2020年

1月

24日

30年で小学生の読書量が3分の1に

保育園の壁面に現れた3体の鬼・・・保育園らしくないリアルな鬼です。目は飛び出し、その顔立ちは、恐怖以外のなにものでもありません。朝から、登園する子どもたちは大騒ぎで、保護者達からも「すごいですね~」と盛り上がります。

 

間もなく、節分ですが、主任と給食の先生が「なまはげ」をモチーフにして、作り上げた自信作です。とてもリアルです。

 

子どもたちは、「怖くなんかないもん!」と言いながらも、なまはげのセリフ「泣いてる子はいないかい!?」をドスのきいた声で言うと、ビビります。しかし、最近は、鬼=悪者という偏ったイメージも薄れつつあるので、朝の読み聞かせでは「泣いた赤鬼」を読みます。何度も読んでいる絵本ですが、あらためて「青鬼さん」の優しさを子どもたちは感じたようです。

 

さて、2019年8月に全国の小学生1200人(保護者付き添い)を対象にインターネット上で、学研教育総合研究所がまとめた調査によると、30年前と比較すると、読書量は3分の1程度に減少しているそうです。30年前というと、保育園の子どもたちの保護者よりも少し上の世代ですね。

 

19年調査では、1ケ月の読書量は、平均3.1冊となり、30年前の平均9.1冊から大幅に減っています。1年生が3.8冊と一番多く、高学年になると塾通いなどが増えることもあって、読書量が減る傾向にあります。5年生が2.3冊で6年生が2.4冊という結果です。

 

読書量だけではありません。テレビを見る時間も1日当たり平均1時間15分で、30年前の平均2時間5分と比較して、6割程度に減っています。

 

この結果については、たいがいの人が「そうだろうなぁ~」と感じているでしょう。30年前と比べ、読書量やテレビを見る時間が大幅に減ったのは、スマホなどの通信機器の普及が進み、子どもたちは、動画の閲覧やゲームに時間を充てているからです。

 

昨今、教育機関だけでなく、様々なメディアで、これからのAI時代を前にして、子どもたちは、「自分で思考し判断することが大切である」といったコメントを多く聞きますね。ホワイトきゃんばすでは、ずっと「自分で考えて自分で答えを出せる大人になる」を目指して、子どもたちを育てています。

 

子どもたちにとって、読書は、自分で考えて判断する力を養う大きな機会ですね。しかし、「読書をしよう!」と大人が叫んだところで、今のスマホ時代では、現実的には難しいかもしれません。

 

ますます、学校での授業の在り方や親の子どもへのアプローチが重要になってきます。これから先も、時代が変わり環境も変わっていきます。しかし、「自分で考えて判断できる」人は、必ずどんな時代になっても生き残っていけます。そんな子どもたちを育てるのが、私たち大人の役割でもありますね。

2020年

1月

23日

子どもの世界にリスペクト

保育園の子どもたちや、卒園児の小学生と話していると「何でこんなことを知っているの?」とか、「まだ〇歳なのに、こんなことができるんだ。凄いなぁ~」と思うことが、しばしばあります。そして、過去の自分と比較して、「俺なんか・・・まだ何もできなかったなぁ~」と思ってしまいます。

 

そんな時は、大人の私ですが、子どもにリスペクトします。保育園で多くの子どもたちと関わっていると、大人だけでなく子どもの世界にリスペクトすることが案外と多いものです。

 

ある保育園の先生の話です。発達障害のある園児が、水道のホースで水を上に飛ばすことが好きで、長い時間、その遊びをしていたそうです。その先生は、「その子は、発達障害だから『こだわり』があるのだ」程度にしか見ていなかったそうです。

 

ある日、その子の横に座って、ホースを上にあげて水を飛ばしている姿を見ていると、上に飛んだ水が太陽の光と重なり、ピカッと光ったのです。それに気付いた先生は、「あ!」とつぶやいた時に、その子が、まるで「お前も分かったのか」という顔で、その先生をじっと見たそうです。

 

これを機に、その園児は、先生を受け入れるようになりました。先生は、その子の世界をリスペクトするようになり、彼がしていること全般の見え方が変わっていったそうです。

 

「この子は凄いなぁ~」というリスペクトもありますが、様々な子どもたちに対して、固定化した見方を一度外して、その子を見ることも、子どもの世界をリスペクトすることであり、新しい世界が必ず見えてくるのです。

 

どうですが・・・あなたが親なら、我が子に対しても同じですね。

2020年

1月

22日

つい言ってしまう「頑張れ!」

ちゃんとカウントしたわけではありませんが、私が保育園の子どもたちに一番多く口にしている言葉は、「頑張れ!」だと思っています。

 

今日も、屋上で、バスケットボールの練習をしている男の子に「頑張れ!」と声をかけ、ファームでラディッシュを収穫した子どもたちには、「よく頑張って取ったな~」と声を掛けました。

 

1日最低でも10回は「頑張れ!」と言っているとしたら、1年間でざっと3000回、保育園ができてからの累計では、2万4千回も「頑張れ!」を繰り返している計算です。

 

ある小学校の教員が、児童との交換日記で、「頑張れと言われても、何をどうするのか分かりません」とのコメントがあったそうです。

 

確かに、「頑張る」は、抽象的な言葉で、具体的ではありませんね。

 

その先生は、「頑張るとは折り返すこと」と決めました。つまり、水泳で100メートル泳ぐことを目標にした時に、100メートルで終わらせずに、「もう一蹴り」をやること。30分勉強しようと決めたら31分やる。テニスで100本のサーブ練習なら101本打つこと。

 

「真の頑張り」とは、「目標を達成した後の自分の前向きな姿勢、折り返す姿勢」としたのです。そして、折り返せた子どもたちに「頑張ったね」と称賛の言葉を掛けたそうです。

 

どうですか・・・「頑張れ!」という言葉に、私は今まで何度も励まされましたが、時には「何を頑張ればいいんだよ!」とプレッシャーになったこともありました。

 

「頑張れ!」は相手を勇気づける素敵な言葉ですが、少しだけ、具体的に考えてみることも必要ですね。

2020年

1月

21日

人間関係の構築の授業

先日、卒園児の小学校3年生が、「人間関係プログラムの授業が、めちゃくちゃ面白いんだ・・・」と言ってました。この「人間関係プログラム」とは、さいたま市の教育委員会が、子どもたちのコミュニケーション能力や自己肯定感アップを目的に考えた授業です。

 

10年以上前ですが、私がPTA活動をしていた頃に、実際に体験をしました。チームになって、○○さんのいいところを些細なことでもいいので、できるだけたくさん見つけて、とことん褒めたたえる・・・といったプログラムが、何種類もあります。

 

小学校3年では、主に道徳の時間で、担任が行っているとのことですが、各学校では、一斉授業方式から「学び合い」のある授業作りを重視しています。

 

「漫才教育」に取り組み、笑いの中から「学び合い」の授業をめざし、全国から注目を集めた田畑校長は、昨年度異動した小学校で、人間関係の構築を重視した取り組みを行っています。

 

田畑校長は、「授業で子ども同士や子どもと教員の人間関係ができれば、皆が学校を好きになり、自己肯定感も高まり、いじめや不登校なども起きにくくなる」と仮説を立てます。

 

具体的には、各教室の机を日常的にコの字型Uの字型にして、話し合うように変えます。「フレームリーディング」という、教科書の作品の文章を1枚の用紙にまとめ、全体のフレーム(枠組み)をつかめるようにする手法や、自分の考え(主張)を、書いてある場所(根拠)や理由など踏まえ、筋道立てて説明できるようにするという「三角ロジック」を活用します。

 

話合いの型については、消去法、対立型などを使い、子どもたちの意欲を引き出すようにしています。もちろん、これを実行するには、教員一人一人の深い理解が必要です。校内の授業研究などで、教員のスキルが磨かれているそうです。

 

田畑校長は、「子どもがいつも笑顔でいられる学校にしたい。自分の思いや考えを表現できる雰囲気や場を築けば、いじめや不登校などの課題を減らしていけるはず・・・人間関係を重視する授業を行うことで、子どもたちのコミュニケーション能力が高まっていく」と語ります。

 

これは、社会人となった大人のコミュニケーションにも当てはまりますね。自分の考えや意見が言えるような、風通しのいい環境を作ることが大切ですね。

2020年

1月

20日

バレンタインを楽しむ

洋菓子業界は、2月14日のバレンタインデーに向けて、特設会場の設営などで、繁忙期に入っていきます。ショッピングセンターなどは、先週までにほとんどの店舗で、バレンタインコーナーが出来上がっています。百貨店は、今週から2月上旬にかけて、特設会場がオープンします。

 

世界には、多くの有名ブランドのチョコレートがありますが、バレンタインデーに合わせて、世界中のチョコレートが日本に集合することになります。

 

今日の寺子屋は、年長がリーダーの4チームを作り、バレンタイン特設コーナーの中で、チームで1つ「買いたい・食べたい」チョコレートを選び、その理由を答えるのがミッションです。

 

その前に、子どもたちに質問です。「バレンタインデーって何?」すると、次々と子どもたちから手があがります。

 

「男の人が、好きな女の子にチョコレートをプレゼントする日だよ・・・」

「違うよ。逆だよ。女の人から男の人にチョコレートをプレゼントする日だよ」

「ちょっと待って。うちのお姉ちゃんは、女の子同士で、チョコレートとかお菓子をプレゼントしているよ」

「なんか、自分でお菓子を作って、プレゼントする人もいるみたいだよ」

 

こんな感じで、意外にも、子どもたちは、バレンタイン商戦でのお客様の「需要」を理解しているようです。園長からは、「最近はね。頑張った自分にご褒美ということで、自分で自分が食べたいチョコレートを買う女の人が増えているみたいだよ・・・」

 

「えェ~何で、自分で買うの?」

「みんなだって、運動会やクリスマス発表会で頑張ったら、自分にご褒美をしたくなるでしょ・・・みんな、チョコレート大好きだからね」と、チョコレートの話はつきませんね。(笑)

 

さて、Aチームは、ショーケースに陳列されていた、花をモチーフにしたチョコレートを選びました。「お花がきれいで、素敵なチョコレートだから・・・」だそうです。

 

Bチームは、袋に色々なチョコがアソートメントされたチョコレートを選びました。「たくさん入って、色々食べられるから・・・」と現実的です。

 

Cチームは、アナと雪の女王のチョコレートを選びました。理由は、アナ雪が好きだからではなく、「中に入っているクランチチョコレートが大好きだから・・・」です。クランチチョコレートという呼び方を知っているのは、凄いですね。

 

Dチームは、アポロチョコのビッグサイズです。「形が三角で面白くて、イチゴ味がおいしそうだから・・・」です。アポロチョコは、ロングセラー商品ですね。

 

今回の目的は、リーダーが中心となって、チームで話し合うこと・・・そして、せっかくなので、バレンタインデーで、チョコレートを選ぶ楽しみを感じてもらうことです。

 

子どもたちが、やがて大人になり、「プレゼントを楽しむ生活・・・」相手の顔を思い浮かべて、自分の個性も主張させたプレゼントを考えるようになってもらいたいですね。メッセージカードを添えるのも、演出としては、最高です。

2020年

1月

19日

世界の子どもたちの苦悩

ユニセフから2019年の活動報告が届きました。昨今、日本でも「子どもの貧困の格差」が大きな社会問題となっており、一部の人から「ユニセフの世界の子どもたちに対する活動は理解できるけど、まずは、日本国内の問題解決が先でしょう・・・」という声もあがります。

 

ボランティア、支援活動についての考え方は、それぞれあるでしょうが、世界の子どもたちの間で起きている惨状は、生きるか死ぬかの問題で、間違いなく、日本では考えられないことが起きていることだけは事実です。

 

保育園の子どもたちの中で、過去に肺炎で入院した園児が何人かいます。しかし、日本の医療環境の中で、命を落とすことはまずありません。しかしながら、世界では約39秒にひとり、80万人以上の5歳未満の子どもたちが、肺炎で命を落としています。

 

日本人が、長寿国になった理由の一つは、医療技術の進歩により生後1か月以内での死亡が劇的に少なくなったことがあげられます。しかし、世界では約15万3000人が生後1か月以内に肺炎で亡くなっています。

 

ユニセフの活動報告を読んでいると、とても心が痛みます。

 

中東のイエメンの人々は、紛争の影響で、安全できれいな水を手に入れるために、子どもや女性が給水地までの長い道のりを歩き、給水トラックを待たねばなりませんでした。しかし、喉がかわいた子どもたちは、汚染された水を飲んで、下痢で命を落とすこともあったのです。水を当たり前に使うことができる日本では考えられないことですね。

 

アフガニスタンでは、紛争や干ばつで、故郷を追われ難民キャンプでクラス10歳の女の子は、5歳の時に30歳も年上の男性と婚約させられました。「食べ物に困るほどお金がなくて・・・娘を婚約させるしかありませんでした」と母親は言います。婚約した女の子が外出することは恥という文化があるそうで、世界には、まだこんな国があるのかと考えさせられます。

 

アフリカのチャドという国は、18歳を前に結婚する女の子が多く、若くして妻・母としての責任を負うことになります。そこには、「女子教育」という概念がほとんどありません。貧困、早婚、厳格な男女の役割分担、偏見といった、様々な原因で、女子教育が阻まれています。「女子教育の促進には男の子も巻き込むべきだと思う。学校に通う女の子に、何のために女子に学ばせるんだよって言う男の子もいるのよ」と、数少ない学校に通う中学生の女の子が言います。

 

まだまだ、多くの報告事例が有りますが、ユニセフだけでなく、様々な支援団体の力で、これらの改善が進められています。

 

保育園の役割の一つは、子どもたちに、世界で起きている同じ子どもたちの現実を伝える事でもあります。戦争や紛争に直面したことがない子どもたちに、平和な日本を継続してもらわねばなりません。

2020年

1月

18日

教員の初任者の年齢

今日は、さいたま市でも午前中は雪が降りました。積もるほどの雪ではなかったのですが、雪を見ると子どもたちのエネルギーが、なぜか数倍になります。雪が降っているにもかかわらず、バスケットボールやローラースケートに夢中になる子どもたちです。寒いよりも「楽しい!」が優先されるようです。

 

昼は、卒園児の小学生と年長園児を連れて、埼玉県立歴史と民族の博物館へ行ってきました。大宮の氷川神社の近くにあります。縄文時代から現代までをその時代の生活をたどっていくような展示になっているのですが、意外にも子どもたちは、真剣に見入っています。

 

「昔の人は・・・」動物や魚など狩りをして、食べ物を集めた。「昔の人は・・・」ハニワを作ったんだ。などなど、子どもたちの口調が「昔の人は・・・」で始まるので、笑えます。白黒テレビや電卓やパソコンの初代モデルを見ては、大盛り上がりです。

 

さて、令和元年度の教員試験では、全国31の県や市が、年齢制限なしで応募者を募ったそうです。日本の場合、年齢制限があったこともありますが、教員初任者の年齢構成は、20代が9割近くを占めているそうです。

 

これは、他の国では考えられないことで、イタリアでは、3割の初任者が40歳以上だそうです。日本とは対極にあります。つまり、最初は教員以外の仕事に就きながらも、「やはり教員になりたい!」という思いで、40歳を過ぎてでも教員の道を選ぶ人が多いということです。教員以外の社会経験があるというのは、子どもたちにとっても、大きな魅力でもありますね。

 

ここ数年、日本においての教員採用試験の競争率は、低下の一途で2倍を切る自治体も出てきたそうです。こんな中で、年齢制限なしでの応募者を募る自治体が増えていることは、優秀で、やる気に満ちた人材が増えることは間違いありませんね。

 

人生は、何歳になってもやり直しがききます。それを子どもたちに教えるには、教員として自分の人生をやり直した人の方が、心に響くに違いありませんね。

2020年

1月

17日

25年目の午前5時46分

今年の3月に、保育園を卒園する年長園児7名の保護者から、大きくて素敵なプレゼントをいただきました。バスケットのゴールスタンドです。卒園式はまだ先ですが、せっかくですので、年長園児も一緒にバスケットボールを楽しむことにしました。

 

さっそく、子どもたちと一緒に組み立てて、本格的なゴールスタンドが完成しました。屋上に設置します。ベーススタンドに水を入れると、ずっしりと安定します。お昼の時間に、年長園児は、フリースローの練習をしました。

 

子どもたちは、ゴールした数をカウントしながらプレーを楽しんでいました。屋上遊びに、新たにバスケットボールが仲間入りです。冬の屋上遊びでも、しっかりと汗をかいてもらいます。(笑)

 

さて、今日は、6434人の死者を出した阪神淡路大震災が発生して、25年目の朝を迎えました。午前5時46分、まだ暗い朝ですが、今年も追悼式を行っているテレビ画面に向かって手を合わせます。

 

私が勤めていた民間企業は、神戸に本社がありましたので、この日のことは、鮮明に覚えています。私は、1月17日は、大宮そごうのバレンタイン特設会場でチョコレートケースのディスプレーをしていたのですが、朝からのニュースで、関西が大変なことになっていたので、仕事どころではありませんでした。

 

本社とも連絡が取れず・・・神戸や大阪の仲間たちの顔が浮かびます。後に、生々しい体験談を聞く事になりました。本社も倒壊しました。

 

「こんな時に、バレンタインなんかやってる場合じゃないだろう!」という世論が日本中広まったのですが、神戸は洋菓子発祥の地ですので、被災した多くの洋菓子メーカーを救おう!と世論の風向きが変わり、「バレンタインで、神戸のメーカーのチョコレートを買おう!」となり、お客様や百貨店などの得意先の善意に助けられました。

 

しかし、阪神淡路大震災は、会社にとって大きなダメージとなりました。そして、それを乗り越えて、私も無我夢中で仕事に取り組んだ記憶があります。

 

今年は25年という節目となり、震災後に生まれた若者も追悼式に多く参加されたようですね。大震災を体験された人々も「悲惨さを乗り越え、今ではこの震災での教訓を前向きにとらえている」と答える人が、6割にもなっているとも報道されています。

 

私たち人間は、過去から学び、未来をつくっていかねばなりません。そのためにも、1・17阪神淡路大震災を語り続けなければならないのです。

2020年

1月

16日

人類の壁

今日は天気となったので、30メートル走をやりたい園児が集まります。4人の園児が、自己記録を更新しました。まずは、今までの自分を超えることが大切ですね。

 

さて、短距離の世界の花形は、100メートル走です。1960年に西ドイツのアルミン・ハリー選手が10秒0を記録してから、この記録が破られるまでに、8年という長いの時間がかかりました。100メートル10秒の壁をいつしか「人類の壁」と呼ぶようになったのです。

 

1968年にアメリカのジム・ハインズ選手が9秒95の記録を出すのですが、この当時は、手動のストップウオッチを使用していました。また、高地記録として扱われました。

 

その後、平地で記録公認の条件とされた電動時計で「人類の壁」が破られるまでは、さらに時間がかかりました。

 

1983年にあの有名なカール・ルイスが、9秒97を叩き出します。これを機に、1980年代には、多くの9秒台のアスリートが登場しました。現在の世界記録は、2009年にジャマイカのウサイン・ボルト選手が出した9秒58です。

 

日本人にとっての、100メートル9秒台の壁は、カール・ルイス選手から遅れること34年後の2017年に桐生選手が9秒98を記録し、その後立て続けに、サニブラウン選手、小池選手と9秒台が続きました。

 

また、競泳の世界でも、自由形50秒という記録は、1976年にアメリカのジム・モンゴメリー選手が49秒99を記録するまで、長い間「人類の壁」となっていました。その後、何人もの選手が50秒を切る記録を出しています。現在の世界記録は47秒05です。

 

長い間100メートル10秒・競泳100メートル50秒という「人類の壁」が破られなかった理由は、何だったのでしょうか。

 

それは、人間自らがこの記録を「人類の壁」と呼んでしまったからかもしれませんね。

 

私たち人間は、時に「自分には無理」と自分の「壁」を作ってしまう事があります。アスリートにとっても、記録に挑戦するものの、「人類の壁」の意識が潜在的にあったかもしれませんね。

 

私たち大人は、すぐに「壁」を作って諦めてしまいますが(笑)・・・子どもたちには、限りない可能性が広がっています。私たち大人が、子どもの壁を作ってはいけませんね。「あきらめないでがんばれば、きっとできるぞ!」と言い続けることです。

2020年

1月

15日

わたし・・この家事やめました

今日は、屋上ファームの「ラディッシュ」こと赤カブを収穫しました。12月に、種まきをして、間引きもしないでほったらかしにしていたのですが、お店で売っているサイズよりもはるかに小玉のラディッシュが採れました。

 

ラディッシュの隣には、チンゲン菜を植えていたのですが、見事に、葉っぱを鳥に食べられてしまいました。ラディッシュは、大根の仲間ですので、葉っぱの癖のある味を鳥も好んでは食べないようです。

 

子どもたちは、「さくらんぼうのようにカワイイ!」なんて言いながら、楽しんでいました。今日のお土産ですが、ラディッシュを子どもたちがパクパク食べるかどうか・・・明日の連絡ノートのコメントが楽しみです。

 

さて、今日は、子どもを持ったママたちの「わたし・・この家事やめました」特集です。

 

「洗濯物をたたむことをやめました。下着や肌着は見えないので、シワになっていても、ばさっとしまっています」

 

「家じゅうのマット類をやめました。なくても生活に支障はなく、洗う手間も省けます」

 

「お皿をたくさん使うことをやめました。ワンプレートで出すようになってからは、子どもたちは、お子様ランチのようと大喜びです」

 

「子どものおもちゃを片付けるのをやめました。子どもは、自分の物に対する責任感が出てきて、整理整頓もできるようになりました」

 

「きちっと、をやめました。できていないとストレスになっていることに気づき、あまり気にすることはやめて、子どもとゆっくり過ごすことにしました」

 

「家事について、こうしないといけないという考えを捨てました。思い込みが自分を追い詰めてしまっていたので、家電を利用したり、夫にもお願いして柔軟に家事と向き合うようになりました」

 

どうですか・・・物理的な「時間短縮」だけでなく、「心のゆとり」も大切ですね。「家事が大変!」というあなた・・・ご参考までに。

2020年

1月

14日

「自己肯定感」にプレッシャー?

今日は、寺子屋園児全員の30メートル走のタイムを測定しました。何と、年長園児6名を差し置いて、ナンバーワンタイムは、年中の男の子です。

 

年長園児は、お昼寝タイムがなくなったので、勉強タイムとなるのですが、勉強どころではありません。「いいか、寺子屋1番が6人もいて、一人も○○君に勝てないとは!○○君のタイムを抜くまで、屋上で特訓だ!」と鬼の特訓です。(笑)

 

5回目くらいまでに、3人の年長園児が、年中男子の記録を抜くことができて、面目がたったわけですが、年長園児の中で、タイムが一番遅い男の子は、「勝てるわけないでしょ・・・」と早々にリタイアです。(笑)

 

しかし、夕方の自由時間に、彼は、ブロックとドラえもんのぬいぐるみを組み合わせて、見事なタイムマシーンを完成させました。小学生顔負けのレベルです。このように、スポーツや芸術の分野で、優れた結果があれば、その子には「すごいね~」と褒めることができ、自己肯定感もアップするのでしょうが、全ての子どもが、そうはいきません。

 

最近では、子どもの自己肯定感をアップさせるために、「子どもをほめなくちゃ!」ということが、プレッシャーになっているママが多いそうです。

 

そもそも自己肯定感=「自分は優れていると感じる」ことではなく、「自分は自分でいい」と思えることなのです。「○○君はかけっこが速くて、勝てないけど、自分は、絵を描くことが好きで楽しいんだ!」と思えることです。

 

よく、子育てマニュアルには、我が子の自己肯定感をアップさせるには、「子どもを認めることだ」と書かれています。しかし、認めるとは、具体的にどうすればいいのかが、なかなかわからないですね。

 

簡単な言葉ですが、子どもが遊びに夢中になっている時に、「○○ちゃんは、これが好きなんだね」と言うこと・・・これが「認める」ことです。

 

どうですか・・・「我が子に自己肯定感を持たせなければ・・・」のプレッシャーから開放されましたか。子どもが、ありのままの今の自分を「これでいいんだ」と肯定できるようにするには、褒めることも、難しい話をする必要などなく、「へぇ~」でいいのです。

2020年

1月

13日

雪がない!?おやじ旅

今日は、成人式ですね。我が家の次女もさいたまスーパーアリーナへ・・・振袖を着て参加しました。これで、3人の子どもたちは、無事に成人式を済ませました。次女の就職までは2年あるので、まだまだ親としては、完全親離れとはいかないようです。

 

さて、次女の成人式にもかかわらず、今年も「新年呑み鉄・・・おやじ旅」に、昨日今日と行ってきました。

 

初日は、只見川を眺めながら、新潟県の小出(こいで)から福島県の会津若松までを走る只見線で雪見酒・・・しかし、雪がありません。只見線は、東日本大震災があった2011年7月の水害で、数か所の鉄橋が流されてしまいました。

 

只見から会津川口まで、バスの代行運転なのですが、バスの運転手は「只見は豪雪地帯です。今年のように雪がないのは、生まれて初めてです」と話します。この冬だけの珍事であればいいのですが、温暖化問題とか色々と考えてしまいますね。スキー場も雪がないので、大打撃です。

 

この只見線も、来年の2021年度中には、全線開通する予定です。ただし、昭和53年に製造され、40年以上活躍した、ディ―ゼルカーも新型車両に世代交代します。高校時代に今日のおやじ6人は、この只見線で旅をしたのですが、その時の車両に今日も乗っていることに、じみじみと「うれしさ」をかみしめながら、酒をのみます。

 

同じように、東日本大震災で、東京電力福島第一原発の事故で、不通になっていた常磐線が、3月14日のダイヤ改正で全線開通となります。9年という長い時間がかかりましたが、こうして、元に戻っていくことは、元気につながりますね。

 

会津柳津(やないず)の温泉宿で、たぶん昨年も話したであろう、高校時代の昔話と、○○先生は、もう死んじゃったなぁ~という不謹慎な話まで、酔いに任せて、あまり身になる話ではありませんが(笑)・・・大事な時間を過ごしました。

 

今日は、会津若松から新潟へ抜ける、磐越西線を阿賀野川の流れを見ながら、呑み鉄です。俳優の六角精児さんが、テレビ番組でワンカップを片手に気持ちよく酔う気持ちが、私にはよくわかります。

 

ここでは、御朱印帳歴30年のおやじの、うんちくに耳を傾けます。ここ数年、御朱印ブームとなっていますが、このおやじは、30年以上前から御朱印の魅力にはまっています。神社とお寺の御朱印帳の違いや、私が知らなかった曰く因縁に、私もテーマを決めて、ブームに乗るのではなく、御朱印をもらいたくなりました。

 

ということで、雪景色がない旅となったのですが、仲間たちとの時間で、たっぷり充電しました。保育園の子どもたちを投げ飛ばすパワーが、湧いてきました。(笑)

2020年

1月

12日

三歳児神話

最近では、あまり聞かれなくなった言葉に「三歳児神話」があります。つまり、「3歳までは母の手で育てるのが子どものためになる」という考えです。

 

今から50年くらい前、日本では、まだ保育所に子どもを預けて母親が働くことが少なかった時代の話をある記事で読みました。

 

「子どもを保育所に預けることは、肩身が狭い思いをするというか、私を批判的に見る人が多くいました。悲しいですが、『鬼のような母親』と言われたり、『こんなにかわいい子がよそに預けられているのね~』『保育所から連れ帰ると保育所の匂いがするわ』『大学出の母親は非常識ね!』などと言われました。三歳児神話が、女性たちに大きな影響を与えていることを実感しています」といった内容です。

 

この家庭第一主義の考えがどこから来ているかを調べると、イギリスの医学者「ジョン・ボウルビィ」の「母性的養育の剥奪」を理論化したものだといいます。

 

つまり、「母性が親密であれば、子どもは幸福感に満たされるのであり、それが欠けてはならない。母親のアタッチメントが子どもの自立のためにすごく大切なものだ」という考えです。

 

今の常識で言えば、保育園に預ける母親は、24時間我が子と離れているわけではありません。1日の半分以上は、寝食を共にしています。また、子どもの自立には、家庭環境もありますが、3歳児未満でも保育園での集団生活が、大きく影響していることなど、当たり前の考えですね。

 

そして、何より「母性」という言葉が、私に言わせれば、「死語」にしたい言葉です。子育ては、母親だけがするものではなく、父親も同じ役割ですし、保育園や地域で行われる時代になりました。母親だけのものではありませんね。

 

保育士の国家試験では、「愛着形成」など医学的実験を踏まえた理論が出題されるので、私もかつては勉強しましたが、実際に保育園での3歳児未満児を見ていると、この子たちがやがて大人になり社会に出ることを考えると、保育園での集団生活で学ぶコミュニケーション能力が成長に欠かせないと実感します。

 

三歳児神話については、様々な考えがあるでしょうが、保育現場のおやじ園長に言わせれば、早く消えてもらいたい言葉ですね。

2020年

1月

11日

高校生のアルバイト

今日は、屋上でストップウォッチでタイムを計測して30メートル走を行いました。土曜日なので、登園した小学生は、体育の授業などで、ストップウオッチを見たことがあったようでしたが、まだ、実際のタイムを計るの初めてです。寺子屋園児は、ストップウオッチを使うという状況に、大興奮です。

 

今までは、「○○ちゃんや○○くんは足が速い」という感覚だけは、子どもたちの共通認識にあったのですが、これで、タイムが明確になり、数字上では、きちんと順位がつくことになります。

 

もちろん、今回のねらいは、自分の記録を練習することで塗りかえることです。自己新記録を更新していくことが目的です。大人の世界でもそうですが、数字などの具体的な目標があった方が、頑張れることがわかっているので、来週からの屋上遊びに、寺子屋園児は全員挑戦させようと思っています。

 

さて、高校の修学旅行の費用が高騰しているようです。平成28年度の文科省統計では、高校2年修学旅行での保護者の平均支出額は、私立で11.2万円、公立でも8.2万円だそうです。経済的理由で参加できない生徒もいるようです。何だか、忍びないですね。

 

そこで、最近では「社会勉強も兼ねて、修学旅行の費用を自分でアルバイトで稼がせてください」と提案する高校もあるそうです。

 

私の高校時代は、原則「アルバイト禁止」でした。修学旅行の費用とはいえ、アルバイトを奨励するなんて・・・と思ったあなた。諸外国では、高校時代にアルバイトをするのは当たり前だそうです。

 

高校生が定期的にアルバイトをする率は、ノルウェーでは30%にもなるそうです。アメリカでも25%を超えています。イギリスやスウェーデンでは、家庭環境に関係なくアルバイトの実施率が高く、ノルウェーでは、富裕層の高校生の方がアルバイトをしています。これは、アルバイトが自立への道程と考えられているからです。

 

日本の場合は、10%程度だそうです。当たり前ですが、社会人として企業などの組織に勤める前に、アルバイトを経験することが大切であることは言うまでもなく、私も、就職前の学生時代には、それなりにアルバイトを経験しました。

 

自分の趣味に使う金を稼ぐだけでなく、社会勉強という意識もありましたね。個人的には、高校からアルバイトを経験することは大賛成であり、若い時から実社会との接点を増やすことは大切なことです。日本の10%は低すぎますね。

2020年

1月

10日

SDGsの企業訪問活動

今日は、新年最初の体操教室です。年末年始とお休みが続いたので、3週間ぶりとなりました。まずは、無理をせず、サーキットトレーニングは基本動作を行います。子どもたちが得意なブリッジは、美しく、力強く、見事なアーチを描いていました。今年も、楽しい体操の時間になりそうです。

 

さて、最近はよく、SDGs(エスディージーズ~持続可能な開発目標~)という言葉を耳にすることが多くなってきましたね。もちろん、環境問題や個々の違いを受け入れる発想など、国として、つまり「日本」としてどう取り組むべきかを問われる内容ですが、当然、企業についても、SDGsを意識した取り組みが始まっているようです。

 

埼玉県立春日部女子高校は、2年生のテーマをSDGsとし、夏休みの間に生徒は10人~16人ずつに分かれ、行政機関やプロスポーツチーム、芸能関係、その他24団体の連携先の中から1ヶ所を訪問するそうです。聞き取り調査をしたり、生徒から提案をするグループもあったようです。

 

食品メーカーを訪問したグループは、製造の過程で出るごみの量を減らすアイデアを提案したり、旅行会社を訪問したグループは、市内の観光情報をSNSで発信することを提案したそうです。

 

高校生の提案が、どこまで現実的に活かされるかは別にして、こうして、学校外のさまざまな人材と交流することが、生徒たちの成長につながっていきます。

 

「情報を集め、組み立てて、発表する」力を育て、答えのない問いに向き合う態度を育てることを目的に行っているそうです。

 

社会に出る前に、子どもたちはこのような取組みで、視野を広げ、社会で通用する力を身につけてもらいたいですね。

2020年

1月

09日

「公共」じぃじ、ばぁば 大活躍

今日は、屋上でいも煮会を行いました。冬の青空は、富士山もバッチリで最高の景色です。風が強かったのですが、子どもたちは、みんなで食べる給食に大喜びです。

 

屋上ファームで昨年収穫した、じゃがいもと大根(もちろん葉っぱも)をメインに、煮込みうどんにして、おいしくいただきました。自分たちで、種まきから収穫まで行った野菜を、屋上で料理をしてみんなで食べるという体験では、子どもたちのおかわりラッシュとなりました。大根を包丁で切る経験も、寺子屋園児は経験します。これぞ!食育です。

 

さて、最近は、高齢者が子育てを支える取り組みが各地に広がっています。

 

千葉県柏市には「地縁のたまご」という高齢者グループが、地域の幼稚園や小学生に習字を教えます。「たまご」とは「他人の孫」のことだそうです。なかなか粋な名前ですね。代表は、「遠くの孫より近くの『他孫(たまご)』・・・高齢者には生きがいが、子どもたちには社会性が育まれる」といいます。

 

横浜市のNPO法人「親がめ」は、自治会館や公園などで、「親子のたまり場」を開催します。そこで活躍する「かめっ子おばあちゃん」は、ある女の子の言葉が忘れられないそうです。自分のことを『3人目のばぁばと呼んでいい?』と言われたそうです。その言葉を胸に、これからも子育てを支えていくそうです。

 

どうですか・・・私のような50代のおやじ世代でも、すでに子どもの頃は核家族化が進み、近所のおせっかいなおじさんおばさんに、「よのなか」のことを学ぶイことがが少なくなってきた世代です。

 

今のシニアは、映画「3丁目の夕日」のように、隣近所で助け合った最後の世代とも言われています。自分の経験を次代に残そうという気持ちが働くのかもしれませんね。しかし、この世代の人々は、高度成長期に会社に身を捧げ、日本の発展に尽くした人たちです。退職後は、地域や社会との接点を失い、同時に生きがいも失っている高齢者が多いのが現実です。

 

このように、子どもたちを相手にするシニアは、健康寿命が延び、人生を楽しく送っています。こんな「公共じいちゃん」「公共ばあちゃん」が増える日本になってもらいたいですね。

2020年

1月

08日

健康目標

今日は雨降りとなってしまったので、教室内で大ゲーム大会です。子どもたちは、屋上遊びが大好きですが、たまに行うゲーム大会も楽しみの一つとなっています。

 

雑巾がけレースなどで盛り上がり、最後はイス取りゲームを行いました。昨年度までは、年長女子ライバル二人が必ず決勝まで残りどちらが勝っても、悔し涙の重い戦いが続いていたのですが、今年度は優勝のチャンスは誰にでもあります。今日は年長園児ではなく、年中男子と年少女子の決勝となりました。負けた女子に涙はなく、ほっとしました。(笑)

 

さて、新年になると、私たちは様々な目標をたてるものですが、今日は「健康目標」を漢字1文字で表すと・・・を楽しんでください。ある情報誌に掲載されていた内容です。

 

「支」・・・健康は、食・家族・医療に支えられ、自分で自分を支えて成り立つものだ。

「律」・・・もっと食べたい!もっと飲みたい!という自分を律してがんばりたい。

「動」・・・心身ともに動かすことが健康の基本。今年も日々動いて健康でいたい。

「静」・・・心を静かに過ごすことで、血圧を平常に保ち健康でいたい。

「食」・・・好き嫌いなくバランスよく食べ、運動し、しっかり睡眠をとる。

「続」・・・正しい生活習慣を続けることで健康への近道にしたい。

「愛」・・・夫婦二人で、いつまでも愛を持ってお互いの健康を考えたい。

「噛」・・・ものをよく噛んで食べるのはもちろん、色々な活動にも1枚噛んで頑張る。

「歩」・・・今年は、1日8000歩を目標にする。健康には足腰が一番大切だ。

 

どうですか・・・ただ健康について目標をたてても、具体的にやらないと続きませんね。そして、ユーモアが必要です。この漢字1文字の中で、自分ができることから始めるのもいいかもしれませんね。

2020年

1月

07日

小中一貫教育

明日から、小学校が始まりますね。ホワイトきゃんばすでは、今日まで、小学校3年から1年までの卒園児が登園したので、0歳児から小学校3年生まで、9学年の学び合いとなりました。

 

小学生が、屋上遊びで、ローラースケートをスイスイ走らせる姿に影響を受けて、年長園児が、なんとか追いつこうと、短時間で上手になっています。生活習慣やお手伝い、片付けの段取り一つとっても、在園児は学ぶところがたくさんありました。

 

もともと異年齢保育でのタテの関係をベースに、子どもたちが育っているホワイトきゃんばすですが、さらに、タテの関係の幅が広がり、充実した2日間となりました。

 

さて、公立学校で、全国初の施設一体型の小中一貫校として開校した、東京都品川区立日野学園は、義務教育9年間を1年生から9年生として、教育活動の充実に取り組んでいます。

 

もともと、品川区は、今から20年以上も前に、区内の小学校の校区制度を廃止し、どの小学校でもチョイスできる仕組みを作りました。また、小中一貫校である義務教育学校を増やしながら、9年間を一貫するという考えで、教育改革を進めてきた自治体でもあります。

 

そして、日野学園が、特に力を入れて取り組んでいるのが、「交流活動・自治的活動」の強化です。つまり、上級生のリーダーシップや子どもたちのコミュニケーション能力アップを目的に置いています。

 

具体的には、「1年生と9年生(中3)」「3年生と8年生(中2)」「4年生と7年生(中1)」などの兄弟学年を設定し、学習成果発表会や文化祭の発表を協同で行ったり、ランチルームで一緒に給食を食べたりするなどして、タテの関係を築いているそうです。

 

保育園で、異年齢での取組み成果を実感している私としては、この話を聞いただけでも、有意義な活動だと思います。「下級生は上級生に学び、上級生も下級生から学ぶ」が容易に想像できます。

 

子どもたちが、社会に出れば、上司や先輩から多くを学びますが、同時に、ベテラン社員も若手から大きな刺激を受けて、また成長するものですね。今後、日本の義務教育は、必然的に小中一貫校が増えていくことになると思っています。

2020年

1月

06日

令和2年保育スタート

いよいよ今日から令和2年の保育がスタートしました。長い間お休みだったので、小さい園児は「泣き虫モード」と思いきや、みな元気に登園です。

 

今日は、子どもたちのお正月の話をじっくりと聞きます。映画を見た・・・演劇を見た・・・○○へ行った・・・などなど、子どもたちは熱く語っていました。この冬は暖冬ということもあり、雪国のおじいちゃんおばあちゃんのおうちで、雪遊びがあまりできなかったようです。

 

さて、年長園児7名は、今日からお昼寝なしの生活となります。4月からの小学校入学に向けての生活習慣を少しずつ始めていきます。小学校では、お昼寝はありませんね。

 

小学校は、明後日からスタートするので、今日明日は、卒園児が登園します。今日も6人の小学生がやってきました。

 

お昼の時間は、年長園児は、お勉強タイムとなります。今日は、小学生から、小学校での話をたくさんしてもらいました。

 

まずは、給食のこと・・・好きな献立の話や、アイスクリームが出た!冷凍みかんが大好き!やっぱり揚げパンがおいしいよ!うどんがいいなぁ~!と、小学生の話が止まりません。年長園児は、小学校での給食を想像ます。

 

次に、「掃除はどうやってするの?」という質問に、小学生は、細かい内容まで話してくれます。4人の班で行うことや、ほうきとぞうきんの使い方や、給食が終わった後に、毎日掃除をし、大掃除の日もあることなどが分かりました。年長園児は、「掃除はあまりしたくないなぁ~」という顔をしています。(笑)

 

そして、勉強の話です。国語・算数・体育・音楽・図工・道徳・英語など・・・何が好きで得意な科目かを小学生の解説が始まります。

 

ここまでで、約15分が経過・・・年長園児全員が、体を動かし、集中力が切れています。小学生の1科目の時間は45分です。今日の様子では、45分集中するのは難しいようです。さぁ~あと3カ月・・・しっかりと練習ですね。

 

年長園児は、お昼寝がなくなることを楽しみにしていましたが、お昼の勉強タイムが楽しく過ごせるように・・・取り組んでいくことにします。

2020年

1月

05日

2020年を予測する④

ラグビーワールドカップの日本代表選手の中で、日本人の両親を持ち、日本で生まれた選手は、実はそんなに多くありません。しかし、私たちは、そこに「ワンチーム」を感じました。そして、近年のスポーツ界は、国際結婚で生まれた2世の台頭が著しいですね。

 

そして、東京オリンピックを機に、多くの外国人が日本にやってきます。「これからの時代は、多様性を受け入れ、一人一人が違うことを理解しなければならない」と、大人の私たちは、よく言います。しかし、多様性をどうやって子どもたちに教えていけばいいでしょうか。

 

外国人というくくりだけではありません。東京オリンピックでは、女性アスリートの進出もめざましいものがあります。1964年の最初の東京五輪では、全選手の中で、女性は13%しかありませんでした。2020年東京オリンピックでは、5割近くになると見込まれています。つまり、男女の参加選手の数は、同じになったのです。

 

また、10代の頃からハードル選手としてトップにいた、日本女子の寺田明日香選手は、引退後、結婚、出産を経て、7人制のラグビーで日本代表を目指します。しかし、ケガで伸び悩み、再び昨シーズントラックに戻ります。そして、19年ぶりに日本記録を塗り替えます。母として、30歳で東京オリンピックに出場します。

 

男子も、39歳の高飛び込みの寺内選手が、通算6度目のオリンピック出場が内定しています。一度、引退したものの「まだメダルを取っていない!」という気持ちが、現役復帰となったのです。

 

昭和世代の私は、子どもの頃から、「みんな一緒でみんないい」を教えられてきました。人と違うことは、悪という風潮もありました。その反動もあって、ようやく大人になって、「人と同じことをするんじゃないよ!」と、保育園の子どもたちへは、ゲキを飛ばしています。(笑)

 

東京オリンピックは、まさに、子どもたちに「多様性ジャパン」を教える大きな機会になるような気がします。

 

未来を担う子どもたちが、本当の意味での「多様性」を受け入れて、考え方も生き方も、違う人同士を結び付ける力を持ってもらいたいですね。2020年は、「多様性」元年となるのかもしれません。

2020年

1月

04日

2020年を予測する③

いよいよ今年は東京オリンピックが開催されます。東京でオリンピックが開催されることが日本のアスリートたちの力を大きく伸ばしていることは間違いありません。アスリート個人のモチベーションがあがっているだけでなく、各団体が着々と強化プランを実行しています。

 

オリンピック種目ではありませんが、15人制のラグビーが日本中を盛り上げ、次はオリンピックで感動を・・・という流れになってきました。

 

4年前のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は41個のメダルを獲得しました。「東京オリンピックでは、各競技のメダル獲得を最低限の目標に掲げたい。今季は41個だったが、当然、倍以上にしなければならない」と、当時の橋本聖子選手団団長は、帰国後の会見で、こう話しました。

 

では、東京オリンピックで、メダルが何個になるのか?・・・という話は、専門家にお任せするとします。そもそも「メダルは何個」というノルマではないですね。

 

今日は、東京オリンピックが終わって、どんなレガシー(世代をつなぐ遺産)が残せるのかを考えてみます。当然、オリンピック開催にあたって、莫大な予算が投入されてインフラ整備が進みました。多くの競技場などが有効活用されるでしょうが、ここではハコモノ以外のレガシーを考えてみます。

 

まだ記憶に新しい、1998年の長野オリンピックでの最大のレガシーは、ボランティア組織と言われています。今でこそ、各地のマラソン大会や今回の東京オリンピックでも、ボランティア組織が当たり前になっています。その原点が、長野オリンピックが残したレガシーなのです。

 

日本が抱える高齢者問題・・・今は年齢構成を変えるようなサプライズは期待できません。今後も高齢化は避けられません。しかし、元気な高齢者が増える世の中には変えることができるような気がします。私のようなおやじ世代が、70歳80歳になっても、元気で人生を楽しむような日本を想像してみると・・・

 

その転機が、2020東京オリンピックです。オリンピックを通じて、スポーツを「観戦」する喜びをさらに得た日本人は、今度は、自ら体を動かす喜びへと進化します。もちろん、アスリートを目指すのではなく、適度にスポーツを楽しむことが、当たり前のライフスタイルになっていくのです。

 

そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、元気に働き、人生を楽しむという国になっていけばうれしいですね。東京オリンピックが残したレガシーは、「スポーツをしながら人生を楽しむライフスタイル」になると思っています。

 

どうですか・・・少し抽象的ですが、的を射ていると私は勝手に思っています。(笑)

2020年

1月

03日

2020年を予測する②

昨日は、仙台初売りに行ってきました。もちろん、福袋を買いまくるのが目的ではなく、全国でも有名な初売りの様子を体験したいからです。七夕祭りが盛大に行われる商店街を中心に多くの人で賑わっていました。

 

仙台初売りには、イメージキャラクターがいます。かわいいゆるキャラではありません。「仙臺四郎(せんだいしろう)」というおやじです。明治時代の実在の人物で、四郎が買い物に来たお店は必ず繁盛するという言い伝えとなり、商売繁盛の神として大切にされたそうです。商店街のあちらこちらに、四郎のイラストが笑っています。

 

日本全国で初売りが行われていますが、仙台の初売りは、まさに伝統行事のような感じですね。

 

さて、2020年を予測する・・・昨日は、「どんな仕事」ではなく、「どんなスキル」が生き残れるかという話をしましたが、では、どんなスキルが必要になるのか。

 

「心理学」「社会的洞察力」「社会学・人類学」・・・専門家は、これらの能力をあげますが、ちょっと難しいですね。これを簡単に言うと、「人間理解のスキル」と考えることができます。

 

マシンでいれた均一でおいしいコーヒーではなく、ヒゲのバリスタがいれたコーヒーを飲みたいのは、バリスタが他人に共感し、互いに影響を及ぼし合うという作業をしているからです。社会が豊かになるほど、自分向けに最適化されたサービスや人との触れ合いにお金をかけようとする人が増えていくことは間違いないでしょうね。

 

AIは、膨大な情報処理は得意だけどアイデアを出すのは苦手と言われますが、ユニークなアイデアを出すことには、むしろ長けているそうです。現に2016年には、AIが脚本を書いた「サンスプリング」という映画も登場しています。ただし、それが人の心を打つかどうかといえば、それは別問題です。

 

人間にとって、価値のあるものが何なのかを判断するのは、人間ならではのスキルと言えます。ユニークかつ価値あるアイデアまで、深く考えることができるのが人ですね。

 

お正月は、スペシャルドラマがたくさん登場しますが、私が好きな「義母と娘のブルース」で、義母役の綾瀬はるかさんの営業スキルは、まさに人でないとできませんね。

 

データに基づいた完璧な提案はAIの得意とするところですが、「交渉する」「説得する」「助言をする」といった高度に社会的な作業は、人にしかできません。交渉相手の社長の創業時の想いや、「人は石垣・人は城」と決して譲れない核を見事についた、綾瀬はるかさんの提案は、人でしかできない業ですね。

 

コミュニケーション能力が高い・・・とは少し違うかもしれません。人と人を結びつけるには、「共感する」「同情する」「理解する」といった、その人なりのスキルが必要になっていくのでしょう。

 

これからの子どもたちには、「大きくなったらどんな仕事に就きたい?」だけでなく、「その仕事で、あなたのどんな得意なことが活かせるかな?」も質問に加えないといけませんね。

2020年

1月

02日

2020年を予測する①

昨日は、会津三観音の1つ鳥追観音のある如法寺に行ってきました。鳥追観音のある観音堂に隠れ猿三体の彫刻があるのですが、あの日光東照宮の眠り猫の作者「左甚五郎」の作品と言われています。

 

3つの隠れ猿のうち、「手枕で円く眠っている猿」がなかなか見つかりません。お寺の人に聞くのが簡単ですが、やはりここは自分の力で探さねば・・・意地の15分、やっと見つけました。三猿を探し得た者は、幸運が開けるそうです。やった!

 

さて、新年ですので、2020年を予測するという大胆な話題を楽しんでください。今日は、「職種」ではなく「スキル」という内容です。

 

AIの時代となり、ここ10年くらいで、今の仕事の3割以上が、ロボットなどのAIに変わると言われています。しかし、例えば「今後ウエーターやウエートレスの需要は増える」というのが、新しい考え方です。

 

意外に思われましたか。「真っ先にロボットに置き換えられる」が、今までの常識でした。実際にウエーターをタブレットに置き換えることは可能ですし、最近のチェーン店では、注文は端末画面でお客様が入力というのが増えていますね。

 

しかし、「人対人」のサービスへのニーズは、2020年はさらに増すのでは・・・と考えられます。

 

つまり、おしゃれなヒゲを生やしたバリスタが、好みのコーヒーをいれてくれるカフェに、若者が集まるのであって、ロボットの接客にお金は出さないのです。

 

つまり、「仕事がなくなる」のではなく、「仕事に求められるスキルが変わる」のです。

どうですか・・・考え方を少し変えただけですが、なるほどだと思いませんか。

 

では・・・2020年、そしてそれ以降の仕事に求められるスキルは、どんなものか。

つづきは明日・・・

2020年

1月

01日

一流の個性

新年あけましておめでとうございます。皆様は、元旦の朝はどう過ごしましたか。私は、久々に「初日の出」を見ていました。今年も福島に来ているのですが、田んぼの先がみるみる明るくなっていき、空に向かって光の筋が現れると、まん丸の太陽が出てきました。あまりにも感動的で、「今年の願掛け」を忘れて、ずっと見入っていました。

 

ずいぶん昔の学生の頃の話ですが、北海道「摩周湖」の日の出を見たことがあります。この時は夏でしたので、朝2時に起きて、展望台まで歩くと、そこには素晴らしいまん丸の太陽がありました。それ以来の感動の日の出です。

 

さて、大晦日は、毎年「紅白歌合戦」を見ながら、ほろ酔いの時間を過ごしています。今年も、あっ!と驚く演出がたくさんありましたね。多くのミュージシャンが、この紅白歌合戦に出ることを目標にしているだけあって、自分に与えられた時間で、圧倒的な「個性」をぶつけてきます。

 

保育園のクリスマス発表会で、子どもたちは「世界で一つだけの花」を歌いました。保育園の子どもたちは、「一番になるんだ!」という気持ちが強いですが、やがて成長していくと「一番」には、たった一人しかなれないという現実に気がつきます。ナンバーワンでなくオンリーワンに・・・という歌ですが、私たちは、生まれた時にはすでにオンリーワンです。

 

私が考えるオンリーワンは、「一流」という言葉で表されます。「一流」って何でしょうか。人間国宝やトップアスリートなど技術的に優れた才能があるという意味ではありません。

 

「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流という事である。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない」一流を定義するとこんなイメージでしょうか。実は、ずっと前のおやじ園長のブログで、こんなことを書いていました。

 

ごく普通の私たちだって、自分のこだわりや、流儀を持つことで、「一流」の生き方ができるのです。子どもたちには、一番にもなってもらいたいですが、それぞれが自分で考える「一流」の生き方を見つけてもらいたいと思っています。

 

昨日の紅白歌合戦を見ているなかで、「この人は凄いなぁ~」と思ったのは、自分の時間をその演出を自分で決めることができる人です。そうです、「一流」の人とは、自分の人生を自分で決めることができる人と言えるのかもしれざません。

 

だって・・・自分で決める人生は楽しいですからね。(笑)

 

令和2年にあたって、この1年・・・多くのことを自分で決めていきたいですね。

2019年

12月

31日

「できること」「できないこと」

動物や鳥などの生き物が抱える弱みや短所に焦点を当てた児童書が相次いで出版され、人気を呼んでいます。「ざんねんないきもの事典」シリーズを本屋さんでよく見ますね。ラクダのこぶはエネルギーを使い果たすとしおれてしまう・・・といった、残念な生態が紹介されています。

 

こうした本が、小学生に人気なのは、生き物が持つ弱みが、子どもたちの共感を呼んだのかもしれません。この夏には、飛べないが泳げるペンギンが案内役で、世界中の生き物の「できること」「できないこと」」を紹介する「できなくたって、いいじゃないか!あきらめたいきもの事典」が発売され、大人気だそうです。

 

これらの本を読む小学生は、勉強でも運動でも、友だちよりもできないことがあると知る時期でもあります。しかし、ここでいちいち落ち込んでいても前に進みませんね。かけっこや算数が苦手でも、これを読んで、自分にできることや、自分にしかできないことを見つけようとしているのかもしれません。

 

もっと言えば、今の時代は「多様性の大切さを理解し、受け入れようとする時代であり、競争しながらも互いを認め合う時代」とも言えます。こんな時代だからこそ、「ざんねんな」シリーズの本が共感を得ているのでしょう。

 

さて、小学生になる前の園児たちは、この1年間で、「やればできる!」「最後まであきらめない!」と、保育園では、先生や他の園児に叱咤激励されながら、頑張ってきました。

 

この頑張りを実行した先に、ようやく自分の「できること」「できないこと」がわかるような気がします。保育園の子どもたちには、まだまだ「イチバン!ナンバーワン!」をめざして、新しい年も取り組んでもらいます。(笑)

 

今年も、子どもたちの笑顔のために、保護者の皆様はじめ多くの大人にかかわっていただきました。そして、この「おやじ園長のブログ」にも、お付き合いいただきましてありがとうございました。

 

では、月並みの言葉ですみませんが・・・よいお年をお過ごしください。

2019年

12月

30日

驚きのいじめ防止対策

昨日は、母の墓をビカビカにしてきました。といっても、墓を建立してからまだ1年半ですので、掃除の前と後でもあまり変わらないのですが、この1年間のことを独り言のように報告します。先日は、前の会社の仕事仲間が亡くなって4年目の命日に、いつものように墓前でおしゃべりです。

 

こうして、今年も一年間、健康で無事に過ごすことができた報告をします。年末の大事な習慣となっています。

 

さて、いじめ防止の取組みについては、様々な学校が様々な方法で取り組んでいます。その理由は、いじめの解決方法は、1つだけではないからです。

 

いじめ防止の活動に取り組む一般社団法人「ヒューマンラブエイド」を設立した、元校長先生は、かつて東京都内の小学校校長だった頃に、いじめ撲滅活動に取り組む子どもたちの組織を立ち上げたそうです。

 

児童会役員を中心に希望者を募ったところ、隊員は100人以上集まり、「キッズレスキュー」と名乗った子どもたちは、のぼりを掲げて休み時間にパトロールや声掛けを行ったそうです。

 

「人が環境から受ける影響は大きい。いじめが起きるリスクはゼロにはならないが『いじめはいけない』という空気は、子どもたちの間にできた」と、元校長は語ります。

 

大人の社会にも、セクハラやパワハラなど、様々な人権侵害があります。これからの子どもたちが大人になって、こういった理不尽に立ち向かい、乗り越え、解決する力を持つことを考えると、キッズレスキューの経験は、将来の生きる力につながっていくかもしれません。

 

「いじめ問題の主役は子どもたち。彼らの感覚や気持ちを大事にした取り組みでなければ、結果的に子どもを追い詰めたり、押し付けになったりしかねない」とし、ヒューマンラブエイドは、子ども自身がいじめを生まない環境について考え、取り組んでいます。

 

まさに、子どもたちが自分で考えて、自分で「いじめ防止」の答えを探していくイメージです。

 

道徳の授業で、先生が「いじめはいけないこと!」と主張をすることよりも、「いじめがなくなるようにするには、どうすればいいと思う?みんなで話し合って」という授業が大事になってくるのかもしれませんね。

2019年

12月

29日

行事の精選

幼稚園教育要領には、行事について次の記載があります。

 

「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるこようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分に検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」

 

保育園では、0~2歳児の小規模保育など、行事がほとんどないところもあるので、保育所保育指針には、行事に関しての記載はありません。

 

幼稚園や大型の保育園の現場の先生からは、こんな声がでます。「行事があるから生活が途切れてしまう」「行事があるから遊びが深まらない」・・・こんな感じです。園によっては、あえて、運動会や発表会は行いところもあります。理由は、「子どもたちの日常の遊びや生活を大事にする」からです。

 

また、「子どもたちの生活や育ちが大事なので、保護者が喜ぶだけの行事ならその必要がない」とまで言う園もあります。

 

さぁ~本当にそうでしょうか。ホワイトきゃんばすは、小さな保育園ですが、年間行事が山ほどあります。毎年、何か新しい取組みが増えていっています。もちろん、行事が増えることで、子どもたちの生活や遊びが途切れることなど一切ありません。

 

運動会やクリスマス発表会の練習では、一斉保育で取り組みますが、その経験は、子どもたちの非認知能力を育み、一つの目標を成し遂げることが、子どもたちの成長につながっています。

 

そして、ホワイトきゃんばすが考える保育の質の向上には、「子どもたちの保育園での成長を保護者と共有する」ことです。運動会や発表会の行事で、子どもたちの姿を保護者に楽しんでもらうことは、当たり前のことで、疑問の余地などありません。

 

通常の保育に、行事による「非日常」を子どもたちが経験することで、変化のある楽しい保育園生活を送ることができるのです。屋上遊びを楽しみ、運動会や発表会の練習を頑張って、子どもたちは成長するのです。

 

行事の量は、その保育園の考え方ですが、行事をすることによって子どもたちの遊びが途切れることもありませんし、子どもたちの成長を保護者とともに共有していくことは、これからの保育園に求められる大切なことだと思っています。

 

ということで・・ホワイトきゃんばすの行事は、これからも積極的に取り組みます。(笑)

2019年

12月

28日

給食当番表を作らない

小学校の教室を覗いてみると、様々な「当番表」なるものが、後ろの壁面に貼ってあることが多いですね。例えば、給食当番表は、「ごはん」「おかず1」「おかず2」「汁物」「牛乳」などの役割を曜日ごとに回して、不公平をなくそうとする方法です。

 

几帳面な先生は、イラスト付きの見事な表になっています。ところが、ある小学校では、「給食当番の役割分担表は作らないように」が徹底されているそうです。理由は明確で、「自ら考え、行動できる児童」の育成が、その学校のめざす目標だからです。

 

さぁ~そんなことをしたら、配膳だけでバタバタして、給食の時間が終わってしまうんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、実践してみると、子どもたちは、その場その場で、友だちの気持ちを酌んで、自分の気持ちをコントロールするなど、公平を目指してよく考え、話し合って、給食当番の仕事に取り組むそうです。

 

当番が、配膳の準備が遅くなってしまいそうな時は、当番でない児童が「牛乳を配ってしまおう」と自ら考え、協力する子どもたちの姿もあるそうです。

 

この小学校に、初めて赴任する教員は、「これだ!」と目からうろこが落ちるようで、主体的に考えて行動をする子どもの育成を目指すのであれば、このような場面をつくらねばならないのだと気付くそうです。

 

ホワイトきゃんばすは、子どもたちが「自分で考えて自分で答えを出せる大人」になってもらうことを目指しています。この小学校のように、職員のアプローチが大切であることは言うまでもありません。

 

これは、子育てでも同じですね。愛する我が子が、自立した人間になるには、「親のやりすぎ」は、逆に弊害となることもあるのです。

 

まずは、「自分で考えてやってごらん~」を口癖にするのが効果的です。

2019年

12月

27日

令和元年 保育最終日

今日は、今年最後の保育園です。しかし、屋上遊びは、強風となってしまいました。ざっと風速15メートルです。子どもたちは「台風だぁ~!」なんて喜びながら、大はしゃぎです。

 

小学生と年長園児は、ローラースケートをしていましたが、追い風では立っているだけで勝手に前に進みます。「せんせ~い!超きもちいい!」とアクティブです。そして、今年最後のファームの収穫は、聖護院大根です。カブのような丸くて大きな大根です。

 

子どもたちは、自分の顔ぐらいある大きさの大根を引っこ抜いて、葉っぱごと今日のお土産にしました。聖護院大根は、煮込めば煮込むほど味が出て、あまり型崩れがしない大根です。じゃがいもなら、メークインのような位置づけです。あまりスーパーなどでは売られていないので、ママも喜んでいただきました。

 

葉っぱに、てんとう虫がいたり、アオムシがいたりしましたが、これも、無農薬の野菜である証です。子どもたちは、虫がいても驚くどころか、喜んで観察しています。

 

観察と言えば、保育園の水槽を見ていた園児たちが「園長先生…大変!」と大騒ぎです。どうやら、大きな魚(フナかブルーギル)が、小魚を食べてしまった瞬間を見たようです。「かわいそう!」「なんで!」と、子どもたちは嘆いていましたが、これも、生き物の世界に起きることの一つとして受け止めてもらいます。

 

そして、寺子屋園児と小学生には、「今年一番がんばったことは?」を一人一人聞いてみます。寺子屋園児は、運動会での紅白対抗リレーや組体操、サーキットレースに、先日おこなったクリスマス発表会を挙げる園児が多かったですね。

 

運動会とクリスマス発表会の練習は、屋上遊びなど、「見守り保育」が中心のホワイトきゃんばすの中において、数少ない「一斉保育」です。先生たちが主導して子どもたちに練習を頑張ってもらいます。

 

今年一番がんばったことに、運動会やクリスマス発表会を子どもたちが挙げるのは、目標に向かって練習を頑張ったという経験をしたからなのでしょう。子どもたちが大人へと成長していく中では、自分の意思に関係なく「やらなければいけないこと」が必ず出てきます。それを仲間たちと一緒に乗り越えていくには、この経験が大切になるのです。

 

卒園児の小委学生も、「運動会で5年生がやるエイサーを3年生でやり遂げた」小3女子と、「運動会の徒競走で1番になったことや、持久走大会で学年2番になった」小1女子、「運動会でパプリカを頑張った」小1男子の話がありました。

 

1歳児2歳児の小さい園児たちは、最近、園長の男遊びに積極的に参戦する子が多くなり、頭上にリフトアップしたり、デットリードライブ(プロレス技ですみません)をやってもらいたい園児で行列ができます。まだ、小1くらいまでは、軽々とリフトアップできる筋力は残っています。(笑)

 

保護者の方々には、今年1年の思い出話をしながら、しばしのお別れです。また、お正月での出来事を保育園が始まったら、じっくりと聞く事にします。よい正月を過ごして、年明けには、元気な顔を見せてください。

2019年

12月

26日

子どもたちがつくる新しい日本

今日は、年中年長園児と卒園児の小学生を連れて、恒例の「あずみ苑」という、老人福祉施設を訪問しました。今回は、クリスマス発表会のステージで披露した「世界で一つだけの花」を歌い、「パプリカ」を踊りました。

 

子どもたちは、文房具セットをプレゼントしてもらい、保育園からの贈り物は、ネズミの置き物と鏡餅を粘土で作りました。

 

たくさんのおじいちゃんおばあちゃんが、参加していただき楽しい時間となったのですが、子どたちとの年の差は、ざっと70歳から80歳くらいです。おじいちゃんおばあちゃんたちからは、自分の孫よりも年の差がある子どもたちをどんな目で見ていたのでしょうか。

 

ここにいらっしゃる方々は、最初の東京オリンピックが開催された日本の高度成長期に、20代30代でバリバリ働き、多くの子どもを育てた世代です。まさに、経済大国日本を作り上げた面々です。

 

それから数十年が経過し、バブル崩壊で日本の経済は停滞し、隣国の中国は16倍の経済成長を遂げています。先進国の追随からスタートしたものの、今では自動車やソフトウェア、エレクトロニクスなどで、アメリカをしのぐ部分も出てきていますね。方や、日本は過去の姿に引きずられ、変化を予見できないまま25年以上も経過したという事になります。

 

しかし、保育園の子どもたちを見ていると、悲観的になることはありません。豊かさとは、経済や物理的なことだけではないことを私たちは知っていますし、違いを認める世の中や、自然や環境を考えたり、自分らしい生き方を私たち日本人は模索を始めたのです。

 

子どもたちが、明日の日本を担うのですが、私たち大人は、どうしても「大丈夫だろうか?」「今の教育、学校や授業が変わらなければ・・・」と危機感ばかり感じてしまいますね。

 

今日のおじいちゃんおばあちゃんたちは、きっと、子どもたちに大きな希望を感じてくれたことでしょう。「心配しなくても・・・大丈夫だよ」と言うのでしょう。

2019年

12月

25日

サンタクロースの話

今日はクリスマスですね。園児たちが登園すると、枕元・玄関・クリスマスソックスの中・クリスマスツリーの前と、様々な場所に置かれた、サンタからのプレゼントの話で持ちきりです。

 

屋上で自転車に乗れるようになった5歳女の子は、ピンクの自転車が届いたそうです。同じく、屋上でローラースケートに夢中の5歳女の子と5歳男の子は、ローラーが光るタイプのローラースケートが届きました。何だか、アクティブでいい感じです。

 

そして、今日から小学生は冬休みに入るので、卒園児が4名学童でやってきました。成績表「あゆみ」を持参して、「あーだこーだ」と説明が始まります。Aが多かろうと少なかろうと、園長は「よく頑張ったね!」とニコニコしながら聞いています。小学生になってからも、こうして成績表を見せてもらえることが、うれしいのです。

 

毎年クリスマス当日は、ショッピングセンター内を「クリスマスパレード」をします。先日行ったクリスマス発表会の衣装を着て、保育園をスタートし、買い物に来ているお客様や、販売スタッフに、「メリークリスマス!」と声をかけます。子どもたちの姿に、お客様の笑顔が広がります。笑顔が連鎖する瞬間です。「あぁ~楽しかった!」と4歳女の子が、しみじみと言っていました。アイドルになった気分かもしれませんね。(笑)

 

そして、給食は、「クリスマススペシャルランチ」を楽しみました。給食の先生が頑張り、小学生がお手伝いをします。折り紙で作ったポインセチアに、ランチョンマットの演出も子どもたちの「ワクワク感」を引き出しました。美味しかったですね。

 

さて、今日の寺子屋は、サンタクロースの話で盛り上がりました。

 

「サンタクロースは、世界中の子どもたちにプレゼントを届けるけど、おもちゃをどうやって集めているのかな?」子どもたちは、一斉に考えます。

 

「サンタクロースは、たぶん魔法使いだと思う・・・魔法でおもちゃをたくさん出していると思うよ」と4歳女の子

 

「たぶん、夏くらいから、いらなくなったおもちゃはありませんか?と言って、おもちゃを集めているんだと思う」と、5歳男の子・・・リユースの発想です。凄い。

 

「ゴミに出された、まだ遊べるおもちゃをサンタさんが修理して、プレゼントにしているじゃないの?」と4歳女の子・・・こっちは、リサイクルの発想ですね。

 

傑作の答えは「ブラックサンタが、おもちゃを片付けない子どもの部屋から、おもちゃを盗んでいると思う。だって、片付けしなんだから仕方ないね」と6歳男の子・・・

 

「サンタクロースって、一人だけなの?」

「サンタクロースに女の人はいないの?」

 

こんな感じで、楽しく子どもたちとサンタクロースの話で楽しむことができました。5歳男の子は、朝、サンタクロースに会うことができて「プレゼントありがとう!」と言ったそうです。サンタクロースは、髭のおじさんではなくて子どもで、トナカイはお菓子を食べていたそうです。

 

今日は、クリスマスなので、男の子の話を信じることにしました。(笑)

2019年

12月

24日

就業時間外のメールや電話を絶つ

今日は、初めてモンシロチョウがサナギから羽化する瞬間を見ることができました。しわしわの羽が、少しずつまっすぐに整っていきます。子どもたちは、息をのんで見つめていました。大げさですが、生命誕生の感動の瞬間です。

 

そして、寺子屋の時間は、今年の締めくくりで、廃材を使って「何でも好きな物を作る」です。子どもたちは、じっくりと時間をかけて、目の前にある様々な廃材からイメージを膨らませていきます。

 

傑作だらけですが、「カタツムリのように遅い車」と「天体望遠鏡」にハナマルです。スポーツカーでなく「遅い車」という発想はユニークですね。天体望遠鏡は、ただの望遠鏡ではなく、上下に動く機能が工夫されています。あっぱれです。

 

さて、「休日や退社後はメール、電話連絡をしません」そんな企業の取組みが広がり始めているそうです。私が営業の仕事をしていた時代では、考えられないことですね。でも、これからの時代は、「オンとオフをはっきりさせて効率的に働きたい」という価値観が当たり前の世の中になっていくのは確実です。

 

これからの「仕事ができる人間」の定義は、能力があるだけでなく、「自分がいなくても、上司やチームのメンバーに、得意先に迷惑がかからないように仕事を引き継ぐことができる人」が、新たに加わるのかもしれませんね。

 

ある会社では、「11月18日~29日に休暇をいただきます。ご迷惑をおかけしますが、メールや電話での対応は30日にいたします」と、社内だけでなく社外へもメールの末尾に付記し、営業先への理解を求めている社員もいるそうです。もちろん、社内での情報共有が徹底されている会社です。

 

私が新入社員の頃には、携帯電話がありませんでしたので、休日に仕事の電話がかかってくることはほとんどなかったのですが、携帯電話の普及と共に、オンとオフも関係なくなっていきました。これは、相当なストレスでしたね。

 

便利な時代の負の側面も、これからは、時代に合った仕事の仕方に変わっていくのでしょう。もちろん、いい事ですね。

2019年

12月

23日

失敗できる環境をつくる

今日の連絡ノートには、保護者からのクリスマス発表会のコメントがびっしりです。昨年のクリスマス発表会での我が子の姿を親としては、当然よく覚えているので、1年後の成長を感じてもらったようです。職員へのねぎらいの言葉もいただき、ありがたいですね。

 

このクリスマス発表会には、「失敗」はつきものです。子どもたちは、どんどん失敗して、挑戦を続けて成長していくのです。

 

一般論としては、「人は失敗から学ぶ生き物である。数々の失敗を経験し成功へつながっていくものだ」と誰もが言いますね。そして、誰もが、「そんなこと当たり前だよ」とも思っています。

 

しかし、大切なのはその先です。「失敗」を許してくれる環境がそこにあるか・・です。

 

私の中学からの仲間の一人が、大の韓流アイドルファンです。(おやじですが・・・)

韓国と日本のアイドルに対するファン心理は、180度違うそうです。韓国は、ファンが求めるのは完璧なパフォーマンスだそうです。失敗は許されない雰囲気の中、韓流アイドルは活躍しているとのこと。日本で脚光を浴びる韓流アイドルは、確かに、日本語も話せて、ダンスのキレも完成されていますね。

 

それに対し、日本では、まだ未完成のアイドルをファンがあたたかく見守るというイメージがありますね。そこには、少しの失敗も大目に見るような、寛容な心があります。

 

しかし、日本人がすべてそうとは限りません。特に、教育現場における保護者の目は厳しいです。一度うまくいかないとがあると、あれもこれも引っ張り出してくて、レッテルを貼ろうとします。大学を卒業したばかりで、初めて子どもたちの前に立つ新人教員に対しても、経験を積んだ先生と同じ成果を求めることもあるようです。

 

教員志望者が少ない理由は、ブラックと揶揄される労働環境ではなく、失敗に対して寛容ではない環境が大きな問題かもしれませんね。

 

あなたの働く環境ではどうですか・・・「失敗をどんどんして、そこから学ぶんだ!」なんて、朝礼で上司が言っておきながら、「なんで、こんな失敗したんだ!」と常に、部下をしかりつける環境になっていませんか・・・

 

我が子の子育てにも当てはまる内容ですね。

2019年

12月

22日

2019年度クリスマス発表会つづき

クリスマス発表会の後半の演目は、寺子屋園児のショータイムです。さっきまで、泣いている子がいた、0・1・2歳児は、観客席でママやパパと応援です。

 

客席からは見えませんが、幕の中で子どもたちは、「世界で一つだけの花」の手話の練習をしています。手話を取り入れようと決めたのは、わずか1週間前でしたが、子どもたはすぐに覚えてしまいました。そして、後半の舞台がスタートします。期待通りに難しい曲を見事に歌い上げました。

 

合奏「ちょうちょ」も、練習では、カスタネット、スズの楽器が合わずにバラバラになってしまうことが多かったのですが、ピアニカ、木琴、トライアングルともに、見事に決めてくれました。子どもたちは、保育園で羽化した「モンシロチョウ」をイメージして歌っているのでしょう。

 

ダンス「笑顔のまほう」は、子どもたちが自分でデザインして描き上げた衣装を身に付けます。パプリカで付けたネックレスをここでも使用して、笑顔で歌って踊って盛り上げてくれました。

 

そして、クリスマス発表会最後の演目は、劇「おやゆび姫」です。おやゆび姫・カエル・魚・こがねむし・ねずみ・もぐら・つばめ・王子と、それぞれの役割が、見事に決まりました。途中、ネズミ役が、セリフを忘れるというハプニングがありましたが、ネズミ役の女の子は、それを笑いにしてしまう演技力を見せてくれました。

 

カーテンコールが終わって、幕が下がる時に、おやゆび姫役の女の子が、ホッと胸をなでおろしていました。たくさんのセリフを見事に成功させたのですから、気持ちも分かりますね。

 

1歳児のママが、「後半の寺子屋さんたちの活躍を楽しみにしています」と言ってくれました。保護者の多くが、我が子だけでなく、園児全員の活躍を見守ってくれていました。うれしいですね。

 

そして、「さすが寺子屋園児!」の演目を見せつけてくれました。堂々と胸を張って舞台上で輝く姿が、カッコ良かったですね。この子たちが、まだ1歳2歳の頃は、舞台上で大泣きだった子どもたちが、寺子屋になって、こんなに成長した姿を見せてくれています。感動以外の何物でもありません。

 

涙を浮かべて、私に挨拶をしたおばあちゃん・・・・「今日は、ずっと感動して泣いていました。本当に良かったです・・・」と、泣きながら話してくれました。

 

今年も、クリスマス発表会を終えて、一回り大きくなった園児たちをしっかりと見ることができました。1つの大きな目標に向かって、仲間と共に、練習を頑張って、そしてやり遂げた経験が、子どもたちの成長につながります。保護者たちも職員も幸せな気持ちでいっぱいです。

 

よく頑張りました!そして、心から「ありがとう・・・」

2019年

12月

21日

2019年度 クリスマス発表会

クリスマス発表会の当日を迎えました。子どもたち、保護者、もちろん職員も緊張の朝です。年に、何回かは、このような心地よい緊張が必要なのかもしれません。運動会が終わって1カ月半の長い練習期間が本番でどう生きてくるか・・・期待と不安が交錯します。

 

子どもたちの晴れ舞台に、遠方からのおじいちゃんおばあちゃんにお越しいただきました。初めて会う人も多かったです。そして、卒園児の小学生も過去の自分を重ねながら、応援してくれています。今年は、来年度の新入園児もママと一緒に足を運んでくれました。「こんな本格的な発表会だとは思わなかったです・・・」とのコメントです。

 

さて、本番スタートです。

 

大ステージの幕が上がった時の観客席の「ウォ~」というどよめきが聞こえます。2歳児以上の「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」の歌がオープニングですが、子どもたちも、リハーサルと違って、観客席に多くの応援団を前に、少し緊張のスタートです。ここでは、泣く子はいなかったのですが・・・

 

0・1歳児の「ドコノコノ キノコ」では、その姿に観客席からは「かわいい!」の声援が飛びます・・・しかし、予想通り、非日常的な演出に数人の園児が大泣きです。(笑)

 

こうなると、次の2歳児のダンスに、涙がバトンされます。しかし、泣きながらも手を挙げて踊る姿に、観客席からは笑いが起きます。こんな状況でも、泣かずに自分のペースで踊る園児は、寺子屋になってからの活躍が期待できますね。

 

涙の流れを断ち切ったのが、寺子屋の「赤ずきん」です。インフルエンザでお休みしたオオカミ役園児の分まで、頑張る子どもたち・・・ボランティアママたちが作ってくれた衣装も大きな演出効果となり、大成功です。頼もしい寺子屋にホッとしました。

 

そして、前半ステージの最後は、園児全員で「パプリカ」を踊りました。パプリカの衣装は、各家庭でTシャツを加工したオリジナルです。子どもたちは、紙ねんどで作ったネックレスをして、まるでストリートダンサーのようないでたちです。ビデオでじっくり見ていると、ノリノリの寺子屋園児と大泣きの2歳児以下の極端な違いが笑えます。

 

パプリカは、応援に来てくれた卒園児の小学生もステージ下で踊ってくれました。後輩たちの様子を気にしながら見守ってくれた感じですね。

 

前半のステージは、ステージ上からママを発見して、観客席中に響き渡る大声で「ママ~!」と泣き叫ぶ園児があったりと、別な意味で盛り上がりました。(笑)

 

そして、いよいよ舞台は、後半の寺子屋園児の演目となります。つづきは明日・・・

2019年

12月

20日

いだてんロス

いよいよ明日はクリスマス発表会です。子どもたちは、「楽しみ!」とワクワクしていますが、中には、子どもよりも緊張している保護者もいます。(笑)

 

さて、大河ドラマが終わりました。毎週日曜日は、楽しみな大河ドラマを飲みながら見るのが私の大切な時間です。「いだてん」について、今年も、元仕事仲間のコメントを紹介します。 

 

『今からもう三十年ほど前になるが、民放で「知ってるつもり」という番組が放送されていた。

毎週、ある人物を取り上げ、その人生をたどる過程で隠れたエピソード等も加え、名前だけでほとんど知っているつもりになっていた人物像を改めて明らかにするという番組であったが、良い意味でイメージを大いに覆されるという事も多かった。結構、長寿番組だった記憶がある。

この番組の特長は、単なる偉人だけではなく歴史の片隅に埋もれそうな近現代のこれまで知名度の高くなかった人物を多く取り上げたことである。

今ではすっかり有名になった「命のビザ」の杉原千畝など、この番組ではじめて知った人物も多かったが、その中に今回の「いだてん」の主人公のひとりである金栗四三も含まれていた。

日本初のオリンピック選手として参加したマラソン競技で、途中日射病で倒れ、近隣の農家で翌日まで介抱された為、公式には「競技途中で行方不明」扱いであったが、約半世紀後に、その大会を主催したスウェーデンオリンピック委員会からストックホルム大会の開催55年記念式典に「完走要請」として招かれ、競技場をゆっくり走ってゴール地点のゴールテープを切り「日本の金栗、ただいまゴールイン、タイムは54年8ケ月6日5時間32分20秒3。これをもって第5回ストックホルム大会の全競技を終了します」とアナウンスが流れたというエピソードが番組で紹介され「何て粋な計らいをするのだろう」と感動した記憶がある。

その放送から約29年後、奇しくも、今年の大河ドラマ「いだてん」では、最終回のエピローグとしてこのエピソードが取り上げられ、当時の実際の映像がラストシーンとなった。

低視聴率、出演者の逮捕や脱税の疑惑等、今年の大河ドラマ「いだてん」では負の面での話題が尽きなかった。

数年前に大ヒットした朝ドラ「あまちゃん」のシナリオを書いた宮藤官九郎を起用して来年のオリンピックを睨んだ企画だったが結局、視聴率的には惨敗。ただ、小学校5年生の頃に放送された「国盗り物語」以来、長年大河ドラマを見続けている私から見て、今年の大河ドラマは近年になく面白かったと思う。

チャンネルが地上波の数局に限られていた昭和の時代から、BS、CS、ネット配信等、多チャンネル化が進んだ現代で、当然ながら昔の様な視聴率を取る事など今や不可能だし、世代が変わって時代劇離れが進んだせいか、民放で時代劇の帯ドラマを見る事もなくなった。

「大河ドラマ=時代劇」というイメージもあるのか、過去から、近現代を扱った大河ドラマは視聴率的にはほとんど失敗していたせいか、明治以降の時代が題材になる事はほとんどない。

中学や高校で学んだ日本史は授業時間の関係でほとんど明治時代に入るか入らないかで終了し後は省略、我々は近現代の歴史に関してはほとんど馴染みがない。この時代を取り上げた作品が少ないのはそういった事も原因かも知れない。

視聴率至上主義の中で、個人的には視聴率と作品の出来栄えは余り関係なく、あくまでも作品を実際に見て良い作品か否かを判断しなければと思っている。

オリンピックどころか「スポーツ」という概念が全く無かった明治の時代から、一旦招致に成功しながらも日中戦争の勃発の影響で返上、第二次世界大戦後、敗戦国として改めて招致活動、開催に至る遥かな道のりを、最終回でタクシー運転手としてカメオ出演された宮藤官九郎の脚本は「あまちゃん」と違って歴史的な事実が大きな制約となる登場人物を、古今亭志ん生という落語家とその家族の歩みを並行させ、数少ない架空の登場人物と絡めた見事な伏線で結びつけ、実際の数々のエピソードや、後半の「田畑政治」編からは歴史的な事件とオーバーラップする場面を増やしながら見事に描き切ったのではないだろうか。

元々、人気劇団「大人計画」の座付き作家なので、物語の展開が舞台的でスピーディー。放送前半の頃、場面が明治から昭和にしょっちゅう飛んだり戻ったりするので、私の両親も話の展開についていけないとよくこぼしていた。毎日放送される朝ドラと異なり週に一度の大河ドラマはあらすじを覚えておくのも大変で馴染みのない内容(時代)では、なお一層の事である。

ただ、もう「忠臣蔵」や「信長」「秀吉」「家康」のドラマには飽き飽きした。

「勝海舟」で革新的な大河ドラマを目指しながら途中降板のやむなきに至った倉本聰は、その後、「北の国から」現在放送中の「やすらぎの刻~道」に至るまで優れた作品を数多く書き続けられているが、あの時、もし大河ドラマを降板しなかったら富良野に移住する事もなく「北の国から」は生まれなかったかも知れない。

三谷幸喜も「新選組!」から十数年後の「真田丸」で、大河ドラマの枠の中で見事にリベンジを果たしている。なぜか今日の最終回では東京オリンピックを映像として残す、市川崑監督役で俳優として出演されていた。

宮藤官九郎もまたいつか新たな歴史ドラマの魅力を持った作品を生み出す機会をNHKが与えて示して欲しいなと視聴者のひとりとして切に望みたいのである。

それにしても、とにかく明日から「いだてん ロス」になりそうだ。』

 

はい。今回も無断掲載です。仲間なので、いいのです。

ちなみに、彼は、映画評論家でもシナリオライターでもプロデューサーでもありません。おやじ園長とよく飲みに行く、ふつうのおじさんです。(笑)

2019年

12月

19日

大川小訴訟の本質

今日はクリスマス発表会、2回目のリハーサルです。子どもたちのパフォーマンスは、昨日よりも格段によくなっています。これで、11月から始めた長い練習もおしまいです。明後日の本番は、結果でしかありません。ここまで練習したプロセスを職員がしっかり見てきました。子どもたちは、本当によく頑張りました。

 

さて、今日は、大川小学校の訴訟について、考えてみたいと思います。これは、東日本大震災で児童74人と教職員10人の児童と教職員のほとんどが津波によって命を落とした、宮城県石巻市立大川小学校をめぐる裁判です。

 

この世間の関心を大きく集めた裁判は、最高裁で市と県の上告を退ける決定をしました。震災前の学校の防災体制に不備があったとして、市と県に約14億3600万円の支払いを命じた二審、仙台高裁判決が確定しました。

 

大川小の校長らには、児童の安全確保のため、地域住民よりもあるかに高いレベルの防災知識や経験が求められると指摘され、市のハザードマップで大川小は津波の浸水想定区域外だったにもかかわらず、校長らは、学校の立地などを検討すれば津波被害を予見できたと裁判では判断されたのです。

 

しかし、私が考えるには、大川小訴訟の本質は、別にあると思っています。

 

地震が発生した時に、ある教員が「山だ!」と叫んだそうです。しかし、その教員の意見が反映されずに、そのまま校庭に待機することになった・・・ここが問題です。

 

これは、全国の小学校や中学校に多く見られる組織上の問題です。私が、PTA会長をしていた頃、よく校長先生と話をしていたのですが、民間企業で働いていた私は、「職員会議では、若い教員の意見も活発に出るんでしょうね。もし、よろしかったら、PTA会長として、職員会議に出させてもらってもいいですか・・・」と言うと、校長先生は困惑してしまいました。

 

学校の職員会議は、教頭や教務主任が報告や伝達をしておしまいで、教員同士の意見の交換などほとんどないという実態を聞かされました。最近ではイエナプラン勉強会で顔を合わせる教員からも同じようなことを聞きます。

 

民間企業であれば、役職の着いた人だけが会議で発言をして、若手社員が黙って聞いているような会社は、じきに潰れます。若手も、自分の意見を躊躇なく言えるような風通しのいい組織が、理想ですね。

 

そして、役職がなくても、本質をついた意見をする社員の言葉が、重く受け止められるようになっていくのです。大川小学校の職員組織が、もっと風通しの良いものであったなら、「山だ!」といった教員の意見で、すぐに、子どもたちを高い場所へ避難させることができたのではないかと思ってしまいます。

 

この判決は、学校の安全対策への問題定義が大きく問われていますが、本質は、その根本にある学校組織の在り方だと、私は思っています。

2019年

12月

18日

記述式見送り

今日は、クリスマス発表会のリハーサル1日目です。クリスマス発表会は、客席420席の大ホールで行い、事前に同じステージで2回もリハーサルを行います。「なんで・・・そこまでやるの?」と思われるでしょうが、それには理由があります。

 

子どもたちが、これからの人生の中で、スポーツやプレゼンテーション・・・芸術の分野などで、大きな舞台に立つ機会が必ず何度かあります。試合に勝つために、成功するために、練習をしなければ結果が伴わないことが多いですね。そんな将来の経験にプラスになることと、やっぱり、保護者にいいところを見てもらって、我が子の成功体験として、受けとめてもらいたいという気持ちです。

 

今日の出来は、まだ本番で見せるレベルではありませんが、大舞台に立った子どもたちは、「今日は楽しかったね・・・」と言ってます。明日、2回目のリハーサルです。

 

さて、大学入試共通テストでは、これまでの「知識偏重」のテストからの脱却を図り、思考力や判断力、表現力を評価することを目的に、2021年1月から、記述式の導入が決まりました。国語と数学で3問ずつ出題され、国語は最大120字程度の文章を、数学は数式などを書かせる方針でした。

 

しかし、昨日、文部科学省は、正式に記述式導入の見送りを表明しました。現在高校2年生が対象でした。

 

もう、学校は憤る教員で大騒ぎでしょう。「生徒へは、暗記問題に対応する時間を削減して、記述問題に対応できる勉強をさせてきた。失った時間を返して欲しい!」という怒りの声です。

 

また、専門家は「国際学習到達度調査~PISA(ピザ)~」で、日本の「読解力」が低下したことに触れ、「記述式の見送りで受験勉強が変われば、さらに国際順位が低下する」と懸念します。

 

今回の見送りの理由の一つに、記述式問題にはアルバイトを含め、約1万人が採点にあたり、公平性が保証できないということと、現役高校生が4万人以上の署名を集めて、文科省に提出する動きもあったそうです。勉強する方としては、暗記中心のマークシートの方が、勉強しやすいといったところでしょう。

 

さぁ~みなさんは、どう考えますか?

 

先日のブログで、「答え」ではなく「考え」を求めるアプローチをしていく重要性に触れましたが、マークシートだけだと、「考え」は、全くわかりませんね。自分で考えて書いた文章の中に、その「考え」があるのに・・・と、私は思ってしまいます。

 

「答え」が、1つだけではない「問い」を、これからの子どもたちは、考えていく時代ですから、そこに、「公平性」という概念は、当てはまらないことなど、最初から分かっていなかったの???という疑問が消えません。

 

小学校や中学校の学習指導要領が改正され、アクティブラーニングのような「考える」授業をしているのに、高校生になったら、従来通りの暗記型受験勉強に戻ることは、避けたいですね。

2019年

12月

17日

リーダーと性差

朝の時間「園長先生・・・チョウがいるよ!」と男の子が羽化したモンシロチョウを見つけました。これで、2匹目となります。「どのサナギからチョウになったんだろう?」と、子どもたちが飼育ケースを観察します。

 

「クリスマス発表会で、ちょうちょを歌うね・・・」なんて、子どもたちは会話を楽しみながら、この冬は、季節外れの蝶の観察で盛り上がりそうです。

 

また、今日は、卒園児の小学1年生の女の子が、作文コンクールで入選し賞状を持ってきてくれました。園長が読み上げて、彼女に渡すと、「それ・・・さっき校長先生がやってくれたから・・・」と言いながらも、嬉しそうです。何やら、イルカがテーマとのことで、作文が戻ってきたら、読ませてもらいます。園長としては自慢の話です。

 

さて、日本の場合は、女性が管理職やリーダーに就く人事が、最近になって増えてきました。しかし、リーダーの数学習熟度のデータを見ると、日本の現実が露呈されます。

 

仕事を持つ人を数学的習熟度のレベルで3つのグループに分け、リーダー(他の従業員を管理・指揮する人)の割合を出すと、日本の男性では、学力レベルが上がるにつれてリーダー比率が上がるという予想通りの結果が出ました。

 

しかし、日本の女性では、学力レベルに関係なく女性のリーダー比率が、2割にも満たないばかりか、女性の高学力群が男性の低学力群にも大きく劣るという結果となっています。つまり、日本では、女性のリーダーは能力に関係なく低く、優秀な女性がリーダーとして活躍できていないという結果です。

 

これが、管理職に男女の差がほとんどないアイルランドでは、男女同じ比率で、学力レベルとリーダー比率が正比例となります。

 

この数字からも、日本が能力よりもジェンダーの国と言われても仕方ありません。民間企業の実態は、女性が管理職になっても、色メガネで見る男性がいたり、同じ女性から足を引っ張られることもあります。

 

こうなると、現在学校に通う子どもたちの意識の変化に期待するしかないかもしれませんね。ということは、女性の校長先生が、能力主義で増えていかねばなりません。データでは、中学校校長の女性比率は、欧米では50%と男女の差はありませんが、日本はわずか7%です。

 

逆に考えれば、この7%を増やしていけば、若い世代の考え方が、男女問わず能力主義での仕事が、当たり前になる世の中に変わるチャンスです。どうですか・・・文科省レベルで進まないなら、自治体の教育委員会レベルで、風穴を開けてもらいたいですね。

2019年

12月

16日

「答え」でなく「考え」を発言する

今日は、屋上ファームで最後の2列のジャガイモを収穫しました。立派なジャガイモが土の中からゴロゴロ出てきます。4歳女の子が、土を触りながら「先生・・・気持ちいいよ」と言うのです。子どもが、こうして土の感触を楽しむことができるなんて、素晴らしいですね。

 

そして、絹さやえんどう豆の畑に、落ち葉をまきました。11月に植えた種が、目を出しています。このまま越冬して、春に収穫となるのですが、真冬の寒さに負けないように、落ち葉をまいて、越冬の手助けをするのです。子どもたちは、花咲じいさんが灰をまくように、楽しそうに落ち葉を投げ込みます。冬ですが、畑仕事は終わりません。(笑)

 

さて、最近では、答は必ずしも1つではない・・・という考えが、学校の授業に、例えばアクティブラーニング形式の授業などで、広まってきました。「○○さんの答えは、○○だけど、私の答えは、違う・・・」というやり取りです。

 

しかし、このような授業で、子どもたちの様々な答えを引き出すのは、実際にはなかなか難しいものです。そこで、あるやり方が、子どもたちの発言を広げることにつながります。

 

話合いの中で「答え」ではなく、「考え」を発言させるのです。「あなたはどう考えたの?」「どうして○○と考えたのかなぁ~?」と問えば、子どもたちは、その理由や根拠を話します。

 

私も、保育園の子どもたち相手に、「答えが合っていることが大切ではなくて、どう考えたかが大事なんだよ」なんて言ってます。その意味を、年長園児は何となくわかっているようですが、小さい園児はキョトン顔です・・・(笑)

 

正解がどうかというよりも、考えを出し合うことで、話し合いが深まっていくのです。「考え方はよくわかった」「ここで間違えたのか・・・」など、自分と違う考えについてもオープンに話し合えるようになっていくのです。

 

どうですか・・・親としても、子どもとの会話の中で、なるべく我が子の「考え」を引き出すようなやり取りができると、一歩進んだ親子の会話になりますね。

2019年

12月

15日

リニア中央新幹線

速度が増すにつれ、体がふわっと浮き、後方に引っ張られる感覚にとらわれた。車窓の街並みは視界から消え去り、前方の速度表示画面の数字はぐんぐん上昇。「500km」に到達した。

 

これは、リニア中央新幹線の走行実験に乗車した人の感想です。2027年開業予定のリニア中央新幹線は、東京(品川)から名古屋は40分、大阪まで67分で結ばれます。私が住むJR川越線指扇駅から埼京線直通で新宿まで通勤電車で揺られている時間で、名古屋に到着しているという計算です。

 

1964年前回の東京オリンピックが開かれた年に、夢の超特急「新幹線」が開業し、日本の高度経済成長を支えました。そして、半世紀以上の時を過ぎて、2回目の東京オリンピックが来年行われ、いよいよリニア中央新幹線が開業するのです。

 

リニアモーターカーは、私が子どもの頃からずっと「いつできるの?」と先延ばしされてきました・・・でも、ようやく現実となったのですが、私の年齢もおやじとなってしまいました。(笑)

 

東京から名古屋、大阪までの商圏で、日本の約6割超の約3300兆円のGDPとなる計算です。そして、約6600万人が1時間余りで行き来できる世界でも類を見ない巨大都市圏が生まれることになります。こうして数字を出すと、凄いことですね。

 

しかし、日本は高度成長期ではなく、人口減や高齢化社会に直面しています。リニア中央新幹線が新たなライフスタイルを作り出すかもしれません。もちろん、経済ではありません。

 

リニア新幹線が通る、山梨県や長野県、岐阜県など、自然の中で生活し、数時間をかけての遠距離通勤をしなくても、仕事ができる環境が整います。また、地方に企業が移転して、新たな「働き方」が生まれる可能性もありますね。

 

モノではなく、あらたなコトが、たくさん生まれてくるような予感がします。のんびりと「呑み鉄」を楽しむ私には、リニア中央新幹線には、鉄道としての魅力は感じませんが、違うところで、私たちの生活が変わることにつながるかもしれませんね。

2019年

12月

14日

子どもたちのネズミの作品

保育園の中で飼育していたアオムシが、一匹モンシロチョウに羽化していました。子どもたちが、白い羽のチョウを発見し、大騒ぎです。さっそく、モンシロチョウ用の飼育ケースを用意して、屋上で咲いている花を集めます。

 

スポンジに砂糖水を湿らせて、ケースに置きます。午前中は、まだじっとしていたモンシロチョウも、新しい飼育ケースに移し、草花や砂糖水をセットして観察していると、羽を広げ飼育ケースの中を飛んでいます。ススキの穂がお気に入りの場所です。月曜日には、多くの園児が登園するので、目をギラギラさせる子どもたちの姿が想像できます。今度は、サナギからチョウになって抜け出すシーンを観察したいですね。

 

さて、保育園から保護者への年賀状は、子どもたちの作品が付加されています。2020年は、ネズミ年ですので、子どもたちそれぞれのネズミが出来上がっています。

 

日本では、ネズミと言うと、害をもたらすものとしてマイナスイメージで語られることが多いですね。しかし、干支では、子・丑・寅・卯・・・のトップを飾るのがネズミです。干支を決める絵本でも、トップでゴールするのがネズミです。(笑)

 

駅伝でいえば「花の1区」、リレーなら注目度抜群の「第一走者」で、いずれも重要な役割を担っています。

 

一方世界では、ネズミのミッキーマウスは、世界的アイドルです。また、2000年のアカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンマイル」には、囚人の自由と希望の象徴としてネズミが登場します。

 

日本のネズミ観と世界のネズミ観は、ずいぶんと違うようですね。しかし、保育園の年賀状では、子どもたちのネズミの作品は、それぞれ個性的で、かわいい作品に仕上がっています。

 

年賀状が届くのは元旦ですが、今から保護者の皆様は。楽しみにしていてください。

2019年

12月

13日

自己肯定感のカギはママにあり

今日は、子どもたちが大騒ぎです。飼育している「アオムシ」が、飼育ケースのすき間から逃げ出して、壁を登っています。気がつくと天井まで移動していました。そのまま、サナギになって羽化するのもいいかな~と見守っていると、床に落下してしまいました。男の子がケースに戻しました。

 

現在、飼育ケースには、サナギが20匹以上います。ある日、一斉にモンシロチョウに羽化するかもしれません。(笑)

 

さて、日本人が世界でも最低といわれる「自己肯定感」ですが、これを伸ばす一番簡単な方法は、子どもの言動や行動に対して「そう、それができたの、良かったね!」と認める、ただそれだけのことだそうです。

 

実は、子どもの自己肯定感を育むためのキーマンは、ママです。つまり、ママ自身が自分を肯定すればいいのですが、「よいママになろう!」とか「子育ても仕事も完璧にしよう!」とか、頑張りすぎて自分を追い詰めていると、時間にも追われ、ギリギリの中で過ごしていることも・・・こうなると、自分のことを肯定する余裕も生まれませんね。

 

毎日、必死に頑張ることは、もちろん素晴らしいことかもしれませんが、「それって?本当に頑張らないといけないことなの・・・」ひょっとしたら、「やらなければならない」と自分で思い込んでいることかもしれませんね。

 

できても、できなくても、「今」の自分を認めることが、ママにとっては、自己肯定感につながることだといいます。

 

「まぁ~今日のところは、ここら辺でいいんじゃない」の感じで、子どもの素直な行動を認める事だけでいいのです。

 

どうですか・・・少し、気が楽になりますね。

2019年

12月

12日

話し合う力

保育園の親子遠足でもお世話になった北本自然観察公園にある、樹齢200年の「エドヒガンザクラ」が、先日の台風19号で、倒れてしまったそうです。

 

このサクラは、ソメイヨシノよりも1週間ほど早く花をつけ、北本に春を告げるシンボル的な木でした。咲きはじめはピンク、満開時には白と花の色が変わるという不思議なサクラです。よく、ピンク色のサクラを見かけることがありますが、ソメイヨシノではなく、エドヒガンザクラという種類なのです。

 

咲き始めはピンクで、満開時に白くなるなんて、同じサクラを何度も愛でに行きたくなりますね。どこまで、再生できるのか・・・何とか、この春少しでも花を咲かせてほしいですね。

 

さて、ある小学校5年生の授業です。「買い物をするならコンビ二か商店街か」という話題でパネルディスカッションが行われました。もちろん、その場の思いつき発言ではなく、自分なりの理由を考える、その根拠となるような情報を集めて持ち寄ります。新聞などから情報を収集したり、おうちの人、お店の人、町の客様へのインタビューをする子もいたそうです。

 

「コンビニの店員さんは、いらっしゃいませと元気の良いあいさつをしてくれる」

「商店街のおじさんは、いつも、お帰り~学校は楽しかったかい。と言ってくれる」

「商店街もいいけど、コンビニは夜遅くまでやっていて、仕事で疲れて遅く帰ってくるサラーリーマンにとっては、ホッとする場所なんじゃないの」

 

こんなやり取りが続き、「僕たちの町には、新しいものと古いものとが協力している町だと思った」なんていう意見も引き出されたそうです。

 

この授業のねらいは、どっちがいいかという白黒つけることが目的ではありません。自分の考えをしっかり持つことと、自分ではない誰かと話し合うことで、それまでよりも広く深く豊かな考えを持つことができるようになることですね。

 

どうですか、親子の会話でも、たまにはこんなやり取りがあってもいいかもしれませんね。

2019年

12月

11日

徳の道

「世界に一つだけの花」を発表会では寺子屋園児が歌うのですが、日に日に上手になってきています。とても、幼児のレベルではありません。凄い子どもたちです。

 

ナンバーワンにならなくてもいい・・・オンリーワンでいいと歌っているにもかかわらず、屋上遊びでは、一番を競う子どもたち・・・それでいいのです。(笑)

 

そして、今日は屋上で、緑色のステキな鳥を発見しました。「メジロ」です。ちょうど、梅が咲く頃に、その蜜を食べに梅の花に訪れるのがメジロですが、桑の木で何やら食べています。もう少しで落葉しそうな桑の葉に、毛虫がいるようです。

 

子どもたちと一緒に、3メートル下で見ていても、メジロは逃げません。じっくりと、観察しました。本当に、美しい鳥です。 

 

さて、ある大学の道徳科の授業を終えた学生がポツリと「道徳って難しいですね」とつぶやきます。彼は、4月から小学校の教員になるのですが、果たして自分は子どもたちに「得」を語れるだろうか・・・と不安になっているようです。

 

昨年度から小学校で、本年度から中学校で道徳が正式に科目としてスタートしました。今までも道徳の時間はありましたが、教員の意識としては、さらに自分の引き出しを増やさないといけないと思っているでしょう。

 

子どもたちに「徳」を教えるには、当然「語る力」が問われます。どんな立派なことを言おうと、子どもたちの心に届かなければ「あの先生の話はつまらない」となってしまいますね。

 

教員をめざす学生にとっては、人生を語る力量がなければ・・・というプレッシャーを感じて「私にはまだ語れません」と自信を失います。しかし、こうやって思い悩むその感性が、素晴らしいと私には感じます。

 

山の上流から流れ落ちる石は、いつしか時間と共に、下流で丸くなっていきます。しかし、人間は、自ら意識し、高めようとして、自分を磨いていくのです。それは、一生続くものなので、その時その時の、今の自分ができる最高の姿を見せる事が、相手の心に届くことにつながると思っています。

 

ガンバレ!若者・・・ですね。

2019年

12月

10日

はらぺこアオムシの観察

5歳女の子が登園するや、「園長先生・・・これかけてください!」と1枚のCDを持ってきました。それは、日曜日に彼女がキッザニア東京で、FM局のDJの仕事が録音されたCDでした。

 

タピオカデザートのつくり方を台本を読みながら、頑張ってDJをやっています。5歳にしては上出来です。彼女は、ここ数カ月、キッザニアでの仕事にはまっていて、3回も通っているようです。子どもに「お仕事」を教えるのは、とても大事なので、これはこれで、いい経験になっているようです。

 

さて、今日の寺子屋は、机の上に新聞紙を敷いて、大根の葉を食べる「アオムシ」の観察をしました。今日の屋上遊びで、年長園児が中心となって、大根畑で、アオムシ採集をしたのです。大根の葉は緑で、アオムシも緑ですので、保護色となり、子どもたちの目にはなかなか見つからないようでしたが、ざっと、15匹のアオムシを集めました。

 

5歳女の子の席に向かって、アオムシが動き出すと、「先生・・・こっちに歩いてくるよ~怖いよ!」というシーンもありましたが、二人を除いて、全員アオムシを触ることができます。

 

サナギになったアオムシも観察します。「この小さいサナギの中に、どうやって、モンシロチョウが入っているのかな?」に、クイズ王の○○君が、自分の体をチョウに見立てて説明してくれました。「羽をたたんでこの中に入っているんだよ・・・」正解です。

 

モンシロチョウが色々な花に集まっている写真を見ながら、アオムシ⇒サナギ⇒モンシロチョウのイメージを子どもたちなりに描いていたようです。

 

クリスマス発表会では、合奏で「ちょうちょ」の演奏をするので、子どもたちが頭に描く蝶は、モンシロチョウになったみたいですね。

 

今日は、少し大きめの飼育ケースに、アオムシとサナギを移しました。モンシロチョウに羽化した時に、思いきり飛ぶことができるように・・・です。サナギの背中から、白い羽が出てくる瞬間を子どもたちと観察したいものです。

2019年

12月

09日

なりたい自分の見つけ方

今日は、年中5歳男の子が、自転車に乗ることができました。ストライダーでバランスの練習をするのですが、なかなかまっすぐ走るのが苦手で、補助付自転車で、力強くペダルこぐのも、まだ力が足りませんでした。

 

しかし、今日も男の子は、自ら自転車を出してきて、黙々と練習をしていました。すると、仲間が集まってきて、男の子の前で、お手本を見せながら「ガンバレ!」とエールを送ります。そして、ついに、こぎ出しから50メートル・・・自分一人の力で自転車を走らすことができました。最後まで諦めない気持ちが、十分に伝わってきました。これで、年長・年中園児は全員自転車に乗れます。

 

さて、今日は「なりたい自分の見つけ方」についての話です。ターゲットは、ママです。

 

子育て中のママにとっては、自分のことは後回しにして、やりたいことを我慢して日々を過ごしている人が多いかもしれません。「時間がない!」が口癖になっているかもしれませんね。

 

しかし、母・妻である前に、一人の女性として、未来の自分がなりたい姿を描くことは、「今」が輝き、動き出すことになるのです。とは言え、自分がやりたいことが見つかっているママなど、少ないでしょう。

 

そこで、有効なのは、紙に書いてみることです。

3年後・5年後・10年後・・・私( )歳、夫( )歳、子ども( )歳

 

次に、自分を理解しないと、なりたい自分が明確になりません。

①自分が本当に大切にしたいと思うことは何か

②自分が本当にやりたいと思うことは何か

③自分が心から幸せだと感じることは何か

 

自分の過去・今・未来を棚卸ししてみる。

過去の経験の棚卸し⇒これまでの経験で得たスキルは?会社で働いてよかったこと。

自分の今の思いを確認⇒私が、うれしい・楽しいこと。課題と思っていること。

キャリアを考える⇒やりたい活動・仕事は?誰に喜んでもらいたい?どんな存在がいい?

 

自分の強みを確認する

「得意なこと(CAN)」「やりたいこと(WANT)」「求められていること(NEED)」をまとめると、自分のライフワーク(=使命)が見えてきます。

 

どうですか・・・ちょっとだけでも、なりたい自分が見えてきましたか?

5年後・10年後のなりたい自分を描き、具体的な行動を起こしている人は、3割程度というデータもあります。焦らなくても大丈夫です。

 

そして、人と比べてはいけません。自分の人生は、自分のものです。もちろん、年齢的に遅すぎることもないのです。あの、ケンタッキー・フライド・チキンを創設した、カーネルサンダースさんは、65歳で起業したのです。

 

人生は、自分の思うようにならないのが常ですが、何も考えず、なりたい自分も見つけないで生きるなんて・・・つまらない人生かもしれませんね。

2019年

12月

08日

木製ストロー

イチロー選手は引退後何をするか・・・引退会見では、プロ野球の監督はないと明言していました。そして、何と、草野球を究めるという選択です。何から何まで、私たちの想定をぶち壊して、新たな楽しみを考えるイチロー選手です。

 

今日のような、小春日和の穏やかな日には、白球を追いかけたくなりますね。昭和世代の私の子どもの頃は、選択肢が野球一本です。小学校の昼休みや放課後は、野球三昧です。子どもたちがボール遊びができるような空き地が、たくさんあって、人数が少ないと三角ベースで楽しんでいました。

 

草野球でも全力で取り組むのは、イチロー選手らしいですが、年を重ねても少年のように草野球を楽しみたいものですね。私は、草ソフトボールですが、3年位前までは、毎年仲間たちと大会にも出ていました。しかし、出場チーム(おやじのチームばかりですが)が、少なくなって、ついに大会がなくなってしまったのです。

 

今回のイチロー選手の草野球の話題で、再び草野球熱がアップするかもしれませんね。

 

さて、今日は、木製ストローの話です。大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒーのプラ製のストロー廃止の報道で、それに代わるストローが、多くのメディアで取り上げられています。紙ストローとか麦のストローも実際に販売されています。

 

東京都心の「ザ・キャピトルホテル東急」のラウンジでは、木製のストローが今年から使われているそうです。国内では、横浜市や木造住宅会社などが、木製ストローを製品化しています。

 

今年も豪雨によって、森林での土砂崩れが多発しましたが、その一因として、間伐などの適切な森林管理が行われていないことが指摘されています。

 

この間伐した木材を使用した木製ストローは、海洋汚染などの原因となるプラスティックゴミの問題と、森林における水害を抑制することにつながるというわけです。

 

来年の東京オリンピックは、スポーツの祭典ではありますが、スポーツだけにとどまらいことは、誰もが認めるところです。日本が行っている、こんな取り組みも、世界に広げる切っ掛けになって欲しいですね。

2019年

12月

07日

先輩の影響力

今日の保育園では、これぞ、タテの関係というすばらしい活躍がありました。

 

小学校3年の女の子・・・朝から、小学校での出来事をたくさん話してくれます。担任の先生が、今月誕生日だそうです。そこで、彼女は、サプライズバースデーを企画します。男子は、おしゃべりですぐに担任に話してしまうので、まずは女子たちを巻き込みます。

 

メッセージカードや歌のプレゼント・・・ピアノは、男の子で、楽譜を見れば何でも弾ける○○君に「ハッピーバースデー♬」をお願いしたそうです。彼は、口が堅く、他の男子には漏れないとのことです。

 

担任の先生には、当日の行間休みに、クラスでやりたいことがあるので、先生もいてくださいと、声をかけているそうで、今は、着々と準備を進めています。

 

小学校3年生にして、この企画力と、段取り力に、あっぱれですね。彼女の凄いところは、自分だけが突っ走るのではなく、上手に周りを巻き込んで、みんなで成し遂げるという気持ちにさせてしまう事です。私は、これを社会人の大人になって、ようやく習得しましたが、彼女は、小3です。卒園児の活躍には、涙が出るほど嬉しいおやじ園長です。

 

さて、この話を横で聞いていた、年中5歳の女の子・・・彼女ものやりたい事ができれば、先生の指示を待たずに、どんどん自分で実行することができるタイプです。しかし、他の子のために一肌脱ぐレベルまではいっていません。(年中園児なら誰でもそうですが)

 

しかし、先輩の話を聞いて、みんなのために何かをしようと思ったようです。朝のお片付けタイムの音楽をかける前に、彼女は、小1女子の先輩の力を借りて、二人だけで、おもちゃなどの片付けを終わらせてしまいました。

 

「園長先生・・・もう、片付けちゃったから、朝の会ができるよ~」と笑顔で言います。実は、彼女は、お片付けタイムで、さぼりの常習犯でした。(笑)

 

今日は、おやつと給食の「いただいます!」の挨拶は、全て彼女がやって、当番も積極的に行ってくれました。園長からは、「あーしなさい、こーしなさい」は、一度も言っていません。すべて、小学校3年の先輩の話を聞いて、自分でとった行動です。

 

タテの関係の影響力は、保育園では、様々な場面で見ることができますが、今日もうれしい姿を見ることができました。本人たちをほめたたえ、保護者に伝えるのが、私の仕事です。

2019年

12月

06日

食品ロス削減に本腰

ユリの木の実であることが判明しました・・・というのは、秋に園児が公園で見つけてきた木の実の名前がずっとわからないままになっていました。こういう状態は、スッキリしませんね。(笑)

 

ユリの木は、何十メートルにもなる大木です。うちわをギザギザにしたような大きな葉で、夏には、ユリというよりも、チューリップのような赤い花を咲かせます。そして、秋には実になり、紅葉もする落葉樹でした。これで、一生ユリの木は忘れませんね。

 

さて、私がもし、プロの腕前を持つ料理人で、店を出すとしたら、「1日10組限定・・・シェフのおまかせディナー」のみでいきたいですね。こうすれば、作りたい料理の材料をじっくり選び、その日の人数が決まっているので、ロスが出ません。その分、いい材料を使うことができて、お客様も喜ぶ・・・というシナリオです。

 

年末を前に、食品ロス削減について、各企業も本腰を入れているようです。その背景には、お客様の意識の高まりもあります。家での食材を無駄にしないだけでなく、食品ロスにつながらない買い方も行います。牛乳は、新しい日付けを奥から選んで買うのではなく、手前の直近のものから買うといった行動です。

 

コンビニのファミリーマートは、この夏、土用の丑のうなぎの蒲焼を完全予約制で行ったところ、売上は前年割れとなったものの、廃棄ロスが大幅に減少し、利益が改善されたようです。今後は、クリスマスケーキや恵方巻でも同じように、予約制が導入されます。

 

クリスマスケーキの販売方法も、あいまいな需要予測で、たくさん発注して売れ残りを出すよりも、「限定○○個」の売り切れごめんスタイルが増えています。かつてコンビニでは、12月25日の夜に、値引きされたクリスマスケーキを見ることがありました。安い買い物でしょうが、せっかくのクリスマスケーキのありがたみが半減しますね。

 

クリスマスケーキのようなイベント性の高い商品は、家族で「どれにしようかな?」で、楽しんで選び、予約をして買いたいものです。

 

私が営業マンだった頃は、「ロスを出すよりもチャンスロスを出す方がいけない!」と、担当店に喝を入れて、「声出しと気合で売り切るんだ!」で、売上アップを狙う営業マンでした。今は、考え方も変わってきました。(笑)

 

人は変われるものですね。地球環境や資源について、そして、食品廃棄ロスを出さないという気持ちは、高くないといけません。

2019年

12月

05日

「SAKE」を世界へ売り込め!

クリスマス発表会の練習を毎日のように行っているので、子どもたちが、おうちでママパパの前で、劇のセリフやダンスを披露しているようです。友だちのセリフだったり、0・1・2歳の、自分が踊らないダンスも家では、楽しそうに踊っているそうです。

 

保護者にとっては、その1つ1つをパズルのピースのように、組み合わせて、全体像を想像しているのでしょう。(笑)

 

さて、埼玉県の蓮田市には、日本が誇る酒蔵があります。神亀(しんかめ)酒造という、小さな酒蔵です。この酒蔵は、日本で初めて「うちでは純米酒しか作りません」を行ったのです。純米酒とは、原料が「米・米麹」だけのお酒です。

 

戦後、日本酒需要に対応するために、米・米麹だけでなく、醸造アルコールや糖類を混ぜて、水増しした、廉価な酒が主流となりました。しかし、神亀酒造は、「本物の酒を造るんだ」という信念を持って、全量純米酒の酒蔵となったのです。

 

私の仲間の奥様は、無類の日本酒好きですが、純米酒しか飲みません。私も、自分で買う日本酒は、純米酒だけです。

 

しかし、国内の日本酒市場は、人口減や、様々なお酒がチョイスできる環境では、縮小傾向です。そこで、日本酒「SAKE」を世界に売り込めという流れが起きているそうです。

 

今人気の「獺祭(だっさい)」のように、米を3割まで磨いて、ワインのような口当たりの酒や、シャンパンの代わりにと、スパークリング日本酒が、外国人にも好評のようです。でも、これだけでは、まだ弱いですね。

 

そこで、日本酒の付加価値を上げるために、酒蔵の見学ツアーを行うところが増えているそうです。ターゲットは、もちろん外国人です。東京都福生市にある石川酒造では、英語が話せるガイドが常勤しています。2012年に、英語ツアーを始め、当初の海外客は年間わずか400人程度だったのが、昨年は、2000人だそうです。今年は、ラグビーワールドカップ効果もあり、プラス1000人を見込むそうです。

 

私も、義母が住む福島県の酒蔵を多く見学しましたが、杉玉の魅力と、何百年続いた伝統に、気持ちは、ワクワクドキドキです。外国人だったら、日本酒自体の出会いも初めての場合が多いでしょうから、日本酒作りの工程は、衝撃的でしょうね。

 

今や、酒蔵は観光資源とも言えます。東京オリンピックで、来年は多くの外国人が日本を訪れます。日本酒が、ビールやワインのように、海外で当たり前のように飲まれるような時代もすぐそこまで来ているのかもしれません。

 

そして、私が大好きな日本酒の飲み方の「ぬる燗」で和食を食べる外国人も増えて欲しいですね。

2019年

12月

04日

大根の「味」

今日は、9月にタネイモを植えた、ジャガイモを収穫しました。天気も良く、お日様の下で、子どもたちは、思いっきり土に戯れ、わいわいガヤガヤ楽しく、おいも掘りです。

 

じゃがいもは、3月にタネイモを植えて初夏に収穫と秋植えの初冬収穫と、年に2回楽しむことができます。今回の収穫は、夏の収穫よりもビッグサイズが揃いました。しばらく置いて、食べ頃になってから、子どもたちのお土産と、給食と、年明けの屋上で行う「芋煮会」で食べます。

 

そして、大根も大きくなってきました。大根の葉には、モンシロチョウが卵を産み、アオムシが葉を美味しそうに食べています。子どもたちは、はらぺこアオムシと呼んでいます。

 

保育園で飼っていた、アオムシが、ざっと10匹、サナギになりました。自然界では、幼虫かサナギで越冬して、春にモンシロチョウとなるのですが、室内のサナギは、たぶん季節を間違えて、冬にモンシロチョウになるかもしれません。先日、日進コミュニティセンターで季節を間違えて羽化した「オオムラサキ」を観察しましたが、保育園では、冬の間、モンシロチョウを飼うことになるかもしれません。子どもたちの楽しみが、また一つ増えそうです。(笑)

 

さて、今日は、そんな大根の話です。大根の葉は、アオムシが食べるだけでなく、みそ汁にして食べたり、無駄にしたくありませんが、白い大根の部分は、部位ごとに「味」に違いがあります。

 

主婦の方からは、「そんなの常識!」と言われそうですが、葉に近い上部は、歯ごたえがあって甘みがあります。サラダや漬物など、生で食べるとおいしいですね。

 

中央部は、きめ細かくて柔らかいので、煮物に適しています。しっぽの方は、辛みが強く線維が多いので、ダイコンおろしや炒め物におすすめです。

 

これから寒さが厳しくなると、大根がおいしい季節になってきますね。子どもとの料理も、この大根の部位ごとの違いや料理が話題にできると、また、楽しい食育の会話になることでしょう。

 

あぁ~今晩は、大根・・・食べたくなってきましたね。

2019年

12月

03日

春の花壇

今年のクリスマス発表会も、ボランティアのママ達に活躍していただいています。今日は、「赤ずきん」のおばあちゃん役の衣装がアップしました。園児が着るので、「かわいいおばあさん」になるのですが、「おぉ~すごいなぁ~」と、他の園児も歓声を上げるほどの素晴らしい出来栄えです。

 

ハロウィーン仮装パレードでも、「チアダン」の手作り衣装を娘に着せたママは、ここ数日は、衣装作りで子育て放棄(パパが頑張った)状態だったようで・・・(笑)、ありがたい話です。

 

さて、今日は、屋上の花壇スペースに、球根を植えました。この花壇には、昨年もチューリップを植えたので、その球根を使います。しかし、来春は、もっと賑やかな春の花壇にしたいと、チューリップの他にも、何種類かの球根を用意しました。

 

チューリップだけでも、バンダイク・ミスティックバンダイク、ストロングゴールド、バクリライラックワンダーに普通の赤・白・黄色・・・クロッカス・ムスカリ・水仙・カマッシアを子どもたちが、球根の種類もわからないまま、好きな場所に植えました。

 

子どもたちの行動は、不思議です。なぜか、球根の皮をむいてしまうのです。チューリップの外側の茶色の部分をきれいにむいて、真っ白のハダカにしてしまいます。(笑)

 

芽を下にして、根を上に植えるのは当たり前です。また、球根をくっつけて植える園児もいます。「だって、結婚させるから、くっつけた方がいいでしょ・・・」という発想です。

 

毎年春になると、屋上には、紫色が鮮やかな「ムスカリ」の花がたくさん咲きます。そして、水仙の黄色の花もインパクトがあります。そして、今回は、さらに、チューリップを中心とした、春の花壇を充実させようと思っています。

 

子どもたちが、適当に植えた方が、意外に、ナチュラルガーデンっぽくなるような気がします。例年、花を愛でる間もなく、子どもたちが「ママにプレゼントするんだ」と花を摘んでしまうのですが、来春は、目で楽しむ時間を長くとりたいですね。

 

今は、子どもたちとクリスマス発表会の劇「おやゆび姫」のラストシーンでの花畑をイメージしています。(笑)

2019年

12月

02日

フレイル

12月に入り、クリスマス発表会の練習にも熱が入ります。劇の練習では、初めて、先生が合いの手を入れないで、子どもたちだけで、セリフ回しをしました。これがなかなか上出来です。子どもたちの役者ぶりが、順調に育っています。(笑)

 

さて、「フレイル」という言葉をご存知ですか。この意味は、加齢に伴って、心身が衰える状況です。詳しく説明すると、「健康」と「要介護」の間にある心身の調子が崩れた状態で、「虚弱」を意味する英語「frailty(フレイルティ)」が語源となっています。日本では、65歳以上の1割が該当し、75歳以上で大きく増えるとされています。

 

フレイルにならないためには、栄養と運動、社会参加を意識することだといいます。入院などの寝たきりのような生活をすると、普通ならば7年かけて落ちていく筋肉が、わずか2週間で失われることもあるそうです。

 

筋肉の維持には、たんぱく質が大事であることから、年をとってからの「粗食」は間違いで、たんぱく質を体重1キロ当たり1グラム以上取ることが、最近では、正しい食事のとり方の定説だそうです。

 

60キロの体重の人では、1日60グラム以上のたんぱく質が必要という計算です。ステーキ200グラムでも、たんぱく質が35グラムですので、肉・魚・豆製品・卵など多くの種類から取らないといけませんね。

 

運動も大切ですが、高齢者は、運動だけする人よりも、囲碁・将棋などの文化活動と、ボランティアなどの地域活動を両方している人の方が、フレイルになる可能性が低いというデータもあるそうです。

 

食事は当然一人より友人や家族と一緒の方が多く食べられます。会話や雰囲気もおかずの1つと言えますね。人生100年時代は、元気に健康に長生きしたいものです。介護されて、周りに負担をかける人生は、避けたいですね。これは、私のような昭和世代から、意識し、努力をしないといけません。自分のためでもあり他人のためでもあります。

 

本日、70歳代と思われる男性が、保育園の入口にある「異年齢保育をしています」のPOPに興味を持っていただき、私に説明を求めてきました。大人になれば、同じ年齢の組織やチームに属することは、まずありません。子どもたちには、異年齢のタテの関係の中で、社会性を学んでもらっています・・・・の説明に、感銘を受けられ、しばらく、子育て論で盛り上がりました。

 

こんな、おじいちゃんが、世の中に増えていけばいいなぁ~と思った次第です。

 

昭和世代のあなた・・・フレイルなんて打ち破るのです。よく食べ、運動し、仲間のある生活を楽しみましょう。

2019年

12月

01日

退職校長がアフタースクール

埼玉県坂戸市内の教会を会場に、小学生を対象とした「アフタースクール」が7年前にできました。海外の日本人学校での勤務体験も持つ、元校長先生が、教員経験を持つ仲間と共に、地域の子どもを見守り、学習を支援しています。

 

平日の午後4時を過ぎると、教会の一室にランドセル姿の小学生が集まります。室内では、4人の元教員が教材の確認、準備を済ませて懇談しています。「一人一人を大事にする」というのが、合言葉だそうです。

 

教員時代は、1クラス30人以上の子どもたちを相手にしていることもあり、これができなかったと言います。勉強だけでなく、おやつタイムは、年齢を超えて懇談する時間となり、子どもたちにとっては貴重な時間となっているそうです。

 

元校長先生は、海外の学校での赴任経験で、公立学校の他、放課後のアフタースクールや、授業前のビフォアスクール、不登校の生徒のためのフリースクールなど、子どもたちにとっての「居場所」がたくさんある国を見てきました。

 

フランスでは、子どもたちにとって、本当に有効な宿題の出し方が研究されているそうです。学校や教員により、宿題の出し方がまちまちで、学習内容を理解しないまま、あるいは宿題をこなせないまま次の単元に進み、授業についていけないことがないよう、一人一人の子どもに合わせた支援が行われています。

 

坂戸市の「アフタースクール」は、月謝を集め、講師にも謝礼と交通費を支払っているそうです。完全ボランティアではありません。

 

イエナプランの勉強会でも、元校長先生がいます。彼は、定年退職後、子どもたちの居場所でもあり、学び合う場所として、学童&塾を融合したアフタースクールを群馬県前橋市で開設しました。小学生と中学生が共に「学び合う」というのが、彼がめざす学びの姿です。異年齢での学び合いが、どれだけ有効であるかは、ホワイトきゃんばすの子どもたちを見ていても明白です。

 

子どもたちを取り巻く環境は、今後さらに多様化していくのでしょう。そんな時代だからこそ、子どもたちが、安心して過ごせる「居場所」も、増えていかないといけないですね。

2019年

11月

30日

日本の国蝶

私の大好きな蝶です。そう、日本昆虫学会が日本の国蝶と定めた「オオムラサキ」です。紫色の鮮やかな羽に魅了されますね。

 

実は、今日、子どもたちとオオムラサキを見に行きました。えっ?冬にオオムラサキがいるの?と思った方も多いと思いますが、保育園の近くにある、日進公園コミュニティセンターで、現在オオムラサキを飼育しているという情報を耳にして、早速行ってみたのです。

 

オオムラサキは、普通の蝶のように、花の蜜は吸いません。カブトムシと同じように、雑木林のクヌギやコナラの樹液を吸います。そこには、スズメバチも集まりますが、オオムラサキは、スズメバチを羽で追い払うこともあるそうです。強い蝶ですね。

 

保育園の屋上では、羽をひらひらさせて優雅に飛ぶモンシロチョウやアゲハチョウをよく春から秋にかけて見かけますが、オオムラサキは、グライダーのように滑空します。羽ばたくときは、羽を「バタッバタッ」と大きな音を立てるので、小鳥と間違えられることもあるそうです。

 

埼玉県内では、嵐山町がオオムラサキの保護に力を入れています。保育園の1回目のサマーキャンプでは、嵐山町のオオムラサキの里を探検しました。

 

成虫としてオオムラサキが羽ばたくのは、6月から8月の間です。産卵後の幼虫は、サナギになるまでに5回脱皮をします。幼虫は、エノキの木の葉だけを食べるそうです。幼虫のままで越冬し、春に食欲が増した幼虫がどんどん大きくなって、夏に成虫になるという1年のサイクルです。紫色の鮮やかな羽を持つのはオスだけだそうです。

 

さて、どうして、冬なのにオオムラサキを見ることができたのか・・・日進コミュニティセンターの職員の一人がオオムラサキの保護活動をされていて、嵐山町から譲り受けた幼虫を飼育していました。室内で飼育していたので、季節の感覚がくるってしまったようで、11月17日に羽化したとのことです。

 

エサは、樹液ではなく、綿にカルピスを湿らせて与えています。良く吸うそうです。子どもたちも、オオムラサキを見て感動です。雑木林の中を舞う姿は、来年夏にサマーキャンプで見ることができればいいかなぁ~と思っています。

 

オオムラサキ・・・どうです・・・魅力が伝わりましたか。

2019年

11月

29日

異色の経歴

今日のクリスマス発表会の練習は、園児全員で踊る「パプリカ」を衣装を着てやってみました。この衣装は、各家庭で、古くなったTシャツにハサミを入れて、個性あふれる衣装を作ってもらいました。

 

見た目の完成度は、様々です。美容師のママのセンスはさすがです。しかし、姉が、弟のためにデザインしたシャツや、園児が自分で作りあげた作品は、大人の作品と比較すると見劣りするかもしれません。でも、職員は、この衣装が完成したストーリーを知っています。まさに、個性色々・・・それでいいのです。

 

さて、昨日のカンブリア宮殿で、元銀行マンが築地本願寺の僧侶として、宗務長となり改革を行っている姿がありました。

 

築地市場が移転する前に、築地をブラブラしたのですが、築地本願寺に何でカフェがあるの?と驚いたことを思い出しました。すべて、元銀行マン僧侶の改革です。

 

税金がかからない宗教法人である寺院は、黙っていてもお布施が入り儲かっているというのは、昔の話で、日本の家族のあり方が変わり、地方では過疎化が進み、今や、日本の半分以上の寺院が、年収300万未満だそうです。

 

築地本願寺も年々参拝客が減少し、じり貧状態でした。元銀行マン僧侶は、「企業も寺院も同じ。古いビジネスモデルでは生き残れない」と、ビジネス視点で、寺の改革を行ってきました。もちろん、古参の僧侶には「寺は金儲けをするところではない」と反発されます。

 

しかし、実績が目に見えてくると、反発が少なくなっていきます。そして、一般企業では当たり前の「顧客主義」を前面に打ち出して、築地本願寺を変えていったのです。

 

よく、「異色の経歴」という言葉が使われますが、案外、改革には、畑違いからの人物の方が大胆な改革が行われるのかもしれませんね。

 

保育園という業界も、子どもたちの成長を担うとともに、お客様である保護者への対応は「顧客主義」でなくてはいけません。待機児童が多い状況で、「子どもを預かってあげているんだ」と勘違いしている保育園も中にはあります。

 

民間企業出身の異色の経歴を持つ(笑)・・・おやじ園長は、「顧客主義」については、保育園でも当然という考えのもと、ブレないでやっていきます。

2019年

11月

28日

学校林に泊まる

今日はうれしいことがありました。卒園児の小学1年の女の子が、学校の持久走大会で、2位の大健闘です。学年で2番です。運動会の徒競走ではぶっちぎりの一番だったので、短距離と長距離の二刀流です。凄いことです。 

 

さて、彼女の通う小学校には、「学校林」があり、自然に恵まれた環境にあります。運動会へ園児を連れて応援に行った時には、この「学校林」で、木登りをして遊びました。

 

しかし、平成28年時点での調査では、全国の小中学校で、学校林があるのは、7%だそうです。都心部の学校では、ほぼゼロですね。

 

しかし、この学校林を上手く活かしきれていない学校がほとんどだそうです。そもそも学校林は、教育のためにできたものとは限らず、古くは木造校舎を建設する際の資材得ることや、学校林で育てた木を木材として収益を上げることを主な目的に設けられたところも多いそうです。

 

せっかくの自然環境ですので、子どもたちのために有効に活かしたいものです。

 

東京都多摩市にある豊ヶ丘小学校では、国士舘大学の研究機関の協力を得て、毎年、校地内にある学校林で2泊3日の宿泊体験を行っているそうです。

 

普段から学校林に慣れ親しんでいる児童も、日が落ちて真っ暗な中、たき火のまきを拾い集めます。各グループには大学生が付き添い、学校林にブルーシートで屋根などを張り、朝までビバーグ(緊急野営)を体験します。

 

子どもたちにとっては、いつも遊んでいる場所ですが、夜を過ごすことで、また違う景色を感じたことでしょう。今年は、50人以上が参加したそうですので、仲間との時間が子どもたちの成長につながったことが想像できます。

 

このように、学校にある資源を活用して、地域を巻き込んでの取組みが、全国に広がって欲しいですね。

2019年

11月

27日

子どもたちと共に生きる喜び

保育園には、来年4月に小学校の先生に復職するママがいます。1歳女の子が、保育園で様々なことを吸収しています。

 

ママの連絡ノートには、今までの環境は、母親と父親との生活が中心でしたが、保育園では、親以外の大人である先生たちとのかかわりが発生しました。また、異年齢の他の園児たちとの集団生活で、着実に成長しているというコメントがありました。

 

産休、育休前の教員としての仕事の中で、子どもたちが育っていく様をずっと見ていた経験からくるコメントだと思っています。

 

そんな、先生の仕事ですが、「多忙な仕事の代表」のようなレッテルを貼られて、若者の教員志望が減っているのが実態です。当り前ですが、仕事のやりがいと、忙しい、忙しくないは、全く別問題ですね。

 

今日は、若い世代に教員の仕事の良さを感じてもらおうと、現役の先生のコメントを集めました。

 

「私は、子どもたちに支えられています。子どもたちから元気をもらっているのです。われわれ教師は、子どもたちと支え合っているのです」

 

「子どもたち・・・とてもかわいいんです。かわいくて仕方ないんです」

 

「30年近く前に担任した教え子から、素敵なプレゼントをもらいました。ライターになっている子が『恩師』である私の本を書いてくれたのです。思いがけないプレゼントに、感動してしまいました・・・」

 

まだまだ、現役の先生のコメントは山ほどあるでしょうが、教師は、子どもたちと一緒に

生きているのです。「お互いに人として、共に生きている」と思えることが、教師としての生きがいであり、最高の喜びなのです。

 

生きがいは、仕事以外にたくさん見つけることができますが、仕事の中に生きがいがある人生は、楽しい人生ですね。若い世代にとって、魅力ある仕事だと私は思っています。

 

もちろん、保育園の仕事も、子どもたちと共に成長する実感と、その成長を共有する保護者とのかかわりが、私の喜びです。

2019年

11月

26日

数字の裏にある真実

今日の寺子屋は、クリスマスカタログを見ながら、「サンタクロースにお願いしたいおもちゃを選んで、その理由も一緒に発表してください」を行いました。カタログには、たくさんのおもちゃがあるので、子どもたちは大いに盛り上がったのですが、年長園児には、自分が選ぶおもちゃではなく、ペアを組んだ相方が選ぶおもちゃを考えて・・・が課題です。

 

年長にもなると、友だちの好きなことをちゃんと観察しているようで、マニアックな恐竜のおもちゃを選んだ子は「○○君は、クイズ王だしこだわりがあるので、仮面ライダーとか、みんなが選ぶようなものは欲しくないと思ったので、これにしました」と、なかなか的を得た答えです。

 

「○○君は、普段からポケモンが大好きで、ポケモンゴーもやってるから、このポケモンソードにしました」「○○ちゃんは、ローラースケートが得意でスポーツが大好きだから、このキックボードにしました」などなど、素晴らしい回答が続出です。

 

さて、中学校のいじめの公立と私立の比較を文科省の統計から見てみましょう。

 

いじめの認知数は、私立よりも公立で多いというデータが出ました。生徒1000人あたりの認知件数は、公立は31.5件ですが、私立は11.9件となっています。

 

この数字を見て、「お金はかかるけど、やっぱり、自分の子どもは、公立よりも私立を中学受験させた方がいい・・・だって、いじめのリスクが少ないから・・・」と考えたあなた。「ちょっと待った!」です。

 

公立中学校は、教育委員会の指導もあり、「学校にはいじめが必ずある」という前提で、いじめの把握には本腰が入っているのが、実態です。それに対して、私立中学校は、生徒募集に響くので「うちの学校にはいじめが多くある」なんて、決して言えませんね。

 

実際、私立校のいじめ対応には不満が多く、公立でいう教育委員会のような指導機関が必要だという声もあるそうです。少し、うがった見方かもしれませんが、私立校は、問題のある生徒は退学させればいいと考えている学校もあるかもしれません。人事異動もほとんどないことが、マンネリ化の根源になっているとも言われています。

 

私は、世界の共通語は、英語ではなく「数字」だと思っています。企業がプレゼンテーションを社内外で行うにも、数字によるデータの裏付けが必要不可欠ですね。「多い・少ない」という言葉は、人によって受け止め方はまちまちですが、100キロの体重といえば、誰もが巨漢をイメージすることができます。

 

しかし、このいじめの公私比較のように、裏側にある真実が隠れている数字が時にはあります。ここを私たちは、見落とさないようにしないといけませんね。難しいことかもしれませんが、真実は、必ず一つなのです。(どっかで聞いたセリフかな?)

2019年

11月

25日

親子でボランティア活動

屋上での「自転車に乗れたぞ!」ラッシュが続いています。先週、2歳8カ月の新記録が出てから、子どもたち同士の影響力が爆発しています。

 

今日も、4歳女の子、5歳男の子・・・そして、まだ寺子屋前の3歳男の子も自転車に乗れました。寺子屋園児19名中17名が乗り、園児全体でも20名が補助なし自転車に乗れるようになったのです。0歳児を含めた園児の半分が自転車クリアという凄いことになっています。

 

今日の3人も、自転車免許証を大切にノートにはさみ、おうちに帰ったら飾るそうです。3歳男の子のママは、「○○くんが自転車に乗れたよ・・・」とお迎えの時に話をすると、???のキョトン顔です。「えっ・・何ですって?自転車に乗れたんですか?」というリアクションです。(笑)

 

さて、この秋の台風や大雨で多くの被災地では、ボランティアが活躍しました。

 

茨城県古河市の中学校では、生徒会が呼び掛けて、親子でのボランティア募集に、50人ほどがすぐに集まり、栃木県佐野市で個人宅の床下から泥をすくい上げ、土のう袋に入れて屋外に運び出すなどの作業にあたったそうです。

 

中学生の参加を認めているボランティアセンターは、保護者の同伴を求めているところが多いそうです。この中学校は「私たち生徒だけでは受け入れてもらえないので、保護者同伴で、たくさんの人にボランティアに来てもらいたい」と生徒会が中心い動いたそうです。

 

子どもが中学生になると、なかなか親子一緒に行動することが少なくなってきます。私も、長女が中学生になると、家族のキャンプがなくなりました。長女抜きで、下の子二人を連れて、出かけるようになったものです。

 

中一の壁は、親子で出かけなくなることでもあるようです。しかし、中学生になれば、親の背中はより深く洞察することができるようになります。考えも深まりますね。そこで、ボランティア活動という行為を切っ掛けにして、共通の行動が取れるのも、親子関係の上でも大きなプラス要素ですね。

 

親子でのボランティア活動は、困っている人を助けることが大きな目的ですが、親子の絆が深まるという効果もあるようです。

2019年

11月

24日

日本一の長い廊下

長いというのは、何かと人々の心をとらえるようで、私も中学3年の修学旅行で見学した、京都「三十三間堂」は、日本一長いお堂を持つ寺院としても有名です。長さは120メートル・・・そこに、およそ1000体の仏像が並んでいます。千手観音をずっと眺めているだけでも飽きませんね。観音像の顔の表情は1つ1つ違っていて、三十三間堂には、必ず自分に似た顔があると言われています。探してみるのも楽しいですね。(笑)

 

川越の菓子屋横丁を歩いていると、杖の長さくらいの「長~いふ菓子」が売られています。食べづらいのに思わず買ってしまうお土産です。サービスエリアには、「長~いバウムクーヘン」が売られていました。味はともかく、話題性では付加価値100点です。

 

四国は愛媛県に、1988年まで現役で活躍していた、宇和島小学校の長い廊下が今でも保存されているそうです。「日本一長い木造校舎の廊下」だそうです。

 

12の教室を結ぶ木造校舎は、長さ109メートルもあるそうです。100メートル走もできますね。今、学校の先生がやると「体罰」とされてしまうのでしょうが、私が小学生の頃に当たり前に行われていた「廊下に立ってなさい!」が、12クラスで行われれば、廊下にはざっと数十人の子どもたちが並ぶことになりますね。(笑)

 

さて、この日本一長い木造校舎の廊下では、毎年小学校低学年から大人まで、10クラスで100メートルの雑巾がけレースが行われているそうです。今年も10月に行われて、17秒38の新記録で26歳の男性が総合優勝したそうです。なかなか速いタイムですね。

 

保育園でも、雨で屋上遊びができない時は、教室内のミニ運動会となり、雑巾がけレースは定番種目です。いつか100メートルに、子どもたちを挑戦させたいですね。(笑)

 

学校の廊下には、子どもたちの様々な思いが詰まっているようで、とても大切な場所のような気がします。私も、休み時間には、廊下でほうきをバットにして、よく野球をやっていました。

 

最後に・・・長いものに郷愁を感じるのはいいですが、「長い物には巻かれろ」というのは、子どもたちには教えたくないですね。(笑)

2019年

11月

23日

ポリぶくろ、1まい、すてた

今日は、アフリカでの実話をもとに語られた、「ポリふくろ、1まい、すてた」という絵本の話です。

 

アイサトさんは、ヤシの葉で編んだカゴを頭に乗せて、そこに果物を入れて歩いています。村の近くまで来たところで、カゴが壊れて果物が転がり落ちます。そして、初めて見るポリ袋を見つけ、詰め替えて帰りました。

 

家に帰ると、おばあさんが町ではこの袋が増えているので困っていると言います。

 

ある日、アイサトさんは、袋を振り上げると、破れて中のものが飛び出し、新しい袋に詰め替え、破れた袋は捨てます。ある時、村のヤギが袋を食べて死にます。これを機に、アイサトさんはごみを減らすために友人と一緒に袋を洗い、ヒモにして財布を作って売り、その資金でヤギを買います。

 

海底一万メートルの深海からプラスティックごみが見つかったという報道がありました。様々な企業が、ビニール製のストローを廃止・・・紙袋に変更・・・といった、企業アピールも兼ねた対策を行うようになり、プラスティックごみのリサイクル運動への関心がますます高まっています。

 

しかし、子どもたちには、リサイクルが・・・と、説明を始めても???となってしまいますね。この絵本は、そんなリサイクルのことを子どもたちに伝えるには分かりやすいですね。

 

絵本は、アフリカの小国ガンビアで、プラスティックごみのリサイクル運動に実際に取り組んだ若い女性の実話がベースです。私たちもできる取り組みというのが、大事ですね。

 

「地球環境を守る」と大義名分をかざして、子どもたちに「○○しよう」と教えるよりも、私たち大人たちが、「素敵な生き方」として、ゴミとの付き合い方や買い物の仕方・・・などなど、生活を通じて、子どもたちに伝えることが大切なような気がします。

 

最近の素敵な「買い物の仕方」は、棚の奧から日付けの新しい商品を選ぶのではなく、すぐに食べるのなら、手前の商品から選ぶ・・・食品ロスを出さない取組みですね。

2019年

11月

22日

学校「カフェ」

クリスマス発表会の演目で、園児全員で「パプリカ」を踊ります。小学校の運動会でも、低学年のダンスになっていることが多かったですね。ただし、運動会の場合は、どうしても体操着がベースになるので、衣装としては、地味です。

 

そこで、クリスマス発表会では、統一の衣装ではなく、子どもたちそれぞれが、Tシャツなどにハサミで切込みを入れて、オリジナルシャツを保護者に作ってもらうことにしました。「個性いろいろ」で楽しみます。

 

小学生のお姉ちゃんがデザインしたシャツがあったり、美容師のママは、切込みを結んで、センスを感じる素敵なシャツが完成です。ネックレスなどのワンポイントは、子どもたちが寺子屋の時間などに作成します。

 

「パプリカ」を歌うフ―リンのメンバーに負けないくらい、素敵な衣装になるでしょう。ダンスの方は、今、本番でも大丈夫なくらいに完成しています。(笑)

 

さて、東京の西東京市では、9校ある公立中学校のうち、7校で「学校カフェ」があるそうです。

 

放課後は、部活や塾で忙しく、ネット上でも対人関係に気を使う中学生たちが休める場所を校内につくりたい・・・がきっかけで、今から4年前に一校目ができたそうです。

 

運営をしているのは、各校のPTAや民生委員、社会福祉協議会など、学校ごとに人数も構成比率も実施頻度も様々だそうです。カフェで提供するコーヒーや乳酸菌飲料はフードバンクからの提供や市からの助成金で賄っているとのこと。

 

そして、実際に使用する生徒は、多い時には200人にもなるそうです。「カフェには毎回来ている。ここは普段遊ばない人とも交流できる場所。スタッフとも談笑をする。スタッフとは、地域のイベントで会った時にもあいさつするようになった」とある生徒は話します。

 

カフェでは、生徒同士だけでなく、地域の大人とも関わります。親や教員以外と交流することで、子どもたちは、圧倒的に視野が広がります。大人になるまでの大事な経験になりますね。地域の大人たちも、子どもたちと触れ合うことで、生きる楽しさを感じているのかもしれません。

 

学校の役割は、今後どんどん多様化していくのです。

2019年

11月

21日

生徒会活動

今日も屋上では、自転車の練習が活発に行われています。まだ寺子屋前の3歳女の子は、マイヘルメットを持ってきました。「このヘルメットをかぶって練習するの・・・」とやる気満々です。

 

ストライダーをスイスイ乗りこなすので、「自転車やってみるかい?」と誘ってみると、少しためらいます。昨日、自転車の練習で、スタートで転んでしまった事が、恐怖体験として残っているようです。こんな時は、本人のやる気を待つだけです。自転車に乗れるようになるのも、そんなに簡単ではありません。

 

さて、中学生になると、生徒会活動がありますね。学校によって、様々でしょうが、私の子どもたちが通った中学校では、中学2年生が生徒会長として、毎年2人以上が立候補します。当然選挙となるのですが、候補者は、きちんと選挙活動をし、「○○をして学校を盛り上げますので、私に一票を・・・」みたいな演説もあるそうです。

 

ある中学校は、生徒会役員が、生徒の悩み相談に応じるカードを生徒に配布するなど、自主性を重んじた活動を続けています。月1回の朝礼も、整列から終了まで生徒だけで運営するそうです。始業式や卒業式では、校長挨拶だけでなく、生徒会長挨拶も行われます。

 

また、ある中学校では、11月に行われるマラソン大会をより良い大会にするにはどうするか・・・ を生徒会が中心となり、生徒全員が班ごとに分かれて意見を交わします。

 

「メッセージが書かれたゴールテープを作る」「コースの掃除をする」「地域の人が提供してくれる食事の後片付けを手伝う」などの意見が出てきます。「議論を通じて、案がどんどん良くなっていくのが面白い」とある生徒が言います。

 

生徒会活動などの特別活動は、個人の勉強と違って集団でなければできない活動です。1つの目標に向かって、みんなで議論をし、合意形成を図ることは、将来社会に出た後も大いに役に立つ経験であることは言うまでもありませんね。

 

中学生になれば、生徒に任せて、生徒が主体の活動がどんどん広がっていきます。そんな、中学校が増えていくとうれしいですね。

2019年

11月

20日

「いいこと」探し

昨日、2歳8カ月の「自転車に乗れた」新記録は、多くの園児たちに影響を与えています。今日も、5歳男の子と4歳女の子が、自転車免許証を交付されました。これで、17名の園児が自転車に乗れることになりました。なかなか凄いことですが、子ども同士の影響力が、大きな要因です。

 

子どもたちの「いいこと」探しをしようという考えは、どこの幼児保育施設でも、昔から言いつくされたことではあります。しかし、それには、私たち大人たちが、前向きでポジティブな姿勢が大切であることは言うまでもありません。

 

先日の台風19号で、多くの保育園が被災しました。ある保育園も、建物には浸水した跡が残り、園庭には粘土質の泥があふれています。片付けもなかなか進まない状況です。そんな状況でも、その保育園の園長は「今もこうして生きていられるのは、運が良かった。これを機会に保育環境を変えるんだ」と前向きな姿勢だそうです。

 

社会において、組織のリーダーは、前向きな姿勢でないと、周りの人がやる気をなくしてしまいますね。

 

1つの例ですが、「最近の保護者はどうですか」と質問をしたところ、「最近の親はなれなれしい」と保育園の職員が答えたそうです。そこで、「最近の保護者のいいところはどこですか」と質問を変えたところ、答えが「フレンドリー」となったそうです。

 

「なれなれしい」も「フレンドリー」同じことですが、フレンドリーの方が、ポジティブな印象になりますね。保育園の職員は、保護者に対しても「いいこと」探しが大切なのです。

 

ポジティブシンキング・・・常に、そうありたいですね。その方が、人生はたぶん楽しいかな~

2019年

11月

19日

新記録達成!2歳8カ月

今日は、保育園ホワイトきゃんばすで6年ぶりに記録が更新されました。2歳8カ月の新記録とは、補助なし自転車に乗れた年齢です。

 

昨日までの記録は、2歳10カ月です。これを達成した男の子は、今は小学校3年生になっています。しばらく、この記録は抜けないかなぁ~と思っていましたが、本日、男の子が快挙を達成です。

 

週末に、パパママの猛特訓が行われたそうですが、今日は、100メートルは乗り続けることができました。屋上は、職員と園児たちで大盛り上がりです。さらに、つられる様に、3歳男の子、3歳女の子の2名も、2歳男の子の影響で、あと一歩の勇気を絞り出し、自転車に乗ることができました。保育園での子ども同士の影響力が発揮されたシーンです。1日で、3人の園児の自転車クリアは、初めてのことです。

 

さっそく、ホワイトきゃんばす名物の「自転車免許証」を交付しました。たった1枚の免許証・・・実社会では、まったく効力をもたない免許証ですが、子どもたちは、大切にしてくれます。給食タイムは、自転車免許証をどこに置いている?の話で、子どもたちは盛り上がっていました。「テーブルの上にいつも置いてる」「冷蔵庫にマグネットで貼ってる」「宝物箱にしまっている・・・」という会話が続いていました。うれしいですね。

 

こうなると、寺子屋園児全員が自転車に乗れるように・・・という思いが園長の心に浮かんでしまいました。19名の3、4、5歳児の寺子屋園児のうち、すでに13名が自転車に乗れます。寺子屋前の園児2名を合わせると15名が自転車クリアです。

 

あと寺子屋園児6人・・・もちろん、自転車に乗れないことは悪いことでもありませんし、園長が強要するものでもありません。本人の気持ちがどうなのかが大切なことです。

 

今日の寺子屋の時間は、自転車教室にしたのですが、まだ乗れない4人に聞きました。「自転車に乗れるようになりたいかい?乗りたくなかったら、いやだと言ってね」すると、全員が目を輝かせて「乗れるようになりたい!練習する!」と言ってくれました。

 

ここからが大切です。今日は、乗れる園児12人が、みんなで教え合いながら4人をフォローしました。園長は、「がんばれ!」の声を掛け、見守るだけです。

 

4人は、今まで、自分から自転車の練習をすることがなかったので、今日は、ストライダーでバランス感覚を身につけ、補助付き自転車でペダルをこぐ感覚をマスターします。ストライダーで先導し、コツを教えたり、「ペダルをもっと速く・・・足をまわして!下を向かない・・・前を見て走って!」と子どもたち同士で、声を出しています。

 

私は、学び合いならぬ、自転車の教え合いの光景を見ているだけで、うれしい気分に浸っていました。これぞ、チームワークです。

 

自転車に乗れる乗れないは、大きな問題ではありません。こうして、自転車を通じてチームワークが生まれることが、とても大事なのです。本当に、寺子屋園児全員が乗れるようになる気がします。

2019年

11月

18日

日本ならではの保育

日本の野球が、再び世界一になりました。昨日は、久々に、プレーボールからゲームセットまで、じっくりと、日本対韓国の決勝戦を満喫しました。いい試合でしたね。10年前の世界一は、第2回WBCです。イチロー選手の劇的なヒットが今でも印象に残ります。

 

私の世代の少年時代は、毎日巨人戦のテレビ中継があり、子どものスポーツの選択肢は、断トツで野球でした。私も、野球小僧でした。後楽園球場の試合で、中日や阪神、広島が宿泊するホテルに行って、選手のサインをもらったりもしました。私が小学生の時に、当時新人だった中日ドラゴンズの田尾選手にサインをもらったことを今でも覚えています。王選手の756号世界記録も後楽園球場で観戦しました。

 

ところが、様々なスポーツが楽しまれる時代となり、野球以外のスポーツのプロ化が進みました。先日は、ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がり、野球のプレミア12は、少し寂しいスタートでしたね。

 

しかし、昨日の試合を見れば、子どもたちが「野球をやりたい!」と思ってくれるでしょう。野球少年だった私は、ニンマリしているのです。(笑)

 

さて、OECDの2018年国際幼児教育調査では、日本ならではの保育結果が示されました。「子どもの言語、基本的な読み書き能力、数的能力を伸ばす取組みは?」について、多くの国が「歌やリズム遊びをする」だったのに対し、日本は「子どもの目線に合わせる」「子どもたちが互いに話すように促す」という保育者の意見でした。

 

これは、保育者が子どもに何かを教えるというよりも、子ども中心の保育哲学が日本では大切にされていると言えます。

 

また、「子どもの社会情緒の発達を促す取組みは?」では、多くが「子どもたちが互いに助け合うよう促す」に対して、日本は「子どもの遊びに加わりながら楽しむ」だそうです。

 

これは、子どもたちが遊びを楽しむには、保育者も共に楽しむことが大切であるという考え方が、根底にあるのかもしれません。

 

それぞれの国で、それぞれの保育が行われているのですが、日本の保育は、子どもたちの遊びを大切にし、そこに保育者が寄り添っているという感じですね。

 

ホワイトきゃんばすでは、子どもたちが社会に出てからの姿を見据えていますので、時には激!や喝!が入りますが、いつも子どもたちの笑顔であふれています。(笑)

2019年

11月

17日

木を見て、森も見る

「離れて見る森は、全体が緑で覆われて、太陽が照れば明るくなり、風が吹けば同じ方向になびいてている。しかし、森の中に入って見ると、木の1本1本の様子が全然違っている。空に向かって真っすぐに伸び、太陽の光を浴びてきらきら光っている木もあれば、立派に成長している木の間に埋もれるように立ち、あまり光が当たらない場所で、ひっそりと生きている木もある。風が吹いた時の揺れ方もみんな違う」と、ある校長先生は言います。まったく、おっしゃる通りです。

 

10月に行われた、保育園の運動会・・・「みんな頑張ったね!」と、「みんな」という言葉で集団に語り掛けます。しかし、そこには、一人一人の、練習からのストーリーに目を向ける必要があります。

 

「練習では、一度も勝てなかったけど本番では勝つことができたね」だったり、組体操では、ピラミッド全員成功は、何十回もやった練習では一度もできなかったことでした。そんな、一人一人の姿をきちんと理解しながら、全体での「頑張った」も同時に大切なのです。

 

「みんなで頑張った」という経験は、仲間と協力してチームワークを作り上げたという貴重な経験であり、数値化されない、非認知能力でもありますね。

 

そして、今、まさにクリスマス発表会に向けた練習を行っています。「練習が終わらないと、屋上で遊べないぞ!」と子どもたちに激を飛ばしながら、ホワイトきゃんばすでは数少ない「一斉保育」状況になっています。

 

運動会やクリスマス発表会の練習は、ガチガチの一斉保育で、屋上遊びに見られるような「見守り保育」ではなくなります。その中で、子どもたち一人一人の動きと同時に、全体のバランスも一緒に見ることになります。

 

「木を見て、森も見る」まるで、二兎を追うような感じですが、クリスマス発表に向けて、両方大事なのです。

2019年

11月

16日

寄付金の増加

今日も来年度入園希望で、パパママと1歳女の子が見学に来ました。卒園児の小学生が、在園児に遊びを教えているシーンに、驚いています。0歳児から3年生まで9学年のタテの関係です。

 

そんな小学生は、クラスでの人間関係の話をしてくれます。「○○くんは、勉強ができるので、算数を教えてもらってるんだ・・・」「〇〇ちゃんは、ぶりっ子で、先生の前ではいい子になるの・・・私は苦手だなぁ~」といった感じです。私は、ニコニコしながら「そうなんだ~」とずっと聞き役になります。

 

私の次女が小学生の時に、小さい時によく遊んでいた子と全く遊ばなくなったので、「最近○○ちゃんと遊ばなくなったんじゃないの?」と聞くと、「だって、ぶりっ子だから嫌になっちゃった」と言った時と、松田聖子さんのデビュー当時以来、この「ぶりっ子」という言葉を聞きました。(笑)

 

さて、今日は寄付金の話です。

 

一世帯当たりの寄付金の年間支出金額は、平成22年までは、3000円前後で推移していましたが、平成30年には、4506円までに上がっているそうです。助け合いのスプリットが寄付金の額に出るのであれば、日本人の「助け合い精神」がアップしているのかもしれません。

 

地震、台風などの天災への金銭的な支援が確実に増えているのでしょうし、パソコンやスマホでネット募金やクラウドファンディングに善意を寄せていることも大きいようです。

 

年齢別に見ると、寄付金の支出額が増えているのは30~50代のネットを頻繁に活用する世代です。30代では、10年間で6倍以上の伸びです。もちろん、返礼品目当てのふるさと納税も含まれています。

 

今後、この日本人の善意が、右肩上がりにアップしていくのであれば、学校の教育実践や研究に多くの寄付が集められるようになって欲しいですね。小学校、中学校の予算は、現状維持か減らされる傾向にあります。PTAの繰り越し余剰金が、部活動の費用などに充てられるのが実態でもあります。

 

「うちの小学校は・・・子どもたちのためにこんなことをやります!」とクラウドファンディングでアピールする時代になってくるのかもしれません。

2019年

11月

15日

教科書のない特別活動

千葉県八千代市立大和田小学校5年3組の学級会・・・テーマは「学級の文化祭をやろう」です。

 

黒板には、「合奏」「ダンス」「クイズ」など、子どもたちが出し合った案が、短冊に書かれて貼られています。児童が次々に手を挙げ、どの案がいいか、理由とともに発言します。司会の児童が合意を求め、縄跳び、劇など、他の出し物も次々に決まっていきます。

 

担任の先生が口を開いたのは、最初と最後と事前になかった案が出され、黒板記録が間に合わなかった時だけだそうです。「自分たちで決めると、頑張ろうという気持ちになる」と児童の一人が言います。

 

実は、かつて、この小学校は、子どもたちの規律意識が低く、欠席も多かったそうです。そこから、改革がスタートしました。具体的には、①意見を「出し合う」②根拠を示しながら「比べ合う」③少数意見を生かしながら意見を「まとめる」という3段階の討議法を学校全体で徹底し、話し合いの充実を図ったそうです。

 

こうして、話し合いを充実させ、みんなで決めて実践するようになると、子ども同士が仲良くなり、自分たちだけで自発的に動くようになったといいます。

 

大人になった私たちは、いつも感じていますが「折り合うこと」は、人と人のコミュニケーションには、とても重要と分かっていますが、難しいことです。この小学校で行っていることは、子どもたちが社会に出てから通用することでもあります。

 

今では、大和田小学校の校内授業研究に全国の学校から参加があるそうです。そして、この小学校出身の子どもたちが進学した中学校では、学級会を積極的にリードする姿が多く見られるそうです。

 

異年齢保育で鍛えられた、ホワイトきゃんばすの卒園児たちが、小学校でクラスを取りまとめたり、人前で積極的に発言する姿を多く見ますが、大和田小学校の卒業生は、大人になってもきっと活躍するのでしょう。

 

このような取組みが、ますます増えてくことを期待したいですね。

2019年

11月

14日

しゅくだいカフェ

今日は、埼玉県民の日です。埼玉県内のほとんどの学校がお休みですので、卒園児の小学生が4人登園してきました。小学校3年生から0歳児までの9学年の縦割りでの学び合いです。子どもたち同士での刺激がいつもよりも強くなります。いい感じです。

 

さて、大阪市内に「しゅくだいカフェ」という居場所ができたそうです。一人世帯、共稼ぎ世帯を念頭に置いて、保護者が帰宅する前に宿題を終わらせておいて、家族だんらんの時間がふえるように・・・というねらいです。

 

たいがい、宿題を終わらせていないと、ママの「早くしなさい!」こうげきで、保護者自身も子どもも不機嫌になるというのが、よくある光景ですね。(笑)

 

この「しゅくだいカフェ」には、主に2校の小学校から350人ほどの児童がやってくるそうです。多いですね。

 

ここには、しゅくだいカフェのオーナーやボランティアの大人がいるそうです。「親でも先生でもない第三の大人の存在」は、まさに、子どもたちの「駆け込める場所」であり「安心して過ごせる居場所」になるのです。宿題をきちんと終わらせることよりも、大きな意味がありますね。

 

無料で学べる環境ですが、併設する学習塾とクリーニング事業とサポーターからの資金提供で、テナント料と光熱費を賄っているそうです。

 

埼玉県民の日に、わざわざ保育園に来てくれる卒園児は、ホワイトきゃんばすが大切な居場所になっているのですが、子どもたちにとって、様々な居場所ができることは、とてもうれしいことですね。

2019年

11月

13日

「出る杭」を支える

昨日のさいたま市保育園「実践報告会」では、ありがちですが、課題を話し合い、今後どうしていくかという大事な結論で、「今後もさらに子どもに寄り添った保育をしていきたい」「保育園でできることや強みを具体的にあげて、明日からの保育につなげていきたい」というまとめです。

 

子どもに寄り添う保育って、あなたの保育園ではどうするの?

この発表で、具体的な策を報告するんじゃないの?これから対策を立てるって、何なの?と、私でなくても、会場の人たちは悶々としています。

 

そこで、総評をしていただいた玉川大学の教授が、「今後の課題」ということで、発表園の報告内容へ苦言を呈します。今までの総評では、「素晴らしい発表でした」で終ることが多かったのですが、昨日は、スッキリです。

 

この保育実践報告会を通じて、様々な情報を共有し、さいたま市の保育の質を上げる目的があるのですから、当然、「素晴らしい発表でした」だけでは前に進みませんね。

 

さて、私が新入社員の頃には、「いいか・・・新人があんまり目立つんじゃないぞ・・・出る杭は打たれるって言うだろ。上手や先輩をたてるんだぞ・・・」といったアドバイスをよくもらったものです。

 

学校教育も、できるだけ、みんなと同じである事が求められ、人と違うことが悪いことのように考える風潮が大きかったことは否めませんね。

 

時代が変わり、「出る杭が打たれるのではなく、個人の個性が強みに変換され、多様な価値が許容される仕組みが重要であり、出る杭が次々と育ち、成長していく仕組みが求められている」という考えが、どちらかというと主流になっています。

 

しかし、いじめに見られる仲間はずれや集団で無視をされる行為は、異質なものを排除する気持ちの具現化とも言われています。まだまだ、日本には、社会でも学校でも「出る杭は打たれる」という風潮が残っているのが現実です。

 

しかしながら、少しずつ、「出る杭」育成の動きが、学校においても生まれ始めています。起業家育成教育を積極的に行う大学や、先進的な理系教育を実施する高校では、学習指導要領によらないカリキュラムの導入も進んでいるそうです。

 

私たち大人は、「出る杭」を支える土壌が、これからは必要になることは、理屈では分かっています。しかし、みんなと違う子どもをなぜか、同じにしたがります。

 

これは、大人の意識改革・・・「個性いろいろ」「出る杭大いに歓迎」をもっと、受け入れる度量が試されているのです。あなたは、どうですか。

2019年

11月

12日

働く女性と出生率

今日も着々と秘密基地の作業が行われていました。シンボルツリーの装飾が進んでいます。そして、ファームでは、玉ねぎの苗を植えました。5歳と4歳の女子二人が、「私たちで全部植えるから大丈夫よ・・・」なんて言いながら、ほとんど二人でざっと80本分を仕上げました。この二人は、植付けや種まき、収穫まですべてに積極的に手伝ってくれる、農業女子です。(笑)

 

先月の台風被害の影響で、玉ねぎの苗も、ホームセンターなどへの入荷が遅れています。家庭菜園をされている方は、玉ねぎは定番中の定番です。昨日は、近くのホームセンターの閉店前に、最後の5袋が残っているだけでした。

 

玉ねぎの収穫は春になりますが、保育園の入口に収穫した玉ねぎを吊り下げて、給食で使うのが、毎年の絵になっています。

 

また、3歳男の子が、「大変だ!」と、カメ池から脱走したクサガメが屋上を歩いているのを発見しました。彼は、高さ2メートルのフェンスをカメがよじ登って逃げたという主張を曲げません。(本当にそうかもしれませんが・・・) 

 

さて、今日の話は、働く女性の出生率の話です。なんとなく「働く女性が増えると出生率が下がる」という イメージを私たちは持ってしまいます。「働いているので、十分な子育てができないので・・・」というところでしょうか。

 

しかし、東京23区のデータを見ると、結果は逆です。女性のフルタイム就業率が高い区ほど、出生率が高い傾向にあります。(平成27年東京都統計年鑑より)

 

つまり、女性が仕事をするということは、働くこと、子育て、その他の時間などを上手にシェアしなければまわりません。

 

あくまでも仮説ですが、結婚、就業、子育てなど、自分のライフスタイルをきちんと計画的に立てられる人が、結果的に、出産という人生の大きなビジョンをも、人生設計の中で、きちんとクリアされているのでしょう。

 

仕事をしていることで、子育てのストレスを上手に発散し、子育てをしている時間には、仕事のことを忘れ、時に、自分一人だけの時間を作ることができる・・・

 

そんな、女性がこれからは、ますます増えていくのかも知れませんね。

2019年

11月

11日

小学生の宿題を変える

今日は、年長5歳の男の子が中心となって、秘密基地を屋上に作り始めました。実は、園長も子どもたちと秘密基地を作るビジョンを持っていたのですが、子どもたちが先に動いていました。

 

毎日少しずつ進んでいくようなので、あまり手出し口出しをしないように、見守っていきたいと思っておます。

 

今日は、小学生の夏休みや冬休みに出される宿題について、ふとある考えが浮かびました。長期休暇中の宿題は、自由研究はあるものの、ほとんどが「○○をしなさい」という、やらされ仕事になっています。

 

これを「自分で考えて自分で答えを出す宿題」に変えてみるのはどうでしょう。

①夏休み(冬休み)の過ごし方計画を自分で立てる

②自由研究だけでなく、すべての宿題や研究課題は、自分で決める

③子どもが決めた計画については、担任と「どうしてこれをするのか?」すり合わせる

④評価するが、大切なのは、計画に対してどうだったか?

⑤次回(冬休み・来年夏)に向けて、改善策を話し合う。

(アクティブラーニングをして、子どもたちで議論してもいいですね・・・)

 

どうですか・・・膨大な「やっつけ宿題」よりも、少なくてもいいから、自分でプランを出して、実践し、できた結果を次につなげる宿題に変えるだけで、自分で考えて自分で答えを出す宿題になりますね。小学校高学年なら十分に可能です。

 

これは、大人のビジネスで活用されている「PDCAサイクル」と全く同じです。

 

子どもたちが社会に出れば、指示されたことをこなすだけでは、立派な社会人としては認められませんね。計画的な仕事が当たり前になり、途中で修正を加え、結果をクリティークをして、改善策を考え次の手を打つ。もちろん、他人の成功例やプロセスも参考にし、時には盗む。

 

小学生のうちから、日本に残る「昔ながらの宿題」の慣習をそろそろ、これからの時代に合った、社会に出てから通用するアプローチに変える時期に来たようです。

2019年

11月

10日

イエスタディ

保育園では、子どもの曲だけでなく、クラシックもポップも流れます。あの「ビートルズ」も園長の趣味で、頻繁に流れます。(笑)

 

保育園の子どもたちは、もちろん「ビートルズ」というグループは知りません。園長が「ジャンにポールにリンゴスター、ジョージハリソン」と言っても「???」の顔をします。しかし、ビートルズの曲は、かなり刷りこまれています。イエスタデーもレットイットビーも曲の素晴らしさはよく知っています。

 

昨日、保育園が終わって、映画「イエスタディ」をみました。

 

売れないミュージシャンが、突如「ビートルズ」を自分以外に誰も知らない世界に入り込みます。そこからの彼の活躍がビートルズの名曲と共に綴られる作品です。

 

ビートルズへのリスペクト・・・真面目に「愛」とは?・・・自分に正直に生きる・・・ビートルズをよく知るファンにはたまらないジョーク・・・どれをとっても、観終わった時に、たまらなく幸せな気持ちになれる作品です。

 

この作品の監督は、この映画を「ビートルズに贈るラブレター」と言っています。しかし、ビートルズファンへのラブレターでもあり、ビートルズを知らない若い世代への様々なメッセージでもあります。

 

実際に、ポールマッカートニーは、変装して妻と、この映画をお忍びで観たそうです。「イエスタディは、ポールマッカートニーの素晴らしい作品・・・」のくだりでは、映画館で照れ笑いをしてしまったそうです。

 

また、ミュージシャンにならずに船乗りになったという設定で、78歳のジョンレノンが登場するシーンがあります。まるでジョンレノン本人がそのまま年を重ねて出演したような錯覚に陥ります。ジョンレノンのファンなら、涙が出るほどうれしいシーンでしょう。

 

さて、最後に質問です。本当に、自分以外にビートルズを知る人がいなかったら、あなたが最初に演奏するビートルズの曲は何ですか?

 

う~ん・・・これは、迷いますね。

 

おやじ園長は、子どもたちに「ザ・ロング・アンド・ワインデイング・ロード」を贈ります。この曲は、ビートルズ解散前の道が見えない、メンバーが疲れきった状況をポールが作曲し、ジョンが作詞した作品です。どちらかというと、悲しい曲です。

 

子どもたちには、「これからの君たちの人生は、長くて、途中曲がりくねった、決して平たんな道ばかりではないけど、自分の足で、しっかりと歩いて、自分の人生を切り開いていくんだぞ!」というエールなのです。

 

あなたの1曲は何ですか・・・ビートルズは、なかなかこれ1曲が選べないですね。

2019年

11月

09日

幼児のアクティブラーニング

今日の園長の課外授業は、「西区ふれあいまつり」です。保育園に近い三橋総合公園で行われる地域の祭りに行ってきました。

 

子どもたちの「楽しかった!」は、ミニ新幹線(E5系はやぶさ号)に乗車したことと、大宮アルディージャコーナーでのビッグアドバルーンです。よく、遊園地のイベントで見られる、空気で膨らんだ恐竜の中で、飛んだり跳ねたりするコーナーです。

 

水風船やシールをもらったりしながら、楽しんだ子どもたちですが、小学生から高校生までのジュニアダンスチームのパフォーマンスに、釘付けになりました。ダンスだけでなく、衣装もメイクもバッチリなので、憧れの存在に思えたのでしょうね。本物のパフォーマンスは、是非とも子どもたちに見せたいですね。

 

さて、最近注目されている「アクティブラーニング」ですが、来年度から、小学校で始まる新しい学習指導要領で実践されます。

 

「変化の激しい時代、指示待ちではなく、自分で考え、新しいアイデアを出せる人材が求められます。そこで、先生が黒板の前に立ち、一方的に教える従来の教育法ではない、子どもたちが主体の授業」という考え方です。

 

最近は、幼児期から、このアクティブラーニングをうたうスクールが増えているそうです。

 

アクティブラーニングをアートで実践する絵画教室では、「○○を描きましょう」ではなく、子どもの「やりたい」を発見させて、自分で考えてアイデアを作品にするというアプローチだそうです。

 

オンラインを活用し、様々な分野で子どもの「楽しみながら考える」という取組みは、もはや珍しい事ではありません。

 

色々なスクールが出てきていますが、「自分で考えて自分で答えを出せる」子どもに育てるのは、親やまわりの大人の声かけが一番大切です。

 

「何がしたい?」「失敗してもいいから自分でやってごらん」「どうしてだと思う?」「調べてみようか・・・調べたらママにも教えてね」

 

こんな、些細な声かけが、子どもにとっては「魔法の言葉」になるのです。

2019年

11月

08日

子どもの素敵な写真から「10の姿」

昨日、ファームの大根を間引いた「大根の葉」をお土産に持って帰った5歳男の子。おうちでママが実験をしてくれました。しおれた葉を水につけると・・・あれっ!葉っぱがピンとしたのです。水分を含んだ葉が、元気になったのです。うれしい実験ですね。

 

さて、昨日のさいたま市保育園「実践報告会」で、針ヶ谷保育園の発表が、とても素晴らしかったので紹介します。

 

担任が、「子どもたちの素敵」を写真を撮り、持ち寄ります。その写真を見ながら、幼児期の終わりまでに育って欲しい「10の姿」に落とし込み、職員同士で共有し、保育の質の向上につなげるという内容です。

 

ご存知のように、保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省、子ども園は内閣府というように、管轄が分かれています。いわゆる縦割り行政と言われるものです。

 

これが、2018年度の改定で、「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」という具体的な内容で、共通の項目として設定されたのです。保育園、幼稚園業界としては、これは、画期的なことなのです。

 

「10の姿って何?」と思う方もいるでしょうから、確認しておきます。

①健康な心と体

②自立心

③協同性

④道徳性・規範意識の芽生え

⑤社会生活との関わり

⑥思考力の芽生え

⑦自然との関わり・生命尊重

⑧数量・図形、文字等への関心・感覚

⑨言葉による伝え合い

⑩豊かな感性と表現

 

もうお気づきですね。この10の姿は、幼児期だけでなく、小学校、中学校、高校、もっと言えば、私たち大人にとっても、とても大切な行動指針となります。保育所保育指針にも幼稚園教育要領にも、幼児期で完成されるものでなく、小学校への引継ぎ事項として、子どもたちの成長を見守る必要があるとうたっています。

 

こんな意義ある発表のあとは、ついつい意見をしてしまうおやじ園長です。

 

年明けに、卒園する年長園児が就学する小学校で、「保幼小連絡協議会」が行われます。目的は、園児を小学校へ送り出す前の引継ぎミーティングです。ホワイトきゃんばすは、卒園児の人数が少ないので、一人一人の「10の姿で成長を感じた内容(できたできないの評価ではない)」「直近1年間の毎月の成長記」を小学校に提出しながら、引継ぎをしています。

 

現実には、多くの幼稚園も保育園も「○○君の家庭は○○」「○○家と○○家は仲が悪いので、一緒のクラスにはしないでください」といった、ネガティブ情報の交換会となっています。小学校も、クレームのリスクを回避するために、この情報は必要なのです。

 

これからの、小学校との引継ぎに、あらたに子ども一人一人の「10の姿」を加えることで、子どもたちの成長の本質についての引継ぎができるのです。

 

針ヶ谷保育園には、是非、この素晴らしい記録を保幼小連絡協議会に反映させてくださいとお願いをしました。

 

総評を行った、東京家政大学の教授も、「10の姿」は素晴らしい内容なのに、これを活かしきれていない・・・と、私の発言に喰いついていただきました。

 

そして、忘れてはいけないのが、「10の姿」の保護者との情報共有です。9月に行った個人面談で、保護者が感じる我が子の「10の姿」と保育園で見られる「10の姿」のすり合わせをする機会を設けましたが、まだまだ不十分であると思っています。

 

ということで、昨日は、針ヶ谷保育園の発表をきっかけに、参加した多くの保育者が、それぞれ「10の姿」を自分の保育にどうつなげていくかを考える時間になりました。充実した保育研修となりました。

2019年

11月

07日

年末年始に食品ロス削減

屋上では、子どもたちは様々な遊びを楽しんでいますが、自転車に乗れるようになると、今度は、ローラーステートをマスターしたいという欲がわいてくるようです。

 

年長園児2名が、毎日のようにローラースケートの練習に励み、それに影響されて、今日は、新たに3名の園児が挑戦しました。ローラースケートの練習は、転ぶ練習から始めるのがセオリーですが、子どもたちは、前に転ぶのも少し怖いようです。

 

ホワイトきゃんばす流は、三輪車を押しながら歩く練習を始めます。すぐに、スイスイ滑ることができる園児はいませんので、これも、コツコツと練習を重ねた園児のみがマスターできるのです。

 

さて、最近は、食品ロスに関する取組みが、家庭だけでなく、買い物の仕方など、様々な分野で進められていますね。特に年末年始は、クリスマスや忘年会、新年会など、大勢で食事をする機会が増えます。まだ食べられるのに捨ててしまう食品ロスを減らすための取組みが注目されています。

 

おせち料理は、日本の正月には欠かせませんが、多彩な具材が魅力的であると同時に、不人気な料理が残ってしまう傾向にありますね。そこで、今年は「好きなだけおせち」といって、18種類の肉料理だけを詰め合わせた、好物だけを選べるおせち料理が登場したそうです。「スイーツおせち」などもあるとのこと。

 

コンビニのファミリーマートも、クリスマスケーキやチキンなど、63種類を予約のみで販売するそうです。これは、店頭の見込み発注⇒売れ残り⇒ロスがなくなり、そのままオーナー店の利益につながりますね。

 

家庭の取組みとしては、店で買うのではなく、自分で作ることを楽しむライフスタイルもありですね。

 

忘年会や新年会の宴席では、「3010運動」で、食べ残しをなくそうという動きが広がっています。乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみ、終わる10分前には、自分の席に戻って、再度料理を楽しむ・・・こんな運動だそうです。

 

今の時代・・・「食品ロスを出さない」ライフスタイルが、カッコ良くて素敵な生き方であると、多くの人が思っていることは間違いありません。自分らしい、やり方で、この年末年始、取り組んでいきたいですね。

2019年

11月

06日

ビブリオバトル

今日も秋晴れの屋上遊びを子どもたちは楽しみます。ファームでは、えんどう豆の種まきをしました。えんどう豆の種は、大きくて、種らしいので、小さい園児も一緒に参加します。来年の春先に収穫となります。毎年、「バケツいっぱい」の収穫となり、子どもたちが夢中になる光景を今から想像します。

 

また、夏に収穫したインゲン豆の種を秋に植えたのですが、見事に収穫となりました。夏にトマト畑だった場所は、種がこぼれて、一面にトマトが群生しています。果たしてミニトマトの実がつくのか?・・・そのままにしておきます。

 

さて、「ビブリオバトル」という言葉をご存知ですか。これは、本の紹介を聞いて、最も読みたくなった本を決めるというバトルです。2007年に京都大学で考案された内容で、公式ルールがあるそうです。

 

1、発表参加者が、読んで面白いと思った本を持って集まる

2、順番に一人5分間で本を紹介する

3、それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを行う

4、すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」の投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする・・・だそうです。

 

このビブリオバトルを取り入れて、生徒の読書への意欲を向上につなげようという中学校があるそうです。

 

発表をするには、本を何度も読んで、自分の言葉で表現する力が、自然とついてきますね。「バトルする」という遊び心が、子どもたちの闘争心と探求心を深めることになるようです。

 

「読書週間なので本をたくさん読みましょう」「本を読むことは、素晴らしいことです」と普通に言ったところで、子どもたちの読書習慣はなかなかアップしませんね。

 

「あなたが読んだ本を友だちが読みたくなるように・・・紹介してください」というアプローチは、なかなか有効な手段かもしれませんね。

2019年

11月

05日

自己肯定感は、親次第!?

連休明けとあって、今日は、子どもたちの「○○に行った!」の話で一杯です。5歳女の子は、ママ、姉と恒例の女子キャンプ(パパは留守番)に行ってきました。ママとお姉ちゃんが料理を作って、私が食べる人だそうです。(笑)

 

天気予報では、日曜日が雨だったので、東京ディズニーランドに行く予定だったようですが、キャンプの方が何倍も楽しかった!と言ってます。私もそう思います。

 

さて、富士山のふもと河口湖にある、船津小学校では、「今日のキラリ」が始まりました。壇上に一人の児童が立つと、その子の良いところを次々とクラスの児童が発表します。

 

「優しい性格です。理科の実験の時に手伝ってくれました」「元気があります。体操の時に大きな声を出していました」・・・と褒められるたびに、壇上の児童は照れくさそうな笑みを浮かべます。

 

船津小学校では、子どもたちの自己肯定感を高めるために「今日のキラリ」を始めたそうです。校長は、「社会で通用する人間を育てるには、自分の存在を認められる経験が必要。認められることで、自分らしさを発揮し、様々なことに挑戦できるようになる」と言います。まったくもって、同感です。

 

日本の子どもは、海外と比べて自己肯定感が低いことが指摘されています。2017年の調査では、「私は価値のある人間だと思う」という項目に、「そうだ」「まあそうだ」と答えた日本の高校生は45%。アメリカと韓国の84%、中国の80%に比べて、大幅に低い結果です。

 

自己肯定感が高まるのは、他人から褒められるだけではありません。「将来の目標が明確になった」「勉強が好きになった」「自分のクラスに愛着を持つようになった」という結果も出ています。

 

今日の本題はここからです。本人の問題だけではなく、実は、親など周囲の大人の自己肯定感が低いと、子どもも同じように低くなる傾向になるとこのとです。そりゃ、そうですよね。まわりが、ネガティブ人間ばかりの環境では、夢と希望を持った子どもは育ちませんね。

 

親は、「自分は凄いんだ!」と子どもに語る必要はありません。むしろ、親が自らの失敗について話すことが有効です。失敗から学んだり、笑い飛ばしたりした経験を通じて、子どもは「うまくいかなくても、失敗をたくさんしたって、そこから何度でも立ち直ることができる」と感じるのです。

 

こうして、子どもは、親の失敗談から、困難な状況に陥った時でもがんばり抜く力を身に付けるのです。

 

どうですか・・・大人になって、いまさら自己肯定感を強く持てと言われても・・・と思ったあなた・・・せめて、子どもの前では、はったりをかまし、自分の失敗談を面白おかしく語ることを始めてください。

2019年

11月

04日

和太鼓の響き

ワールドラグビー会長は、今回のワールドカップ日本開催が終わって、「最も偉大なW杯として記憶に残ると思う。日本は開催国として最高だった」と評価をしました。なんだかうれしいですね。

 

チケット販売数184万枚で販売率が99.3%・・・1試合平均3万7877人の観客が熱狂したのです。私の仲間も、ロシア戦にスコットランド戦を観戦し、涙を流しました。

 

日本代表の活躍や、出場チームが素晴らしい試合を展開し、グビーの持つ価値が、私たちのハートをわしづかみにしたのです。

 

さて、昨日は、卒園児の小学3年生の「和太鼓発表会」の応援に行ってきました。彼女は、保育園に登園していた時から「和太鼓」を習っていたので、今回で4度目の発表です。

 

今回の太鼓は、とても力強かったですね。コーチの先生も、男性ですが、長い髪を後ろに束ね、それだけで絵になります。卒園児の和太鼓は、親の心境で、ビデオ撮影に専念してしまうのですが(笑)・・・何組かの演奏を聴きました。

 

目を閉じて、和太鼓の響きを感じます。勝手に、日本海の荒波の映像をイメージしながら聴きます。和太鼓の響きと波のしぶきが重なります。

 

和太鼓は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの応援イベントとして、様々な場面でその響きが聴かれるそうです。日本を訪れる外国人に、日本の文化として、広く知られることになるのでしょう。

 

どうですか・・・和太鼓の響き・・・感じてみませんか。

2019年

11月

03日

スクラムコーチ

昨日、44日間のワールドカップが終わりました。日本が、ベスト8で敗戦した「南アフリカ」の優勝に、「日本は優勝したチームに負けたんだから・・・しょうがないね」という気持ちになった人が多かったかもしれませんね。

 

ネルソンマンデラ氏は、長期にわたる投獄生活から、南アフリカの大統領として、人種差別と戦ってきました。そこで、ラグビーで南アフリカを世界一にするという目標を立てます。

 

マンデラ氏は、アパルトヘイトの象徴というべき「スプリングボクス」という、チームの愛称やユニホームをあえて、変更しませんでした。南アフリカの国民が一つになるために、対立の図式を払拭したかったのです。

 

そして、オールブラックスのニュージーランドを破り、初の世界一になり、今回で3度目の世界一となったのです。

 

ラグビーを通じて、「ノーサイド」「ワンチーム」など、私たちは多くを学びました。国と地域同士の戦いでありながら、ラグビーは、世界を一つにする力がある・・・そんなスポーツに映りました。

 

今日は、日本躍進の陰の立役者である、長谷川スクラムコーチにスポットを当てます。

 

長谷川コーチは、日本代表の「スクラム番長」として2度のワールドカップに出場します。コーチを始めるに際し、フランスへ渡りました。当時のフランス代表は、最前列の選手が日本人選手と変わらぬ体格。なのにスクラムが強かった。そこに、興味がわいたそうです。

 

しかし、実際にあるのは「それぞれのチームのスクラム」だったのです。長谷川コーチは、ここから、日本のスクラムを確立させようと決心するのです。

 

初めてコーチを務めたヤマハをスクラム王国に育てます。そして、代表チームに加わると、選手たちにこう問いかけます。

 

「自分たちのスクラムは、好きですか」

 

その言葉の意味とビジョンは、こうだそうです。「自分たちのスクラムが好きになるための自分たちのシステムを作ろう。システムができれば努力する。やがて関心を持たれ、期待されれば責任感が芽生え、もっと頑張る。どこの国もそうやって強くなってきた。」と、そんな文化の話を最初にしたそうです。

 

長谷川コーチは、試合ごとに対戦相手の過去のスクラムを「500本は見る」と言います。相手チームだけでなく、レフェリーの癖を含めた膨大なデータを念頭に置き、「相手の組み方をやらせない」よう、練習に落とし込むそうです。

 

そして、ラグビー日本代表のターニングポイントともいうべき、対アイルランド戦。2018年の欧州王者を相手に、6-12と6点差を追う前半35分頃、自陣22メートル線付近で相手ボールのスクラムを与えます。

 

8対8のスクラムが動きます。そして、笛がなります・・・反則を犯したのは、アイルランド代表でした。長谷川コーチは言います。「これが、日本のスクラムの基準になりました。しかも、あの時のフォワード、皆ええ顔をしていたでしょう。こういう時は、強くなる。いい文化ができたと思いました」

 

しかし、このワールドカップで、長谷川コーチのスクラムは終わりません。南アフリカの敗戦に「認めましょう。相手が強かった」と素直に認めます。

 

ワールドカップは終わりましたが、これから日本でも様々なリーグでのラグビーの試合が始まります。・・・私たちの見方が大きく変わりました。ワールドカップでの感動は、しっかりと継続されるのです。

2019年

11月

02日

ベテラン教員「30年経験者研修」

今日は、卒園児8人が通うさいたま市立宮前小学校のフェスティバルに行ってきました。メインのバザーや、焼きそば・フランクフルトの屋台に、駄菓子コーナー、輪投げなどのゲームコーナー、読みきかせコーナーなど、子どもたちが喜ぶメニューでいっぱいです。

 

割りばし鉄砲作りのコーナーは「おやじの会」が主催です。パパたちが、子どもたちに鉄砲作りを教えながら、楽しい時間を演出してくれています。連れて行った年長園児が夢中になっていました。

 

読書ボランティアママたちが行う「読みきかせ」も、大きな絵本を使い、手作りのしおりや鶴の折り紙のお土産付きです。そして、バザーでは、保育園用の本をたくさん買います。20冊買っても300円・・・園に帰ると、さっそく園児たちが「新しい本だ!」と手に取っていました。

 

さて、そんな小学校の教員もベテランの域に達すると、研修などもなく、教員個人の力に頼るだけの状況になっています。そんな中、長野市では、50歳代の教員を中心に、「教員30年経験者研修」を実施しています。

 

最初に、これまでの教職員人生を振り返り、「上手くいっている(いない)・楽しい(苦労している)時期」を可視化する「教職履歴図を」を作成します。

 

20代・・・強烈なクレーマー保護者との出会い(苦労した)

30代・・・ポーランド・ワルシャワ日本人学校勤務(上手くいって楽しい)

40代・・・特に大きな変動はない

 

こんな感じで、参加者同士が話し合い、上向きだった時期の状況を確認します。共通するのは「人から大事にされ、頼りにされている時」でした。

 

研修では、その上で自分の強みや弱みなどの内部環境と、外部環境などをSWOT分析で見つめます。これで、ベテラン教員が学校のためにできることを客観視させます。この手法は、民間企業が、会社の分析と戦略を立てる時に行う手法とほぼ同じです。

 

この研修の講師は、ベテランは勝手に自分を老齢化したイメージで捉えている。人生100年時代で考えれば、最初の50年は「第1ハーフ」にすぎず、今の時期は「第2ハーフ」のスタートと考えてもらいたいと語ります。

 

これからは、教育分野に限らず新しい知識や仲間、健康、ネットワークなどの、無形財産を作り出す大切さを語り掛け、「働き方改革だけでなく、生き方改革も視野に入れて行動してほしい」と「30年経験者研修」を結びます。

 

どうですか・・・これは、教員に限らず、「勝手に、自分をおいぼれのベテラン選手」と思っている私の世代へのエールです。

 

はい。生き方改革は、ずっと続ける人生が、やっぱり楽しい人生ですね。

2019年

11月

01日

創造志向と幸福度

昨日のハロウィーンパレードは、子どもたちにとっては、本当に楽しかったようです。今日の連絡ノートには、そんな保護者のコメントがびっしりです。5歳男の子は、昨年は、1日でお菓子を全部食べてしまったそうですが、今年は、毎日少しずつ食べるそうです。

 

また、3歳男の子のおうちでは、「トリックオアトリート」でもらったお菓子を全部開けて、ちょっとしたパーティになったそうです。お腹いっぱいで、夕食が食べられなくなってしまったとのこと。(笑)

 

さて、これからの時代・・・「創造性が大事だ!」とは言うものの、日本の若者は、創造性に関して、他の国とは大きく違う考えを持たざるを得ないようです。

 

世界価値観調査によると、アメリカの場合は、創造志向が高い人ほど幸福感が高いという結果に対して、日本の場合は、全く逆の結果となるそうです。つまり、創造的な発想で、標準の型から外れるのが歓迎されない社会とも言えますね。

 

「違いや多様性を認めよう・・・」と言ってみても、実際は、みんなと違うことをすることは、まだまだ居心地が悪いのかもしれませんね。

 

学校では、さらにその傾向は強く、教科書通りのやり方で問題を解かないと減点される・・・1つの答えを強要される・・・創造的なやり方で貫き通そうとする子どもは、自尊心を打ち砕かれる世の中になっていると、言えるのかもしれません。

 

これは、あくまでも仮説ですが、不登校の児童・生徒が増えているのは、もしかしたら、創造志向の子どもが増えていることの表れかもしれません。世の中は、インターネットなど、あらゆる情報を介して、多様な見方や考え方に触れられる時代になっているにもかかわらず、学校は、「スタンダード」を求めすぎるとも言えますね。

 

創造力に富んだ子どもたちが、幸福感を感じられる世の中に・・・学校に、日本が変わっていかないといけませんね。

2019年

10月

31日

ハロウィーンパレード

朝から、保育園の中が賑やかです。ウッディにミニオンズ・・・ピーターパンにシンドバット・・・スパイダーマンもあらわれました。魔女の宅急便の主人公の女の子「キキ」も二人登場です。

 

「魔女の宅急便」と言えば、本当は、「魔女の宅配便」のタイトルになるところだったのをご存知ですか。「宅急便」という言葉は、あのクロネコヤマトの商標なので勝手には使えません。しかし、スタジオジブリの宮崎駿監督は、宅急便の響きにこだわります。

 

そこで、クロネコヤマトは、スタジオジブリに条件を出しました。映画「魔女の宅急便」に、クロネコのキャラクターを登場させること・・・そこで、クロネコのジジが新しいキャラクターとして追加されたのです。

 

これは、だいたい10人に1人が知っている話です。(たぶん?)

 

5歳女の子のママが作ったキキの衣装は、手作りでした。また、先日のブログで話をした、6歳男の子のママは、「小学生並みの作品」と謙遜していましたが、ダンボールを使って、立派な恐竜を完成させてくれました。

 

男の子は、最初は、みんなが知っているようなキャラクターの仮装をしたかったようですが、ママの気持ちが伝わったのか、とてもうれしそうに恐竜になりました。

 

今年のハロウィーパレードは、子どもたちの仮装レベルは、ますますアップした感じがありますが、市販のコスチュームをそのまま着るのではなくて、手作りや、ひと工夫した衣装が多かったですね。

 

なんだか、ママやパパの愛情も大きく感じることができて、「トリックオアトリート」の子どもたちの元気な声と、お菓子がいっぱいになったかぼちゃのバケツを笑顔で見つめる子どもたちの姿と共に・・・なんだか、うれしい気持ちになりました。

2019年

10月

30日

褒めるだけでは・・・

今日の屋上遊びでは、何人かの園児が「ローラースケート」を楽しみました。まだ、歩くのがやっとの子ばかりですが、昨年の年長園児のように、スイスイと滑る日も近いことでしょう。

 

さて、昨日もさいたま市の「保育実践報告会」で、2つの園の発表を拝聴しました。目的は、素晴らしい取組みがあれば、ホワイトきゃんばすの活動に取り入れることです。今回も、松ぼっくりを使った遊びが、屋上遊びのヒントになりました。

 

松ぼっくりのかさは、水に入れると閉じて、乾かすと開くという性質があるそうです。つまり、湿度の変化で、松ぼっくりのかさは開閉するのです。私は知りませんでした。また、松ぼっくりは松やにを含んでいるので、天然の着火剤にもなるそうです。

 

屋上のおままごとコーナーに、松ぼっくりなどの自然の素材を何種類かストックし、子どもたちが自由に遊ぶイメージを持ちました。これも、実践したいと考えます。

 

しかし、厳しいことを言うようですが、発表自体は、まったくもってダメです。ここからは、私のひとりごとです。

 

「なんで、せっかくの発表なのに、下を見ながら(メモ紙)の棒読みなの?」

「プレゼンテーションだよ・・・数百人の前で発表するんだから、もっとパフォーマンスが必要でしょ・・・」

「ステージのスクリーンの前に移動して話すとか・・・動きがないのかい!」

「もっと笑顔だよ・・・真顔で棒読みなんて、これが新商品の宣伝発表会だったら、誰も買わないぜ!」

「○○しました。はわかったよ。でもこれをどう広げて、次につなげるの?」

「目的と手段があいまいで、取り組んだことを発表するだけ。これをした事で、子どもと保護者がどう変わったの?どんな具体的な成果があったの?」

「PDCAサイクルまでは求めないけど、保育園のアピールにもなってませんね・・・」

 

民間企業で働いた経験上、人前でプレゼンテーションをすることが当たり前の環境だった私にとっては、保育業界・・・ここは、もっと変わらないと!といつも思ってしまいます。

 

とどめは、大学教授によるコメントです。「今日は、2園の発表を聴かせていただき、本当に感動しました。素晴らしい内容でしたね・・・」

 

なんて、決して思っていないのに、褒めてばかり・・・もちろん、過去には、私が惚れ惚れするような発表をする園もありました。素晴らしい発表は素直に褒める。しかし、そうでない時は、的確にアドバイスを送ることも必要ですね。

 

民間企業のプレゼンテーションなら、今回の発表では、撃沈です。

 

今日のブログは、少し荒々しい言葉遣いで、申し訳ないのですが、子どもたちが、社会に出て、まっとうな仕事をしてもらいたいと考えれば、発表する職員も、保育業界も変わらなければなりません。

 

誤解されるといけないので、コメンテーターの専門的な話は、とても勉強になります。なんせ、私は、保育の専門的な学校に通った経験がないので、すべて新鮮に受け止めています。

 

言いたいのは、責任を持って発表を任された大人に対して、枕詞のように「すばらしい」を連呼するべからず・・・です。

 

今日は、ちょっと、言い過ぎでした。

2019年

10月

29日

ハロウィーンを探せ!

来年春に小学生になる6歳男の子のママ・・・真夜中に急に飛び起きたそうです。息子に着せるハロウィーンの衣装の構想が、降りてきたそうです。恐竜をモチーフにした衣装とのこと。ここ数日、衣装作りをしているママの姿を楽しみに見ている男の子・・・保育園生活最後のハロウィーンパレードは、楽しく盛り上ることでしょう。

 

ということで、今日の寺子屋は、ショッピングセンターの「ハロウィーンを探そう!」です。1Fの食品フロアーを歩くと、色々なところにハロウィーンがあります。10月31日まで、ハロウィーンの特設ステージが設置されているので、子どもたちは、そこに集まり仮装グッツで楽しんでいます。

 

6歳男の子が「何で、カボチャのお化けとか、ガイコツやクロネコ、魔女、フランケンシュタイン、クモがハロウィーンの時に、出てくるの?」と、そのステージに描かれているキャラクターを見ながら、なかなか鋭い質問です。

 

ハロウィーンと言えば、日本では渋谷の仮装騒ぎが報道され、仮装して「もう一人の自分を楽しむ」かのようなお祭り騒ぎと思っている人も多いかもしれませんね。また、子どもたちが仮装して「トリックオアトリート」と言って、お菓子をもらう習慣は、アメリカでハロウィーンの楽しみ方がアレンジされたといわれています。

 

もともとハロウィーンは、ヨーロッパが起源で、古代ケルト民族のお祭りとされています。古代ケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。

 

しかし、悪霊も一緒にやって来て、農作物などに悪い影響を与えたり、子どもをさらったりするといわれていました。そこで、人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、かぼちゃの仮面をかぶってジャックオランタンになったり、仮装をしたり、魔除けの焚き火を行ったといわれています。

 

まぁ~子どもたちに、このうんちくを話しても???なので、「ここにハロウィーンがあるよ・・・」「あそこにもハロウィーンだ!」なんて、お店の中を大騒ぎしながら楽しい時間を過ごしました。買い物をするお客様も、子どもたちを見て笑顔になっています。うれしいですね。

 

明後日のハロウィーンパレードを前にして、子どもたちの「仮装したい・・・お菓子をもらいたい」モードが右肩上がりです。(笑)

2019年

10月

28日

東京のバスガール

あと3回寝たら、ハロウイーンパレードだと、子どもたちは、10月31日のパレードを楽しみにしています。仮装してファッションを楽しむことと、お菓子をたくさんもらえることの2つも楽しみがあるので・・・子どもは正直ですね。(笑)

 

さて、「東京のバスガール」という曲をご存知ですか。私が生まれるずっと前の昭和32年の流行ソングです。バスガールのモデルは、はとバスのガイド嬢だそうです。

 

昨日は、前に勤めていた会社のOB会で、秋の親睦旅行を楽しみました。旅行といっても日帰りで、何十年ぶりに、はとバスに乗りました。きちんとした統計があるわけではありませんが、はとバスに乗る人の大半は、東京観光に来た人たちです。

 

今回のツアーは、日の出桟橋から隅田川を水上バスに乗り、浅草へ・・・そこで、自由散策という、東京観光の鉄板コースです。水上バスも浅草も何度も行ったことがあるので、興味は、バスガールがどんなガイドをするか・・・です。

 

バスガールと言いましたが、今年、はとバスは二人の男性ガイドを採用したそうです。ただ座っているだけの感がある添乗員には男性が多いですが、バスガイドと言えば、女性が・・・というイメージが強い仕事です。しかし、男の仕事、女の仕事という概念を持つことは、今の時代では意味がないですね。

 

さて、乗車したはとバスは、2階の展望車から東京の町を見下ろしたり、見上げます。しかし、私たちの前には、バスガイドがいません。ガイドは、1階で話し、スピーカーからその声がするだけです。

 

ひねくれ者の私は、「これじゃ・・・あんちょこのメモを読んでいるだけじゃないの?」と疑います。はとバスのガイドを夢見て、全国から人材が集まり、しっかりとした研修を行っていると聞いていたので、「そりゃぁないでしょ」と少しがっかりです。

 

水上バスの中で、何人かのはとバスのガイドが集まっていたので、意地悪な質問をしました。「客の前で話してないから、あんちょこを読んでるんやないの?」すると、ガイドたちは、全否定です。もちろん怒っていません。(笑)

 

しかし、まだ納得できません。すると、両国国技館のガイドを聞いてようやく納得できました。「この両国国技館では、相撲の大会が行われます。力士同士の試合が繰り広げられます」と・・・

 

わかりましたか・・・あんちょこだったら、相撲の大会とか試合という言葉は使いませんね。○○場所に取組みと言います。ガイドはあまり相撲に興味がないのかもしれませんが、あんちょこ説は、これで白です。

 

そして、終点の東京駅に着く直前に、やっと「東京のバスガール」を聞くことができました。

 

♬若い希望も 恋もある

 ビルの街から 山の手へ

 紺の制服 身につけて

 私は 東京のバスガール

 「発車オーライ」

 明るく明るく走るのよ♪

 

ということで、1番だけ歌ってくれました。この歌・・・知っていますか?

2019年

10月

27日

読書週間

昨日の保育園・・・お昼寝タイムに、小学生と年長園児を連れて、近くの図書館に行きました。子どもたちは、慣れた感じで自分が読みたい本を手にして、イスに座ってぺらぺらとページをめくります。こうして、吟味を重ねて、自分が借りたい本を決めるのです。

 

小学生は、本を検索するパソコンから離れません。本のタイトルを入力するのに、自分や友だちの名前を入力して「ないなぁ~」なんて言ってます。これも図書館でのお楽しみのようです。

 

秋は、スポーツの秋・・・食欲の秋・・・とはよく言われますが、「読書の秋・・・」が忘れられていますね。(笑)あまり認識されていませんが、本日10月27日~11月9日は、読書週間です。

 

保育園ママが、凄い試算をしました。このママは、子どもに読み聞かせをする本などを図書館で借りる習慣があります。ほぼ毎日、読み聞かせをしているので、図書館の活用は、とても重宝しているとのこと。

 

試算は、もし、借りた本をすべて購入したら・・・姉と弟二人で、年間100万円以上の出費という数字になるようです。子どもが、本が好きになるのなら、このくらいの出費は必要という考えもあるでしょうが、図書館を利用すればタダです。また、図書館で自分が読みたい本を選ぶ楽しみもプラスされますね。

 

日本の書店の数は、20年前と比較すると約半分になっているそうです。しかし、本を購入するのに、本を手に取って選びたいとの理由で、書店を利用する人は、まだ7割もいるそうです。町の本屋さんも、店主のセンスで魅力的な本を選んだり、飲食やイベントなどで収益を上げたりと工夫し、人気を得ています。

 

この秋・・・子どもと一緒に、本を読みながら・・・をやってみませんか。新しい発見があるかもしれませんね。

2019年

10月

26日

小中学生の不登校

ラグビーワールドカップで、オールブラックスが負けましたね。相手は、イングランドです。ヘッドコーチは、4年前に日本のラグビーを世界レベルに引き上げた、エディージョーンズ・・・彼の口癖は「ジュンビ」です。

 

4年前は、日本代表の選手に南アフリカの国歌を聞かせるなど徹底した準備で、世紀の番狂わせをおこしました。今回は、練習で、サッカーのイングランドの名門、マンチェスターユナイテッドで黄金期を築いたファーガリン元監督を招き、勝者の精神を注入したそうです。

 

前回、母国開催で屈辱の予選リーグ敗退となったイングランドに、ラグビー発祥の地としての、王者の精神を取り戻そうとしたのかもしれません。やはり、エディージョーンズは、ただ者ではありませんね。

 

さて、小学生の不登校が増加しているそうです。2018年の文科省の調査では、病気や経済的理由を除いて、年30日以上学校を欠席した小中学生は16万4528人で、前年比14%増で、2万人以上増えた計算になります。

 

昔は、不登校の子どもには「とにかく学校だけは行ってくれ」という指導がありましたが、今では、「無理にいかなくてもいい」という考えが主流となり、フリースクールなどの受け皿の充実も数字上の要因と言えます。

 

また、ここ数年では、小学生の不登校が増加し10年前の2倍になっているそうです。不登校になった要因は、いじめがほとんどというのは、私たちの勝手な憶測で、今は、理由が明確でないケースが多いといいます。

 

「体が拒否反応を示してしまい、学校に行き続けることが難しくなった」という子どもが増えているのが実態です。特に、小学生では、どうして自分が不登校なのかを認識できていないことも多く、不登校の児童への聞き取り調査も十分に練る必要があるようです。

 

今日は土曜日なので、ホワイトきゃんばすには、5人の卒園児の小学生が登園しました。来年度の入園を決めた保護者が、「うちの旦那も保育園を見学したい」ということで、いらっしゃったのですが、大きい園児(笑)にびっくりしていました。しかし、小学生が保育園児に様々なことを教えながら、かかわっている姿に、「いいですね~」と一言。

 

0歳1歳の時から、ホワイトきゃんばすで生活を共にした卒園児にとっては、ここが、大切な居場所になっているのです。ここにいること、屋上で遊ぶこと、親や学校の先生には決して言わないようなことを保育園の先生に話せること。

 

子どもにとって、自分が落ち着いて活動ができる「居場所」がたくさんあることは、間違いなく不登校防止への近道です。

 

不登校の問題は、奥が深く、解決策も1つではありません。難しい問題ですが、子ども一人一人の答えを見つけていくしかありません。

2019年

10月

25日

子どもの自由を保障する

今日が2回目の一時預かりの女の子、朝から大泣きです。月極め園児と違って、一時預かりは、「どうしてママと一緒じゃないの!?」の気持ちが抑えられなくて、泣いてしまうことが多いのですが、彼女を救ったのは、水槽の中を優雅に泳ぐ魚たちです。

 

水槽の魚の前に行くと、パタッと涙が止まりました。癒し効果だけでなく、泣き虫ストップ効果も水槽にはあるようです。(笑)

 

さて、ある保育園での事です。園庭に前日まで降った雨が、水たまりになっていました。子どもたちは、大喜びで水たまりで遊び始めました。それを見た、保育士のAさんは、「汚いから水たまりで遊ぶのはやめなさい!」と、子どもたちの水たまり遊びをやめさせました。

 

今度は、別のクラスの園庭遊びです。このクラスの子どもたちも、目を輝かせて、水たまりで遊び始めます。担任の保育士Bさんは、子どもたちの中に入って、水たまりに手をつけて、手形遊びを始めました。

 

さぁ~どちらの先生の対応が正解でしょうか?・・・という問題ではありません。(笑)

 

汚い水を飲んでしまったら、下痢や感染症になってしまうと保育士Aさんは考え、子どもたちの楽しい時間を尊重したのが保育士Bさんです。どちらが正解で、間違いという答えは出せませんね。子どもの年齢や、状況によって、同じ先生でも判断は違ってきます。

 

ホワイトきゃんばすの子どもたちを見ていると、たいがい、楽しい遊びには、危険や汚いというリスクが伴うことが多いです。子どもたちの冒険心を満足させるには、危なくて怖い経験がつきものですね。

 

「子どもの自由を保障する」ことは、とことん子どもたちを遊ばせたい環境をつくることですが、同時に、子どもたちの安全を考えなくてはいけません。先生によって、このモノサシも違います。

 

ただし、1つの答えとしては、「子どもたちの自由を最大限保障したい。そのために、危険予知などのスキルを私たち大人が、さらに高めていかねばならない」と言えます。

 

昨日から、さいたま市の恒例となった「保育園実践報告会」の研修が始まりました。さいたま市内の18の保育園が、今年度の担当として、報告をします。今年も、すべての保育園の発表を聴かせていただき、ホワイトきゃんばすの運営の参考にさせてもらおうと考えています。

 

「子どもの自由を保障する」は、昨日の発表園の課題です。

 

実は、これは、保育園だけでなく、家庭における子育てにも当てはまります。親として、子どもの自由を保障するスキルは、場面場面で変わってくることもあり、難しい問題です。

 

どうですか・・・わが子の自由を保障する・・・を考えてみませんか。

2019年

10月

24日

子どものことを子どもに聴く

屋上で、ストラーダ―を上手に乗りこなす2歳児が多くなってきました。このまま、補助なし自転車に乗れるようになれば、ホワイトきゃんばすの「2歳10カ月で補助なし自転車に乗れた」の記録更新となります。期待することにします。

 

さて、ある保育園での話です。5歳児クラスで、夏に撮りためた写真を子どもたちに見せて「自分が楽しかったと思う写真を1枚選んでみよう」と投げかけます。すると、子どもたちが選んだ写真は、担任にとって、意外なものが多かったようです。

 

A君は、プールで泳いでいる写真を選んだのですが、実はA君はプールがとても苦手だったそうです。おそらくA君は、この夏のプール活動を自分が頑張ったこととして捉え、自分なりの達成感を感じていたようです。

 

逆に水泳が得意なBちゃんは、水泳の写真ではなくて、仲良し3人組で給食を食べている写真を選びます。

 

C君は、紙相撲遊びの写真を選びました。これは、誰も選ばなかった写真で、担任もまさかそれを選ぶとは思っていなかったようです。

 

こう考えると、子どもたちが選んだ写真は意外なものが多く、職員が日常的に見取っている姿は、思い込みが多いのではないかとも言えます。

 

ホワイトきゃんばすでは、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」をめざしているので、朝のインタビューなど、なるべく、子どもが発言する機会を多く持っていますが、まだまだ深掘りをする必要を感じました。

 

例えば、屋上遊びで、子どもにカメラを預けて「今日は○○君が撮りたい写真を好きなだけ撮影していいよ」としたなら、大人の写真とは、視点が違う作品が出てくるかもしれませんね。

 

子どもたちの「心の声」をさらに引き出すことが大切です。

2019年

10月

23日

秋晴れの屋上遊び

今日は、秋晴れの最高のお天気となりました。富士山から秩父の山並みまで、まるで真冬のようにくっきりと見えます。そして、富士山は初積雪だったようで、真っ白な雪化粧に見とれるほどです。

 

子どもたちは、大人のように、富士山に対して深い感動を覚えることはないのですが、さすがに、今日の富士山を見て「真っ白できれいだね!」と何人かの園児が、どろんこ広場から見入っていました。

 

運動会が終わり、しばらくは、のんびりと屋上遊びができます。今日の子どもたちを見ていると、全員が自分のやりたい遊びに集中しています。

 

テーブルを青空の下にセットして、子どもたちの「青空レストラン」ごっこが始まりました。ファームで収穫した本物のさつまいもをシェフが料理をします。おろし金で、さつまいもおろしを作っています。どうやら、スイートポテトをイメージしているようです。

 

朝顔の種の採集には、5人ほどの園児が夢中になっています。夏には、色水作りで大活躍した朝顔が、種になりました。大切に黒い一粒一粒をビニールに入れて、おうちに持って帰るそうです。「今、種をまいてもこれから冬になるからダメになってしまうよ。来年の春にまこう~」というアドバイスを覚えているかな?

 

カメや魚のエサチームも5人ほど集まりました。秋になって、ずいぶんと水温が低くなってきたので、エサも食べなくなってくるのかな~と思いきや、とんでもありません。まだまだバクバクとエサを食べるミドリガメ・・・すると、遠くから園児の声がします。

 

「えんちょうせんせい・・・カメがだっそうしているよ!」そうです。カメ池に住んでいるクサガメが脱走して、屋上のすみっこを歩いていました。台風19号の影響で、カメ池のすき間ブロックが、動いていたのです。月曜日は、そこから脱走したニホンイシガメを発見・・・今日はクサガメの登場に、子どもたちも興奮気味です。

 

自転車、ストライダーチームは、マイヘルメットを装着して、暴走しています。(笑)

 

砂場には、必ず数人の園児がたむろしています。今日の砂は、昨日までの雨で湿り気があり、作品作りには、最高のコンディションです。

 

そして、最後は「ガマの穂」の種飛ばしを楽しみました。ガマの穂は、フランクフルトのようになっているのですが、そこを手で揉むと、まるで煙が出てくるかのように、綿状の種があふれ出てくるのです。まるで生き物のようです。

 

屋上中央は、一面ガマの穂の綿毛で白くなってしまいましたが、こんな実験も、子どもたちの五感と好奇心をくすぐるのです。

 

ジャングルジムやシーゾー、ブランコなどの遊具がなくても、子どもたちの遊びへの探求心は尽きないのです。

2019年

10月

22日

修学旅行で本屋に行く

私が中学の時に、遠足というか校外活動として鎌倉に行ったのですが、団体行動ではなく、5名ほどの班行動でした。それぞれの班は、テーマを決めて活動するのですが、私の班は、他の班が絶対に行かないような場所にしようと、知恵を出し合いました。

 

そして、決めたテーマは「鎌倉の切通し(きりどおし)巡り」です。切通しをご存知ですか。切通しは、山や丘などを掘削し、人馬の交通を行えるようにした道です。トンネル掘削技術が発達していなかった明治時代以前には、切り立った地形の難所に、道路を切り開く手段として、広く用いられたそうです。

 

現代でも、工事費がトンネル掘削費用と比較し、安くあがる場合には用いられています。

鎌倉には、いくつかの切通しがあります。7つほどあるのですが、私たちの班は、有名な寺院や鶴岡八幡宮もパスして、ひたすら、切通しを散策しました。

 

自分たちで考えたことと、他の班では、どこも取り上げなかったこともあって、今でも、この時の事は鮮明に覚えています。

 

修学旅行や遠足で、定番の場所だったり、旅行会社におまかせのプランというのは、何ともつまらないですね。大人になっても、思い出に残ることもないですね。

 

静岡県浜松市にある小学校は、修学旅行には「東京」ですが、そこで、必ず「本屋」に行くそうです。江戸川区にある、その名も「読書のすすめ」という本屋です。

 

この本屋さんは、「本のソムリエ」として有名な、清水克衛さんの書店です。この本屋には、いわゆるベストセラーではなく「本当に読んでほしい本」が、ダンボールを切って作った手書きのPOPと共に置かれているのです。

 

修学旅行の目的は、自分にあった本を清水さんに選んでもらい、本好きの子どもになって欲しいということだそうです。

 

修学旅行でわざわざ東京の本屋に行くなんて、なかなか粋ですね。定番修学旅行の何倍も魅力的です。こんな学校が、さらに増えていくのでしょう。

2019年

10月

21日

多くを犠牲にして・・・

昨日の運動会について、連絡ノートには保護者のコメントがびっしりです。「真剣勝負だけでなく笑いもあって、本当に楽しい運動会だった」「こんな息子を見たのは初めてだ。凄い!立派に成長して泣けた」などなど・・・読みながら、こちらも目頭が熱くなります。1歳の男の子は、金メダルをしっかりと握りしめて、時々かじりながらも大切にしているそうです。(笑)

 

今日は、久しぶりに屋上遊びを満喫しました。自転車、ストライダー、朝顔の種の採集、おままごと、砂場遊び、カメの観察などなど・・・屋上遊びの引き出しは、数え切れないほどあるので、子どもたちは、今日一番やりたい引き出しを開けるのです。

 

しかし、この1カ月間・・・特に寺子屋園児は、大好きな屋上遊びを犠牲にして、運動会の練習に取り組みました。何度も西文ひろばグランドに通い、組体操では、裸足になって痛さにも耐えました。

 

最初は、「やらされている」感が大きい練習も、次第に「今日も練習頑張る!」と子どもたちは、「運動会」という大きな目標に向かって、自分の意思で動くようになっていきました。自分のために・・・仲間のために・・・様々な思いが、園児一人一人の心に刻まれます。

 

そして、運動会は、確実に「何かをやり遂げた!」という、子どもたちの成長の大きな節目となりました。今日の子どもたちの話を聞いていると、練習を頑張った自分に対する誇りを感じます。園長としては、これほどうれしいことはありません。

 

さて、念願のベスト8を達成した、ラグビーワールドカップ日本代表の選手たちのコメントの中に、「この4年間、すべてを犠牲にして・・・」という言葉を多く聞きました。

 

「そんな・・・すべてを犠牲にしないと、ここまでできないの?もっと楽しく頑張って、優勝や金メダルを獲得するのはダメなの?」と思った人もいたことでしょう。

 

ホワイトきゃんばすの運動会も、楽しい屋上遊びを犠牲にして練習に打ち込みました。

 

犠牲という言葉は、マイナス表現になることが多いので、このコメントに違和感を感じるかもしれませんが、選手たちにとっての「犠牲」とは、大きな目標を達成するための、自分が選んだイバラの道だったのかもしれません。

 

そして、目標が達成されたので、アスリートとしてだけでなく、一人の人間として大きく成長したのだと思います。その証は、彼らの存在が、私たちに大きな影響を与えてくれました。私たちに「夢や希望」をプレゼントしてくれましたね。

 

私たちは、一生のうちに何回かは、「犠牲」という名の「自分で決めたイバラの道」を選択し、成長を続けるのです。

2019年

10月

20日

2019年度 運動会

朝から多くの園児が、リラックスして「おはようございます!」と西文ひろばグランドに姿を見せました。初めて運動会を経験する園児は、たなびく国旗や入場門、テントに音響スピーカーを見て、いつもの練習とは違うことを感じます。

 

体調を崩していた園児もいましたが、全員元気にやってきました。そして、卒園児の小学生が10人も「卒園児競技」に参加してくれました。卒園児が参加する運動会は、ホワイトきゃんばすの大きな特徴です。

 

プログラムナンバー①の「みんな元気にヨーイドン」からナンバー⑨の「紅白対抗リレー」まで、子どもたちの練習を見てきた私たち職員の目からも、想定をはるかに超えた子どもたちの活躍に、純粋に「感動」をもらいました。

 

保護者からも、「今日は本当に楽しい運動会だった・・・」「素晴らしい運動会だったです」との声をたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ホワイトきゃんばすの運動会は、1対1の勝負が多く、勝ち負けをはっきりとつけます。負けた園児は、練習から号泣し、何度も続けて負ける園児は、「もうダメだ」と思ったっこともありました。しかし、9回負けても1回勝つことが、どれだけ子どもたちの勇気につながったことを私たちは知っています。練習から本番まで、全勝や全敗の園児は一人もいません。

 

運動会本番では、練習とは違う、番狂わせもありました。これは、子どもたちが大人になるまで、何度も経験することです。

 

ホワイトきゃんばすの運動会は、異年齢で園児同士が助け合う競技がたくさんあります。特に、組体操では、練習の姿からは「あり得ない」素晴らしい演技を見せてくれました。全員がピラミッドを完成させたとき・・・目頭が熱くなりました。

 

転んでもすぐに立ち上がり、バトンを落としても、あきらめないで前の走者を追いかける姿に、子どもたちの「最後まであきらめないで頑張る」気持ちが詰まっていました。

 

今年の運動会は、全員が金メダルです。金メダルを手に笑顔の子どもたちを見て、ようやく、ホッとしました。

 

本日、応援に来てくれた保護者の皆様、北海道から応援に駆けつけたおばあちゃん・・・来年度の新入園児も応援に来てくれました。本当にありがとうございました。

 

そして、子どもたち・・・ありがとう!

2019年

10月

19日

実演販売

今日は、天気予報通りに午前中には雨が上がり、明日運動会を行う西文ひろばグランドの土は程よく湿り、「明日は最高のコンディションになるよ・・・」と語っているかのようです。(笑)

 

空高く、世界の国旗を取り付ける準備をしていました。運動会と言えば、国旗が定番ですね。すると、通りかかった親子が「運動会をやるんだね・・・」と会話をしています。今日はとても静かなグランドですが、明日は、子どもたちの歓声と応援の声で賑やかになることでしょう。

 

さて、今日は「川越まつり」に行ってきました。迫力の山車を見て、明日の運動会に向けて気合を入れようと思ったのですが、素晴らしい山車の数々に負けないくらいに、私の目が釘付けになったのが、「広島風お好み焼き」の屋台です。

 

たくさんの屋台がある中で、この屋台には数人の列ができています。

 

1回に3×6の18枚のお好み焼きを屋台の兄さんが作ります。キジを流し込み、その上に大量のキャベツを盛ります。肉を乗せ、横の鉄板で焼いていたヤキソバを乗せます。そして、お好み焼きを丁寧に折り重ねて、鉄板の左端に並べていきます。

 

開いた右側の鉄板の上に、片手で手際よく、18個の卵を割っていきます。目玉焼きを作っている間に、お好み焼きの上にソースを塗ります。広島だから当然「オタフクソース」でしょ・・・と思いきや、ブルドックソースを使っています。なぜ?どうして?

 

そして、目玉焼きを上に乗せて、最後はかつお節をたっぷりかけて出来上がりです。この手際のいい職人技と、ソースの香りで食欲が倍増します。川越まつりに来ていた外国人も、「きょとん顔」で、このお好み焼きの実演販売を見入っていました。

 

18枚のお好み焼きを作るのに、ざっと15分・・・販売する時間が5分で計算すると、1時間で54枚×600円で、32,400円なり。5時間稼働で162,000円の売上です。この屋台は、常に行列ができていたので、本当にこれくらいの売上があると思います。

 

「いらっしゃいませ!」の声出しで、客を引き込む屋台もあれば、この広島風お好み焼き屋のように、実演販売という付加価値で客の行列を作る屋台もありますね。私も、おいしくいただきました。

 

明日の運動会の演出のヒントには、なったような、関係ないような・・・おいしい食べ物には、笑顔がつきものですので・・・明日の運動会も子どもたちの笑顔で満たされることでしょう・・・ということで。

2019年

10月

18日

おがわ学

明日の運動会は、明後日の日曜日に行うことに決めました。日曜日は、秋晴れの下で子どもたちの活躍を期待することにします。日曜日にお仕事が入っているパパやママにおかれましては、調整等の対応をいただきありがとうございます。

 

さて、今年のサマーキャンプは、埼玉県の小川町に行きました。世界遺産になった「細川紙」という和紙が特産品です。子どもたちは、紙すきに挑戦したので、和紙がふつう使っている紙とは全く違うものだということを学びました。

 

実は、江戸時代末期の江戸で商人が使う大福帳は、小川周辺の「細川紙」が多く使われていました。そして、火事が起こると、記録を残すために大福帳を井戸に投げ込んだそうです。水に濡れても文字ははっきりと読める形で残ったそうです。

 

そんな、特産品を持つ小川町も、人口減少が加速しています。そこで、小川町では、小中高校生が、小川町について体系的に学ぶ「おがわ学」の構築を始めました。

 

内容は、「細川紙」のような町の歴史を学ぶだけでなく、先人がどのような苦労に直面し、どう乗り切ってきたのか、の部分をしっかりと考えることが目的だそうです。

 

つまり、子どもたちが、自分自身が直面する課題を解決できる力を身につけるのがねらいです。教育の本質を描いた表現の一つとして「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることが大切」とよく言われますね。「おがわ学」の考えも同じで、課題解決力を備えた人材の育成を目指しています。

 

こんな人材が、少しでも多く、小川町の未来を担ってくれれば・・・という願いでしょうね。日本の地方には、その土地に根ざした大切な文化があると思います。それを学び、深掘りし、自分のこれからの生き方にどう生かしていくのか・・・こんな切り口で、地方が活性化していければうれしいですね。

2019年

10月

17日

下手な先生の授業より、一流講師の動画がいい?

今日は、運動会本番前の最後の練習を行いました。子どもたちは、運動会に向けてのやる気がみなぎっています。うれしいですね。

 

そして、夕方の寺子屋では、屋上にある「ビートルハウス」ことカブトムシ小屋の幼虫を観察しました。夏を過ごしたカブトムシが卵を産んで、幼虫がどれだけ育っているのか、ワクワク感で、子どもたちの目がギラギラです。(笑)

 

腐葉土の上にあるクヌギの朽木を持ち上げると、すでに5匹の幼虫を発見・・・表面の土を掘るだけで、ざっと15匹以上の幼虫が出てきました。「うぉ~すげぇ~」の子どもたちのどよめきが起きます。

 

一番大きな幼虫を手にすると、体長が7センチくらいあります。腐葉土の上は、幼虫のフンで一杯です。このまま大きく成長して、来年の夏にカブトムシの成虫になるのです。

 

今日は、17人中10人の子どもたちが、しっかりと幼虫を手に持ってドヤ顔です。とてもグロテスクな幼虫ですが、勇気ある園児が多いのです。(笑)

 

さて、最近の家庭学習が大きく変化しているそうです。一部の塾は、タブレットの端末を使って、いわゆる「個別最適化した学習」を始めています。子どもは、動画を見ては、到達度をチェック。人工知能が児童の伸びを分析し、どんな学習の進め方が最も効率的かについて、データを集めるそうです。

 

信じらせませんが、ある私立中学校の先生は、授業で塾講師の授業動画を流しています。先生の仕事は、出席管理と「再生ボタンを押すこと」です。しかし、生徒や保護者からはすこぶる好評だそうです。

 

保護者会では、こんな会話もあるそうです。「教え方が下手な先生は動画を使ってもらえるよう学校に頼みたい」「先生はけんかの仲裁とかの生活指導だけでいい。大学出たての新任の授業なんて三流以下でしょ」

 

どうですか、これを聞いた学校の先生たちは、怒り火の玉ですね。

 

でも大丈夫です。動画を使った一方通行の授業では、子どもたちが「学び合う」環境は生まれません。子どもたちにとって必要な力は、将来社会に出て、自分とは違う考えを持った人たちと、年齢差も超えてわたり合う力です。

 

一方通行の知識の詰め込みが、入試には通用しても、社会に出てからは通用しないことを私たちは社会の中で経験しています。自分で考えて、様々な人を巻き込んで課題を解決する力が問われる今、学力、知識といった「認知能力」が重要だなんて、時計の針を元に戻しているにすぎません。

 

アクティブラーニングは、タブレットの一流講師の授業からは学ぶことはできませんね。一流の講師は、教え方が上手くなくては仕事になりませんが、一流の先生は、教え方が上手なのではなく、舞台演出家として、役者である子どもたちを動かす力がある人です。

 

もう・・・まったく! 思い違いも甚だしいですね!

2020年

1月

24日

30年で小学生の読書量が3分の1に

保育園の壁面に現れた3体の鬼・・・保育園らしくないリアルな鬼です。目は飛び出し、その顔立ちは、恐怖以外のなにものでもありません。朝から、登園する子どもたちは大騒ぎで、保護者達からも「すごいですね~」と盛り上がります。

 

間もなく、節分ですが、主任と給食の先生が「なまはげ」をモチーフにして、作り上げた自信作です。とてもリアルです。

 

子どもたちは、「怖くなんかないもん!」と言いながらも、なまはげのセリフ「泣いてる子はいないかい!?」をドスのきいた声で言うと、ビビります。しかし、最近は、鬼=悪者という偏ったイメージも薄れつつあるので、朝の読み聞かせでは「泣いた赤鬼」を読みます。何度も読んでいる絵本ですが、あらためて「青鬼さん」の優しさを子どもたちは感じたようです。

 

さて、2019年8月に全国の小学生1200人(保護者付き添い)を対象にインターネット上で、学研教育総合研究所がまとめた調査によると、30年前と比較すると、読書量は3分の1程度に減少しているそうです。30年前というと、保育園の子どもたちの保護者よりも少し上の世代ですね。

 

19年調査では、1ケ月の読書量は、平均3.1冊となり、30年前の平均9.1冊から大幅に減っています。1年生が3.8冊と一番多く、高学年になると塾通いなどが増えることもあって、読書量が減る傾向にあります。5年生が2.3冊で6年生が2.4冊という結果です。

 

読書量だけではありません。テレビを見る時間も1日当たり平均1時間15分で、30年前の平均2時間5分と比較して、6割程度に減っています。

 

この結果については、たいがいの人が「そうだろうなぁ~」と感じているでしょう。30年前と比べ、読書量やテレビを見る時間が大幅に減ったのは、スマホなどの通信機器の普及が進み、子どもたちは、動画の閲覧やゲームに時間を充てているからです。

 

昨今、教育機関だけでなく、様々なメディアで、これからのAI時代を前にして、子どもたちは、「自分で思考し判断することが大切である」といったコメントを多く聞きますね。ホワイトきゃんばすでは、ずっと「自分で考えて自分で答えを出せる大人になる」を目指して、子どもたちを育てています。

 

子どもたちにとって、読書は、自分で考えて判断する力を養う大きな機会ですね。しかし、「読書をしよう!」と大人が叫んだところで、今のスマホ時代では、現実的には難しいかもしれません。

 

ますます、学校での授業の在り方や親の子どもへのアプローチが重要になってきます。これから先も、時代が変わり環境も変わっていきます。しかし、「自分で考えて判断できる」人は、必ずどんな時代になっても生き残っていけます。そんな子どもたちを育てるのが、私たち大人の役割でもありますね。

2020年

1月

23日

子どもの世界にリスペクト

保育園の子どもたちや、卒園児の小学生と話していると「何でこんなことを知っているの?」とか、「まだ〇歳なのに、こんなことができるんだ。凄いなぁ~」と思うことが、しばしばあります。そして、過去の自分と比較して、「俺なんか・・・まだ何もできなかったなぁ~」と思ってしまいます。

 

そんな時は、大人の私ですが、子どもにリスペクトします。保育園で多くの子どもたちと関わっていると、大人だけでなく子どもの世界にリスペクトすることが案外と多いものです。

 

ある保育園の先生の話です。発達障害のある園児が、水道のホースで水を上に飛ばすことが好きで、長い時間、その遊びをしていたそうです。その先生は、「その子は、発達障害だから『こだわり』があるのだ」程度にしか見ていなかったそうです。

 

ある日、その子の横に座って、ホースを上にあげて水を飛ばしている姿を見ていると、上に飛んだ水が太陽の光と重なり、ピカッと光ったのです。それに気付いた先生は、「あ!」とつぶやいた時に、その子が、まるで「お前も分かったのか」という顔で、その先生をじっと見たそうです。

 

これを機に、その園児は、先生を受け入れるようになりました。先生は、その子の世界をリスペクトするようになり、彼がしていること全般の見え方が変わっていったそうです。

 

「この子は凄いなぁ~」というリスペクトもありますが、様々な子どもたちに対して、固定化した見方を一度外して、その子を見ることも、子どもの世界をリスペクトすることであり、新しい世界が必ず見えてくるのです。

 

どうですが・・・あなたが親なら、我が子に対しても同じですね。

2020年

1月

22日

つい言ってしまう「頑張れ!」

ちゃんとカウントしたわけではありませんが、私が保育園の子どもたちに一番多く口にしている言葉は、「頑張れ!」だと思っています。

 

今日も、屋上で、バスケットボールの練習をしている男の子に「頑張れ!」と声をかけ、ファームでラディッシュを収穫した子どもたちには、「よく頑張って取ったな~」と声を掛けました。

 

1日最低でも10回は「頑張れ!」と言っているとしたら、1年間でざっと3000回、保育園ができてからの累計では、2万4千回も「頑張れ!」を繰り返している計算です。

 

ある小学校の教員が、児童との交換日記で、「頑張れと言われても、何をどうするのか分かりません」とのコメントがあったそうです。

 

確かに、「頑張る」は、抽象的な言葉で、具体的ではありませんね。

 

その先生は、「頑張るとは折り返すこと」と決めました。つまり、水泳で100メートル泳ぐことを目標にした時に、100メートルで終わらせずに、「もう一蹴り」をやること。30分勉強しようと決めたら31分やる。テニスで100本のサーブ練習なら101本打つこと。

 

「真の頑張り」とは、「目標を達成した後の自分の前向きな姿勢、折り返す姿勢」としたのです。そして、折り返せた子どもたちに「頑張ったね」と称賛の言葉を掛けたそうです。

 

どうですか・・・「頑張れ!」という言葉に、私は今まで何度も励まされましたが、時には「何を頑張ればいいんだよ!」とプレッシャーになったこともありました。

 

「頑張れ!」は相手を勇気づける素敵な言葉ですが、少しだけ、具体的に考えてみることも必要ですね。

2020年

1月

21日

人間関係の構築の授業

先日、卒園児の小学校3年生が、「人間関係プログラムの授業が、めちゃくちゃ面白いんだ・・・」と言ってました。この「人間関係プログラム」とは、さいたま市の教育委員会が、子どもたちのコミュニケーション能力や自己肯定感アップを目的に考えた授業です。

 

10年以上前ですが、私がPTA活動をしていた頃に、実際に体験をしました。チームになって、○○さんのいいところを些細なことでもいいので、できるだけたくさん見つけて、とことん褒めたたえる・・・といったプログラムが、何種類もあります。

 

小学校3年では、主に道徳の時間で、担任が行っているとのことですが、各学校では、一斉授業方式から「学び合い」のある授業作りを重視しています。

 

「漫才教育」に取り組み、笑いの中から「学び合い」の授業をめざし、全国から注目を集めた田畑校長は、昨年度異動した小学校で、人間関係の構築を重視した取り組みを行っています。

 

田畑校長は、「授業で子ども同士や子どもと教員の人間関係ができれば、皆が学校を好きになり、自己肯定感も高まり、いじめや不登校なども起きにくくなる」と仮説を立てます。

 

具体的には、各教室の机を日常的にコの字型Uの字型にして、話し合うように変えます。「フレームリーディング」という、教科書の作品の文章を1枚の用紙にまとめ、全体のフレーム(枠組み)をつかめるようにする手法や、自分の考え(主張)を、書いてある場所(根拠)や理由など踏まえ、筋道立てて説明できるようにするという「三角ロジック」を活用します。

 

話合いの型については、消去法、対立型などを使い、子どもたちの意欲を引き出すようにしています。もちろん、これを実行するには、教員一人一人の深い理解が必要です。校内の授業研究などで、教員のスキルが磨かれているそうです。

 

田畑校長は、「子どもがいつも笑顔でいられる学校にしたい。自分の思いや考えを表現できる雰囲気や場を築けば、いじめや不登校などの課題を減らしていけるはず・・・人間関係を重視する授業を行うことで、子どもたちのコミュニケーション能力が高まっていく」と語ります。

 

これは、社会人となった大人のコミュニケーションにも当てはまりますね。自分の考えや意見が言えるような、風通しのいい環境を作ることが大切ですね。

2020年

1月

20日

バレンタインを楽しむ

洋菓子業界は、2月14日のバレンタインデーに向けて、特設会場の設営などで、繁忙期に入っていきます。ショッピングセンターなどは、先週までにほとんどの店舗で、バレンタインコーナーが出来上がっています。百貨店は、今週から2月上旬にかけて、特設会場がオープンします。

 

世界には、多くの有名ブランドのチョコレートがありますが、バレンタインデーに合わせて、世界中のチョコレートが日本に集合することになります。

 

今日の寺子屋は、年長がリーダーの4チームを作り、バレンタイン特設コーナーの中で、チームで1つ「買いたい・食べたい」チョコレートを選び、その理由を答えるのがミッションです。

 

その前に、子どもたちに質問です。「バレンタインデーって何?」すると、次々と子どもたちから手があがります。

 

「男の人が、好きな女の子にチョコレートをプレゼントする日だよ・・・」

「違うよ。逆だよ。女の人から男の人にチョコレートをプレゼントする日だよ」

「ちょっと待って。うちのお姉ちゃんは、女の子同士で、チョコレートとかお菓子をプレゼントしているよ」

「なんか、自分でお菓子を作って、プレゼントする人もいるみたいだよ」

 

こんな感じで、意外にも、子どもたちは、バレンタイン商戦でのお客様の「需要」を理解しているようです。園長からは、「最近はね。頑張った自分にご褒美ということで、自分で自分が食べたいチョコレートを買う女の人が増えているみたいだよ・・・」

 

「えェ~何で、自分で買うの?」

「みんなだって、運動会やクリスマス発表会で頑張ったら、自分にご褒美をしたくなるでしょ・・・みんな、チョコレート大好きだからね」と、チョコレートの話はつきませんね。(笑)

 

さて、Aチームは、ショーケースに陳列されていた、花をモチーフにしたチョコレートを選びました。「お花がきれいで、素敵なチョコレートだから・・・」だそうです。

 

Bチームは、袋に色々なチョコがアソートメントされたチョコレートを選びました。「たくさん入って、色々食べられるから・・・」と現実的です。

 

Cチームは、アナと雪の女王のチョコレートを選びました。理由は、アナ雪が好きだからではなく、「中に入っているクランチチョコレートが大好きだから・・・」です。クランチチョコレートという呼び方を知っているのは、凄いですね。

 

Dチームは、アポロチョコのビッグサイズです。「形が三角で面白くて、イチゴ味がおいしそうだから・・・」です。アポロチョコは、ロングセラー商品ですね。

 

今回の目的は、リーダーが中心となって、チームで話し合うこと・・・そして、せっかくなので、バレンタインデーで、チョコレートを選ぶ楽しみを感じてもらうことです。

 

子どもたちが、やがて大人になり、「プレゼントを楽しむ生活・・・」相手の顔を思い浮かべて、自分の個性も主張させたプレゼントを考えるようになってもらいたいですね。メッセージカードを添えるのも、演出としては、最高です。

2020年

1月

19日

世界の子どもたちの苦悩

ユニセフから2019年の活動報告が届きました。昨今、日本でも「子どもの貧困の格差」が大きな社会問題となっており、一部の人から「ユニセフの世界の子どもたちに対する活動は理解できるけど、まずは、日本国内の問題解決が先でしょう・・・」という声もあがります。

 

ボランティア、支援活動についての考え方は、それぞれあるでしょうが、世界の子どもたちの間で起きている惨状は、生きるか死ぬかの問題で、間違いなく、日本では考えられないことが起きていることだけは事実です。

 

保育園の子どもたちの中で、過去に肺炎で入院した園児が何人かいます。しかし、日本の医療環境の中で、命を落とすことはまずありません。しかしながら、世界では約39秒にひとり、80万人以上の5歳未満の子どもたちが、肺炎で命を落としています。

 

日本人が、長寿国になった理由の一つは、医療技術の進歩により生後1か月以内での死亡が劇的に少なくなったことがあげられます。しかし、世界では約15万3000人が生後1か月以内に肺炎で亡くなっています。

 

ユニセフの活動報告を読んでいると、とても心が痛みます。

 

中東のイエメンの人々は、紛争の影響で、安全できれいな水を手に入れるために、子どもや女性が給水地までの長い道のりを歩き、給水トラックを待たねばなりませんでした。しかし、喉がかわいた子どもたちは、汚染された水を飲んで、下痢で命を落とすこともあったのです。水を当たり前に使うことができる日本では考えられないことですね。

 

アフガニスタンでは、紛争や干ばつで、故郷を追われ難民キャンプでクラス10歳の女の子は、5歳の時に30歳も年上の男性と婚約させられました。「食べ物に困るほどお金がなくて・・・娘を婚約させるしかありませんでした」と母親は言います。婚約した女の子が外出することは恥という文化があるそうで、世界には、まだこんな国があるのかと考えさせられます。

 

アフリカのチャドという国は、18歳を前に結婚する女の子が多く、若くして妻・母としての責任を負うことになります。そこには、「女子教育」という概念がほとんどありません。貧困、早婚、厳格な男女の役割分担、偏見といった、様々な原因で、女子教育が阻まれています。「女子教育の促進には男の子も巻き込むべきだと思う。学校に通う女の子に、何のために女子に学ばせるんだよって言う男の子もいるのよ」と、数少ない学校に通う中学生の女の子が言います。

 

まだまだ、多くの報告事例が有りますが、ユニセフだけでなく、様々な支援団体の力で、これらの改善が進められています。

 

保育園の役割の一つは、子どもたちに、世界で起きている同じ子どもたちの現実を伝える事でもあります。戦争や紛争に直面したことがない子どもたちに、平和な日本を継続してもらわねばなりません。

2020年

1月

18日

教員の初任者の年齢

今日は、さいたま市でも午前中は雪が降りました。積もるほどの雪ではなかったのですが、雪を見ると子どもたちのエネルギーが、なぜか数倍になります。雪が降っているにもかかわらず、バスケットボールやローラースケートに夢中になる子どもたちです。寒いよりも「楽しい!」が優先されるようです。

 

昼は、卒園児の小学生と年長園児を連れて、埼玉県立歴史と民族の博物館へ行ってきました。大宮の氷川神社の近くにあります。縄文時代から現代までをその時代の生活をたどっていくような展示になっているのですが、意外にも子どもたちは、真剣に見入っています。

 

「昔の人は・・・」動物や魚など狩りをして、食べ物を集めた。「昔の人は・・・」ハニワを作ったんだ。などなど、子どもたちの口調が「昔の人は・・・」で始まるので、笑えます。白黒テレビや電卓やパソコンの初代モデルを見ては、大盛り上がりです。

 

さて、令和元年度の教員試験では、全国31の県や市が、年齢制限なしで応募者を募ったそうです。日本の場合、年齢制限があったこともありますが、教員初任者の年齢構成は、20代が9割近くを占めているそうです。

 

これは、他の国では考えられないことで、イタリアでは、3割の初任者が40歳以上だそうです。日本とは対極にあります。つまり、最初は教員以外の仕事に就きながらも、「やはり教員になりたい!」という思いで、40歳を過ぎてでも教員の道を選ぶ人が多いということです。教員以外の社会経験があるというのは、子どもたちにとっても、大きな魅力でもありますね。

 

ここ数年、日本においての教員採用試験の競争率は、低下の一途で2倍を切る自治体も出てきたそうです。こんな中で、年齢制限なしでの応募者を募る自治体が増えていることは、優秀で、やる気に満ちた人材が増えることは間違いありませんね。

 

人生は、何歳になってもやり直しがききます。それを子どもたちに教えるには、教員として自分の人生をやり直した人の方が、心に響くに違いありませんね。

2020年

1月

17日

25年目の午前5時46分

今年の3月に、保育園を卒園する年長園児7名の保護者から、大きくて素敵なプレゼントをいただきました。バスケットのゴールスタンドです。卒園式はまだ先ですが、せっかくですので、年長園児も一緒にバスケットボールを楽しむことにしました。

 

さっそく、子どもたちと一緒に組み立てて、本格的なゴールスタンドが完成しました。屋上に設置します。ベーススタンドに水を入れると、ずっしりと安定します。お昼の時間に、年長園児は、フリースローの練習をしました。

 

子どもたちは、ゴールした数をカウントしながらプレーを楽しんでいました。屋上遊びに、新たにバスケットボールが仲間入りです。冬の屋上遊びでも、しっかりと汗をかいてもらいます。(笑)

 

さて、今日は、6434人の死者を出した阪神淡路大震災が発生して、25年目の朝を迎えました。午前5時46分、まだ暗い朝ですが、今年も追悼式を行っているテレビ画面に向かって手を合わせます。

 

私が勤めていた民間企業は、神戸に本社がありましたので、この日のことは、鮮明に覚えています。私は、1月17日は、大宮そごうのバレンタイン特設会場でチョコレートケースのディスプレーをしていたのですが、朝からのニュースで、関西が大変なことになっていたので、仕事どころではありませんでした。

 

本社とも連絡が取れず・・・神戸や大阪の仲間たちの顔が浮かびます。後に、生々しい体験談を聞く事になりました。本社も倒壊しました。

 

「こんな時に、バレンタインなんかやってる場合じゃないだろう!」という世論が日本中広まったのですが、神戸は洋菓子発祥の地ですので、被災した多くの洋菓子メーカーを救おう!と世論の風向きが変わり、「バレンタインで、神戸のメーカーのチョコレートを買おう!」となり、お客様や百貨店などの得意先の善意に助けられました。

 

しかし、阪神淡路大震災は、会社にとって大きなダメージとなりました。そして、それを乗り越えて、私も無我夢中で仕事に取り組んだ記憶があります。

 

今年は25年という節目となり、震災後に生まれた若者も追悼式に多く参加されたようですね。大震災を体験された人々も「悲惨さを乗り越え、今ではこの震災での教訓を前向きにとらえている」と答える人が、6割にもなっているとも報道されています。

 

私たち人間は、過去から学び、未来をつくっていかねばなりません。そのためにも、1・17阪神淡路大震災を語り続けなければならないのです。

2020年

1月

16日

人類の壁

今日は天気となったので、30メートル走をやりたい園児が集まります。4人の園児が、自己記録を更新しました。まずは、今までの自分を超えることが大切ですね。

 

さて、短距離の世界の花形は、100メートル走です。1960年に西ドイツのアルミン・ハリー選手が10秒0を記録してから、この記録が破られるまでに、8年という長いの時間がかかりました。100メートル10秒の壁をいつしか「人類の壁」と呼ぶようになったのです。

 

1968年にアメリカのジム・ハインズ選手が9秒95の記録を出すのですが、この当時は、手動のストップウオッチを使用していました。また、高地記録として扱われました。

 

その後、平地で記録公認の条件とされた電動時計で「人類の壁」が破られるまでは、さらに時間がかかりました。

 

1983年にあの有名なカール・ルイスが、9秒97を叩き出します。これを機に、1980年代には、多くの9秒台のアスリートが登場しました。現在の世界記録は、2009年にジャマイカのウサイン・ボルト選手が出した9秒58です。

 

日本人にとっての、100メートル9秒台の壁は、カール・ルイス選手から遅れること34年後の2017年に桐生選手が9秒98を記録し、その後立て続けに、サニブラウン選手、小池選手と9秒台が続きました。

 

また、競泳の世界でも、自由形50秒という記録は、1976年にアメリカのジム・モンゴメリー選手が49秒99を記録するまで、長い間「人類の壁」となっていました。その後、何人もの選手が50秒を切る記録を出しています。現在の世界記録は47秒05です。

 

長い間100メートル10秒・競泳100メートル50秒という「人類の壁」が破られなかった理由は、何だったのでしょうか。

 

それは、人間自らがこの記録を「人類の壁」と呼んでしまったからかもしれませんね。

 

私たち人間は、時に「自分には無理」と自分の「壁」を作ってしまう事があります。アスリートにとっても、記録に挑戦するものの、「人類の壁」の意識が潜在的にあったかもしれませんね。

 

私たち大人は、すぐに「壁」を作って諦めてしまいますが(笑)・・・子どもたちには、限りない可能性が広がっています。私たち大人が、子どもの壁を作ってはいけませんね。「あきらめないでがんばれば、きっとできるぞ!」と言い続けることです。

2020年

1月

15日

わたし・・この家事やめました

今日は、屋上ファームの「ラディッシュ」こと赤カブを収穫しました。12月に、種まきをして、間引きもしないでほったらかしにしていたのですが、お店で売っているサイズよりもはるかに小玉のラディッシュが採れました。

 

ラディッシュの隣には、チンゲン菜を植えていたのですが、見事に、葉っぱを鳥に食べられてしまいました。ラディッシュは、大根の仲間ですので、葉っぱの癖のある味を鳥も好んでは食べないようです。

 

子どもたちは、「さくらんぼうのようにカワイイ!」なんて言いながら、楽しんでいました。今日のお土産ですが、ラディッシュを子どもたちがパクパク食べるかどうか・・・明日の連絡ノートのコメントが楽しみです。

 

さて、今日は、子どもを持ったママたちの「わたし・・この家事やめました」特集です。

 

「洗濯物をたたむことをやめました。下着や肌着は見えないので、シワになっていても、ばさっとしまっています」

 

「家じゅうのマット類をやめました。なくても生活に支障はなく、洗う手間も省けます」

 

「お皿をたくさん使うことをやめました。ワンプレートで出すようになってからは、子どもたちは、お子様ランチのようと大喜びです」

 

「子どものおもちゃを片付けるのをやめました。子どもは、自分の物に対する責任感が出てきて、整理整頓もできるようになりました」

 

「きちっと、をやめました。できていないとストレスになっていることに気づき、あまり気にすることはやめて、子どもとゆっくり過ごすことにしました」

 

「家事について、こうしないといけないという考えを捨てました。思い込みが自分を追い詰めてしまっていたので、家電を利用したり、夫にもお願いして柔軟に家事と向き合うようになりました」

 

どうですか・・・物理的な「時間短縮」だけでなく、「心のゆとり」も大切ですね。「家事が大変!」というあなた・・・ご参考までに。

2020年

1月

14日

「自己肯定感」にプレッシャー?

今日は、寺子屋園児全員の30メートル走のタイムを測定しました。何と、年長園児6名を差し置いて、ナンバーワンタイムは、年中の男の子です。

 

年長園児は、お昼寝タイムがなくなったので、勉強タイムとなるのですが、勉強どころではありません。「いいか、寺子屋1番が6人もいて、一人も○○君に勝てないとは!○○君のタイムを抜くまで、屋上で特訓だ!」と鬼の特訓です。(笑)

 

5回目くらいまでに、3人の年長園児が、年中男子の記録を抜くことができて、面目がたったわけですが、年長園児の中で、タイムが一番遅い男の子は、「勝てるわけないでしょ・・・」と早々にリタイアです。(笑)

 

しかし、夕方の自由時間に、彼は、ブロックとドラえもんのぬいぐるみを組み合わせて、見事なタイムマシーンを完成させました。小学生顔負けのレベルです。このように、スポーツや芸術の分野で、優れた結果があれば、その子には「すごいね~」と褒めることができ、自己肯定感もアップするのでしょうが、全ての子どもが、そうはいきません。

 

最近では、子どもの自己肯定感をアップさせるために、「子どもをほめなくちゃ!」ということが、プレッシャーになっているママが多いそうです。

 

そもそも自己肯定感=「自分は優れていると感じる」ことではなく、「自分は自分でいい」と思えることなのです。「○○君はかけっこが速くて、勝てないけど、自分は、絵を描くことが好きで楽しいんだ!」と思えることです。

 

よく、子育てマニュアルには、我が子の自己肯定感をアップさせるには、「子どもを認めることだ」と書かれています。しかし、認めるとは、具体的にどうすればいいのかが、なかなかわからないですね。

 

簡単な言葉ですが、子どもが遊びに夢中になっている時に、「○○ちゃんは、これが好きなんだね」と言うこと・・・これが「認める」ことです。

 

どうですか・・・「我が子に自己肯定感を持たせなければ・・・」のプレッシャーから開放されましたか。子どもが、ありのままの今の自分を「これでいいんだ」と肯定できるようにするには、褒めることも、難しい話をする必要などなく、「へぇ~」でいいのです。

2020年

1月

13日

雪がない!?おやじ旅

今日は、成人式ですね。我が家の次女もさいたまスーパーアリーナへ・・・振袖を着て参加しました。これで、3人の子どもたちは、無事に成人式を済ませました。次女の就職までは2年あるので、まだまだ親としては、完全親離れとはいかないようです。

 

さて、次女の成人式にもかかわらず、今年も「新年呑み鉄・・・おやじ旅」に、昨日今日と行ってきました。

 

初日は、只見川を眺めながら、新潟県の小出(こいで)から福島県の会津若松までを走る只見線で雪見酒・・・しかし、雪がありません。只見線は、東日本大震災があった2011年7月の水害で、数か所の鉄橋が流されてしまいました。

 

只見から会津川口まで、バスの代行運転なのですが、バスの運転手は「只見は豪雪地帯です。今年のように雪がないのは、生まれて初めてです」と話します。この冬だけの珍事であればいいのですが、温暖化問題とか色々と考えてしまいますね。スキー場も雪がないので、大打撃です。

 

この只見線も、来年の2021年度中には、全線開通する予定です。ただし、昭和53年に製造され、40年以上活躍した、ディ―ゼルカーも新型車両に世代交代します。高校時代に今日のおやじ6人は、この只見線で旅をしたのですが、その時の車両に今日も乗っていることに、じみじみと「うれしさ」をかみしめながら、酒をのみます。

 

同じように、東日本大震災で、東京電力福島第一原発の事故で、不通になっていた常磐線が、3月14日のダイヤ改正で全線開通となります。9年という長い時間がかかりましたが、こうして、元に戻っていくことは、元気につながりますね。

 

会津柳津(やないず)の温泉宿で、たぶん昨年も話したであろう、高校時代の昔話と、○○先生は、もう死んじゃったなぁ~という不謹慎な話まで、酔いに任せて、あまり身になる話ではありませんが(笑)・・・大事な時間を過ごしました。

 

今日は、会津若松から新潟へ抜ける、磐越西線を阿賀野川の流れを見ながら、呑み鉄です。俳優の六角精児さんが、テレビ番組でワンカップを片手に気持ちよく酔う気持ちが、私にはよくわかります。

 

ここでは、御朱印帳歴30年のおやじの、うんちくに耳を傾けます。ここ数年、御朱印ブームとなっていますが、このおやじは、30年以上前から御朱印の魅力にはまっています。神社とお寺の御朱印帳の違いや、私が知らなかった曰く因縁に、私もテーマを決めて、ブームに乗るのではなく、御朱印をもらいたくなりました。

 

ということで、雪景色がない旅となったのですが、仲間たちとの時間で、たっぷり充電しました。保育園の子どもたちを投げ飛ばすパワーが、湧いてきました。(笑)

2020年

1月

12日

三歳児神話

最近では、あまり聞かれなくなった言葉に「三歳児神話」があります。つまり、「3歳までは母の手で育てるのが子どものためになる」という考えです。

 

今から50年くらい前、日本では、まだ保育所に子どもを預けて母親が働くことが少なかった時代の話をある記事で読みました。

 

「子どもを保育所に預けることは、肩身が狭い思いをするというか、私を批判的に見る人が多くいました。悲しいですが、『鬼のような母親』と言われたり、『こんなにかわいい子がよそに預けられているのね~』『保育所から連れ帰ると保育所の匂いがするわ』『大学出の母親は非常識ね!』などと言われました。三歳児神話が、女性たちに大きな影響を与えていることを実感しています」といった内容です。

 

この家庭第一主義の考えがどこから来ているかを調べると、イギリスの医学者「ジョン・ボウルビィ」の「母性的養育の剥奪」を理論化したものだといいます。

 

つまり、「母性が親密であれば、子どもは幸福感に満たされるのであり、それが欠けてはならない。母親のアタッチメントが子どもの自立のためにすごく大切なものだ」という考えです。

 

今の常識で言えば、保育園に預ける母親は、24時間我が子と離れているわけではありません。1日の半分以上は、寝食を共にしています。また、子どもの自立には、家庭環境もありますが、3歳児未満でも保育園での集団生活が、大きく影響していることなど、当たり前の考えですね。

 

そして、何より「母性」という言葉が、私に言わせれば、「死語」にしたい言葉です。子育ては、母親だけがするものではなく、父親も同じ役割ですし、保育園や地域で行われる時代になりました。母親だけのものではありませんね。

 

保育士の国家試験では、「愛着形成」など医学的実験を踏まえた理論が出題されるので、私もかつては勉強しましたが、実際に保育園での3歳児未満児を見ていると、この子たちがやがて大人になり社会に出ることを考えると、保育園での集団生活で学ぶコミュニケーション能力が成長に欠かせないと実感します。

 

三歳児神話については、様々な考えがあるでしょうが、保育現場のおやじ園長に言わせれば、早く消えてもらいたい言葉ですね。

2020年

1月

11日

高校生のアルバイト

今日は、屋上でストップウォッチでタイムを計測して30メートル走を行いました。土曜日なので、登園した小学生は、体育の授業などで、ストップウオッチを見たことがあったようでしたが、まだ、実際のタイムを計るの初めてです。寺子屋園児は、ストップウオッチを使うという状況に、大興奮です。

 

今までは、「○○ちゃんや○○くんは足が速い」という感覚だけは、子どもたちの共通認識にあったのですが、これで、タイムが明確になり、数字上では、きちんと順位がつくことになります。

 

もちろん、今回のねらいは、自分の記録を練習することで塗りかえることです。自己新記録を更新していくことが目的です。大人の世界でもそうですが、数字などの具体的な目標があった方が、頑張れることがわかっているので、来週からの屋上遊びに、寺子屋園児は全員挑戦させようと思っています。

 

さて、高校の修学旅行の費用が高騰しているようです。平成28年度の文科省統計では、高校2年修学旅行での保護者の平均支出額は、私立で11.2万円、公立でも8.2万円だそうです。経済的理由で参加できない生徒もいるようです。何だか、忍びないですね。

 

そこで、最近では「社会勉強も兼ねて、修学旅行の費用を自分でアルバイトで稼がせてください」と提案する高校もあるそうです。

 

私の高校時代は、原則「アルバイト禁止」でした。修学旅行の費用とはいえ、アルバイトを奨励するなんて・・・と思ったあなた。諸外国では、高校時代にアルバイトをするのは当たり前だそうです。

 

高校生が定期的にアルバイトをする率は、ノルウェーでは30%にもなるそうです。アメリカでも25%を超えています。イギリスやスウェーデンでは、家庭環境に関係なくアルバイトの実施率が高く、ノルウェーでは、富裕層の高校生の方がアルバイトをしています。これは、アルバイトが自立への道程と考えられているからです。

 

日本の場合は、10%程度だそうです。当たり前ですが、社会人として企業などの組織に勤める前に、アルバイトを経験することが大切であることは言うまでもなく、私も、就職前の学生時代には、それなりにアルバイトを経験しました。

 

自分の趣味に使う金を稼ぐだけでなく、社会勉強という意識もありましたね。個人的には、高校からアルバイトを経験することは大賛成であり、若い時から実社会との接点を増やすことは大切なことです。日本の10%は低すぎますね。

2020年

1月

10日

SDGsの企業訪問活動

今日は、新年最初の体操教室です。年末年始とお休みが続いたので、3週間ぶりとなりました。まずは、無理をせず、サーキットトレーニングは基本動作を行います。子どもたちが得意なブリッジは、美しく、力強く、見事なアーチを描いていました。今年も、楽しい体操の時間になりそうです。

 

さて、最近はよく、SDGs(エスディージーズ~持続可能な開発目標~)という言葉を耳にすることが多くなってきましたね。もちろん、環境問題や個々の違いを受け入れる発想など、国として、つまり「日本」としてどう取り組むべきかを問われる内容ですが、当然、企業についても、SDGsを意識した取り組みが始まっているようです。

 

埼玉県立春日部女子高校は、2年生のテーマをSDGsとし、夏休みの間に生徒は10人~16人ずつに分かれ、行政機関やプロスポーツチーム、芸能関係、その他24団体の連携先の中から1ヶ所を訪問するそうです。聞き取り調査をしたり、生徒から提案をするグループもあったようです。

 

食品メーカーを訪問したグループは、製造の過程で出るごみの量を減らすアイデアを提案したり、旅行会社を訪問したグループは、市内の観光情報をSNSで発信することを提案したそうです。

 

高校生の提案が、どこまで現実的に活かされるかは別にして、こうして、学校外のさまざまな人材と交流することが、生徒たちの成長につながっていきます。

 

「情報を集め、組み立てて、発表する」力を育て、答えのない問いに向き合う態度を育てることを目的に行っているそうです。

 

社会に出る前に、子どもたちはこのような取組みで、視野を広げ、社会で通用する力を身につけてもらいたいですね。

2020年

1月

09日

「公共」じぃじ、ばぁば 大活躍

今日は、屋上でいも煮会を行いました。冬の青空は、富士山もバッチリで最高の景色です。風が強かったのですが、子どもたちは、みんなで食べる給食に大喜びです。

 

屋上ファームで昨年収穫した、じゃがいもと大根(もちろん葉っぱも)をメインに、煮込みうどんにして、おいしくいただきました。自分たちで、種まきから収穫まで行った野菜を、屋上で料理をしてみんなで食べるという体験では、子どもたちのおかわりラッシュとなりました。大根を包丁で切る経験も、寺子屋園児は経験します。これぞ!食育です。

 

さて、最近は、高齢者が子育てを支える取り組みが各地に広がっています。

 

千葉県柏市には「地縁のたまご」という高齢者グループが、地域の幼稚園や小学生に習字を教えます。「たまご」とは「他人の孫」のことだそうです。なかなか粋な名前ですね。代表は、「遠くの孫より近くの『他孫(たまご)』・・・高齢者には生きがいが、子どもたちには社会性が育まれる」といいます。

 

横浜市のNPO法人「親がめ」は、自治会館や公園などで、「親子のたまり場」を開催します。そこで活躍する「かめっ子おばあちゃん」は、ある女の子の言葉が忘れられないそうです。自分のことを『3人目のばぁばと呼んでいい?』と言われたそうです。その言葉を胸に、これからも子育てを支えていくそうです。

 

どうですか・・・私のような50代のおやじ世代でも、すでに子どもの頃は核家族化が進み、近所のおせっかいなおじさんおばさんに、「よのなか」のことを学ぶイことがが少なくなってきた世代です。

 

今のシニアは、映画「3丁目の夕日」のように、隣近所で助け合った最後の世代とも言われています。自分の経験を次代に残そうという気持ちが働くのかもしれませんね。しかし、この世代の人々は、高度成長期に会社に身を捧げ、日本の発展に尽くした人たちです。退職後は、地域や社会との接点を失い、同時に生きがいも失っている高齢者が多いのが現実です。

 

このように、子どもたちを相手にするシニアは、健康寿命が延び、人生を楽しく送っています。こんな「公共じいちゃん」「公共ばあちゃん」が増える日本になってもらいたいですね。

2020年

1月

08日

健康目標

今日は雨降りとなってしまったので、教室内で大ゲーム大会です。子どもたちは、屋上遊びが大好きですが、たまに行うゲーム大会も楽しみの一つとなっています。

 

雑巾がけレースなどで盛り上がり、最後はイス取りゲームを行いました。昨年度までは、年長女子ライバル二人が必ず決勝まで残りどちらが勝っても、悔し涙の重い戦いが続いていたのですが、今年度は優勝のチャンスは誰にでもあります。今日は年長園児ではなく、年中男子と年少女子の決勝となりました。負けた女子に涙はなく、ほっとしました。(笑)

 

さて、新年になると、私たちは様々な目標をたてるものですが、今日は「健康目標」を漢字1文字で表すと・・・を楽しんでください。ある情報誌に掲載されていた内容です。

 

「支」・・・健康は、食・家族・医療に支えられ、自分で自分を支えて成り立つものだ。

「律」・・・もっと食べたい!もっと飲みたい!という自分を律してがんばりたい。

「動」・・・心身ともに動かすことが健康の基本。今年も日々動いて健康でいたい。

「静」・・・心を静かに過ごすことで、血圧を平常に保ち健康でいたい。

「食」・・・好き嫌いなくバランスよく食べ、運動し、しっかり睡眠をとる。

「続」・・・正しい生活習慣を続けることで健康への近道にしたい。

「愛」・・・夫婦二人で、いつまでも愛を持ってお互いの健康を考えたい。

「噛」・・・ものをよく噛んで食べるのはもちろん、色々な活動にも1枚噛んで頑張る。

「歩」・・・今年は、1日8000歩を目標にする。健康には足腰が一番大切だ。

 

どうですか・・・ただ健康について目標をたてても、具体的にやらないと続きませんね。そして、ユーモアが必要です。この漢字1文字の中で、自分ができることから始めるのもいいかもしれませんね。

2020年

1月

07日

小中一貫教育

明日から、小学校が始まりますね。ホワイトきゃんばすでは、今日まで、小学校3年から1年までの卒園児が登園したので、0歳児から小学校3年生まで、9学年の学び合いとなりました。

 

小学生が、屋上遊びで、ローラースケートをスイスイ走らせる姿に影響を受けて、年長園児が、なんとか追いつこうと、短時間で上手になっています。生活習慣やお手伝い、片付けの段取り一つとっても、在園児は学ぶところがたくさんありました。

 

もともと異年齢保育でのタテの関係をベースに、子どもたちが育っているホワイトきゃんばすですが、さらに、タテの関係の幅が広がり、充実した2日間となりました。

 

さて、公立学校で、全国初の施設一体型の小中一貫校として開校した、東京都品川区立日野学園は、義務教育9年間を1年生から9年生として、教育活動の充実に取り組んでいます。

 

もともと、品川区は、今から20年以上も前に、区内の小学校の校区制度を廃止し、どの小学校でもチョイスできる仕組みを作りました。また、小中一貫校である義務教育学校を増やしながら、9年間を一貫するという考えで、教育改革を進めてきた自治体でもあります。

 

そして、日野学園が、特に力を入れて取り組んでいるのが、「交流活動・自治的活動」の強化です。つまり、上級生のリーダーシップや子どもたちのコミュニケーション能力アップを目的に置いています。

 

具体的には、「1年生と9年生(中3)」「3年生と8年生(中2)」「4年生と7年生(中1)」などの兄弟学年を設定し、学習成果発表会や文化祭の発表を協同で行ったり、ランチルームで一緒に給食を食べたりするなどして、タテの関係を築いているそうです。

 

保育園で、異年齢での取組み成果を実感している私としては、この話を聞いただけでも、有意義な活動だと思います。「下級生は上級生に学び、上級生も下級生から学ぶ」が容易に想像できます。

 

子どもたちが、社会に出れば、上司や先輩から多くを学びますが、同時に、ベテラン社員も若手から大きな刺激を受けて、また成長するものですね。今後、日本の義務教育は、必然的に小中一貫校が増えていくことになると思っています。

2020年

1月

06日

令和2年保育スタート

いよいよ今日から令和2年の保育がスタートしました。長い間お休みだったので、小さい園児は「泣き虫モード」と思いきや、みな元気に登園です。

 

今日は、子どもたちのお正月の話をじっくりと聞きます。映画を見た・・・演劇を見た・・・○○へ行った・・・などなど、子どもたちは熱く語っていました。この冬は暖冬ということもあり、雪国のおじいちゃんおばあちゃんのおうちで、雪遊びがあまりできなかったようです。

 

さて、年長園児7名は、今日からお昼寝なしの生活となります。4月からの小学校入学に向けての生活習慣を少しずつ始めていきます。小学校では、お昼寝はありませんね。

 

小学校は、明後日からスタートするので、今日明日は、卒園児が登園します。今日も6人の小学生がやってきました。

 

お昼の時間は、年長園児は、お勉強タイムとなります。今日は、小学生から、小学校での話をたくさんしてもらいました。

 

まずは、給食のこと・・・好きな献立の話や、アイスクリームが出た!冷凍みかんが大好き!やっぱり揚げパンがおいしいよ!うどんがいいなぁ~!と、小学生の話が止まりません。年長園児は、小学校での給食を想像ます。

 

次に、「掃除はどうやってするの?」という質問に、小学生は、細かい内容まで話してくれます。4人の班で行うことや、ほうきとぞうきんの使い方や、給食が終わった後に、毎日掃除をし、大掃除の日もあることなどが分かりました。年長園児は、「掃除はあまりしたくないなぁ~」という顔をしています。(笑)

 

そして、勉強の話です。国語・算数・体育・音楽・図工・道徳・英語など・・・何が好きで得意な科目かを小学生の解説が始まります。

 

ここまでで、約15分が経過・・・年長園児全員が、体を動かし、集中力が切れています。小学生の1科目の時間は45分です。今日の様子では、45分集中するのは難しいようです。さぁ~あと3カ月・・・しっかりと練習ですね。

 

年長園児は、お昼寝がなくなることを楽しみにしていましたが、お昼の勉強タイムが楽しく過ごせるように・・・取り組んでいくことにします。

2020年

1月

05日

2020年を予測する④

ラグビーワールドカップの日本代表選手の中で、日本人の両親を持ち、日本で生まれた選手は、実はそんなに多くありません。しかし、私たちは、そこに「ワンチーム」を感じました。そして、近年のスポーツ界は、国際結婚で生まれた2世の台頭が著しいですね。

 

そして、東京オリンピックを機に、多くの外国人が日本にやってきます。「これからの時代は、多様性を受け入れ、一人一人が違うことを理解しなければならない」と、大人の私たちは、よく言います。しかし、多様性をどうやって子どもたちに教えていけばいいでしょうか。

 

外国人というくくりだけではありません。東京オリンピックでは、女性アスリートの進出もめざましいものがあります。1964年の最初の東京五輪では、全選手の中で、女性は13%しかありませんでした。2020年東京オリンピックでは、5割近くになると見込まれています。つまり、男女の参加選手の数は、同じになったのです。

 

また、10代の頃からハードル選手としてトップにいた、日本女子の寺田明日香選手は、引退後、結婚、出産を経て、7人制のラグビーで日本代表を目指します。しかし、ケガで伸び悩み、再び昨シーズントラックに戻ります。そして、19年ぶりに日本記録を塗り替えます。母として、30歳で東京オリンピックに出場します。

 

男子も、39歳の高飛び込みの寺内選手が、通算6度目のオリンピック出場が内定しています。一度、引退したものの「まだメダルを取っていない!」という気持ちが、現役復帰となったのです。

 

昭和世代の私は、子どもの頃から、「みんな一緒でみんないい」を教えられてきました。人と違うことは、悪という風潮もありました。その反動もあって、ようやく大人になって、「人と同じことをするんじゃないよ!」と、保育園の子どもたちへは、ゲキを飛ばしています。(笑)

 

東京オリンピックは、まさに、子どもたちに「多様性ジャパン」を教える大きな機会になるような気がします。

 

未来を担う子どもたちが、本当の意味での「多様性」を受け入れて、考え方も生き方も、違う人同士を結び付ける力を持ってもらいたいですね。2020年は、「多様性」元年となるのかもしれません。

2020年

1月

04日

2020年を予測する③

いよいよ今年は東京オリンピックが開催されます。東京でオリンピックが開催されることが日本のアスリートたちの力を大きく伸ばしていることは間違いありません。アスリート個人のモチベーションがあがっているだけでなく、各団体が着々と強化プランを実行しています。

 

オリンピック種目ではありませんが、15人制のラグビーが日本中を盛り上げ、次はオリンピックで感動を・・・という流れになってきました。

 

4年前のリオデジャネイロオリンピックでは、日本は41個のメダルを獲得しました。「東京オリンピックでは、各競技のメダル獲得を最低限の目標に掲げたい。今季は41個だったが、当然、倍以上にしなければならない」と、当時の橋本聖子選手団団長は、帰国後の会見で、こう話しました。

 

では、東京オリンピックで、メダルが何個になるのか?・・・という話は、専門家にお任せするとします。そもそも「メダルは何個」というノルマではないですね。

 

今日は、東京オリンピックが終わって、どんなレガシー(世代をつなぐ遺産)が残せるのかを考えてみます。当然、オリンピック開催にあたって、莫大な予算が投入されてインフラ整備が進みました。多くの競技場などが有効活用されるでしょうが、ここではハコモノ以外のレガシーを考えてみます。

 

まだ記憶に新しい、1998年の長野オリンピックでの最大のレガシーは、ボランティア組織と言われています。今でこそ、各地のマラソン大会や今回の東京オリンピックでも、ボランティア組織が当たり前になっています。その原点が、長野オリンピックが残したレガシーなのです。

 

日本が抱える高齢者問題・・・今は年齢構成を変えるようなサプライズは期待できません。今後も高齢化は避けられません。しかし、元気な高齢者が増える世の中には変えることができるような気がします。私のようなおやじ世代が、70歳80歳になっても、元気で人生を楽しむような日本を想像してみると・・・

 

その転機が、2020東京オリンピックです。オリンピックを通じて、スポーツを「観戦」する喜びをさらに得た日本人は、今度は、自ら体を動かす喜びへと進化します。もちろん、アスリートを目指すのではなく、適度にスポーツを楽しむことが、当たり前のライフスタイルになっていくのです。

 

そして、おじいちゃんおばあちゃんになっても、元気に働き、人生を楽しむという国になっていけばうれしいですね。東京オリンピックが残したレガシーは、「スポーツをしながら人生を楽しむライフスタイル」になると思っています。

 

どうですか・・・少し抽象的ですが、的を射ていると私は勝手に思っています。(笑)

2020年

1月

03日

2020年を予測する②

昨日は、仙台初売りに行ってきました。もちろん、福袋を買いまくるのが目的ではなく、全国でも有名な初売りの様子を体験したいからです。七夕祭りが盛大に行われる商店街を中心に多くの人で賑わっていました。

 

仙台初売りには、イメージキャラクターがいます。かわいいゆるキャラではありません。「仙臺四郎(せんだいしろう)」というおやじです。明治時代の実在の人物で、四郎が買い物に来たお店は必ず繁盛するという言い伝えとなり、商売繁盛の神として大切にされたそうです。商店街のあちらこちらに、四郎のイラストが笑っています。

 

日本全国で初売りが行われていますが、仙台の初売りは、まさに伝統行事のような感じですね。

 

さて、2020年を予測する・・・昨日は、「どんな仕事」ではなく、「どんなスキル」が生き残れるかという話をしましたが、では、どんなスキルが必要になるのか。

 

「心理学」「社会的洞察力」「社会学・人類学」・・・専門家は、これらの能力をあげますが、ちょっと難しいですね。これを簡単に言うと、「人間理解のスキル」と考えることができます。

 

マシンでいれた均一でおいしいコーヒーではなく、ヒゲのバリスタがいれたコーヒーを飲みたいのは、バリスタが他人に共感し、互いに影響を及ぼし合うという作業をしているからです。社会が豊かになるほど、自分向けに最適化されたサービスや人との触れ合いにお金をかけようとする人が増えていくことは間違いないでしょうね。

 

AIは、膨大な情報処理は得意だけどアイデアを出すのは苦手と言われますが、ユニークなアイデアを出すことには、むしろ長けているそうです。現に2016年には、AIが脚本を書いた「サンスプリング」という映画も登場しています。ただし、それが人の心を打つかどうかといえば、それは別問題です。

 

人間にとって、価値のあるものが何なのかを判断するのは、人間ならではのスキルと言えます。ユニークかつ価値あるアイデアまで、深く考えることができるのが人ですね。

 

お正月は、スペシャルドラマがたくさん登場しますが、私が好きな「義母と娘のブルース」で、義母役の綾瀬はるかさんの営業スキルは、まさに人でないとできませんね。

 

データに基づいた完璧な提案はAIの得意とするところですが、「交渉する」「説得する」「助言をする」といった高度に社会的な作業は、人にしかできません。交渉相手の社長の創業時の想いや、「人は石垣・人は城」と決して譲れない核を見事についた、綾瀬はるかさんの提案は、人でしかできない業ですね。

 

コミュニケーション能力が高い・・・とは少し違うかもしれません。人と人を結びつけるには、「共感する」「同情する」「理解する」といった、その人なりのスキルが必要になっていくのでしょう。

 

これからの子どもたちには、「大きくなったらどんな仕事に就きたい?」だけでなく、「その仕事で、あなたのどんな得意なことが活かせるかな?」も質問に加えないといけませんね。

2020年

1月

02日

2020年を予測する①

昨日は、会津三観音の1つ鳥追観音のある如法寺に行ってきました。鳥追観音のある観音堂に隠れ猿三体の彫刻があるのですが、あの日光東照宮の眠り猫の作者「左甚五郎」の作品と言われています。

 

3つの隠れ猿のうち、「手枕で円く眠っている猿」がなかなか見つかりません。お寺の人に聞くのが簡単ですが、やはりここは自分の力で探さねば・・・意地の15分、やっと見つけました。三猿を探し得た者は、幸運が開けるそうです。やった!

 

さて、新年ですので、2020年を予測するという大胆な話題を楽しんでください。今日は、「職種」ではなく「スキル」という内容です。

 

AIの時代となり、ここ10年くらいで、今の仕事の3割以上が、ロボットなどのAIに変わると言われています。しかし、例えば「今後ウエーターやウエートレスの需要は増える」というのが、新しい考え方です。

 

意外に思われましたか。「真っ先にロボットに置き換えられる」が、今までの常識でした。実際にウエーターをタブレットに置き換えることは可能ですし、最近のチェーン店では、注文は端末画面でお客様が入力というのが増えていますね。

 

しかし、「人対人」のサービスへのニーズは、2020年はさらに増すのでは・・・と考えられます。

 

つまり、おしゃれなヒゲを生やしたバリスタが、好みのコーヒーをいれてくれるカフェに、若者が集まるのであって、ロボットの接客にお金は出さないのです。

 

つまり、「仕事がなくなる」のではなく、「仕事に求められるスキルが変わる」のです。

どうですか・・・考え方を少し変えただけですが、なるほどだと思いませんか。

 

では・・・2020年、そしてそれ以降の仕事に求められるスキルは、どんなものか。

つづきは明日・・・

2020年

1月

01日

一流の個性

新年あけましておめでとうございます。皆様は、元旦の朝はどう過ごしましたか。私は、久々に「初日の出」を見ていました。今年も福島に来ているのですが、田んぼの先がみるみる明るくなっていき、空に向かって光の筋が現れると、まん丸の太陽が出てきました。あまりにも感動的で、「今年の願掛け」を忘れて、ずっと見入っていました。

 

ずいぶん昔の学生の頃の話ですが、北海道「摩周湖」の日の出を見たことがあります。この時は夏でしたので、朝2時に起きて、展望台まで歩くと、そこには素晴らしいまん丸の太陽がありました。それ以来の感動の日の出です。

 

さて、大晦日は、毎年「紅白歌合戦」を見ながら、ほろ酔いの時間を過ごしています。今年も、あっ!と驚く演出がたくさんありましたね。多くのミュージシャンが、この紅白歌合戦に出ることを目標にしているだけあって、自分に与えられた時間で、圧倒的な「個性」をぶつけてきます。

 

保育園のクリスマス発表会で、子どもたちは「世界で一つだけの花」を歌いました。保育園の子どもたちは、「一番になるんだ!」という気持ちが強いですが、やがて成長していくと「一番」には、たった一人しかなれないという現実に気がつきます。ナンバーワンでなくオンリーワンに・・・という歌ですが、私たちは、生まれた時にはすでにオンリーワンです。

 

私が考えるオンリーワンは、「一流」という言葉で表されます。「一流」って何でしょうか。人間国宝やトップアスリートなど技術的に優れた才能があるという意味ではありません。

 

「一流とはその人の心のあり方が、その人の行為が一流という事である。そのためには、日常の小さな行為をここぞという時に、いい加減にしてはならない」一流を定義するとこんなイメージでしょうか。実は、ずっと前のおやじ園長のブログで、こんなことを書いていました。

 

ごく普通の私たちだって、自分のこだわりや、流儀を持つことで、「一流」の生き方ができるのです。子どもたちには、一番にもなってもらいたいですが、それぞれが自分で考える「一流」の生き方を見つけてもらいたいと思っています。

 

昨日の紅白歌合戦を見ているなかで、「この人は凄いなぁ~」と思ったのは、自分の時間をその演出を自分で決めることができる人です。そうです、「一流」の人とは、自分の人生を自分で決めることができる人と言えるのかもしれざません。

 

だって・・・自分で決める人生は楽しいですからね。(笑)

 

令和2年にあたって、この1年・・・多くのことを自分で決めていきたいですね。

2019年

12月

31日

「できること」「できないこと」

動物や鳥などの生き物が抱える弱みや短所に焦点を当てた児童書が相次いで出版され、人気を呼んでいます。「ざんねんないきもの事典」シリーズを本屋さんでよく見ますね。ラクダのこぶはエネルギーを使い果たすとしおれてしまう・・・といった、残念な生態が紹介されています。

 

こうした本が、小学生に人気なのは、生き物が持つ弱みが、子どもたちの共感を呼んだのかもしれません。この夏には、飛べないが泳げるペンギンが案内役で、世界中の生き物の「できること」「できないこと」」を紹介する「できなくたって、いいじゃないか!あきらめたいきもの事典」が発売され、大人気だそうです。

 

これらの本を読む小学生は、勉強でも運動でも、友だちよりもできないことがあると知る時期でもあります。しかし、ここでいちいち落ち込んでいても前に進みませんね。かけっこや算数が苦手でも、これを読んで、自分にできることや、自分にしかできないことを見つけようとしているのかもしれません。

 

もっと言えば、今の時代は「多様性の大切さを理解し、受け入れようとする時代であり、競争しながらも互いを認め合う時代」とも言えます。こんな時代だからこそ、「ざんねんな」シリーズの本が共感を得ているのでしょう。

 

さて、小学生になる前の園児たちは、この1年間で、「やればできる!」「最後まであきらめない!」と、保育園では、先生や他の園児に叱咤激励されながら、頑張ってきました。

 

この頑張りを実行した先に、ようやく自分の「できること」「できないこと」がわかるような気がします。保育園の子どもたちには、まだまだ「イチバン!ナンバーワン!」をめざして、新しい年も取り組んでもらいます。(笑)

 

今年も、子どもたちの笑顔のために、保護者の皆様はじめ多くの大人にかかわっていただきました。そして、この「おやじ園長のブログ」にも、お付き合いいただきましてありがとうございました。

 

では、月並みの言葉ですみませんが・・・よいお年をお過ごしください。

2019年

12月

30日

驚きのいじめ防止対策

昨日は、母の墓をビカビカにしてきました。といっても、墓を建立してからまだ1年半ですので、掃除の前と後でもあまり変わらないのですが、この1年間のことを独り言のように報告します。先日は、前の会社の仕事仲間が亡くなって4年目の命日に、いつものように墓前でおしゃべりです。

 

こうして、今年も一年間、健康で無事に過ごすことができた報告をします。年末の大事な習慣となっています。

 

さて、いじめ防止の取組みについては、様々な学校が様々な方法で取り組んでいます。その理由は、いじめの解決方法は、1つだけではないからです。

 

いじめ防止の活動に取り組む一般社団法人「ヒューマンラブエイド」を設立した、元校長先生は、かつて東京都内の小学校校長だった頃に、いじめ撲滅活動に取り組む子どもたちの組織を立ち上げたそうです。

 

児童会役員を中心に希望者を募ったところ、隊員は100人以上集まり、「キッズレスキュー」と名乗った子どもたちは、のぼりを掲げて休み時間にパトロールや声掛けを行ったそうです。

 

「人が環境から受ける影響は大きい。いじめが起きるリスクはゼロにはならないが『いじめはいけない』という空気は、子どもたちの間にできた」と、元校長は語ります。

 

大人の社会にも、セクハラやパワハラなど、様々な人権侵害があります。これからの子どもたちが大人になって、こういった理不尽に立ち向かい、乗り越え、解決する力を持つことを考えると、キッズレスキューの経験は、将来の生きる力につながっていくかもしれません。

 

「いじめ問題の主役は子どもたち。彼らの感覚や気持ちを大事にした取り組みでなければ、結果的に子どもを追い詰めたり、押し付けになったりしかねない」とし、ヒューマンラブエイドは、子ども自身がいじめを生まない環境について考え、取り組んでいます。

 

まさに、子どもたちが自分で考えて、自分で「いじめ防止」の答えを探していくイメージです。

 

道徳の授業で、先生が「いじめはいけないこと!」と主張をすることよりも、「いじめがなくなるようにするには、どうすればいいと思う?みんなで話し合って」という授業が大事になってくるのかもしれませんね。

2019年

12月

29日

行事の精選

幼稚園教育要領には、行事について次の記載があります。

 

「行事の指導に当たっては、幼稚園生活の自然の流れの中で生活に変化や潤いを与え、幼児が主体的に楽しく活動できるこようにすること。なお、それぞれの行事についてはその教育的価値を十分に検討し、適切なものを精選し、幼児の負担にならないようにすること」

 

保育園では、0~2歳児の小規模保育など、行事がほとんどないところもあるので、保育所保育指針には、行事に関しての記載はありません。

 

幼稚園や大型の保育園の現場の先生からは、こんな声がでます。「行事があるから生活が途切れてしまう」「行事があるから遊びが深まらない」・・・こんな感じです。園によっては、あえて、運動会や発表会は行いところもあります。理由は、「子どもたちの日常の遊びや生活を大事にする」からです。

 

また、「子どもたちの生活や育ちが大事なので、保護者が喜ぶだけの行事ならその必要がない」とまで言う園もあります。

 

さぁ~本当にそうでしょうか。ホワイトきゃんばすは、小さな保育園ですが、年間行事が山ほどあります。毎年、何か新しい取組みが増えていっています。もちろん、行事が増えることで、子どもたちの生活や遊びが途切れることなど一切ありません。

 

運動会やクリスマス発表会の練習では、一斉保育で取り組みますが、その経験は、子どもたちの非認知能力を育み、一つの目標を成し遂げることが、子どもたちの成長につながっています。

 

そして、ホワイトきゃんばすが考える保育の質の向上には、「子どもたちの保育園での成長を保護者と共有する」ことです。運動会や発表会の行事で、子どもたちの姿を保護者に楽しんでもらうことは、当たり前のことで、疑問の余地などありません。

 

通常の保育に、行事による「非日常」を子どもたちが経験することで、変化のある楽しい保育園生活を送ることができるのです。屋上遊びを楽しみ、運動会や発表会の練習を頑張って、子どもたちは成長するのです。

 

行事の量は、その保育園の考え方ですが、行事をすることによって子どもたちの遊びが途切れることもありませんし、子どもたちの成長を保護者とともに共有していくことは、これからの保育園に求められる大切なことだと思っています。

 

ということで・・ホワイトきゃんばすの行事は、これからも積極的に取り組みます。(笑)

2019年

12月

28日

給食当番表を作らない

小学校の教室を覗いてみると、様々な「当番表」なるものが、後ろの壁面に貼ってあることが多いですね。例えば、給食当番表は、「ごはん」「おかず1」「おかず2」「汁物」「牛乳」などの役割を曜日ごとに回して、不公平をなくそうとする方法です。

 

几帳面な先生は、イラスト付きの見事な表になっています。ところが、ある小学校では、「給食当番の役割分担表は作らないように」が徹底されているそうです。理由は明確で、「自ら考え、行動できる児童」の育成が、その学校のめざす目標だからです。

 

さぁ~そんなことをしたら、配膳だけでバタバタして、給食の時間が終わってしまうんじゃないかと思われるかもしれません。しかし、実践してみると、子どもたちは、その場その場で、友だちの気持ちを酌んで、自分の気持ちをコントロールするなど、公平を目指してよく考え、話し合って、給食当番の仕事に取り組むそうです。

 

当番が、配膳の準備が遅くなってしまいそうな時は、当番でない児童が「牛乳を配ってしまおう」と自ら考え、協力する子どもたちの姿もあるそうです。

 

この小学校に、初めて赴任する教員は、「これだ!」と目からうろこが落ちるようで、主体的に考えて行動をする子どもの育成を目指すのであれば、このような場面をつくらねばならないのだと気付くそうです。

 

ホワイトきゃんばすは、子どもたちが「自分で考えて自分で答えを出せる大人」になってもらうことを目指しています。この小学校のように、職員のアプローチが大切であることは言うまでもありません。

 

これは、子育てでも同じですね。愛する我が子が、自立した人間になるには、「親のやりすぎ」は、逆に弊害となることもあるのです。

 

まずは、「自分で考えてやってごらん~」を口癖にするのが効果的です。

2019年

12月

27日

令和元年 保育最終日

今日は、今年最後の保育園です。しかし、屋上遊びは、強風となってしまいました。ざっと風速15メートルです。子どもたちは「台風だぁ~!」なんて喜びながら、大はしゃぎです。

 

小学生と年長園児は、ローラースケートをしていましたが、追い風では立っているだけで勝手に前に進みます。「せんせ~い!超きもちいい!」とアクティブです。そして、今年最後のファームの収穫は、聖護院大根です。カブのような丸くて大きな大根です。

 

子どもたちは、自分の顔ぐらいある大きさの大根を引っこ抜いて、葉っぱごと今日のお土産にしました。聖護院大根は、煮込めば煮込むほど味が出て、あまり型崩れがしない大根です。じゃがいもなら、メークインのような位置づけです。あまりスーパーなどでは売られていないので、ママも喜んでいただきました。

 

葉っぱに、てんとう虫がいたり、アオムシがいたりしましたが、これも、無農薬の野菜である証です。子どもたちは、虫がいても驚くどころか、喜んで観察しています。

 

観察と言えば、保育園の水槽を見ていた園児たちが「園長先生…大変!」と大騒ぎです。どうやら、大きな魚(フナかブルーギル)が、小魚を食べてしまった瞬間を見たようです。「かわいそう!」「なんで!」と、子どもたちは嘆いていましたが、これも、生き物の世界に起きることの一つとして受け止めてもらいます。

 

そして、寺子屋園児と小学生には、「今年一番がんばったことは?」を一人一人聞いてみます。寺子屋園児は、運動会での紅白対抗リレーや組体操、サーキットレースに、先日おこなったクリスマス発表会を挙げる園児が多かったですね。

 

運動会とクリスマス発表会の練習は、屋上遊びなど、「見守り保育」が中心のホワイトきゃんばすの中において、数少ない「一斉保育」です。先生たちが主導して子どもたちに練習を頑張ってもらいます。

 

今年一番がんばったことに、運動会やクリスマス発表会を子どもたちが挙げるのは、目標に向かって練習を頑張ったという経験をしたからなのでしょう。子どもたちが大人へと成長していく中では、自分の意思に関係なく「やらなければいけないこと」が必ず出てきます。それを仲間たちと一緒に乗り越えていくには、この経験が大切になるのです。

 

卒園児の小委学生も、「運動会で5年生がやるエイサーを3年生でやり遂げた」小3女子と、「運動会の徒競走で1番になったことや、持久走大会で学年2番になった」小1女子、「運動会でパプリカを頑張った」小1男子の話がありました。

 

1歳児2歳児の小さい園児たちは、最近、園長の男遊びに積極的に参戦する子が多くなり、頭上にリフトアップしたり、デットリードライブ(プロレス技ですみません)をやってもらいたい園児で行列ができます。まだ、小1くらいまでは、軽々とリフトアップできる筋力は残っています。(笑)

 

保護者の方々には、今年1年の思い出話をしながら、しばしのお別れです。また、お正月での出来事を保育園が始まったら、じっくりと聞く事にします。よい正月を過ごして、年明けには、元気な顔を見せてください。

2019年

12月

26日

子どもたちがつくる新しい日本

今日は、年中年長園児と卒園児の小学生を連れて、恒例の「あずみ苑」という、老人福祉施設を訪問しました。今回は、クリスマス発表会のステージで披露した「世界で一つだけの花」を歌い、「パプリカ」を踊りました。

 

子どもたちは、文房具セットをプレゼントしてもらい、保育園からの贈り物は、ネズミの置き物と鏡餅を粘土で作りました。

 

たくさんのおじいちゃんおばあちゃんが、参加していただき楽しい時間となったのですが、子どたちとの年の差は、ざっと70歳から80歳くらいです。おじいちゃんおばあちゃんたちからは、自分の孫よりも年の差がある子どもたちをどんな目で見ていたのでしょうか。

 

ここにいらっしゃる方々は、最初の東京オリンピックが開催された日本の高度成長期に、20代30代でバリバリ働き、多くの子どもを育てた世代です。まさに、経済大国日本を作り上げた面々です。

 

それから数十年が経過し、バブル崩壊で日本の経済は停滞し、隣国の中国は16倍の経済成長を遂げています。先進国の追随からスタートしたものの、今では自動車やソフトウェア、エレクトロニクスなどで、アメリカをしのぐ部分も出てきていますね。方や、日本は過去の姿に引きずられ、変化を予見できないまま25年以上も経過したという事になります。

 

しかし、保育園の子どもたちを見ていると、悲観的になることはありません。豊かさとは、経済や物理的なことだけではないことを私たちは知っていますし、違いを認める世の中や、自然や環境を考えたり、自分らしい生き方を私たち日本人は模索を始めたのです。

 

子どもたちが、明日の日本を担うのですが、私たち大人は、どうしても「大丈夫だろうか?」「今の教育、学校や授業が変わらなければ・・・」と危機感ばかり感じてしまいますね。

 

今日のおじいちゃんおばあちゃんたちは、きっと、子どもたちに大きな希望を感じてくれたことでしょう。「心配しなくても・・・大丈夫だよ」と言うのでしょう。

2019年

12月

25日

サンタクロースの話

今日はクリスマスですね。園児たちが登園すると、枕元・玄関・クリスマスソックスの中・クリスマスツリーの前と、様々な場所に置かれた、サンタからのプレゼントの話で持ちきりです。

 

屋上で自転車に乗れるようになった5歳女の子は、ピンクの自転車が届いたそうです。同じく、屋上でローラースケートに夢中の5歳女の子と5歳男の子は、ローラーが光るタイプのローラースケートが届きました。何だか、アクティブでいい感じです。

 

そして、今日から小学生は冬休みに入るので、卒園児が4名学童でやってきました。成績表「あゆみ」を持参して、「あーだこーだ」と説明が始まります。Aが多かろうと少なかろうと、園長は「よく頑張ったね!」とニコニコしながら聞いています。小学生になってからも、こうして成績表を見せてもらえることが、うれしいのです。

 

毎年クリスマス当日は、ショッピングセンター内を「クリスマスパレード」をします。先日行ったクリスマス発表会の衣装を着て、保育園をスタートし、買い物に来ているお客様や、販売スタッフに、「メリークリスマス!」と声をかけます。子どもたちの姿に、お客様の笑顔が広がります。笑顔が連鎖する瞬間です。「あぁ~楽しかった!」と4歳女の子が、しみじみと言っていました。アイドルになった気分かもしれませんね。(笑)

 

そして、給食は、「クリスマススペシャルランチ」を楽しみました。給食の先生が頑張り、小学生がお手伝いをします。折り紙で作ったポインセチアに、ランチョンマットの演出も子どもたちの「ワクワク感」を引き出しました。美味しかったですね。

 

さて、今日の寺子屋は、サンタクロースの話で盛り上がりました。

 

「サンタクロースは、世界中の子どもたちにプレゼントを届けるけど、おもちゃをどうやって集めているのかな?」子どもたちは、一斉に考えます。

 

「サンタクロースは、たぶん魔法使いだと思う・・・魔法でおもちゃをたくさん出していると思うよ」と4歳女の子

 

「たぶん、夏くらいから、いらなくなったおもちゃはありませんか?と言って、おもちゃを集めているんだと思う」と、5歳男の子・・・リユースの発想です。凄い。

 

「ゴミに出された、まだ遊べるおもちゃをサンタさんが修理して、プレゼントにしているじゃないの?」と4歳女の子・・・こっちは、リサイクルの発想ですね。

 

傑作の答えは「ブラックサンタが、おもちゃを片付けない子どもの部屋から、おもちゃを盗んでいると思う。だって、片付けしなんだから仕方ないね」と6歳男の子・・・

 

「サンタクロースって、一人だけなの?」

「サンタクロースに女の人はいないの?」

 

こんな感じで、楽しく子どもたちとサンタクロースの話で楽しむことができました。5歳男の子は、朝、サンタクロースに会うことができて「プレゼントありがとう!」と言ったそうです。サンタクロースは、髭のおじさんではなくて子どもで、トナカイはお菓子を食べていたそうです。

 

今日は、クリスマスなので、男の子の話を信じることにしました。(笑)

2019年

12月

24日

就業時間外のメールや電話を絶つ

今日は、初めてモンシロチョウがサナギから羽化する瞬間を見ることができました。しわしわの羽が、少しずつまっすぐに整っていきます。子どもたちは、息をのんで見つめていました。大げさですが、生命誕生の感動の瞬間です。

 

そして、寺子屋の時間は、今年の締めくくりで、廃材を使って「何でも好きな物を作る」です。子どもたちは、じっくりと時間をかけて、目の前にある様々な廃材からイメージを膨らませていきます。

 

傑作だらけですが、「カタツムリのように遅い車」と「天体望遠鏡」にハナマルです。スポーツカーでなく「遅い車」という発想はユニークですね。天体望遠鏡は、ただの望遠鏡ではなく、上下に動く機能が工夫されています。あっぱれです。

 

さて、「休日や退社後はメール、電話連絡をしません」そんな企業の取組みが広がり始めているそうです。私が営業の仕事をしていた時代では、考えられないことですね。でも、これからの時代は、「オンとオフをはっきりさせて効率的に働きたい」という価値観が当たり前の世の中になっていくのは確実です。

 

これからの「仕事ができる人間」の定義は、能力があるだけでなく、「自分がいなくても、上司やチームのメンバーに、得意先に迷惑がかからないように仕事を引き継ぐことができる人」が、新たに加わるのかもしれませんね。

 

ある会社では、「11月18日~29日に休暇をいただきます。ご迷惑をおかけしますが、メールや電話での対応は30日にいたします」と、社内だけでなく社外へもメールの末尾に付記し、営業先への理解を求めている社員もいるそうです。もちろん、社内での情報共有が徹底されている会社です。

 

私が新入社員の頃には、携帯電話がありませんでしたので、休日に仕事の電話がかかってくることはほとんどなかったのですが、携帯電話の普及と共に、オンとオフも関係なくなっていきました。これは、相当なストレスでしたね。

 

便利な時代の負の側面も、これからは、時代に合った仕事の仕方に変わっていくのでしょう。もちろん、いい事ですね。

2019年

12月

23日

失敗できる環境をつくる

今日の連絡ノートには、保護者からのクリスマス発表会のコメントがびっしりです。昨年のクリスマス発表会での我が子の姿を親としては、当然よく覚えているので、1年後の成長を感じてもらったようです。職員へのねぎらいの言葉もいただき、ありがたいですね。

 

このクリスマス発表会には、「失敗」はつきものです。子どもたちは、どんどん失敗して、挑戦を続けて成長していくのです。

 

一般論としては、「人は失敗から学ぶ生き物である。数々の失敗を経験し成功へつながっていくものだ」と誰もが言いますね。そして、誰もが、「そんなこと当たり前だよ」とも思っています。

 

しかし、大切なのはその先です。「失敗」を許してくれる環境がそこにあるか・・です。

 

私の中学からの仲間の一人が、大の韓流アイドルファンです。(おやじですが・・・)

韓国と日本のアイドルに対するファン心理は、180度違うそうです。韓国は、ファンが求めるのは完璧なパフォーマンスだそうです。失敗は許されない雰囲気の中、韓流アイドルは活躍しているとのこと。日本で脚光を浴びる韓流アイドルは、確かに、日本語も話せて、ダンスのキレも完成されていますね。

 

それに対し、日本では、まだ未完成のアイドルをファンがあたたかく見守るというイメージがありますね。そこには、少しの失敗も大目に見るような、寛容な心があります。

 

しかし、日本人がすべてそうとは限りません。特に、教育現場における保護者の目は厳しいです。一度うまくいかないとがあると、あれもこれも引っ張り出してくて、レッテルを貼ろうとします。大学を卒業したばかりで、初めて子どもたちの前に立つ新人教員に対しても、経験を積んだ先生と同じ成果を求めることもあるようです。

 

教員志望者が少ない理由は、ブラックと揶揄される労働環境ではなく、失敗に対して寛容ではない環境が大きな問題かもしれませんね。

 

あなたの働く環境ではどうですか・・・「失敗をどんどんして、そこから学ぶんだ!」なんて、朝礼で上司が言っておきながら、「なんで、こんな失敗したんだ!」と常に、部下をしかりつける環境になっていませんか・・・

 

我が子の子育てにも当てはまる内容ですね。

2019年

12月

22日

2019年度クリスマス発表会つづき

クリスマス発表会の後半の演目は、寺子屋園児のショータイムです。さっきまで、泣いている子がいた、0・1・2歳児は、観客席でママやパパと応援です。

 

客席からは見えませんが、幕の中で子どもたちは、「世界で一つだけの花」の手話の練習をしています。手話を取り入れようと決めたのは、わずか1週間前でしたが、子どもたはすぐに覚えてしまいました。そして、後半の舞台がスタートします。期待通りに難しい曲を見事に歌い上げました。

 

合奏「ちょうちょ」も、練習では、カスタネット、スズの楽器が合わずにバラバラになってしまうことが多かったのですが、ピアニカ、木琴、トライアングルともに、見事に決めてくれました。子どもたちは、保育園で羽化した「モンシロチョウ」をイメージして歌っているのでしょう。

 

ダンス「笑顔のまほう」は、子どもたちが自分でデザインして描き上げた衣装を身に付けます。パプリカで付けたネックレスをここでも使用して、笑顔で歌って踊って盛り上げてくれました。

 

そして、クリスマス発表会最後の演目は、劇「おやゆび姫」です。おやゆび姫・カエル・魚・こがねむし・ねずみ・もぐら・つばめ・王子と、それぞれの役割が、見事に決まりました。途中、ネズミ役が、セリフを忘れるというハプニングがありましたが、ネズミ役の女の子は、それを笑いにしてしまう演技力を見せてくれました。

 

カーテンコールが終わって、幕が下がる時に、おやゆび姫役の女の子が、ホッと胸をなでおろしていました。たくさんのセリフを見事に成功させたのですから、気持ちも分かりますね。

 

1歳児のママが、「後半の寺子屋さんたちの活躍を楽しみにしています」と言ってくれました。保護者の多くが、我が子だけでなく、園児全員の活躍を見守ってくれていました。うれしいですね。

 

そして、「さすが寺子屋園児!」の演目を見せつけてくれました。堂々と胸を張って舞台上で輝く姿が、カッコ良かったですね。この子たちが、まだ1歳2歳の頃は、舞台上で大泣きだった子どもたちが、寺子屋になって、こんなに成長した姿を見せてくれています。感動以外の何物でもありません。

 

涙を浮かべて、私に挨拶をしたおばあちゃん・・・・「今日は、ずっと感動して泣いていました。本当に良かったです・・・」と、泣きながら話してくれました。

 

今年も、クリスマス発表会を終えて、一回り大きくなった園児たちをしっかりと見ることができました。1つの大きな目標に向かって、仲間と共に、練習を頑張って、そしてやり遂げた経験が、子どもたちの成長につながります。保護者たちも職員も幸せな気持ちでいっぱいです。

 

よく頑張りました!そして、心から「ありがとう・・・」

2019年

12月

21日

2019年度 クリスマス発表会

クリスマス発表会の当日を迎えました。子どもたち、保護者、もちろん職員も緊張の朝です。年に、何回かは、このような心地よい緊張が必要なのかもしれません。運動会が終わって1カ月半の長い練習期間が本番でどう生きてくるか・・・期待と不安が交錯します。

 

子どもたちの晴れ舞台に、遠方からのおじいちゃんおばあちゃんにお越しいただきました。初めて会う人も多かったです。そして、卒園児の小学生も過去の自分を重ねながら、応援してくれています。今年は、来年度の新入園児もママと一緒に足を運んでくれました。「こんな本格的な発表会だとは思わなかったです・・・」とのコメントです。

 

さて、本番スタートです。

 

大ステージの幕が上がった時の観客席の「ウォ~」というどよめきが聞こえます。2歳児以上の「ジングルベル」「赤鼻のトナカイ」の歌がオープニングですが、子どもたちも、リハーサルと違って、観客席に多くの応援団を前に、少し緊張のスタートです。ここでは、泣く子はいなかったのですが・・・

 

0・1歳児の「ドコノコノ キノコ」では、その姿に観客席からは「かわいい!」の声援が飛びます・・・しかし、予想通り、非日常的な演出に数人の園児が大泣きです。(笑)

 

こうなると、次の2歳児のダンスに、涙がバトンされます。しかし、泣きながらも手を挙げて踊る姿に、観客席からは笑いが起きます。こんな状況でも、泣かずに自分のペースで踊る園児は、寺子屋になってからの活躍が期待できますね。

 

涙の流れを断ち切ったのが、寺子屋の「赤ずきん」です。インフルエンザでお休みしたオオカミ役園児の分まで、頑張る子どもたち・・・ボランティアママたちが作ってくれた衣装も大きな演出効果となり、大成功です。頼もしい寺子屋にホッとしました。

 

そして、前半ステージの最後は、園児全員で「パプリカ」を踊りました。パプリカの衣装は、各家庭でTシャツを加工したオリジナルです。子どもたちは、紙ねんどで作ったネックレスをして、まるでストリートダンサーのようないでたちです。ビデオでじっくり見ていると、ノリノリの寺子屋園児と大泣きの2歳児以下の極端な違いが笑えます。

 

パプリカは、応援に来てくれた卒園児の小学生もステージ下で踊ってくれました。後輩たちの様子を気にしながら見守ってくれた感じですね。

 

前半のステージは、ステージ上からママを発見して、観客席中に響き渡る大声で「ママ~!」と泣き叫ぶ園児があったりと、別な意味で盛り上がりました。(笑)

 

そして、いよいよ舞台は、後半の寺子屋園児の演目となります。つづきは明日・・・

2019年

12月

20日

いだてんロス

いよいよ明日はクリスマス発表会です。子どもたちは、「楽しみ!」とワクワクしていますが、中には、子どもよりも緊張している保護者もいます。(笑)

 

さて、大河ドラマが終わりました。毎週日曜日は、楽しみな大河ドラマを飲みながら見るのが私の大切な時間です。「いだてん」について、今年も、元仕事仲間のコメントを紹介します。 

 

『今からもう三十年ほど前になるが、民放で「知ってるつもり」という番組が放送されていた。

毎週、ある人物を取り上げ、その人生をたどる過程で隠れたエピソード等も加え、名前だけでほとんど知っているつもりになっていた人物像を改めて明らかにするという番組であったが、良い意味でイメージを大いに覆されるという事も多かった。結構、長寿番組だった記憶がある。

この番組の特長は、単なる偉人だけではなく歴史の片隅に埋もれそうな近現代のこれまで知名度の高くなかった人物を多く取り上げたことである。

今ではすっかり有名になった「命のビザ」の杉原千畝など、この番組ではじめて知った人物も多かったが、その中に今回の「いだてん」の主人公のひとりである金栗四三も含まれていた。

日本初のオリンピック選手として参加したマラソン競技で、途中日射病で倒れ、近隣の農家で翌日まで介抱された為、公式には「競技途中で行方不明」扱いであったが、約半世紀後に、その大会を主催したスウェーデンオリンピック委員会からストックホルム大会の開催55年記念式典に「完走要請」として招かれ、競技場をゆっくり走ってゴール地点のゴールテープを切り「日本の金栗、ただいまゴールイン、タイムは54年8ケ月6日5時間32分20秒3。これをもって第5回ストックホルム大会の全競技を終了します」とアナウンスが流れたというエピソードが番組で紹介され「何て粋な計らいをするのだろう」と感動した記憶がある。

その放送から約29年後、奇しくも、今年の大河ドラマ「いだてん」では、最終回のエピローグとしてこのエピソードが取り上げられ、当時の実際の映像がラストシーンとなった。

低視聴率、出演者の逮捕や脱税の疑惑等、今年の大河ドラマ「いだてん」では負の面での話題が尽きなかった。

数年前に大ヒットした朝ドラ「あまちゃん」のシナリオを書いた宮藤官九郎を起用して来年のオリンピックを睨んだ企画だったが結局、視聴率的には惨敗。ただ、小学校5年生の頃に放送された「国盗り物語」以来、長年大河ドラマを見続けている私から見て、今年の大河ドラマは近年になく面白かったと思う。

チャンネルが地上波の数局に限られていた昭和の時代から、BS、CS、ネット配信等、多チャンネル化が進んだ現代で、当然ながら昔の様な視聴率を取る事など今や不可能だし、世代が変わって時代劇離れが進んだせいか、民放で時代劇の帯ドラマを見る事もなくなった。

「大河ドラマ=時代劇」というイメージもあるのか、過去から、近現代を扱った大河ドラマは視聴率的にはほとんど失敗していたせいか、明治以降の時代が題材になる事はほとんどない。

中学や高校で学んだ日本史は授業時間の関係でほとんど明治時代に入るか入らないかで終了し後は省略、我々は近現代の歴史に関してはほとんど馴染みがない。この時代を取り上げた作品が少ないのはそういった事も原因かも知れない。

視聴率至上主義の中で、個人的には視聴率と作品の出来栄えは余り関係なく、あくまでも作品を実際に見て良い作品か否かを判断しなければと思っている。

オリンピックどころか「スポーツ」という概念が全く無かった明治の時代から、一旦招致に成功しながらも日中戦争の勃発の影響で返上、第二次世界大戦後、敗戦国として改めて招致活動、開催に至る遥かな道のりを、最終回でタクシー運転手としてカメオ出演された宮藤官九郎の脚本は「あまちゃん」と違って歴史的な事実が大きな制約となる登場人物を、古今亭志ん生という落語家とその家族の歩みを並行させ、数少ない架空の登場人物と絡めた見事な伏線で結びつけ、実際の数々のエピソードや、後半の「田畑政治」編からは歴史的な事件とオーバーラップする場面を増やしながら見事に描き切ったのではないだろうか。

元々、人気劇団「大人計画」の座付き作家なので、物語の展開が舞台的でスピーディー。放送前半の頃、場面が明治から昭和にしょっちゅう飛んだり戻ったりするので、私の両親も話の展開についていけないとよくこぼしていた。毎日放送される朝ドラと異なり週に一度の大河ドラマはあらすじを覚えておくのも大変で馴染みのない内容(時代)では、なお一層の事である。

ただ、もう「忠臣蔵」や「信長」「秀吉」「家康」のドラマには飽き飽きした。

「勝海舟」で革新的な大河ドラマを目指しながら途中降板のやむなきに至った倉本聰は、その後、「北の国から」現在放送中の「やすらぎの刻~道」に至るまで優れた作品を数多く書き続けられているが、あの時、もし大河ドラマを降板しなかったら富良野に移住する事もなく「北の国から」は生まれなかったかも知れない。

三谷幸喜も「新選組!」から十数年後の「真田丸」で、大河ドラマの枠の中で見事にリベンジを果たしている。なぜか今日の最終回では東京オリンピックを映像として残す、市川崑監督役で俳優として出演されていた。

宮藤官九郎もまたいつか新たな歴史ドラマの魅力を持った作品を生み出す機会をNHKが与えて示して欲しいなと視聴者のひとりとして切に望みたいのである。

それにしても、とにかく明日から「いだてん ロス」になりそうだ。』

 

はい。今回も無断掲載です。仲間なので、いいのです。

ちなみに、彼は、映画評論家でもシナリオライターでもプロデューサーでもありません。おやじ園長とよく飲みに行く、ふつうのおじさんです。(笑)

2019年

12月

19日

大川小訴訟の本質

今日はクリスマス発表会、2回目のリハーサルです。子どもたちのパフォーマンスは、昨日よりも格段によくなっています。これで、11月から始めた長い練習もおしまいです。明後日の本番は、結果でしかありません。ここまで練習したプロセスを職員がしっかり見てきました。子どもたちは、本当によく頑張りました。

 

さて、今日は、大川小学校の訴訟について、考えてみたいと思います。これは、東日本大震災で児童74人と教職員10人の児童と教職員のほとんどが津波によって命を落とした、宮城県石巻市立大川小学校をめぐる裁判です。

 

この世間の関心を大きく集めた裁判は、最高裁で市と県の上告を退ける決定をしました。震災前の学校の防災体制に不備があったとして、市と県に約14億3600万円の支払いを命じた二審、仙台高裁判決が確定しました。

 

大川小の校長らには、児童の安全確保のため、地域住民よりもあるかに高いレベルの防災知識や経験が求められると指摘され、市のハザードマップで大川小は津波の浸水想定区域外だったにもかかわらず、校長らは、学校の立地などを検討すれば津波被害を予見できたと裁判では判断されたのです。

 

しかし、私が考えるには、大川小訴訟の本質は、別にあると思っています。

 

地震が発生した時に、ある教員が「山だ!」と叫んだそうです。しかし、その教員の意見が反映されずに、そのまま校庭に待機することになった・・・ここが問題です。

 

これは、全国の小学校や中学校に多く見られる組織上の問題です。私が、PTA会長をしていた頃、よく校長先生と話をしていたのですが、民間企業で働いていた私は、「職員会議では、若い教員の意見も活発に出るんでしょうね。もし、よろしかったら、PTA会長として、職員会議に出させてもらってもいいですか・・・」と言うと、校長先生は困惑してしまいました。

 

学校の職員会議は、教頭や教務主任が報告や伝達をしておしまいで、教員同士の意見の交換などほとんどないという実態を聞かされました。最近ではイエナプラン勉強会で顔を合わせる教員からも同じようなことを聞きます。

 

民間企業であれば、役職の着いた人だけが会議で発言をして、若手社員が黙って聞いているような会社は、じきに潰れます。若手も、自分の意見を躊躇なく言えるような風通しのいい組織が、理想ですね。

 

そして、役職がなくても、本質をついた意見をする社員の言葉が、重く受け止められるようになっていくのです。大川小学校の職員組織が、もっと風通しの良いものであったなら、「山だ!」といった教員の意見で、すぐに、子どもたちを高い場所へ避難させることができたのではないかと思ってしまいます。

 

この判決は、学校の安全対策への問題定義が大きく問われていますが、本質は、その根本にある学校組織の在り方だと、私は思っています。

2019年

12月

18日

記述式見送り

今日は、クリスマス発表会のリハーサル1日目です。クリスマス発表会は、客席420席の大ホールで行い、事前に同じステージで2回もリハーサルを行います。「なんで・・・そこまでやるの?」と思われるでしょうが、それには理由があります。

 

子どもたちが、これからの人生の中で、スポーツやプレゼンテーション・・・芸術の分野などで、大きな舞台に立つ機会が必ず何度かあります。試合に勝つために、成功するために、練習をしなければ結果が伴わないことが多いですね。そんな将来の経験にプラスになることと、やっぱり、保護者にいいところを見てもらって、我が子の成功体験として、受けとめてもらいたいという気持ちです。

 

今日の出来は、まだ本番で見せるレベルではありませんが、大舞台に立った子どもたちは、「今日は楽しかったね・・・」と言ってます。明日、2回目のリハーサルです。

 

さて、大学入試共通テストでは、これまでの「知識偏重」のテストからの脱却を図り、思考力や判断力、表現力を評価することを目的に、2021年1月から、記述式の導入が決まりました。国語と数学で3問ずつ出題され、国語は最大120字程度の文章を、数学は数式などを書かせる方針でした。

 

しかし、昨日、文部科学省は、正式に記述式導入の見送りを表明しました。現在高校2年生が対象でした。

 

もう、学校は憤る教員で大騒ぎでしょう。「生徒へは、暗記問題に対応する時間を削減して、記述問題に対応できる勉強をさせてきた。失った時間を返して欲しい!」という怒りの声です。

 

また、専門家は「国際学習到達度調査~PISA(ピザ)~」で、日本の「読解力」が低下したことに触れ、「記述式の見送りで受験勉強が変われば、さらに国際順位が低下する」と懸念します。

 

今回の見送りの理由の一つに、記述式問題にはアルバイトを含め、約1万人が採点にあたり、公平性が保証できないということと、現役高校生が4万人以上の署名を集めて、文科省に提出する動きもあったそうです。勉強する方としては、暗記中心のマークシートの方が、勉強しやすいといったところでしょう。

 

さぁ~みなさんは、どう考えますか?

 

先日のブログで、「答え」ではなく「考え」を求めるアプローチをしていく重要性に触れましたが、マークシートだけだと、「考え」は、全くわかりませんね。自分で考えて書いた文章の中に、その「考え」があるのに・・・と、私は思ってしまいます。

 

「答え」が、1つだけではない「問い」を、これからの子どもたちは、考えていく時代ですから、そこに、「公平性」という概念は、当てはまらないことなど、最初から分かっていなかったの???という疑問が消えません。

 

小学校や中学校の学習指導要領が改正され、アクティブラーニングのような「考える」授業をしているのに、高校生になったら、従来通りの暗記型受験勉強に戻ることは、避けたいですね。

2019年

12月

17日

リーダーと性差

朝の時間「園長先生・・・チョウがいるよ!」と男の子が羽化したモンシロチョウを見つけました。これで、2匹目となります。「どのサナギからチョウになったんだろう?」と、子どもたちが飼育ケースを観察します。

 

「クリスマス発表会で、ちょうちょを歌うね・・・」なんて、子どもたちは会話を楽しみながら、この冬は、季節外れの蝶の観察で盛り上がりそうです。

 

また、今日は、卒園児の小学1年生の女の子が、作文コンクールで入選し賞状を持ってきてくれました。園長が読み上げて、彼女に渡すと、「それ・・・さっき校長先生がやってくれたから・・・」と言いながらも、嬉しそうです。何やら、イルカがテーマとのことで、作文が戻ってきたら、読ませてもらいます。園長としては自慢の話です。

 

さて、日本の場合は、女性が管理職やリーダーに就く人事が、最近になって増えてきました。しかし、リーダーの数学習熟度のデータを見ると、日本の現実が露呈されます。

 

仕事を持つ人を数学的習熟度のレベルで3つのグループに分け、リーダー(他の従業員を管理・指揮する人)の割合を出すと、日本の男性では、学力レベルが上がるにつれてリーダー比率が上がるという予想通りの結果が出ました。

 

しかし、日本の女性では、学力レベルに関係なく女性のリーダー比率が、2割にも満たないばかりか、女性の高学力群が男性の低学力群にも大きく劣るという結果となっています。つまり、日本では、女性のリーダーは能力に関係なく低く、優秀な女性がリーダーとして活躍できていないという結果です。

 

これが、管理職に男女の差がほとんどないアイルランドでは、男女同じ比率で、学力レベルとリーダー比率が正比例となります。

 

この数字からも、日本が能力よりもジェンダーの国と言われても仕方ありません。民間企業の実態は、女性が管理職になっても、色メガネで見る男性がいたり、同じ女性から足を引っ張られることもあります。

 

こうなると、現在学校に通う子どもたちの意識の変化に期待するしかないかもしれませんね。ということは、女性の校長先生が、能力主義で増えていかねばなりません。データでは、中学校校長の女性比率は、欧米では50%と男女の差はありませんが、日本はわずか7%です。

 

逆に考えれば、この7%を増やしていけば、若い世代の考え方が、男女問わず能力主義での仕事が、当たり前になる世の中に変わるチャンスです。どうですか・・・文科省レベルで進まないなら、自治体の教育委員会レベルで、風穴を開けてもらいたいですね。

2019年

12月

16日

「答え」でなく「考え」を発言する

今日は、屋上ファームで最後の2列のジャガイモを収穫しました。立派なジャガイモが土の中からゴロゴロ出てきます。4歳女の子が、土を触りながら「先生・・・気持ちいいよ」と言うのです。子どもが、こうして土の感触を楽しむことができるなんて、素晴らしいですね。

 

そして、絹さやえんどう豆の畑に、落ち葉をまきました。11月に植えた種が、目を出しています。このまま越冬して、春に収穫となるのですが、真冬の寒さに負けないように、落ち葉をまいて、越冬の手助けをするのです。子どもたちは、花咲じいさんが灰をまくように、楽しそうに落ち葉を投げ込みます。冬ですが、畑仕事は終わりません。(笑)

 

さて、最近では、答は必ずしも1つではない・・・という考えが、学校の授業に、例えばアクティブラーニング形式の授業などで、広まってきました。「○○さんの答えは、○○だけど、私の答えは、違う・・・」というやり取りです。

 

しかし、このような授業で、子どもたちの様々な答えを引き出すのは、実際にはなかなか難しいものです。そこで、あるやり方が、子どもたちの発言を広げることにつながります。

 

話合いの中で「答え」ではなく、「考え」を発言させるのです。「あなたはどう考えたの?」「どうして○○と考えたのかなぁ~?」と問えば、子どもたちは、その理由や根拠を話します。

 

私も、保育園の子どもたち相手に、「答えが合っていることが大切ではなくて、どう考えたかが大事なんだよ」なんて言ってます。その意味を、年長園児は何となくわかっているようですが、小さい園児はキョトン顔です・・・(笑)

 

正解がどうかというよりも、考えを出し合うことで、話し合いが深まっていくのです。「考え方はよくわかった」「ここで間違えたのか・・・」など、自分と違う考えについてもオープンに話し合えるようになっていくのです。

 

どうですか・・・親としても、子どもとの会話の中で、なるべく我が子の「考え」を引き出すようなやり取りができると、一歩進んだ親子の会話になりますね。

2019年

12月

15日

リニア中央新幹線

速度が増すにつれ、体がふわっと浮き、後方に引っ張られる感覚にとらわれた。車窓の街並みは視界から消え去り、前方の速度表示画面の数字はぐんぐん上昇。「500km」に到達した。

 

これは、リニア中央新幹線の走行実験に乗車した人の感想です。2027年開業予定のリニア中央新幹線は、東京(品川)から名古屋は40分、大阪まで67分で結ばれます。私が住むJR川越線指扇駅から埼京線直通で新宿まで通勤電車で揺られている時間で、名古屋に到着しているという計算です。

 

1964年前回の東京オリンピックが開かれた年に、夢の超特急「新幹線」が開業し、日本の高度経済成長を支えました。そして、半世紀以上の時を過ぎて、2回目の東京オリンピックが来年行われ、いよいよリニア中央新幹線が開業するのです。

 

リニアモーターカーは、私が子どもの頃からずっと「いつできるの?」と先延ばしされてきました・・・でも、ようやく現実となったのですが、私の年齢もおやじとなってしまいました。(笑)

 

東京から名古屋、大阪までの商圏で、日本の約6割超の約3300兆円のGDPとなる計算です。そして、約6600万人が1時間余りで行き来できる世界でも類を見ない巨大都市圏が生まれることになります。こうして数字を出すと、凄いことですね。

 

しかし、日本は高度成長期ではなく、人口減や高齢化社会に直面しています。リニア中央新幹線が新たなライフスタイルを作り出すかもしれません。もちろん、経済ではありません。

 

リニア新幹線が通る、山梨県や長野県、岐阜県など、自然の中で生活し、数時間をかけての遠距離通勤をしなくても、仕事ができる環境が整います。また、地方に企業が移転して、新たな「働き方」が生まれる可能性もありますね。

 

モノではなく、あらたなコトが、たくさん生まれてくるような予感がします。のんびりと「呑み鉄」を楽しむ私には、リニア中央新幹線には、鉄道としての魅力は感じませんが、違うところで、私たちの生活が変わることにつながるかもしれませんね。

2019年

12月

14日

子どもたちのネズミの作品

保育園の中で飼育していたアオムシが、一匹モンシロチョウに羽化していました。子どもたちが、白い羽のチョウを発見し、大騒ぎです。さっそく、モンシロチョウ用の飼育ケースを用意して、屋上で咲いている花を集めます。

 

スポンジに砂糖水を湿らせて、ケースに置きます。午前中は、まだじっとしていたモンシロチョウも、新しい飼育ケースに移し、草花や砂糖水をセットして観察していると、羽を広げ飼育ケースの中を飛んでいます。ススキの穂がお気に入りの場所です。月曜日には、多くの園児が登園するので、目をギラギラさせる子どもたちの姿が想像できます。今度は、サナギからチョウになって抜け出すシーンを観察したいですね。

 

さて、保育園から保護者への年賀状は、子どもたちの作品が付加されています。2020年は、ネズミ年ですので、子どもたちそれぞれのネズミが出来上がっています。

 

日本では、ネズミと言うと、害をもたらすものとしてマイナスイメージで語られることが多いですね。しかし、干支では、子・丑・寅・卯・・・のトップを飾るのがネズミです。干支を決める絵本でも、トップでゴールするのがネズミです。(笑)

 

駅伝でいえば「花の1区」、リレーなら注目度抜群の「第一走者」で、いずれも重要な役割を担っています。

 

一方世界では、ネズミのミッキーマウスは、世界的アイドルです。また、2000年のアカデミー賞作品賞を受賞した「グリーンマイル」には、囚人の自由と希望の象徴としてネズミが登場します。

 

日本のネズミ観と世界のネズミ観は、ずいぶんと違うようですね。しかし、保育園の年賀状では、子どもたちのネズミの作品は、それぞれ個性的で、かわいい作品に仕上がっています。

 

年賀状が届くのは元旦ですが、今から保護者の皆様は。楽しみにしていてください。

2019年

12月

13日

自己肯定感のカギはママにあり

今日は、子どもたちが大騒ぎです。飼育している「アオムシ」が、飼育ケースのすき間から逃げ出して、壁を登っています。気がつくと天井まで移動していました。そのまま、サナギになって羽化するのもいいかな~と見守っていると、床に落下してしまいました。男の子がケースに戻しました。

 

現在、飼育ケースには、サナギが20匹以上います。ある日、一斉にモンシロチョウに羽化するかもしれません。(笑)

 

さて、日本人が世界でも最低といわれる「自己肯定感」ですが、これを伸ばす一番簡単な方法は、子どもの言動や行動に対して「そう、それができたの、良かったね!」と認める、ただそれだけのことだそうです。

 

実は、子どもの自己肯定感を育むためのキーマンは、ママです。つまり、ママ自身が自分を肯定すればいいのですが、「よいママになろう!」とか「子育ても仕事も完璧にしよう!」とか、頑張りすぎて自分を追い詰めていると、時間にも追われ、ギリギリの中で過ごしていることも・・・こうなると、自分のことを肯定する余裕も生まれませんね。

 

毎日、必死に頑張ることは、もちろん素晴らしいことかもしれませんが、「それって?本当に頑張らないといけないことなの・・・」ひょっとしたら、「やらなければならない」と自分で思い込んでいることかもしれませんね。

 

できても、できなくても、「今」の自分を認めることが、ママにとっては、自己肯定感につながることだといいます。

 

「まぁ~今日のところは、ここら辺でいいんじゃない」の感じで、子どもの素直な行動を認める事だけでいいのです。

 

どうですか・・・少し、気が楽になりますね。

2019年

12月

12日

話し合う力

保育園の親子遠足でもお世話になった北本自然観察公園にある、樹齢200年の「エドヒガンザクラ」が、先日の台風19号で、倒れてしまったそうです。

 

このサクラは、ソメイヨシノよりも1週間ほど早く花をつけ、北本に春を告げるシンボル的な木でした。咲きはじめはピンク、満開時には白と花の色が変わるという不思議なサクラです。よく、ピンク色のサクラを見かけることがありますが、ソメイヨシノではなく、エドヒガンザクラという種類なのです。

 

咲き始めはピンクで、満開時に白くなるなんて、同じサクラを何度も愛でに行きたくなりますね。どこまで、再生できるのか・・・何とか、この春少しでも花を咲かせてほしいですね。

 

さて、ある小学校5年生の授業です。「買い物をするならコンビ二か商店街か」という話題でパネルディスカッションが行われました。もちろん、その場の思いつき発言ではなく、自分なりの理由を考える、その根拠となるような情報を集めて持ち寄ります。新聞などから情報を収集したり、おうちの人、お店の人、町の客様へのインタビューをする子もいたそうです。

 

「コンビニの店員さんは、いらっしゃいませと元気の良いあいさつをしてくれる」

「商店街のおじさんは、いつも、お帰り~学校は楽しかったかい。と言ってくれる」

「商店街もいいけど、コンビニは夜遅くまでやっていて、仕事で疲れて遅く帰ってくるサラーリーマンにとっては、ホッとする場所なんじゃないの」

 

こんなやり取りが続き、「僕たちの町には、新しいものと古いものとが協力している町だと思った」なんていう意見も引き出されたそうです。

 

この授業のねらいは、どっちがいいかという白黒つけることが目的ではありません。自分の考えをしっかり持つことと、自分ではない誰かと話し合うことで、それまでよりも広く深く豊かな考えを持つことができるようになることですね。

 

どうですか、親子の会話でも、たまにはこんなやり取りがあってもいいかもしれませんね。

2019年

12月

11日

徳の道

「世界に一つだけの花」を発表会では寺子屋園児が歌うのですが、日に日に上手になってきています。とても、幼児のレベルではありません。凄い子どもたちです。

 

ナンバーワンにならなくてもいい・・・オンリーワンでいいと歌っているにもかかわらず、屋上遊びでは、一番を競う子どもたち・・・それでいいのです。(笑)

 

そして、今日は屋上で、緑色のステキな鳥を発見しました。「メジロ」です。ちょうど、梅が咲く頃に、その蜜を食べに梅の花に訪れるのがメジロですが、桑の木で何やら食べています。もう少しで落葉しそうな桑の葉に、毛虫がいるようです。

 

子どもたちと一緒に、3メートル下で見ていても、メジロは逃げません。じっくりと、観察しました。本当に、美しい鳥です。 

 

さて、ある大学の道徳科の授業を終えた学生がポツリと「道徳って難しいですね」とつぶやきます。彼は、4月から小学校の教員になるのですが、果たして自分は子どもたちに「得」を語れるだろうか・・・と不安になっているようです。

 

昨年度から小学校で、本年度から中学校で道徳が正式に科目としてスタートしました。今までも道徳の時間はありましたが、教員の意識としては、さらに自分の引き出しを増やさないといけないと思っているでしょう。

 

子どもたちに「徳」を教えるには、当然「語る力」が問われます。どんな立派なことを言おうと、子どもたちの心に届かなければ「あの先生の話はつまらない」となってしまいますね。

 

教員をめざす学生にとっては、人生を語る力量がなければ・・・というプレッシャーを感じて「私にはまだ語れません」と自信を失います。しかし、こうやって思い悩むその感性が、素晴らしいと私には感じます。

 

山の上流から流れ落ちる石は、いつしか時間と共に、下流で丸くなっていきます。しかし、人間は、自ら意識し、高めようとして、自分を磨いていくのです。それは、一生続くものなので、その時その時の、今の自分ができる最高の姿を見せる事が、相手の心に届くことにつながると思っています。

 

ガンバレ!若者・・・ですね。

2019年

12月

10日

はらぺこアオムシの観察

5歳女の子が登園するや、「園長先生・・・これかけてください!」と1枚のCDを持ってきました。それは、日曜日に彼女がキッザニア東京で、FM局のDJの仕事が録音されたCDでした。

 

タピオカデザートのつくり方を台本を読みながら、頑張ってDJをやっています。5歳にしては上出来です。彼女は、ここ数カ月、キッザニアでの仕事にはまっていて、3回も通っているようです。子どもに「お仕事」を教えるのは、とても大事なので、これはこれで、いい経験になっているようです。

 

さて、今日の寺子屋は、机の上に新聞紙を敷いて、大根の葉を食べる「アオムシ」の観察をしました。今日の屋上遊びで、年長園児が中心となって、大根畑で、アオムシ採集をしたのです。大根の葉は緑で、アオムシも緑ですので、保護色となり、子どもたちの目にはなかなか見つからないようでしたが、ざっと、15匹のアオムシを集めました。

 

5歳女の子の席に向かって、アオムシが動き出すと、「先生・・・こっちに歩いてくるよ~怖いよ!」というシーンもありましたが、二人を除いて、全員アオムシを触ることができます。

 

サナギになったアオムシも観察します。「この小さいサナギの中に、どうやって、モンシロチョウが入っているのかな?」に、クイズ王の○○君が、自分の体をチョウに見立てて説明してくれました。「羽をたたんでこの中に入っているんだよ・・・」正解です。

 

モンシロチョウが色々な花に集まっている写真を見ながら、アオムシ⇒サナギ⇒モンシロチョウのイメージを子どもたちなりに描いていたようです。

 

クリスマス発表会では、合奏で「ちょうちょ」の演奏をするので、子どもたちが頭に描く蝶は、モンシロチョウになったみたいですね。

 

今日は、少し大きめの飼育ケースに、アオムシとサナギを移しました。モンシロチョウに羽化した時に、思いきり飛ぶことができるように・・・です。サナギの背中から、白い羽が出てくる瞬間を子どもたちと観察したいものです。

2019年

12月

09日

なりたい自分の見つけ方

今日は、年中5歳男の子が、自転車に乗ることができました。ストライダーでバランスの練習をするのですが、なかなかまっすぐ走るのが苦手で、補助付自転車で、力強くペダルこぐのも、まだ力が足りませんでした。

 

しかし、今日も男の子は、自ら自転車を出してきて、黙々と練習をしていました。すると、仲間が集まってきて、男の子の前で、お手本を見せながら「ガンバレ!」とエールを送ります。そして、ついに、こぎ出しから50メートル・・・自分一人の力で自転車を走らすことができました。最後まで諦めない気持ちが、十分に伝わってきました。これで、年長・年中園児は全員自転車に乗れます。

 

さて、今日は「なりたい自分の見つけ方」についての話です。ターゲットは、ママです。

 

子育て中のママにとっては、自分のことは後回しにして、やりたいことを我慢して日々を過ごしている人が多いかもしれません。「時間がない!」が口癖になっているかもしれませんね。

 

しかし、母・妻である前に、一人の女性として、未来の自分がなりたい姿を描くことは、「今」が輝き、動き出すことになるのです。とは言え、自分がやりたいことが見つかっているママなど、少ないでしょう。

 

そこで、有効なのは、紙に書いてみることです。

3年後・5年後・10年後・・・私( )歳、夫( )歳、子ども( )歳

 

次に、自分を理解しないと、なりたい自分が明確になりません。

①自分が本当に大切にしたいと思うことは何か

②自分が本当にやりたいと思うことは何か

③自分が心から幸せだと感じることは何か

 

自分の過去・今・未来を棚卸ししてみる。

過去の経験の棚卸し⇒これまでの経験で得たスキルは?会社で働いてよかったこと。

自分の今の思いを確認⇒私が、うれしい・楽しいこと。課題と思っていること。

キャリアを考える⇒やりたい活動・仕事は?誰に喜んでもらいたい?どんな存在がいい?

 

自分の強みを確認する

「得意なこと(CAN)」「やりたいこと(WANT)」「求められていること(NEED)」をまとめると、自分のライフワーク(=使命)が見えてきます。

 

どうですか・・・ちょっとだけでも、なりたい自分が見えてきましたか?

5年後・10年後のなりたい自分を描き、具体的な行動を起こしている人は、3割程度というデータもあります。焦らなくても大丈夫です。

 

そして、人と比べてはいけません。自分の人生は、自分のものです。もちろん、年齢的に遅すぎることもないのです。あの、ケンタッキー・フライド・チキンを創設した、カーネルサンダースさんは、65歳で起業したのです。

 

人生は、自分の思うようにならないのが常ですが、何も考えず、なりたい自分も見つけないで生きるなんて・・・つまらない人生かもしれませんね。

2019年

12月

08日

木製ストロー

イチロー選手は引退後何をするか・・・引退会見では、プロ野球の監督はないと明言していました。そして、何と、草野球を究めるという選択です。何から何まで、私たちの想定をぶち壊して、新たな楽しみを考えるイチロー選手です。

 

今日のような、小春日和の穏やかな日には、白球を追いかけたくなりますね。昭和世代の私の子どもの頃は、選択肢が野球一本です。小学校の昼休みや放課後は、野球三昧です。子どもたちがボール遊びができるような空き地が、たくさんあって、人数が少ないと三角ベースで楽しんでいました。

 

草野球でも全力で取り組むのは、イチロー選手らしいですが、年を重ねても少年のように草野球を楽しみたいものですね。私は、草ソフトボールですが、3年位前までは、毎年仲間たちと大会にも出ていました。しかし、出場チーム(おやじのチームばかりですが)が、少なくなって、ついに大会がなくなってしまったのです。

 

今回のイチロー選手の草野球の話題で、再び草野球熱がアップするかもしれませんね。

 

さて、今日は、木製ストローの話です。大手コーヒーチェーンのスターバックスコーヒーのプラ製のストロー廃止の報道で、それに代わるストローが、多くのメディアで取り上げられています。紙ストローとか麦のストローも実際に販売されています。

 

東京都心の「ザ・キャピトルホテル東急」のラウンジでは、木製のストローが今年から使われているそうです。国内では、横浜市や木造住宅会社などが、木製ストローを製品化しています。

 

今年も豪雨によって、森林での土砂崩れが多発しましたが、その一因として、間伐などの適切な森林管理が行われていないことが指摘されています。

 

この間伐した木材を使用した木製ストローは、海洋汚染などの原因となるプラスティックゴミの問題と、森林における水害を抑制することにつながるというわけです。

 

来年の東京オリンピックは、スポーツの祭典ではありますが、スポーツだけにとどまらいことは、誰もが認めるところです。日本が行っている、こんな取り組みも、世界に広げる切っ掛けになって欲しいですね。

2019年

12月

07日

先輩の影響力

今日の保育園では、これぞ、タテの関係というすばらしい活躍がありました。

 

小学校3年の女の子・・・朝から、小学校での出来事をたくさん話してくれます。担任の先生が、今月誕生日だそうです。そこで、彼女は、サプライズバースデーを企画します。男子は、おしゃべりですぐに担任に話してしまうので、まずは女子たちを巻き込みます。

 

メッセージカードや歌のプレゼント・・・ピアノは、男の子で、楽譜を見れば何でも弾ける○○君に「ハッピーバースデー♬」をお願いしたそうです。彼は、口が堅く、他の男子には漏れないとのことです。

 

担任の先生には、当日の行間休みに、クラスでやりたいことがあるので、先生もいてくださいと、声をかけているそうで、今は、着々と準備を進めています。

 

小学校3年生にして、この企画力と、段取り力に、あっぱれですね。彼女の凄いところは、自分だけが突っ走るのではなく、上手に周りを巻き込んで、みんなで成し遂げるという気持ちにさせてしまう事です。私は、これを社会人の大人になって、ようやく習得しましたが、彼女は、小3です。卒園児の活躍には、涙が出るほど嬉しいおやじ園長です。

 

さて、この話を横で聞いていた、年中5歳の女の子・・・彼女ものやりたい事ができれば、先生の指示を待たずに、どんどん自分で実行することができるタイプです。しかし、他の子のために一肌脱ぐレベルまではいっていません。(年中園児なら誰でもそうですが)

 

しかし、先輩の話を聞いて、みんなのために何かをしようと思ったようです。朝のお片付けタイムの音楽をかける前に、彼女は、小1女子の先輩の力を借りて、二人だけで、おもちゃなどの片付けを終わらせてしまいました。

 

「園長先生・・・もう、片付けちゃったから、朝の会ができるよ~」と笑顔で言います。実は、彼女は、お片付けタイムで、さぼりの常習犯でした。(笑)

 

今日は、おやつと給食の「いただいます!」の挨拶は、全て彼女がやって、当番も積極的に行ってくれました。園長からは、「あーしなさい、こーしなさい」は、一度も言っていません。すべて、小学校3年の先輩の話を聞いて、自分でとった行動です。

 

タテの関係の影響力は、保育園では、様々な場面で見ることができますが、今日もうれしい姿を見ることができました。本人たちをほめたたえ、保護者に伝えるのが、私の仕事です。

2019年

12月

06日

食品ロス削減に本腰

ユリの木の実であることが判明しました・・・というのは、秋に園児が公園で見つけてきた木の実の名前がずっとわからないままになっていました。こういう状態は、スッキリしませんね。(笑)

 

ユリの木は、何十メートルにもなる大木です。うちわをギザギザにしたような大きな葉で、夏には、ユリというよりも、チューリップのような赤い花を咲かせます。そして、秋には実になり、紅葉もする落葉樹でした。これで、一生ユリの木は忘れませんね。

 

さて、私がもし、プロの腕前を持つ料理人で、店を出すとしたら、「1日10組限定・・・シェフのおまかせディナー」のみでいきたいですね。こうすれば、作りたい料理の材料をじっくり選び、その日の人数が決まっているので、ロスが出ません。その分、いい材料を使うことができて、お客様も喜ぶ・・・というシナリオです。

 

年末を前に、食品ロス削減について、各企業も本腰を入れているようです。その背景には、お客様の意識の高まりもあります。家での食材を無駄にしないだけでなく、食品ロスにつながらない買い方も行います。牛乳は、新しい日付けを奥から選んで買うのではなく、手前の直近のものから買うといった行動です。

 

コンビニのファミリーマートは、この夏、土用の丑のうなぎの蒲焼を完全予約制で行ったところ、売上は前年割れとなったものの、廃棄ロスが大幅に減少し、利益が改善されたようです。今後は、クリスマスケーキや恵方巻でも同じように、予約制が導入されます。

 

クリスマスケーキの販売方法も、あいまいな需要予測で、たくさん発注して売れ残りを出すよりも、「限定○○個」の売り切れごめんスタイルが増えています。かつてコンビニでは、12月25日の夜に、値引きされたクリスマスケーキを見ることがありました。安い買い物でしょうが、せっかくのクリスマスケーキのありがたみが半減しますね。

 

クリスマスケーキのようなイベント性の高い商品は、家族で「どれにしようかな?」で、楽しんで選び、予約をして買いたいものです。

 

私が営業マンだった頃は、「ロスを出すよりもチャンスロスを出す方がいけない!」と、担当店に喝を入れて、「声出しと気合で売り切るんだ!」で、売上アップを狙う営業マンでした。今は、考え方も変わってきました。(笑)

 

人は変われるものですね。地球環境や資源について、そして、食品廃棄ロスを出さないという気持ちは、高くないといけません。

2019年

12月

05日

「SAKE」を世界へ売り込め!

クリスマス発表会の練習を毎日のように行っているので、子どもたちが、おうちでママパパの前で、劇のセリフやダンスを披露しているようです。友だちのセリフだったり、0・1・2歳の、自分が踊らないダンスも家では、楽しそうに踊っているそうです。

 

保護者にとっては、その1つ1つをパズルのピースのように、組み合わせて、全体像を想像しているのでしょう。(笑)

 

さて、埼玉県の蓮田市には、日本が誇る酒蔵があります。神亀(しんかめ)酒造という、小さな酒蔵です。この酒蔵は、日本で初めて「うちでは純米酒しか作りません」を行ったのです。純米酒とは、原料が「米・米麹」だけのお酒です。

 

戦後、日本酒需要に対応するために、米・米麹だけでなく、醸造アルコールや糖類を混ぜて、水増しした、廉価な酒が主流となりました。しかし、神亀酒造は、「本物の酒を造るんだ」という信念を持って、全量純米酒の酒蔵となったのです。

 

私の仲間の奥様は、無類の日本酒好きですが、純米酒しか飲みません。私も、自分で買う日本酒は、純米酒だけです。

 

しかし、国内の日本酒市場は、人口減や、様々なお酒がチョイスできる環境では、縮小傾向です。そこで、日本酒「SAKE」を世界に売り込めという流れが起きているそうです。

 

今人気の「獺祭(だっさい)」のように、米を3割まで磨いて、ワインのような口当たりの酒や、シャンパンの代わりにと、スパークリング日本酒が、外国人にも好評のようです。でも、これだけでは、まだ弱いですね。

 

そこで、日本酒の付加価値を上げるために、酒蔵の見学ツアーを行うところが増えているそうです。ターゲットは、もちろん外国人です。東京都福生市にある石川酒造では、英語が話せるガイドが常勤しています。2012年に、英語ツアーを始め、当初の海外客は年間わずか400人程度だったのが、昨年は、2000人だそうです。今年は、ラグビーワールドカップ効果もあり、プラス1000人を見込むそうです。

 

私も、義母が住む福島県の酒蔵を多く見学しましたが、杉玉の魅力と、何百年続いた伝統に、気持ちは、ワクワクドキドキです。外国人だったら、日本酒自体の出会いも初めての場合が多いでしょうから、日本酒作りの工程は、衝撃的でしょうね。

 

今や、酒蔵は観光資源とも言えます。東京オリンピックで、来年は多くの外国人が日本を訪れます。日本酒が、ビールやワインのように、海外で当たり前のように飲まれるような時代もすぐそこまで来ているのかもしれません。

 

そして、私が大好きな日本酒の飲み方の「ぬる燗」で和食を食べる外国人も増えて欲しいですね。

2019年

12月

04日

大根の「味」

今日は、9月にタネイモを植えた、ジャガイモを収穫しました。天気も良く、お日様の下で、子どもたちは、思いっきり土に戯れ、わいわいガヤガヤ楽しく、おいも掘りです。

 

じゃがいもは、3月にタネイモを植えて初夏に収穫と秋植えの初冬収穫と、年に2回楽しむことができます。今回の収穫は、夏の収穫よりもビッグサイズが揃いました。しばらく置いて、食べ頃になってから、子どもたちのお土産と、給食と、年明けの屋上で行う「芋煮会」で食べます。

 

そして、大根も大きくなってきました。大根の葉には、モンシロチョウが卵を産み、アオムシが葉を美味しそうに食べています。子どもたちは、はらぺこアオムシと呼んでいます。

 

保育園で飼っていた、アオムシが、ざっと10匹、サナギになりました。自然界では、幼虫かサナギで越冬して、春にモンシロチョウとなるのですが、室内のサナギは、たぶん季節を間違えて、冬にモンシロチョウになるかもしれません。先日、日進コミュニティセンターで季節を間違えて羽化した「オオムラサキ」を観察しましたが、保育園では、冬の間、モンシロチョウを飼うことになるかもしれません。子どもたちの楽しみが、また一つ増えそうです。(笑)

 

さて、今日は、そんな大根の話です。大根の葉は、アオムシが食べるだけでなく、みそ汁にして食べたり、無駄にしたくありませんが、白い大根の部分は、部位ごとに「味」に違いがあります。

 

主婦の方からは、「そんなの常識!」と言われそうですが、葉に近い上部は、歯ごたえがあって甘みがあります。サラダや漬物など、生で食べるとおいしいですね。

 

中央部は、きめ細かくて柔らかいので、煮物に適しています。しっぽの方は、辛みが強く線維が多いので、ダイコンおろしや炒め物におすすめです。

 

これから寒さが厳しくなると、大根がおいしい季節になってきますね。子どもとの料理も、この大根の部位ごとの違いや料理が話題にできると、また、楽しい食育の会話になることでしょう。

 

あぁ~今晩は、大根・・・食べたくなってきましたね。

2019年

12月

03日

春の花壇

今年のクリスマス発表会も、ボランティアのママ達に活躍していただいています。今日は、「赤ずきん」のおばあちゃん役の衣装がアップしました。園児が着るので、「かわいいおばあさん」になるのですが、「おぉ~すごいなぁ~」と、他の園児も歓声を上げるほどの素晴らしい出来栄えです。

 

ハロウィーン仮装パレードでも、「チアダン」の手作り衣装を娘に着せたママは、ここ数日は、衣装作りで子育て放棄(パパが頑張った)状態だったようで・・・(笑)、ありがたい話です。

 

さて、今日は、屋上の花壇スペースに、球根を植えました。この花壇には、昨年もチューリップを植えたので、その球根を使います。しかし、来春は、もっと賑やかな春の花壇にしたいと、チューリップの他にも、何種類かの球根を用意しました。

 

チューリップだけでも、バンダイク・ミスティックバンダイク、ストロングゴールド、バクリライラックワンダーに普通の赤・白・黄色・・・クロッカス・ムスカリ・水仙・カマッシアを子どもたちが、球根の種類もわからないまま、好きな場所に植えました。

 

子どもたちの行動は、不思議です。なぜか、球根の皮をむいてしまうのです。チューリップの外側の茶色の部分をきれいにむいて、真っ白のハダカにしてしまいます。(笑)

 

芽を下にして、根を上に植えるのは当たり前です。また、球根をくっつけて植える園児もいます。「だって、結婚させるから、くっつけた方がいいでしょ・・・」という発想です。

 

毎年春になると、屋上には、紫色が鮮やかな「ムスカリ」の花がたくさん咲きます。そして、水仙の黄色の花もインパクトがあります。そして、今回は、さらに、チューリップを中心とした、春の花壇を充実させようと思っています。

 

子どもたちが、適当に植えた方が、意外に、ナチュラルガーデンっぽくなるような気がします。例年、花を愛でる間もなく、子どもたちが「ママにプレゼントするんだ」と花を摘んでしまうのですが、来春は、目で楽しむ時間を長くとりたいですね。

 

今は、子どもたちとクリスマス発表会の劇「おやゆび姫」のラストシーンでの花畑をイメージしています。(笑)

2019年

12月

02日

フレイル

12月に入り、クリスマス発表会の練習にも熱が入ります。劇の練習では、初めて、先生が合いの手を入れないで、子どもたちだけで、セリフ回しをしました。これがなかなか上出来です。子どもたちの役者ぶりが、順調に育っています。(笑)

 

さて、「フレイル」という言葉をご存知ですか。この意味は、加齢に伴って、心身が衰える状況です。詳しく説明すると、「健康」と「要介護」の間にある心身の調子が崩れた状態で、「虚弱」を意味する英語「frailty(フレイルティ)」が語源となっています。日本では、65歳以上の1割が該当し、75歳以上で大きく増えるとされています。

 

フレイルにならないためには、栄養と運動、社会参加を意識することだといいます。入院などの寝たきりのような生活をすると、普通ならば7年かけて落ちていく筋肉が、わずか2週間で失われることもあるそうです。

 

筋肉の維持には、たんぱく質が大事であることから、年をとってからの「粗食」は間違いで、たんぱく質を体重1キロ当たり1グラム以上取ることが、最近では、正しい食事のとり方の定説だそうです。

 

60キロの体重の人では、1日60グラム以上のたんぱく質が必要という計算です。ステーキ200グラムでも、たんぱく質が35グラムですので、肉・魚・豆製品・卵など多くの種類から取らないといけませんね。

 

運動も大切ですが、高齢者は、運動だけする人よりも、囲碁・将棋などの文化活動と、ボランティアなどの地域活動を両方している人の方が、フレイルになる可能性が低いというデータもあるそうです。

 

食事は当然一人より友人や家族と一緒の方が多く食べられます。会話や雰囲気もおかずの1つと言えますね。人生100年時代は、元気に健康に長生きしたいものです。介護されて、周りに負担をかける人生は、避けたいですね。これは、私のような昭和世代から、意識し、努力をしないといけません。自分のためでもあり他人のためでもあります。

 

本日、70歳代と思われる男性が、保育園の入口にある「異年齢保育をしています」のPOPに興味を持っていただき、私に説明を求めてきました。大人になれば、同じ年齢の組織やチームに属することは、まずありません。子どもたちには、異年齢のタテの関係の中で、社会性を学んでもらっています・・・・の説明に、感銘を受けられ、しばらく、子育て論で盛り上がりました。

 

こんな、おじいちゃんが、世の中に増えていけばいいなぁ~と思った次第です。

 

昭和世代のあなた・・・フレイルなんて打ち破るのです。よく食べ、運動し、仲間のある生活を楽しみましょう。

2019年

12月

01日

退職校長がアフタースクール

埼玉県坂戸市内の教会を会場に、小学生を対象とした「アフタースクール」が7年前にできました。海外の日本人学校での勤務体験も持つ、元校長先生が、教員経験を持つ仲間と共に、地域の子どもを見守り、学習を支援しています。

 

平日の午後4時を過ぎると、教会の一室にランドセル姿の小学生が集まります。室内では、4人の元教員が教材の確認、準備を済ませて懇談しています。「一人一人を大事にする」というのが、合言葉だそうです。

 

教員時代は、1クラス30人以上の子どもたちを相手にしていることもあり、これができなかったと言います。勉強だけでなく、おやつタイムは、年齢を超えて懇談する時間となり、子どもたちにとっては貴重な時間となっているそうです。

 

元校長先生は、海外の学校での赴任経験で、公立学校の他、放課後のアフタースクールや、授業前のビフォアスクール、不登校の生徒のためのフリースクールなど、子どもたちにとっての「居場所」がたくさんある国を見てきました。

 

フランスでは、子どもたちにとって、本当に有効な宿題の出し方が研究されているそうです。学校や教員により、宿題の出し方がまちまちで、学習内容を理解しないまま、あるいは宿題をこなせないまま次の単元に進み、授業についていけないことがないよう、一人一人の子どもに合わせた支援が行われています。

 

坂戸市の「アフタースクール」は、月謝を集め、講師にも謝礼と交通費を支払っているそうです。完全ボランティアではありません。

 

イエナプランの勉強会でも、元校長先生がいます。彼は、定年退職後、子どもたちの居場所でもあり、学び合う場所として、学童&塾を融合したアフタースクールを群馬県前橋市で開設しました。小学生と中学生が共に「学び合う」というのが、彼がめざす学びの姿です。異年齢での学び合いが、どれだけ有効であるかは、ホワイトきゃんばすの子どもたちを見ていても明白です。

 

子どもたちを取り巻く環境は、今後さらに多様化していくのでしょう。そんな時代だからこそ、子どもたちが、安心して過ごせる「居場所」も、増えていかないといけないですね。

2019年

11月

30日

日本の国蝶

私の大好きな蝶です。そう、日本昆虫学会が日本の国蝶と定めた「オオムラサキ」です。紫色の鮮やかな羽に魅了されますね。

 

実は、今日、子どもたちとオオムラサキを見に行きました。えっ?冬にオオムラサキがいるの?と思った方も多いと思いますが、保育園の近くにある、日進公園コミュニティセンターで、現在オオムラサキを飼育しているという情報を耳にして、早速行ってみたのです。

 

オオムラサキは、普通の蝶のように、花の蜜は吸いません。カブトムシと同じように、雑木林のクヌギやコナラの樹液を吸います。そこには、スズメバチも集まりますが、オオムラサキは、スズメバチを羽で追い払うこともあるそうです。強い蝶ですね。

 

保育園の屋上では、羽をひらひらさせて優雅に飛ぶモンシロチョウやアゲハチョウをよく春から秋にかけて見かけますが、オオムラサキは、グライダーのように滑空します。羽ばたくときは、羽を「バタッバタッ」と大きな音を立てるので、小鳥と間違えられることもあるそうです。

 

埼玉県内では、嵐山町がオオムラサキの保護に力を入れています。保育園の1回目のサマーキャンプでは、嵐山町のオオムラサキの里を探検しました。

 

成虫としてオオムラサキが羽ばたくのは、6月から8月の間です。産卵後の幼虫は、サナギになるまでに5回脱皮をします。幼虫は、エノキの木の葉だけを食べるそうです。幼虫のままで越冬し、春に食欲が増した幼虫がどんどん大きくなって、夏に成虫になるという1年のサイクルです。紫色の鮮やかな羽を持つのはオスだけだそうです。

 

さて、どうして、冬なのにオオムラサキを見ることができたのか・・・日進コミュニティセンターの職員の一人がオオムラサキの保護活動をされていて、嵐山町から譲り受けた幼虫を飼育していました。室内で飼育していたので、季節の感覚がくるってしまったようで、11月17日に羽化したとのことです。

 

エサは、樹液ではなく、綿にカルピスを湿らせて与えています。良く吸うそうです。子どもたちも、オオムラサキを見て感動です。雑木林の中を舞う姿は、来年夏にサマーキャンプで見ることができればいいかなぁ~と思っています。

 

オオムラサキ・・・どうです・・・魅力が伝わりましたか。

2019年

11月

29日

異色の経歴

今日のクリスマス発表会の練習は、園児全員で踊る「パプリカ」を衣装を着てやってみました。この衣装は、各家庭で、古くなったTシャツにハサミを入れて、個性あふれる衣装を作ってもらいました。

 

見た目の完成度は、様々です。美容師のママのセンスはさすがです。しかし、姉が、弟のためにデザインしたシャツや、園児が自分で作りあげた作品は、大人の作品と比較すると見劣りするかもしれません。でも、職員は、この衣装が完成したストーリーを知っています。まさに、個性色々・・・それでいいのです。

 

さて、昨日のカンブリア宮殿で、元銀行マンが築地本願寺の僧侶として、宗務長となり改革を行っている姿がありました。

 

築地市場が移転する前に、築地をブラブラしたのですが、築地本願寺に何でカフェがあるの?と驚いたことを思い出しました。すべて、元銀行マン僧侶の改革です。

 

税金がかからない宗教法人である寺院は、黙っていてもお布施が入り儲かっているというのは、昔の話で、日本の家族のあり方が変わり、地方では過疎化が進み、今や、日本の半分以上の寺院が、年収300万未満だそうです。

 

築地本願寺も年々参拝客が減少し、じり貧状態でした。元銀行マン僧侶は、「企業も寺院も同じ。古いビジネスモデルでは生き残れない」と、ビジネス視点で、寺の改革を行ってきました。もちろん、古参の僧侶には「寺は金儲けをするところではない」と反発されます。

 

しかし、実績が目に見えてくると、反発が少なくなっていきます。そして、一般企業では当たり前の「顧客主義」を前面に打ち出して、築地本願寺を変えていったのです。

 

よく、「異色の経歴」という言葉が使われますが、案外、改革には、畑違いからの人物の方が大胆な改革が行われるのかもしれませんね。

 

保育園という業界も、子どもたちの成長を担うとともに、お客様である保護者への対応は「顧客主義」でなくてはいけません。待機児童が多い状況で、「子どもを預かってあげているんだ」と勘違いしている保育園も中にはあります。

 

民間企業出身の異色の経歴を持つ(笑)・・・おやじ園長は、「顧客主義」については、保育園でも当然という考えのもと、ブレないでやっていきます。

2019年

11月

28日

学校林に泊まる

今日はうれしいことがありました。卒園児の小学1年の女の子が、学校の持久走大会で、2位の大健闘です。学年で2番です。運動会の徒競走ではぶっちぎりの一番だったので、短距離と長距離の二刀流です。凄いことです。 

 

さて、彼女の通う小学校には、「学校林」があり、自然に恵まれた環境にあります。運動会へ園児を連れて応援に行った時には、この「学校林」で、木登りをして遊びました。

 

しかし、平成28年時点での調査では、全国の小中学校で、学校林があるのは、7%だそうです。都心部の学校では、ほぼゼロですね。

 

しかし、この学校林を上手く活かしきれていない学校がほとんどだそうです。そもそも学校林は、教育のためにできたものとは限らず、古くは木造校舎を建設する際の資材得ることや、学校林で育てた木を木材として収益を上げることを主な目的に設けられたところも多いそうです。

 

せっかくの自然環境ですので、子どもたちのために有効に活かしたいものです。

 

東京都多摩市にある豊ヶ丘小学校では、国士舘大学の研究機関の協力を得て、毎年、校地内にある学校林で2泊3日の宿泊体験を行っているそうです。

 

普段から学校林に慣れ親しんでいる児童も、日が落ちて真っ暗な中、たき火のまきを拾い集めます。各グループには大学生が付き添い、学校林にブルーシートで屋根などを張り、朝までビバーグ(緊急野営)を体験します。

 

子どもたちにとっては、いつも遊んでいる場所ですが、夜を過ごすことで、また違う景色を感じたことでしょう。今年は、50人以上が参加したそうですので、仲間との時間が子どもたちの成長につながったことが想像できます。

 

このように、学校にある資源を活用して、地域を巻き込んでの取組みが、全国に広がって欲しいですね。

2019年

11月

27日

子どもたちと共に生きる喜び

保育園には、来年4月に小学校の先生に復職するママがいます。1歳女の子が、保育園で様々なことを吸収しています。

 

ママの連絡ノートには、今までの環境は、母親と父親との生活が中心でしたが、保育園では、親以外の大人である先生たちとのかかわりが発生しました。また、異年齢の他の園児たちとの集団生活で、着実に成長しているというコメントがありました。

 

産休、育休前の教員としての仕事の中で、子どもたちが育っていく様をずっと見ていた経験からくるコメントだと思っています。

 

そんな、先生の仕事ですが、「多忙な仕事の代表」のようなレッテルを貼られて、若者の教員志望が減っているのが実態です。当り前ですが、仕事のやりがいと、忙しい、忙しくないは、全く別問題ですね。

 

今日は、若い世代に教員の仕事の良さを感じてもらおうと、現役の先生のコメントを集めました。

 

「私は、子どもたちに支えられています。子どもたちから元気をもらっているのです。われわれ教師は、子どもたちと支え合っているのです」

 

「子どもたち・・・とてもかわいいんです。かわいくて仕方ないんです」

 

「30年近く前に担任した教え子から、素敵なプレゼントをもらいました。ライターになっている子が『恩師』である私の本を書いてくれたのです。思いがけないプレゼントに、感動してしまいました・・・」

 

まだまだ、現役の先生のコメントは山ほどあるでしょうが、教師は、子どもたちと一緒に

生きているのです。「お互いに人として、共に生きている」と思えることが、教師としての生きがいであり、最高の喜びなのです。

 

生きがいは、仕事以外にたくさん見つけることができますが、仕事の中に生きがいがある人生は、楽しい人生ですね。若い世代にとって、魅力ある仕事だと私は思っています。

 

もちろん、保育園の仕事も、子どもたちと共に成長する実感と、その成長を共有する保護者とのかかわりが、私の喜びです。

2019年

11月

26日

数字の裏にある真実

今日の寺子屋は、クリスマスカタログを見ながら、「サンタクロースにお願いしたいおもちゃを選んで、その理由も一緒に発表してください」を行いました。カタログには、たくさんのおもちゃがあるので、子どもたちは大いに盛り上がったのですが、年長園児には、自分が選ぶおもちゃではなく、ペアを組んだ相方が選ぶおもちゃを考えて・・・が課題です。

 

年長にもなると、友だちの好きなことをちゃんと観察しているようで、マニアックな恐竜のおもちゃを選んだ子は「○○君は、クイズ王だしこだわりがあるので、仮面ライダーとか、みんなが選ぶようなものは欲しくないと思ったので、これにしました」と、なかなか的を得た答えです。

 

「○○君は、普段からポケモンが大好きで、ポケモンゴーもやってるから、このポケモンソードにしました」「○○ちゃんは、ローラースケートが得意でスポーツが大好きだから、このキックボードにしました」などなど、素晴らしい回答が続出です。

 

さて、中学校のいじめの公立と私立の比較を文科省の統計から見てみましょう。

 

いじめの認知数は、私立よりも公立で多いというデータが出ました。生徒1000人あたりの認知件数は、公立は31.5件ですが、私立は11.9件となっています。

 

この数字を見て、「お金はかかるけど、やっぱり、自分の子どもは、公立よりも私立を中学受験させた方がいい・・・だって、いじめのリスクが少ないから・・・」と考えたあなた。「ちょっと待った!」です。

 

公立中学校は、教育委員会の指導もあり、「学校にはいじめが必ずある」という前提で、いじめの把握には本腰が入っているのが、実態です。それに対して、私立中学校は、生徒募集に響くので「うちの学校にはいじめが多くある」なんて、決して言えませんね。

 

実際、私立校のいじめ対応には不満が多く、公立でいう教育委員会のような指導機関が必要だという声もあるそうです。少し、うがった見方かもしれませんが、私立校は、問題のある生徒は退学させればいいと考えている学校もあるかもしれません。人事異動もほとんどないことが、マンネリ化の根源になっているとも言われています。

 

私は、世界の共通語は、英語ではなく「数字」だと思っています。企業がプレゼンテーションを社内外で行うにも、数字によるデータの裏付けが必要不可欠ですね。「多い・少ない」という言葉は、人によって受け止め方はまちまちですが、100キロの体重といえば、誰もが巨漢をイメージすることができます。

 

しかし、このいじめの公私比較のように、裏側にある真実が隠れている数字が時にはあります。ここを私たちは、見落とさないようにしないといけませんね。難しいことかもしれませんが、真実は、必ず一つなのです。(どっかで聞いたセリフかな?)

2019年

11月

25日

親子でボランティア活動

屋上での「自転車に乗れたぞ!」ラッシュが続いています。先週、2歳8カ月の新記録が出てから、子どもたち同士の影響力が爆発しています。

 

今日も、4歳女の子、5歳男の子・・・そして、まだ寺子屋前の3歳男の子も自転車に乗れました。寺子屋園児19名中17名が乗り、園児全体でも20名が補助なし自転車に乗れるようになったのです。0歳児を含めた園児の半分が自転車クリアという凄いことになっています。

 

今日の3人も、自転車免許証を大切にノートにはさみ、おうちに帰ったら飾るそうです。3歳男の子のママは、「○○くんが自転車に乗れたよ・・・」とお迎えの時に話をすると、???のキョトン顔です。「えっ・・何ですって?自転車に乗れたんですか?」というリアクションです。(笑)

 

さて、この秋の台風や大雨で多くの被災地では、ボランティアが活躍しました。

 

茨城県古河市の中学校では、生徒会が呼び掛けて、親子でのボランティア募集に、50人ほどがすぐに集まり、栃木県佐野市で個人宅の床下から泥をすくい上げ、土のう袋に入れて屋外に運び出すなどの作業にあたったそうです。

 

中学生の参加を認めているボランティアセンターは、保護者の同伴を求めているところが多いそうです。この中学校は「私たち生徒だけでは受け入れてもらえないので、保護者同伴で、たくさんの人にボランティアに来てもらいたい」と生徒会が中心い動いたそうです。

 

子どもが中学生になると、なかなか親子一緒に行動することが少なくなってきます。私も、長女が中学生になると、家族のキャンプがなくなりました。長女抜きで、下の子二人を連れて、出かけるようになったものです。

 

中一の壁は、親子で出かけなくなることでもあるようです。しかし、中学生になれば、親の背中はより深く洞察することができるようになります。考えも深まりますね。そこで、ボランティア活動という行為を切っ掛けにして、共通の行動が取れるのも、親子関係の上でも大きなプラス要素ですね。

 

親子でのボランティア活動は、困っている人を助けることが大きな目的ですが、親子の絆が深まるという効果もあるようです。

2019年

11月

24日

日本一の長い廊下

長いというのは、何かと人々の心をとらえるようで、私も中学3年の修学旅行で見学した、京都「三十三間堂」は、日本一長いお堂を持つ寺院としても有名です。長さは120メートル・・・そこに、およそ1000体の仏像が並んでいます。千手観音をずっと眺めているだけでも飽きませんね。観音像の顔の表情は1つ1つ違っていて、三十三間堂には、必ず自分に似た顔があると言われています。探してみるのも楽しいですね。(笑)

 

川越の菓子屋横丁を歩いていると、杖の長さくらいの「長~いふ菓子」が売られています。食べづらいのに思わず買ってしまうお土産です。サービスエリアには、「長~いバウムクーヘン」が売られていました。味はともかく、話題性では付加価値100点です。

 

四国は愛媛県に、1988年まで現役で活躍していた、宇和島小学校の長い廊下が今でも保存されているそうです。「日本一長い木造校舎の廊下」だそうです。

 

12の教室を結ぶ木造校舎は、長さ109メートルもあるそうです。100メートル走もできますね。今、学校の先生がやると「体罰」とされてしまうのでしょうが、私が小学生の頃に当たり前に行われていた「廊下に立ってなさい!」が、12クラスで行われれば、廊下にはざっと数十人の子どもたちが並ぶことになりますね。(笑)

 

さて、この日本一長い木造校舎の廊下では、毎年小学校低学年から大人まで、10クラスで100メートルの雑巾がけレースが行われているそうです。今年も10月に行われて、17秒38の新記録で26歳の男性が総合優勝したそうです。なかなか速いタイムですね。

 

保育園でも、雨で屋上遊びができない時は、教室内のミニ運動会となり、雑巾がけレースは定番種目です。いつか100メートルに、子どもたちを挑戦させたいですね。(笑)

 

学校の廊下には、子どもたちの様々な思いが詰まっているようで、とても大切な場所のような気がします。私も、休み時間には、廊下でほうきをバットにして、よく野球をやっていました。

 

最後に・・・長いものに郷愁を感じるのはいいですが、「長い物には巻かれろ」というのは、子どもたちには教えたくないですね。(笑)

2019年

11月

23日

ポリぶくろ、1まい、すてた

今日は、アフリカでの実話をもとに語られた、「ポリふくろ、1まい、すてた」という絵本の話です。

 

アイサトさんは、ヤシの葉で編んだカゴを頭に乗せて、そこに果物を入れて歩いています。村の近くまで来たところで、カゴが壊れて果物が転がり落ちます。そして、初めて見るポリ袋を見つけ、詰め替えて帰りました。

 

家に帰ると、おばあさんが町ではこの袋が増えているので困っていると言います。

 

ある日、アイサトさんは、袋を振り上げると、破れて中のものが飛び出し、新しい袋に詰め替え、破れた袋は捨てます。ある時、村のヤギが袋を食べて死にます。これを機に、アイサトさんはごみを減らすために友人と一緒に袋を洗い、ヒモにして財布を作って売り、その資金でヤギを買います。

 

海底一万メートルの深海からプラスティックごみが見つかったという報道がありました。様々な企業が、ビニール製のストローを廃止・・・紙袋に変更・・・といった、企業アピールも兼ねた対策を行うようになり、プラスティックごみのリサイクル運動への関心がますます高まっています。

 

しかし、子どもたちには、リサイクルが・・・と、説明を始めても???となってしまいますね。この絵本は、そんなリサイクルのことを子どもたちに伝えるには分かりやすいですね。

 

絵本は、アフリカの小国ガンビアで、プラスティックごみのリサイクル運動に実際に取り組んだ若い女性の実話がベースです。私たちもできる取り組みというのが、大事ですね。

 

「地球環境を守る」と大義名分をかざして、子どもたちに「○○しよう」と教えるよりも、私たち大人たちが、「素敵な生き方」として、ゴミとの付き合い方や買い物の仕方・・・などなど、生活を通じて、子どもたちに伝えることが大切なような気がします。

 

最近の素敵な「買い物の仕方」は、棚の奧から日付けの新しい商品を選ぶのではなく、すぐに食べるのなら、手前の商品から選ぶ・・・食品ロスを出さない取組みですね。

2019年

11月

22日

学校「カフェ」

クリスマス発表会の演目で、園児全員で「パプリカ」を踊ります。小学校の運動会でも、低学年のダンスになっていることが多かったですね。ただし、運動会の場合は、どうしても体操着がベースになるので、衣装としては、地味です。

 

そこで、クリスマス発表会では、統一の衣装ではなく、子どもたちそれぞれが、Tシャツなどにハサミで切込みを入れて、オリジナルシャツを保護者に作ってもらうことにしました。「個性いろいろ」で楽しみます。

 

小学生のお姉ちゃんがデザインしたシャツがあったり、美容師のママは、切込みを結んで、センスを感じる素敵なシャツが完成です。ネックレスなどのワンポイントは、子どもたちが寺子屋の時間などに作成します。

 

「パプリカ」を歌うフ―リンのメンバーに負けないくらい、素敵な衣装になるでしょう。ダンスの方は、今、本番でも大丈夫なくらいに完成しています。(笑)

 

さて、東京の西東京市では、9校ある公立中学校のうち、7校で「学校カフェ」があるそうです。

 

放課後は、部活や塾で忙しく、ネット上でも対人関係に気を使う中学生たちが休める場所を校内につくりたい・・・がきっかけで、今から4年前に一校目ができたそうです。

 

運営をしているのは、各校のPTAや民生委員、社会福祉協議会など、学校ごとに人数も構成比率も実施頻度も様々だそうです。カフェで提供するコーヒーや乳酸菌飲料はフードバンクからの提供や市からの助成金で賄っているとのこと。

 

そして、実際に使用する生徒は、多い時には200人にもなるそうです。「カフェには毎回来ている。ここは普段遊ばない人とも交流できる場所。スタッフとも談笑をする。スタッフとは、地域のイベントで会った時にもあいさつするようになった」とある生徒は話します。

 

カフェでは、生徒同士だけでなく、地域の大人とも関わります。親や教員以外と交流することで、子どもたちは、圧倒的に視野が広がります。大人になるまでの大事な経験になりますね。地域の大人たちも、子どもたちと触れ合うことで、生きる楽しさを感じているのかもしれません。

 

学校の役割は、今後どんどん多様化していくのです。

2019年

11月

21日

生徒会活動

今日も屋上では、自転車の練習が活発に行われています。まだ寺子屋前の3歳女の子は、マイヘルメットを持ってきました。「このヘルメットをかぶって練習するの・・・」とやる気満々です。

 

ストライダーをスイスイ乗りこなすので、「自転車やってみるかい?」と誘ってみると、少しためらいます。昨日、自転車の練習で、スタートで転んでしまった事が、恐怖体験として残っているようです。こんな時は、本人のやる気を待つだけです。自転車に乗れるようになるのも、そんなに簡単ではありません。

 

さて、中学生になると、生徒会活動がありますね。学校によって、様々でしょうが、私の子どもたちが通った中学校では、中学2年生が生徒会長として、毎年2人以上が立候補します。当然選挙となるのですが、候補者は、きちんと選挙活動をし、「○○をして学校を盛り上げますので、私に一票を・・・」みたいな演説もあるそうです。

 

ある中学校は、生徒会役員が、生徒の悩み相談に応じるカードを生徒に配布するなど、自主性を重んじた活動を続けています。月1回の朝礼も、整列から終了まで生徒だけで運営するそうです。始業式や卒業式では、校長挨拶だけでなく、生徒会長挨拶も行われます。

 

また、ある中学校では、11月に行われるマラソン大会をより良い大会にするにはどうするか・・・ を生徒会が中心となり、生徒全員が班ごとに分かれて意見を交わします。

 

「メッセージが書かれたゴールテープを作る」「コースの掃除をする」「地域の人が提供してくれる食事の後片付けを手伝う」などの意見が出てきます。「議論を通じて、案がどんどん良くなっていくのが面白い」とある生徒が言います。

 

生徒会活動などの特別活動は、個人の勉強と違って集団でなければできない活動です。1つの目標に向かって、みんなで議論をし、合意形成を図ることは、将来社会に出た後も大いに役に立つ経験であることは言うまでもありませんね。

 

中学生になれば、生徒に任せて、生徒が主体の活動がどんどん広がっていきます。そんな、中学校が増えていくとうれしいですね。

2019年

11月

20日

「いいこと」探し

昨日、2歳8カ月の「自転車に乗れた」新記録は、多くの園児たちに影響を与えています。今日も、5歳男の子と4歳女の子が、自転車免許証を交付されました。これで、17名の園児が自転車に乗れることになりました。なかなか凄いことですが、子ども同士の影響力が、大きな要因です。

 

子どもたちの「いいこと」探しをしようという考えは、どこの幼児保育施設でも、昔から言いつくされたことではあります。しかし、それには、私たち大人たちが、前向きでポジティブな姿勢が大切であることは言うまでもありません。

 

先日の台風19号で、多くの保育園が被災しました。ある保育園も、建物には浸水した跡が残り、園庭には粘土質の泥があふれています。片付けもなかなか進まない状況です。そんな状況でも、その保育園の園長は「今もこうして生きていられるのは、運が良かった。これを機会に保育環境を変えるんだ」と前向きな姿勢だそうです。

 

社会において、組織のリーダーは、前向きな姿勢でないと、周りの人がやる気をなくしてしまいますね。

 

1つの例ですが、「最近の保護者はどうですか」と質問をしたところ、「最近の親はなれなれしい」と保育園の職員が答えたそうです。そこで、「最近の保護者のいいところはどこですか」と質問を変えたところ、答えが「フレンドリー」となったそうです。

 

「なれなれしい」も「フレンドリー」同じことですが、フレンドリーの方が、ポジティブな印象になりますね。保育園の職員は、保護者に対しても「いいこと」探しが大切なのです。

 

ポジティブシンキング・・・常に、そうありたいですね。その方が、人生はたぶん楽しいかな~

2019年

11月

19日

新記録達成!2歳8カ月

今日は、保育園ホワイトきゃんばすで6年ぶりに記録が更新されました。2歳8カ月の新記録とは、補助なし自転車に乗れた年齢です。

 

昨日までの記録は、2歳10カ月です。これを達成した男の子は、今は小学校3年生になっています。しばらく、この記録は抜けないかなぁ~と思っていましたが、本日、男の子が快挙を達成です。

 

週末に、パパママの猛特訓が行われたそうですが、今日は、100メートルは乗り続けることができました。屋上は、職員と園児たちで大盛り上がりです。さらに、つられる様に、3歳男の子、3歳女の子の2名も、2歳男の子の影響で、あと一歩の勇気を絞り出し、自転車に乗ることができました。保育園での子ども同士の影響力が発揮されたシーンです。1日で、3人の園児の自転車クリアは、初めてのことです。

 

さっそく、ホワイトきゃんばす名物の「自転車免許証」を交付しました。たった1枚の免許証・・・実社会では、まったく効力をもたない免許証ですが、子どもたちは、大切にしてくれます。給食タイムは、自転車免許証をどこに置いている?の話で、子どもたちは盛り上がっていました。「テーブルの上にいつも置いてる」「冷蔵庫にマグネットで貼ってる」「宝物箱にしまっている・・・」という会話が続いていました。うれしいですね。

 

こうなると、寺子屋園児全員が自転車に乗れるように・・・という思いが園長の心に浮かんでしまいました。19名の3、4、5歳児の寺子屋園児のうち、すでに13名が自転車に乗れます。寺子屋前の園児2名を合わせると15名が自転車クリアです。

 

あと寺子屋園児6人・・・もちろん、自転車に乗れないことは悪いことでもありませんし、園長が強要するものでもありません。本人の気持ちがどうなのかが大切なことです。

 

今日の寺子屋の時間は、自転車教室にしたのですが、まだ乗れない4人に聞きました。「自転車に乗れるようになりたいかい?乗りたくなかったら、いやだと言ってね」すると、全員が目を輝かせて「乗れるようになりたい!練習する!」と言ってくれました。

 

ここからが大切です。今日は、乗れる園児12人が、みんなで教え合いながら4人をフォローしました。園長は、「がんばれ!」の声を掛け、見守るだけです。

 

4人は、今まで、自分から自転車の練習をすることがなかったので、今日は、ストライダーでバランス感覚を身につけ、補助付き自転車でペダルをこぐ感覚をマスターします。ストライダーで先導し、コツを教えたり、「ペダルをもっと速く・・・足をまわして!下を向かない・・・前を見て走って!」と子どもたち同士で、声を出しています。

 

私は、学び合いならぬ、自転車の教え合いの光景を見ているだけで、うれしい気分に浸っていました。これぞ、チームワークです。

 

自転車に乗れる乗れないは、大きな問題ではありません。こうして、自転車を通じてチームワークが生まれることが、とても大事なのです。本当に、寺子屋園児全員が乗れるようになる気がします。

2019年

11月

18日

日本ならではの保育

日本の野球が、再び世界一になりました。昨日は、久々に、プレーボールからゲームセットまで、じっくりと、日本対韓国の決勝戦を満喫しました。いい試合でしたね。10年前の世界一は、第2回WBCです。イチロー選手の劇的なヒットが今でも印象に残ります。

 

私の世代の少年時代は、毎日巨人戦のテレビ中継があり、子どものスポーツの選択肢は、断トツで野球でした。私も、野球小僧でした。後楽園球場の試合で、中日や阪神、広島が宿泊するホテルに行って、選手のサインをもらったりもしました。私が小学生の時に、当時新人だった中日ドラゴンズの田尾選手にサインをもらったことを今でも覚えています。王選手の756号世界記録も後楽園球場で観戦しました。

 

ところが、様々なスポーツが楽しまれる時代となり、野球以外のスポーツのプロ化が進みました。先日は、ラグビーワールドカップで日本中が盛り上がり、野球のプレミア12は、少し寂しいスタートでしたね。

 

しかし、昨日の試合を見れば、子どもたちが「野球をやりたい!」と思ってくれるでしょう。野球少年だった私は、ニンマリしているのです。(笑)

 

さて、OECDの2018年国際幼児教育調査では、日本ならではの保育結果が示されました。「子どもの言語、基本的な読み書き能力、数的能力を伸ばす取組みは?」について、多くの国が「歌やリズム遊びをする」だったのに対し、日本は「子どもの目線に合わせる」「子どもたちが互いに話すように促す」という保育者の意見でした。

 

これは、保育者が子どもに何かを教えるというよりも、子ども中心の保育哲学が日本では大切にされていると言えます。

 

また、「子どもの社会情緒の発達を促す取組みは?」では、多くが「子どもたちが互いに助け合うよう促す」に対して、日本は「子どもの遊びに加わりながら楽しむ」だそうです。

 

これは、子どもたちが遊びを楽しむには、保育者も共に楽しむことが大切であるという考え方が、根底にあるのかもしれません。

 

それぞれの国で、それぞれの保育が行われているのですが、日本の保育は、子どもたちの遊びを大切にし、そこに保育者が寄り添っているという感じですね。

 

ホワイトきゃんばすでは、子どもたちが社会に出てからの姿を見据えていますので、時には激!や喝!が入りますが、いつも子どもたちの笑顔であふれています。(笑)

2019年

11月

17日

木を見て、森も見る

「離れて見る森は、全体が緑で覆われて、太陽が照れば明るくなり、風が吹けば同じ方向になびいてている。しかし、森の中に入って見ると、木の1本1本の様子が全然違っている。空に向かって真っすぐに伸び、太陽の光を浴びてきらきら光っている木もあれば、立派に成長している木の間に埋もれるように立ち、あまり光が当たらない場所で、ひっそりと生きている木もある。風が吹いた時の揺れ方もみんな違う」と、ある校長先生は言います。まったく、おっしゃる通りです。

 

10月に行われた、保育園の運動会・・・「みんな頑張ったね!」と、「みんな」という言葉で集団に語り掛けます。しかし、そこには、一人一人の、練習からのストーリーに目を向ける必要があります。

 

「練習では、一度も勝てなかったけど本番では勝つことができたね」だったり、組体操では、ピラミッド全員成功は、何十回もやった練習では一度もできなかったことでした。そんな、一人一人の姿をきちんと理解しながら、全体での「頑張った」も同時に大切なのです。

 

「みんなで頑張った」という経験は、仲間と協力してチームワークを作り上げたという貴重な経験であり、数値化されない、非認知能力でもありますね。

 

そして、今、まさにクリスマス発表会に向けた練習を行っています。「練習が終わらないと、屋上で遊べないぞ!」と子どもたちに激を飛ばしながら、ホワイトきゃんばすでは数少ない「一斉保育」状況になっています。

 

運動会やクリスマス発表会の練習は、ガチガチの一斉保育で、屋上遊びに見られるような「見守り保育」ではなくなります。その中で、子どもたち一人一人の動きと同時に、全体のバランスも一緒に見ることになります。

 

「木を見て、森も見る」まるで、二兎を追うような感じですが、クリスマス発表に向けて、両方大事なのです。

2019年

11月

16日

寄付金の増加

今日も来年度入園希望で、パパママと1歳女の子が見学に来ました。卒園児の小学生が、在園児に遊びを教えているシーンに、驚いています。0歳児から3年生まで9学年のタテの関係です。

 

そんな小学生は、クラスでの人間関係の話をしてくれます。「○○くんは、勉強ができるので、算数を教えてもらってるんだ・・・」「〇〇ちゃんは、ぶりっ子で、先生の前ではいい子になるの・・・私は苦手だなぁ~」といった感じです。私は、ニコニコしながら「そうなんだ~」とずっと聞き役になります。

 

私の次女が小学生の時に、小さい時によく遊んでいた子と全く遊ばなくなったので、「最近○○ちゃんと遊ばなくなったんじゃないの?」と聞くと、「だって、ぶりっ子だから嫌になっちゃった」と言った時と、松田聖子さんのデビュー当時以来、この「ぶりっ子」という言葉を聞きました。(笑)

 

さて、今日は寄付金の話です。

 

一世帯当たりの寄付金の年間支出金額は、平成22年までは、3000円前後で推移していましたが、平成30年には、4506円までに上がっているそうです。助け合いのスプリットが寄付金の額に出るのであれば、日本人の「助け合い精神」がアップしているのかもしれません。

 

地震、台風などの天災への金銭的な支援が確実に増えているのでしょうし、パソコンやスマホでネット募金やクラウドファンディングに善意を寄せていることも大きいようです。

 

年齢別に見ると、寄付金の支出額が増えているのは30~50代のネットを頻繁に活用する世代です。30代では、10年間で6倍以上の伸びです。もちろん、返礼品目当てのふるさと納税も含まれています。

 

今後、この日本人の善意が、右肩上がりにアップしていくのであれば、学校の教育実践や研究に多くの寄付が集められるようになって欲しいですね。小学校、中学校の予算は、現状維持か減らされる傾向にあります。PTAの繰り越し余剰金が、部活動の費用などに充てられるのが実態でもあります。

 

「うちの小学校は・・・子どもたちのためにこんなことをやります!」とクラウドファンディングでアピールする時代になってくるのかもしれません。

2019年

11月

15日

教科書のない特別活動

千葉県八千代市立大和田小学校5年3組の学級会・・・テーマは「学級の文化祭をやろう」です。

 

黒板には、「合奏」「ダンス」「クイズ」など、子どもたちが出し合った案が、短冊に書かれて貼られています。児童が次々に手を挙げ、どの案がいいか、理由とともに発言します。司会の児童が合意を求め、縄跳び、劇など、他の出し物も次々に決まっていきます。

 

担任の先生が口を開いたのは、最初と最後と事前になかった案が出され、黒板記録が間に合わなかった時だけだそうです。「自分たちで決めると、頑張ろうという気持ちになる」と児童の一人が言います。

 

実は、かつて、この小学校は、子どもたちの規律意識が低く、欠席も多かったそうです。そこから、改革がスタートしました。具体的には、①意見を「出し合う」②根拠を示しながら「比べ合う」③少数意見を生かしながら意見を「まとめる」という3段階の討議法を学校全体で徹底し、話し合いの充実を図ったそうです。

 

こうして、話し合いを充実させ、みんなで決めて実践するようになると、子ども同士が仲良くなり、自分たちだけで自発的に動くようになったといいます。

 

大人になった私たちは、いつも感じていますが「折り合うこと」は、人と人のコミュニケーションには、とても重要と分かっていますが、難しいことです。この小学校で行っていることは、子どもたちが社会に出てから通用することでもあります。

 

今では、大和田小学校の校内授業研究に全国の学校から参加があるそうです。そして、この小学校出身の子どもたちが進学した中学校では、学級会を積極的にリードする姿が多く見られるそうです。

 

異年齢保育で鍛えられた、ホワイトきゃんばすの卒園児たちが、小学校でクラスを取りまとめたり、人前で積極的に発言する姿を多く見ますが、大和田小学校の卒業生は、大人になってもきっと活躍するのでしょう。

 

このような取組みが、ますます増えてくことを期待したいですね。

2019年

11月

14日

しゅくだいカフェ

今日は、埼玉県民の日です。埼玉県内のほとんどの学校がお休みですので、卒園児の小学生が4人登園してきました。小学校3年生から0歳児までの9学年の縦割りでの学び合いです。子どもたち同士での刺激がいつもよりも強くなります。いい感じです。

 

さて、大阪市内に「しゅくだいカフェ」という居場所ができたそうです。一人世帯、共稼ぎ世帯を念頭に置いて、保護者が帰宅する前に宿題を終わらせておいて、家族だんらんの時間がふえるように・・・というねらいです。

 

たいがい、宿題を終わらせていないと、ママの「早くしなさい!」こうげきで、保護者自身も子どもも不機嫌になるというのが、よくある光景ですね。(笑)

 

この「しゅくだいカフェ」には、主に2校の小学校から350人ほどの児童がやってくるそうです。多いですね。

 

ここには、しゅくだいカフェのオーナーやボランティアの大人がいるそうです。「親でも先生でもない第三の大人の存在」は、まさに、子どもたちの「駆け込める場所」であり「安心して過ごせる居場所」になるのです。宿題をきちんと終わらせることよりも、大きな意味がありますね。

 

無料で学べる環境ですが、併設する学習塾とクリーニング事業とサポーターからの資金提供で、テナント料と光熱費を賄っているそうです。

 

埼玉県民の日に、わざわざ保育園に来てくれる卒園児は、ホワイトきゃんばすが大切な居場所になっているのですが、子どもたちにとって、様々な居場所ができることは、とてもうれしいことですね。

2019年

11月

13日

「出る杭」を支える

昨日のさいたま市保育園「実践報告会」では、ありがちですが、課題を話し合い、今後どうしていくかという大事な結論で、「今後もさらに子どもに寄り添った保育をしていきたい」「保育園でできることや強みを具体的にあげて、明日からの保育につなげていきたい」というまとめです。

 

子どもに寄り添う保育って、あなたの保育園ではどうするの?

この発表で、具体的な策を報告するんじゃないの?これから対策を立てるって、何なの?と、私でなくても、会場の人たちは悶々としています。

 

そこで、総評をしていただいた玉川大学の教授が、「今後の課題」ということで、発表園の報告内容へ苦言を呈します。今までの総評では、「素晴らしい発表でした」で終ることが多かったのですが、昨日は、スッキリです。

 

この保育実践報告会を通じて、様々な情報を共有し、さいたま市の保育の質を上げる目的があるのですから、当然、「素晴らしい発表でした」だけでは前に進みませんね。

 

さて、私が新入社員の頃には、「いいか・・・新人があんまり目立つんじゃないぞ・・・出る杭は打たれるって言うだろ。上手や先輩をたてるんだぞ・・・」といったアドバイスをよくもらったものです。

 

学校教育も、できるだけ、みんなと同じである事が求められ、人と違うことが悪いことのように考える風潮が大きかったことは否めませんね。

 

時代が変わり、「出る杭が打たれるのではなく、個人の個性が強みに変換され、多様な価値が許容される仕組みが重要であり、出る杭が次々と育ち、成長していく仕組みが求められている」という考えが、どちらかというと主流になっています。

 

しかし、いじめに見られる仲間はずれや集団で無視をされる行為は、異質なものを排除する気持ちの具現化とも言われています。まだまだ、日本には、社会でも学校でも「出る杭は打たれる」という風潮が残っているのが現実です。

 

しかしながら、少しずつ、「出る杭」育成の動きが、学校においても生まれ始めています。起業家育成教育を積極的に行う大学や、先進的な理系教育を実施する高校では、学習指導要領によらないカリキュラムの導入も進んでいるそうです。

 

私たち大人は、「出る杭」を支える土壌が、これからは必要になることは、理屈では分かっています。しかし、みんなと違う子どもをなぜか、同じにしたがります。

 

これは、大人の意識改革・・・「個性いろいろ」「出る杭大いに歓迎」をもっと、受け入れる度量が試されているのです。あなたは、どうですか。

2019年

11月

12日

働く女性と出生率

今日も着々と秘密基地の作業が行われていました。シンボルツリーの装飾が進んでいます。そして、ファームでは、玉ねぎの苗を植えました。5歳と4歳の女子二人が、「私たちで全部植えるから大丈夫よ・・・」なんて言いながら、ほとんど二人でざっと80本分を仕上げました。この二人は、植付けや種まき、収穫まですべてに積極的に手伝ってくれる、農業女子です。(笑)

 

先月の台風被害の影響で、玉ねぎの苗も、ホームセンターなどへの入荷が遅れています。家庭菜園をされている方は、玉ねぎは定番中の定番です。昨日は、近くのホームセンターの閉店前に、最後の5袋が残っているだけでした。

 

玉ねぎの収穫は春になりますが、保育園の入口に収穫した玉ねぎを吊り下げて、給食で使うのが、毎年の絵になっています。

 

また、3歳男の子が、「大変だ!」と、カメ池から脱走したクサガメが屋上を歩いているのを発見しました。彼は、高さ2メートルのフェンスをカメがよじ登って逃げたという主張を曲げません。(本当にそうかもしれませんが・・・) 

 

さて、今日の話は、働く女性の出生率の話です。なんとなく「働く女性が増えると出生率が下がる」という イメージを私たちは持ってしまいます。「働いているので、十分な子育てができないので・・・」というところでしょうか。

 

しかし、東京23区のデータを見ると、結果は逆です。女性のフルタイム就業率が高い区ほど、出生率が高い傾向にあります。(平成27年東京都統計年鑑より)

 

つまり、女性が仕事をするということは、働くこと、子育て、その他の時間などを上手にシェアしなければまわりません。

 

あくまでも仮説ですが、結婚、就業、子育てなど、自分のライフスタイルをきちんと計画的に立てられる人が、結果的に、出産という人生の大きなビジョンをも、人生設計の中で、きちんとクリアされているのでしょう。

 

仕事をしていることで、子育てのストレスを上手に発散し、子育てをしている時間には、仕事のことを忘れ、時に、自分一人だけの時間を作ることができる・・・

 

そんな、女性がこれからは、ますます増えていくのかも知れませんね。

2019年

11月

11日

小学生の宿題を変える

今日は、年長5歳の男の子が中心となって、秘密基地を屋上に作り始めました。実は、園長も子どもたちと秘密基地を作るビジョンを持っていたのですが、子どもたちが先に動いていました。

 

毎日少しずつ進んでいくようなので、あまり手出し口出しをしないように、見守っていきたいと思っておます。

 

今日は、小学生の夏休みや冬休みに出される宿題について、ふとある考えが浮かびました。長期休暇中の宿題は、自由研究はあるものの、ほとんどが「○○をしなさい」という、やらされ仕事になっています。

 

これを「自分で考えて自分で答えを出す宿題」に変えてみるのはどうでしょう。

①夏休み(冬休み)の過ごし方計画を自分で立てる

②自由研究だけでなく、すべての宿題や研究課題は、自分で決める

③子どもが決めた計画については、担任と「どうしてこれをするのか?」すり合わせる

④評価するが、大切なのは、計画に対してどうだったか?

⑤次回(冬休み・来年夏)に向けて、改善策を話し合う。

(アクティブラーニングをして、子どもたちで議論してもいいですね・・・)

 

どうですか・・・膨大な「やっつけ宿題」よりも、少なくてもいいから、自分でプランを出して、実践し、できた結果を次につなげる宿題に変えるだけで、自分で考えて自分で答えを出す宿題になりますね。小学校高学年なら十分に可能です。

 

これは、大人のビジネスで活用されている「PDCAサイクル」と全く同じです。

 

子どもたちが社会に出れば、指示されたことをこなすだけでは、立派な社会人としては認められませんね。計画的な仕事が当たり前になり、途中で修正を加え、結果をクリティークをして、改善策を考え次の手を打つ。もちろん、他人の成功例やプロセスも参考にし、時には盗む。

 

小学生のうちから、日本に残る「昔ながらの宿題」の慣習をそろそろ、これからの時代に合った、社会に出てから通用するアプローチに変える時期に来たようです。

2019年

11月

10日

イエスタディ

保育園では、子どもの曲だけでなく、クラシックもポップも流れます。あの「ビートルズ」も園長の趣味で、頻繁に流れます。(笑)

 

保育園の子どもたちは、もちろん「ビートルズ」というグループは知りません。園長が「ジャンにポールにリンゴスター、ジョージハリソン」と言っても「???」の顔をします。しかし、ビートルズの曲は、かなり刷りこまれています。イエスタデーもレットイットビーも曲の素晴らしさはよく知っています。

 

昨日、保育園が終わって、映画「イエスタディ」をみました。

 

売れないミュージシャンが、突如「ビートルズ」を自分以外に誰も知らない世界に入り込みます。そこからの彼の活躍がビートルズの名曲と共に綴られる作品です。

 

ビートルズへのリスペクト・・・真面目に「愛」とは?・・・自分に正直に生きる・・・ビートルズをよく知るファンにはたまらないジョーク・・・どれをとっても、観終わった時に、たまらなく幸せな気持ちになれる作品です。

 

この作品の監督は、この映画を「ビートルズに贈るラブレター」と言っています。しかし、ビートルズファンへのラブレターでもあり、ビートルズを知らない若い世代への様々なメッセージでもあります。

 

実際に、ポールマッカートニーは、変装して妻と、この映画をお忍びで観たそうです。「イエスタディは、ポールマッカートニーの素晴らしい作品・・・」のくだりでは、映画館で照れ笑いをしてしまったそうです。

 

また、ミュージシャンにならずに船乗りになったという設定で、78歳のジョンレノンが登場するシーンがあります。まるでジョンレノン本人がそのまま年を重ねて出演したような錯覚に陥ります。ジョンレノンのファンなら、涙が出るほどうれしいシーンでしょう。

 

さて、最後に質問です。本当に、自分以外にビートルズを知る人がいなかったら、あなたが最初に演奏するビートルズの曲は何ですか?

 

う~ん・・・これは、迷いますね。

 

おやじ園長は、子どもたちに「ザ・ロング・アンド・ワインデイング・ロード」を贈ります。この曲は、ビートルズ解散前の道が見えない、メンバーが疲れきった状況をポールが作曲し、ジョンが作詞した作品です。どちらかというと、悲しい曲です。

 

子どもたちには、「これからの君たちの人生は、長くて、途中曲がりくねった、決して平たんな道ばかりではないけど、自分の足で、しっかりと歩いて、自分の人生を切り開いていくんだぞ!」というエールなのです。

 

あなたの1曲は何ですか・・・ビートルズは、なかなかこれ1曲が選べないですね。

2019年

11月

09日

幼児のアクティブラーニング

今日の園長の課外授業は、「西区ふれあいまつり」です。保育園に近い三橋総合公園で行われる地域の祭りに行ってきました。

 

子どもたちの「楽しかった!」は、ミニ新幹線(E5系はやぶさ号)に乗車したことと、大宮アルディージャコーナーでのビッグアドバルーンです。よく、遊園地のイベントで見られる、空気で膨らんだ恐竜の中で、飛んだり跳ねたりするコーナーです。

 

水風船やシールをもらったりしながら、楽しんだ子どもたちですが、小学生から高校生までのジュニアダンスチームのパフォーマンスに、釘付けになりました。ダンスだけでなく、衣装もメイクもバッチリなので、憧れの存在に思えたのでしょうね。本物のパフォーマンスは、是非とも子どもたちに見せたいですね。

 

さて、最近注目されている「アクティブラーニング」ですが、来年度から、小学校で始まる新しい学習指導要領で実践されます。

 

「変化の激しい時代、指示待ちではなく、自分で考え、新しいアイデアを出せる人材が求められます。そこで、先生が黒板の前に立ち、一方的に教える従来の教育法ではない、子どもたちが主体の授業」という考え方です。

 

最近は、幼児期から、このアクティブラーニングをうたうスクールが増えているそうです。

 

アクティブラーニングをアートで実践する絵画教室では、「○○を描きましょう」ではなく、子どもの「やりたい」を発見させて、自分で考えてアイデアを作品にするというアプローチだそうです。

 

オンラインを活用し、様々な分野で子どもの「楽しみながら考える」という取組みは、もはや珍しい事ではありません。

 

色々なスクールが出てきていますが、「自分で考えて自分で答えを出せる」子どもに育てるのは、親やまわりの大人の声かけが一番大切です。

 

「何がしたい?」「失敗してもいいから自分でやってごらん」「どうしてだと思う?」「調べてみようか・・・調べたらママにも教えてね」

 

こんな、些細な声かけが、子どもにとっては「魔法の言葉」になるのです。

2019年

11月

08日

子どもの素敵な写真から「10の姿」

昨日、ファームの大根を間引いた「大根の葉」をお土産に持って帰った5歳男の子。おうちでママが実験をしてくれました。しおれた葉を水につけると・・・あれっ!葉っぱがピンとしたのです。水分を含んだ葉が、元気になったのです。うれしい実験ですね。

 

さて、昨日のさいたま市保育園「実践報告会」で、針ヶ谷保育園の発表が、とても素晴らしかったので紹介します。

 

担任が、「子どもたちの素敵」を写真を撮り、持ち寄ります。その写真を見ながら、幼児期の終わりまでに育って欲しい「10の姿」に落とし込み、職員同士で共有し、保育の質の向上につなげるという内容です。

 

ご存知のように、保育園は厚生労働省、幼稚園は文部科学省、子ども園は内閣府というように、管轄が分かれています。いわゆる縦割り行政と言われるものです。

 

これが、2018年度の改定で、「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」という具体的な内容で、共通の項目として設定されたのです。保育園、幼稚園業界としては、これは、画期的なことなのです。

 

「10の姿って何?」と思う方もいるでしょうから、確認しておきます。

①健康な心と体

②自立心

③協同性

④道徳性・規範意識の芽生え

⑤社会生活との関わり

⑥思考力の芽生え

⑦自然との関わり・生命尊重

⑧数量・図形、文字等への関心・感覚

⑨言葉による伝え合い

⑩豊かな感性と表現

 

もうお気づきですね。この10の姿は、幼児期だけでなく、小学校、中学校、高校、もっと言えば、私たち大人にとっても、とても大切な行動指針となります。保育所保育指針にも幼稚園教育要領にも、幼児期で完成されるものでなく、小学校への引継ぎ事項として、子どもたちの成長を見守る必要があるとうたっています。

 

こんな意義ある発表のあとは、ついつい意見をしてしまうおやじ園長です。

 

年明けに、卒園する年長園児が就学する小学校で、「保幼小連絡協議会」が行われます。目的は、園児を小学校へ送り出す前の引継ぎミーティングです。ホワイトきゃんばすは、卒園児の人数が少ないので、一人一人の「10の姿で成長を感じた内容(できたできないの評価ではない)」「直近1年間の毎月の成長記」を小学校に提出しながら、引継ぎをしています。

 

現実には、多くの幼稚園も保育園も「○○君の家庭は○○」「○○家と○○家は仲が悪いので、一緒のクラスにはしないでください」といった、ネガティブ情報の交換会となっています。小学校も、クレームのリスクを回避するために、この情報は必要なのです。

 

これからの、小学校との引継ぎに、あらたに子ども一人一人の「10の姿」を加えることで、子どもたちの成長の本質についての引継ぎができるのです。

 

針ヶ谷保育園には、是非、この素晴らしい記録を保幼小連絡協議会に反映させてくださいとお願いをしました。

 

総評を行った、東京家政大学の教授も、「10の姿」は素晴らしい内容なのに、これを活かしきれていない・・・と、私の発言に喰いついていただきました。

 

そして、忘れてはいけないのが、「10の姿」の保護者との情報共有です。9月に行った個人面談で、保護者が感じる我が子の「10の姿」と保育園で見られる「10の姿」のすり合わせをする機会を設けましたが、まだまだ不十分であると思っています。

 

ということで、昨日は、針ヶ谷保育園の発表をきっかけに、参加した多くの保育者が、それぞれ「10の姿」を自分の保育にどうつなげていくかを考える時間になりました。充実した保育研修となりました。

2019年

11月

07日

年末年始に食品ロス削減

屋上では、子どもたちは様々な遊びを楽しんでいますが、自転車に乗れるようになると、今度は、ローラーステートをマスターしたいという欲がわいてくるようです。

 

年長園児2名が、毎日のようにローラースケートの練習に励み、それに影響されて、今日は、新たに3名の園児が挑戦しました。ローラースケートの練習は、転ぶ練習から始めるのがセオリーですが、子どもたちは、前に転ぶのも少し怖いようです。

 

ホワイトきゃんばす流は、三輪車を押しながら歩く練習を始めます。すぐに、スイスイ滑ることができる園児はいませんので、これも、コツコツと練習を重ねた園児のみがマスターできるのです。

 

さて、最近は、食品ロスに関する取組みが、家庭だけでなく、買い物の仕方など、様々な分野で進められていますね。特に年末年始は、クリスマスや忘年会、新年会など、大勢で食事をする機会が増えます。まだ食べられるのに捨ててしまう食品ロスを減らすための取組みが注目されています。

 

おせち料理は、日本の正月には欠かせませんが、多彩な具材が魅力的であると同時に、不人気な料理が残ってしまう傾向にありますね。そこで、今年は「好きなだけおせち」といって、18種類の肉料理だけを詰め合わせた、好物だけを選べるおせち料理が登場したそうです。「スイーツおせち」などもあるとのこと。

 

コンビニのファミリーマートも、クリスマスケーキやチキンなど、63種類を予約のみで販売するそうです。これは、店頭の見込み発注⇒売れ残り⇒ロスがなくなり、そのままオーナー店の利益につながりますね。

 

家庭の取組みとしては、店で買うのではなく、自分で作ることを楽しむライフスタイルもありですね。

 

忘年会や新年会の宴席では、「3010運動」で、食べ残しをなくそうという動きが広がっています。乾杯後30分間は席を立たずに料理を楽しみ、終わる10分前には、自分の席に戻って、再度料理を楽しむ・・・こんな運動だそうです。

 

今の時代・・・「食品ロスを出さない」ライフスタイルが、カッコ良くて素敵な生き方であると、多くの人が思っていることは間違いありません。自分らしい、やり方で、この年末年始、取り組んでいきたいですね。

2019年

11月

06日

ビブリオバトル

今日も秋晴れの屋上遊びを子どもたちは楽しみます。ファームでは、えんどう豆の種まきをしました。えんどう豆の種は、大きくて、種らしいので、小さい園児も一緒に参加します。来年の春先に収穫となります。毎年、「バケツいっぱい」の収穫となり、子どもたちが夢中になる光景を今から想像します。

 

また、夏に収穫したインゲン豆の種を秋に植えたのですが、見事に収穫となりました。夏にトマト畑だった場所は、種がこぼれて、一面にトマトが群生しています。果たしてミニトマトの実がつくのか?・・・そのままにしておきます。

 

さて、「ビブリオバトル」という言葉をご存知ですか。これは、本の紹介を聞いて、最も読みたくなった本を決めるというバトルです。2007年に京都大学で考案された内容で、公式ルールがあるそうです。

 

1、発表参加者が、読んで面白いと思った本を持って集まる

2、順番に一人5分間で本を紹介する

3、それぞれの発表の後に参加者全員でその発表に関するディスカッションを行う

4、すべての発表が終了した後に「どの本が一番読みたくなったか?」の投票を参加者全員で行い、最多票を集めたものを『チャンプ本』とする・・・だそうです。

 

このビブリオバトルを取り入れて、生徒の読書への意欲を向上につなげようという中学校があるそうです。

 

発表をするには、本を何度も読んで、自分の言葉で表現する力が、自然とついてきますね。「バトルする」という遊び心が、子どもたちの闘争心と探求心を深めることになるようです。

 

「読書週間なので本をたくさん読みましょう」「本を読むことは、素晴らしいことです」と普通に言ったところで、子どもたちの読書習慣はなかなかアップしませんね。

 

「あなたが読んだ本を友だちが読みたくなるように・・・紹介してください」というアプローチは、なかなか有効な手段かもしれませんね。

2019年

11月

05日

自己肯定感は、親次第!?

連休明けとあって、今日は、子どもたちの「○○に行った!」の話で一杯です。5歳女の子は、ママ、姉と恒例の女子キャンプ(パパは留守番)に行ってきました。ママとお姉ちゃんが料理を作って、私が食べる人だそうです。(笑)

 

天気予報では、日曜日が雨だったので、東京ディズニーランドに行く予定だったようですが、キャンプの方が何倍も楽しかった!と言ってます。私もそう思います。

 

さて、富士山のふもと河口湖にある、船津小学校では、「今日のキラリ」が始まりました。壇上に一人の児童が立つと、その子の良いところを次々とクラスの児童が発表します。

 

「優しい性格です。理科の実験の時に手伝ってくれました」「元気があります。体操の時に大きな声を出していました」・・・と褒められるたびに、壇上の児童は照れくさそうな笑みを浮かべます。

 

船津小学校では、子どもたちの自己肯定感を高めるために「今日のキラリ」を始めたそうです。校長は、「社会で通用する人間を育てるには、自分の存在を認められる経験が必要。認められることで、自分らしさを発揮し、様々なことに挑戦できるようになる」と言います。まったくもって、同感です。

 

日本の子どもは、海外と比べて自己肯定感が低いことが指摘されています。2017年の調査では、「私は価値のある人間だと思う」という項目に、「そうだ」「まあそうだ」と答えた日本の高校生は45%。アメリカと韓国の84%、中国の80%に比べて、大幅に低い結果です。

 

自己肯定感が高まるのは、他人から褒められるだけではありません。「将来の目標が明確になった」「勉強が好きになった」「自分のクラスに愛着を持つようになった」という結果も出ています。

 

今日の本題はここからです。本人の問題だけではなく、実は、親など周囲の大人の自己肯定感が低いと、子どもも同じように低くなる傾向になるとこのとです。そりゃ、そうですよね。まわりが、ネガティブ人間ばかりの環境では、夢と希望を持った子どもは育ちませんね。

 

親は、「自分は凄いんだ!」と子どもに語る必要はありません。むしろ、親が自らの失敗について話すことが有効です。失敗から学んだり、笑い飛ばしたりした経験を通じて、子どもは「うまくいかなくても、失敗をたくさんしたって、そこから何度でも立ち直ることができる」と感じるのです。

 

こうして、子どもは、親の失敗談から、困難な状況に陥った時でもがんばり抜く力を身に付けるのです。

 

どうですか・・・大人になって、いまさら自己肯定感を強く持てと言われても・・・と思ったあなた・・・せめて、子どもの前では、はったりをかまし、自分の失敗談を面白おかしく語ることを始めてください。

2019年

11月

04日

和太鼓の響き

ワールドラグビー会長は、今回のワールドカップ日本開催が終わって、「最も偉大なW杯として記憶に残ると思う。日本は開催国として最高だった」と評価をしました。なんだかうれしいですね。

 

チケット販売数184万枚で販売率が99.3%・・・1試合平均3万7877人の観客が熱狂したのです。私の仲間も、ロシア戦にスコットランド戦を観戦し、涙を流しました。

 

日本代表の活躍や、出場チームが素晴らしい試合を展開し、グビーの持つ価値が、私たちのハートをわしづかみにしたのです。

 

さて、昨日は、卒園児の小学3年生の「和太鼓発表会」の応援に行ってきました。彼女は、保育園に登園していた時から「和太鼓」を習っていたので、今回で4度目の発表です。

 

今回の太鼓は、とても力強かったですね。コーチの先生も、男性ですが、長い髪を後ろに束ね、それだけで絵になります。卒園児の和太鼓は、親の心境で、ビデオ撮影に専念してしまうのですが(笑)・・・何組かの演奏を聴きました。

 

目を閉じて、和太鼓の響きを感じます。勝手に、日本海の荒波の映像をイメージしながら聴きます。和太鼓の響きと波のしぶきが重なります。

 

和太鼓は、2020年東京オリンピック・パラリンピックの応援イベントとして、様々な場面でその響きが聴かれるそうです。日本を訪れる外国人に、日本の文化として、広く知られることになるのでしょう。

 

どうですか・・・和太鼓の響き・・・感じてみませんか。

2019年

11月

03日

スクラムコーチ

昨日、44日間のワールドカップが終わりました。日本が、ベスト8で敗戦した「南アフリカ」の優勝に、「日本は優勝したチームに負けたんだから・・・しょうがないね」という気持ちになった人が多かったかもしれませんね。

 

ネルソンマンデラ氏は、長期にわたる投獄生活から、南アフリカの大統領として、人種差別と戦ってきました。そこで、ラグビーで南アフリカを世界一にするという目標を立てます。

 

マンデラ氏は、アパルトヘイトの象徴というべき「スプリングボクス」という、チームの愛称やユニホームをあえて、変更しませんでした。南アフリカの国民が一つになるために、対立の図式を払拭したかったのです。

 

そして、オールブラックスのニュージーランドを破り、初の世界一になり、今回で3度目の世界一となったのです。

 

ラグビーを通じて、「ノーサイド」「ワンチーム」など、私たちは多くを学びました。国と地域同士の戦いでありながら、ラグビーは、世界を一つにする力がある・・・そんなスポーツに映りました。

 

今日は、日本躍進の陰の立役者である、長谷川スクラムコーチにスポットを当てます。

 

長谷川コーチは、日本代表の「スクラム番長」として2度のワールドカップに出場します。コーチを始めるに際し、フランスへ渡りました。当時のフランス代表は、最前列の選手が日本人選手と変わらぬ体格。なのにスクラムが強かった。そこに、興味がわいたそうです。

 

しかし、実際にあるのは「それぞれのチームのスクラム」だったのです。長谷川コーチは、ここから、日本のスクラムを確立させようと決心するのです。

 

初めてコーチを務めたヤマハをスクラム王国に育てます。そして、代表チームに加わると、選手たちにこう問いかけます。

 

「自分たちのスクラムは、好きですか」

 

その言葉の意味とビジョンは、こうだそうです。「自分たちのスクラムが好きになるための自分たちのシステムを作ろう。システムができれば努力する。やがて関心を持たれ、期待されれば責任感が芽生え、もっと頑張る。どこの国もそうやって強くなってきた。」と、そんな文化の話を最初にしたそうです。

 

長谷川コーチは、試合ごとに対戦相手の過去のスクラムを「500本は見る」と言います。相手チームだけでなく、レフェリーの癖を含めた膨大なデータを念頭に置き、「相手の組み方をやらせない」よう、練習に落とし込むそうです。

 

そして、ラグビー日本代表のターニングポイントともいうべき、対アイルランド戦。2018年の欧州王者を相手に、6-12と6点差を追う前半35分頃、自陣22メートル線付近で相手ボールのスクラムを与えます。

 

8対8のスクラムが動きます。そして、笛がなります・・・反則を犯したのは、アイルランド代表でした。長谷川コーチは言います。「これが、日本のスクラムの基準になりました。しかも、あの時のフォワード、皆ええ顔をしていたでしょう。こういう時は、強くなる。いい文化ができたと思いました」

 

しかし、このワールドカップで、長谷川コーチのスクラムは終わりません。南アフリカの敗戦に「認めましょう。相手が強かった」と素直に認めます。

 

ワールドカップは終わりましたが、これから日本でも様々なリーグでのラグビーの試合が始まります。・・・私たちの見方が大きく変わりました。ワールドカップでの感動は、しっかりと継続されるのです。

2019年

11月

02日

ベテラン教員「30年経験者研修」

今日は、卒園児8人が通うさいたま市立宮前小学校のフェスティバルに行ってきました。メインのバザーや、焼きそば・フランクフルトの屋台に、駄菓子コーナー、輪投げなどのゲームコーナー、読みきかせコーナーなど、子どもたちが喜ぶメニューでいっぱいです。

 

割りばし鉄砲作りのコーナーは「おやじの会」が主催です。パパたちが、子どもたちに鉄砲作りを教えながら、楽しい時間を演出してくれています。連れて行った年長園児が夢中になっていました。

 

読書ボランティアママたちが行う「読みきかせ」も、大きな絵本を使い、手作りのしおりや鶴の折り紙のお土産付きです。そして、バザーでは、保育園用の本をたくさん買います。20冊買っても300円・・・園に帰ると、さっそく園児たちが「新しい本だ!」と手に取っていました。

 

さて、そんな小学校の教員もベテランの域に達すると、研修などもなく、教員個人の力に頼るだけの状況になっています。そんな中、長野市では、50歳代の教員を中心に、「教員30年経験者研修」を実施しています。

 

最初に、これまでの教職員人生を振り返り、「上手くいっている(いない)・楽しい(苦労している)時期」を可視化する「教職履歴図を」を作成します。

 

20代・・・強烈なクレーマー保護者との出会い(苦労した)

30代・・・ポーランド・ワルシャワ日本人学校勤務(上手くいって楽しい)

40代・・・特に大きな変動はない

 

こんな感じで、参加者同士が話し合い、上向きだった時期の状況を確認します。共通するのは「人から大事にされ、頼りにされている時」でした。

 

研修では、その上で自分の強みや弱みなどの内部環境と、外部環境などをSWOT分析で見つめます。これで、ベテラン教員が学校のためにできることを客観視させます。この手法は、民間企業が、会社の分析と戦略を立てる時に行う手法とほぼ同じです。

 

この研修の講師は、ベテランは勝手に自分を老齢化したイメージで捉えている。人生100年時代で考えれば、最初の50年は「第1ハーフ」にすぎず、今の時期は「第2ハーフ」のスタートと考えてもらいたいと語ります。

 

これからは、教育分野に限らず新しい知識や仲間、健康、ネットワークなどの、無形財産を作り出す大切さを語り掛け、「働き方改革だけでなく、生き方改革も視野に入れて行動してほしい」と「30年経験者研修」を結びます。

 

どうですか・・・これは、教員に限らず、「勝手に、自分をおいぼれのベテラン選手」と思っている私の世代へのエールです。

 

はい。生き方改革は、ずっと続ける人生が、やっぱり楽しい人生ですね。

2019年

11月

01日

創造志向と幸福度

昨日のハロウィーンパレードは、子どもたちにとっては、本当に楽しかったようです。今日の連絡ノートには、そんな保護者のコメントがびっしりです。5歳男の子は、昨年は、1日でお菓子を全部食べてしまったそうですが、今年は、毎日少しずつ食べるそうです。

 

また、3歳男の子のおうちでは、「トリックオアトリート」でもらったお菓子を全部開けて、ちょっとしたパーティになったそうです。お腹いっぱいで、夕食が食べられなくなってしまったとのこと。(笑)

 

さて、これからの時代・・・「創造性が大事だ!」とは言うものの、日本の若者は、創造性に関して、他の国とは大きく違う考えを持たざるを得ないようです。

 

世界価値観調査によると、アメリカの場合は、創造志向が高い人ほど幸福感が高いという結果に対して、日本の場合は、全く逆の結果となるそうです。つまり、創造的な発想で、標準の型から外れるのが歓迎されない社会とも言えますね。

 

「違いや多様性を認めよう・・・」と言ってみても、実際は、みんなと違うことをすることは、まだまだ居心地が悪いのかもしれませんね。

 

学校では、さらにその傾向は強く、教科書通りのやり方で問題を解かないと減点される・・・1つの答えを強要される・・・創造的なやり方で貫き通そうとする子どもは、自尊心を打ち砕かれる世の中になっていると、言えるのかもしれません。

 

これは、あくまでも仮説ですが、不登校の児童・生徒が増えているのは、もしかしたら、創造志向の子どもが増えていることの表れかもしれません。世の中は、インターネットなど、あらゆる情報を介して、多様な見方や考え方に触れられる時代になっているにもかかわらず、学校は、「スタンダード」を求めすぎるとも言えますね。

 

創造力に富んだ子どもたちが、幸福感を感じられる世の中に・・・学校に、日本が変わっていかないといけませんね。

2019年

10月

31日

ハロウィーンパレード

朝から、保育園の中が賑やかです。ウッディにミニオンズ・・・ピーターパンにシンドバット・・・スパイダーマンもあらわれました。魔女の宅急便の主人公の女の子「キキ」も二人登場です。

 

「魔女の宅急便」と言えば、本当は、「魔女の宅配便」のタイトルになるところだったのをご存知ですか。「宅急便」という言葉は、あのクロネコヤマトの商標なので勝手には使えません。しかし、スタジオジブリの宮崎駿監督は、宅急便の響きにこだわります。

 

そこで、クロネコヤマトは、スタジオジブリに条件を出しました。映画「魔女の宅急便」に、クロネコのキャラクターを登場させること・・・そこで、クロネコのジジが新しいキャラクターとして追加されたのです。

 

これは、だいたい10人に1人が知っている話です。(たぶん?)

 

5歳女の子のママが作ったキキの衣装は、手作りでした。また、先日のブログで話をした、6歳男の子のママは、「小学生並みの作品」と謙遜していましたが、ダンボールを使って、立派な恐竜を完成させてくれました。

 

男の子は、最初は、みんなが知っているようなキャラクターの仮装をしたかったようですが、ママの気持ちが伝わったのか、とてもうれしそうに恐竜になりました。

 

今年のハロウィーパレードは、子どもたちの仮装レベルは、ますますアップした感じがありますが、市販のコスチュームをそのまま着るのではなくて、手作りや、ひと工夫した衣装が多かったですね。

 

なんだか、ママやパパの愛情も大きく感じることができて、「トリックオアトリート」の子どもたちの元気な声と、お菓子がいっぱいになったかぼちゃのバケツを笑顔で見つめる子どもたちの姿と共に・・・なんだか、うれしい気持ちになりました。

2019年

10月

30日

褒めるだけでは・・・

今日の屋上遊びでは、何人かの園児が「ローラースケート」を楽しみました。まだ、歩くのがやっとの子ばかりですが、昨年の年長園児のように、スイスイと滑る日も近いことでしょう。

 

さて、昨日もさいたま市の「保育実践報告会」で、2つの園の発表を拝聴しました。目的は、素晴らしい取組みがあれば、ホワイトきゃんばすの活動に取り入れることです。今回も、松ぼっくりを使った遊びが、屋上遊びのヒントになりました。

 

松ぼっくりのかさは、水に入れると閉じて、乾かすと開くという性質があるそうです。つまり、湿度の変化で、松ぼっくりのかさは開閉するのです。私は知りませんでした。また、松ぼっくりは松やにを含んでいるので、天然の着火剤にもなるそうです。

 

屋上のおままごとコーナーに、松ぼっくりなどの自然の素材を何種類かストックし、子どもたちが自由に遊ぶイメージを持ちました。これも、実践したいと考えます。

 

しかし、厳しいことを言うようですが、発表自体は、まったくもってダメです。ここからは、私のひとりごとです。

 

「なんで、せっかくの発表なのに、下を見ながら(メモ紙)の棒読みなの?」

「プレゼンテーションだよ・・・数百人の前で発表するんだから、もっとパフォーマンスが必要でしょ・・・」

「ステージのスクリーンの前に移動して話すとか・・・動きがないのかい!」

「もっと笑顔だよ・・・真顔で棒読みなんて、これが新商品の宣伝発表会だったら、誰も買わないぜ!」

「○○しました。はわかったよ。でもこれをどう広げて、次につなげるの?」

「目的と手段があいまいで、取り組んだことを発表するだけ。これをした事で、子どもと保護者がどう変わったの?どんな具体的な成果があったの?」

「PDCAサイクルまでは求めないけど、保育園のアピールにもなってませんね・・・」

 

民間企業で働いた経験上、人前でプレゼンテーションをすることが当たり前の環境だった私にとっては、保育業界・・・ここは、もっと変わらないと!といつも思ってしまいます。

 

とどめは、大学教授によるコメントです。「今日は、2園の発表を聴かせていただき、本当に感動しました。素晴らしい内容でしたね・・・」

 

なんて、決して思っていないのに、褒めてばかり・・・もちろん、過去には、私が惚れ惚れするような発表をする園もありました。素晴らしい発表は素直に褒める。しかし、そうでない時は、的確にアドバイスを送ることも必要ですね。

 

民間企業のプレゼンテーションなら、今回の発表では、撃沈です。

 

今日のブログは、少し荒々しい言葉遣いで、申し訳ないのですが、子どもたちが、社会に出て、まっとうな仕事をしてもらいたいと考えれば、発表する職員も、保育業界も変わらなければなりません。

 

誤解されるといけないので、コメンテーターの専門的な話は、とても勉強になります。なんせ、私は、保育の専門的な学校に通った経験がないので、すべて新鮮に受け止めています。

 

言いたいのは、責任を持って発表を任された大人に対して、枕詞のように「すばらしい」を連呼するべからず・・・です。

 

今日は、ちょっと、言い過ぎでした。

2019年

10月

29日

ハロウィーンを探せ!

来年春に小学生になる6歳男の子のママ・・・真夜中に急に飛び起きたそうです。息子に着せるハロウィーンの衣装の構想が、降りてきたそうです。恐竜をモチーフにした衣装とのこと。ここ数日、衣装作りをしているママの姿を楽しみに見ている男の子・・・保育園生活最後のハロウィーンパレードは、楽しく盛り上ることでしょう。

 

ということで、今日の寺子屋は、ショッピングセンターの「ハロウィーンを探そう!」です。1Fの食品フロアーを歩くと、色々なところにハロウィーンがあります。10月31日まで、ハロウィーンの特設ステージが設置されているので、子どもたちは、そこに集まり仮装グッツで楽しんでいます。

 

6歳男の子が「何で、カボチャのお化けとか、ガイコツやクロネコ、魔女、フランケンシュタイン、クモがハロウィーンの時に、出てくるの?」と、そのステージに描かれているキャラクターを見ながら、なかなか鋭い質問です。

 

ハロウィーンと言えば、日本では渋谷の仮装騒ぎが報道され、仮装して「もう一人の自分を楽しむ」かのようなお祭り騒ぎと思っている人も多いかもしれませんね。また、子どもたちが仮装して「トリックオアトリート」と言って、お菓子をもらう習慣は、アメリカでハロウィーンの楽しみ方がアレンジされたといわれています。

 

もともとハロウィーンは、ヨーロッパが起源で、古代ケルト民族のお祭りとされています。古代ケルトでは、11月1日が新年とされ、大晦日にあたる10月31日の夜に先祖の霊が家族に会いに戻ってくると信じられていました。

 

しかし、悪霊も一緒にやって来て、農作物などに悪い影響を与えたり、子どもをさらったりするといわれていました。そこで、人々は悪霊を驚かせて追い払うことを思いつき、かぼちゃの仮面をかぶってジャックオランタンになったり、仮装をしたり、魔除けの焚き火を行ったといわれています。

 

まぁ~子どもたちに、このうんちくを話しても???なので、「ここにハロウィーンがあるよ・・・」「あそこにもハロウィーンだ!」なんて、お店の中を大騒ぎしながら楽しい時間を過ごしました。買い物をするお客様も、子どもたちを見て笑顔になっています。うれしいですね。

 

明後日のハロウィーンパレードを前にして、子どもたちの「仮装したい・・・お菓子をもらいたい」モードが右肩上がりです。(笑)

2019年

10月

28日

東京のバスガール

あと3回寝たら、ハロウイーンパレードだと、子どもたちは、10月31日のパレードを楽しみにしています。仮装してファッションを楽しむことと、お菓子をたくさんもらえることの2つも楽しみがあるので・・・子どもは正直ですね。(笑)

 

さて、「東京のバスガール」という曲をご存知ですか。私が生まれるずっと前の昭和32年の流行ソングです。バスガールのモデルは、はとバスのガイド嬢だそうです。

 

昨日は、前に勤めていた会社のOB会で、秋の親睦旅行を楽しみました。旅行といっても日帰りで、何十年ぶりに、はとバスに乗りました。きちんとした統計があるわけではありませんが、はとバスに乗る人の大半は、東京観光に来た人たちです。

 

今回のツアーは、日の出桟橋から隅田川を水上バスに乗り、浅草へ・・・そこで、自由散策という、東京観光の鉄板コースです。水上バスも浅草も何度も行ったことがあるので、興味は、バスガールがどんなガイドをするか・・・です。

 

バスガールと言いましたが、今年、はとバスは二人の男性ガイドを採用したそうです。ただ座っているだけの感がある添乗員には男性が多いですが、バスガイドと言えば、女性が・・・というイメージが強い仕事です。しかし、男の仕事、女の仕事という概念を持つことは、今の時代では意味がないですね。

 

さて、乗車したはとバスは、2階の展望車から東京の町を見下ろしたり、見上げます。しかし、私たちの前には、バスガイドがいません。ガイドは、1階で話し、スピーカーからその声がするだけです。

 

ひねくれ者の私は、「これじゃ・・・あんちょこのメモを読んでいるだけじゃないの?」と疑います。はとバスのガイドを夢見て、全国から人材が集まり、しっかりとした研修を行っていると聞いていたので、「そりゃぁないでしょ」と少しがっかりです。

 

水上バスの中で、何人かのはとバスのガイドが集まっていたので、意地悪な質問をしました。「客の前で話してないから、あんちょこを読んでるんやないの?」すると、ガイドたちは、全否定です。もちろん怒っていません。(笑)

 

しかし、まだ納得できません。すると、両国国技館のガイドを聞いてようやく納得できました。「この両国国技館では、相撲の大会が行われます。力士同士の試合が繰り広げられます」と・・・

 

わかりましたか・・・あんちょこだったら、相撲の大会とか試合という言葉は使いませんね。○○場所に取組みと言います。ガイドはあまり相撲に興味がないのかもしれませんが、あんちょこ説は、これで白です。

 

そして、終点の東京駅に着く直前に、やっと「東京のバスガール」を聞くことができました。

 

♬若い希望も 恋もある

 ビルの街から 山の手へ

 紺の制服 身につけて

 私は 東京のバスガール

 「発車オーライ」

 明るく明るく走るのよ♪

 

ということで、1番だけ歌ってくれました。この歌・・・知っていますか?

2019年

10月

27日

読書週間

昨日の保育園・・・お昼寝タイムに、小学生と年長園児を連れて、近くの図書館に行きました。子どもたちは、慣れた感じで自分が読みたい本を手にして、イスに座ってぺらぺらとページをめくります。こうして、吟味を重ねて、自分が借りたい本を決めるのです。

 

小学生は、本を検索するパソコンから離れません。本のタイトルを入力するのに、自分や友だちの名前を入力して「ないなぁ~」なんて言ってます。これも図書館でのお楽しみのようです。

 

秋は、スポーツの秋・・・食欲の秋・・・とはよく言われますが、「読書の秋・・・」が忘れられていますね。(笑)あまり認識されていませんが、本日10月27日~11月9日は、読書週間です。

 

保育園ママが、凄い試算をしました。このママは、子どもに読み聞かせをする本などを図書館で借りる習慣があります。ほぼ毎日、読み聞かせをしているので、図書館の活用は、とても重宝しているとのこと。

 

試算は、もし、借りた本をすべて購入したら・・・姉と弟二人で、年間100万円以上の出費という数字になるようです。子どもが、本が好きになるのなら、このくらいの出費は必要という考えもあるでしょうが、図書館を利用すればタダです。また、図書館で自分が読みたい本を選ぶ楽しみもプラスされますね。

 

日本の書店の数は、20年前と比較すると約半分になっているそうです。しかし、本を購入するのに、本を手に取って選びたいとの理由で、書店を利用する人は、まだ7割もいるそうです。町の本屋さんも、店主のセンスで魅力的な本を選んだり、飲食やイベントなどで収益を上げたりと工夫し、人気を得ています。

 

この秋・・・子どもと一緒に、本を読みながら・・・をやってみませんか。新しい発見があるかもしれませんね。

2019年

10月

26日

小中学生の不登校

ラグビーワールドカップで、オールブラックスが負けましたね。相手は、イングランドです。ヘッドコーチは、4年前に日本のラグビーを世界レベルに引き上げた、エディージョーンズ・・・彼の口癖は「ジュンビ」です。

 

4年前は、日本代表の選手に南アフリカの国歌を聞かせるなど徹底した準備で、世紀の番狂わせをおこしました。今回は、練習で、サッカーのイングランドの名門、マンチェスターユナイテッドで黄金期を築いたファーガリン元監督を招き、勝者の精神を注入したそうです。

 

前回、母国開催で屈辱の予選リーグ敗退となったイングランドに、ラグビー発祥の地としての、王者の精神を取り戻そうとしたのかもしれません。やはり、エディージョーンズは、ただ者ではありませんね。

 

さて、小学生の不登校が増加しているそうです。2018年の文科省の調査では、病気や経済的理由を除いて、年30日以上学校を欠席した小中学生は16万4528人で、前年比14%増で、2万人以上増えた計算になります。

 

昔は、不登校の子どもには「とにかく学校だけは行ってくれ」という指導がありましたが、今では、「無理にいかなくてもいい」という考えが主流となり、フリースクールなどの受け皿の充実も数字上の要因と言えます。

 

また、ここ数年では、小学生の不登校が増加し10年前の2倍になっているそうです。不登校になった要因は、いじめがほとんどというのは、私たちの勝手な憶測で、今は、理由が明確でないケースが多いといいます。

 

「体が拒否反応を示してしまい、学校に行き続けることが難しくなった」という子どもが増えているのが実態です。特に、小学生では、どうして自分が不登校なのかを認識できていないことも多く、不登校の児童への聞き取り調査も十分に練る必要があるようです。

 

今日は土曜日なので、ホワイトきゃんばすには、5人の卒園児の小学生が登園しました。来年度の入園を決めた保護者が、「うちの旦那も保育園を見学したい」ということで、いらっしゃったのですが、大きい園児(笑)にびっくりしていました。しかし、小学生が保育園児に様々なことを教えながら、かかわっている姿に、「いいですね~」と一言。

 

0歳1歳の時から、ホワイトきゃんばすで生活を共にした卒園児にとっては、ここが、大切な居場所になっているのです。ここにいること、屋上で遊ぶこと、親や学校の先生には決して言わないようなことを保育園の先生に話せること。

 

子どもにとって、自分が落ち着いて活動ができる「居場所」がたくさんあることは、間違いなく不登校防止への近道です。

 

不登校の問題は、奥が深く、解決策も1つではありません。難しい問題ですが、子ども一人一人の答えを見つけていくしかありません。

2019年

10月

25日

子どもの自由を保障する

今日が2回目の一時預かりの女の子、朝から大泣きです。月極め園児と違って、一時預かりは、「どうしてママと一緒じゃないの!?」の気持ちが抑えられなくて、泣いてしまうことが多いのですが、彼女を救ったのは、水槽の中を優雅に泳ぐ魚たちです。

 

水槽の魚の前に行くと、パタッと涙が止まりました。癒し効果だけでなく、泣き虫ストップ効果も水槽にはあるようです。(笑)

 

さて、ある保育園での事です。園庭に前日まで降った雨が、水たまりになっていました。子どもたちは、大喜びで水たまりで遊び始めました。それを見た、保育士のAさんは、「汚いから水たまりで遊ぶのはやめなさい!」と、子どもたちの水たまり遊びをやめさせました。

 

今度は、別のクラスの園庭遊びです。このクラスの子どもたちも、目を輝かせて、水たまりで遊び始めます。担任の保育士Bさんは、子どもたちの中に入って、水たまりに手をつけて、手形遊びを始めました。

 

さぁ~どちらの先生の対応が正解でしょうか?・・・という問題ではありません。(笑)

 

汚い水を飲んでしまったら、下痢や感染症になってしまうと保育士Aさんは考え、子どもたちの楽しい時間を尊重したのが保育士Bさんです。どちらが正解で、間違いという答えは出せませんね。子どもの年齢や、状況によって、同じ先生でも判断は違ってきます。

 

ホワイトきゃんばすの子どもたちを見ていると、たいがい、楽しい遊びには、危険や汚いというリスクが伴うことが多いです。子どもたちの冒険心を満足させるには、危なくて怖い経験がつきものですね。

 

「子どもの自由を保障する」ことは、とことん子どもたちを遊ばせたい環境をつくることですが、同時に、子どもたちの安全を考えなくてはいけません。先生によって、このモノサシも違います。

 

ただし、1つの答えとしては、「子どもたちの自由を最大限保障したい。そのために、危険予知などのスキルを私たち大人が、さらに高めていかねばならない」と言えます。

 

昨日から、さいたま市の恒例となった「保育園実践報告会」の研修が始まりました。さいたま市内の18の保育園が、今年度の担当として、報告をします。今年も、すべての保育園の発表を聴かせていただき、ホワイトきゃんばすの運営の参考にさせてもらおうと考えています。

 

「子どもの自由を保障する」は、昨日の発表園の課題です。

 

実は、これは、保育園だけでなく、家庭における子育てにも当てはまります。親として、子どもの自由を保障するスキルは、場面場面で変わってくることもあり、難しい問題です。

 

どうですか・・・わが子の自由を保障する・・・を考えてみませんか。

2019年

10月

24日

子どものことを子どもに聴く

屋上で、ストラーダ―を上手に乗りこなす2歳児が多くなってきました。このまま、補助なし自転車に乗れるようになれば、ホワイトきゃんばすの「2歳10カ月で補助なし自転車に乗れた」の記録更新となります。期待することにします。

 

さて、ある保育園での話です。5歳児クラスで、夏に撮りためた写真を子どもたちに見せて「自分が楽しかったと思う写真を1枚選んでみよう」と投げかけます。すると、子どもたちが選んだ写真は、担任にとって、意外なものが多かったようです。

 

A君は、プールで泳いでいる写真を選んだのですが、実はA君はプールがとても苦手だったそうです。おそらくA君は、この夏のプール活動を自分が頑張ったこととして捉え、自分なりの達成感を感じていたようです。

 

逆に水泳が得意なBちゃんは、水泳の写真ではなくて、仲良し3人組で給食を食べている写真を選びます。

 

C君は、紙相撲遊びの写真を選びました。これは、誰も選ばなかった写真で、担任もまさかそれを選ぶとは思っていなかったようです。

 

こう考えると、子どもたちが選んだ写真は意外なものが多く、職員が日常的に見取っている姿は、思い込みが多いのではないかとも言えます。

 

ホワイトきゃんばすでは、「自分で考えて自分で答えが出せる大人」をめざしているので、朝のインタビューなど、なるべく、子どもが発言する機会を多く持っていますが、まだまだ深掘りをする必要を感じました。

 

例えば、屋上遊びで、子どもにカメラを預けて「今日は○○君が撮りたい写真を好きなだけ撮影していいよ」としたなら、大人の写真とは、視点が違う作品が出てくるかもしれませんね。

 

子どもたちの「心の声」をさらに引き出すことが大切です。

2019年

10月

23日

秋晴れの屋上遊び

今日は、秋晴れの最高のお天気となりました。富士山から秩父の山並みまで、まるで真冬のようにくっきりと見えます。そして、富士山は初積雪だったようで、真っ白な雪化粧に見とれるほどです。

 

子どもたちは、大人のように、富士山に対して深い感動を覚えることはないのですが、さすがに、今日の富士山を見て「真っ白できれいだね!」と何人かの園児が、どろんこ広場から見入っていました。

 

運動会が終わり、しばらくは、のんびりと屋上遊びができます。今日の子どもたちを見ていると、全員が自分のやりたい遊びに集中しています。

 

テーブルを青空の下にセットして、子どもたちの「青空レストラン」ごっこが始まりました。ファームで収穫した本物のさつまいもをシェフが料理をします。おろし金で、さつまいもおろしを作っています。どうやら、スイートポテトをイメージしているようです。

 

朝顔の種の採集には、5人ほどの園児が夢中になっています。夏には、色水作りで大活躍した朝顔が、種になりました。大切に黒い一粒一粒をビニールに入れて、おうちに持って帰るそうです。「今、種をまいてもこれから冬になるからダメになってしまうよ。来年の春にまこう~」というアドバイスを覚えているかな?

 

カメや魚のエサチームも5人ほど集まりました。秋になって、ずいぶんと水温が低くなってきたので、エサも食べなくなってくるのかな~と思いきや、とんでもありません。まだまだバクバクとエサを食べるミドリガメ・・・すると、遠くから園児の声がします。

 

「えんちょうせんせい・・・カメがだっそうしているよ!」そうです。カメ池に住んでいるクサガメが脱走して、屋上のすみっこを歩いていました。台風19号の影響で、カメ池のすき間ブロックが、動いていたのです。月曜日は、そこから脱走したニホンイシガメを発見・・・今日はクサガメの登場に、子どもたちも興奮気味です。

 

自転車、ストライダーチームは、マイヘルメットを装着して、暴走しています。(笑)

 

砂場には、必ず数人の園児がたむろしています。今日の砂は、昨日までの雨で湿り気があり、作品作りには、最高のコンディションです。

 

そして、最後は「ガマの穂」の種飛ばしを楽しみました。ガマの穂は、フランクフルトのようになっているのですが、そこを手で揉むと、まるで煙が出てくるかのように、綿状の種があふれ出てくるのです。まるで生き物のようです。

 

屋上中央は、一面ガマの穂の綿毛で白くなってしまいましたが、こんな実験も、子どもたちの五感と好奇心をくすぐるのです。

 

ジャングルジムやシーゾー、ブランコなどの遊具がなくても、子どもたちの遊びへの探求心は尽きないのです。

2019年

10月

22日

修学旅行で本屋に行く

私が中学の時に、遠足というか校外活動として鎌倉に行ったのですが、団体行動ではなく、5名ほどの班行動でした。それぞれの班は、テーマを決めて活動するのですが、私の班は、他の班が絶対に行かないような場所にしようと、知恵を出し合いました。

 

そして、決めたテーマは「鎌倉の切通し(きりどおし)巡り」です。切通しをご存知ですか。切通しは、山や丘などを掘削し、人馬の交通を行えるようにした道です。トンネル掘削技術が発達していなかった明治時代以前には、切り立った地形の難所に、道路を切り開く手段として、広く用いられたそうです。

 

現代でも、工事費がトンネル掘削費用と比較し、安くあがる場合には用いられています。

鎌倉には、いくつかの切通しがあります。7つほどあるのですが、私たちの班は、有名な寺院や鶴岡八幡宮もパスして、ひたすら、切通しを散策しました。

 

自分たちで考えたことと、他の班では、どこも取り上げなかったこともあって、今でも、この時の事は鮮明に覚えています。

 

修学旅行や遠足で、定番の場所だったり、旅行会社におまかせのプランというのは、何ともつまらないですね。大人になっても、思い出に残ることもないですね。

 

静岡県浜松市にある小学校は、修学旅行には「東京」ですが、そこで、必ず「本屋」に行くそうです。江戸川区にある、その名も「読書のすすめ」という本屋です。

 

この本屋さんは、「本のソムリエ」として有名な、清水克衛さんの書店です。この本屋には、いわゆるベストセラーではなく「本当に読んでほしい本」が、ダンボールを切って作った手書きのPOPと共に置かれているのです。

 

修学旅行の目的は、自分にあった本を清水さんに選んでもらい、本好きの子どもになって欲しいということだそうです。

 

修学旅行でわざわざ東京の本屋に行くなんて、なかなか粋ですね。定番修学旅行の何倍も魅力的です。こんな学校が、さらに増えていくのでしょう。

2019年

10月

21日

多くを犠牲にして・・・

昨日の運動会について、連絡ノートには保護者のコメントがびっしりです。「真剣勝負だけでなく笑いもあって、本当に楽しい運動会だった」「こんな息子を見たのは初めてだ。凄い!立派に成長して泣けた」などなど・・・読みながら、こちらも目頭が熱くなります。1歳の男の子は、金メダルをしっかりと握りしめて、時々かじりながらも大切にしているそうです。(笑)

 

今日は、久しぶりに屋上遊びを満喫しました。自転車、ストライダー、朝顔の種の採集、おままごと、砂場遊び、カメの観察などなど・・・屋上遊びの引き出しは、数え切れないほどあるので、子どもたちは、今日一番やりたい引き出しを開けるのです。

 

しかし、この1カ月間・・・特に寺子屋園児は、大好きな屋上遊びを犠牲にして、運動会の練習に取り組みました。何度も西文ひろばグランドに通い、組体操では、裸足になって痛さにも耐えました。

 

最初は、「やらされている」感が大きい練習も、次第に「今日も練習頑張る!」と子どもたちは、「運動会」という大きな目標に向かって、自分の意思で動くようになっていきました。自分のために・・・仲間のために・・・様々な思いが、園児一人一人の心に刻まれます。

 

そして、運動会は、確実に「何かをやり遂げた!」という、子どもたちの成長の大きな節目となりました。今日の子どもたちの話を聞いていると、練習を頑張った自分に対する誇りを感じます。園長としては、これほどうれしいことはありません。

 

さて、念願のベスト8を達成した、ラグビーワールドカップ日本代表の選手たちのコメントの中に、「この4年間、すべてを犠牲にして・・・」という言葉を多く聞きました。

 

「そんな・・・すべてを犠牲にしないと、ここまでできないの?もっと楽しく頑張って、優勝や金メダルを獲得するのはダメなの?」と思った人もいたことでしょう。

 

ホワイトきゃんばすの運動会も、楽しい屋上遊びを犠牲にして練習に打ち込みました。

 

犠牲という言葉は、マイナス表現になることが多いので、このコメントに違和感を感じるかもしれませんが、選手たちにとっての「犠牲」とは、大きな目標を達成するための、自分が選んだイバラの道だったのかもしれません。

 

そして、目標が達成されたので、アスリートとしてだけでなく、一人の人間として大きく成長したのだと思います。その証は、彼らの存在が、私たちに大きな影響を与えてくれました。私たちに「夢や希望」をプレゼントしてくれましたね。

 

私たちは、一生のうちに何回かは、「犠牲」という名の「自分で決めたイバラの道」を選択し、成長を続けるのです。

2019年

10月

20日

2019年度 運動会

朝から多くの園児が、リラックスして「おはようございます!」と西文ひろばグランドに姿を見せました。初めて運動会を経験する園児は、たなびく国旗や入場門、テントに音響スピーカーを見て、いつもの練習とは違うことを感じます。

 

体調を崩していた園児もいましたが、全員元気にやってきました。そして、卒園児の小学生が10人も「卒園児競技」に参加してくれました。卒園児が参加する運動会は、ホワイトきゃんばすの大きな特徴です。

 

プログラムナンバー①の「みんな元気にヨーイドン」からナンバー⑨の「紅白対抗リレー」まで、子どもたちの練習を見てきた私たち職員の目からも、想定をはるかに超えた子どもたちの活躍に、純粋に「感動」をもらいました。

 

保護者からも、「今日は本当に楽しい運動会だった・・・」「素晴らしい運動会だったです」との声をたくさんいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。

 

ホワイトきゃんばすの運動会は、1対1の勝負が多く、勝ち負けをはっきりとつけます。負けた園児は、練習から号泣し、何度も続けて負ける園児は、「もうダメだ」と思ったっこともありました。しかし、9回負けても1回勝つことが、どれだけ子どもたちの勇気につながったことを私たちは知っています。練習から本番まで、全勝や全敗の園児は一人もいません。

 

運動会本番では、練習とは違う、番狂わせもありました。これは、子どもたちが大人になるまで、何度も経験することです。

 

ホワイトきゃんばすの運動会は、異年齢で園児同士が助け合う競技がたくさんあります。特に、組体操では、練習の姿からは「あり得ない」素晴らしい演技を見せてくれました。全員がピラミッドを完成させたとき・・・目頭が熱くなりました。

 

転んでもすぐに立ち上がり、バトンを落としても、あきらめないで前の走者を追いかける姿に、子どもたちの「最後まであきらめないで頑張る」気持ちが詰まっていました。

 

今年の運動会は、全員が金メダルです。金メダルを手に笑顔の子どもたちを見て、ようやく、ホッとしました。

 

本日、応援に来てくれた保護者の皆様、北海道から応援に駆けつけたおばあちゃん・・・来年度の新入園児も応援に来てくれました。本当にありがとうございました。

 

そして、子どもたち・・・ありがとう!

2019年

10月

19日

実演販売

今日は、天気予報通りに午前中には雨が上がり、明日運動会を行う西文ひろばグランドの土は程よく湿り、「明日は最高のコンディションになるよ・・・」と語っているかのようです。(笑)

 

空高く、世界の国旗を取り付ける準備をしていました。運動会と言えば、国旗が定番ですね。すると、通りかかった親子が「運動会をやるんだね・・・」と会話をしています。今日はとても静かなグランドですが、明日は、子どもたちの歓声と応援の声で賑やかになることでしょう。

 

さて、今日は「川越まつり」に行ってきました。迫力の山車を見て、明日の運動会に向けて気合を入れようと思ったのですが、素晴らしい山車の数々に負けないくらいに、私の目が釘付けになったのが、「広島風お好み焼き」の屋台です。

 

たくさんの屋台がある中で、この屋台には数人の列ができています。

 

1回に3×6の18枚のお好み焼きを屋台の兄さんが作ります。キジを流し込み、その上に大量のキャベツを盛ります。肉を乗せ、横の鉄板で焼いていたヤキソバを乗せます。そして、お好み焼きを丁寧に折り重ねて、鉄板の左端に並べていきます。

 

開いた右側の鉄板の上に、片手で手際よく、18個の卵を割っていきます。目玉焼きを作っている間に、お好み焼きの上にソースを塗ります。広島だから当然「オタフクソース」でしょ・・・と思いきや、ブルドックソースを使っています。なぜ?どうして?

 

そして、目玉焼きを上に乗せて、最後はかつお節をたっぷりかけて出来上がりです。この手際のいい職人技と、ソースの香りで食欲が倍増します。川越まつりに来ていた外国人も、「きょとん顔」で、このお好み焼きの実演販売を見入っていました。

 

18枚のお好み焼きを作るのに、ざっと15分・・・販売する時間が5分で計算すると、1時間で54枚×600円で、32,400円なり。5時間稼働で162,000円の売上です。この屋台は、常に行列ができていたので、本当にこれくらいの売上があると思います。

 

「いらっしゃいませ!」の声出しで、客を引き込む屋台もあれば、この広島風お好み焼き屋のように、実演販売という付加価値で客の行列を作る屋台もありますね。私も、おいしくいただきました。

 

明日の運動会の演出のヒントには、なったような、関係ないような・・・おいしい食べ物には、笑顔がつきものですので・・・明日の運動会も子どもたちの笑顔で満たされることでしょう・・・ということで。

2019年

10月

18日

おがわ学

明日の運動会は、明後日の日曜日に行うことに決めました。日曜日は、秋晴れの下で子どもたちの活躍を期待することにします。日曜日にお仕事が入っているパパやママにおかれましては、調整等の対応をいただきありがとうございます。

 

さて、今年のサマーキャンプは、埼玉県の小川町に行きました。世界遺産になった「細川紙」という和紙が特産品です。子どもたちは、紙すきに挑戦したので、和紙がふつう使っている紙とは全く違うものだということを学びました。

 

実は、江戸時代末期の江戸で商人が使う大福帳は、小川周辺の「細川紙」が多く使われていました。そして、火事が起こると、記録を残すために大福帳を井戸に投げ込んだそうです。水に濡れても文字ははっきりと読める形で残ったそうです。

 

そんな、特産品を持つ小川町も、人口減少が加速しています。そこで、小川町では、小中高校生が、小川町について体系的に学ぶ「おがわ学」の構築を始めました。

 

内容は、「細川紙」のような町の歴史を学ぶだけでなく、先人がどのような苦労に直面し、どう乗り切ってきたのか、の部分をしっかりと考えることが目的だそうです。

 

つまり、子どもたちが、自分自身が直面する課題を解決できる力を身につけるのがねらいです。教育の本質を描いた表現の一つとして「魚を与えるのではなく、魚の釣り方を教えることが大切」とよく言われますね。「おがわ学」の考えも同じで、課題解決力を備えた人材の育成を目指しています。

 

こんな人材が、少しでも多く、小川町の未来を担ってくれれば・・・という願いでしょうね。日本の地方には、その土地に根ざした大切な文化があると思います。それを学び、深掘りし、自分のこれからの生き方にどう生かしていくのか・・・こんな切り口で、地方が活性化していければうれしいですね。

2019年

10月

17日

下手な先生の授業より、一流講師の動画がいい?

今日は、運動会本番前の最後の練習を行いました。子どもたちは、運動会に向けてのやる気がみなぎっています。うれしいですね。

 

そして、夕方の寺子屋では、屋上にある「ビートルハウス」ことカブトムシ小屋の幼虫を観察しました。夏を過ごしたカブトムシが卵を産んで、幼虫がどれだけ育っているのか、ワクワク感で、子どもたちの目がギラギラです。(笑)

 

腐葉土の上にあるクヌギの朽木を持ち上げると、すでに5匹の幼虫を発見・・・表面の土を掘るだけで、ざっと15匹以上の幼虫が出てきました。「うぉ~すげぇ~」の子どもたちのどよめきが起きます。

 

一番大きな幼虫を手にすると、体長が7センチくらいあります。腐葉土の上は、幼虫のフンで一杯です。このまま大きく成長して、来年の夏にカブトムシの成虫になるのです。

 

今日は、17人中10人の子どもたちが、しっかりと幼虫を手に持ってドヤ顔です。とてもグロテスクな幼虫ですが、勇気ある園児が多いのです。(笑)

 

さて、最近の家庭学習が大きく変化しているそうです。一部の塾は、タブレットの端末を使って、いわゆる「個別最適化した学習」を始めています。子どもは、動画を見ては、到達度をチェック。人工知能が児童の伸びを分析し、どんな学習の進め方が最も効率的かについて、データを集めるそうです。

 

信じらせませんが、ある私立中学校の先生は、授業で塾講師の授業動画を流しています。先生の仕事は、出席管理と「再生ボタンを押すこと」です。しかし、生徒や保護者からはすこぶる好評だそうです。

 

保護者会では、こんな会話もあるそうです。「教え方が下手な先生は動画を使ってもらえるよう学校に頼みたい」「先生はけんかの仲裁とかの生活指導だけでいい。大学出たての新任の授業なんて三流以下でしょ」

 

どうですか、これを聞いた学校の先生たちは、怒り火の玉ですね。

 

でも大丈夫です。動画を使った一方通行の授業では、子どもたちが「学び合う」環境は生まれません。子どもたちにとって必要な力は、将来社会に出て、自分とは違う考えを持った人たちと、年齢差も超えてわたり合う力です。

 

一方通行の知識の詰め込みが、入試には通用しても、社会に出てからは通用しないことを私たちは社会の中で経験しています。自分で考えて、様々な人を巻き込んで課題を解決する力が問われる今、学力、知識といった「認知能力」が重要だなんて、時計の針を元に戻しているにすぎません。

 

アクティブラーニングは、タブレットの一流講師の授業からは学ぶことはできませんね。一流の講師は、教え方が上手くなくては仕事になりませんが、一流の先生は、教え方が上手なのではなく、舞台演出家として、役者である子どもたちを動かす力がある人です。

 

もう・・・まったく! 思い違いも甚だしいですね!