの存在感が大きく、オス同士が連合関係を作り、別のグループと張り合い、優位に立った方が主導権を握り、その中で一番強いオスがリーダーとなります。

 

チンパンジーの仲間で、ボノボという別種は、オスがメスよりも弱く、オス同士では連合関係は結びません。隣りの群れとも平和につき合い、めったにケンカをしないそうです。どちらかというと、強いリーダーが不在の状況です。

 

日本の政治を見ると、チンパンジー型と言えるようです。今回の総裁選でも派閥の勢力が結果を大きく左右し、男の政治家ばかりが表面に出ます。そして、国単位だと、規模があまりにも大きすぎますね。

 

集団が小さければ、ゴリラのように、みんなに注意を払えるリーダーを選ぶことができます。コロナ禍で首相よりも地域の首長たちが大きく目立ちました。首長たちの決断が、すぐに人々に行き渡るからです。

 

さて、これからのリーダー選びは、どんな形がいいのか・・・難しいですね。どんな形であれ、単独のリーダーでは、権力が集中します。そこで、先頭に立つリーダーを複数選び、役割を分担させるべきだという意見が議論されるようになってきました。

 

霊長類で言えば、ゴリラとボノボの特徴を併せ持ったような社会にするという考えです。これまた、正解かどうかは難しいですね。

 

これからの時代は、女性のリーダーが増えていくことは間違いありません。女性のリーダーの特徴は、強権を振るわない、共感力で人々を説得するというイメージがありますね。

 

これまた、コロナ禍では、ドイツ、ニュージーランド、台湾の女性リーダーが、的確な判断をし、国民の共感を得ています。

 

う~ん・・・国家レベルの政治の話は、難しいので、今、あなたが属している組織における理想のリーダー像を考えるところから始めましょうか・・・。

2020年

9月

16日

ムシできぬ食材

今日は、午前中保育園を抜けて、さいたま市防災センターまで、一時救命処置の講習を受けに行きました。

 

呼吸をせず、心肺停止状態の人への胸骨圧迫(心臓マッサージ)の実習や人工呼吸、AEDの使用法などを実践で学びました。

 

現在、119番で救急車を呼んでから、現場に到着するまでに、平均8分かかるそうです。8分で、来てくれるんだ・・・早い!と思う人もいるかもしれませんが、この8分間に、心肺停止状態で何もしなかった場合の生存確率は、当然低くなります。

 

しかし、救急車が到着するまでに、私たち一般人でも、心肺蘇生のために、胸骨圧迫や人工呼吸を行い、AEDを適切に使用することで、命が助かる可能性が2倍になるそうです。

 

今回の目的は、保育園の園児が、何らかの事故によって、心肺停止になった時に、園長が、冷静に「○○先生119番に電話してください!」「○○先生1Fサービスカウンター前のAEDを持ってきてください!」と指示を出して、胸骨圧迫と人工呼吸をするというシミュレーションを確立させるためです。

 

救命処置は、一人の力ではできません。まわりに呼びかけ、多くの人の力を借りるのが大切です。今日の経験を十分に活かして、子どもたちの命を守る行動につなげます。今後、順番に、職員全員にこの講習を受けてもらう予定です。

 

さて、1980年代後半に、あの手塚治虫さんが、「火の鳥 太陽編」で、近未来の地下都市で、昆虫が食料品として流通している場面を描いていました。当時は、虫を食べることなど、SF漫画の世界のことでした。

 

ところが、人口減少が社会問題となっている日本や先進諸国がある中、世界人口は2050年まで確実に右肩上がりで増えていくというデータが出ているようです。つまり、食糧難の時代が必ず来るのです。特に、たんぱく質は、遠くない将来、供給が追い付かなくと予測されています。

 

たんぱく質のもとになる、牛や豚などを育てるには大量の水や飼料が必要になります。たんぱく質1キロを生産するのに必要な飼料は、豚で5キロ、牛では10キロなのに対し、昆虫なら1.7キロで済むそうです。こうなると、ムシできませんね。(笑)

 

日本の食文化として、イナゴのつくだ煮や蜂の子を食べる習慣がある地域はありますが、「虫はちょっと・・・」「絶対に無理」「食べたくない」というのが、本音ですね。保育園には、ムシが触れないママもいるので、「食べる」なんて、とんでもないかもしれません。

 

しかし、無印良品では5月に販売した、コオロギ粉末入りのせんべいが「エビせんべいみたいでおいしい」と生産が追いつかないほどの売れ行きになっているそうです。

 

人間は、慣れる生きものです。私たちの食卓と虫は近づいていくのかもしれませんね。

2020年

9月

15日

ウポポイ

今日の運動会の練習は、寺子屋園児の「紅白対抗リレー」です。組体操⇒紅白対抗リレーと運動会の大トリを飾る、迫力の競技となります。毎年、練習からのプロセスが物語となり、勝っても負けても、本番での子どもたちの成果へとつながっていくのです。

 

年長・年中園児は、昨年のことを思い出しながら、バトンを繋ぐことに集中します。年少園児は、初めてのリレーにどうなることやら・・・

 

バトンを受け取った白組年少園児が、そのまま立ち止まったままです。何と、遅れて走る赤組の園児を待っているのです。先輩たちから「○○くん!走るんだよ!」とゲキを飛ばされます。また、バトンを上手につなぐことができず、落としてしまった赤組アンカー。しかし、彼は慌てません。冷静にバトンを拾って、1メートル先を走る白組アンカーをゴール手前で大逆転勝利です。

 

30メートル走では、自分一人が勝つか負けるかの勝負ですが、紅白対抗リレーでは、チームの力で勝敗が決まることを年少園児は、何となくわかったようです。練習にもかかわらず、明日からの熱い戦いが大いに楽しみになってきました。

 

さて、今日は「ウポポイ」という、7月に北海道白老町に開業した施設の話です。国立アイヌ民族博物館などの複数施設からなる、アイヌ文化復興拠点がウポポイです。アイヌ語で、ウポポイは「おおぜいで歌うこと」という意味だそうです。

 

この施設に、全国の小・中・高校から700校近い修学旅行の申し込みが殺到しているとのことです。

 

私は、学生の頃には、「北の国から」に魅せられたこともあり、何度も北海道を旅していますが、アイヌ文化の深いところは、勉強したことがありません。ウポポイでは、アイヌ民族をテーマにした博物館や、ユネスコ無形文化遺産に登録されている「アイヌ古式舞踊」をはじめとした伝統芸能の体験や、アイヌ料理、手仕事などを体験できるプログラムが充実しているそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、全国の学校で修学旅行が中止となる中で、「一つでも多くの体験を通して深くアイヌの人々や文化について学んで欲しい」とウポポイの担当者は語ります。

 

こんな施設・・・まさに、保育園ホワイトきゃんばすが遠足で行きたい場所です。学びの体験ができるなんて、子どもたちの好奇心につながっていきますね。

 

埼玉からは、かなり遠い場所ですので、いつか、ここに行けることが出来たら、子どものような「やわらか頭」で、しっかりと学びたいと考える、おやじ園長です。(笑)

2020年

9月

14日

猛暑列島

屋上ファームも秋の計画に向けて、動き出します。昨日は、覚悟を決めて、ファームの草むしりをひたすら行っていました。スイカ畑だったところは、高さ1メートルほどの草がびっしりです。

 

すると、スイカが1つ隠れていました。食べられるかな?と割ってみると、残念、熟しすぎて、子どもたちのおやつにはなりません。そして、気合を入れ直して耕し、秋植えのジャガイモ畑に変身です。

 

9月も半ばというのに、むし暑く、ポロシャツは、汗びっしょりで、白く塩が噴き出していました。水分補給は、ざっと2リットルです。「よし、ここに、子どもたちとジャガイモの種イモを植えよう」とホームセンターに行ったものの「今シーズンの種イモは終了しました」と3軒のホームセンターをはしごしても、すべて売り切れでした。

 

もともと、秋植えのジャガイモは、あまり量が多くないことと、コロナ禍で、家庭菜園の需要が高くなったようです。

 

いつもは、9月上旬までに、秋植えジャガイモの種まきは終わっているのですが、今年は、残暑が続いたので、涼しくなるまで少しタイミングをずらしたのが失敗です。何とか、ネット販売で種イモを予約することができたので、到着次第、植えることにします。

 

また、トマト畑やトウモロコシ畑の後には、大根の種を蒔きます。一般的な青首大根に大きなカブのような聖護院大根、短足の大根と何種類かを楽しむ予定です。9月中には、大根の仕込みを終わらせます。そして、子どもたちが楽しみにしている、さつまいもの芋掘りも、そろそろです。

 

ということで、9月になっても、日本は「猛暑列島」ですね。遠い記憶をたどっても、「自分が子どもの頃とは暑さのレベルが違う」と大人の多くが感じていることでしょう。ちゃんと、数字が証明しています。

 

8月の最高気温平均を都道府県別に調べると、今から40年前の1980年では、平均30度を超えたのは4県だけでした。東京都は入っていません。ところが、現在では、北海道や青森県などごく一部の県以外は、平均で32度を超えています。最高は、34.3度です。平均が、34.3度ですよ・・・たまらないですね。

 

そして、東京や大阪などの都市部では、ヒートアイランド現象もあり、沖縄県よりも暑いのです。

 

私もこの8月は、お盆休み期間含め、長時間の屋上ファームの仕事は、自粛しました。今後は、8月に屋外でスポーツや作業をすることが、本当に命の危険を伴うことになっています。

 

う~ん!日本は、四季のある素敵な国ですが、夏については「猛暑列島」を認識しないといけませんね。

2020年

9月

13日

「対話的で深い学び」の「対話」って?

小中学校で、緊急事態宣言が解除され、授業が再開された6月以降、小学校の先生方から、「対話的な授業をするにはどうしたらいいか?」という問題が起きました。コロナ禍では、みんながまっすぐ黒板の方を見て授業を受けることが多くなり、アクティブラーニング型の授業に変えようという時に、時代が戻ってしまったのです。

 

「対話的で深い学び」の「対話」とは、いったい誰と誰との対話か?を少し考えてみませんか。多くの先生は、「子ども同士」とか「先生と児童」と答えます。もちろん、間違えではありません。しかし、「対話」とは、単に「会話を交わす」ことだけでなないようです。

 

可愛い子役として注目を集めた女優「芦田愛菜」さんは、今や16歳となり、その発言の深さが注目を集めています。彼女は、超読書好きだそうで、子役の時も1カ月60冊の本を読んでいたそうです。

 

「対話」の基本は、読書と考えると、パズルのピースがぴったりはまります。つまり、読書をしながら、作者と、登場人物たちと、そして自分自身と深く対話しているのです。そう言えば、私も一冊の本を読み終わった時に、ブツブツと自分に問いかけています。「おい。おまえ・・こんな生き方でいいのか!?」とか、登場人物に感情移入することも多いですね。

 

「読書」は、文章を読みながら、自分の頭の中で、様々なイメージを広げることができ想像力が豊かになると、よく言われています。そして、もう一つ、読書には「対話的で深い学び」につながるということもあるようです。

 

「対話」は、言葉と言葉の会話だけでなく、自分の心の中でもできるのです。一人で読書にふけっている子に「外でみんなと遊びなさい」と注意することは、とんでもないことですね。保育園で、静かに絵本を読んでいる園児を「今○○ちゃんは、心の中で対話しているんだ・・・」と思って、今まで以上に、そっとしておくことにします。(笑)

2020年

9月

12日

学校ではできない「社会」の体験

今年の我が家の「いちじく」は豊作で、まだまだ収穫が続きます。今日は、お昼寝タイムに、小学生がイチジクジャム作りに挑戦です。さすが小学生で、普段からママの料理の手伝いをしていることもあって、手順を一度教えるだけで、美味しいジャムの完成です。

「いじちくの実が残った方がなんかいい・・・」と実を大きめに切るのも、小学生の提案です。

 

さて、先日6歳女の子がうれしそうにCDを持ってきました。「園長先生ながして・・」と言うので、聞いてみると、彼女がDJのラジオ番組です。これは、キッザニア東京で、DJ体験をしたときの内容でした。

 

彼女のママは、ふだんは、子どもがのびのびと育ってくれれば・・・と、子育てに関するこだわりは、あまり感じられないのですが、「大人の仕事を経験させたい」という考えはとても強く、今まで10回以上も3人の子どもたちをキッザニア東京に連れて行ってます。

 

キッザニアは、教育機関ではなく、職業体験の場です。そこでは、子どもは、大人として非日常を体験します。スタッフは、子どもたちを「○○さん」と大人扱いします。「くん」や「ちゃん」ではありません。

 

スタッフは、「先輩社員」として「後輩社員」の子どもたちと接します。仕事を教える事だけではなく、やりがいや本質といったことを子どもたち自らが気付きやすくするためだそうです。

 

ディズニーランドのようなテーマパークのように、非日常を体験して「楽しかった!」で終るのではなく、同じ非日常の中にも、子どもたちに、実社会に近い体験をし、その職業がどういう思いや理念なのかを学んで。社会の仕組みを知るきっかけなるようなプログラムです。

 

6歳女の子は、好奇心旺盛で、新しいことに積極的にチャレンジする性格なので、キッザニア東京に行った翌日には、「えんちょうせんせい・・・きいて・・・」と延々とお仕事の話が続きます。私は、ニコニコしながら聞いています。

 

保育園では、子どもたちに、パパやママのお仕事の話をよくします。パパママがお仕事をがんばっていることを伝える事も目的ですが、「仕事をする」ことの重要性を教えます。

 

キッザニアで体験した企業に実際に入社したというエピソードもあるそうで、保育園では、民間企業出身のおやじ園長が、子どもたちに「仕事」を熱く語りながら、将来の目標を考えるきっかけになってくれれば・・・思っています。

2020年

9月

11日

「教える」姿勢に傾いていないか

保育園に、スペシャルなバッテイングマシーンが到着しました。はい。作りは「おもちゃ」ですが、なかなかのもので、早速、野球好きと新しもの好きの園児たちで、盛り上がりました。

 

ボールをティーの上に置くと、自動的に、ボールが浮き上がります。浮いたところをバットでかっ飛ばすという単純なつくりですが、子どもたちに、バッティングの基本を教えるには、もってこいのマシーンです。

 

保育園で野球が一番上手な年長男の子が、簡単にボールをかっ飛ばします。これを見た他の園児も、「俺だって…私だって…」と次々と挑戦するのですが、バットが空を切ります。それでも、何度か挑戦しているうちに、ボールに当たるようになってきます。こうなると、子どもたちは楽しくなってきます。

 

今日は、好奇心旺盛な、年少3歳児の園児まで、ざっと8人が挑戦しました。一度、屋上でどれだけかっ飛ばせるか、やってみようと思います。

 

さて、北海道美瑛町にある「国立大雪青少年交流の家」に勤務する先生の話です。この先生は、大学を卒業して教員となります。当時は、教員とは「学校教育」を指すものであったそうです。学習指導要領や教科書に沿って、一定の時間内で、既定の学習内容を習得させることに重点を置き、必要以上に手を貸すなど、いつしか「教える」姿勢に傾いていたそうです。

 

ところが、2年前に青少年交流の家に赴任すると、学校現場を離れ、学校を外から見ることで、体験活動を通じて得られる「非認知能力」の習得や、教室では行うことが難しい五感を使った学習方法に触れます。

 

この経験が、子どもたちの自主性を尊重する学習の在り方や子どもとの接し方を見つめ直すことにつながったそうです。

 

時間に余裕を持ったプログラムで「子どもの気付きを待つ」・・・

「失敗を許容する」体制を整え、子どもたちが小さな成功体験を積み重ねる・・・

 

これは、保育園の子どもたちに対しても同じですね。保育園には、小学校の学習指導要領のようなバイブルに縛られることは少ないですが、職員が「教える」ことと「見守る」ことのバランスは、異年齢の環境もあり、園児一人一人バラバラです。

 

子どもたちが「自分で考える」に持っていけるように・・・したいですね。

2020年

9月

10日

家庭菜園に癒されて

今日は、園児全員で屋上遊びをしました。寺子屋園児は、ここ数日、西文ひろばで運動会の練習をしていたので、ちょっと、息抜きです。

 

しかし、年長女子たちが「ローラースケートやりたい!」です。練習もろくにやっていないので、へなちょこスケーターです。三輪車の後ろの手すりにつかまって、歩く練習をするのですが、まともに歩ける子は、1人だけです。運動会が終わってから、屋上遊びの中で、マスターしてもらいましょう。

 

さて、保育園の子どもたちの多くで家庭菜園を行っています。連絡ノートに、おうちの野菜を収穫するシーンがよく書かれています。保育園の屋上ファームで収穫した野菜は、子どもたちがバクバク食べるように、おうちのミニトマトは「○○のトマト」として、大切に、そして、美味しく食べられているようです。

 

「サカタのタネ」は、外出自粛が呼びかけられるようになった春頃から、初心者向けの商品の売上が好調だそうです。栽培が比較的簡単なハーブ類の種を見ると、3月は前年比147%、4月は154%と急激に伸びています。コロナ禍を機に、家庭菜園を始めたのでしょう。ハーブなら庭がなくても、プランターで簡単に栽培できますね。

 

保育園の近くにもありますが、市民農園として、レンタル畑を運営する「アグリメディア」によると、5月の新規契約者は、前年の2倍。その後、どんどん契約が増えて、8月には3.5倍になったそうです。

 

「3密にならず、自然と触れあえて運動にもなる。レジャー感覚で利用してもらっているのでは。また、将来のため・・・」と答える人が増えているそうです。子育てをするにも、子どもと一緒に、農作物を育てるというライフスタイルに、関心が高まっているようですね。

 

実際に、家庭菜園を始めた親子は、これまでに、ナスやトマト、オクラなどを育て「無農薬で野菜の味が違う」と言います。もちろん、農薬を使わないということもありますが、美味しい理由は、「自分たちで、土を耕して、汗を流して作った」という大きな付加価値があるからですね。

 

家庭菜園は、自然を満喫するだけでなく、天候などで、思い通りに収穫が進まないところも、何だか人生のようで、いいのかもしれません。

 

畑仕事は、土に触れ、草の香りを楽しみながら、時には虫との遭遇・・・子どもたちにとっては、五感を刺激する最高の経験です。

2020年

9月

09日

ざんぎり頭を叩いてみれば・・・

今日も真夏のような天気の下、西文ひろばで、運動会の練習です。寺子屋園児は、30メートル走を実際に走ってみました。「勝った負けた!」で大騒ぎですが、ポイントは、運動会当日までに、悔しい気持ちや速くなりたい気持ちで、どれだけ頑張ったかです。

 

さて、「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」というフレーズ・・・日本史の時間で習った方も多いかもしれません。

 

明治維新後、チョンマゲを切って、新しいヘアスタイルである「ざんぎり頭」になっていくのですが、その手順はどうだったかと思いますか?

 

当時の男性は、月代(さかやき)といって、頭のてっぺんまで剃り上げた髷(まげ)をのせていました。現代のお相撲さんの大銀杏は剃り上げないので違いますね。

 

①髪を全部剃り、坊主頭にしてから髪を伸ばした

②ますは、月代部分を伸ばしてからチョンマゲを切った

③いきなりチョンマゲを切って、落ち武者スタイルになってから髪を伸ばした

 

それぞれのパターンがあったようですが、一番多いのは②だったようです。しかし、チョンマゲをやめない人も、明治維新直後は多かったようです。

 

そこで、冒頭の「ざんぎり頭を叩いてみれば文明開化の音がする」の意味を考えてみてください。中学生の頃の私は、明治維新で、単純に日本の男性の髪型が大きく変わったことを表現していると思っていましたが、もう少し深い意味があるようです。

 

「ちょんまげ頭の人は、古いものにしがみついて変わりませんという気持ちを表し、ざんぎり頭の人こそ文明開化の波に乗り進んでいる人だ」という意味が込められています。

 

さて、令和の時代になると、人々の価値観も文明開化の時代のようにはいきません。古いものにしがみつくのは、いかがなものか?ですが、古いものを大切にして、古いものの価値をきちんとい理解できる人が、時代の波に乗っている人かもしれませんね。

 

今日は、昔の話のようですが、わずか150年ほど前の「ざんぎり頭」と「文明開化」の話に浸ってみました。

2020年

9月

08日

子どもの異変

今日は、運動会を行う「西文ひろばグランド」へ、2歳児以上の園児を連れて遊びに行きました。初めての運動会を経験する園児には「ここで運動会をやるんだよ」という意識付けでもあります。

 

先日の「親子遠足」は、本来ならば、6月に行う予定でしたが、中止ではなく延期で9月に行うことができました。そして、運動会は、予定通り行います。

 

保育園の子どもたちにとっては、小学校や中学校に比べると、昨年とは違う場所にはなっていません。子どもたちも、いつも通りたくさん遊んで、たくさん学び合う環境にあります。

 

しかし、小学生では、学校再開が決まり、ホッとしたのもつかの間、学校はこれまでと違う場になっていました。休み時間に友だちと話をしていると、先生が飛んできて「離れてね」と注意されます。給食も無言で食べ、終わったらすぐにマスクをつける。

 

校庭で遊ぶ時はボールや鉄棒は使えず、鬼ごっこもソーシャルディスタンス・・・休校の遅れを取り戻そうと授業のペースは速くなり、音楽や図工など楽しみな授業は削られ、土曜の登校も増えました。

 

新型コロナは子どもたちの生活を大きく変えました。突然の休校で友だちに会えなくなり、楽しみにしていた行事や目標にしていた部活の大会、コンクールは中止になりました。再開後の学校は授業が詰め込まれ、おしゃべりも制限される。多くの子どもたちが不満や不安を募らせています。

 

義務教育下での公立校では、文科省、教育委員会での決定を無視して、学校独自の活動は現実的にはできません。

 

私たち大人は、「自分の思い通りにならないことをいっぱい経験して、子どもたちは成長するものだ!」と言い、その通り、子どもたちは、何度も壁を乗り越えて成長していきます。しかし、今回のコロナ禍では、あまりにも自分でコントロールできないことや見通しの立たないことだらけです。子どもたちの健全な生活リズムが大きく崩れ、回復が難しくなっているのが現状なのかもしれませんね。

 

今日の寺子屋では、運動会で行う30メートル走の初めての練習を行いました。ホワイトきゃんばすが大好きな「勝ち負けがつく競技」です。今日は、速い走り方を教え、運動会まで練習をがんばった人が一番偉いという話をして、実際に走ってみました。

 

コロナ禍では、小中学生の多くが運動不足となり、スマホやゲームに熱中することで、肩こりになる子どもが多いとのことです。学校再開で急に運動量が増えたことで、通常では考えられないような事故やケガが発生しているそうです。

 

そんな話を聞くと、運動会に向けてライバル心をむき出しにして、頑張る気持ちを前面に出す保育園の子どもたちを見ながら、早く、小中学生が、日常の生活に戻ってくれることを願うだけです。

2020年

9月

07日

イチジクジャムを作りました

今日の連絡ノートには、親子遠足の保護者の感想が、たくさん書かれていました。ただの里山が、職員の解説で、素晴らしい自然の学びの時間となった・・お弁当をおいしく食べる子どもを見ているだけで幸せ・・ゲーム大会では、我が子のために燃えました・・セミの抜け殻集めゲームが本当に楽しかった・・まだまだ、コメントがいっぱいですが、体調を崩した園児もなく、暑さに負けず、子どもたちも保護者の皆様も本当にがんばりました。そして、たくさんのコメント・・・ありがとうございました。

 

今日からは、運動会の練習もスタートです。まずは、寺子屋園児が組体操の練習を始めました。年少の3番さんにとっては、初めての取り組みに、動きはバラバラです。(笑)

10月17日の運動会まで、練習を重ねて、あっという間に、上手になっていくのです。

 

今日は、遠く離れた台風10号の影響を受けて、さいたま市も雨が降ったので、練習の後は、イチジクジャムを作りました。

 

我が家の庭に、8月終わりから9月にかけて、イチジクが実をつけます。私の大好きな果物ですが、家族はあまり興味がないので、たくさん収穫したイチジクは、保育園の子どもたちのために有効活用されるのです。

 

記録を見ると、昨年も同じタイミングで、イチジクのジャム作りを寺子屋でやっていました。せっかくですので、今日は、イチジクのうんちくタイムです。

 

イチジクは、漢字では「無花菓」と書きます。花のない果物らしい名前ですね。では、イチジクの花はどこにあるのか?見たことがありますか?

 

驚くことに、イチジクの実の内側には袋のような空洞があり、その袋の内側に小さな花がぎっしりと並んでいるのです。他の果物のように、ハチなどの虫が受粉の手助けをするのではなく、単位結果性という受粉しないで実がなる性質を持っています。

 

どうですか・・・少し不思議な果物に見えてきましたか。イチジクの花言葉は、「実りある恋」「子宝に恵まれる」だそうです。1本のイチジクの木には、多くの実がつくことから、豊かで幸せにあふれた状態を表す花言葉が与えられたようです。

 

さて、そんなイチジクを子どもたちは、1/4に包丁でカットします。寺子屋1番年長園児は、サマーキャンプでの経験を活かして、危なげなくできるのですが、寺子屋3番年少園児は、指を切らないかとヒヤヒヤです。子ども用包丁を使用するのですが、何とか寺子屋全員ができました。

 

寸胴鍋に入れて、砂糖をまぶします。水を少し入れて、弱火でコトコト煮ます。子どもたちが、木べらでかき混ぜながら、ジャムらしくなってきました。レモン汁を投入し、もう少しコトコト煮て出来上がりです。

 

本日登園した園児全員分のお土産が完成です。「トーストにぬりたい」「ヨーグルトに入れて食べる」と、ワクワクの子どもたちですが、イチジクジャムが万人に受け入れられるかどうか・・・明日の感想を楽しみにします。

2020年

9月

06日

令和2年度 親子遠足 つづき

お弁当タイムは、子どもたちが、遠足前から具体的にイメージできるので、一番のお楽しみタイムです。

 

広場へ移動します。そこには、大きなエノキがあって、木陰を作っています。日陰に入り、さわやかな風が少しだけ、涼しさをもたらしてくれます。

 

各ファミリーのお弁当タイムを覗いていきます。子どもたちだけでなく、パパママもいい笑顔です。しっかり歩いて、汗もたくさん流して、仲の良い家族同士は、一緒になって食べていますね。

 

子どもたちは、弁当を食べながら、エノキの枝が気になります。そこにぶら下がって、「見て見て!」と大騒ぎです。小学生は、木登りに夢中です。

 

「カヤネズミ」という日本最小のネズミは、昆虫ほどの大きさです。カブトムシくらいです。カヤの葉に、巣を作っていました。エノキの根元に生えるキノコが「エノキダケ」です。スーパーで売っているのは、人工的に栽培されたものです。今日は、エノキが実をつけていました。鳥の好物ですが、昔の子どもたちは、おやつにしていたそうです。乾燥したアンコの味がします。あまり美味しくないですが。(笑)

 

お腹いっぱいになったところで、恒例の親子ゲーム大会です。親子ゲームは、毎年大盛り上がりです。遠足の思い出として、欠かせなくなってきました。年中5歳男の子が、風船運びレースで、ライバルの男の子に負けて号泣しています。それを見たママが、大魔神のように燃えました。

 

その後の親子レースで、パパたちを相手にしても、驚異的な身体能力で撃破します。「目の前で、息子がやられたので、こうなったら、倍返しだ!」と、美人ママが吠えます。

 

そりレースは、そりに乗った我が子を親が引っぱります。毎年一番の盛り上がりとなり、そりに乗った子どもたちも笑顔いっぱいです。最後のゲームは、「セミの抜け殻集め」です。今回のフィールドワークで学んだことを子どもたちが、すぐに実践します。次々と、セミ抜け殻を発見します。大人の方が、なぜか見つけられません。(笑)

 

わずか数分の間で、2チーム合計79個の抜け殻を見つけました。2歳の男の子そっちのけで、5個の抜け殻をゲットしたママは、昆虫顔になって夢中に探していました。

 

初秋の親子遠足の予定が、真夏の天気となりましたが、誰一人、暑さに倒れることもなく、ざっと4時間の「自然の中での素敵な時間」が終了しました。

 

コロナ禍で、当初は6月に予定していた親子遠足を9月に延期したものの、ホワイトきゃんばすの遠足スタイルである、「解説員にご協力いただき、学びや体験がある遠足」を受け入れてくれるところがなかなか見つかりませんでした。

 

北本自然観察公園も、緊急事態宣言が解除されるまでは、休園していましたが、9月以降に、保育園や幼稚園の遠足の受け入れを始め、なんとか、親子遠足ができる運びとなりました。

 

今回の親子遠足も「保育園ホワイトきゃんばすらしい遠足」になったと、園長は思っていますが、初めて参加される保護者が多かったので、この遠足を機に、親子で自然を楽しむ時間が増えるとうれしいですね。そして、もともと屋上遊びで、虫に強い子どもたちが、より深い学びへと進んでいくことでしょう。

 

北本自然観察センターの職員の皆様・・・カメラマンのアンパンマンおじさん・・・そして、たくさん歩いて頑張った子どもたちと保護者の皆様に感謝をして・・・大満足の親子遠足でした。

2020年

9月

05日

令和2年度 親子遠足

先日から子どもたちが楽しみにしていた親子遠足・・・雨の心配も吹っ飛ぶ青空となりました。「雨だったらイヤだなぁ~」と言っていたのに、晴天になれば「暑くてイヤ~」と、人間というものは、わがままなものですね。(笑)

 

そして、総勢101名の保育園ホワイトきゃんばす御一行が、北本自然観察公園に集合しました。カメラマンのアンパンマンおじさんも子どもたちのナイスショットを撮ってくれます。実は、コロナ禍で、カメラマンのお仕事が激減しているそうで・・・今日は、久しぶりのお仕事だそうです。保育園の子どもたちが、写真を撮る時に「ハイチーズ!」ではなくて、「コアラのマーチ」というのは、アンパンマンおじさんの教えです。「チ」で、口角があがって、いい顔になるのです。

 

「カエルさん」「カメさん」「ヘビさん」の3チームに分かれて、フィールドワークが始まりました。ただの里山散策が、北本自然観察センターの職員の解説で、まるで、魔法にかかったような時間になるのです。

 

クスノキの葉は、かつて虫よけに使われていました。消臭剤のような匂いです。クスノキは、となりのトトロに出てくる大木です。ここまで大きく成長できるのは、この匂いで虫が寄り付かないからだそうです。

 

昔は石鹸の代わりに使われた、エグイの木の実の観察・・・保育園の子どもたちには馴染みのある「ガマの穂」の観察・・・野ぶどうや、ヌスビトハギという植物も勉強しました。ヌスビトハギの種は、人や動物に付着して、広い範囲に種が運ばれることから「盗人」が名前の由来だそうです。

 

虫についても、たくさんの学びがありました。黒と黄色のジョロウグモを子どもたちは触ります。お尻からスパイダーマンのように糸を出すのがよく観察できました。ミツバチがジョロウグモの糸にぐるぐる巻きにされています。残酷ですが、獲物を食べるのではなく、体液を吸うのがクモの食事方法です。

 

セスジスズメという夜行性の蛾の幼虫は、黒くてグロテスクです。お尻にしっぽのような角があるので、刺されるのではないかと思っていましたが、この角がある幼虫は、触っても安全だそうです。子どもたちが背中を触って、「どうだ!イモムシ触ったぞ!」とドヤ顔です。

 

バッタ、カミキリムシ、カマキリも採集して観察しました。9月は、バッタのシーズンですので、保育園の屋上遊びでも子どもたちの「バッタ採集」が始まりそうです。

 

二ホンカタツムリを発見しました。体は小さいですが、背負っている殻が三角形をしていて、首が長いのが特徴です。

 

どんぐりが、葉ごとはさみで切られたように、地面に落ちていました。これは、ゾウムシのしわざです。ゾウムシが葉を切り落とし、どんぐりの実に卵を産み付けるのです。よく見ると、小さな穴が開いています。子どもがどんぐりを集めて、そのままにしていると、白い幼虫が出てきますね。これが、ゾウムシの幼虫です。

 

そして、耳を澄まして「セミの声」を聴きました。日本で一番小さい「ニイニイゼミ」の声が聞こえたような気がします。セミの幼虫が土の中から出てきた「穴」が、ところどころに開いています。

 

解説員のまわりには、好奇心旺盛な園児が集まり、1つ1つの話を真剣に聞いています。そして、「今日は、私がすごい勉強になる・・おもしろい!」とつぶやくママもいます。

 

保育園ホワイトきゃんばすがやりたい「親子遠足」のイメージ通りになってきました。ビデオ撮影で、3チームを駆けずり回って汗だくの園長も、この姿を見てニンマリです。

 

真夏のような暑さの中でしたが、フィールドワークの解説だけでなく、こまめな水分補給など、熱中症対策を促してくれた職員の皆様に感謝ですね。

 

学びの時間が終わると、待ちに待った「お弁当タイム」です。つづきは、あした・・・

2020年

9月

04日

これぞ主体的な学び!

明日の親子遠足への期待やワクワクが止まらない子どもたちです。「園長先生・・・明日の遠足楽しみ~」と言うので、「何が楽しみなの?」と聞くと、「お弁当とゲーム大会」だそうです。

 

本当は、フィールドワークで自然を学んでもらいたい園長ですが・・・明日はどうなることやら・・・楽しみですね。

 

さて、今日は、昨年の教育賞で最優秀賞を受賞した授業内容を紹介します。石川県白山市立松任中学校の平真由子教諭の社会科の授業です。

 

平先生は、大正時代の振り返りから授業をスタートさせます。大正時代について「明るい」「活気がある」などの意見が生徒から出され、世相が上向きになっていた状況を確認した後、いきなり、1945年(昭和20年)に、ジョー・オダネル氏によって撮影された「焼き場に立つ少年」を生徒たちに見せます。

 

昨年11月にローマ教皇が長崎を訪問した際に、この写真が、世界で大きく注目されました。亡くなった赤子を少年が背負い、これから焼く場面を写したものです。生徒からは、「赤ちゃんが亡くなっているなら、二人の両親も亡くなっているのでは」という率直な意見が出ます。

 

ここで、平先生は「大正時代が終わってからの20年間で何が起きたか」「この少年のような状況を阻止する選択肢はなかったのか」と、昭和初期の20年間の世界と日本の出来事を年表で確認しつつ、生徒一人一人に疑問を書き出すよう指示します。

 

このような流れで、生徒たちの自由な話し合いが続きます。「ポツダム会談の時に日本が受諾していれば、原爆の被害が防げたのでは」「原爆は防げたとしても、そこまでの犠牲についてはどう考えるのか」・・・話し合いの中で、途中で考えを変える生徒も出てきます。

 

そして、授業が終わると生徒たちから歴史を学ぶ意義について感想がありました。「同じ失敗を二度と繰り返さず、良かったことをこれからの社会や自分の人生に生かしたい」「辛い出来事から逃げずに受け止め、今までつないでくれた人々はとてもすごい。自分もそうなりたい」

 

どうですか・・・これぞ、主体的な学びですね。戦争体験を引き継ぐことの大切さだけでなく、歴史から学ぶことを生徒たちは、大きく意識したことと思います。

2020年

9月

03日

日本酒を割って楽しむ

今日は、今シーズン最後のプールでした。プール開きをした7月は、3回しかぷーるができなかったのですが、8月に入ると、雨などで中止が一度もありません。子どもたちは、この夏、プール遊びを通じて、今までできなかったことへチャレンジしました。大きな成長です。最終日は、とことん、水しぶきを楽しむ子どもたちです。

 

さて、今日は日本酒の話です。日本酒の国内消費量は、1975年(昭和50年)から、43年後の2018年(平成30年)の間で、ざっと1/3まで減ってしまいました。多くの酒蔵が廃業となりました。理由は、アルコール飲料の多様化や若者のアルコール離れといえます。

 

私は、日本酒でも原料「米・麹」のみの純米酒しか認めない・・・というコテコテのうんちく野郎です。私の高校時代の仲間の奥様も、純米酒しか飲まない、うんちくお嬢です。(笑)

 

ところが、最近は、日本酒ベースのカクテルや炭酸で割って飲むスタイルが広がっているそうです。「こういう飲み方は・・・日本酒に失礼だ!」と、私のようなうんちく野郎は思ってしまいますが、日本酒の裾野をもっと広げるために、日本酒の飲み方も変わっていくようです。

 

日本酒に炭酸水、ミントの葉、レモン汁、レモンスライスを加えた「モヒート風日本酒」日本酒に牛乳、卵、砂糖を加えた「牛乳卵酒」など・・・驚きの日本酒割りが、インスタグラムなどで話題になっているそうです。

 

私も、夏場は、冷酒をがぶがぶ飲むほど酒に強くはないので、ビールが主役となります。しかし、「割った日本酒はごくごくと飲め、暑い季節にぴったり。多くの若者や女性が日本酒に興味を持つきっかけになれば・・・」と、酒造会社の担当が語ります。

 

日本酒を割って飲むことに抵抗を感じるなんて、もう古いのかもしれませんね。日本酒が世界へ広がっていくためにも、日本酒の自由な楽しみ方を受け入れないと・・・ですね。

2020年

9月

02日

銀の匙 Silver spoon

昨日の寺子屋で、秋まつり「お店屋さん」の役割分担を決めたのですが、帰宅後に「○○屋さんの店長になった!」などなど・・・やる気満々の我が子の姿に、ママもびっくりのコメントが連絡ノートにありました。

 

ホワイトきゃんばすは、子どもたちに何らかの「動機付け」を行うことが多いのですが、それをやり遂げるかどうかは、子ども次第です。失敗は大いに結構・・・本気で取り組んだことは、必ず子どもたちの成長につながります。

 

今日は、「銀の匙(さじ)Silver spoon」というマンガの話です。今の学校教育は、「一つの答えを見つける」から「答えは一つではない」という流れになってきていますね。言い方を変えれば、子どもたちを「答えのない問いに向き合わせる」ことです。

 

「銀の匙」は、実在の農業高校をモデルとし、作者である荒川弘さん自身の農業高校在籍時の経験が生かされたリアリティーのある学校生活の描写が「普通の」高校とは全く異なります。

 

農業と全く関わりがなかった主人公の少年が進学校での競争に疲れ、親元を離れ北海道の農業高校に入学するところから物語はスタートします。

 

主人公を陰ながら支える個性豊かな教師たちが登場します。主人公が競争社会に疑問を感じて逃げたことを後ろめたく感じていることに、校長先生がこう言います。

 

「生きるための逃げは有りです。逃げた事を卑下しないでそれをプラスに変えてこそ、逃げた甲斐があるというものです」と肯定します。

 

この学校の教師たちは、生徒に一つの答えを示してそこへ導くのではなく、余計な介入をせず、答のない問いに自分なりに決着をつけるための自力を養わせようとします。

 

コロナ禍の今、子どもたちだけでなく、私たち大人も「正解のない問い」に立ち向かわなければならない状況ですね。そのためには、若い世代による革新的なアイデアや発想力が不可欠です。その可能性を生かすためにできることは、彼らを縛るさまざまな思い込みから解放し、自信を持たせ、行動の結果ではなく、その過程に目を向けることです。

 

保育園の子どもたちの心を「耕す」ことが、今の私の仕事です。

2020年

9月

01日

94年の歴史に終止符

今日は、涼しくなり、プールではなく普通の屋上遊びです。いつも、屋上遊びを行っている子どもたちですが、8月はプール三昧でしたので、1カ月ぶりに「普通の屋上」です。

 

自転車で思いっきりかっ飛ばし、山ぶどうに似た紫色の実を色水にしたり、しゃぼん玉に夢中になったり、カメや魚のエサやりと、子どもたちは、新鮮な気持ちで遊んでいたようです。

 

寺子屋の時間は、今月19日に行う「秋まつり」のお店屋さんのスタッフを決めました。寺子屋1・2番園児が、「カレーライス」「フランクフルト」「ゲーム」の3つのお店の店長・副店長・スタッフとなります。役割分担が決まると「いらっしゃいませ!」の練習を少しだけやってみます。すでに、子どもたちは、大盛り上がりです。

 

さて、ついに、昨日を持って94年間続いた「としまえん」が閉園となりました。大正時代から続いていたことを考えると、涙する人の気持ちが分かりますね。

 

私も、サラリーマン時代は、会社の福利厚生で、平日に休みをもらって、家族で数十回「としまえん」の常連となっていました。26歳の長女が、まだ歩く前に、子どもアスレチックで大暴れしている「としまえん」のビデオが残っていますが、私も個人的に思い出がいっぱいです。

 

昭和40年に、世界で最初の流れるプールができたのが「としまえん」です。最大5万人が入場したそうです。超蜜な状況ですね。「カルーセルエルドラド」の名前の回転木馬は、1907年ドイツで作られた100年ものの遊具です。アールヌーボー様式の優美な外観とは対照的に、内部はモータートローラーが複雑に組み合わさっているそうです。機械好きには、たまらないですね。

 

お化け屋敷は、当時、人間がお化けになって怖がらせるのが当たり前でしたが、「機械仕掛け」の最新のお化け屋敷が豊島園に登場します。しかし、あっという間に、子どもにも飽きられて、今では「何秒でお化け屋敷を抜け出せるか」というタイムレースの場になっているようです。

 

全国に、有名なジェットコースターがたくさんありますが、「としまえん」のサイクロンが、一番シンプルで、それなりに変化が楽しめて、そこそこ怖くて、私は大好きなジェットコースターでした。フライングパイレーツも一世を風靡しました。

 

フードコーナーも、テーマパークに見られるような、おしゃれだけど値段が高いのではなく、庶民的でリーズナブルでした。私が通っていた頃は、行きつけの中華料理店があって、お腹いっぱい食べたものです。

 

こうやって、語り出すと止まりませんね。(笑)

 

100人いれば、100通りの思い出があるのでしょうが、「としまえん」にかかわった全ての人たちに・・・そして、昭和の時代からずっと活躍してきた遊具たちに「お疲れ様でした。またどこかで会いたいですね」

2020年

8月

31日

ホタルが800匹!?

9月5日(土)に、親子遠足を行います。今年度に入って、初めての保護者が参加する行事となります。昨日、遠足の場所「北本自然学習センター」へ最終打合わせで行ってきました。

 

保育園の園児や保護者が3チームに分かれて、それぞれに、学習センターの職員がついて、ざっと60分…フィールドワークをしながら、動物・虫・植物についての楽しい学びの時間となります。それぞれ、「昆虫博士」「植物の専門家」「動物・鳥の専門家」が、解説をしてくれるのですが、どんな内容になるのかは、当日のお楽しみです。

 

昨日の雑談の中で、「今年は凄い!」の話を伺いました。何が凄いのかというと、ホタルの数です。北本自然公園には、全く人が手を加えていない自然の環境下において、ホタルが自然発生しているのですが、7月末、ちょうど梅雨明けで暑くなった夜の日、何と800匹のヘイケホタルが舞ったそうです。

 

保育園のナイトツアーでは、10匹のホタルが舞うだけで大感動だったのに、800匹とは、いったいどんな光景か聞いてみると・・・ズバリ「イルミネーション」だそうです。北本の森の中に、突然クリスマスイルミネーションが発生したというシーンを想像してみてください。

 

毎年、ホタルの数を記録しているそうですが、過去の最高記録が約500匹だったので、大幅記録更新です。原因は、はっきりとは分かりませんが、7月の冷夏長雨から急に猛暑となり、ホタルの大量発生につながったとのことです。しかも、8月30日の夜も、約20匹のホタルが観察されたそうで、8月末にホタルが見られることも珍しいそうです。

 

こうなると、ホタルのイルミネーションが見たくなってきますね。来年のナイトツアーは、思いきって、北本まで足をのばそうかな・・・?

 

少し、誘惑にかられたのであります。ともあれ、親子遠足がますます楽しみになってきました。

2020年

8月

30日

親子で仕事について話し合う

私が就職活動をした、今から30年以上前の時代は、「新卒一括採用」「終身雇用」という日本型雇用システムが機能していました。私も、「この会社で定年まで過ごすのだろう」と思っていました。

 

しかし、現在の「親世代」が経験しない新たな職業が次々と登場しました。そして、コロナ禍で、親の働き方も変わってきました。

 

そんな中で、親子で「生き方や働き方」を話す機会が増えているようです。3月に発売された「なぜ僕らは働くのか」は、働くことを想像できない中学生の主人公が、家族や友だちと話し合いながら、仕事への理解を深める様子を描き、ヒット作品となっているそうです。

 

この本を監修したジャーナリストの池上彰さんは「働くことは単なる金もうけではなく、『自分らしく生きる』ことにつながると知ってほしい」とコメントします。

 

昭和の頃の日本は、「仕事のことは家に持ち込まない」という考えを持つ父親が多く、妻や子どもに仕事の話をしない・・・・という時代だったかもしれません。しかし、今の時代は、親が仕事で悩んだり、商談がうまくいって喜んだりするといったことを小学生のうちから折々に話していけば、社会で働く具体的なイメージを子どもが描けるようになります。

 

父親や母親の仕事以外についても、親子で仕事について話し合うことは大切なことですね。

 

そして、我が子にビシッとこう言うのです。「考えなくてはならないのは『未来はどうなるか?』ではなく『未来をどうしたいか』だ!」ちょっと、カッコ良すぎますね。(笑)

2020年

8月

29日

分かり合えないのが人間だ!

保育園の子どもたちを見ていると、そこは「トラブルの宝庫」です。今日も、些細なことで、寺子屋園児の男の子同士がケンカをしています。これが、小学生になると、些細なことが少しずつ複雑になってきます。

 

でも、大人になれば、全ての人とわかり合えるようになる・・・なんて、絶対にありませんね。

 

私が社会人になっったばかりの頃、大先輩から、「人間同士のトラブルが発生しても、話し合えば必ず解決できる」と教えられました。あまりにも熱く語るので、私も、「話し合えば分かり合える」と信じて行動してきたつもりですが、残念ながら、分かり合えない人に何人も出会ってしまいました。もちろん、相手からそう思われていることだってあるでしょう。

 

「なんで分かってくれないんだ!」「いちいちウルサイよな!」とイライラしたり、自分の頑張りがどうしても理解してもらえないもどかしさや、時には、努力をマイナスに評価されたという経験は、誰しも持っているかと思います。

 

こんな時に、「どうして、この人は悪意に満ちているんだ」なんて、思ってしまいますね。でも、こんな、スッキリする考え方があります。

 

人間関係は、「善意と悪意がぶつかるからややこしくなる」ではなく、「善意と善意のぶつかり合いだから、人間関係はこじれる」と考えるのはどうでしょうか。

 

「正義は一つ」でも「正解は一つ」でもありません。正義も正解も人の数だけあると考えます。そして、互いに「正義と正解」に基づいて善意で行動するからこそ相手を理解できないのです。

 

こう考えると「分かり合えないのが人間の普通」と軽く思えるようになりませんか。ただし、人は、自分とウマが合う人間を見つける能力に長けているので、実は、自分のまわりには、自分をわかってくれる理解者、応援者がたくさんいるのです。

2020年

8月

28日

オガサワラシジミ絶滅か!?

今週も月曜日から、毎日プール遊びをし、今日は体操教室です。毎日、体を動かして、ぐっすりとお昼寝をする子どもたちです。プールは、まだ暑い日が続くので、あと1週間延長することにしました。

 

さて、「この生き物は、レッドリスト、絶滅危惧種です・・・」をテレビの生き物の番組で、よく見ますね。でも、実際に絶滅してしまった生き物はまずありません。

 

ところが、国の天然記念物に指定されている小笠原諸島の固有種である、超希少な蝶「オガサワラシジミ」が絶滅したというニュースが入ってきました。

 

小笠原諸島は、長い月日の中で、一度も大陸とつながったことがないので、いわゆる「固有種」と呼ばれる、小笠原諸島だけに生息する生き物がたくさんいます。

 

目のまわりが白い、メジロという鳥は、私たちが住む街中でもよく見ることができます。梅の花の蜜をよく吸っています。しかし、小笠原諸島には「メグロ」という、目のまわりが黒い鳥がいたり、血は吸いませんが、「オガサワオオコウモリ」というビッグサイズの不気味なコウモリもいます。これらが、固有種として小笠原諸島で生息しているのです。

 

固有種の弱点は、生存競争に弱いことです。陸続きになったことがない小笠原諸島は、まさに、外来種のいない楽園のようなものです。温室のような環境の中で、ヌクヌクと生きてきたとも言えます。

 

そんな「オガサワラシジミ」も、人が持ち込んだ外来種「グリーンアノール」という鮮やかな緑色のトカゲの餌食となります。私が、10年前に小笠原の父島へ行った時に、普通にグリーンアノールが街で見られました。

 

オガサワラシジミは、2018年以来、野生の個体が確認されていませんでした。人口繁殖のために飼育していた幼虫と成虫が、今月25日に全滅したそうです。国内のチョウで絶滅した種はないそうで、オガサワラシジミが、初めての絶滅種となる可能性が高まったのです。

 

蝶好きのマニアにとっては、これは大事件です。鮮やかな青色の羽を持つ、わずか1.5センチの小さな蝶ですが、小笠原諸島の深い森の中で、何とか生きていることを願うばかりです。

2020年

8月

27日

キミのお金はどこに消えるのか

コロナ禍では、お金が私たちの生活に切っても切れない大切なものの一つと実感した人が多かったと思います。大学生が、アルバイトの首を切られ、大学の授業料が払えなくなったので「学生支援緊急給付金」という話題も、大きく報道されました。

 

しかし、お金や経済のことを深く勉強するには、覚悟がいるというか、途中でチンプンカンプンになってしまいます。

 

主婦の率直な感想なら「どうしてデフレがよくないの?物価が安い方がいいに決まっているじゃないの!」となるのでしょうが、安い商品の裏側には、低賃金の労働者が犠牲になっているなどの表には出てこない問題が発生しているのです。

 

今日は、「キミのお金はどこに消えるのか」という本の話です。はい。難しい経済書ではありません。マンガです。

 

一万円札は、言ってしまえば、ただの紙切れです。だいたい20円くらいで作ることができます。そこに、一万円の「価値」があるのは?

 

その1万円の価値も、1分1秒ごとに高くなったり、安くなったりします。円高とか円安って、どうして起こるの?

 

しかも、お金を巡って人が死んだり、生かされたりする世の中・・・そんなお金の不思議をわたしたち一家をのぞいてみませんか?

 

という感じで、このマンガはスタートします。何だか、ワクワクする感じで、この先が知りたくなりますね。マンガを通じて、論理的に話を進めるのは、とても難しいですが、逆に、お金の問題をふんわりと理解するには、マンガはもってこいなのです。

 

大きな視点で考えれば、「借金」によって「金」が生み出されます。私たちの「借金」=「悪」という感覚が大きく揺るがされます。マイホームや車を借金なしで購入する人はほとんどいません。よくよく考えれば「借金」によって、経済がまわっているという考えもすんなり理解できますね。

 

また、一般的に美徳と考えられる「ムダをやめる」「節約」「コストカット」といったものが、かえって全体の「金」の流れを阻害し、経済に悪影響をもたらす事例も語られています。

 

「金は天下の回りもの」とよく言われるように、「金」が流れることが経済のベースであり、「金」が人々の中で滞りなく流れること、すなわち、私たちの「消費活動」こそが重要だということが、このマンガを読むとよく分かります。

 

はい。無駄にお金を使うのではありませんよ。必要な物やコトに私たちは、思い切ってお金を使いたいですね。

2020年

8月

26日

行事の見直し

8月も終わりに近づいているものの、今日も危険な暑さです。屋上プールでは、二人乗りのボートを出して、大きいプールに浮かべます。ボートに乗る園児とゆらす園児と大いに盛り上がりました。ちょっとした、激流アトラクションとなりました。

 

さて、ある校長先生のボヤキです。「これで何度目のやり直しだろうか。考える気力も湧いてこない」これは、修学旅行実施に向けて、開催日や訪問地を何度も検討し、「よし、これで進めよう!」と決断しても、変更を余儀なくされることが続いたそうです。

 

修学旅行ばかりではありません。ある学校では、「運動会」の開催について検討し、運動会のそもそもの目的から考え直したそうです。その結果、目的を日常の体育授業の公開として位置付け、学級ごとに公開することにしたそうです。

 

これまで、運動会のために特別な演技を考え、そのための練習を重ねてきた。それを否定するのではなく、「なぜ運動会のためだけに特別な演技種目を考え、練習に時間を使ってきたのかと問い返した時、誰も明確な回答を出せなかった」と議論したそうです。

 

学級ごとの公開体育授業であれば、保護者は自分の子どもの様子をごく近くで見ることができる。子どもたちが自ら声を掛け合いながら、学び合う姿を見ることができる。我が子のだけの写真も撮ることも可能だ・・・という考えです。

 

この学校では「私たちはあまりにも固定的に考えすぎてきたのかもしれません」とし、保護者へも、運動会を公開体育授業に変更する考え方を説明したそうです。

 

この結論が正解かどうか、もちろんわかりません。ただし、いままで当たり前に行ってきたこと…習慣となっていることにメスを入れることは必要ですね。

 

保育園の運動会は、いつもと違う「非日常」という舞台がミソです。子どもたちは、自由に遊ぶ時間から「練習」という経験を繰り返し、大好きなパパママの前で、その成果を見せるのです。負けたっていいのです。頑張った人が一番偉いというのが、ホワイトきゃんばす流です。

 

学校行事に限らず、私たちは、自分の仕事のなかに「思い込み業務」があるのならば、この機会に見直したいですね。やめてスッキリ!が意外に多いのかもしれません。

2020年

8月

25日

教員試験の倍率が低下

今日の寺子屋は、「セミの観察」です。保育園の周りでは、「アブラゼミ」「ツクツクボウシ」「ミンミンゼミ」「ヒグラシ」の主に4種類のセミが鳴いています。まずは、教室でそれぞれの鳴き声を予習します。「ミンミンゼミ」と「ツクツクボウシ」は、子どもたちもよく知っています。

 

そして、フィールドに出て、実際にセミの声を聞いてみます。さっそく「み~んみ~ん♬」と聞こえてきました。ちょうど、3メートルほどの高さにミンミンゼミを発見しました。今度は、子どもたちが、次々とセミの抜け殻を見つけます。

 

抜け殻なのに、なかなか触れない子がいましたが、他の園児が次々と「見つけた!」「ここにもある!」となると、全員が触れるようになりました。ざっと、20匹の抜け殻を観察できました。

 

セミは、とても身近な昆虫ですが、なかなかじっくりと観察する機会がなかったので、子どもたちにとっては、楽しいフィールドワークとなりました。

 

さて、8月は、全国で教員採用試験が行われました。私も10年以上前にさいたま市の教員採用試験の面接官を民間人としてさせていただき、情熱あふれた受験生に多く出会いました。当時は、採用倍率が高く、教員になるには難関だったのです。

 

ところが、2019(令和元)年度の教員採用倍率は、2.8倍と過去最低となっているのです。

 

小学校では、ピークの2000(平成12)年度は、12.5倍だったそうです。今から20年前ですので、そんな大昔ではありません。一番高い倍率は和歌山県で、54.2倍の超難関でした。

 

「教員」という仕事が、子どもたちと共に学び合うだけなら、やりがいを感じる若者が多かったのですが、今は、保護者や地域とのかかわりもルーティン業務となると、選択肢から外れるという現実があるのです。

 

年齢制限を撤廃する自治体が増えているそうですが、社会人の受け入れをもっと促す必要が明らかですね。教員免許状を持たずとも、教員資格認定試験で、それを得る方法もあるそうです。

 

ヨーロッパでは、新規採用試験の3~4割が30歳以上だそうです。つまり、一度社会に出てから教員を目指すというルートが当たり前になっているのです。

 

こんな視点からでも、「学校の先生」は、社会人経験のある人材が増えていくことが、必然といえるのです。

2020年

8月

24日

子どもが先生を選ぶ相談体制

8月も残りわずかになってきましたが、子どもたちの体は、日に日に黒くなっていきます。プール遊びも水を怖がらず、いい感じです。

 

さて、岐阜県関市では、「自ら選んだ先生に、児童・生徒が気軽に相談できる体制」として、2015年から、小中学校で「マイサポーター制度」を導入しています。もちろん、県外からは注目を集める取り組みです。

 

マイナス面をすぐに浮かべる人は、こんなことを考えるようです。

 

「担任の他にもう一人の担任ができてしまって、ややこしいことになりはしないか?担任が2人以上になってしまうと、指導がしにくいのでは?」という考えです。

 

関市の例では、むしろ多数の教職員でその生徒のことを一緒に見ていくんだという考えになっていくので、むしろプラスに働いているそうです。

 

子どもの立場で考えれば、担任の先生、または部活の顧問に直接相談することがしにくいことが必ずあると思います。性格がおとなしいとか、人間の向き不向きだってありますね。

 

そして、何といっても、子どもから見ると、自分が指名した、そして教職員から見ると自分は指名されたと、そこに何か温かいものがあって、会うたびにあいさつだけではなくて、相談にまで発展するそうです。

 

私は、これは子どもたちにとって、心もケアされて、安定した生活の支えになっていると断言できます。なぜなら、ホワイトきゃんばすの異年齢保育でも子どもたちは、先生を選んでいるからです。

 

平日なら5人の先生が、子どもたち全員を見ているので、全ての先生が一人一人の子どもの情報を持っていることも強みですが、もう一つは、子どもが先生を選べることができるのです。

 

「思いっきり体を張った遊びがしたい」のなら、園長のところに来るし、女の子が「髪の毛を結ってもらいたい」のなら○○先生のところに来ます。「今トイレでウンチ出た」と報告するには○○先生と、子どもによって、指名する先生もバラバラです。

 

子どもたちが、大人になれば、当然「○○さんはこんな人だ」と自分にとって、ウマが合うかどうか?話しやすい人かどうか?選ぶ力が必要になります。子どものうちから、保育園で、その力を養っているのです。

 

マイサポーター制度・・・5年経過した岐阜県関市では、しっかりと根付いており、不登校やいじめ問題への歯止めになっているそうです。

2020年

8月

23日

コーヒーから世界は変えられる

「フェアトレード」という言葉をよく聞くようになりました。日本では、途上国で生産された食料品や日常品が驚くほど安い価格で販売されていることがあります。一方、生産国ではその安さを生み出すために、生産者に正当な対価が支払われなかったり、生産性を上げるために必要以上の農薬が使用され環境が破壊されたり、生産する人の健康に害を及ぼしたりといった事態が起こっています。

 

生産者が美味しくて品質の良いものを作り続けるためには、生産者の労働環境や生活水準が保証され、自然環境にもやさしい配慮がなされる持続可能な取引が必要ということで、発展途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することで、立場の弱い開発途上国の生産者や労働者の生活改善と自立を目指す「貿易のしくみ」です。

 

食品スーパーのコーヒー売場では「フェアトレード商品」が並んでいますね。コーヒー産業は栽培の大半が途上国の労働力頼みで、関連人口は世界最多の農産物です。しかし、国際相場は約半世紀変わらないそうです。

 

私も毎朝のコーヒーは欠かせません。保育園でも、お昼寝タイムに子どもたちの連絡ノートを記入し、昼食をいただき、毎日コーヒーを飲みながら、職員同士のおしゃべりタイム(ミーティングです・・・)となっています。

 

しかし、コーヒーでも、フェアトレードで定めた価格で取引された豆は34%にとどまっています。「南で作り、北で消費する典型的な商品」と言われるコーヒーは、実は、生産者や労働者のほとんどが、そのコーヒーの味を知らないそうです。

 

コーヒー豆輸入販売業「ミカフェート」社長の川島さんは、「植民地時代に技術指導を受けず、コーヒーをおいしく作る方法を知らない」とし、世界の産地で技術指導を進めます。そして、自らの手でコーヒーを入れて、生産者や労働者にそのおいしさを実感してもらっています。

 

コーヒーと同じように、チョコレートの原料カカオ豆の生産者の多くも、チョコレートを食べたことがありません。

 

フェアトレードは、途上国への支援だけではありません。生産にかかわる現地の人たちが、自分の力で、幸せな生活をつかむことです。自分たちが作っている原料からできる商品の味を知ることが、はじめの一歩になるのです。

 

たまには、自分がふだん食べていたり、身につけているものが、どこで生産されているのか・・・考えてみませんか。

 

コーヒー・紅茶・チョコレート・コットン製品・切り花など・・・そして、サッカーボールの70%が開発途上国で生産されているそうです。

2020年

8月

22日

みんなの感情共有ボード

今日の給食は、焼きそばと卵スープがメインでしたが、サマーキャンプのバーベキュー風に、フランクフルトとトウモロコシをプラスしました。1歳児の園児たちも、上手にトウモロコシをかじっています。フランクフルトも完食でした。

 

さて、ある小学校の先生の話です。コロナの影響で3カ月休校となり、休校明け、クラスに「みんなの感情共有ボード」を作ったそうです。

 

普通ならば、授業の遅れをどう取り戻すか・・・を考える先生が多いのでしょうが、この先生は、「一気に新しい学級での集団生活が始まったのだから、3カ月間経験しなかった対人関係上のストレスを感じることもあるし、仲間同士のトラブルも生じます。長い休校期間によって、他者との関りの中で生まれる感情に対するコーピングスキル(自己の感情に対する意図的な対処力)が低下していることは、容易に想像できる」と考えたのです。

 

まずは、子どもたちとクラスでどんな感情を抱くかについて話し合ったそうです。子どもたちからは、「朝は何だか気持ちが乗らない時がある」「友だちがマスクを外しているとイライラする」「大きな声で話している子がいると怖くなる」などの声が聞かれました。

 

この話し合いの結果、「元気(青)」「イライラ(黄)」「気持ちがしんどい(オレンジ)」「体調不良(赤)」という4色のカードで感情や状態を示す「みんなの感情共有ボード」作ったのです。

 

このボードには、一人のポケットに4色のカードが入っています。手順は、まず登校時に朝の感情の色をセットします。そして、休み時間ごとに感情に変化があればカードの色を自分で変えることにしたそうです。先生の名前もボードに入っているので、子どもたちと同じことをします。

 

そして、このボードを導入してから、子どもたち同士の関わりが大きく変わったそうです。気持ちがしんどい子に対して、周りの子が「大丈夫?」「どうしたの?」と察する声が増えた。イライラしている子には、すぐに声を掛けないで、ちょっと気持ちが変わったな、というタイミングを見計らって声を掛ける姿を見るようになったそうです。

 

子どもたちは、相手の感情などを察しながら行動するようになったので、大きなトラブルもなくなったそうです。

 

これは「空気を読む」ことではありません。相手に対しての思いやりですね。このボードを切っ掛けに、子どもたちが、ありのままを受け入れることができる学級へとなっていくのなら、素敵な学級環境と言えます。

 

コロナ禍に限らず、また大人の世界でも、コミュニケーションスキルアップの有効的な方法ですね。

2020年

8月

21日

オンラインで起業家教育

今日は久しぶりに体操教室でした。新しい先生が登場です。若い女性の先生だったので、男子園児はいつも以上に張り切っています。(笑)笑顔を絶やさない○○先生を子どもたちは、すぐに気に入ったようです。

 

さて、昨年度に開校したばかりの東京都調布にある「ドルトン東京学園」では、この夏、中学1・2年生を対象に、「起業家教育プログラム」のゼミを実施しました。民間企業とのタイアップで、オンラインで子どもたちは参加します。

 

私が中学生の頃には考えられないようなプログラムです。

 

「リーンキャンバス」というワークシートを使います。「顧客が求めていること・課題」「サービスの独自価値(他のサービスより優れている点)」など、サービスを生み出すために必要な要素を1枚の紙にまとめるのです。

 

これらを、タイアップする民間企業のスタッフや起業家たちが支えます。ある生徒は、遠隔で音楽の練習などができるサービスを提案します。コロナ禍で合奏の練習ができない状況を「顧客の課題」として提示し、音楽家や指揮者、指導を受ける人などをサービスの「ターゲット」に設定します。

 

もちろん、自分から考えを言い出せない生徒もいます。ただし、これは社会とつながるツールの一つであり、必ずしも参加した生徒全員が起業家を目指す必要はなく、目の前の出来事から、やるべきことを自分で考えだす「課題設定力」を生徒に身に付けさせることを目的にしているそうです。

 

ドルトン東京学園の荒木校長は「学校は社会に踏み出すための準備をする場であり、生徒が安心してさまざまなことに挑戦し、失敗できる場でもある。今後も学校と社会をつなげられるよう、校外のさまざまな組織などと連携していきたい」と言います。

 

子どもたちが、やがて大人になり社会に出ていく、最初の場所は90%以上が「組織」です。厳しい世界ですが、自分で考えることができる人にとっては、限りない可能性の場でもあるのです。

 

学校での学びの中に、「社会」への視点が必要であることは、言うまでもありませんね。

2020年

8月

20日

「何もしない」と「見守る」の違い

保育の仕事を目指す学生のリポートに多いのが、「子どもの主体性をつぶさないように、保育者は子どもと関わらずに『見守る』」という内容だそうです。

 

この『見守る』というのは、保育の世界でも子育てでも、とてもやっかいな言葉です。『見守る』の定義は、人によってバラバラだからです。

 

保育園や幼稚園の先生が「見守る」を意識しても、子どもが「何もしてくれない。助けてもくれない」と感じてしまうようなら、それは、見守るではなく「何もしない」ことと同じです。

 

しかし、その反対で、先生の指示が多かったり、子どもが言われてやることが多かったりすると、だんだん、子どもは先生の言うことを受け入れるだけになってしまいます。私が、一番恐れる「何も考えない子」を排出する保育園、幼稚園となってしまいます。

 

ホワイトきゃんばすでの「見守る」は、先生一人一人のアプローチは同じではありませんが、「子どもが自分で考える」ことにつながる保育です。相手となる子どもによって、積極的なアプローチが必要な時もあれば、「自分で考えてごらん」で済む子もいます。とても難しいですが、大切なことです。

 

これは、子育てにも言えることです。おやじ園長の本「一杯のチョコレートから子どもたちの笑顔へ」の宣伝をします。(笑)本の内容そのままです。

 

『子育てにおいて、重要なモノサシとなるのが、「ほったらかし」と「見守ること」と「過保護」の線引きです。ちょっとイメージしてみましょう。手にコインを握っているイメージです。コインが我が子だと思ってください。手の甲を上にして手を離すとコインは下に落ちてしまいます。これが「ほったらかし」です。

 

でも、手の甲を下にして手を広げるとコインは落ちませんね。手のひらにコインが乗っている状態が「見守る」ことです。子どもは、手のひらの中で自由に活動することができます。しかし、親は、手のひらからコインが落ちてしまわないか、心配でなりません。そう考えると、コインが落ちないように、強く握りしめてしまうのです。これが「過保護」です。

 

「ほったらかし」と「過保護」の環境の中では、子どもは「自分で考えて自分で答えを出せる人」にはなれません。では、もう一度手を広げて「見守ること」をしましょう。コインが、手のひらの上を自由に動き回るには、手のひらが大きい方がいいですね。つまり、親も手のひらを大きくするように、成長しなければならないのです。「ほったらかし」にも「過保護」にもしないで、子どもを見守ることには、親の成長や、心のゆとり、子離れすることなど様々な要素が必要になります。当り前のことですが、子育てをするということは、親自身の成長が必要ということです』

 

私の悪い癖で、「○○しなければならない」という言い方をよく使ってしまいます。でも、もっと気楽に、人生を楽しみながら親も成長すればいいのです。

2020年

8月

19日

初代タイガーマスク 佐山聡

屋上ファームで大きな「冬瓜(とうがん)」を2つ収穫しました。どうやら、スイカの苗が、とうがんの苗の接ぎ木だったようで、それがいつの間にか、スイカ畑で大きく実をつけたのです。子どもたちの顔よりもはるかに大きいので、しばらくは、保育園の入口に飾っておきます。

 

さて、昨夜のNHK「アナザーストーリー」を食い入るように見ていた私です。プロレス界には、力道山から現在まで様々な分岐点や節目がありましたが、1981年4月23日のタイガーマスクデビューは、当時のプロレス界を大きく変えました。

 

私が高校生の時でしたが、ダイナマイトキッド選手との試合は、今でも鮮明に覚えています。

 

タイガーマスクの仕掛人は、当時新日本プロレス社長のアントニオ猪木さんの右腕だった営業部長、「過激な仕掛人」と言われた、新間寿(しんまひさし)さんです。彼も、アントニオ猪木も、タイガーマスクにしたい選手は、「こいつしかいない」と一致しました。そう、佐山聡(さやまさとる)です。

 

彼は、アントニオ猪木に憧れ、新日本プロレスに入団するのですが、身長が低く(173センチと公表されていますが、実際は170センチあるかないか)、プロレスラーとしては小柄過ぎるといわれたところを新間氏の推薦で入門できたのです。

 

佐山聡の運動神経と格闘技センスは抜群で、またたくまに頭角を現します。すぐにメキシコ遠征が決まり、そこでも注目をあびるようになりました。メキシコのタイトルマッチに挑戦するタイミングで、猪木と新間に「タイガーマスクになれ!」と言われるのです。

 

タイガーマスクは、その実力だけでなく、アニメの世界と同じような華やかな動きに、プロレス界の枠を越えて、社会現象にもなりました。ふだん、プロレスを取り扱わない一般紙や雑誌も、タイガーマスクに魅せられるのです。

 

力道山から続いたプロレスの当時の客層は、男性が中心でした。ジャイアント馬場・アントニオ猪木とプロレスブームは続きますが、タイガーマスクの登場で、子どもたちや女性が、プロレスの新しい客層になっていくのです。

 

佐山聡は、タイガーマスクのような試合ができる実力があったのですが、彼がやりたかったのは、もっと、普通の格闘技だったのです。アクロバティックな動きは、彼にとっては、葛藤でしかなかったのです。

 

彼の一番のライバルだった、イギリスのレスラー「ダイナマイトキッド」が、2018年に亡くなりました。まだ61歳でした。4年前に、佐山がキッドに送ったビデオメッセージを聞きながら、キッドは涙を流していました。「君が一番のライバルだった・・・病気に負けないで頑張れ!」の言葉に、プロレスファン全員が心を打たれたことでしょう。

 

その佐山も、現在原因不明の病気と闘っています。今は、満足に歩けない状況で、パーキンソン病ともいわれています。彼は、当時タイガーマスクであることが、本当の自分ではないようで、イヤでイヤでたまらなかったのです。わずか、2年半で、タイガーマスクを脱ぎ捨てて、新日本プロレスを去ったのです。

 

しかし、彼こそ、プロレスラーとして華があった選手はいません。62歳になった佐山は「今の自分は、タイガーマスクが沁み込んでいる。タイガーマスクなしでは、自分の人生を語れない」と言います。

 

私の世代は、初代タイガーマスク佐山聡に、かけがいのない夢をもらいました。夢中になって彼を追いかけた記憶が蘇ります。そして、病気に負けない強い意志を昨日の番組で見せてくれました。そんな、佐山聡に勇気をもらった一日でした。

2020年

8月

18日

Uターン率とジャンダー問題

今日も屋上で気持ちよくプール遊びをしました。3つあるプールのうち、一番大きなプールでは、子どもたちが、まじめに水泳の練習やジャンプ→飛び込みといった、水しぶきが飛び散る楽しい遊びが行われています。

 

顔に水がかかるだけで、逃げだしていた6歳男の子・・・今年の夏は、チャレンジャーです。保育園生活最後のプールで、高い壁に挑戦しています。大プールで練習三昧です。

 

 

屋上プールの楽しみ方は、園児それぞれの遊びが充実していれば、それでいいのですが、毎年、「プールサイドで水遊び→プールの中に入って遊べるようになる」「ジャブジャブプールで、のんびり遊ぶ→スライダープールで水しぶきや、大きいプールで泳ぎの練習 」にステップアップしていきます。先生や他の園児の「がんばれ!」の言葉で、少しだけ背中を押してあげると、多くの園児が、自分の力で一歩前に進むのです。

 

さて、話は変わりますが、地方にとっては、都会に出ていった若者のどれほどが帰ってくるかは重大な関心ごとです。Uターンをデータ化したものはないようですが、青森県を例にとってみます。

 

2010年10月時点で20歳の東京都民で、その5年前(15歳の時)に、青森県に住んでいた人は397人。つまり、青森県から東京へ上京した人たちです。

 

5年後の2015年に青森県民のうち、5年前の20歳の時に東京に住んでいた人は126人。つまり、東京から青森へUターンした人の数と言えます。

 

397人のうち、青森に帰ってきた若者が126人ですので、Uターン率が31.7%となります。この数字は男性の数字です。これが、女性となると22.8%とさらにUターン率が下がります。

 

東北地方の他県の数字も、岩手県でも男性38.8%に対し女性23.4%・秋田県男性23.2%女性19.2%・山形県男性35.9%女性23.7%・福島県36%女性20.2%となっています。Uターン率が一番高い宮城県でも、男性50.1%に対し女性は34%と、男女格差が大きいですね。

 

全国で見ても、東北エリアと同じように男女格差があるそうです。これは、仮説ですが、「都会の大学でジェンダー論を学んだ女子は、田舎に帰るのを嫌がる」という考えが、女子のUターンを阻んでいる可能性はないか・・・と言えるのかもしれません。

 

田舎には田舎のいいところがたくさんありますが、ジャンダー問題で考えると、まだまだ「女は○○」のような、昔からの偏見や男性中心のコミュニティが大きな壁になっていることが現実にはあります。

 

学校教育と社会教育が上手にタッグを組んで、地方にもジェンダーフリーの文化を広めることが必要であることは、間違いありませんね。

2020年

8月

17日

不安と共生する知恵

今日からお盆休み明けの保育園がスタートしました。子どもたちも保護者も日常生活が当たり前に始まります。久々の保育園ですので、泣く子が続出と思いきや、ベビーと1歳児の二人だけ登園時に泣きましたが、すでに、子どもたちは、日常を取り戻しているようです。(笑)

 

特別なお盆休みでしたので、子どもたちの休日も「おうち・近場」中心だったようですが、中には、「初めての海」を経験した園児もいました。どんな環境であれ、子どもたちは充実した夏休みだったようです。

 

今日の寺子屋は、「夏休みの思い出」の絵をかいてもらいました。温泉・・プール・・海・・花火・・おじいちゃんおばあちゃん・・虫とり・・たくさんの思い出を素敵な絵にしてくれました。

 

そして、屋上プールでは、休みの間にファームで収穫した「スイカ」4つを並べて、スイカ割りです。お盆が終わっても、太陽はギラギラのままです。スイカのおいしさがたまりませんね!何個もおかわりする子どもたちです。

 

さて、お盆休み期間中もコロナ禍で、私たちの日常には「不安」が、そこそこにあふれかえっています。学校関係ならば、学習の遅れへの不安がさまざまな不安を誘発しています。学習時間の確保をしなければいけないのに、それをすれば詰込みになってしまうし・・・ジレンマの嵐ですね。感染対策をしながら経済を動かすというのと同じで、二兎を追うことに「矛盾」という不安も出てきます。

 

しかし、少し考え方を変えてみると・・・不安を抱くことは必ずしもマイナスではありません。不安には負の側面だけでなく正の面もあると考えてみることにします。

 

失敗への不安は成功を生む源・・・自己への不安は向上心の源・・・他者への不安は社会性を育む源・・・未来への不安は将来計画を作る源・・・どうですか、このように不安は大事な感情です。不安を感じる自分をそのまま認めれば、不安が様々なものを育む源であることに気が付きます。

 

まずは、私たち大人はコロナ禍において何をするか。そして、子どもたちへ不安と共生する知恵を身に付けてもらうようなアプローチにつなげたいものですね。

2020年

8月

16日

成長から成熟へ

8月入ると、6日は広島・9日は長崎・12日は日航機墜落事故そして、15日は終戦の日と、お盆が終わるまで、1年間のうちで、色々なことを深く考える時間です。しかし、今年のお盆休みは「いつもと違う・・」となってしまいました。

 

遠出を自粛しなければ・・・でもご先祖様の墓参りには行かないと・・・それぞれが、葛藤のお盆休みだったと思います。

 

終戦から75年目の夏・・・先日、テレビ番組では、懐かしのヒットソングが流れていました。太田裕美さんの「木綿のハンカチーフ」では、「恋人よ ぼくは旅立つ 東へと向かう列車で・・・」という「東」は、東京のことです。吉幾三さんの「オラ東京さ行くさ」も大ヒットしました。

 

地方から東京への人口移動のピークは1962年に起こりました。「東京は進んでいる」「東京に行けば何でもある」と誰もが思い、戦後の高度成長期という時代背景もあって「集団で1本の道を登る時代」でした。「みんな一緒でみんないい」と多くの日本人が思っていました。

 

しかし、「24時間ガンバレ!」と言われて競って山を登り、山頂に立ったら視界は360度開け、道は無数にあることがわかったのです。そうです、山を下りる時は、1本の道をみんなで降りるのではなく、それぞれが、自分が進みたい道を歩み始めたのです。

 

コロナ禍以前から、若い世代のローカル志向が強まっています。農業や環境…祭りなどの地域行事への関心も高いです。

 

拡大・成長から成熟の世界へ・・・日本が持続可能な社会となるには、地方分散型の方が、格差や健康、幸福の点で優れていることだけは間違いありません。

 

日本よりも一足早く60~70年代に車社会になったドイツでは、80年代から車の規制を始め、歩いて楽しめる街づくりに舵を切りました。人口10万人未満の都市でも、中心部にはカフェや商店が並ぶコミュニティ空間が広がり、食料や自然エネルギーを地産地消するなど、地域に根付いた経済も活発で、経済と環境と福祉がうまく融合、循環しているところが多いと聞きます。

 

日本でも兵庫県姫路市では、駅前に「歩ける街づくり」の試みが始まっているようです。

 

都市で生活しようが、地方で生活しようが、人々が自分のライフスタイルに合わせて、生き方を選択できる時代が、成熟の時代だと言えるのかもしれません。令和になったばかりの日本ですが、成熟社会の実現に向けて進んでいかないといけませんね。

 

みなさんのお盆休みは、どんな過ごし方をされましたか?そして、どんなことを考えましたか?

2020年

8月

15日

大人の昔話⑦「人の一生に重ねる」

「かぐや姫」に登場するお爺さん、お婆さんは、かぐや姫が成長しても、さらに年寄りにはなりません。桃太郎の場合も同じですね。そもそも、昔話の舞台や登場人物には、特定の場所や時間は設定されていません。話を聞いている子どもたちが、想像力を働かせて、自由に場所や人物像を決めているので、お爺さんやお婆さんは、ずっと、そのままで問題ないのです。

 

また、登場人物の性格は、善人か悪人でしかありません。置かれている境遇は金持ちか貧乏人、そして、知恵者か愚者といった、極端な設定となっています。普通の人間なら、心の中に善悪両方を持っていますね。しかし、人を極端に表現することでキャラクターがはっきりと確立されます。「この人は悪い人なんだ」と、子どもたちは不必要な迷いを抱くことがないのです。

 

富を象徴する大判小判や、好意を表す贈り物など、昔話の中では、全てが何かを象徴しているのも面白いところです。

 

子どもたちは、男女問わず、変身ヒーローものが大好きです。昔話の登場人物がたくましく成長し強く変身していく様は、今の自分を変えてみたい、本当の自分は驚くほどの力を持っている・・・そんな夢を見ているのかもしれません。

 

さらに変身といえば、動物や妖怪が人に姿を変え、人と結婚したり、騙したりする話も多いです。だいたい正体がバレてしまうのも、子どもたちに「ありのままの自分がいい」というメッセージを与えているのかもしれません。

 

人の世に起こるかもしれない様々な出来事を、子どもにでもわかるようにシンプルに、しかも心に刻みつけられるほど極端で衝撃的に語り継がれたのが昔話ですね。そこには単に面白いというだけではなく、人として生きていくうえで大事な知恵や処世術も含まれています。なにしろ、昔話には、出生から成長、栄達、結婚、没落、殺人など、様々な場面が登場します。そうした意味から、昔話の世界は人の一生に重ねされることができるのかもしれません。

 

どうですか・・・大人になって、昔話を読んでみると、子どもの頃の懐かしい思い出だけでなく、さらに深い、人生を読み取ることができますね。

2020年

8月

14日

大人の昔話⑥「春夏秋冬」

古くから日本人は自然と共に生きてきました。日本に「四季」があること、農業などの自然相手に暮らしていたことが関係していますが、日本人の感性は日本の自然が育んだものですね。

 

今日は、昔話の中に潜む「春夏秋冬」を垣間見ることにします。

 

「春」は旧暦では1年の始まりを告げる季節です。「一寸法師」の物語には、早春を連想させる花が登場します。

 

一寸法師が武士になろうとして都に上る途中、川が流れている場所を蟻に尋ねると、「タンポポ畑のところ」と教えられます。そして、川にお椀の船を浮かべて下っている途中、魚にエサと間違われ、やっとの思いいでたどり着いた都で大きな屋敷を見つけ、そこで奉公するすることになります。

 

そこには美しい姫がいて、その姫が一寸法師を連れてお宮参りに出かけると、「桜の木」の影から鬼が飛び出し、姫をかどわかそうとするのです。

 

「一寸法師」では、タンポポや桜など、随所に春を思わせる記述が見られます。春の昔話

には、どことなく気分が明るくなるような話が多いのです。

 

「狐の嫁入り」といわれる現象は、空は晴れているのに雨が落ちてくる天気雨のことを指しています。また、嫁入り行列の提灯のような光の列が夜に浮かび上がる怪火も「狐の嫁入り」と呼ばれています。

 

これは、昔から狐が人を騙すといわれているところから、怪異な現象と結びつけられ、日本各地に伝わる「狐の嫁入り」にまつわる話では、必ずといってよいほど、日中ならば天気雨が降り、夜は怪火が見られるのです。「天気雨」が降るのは「夏」ですね。

 

実りをもたらせてくれる「秋」は、日本人にとっては、特別な思いで迎え入れる季節です。

 

「猿カニ合戦」では、猿は拾った柿の種を、蟹の持っていたおにぎりと交換しますが、柿という果実が秋という季節を表しています。

 

「桃太郎」の場合は、季節を知るカギは「桃」と「きび団子」です。桃は初秋、きびは仲秋を表す季語になっています。現代では、桃は夏の果物ですが、「桃太郎」の物語は、秋の物語と読み取ることができます。

 

「冬」の代表的な昔話といえば、「笠地蔵」ですね。ホワイトきゃんばすの3年前のクリスマス発表会では、年少園児が演じたおじいさんおばあさんが圧巻の演技を見せてくれました。伝説の劇として記憶に残っています。

 

大晦日に笠が売れず、売れ残った笠をお地蔵様にかぶせてあげて帰ってきたおじいさん。おかげで、何も食べずに年を越すところ、お地蔵様がお礼に来てくれ、大判小判やたくさんの食べ物を持ってきてくれた、誰もが知る昔話です。

 

寒い冬だから、人の親切が余計に温かく感じられますね。まして大晦日は特別な日です。「笠地蔵」を読むたびに、人に施す気持ちを忘れないようにしたいと思いますね。

 

どうですか・・・もともと農耕民族であった日本人にとって、季節の移ろいは現代人が考えるよりもずっと大事なことであったようです。昔話のなかに、「春夏秋冬」を垣間見るのも、大人になってからの楽しみ方かもしれませんね。

2020年

8月

13日

大人の昔話⑤「妖怪アマビエ」

昔から、病魔退散に深く関わってきた「予言獣」の記録が多く残されています。令和2年、今、世界は新型コロナウイルスという目に見えない病の脅威に晒されています。そんな中で、一躍脚光を浴びているのが「妖怪アマビエ」です。

 

江戸時代の弘化3年(1846年)に肥後国(熊本県)に出現されたとされる妖怪で、「当年から六年の間は豊作だが、病が流行る。その時には、早々に私の姿を写して人々に見せよ」と言って海中に入ったといわれています。

 

妖怪ですが、人魚のようで、どことなくかわいさを感じる姿に、SNSによって、一気に全世界へ拡散されました。アマビエをモチーフにしたお土産も発売されているようです。

 

アマビエの27年前、江戸ではコロリと称する赤痢が大流行しました。感染すると、あっという間に命を落とすことからコロリと命名されたと言われています。この時も「姫魚」と呼ばれる予言する妖怪が各地で話題になったそうです。

 

頭に2本の角を持ち、女の顔で、それ以外は魚の姿をしています。「竜宮の使い」と名乗り、「我姿を見るとよい」と説いたと言われています。「人魚」をモチーフにした逸話は、世界中にありますね・・・「妖怪」というよりも、庶民にとっては、親しみのある存在だったようです。

 

人間の顔に牛の体をしたクダン(件)も江戸時代後期に出現した予言獣です。クダンは、明治に入ると疾病だけでなく、戦争の予言もするようになります。明治42年6月21日の「名古屋新聞」では、10年前に肥前国五島の奧島でクダンが生まれ、生後31日目に「明治37年には日本は露西亜(ロシア)と戦争する」と言って死んだそうな、という記事が見られるそうです。

 

第2次世界大戦の末期にも、クダンが生まれて予言をしたとの噂が広がりました。「戦争の終局近し」とか「日本は戦争に負ける」と言って死んだそうです。

 

昔から、私たち人間は、疾病の流行や戦争という惨事に直面した時に、人間の力ではどうもできない状況をこうして「予言獣」に託したり、すがってきたのです。コロナ禍において、早く、このような妖怪が話題にならない世の中になることを祈ります。

2020年

8月

12日

大人の昔話④「語り」

今の子どもたちは、親や保育園、幼稚園での読み聞かせを通じて、昔話に触れる機会がありますが、古くから民話などは「語り」によって、親から子、孫へ、脈々と口頭伝承されてきました。

 

かつては、正月や祭りなど人々が神と出会う神聖な日、いわゆる「ハレの日」に語りは行われていたようです。

 

「むかしむかし・・・」という物語の語り始めを「発端句(冒頭句)」と言いますが、語り手と聞き手が物語の中、つまり、現生から異世界へと移っていくことを示す転換の意味も込められているそうです。

 

あまり知られていませんが、この発端句と対になる言葉が「結句(結末句)」で、その名の通り「これで話は終わり」という意味です。結句には、二通りの言葉があります。

 

一つは、語りが神聖なものという名残から「尊払い(とうとはらい)」が徐々に変化し、「どっとはらい(青森)」「とーぴんと(山形)」などだそうです。

 

二つ目は、主人公が幸せな結末を迎えたという意味の「一期がさかえた」から「いちがさかえもうした(福島)」「いちごぶらーんとさがったてが(新潟)」という言葉で終るそうです。

 

「語り」にも様々な形がありますが、今日は「百物語」を紹介します。

 

火を灯した百本のろうそくが並べられた部屋に、夜な夜な人々が集まり、ひとりずつ順番に怪談を語っていきます。そして、ひとり語り終えると同時に一本ずつろうそくの火を消し、話が続いていくにつれて次第に部屋が暗くなり、恐怖が増していくという、怪談特有の語り方です。

 

しかし、「百話を語りきると怪異が起きる」と伝えられており、百物語で百話すべて語るのは禁忌で、必ず九十九話で終えなければならないそうです。

 

興味深くなってきましたか・・・「百物語」のようにすれば、私のつたない「怪談」でも、子どもたちは恐怖に震えるのかもしれませんが、百話はご法度です。

 

いろりを囲んで、おじいちゃんやおばあちゃんが「語り」となる民話を聞きたくなってきましたね。

2020年

8月

11日

大人の昔話③「約束を守る」

昭和24年に、木下順二さんによる戯曲「夕鶴」が発表されました。これは、誰もが知っている昔話「鶴の恩返し」がベースのストーリーです。

 

「夕鶴」のストーリーは、本来の昔話よりも複雑で、「お金」に取りつかれていく人間と「お金」を理解しない鶴という対比によって、暗に経済至上主義への批判という内容となっています。戦後まもない頃の時代背景もありますね。

 

 

では、昔話の「鶴の恩返し」の最後のシーンです。

 

嫁(鶴)は、またテンカラ、テンカラと機(はた)を織り、男はだんだんと金持ちになったと。ところが嫁の顔色がだんだん悪くなり、なんだか元気がない。

 

男が「おめえ、あんまり働くから、機織りをちっとやめれや」と言っても、「いや、なんともねえ」と嫁は機を織る。

 

心配になった男は、とうとう戸をこっそりあけてのぞいてみたと。すると、一羽のツルが自分の羽を抜いては織り、抜いては織りしていた。鶴にはもう羽がなくなって、赤裸だったと。

 

男に気づいたツルは、「おれ、助けてもらったツルだ。寒い時に助けてもろうて、ほんとうにありがたかった。恩返しに来たが姿を見られたけ、ここにいらんねえ」と言った。

 

男は、「おらが悪かった。いかんでくれ」と頼んだが、ツルは飛んで行ってしまったと。

 

約束をきちんと守っていれば、いつまでも今の幸せな生活を送ることができる・・・昔話を通じて、子どもたちへの教訓にするには効果的ですね。しかし、昔話の世界では、しばしば約束が守れずに、悲しい結末を迎える話も多いです。

 

この「鶴の恩返し」もそうですし、「雪女」では、自分の父を殺した雪女が妻になり、その時の話をしたために、雪女は去っていきます。雪女に殺されなかったことが救いですね。

 

あの国民的童話「浦島太郎」も、決して開けてはいけないと言われた玉手箱を開けてしまったために、白髪のおじいさんになるという不幸に見舞われます。

 

「覗かないで」「開けないで」という、単純な約束事なのに、人は好奇心や欲望に勝つことができず、ついつい破ってしまうのです。

 

私たちの現実の世界でも言えることですし、子どもたちが、大人になっていくまでに、約束を守らなかったばかりに、痛い目に合うことを経験するかもしれません。

 

大人の私たちは、昔話から、正直に生きるための、簡単なことを学ぶことができるのです。

2020年

8月

10日

大人の昔話②「勧善懲悪」

暑い日が続きますね。朝起きると、びっしょりと汗をかいているので、夏は朝風呂が多くなります。湯船につかりながら「ミ~ン♪ミ~ン♬」とミンミンゼミの声がします。夏を感じる時間ですね。

 

さて、私が子どもの頃に、夢中になった時代劇の一つは「水戸黄門」です。その根底にあるのは、日本人好みの「勧善懲悪」という図式です。もっとカッコよく言えば、勧善懲悪というお決まりのアングルに安心感を覚えるのかもしれません。

 

むかし昔、あるところに、お爺さんとお婆さんがあったんやと。

ある日のこと、お爺さんは山に柴刈りに、お婆さんは川に洗濯に行ったんやと。

お婆さんが川で洗濯してたら、川上から、大きな桃が、どんぶらこどんぶらこと

流れてきたんやと。

 

このフレーズは、日本人なら誰もが知っている「桃太郎」の始まりのシーンです。ちなみに、柴刈りとは、芝生を刈りこむことではありません。薪にするために、野山に自生する雑木やその小枝を刈り取ることです。

 

「桃太郎」は、明治以降、広く教科書に採用された話なので、日本人の100%が知っているといっても過言ではありませんね。悪さを働く鬼たちが住処とする鬼が島へ乗り込み、犬・猿・キジを連れて、鮮やかに退治する桃太郎の姿は子どもたちにとってヒーローそのものでした。

 

「猿カニ合戦」は、保育園のクリスマス発表会の劇で発表したこともあって、朝の会ではそのストーリーを子どもたちが暗記するほどです。擬人化された動物らが繰り広げる「勧善懲悪」の痛快な話です。

 

おにぎりと柿の種を交換する猿のずる賢さが際立つ物語ですが、それをハチ・栗・臼・子ガニたちの連合軍が仇討ちをするというアングルが、人気の要因です。まさに「正義の味方VS悪」という分かりやすい構図になっています。

 

さて、今の時代では、映画やドラマをみていても、「正義」と「悪」が、時には入れ替わったり、複雑になっていますね。視聴者が簡単にストーリーが分からないようにしているドラマも多いです。

 

世の中、必ずしも正義が勝ち、悪が滅びるといった単純なアングルにはなっていないのは事実かもしれませんが、私たち大人は、子どもたちに、やっぱり「頑張った人が報われること」「正義感を持って人のために行動すること」を教えていきたいですね。

2020年

8月

09日

大人の昔話①「人まねじいさん」

今日から保育園はお盆休みです。おじいちゃんおばあちゃんのもとへ、帰省を見送る家族もいれば、新幹線で帰省をする家族もいます。安全対策を行って、あとは大人の判断ですね。

 

さて、保育園では、毎朝「読み聞かせ」を行っています。同じ物語を繰り返すことが多いのですが、それでも子どもたちは、真剣に物語に入ります。では、私たち大人は・・・大人になった今こそ、新しい視点で昔話を読み返し、懐かしい思い出とともに、大人の視点での発見を楽しむのはいかがですか。

 

初日は、「人まねじいさん」を読んでみましょう。「猿地蔵」というタイトルで読まれることもあるようです。

 

登場人物は、猿のほか、おじいさん、おばあさんと隣のおじいさんだけです。昔話は、とてもシンプルな内容が多いですね。

 

あらすじです。

 

おじいさんは、歌いながら地蔵を運ぶサルたちを見かけます。「これはおもしろい」と、地蔵の真似をして待つと、サルたちはおじいさんを地蔵と思い、お堂へ運びました。おじいさんは、たくさんのお供え物をもらって、おばあさんのところへ帰りました。

 

その話を聞いて、真似したのが、隣りの欲深おじいさんでした。同じように、地蔵の真似をして、サルたちに運ばれるのですが、サルの歌があまりにも面白くて笑ってしまいました。地蔵でないことに気がついたサルは、欲深おじいさんを川に落としたという話です。

 

保育園でよく読み聞かせをするのが「花咲かじいさん」です。まじめなおじいさんと、隣りのいじわるなおじいさんが登場する典型的な「隣りの翁型」の昔話ですね。

 

子どもたちには、「欲張ると、隣りの意地悪じいさんのようになってしまうよ」と、強欲を慎みなさい!という教訓を伝えますが、大人になって考えると、こうも受け取れます。

 

「人のマネをしていると、ろくなことにならない」とも・・・やっぱり、自分で考えて、自分らしいことをしなさい!と言えますね。世の中では、「柳の下の二匹目のドジョウを狙ってもうまくいかない」と言われるように、マネは長続きしません。

 

私たちは、様々な情報や、人の行動をヒントに、「新しい取組み」や「新商品開発」に取り組むのでしょうが、マネは自分で考えたことではありませんね。

 

これから、子どもたちには、「○○じいさん」の話をした後に、「欲張ってはいけないよ」にもう一つ「人のマネをするんじゃなくて、自分で考えてごらん」という教えもプラスしてみませんか。

2020年

8月

08日

植物愛

今日はお盆休み前の最後の保育となりました。土曜日なので、卒園児を含めたタテの関係が広がります。昨日、見学に来た保護者も小学生が、保育園の園児と遊んでいる姿を見て、驚いていました。

 

帰りに風船のプレゼントをしたのですが、小学生の女の子が、5歳女の子に、その子の名前と似顔絵をマジックで風船にささっと書いてくれました。女の子にとっては、憧れの先輩からの大切なプレゼントになったようです。心あたたまるシーンです。

 

さて、今日は植物の話です。

 

「偏見よ!植物はじっと動かないとでも!?植物だってゆっくりだけど成長して動いているんだからね」という植物のセリフがマンガになっているそうです。コロナ禍では、あらたに、緑に囲まれた「おうち時間」を過ごす人が増えたようですね。

 

植物との共同生活では、むしろ規則正しい暮らしになっていくそうです。定期的に水やりや空気の入れ替えをするので、飲み歩きをしないで、家で過ごす時間が増えた人も多いとか・・・

 

9月に、保育園の遠足で、埼玉県北本市にある「北本自然観察公園」に3年ぶりに訪れます。過去3回の北本自然観察公園の遠足では、スタッフ(植物博士・・昆虫博士・・生き物博士)が、3つに分かれたグループに帯同して、解説をしてくれるのですが、それが、私たちが知らないことばかりで、本当に勉強になるのです。

 

私は、生き物は大好きですが、植物についての知識があまりありませんでした。しかし、植物博士の解説を聞いて、思わず「植物図鑑」を購入してしまいました。(笑)

 

「植物の表情は変わらないけど、実は感情豊か。嬉しいと生き生きしています。それが読み取れたときは嬉しい」と、愛好家は語ります。

 

私も、1年ほど前に、アクアテラリウムの水槽を我が家のリビングに作りました。苔や植物と、高さ5センチほどの水面が共存する空間です。水面上の流木には、苔や観葉植物が伸びていて、水の中には、カエルやヨシノボリ、スッポンのベビーや小エビが生活しています。とても癒されます。

 

どうですか・・・お部屋に植物を・・・植物がある生活が心地よいのは、やっぱり、植物が酸素を出しているからなのでしょうか?・・・

2020年

8月

07日

朝食欠食

今週は、5日連続のプール遊びとなりました。プールに入らないと干上がってしまうような真夏の太陽がギラギラと輝いています。そして、今週は、3人のママがボランティアで活躍してくれました。子どもたちの水鉄砲の攻撃にあっていますが、笑顔で頑張ってくれました。ありがたいですね。

 

さて、昨年秋の農林水産省の調査によると、18~39歳の23%が「朝食をほとんど食べない」と答えたそうです。

 

20代前半の朝食欠食率は、平日で33%、日曜では45%と半分近くが食べない(というか、昼ぐらい迄寝ている)というデータです。これは、驚きの結果です。

 

最近は、朝食は食べなくてもいい・・といった本や、朝食を抜くと、体がカロリーが少ない環境に順応して、長生きするといったことも言われていますが、保育園で働く職員は、「早寝・早起き・朝ごはん」をモットーに、園児とその保護者と関わっています。

 

現実的には、ダイエット志向から、朝食を食べない女性も多いですが、これは、大間違いで、朝食を抜くと昼食時に摂取したカロリーが過剰に蓄積され太りやすくなるのが、医学的な見解です。

 

小中学生の欠食率は、平日5%・日曜が12%と20代ほどではありませんが、気になる数字ですね。

 

農林水産省調査によると、健全な食生活を心がけているグループでは、学校で食育を受けた人の率が高いそうです。食育は、「朝食を食べないと・・・」といった教育もあるでしょうが・・・「これ・美味しいね!」と、食べることが大好きな子どもにすることが大切ですね。

2020年

8月

06日

コロナ時代の移住先

今日は、広島に原子爆弾が投下されて、75年目の夏です。本来なら、広島での式典がトップニュースになるのですが、今日もコロナのニュースばかりですね。式典もコロナの影響で、縮小されたようですが、8月6日広島・8月9日長崎を子どもたちに語り続けるのが、戦争を知らなくても、私たち大人の役割ですね。

 

さて、コロナの影響で、東京のオフィスビルの空室率が上昇しているそうです。テレワークが進めば、家賃の高い東京に大きなオフィスを構える必要もありませんし、満員電車での通勤も、全員が一堂に会する会議も、書類のハンコ捺しも必要がないことがわかりました。数少ない、コロナのプラス効果かもしれません。

 

会社だけではありません。「コロナで住む場所を考え直しました」という人が多くなったそうです。

 

もちろん、経済的に余裕がある人が中心になるでしょうが、「とりあえず2拠点目を探しています。しばらく、行ったり来たりしながらやって、問題なければシフトしたい」という動きです。

 

これまでのセカンドハウスは「遊びの拠点」を目的とした空き家のような物件が中心だったようですが、5月から7月は、水回りが整ったすぐに住める家だそうです。つまり「移住を目的とした購入」ということです。

 

「コロナの影響で、住まいに対する考え方が大きく変わってきた。最大の理由は、自宅で働くテレワークが本格的に普及したことだ」と不動産関係者は語ります。

 

しかし、よくある話ですが、夢を求めて移住をしたものの、「こんなはずじゃなかった」となることも多いようで・・・そこで「コロナ時代の後悔しない移住先」を考えることが大切だそうです。

 

「広い家に住める街」「大規模商業施設が充実した街」「カルチャーを感じる施設がある街」「将来伸びる街」「子育てのしやすい街」「治安のいい街」「医療体制が充実した街」「災害対応や行政サービスが期待できる街」などの項目が移住ポイントだそうです。

 

宮城県岩沼市は、仙台にも近く、東日本大震災の津波から立ち直り、その象徴が「千年希望の丘」。移住者の受け入れにも力を入れているそうです。

 

石川県金沢市は歴史情緒あるれる町並みが残り観光地としても人気ですね。「自然と美食、子育てと教育、仕事と住まい、医療や福祉など、幅広い世代を満足させる環境が充実している」と人気の場所です。

 

兵庫県福崎街・三重県東員町・徳島県北島町・沖縄県南風原町など「ちょっと聞き慣れない」という場所も、移住ポイントが高いそうです。

 

東京一極集中が問題とされていた昨今ですが、ここ数年で、解消が加速し、人々のライフスタイルが多様化していくことは、間違いなさそうですね。

2020年

8月

05日

フリーランス

今日は、屋上のスイカ畑で収穫した「小玉スイカ」でスイカ割りをしました。毎年の夏の風物詩です。柔らかめの棒を使っているので、そう簡単には割れません。やりたい園児全員がスイカ割りを楽しめるように演出します。

 

そして、スイカを食べました。初収穫の小玉スイカですが、甘くてとっても美味しかったですね。これも、毎年のことですが、スイカの白いところまで食べつくす子どもたちです。(笑)

 

さて、コロナ禍で、私たちの暮らしぶりは様変わりしました。仕事もその一つです。会社に属さず、個人で仕事を請け負うフリーランスという働き方への関心が高まっているそうです。

 

かつて、保育園の保護者で、フリーランスのパパがいました。彼は、能力があるのでしょう。仕事が定期的に入り、かつ、自分の都合のいい時間で仕事ができるので、子どもの送り迎えも頻繁に顔を出すパパでした。

 

しかし、彼のような例だけではありません。コロナ禍では、報酬や条件を一方的に変更させられたり、仕事でけがをした時の公的補償がなかったり、まとまった退職金などもありませんね。不安定な立場の人が多いのも現実です。

 

3月末に、コロナで亡くなった志村けんさんが、著書の中で、独立するかどうか迷っている人に3つの問いを立てています。「何をしたいか、すぐ答えられるか」「これだけは自信がある、という特技はあるか」「他人から『ちょっと変わってるね』と、よく言われるか」・・・一つでもノーがあれば辞めた方がいいと、志村さんは言っていました。

 

おやじ園長が、サラリーマンから独立をした時は、3番目だけは、当てはまっていました。(笑)

 

政府は、フリーで働く人の労働環境を改善することを決めたそうです。これからの時代、個性をいかせる場が広がっていくと考えれば、「フリーランス」が増えていくでしょうし、それを国が支える仕組みが必要ですね。

 

志村けんさんのように「だいじょうぶだぁ」と思える人が増えると、日本は、様々な働き方が認められるような、さらにいい国になっていくのかもしれません。

2020年

8月

04日

トイレの花子さん

今日のプールは、ボランティアのママに活躍してもらいました。彼女はダイバーです。大プールに、子どもたちと一緒に入って、ずぶ濡れになって遊んでもらいました。「○○君のママと一緒に遊んで楽しかった」と、5歳女の子のコメントです。

 

さて、昨日のブログで稲川淳二さんの「怪談ナイト」の話をしましたが、それなら、保育園の子どもたちに「怪談」を話してみようと、今日の寺子屋は、「怪談・トイレの花子さん」です。

 

トイレの花子さんの話は、色々なパターンで都市伝説となっていますが、今日の話はこんな内容です。

 

ある学校には、こんなうわさがありました。「三階の女子トイレで、入口から三番目の扉をノックすると、返事がして、白いシャツで赤いスカートをはいた花子さんという幽霊が出るらしい」

 

友だちのいない○○ちゃんは、幽霊を見つけたら、友だちとの会話に入れるかな・・・と思って、勇気を出して、放課後にその扉をノックしました。すると、花子さんが本当にあらわれたのです。

 

一緒に遊ぼうといってくれたので、それから毎日、○○ちゃんは花子さんと遊んでいました。ある日、いつものように、放課後、花子さんと遊んでいると、花子さんが「私と本当の友だちなら、私の世界に来て」と言いました。

 

本当の友だちになれるならと思って、○○ちゃんはトイレの中に入っていきました。その日から、○○ちゃんの姿を見た人はだれもいないそうです。

 

このストーリーを部屋を暗くして、懐中電灯で下から顔を照らして演出をし、アドリブのセリフで、子どもたちに語りました。

 

もう一つ・・・「お母さんはどこ?」という、これも怖い話ですが、子どもたちに聞かせます。

 

果たして・・・子どもたちの反応は?

 

年少、年中園児の多くは、「トイレの花子さん」というタイトルや、懐中電灯のパフォーマンスに気を取られ、怖いどころか「おもしろかった!」という感想が多かったのですが、夏休みで登園していた小学生と、年長園児の数人は、本当に怖がっていました。

 

話を聞きながら、自分の頭の中で、トイレから花子さんが出てくるシーンや、お父さんの背中に、死んだはずのお母さんがいることが子どもにしか見えないことなどを頭の中で想像できるからです。

 

「怖い話」が本当に伝わったのは、大きい子どもたちだけでしたが、今日の「怪談」は、まずまずの成功でした。

 

次の機会には、稲川淳二ばりに、全員を「こわ~い」と泣かせるぐらい、園長の怖い語りをさらに上達させたいと思っています。(笑)

2020年

8月

03日

怪談ナイト

8月に入って、夏本番・・・屋上のプールも、お日様が輝く中で、子どもたちのはしゃぎ声がこだまします。ようやく、この時を待ってました。今週は、プール三昧で楽しみたいと思っています。

 

さて、毎年恒例の稲川淳二さんが、怪談を語るイベント「怪談ナイト」・・・1993年から行っているそうです。今年も、すでに7月から開催されています。ここ埼玉県にも、稲川淳二さんがやってきます。

 

夏の怪談話と言えば、稲川淳二さんを思い出しますが、彼は、決して霊感が強いわけではありません。彼のしゃべりは、母親の影響を受けているとのことです。

 

「バス停で5分待っている間に友だちを作ってしまう」ほどの話好きの母親が、寝室で夜な夜な聞かせてくれたのが怪談だそうです。豆電球の逆光の中で、影で顔が隠れた母親が「黒い髪がぶおーと揺れて・・・」と話すと、震えるほど恐しかったようで、母から聞いた怪談を小学校で語って聞かせると、「もっと話して」とたちまち人気者になったそうです。

 

稲川さんは、工業デザイナーとして働いていたのですが、劇団に出入りするうちに、話が面白いと目を付けられ、深夜のラジオ番組「オールナイトニッポン」のパーソナリティーを任されます。その後、テレビにも出演し、タレントとして活躍するようになりました。

 

稲川さんの怪談ノートには、日本各地で、その土地に伝わる怪談を聞いて書き留めたメモが、赤のサインペンで書かれているそうです。「赤い文字で書いておくと思い出しやすいんですね」と彼は言います。

 

稲川さんは、聞き取った怪談をそのまま披露することはありません。ノートにある断片的な話を時代背景などを考えて、自らくっつけていって、1本の話にまとめるのだそうです。

 

毎年夏に行われる「怪談ナイト」のために、春ごろから工房にこもり、赤い文字で埋め尽くされたノートを読み返して、作品を完成させるそうです。

 

どうですか・・・稲川さんの怪談が聞きたくなってきましたね。やっぱり、夏は、怪談で涼しくなりませんか。(笑)

2020年

8月

02日

カタカナ語の洪水

梅雨が明けて、急に暑くなると、どうしても体調を悪くしてしまいます。夏本番となり、保育園の子どもたちが、元気に過ごせるように取り組んでいきます。

 

さて、教育業界でここ数年、多く使われる言葉の一つが、「アクティブラーニング」です。新学習指導要領を巡って、この言葉がどんどん一人歩きをしていきました。今は、日本語の「主体的・対話的で深い学び」に落ち着いたようです。

 

私たちのまわりには、カタカナ語が洪水のように氾濫しています。カタカナ語は、なぜか不安を増長するような気がしますね。

 

「パンデミック」「ロックダウン」「オーバーシュート」「クラスター」・・・コロナ禍では、頻繁に耳にするカタカナ語です。

 

その対応には、「ニューノーマル」「ステイホーム」「ソーシャルディスタンス」「オンライン」「テレワーク」そして、Withコロナ・・・

 

難しいことを易しく・・・できるだけ、分かりやすい言葉で・・・これが、教育の神髄のはずですが、どうしても、カッコいい響きのカタカナ語を私たちは使ってしまいますね。

 

しかし、明治時代には、今までの日本にはない概念の外来語を、見事な日本語に翻訳や造語した歴史があります。

 

「社会」「個人」「科学」「哲学」「芸術」といった言葉です。これらの言葉は、明治以降に使われた日本語なのです。

 

どうですか・・・カタカナ語を少し控えたくなりますね。(笑)

2020年

8月

01日

12泊13日のキャンプ

関東地方もようやく梅雨が明けました。土曜日なので、プールの予定はなかったのですが、急に暑くなり、ジャブジャブプールを出して、子どもたちは、洋服のまま、ずぶ濡れの水遊びです。これはこれで、また楽しものです。

 

さて、今年度は、コロナ禍でデイキャンプとなった保育園のサマーキャンプですが、いつもは、パパママから離れて1泊2日で行います。それでも、子どもたちは、このサマーキャンプを終えると、目に見えて成長を感じるのですが、今日は12泊13日のキャンプの話です。

 

国立妙高青少年自然の家が企画する「MYOKOチャレンジ」は、新潟県と長野県堺の信越トレイルを約80キロ、火打山・妙高山登山の20キロを合わせて100キロを歩くキャンプです。

 

このキャンプには、小学校5年生から中学校3年生までが参加できるそうです。最初は会話を楽しんでいる子どもたちが、最後は黙々と歩くようになります。この黙々と歩く時間に価値があるといいます。

 

口論をし、謝ることができなかった子どもが、「歩いてなんかすっきりした。よくよく考えてみたら、自分が悪かったと思った」と、素直に謝る姿がありました。歩く中、自分とじっくり対話をし、自分を変えることができ、さらに絆を深めていく子どもたちが、このキャンプで生まれるのです。

 

今は、簡単に疑似体験ができる世の中ですね。しかし、本物の体験にはかないません。12泊13日を終えた子どもたちが、どれだけ成長し、大きくなったか・・・容易に想像できます。

 

私たち大人は、どんな分野でも子どもたちに「本物」を体験させたいですね。お金がかかるかもしれませんが、「本物の味・・・一流のレストランの料理を食べさせる」ことだって、本物体験です。(笑)

2020年

7月

31日

「いじめ」と「いじり」

今日も保育園の中は、J-POP伝説の名曲が流れます。「渡辺美里 My Revolution」「プリンセスプリンセス DIAMONDS」「パフィー アジアの純真」「THE BOOM 島唄」を口ずさむ園長に、「???」の子どもたちです。(笑)

 

さて、テレビのバラエティー番組を見ていると「いじられキャラ」のタレントが頻繁に登場します。一般社会でも、例えば職場の中でも「いじる」「いじられる」行為が、当たり前に認められていますね。

 

私もサラリーマン時代は、「いじられキャラ」の部下を使って、ミーティングで笑いをとることは日常茶飯事でした。もちろん、部下に対して「いじめ」「パワハラ」という認識は、これっぽっちもありません。「いじられキャラ」の部下も、それを受け入れていたような気がします。

 

しかし、子どもたちの日常では、テレビタレントの言動に影響を受け、学校生活での人間関係にもこのスタイルが持ち込まれます。

 

しかし、学校の先生に限らず、私たち大人は、テレビ画面の向こう側で起きている行為は演出であり、学校生活で是認するものではありませんね。

 

大人の世界でもそうですが、学校などで、「いじられキャラ」など、一度定着したキャラクター変えることは簡単ではありません。この構図は、「いじめ」と同じです。

 

私たち大人が気をつけないといけないのは、子どもの中に特定の「いじられキャラ」をつくり出し、笑いを取るようなことがあってはなりませんね。おやじ園長も十分に気をつけます。

2020年

7月

30日

コロナを学ぶ授業

昨日、保育園の帰りに近くのホームセンターに寄ると、ワゴンに「J-POPスーパーベスト」のCDを発見・・・昭和おやじの青春時代にヒットした曲がずらり並んでいます。たまらず、衝動買いです。

 

お昼寝が終わって、音楽を流すのですが、園長が、「佐野元春のSOMEDAY」や「爆風スランプの大きな玉ねぎの下で」を口ずさむ姿に、違和感を覚えた子どもたちです。「園長先生がまだうーんと若い頃に流行った歌だよ」と教えても「???」の顔です。(笑)

 

私が学生の頃は、まだチェーン店のカラオケボックスなどはなく、カラオケができるスナックなどでレーザーディスクカラオケという時代でした。他のお客さんのいる前で歌うので、緊張した思い出があります。「いまはむかし・・・」の話です。

 

さて、緊急事態宣言が解除されたのちに、多くの自治体で学校が再開しましたが、「新型コロナウイルスを学ぶ授業」は、どんな形でおこなわれたのか、興味がありますね。

 

東京都世田谷区の千歳中学校では、保健体育の時間を使って、「今、私たちが大切にしなければならないことは『さまざまな情報に振り回されないこと』だ!」で授業がスタートしました。

 

新型コロナウイルスの医学的な話や、国別の感染状況などのテレビニュースのような内容ではなく、感染症が引き起こす「病気」「不安」「差別」の3つの相関関係を理解する授業だそうです。

 

担当した教員は、買い占めで商品の棚が空っぽになってしまった画像などを使用し、「当たり前だった日常生活の重要性に気付かせたかった」と言います。本来なら、アクティブラーニング的に、生徒たちの意見をこの授業で交わしたかったようですが、授業の終わりに、生徒の意見をワークシートに記入させます。

 

「手洗いや消毒を徹底する」「人への感謝の気持ちを忘れない」「偏見や差別は、とても怖いものだと思った」「コロナウイルスと共存する世の中をイメージしないといけない」などの意見があがったそうです。

 

「新しい生活様式は○○です」という報道が多いのですが、大切なのは、子どもたちが自分で、新しい生活様式を考えることです。正解が1つではなかったり、正解がなかなか見つからない問いですね。

 

千歳中学校のねらいは、「子どもたちが、優しさや寛容さなどを育み、人への配慮ができるようになってほしい」です。

 

ここ数カ月のコロナ禍での出来事や、これからの生き方については、学校の授業に取り入れるべき、大切な内容ですね。そして、子どもたちが自分で考えることにつながるのです。

2020年

7月

29日

陽だまりの樹

今日は、まるでミストシャワーのような霧雨の中で、屋上遊びをしました。子どもたちは、どうせ水たまりでどろんこになるので、「気持ちいいシャワーだ!」と言いながら、大いに楽しみました。

 

さて、日本マンガ界の巨匠「手塚治虫」さんの祖先が医者であり、人々を感染症から救うために尽力した事はあまり知られていません。私も知りませんでした。

 

手塚治虫の晩年の大作「陽だまりの樹」は、幕末期の日本が舞台です。史実を基に自分の祖父である蘭学医・手塚良庵と架空の藩士・伊武谷万二郎という2人の若者を主人公に、まだ感染症の実態が知られていなかった時代に、それらの病から民衆を救うために貢献した人々の活躍が描かれています。

 

良庵は、当時恐れられていた天然痘の予防接種を人々に広めるべく奔走するものの、当時は、正しい知識が普及していない一般庶民から「種痘(予防接種)をすれば牛になってしまう」というデマや偏見に悩まされます。

 

江戸では、1849年から蘭方医禁止令が出されたこともあり、急速に広まる感染症に対して従来の医学では確実な対策が打てない状況が続いていました。しかし、黒船来航により江戸幕府内の情勢も変化し、ついに1858年に神田に種痘館(予防接種センター)が開設され、蘭方医解禁怜も出されました。

 

医学だけではありませんが、この幕末という様々な価値観の転換期に、当時としては異端の蘭方医たちが、自分の信念を貫き通し、従来の価値観と対立しながら近代医学を広めていったのです。

 

コロナ後の世界も、幕末のようにさまざまな制度や常識が変化することだけは間違いありません。その中で、私たちが、どう道を切り開いていくのか・・・自分で決めなくてはいけませんね。

2020年

7月

28日

夏休みの過ごし方

サマーキャンプのDVDを、昨日子どもと一緒に見た保護者からは、あらためて、我が子の解説付きのサマーキャンプレポートがあったそうです。バーベキューで、役割分担をしながら、子どもたちは手伝いをしたので、急に家で、配膳をするようになった5歳女の子もいます。

 

さて、例年であれば、多くの自治体の小中学校では、7月21日から夏休みとなり、山のような宿題を抱えて、早めにやってしまう子と、始業式ギリギリまで終わらない子どもと分かれるものですが、今年の夏休みは、まだ先です。さいたま市は、8月1日からお盆の8月15日迄となっています。

 

いつもなら6週間もある夏休みですが、期間が長いと、計画的にはなれないもので、ダラダラと過ごしている間に終わってしまう・・・ということもあったかもしれませんね。

 

しかし、今年は、2週間しかないと考えれば、親も含めて、じっくりと夏休みの過ごし方を計画的に考えるのもいいかもしれません。

 

自粛期間中は、いつ学校が始まるのか?授業はどうなるのか?・・・計画的でないばかりか、突発的なことが多くて、子どもたちは、どちらかというと手持ち無沙汰の学校休業を経験してきました。

 

それだからこそ、今年の夏休みは、きちんと計画的にいきたいものです。しかし、コロナ第2派とも言える感染拡大で、親の故郷への帰省や、キャンプや海水浴も自粛する家庭も増えることでしょう。浴衣を着て、夏まつりや花火大会を楽しみたくても、全国ほとんどの花火大会などのイベントが中止になっています。

 

おいおい・・・またステイホームで引きこもり”!?

 

帰省ができないなら、田舎のおじいちゃんおばあちゃんに手紙を書く。遠出の旅行ができなければ、近場を深く掘り下げて、地域再発見ガイドブックを子どもが作ってみる。キャンプができないなら、おうちで、朝昼晩の1日調理当番を子どもたちがやってみる。

 

子どもと一緒に、こんな代替の活動を考えるのも大人の大切な子どもへのアプローチになるのかもしれません。

 

宿泊ができず、しかも雨と濁流で川遊びすらできなかった保育園のサマーキャンプも、とことんバーベキューを掘り下げて楽しむことで、子どもたちにとって、忘れられない思い出になりました。

 

どうですか・・・短い夏休みですが、今年は、計画的に素敵な夏休みにしてみませんか。

2020年

7月

27日

数字に疲れる日々

朝の会では、サマーキャンプに参加した年長園児のインタビューをしました。どうやら、バーベキューのおやつに作った「焼きマシュマロ」の印象が強かったですね。年中園児は、来年は自分の番だということを意識しています。

 

園の玄関には、さっそくサマーキャンプのフォトギャラリーが掲示されると、写真を見ながら「この時は○○だった・・・」と、子どもたちの解説が始まります。そして、パパママに、もう一度、キャンプの話を繰り返すのです。

 

さて、保育園では、園児が「畑でたくさんトマトをとったよ・・・」と言うと、「たくさんというのは、人によって数が違ってくるから、トマトを○個ぐらいとったよと言ってごらん」とよく言います。

 

世界には、様々な言語がありますが、世界共通語は英語ではなく「数字」です。

 

多い少ない・大きい小さい・高い低い・・・すべて、人によってその基準が違ってきますが、数字にすれば、共通の理解が得られるのです。商談やプレゼンテーションで、数値化された資料が重要なのは、「数字」が世界共通語だからですね。

 

ところが、最近は、ニュースで新型コロナウイルスの新規感染者数を聞くと、その数字に気疲れしますね。私たちの生活の中では、「数字」はとても大切ですが、数字や数値では表せないものも同時に必要なのです。「音楽」「花」「本」などを楽しむことです。心のやすらぎは、数値化はできませんね。

 

コロナ禍において、現在各学校は、授業時間確保という数字と格闘しています。数字に表れない「運動会」のような行事を中止し、土曜授業、夏休み短縮などで、授業時間の数字を取り戻そうとしています。

 

もちろん、授業時間の確保は、大切なことです。しかし、子どもたちの頑張りにも限界があります。数字に表れない時間をどう作っていくか・・・同時に行っていかないといけませんね。

2020年

7月

26日

サマーキャンプ つづき

フランクフルトをペロリと食べてしまうと、焼きそば、とうもろこしと、子どもたちの食欲が止まりません。

 

炭火だけでなく、今回はコールマンのツーバーナーというキャンプには欠かせないギアを用意しました。燃料は、ホワイトガソリンでポンピングという作業をして火をつけます。火力が強いので、今回は、トウモロコシやジャガイモを茹でるのに活躍しました。

 

じゃがバターをアルミホイルに包んで、炭火の上でじっくりと焼き上げます。その間に、子どもたちは、川の激流から離れた岩場で遊びます。岩の昇り降りが、何とも冒険心をくすぐるようで、子どもたちは、滑らないように尻もちをつきながら、探検家になった気分です。思いっきり川遊びをしたかったでしょうが、岩のすき間に水たまりができていて、その中でジャブジャブとうっぷんを晴らすように楽しんでいました。

 

さて、キッチンスタジアムは、まだまだ終わりません。保育園の屋上ファームで収穫したきゅうりを食べて、いよいよジャガバターの時間です。炭火で仕上げたジャガイモは、ほっこり、おいしく召し上がりました。もちろん、お祭りの屋台で食べるジャガバターより数倍美味しかったですね。(笑)

 

スイカもバーベキューには欠かせませんね。屋上ファームのスイカは、7月の日照不足で、間に合いませんでしたが、まん丸大きな「三浦のスイカ」を子どもたちが、かぶりつきました。岩遊びで渇いたのどがスイカでうるおいます。種を気にしないで「ペッ!」とするのも、キャンプの楽しみの一つですね。

 

そして、最後に楽しみを残していました。朝、キャンプを撤収したファミリーからいただいた薪を使って、ミニキャンプファイヤーくらいの火をおこして、そこで、「焼きマシュマロ」を楽しみました。

 

大きなマシュマロを竹串に刺して、「アッチチ・・・!」と言いながら、大盛り上がりです。焼きマシュマロの経験も子どもたちは初めてで、このキャンプの一番の思い出となった子もいました。火にかけると、とろ~り甘いマシュマロに変身します。

 

ということで、今回のサマーキャンプは、バーベキューがメインとなりましたが、私も、こんなに楽しいバーベキューは経験したことがありません。フランクフルト・焼きそば・とうもろこし・きゅうり・ジャガバター・すいか・焼きマシュマロと食べまくりのキッチンスタジアムとなったのです。

 

途中、雨がやんで、薄日が差した時間帯もあり、キャンプサイトで鬼ごっこや岩場探検をして、子どもたちの想い出作りには、十分な一日となったことでしょう。

 

帰りのバスの中、恒例のアイスクリームを食べながら、子どもたち一人一人のコメントを聞きます。

 

「今日は、本当に楽しかった!久しぶりにみんなと合うことができて、うれしかった!」という小学生は、今年度バタバタの小学校で、落ち着いた居場所が少なかったのかもしれませんね。保育園を卒園しても、今もこうして、別々の小学校に行った同窓生と顔を合わせる機会は、大げさですが、子どもたちの成長を促す「想い出作り」には大事なことなのかもしれません。

 

6人の年長園児は、自分なりに先輩たちから大きな影響を受けたようです。遊びも会話も、先輩たちの高い壁を経験したことでしょう。保育園に戻ると、後輩たちに、自分たちがやってもらったように、素敵な先輩として活躍するのです。

 

帰りのバスの中では、想定通り、子どもたちは「グーグー♪」夢の中です。きっと、キャンプでの素敵な時間を振り返っていることでしょう。そして、全員無事に保育園に戻ってきました。雨の中でしたが、きっと、この体験は子どもたちの大きな財産となり、これからを頑張る糧となったことでしょう。

 

そして、子どもたちを送り出していただいた保護者の皆様・・・ありがとうございました。大成功のサマーキャンプでした!

2020年

7月

25日

サマーキャンプ

新型コロナウイルスの影響で、宿泊を予定していた埼玉県立の施設が、当面の間、宿泊休止となり、今回は、日帰りのデイキャンプとなりました。雨となり、どうなることやと思ったのですが、子どもたちの笑顔が一杯の、最高のデイキャンプとなりました。

 

デイキャンプですが、年長園児6名と卒園児の小学生13名の19名が、元気に早朝から集合しました。ママパパたちに元気に「バイバイ!」と手を振って、マイクロバスは出発します。

 

バスの席順も、ウマの合う子ども同士で、主任の先生が決めました。バスの中でも楽しい時間になりますように・・・。さっそく、子どもたちが、「しりとりやりたい!」「なぞなぞやっていい?」と、バスのマイクを使って、賑やかにスタートです。あの人気アニメ「鬼滅の刃」のテーマ曲の合唱が始まります。そして、小学校の校歌も歌われました。今回は、6つの小学校から卒園児が集合していますので、サマーキャンプは、卒園児の同窓会ともなっているようです。運転手の園長も背中越しに、子どもたちのやり取りを聞きながらホッコリしています。(笑)

 

年長園児6名は、小学生パワーに圧倒されそうですが、先輩たちの発言や行動が、大きな刺激となって、成長につながっていきます。年上の小学生とキャンプを通じて、これからの自分の立ち位置を決める大きな経験となっています。

 

デイキャンプの場所は、埼玉県の嵐山渓谷のある「月川荘キャンプ場」です。川遊びとバーベキューがメインだったのですが、川は、連日降り続く雨で、濁流となっています。中途半端な濁流ではなく、とことん本物の濁流ですので、子どもたちは、自然の脅威をしっかりと経験したようです。

 

屋根のあるバーベキューサイトまでは、幅1メートルにも満たない木橋を渡ります。最初の難関です。先生たちと手をつないで渡り切ると、ホッとした顔をする子どもたちです。スリルと楽しさは表裏一体ですので、すでに、ワクワク感が高まる子どもたちです。

 

「よし!バーベキューの準備を始めるぞ!」の掛け声で、「調理担当」と「火おこし担当」に分かれて、大自然のキッチンスタジアムが動き出しました。

 

火おこし班は、炭に火をおこすまでを園長にレクチャーされながら体験します。マッチの使い方も体験しました。マッチで火をつける経験は、今の子どもたちはありませんね。

 

新聞紙→割りばし→薪木→炭の順番で、火をおこしていきますが、ポイントは、風の送り方です。風おこしの竹筒で「フーフー」とやりながら、煙に目をパチパチさせて、ようやく炭に火が通ると「やった!」と大歓声です。

 

料理班は、焼きそばに使う野菜と豚肉のカットと、とうもろこしの皮むきをしました。子ども用の包丁を用意したので、順番に「ネコの手」になって、夢中になります。おうちで、ママの料理を手伝いたい!という動機付けになったかもしれませんね。

 

火の準備ができると、まずは、フランクフルトを焼き始めます。子どもたちの瞳が、炎のように燃えています。(笑)

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

24日

希望の炎

本来であれば、昨日東京オリンピックの開会式が行われ、国立競技場では、どんなセレモニーが行われるか・・・テレビに釘付けになっていたはずでしたが、昨日の午後8時に、国立競技場に立っていたのは、白血病と戦う競泳の池江璃花子選手でした。聖火がともされたランタンを手に、世界へ向けてメッセージが発信されました。

 

4分間のメッセージにじっと耳を傾けていた人も多かったと思います。白血病を克服し、2024年のパリ五輪を目指す彼女のメッセージだけに、深く重かったですね。

 

私たち日本人だけでなく、世界中の人々のほとんどが、1年後には新型コロナウイルスという未知の困難を克服した、その象徴として、東京オリンピックが開催されることを望んでいます。

 

東京五輪の延期が発表された時には、アスリートの多くも私たち一般市民も、希望を失った瞬間がありました。しかし、1年後という目標ができ、コロナ禍の真っただ中にあった4カ月の間に、計44の施設を1年後の開催に向けて、確保することができたのです。

 

これも、何とか、東京五輪を開催したいという思いが、共有されたことの証ですね。

 

1年後の国立競技場を「希望のシンボル」に・・・そんな思いで、池江選手が持つ聖火を見つめていました。

2020年

7月

23日

おやじ旅

今日は、約5カ月ぶりに電車に乗りました。ここにきて、感染者数が増加しているので、本日集合したおやじたちは、マスクに携帯消毒スプレーを持っての「呑み鉄」です。

 

東京から伊豆へ向かう「踊り子号」には、それはそれは古い特急車両が使われています。今どき、窓が開く特急です。この車両が、たぶん来年3月のダイヤ改正でなくなってしまう可能性が高いので、古い車両を満喫しながらの「呑み鉄」です。

 

昭和世代のおやじたちは、新しい事にも飛びつきますが、古いものを大切にします。

 

今回、高校時代の3つ下の後輩が参加しました。彼は、高校2年生を2回やっています。簡単に言えば、単位が取れずに留年したのです。そんな彼は、今では、日本橋で歯科医を開業するおやじになっていました。

 

今や、コンビニの数よりも多い歯科医ですが、彼は、毎週末「講演会」で全国を飛び回っています。「歯合せ(しあわせ)創造科」をうたう歯医者さんで、嚙み合わせに関するオーソリティなのです。

 

噛み合わせの重要性を年間50回以上の講演会で広めているそうです。どんな業界でも、「付加価値」をどれだけ持っているかが、その優位性につながるのですが、彼の場合は、「噛み合わせのことなら、俺に聞いてくれ!」という強力な付加価値を持つ歯医者なのです。

 

彼は、日本橋三越本店の提携医にもなっているようで、デパート業界の話でも大いに盛り上がりました。歯医者さんと、三越と伊勢丹の合併についての問題点や、社風の違いなどの話で盛り上がることになるとは・・・です。

 

さて、「特急踊り子号」の目的地は、伊豆急下田です。そこで、海の幸をたくさんと金目鯛を食べたのですが、満足度200%です。彼は、歯医者ですので、コロナウイルスに関する、医者としての見解をしっかりとレクチャーしてもらいました。今後不足するのは、グローブ(ゴム手袋)だそうです。

 

そう言えば、スーパーでレジを担当する店員さんは、みな手袋をしていますね。

 

ここにきて、感染者数が増加しているので、電車も空いており、例年は観光客で賑わう下田の街も、人ごみはまったくありません。

 

今回のおやじ旅で、心の元気をたくさんもらいました。と同時に、体の元気を維持できるように、今まで通り、感染対策のある生活をつづけることにします。

2020年

7月

22日

多様な生徒を東大に

子どもたちにとって、トマトは好き嫌いが分かれる野菜ですが、ホワイトきゃんばすの子どもたちは、いつの間にかトマトが食べられるようになります。そして、もともとトマト大好き園児たちは、屋上に到着するとミニトマト畑にダッシュ・・・今日は、2歳女の子のコンビが、最後まで食べ続けていました。食べ放題ファームと勘違いしているようですね。(笑)

 

さて、みなさんは、東大生のイメージをどう思っていますか?私の知り合いにも一人、東大出身の官僚がいますが、「めちゃくちゃ頭が良くて切れる」という人物です。

 

しかし、東京大学の学生サークル、「東京大学フロンティアランナーズ」は、東大に入学後「同質な人間が多い。男性学生が占める割合が多く、卒業後は影響力の大きい仕事に就く可能性が高いものの、そこに『もろさ』を感じた」と言います。

 

彼らは、「誰も東大を目指さないような高校から東大を志し、合格した東大生の団体」だそうです。

 

東京大学は、全国から学生が集まる一方で、有名進学校として知られる一部の高校から進学する学生の割合が高まっているそうです。そうした高校では、受験向きの教育課程を組むなどの環境があったり、試験勉強の方法など、「東大に合格」するための様々な情報が、先輩から後輩に伝わる点で有利だそうです。

 

しかし、よく考えてみれば、「これをやれば東大に合格できる」と教えられたことをやるだけの生徒だって、中にはいるかもしれませんね。

 

そこで、「東京大学フロンティアランナーズ」は、全国に門戸を広げるべく、最初に「石垣島から東大合格者を100名輩出する」とし、石垣市へ渡り、中学生・高校生らと語り合う活動を始めたそうです。

 

これまでのところ、2人の高校生が志望先を東大に固めたそうです。同時に「東大生はすごい人」という認識が薄れたそうです。普通のお兄さんですね。

 

「勉強ばかりしてきたので、人間的な魅力に欠ける」なんて言われないように、多様な生徒が東京大学に入学しもらいたいという、この発想がいいですね。これは、東大だけの問題ではないようです。あなたが今所属している組織も同じかもしれませんね。

2020年

7月

21日

この夏は「3取る」

今日は、ブルーベリーファームに注目です。この春に、どろんこ広場横の草やぶを整地して、ブルーベリーの苗を10本植えました。ススキの仲間が、深く根を張っていて、たいそう手間がかかった作業でしたが、子どもたちも一緒に頑張ってくれました。そして、ついに、ブルーベリーの実が熟し始めました。

 

まだ、少しだけなので、ブルーベリーの小粒を1人1個で、15人ほどの園児がつまみ食いをしました。「すっぱ~い・・・けど美味しい!」が、子どもたちの感想です。この夏の屋上は、ブルーベリーも楽しめそうです。

 

さて、梅雨があけると、夏の猛暑が心配ですね。長期予報によると、9月になっても残暑が続くようで・・・毎年のことではありますが、熱中症対策を十分に取らねばなりません。

 

コロナ禍のこの夏は、「3取る」を意識するようにと言われています。

①人との距離を取る ②水分を取る ③マスクを適切に取る の3つです。

 

①と②は、誰もが問題なくできますが、厄介なのがマスクです。「本当にマスクを取ってしまって大丈夫なの?」と思う人もあるでしょう。

 

実は、保育園でのマスク着用については、最近ではこう言われています。

 

日本小児科医会は、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険」と呼び掛けています。2歳未満だけではなく、3歳児から5歳児の園児に対しても、マスク着用に関しては、慎重な取り扱いが必要とされています。ずばり、コロナに感染するリスクを取るか、熱中症で子どもを危険にさらすかという選択を強いられるのです。

 

もう一つ、大人である保育者は、たいがいは、マスク着用で保育をしていますが、乳児クラスでマスクをした保育者が離乳食を食べさせていると、食べものをかまずに飲み込む子どもが出てきたそうです。いつもは、保育者が「かむ」姿のお手本を見せながら、子どもたちに上手に食べさせていたのです。マスクをすることで、伝わらなくなったのです。

 

また、コロナ以前から指摘されていたことですが、小さな子どもは顔が好きで、大人の表情をよく見て、そこからその人を認識し、感情を読み取ろうとします。これが、マスク着用によって、表情が読み取れずにコミュニケーションが難しくなっているという指摘もあります。

 

こうなると、マスクを外し、自然体で接した方がいいという考えや、マウスシールドを着用して、顔の表情が見えるようにすることも必要になるのかもしれませんが、どんな方法がベストかは、分かりませんね。

 

この夏は、「3取る」のマスクを取るタイミングをどう決めるか。職場ルールや家族ルール、自分ルールと、状況によっても線引きが変わってくるかもしれませんね。しかし、「命の安全」と「心身の健全な状態」の両面をいかに同時に補償するべきか。なかなか難しい問題ですね。

2020年

7月

20日

ひとかけで至福の味わい

今日は、ようやく屋上でプール遊びができました。7月2日に初プールを行ってから、ここ2週間、プールができませんでしたが、朝からお日様が出ています。子どもたちは、やる気満々でプールに飛び込むように入ります。

 

一番大きい競泳プールでは、年長年中園児を中心にバタ足練習と、飛び込み練習が始まっています。園長は、何も指示を出していません。勝手に、リーダー格の年長2人がルールを決めているようです。

 

さて、コロナ禍では、ステイホームのもと、家でパンやお菓子を焼く人が増加しました。スーパーの棚からは、小麦粉やイースト菌も空っぽになりましたね。そして、バターも品薄になりました。

 

実は、高級バター人気は、数年前からジワジワと広がっているそうです。私の大好きな「富澤商店」には、お菓子作りの材料や器具がたくさん売られていますが、冷凍庫には、何十種類のバターが売られています。

 

一時、私もカルピスのバターにはまったことがありました。バターの色は、牛が食べる牧草などのエサによって変わってきます。バターの色は、黄色のイメージが強いですが、カルピスのバターは、白に近い色をしています。

 

バターは、発酵バターと非発酵バターに大きく分けられます。生クリームを攪拌することで乳脂肪が固まってできるのがバターですが、この工程で乳酸菌を加えて発酵させるのが発酵バターです。日本で一般的にバターと呼ばれているものは、非発酵バターですが、発酵バターは、発酵というひと手間が生む、独特のコクと香りがたまらないですね。

 

洋菓子メーカー「○○ハイム」さんは、原料にマーガリンやショートニングは使用不可で、バターを必ず使用するそうです。「コク」が違うといいます。

 

どうですか・・・毎日は難しいでしょうが、日曜の朝ぐらいは、こんがり焼けたトーストが、まだアツアツのうちに、バターを多めにのせて、ドロ~ン&ジュンワ~と溶けるのを待つ時間・・・これは、間違いなく至福の時間です。そして、バターたっぷりのトーストは至福の味わいなのです。

2020年

7月

19日

父 墓に入る

久しぶりにお日様が顔を出してくれました。暑くなりましたが、やっぱり、夏はこうでないと・・・ですね。

 

今日は、父の四十九日法要と納骨を行いました。葬儀の時にお世話になった僧侶が、今日もお経を読んでくれます。「ご時世ですので、マスクを着用させていただきます。お聞き苦しい点もあろうかと思いますが・・・」と、お坊さんも、今は、マスクを着けてお経を唱えるのです。

 

2年前に母が亡くなって、建立したお墓に、いよいよ父が入ることになりました。墓石屋さんが、パラソルを立てて、暑さ対策を施していただきながら、母の骨壺の隣に、父の骨壺が並びます。

 

あちらの世界で、おやじとおふくろの生活が始まると思うと、少しホッとしたのが、正直な気持ちです。

 

法事の後ですので、親戚が集まり、木曽路で食事となりました。こんな時でないと、「木曽路のしゃぶしゃぶ」など食べられない・・というのが、私から見た木曽路のポジションです。

 

これは、あくまでも仲居さんとの雑談話ですが、コロナ騒動で、お店も1カ月閉店したそうですが、実は、ここ数年売り上げ不振が続いているそうです。

 

車で街道を走っていると、様々な「じゃぶしゃぶ食べ放題」のお店が目に付きます。保育園の近くのバイパスにも数年前に、人気の店ができました。私は、年齢的に食べ放題の店は勘弁なのですが、家族でよく出かけるという保育園の親子は多いですね。

 

その通りで、木曽路からファミリーのお客様がほとんど消えてしまったそうです。木曽路で夕食は、値段が張りますが、ランチなら手が届く値段です。しかし、ランチの客も食べ放題に流れてしまったようです。

 

現在は、コロナの影響で、持ち帰り用のお弁当が、予想以上に売れて、客間の一部屋が、弁当用資材置場になっているそうです。厨房はてんやわんやのようですが、やはり、客単価はダウンしており、売上は厳しいとのことです。

 

外食産業に限らず、あらゆる業種で、「ずっと未来まで安泰」はありません。ピンチを迎えた時に、どうやって、切り返すか・・・保育園の子どもたちが、困難に直面した時に、どうやってその壁を乗り越えるか・・・と、全く同じです。

 

おやじの納骨の話から、横道にそれてしまいました。

2020年

7月

18日

おやじの背中

今日も雨・・・階段トレーニングで子どもたちは汗を流します。今回は、2歳児もレースに参加しました。エレベーターやエスカレーターを使わないで、「階段にする!」という子どもたちが増えそうです。親は大変ですが・・・(笑)

 

さて、2008年に「home」という曲でメジャーデビューし、紅白歌合戦にも出場した木山裕策(きやまゆうさく)さんを覚えていますか。あの、熱唱する姿は、感動的でしたね。彼は、甲状腺がんを克服し、「歌いたい!」という夢を39歳という年齢で果たしたというエピソードも印象的でした。

 

「おやじの背中」は、一人一人のおやじで違うものですが、彼には、4人の息子がいて、長男・次男はすでに成人しているそうです。

 

彼は、36歳でガンになってからは、泣いたりくじけたりする姿を見せてもいい、問題や困難にどう向き合ってどう乗り越えたのか、その過程を全部見せればいいんだ。と思うようになったそうです。

 

「オーデションで不合格になって、大泣きもしたし、死ぬ気で頑張って歌手デビューもしました。その後も色々あったけど、こうして続けられています。決して立派な背中ではないですけどね・・・」と言います。

 

おやじの背中は、立派でないといけない・・・というのでなく、おやじが生きてきたそのままを見せることが大切なのかもしれませんね。

 

木山さんは、こうも言います。「親が決めなくても子どもたちがルールを決めて、楽しくやってるのが一番!人生決まったことだけ起こるのならルールだけを教えればいいけど、そうではないから。誰かの言葉を待たなくても、自分で考えて決められるようになってほしい。そうすれば、何があっても雑草のように生きていけるはずだから・・・」

 

木山さんは、「home」でデビュー後も会社員を続けていましたが、50歳になり昨年、歌手として独立したそうです。

 

「おやじの背中」という言葉は、世の男性諸君にとっては、プレッシャーですが、まぁ、カッコつけないで、そのまんまでいいのかもしれませんね。

2020年

7月

17日

肌色(はだいろ)

私が小学生の頃に使っていたクレヨンや色鉛筆には、「はだいろ」がありました。もちろん、この言葉に違和感を持ったことなど、当時の先生もなかったと思います。自然に、使っていましたね。

 

小学校5年の時に、同じクラスに、黒人のパパを持つハーフの男の子が転校してきました。野球小僧だった私は、体育の時間に行うソフトボールには、絶対の自信があったのですが、転校生の彼は、私の倍は肩が強くて、バッティングでは、軽々とホームランをかっ飛ばします。しかも、足が早くて、嫉妬を通り越して、脱帽でした。(笑)

 

その時、「やっぱり黒人の血を引く子は、運動神経が抜群にいいのだ」と子ども心に思ったものです。しかし、これは、完全な偏見です。

 

先日、自身の肌の色などが周囲と異なることを理由に、これまで受けてきたつらい思いを、プロ野球のオコエ瑠偉選手が、ツイッターで発信しました。彼もまた、「生まれつき運動神経がいいに決まっている」という偏見とプレッシャーを経験してきたのです。

 

他にも、映画でゴスペルを格好よく歌うシーンを見掛けると、黒人に対して「歌がうまい」というイメージを持った人も多いかもしれませんね。

 

さて、保育園の3歳児以上の「寺子屋」園児は、自分の道具箱を持っています。その中には、サクラクレパスと色鉛筆が入っていますが、そこには「肌色(はだいろ)」という表記はありません。「うすだいだいいろ」となっています。知っていましたか?

 

アメリカで5月下旬に黒人男性が白人警察官に首を押さえ付けられ窒息死した事件をきっかけに、世界中で大きなデモが続いています。そんなタイミングで、「クレヨンから肌色がない!」ということが、話題になっているのです。

 

新潟県五泉市立橋田小学校では平成28年に5年生を対象として、道徳の時間に、色鉛筆やクレヨンなどの「肌色」という表現から差別や偏見の可能性を考える授業をおこなったそうです。白っぽい色や濃い褐色などの画用紙を並べ、子どもたちにその色の集まりが何を表すものか尋ねます。そうです・・・それは、世界の人々の多様な肌の色の例です。

 

小学生相手に、いきなり「肌の色で人を差別してはいけない!」と始めても、「何のこっちゃ!?」となるでしょうから、色鉛筆やクレヨンという身近な文房具を題材にすることは、とても分かりやすい授業ですね。

 

実は、平成11年頃から、各メーカーは、「肌色」を「うすだいだいいろ」や「ペールオレンジ」という表記に変えているのです。もう、20年も前のことです。私も、保育園を始めてから「肌色がなくなった!?」と不思議に思ったものです。

 

肌の色を巡る差別は、あってはならないことですが、「肌色の表記がそんなに問題なの!」と思う人もいるかもしれません。ただし、子どもと人種差別の問題を話すときに、「昔は肌色という色があったんだよ・・・」と話すのは、分かりやすいかもしれませんね。

2020年

7月

16日

クラスが騒がしくなってきました

気温が上がらず、なかなかプールができませんが、今日は屋上遊びで盛り上がります。6歳男の子が2歳児を4人、3両編成のカートにのせて、ひもで引っ張り電車ごっこです。さすが、カッコイイ年長男子と言ったところです。

 

それをマネして、2歳のスリムな女の子が、女子3人を乗せたカートをゆっくりですが走らせます。どこにそんな力があるのかと驚くのですが、彼女の別の一面を見ることができました。

 

さて、コロナ禍で、小学校では、子どもたちだけでなく先生たちも手探りで、新たな学びの姿を模索していましたが、ここにきて、「クラスのおしゃべりが騒がしくなってきた」という声が聞こえてきます。

 

いつもなら、5月の連休明けに、このような状況になるようですが、今年は、ようやくです。

 

「おしゃべり」というワードは、決してプラスの言葉ではありません。教育関係者にしてみれば、やっかいな態度です。保育園でも、「今から寺子屋を始めます」の挨拶のあとで、「おしゃべり」が続いていると、ついつい「静かにしなさい!」と声を荒げてしまう事がありますね。

 

しかし、この「おしゃべり」を子ども側から考えてみると、決して、マイナスワードだけとは限りません。

 

「おしゃべりができる仲間ができた」「おしゃべりができる雰囲気になった」といった、子ども世界での仲間作りが進んでいると考えることもできます。もっと言えば、「おしゃべりするのは、先生の話がつまらないから・・」というのも、あるでしょうね。

 

では、ここは謙虚に、先生自身の話し方を改善してみることにしませんか。これは、社会人として、会社などで相手に話を聞いてもらうことにも役立ちます。

 

①結論を最初に言い切る②時々子どもに質問してみる③大切なことは繰り返し強調する

 

まずは、この3つをやってみませんか。私が、民間企業で働いている時には、会議やプレゼンテーションの基本の基本です。特に、「当てる」という手法は、聞いている方が、いつ自分が当てられるか、ハラハラするので、ちゃんと人の話を聞くものです。(笑)

 

もう一つ・・・子どもたちが相手ならば、ルールは「子どもたちに決めさせる」ことです。子どもたちが、自分で決めたことは、誰もが守る強いルールとなります。できれば、そのルールに遊び心があれば、もっといいですね。

 

「静かにしなさい!」と上から取り締まるような言い方も、放置して諦めることもやりたくないですね。一度、子ども側の視点で考えることが大切です。

2020年

7月

15日

アサガオに体内時計!?

今日は、ピクニックランチです。梅雨が明けて青空の下で・・・とはいきませんが、子どもたちの楽しみは、天気よりも「ママやパパが作ったお弁当をみんなで食べる」ことが大きな目的です。6歳男の子は、自分で作ったスクランブルエッグをお弁当に入れました。

 

3歳児以上の寺子屋園児18人が、屋上の真ん中で丸くなって、わいわいガヤガヤ・・・ママやパパ(2人の園児の弁当が、パパママの共同作品でした・・・)への感謝の気持ちもたくさん伝わってきて、とても素敵な時間でした。

 

さて、屋上のスイカ畑の中で、野草に混ざって「アサガオ」が花を咲かせていました。昨年の花から、自然と種が落ちたようです。

 

はい。子どもたちの行動は「色水作る!」と、すぐに、アサガオの花びらを取って、青い色水を作って、大満足です。ママにプレゼントすると、何人もの女子が、お土産に持って帰りました。

 

そのアサガオですが、私たちの知識では「名前の通り、朝に咲く花だからアサガオ」と思っていますね。実は、必ずしも朝に咲くわけではないそうです。

 

生き物には、1日と同じほぼ24時間のリズムを刻む時計のような仕組みがあります。体内時計といい、夜になると眠くなり、朝になると目覚めるのも、この仕組みが働いているからです。植物は、体内時計のほかに、光を感じる特殊なたんぱく質も持っていて、アサガオは、日が沈んでからの時計を計り、約10時間後に花を咲かせるそうです。

 

今の埼玉県の日の入りは、午後6時台です。暗くなったと感じたアサガオは、約10時間後の午前4時台には開花するよう体内時計を合わせているのです。つまり、今日子どもたちが色水にしたアサガオは、まだ暗い4時頃に花を咲かせていたのです。

 

どうですか・・・今日から「アサガオ」についての常識は、「朝咲くからアサガオではなく、日の入りから10時間後に咲く花」と覚えましょう。うんちくが1つ増えましたか?

2020年

7月

14日

リウーを待ちながら

なかなか梅雨が明けませんね。今日も子どもたちは、教室でのミニゲームで汗をかきます。雑巾掛けレースに燃えるのです。

 

数か月前から、保育園の給食で使用しているのは、さいたま市内の農家が作る「コシヒカリ」です。玄米を7分で食べています。これが、ほのかに甘くて美味しいのです。このコシヒカリの米ぬかを寺子屋の時間に、屋上ファームにまきました。子どもたちは「花咲かじいさん」のごとく、「枯れ木に花を咲かせましょう!」と言ってまきます。そして、8月に収穫する「とうもろこし」の種もまきました。

 

さて、今日は、朱戸アオさんの「リウーを待ちながら」というマンガを紹介します。この作品は、日本でペストが流行したら・・・という仮想的世界を描いていますが、現在の状況を予見しているかの内容に、高い注目を集めています。

 

 

主人公は、ある都市の病院で内科医を努める玉木涼穂。彼女のいる病院に、未知の感染症が疑われる自衛隊員が担ぎ込まれます。患者は発症後すぐに死を迎え、それが肺ペストであることが判明します。その後、爆発的に感染が拡大し、緊急事態宣言により都市封鎖されます。

 

本作では、感染すれば親子であっても隔離するが、ここで玉木は、離れ離れになっていた感染者の母親と幼い子どもを最後に同じベッドで一緒に過ごさせます。死期が迫っていたこともあり二人はすぐに亡くなるのですが、安らかな表情で逝きます。

 

玉木は、規律に違反したとしても、自分の良心に従おうとしたのです。

 

先の見えない状況に直面すると、人は自分の行動は正しいのか、分からなくなることがあります。その中で、目の前の問題に1つずつ立ち向かい、人の力を借りながら誠実に対応する・・・まさに、コロナ禍で医療従事者や教育関係者が行ってきたことです。

 

私たちは、責任を取りたくないために、あるいは保身のために、規則などに従うことが多いですね。しかし、決定事項にただ従うのではなく、目の前の人や子どもにとって、何が必要なのか、何が正しいのかを問いながら、自分の信念で正直に対応していくことが、いかに大切であるか。

 

そんなことを私たちに問うている作品です。リーダーには、大切な資質です。

2020年

7月

13日

時代が求めていること

今日は、気温が低くプールはお休みしましたが、久々の屋上遊びを子どもたちは楽しみました。自転車競走が年長年中男子の間で行われ、カメのエサやりも子どもたちが自主的に行っています。

 

そして、野菜の収穫です。ミニトマトはタライいっぱいです。最後のジャガイモ収穫もしました。この夏のジャガイモは大豊作です。1歳児男の子も「○○もじゃがいもとりたい!」と寺子屋園児に混ざって、土まみれです。

 

さて、この4月からの、小学校新学習指導要領の冒頭には、「社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっている」と書かれています。

 

皮肉にも、今回のコロナウイルス騒動を見据えたかのような改定となっています。

 

つまり、社会の変化に臆することなく、主体的に挑戦する力が未来の人材には求められ、自分で課題を発見し、その課題を何とかして解決しようとする力のことです。

 

コロナ禍では、子どもたちだけでなく、それを導く教育者の側が、むしろ、生きる力を試されているのかもしれませんね。

 

学校の仕事は、子どもたちに「生きる力を育むこと」とよく言われますが、「生きる力」という言葉は、今では、教育の流行語大賞と言えるくらい、様々なところで使われています。

 

「生きる力」の定義は、色々あるのでしょうが、教育課題としては「対応例の記憶」から「対応力の育成」とも言えます。過去の事例を暗記したところで、未知の課題や困難には当てはまらないということです。

 

これからの時代が求める「生きる力」とは、保育園ホワイトきゃんばすでは、ブレることなく「子どもたちが自分で考えて、自分で答えを出すこと」です。でも、私たち大人世代は、そんな教育は受けていませんね。「指示に従う・・・1つの正解を求める・・・」が主流だったと考えると、子どもたちと一緒に、これからの時代が求めていることを探すことにしませんか。

2020年

7月

12日

涼を呼ぶ「金魚」

今日は久しぶりに晴れました。サマーデイキャンプを行う、埼玉県の嵐山渓谷にある、月川荘キャンプ場の下見に行ってきました。コロナウイルスの影響で、どれだけの人がいるものか・・・すると、前日の土曜日からキャンプをしていたテントの数は、20以上もありました。

 

そして、河原もバーベキューをするグループで賑わっています。このキャンプ場は、仮面ライダーシリーズや、ドラマ相棒など、様々なロケで使われていますので、管理棟には、多くの役者さんのサインがいっぱいあります。

 

浅いところから、深いところまで、嵐山渓谷の自然がそのまま残された場所ですので、当日は、しっかりと子どもたちに川遊びの楽しみを経験させたいと思っています。

 

さて、保育園の水槽には、沼や川で採集した生き物だけ飼うというこだわりがあるので、金魚はいませんが、やっぱり、夏と言えば、夏まつりの金魚すくいに興じた子ども時代を思い出しますね。

 

金魚は、人の手で作られた「愛でられる魚」です。種類によっては、「生きた芸術品」とも言われます。金魚の歴史をひもとくと、いまからおよそ1700年前の中国で、野生のフナの突然変異によって誕生した、赤いヒブナが起源と言われています。

 

日本への伝来は、室町時代の1502年という説が有力だそうで、江戸時代に入ると、大名や富豪のぜいたくなペットとして愛でられたそうです。観賞魚としての金魚が、庶民に広まるようになったのは、江戸時代後期で、浮世絵にも金魚が描かれるなど身近な存在になりました。

 

私がよく通うアクアショップには、華やかな海水魚もたくさん売られていますが、やはり、金魚コーナーはホッとします。金魚職人は「金魚の醍醐味は、遺伝の要素に加え、餌や水の管理など、手の掛け方でいかようにも変化するところ。人の手と心意気が介在するからこそ、綿密な技を好む日本人の美意識をくすぐる」と言います。

 

タンチョウやリュウキンなどの金魚は、なかなか高価で手が出ませんが、屋上の池には、シンプルですが、原種のフナに近い和金が泳いでいます。時々、カメに食べられてしまいますが、子どもたちは、唯一、派手な赤い金魚を愛でています。

2020年

7月

11日

権力と校則

今日も屋上遊びができず、そのうっぷんを晴らすかのように、階段トレーニングをしました。1歳児も小学生の手を借りて、階段を上る練習です。大きい園児は、競争に燃えました。

 

さて、ここで問題です。「手に持ったら振り回したくなるもの・・・なーんだ?」

 

それは、「棒切れです」「傘でゴルフスイングです」と答えた方。間違えではないですが、もっと深い答えは・・・・そう、「権力」です。

 

今日も、卒園児の小学生が保育園に学童でやってきましたが、「○○委員」というのが必ずありますね。初めて風紀委員になったのなら、最初によくやるのが「廊下を走るな」「図書館では静かに」「ポイ捨て禁止」などの掲示物作りです。これを初めて権力を手にした人の行動として考えてみます。

 

掲示に従わない生徒児童がいたら、最初は「口頭注意」、それでも変わらなければ「上位組織(教師)への報告」、やがて「罰則」に発展していきます。しかし、実際には、罰則もペナルティーもさほど効果がなく、風紀委員のほんの少しの自己満足と違反生徒との争いによる徒労感を残して、任期満了となります。次の委員も、同じことの繰り返し・・・

 

昨今の緊急事態宣言の渦中では「自粛警察」の存在が騒がれましたが、私の小学校時代は、「○○警察」がたくさんいました。「せーんせいにいってやるからな」というセリフを何度言われたことか・・・(笑)

 

ある校長先生が、「校則」について、こう言っています。

 

「学校は、ハウスルールの宝庫です。禁止命令文が多い。世間じゃ何でもないようなことが学校じゃ許されないということがたくさんあります。新任教員時代は、校則に従わない生徒との攻防で疲弊しました。後で考えたら、目くじら立てるようなことではなかったのに、何でこの規則のために互いに嫌な思いをしちゃったんだろう。校則を守らせる権力者と支配される生徒の関係だった」

 

「現在は、校則のゆるい学校に勤務しているが、それによる混乱はない。日本の校則を『社会で駄目なことは学校の中でも駄目。法と人権を守る』という切り口で検証すればもっとシンプルになる」

 

どうですか。この校長先生の言っていることは、的を得ていますね。私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。「校則がなかったら、みんな茶髪にして学校が乱れるんじゃないの?」と娘に聞くと、「校則がないってことは、自分でちゃんとしなくちゃいけないから、そんな子が出てこないんだよ」と言っていました。

 

「校則」を操ることが、権力を持つことにつながるという考えは、今まで持ったことはなかったのですが、どの時代でも、国家から小さな組織に至るまで、「権力」を握った者が、すばらしい行動を起こした例は、ほとんどありません。

 

子どもたちには、「校則という名の権力」でがんじがらめにするのではなく、「自由という名の責任」と、社会と同じルールを与えることが、私たち大人の役割なのかもしれませんね。

2020年

7月

10日

キャリアガイダンス

7月2日にプール開きをしたものの、今週は、1回もプールができませんでした。早く、梅雨が明けてスカッとしたいものですが、来週も雨が続きそうですね。

 

さて、近年は、キャリア教育が重視されています。子どもたちが、社会に出て、最初に働く場所は、企業などの組織が90%以上です。各学校は、実習で民間企業などへ生徒を送り出すことだけでなく、専門的な人材を学校内に呼び寄せることも、最近では行われているようです。

 

しかし、キャリアカウンセラーなど、教員以外の人材が、キャリアガイダンスを行っている学校は、全国でたったの4%しかないそうです。つまり、96%の学校が、教員がキャリアガイダンスを行っているのです。

 

よく考えてみてください。民間企業で働いたことがない教員が、キャリアガイダンスが務まらないとは言いませんが、これでは、野球経験のない野球部顧問と同じですね。

 

これに対し、アメリカでは80%以上のキャリアガイダンスが、専門人材です。欧米諸国では、学校での勉強は教員の仕事で、キャリア教育や進路指導は、産業界をよく知る専門の人材が行うのが当たり前という考えです。

 

新学習指導要領のキーワードは「社会に開かれた教育課程」です。今後は、民間企業出身の教員も増えるでしょうし、産業界の経験豊かな人材を学校に迎え入れる体制が広がっていくことを期待したいですね。

 

やっぱり、日本の学校の先生は、色々なことをやらされ過ぎですね。役割分担を有効に行うことで、子どもたちの将来が、さらに輝くのです。

2020年

7月

09日

分散登校中の学級づくり

ここ2、3日は、梅雨らしい天気が続いています。今日は、「雨がやんだ!」の情報で、屋上に行ったものの、再び大粒の雨が落ちてきました。教室へUターンして、花火の切り絵制作に変更です。

 

さて、例年ですと、4月に新しいクラス編成となり、「学級づくり」は、担任の仕事としては最重要課題です。ここで、いかにクラスをまとめるか・・・私が、PTA活動をしていた時にも、多くの先生からこの「学級づくり」の話を聞きました。

 

ある先生は、「最初にビシッと締めます・・・ここで、児童たちになめられてしまうと、今後の学級運営だけでなく、学級崩壊につながることもある」と言っていました。やり方は、先生によって様々でしょうが、学級づくりは、学習や生活の基盤となります。会社だって、組織作りは大切ですね。

 

しかし、今年は、4月に入学式・始業式を開いたものの、その後は休校が続き分散登校が再開したのが、さいたま市では6月1日です。クラスは、午前と午後のグループに分かれてしまいました。

 

あるクラスでは、担任が動画を活用したそうです。午後のチームの授業が始まる前に、午前チームの動画が教室に映し出されました。この動画を見た午後チームは「メッセージありがとう!これからもがんばろう!」というお礼の気持ちを午前のグループに送ったそうです。

 

こうした事前の交流が下地となり、7月からの一斉登校初日に、初めてクラス全員が集まった時も授業はスムーズに進んだそうです。「初めて会う子もいたけど、動画で顔やどんな感じだかわかっていたので、しゃべりやすかった」と児童は言います。

 

また、ある小学校では、各クラスで教室内や廊下に伝言板スペースを設け、分散登校するクラス内の2つのグループが、紙に書いたメッセージをやりとりできるようにしたそうです。子どもたちは、学校での出来事などを付箋に書いて貼り、それに対してさらに返信の付箋を貼るというやり取りが広がったようです。

 

この「アナログ」の伝言板ですが、話すことが苦手な子が、書くことで自分の思いを伝えられたケースがあったり、オンラインではその場で消えてしまう言葉も、紙の伝言板は、やり取りが残り、クラスの交流が深まっていく様子が見られたそうです。

 

全国の学校やクラスの先生が、子どもたちのために、素敵な試みを実践していることは、なんだか、嬉しい気持ちになってきますね。

2020年

7月

08日

好きなことを見つけて恐れず進む

今日も雨の一日です。九州を中心に豪雨での大被害が広がっていますが、ここ数年は、日本のあらゆるところで災害が起きていますね。7月からコンビニも含め多くの店舗で、レジ袋の有料化がスタートしました。「地球環境を考える」という、国民の意識をあげることには効果が出ているようです。

 

保育園では、雨の日でも思いっきり運動をしました。寺子屋園児は、階段トレーニングで、汗ビッショリです。階段3階から5階までを1対1の競争です。ホワイトきゃんばすが大好きな競争競技となり、子どもたちは目の色を変えて頑張ってくれました。勝ち負けはつきますが、負けた園児にも「よく頑張った」とエールを送ります。

 

さて、外国人から見る日本人は、時には、日本人が気がつかないような視点があり、参考になることが多いですね。

 

お笑い芸人で、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんは、こんな考えを持っています。

 

「日本とアメリカでは教育の在り方が異なります。日本では1つの正解に向かって同じ答えを出すことが重要視される一方、アメリカでは自分なりに考えた個人の考え方が大切にされます。最近では、日本でも主体的な学びの重要性が叫ばれていますが、子どもは元来、みんな自分のオリジナルの答えを持っているのです」

 

「急に意見を言うのは難しいと思うかもしれません。でも、それは大人の考えで、時間がかかってでも答えを待っていると、最後は何らかの意見を口にしてくれるはずです」と言います。

 

最近では、日本の子どもたちも、自分の意見をはっきりと言うようになり、人と違うことも受け入れるようになってきたと、私は感じていますが、アメリカ人から見ると、まだまだなのかもしれませんね。

 

ジェイソンさんは、続けます。「周りの意見や期待に応えているうちに人生はあっという間に終わってしまいます。これは、日本に限らず、世界中の多くの人々にとっても同じことです。どんな人生を歩みたいのか、そのために何が必要なのか。子どもたちは今から想像して、恐れずに前に進んでほしいです」

 

私たちの多くは、学校に通うようになってから、大人になってもずっと、「他人に評価をされる」人生を送ります。しかし、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて前に進む人が、結果的には、いい評価をされるのです。

 

子どもたちが、好きなことを見つけられるように、私たち大人は、そのきっかけを作ってあげるのが仕事ですね。

2020年

7月

07日

知覧特攻平和会館

今日は7月7日七夕ですね。毎年、七夕の日は梅雨が明けていないことがほとんどで、年に一回の織姫彦星も会えずじまいで終りそうですね。保育園では、午後のおやつに、星と天の川とあしらった「七夕ゼリー」を食べました。子どもたちは、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、修学旅行が中止に追い込まれる学校も多いと聞きますが、「修学旅行の灯を消してはいけない」という考えも広がってきたようです。新型コロナウイルス騒動で、私たちは、いかに日常の生活が平和であることに気がつきました。

 

修学旅行では、「平和・命の尊さ」を学ぶ動きがあるようです。

 

鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」というところをご存知ですか。私は、今から30年以上前、学生の頃にここを訪れ、広島の原爆資料館を訪れた時と同じ衝撃を受けました。今でも鮮明に覚えています。

 

鹿児島県の知覧(ちらん)は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において、「特攻」という人類史上類のない作戦で、爆弾を積んだ飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした出撃基地だったのです。

 

欧米諸国の人にとっては、自分の命を犠牲にして、このような特攻隊という戦法に従う人が、どれだけいるだろうかと考えます。当時の、日本人の若者は、「お国のために自分の命を捧げる」ことを当たり前のことだと考えたのです。

 

コロナウイルスの影響で、世界中で多くの死者が出ました。国によっては、ロックダウン(都市封鎖)という強硬手段をとらないと、国民の統制が取れない国も多くありました。しかし、日本人は、「自粛要請」という強制力を持たない内容でも、外出を控え、マスクをし、ソーシャルディスタンスを守り、世界の中では、奇跡と言われる死者の少なさを今も維持しています。

 

知覧から特攻隊で飛び立った若者も、そんな日本人気質がさせたかと思うと、とても複雑な思いになりますね。しかし、この地は、二度とこのような悲劇を生み出す戦争を起こしてはならないという誓いの場所でもあるのです。

 

ここには、語り部の方々がいます。軍隊出身の戦争を知る世代の人も、戦後生まれの人もいます。語り部の話から「当時の若者たちが戦争に巻き込まれた歴史」が深く心に刻まれます。そして、今から旅立つ若者が、母に宛てた手紙は、読んでいるだけで辛くなってきます。親への感謝と日本のためにこの命を捧げる決意が記されていました。

 

今こそ、この知覧に、多くの修学旅行生が訪れて、平和と命の尊さを学んでもらいたいですね。是非とも、知覧を一度は訪れてください。

2020年

7月

06日

子どもの反抗にどう関わる?

今日も、1階の食品フロアで、ママに駄々をこねて、反抗モード200%の園児を見かけました。保育園の子どもたちには、多かれ少なかれ必ず見られるシーンです。

 

子どもの成長過程には、2~3歳の第一次反抗期、思春期の12~15歳の第二次反抗期があります。どちらも、自我や認知機能が急激に発達し、子どもの内面が大きく変化する「心の大改革」が起こっています。

 

保育園では、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期の子どもたちが多くいますが、子どもは反抗したいのではありません。親としては、「自我が急成長しているんだな」とまずは、受けとめることからですね。

 

ここは、冷静に、反抗期の対応を事前に考えておくことがいいようです。「公園から帰りたがらないとき、どう言えば家に帰るのがうれしくなるかな?」「お菓子を食べたがる時はどんな状況?」など、困る場面を考えておくのです。

 

今日は、3つのポイントを紹介します。1つ目は、「選択肢で『自分で決めた』と思わせる」です。例えば、公園から帰りたくない時は「最後にすべり台にする?ブランコにする?」など、親にとってはどちらでもいい選択肢を出して選ばせれば、子ども自身が『自分で決めた』と思えて、スムーズに動きやすくなります。

 

2つ目は、「自分でできるように手助けする」です。子どもの「自分でやりたい」という意欲は大切にしたいですね。「自分で着替えたい」なら、服を着やすく床に並べたり、時間がない時は、さりげなく手伝って、最後に「自分でできたね!」と言って、達成感を得られるようにするのです。

 

3つ目は、「予定やルールは先に伝えておく」です。予告なしに「○○して」と指示されると、子どもは気持ちを切りかえられずに「イヤ」となりがちです。「おもちゃをしまったらお風呂に入るよ」など、予定やルールは事前に伝えるようにすると、子どもなりに段取りを理解できるようになります。

 

どうですか・・・あれもこれもですと大変ですので、この3つの1つでもいいので、実践してみませんか。

 

そして、もっとも大切なことは、「親が譲らないこと/譲ること」の線引き(○○家のルール)を考えることです。

 

例えば、「決めた時間以上のゲームはNG。でも、ゲームをいつやるかは口出ししない。時間だけ守らせる」などです。

 

保育園では、命にかかわる危険な行動については、厳しく叱ります。「○○したら、死んじゃうんだよ。死んじゃったら、ママとパパも先生も保育園の友だちも、みんな悲しくなるんだよ」を強い口調で言います。

 

子育ては、当たり前ですが、1つのマニュアルでは壁にぶつかります。普段から、子どもの反抗はあって当たり前・・・どう関わるかを親は考えておきたいですね。

2020年

7月

05日

ナイトツアー やりました つづき

夜の森から、かつて、園長の知人が、コビトを見たという竹林(当時酔っていたのですが・・・)を右手に、ホタルが自生しているショウブ畑に向かいます。

 

「ここからは、ライトを消して~真っ暗でも、だんだん目が慣れて見えるようになるから大丈夫!」と言っても、「怖~い!真っ暗で何も見えな~い」と不安がる子どもたちです。

 

だんだんと目が慣れてきて、ショウブ畑の遊歩道にやってきました。時刻は、午後8時を回りました。そうです・・・多くのホタルが光を放つ時間です。

 

「あっ!ホタルだ!」と、遠くに1匹のかすかなホタルの光です。今年もホタルを見ることができました。

 

ここは、3年前までは、地元の人たちの力で、人工的にホタルを幼虫から成虫になるまでの管理をしていたのですが、自然環境が整って、今では、ホタルが自生できるようになったのです。何百匹ものホタルが舞うような有名地ではありませんが、知る人ぞ知るホタルが見られる場所となっているのです。

 

今年は、遊歩道を奥まで歩くと、所々でホタルの舞がみられました。「あっホタルだ!」「あっちにも・・・ねぇ見て!」「こんどは、ここにもいるよ!」という子どもたちの声が響きます。大人も、この幻想的な光景に魅せられます。

 

そして、ついに、1匹のホタルが、小学4年女の子の手のひらに・・・手の上で、お尻をピカピカさせています。こうなると、子どもたちは大興奮です。

 

およそ60分の、夜の森とホタルの散策を終えて、子どもたちの顔を見ると「やり遂げた感」が伝わってきます。「ちょっぴり怖かったけど・・・すごく楽しかった!」と4歳男の子が言っていたように、スリルと楽しさは紙一重で、両方があって、子どもたちのワクワクドキドキにつながったのかもしれません。

 

頑張った子どもたち・・・そして、保護者の皆様、ありがとうございました。大満足のナイトツアーでした!

2020年

7月

04日

ナイトツアー やりました

プチ奇跡が起こりました。プチ○○という表現は、すでに死語になってますが。(笑)

今日は、雨が降ることなく、無事に、しかも、子どもたちの大興奮の中、ナイトツアーが行われました。

 

ドラマは、昼の作業から始まります。小学生の男子2名が、園長の補佐として、クヌギやコナラの木に、特製の蜜を塗ります。いわゆる、トラップを仕掛けました。実は、雑木林の中で、どこにでもカブトムシやクワガタが見られるわけではありません。樹液が出ていない樹は、虫たちはスルーします。さて、卒園児2名の努力はいかに!?

 

新型コロナウイルスの影響で、今回のナイトツアーが、親子が参加する初めてのイベントとなりました。今年も、多くの家族が集合しましたが、今回初めて参加する家族にとっては、どんなツアーになるのか、「ワクワクドキドキ・・・」感が伝わります。

 

保育園から車で15分ほどの、公園に到着しました。午後7時を過ぎると、あたりが暗くなり、子どもたちの「楽しみ・・・でもちょっと怖い~」という、ざわざわ状態の中で、まずは記念撮影です。

 

では問題です。「今日見るホタルは何ホタルでしょうか?」これに、小学校1年生の男子が「ほたる!」と答えます。大人たちは全員大爆笑で、いざ、夜の森の中へ!

 

10本以上の木にトラップを仕掛けていたのですが、何と、最初に見つけたのが「アマガエル」です。たぶん、蜜を目当てに来た小さな虫を狙って、木によじ登っていたのかもしれません。スズメガはたくさんいますが、なかなか子どもたちのお目当て、カブトムシ・クワガタが見つかりません。

 

そんな時に、3歳男の子のパパが、少し離れたクヌギの木で「コクワガタ」を発見です。こうなると「○○くんのパパは凄~い!」と、一気に子どもたちのヒーローになります。そして、3歳男の子は、まるで自分が褒められたように大喜びです。父と息子の絆が深まった瞬間です。

 

その後、アリ・ガ・ゴキブリ・コガネムシと生き物は発見されるものの、お目当てが見つかりません。夜の森ももう少しで終わるところで、ついにカブトムシのオスを発見。トラップの蜜を美味しそうに食べていました。

 

「オレが採りたい!」「私が欲しい!」と子どもたちは大騒ぎですが、今回は、みんなで観察して、そっとしておくことにしました。昼のトラップ作業をしてくれた、男子2名も、「オレたちが頑張ったから、カブトムシが見られたんだぜ!」とドヤ顔です。

 

初参加の男の子2名も、怖がることなく夜の森を楽しみました。子どもたちの満足度が右肩上がりになったところで、いよいよホタル舞う場所へ向かいます。

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

03日

ホタルが子どもたちの希望の光に

先日行った「どろんこ遊び」も、子どもたちの力で雨が上がり、明日の「ナイトツアー」も、天気予報では、雨の予報ですが、これも、子どもたちの力で、番狂わせがあるかもしれませんね。

 

さて、ナイトツアー前日に、ホタルの話です。

 

あの渋沢栄一氏の一万円札で脚光を浴びている、埼玉県深谷市にある上柴西小学校では、昨年夏から始めたホタルの幼虫が、6月に入って、次々と成虫となり、ほのかな光を放ち始めているそうです。

 

理科主任の田久保先生が、校内で手つかずになっていた飼育池を「きれいにして、新たな生き物を育てよう」と思い立ったのが、きっかけです。

 

市やホタルの愛好家団体からヘイケボタルの幼虫約1000匹を譲り受けました。田久保先生は、理科の先生ですがホタルの飼育の経験はなかったそうで、ホタルの会に教わりながら育て始めたそうです。

 

ホタルは通常、6月頃に産卵。1カ月ほどでふ化し、幼虫として翌年4月頃まで水の中で生活します。5月頃に陸に上がり、土の中でさなぎとして成長を続け6月頃に成虫になるそうです。

 

コロナで学校休校が続く中で、田久保先生は「ホタルを守らなけくては」と、ずっと世話を続け、6月1日に、初めて5匹の成虫を飼育容器の中で確認・・・6月末までに、100匹以上のホタルが成虫になったそうです。

 

まさに、ホタルが、再開が始まった小学校の子どもたちの希望の光となったのです。現在では、成虫が産卵を始めているそうで、2世代目のホタルの飼育が始まっているそうです。

 

明日のナイトツアーでは、自然の中で生育したヘイケボタルを見に行く予定です。昨年の今頃産卵したホタルで、1年間頑張って、蛍の光を放つことになるのです。なんだが、夢とロマンを感じますね。

 

明日のナイトツアー・・・晴れは望みませんが、雨が降りませんように・・・

2020年

7月

02日

令和2年度 プール開き

今日は、朝からお日さまが顔を出し、今年度のプール開きにふさわしい一日となりました。そうです・・・令和2年度、保育園ホワイトきゃんばすの屋上プールが、本日から始まりました。

 

今日は、40名の園児が水着になり、初日からてんやわんやです。見学の1歳児女の子も、プールサイドで、入りたくて仕方がない顔をしています。(笑)

 

今年も、しっかりと水泳の練習をする「競泳プール」と、水遊びを楽しむ「ジャブジャブプール」そして、スライダープールの3つを用意しています。ベビーちゃんは、たらいのプールでお風呂に入る感覚です。

 

準備体操をしっかりと行って、「いざ!プールへ!」・・・競泳プールでは、園長の指導ではなく、年長と年中園児を中心に、バタ足の練習が始まりました。ヒザは曲がっているし、力まかせに水しぶきをあげるような、まったくなってないバタ足ですが、子どもたちが、自主的に練習を始めたことに意義があります。

 

昨日、お風呂でゴーグルをつけて10秒もぐる練習をした男の子がいました。バタ足の後は、みんなでまるくなって、何秒もぐっていられるか・・・競争です。園長が、「1・2・3・・・」と数を数えます。まず2秒で脱落の園児が笑いを取ります。今日は、5歳女の子が10秒をクリアできました。

 

そして、プール開き初日にして、助走をつけて、競泳プールへジャンプが始まりました。ビデオを撮る園長のところまで、水しぶきが上がります。年長園児は、サマーキャンプで川遊びをするので、泳げるようにならないと・・・勝手に目標設定をしているようです。

 

そして、ジャブジャブプールでは、マイペースで遊ぶ子どもたちが、水鉄砲で、大はしゃぎです。しかし、だんだんエスカレートしてきて、熱い戦いの場となっていました。

 

スライダープールでは、1歳児2歳児の中から、予想外のヒーロー・ヒロインが登場しました。最初の1回を勇気を出してクリアすると、恐怖心がなくなります。背中を押すのは、他の園児の「大丈夫だよ!頑張れ!」の声援です。

 

今年も、保護者の中から「プールボランティア」をお願いしています。今日は、今年度からの新人園児のママが活躍してくれました。高校、大学と水泳部のママです。今日は、大学時代のユニホームとジャージで頑張ってもらいました。

 

「ここまで、頭から水をかぶったのは、部活以来です」と言うママですが、2回目のボランティアを約束してくれました。

 

今日1日で、子どもたちの水遊びの傾向がずいぶんとつかめました。昨年からの成長が多く見られます。今年度からの新人は、しっかりと見極めて、今後、楽しいブールの時間となるようにアプローチしていきます。

 

早く梅雨が明けて、ギラギラのお日さまの下で、子どもたちの笑顔であふれるプール遊びがたくさんできますように・・・まずは、上々のスタートです。

2020年

7月

01日

勉強の仕方を教えてる?

今日7月1日からプール開きの予定でしたが、天候不順で明日になりそうです。まぁ~夏は長いので、じっくりとお日さまの下でプールを楽しむことにします。

 

さて、今日から3人きょうだいの末っ子の1歳児が入園してきました。姉・兄と同じ保育園に通えるようになって、男の子はすこぶる嬉しい気持ちになっていますが、張り切っているのは、年長の長女です。

 

登園するや、園児が自分で行う朝の仕事(ノートを出す・タオルをかける・カバンをロッカーにしまう)をお姉ちゃんが、全部やってしまいます。姉の大きな弟愛ですが、これでは、末っ子は、朝の仕事を覚えることができませんね。

 

ある中学校の校長の話です。臨時休校中に「学校の弱点」を発見してしまったようです。それは、学校は学習内容を教えてきたけど勉強の仕方をしっかりと身に付けさせていなかったのではないか・・・という内容です。

 

分かりやすく言えば「教員が課す課題や宿題を従順にこなすだけの生徒にしてしまってはいなかったか」という反省です。

 

冒頭の優しい年長のお姉さんがすることは、弟に「朝の仕事のやり方」を教えることなのです。

 

予習の課題を与えても「習ってないからできな~い」という言葉が返ってきたら、失敗です。

 

「分からなくて結構、何がわかって、何が分からないのかを見つけるのが予習なのです。そして、なんだかよくわからないけど、もやもやしたものを授業で解決する、分からないことを分かるようにするのが勉強なんじゃない・・・!」と、校長先生は話します。

 

学校がコロナで休校中に、この「自律的学習能力」が高い児童生徒は、前に進んだでしょうね。逆に、テストの点数はいつも良かったけど、与えられた学習をこなすだけの児童生徒は、休みに何をしていいのか・・・悩んだのかもしれません。

 

さぁ~これが、学校の弱点だとしたら、勉強の仕方を教える・・・つまり、児童生徒が自分で考える癖をつけられるように、学校はどうあるべきか。教科書の遅れを取り戻すために、スピードアップの詰込み授業よりも大切なことですね。

2020年

6月

30日

一日を振り返って楽しかったこと

6月13日のおやじ園長のブログ「ドリル宿題やめます!」の中で、水戸市の小学校の取組みを取り上げました。一律のドリル宿題をやめて、「自学ノート」で、それぞれの児童が、その日の授業などで興味を持ったことなどについて、自分で課題を見つけて家庭学習にするという取組みです。

 

昨今「一人一人の学びへの対応」が求められているものの、一律のドリルでは、できたできないの比較になってしまい、個々が興味を持っていることや、考えていることが見えてきませんでした。それが、自学にすると、一人一人の状況が見えてきたそうです。

 

この取組みをヒントに、6月22日からホワイトきゃんばすでも、年長園児6人について、「今日一日の中で、たのしかったこと・うれしかったこと・がんばったこと」を子どもの言葉で、記録をしています。

 

最終的には、今日1日を振り返った中で、今日の課題を見つけ出し、今後の改善やあらたな目標設定につなげられればと考えています。もちろん、年長園児にそのレベルを求めるのは難しいので、スタートは、「一日を振り返る」ことです。

 

まだ始めたばかりですが、「屋上遊びが楽しかった」「給食がおいしかった」と、具体性に欠ける園児から、「どろんこ遊びで、山の上からジャンプして泥水にジャブ~ンと水しぶきを上げたこと」と、詳細に言える園児と様々です。

 

また、屋上を中心とした外遊びが楽しいという園児と、教室内での○○ごっこ遊びが楽しいという園児にも分かれます。これは、男女問わずです。

 

年長園児とのかかわりは、ベビーの頃からという子もいて、ざっと4、5年以上の付き合いですので、たいがい、この子は○○が好きだということはわかっていたはずですが、こうして、子ども自身の感想を記録してみると、新たな発見があります。

 

そして、大切なのは、個々への保育アプローチが具体的にできることです。先生も知らなかった意外な一面を深掘りしたり、具体性に欠ける園児には、人に話をするコツを教えることができます。

 

すでに、「園長先生・・・今日はね・・・」とこちらが聞かなくても、話をする園児もでてきました。これから、子どもたちがどのように、自分で考えて、今日一日を振り返って、次につなげていくのか・・・楽しみですね。

2020年

6月

29日

体育の実技・・・この夏は?

今日も、どっさりと「インゲン豆」と「ミニトマト」と「キュウリ」の収穫に励む子どもたちです。「みんながとった野菜は、お土産になるからなぁ~」に、がぜんやる気がでるのです。そして、野菜が苦手な園児も、保育園のインゲン豆なら食べてしまうのです。不思議ですね。

 

また、おたまじゃくしのいけすを掃除しながら、子どもたちと観察すると、不思議です。緑色の鮮やかなアマガエルとしっぽが残ったアマガエル、そしてまだおたまじゃくしのままのアマガエルと、3つの成長過程を見ることができました。「おたまじゃくしがカエルになるんだよ」と100回言葉で説明しても、今日の観察の「一見」の方が、説得力があるのです。

 

さて、職員の子どもの中学校では、この夏のプールは中止です。卒園児の小学生に聞いても、さいたま市内の小中学校のプール活動は、残念ながらありません。全国的にも、プールを行う学校の方が少ないようですね。

 

埼玉県では、県営の大型プールも市営の小規模プールも中止と決定しているので、この夏、子どもたちの水遊びは、激減することが予想されます。ホワイトきゃんばすは、予定通り7月1日から「屋上でプール」がスタートします。

 

密を避けて、保育園のプールを中止し、通常の屋上遊びにしようものなら、夏の暑さに、子どもたちは、続々と熱中症になってしまうでしょう。子どもたちの健康を考えると、コロナだから中止と簡単に判断するのは、「ちょっと待った!」ですね。

 

プールだけではありません。現在、小中学校の体育の時間は、ドッチボールや鬼遊び、リレー、ジャングルジムなどは、感染リスクがあると判断されて行われていないそうです。

 

個人の道具を使っての「なわとび」など、なるべく、人とのかかわりが少ない内容になっているようで・・・子どもたちの本音は「つまんない!」です。

 

体育の授業で、子ども同士の間隔を開けると端の子どもに目が届かず、逆に安全管理の面で問題になっているという、教員の声もあるようです。

 

「コロナウイルス感染のリスクが完全になくなったわけではない。重要なのは、子どもたちに感染させない内容で行うべきだ」という考えと「感染症を恐れてばかりでは、何もできなくなる。児童・生徒の運動の機会を確保しなければいけない」という考えをどうバランスを取っていくかですね。

 

細かい内容は、個々の学校が判断しないといけません。う~ん・・・答えはないのです。

2020年

6月

28日

廃校水族館

少子化の影響もあり、全国の学校が廃校に追い込まれています。廃校跡が、宿泊施設になったり、おしゃれなレストランやカフェにリメイクされたり、長野県のイエナプラン校、大日向小学校のように、新たな学校となったり、様々な形で活用されています。

 

今日は、廃校が水族館に生まれ変わったという話です。

 

高知県室戸市に2006年に廃校となった小学校がありました。市が、廃校の活用策を募集すると「プールでカメ泳がせてもいいですか?」という提案があったそうです。私が市の職員だったとしても、「ウミガメで決まりだ!」と思ったことでしょう。

 

NPO日本ウミガメ協議会が、2018年4月に「むろと廃校水族館」を開校しました。英語でスクール・オブ・フィッシュは、「魚の群れ」を意味しますが、文字通り「魚の学校」ができあがったのです。

 

サメやエイがゆうゆうと泳ぐ屋外の25メートルプールに、隣りの低学年用の小プールにはウミガメがいるそうです。予算がないので、3階の理科室や図書室、家庭科室はそのまま利用。飛び箱にも水槽を組み込んだそうです。

 

「お金がないから頭を使います。自分たちが面白がれば、人は来てくれるはずだから」と、狙いは的中し、1年目の入館数は、目標4万人を大きく上回る17万人です。ざっと、1日500人が、この小さな町の水族館を訪れた計算です。現在までに、累計では32万人を超えたそうです。

 

名前に、「廃校」を付けることで「全国の学校がどんどん廃校になっている。こんな活用法もある、と知ってもらえたら・・・」と、「廃校」という言葉にこだわったそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、廃校水族館は休校していましたが、5月半ばに再開し、子どもたちの歓声と若者たちの活気に満ちているそうです。廃校になっても、ここには学びがあるようですね。諦めずに足下の宝を活かす地方自治体の姿に、アッパレです。

2020年

6月

27日

七夕に願いをこめて

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生から学校の様子を聞きます。通常登校に戻ったものの、給食が、わいわいがやがや楽しくおしゃべりしてというわけにはいきません。しかも、主菜(メインのおかず)・主食(パンやごはん)・汁物(みそ汁・スープ)だけで、副菜がありません。

 

配膳は、給食当番はまだ稼働せず、担任と応援の先生が行っているようです。早く、当たり前の給食に戻って、友だちとの会話を楽しむ時間になって欲しいですね。

 

さて、今日は、小学生男子2名を連れて、七夕の笹を取りに行きました。住宅街にある竹林は、たぶん、個人所有の土地だと思われ、勝手に笹を伐採するわけにはいかないので、川沿いの自然の場所まで、たくさん歩いて取ってきました。

 

男子2名のがんばりで、園児全員分の笹が集まりました。保育園に戻ると、二人とも疲れてしばらく寝ています。(笑)

 

さっそく、入口に笹の葉を取り付けて、子どもたちのメッセージや飾りを取り付けます。

ドラえもんになりたい・・・アンパンマンになりたい・・・シンデレラになりたいなどのキャラクターそのものになりたいという願い事や、ケーキ屋さんになりたい・・・アイドルになりたい・・・というお仕事バージョン。ピアノが上手になりたい・・・料理が上手になりたい・・・お菓子をたくさん作りたい・・・などのスキルアップバージョン。

 

七夕の願い事にも、子どもたち一人一人の個性が光りますね。

 

朝の会で、何度も読み聞かせをする本の一つに、くすのきしげのり作の「おこだでませんように」があります。

 

ママや学校の先生からいつも怒られてばかりの、ちょっと気になる男の子が、七夕の願い事に、「おこられませんように」を子ども言葉で「おこだでませんように」と書くのです。これを読んだ、担任の先生が、泣いてしまいます。その日の夜にママに電話をし、ママも泣き始めます。

 

「どうして、この子の気持ちを今までわかってあげられなかったんだ」という気持ちです。涙なしには、語れない素敵な絵本です。

 

子どもたちが、自分で考えて言葉にした願い事は、とても大きな意味があり、大人は、「そうなんだ」と言うだけで、「どうして?何で?」とあれこれ聞くのはなしですね。

2020年

6月

26日

弁当作りの負担

本日の体操教室では、人事異動で、今まで1年半お世話になったコーチが、最終日となりました。子どもたちにとっては、「どうして?今日でおしまいなの?」と、人事異動のことなどわからないので、素朴な疑問です。「何で・・・行かないで!」なんて、子どもたちに言われると、切なくなりますね。

 

さて、今日は母親が作るお弁当の話です。諸外国では、日本の母親が作る「キャラ弁」を見ると、目をむいて驚きます。「これを毎日つくるのか?」と。

 

2016年の総務省「社会生活基本調査」によると、高校生の母の平日早朝の家事実施率は、朝の6時30分以前ですでに、53.5%となっています。

 

もうおわかりですね。朝早く起きて、掃除や洗濯をしているわけではありません。多くの母親が、我が子のお弁当を作っているのです。高校生の子ども相手には、さすがにキャラ弁ではないでしょうが、早朝から大きな負担ですね。ちなみに、高校生の父は1.2%で、高校生女子は0.2%、男子は0%です。この数字からも、母親だけが早起きして、せっせと弁当を作っているのです。

 

高校には、給食がありません。部活の朝練や遠距離通学で、子どもが早く家を出るとなると、朝5時起きで弁当を作る高校生の母は、12.7%にもなるそうです。私も高校時代、あたり前のように母親が作った弁当を食べていましたが、今思えば、感謝の気持ちが希薄でしたね。

 

もちろん、高校には購買部があり、総菜パンなどを購入できるところは多いですが、毎日となると、費用もかさみますね。せめて、もう少し安く購入できれば、弁当の日を週2回ぐらいにできるのかもしれませんね。

 

高校生の子どもを持つ母親の年齢は、45歳~54歳くらいと考えると、すこし、飛躍した仮説ですが、日本の管理職の女性比率が世外国と比べて低い要因は、家事と育児との両立が難しい事なのかもしれません。

 

「母親ワンオペの分担を見直せ!」と言うのは簡単ですが、学校も母親のお弁当負担に対して、できることを考えないといけませんね。

2020年

6月

25日

雨ニモマケズ どろんこ遊び

今日は、朝から雨が降っています。子どもたちが楽しみにしていた「どろんこ遊び」ができるかどうか、微妙になってきました。そこへ、朝1番で登園した3歳男の子のママが「少しの雨くらいなら、やりますよね~」とやる気満々です。実は、昨年の我が子のヘタレぶりに、今年は、何とかリベンジを期待していたのです。

 

その後登園する園児に、「少しの雨でもどろんこやりたいかい?」と聞くと、「今日は、どろんこを楽しみに保育園に来たのだから・・・絶対やりたい!」の声が続出します。

 

そんな子どもたちの願いが、天に届いたのか、小雨でスタートしたものの、すぐに、雨が止んでしまいました。

 

「雨ニモマケズ・・・どろんこ遊びがんばるぞ!」に、3Fフロア全体に響くような大きな声で、「おォー!」と、子どもたちは自らに気合を入れるかのごとく叫びます。

 

そして、どろんこ広場の前に揃った子どもたち・・・「行くぞ!」の声に、何のためらいもなくドロ水の中に、入っていきました。昨年はヘタレだった3歳男の子もドロ水の中で大暴れです。(笑)

 

ちょうど、田植えの前のドロドロの田んぼのようになった、どろんこ広場に、子どもたちの「キャーキャーワーワー」の声が響きます。3歳から5歳児の寺子屋園児だけでなく、ぞくぞくと、チビちゃんたちが、ドロ水に興味を示して、裸足で入っていきます。今日は、1歳児の男女二人が、最年少で、ドロ水デビューです。

 

ドロ水に入れない、ざっと10名ほどの園児は、どろんこ広場の前に用意したプールで水遊びです。すぐ横の池では、子どもたちの叫び声に負けないくらいの大きな声で「モーモー」とウシガエルが鳴いています。

 

アマガエルのおたまじゃくしが、ざっと10匹、緑色の美しいカエルになっていました。子どもたちは、そっと、手の上にのせて、池の中へ放ちます。

 

どろんこ広場の半分が、クローバーに覆われているので、今年のどろんこ遊びは、水につかったクローバーの中を気持ちよく歩く園児もいます。

 

予想外の子どもたちの頑張りとわんぱくぶりに、先生たちも大満足のどろんこ遊びとなりました。本日、「どろんこ遊びの号外」を発行して、子どもたちの奮闘ぶりを保護者には見てもらいました。おうちでの会話が、はずみそうです。

 

子どもたち・・・本当によく頑張った!

2020年

6月

24日

休み方改革

今日は、午前中保育園を抜けて、健康診断を受けました。胃カメラで自分の胃の中をモニターで見るのは、慣れっこになりましたが、「きれいな胃です」に、ホッとします。(笑)

 

さて、昭和→平成→令和と3つの時代を生きてきた私としては、「仕事以外の時間」の使い方は、時代と共に変わってきていると感じていましたが、まだまだ、休みは、休養だけで終る人も多いようです。

 

「平日は帰ったら寝るだけだし、土日も一日は寝だめの日。何もできず、こんな生活でいいのかと焦っていました」と言うのは、バリバリに働くOLのコメントです。彼女は、通勤時間も往復で4時間かかり、常に疲れていたそうです。

 

しかし、コロナ渦で、4月から在宅勤務制度が導入され、生活が一変。趣味の裁縫を楽しんだり、両親に料理をふるまったり、「時間ができて、いろいろなことにチャレンジする元気が出てきました」と言います。

 

少し前の2014年に、経済財政諮問会議の報告書によると「休みとは、平日の骨休みではなく、人生を最適化する手段」と公表されました。しかし、現実的には、休みにも仕事を家に持ち込んだり、ダラダラしておしまいという人が多かったようです。

 

それが、コロナを契機に、「長い人生・・・楽しんで生きていける趣味や仲間をこれからも探していきたい」と考える人が増えたようです。コロナがもたらした、少ないですがプラスの遺産かもしれませんね。

 

私の仲間に、毎年海外旅行(南米とかアラスカとか秘境ばかり)を楽しむおやじがいます。酒を飲みながら、彼の土産話を聞くのが私は大好きなのですが、素晴らしいライフスタイルです。

 

コロナを切っ掛けにというのは、少し皮肉ですが、自由な時間が増えて、自分にとって何が大切かを考えた人も多かったと思います。仕事のペースが戻っても、今後は、大切な時間をどう使うべきかという発想が大事になってくるかもしれませんね。

 

もちろん・・・「なんにもしないを楽しむ」のもありです。

2020年

6月

23日

3年生・・・何から始める

今日も雨が降ったり止んだりの梅雨空でしたが、雨が止んだのを見計らって、寺子屋園児を連れて屋上へ行きました。何と、インゲン豆がコンテナボックスいっぱいの収穫です。ミニトマトは、ほとんどの子どもたちが、バクバク食べています。

 

インゲン豆は、本日の園児35名全員に、たっぷりとお土産になりました。たぶん、野菜嫌いの園児も、このインゲン豆はしっかりと食べて、ママを驚かすに違いありません。

 

さて、私の末娘は、現在大学3年生です。新型コロナウイルスの影響で、大学にはほとんど行けずに、ウエブ授業など、パソコンに見入っている時間が多かったようです。そして、今の時代は、大学3年から就活がスタートするのですが、大学3年向けの就活イベントの中止が続いていたようで、先日、娘もようやく、初めての就活セミナーに参加しました。

 

「どんな会社がいいのかなぁ~」なんて、のんきなことを言っていたので、「入れるかどうかは別にして、大きな会社で無難な選択をするのも良し、給料は安くても、小さな会社で、若いうちから色々なことにチャレンジさせてもらえる会社も良し・・・こればっかりは、答はない。おまえが決めるしかないのだ」なんて、ここぞとばかりに、父親らしいアドバイスを送ります。(笑)

 

就職した会社が、10年先はどうなっているかわからないですし、終身雇用の時代はとっくに終わっているので、人生の中で、仕事も変えていくのがこれからのライフスタイルですね。

 

ある採用コンサルタントは、まずは、情報収集から始めること。知るべきことは3つ。自分と社会、そして就活そのものと言います。

 

自分を知るためには、自分の行動や性格の特徴、価値観について考える。社会を知るには、様々な業界や企業、仕事内容や職場の雰囲気や慣習を調べる。就活については、気になる業界の選考日程を押さえ、エントリーシートの書き方や面接の受け方などを練習することが欠かせないとのこと。

 

大切なのは、社会について調べる際、「生産者」の視点を持つことだそうです。学生は、主にモノやサービスの消費者の立場ですが、社会に出れば、それを生み出す側になるので、この仕事は誰のどんな悩みに役立つのか、求められる能力は何なのか・・・と考えることが重要です。

 

どうですか・・・大学3年生に限らず、転職を考えている人にも、有効な考え方ですね。しかし、就活アドバイザーから、「正解」を教えてもらおうとする人は、たぶん、社会に出ても役立たずでしょうね。自分で考え抜き、納得し、進路を決めていけるようでないと・・・というのが、プロの意見です。

 

それから、最近のグループ面接では、チームで討議をさせて、それを判断基準にする企業も多いそうです。そこでは、自分の意見を述べるのは、当たり前で、他の人の意見もきちんと吸い上げることができる人材が求められるようです。

 

自分とは違う意見や反対意見でも、それを認める力が必要ということですね。こうなってくると、暗記型テストの点数はあまり関係ない時代になってきているのかもしれませんね。