2020年

7月

14日

リウーを待ちながら

なかなか梅雨が明けませんね。今日も子どもたちは、教室でのミニゲームで汗をかきます。雑巾掛けレースに燃えるのです。

 

数か月前から、保育園の給食で使用しているのは、さいたま市内の農家が作る「コシヒカリ」です。玄米を7分で食べています。これが、ほのかに甘くて美味しいのです。このコシヒカリの米ぬかを寺子屋の時間に、屋上ファームにまきました。子どもたちは「花咲かじいさん」のごとく、「枯れ木に花を咲かせましょう!」と言ってまきます。そして、8月に収穫する「とうもろこし」の種もまきました。

 

さて、今日は、朱戸アオさんの「リウーを待ちながら」というマンガを紹介します。この作品は、日本でペストが流行したら・・・という仮想的世界を描いていますが、現在の状況を予見しているかの内容に、高い注目を集めています。

 

 

主人公は、ある都市の病院で内科医を努める玉木涼穂。彼女のいる病院に、未知の感染症が疑われる自衛隊員が担ぎ込まれます。患者は発症後すぐに死を迎え、それが肺ペストであることが判明します。その後、爆発的に感染が拡大し、緊急事態宣言により都市封鎖されます。

 

本作では、感染すれば親子であっても隔離するが、ここで玉木は、離れ離れになっていた感染者の母親と幼い子どもを最後に同じベッドで一緒に過ごさせます。死期が迫っていたこともあり二人はすぐに亡くなるのですが、安らかな表情で逝きます。

 

玉木は、規律に違反したとしても、自分の良心に従おうとしたのです。

 

先の見えない状況に直面すると、人は自分の行動は正しいのか、分からなくなることがあります。その中で、目の前の問題に1つずつ立ち向かい、人の力を借りながら誠実に対応する・・・まさに、コロナ禍で医療従事者や教育関係者が行ってきたことです。

 

私たちは、責任を取りたくないために、あるいは保身のために、規則などに従うことが多いですね。しかし、決定事項にただ従うのではなく、目の前の人や子どもにとって、何が必要なのか、何が正しいのかを問いながら、自分の信念で正直に対応していくことが、いかに大切であるか。

 

そんなことを私たちに問うている作品です。リーダーには、大切な資質です。

2020年

7月

13日

時代が求めていること

今日は、気温が低くプールはお休みしましたが、久々の屋上遊びを子どもたちは楽しみました。自転車競走が年長年中男子の間で行われ、カメのエサやりも子どもたちが自主的に行っています。

 

そして、野菜の収穫です。ミニトマトはタライいっぱいです。最後のジャガイモ収穫もしました。この夏のジャガイモは大豊作です。1歳児男の子も「○○もじゃがいもとりたい!」と寺子屋園児に混ざって、土まみれです。

 

さて、この4月からの、小学校新学習指導要領の冒頭には、「社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっている」と書かれています。

 

皮肉にも、今回のコロナウイルス騒動を見据えたかのような改定となっています。

 

つまり、社会の変化に臆することなく、主体的に挑戦する力が未来の人材には求められ、自分で課題を発見し、その課題を何とかして解決しようとする力のことです。

 

コロナ禍では、子どもたちだけでなく、それを導く教育者の側が、むしろ、生きる力を試されているのかもしれませんね。

 

学校の仕事は、子どもたちに「生きる力を育むこと」とよく言われますが、「生きる力」という言葉は、今では、教育の流行語大賞と言えるくらい、様々なところで使われています。

 

「生きる力」の定義は、色々あるのでしょうが、教育課題としては「対応例の記憶」から「対応力の育成」とも言えます。過去の事例を暗記したところで、未知の課題や困難には当てはまらないということです。

 

これからの時代が求める「生きる力」とは、保育園ホワイトきゃんばすでは、ブレることなく「子どもたちが自分で考えて、自分で答えを出すこと」です。でも、私たち大人世代は、そんな教育は受けていませんね。「指示に従う・・・1つの正解を求める・・・」が主流だったと考えると、子どもたちと一緒に、これからの時代が求めていることを探すことにしませんか。

2020年

7月

12日

涼を呼ぶ「金魚」

今日は久しぶりに晴れました。サマーデイキャンプを行う、埼玉県の嵐山渓谷にある、月川荘キャンプ場の下見に行ってきました。コロナウイルスの影響で、どれだけの人がいるものか・・・すると、前日の土曜日からキャンプをしていたテントの数は、20以上もありました。

 

そして、河原もバーベキューをするグループで賑わっています。このキャンプ場は、仮面ライダーシリーズや、ドラマ相棒など、様々なロケで使われていますので、管理棟には、多くの役者さんのサインがいっぱいあります。

 

浅いところから、深いところまで、嵐山渓谷の自然がそのまま残された場所ですので、当日は、しっかりと子どもたちに川遊びの楽しみを経験させたいと思っています。

 

さて、保育園の水槽には、沼や川で採集した生き物だけ飼うというこだわりがあるので、金魚はいませんが、やっぱり、夏と言えば、夏まつりの金魚すくいに興じた子ども時代を思い出しますね。

 

金魚は、人の手で作られた「愛でられる魚」です。種類によっては、「生きた芸術品」とも言われます。金魚の歴史をひもとくと、いまからおよそ1700年前の中国で、野生のフナの突然変異によって誕生した、赤いヒブナが起源と言われています。

 

日本への伝来は、室町時代の1502年という説が有力だそうで、江戸時代に入ると、大名や富豪のぜいたくなペットとして愛でられたそうです。観賞魚としての金魚が、庶民に広まるようになったのは、江戸時代後期で、浮世絵にも金魚が描かれるなど身近な存在になりました。

 

私がよく通うアクアショップには、華やかな海水魚もたくさん売られていますが、やはり、金魚コーナーはホッとします。金魚職人は「金魚の醍醐味は、遺伝の要素に加え、餌や水の管理など、手の掛け方でいかようにも変化するところ。人の手と心意気が介在するからこそ、綿密な技を好む日本人の美意識をくすぐる」と言います。

 

タンチョウやリュウキンなどの金魚は、なかなか高価で手が出ませんが、屋上の池には、シンプルですが、原種のフナに近い和金が泳いでいます。時々、カメに食べられてしまいますが、子どもたちは、唯一、派手な赤い金魚を愛でています。

2020年

7月

11日

権力と校則

今日も屋上遊びができず、そのうっぷんを晴らすかのように、階段トレーニングをしました。1歳児も小学生の手を借りて、階段を上る練習です。大きい園児は、競争に燃えました。

 

さて、ここで問題です。「手に持ったら振り回したくなるもの・・・なーんだ?」

 

それは、「棒切れです」「傘でゴルフスイングです」と答えた方。間違えではないですが、もっと深い答えは・・・・そう、「権力」です。

 

今日も、卒園児の小学生が保育園に学童でやってきましたが、「○○委員」というのが必ずありますね。初めて風紀委員になったのなら、最初によくやるのが「廊下を走るな」「図書館では静かに」「ポイ捨て禁止」などの掲示物作りです。これを初めて権力を手にした人の行動として考えてみます。

 

掲示に従わない生徒児童がいたら、最初は「口頭注意」、それでも変わらなければ「上位組織(教師)への報告」、やがて「罰則」に発展していきます。しかし、実際には、罰則もペナルティーもさほど効果がなく、風紀委員のほんの少しの自己満足と違反生徒との争いによる徒労感を残して、任期満了となります。次の委員も、同じことの繰り返し・・・

 

昨今の緊急事態宣言の渦中では「自粛警察」の存在が騒がれましたが、私の小学校時代は、「○○警察」がたくさんいました。「せーんせいにいってやるからな」というセリフを何度言われたことか・・・(笑)

 

ある校長先生が、「校則」について、こう言っています。

 

「学校は、ハウスルールの宝庫です。禁止命令文が多い。世間じゃ何でもないようなことが学校じゃ許されないということがたくさんあります。新任教員時代は、校則に従わない生徒との攻防で疲弊しました。後で考えたら、目くじら立てるようなことではなかったのに、何でこの規則のために互いに嫌な思いをしちゃったんだろう。校則を守らせる権力者と支配される生徒の関係だった」

 

「現在は、校則のゆるい学校に勤務しているが、それによる混乱はない。日本の校則を『社会で駄目なことは学校の中でも駄目。法と人権を守る』という切り口で検証すればもっとシンプルになる」

 

どうですか。この校長先生の言っていることは、的を得ていますね。私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。「校則がなかったら、みんな茶髪にして学校が乱れるんじゃないの?」と娘に聞くと、「校則がないってことは、自分でちゃんとしなくちゃいけないから、そんな子が出てこないんだよ」と言っていました。

 

「校則」を操ることが、権力を持つことにつながるという考えは、今まで持ったことはなかったのですが、どの時代でも、国家から小さな組織に至るまで、「権力」を握った者が、すばらしい行動を起こした例は、ほとんどありません。

 

子どもたちには、「校則という名の権力」でがんじがらめにするのではなく、「自由という名の責任」と、社会と同じルールを与えることが、私たち大人の役割なのかもしれませんね。

2020年

7月

10日

キャリアガイダンス

7月2日にプール開きをしたものの、今週は、1回もプールができませんでした。早く、梅雨が明けてスカッとしたいものですが、来週も雨が続きそうですね。

 

さて、近年は、キャリア教育が重視されています。子どもたちが、社会に出て、最初に働く場所は、企業などの組織が90%以上です。各学校は、実習で民間企業などへ生徒を送り出すことだけでなく、専門的な人材を学校内に呼び寄せることも、最近では行われているようです。

 

しかし、キャリアカウンセラーなど、教員以外の人材が、キャリアガイダンスを行っている学校は、全国でたったの4%しかないそうです。つまり、96%の学校が、教員がキャリアガイダンスを行っているのです。

 

よく考えてみてください。民間企業で働いたことがない教員が、キャリアガイダンスが務まらないとは言いませんが、これでは、野球経験のない野球部顧問と同じですね。

 

これに対し、アメリカでは80%以上のキャリアガイダンスが、専門人材です。欧米諸国では、学校での勉強は教員の仕事で、キャリア教育や進路指導は、産業界をよく知る専門の人材が行うのが当たり前という考えです。

 

新学習指導要領のキーワードは「社会に開かれた教育課程」です。今後は、民間企業出身の教員も増えるでしょうし、産業界の経験豊かな人材を学校に迎え入れる体制が広がっていくことを期待したいですね。

 

やっぱり、日本の学校の先生は、色々なことをやらされ過ぎですね。役割分担を有効に行うことで、子どもたちの将来が、さらに輝くのです。

2020年

7月

09日

分散登校中の学級づくり

ここ2、3日は、梅雨らしい天気が続いています。今日は、「雨がやんだ!」の情報で、屋上に行ったものの、再び大粒の雨が落ちてきました。教室へUターンして、花火の切り絵制作に変更です。

 

さて、例年ですと、4月に新しいクラス編成となり、「学級づくり」は、担任の仕事としては最重要課題です。ここで、いかにクラスをまとめるか・・・私が、PTA活動をしていた時にも、多くの先生からこの「学級づくり」の話を聞きました。

 

ある先生は、「最初にビシッと締めます・・・ここで、児童たちになめられてしまうと、今後の学級運営だけでなく、学級崩壊につながることもある」と言っていました。やり方は、先生によって様々でしょうが、学級づくりは、学習や生活の基盤となります。会社だって、組織作りは大切ですね。

 

しかし、今年は、4月に入学式・始業式を開いたものの、その後は休校が続き分散登校が再開したのが、さいたま市では6月1日です。クラスは、午前と午後のグループに分かれてしまいました。

 

あるクラスでは、担任が動画を活用したそうです。午後のチームの授業が始まる前に、午前チームの動画が教室に映し出されました。この動画を見た午後チームは「メッセージありがとう!これからもがんばろう!」というお礼の気持ちを午前のグループに送ったそうです。

 

こうした事前の交流が下地となり、7月からの一斉登校初日に、初めてクラス全員が集まった時も授業はスムーズに進んだそうです。「初めて会う子もいたけど、動画で顔やどんな感じだかわかっていたので、しゃべりやすかった」と児童は言います。

 

また、ある小学校では、各クラスで教室内や廊下に伝言板スペースを設け、分散登校するクラス内の2つのグループが、紙に書いたメッセージをやりとりできるようにしたそうです。子どもたちは、学校での出来事などを付箋に書いて貼り、それに対してさらに返信の付箋を貼るというやり取りが広がったようです。

 

この「アナログ」の伝言板ですが、話すことが苦手な子が、書くことで自分の思いを伝えられたケースがあったり、オンラインではその場で消えてしまう言葉も、紙の伝言板は、やり取りが残り、クラスの交流が深まっていく様子が見られたそうです。

 

全国の学校やクラスの先生が、子どもたちのために、素敵な試みを実践していることは、なんだか、嬉しい気持ちになってきますね。

2020年

7月

08日

好きなことを見つけて恐れず進む

今日も雨の一日です。九州を中心に豪雨での大被害が広がっていますが、ここ数年は、日本のあらゆるところで災害が起きていますね。7月からコンビニも含め多くの店舗で、レジ袋の有料化がスタートしました。「地球環境を考える」という、国民の意識をあげることには効果が出ているようです。

 

保育園では、雨の日でも思いっきり運動をしました。寺子屋園児は、階段トレーニングで、汗ビッショリです。階段3階から5階までを1対1の競争です。ホワイトきゃんばすが大好きな競争競技となり、子どもたちは目の色を変えて頑張ってくれました。勝ち負けはつきますが、負けた園児にも「よく頑張った」とエールを送ります。

 

さて、外国人から見る日本人は、時には、日本人が気がつかないような視点があり、参考になることが多いですね。

 

お笑い芸人で、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんは、こんな考えを持っています。

 

「日本とアメリカでは教育の在り方が異なります。日本では1つの正解に向かって同じ答えを出すことが重要視される一方、アメリカでは自分なりに考えた個人の考え方が大切にされます。最近では、日本でも主体的な学びの重要性が叫ばれていますが、子どもは元来、みんな自分のオリジナルの答えを持っているのです」

 

「急に意見を言うのは難しいと思うかもしれません。でも、それは大人の考えで、時間がかかってでも答えを待っていると、最後は何らかの意見を口にしてくれるはずです」と言います。

 

最近では、日本の子どもたちも、自分の意見をはっきりと言うようになり、人と違うことも受け入れるようになってきたと、私は感じていますが、アメリカ人から見ると、まだまだなのかもしれませんね。

 

ジェイソンさんは、続けます。「周りの意見や期待に応えているうちに人生はあっという間に終わってしまいます。これは、日本に限らず、世界中の多くの人々にとっても同じことです。どんな人生を歩みたいのか、そのために何が必要なのか。子どもたちは今から想像して、恐れずに前に進んでほしいです」

 

私たちの多くは、学校に通うようになってから、大人になってもずっと、「他人に評価をされる」人生を送ります。しかし、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて前に進む人が、結果的には、いい評価をされるのです。

 

子どもたちが、好きなことを見つけられるように、私たち大人は、そのきっかけを作ってあげるのが仕事ですね。

2020年

7月

07日

知覧特攻平和会館

今日は7月7日七夕ですね。毎年、七夕の日は梅雨が明けていないことがほとんどで、年に一回の織姫彦星も会えずじまいで終りそうですね。保育園では、午後のおやつに、星と天の川とあしらった「七夕ゼリー」を食べました。子どもたちは、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、修学旅行が中止に追い込まれる学校も多いと聞きますが、「修学旅行の灯を消してはいけない」という考えも広がってきたようです。新型コロナウイルス騒動で、私たちは、いかに日常の生活が平和であることに気がつきました。

 

修学旅行では、「平和・命の尊さ」を学ぶ動きがあるようです。

 

鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」というところをご存知ですか。私は、今から30年以上前、学生の頃にここを訪れ、広島の原爆資料館を訪れた時と同じ衝撃を受けました。今でも鮮明に覚えています。

 

鹿児島県の知覧(ちらん)は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において、「特攻」という人類史上類のない作戦で、爆弾を積んだ飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした出撃基地だったのです。

 

欧米諸国の人にとっては、自分の命を犠牲にして、このような特攻隊という戦法に従う人が、どれだけいるだろうかと考えます。当時の、日本人の若者は、「お国のために自分の命を捧げる」ことを当たり前のことだと考えたのです。

 

コロナウイルスの影響で、世界中で多くの死者が出ました。国によっては、ロックダウン(都市封鎖)という強硬手段をとらないと、国民の統制が取れない国も多くありました。しかし、日本人は、「自粛要請」という強制力を持たない内容でも、外出を控え、マスクをし、ソーシャルディスタンスを守り、世界の中では、奇跡と言われる死者の少なさを今も維持しています。

 

知覧から特攻隊で飛び立った若者も、そんな日本人気質がさせたかと思うと、とても複雑な思いになりますね。しかし、この地は、二度とこのような悲劇を生み出す戦争を起こしてはならないという誓いの場所でもあるのです。

 

ここには、語り部の方々がいます。軍隊出身の戦争を知る世代の人も、戦後生まれの人もいます。語り部の話から「当時の若者たちが戦争に巻き込まれた歴史」が深く心に刻まれます。そして、今から旅立つ若者が、母に宛てた手紙は、読んでいるだけで辛くなってきます。親への感謝と日本のためにこの命を捧げる決意が記されていました。

 

今こそ、この知覧に、多くの修学旅行生が訪れて、平和と命の尊さを学んでもらいたいですね。是非とも、知覧を一度は訪れてください。

2020年

7月

06日

子どもの反抗にどう関わる?

今日も、1階の食品フロアで、ママに駄々をこねて、反抗モード200%の園児を見かけました。保育園の子どもたちには、多かれ少なかれ必ず見られるシーンです。

 

子どもの成長過程には、2~3歳の第一次反抗期、思春期の12~15歳の第二次反抗期があります。どちらも、自我や認知機能が急激に発達し、子どもの内面が大きく変化する「心の大改革」が起こっています。

 

保育園では、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期の子どもたちが多くいますが、子どもは反抗したいのではありません。親としては、「自我が急成長しているんだな」とまずは、受けとめることからですね。

 

ここは、冷静に、反抗期の対応を事前に考えておくことがいいようです。「公園から帰りたがらないとき、どう言えば家に帰るのがうれしくなるかな?」「お菓子を食べたがる時はどんな状況?」など、困る場面を考えておくのです。

 

今日は、3つのポイントを紹介します。1つ目は、「選択肢で『自分で決めた』と思わせる」です。例えば、公園から帰りたくない時は「最後にすべり台にする?ブランコにする?」など、親にとってはどちらでもいい選択肢を出して選ばせれば、子ども自身が『自分で決めた』と思えて、スムーズに動きやすくなります。

 

2つ目は、「自分でできるように手助けする」です。子どもの「自分でやりたい」という意欲は大切にしたいですね。「自分で着替えたい」なら、服を着やすく床に並べたり、時間がない時は、さりげなく手伝って、最後に「自分でできたね!」と言って、達成感を得られるようにするのです。

 

3つ目は、「予定やルールは先に伝えておく」です。予告なしに「○○して」と指示されると、子どもは気持ちを切りかえられずに「イヤ」となりがちです。「おもちゃをしまったらお風呂に入るよ」など、予定やルールは事前に伝えるようにすると、子どもなりに段取りを理解できるようになります。

 

どうですか・・・あれもこれもですと大変ですので、この3つの1つでもいいので、実践してみませんか。

 

そして、もっとも大切なことは、「親が譲らないこと/譲ること」の線引き(○○家のルール)を考えることです。

 

例えば、「決めた時間以上のゲームはNG。でも、ゲームをいつやるかは口出ししない。時間だけ守らせる」などです。

 

保育園では、命にかかわる危険な行動については、厳しく叱ります。「○○したら、死んじゃうんだよ。死んじゃったら、ママとパパも先生も保育園の友だちも、みんな悲しくなるんだよ」を強い口調で言います。

 

子育ては、当たり前ですが、1つのマニュアルでは壁にぶつかります。普段から、子どもの反抗はあって当たり前・・・どう関わるかを親は考えておきたいですね。

2020年

7月

05日

ナイトツアー やりました つづき

夜の森から、かつて、園長の知人が、コビトを見たという竹林(当時酔っていたのですが・・・)を右手に、ホタルが自生しているショウブ畑に向かいます。

 

「ここからは、ライトを消して~真っ暗でも、だんだん目が慣れて見えるようになるから大丈夫!」と言っても、「怖~い!真っ暗で何も見えな~い」と不安がる子どもたちです。

 

だんだんと目が慣れてきて、ショウブ畑の遊歩道にやってきました。時刻は、午後8時を回りました。そうです・・・多くのホタルが光を放つ時間です。

 

「あっ!ホタルだ!」と、遠くに1匹のかすかなホタルの光です。今年もホタルを見ることができました。

 

ここは、3年前までは、地元の人たちの力で、人工的にホタルを幼虫から成虫になるまでの管理をしていたのですが、自然環境が整って、今では、ホタルが自生できるようになったのです。何百匹ものホタルが舞うような有名地ではありませんが、知る人ぞ知るホタルが見られる場所となっているのです。

 

今年は、遊歩道を奥まで歩くと、所々でホタルの舞がみられました。「あっホタルだ!」「あっちにも・・・ねぇ見て!」「こんどは、ここにもいるよ!」という子どもたちの声が響きます。大人も、この幻想的な光景に魅せられます。

 

そして、ついに、1匹のホタルが、小学4年女の子の手のひらに・・・手の上で、お尻をピカピカさせています。こうなると、子どもたちは大興奮です。

 

およそ60分の、夜の森とホタルの散策を終えて、子どもたちの顔を見ると「やり遂げた感」が伝わってきます。「ちょっぴり怖かったけど・・・すごく楽しかった!」と4歳男の子が言っていたように、スリルと楽しさは紙一重で、両方があって、子どもたちのワクワクドキドキにつながったのかもしれません。

 

頑張った子どもたち・・・そして、保護者の皆様、ありがとうございました。大満足のナイトツアーでした!

2020年

7月

04日

ナイトツアー やりました

プチ奇跡が起こりました。プチ○○という表現は、すでに死語になってますが。(笑)

今日は、雨が降ることなく、無事に、しかも、子どもたちの大興奮の中、ナイトツアーが行われました。

 

ドラマは、昼の作業から始まります。小学生の男子2名が、園長の補佐として、クヌギやコナラの木に、特製の蜜を塗ります。いわゆる、トラップを仕掛けました。実は、雑木林の中で、どこにでもカブトムシやクワガタが見られるわけではありません。樹液が出ていない樹は、虫たちはスルーします。さて、卒園児2名の努力はいかに!?

 

新型コロナウイルスの影響で、今回のナイトツアーが、親子が参加する初めてのイベントとなりました。今年も、多くの家族が集合しましたが、今回初めて参加する家族にとっては、どんなツアーになるのか、「ワクワクドキドキ・・・」感が伝わります。

 

保育園から車で15分ほどの、公園に到着しました。午後7時を過ぎると、あたりが暗くなり、子どもたちの「楽しみ・・・でもちょっと怖い~」という、ざわざわ状態の中で、まずは記念撮影です。

 

では問題です。「今日見るホタルは何ホタルでしょうか?」これに、小学校1年生の男子が「ほたる!」と答えます。大人たちは全員大爆笑で、いざ、夜の森の中へ!

 

10本以上の木にトラップを仕掛けていたのですが、何と、最初に見つけたのが「アマガエル」です。たぶん、蜜を目当てに来た小さな虫を狙って、木によじ登っていたのかもしれません。スズメガはたくさんいますが、なかなか子どもたちのお目当て、カブトムシ・クワガタが見つかりません。

 

そんな時に、3歳男の子のパパが、少し離れたクヌギの木で「コクワガタ」を発見です。こうなると「○○くんのパパは凄~い!」と、一気に子どもたちのヒーローになります。そして、3歳男の子は、まるで自分が褒められたように大喜びです。父と息子の絆が深まった瞬間です。

 

その後、アリ・ガ・ゴキブリ・コガネムシと生き物は発見されるものの、お目当てが見つかりません。夜の森ももう少しで終わるところで、ついにカブトムシのオスを発見。トラップの蜜を美味しそうに食べていました。

 

「オレが採りたい!」「私が欲しい!」と子どもたちは大騒ぎですが、今回は、みんなで観察して、そっとしておくことにしました。昼のトラップ作業をしてくれた、男子2名も、「オレたちが頑張ったから、カブトムシが見られたんだぜ!」とドヤ顔です。

 

初参加の男の子2名も、怖がることなく夜の森を楽しみました。子どもたちの満足度が右肩上がりになったところで、いよいよホタル舞う場所へ向かいます。

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

03日

ホタルが子どもたちの希望の光に

先日行った「どろんこ遊び」も、子どもたちの力で雨が上がり、明日の「ナイトツアー」も、天気予報では、雨の予報ですが、これも、子どもたちの力で、番狂わせがあるかもしれませんね。

 

さて、ナイトツアー前日に、ホタルの話です。

 

あの渋沢栄一氏の一万円札で脚光を浴びている、埼玉県深谷市にある上柴西小学校では、昨年夏から始めたホタルの幼虫が、6月に入って、次々と成虫となり、ほのかな光を放ち始めているそうです。

 

理科主任の田久保先生が、校内で手つかずになっていた飼育池を「きれいにして、新たな生き物を育てよう」と思い立ったのが、きっかけです。

 

市やホタルの愛好家団体からヘイケボタルの幼虫約1000匹を譲り受けました。田久保先生は、理科の先生ですがホタルの飼育の経験はなかったそうで、ホタルの会に教わりながら育て始めたそうです。

 

ホタルは通常、6月頃に産卵。1カ月ほどでふ化し、幼虫として翌年4月頃まで水の中で生活します。5月頃に陸に上がり、土の中でさなぎとして成長を続け6月頃に成虫になるそうです。

 

コロナで学校休校が続く中で、田久保先生は「ホタルを守らなけくては」と、ずっと世話を続け、6月1日に、初めて5匹の成虫を飼育容器の中で確認・・・6月末までに、100匹以上のホタルが成虫になったそうです。

 

まさに、ホタルが、再開が始まった小学校の子どもたちの希望の光となったのです。現在では、成虫が産卵を始めているそうで、2世代目のホタルの飼育が始まっているそうです。

 

明日のナイトツアーでは、自然の中で生育したヘイケボタルを見に行く予定です。昨年の今頃産卵したホタルで、1年間頑張って、蛍の光を放つことになるのです。なんだが、夢とロマンを感じますね。

 

明日のナイトツアー・・・晴れは望みませんが、雨が降りませんように・・・

2020年

7月

02日

令和2年度 プール開き

今日は、朝からお日さまが顔を出し、今年度のプール開きにふさわしい一日となりました。そうです・・・令和2年度、保育園ホワイトきゃんばすの屋上プールが、本日から始まりました。

 

今日は、40名の園児が水着になり、初日からてんやわんやです。見学の1歳児女の子も、プールサイドで、入りたくて仕方がない顔をしています。(笑)

 

今年も、しっかりと水泳の練習をする「競泳プール」と、水遊びを楽しむ「ジャブジャブプール」そして、スライダープールの3つを用意しています。ベビーちゃんは、たらいのプールでお風呂に入る感覚です。

 

準備体操をしっかりと行って、「いざ!プールへ!」・・・競泳プールでは、園長の指導ではなく、年長と年中園児を中心に、バタ足の練習が始まりました。ヒザは曲がっているし、力まかせに水しぶきをあげるような、まったくなってないバタ足ですが、子どもたちが、自主的に練習を始めたことに意義があります。

 

昨日、お風呂でゴーグルをつけて10秒もぐる練習をした男の子がいました。バタ足の後は、みんなでまるくなって、何秒もぐっていられるか・・・競争です。園長が、「1・2・3・・・」と数を数えます。まず2秒で脱落の園児が笑いを取ります。今日は、5歳女の子が10秒をクリアできました。

 

そして、プール開き初日にして、助走をつけて、競泳プールへジャンプが始まりました。ビデオを撮る園長のところまで、水しぶきが上がります。年長園児は、サマーキャンプで川遊びをするので、泳げるようにならないと・・・勝手に目標設定をしているようです。

 

そして、ジャブジャブプールでは、マイペースで遊ぶ子どもたちが、水鉄砲で、大はしゃぎです。しかし、だんだんエスカレートしてきて、熱い戦いの場となっていました。

 

スライダープールでは、1歳児2歳児の中から、予想外のヒーロー・ヒロインが登場しました。最初の1回を勇気を出してクリアすると、恐怖心がなくなります。背中を押すのは、他の園児の「大丈夫だよ!頑張れ!」の声援です。

 

今年も、保護者の中から「プールボランティア」をお願いしています。今日は、今年度からの新人園児のママが活躍してくれました。高校、大学と水泳部のママです。今日は、大学時代のユニホームとジャージで頑張ってもらいました。

 

「ここまで、頭から水をかぶったのは、部活以来です」と言うママですが、2回目のボランティアを約束してくれました。

 

今日1日で、子どもたちの水遊びの傾向がずいぶんとつかめました。昨年からの成長が多く見られます。今年度からの新人は、しっかりと見極めて、今後、楽しいブールの時間となるようにアプローチしていきます。

 

早く梅雨が明けて、ギラギラのお日さまの下で、子どもたちの笑顔であふれるプール遊びがたくさんできますように・・・まずは、上々のスタートです。

2020年

7月

01日

勉強の仕方を教えてる?

今日7月1日からプール開きの予定でしたが、天候不順で明日になりそうです。まぁ~夏は長いので、じっくりとお日さまの下でプールを楽しむことにします。

 

さて、今日から3人きょうだいの末っ子の1歳児が入園してきました。姉・兄と同じ保育園に通えるようになって、男の子はすこぶる嬉しい気持ちになっていますが、張り切っているのは、年長の長女です。

 

登園するや、園児が自分で行う朝の仕事(ノートを出す・タオルをかける・カバンをロッカーにしまう)をお姉ちゃんが、全部やってしまいます。姉の大きな弟愛ですが、これでは、末っ子は、朝の仕事を覚えることができませんね。

 

ある中学校の校長の話です。臨時休校中に「学校の弱点」を発見してしまったようです。それは、学校は学習内容を教えてきたけど勉強の仕方をしっかりと身に付けさせていなかったのではないか・・・という内容です。

 

分かりやすく言えば「教員が課す課題や宿題を従順にこなすだけの生徒にしてしまってはいなかったか」という反省です。

 

冒頭の優しい年長のお姉さんがすることは、弟に「朝の仕事のやり方」を教えることなのです。

 

予習の課題を与えても「習ってないからできな~い」という言葉が返ってきたら、失敗です。

 

「分からなくて結構、何がわかって、何が分からないのかを見つけるのが予習なのです。そして、なんだかよくわからないけど、もやもやしたものを授業で解決する、分からないことを分かるようにするのが勉強なんじゃない・・・!」と、校長先生は話します。

 

学校がコロナで休校中に、この「自律的学習能力」が高い児童生徒は、前に進んだでしょうね。逆に、テストの点数はいつも良かったけど、与えられた学習をこなすだけの児童生徒は、休みに何をしていいのか・・・悩んだのかもしれません。

 

さぁ~これが、学校の弱点だとしたら、勉強の仕方を教える・・・つまり、児童生徒が自分で考える癖をつけられるように、学校はどうあるべきか。教科書の遅れを取り戻すために、スピードアップの詰込み授業よりも大切なことですね。

2020年

6月

30日

一日を振り返って楽しかったこと

6月13日のおやじ園長のブログ「ドリル宿題やめます!」の中で、水戸市の小学校の取組みを取り上げました。一律のドリル宿題をやめて、「自学ノート」で、それぞれの児童が、その日の授業などで興味を持ったことなどについて、自分で課題を見つけて家庭学習にするという取組みです。

 

昨今「一人一人の学びへの対応」が求められているものの、一律のドリルでは、できたできないの比較になってしまい、個々が興味を持っていることや、考えていることが見えてきませんでした。それが、自学にすると、一人一人の状況が見えてきたそうです。

 

この取組みをヒントに、6月22日からホワイトきゃんばすでも、年長園児6人について、「今日一日の中で、たのしかったこと・うれしかったこと・がんばったこと」を子どもの言葉で、記録をしています。

 

最終的には、今日1日を振り返った中で、今日の課題を見つけ出し、今後の改善やあらたな目標設定につなげられればと考えています。もちろん、年長園児にそのレベルを求めるのは難しいので、スタートは、「一日を振り返る」ことです。

 

まだ始めたばかりですが、「屋上遊びが楽しかった」「給食がおいしかった」と、具体性に欠ける園児から、「どろんこ遊びで、山の上からジャンプして泥水にジャブ~ンと水しぶきを上げたこと」と、詳細に言える園児と様々です。

 

また、屋上を中心とした外遊びが楽しいという園児と、教室内での○○ごっこ遊びが楽しいという園児にも分かれます。これは、男女問わずです。

 

年長園児とのかかわりは、ベビーの頃からという子もいて、ざっと4、5年以上の付き合いですので、たいがい、この子は○○が好きだということはわかっていたはずですが、こうして、子ども自身の感想を記録してみると、新たな発見があります。

 

そして、大切なのは、個々への保育アプローチが具体的にできることです。先生も知らなかった意外な一面を深掘りしたり、具体性に欠ける園児には、人に話をするコツを教えることができます。

 

すでに、「園長先生・・・今日はね・・・」とこちらが聞かなくても、話をする園児もでてきました。これから、子どもたちがどのように、自分で考えて、今日一日を振り返って、次につなげていくのか・・・楽しみですね。

2020年

6月

29日

体育の実技・・・この夏は?

今日も、どっさりと「インゲン豆」と「ミニトマト」と「キュウリ」の収穫に励む子どもたちです。「みんながとった野菜は、お土産になるからなぁ~」に、がぜんやる気がでるのです。そして、野菜が苦手な園児も、保育園のインゲン豆なら食べてしまうのです。不思議ですね。

 

また、おたまじゃくしのいけすを掃除しながら、子どもたちと観察すると、不思議です。緑色の鮮やかなアマガエルとしっぽが残ったアマガエル、そしてまだおたまじゃくしのままのアマガエルと、3つの成長過程を見ることができました。「おたまじゃくしがカエルになるんだよ」と100回言葉で説明しても、今日の観察の「一見」の方が、説得力があるのです。

 

さて、職員の子どもの中学校では、この夏のプールは中止です。卒園児の小学生に聞いても、さいたま市内の小中学校のプール活動は、残念ながらありません。全国的にも、プールを行う学校の方が少ないようですね。

 

埼玉県では、県営の大型プールも市営の小規模プールも中止と決定しているので、この夏、子どもたちの水遊びは、激減することが予想されます。ホワイトきゃんばすは、予定通り7月1日から「屋上でプール」がスタートします。

 

密を避けて、保育園のプールを中止し、通常の屋上遊びにしようものなら、夏の暑さに、子どもたちは、続々と熱中症になってしまうでしょう。子どもたちの健康を考えると、コロナだから中止と簡単に判断するのは、「ちょっと待った!」ですね。

 

プールだけではありません。現在、小中学校の体育の時間は、ドッチボールや鬼遊び、リレー、ジャングルジムなどは、感染リスクがあると判断されて行われていないそうです。

 

個人の道具を使っての「なわとび」など、なるべく、人とのかかわりが少ない内容になっているようで・・・子どもたちの本音は「つまんない!」です。

 

体育の授業で、子ども同士の間隔を開けると端の子どもに目が届かず、逆に安全管理の面で問題になっているという、教員の声もあるようです。

 

「コロナウイルス感染のリスクが完全になくなったわけではない。重要なのは、子どもたちに感染させない内容で行うべきだ」という考えと「感染症を恐れてばかりでは、何もできなくなる。児童・生徒の運動の機会を確保しなければいけない」という考えをどうバランスを取っていくかですね。

 

細かい内容は、個々の学校が判断しないといけません。う~ん・・・答えはないのです。

2020年

6月

28日

廃校水族館

少子化の影響もあり、全国の学校が廃校に追い込まれています。廃校跡が、宿泊施設になったり、おしゃれなレストランやカフェにリメイクされたり、長野県のイエナプラン校、大日向小学校のように、新たな学校となったり、様々な形で活用されています。

 

今日は、廃校が水族館に生まれ変わったという話です。

 

高知県室戸市に2006年に廃校となった小学校がありました。市が、廃校の活用策を募集すると「プールでカメ泳がせてもいいですか?」という提案があったそうです。私が市の職員だったとしても、「ウミガメで決まりだ!」と思ったことでしょう。

 

NPO日本ウミガメ協議会が、2018年4月に「むろと廃校水族館」を開校しました。英語でスクール・オブ・フィッシュは、「魚の群れ」を意味しますが、文字通り「魚の学校」ができあがったのです。

 

サメやエイがゆうゆうと泳ぐ屋外の25メートルプールに、隣りの低学年用の小プールにはウミガメがいるそうです。予算がないので、3階の理科室や図書室、家庭科室はそのまま利用。飛び箱にも水槽を組み込んだそうです。

 

「お金がないから頭を使います。自分たちが面白がれば、人は来てくれるはずだから」と、狙いは的中し、1年目の入館数は、目標4万人を大きく上回る17万人です。ざっと、1日500人が、この小さな町の水族館を訪れた計算です。現在までに、累計では32万人を超えたそうです。

 

名前に、「廃校」を付けることで「全国の学校がどんどん廃校になっている。こんな活用法もある、と知ってもらえたら・・・」と、「廃校」という言葉にこだわったそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、廃校水族館は休校していましたが、5月半ばに再開し、子どもたちの歓声と若者たちの活気に満ちているそうです。廃校になっても、ここには学びがあるようですね。諦めずに足下の宝を活かす地方自治体の姿に、アッパレです。

2020年

6月

27日

七夕に願いをこめて

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生から学校の様子を聞きます。通常登校に戻ったものの、給食が、わいわいがやがや楽しくおしゃべりしてというわけにはいきません。しかも、主菜(メインのおかず)・主食(パンやごはん)・汁物(みそ汁・スープ)だけで、副菜がありません。

 

配膳は、給食当番はまだ稼働せず、担任と応援の先生が行っているようです。早く、当たり前の給食に戻って、友だちとの会話を楽しむ時間になって欲しいですね。

 

さて、今日は、小学生男子2名を連れて、七夕の笹を取りに行きました。住宅街にある竹林は、たぶん、個人所有の土地だと思われ、勝手に笹を伐採するわけにはいかないので、川沿いの自然の場所まで、たくさん歩いて取ってきました。

 

男子2名のがんばりで、園児全員分の笹が集まりました。保育園に戻ると、二人とも疲れてしばらく寝ています。(笑)

 

さっそく、入口に笹の葉を取り付けて、子どもたちのメッセージや飾りを取り付けます。

ドラえもんになりたい・・・アンパンマンになりたい・・・シンデレラになりたいなどのキャラクターそのものになりたいという願い事や、ケーキ屋さんになりたい・・・アイドルになりたい・・・というお仕事バージョン。ピアノが上手になりたい・・・料理が上手になりたい・・・お菓子をたくさん作りたい・・・などのスキルアップバージョン。

 

七夕の願い事にも、子どもたち一人一人の個性が光りますね。

 

朝の会で、何度も読み聞かせをする本の一つに、くすのきしげのり作の「おこだでませんように」があります。

 

ママや学校の先生からいつも怒られてばかりの、ちょっと気になる男の子が、七夕の願い事に、「おこられませんように」を子ども言葉で「おこだでませんように」と書くのです。これを読んだ、担任の先生が、泣いてしまいます。その日の夜にママに電話をし、ママも泣き始めます。

 

「どうして、この子の気持ちを今までわかってあげられなかったんだ」という気持ちです。涙なしには、語れない素敵な絵本です。

 

子どもたちが、自分で考えて言葉にした願い事は、とても大きな意味があり、大人は、「そうなんだ」と言うだけで、「どうして?何で?」とあれこれ聞くのはなしですね。

2020年

6月

26日

弁当作りの負担

本日の体操教室では、人事異動で、今まで1年半お世話になったコーチが、最終日となりました。子どもたちにとっては、「どうして?今日でおしまいなの?」と、人事異動のことなどわからないので、素朴な疑問です。「何で・・・行かないで!」なんて、子どもたちに言われると、切なくなりますね。

 

さて、今日は母親が作るお弁当の話です。諸外国では、日本の母親が作る「キャラ弁」を見ると、目をむいて驚きます。「これを毎日つくるのか?」と。

 

2016年の総務省「社会生活基本調査」によると、高校生の母の平日早朝の家事実施率は、朝の6時30分以前ですでに、53.5%となっています。

 

もうおわかりですね。朝早く起きて、掃除や洗濯をしているわけではありません。多くの母親が、我が子のお弁当を作っているのです。高校生の子ども相手には、さすがにキャラ弁ではないでしょうが、早朝から大きな負担ですね。ちなみに、高校生の父は1.2%で、高校生女子は0.2%、男子は0%です。この数字からも、母親だけが早起きして、せっせと弁当を作っているのです。

 

高校には、給食がありません。部活の朝練や遠距離通学で、子どもが早く家を出るとなると、朝5時起きで弁当を作る高校生の母は、12.7%にもなるそうです。私も高校時代、あたり前のように母親が作った弁当を食べていましたが、今思えば、感謝の気持ちが希薄でしたね。

 

もちろん、高校には購買部があり、総菜パンなどを購入できるところは多いですが、毎日となると、費用もかさみますね。せめて、もう少し安く購入できれば、弁当の日を週2回ぐらいにできるのかもしれませんね。

 

高校生の子どもを持つ母親の年齢は、45歳~54歳くらいと考えると、すこし、飛躍した仮説ですが、日本の管理職の女性比率が世外国と比べて低い要因は、家事と育児との両立が難しい事なのかもしれません。

 

「母親ワンオペの分担を見直せ!」と言うのは簡単ですが、学校も母親のお弁当負担に対して、できることを考えないといけませんね。

2020年

6月

25日

雨ニモマケズ どろんこ遊び

今日は、朝から雨が降っています。子どもたちが楽しみにしていた「どろんこ遊び」ができるかどうか、微妙になってきました。そこへ、朝1番で登園した3歳男の子のママが「少しの雨くらいなら、やりますよね~」とやる気満々です。実は、昨年の我が子のヘタレぶりに、今年は、何とかリベンジを期待していたのです。

 

その後登園する園児に、「少しの雨でもどろんこやりたいかい?」と聞くと、「今日は、どろんこを楽しみに保育園に来たのだから・・・絶対やりたい!」の声が続出します。

 

そんな子どもたちの願いが、天に届いたのか、小雨でスタートしたものの、すぐに、雨が止んでしまいました。

 

「雨ニモマケズ・・・どろんこ遊びがんばるぞ!」に、3Fフロア全体に響くような大きな声で、「おォー!」と、子どもたちは自らに気合を入れるかのごとく叫びます。

 

そして、どろんこ広場の前に揃った子どもたち・・・「行くぞ!」の声に、何のためらいもなくドロ水の中に、入っていきました。昨年はヘタレだった3歳男の子もドロ水の中で大暴れです。(笑)

 

ちょうど、田植えの前のドロドロの田んぼのようになった、どろんこ広場に、子どもたちの「キャーキャーワーワー」の声が響きます。3歳から5歳児の寺子屋園児だけでなく、ぞくぞくと、チビちゃんたちが、ドロ水に興味を示して、裸足で入っていきます。今日は、1歳児の男女二人が、最年少で、ドロ水デビューです。

 

ドロ水に入れない、ざっと10名ほどの園児は、どろんこ広場の前に用意したプールで水遊びです。すぐ横の池では、子どもたちの叫び声に負けないくらいの大きな声で「モーモー」とウシガエルが鳴いています。

 

アマガエルのおたまじゃくしが、ざっと10匹、緑色の美しいカエルになっていました。子どもたちは、そっと、手の上にのせて、池の中へ放ちます。

 

どろんこ広場の半分が、クローバーに覆われているので、今年のどろんこ遊びは、水につかったクローバーの中を気持ちよく歩く園児もいます。

 

予想外の子どもたちの頑張りとわんぱくぶりに、先生たちも大満足のどろんこ遊びとなりました。本日、「どろんこ遊びの号外」を発行して、子どもたちの奮闘ぶりを保護者には見てもらいました。おうちでの会話が、はずみそうです。

 

子どもたち・・・本当によく頑張った!

2020年

6月

24日

休み方改革

今日は、午前中保育園を抜けて、健康診断を受けました。胃カメラで自分の胃の中をモニターで見るのは、慣れっこになりましたが、「きれいな胃です」に、ホッとします。(笑)

 

さて、昭和→平成→令和と3つの時代を生きてきた私としては、「仕事以外の時間」の使い方は、時代と共に変わってきていると感じていましたが、まだまだ、休みは、休養だけで終る人も多いようです。

 

「平日は帰ったら寝るだけだし、土日も一日は寝だめの日。何もできず、こんな生活でいいのかと焦っていました」と言うのは、バリバリに働くOLのコメントです。彼女は、通勤時間も往復で4時間かかり、常に疲れていたそうです。

 

しかし、コロナ渦で、4月から在宅勤務制度が導入され、生活が一変。趣味の裁縫を楽しんだり、両親に料理をふるまったり、「時間ができて、いろいろなことにチャレンジする元気が出てきました」と言います。

 

少し前の2014年に、経済財政諮問会議の報告書によると「休みとは、平日の骨休みではなく、人生を最適化する手段」と公表されました。しかし、現実的には、休みにも仕事を家に持ち込んだり、ダラダラしておしまいという人が多かったようです。

 

それが、コロナを契機に、「長い人生・・・楽しんで生きていける趣味や仲間をこれからも探していきたい」と考える人が増えたようです。コロナがもたらした、少ないですがプラスの遺産かもしれませんね。

 

私の仲間に、毎年海外旅行(南米とかアラスカとか秘境ばかり)を楽しむおやじがいます。酒を飲みながら、彼の土産話を聞くのが私は大好きなのですが、素晴らしいライフスタイルです。

 

コロナを切っ掛けにというのは、少し皮肉ですが、自由な時間が増えて、自分にとって何が大切かを考えた人も多かったと思います。仕事のペースが戻っても、今後は、大切な時間をどう使うべきかという発想が大事になってくるかもしれませんね。

 

もちろん・・・「なんにもしないを楽しむ」のもありです。

2020年

6月

23日

3年生・・・何から始める

今日も雨が降ったり止んだりの梅雨空でしたが、雨が止んだのを見計らって、寺子屋園児を連れて屋上へ行きました。何と、インゲン豆がコンテナボックスいっぱいの収穫です。ミニトマトは、ほとんどの子どもたちが、バクバク食べています。

 

インゲン豆は、本日の園児35名全員に、たっぷりとお土産になりました。たぶん、野菜嫌いの園児も、このインゲン豆はしっかりと食べて、ママを驚かすに違いありません。

 

さて、私の末娘は、現在大学3年生です。新型コロナウイルスの影響で、大学にはほとんど行けずに、ウエブ授業など、パソコンに見入っている時間が多かったようです。そして、今の時代は、大学3年から就活がスタートするのですが、大学3年向けの就活イベントの中止が続いていたようで、先日、娘もようやく、初めての就活セミナーに参加しました。

 

「どんな会社がいいのかなぁ~」なんて、のんきなことを言っていたので、「入れるかどうかは別にして、大きな会社で無難な選択をするのも良し、給料は安くても、小さな会社で、若いうちから色々なことにチャレンジさせてもらえる会社も良し・・・こればっかりは、答はない。おまえが決めるしかないのだ」なんて、ここぞとばかりに、父親らしいアドバイスを送ります。(笑)

 

就職した会社が、10年先はどうなっているかわからないですし、終身雇用の時代はとっくに終わっているので、人生の中で、仕事も変えていくのがこれからのライフスタイルですね。

 

ある採用コンサルタントは、まずは、情報収集から始めること。知るべきことは3つ。自分と社会、そして就活そのものと言います。

 

自分を知るためには、自分の行動や性格の特徴、価値観について考える。社会を知るには、様々な業界や企業、仕事内容や職場の雰囲気や慣習を調べる。就活については、気になる業界の選考日程を押さえ、エントリーシートの書き方や面接の受け方などを練習することが欠かせないとのこと。

 

大切なのは、社会について調べる際、「生産者」の視点を持つことだそうです。学生は、主にモノやサービスの消費者の立場ですが、社会に出れば、それを生み出す側になるので、この仕事は誰のどんな悩みに役立つのか、求められる能力は何なのか・・・と考えることが重要です。

 

どうですか・・・大学3年生に限らず、転職を考えている人にも、有効な考え方ですね。しかし、就活アドバイザーから、「正解」を教えてもらおうとする人は、たぶん、社会に出ても役立たずでしょうね。自分で考え抜き、納得し、進路を決めていけるようでないと・・・というのが、プロの意見です。

 

それから、最近のグループ面接では、チームで討議をさせて、それを判断基準にする企業も多いそうです。そこでは、自分の意見を述べるのは、当たり前で、他の人の意見もきちんと吸い上げることができる人材が求められるようです。

 

自分とは違う意見や反対意見でも、それを認める力が必要ということですね。こうなってくると、暗記型テストの点数はあまり関係ない時代になってきているのかもしれませんね。

2020年

6月

22日

「鉄ちゃん・鉄子」

昨日は父の日でしたね。保育園の子どもたちは、手作りコースターをパパにプレゼントしました。すでに、フライングで父の日の前に渡してしまう園児が多かったのですが、「もったいなくて、使うことなどできない」「自分が使う前に子どもが使っていた」「とにかく、うれしい!」などのパパのコメントをたくさんいただきました。

 

ついに、6月19日から、都道府県をまたぐ移動についても、自粛が解禁となりました。この週末は、観光地にも他の県の人たちが訪れて、少しずつ賑わいを取り戻しているという元気になる報道がたくさんありました。

 

しかし、全国の小中学校では、1学期に行われる予定の修学旅行は、コロナウイルス感染拡大の影響で、ほぼ実施不可能となってしまいました。さいたま市の公立校では、小学校は「日光」で、中学生は「京都・奈良」が修学旅行の訪問地です。1回目の東京オリンピックが行われた昭和39年に、東海道新幹線が開通してからは、修学旅行でも多く使われてきました。現在、「修学旅行列車」を見られないのは寂しいですね。

 

さて、鉄道マニアのことを最近は親しみを込めて「鉄ちゃん・鉄子」と呼ばれていますが、その内容も、今では多岐にわたっています。

 

純粋に乗ることを楽しむ「乗り鉄」・・・全駅下車を目指す「降り鉄」・・・切符やスタンプを集める「収集鉄」・・・車両中心の「車両鉄」・・・撮影目的の「撮り鉄」・・・録音に凝る「録り鉄」・・・駅弁や沿線の味を楽しむ「食べ鉄」・・・配線や廃車を見届ける「葬式鉄」・・・などがあるようです。楽しみ方もたくさんですね。

 

修学旅行のように、集団での旅行は、まだまだできませんが、小人数や一人旅は、ようやく解禁されて、今まで我慢していた「鉄ちゃん・鉄子エネルギー」が、この夏は爆発することでしょうね。

 

私も、鉄道愛好家の一人ですが、車窓を眺め、駅弁をつまみに酒を飲む・・・こんな至福の時間はありません。これは、大人の特権でもあります。こんな、私のような鉄道マニアを「呑み鉄」と言います。

 

俳優の六角精児さんが、「呑み鉄」というスタイルをメジャーにしてくれたようです。7月の連休には、埼玉県を脱出して、いつものおやじ旅の仲間たちと、呑み鉄を楽しもうと思っています。

2020年

6月

21日

学校は子どもの元気の受け皿

昨日は、土曜日でしたので、卒園児の小学生が5人集合です。休校→分散登校から、いよいよ、通常の授業がスタートしたので、「あーだこーだ」と子どもたちの話をたくさん聞くことができました。

 

ようやく、クラス全員の様子が分かるようになったことや、1品少ない給食は、先生が配膳するようで、まだ、楽しくおしゃべりしての給食は先のようですね。先生たちも、今までの授業の遅れを取り戻そうと、少しスピードアップで焦っているようです。秋に予定されていた運動会も、中止や、無観客(生徒と先生だけ)運動会になるようで、まぁ~前代未聞の出来事があり、これからも予断を許さないので、大変ですが、先生方には無理をしないで、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、子どもたちの元気な話を聞いていると、やっぱり、学校は、子どもたちの元気を受けとめてくれる大切な居場所であり受け皿であることを感じます。

 

保育園のクリスマス発表会で、あのピコ太郎さんの「PPAP」披露したことがありますが、コロナ騒動の中「PPAP2020」で、手洗いが世界に広まっているそうです。私たち日本人は、1日何度も手洗いをする習慣が当たり前ですが、海外だと手洗いの文化がない国もあるそうです。ピコ太郎さんの動画がきっかけで手洗いが世界中に広まってくれるとうれしいですね。

 

ピコ太郎の生みの親、古坂大魔王さんは、小学校3年の時に、大きな影響を与えてくれた「変な大人」が担任となったそうです。

 

算数の時間にドッジボールをし、昼休みを学習の時間に充てるような自由な発想を持ち、授業中の脱線話が面白くて、その質問に職員室まで押しかけたそうです。先生は「面白くないと子どもは話を聞いてくれない」と言っていたとのこと。

 

私も小学校6年の時の担任、星野先生のことを今でも忘れません。時間割を無視して、大相撲○○場所を一日かけて行ったり、当時、弱小球団だった「広島カープ」「近鉄バッファローズ」の応援歌を覚えさせられたり、忘れ物を一人でもすると、連帯責任で「全員星座!」をさせられたり、まさに「変な大人」でした。しかし、大きな影響を受けました。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、それを取り戻そうと、頑張る先生たちにエールを送るとともに、無理に、遅れた授業を取り戻すのではなく、時には脱線授業で「変な大人」の一面を見せてもいいと思いますね。(笑)

2020年

6月

20日

さよなら私のデパート

いよいよ昨日からプロ野球が開幕しました。今まで、当たり前にあった試合が、昨日は特別なものに映りました。スポーツを楽しむ生活が少しずつ戻ってきて、うれしいですね。

 

今日は、屋上ファームで、インゲン豆の初収穫です。すでに、インゲン豆の身長は2メートルを超えています。緑色に同化したドジョウのような豆を子どもたちが探します。そして、先日収穫したじゃがいもを蒸し器でふかして給食に出すと、「おいしい!」とおかわりラッシュです。味が濃くて本当においしかったです。

 

さて、今日は、新潟県のデパートが1つになってしまったという話です。

 

録画していた「さよなら、私のデパート」をじっくり観ました。113年間新潟で市民に愛された「新潟三越」が、3月22日に閉店したのです。緊急事態宣言が発令される前ですね。

 

新潟市は、政令指定都市として、日本海側の中心都市です。地方都市に見られるように、新潟駅から少し離れた「古町(ふるまち)」という所が、長い間繁華街として、街の中心でした。しかし、駅に近い万代(ばんだい)エリアに「新潟伊勢丹」が開業し、若者は、万代エリアでショッピングを楽しむようになりました。

 

そして、今から10年前の2010年に、三越とライバル関係であった「大和(だいわ)百貨店」が閉店します。実は、新潟大和の閉店の瞬間に、当時、私は仕事として立ち会いました。お客様の「ありがとう!」の声を受けながら、シャッターが静かに閉まりました。店長の従業員向けの挨拶に、大和のスタッフの多くが、涙を流していました。

 

そして、10年後に、同じ光景を「新潟三越」で見ることになってしまいました。私がよく通っていたラーメン屋の店主も登場し、「店をたたまなくては」から、古町のために、「もう少し頑張る」と前に向いてくれたことに、ホッとします。

 

保育園には、新潟県出身のママが3人います。私は、若手営業マン時代と、管理職になってからも、5年以上新潟県を担当していましたので、今回閉店した新潟三越の映像を食い入るように見ていました。ここでの○○マネージャーとの営業折衝やリニュアルオープンのバタバタを思い出します。

 

ここ数年で、多くの地方百貨店が閉店に追い込まれました。郊外型のショッピングセンターやアウトレットモールの台頭だけではなく、ネットビジネスの拡大も大きな要因と言われています。新潟三越の靴売り場でも、店で現物を確認し、購入はネットというコメントもありました。

 

しかし、古くからのお客様は「ここに来ると何だか気持ちがいいのよ・・・わくわくするのよ」と言います。私も、百貨店の食品売り場こと「デパ地下」を歩いているだけで「わくわく」します。

 

この理屈では、うまく説明できない「わくわくする場所」こそ、デパートの魅力であり、これからもずっと残り続けてもらいたいですね。

 

先日ブログで話をした、保育園ママの「新宿伊勢丹本店」でのイベント出店は、まずますの成果を達成でき、次へのステップが見えてきたようです。百貨店の魅力が多くの若者に伝わるように願うばかりです。

2020年

6月

19日

新人教員

ホワイトきゃんばすでの体操教室は、今年度で3年目ですが、今日から新しい先生が担当することになりました。提携する体操教室も定期的な人事異動があり、今回で3人目です。

 

保育園にとっては、新人の先生ですが、他での経験が豊富なようで、「今日は、みんなに1つだけお願いがあります」と、1つに絞って、園児に話をするところなどは、子どもたちの扱いも慣れている感じです。

 

そして、何より、ハードトレーニングが好きな先生のようです。もちろん、楽しい演出をしてくれます。エアートランポリンの上に、マットを重ねて山にし、子どもたちは、その山を全力で駆け上がり、頂上からジャンプ・・・こんな感じで、子どもたちは、キャーキャー言いながらも、ハードワークを楽しんでいました。これからのトレーニングが楽しみです。

 

さて、卒園児で、小学校2年生になる男の子の、担任の先生は、この3月に大学を卒業し、本年度から小学校の教員となった、いわゆる新人教員です。4月にクラス発表と教科書を取りに行った際に、名前だけ確認できただけでした。

 

男の子のママには、休校期間中も、担任の先生とは、密に関係を構築するように言っていたのですが、「6月15日から通常登校が始まると、○○君一人にかかわる時間が少なくなります。十分な対応が取れないかもしれません」と、余裕がない心境を語ったそうです。

 

正直、この新人教員の気持ちは、よく分かります。教員1年目は、ただでさえ心配事が山積みなのに、今回のコロナ騒動は、経験を積んだ教員でさえ、これまでに経験したことがない状況です。新人教員の余裕がなくなるのは、当たり前ですね。

 

こんな時は、冷静に、何が不安なのか1つ1つ考えることです。

 

①感染対策や授業の遅れは?・・・これは、日本中の学校が同じ問題を抱えているので、自分一人で抱え込む必要なし。学校規模で行うことを実践すればいいのです。

 

②児童のストレスはどう解消すればいいのか?・・・多くの児童は、通常の学校が始まることで、ストレスが軽減されています。先生がすることは、子どもたちのための「場」と「関係」を作ることです。分かりやすく言えば、クラスが、どの子にとっても安心できる場所であるようにすること。誰かにとっての「快」が誰かにとっての「苦」にならないようにすることです。

 

人生経験を少しは積んだおやじ園長は、冷静に、こんなことが言えますが、新人教員は、経験を積むしかありません。ただし、自分一人の力で解決しようと、突っ走らないことです。経験豊かな先輩に教えてもらうのです。これは、新人に与えられた大きな特権です。

 

教員に限らず、この4月から、新人○○として働く予定だった人たちは、コロナ騒動のあおりを受けて、今ようやく、本来のスタートに立ったばかりですね。ほとんどの人が、組織やチームで仕事をします。社会人1年生が、いいスタートが切れるように・・・応援しようじゃありませんか!

2020年

6月

18日

接遇力

先日退職した職員が、妊娠し夏に故郷に家族で引っ越しをするのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、ずっと、自宅中心の生活が続きました。ようやく落ち着いて、今日は保育園に遊びに来てくれました。

 

子どもたちに囲まれて、「よし!元気な赤ちゃんを産むぞ!」という気持ちになったようです。3人目の子どもになるのですが、保育園での経験が、また、深い子育てにつながることでしょう。故郷に帰っても、幸せな生活を過ごしてもらいたいですね。

 

さて、ある小学校の校長先生が、教員が身に付けるべき「外部との連携・折衝力」では、「接遇力(せつぐうりょく)」が必要だといいます。分かりやすく言えば、保護者と話をする時に必要なスキルです。

 

接遇力=笑顔+挨拶+聞く姿勢 という公式で、全部足し算です。保護者が学校に来て話をする場合は、それなりの覚悟と勇気が必要です。そんな時に、機嫌の悪い顔やぶっきらぼうな口調で対応したら、話したいことも話せなくなってしまいますね。

 

挨拶は、「ご連絡いただきありがとうございます」に加えて、「ご心配ですね」「無理をしないでくださいね」など、相手をおもんばかる言葉が効果的です。

 

聞く姿勢は、途中で口をはさまず、相手の目を見て、時々頷きながら最後まで話を聞く事です。こちらから、今日の出来事を連絡する時も、憶測は避け、事実だけを正確に伝えることが必要です。

 

私の営業マン時代のクレーム対応の経験からは、笑顔で話すわけにはいきませんが、途中で言い訳などの話をしないで、相手の話を最後まで聞く事で、クレームの50%は、解決していることが多かったです。

 

今まで漠然と「笑顔」「挨拶」「聞く姿勢」は大切だと思っていましたが、「接遇力」という言葉で、とらえてみると分かりやすいですね。これは、教員だけのことではありません。私たちが社会人として、他人と折衝する時に必要な力です。

2020年

6月

17日

世界に挑戦する12歳

今日は屋上の池に生い茂った「葦」「菖蒲」などをバッサリ刈って、水面部分を増やす整備をしました。池は、フェンスの中にあるので、まるでオリの中にいる動物が園長で、それを見守る子どもたちです。

 

すっかり、池がすっきりして、そこへエサを投入します。カメやメダカなどの魚たちが、集まってきました。そして、あまり見られない光景が・・・2匹の大型のドジョウが、まるで、龍のように旋回しながら、水面のエサに食らいつきます。それを何回も繰り返すので、見入っしまいました。ドジョウが龍に見えたのです。

 

さて、いよいよプロ野球が、今週金曜日に開幕します。今日は、昨年引退した日本ハムの田中賢介さんの話です。彼は、ホームランバッターではありませんが、名二塁手として、ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞も5度受賞し、メジャーリーガーの実績もあります。日本通算1499安打は立派な記録ですね。

 

そんな彼は、2022年に札幌市内に私立小学校を設立する計画です。プロ野球選手が引退後に学校設立という話は、今まで聞いたことがありません。あの大相撲の元横綱日馬富士が、2018年にモンゴル・ウランバートルに、小中一貫校を開校しています。

 

田中賢介さんは、各学年2クラス50人の300名の規模を見込み、38人の教員のうち10人を外国人にする構想だそうです。

 

「日本では、エラーすると『ドンマイ』と慰めてくれるが、アメリカでは『ナイストライ』と認めてくれる」と彼は言います。そんなメジャー挑戦した自らの経験から、「世界に挑戦する12歳」をコンセプトに、教育内容を組み立てているそうです。

 

小学校の教員免許を持つ、日本ハムの栗山監督は、「よくここまで頑張って持っていったなと感じる。本当にこれからの時代、次の世代を育てることが一番。北海道にとっても大切なものになるように本当に頑張ってもらいたい」とバックアップを約束します。

 

これからの日本も、オランダのように、様々なタイプの学校ができ、その中で、我が子にとってふさわしい学校をチョイスする時代になっていくことでしょう。遠いさいたまから応援したいですね。

 

はい。サラリーマンからおやじ園長になった私ですから・・・田中賢介さんの気持ちはよく分かります。(笑)

2020年

6月

16日

A5ランク和牛

昨夜、ナイトツアーの下見をした際に、カブトムシのメスを採集しました。今シーズン初めてのカブトムシです。飼育ケースの中で、ゼリーをずっと食べ続けています。子どもたちは、しっかりと観察することができました。

 

そして、今日は、屋上ファームでジャガイモ掘りをしました。今年は、天候にも恵まれたのか、豊作です。土の中から、ゴロゴロとビッグサイズのジャガイモが出てきます。子どもたちは、土まみれになって「先生・・・じゃがいもとったよ!」と大喜びです。

 

しばらくおいて、甘みが出たら給食やおやつに出てきます。もちろん、子どもたちのお土産にも。ジャガイモ掘りが終わると、ミニトマトのつまみ食いか始まっています。(笑)

 

さて、今日は牛肉の話です。私たちは、牛肉を当たり前のように食べていますが、江戸時代まで、牛は農耕の労働力ではあっても、食べる対象ではなかったそうです。そして、明治になって、貴族ではなく庶民が「すき焼き」の原型となる料理を楽しんだのが、始まりのようです。あの福沢諭吉も、当時は金に困り、好んで牛肉を食べたそうです。

 

今では、数百年を経て、海外では現地産の「WAGYU」ブランドが確立していますね。

 

そもそも、牛肉のランクは、最高ランクのA5~A1 B5~B1 C5~C1の15段階あるそうです。ランクが決まるのは、①脂肪の混ざり具合(サシ)②色合いや締まり具合などで決まるそうです。「おいしさ」での基準ではありません。

 

おいしいという感覚は計量的に測れない。等級は、あくまでも肉の量と質の評価とされています。

 

最近では、健康ブームも相まって、吹雪のようなサシが入った肉よりも、あっさりとした赤身肉の人気が高まっています。マグロでも、トロよりも赤身が好きという人は多いですね。

 

値段が高いから一番いい・・・という感覚も、これからは変わっていくのかもしれませんね。「この味が好きだから・・・」と、食べることの満足感と値段が正比例する価値観とは、さよならする時代に、とっくになっているのかもしれません。

2020年

6月

15日

「求援力」を持つ

昨日は、我が家の「ビワの木」にたわわに実っているビワを、意を決して収穫しました。例年は、カラスやハト、スズメなどの鳥たちのエサになっているのですが、今年は、保育園の子どもたちのお土産にしようと、ザルに8杯ほど、たっぷり収穫しました。自宅用には、4月にキンカン酒を作ったように、ビワ酒を作りました。おいしく飲めるまで6ヵ月の辛抱です。

 

お店で売っているような大粒ではなく、ベビーサイズのビワですが、子どもたちは、「食べ終わったら、種をお庭にまくんだ!」なんて言っています。さるかにがっせんの柿の木のように、すぐに実になって食べられると思っているようです。(笑)

 

さて、仕事において「この問題は、自分の一人の力で、責任をもって解決します」というセリフをよく聞きますね。「この人は、とても責任感が強い人だ!」と思った人は、まだまだビジネススキルが甘いです。(笑)

 

私も若造の頃は、これで、たくさんの失敗をやらかしました。自分一人で解決できるようなことは、意外に少なくて、無理がたたって、クレームを広げてしまう事の方が多いものですね。

 

「いいか~人はたいがい、いい事の報告は早いけど、悪いことは隠したがるものだ。そうして、時間が経過するうちに、どんどん状況が悪くなっていくのだ。クレームなど悪い事こそ、すぐに報告し、まわりの人の力を借りて、解決するんだ」と、上司に教えられたものです。

 

今回のコロナ騒動は、まさに、自分一人の力では前に進みません。多様な人が力を合わせて、様々な課題に立ち向かっていかねばなりませんね。このような危機を乗り越えるためにも「求援力」を持つことが大切です。

 

ビジネスの世界で、仕事ができる人は、「何でも一人で解決してしまう人」ではありません。困難な状況に、いかに、自分以外の人を巻き込むことができる人です。つまり「求援力」を持った人なのです。

 

お客様からのクレームが発生した時には、意地もプライドも不要です。周りを巻き込んで、お客様にとって、最善の対応をすることです。

 

あなたの「求援力」は、いかほどですか。

2020年

6月

14日

高校生うなぎニュース

「うなぎが食べた~い!」と頻繁に思う私ですが、スーパーに並ぶ国産のうなぎの価格を見ると、なかなか手が出ません。(笑)

 

鰻の養殖発祥地として知られる浜名湖・・・しかし、この浜松市では、市民の落胆を招く大きな事件が発生しました。

 

広く知られる話題では、餃子の消費量ナンバーワンをめぐって、「浜松VS宇都宮」の戦いがここ数年続いています。直近では、宇都宮に首位の座を譲ったものの、浜松市民へのダメージはさほど大きくありませんでした。

 

しかし、鰻のかば焼き消費量で、11年連続日本一だった浜松市が、2019年に首位の座から陥落・・・それどころか16位まで転落したのです。2018年では、一人当たりの消費量4730円だったのが、2390円まで落ち込んだのです。ちなみに、2019年の首位は、滋賀県大津市の3612円だそうです。鰻がらみですので、浜松市民は大ショックです。

 

全国的にかば焼きの消費量が減っているのは、鰻の不漁が続いて店頭での販売価格が上がっていることや、スーパーなどでの売り場スペースの縮小が原因と言われています。

 

そんな、落胆する浜松市民を代表して、立ち上がったのが、浜名湖と養殖場に隣接する「静岡県立浜松湖南高校」の生徒たちです。

 

「高校生うなぎニュース」の動画をYouTubeにアップ・・・架空の高校「浜名湖うな重高校」の「うなぎ部」の部長イルが、1900年の鰻養殖開始から120年を迎えた浜名湖ウナギの文化や資源保護などを紹介する内容になっています。

 

私も動画を見ましたが、「うなぎが食べた~い!」となる内容です。高校生が自ら「浜名湖養魚漁業協同組合」を巻き込んで、ロケをし、撮影からナレーションまで、生徒たちだけで行っているのが、素晴らしいところです。

 

日本のウナギ文化を世界へ発信すべく、今後は外国語版も作成予定だそうです。こういった若者の行動力を見ると、私たち大人も元気が出てきますね。

2020年

6月

13日

ドリル宿題をやめます!

さいたま市は梅雨入りし、今日も雨でしたので、久々に教室内でボールプール遊びをしました。もちろん、子どもたちは大はしゃぎです。しかし、エッチな問題が発生です。4歳男の子が、ボールを2つ胸に入れて「おっぱい!おっぱい!」とやり出すと、おっぱいの連鎖となってしまいました。困ったものです。(笑)

 

さて、「ドリル宿題やめます!」と、昨年11月に水戸市立石川小学校では、従来型の宿題のドリルを廃止し、自学ノートを作成する旨、豊田校長が保護者相手に熱く語りました。

 

「与えられた仕事を黙々とこなすのではなく、自分から仕事(課題)を見つけられる大人になってほしい」と、教師から一律に与えられるドリル宿題をやめて、自分で課題を見つけ、自主的に取り組む家庭学習のスタイルに変えたのです。

 

こうして、「いしかわスタイル家庭学習」という自学ノートづくりが導入されました。具体的には、①1日の分量は、ノート見開き2ページ ②時間は「学年×10分」目安 ③授業で学んだこと、興味のあることなどをノートにまとめる ④翌朝、学級担任に提出の4つです。

 

一番の大きな成果は「宿題をやっていないから学校に行きたくない!」という感情がなくなり、いきいきと自学ノートに取り組む子どもたちの姿だそうです。時間を上手に使えるようになり、家の手伝いも進んで取り組む子も多いとか。反対に、難しかったことは、「ドリル宿題が一番」と思っている教職員の意識改革だったそうです。

 

先生たちの中にも、日々のドリル宿題の丸付けに疑問を持っているものの、「他の先生もやっているし・・・」「ドリルをやめると学力が低下するのでは・・・」と、なかなか自分だけでの力では改革が難しい部分があり、校長が矢面になることで、教職員の疑問を一つずつ解消し、取り組みに賛同する保護者の声の「見える化」を図ったことが功を奏し、学校全体の取り組みにつなげることができたそうです。

 

学校組織の中で、新しい取組みを行うのは簡単ではありません。豊田校長の実践力は大したものですね。

 

冷静に考えても、これからの時代は、「一人一人の学びへの対応」が求められます。担任一人で30人以上です。これは、簡単なことではありません。そこへ、一律問題のドリルを与えて、点をつけるのは、できたできないの比較となってしまいナンセンスですね。

 

子どもたち一人一人の学びの状況を見るのは、この「自学ノート」を見れば、かなり具体的にわかりますし、一人一人への対応が明確になってきますね。そして、子どもたち自身は、自分で課題を見つけられる大人になっていくのです。

 

保育園でも、これに似たような取り組みができないものか・・・考えることにします。

2020年

6月

12日

カミュの「ペスト」

先週から体操教室が再開したのですが、私は父の件でバタバタしていたので、今日が、園長としては、久しぶりの体操教室です。しっかりと、子どもたちの様子をビデオ撮影したので、やる気満々の園児とやる気が空回りした園児と・・楽しい時間となりました。(笑)

 

さて、新型コロナウイルス感染症の問題を受け、カミュの「ペスト」(新潮文庫)が話題になっています。これは、アルジェリアのオランという町で発生したペストを巡る人間模様を描いた小説です。コロナウイルスへの向き合い方と重なる部分があり、人間の本質を突く内容です。

 

ペストの大流行で、ロックダウンされたこの街から、闇の組織を使って脱出を試みようとする新聞記者のランベールとペストに立ち向かう、主人公の医師のリウーが登場します。

 

ランベールはスペイン戦争の経験から、「勇気やヒロイズムといった観念で人は死ねるし、殺すこともいとわないのではないか」と考えるようになっていました。ランベールは、リウーの行動原理は、自分が嫌う、勇気やヒロイズムなのではないかと非難するのです。

 

しかし、リウーはこう答えます。「今度のことは、ヒロイズムなどという問題じゃないんです。これは誠実さの問題なんです。そんな考え方は笑われるかもしれませんが、ペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」

 

ランベールは聞きます。「どういうことだい。誠実さって何なの?」リウーはこう答えます。「僕の場合には、つまり自分の職務を果たすことだと心得ています」

 

どうですか・・・今起きているコロナウイルス騒動に対しても、一番大事な行動は「誠実さ」と当てはめると、日本人の行動様式は、世界の中では、トップクラスの「誠実さ」と言えるのかもしれません。

 

新しい生活様式は、私たちの「誠実な行動」が、基盤になっていくことは間違いないですね。自分の胸に手を当てて「誠実さとは?」問うてみませんか。

2020年

6月

11日

コロナ前の生活様式いつから?

今日は無事に、上期の健康診断が終了しました。大泣きの園児もいましたが「注射じゃないから大丈夫だよ・・・」と声を掛けながら、頑張ってもらいました。

 

提携医の小児科の先生と話をしました。新型コロナウイルスの影響で、患者が激減だそうで、巷で報道されている「病院の経営が大打撃」は、町の小児科レベルでも起こっているようです。そして、今年の秋冬は、インフルエンザの大流行が予測されているとのこと。新型コロナウイルスの秋以降の再感染とインフルエンザ拡大が同時に起こったら、医療現場は大混乱となる旨、深刻な話でした。そうならないように、祈るだけです。

 

さて、新型コロナウイルス対策として「新しい生活様式」が呼びかけられていますが、コロナ前の生活様式も時代によって変わってきたようです。

 

まずは「だんらん型の食事」は、都心部で明治の末ごろから「ちゃぶ台」が広まり、昭和初期に全国に普及したそうです。家族全員がちゃぶ台を囲み、大皿や大鉢のおかずを、それぞれが取り皿に取り、会話を楽しむ食事です。そして、戦後、昭和30年代には、ダイニングキッチンがある2DKの間取りの団地の登場とともに、ダイニングテーブルが普及しました。団地は、当時、あこがれの的だったようです。

 

「電車通勤・・・満員電車」は、東京都内の路面電車が走り出した明治後半からスタートし、大正時代には、満員電車が生まれたそうです。しかし、大正12年の関東大震災で、都心部の住民が近郊に移り住み、通勤のために、現在のJRの首都圏の路線が充実。私鉄でも郊外開発が進み、昭和30年代に日本住宅公団が、郊外に団地をつくるようになってから、満員電車は社会問題となったようです。

 

「手洗いの励行」は、学校給食が普及するなかで、衛生教育強化の一環として手洗いが指導され、浸透していったようです。マスクは、大正7年のインフルエンザ(スペイン風邪)流行をきっかけに推奨されるようになったそうです。

 

「だんらん型の食事」は、コロナをきっかけに、あらためて「人と人をつなぐ」大切さを実感しましたね。早く、コロナ前に戻りたいものです。

 

「満員電車」は、テレワークなどの在宅勤務の拡大によって、「新しい生活様式」作られていくのかもしれませんね。手洗いやマスク着用は、これからもずっと、変わらない日本人の生活様式です。

 

こうしてみると、変えなくてはいけないもの・・・変えてはいけないもの・・・これを私たちが、きちんと考えて行動に移すことが大切なのかもしれません。

2020年

6月

10日

新型コロナで「道徳の時間」

昨日に続いて、さいたま市は、今日も真夏日です。屋上の温度計は、午前中にもかかわらず31度になっています。それでも、汗をかきながら、子どもたちは、ビワを食べます。ホースのシャワーを子どもたちは浴びながら「虹だよ!」なんて、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、約3カ月にわたった休校が終わり、今月からはほとんどの学校で、授業が再開されました。

 

本来であれば、「道徳」が教科となったので、様々な議論が交わされていたのでしょうが、現状は、「学習の遅れをどう取り戻すか」という根本的な問題に直面しています。

 

しかし、「道徳の時間」をコロナウイルスについて、子どもたちに考えてもらうのも、いいかもしれませんね。

 

①3月の休校から、学校再開までの新型コロナウイルスに関する社会の動きはどうだったか・・・まとめてみよう。

 

②休校の間、どんなことが心配だった?新しく取り組んだことは何?

 

③コロナウイルス感染予防をしながら、学校生活を楽しむために、何に気をつけないといけないか?

 

④コロナを乗り越えて、新しい学校生活を作り上げるのに、自分ならどんなことができるか?

 

どうですか・・・この4つぐらいに絞って、我が子に問いかけてみませんか?どんな答えが返ってきても、「そうだね」と肯定することが大切です。大人の模範解答を子どもに押し付けてはいけません。「道徳の時間」では、子どもが自分で考えることが大切です。

2020年

6月

09日

父・・・旅立つ

先週木曜日に息を引き取った父ですが、週末をはさんで、昨日は友引でしたので、本日葬儀を行いました。5日も家にいたので、父と最後に過ごす時間も、一方的ですが話す時間もたっぷり取ることができました。昨日、納棺式を行い、いよいよ本日、遺骨となるまでの時間を過ごしました。

 

またもや、不思議な現象が起こります。本日早朝、誰もいないはずの洗面所で「ピチピチ」と音がします。昨日のうちに、父は葬儀場へ移動しているのですが、「俺はここにいるぞ」と教えているかのようです。

 

そして、葬儀場へ向かう朝、家族を乗せた車のまわりを一羽のアゲハ蝶が、舞うように飛んでいます。とても不自然な飛び方でしたので、たぶん、父の化身だったかもしれません。(はい。信じるも信じないもあなた次第です)

 

家族葬で、身内だけの葬儀を行ったのですが、現在セレモニーホールは、新型コロナウイルスの影響で、数百人の参列者が集まるような葬儀は、ほとんどない状況だそうです。それだけではなく、お通夜での食事も自粛され、当然参列者減少で、返礼品を扱う業者も、大打撃となっているようで・・・飲食に代わる弁当のテイクアウトなど、新しい様式もこの業界にも起こっているようです。

 

さて、87歳のわりには、骨はしっかりしていました。火葬場の担当者が、「この骨は頭蓋骨で、これは腕の骨です・・・」と全身の骨を冷静に説明する姿を冷静に聞いていました。「この人は、今まで、何人の骨を解説したのだろう・・・」なんて、不謹慎なことを考えていました。

 

火葬を待つ間、控室で昼食を食べます。父の写真を置き、その前にも豪華な食事が用意され、一緒に食べるのですが、配膳担当の女性が「いやあ~お父様・・男前ですね・・」なんて、その場が一気に明るくなるような、素敵な声掛けをしてくれました。故人が、しんみりと食事をされても喜ばないよ・・・というメッセージを粋な接客で、親族に伝えているかのようで、素晴らしい応対でした。

 

2年前に母が逝き、その1年前には、父が散歩などの世話をしてかわいがっていた愛犬が先に逝っていたので、これで、あらためて、夫婦&愛犬での生活が、向こうの世界で始まることを考えれば、父にとって、今日は新たなスタートの日です。

 

六文銭と導き地蔵で、無事に49日の旅を終えて、父が世話になったたくさんの人が待つ天国へ行くのでしょう。

 

こっちの世界では、父や母からもらった、たくさんのことを大切にしながら、残された私と家族は、今まで通り、前を向いて生きていこうと思った次第です。今夜は、骨となったおやじと酒でも飲むとします。

2020年

6月

08日

絵本の読みあい

屋上の「びわ」が、オレンジ色に熟してきました。桑の実ことマルベリーのつまみ食いが終わりになってくると、今度は「びわ」の木の下に、子どもたちが集合します。高いところの実を先生が取って、子どもたちに渡します。子どもたちも、慣れた手つきで、皮をはいで、美味しそうに頬張ります。そして、種を「ペッ」と飛ばして、満足顔です。(笑)

 

今日は、きゅうりの収穫もあり、いつものように塩を振って食べます。ガリガリとこちらも「おいしい!」と言いながら、きゅうりと塩の組み合わせを子どもたちは楽しんでいます。

 

ミニトマトは、まだ青いのですが、まん丸の大きさに育っており、「もう少しで食べられるね・・・」と5歳女の子がつぶやきます。

 

さて、今日は「読みきかせ」ではなく、「読みあい」の話です。保育園では、たまに、卒園児の小学生や年長園児が、朝の会で絵本を読むことがありますが、読み聞かせは、大人から子どもへというイメージがありますね。ところが、最近では、親子で絵本の「読みあい」をする人が増えているそうです。

 

「読みあい」って、どうやるの?と思った方も多いでしょうが、やり方は自由です。

 

子どもが好きな絵本を持ってきたら、1ページずつ順番に読むもよし、子どもが1冊読んだら、今度は親が違う本を読むのでもいいでしょう。

 

要は、子どもが本好きになるきっかけになればいいですし、親も子どもと一緒に楽しめることは間違いないですね。

 

3歳になったばかりの女の子・・・朝から「えんちょうせんせい・・・ママに○○のえほんをかってもらったの」と、保育園にもある絵本を教えてくれました。彼女は、図書館に通うことが習慣になるほど、絵本好きです。ママとパパが我が子を絵本好きさせるマジックをつかったようです。

 

そのマジックは、「読みあい」かもしれませんね。どうですか・・・やってみませんか。

2020年

6月

07日

上からの目線

一昨日、横田めぐみさんの父、横田滋(よこたしげる)さんが亡くなりました。これを機に、拉致問題が進展するのなら、故人も少しは安堵するのでしょうが、娘が13歳の時に拉致されてから43年間会うことができなかったことは、さぞかし無念だったことでしょう。講演した回数は、合計1400回以上だったそうで、人生の半分を娘を取り戻す活動に費やしたのです。

 

1日前に逝った私の父も87歳で、横田めぐみさんは私と同じ年齢です。かつて、仕事で新潟県を担当していた私は、百貨店のギフトショップまわりに、レンタカーで日本海側を走りながら「この海岸で悲劇が起きたのか・・・」と、一人感傷的になった記憶が蘇ります。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

さて、「上から目線」は、印象が悪い行為の一つですが、今日は「上からの目線」の話です。

 

組織のトップ、例えば民間企業の社長が、社員に対して、あまりにも細かい指示を出しすぎて、何でもかかわりたいタイプの会社なら、社員にとっては、「係長」がたくさんいるような環境となり最悪です。全員が係長をやっていては、組織として余裕がなくなり、深刻な機能不全に陥ります。

 

スポーツの世界でも「名選手名監督にあらず」という言葉がありますね。名選手だった人は、細かい技術論にこだわるあまり、全体を見る目がなくなるからです。管理職には管理職として求められる資質や能力があり、とりわけ全体を見通せる「上からの目線」が必要なのです。

 

繰り返しますが、「上から目線」ではなく「上からの目線」です。

 

部下と一緒になって汗をかく上司は、美談となりますが、温かな視線は、あくまでも高いところから降り注ぐことが重要なのです。

 

どうですか・・・あなたが管理職の立場であれば、部下を信じる視線が結果的に一人一人の力を発揮させ、小事にこだわらない懐の深さが、リーダーとしての誤りのない判断を下せる確かな視野をもたらしてくれるのです。

 

先日、我が家にも○○マスクが配達されました。今頃届いても・・ということはなしにしても、一家族2枚という中途半端な数量とこれにかかる費用を考えたら、「係長」的な対策であって、「上からの目線」での冷静な判断とは言えませんね。

2020年

6月

06日

ママにも居場所が・・・

世の中には不思議なことがあるもので、父の息が止まった瞬間の出来事です。その場にいた妻と妹が、ようやく口を開いたのです。恐怖体験ではありませんが、カラスが10羽以上、庭に集まり「カーカー」の大合唱が始まったそうです。

 

ゲゲゲの鬼太郎では、鬼太郎がカラスに引かれて空を飛びますが、父の魂が体から離れた瞬間をカラスは察するのかもしれませんね。「信じるか信じないかはあなたしだい」です。(笑)

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、休校中の子どもたちには、学校に行けない、友だちと遊べない・・・でストレスを感じた子どもが多く発生しましたが、小学生前の幼児は、自分が何にストレスを感じているのかがわからないでモヤモヤした気持ちになっていることでしょう。

 

しかし、子どもと同様にママだって疲れていますね。イライラして子どもにあたってしまった自分に負い目を感じたり、「良いママでいないといけない」と自分で自分を追い詰めているママも多いかもしれません。

 

そこで、1つの解決策があります。我が子に「ママにも居場所があるのよ」を教えることだそうです。

 

ママの居場所とは、「今料理をしてるから」「今掃除をしているから」「今仕事をしているから」などと、子どもにママがやらないといけないから介入しないで・・・と話すことです。子どもながらに「ママの居場所」を意識することは、「自分は自分」「ママはママ」という自立につながります。

 

親というものは、我が子の居場所をなるべく多く用意して、成長と心のケアを願うのですが、自分も「居場所」が守られた方が、いいに決まっています。どうですか、こんな考えを持ってもいいかもしれませんね。

2020年

6月

05日

少ないアジア死者数なぜ?

昨夜も、ひょっとしたら息を吹き返すんじゃないかと思うくらい、穏やかな顔をした父と

並んで寝たのですが、当たり前ですが、さすがに動きません。今日は、葬儀屋さんとの打ち合わせも早々に終わらせて、コロナウイルスで亡くなった方の対応について、話を聞きました。

 

志村けんさんや岡江久美子さんの報道の通り、葬儀もできずに、遺骨だけ自宅に帰ってくるという、家族の方々は、やるせない思いでいっぱいですが、お金はかかります。

 

火葬場への霊柩車は、故人を降ろした後に、消毒費用に数十万円・・・対応にあたる職員は、完全防護服着用・・・その他様々な感染防止策に費用がかかり、今回父がお世話になる葬儀屋グループでは、57万円の費用が発生するとのこと。葬儀もできない、故人に対面できないのに、お金だけはかかるそうです。

 

さて、日本を含むアジア地域で、新型コロナウイルスでの人口あたりの死者数が少ない理由に着目し、解明する研究が進んでいるようです。

 

6月3日現在、日本人の死者数は、人口100万人あたり7人です。それに対し、ベルギー820人・イギリス、スペイン580人・イタリア555人・フランス443人・アメリカ327人と、欧米に比べると、はるかに少ないレベルです。ロックダウンや外出禁止令もでていないのに、この数字です。

 

日本人の死者が少ない理由は、①マスク着用率が高い②国民皆保険制度で誰でも医療が受けられる③キスや握手の習慣がない④家に靴を脱いで上がる⑤自粛要請に従うまじめさ⑥BCG接種の効果⑦肥満率の低さ⑧白血球の遺伝情報の違い・・・などが挙げられていますが、どれも「これが理由だ!」と解明されたわけではありません。

 

同じように、アジアの他の国では、人口100万人あたりの死者数は、韓国5人・シンガポール、インド4人・中国3人・台湾0.3人と、日本よりも低い数字です。

 

そこで、有力視されているのが、アジアの人々は過去に別の似たウイルスに感染して免疫がつき、新型コロナウイルスを初めてのウイルスと認識しなかったという「交差免疫説」です。

 

この解明が進んで、今後のコロナウイルス感染対策につながるデータが取れれば、世界レベルで、次に備えることができるかもしれませんね。

 

アジアの人々は優秀だ・・・なんていう話ではありません。近い将来、今回のような新型ウイルスが発症した時には、今度は、アジアの人々の死者数が多くなるかもしれません。人間の知恵と結集して、未知の病気への対応が、すぐにできるような未来になってもらいたいですね。

2020年

6月

04日

父が逝った

私事の話で失礼します。もっても5月末までと言われていたのですが、ここ数日は、何も食べず飲まずでも頑張り、本日午後、ついに、父が息を引き取りました。自宅で、苦しむことなく安らかに眠るように逝きました。

 

母親も2年前に、同じように自宅で安らかに逝ったので、残された家族に両親揃って、最後のプレゼントをしてくれたようです。

 

昭和一桁生まれの87歳は、9人兄弟の下から4番目で、九州の福岡から東京に出てきました。昨夜は、最後の夜となったのですが、久々に、おやじと並んで布団を敷いて寝ました。おやじはずっと目を閉じたままで、かすかに息が聞こえてきます。残念ながら、おやじは夢には出てきませんでしたが、私が生まれてから、たくさんの夢を与えてくれました。

 

夢の超特急・・新幹線に乗った。飛行機に乗った。ブルートレインに乗った。川で投網を教えてもらったことや、食べ放題のすし屋でたらふく食べた思い出や中学2年の時の大ゲンカ・・就職活動の最終面接の朝、黙って肩を叩いて気合を入れてくれたおやじ・・「俺の自慢の息子だ!」と仕事仲間に笑顔で紹介してくれたおやじ・・・

 

今日は、そんな思い出を振り返りながら、おやじを弔うことにします。

 

私の中学、高校、大学の仲間たちは、ここ数年、同じように親との永遠の別れを経験しています。みな、おやじやおふくろの背中を見て育ってきました。そして、これからは、自分が子どもたちに、大きな背中を見せ続けなければなりませんね。

 

おやじ・・・ありがとう。

2020年

6月

03日

勇み足のすすめ

今日は、卒園児の小学1年生男の子が、ランドセル姿で遊びに来ました。ランドセルを背負っての登校は、6月入ってようやくできたのです。保育園の後輩たちと「ハイチーズ」と記念撮影をして、とても喜んでいました。

 

そして、学校と言えば、9月入学について、来年度での導入見送りとなりましたね。小学校教員の保育園パパは、「今優先すべきは、学校休校が続いた子どもたちのケアである。それが終わって、日常に戻り、あらためて、この問題はしっかりと話し合って決めなければならないもの。その過程を経て、導入と決まれば、現場もしっかりと動く」と言っていました。おっしゃる通りですね。短絡的に「賛成!」「反対!」と騒ぐのではなく、時間をかけて話し合わなければならないことなのです。

 

さて、相撲の決まり手で「勇み足」がありますが、相撲では、勇み足をした方は負けになります。しかし、世の中では、必ずしもそうではありません。

 

私も、自分のサラリーマン時代を振り返ると、「勇み足」の連続です。上司にお伺いを立てることなく、自分の判断で話を進め、結果が出たところで、事後報告という、組織人としては、あかん!ことばかりやってきたような気がします。

 

それでも、上司の寛容に救われ、会社風土も新しい事へのチャレンジを後押しするようなところがあったので、不良サラリーマンの私も、充実した楽しい仕事ができました。たいがいは、「勇み足」で失敗だらけでしたが・・・(笑)

 

広島県の教育長の平川理恵氏は、女性初の民間出身の公立中学校の校長を経て、現在は、広島県の教育長をしています。彼女は、5月20日のオンライン会議で、学校のICT化、推進は今」という講演を行いました。そこで、こんな質問が出ます。

 

「オンライン教育をやりたくても学校が許さないという環境にある場合はどうすればいいか?」これに対し、平川教育長は、「上からの指示を待たず、多少の勇み足でもやってみることが大切。怒られたら、後で謝ればいい」と答えたそうです。いかにも、民間出身の発想だと、私は思ってしまいます。

 

保育園の子どもたちを見ていると、必ず先生に「○○してもいいですか?」ときちんと確認できる園児と、自分のやりたいことを先生の許可を得ずに勝手にやる園児と、タイプが分かれます。後者が「勇み足園児」ですね。

 

どちらの園児が、いいか悪いかは、一概には決められませんね。受け止める先生によっても、好みのタイプは分かれます。

 

しかし、おやじ園長の人生経験から言うと、「勇み足」をする人の方が、ハイリスクハイリターンの人生を送るような気がします。

 

さて、あなたが組織の上司であるならば「勇み足」の部下をどう評価しますか・・・

あなたが、教員であるならば「勇み足」の生徒児童をどう評価しますか・・・

 

どうですか・・・ここは、プラス面を見るようにしてみませんか。きっと、素晴らしいことをやらかしてくれると思いますよ。

2020年

6月

02日

睡眠を見直す

今日の寺子屋では、屋上のお花畑に、ひまわりの種をまきました。一番奥が2メートル、真ん中が1メートル50センチ、手前に1メートルの高さに成長する3種類のひまわりです。数年前に、2メートル10センチの高さのひまわりを記録したことがります。この夏は記録に挑戦です。

 

そして、子どもたちは、新しい生き物に驚きます。「モクズガニ」の飼育を始めました。日曜日に、仕掛けにかかった、体長10センチはあるビッグサイズです。子どもたちは、こんな大きなカニを食用以外では、見たことがありません。よくモズクガニと間違って言う人が多いですが「モクズガニ」が正解です。

 

実は、モクズガニは、上海ガニのことで、中華料理では美味しいダシが出ます。もちろん、保育園の給食には使いません。(笑)・・・屋上のいけすでしばらく子どもたちと観察します。

 

さて、日本人の一日の平均睡眠時間はどれくらいかご存知ですか。2018年のOECDの調査では、加盟国中最下位の7時間22分だそうです。睡眠時間が6時間未満の人が38%だそうです。OECD平均が8時間25分ですので、平均よりも1時間以上少ないのです。

 

意外にも、同じアジアの中国がおよそ9時間で第1位で、米国、カナダ、ベルギー、スペイン、イタリアの順で、国民がしっかり寝る国となっています。

 

日本人は、寝る時間を惜しんで仕事や勉強に励むのが美徳とされていた時代も過去にはありました。「24時間戦えますか」のCMの音楽は、今でも口ずさむことができますね。しかし、睡眠不足がパフォーマンスの低下や病気につながることが、今では常識となり、睡眠をどうが取るかが問われ始めています。

 

JR東海は、新幹線の運転士に「睡眠自己管理プログラム」を導入しているそうです。就寝・起床時間や勤務時間、眠気などを打ち込むと、10日分の睡眠状態が100点満点で評価され、的確なアドバイスが出るそうです。また、民間企業でも、「お昼寝」を積極的に推進していく取り組みが広がっています。

 

「睡眠不足が蓄積すると『睡眠負債』となり、仕事の能率低下や大事故につながり、命にかかわる病気のリスクを高める。睡眠不足は社会問題だ」と、専門家は警鐘を鳴らします。

 

しかし、新型コロナウイルス騒動で、プラスに作用したのが睡眠時間です。在宅勤務や時差通勤などで働き方に変化があった人の多くは、「睡眠時間が長くなった」と回答しています。

 

新しい生活様式の一つに、「睡眠時間を今までよりも長くする。まずは目標8時間」を入れるのがいいかもしれません。保育園の子どもたちも「寝て育つ」のです。

2020年

6月

01日

雑草を探究する

今日から6月に入りました。緊急事態宣言を受けて、保育園を自粛していた園児たちも、今日は久しぶりに登園してきました。大泣き園児に、意外にも泣かないで頑張った園児と、賑やかな日常が少しずつ戻ってきました。

 

今週の金曜日から、体操教室も再開します。今日は、雨でしたので、教室内で寺子屋園児は、マットやトランポリンを使って体を動かしたり、整列の練習をしました。年少の新人寺子屋さんは、まだ体操教室を1回しかできていないので、いよいよです。

 

さて、今日は、「雑草生態学」という初めて聞く学問を専門にする、農学博士の稲垣栄作さんの話です。

 

彼は、バイオテクノロジーに憧れて岡山大学の農学部に進みます。大学4年の時に、研究室で栽培していたのが、畳の原料になる岡山県産のイグサでした。ところが、鉢の底からイグサに似た雑草が生えてきます。

 

指導教官に「何という草ですか?」と尋ねると、「花が咲けば植物図鑑で調べられるから、それまで置いておきなさい」と言われたそうです。しかし、なかなか花が咲かず、イグサよりも謎が多いこの雑草の方が気になってきます。

 

植物図鑑を買って調べると、この雑草はイグサ科の「コウガイゼキショウ」と突き止めることができました。それから、稲垣さんは、「教科書を開いてもわからない雑草の不思議さに魅了されました」と、雑草学者としての第一歩を踏み出すのです。

 

その後、多くの著書を出し、活躍されています。「道草が多かったが、何一つ無駄なものはなかった。雑草額という軸を持っていたおかげです」と言います。実は、大学の時の教官は、あえて教えずに観察させることで、探究の面白さを気づかせようとしたのです。

 

稲垣さんは、この経験から「自分で学んだことこそが力になる」と実感します。現在、静岡大学の教授として、学生には「一日中観察したら…すごい発見があるかもしれないね」とアドバイスを続け、学生自らの発見に驚いているようです。

 

はい。今日言いたかったことは・・・「子どもには、いつか好奇心が芽吹く時がくると信じて、種を蒔くけど、それ以上のことは、しないで見守る」というアプローチを、私たち大人はやりたいものです。ついつい、答をすぐに教えていませんか。

2020年

5月

31日

こんな休日待ってた!

新型コロナウイルス感染拡大で、百貨店の休業も続いていました。保育園ママが仲間とアクセサリーショップを立ち上げ、あの新宿伊勢丹本店に、期間限定の催事展開で出店する話があったのですが、緊急事態宣言が解除されたので、6月にできることになったそうです。

 

新宿伊勢丹本店は、日本の百貨店の中では「敷居の高さ」ではトップクラスです。私も仕事で何度も訪れた店ですが、「○○バイヤーに負けないぞ!」と気合を入れたものです。ここで、話題を取ることができれば、いいスタートを切れます。頑張ってもらいたいですね。

 

さて、埼玉県は、25日に緊急事態宣言が解除されてから、初めての週末となりました。さいたま市内にある、伊勢丹浦和店も昨日、約50日ぶりの再開です。朝11時の開店予定を、お客様が多く来店したので、15分早めての開店となったそうです。

 

また、昨日のテレビ「アド街ック天国」の「関東懐かしの街スペシャル」で、堂々一位となった、埼玉が誇る「川越」は、蔵造りの町並みに、マスク姿の観光客がたくさん訪れたそうです。川越も、緊急事態宣言発令後はほとんどの店が休業していましたが、昨日は、約9割の店が営業している状況だそうです。

 

お店の人は、「人出も増えて少し安心できたが、例年に比べたらまだまだ全然少ない。以前のように戻れるのか心配だ」と言います。

 

さいたま市内では、各地の公園が親子連れで賑わい、盆栽の町、さいたま市北区の盆栽美術館では通常の半分の105人ほどの来館者だったものの、「しばらく家に引きこもりがちだったので、緑に触れることができてよかった」とお客様の声です。

 

こうなると、第2派が起きると、警告をする人も出てきますが、私たちの健康は、肉体的な健康と心の健康のバランスで成り立っているものです。新しい生活は、このバランスをどう折り合いをつけて、楽しい生活を取り戻すか・・・ですね。

2020年

5月

30日

学校再開に向けて

本日登園した小学校1年生の女の子・・・パパは仕事が休みでしたが、「どうしても保育園に行きたい!」と、親を説得して、笑顔で登園してきました。親の説得は、もちろん、泣いて駄々をこねたのではありません。彼女なりに、論理的な理由を並べたそうです。

 

同じ小学生の先輩と遊ぶこと。保育園の○○ちゃんの世話をすること。屋上で遊ぶこと。園長先生に小学校のことを話すこと。母親は、「保育園が居場所なんだなぁ~」とあらためて思ったようです。

 

さて、さいたま市では、いよいよ6月1日(月)から学校が再開されます。小学校では、まずは、午前組と午後組に分かれての分散登校です。さいたま市の小学校では、オンライン授業よりも、プリントでの課題が、山ほど用意されたようです。試しにオンライン学習に挑戦した小学2年生の男の子は、慣れないこともあり、なかなかついていけなかったそうです。

 

小学4年生の女子は、塾が長期休校で、今日は、オンライン授業が20時から始まるそうです。どんな授業になるのか、ワクワクしていましたが、後日感想を聞いてみます。

 

さて、新型コロナウイルス感染拡大で、休校中の学校は、不慣れなオンライン学習への挑戦であったり、家庭での通信環境が整っていないという問題であったり、学校も、先生も、保護者も、子どもたちも多かれ少なかれ、新しい授業スタイルへの混乱が見られました。

 

コロナ騒動を機に、教師の仕事はどれだけ変わるのでしょうか。オンライン学習のプラス面もマイナス面も少しはわかってきました。少なくとも、情報機器を活用することは、今後教師の仕事には、必要不可欠になってくることだけは、間違いありません。

 

ここで、気をつけなければならないことは、どんなアプリケーションを使えばいいのか?「Zoom」「YouTube」がいいの?と、方法論に走ってしまう事です。

 

まずは、自分は「何をやりたいか」「自分のクラスの子どもたちにとって、どうあるべきか」これをじっくり考えることが大切ですね。結果、やっぱり、オンラインではなく、普通の対話型授業をブラッシュアップするという結論になるのかもしれません。

2020年

5月

29日

「討論」ではなく「対話」へ

屋上にある立派な桑の木のマルベリー(桑の実)を子どもたちは、争うように収穫して摘まみ食いをしているのですが、5歳女の子と4歳女の子は、どろんこ広場のすみっこに、目立たない桑の木があるのを発見しました。

 

「チーズはどこへ消えたか」のかつての大ヒット小説を思い出しました。彼女たちは、あたらな場所を探して、冒険をしたのです。その結果、小さい桑の木ですが、二人で食べ放題となったのです。賢い二人ですね。

 

さて、私が学生の頃に「ディベート」という手法が、ブームとなりました。ある考えに対して、「賛成派」「反対派」に分かれて、討論するのです。例えば「日本のエネルギーには原子力発電が必要である」というテーマだとすれば、賛成派は、賛成の理由を論理的に並べて、論破するのです。反対派は、反対の理由を並べます。

 

当時、欧米諸国の学生は、常にディベートを練習しているので、プレゼンテーションなど、人前で話すことが得意で、日本人は口下手と言われていました。私も、少なからず、ディベートの手法に刺激を受けた記憶があります。しかし、相手を論破して負かすというやり方に、違和感を持っていました。

 

そこで、なるほど!と思う記事を発見しました。ディベートのような「討論」と話し合うことが基本の「対話」の違いです。

 

声の大きい人が有利(討論)⇔声の大きさは関係ない(対話)

違いがあれば攻める(討論)⇔なぜ違うのか?を探究する(対話)

考え方が変わらない(討論)⇔考え方が変わっていく(対話)

自分の想像の枠を越えない(討論)⇔想像を越えた新しい世界を知る(対話)

気まずい雰囲気になる(討論)⇔だんだん楽しくなる(対話)

 

どうですか・・・その通りだと思いませんか。今さかんに言われていることの一つは「お互いの違いを認める」ですね。「討論」は、相手を否定することになりますが、「対話」では、自分の意見よりも相手の考えの方が良ければ変えることもできますね。

 

さぁ~私たち大人は、子どもたちに「討論せよ」ではなく「対話しよう」を教えることが大切になってきますね。

2020年

5月

28日

「人に迷惑を掛けない」美徳

今日は、毎月恒例の「お誕生日会」です。給食の先生が心をこめて作ったケーキをみんなで頂きます。いつより贅沢なおやつとなります。寺子屋3番、年少園児の女の子は3歳から4歳になりました。「4歳だから寺子屋2番(年中)になった」と大きな勘違いをしていました。(笑)

 

さて、私が子どもの頃は、よく親から「人様に迷惑をかけてはいけないよ」と言われました。何度も何度も言われた記憶があります。たぶん、私の親だけでなく、日本人の親は、ほとんどこのセリフを我が子に言っていますね。

 

東アジアの都市を対象にしたデータで「3~6歳の子がいる母親の回答」が数値化されています。「将来・・・どういう子になってほしいか?」で、『人に迷惑をかけない』という項目の選択率です。

 

日本(東京)は66%で、ざっと2/3の母親が、我が子に「人に迷惑を掛けない子に育って欲しい」と思っています。この数字・・・東アジアの都市では断トツです。

 

台北24%・ソウル21%・北京7%・上海6%です。どうですか・・・日本以外のアジアの国々は、たぶん「人様に迷惑を掛けてはいけないよ」と子どもに教えることが、ほとんどないのかもしれませんね。

 

データにはありませんが、インド人の親はこう子どもに教えるそうです。「お前も迷惑を掛けているのだから、他人からの迷惑も許せ」と説きます。

 

日本と比較すると、人口もはるかに多く、多文化共生の国ということもありますが、説得力でいうと、インドの考え方の方が的を得ていますね。

 

日本人に刷り込まれている「人に迷惑を掛けない」美徳は、そうはおっしゃいますが、人は誰しも生きているだけで他人に迷惑を掛けています。互いの迷惑と折り合いをつけながら生きていくことで、社会の中で自分の存在を確立できているのが現実ですね。

 

「迷惑はお互い様・・・」という寛容の精神を持つことが、これからの日本に求められることかもしれません。多国籍化が進み、日本も多文化共生の国になっていくことだけは間違いありませんね。

2020年

5月

27日

リーダーシップを取るには・・・

保育園の子どもたちを見ていると、年長園児あたりは「リーダーになりたい!」とよく言います。たいがいは、リーダーになれば、みんなに偉そうに指示が出せるという受け止め方です。しかし、土曜日などに卒園児の小学生が登園すると、「威張っているだけでは、リーダーになれないなぁ~」と少しずつ感じるようになるのです。

 

さて、福岡県の筑前町では、中学生を対象にした8泊9日の高原での長期チャレンジキャンプがあるそうです。その最終日に、この体験活動を通じて、自分が学んだこと、考えたことを発表します。

 

ある女子中学生は、「リーダーシップを取るためには、みんなから信頼されることが必要だ」と語り始めました。

 

この長期キャンプのねらいは、仲間と協力し困難に立ち向かい、克服していくスキルやチャレンジ精神、自己肯定感を育成することです。登山や野外調理などの活動を通じて、日に日に子どもたちが変わっていく姿がわかるそうです。

 

彼女は、こう続けます。「スタッフや学生ボランティアの皆さんを見ていると、陰でたくさん働いて、みんなから知らず知らずのうちに信頼されていることに気が付いたからです。だから、私もみんながやりたがらない仕事や役割を進んで行うようにしました」

 

こういったキャンプは、「安全に活動すること」と「困難を伴う活動をすること」を両立させないといけません。リスクとリターンのバランスをどこで折り合いをつけるかが大切になります。

 

そのためには、スタッフの事前準備や事前調査は欠かせません。そんな、表に見えない様子を、中学生には、信頼につながる行動と受け止められたのです。

 

では質問します。「あなたの考えるリーダーシップとはどのような行動ですか?」

 

はい。これには、1つの答えはありません。この中学生は「みんなから信頼されること」と考えましたが、人によって、答えは色々ですね。どうやら「声が大きいだけで威張っている人」は、リーダーとしての資質には欠けるようです。(笑)

 

私たち大人は、子どもたちに「リーダーシップとは?」を自分で考えることができるような経験を積ませたいですね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「サマーキャンプ」も、そんな経験を子どもたちにしてもらいたいと思っています。毎年7月末に1泊2日で行っていますが、緊急事態宣言が解除された今、世の中の状況が明るくなってくることを祈って、6月中旬に、決行するかどうかの結論を出します。

 

園長は、やりたくて仕方ありませんが、リスク&リターンを冷静に考えます。

2020年

5月

26日

闘争心

今日は、屋上ファームで、今年初めての「きゅうり」の収穫をしました。3本の少し曲がったきゅうりです。初物ですので、みんなで少しずつ切って、塩をかけて、とれたてをいただきます。これは、最高の贅沢です。今年のきゅうりは、順調に育っているので、夏にかけて、ガリガリと子どもたちのおやつになります。

 

そして、お昼は、「青空給食」を行いました。心配された雨も降らず、青空とはいきませんでしたが、屋上で、カレーライスをモグモグ・・・ファームで収穫した玉ねぎを使用しました。カレールーは、香辛料の組み合わせで絶妙な味と言いたいところですが、「○○モンドカレー甘口」です。それでも、おかわりラッシュで、食がどんどん進む子どもたちです。

 

通常の給食と違う「非日常感」が、子どもたちをワクワクさせるのは、言うまでもありませんが、今回の「青空給食」も大成功です。

 

さて、今日の寺子屋は、園長が大好きな「闘争心をあおる・・・」30メートル走のタイム測定です。「誰が一番足が速いのか・・・」ずばりタイムが出ます。「勝った負けた」が明らかになります。

 

しかし、寺子屋園児全員が、メラメラとライバル心を燃やすのではありません。運動会を何度も経験している年長園児が、一番の「火花バチバチ状態」です。(笑)

 

1回走って、納得がいかないと「園長先生・・・もう一回記録をはかってください」と言ってきます。30メートル走のタイムは、個人別に教室に貼り出すので、字が読める年長園児にとっては、さながら、民間企業が「売上達成高をグラフにして社員のやる気を鼓舞する」ような効果となります。前に測定した、卒園児の小学生の記録も合わせて載せているので、年長園児は「小学生に勝った負けた」で、大騒ぎです。

 

これが、年中になると、ざっと半分の園児が、「がんばる人が、がんばればいい・・・」という感じになります。しかし、年中園児の1位と2位の差が、わずか9/100秒となると、二人のライバル心が燃えたぎっていました。(笑)

 

そして、年少3歳児では、全員笑いながら、となりの園児を見ながら走るので、とてつもなく遅い記録となってしまいます。

 

今日の30メートル走の目的は、今日の記録をこの1年かけて、次々と更新していくことです。かけっこが速い遅いには、個人差がありますので、一番の目標は、昨日までの自分です。

 

でも、これだけでは、きれいごとの教育方針です。子どもたちが、大人になるまでには、競争がない世界などありません。自分との戦いだけでなく、当然、ライバルとの戦いが重要になり、勝つことも負けることも、子どもたちの成長につながっていきます。

 

今日の寺子屋では、温度差がありましたが、「闘争心」に火がついた園児は、間違いなく伸びていくのです。

2020年

5月

25日

一汁一菜でいいんです

屋上ファームで収穫した玉ねぎを保育園の入口に吊るしました。給食用ですが、子どもたちには「すごーい」とインパクト大です。そして、スイカ畑に、カラス除けのネットを張ります。5歳男の子が、園長の助手になって手伝ってくれます。結束バンドをギュッと締める感覚が、たまらないようです。今年は、小玉スイカの苗を8つ、砂場側のファーム全面をスイカ畑にしました。本気で、目標20個を狙います。

 

さて、本日、ここ埼玉県など、5つの自治体の緊急事態宣言が解除されました。とはいえ、明日から休校中の学校がすぐに始まるのではなく、在宅勤務が全面解除で通勤ラッシュが戻るのではなく、少しずつ日常へ向かっていきます。

 

新型コロナの感染拡大は、食生活にも大きな影響を及ぼしています。ずばり、食事を作るママの負担が増大したことです。テレビでは、「こんな料理を作ってみました」のような、まるでレストランで食べるようなインスタ映えする料理が目立ちました。このレベルが、家庭料理の基準になったら、世のママたちは、たまったものではありません。

 

料理研究家の土井善晴(どいよしはる)さんは、2016年に「一汁一菜でいいんです!」と、著書で提案しました。土井さんは、日本には、民俗学者の柳田国男さんが言った「ハレ」と「ケ」という生活習慣の概念があります。神様に祈り、感謝するような特別な日の「ハレ」の料理と違って、家庭料理は日常である「ケ」です。毎日の食卓が華やかである必要はないといいます。

 

料理をして食べることは、生きるための基本の行為です。これが、ママにとって、何かに強制されたり義務感で料理をしたりするのは、生きることまでつらくなってしまいますね。

 

一汁一菜とは、ご飯を中心として、汁と菜(おかず)を合わせた食事の形のことです。戦前や、戦後間もない頃の庶民の生活は、おかずがないことも多く、ご飯、みそ汁、漬物で一汁一菜という形になっていました。

 

土井さんは、「自分自身が核になるものを持っていれば、自信が持てるし、もっと自由になれる。そう考えたのが『一汁一菜』という提案でした。いわば『食の初期化』と言えますね。これは持続可能なスタイルです」と語ります。

 

ご飯を炊いて、具だくさんのみそ汁を作る。具は何でもいい。あとは漬物・・・料理の上手下手もないし、作り手に男女の関係もない。一人でもできますね。とても簡単に思えますが、これは決して手抜きではありません。

 

一汁一菜という基本があれば、そこから、無理なく自分の料理を発展させることができ、忙しい時は、「食の初期化」をすればいいのです。

 

「多様性のある社会とは、漠然といろいろなものがある状態というより、多様な価値観が人の心にあり、それを受け入れる能力を持つ社会だと思います。そのためには、共感する力、人の気持ちがわかるイマジネーションが必要です。料理を作って食べることは、例えば、家族や友人との関係性を深め、失敗を含めた無限の経験が蓄積され、自分の感性も磨かれる。それが、イマジネーションのもとになっていくのです」という土井さんの言葉は、おっしゃる通り!ですね。

 

どうですか・・・一汁一菜の料理を手を抜かないで作る・・・素敵な日常ですね。

2020年

5月

24日

お金より幸せを求めて富良野へ

今朝の新聞の日曜版に、あの名作ドラマ「北の国から」が取り上げられていました。私の琴線がビビット反応します。(笑)

 

「北の国から」の最終回を見終わって、バックパッキングスタイルで、そのまま上野発の夜行列車で北海道へ旅立った高校生の私は、富良野を目指しました。ドラマの舞台となった廃屋で、たまたま北海道新聞の取材で訪れていた、黒板五郎を演じた田中邦衛さんと純こと吉岡秀隆さん、蛍こと中嶋朋子さんと対面、当時小学生だった蛍を思わず、抱っこしていました。(笑)

 

このブログでも、何度も語っていますが、「北の国から」は北海道富良野市を舞台に、一家の姿を描く連続ドラマとして、1981年10月に始まりました。あの「なめ猫」がブームになった年です。脚本は、あの倉本聰さんです。

 

「水道の蛇口がどこにもないんです」「水道そのものがないんですよ」・・・初回、これから住む廃屋での純と五郎の会話です。24回のドラマは、社会現象も起こしました。「時代に背を向けたわけではなく、お金でなく知恵を出して新しい物を創ろうとした」と、倉本さんは語ります。

 

ドラマは、富良野の大自然と向き合いながら生きる姿を通し、本当の幸せとは何かと問い続けます。私は、酒の席で酔って「北の国から談義」となると、様々なシーンを語りながら、止まらなくなってしまいます。私だけでなく、「北の国から」に魅せられてしまった人たちは、みな時を忘れてしまうようです。(笑)

 

今年3月の卒園式での、卒園児父のスピーチです。「園長のブログを読んで、北の国からファンであることを知り、息子を入園させることを決めた」と語ってくれました。彼の持論では、「北の国から」を愛する人間に悪い人はいないということで、素直に嬉しかったですね。

 

記憶に残る名場面「’87初恋」のラストシーンを思い出します。中学を出て上京する純が、乗せてもらったトラックの中で、運転手から封筒を渡されます。「金だ。いらんっていうのにおやじが置いていった」。中には、五郎の指の泥がついた1万円札が2枚。「オラは受け取れん。お前の宝にしろ」。純がその1万円札を見ながら、涙を流すシーンは、思い出すだけでも、涙がこみ上げてきます。

 

止まらなくなるので、ここらへんでおしまいにしますが、もしあなたが「北の国から」を知らないのなら、だまされたと思ってみてください。

2020年

5月

23日

片道通行の動画教材

今日は、土曜日ですので、卒園児の小学生が4人登園しました。動画教材の配信を活用しているか?を聞いてみると、タブレットで、学校や教育委員会が作成した、動画教材を見ているとのことでした。

 

学校休校で、多く報道されるのは「オンライン教材を作った・・・活用した・・・」という内容です。

 

しかし、大学のゼミや学習塾などの少人数での場合は、ズームなどの双方向のオンライン授業が可能ですが、小学校、中学校単位となると、片道通行の動画教材の活用となってきます。

 

ある先生は、「動画教材の作成で一番のネックは、子どもたちの反応が分からない」と言います。ベテランの先生になれば、子どもたちの顔色を見ながら、授業を進めていくのがルーティンになっているでしょうから、動画での授業は非常に難しいものだと言えます。

 

ここにきて、動画作成上のコツがわかってきたようです。まず、動画で「授業」をするのではなく、「学習支援」のツールとすることです。例えば、社会科の授業だと「この歴史的背景は・・・云々・・・」と授業形式を意識するのではなく、「教科書○ページのどこをどのように学習するか」を伝えるような動画にするのです。

 

次に、動画の時間は10分以内だそうです。これは、日頃「YouTube」を見慣れた子どもたちは、10分以上集中することは難しいからです。

 

片道通行ですが、1回は揺さぶりを入れます。例えば、「世界中の国旗で一番使われている色はなんでしょうか」と問うことで、子どもたちは、熱中して考えだします。

 

ちなみに、国旗で一番使われている色ベスト5は、1赤・2白・3緑・4黒・5青だそうです。日の丸は、もっとも使われている色ナンバー1とナンバー2ということです。

 

すでに、学校が再開されたところが多くなり、動画での授業機会は減っていきますが、今後は、動画で相手に伝えるポイントとして、このようなやり方が有効かもしれませんね。

2020年

5月

22日

再開した学校は・・・

昨日は、夏の高校野球が中止の報道がありました。高校生が、春夏連続中止を受けて、冷静に、今後のことを考えるには、少し時間が必要です。甲子園で活躍した、プロ野球選手から多くのコメントが出ていました。その中で「私たち大人ができること・・・」という発言が目立ちました。

 

私たち大人は、人生経験もあり、少し知恵もありますね。若者たちが「夢も希望もない未来・・・」と絶望する人生ではなく、今まで積み上げてきた練習を生かす場所を作ってあげないといけません。自分の思い通りにならないのが人生ですが、今までの努力が報われる人生を演出するのが、私たち大人の役割です。

 

さて、ホワイトきゃんばすのある埼玉県さいたま市は、小中高校の休校が続いていますが、緊急事態宣言が解除された自治体では、学校再開の動きが加速してきました。

 

小学校では・・・高学年と低学年の児童が手をつないで登校することがなくなったり、休校中に家庭学習用のプリントを学校から渡されていたものの、子どもは家では集中できないので、学校再開はありがたいという親の意見が多いようですね。

 

そして、子ども同士の対話を重視し、全ての教科でグループによる討議や、机をコの字形に並べ、互いに向き合って発表するような、アクティブラーニング型の授業を積極的に導入している小学校では、飛沫による感染リスクを低減するために、「全員が前向きに座って授業を受ける」スタイルに戻らざるを得ないそうです。

 

児童からは「授業中にみんなと相談できないからつまらない。自分の考えが合っているのか確かめられず、心配になる」との意見も。教員も「みんな静かで、理解しているのかどうか反応を拾いにくい。従来の授業ができない中で、どうすれば理解を深められるのか試行錯誤している」と語ります。

 

中学校でも・・・「本来なら隣同士の意見交換や班での話合いをさせたい。でもリスクを考えると難しい」と語る教員。英語の授業では、教員も生徒もマスクを着け、ペアで発音練習をするときは距離をとる。そのため、声が聞き取りにくく、盛り上がりも今ひとつだそうです。

 

「授業は全体的に座っている時間が長く、凄く疲れる」と生徒は語ります。給食の時間も同じ方向を向いて、会話は控えなければならないので、約2カ月ぶりの給食にもかかわらず、教室は静まりかえり、「なんか食べた気がしない」そうです。

 

中学3年生の生徒は「学年の変わり目で休校になり、受験生としての実感がわかない」「模試や民間試験などを受けられず、自分の学力がどのレベルなのかわからない。高校受験がものすごく不安」と言います。

 

一気に各教科の内容を詰め込み、進路指導を急に進めても、子どもたちの気持ちがついていかないでしょうね。

 

子どもたちも先生たちも、今まで経験したことがないような事態になっています。でも、あせらず、何が子どもたちにとって一番いい事なのか・・・小学校、中学校、そして学年で対応が違ってくるでしょうが、必ず道は開けると信じて、前を向いてほしいですね。

2020年

5月

21日

危機を教材にする

埼玉県は、いつのまにか「首都圏連合艦隊」となっておりまして、国の基準である、直近1週間で、10万人当たりの感染者数0.5人を下回っているにもかかわらず、緊急事態宣言が解除されることはありませんでした。

 

東京も本日、基準を達成したのですが、神奈川県が未達という結果での今回の見送りに、スッキリしない感じもしますね。企業に例えるなら、予算達成したにもかかわらず、給料ダウン、ボーナス削減みたいなものです。

 

国をあざ笑うかのように、具体的な数値目標を掲げて、それをクリアし、いち早く経済の立て直しに舵を切る大阪府とは大違いです。

 

さて、休校で混乱する学校ですが、今日は、この危機を逆手にとって教材にしようという話です。題して「コロナに学ぶ国語・算数・理科・社会」です。

 

理科は、今回の病原菌はウイルスであって、細菌ではありません。細菌には細胞膜があり、自力で増殖しますが、ウイルスに細胞膜はなく、自力で増殖できません。生物学者の従来の定義からすれば、ウイルスは生き物ではないのです。これを題材にして「生きているとはどういうことか」というテーマを考えるのはいかがでしょうか。

 

算数は、感染は「再生産数」が1以上になると拡大し、1未満が続けば収束に向かっていきます。「再生産数」の求め方はどうするのでしょうか。

 

社会では、アメリカで感染者が増え続け、死者も多いのは、国民皆保険制度がなく、安心して医者にかかることができない患者が大勢いるからです。社会保障が充実していれば、人の命を救うことができるのです。ここは、社会保障の意味を考えるいいチャンスですね。

 

最後に国語です。ウイルスとの戦いの中で、各国の首脳は国民に協力を呼び掛けていますが、首脳によって、心に響く語り掛けができる人と、できない人がいます。「相手の心に届く」コミュニケーションとは何か、考えてもらいましょう。

 

どうですか・・・こんな授業ができたら、子どもたちの「考える力」は、ぐんぐん伸びていくでしょうね。

 

はい。これは、ジャーナリストの池上彰さんの提案でした。さすがですね。

2020年

5月

20日

「幸せ」のお告げ・てんとう虫

朝まで降っていた雨が上がり、今日は屋上遊びができました。水たまりがいっぱいの屋上は、小さい園児にとっては最高の水遊び場となり「全員お着がえ!」となるのです。(笑)

 

さて、ファームのじゃがいも畑では、てんとう虫の成虫と幼虫とサナギが全員集合です。今日は、そんなてんとう虫の話です。

 

てんとう虫は、鳥などの動物に襲われた時に、脚の関節から黄色い液を出します。人間に捕まって、手のひらの中で黄色い液を出された経験を持った人も多いかと思いますが、この液はアルカロイド系の成分で、毒性もあり苦くて、「まずくて食べられない」と相手に伝わるようです。

 

でも、不思議ですね。普通は、トカゲやカエルのように、保護色といって、土の上では茶色に体の色を変えて、敵から目立たなくするのが、多くの生き物に見られますが、てんとう虫は、赤くてとても目立ちます。

 

実は、この目立つ模様は「食べてもまずい」という印象を覚えられやすくする「警告色」の役割だそうです。鳥には、葉の上にいる「真っ赤で目立つ」てんとう虫は、食べてもまずいという学習効果となっているのです。これも、生きるための知恵ですね。

 

そんなてんとう虫は、「幸せ」のお告げとも言われています。最後は、ちょっとだけ幸せな気持ちになってもらいましょう。(笑)

 

てんとう虫を見つけたあなた・・・

 

てんとう虫が身体に止まると幸せになれる

てんとう虫が手に止まると一年以内に結婚する

夫婦に子どもを授けてくれる

男女で一緒にてんとう虫を見つけると両想いになれる

病気のときにてんとう虫が止まると、病を持っていってくれる

悩みをどこかに持っていってくれる

てんとう虫が家の中にいたら、星の数だけお金がやってくる

 

どうですか・・・外を歩く時には、てんとう虫を見つけたくなりましたか。

2020年

5月

19日

世界のスーパースターへ

今日は雨でしたので、久々に教室内でミニ運動会をしました。寺子屋園児が参加します。勝ち負けを争うので、子どもたちの性格が表出します。感情を表に出すタイプもあれば、悔しさを心にしまいながら闘志を燃やすタイプ・・・3歳児は、ルールの把握にあくせくします。こうしたミニゲームでも、子どもたちの成長過程を一人一人把握し、明日の保育につなげていくのです。

 

さて、私の愛読雑誌「AERA(アエラ)」は、社会情勢を的確に表現する、まじめな社会派の情報誌です。今週号は、プロレスラー中邑真輔(なかむらしんすけ)選手が表紙を飾りました。ここからは、少しマニアックな話になります。

 

中邑選手は、アントニオ猪木さんが創設した新日本プロレス(日本では最大のプロレス団体)に、スーパールーキーとして破格の扱いで、日本武道館でデビューし、最年少で、新日本プロレスで最も権威がある「IWGPヘビー級」王者となりました。

 

しかし、当時は、総合格闘技ブームの真っ最中で、「プロレスラーなんて、本当はたいして強くなくて、格闘家の方が強い」と言われる中で、新日本プロレスもプロレス界全体も暗中模索状況でした。

 

そこに、新日本プロレス代表として、中邑選手が総合格闘技のリングに送り込まれます。プロレスファンは、「プロレスこそ、世界で一番強い格闘技」と信じてやまない風潮があり、そこで、総合格闘技ルールで、キックボクサーの強豪選手に勝利し、一躍プロレスファンの救世主となります。

 

しかし、新日本プロレスのスターとして君臨した中邑選手は、2016年に新日本プロレスを退団し、アメリカの世界最大のプロレス団体WWEに移籍します。

 

WWEという団体は、実力よりもエンターテイメントの色合いが強い団体で、そこが、アメリカ人の心をつかむのですが、試合内容を重視する日本のコアなファンには、少しばかり色メガネで見られるところがあります。

 

しかし、中邑選手は、海を越えてもファンを魅了し始めます。海外ファンからは「swag(ヤバイ)」と言われ、アメリカ興行では大きなコールが起きました。

 

日本でのラストマッチで中邑選手は、こう言いました。「物語はずっと続いていくから、さよならは言いません」

 

そして、今では、世界のWWEで、ストロングスタイル旋風を巻き起こし、スーパースターへの道を着実にものにしたのです。

 

あぁ~こんな日本人が、どんどん世界へ羽ばたいてほしいですね。あぁ~うらやましい!そして、頑張れ!です。

2020年

5月

18日

子どもにコロナをどう伝える?

この週末は、首都圏含めて街に活気が少しずつ戻ってきたようですね。「油断するとまた感染拡大する!」と警鐘が鳴らされますが、我慢ももう少しです。

 

さて、私たち大人は、子どもたちへ、今回の新型コロナウイルスの話をどう伝えているでしょうか。「コロナだから○○してはいけない!」を連発しているかもしれませんね。

 

この問いに、イタリアのミラノ子どもミュージアムが出版した「好奇心を持った男の子と女の子のための銀河コロナウイルスガイド」は、示唆に富む答えを示しています。

 

和訳を読んでみましょうか・・・

 

「好奇心(興味)は、勇気よりも強く、恐れに打ち勝てる」

この物語は中国の揚子江の向こうにある「武漢」とう町で生まれました。

この町に住む、李文亮というお医者さんが、重いインフルエンザの患者からおかしな症状をみつけました。

 

興味に駆られた彼は、データを集めて研究し、数日後、新しい伝染病に対する警告を発することを決心しました。

 

医師たちと科学者たちは、すぐに研究を開始し、原因をつきとめました。私たちの肺の中のもっとも小さな部分にまで入り込む、とても小さな微生物です。その名は、Srs-CoV-2、またはコロナウイルスとも呼ばれています。

 

コロナウイルスはどのくらい小さいのでしょうか?針の先ほどの点の中に、ちょうどフィレンツェの人口と同じくらいの、35万ものウイルスが住めるくらい小さいのです。

 

わたしたちの国では、コロナウイルスはあっというまに、スターになってしまいました。ラジオでTVで、新聞で、大人達はそのことばかり話しています。ついには、学校もお休みになりました。

 

友だちと出かけられないのはおかしいことですが、それでも重要なことに、たった1回のくしゃみや握手で病気になってしまうからなのです。科学者たちは、ウイルスが閉じられていて、人の多い場所で広がっていると言っています。言葉も出身も年齢も関係なく、全ての人の安全のために重要なことなのです。

 

ウイルスがこれ以上人から人へ広がることを防ぐために、科学者たちと医師たちは夜も昼もウイルスを打ち負かす方法を研究しています。怖がる必要はありませんが、よく注意してくださいと言っています。いくつかの小さな習慣を守ることでウイルスの広がりを防げます。予防の習慣です。

 

①水と石鹸でよく手を洗うこと。②くしゃみをするときは、ちり紙や腕で口をふさいで、そのあと手を洗うこと!③閉じられていて人の多いところに行かないこと。④目や鼻や口といった、ウイルスが身体の中に入り込みやすい場所にさわらないようにすること。⑤使ったちり紙はすぐに捨てること。⑥もし熱が出たり、のどが痛かったり、インフルエンザっぽく感じたら、自分や周りの人が危険にならないようにすること。家で安静にしていること。

 

ずっと友だちと会わないでいられるかって?

きっと、もうすこし時間がたてば、いつもの生活にもどれるように、科学者たちががんばってくれることでしょう。それまでの間は、創造性を発揮してください!もうすでに、世界中のたくさんの若者たちが、直接手を触れたり、ハグすることなしに、楽しんだり挨拶できる方法を発明しています・・・あなたたちは、どんな挨拶のしかたを発明しますか?

 

どうですか・・・とても分かりやすい内容ですね。コロナウイルスの予防法だけでなく、解明に取り組む人の勇気や知恵を伝えています。

 

私たち大人は、子どもたちに何を語り、伝えるのか・・・私たちの創造性と見識が問われるのです。

2020年

5月

17日

廃棄される野菜

保育園の屋上ファームの野菜が順調に育っています。目立たないですが、じゃがいもの花はよく見ると美しいですね。ミニトマトも小さな実をつけ始めました。インゲン豆は、種を植えて5日目には芽が出て、ぐんぐん成長しています。

 

保育園の野菜は、給食に使いますが、ほとんどが各家庭へのお土産です。先日も、野菜が苦手な男の子の家庭で、ママ曰く「絶対に食べないだろう」と思っていた絹さやエンドウをシンプルに茹でて出すと、マヨネーズをかけてバクバク食べたそうです。

 

子どもたちが、自分で種を蒔き、収穫した野菜の魅力をあらためて感じます。そして、保育園のファームで収穫した野菜は、廃棄ゼロです。

 

東京都足立区のある農家は、約15年前から、給食向けの野菜を化学肥料を使わない葉物野菜やナスを、区内の小中学校約50校に納品しています。経営という観点でみると、学校給食の契約を確保することで、安定した収入が得られるはずなのに、まさか、3カ月も休校が続くことなど考えもしなかったでしょう。

 

3月には、約1.5トンの野菜を廃棄し、4月には、約1トンを廃棄したそうです。もちろん、様々な販売先を模索したようですが、この短い期間で、給食ルートを確立した農家にとっては、これだけの廃棄を避けることができなかったのです。

 

感染拡大後、廃棄寸前の食品の買い手を探すインターネット掲示板に、悲痛なメッセージが連なります。「助けてください」「食べ物を捨てたくない」など。テレビなどでは、高級食材をお手軽にしたパック販売が即完売のような報道がされていますが、「利益なしの特別価格で販売します」とサイトに書き込んでも引き合いのないことが多いのが実態のようです。

 

保育園のファームの野菜を眺めながら、コロナウイルスをきっかけに、「食品ロス」の問題への関心が高まり、廃棄される食品が減ることを願いたいものです。

 

新しい生活様式の1つは、「食品ロスを出さない生活」ですね。

2020年

5月

16日

トリアージ

今日は朝から雨の天気予報でしたが、雨の降り始めが、少し遅れてくれたので、屋上遊びができました。子どもたちは、真っ先に、マルベリーのつまみ食いです。(笑)

 

そして、赤ちゃんカメの里親が一家族決まりました。1歳の双子女子のパパが、カメに釘付けの我が子の姿を見て、「よし飼おう!」となってくれました。もらわれた子ガメがどんな成長をしていくのか・・・結局は、世話をするのはパパママの仕事になりますが、明日には、ホームセンターで飼育ケースなどを購入するようです。

 

さて、「トリアージ」という言葉をご存知ですか。阪神淡路大震災の時に、この言葉が日本でもよく使われるようになったようですが、一刻一秒を争う救急医療の現場では、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して、いのちの選別が行われています。これを「トリアージ」と言います。

 

つまり、助かる見込みのない患者や軽症の患者よりも、処置を施すことで命を救える患者を優先するというものです。救急隊員同士の意思疎通や状況共有のために、黒・赤・黄・緑の各色で処置の優先度が示された「トリアージ・タグ」が実際に使われるそうです。

 

なんだか、いのちの選別という言葉を聞くと、やるせない気持ちになりますね。全てに平等な命のはずなのに、救急医療の現場では、こういった取組みで、救える命を助けているのです。

 

緊急事態宣言が解除された自治体では、学校の再開も始まりました。まだ休校中の学校においても、いずれ来る「再開の日」に向けて、教育現場をどうたて直していくかを考えた時に、救急医療現場の「トリアージ」と同様に「何を優先させるのか」という判断が求められます。

 

これまで、日本の学校教育は、教育界の内外から寄せられたさまざまなニーズに応えるために肥大化を続けてきました。それが、結果的には、学校現場を多忙化させ、教員の自信をも失わせることにつながったとも言えます。

 

今回のコロナ騒動で、皮肉にも「優先順位」を大胆につけていかねばならない状況となったのです。

 

さぁ~子どもたちの笑顔のために、何を優先させて、何を思いきってやめてしまうか・・各学校の判断力に期待したいですね。

2020年

5月

15日

教員の自信

5歳女の子は、マルベリー(桑の実)が大好きです。昨年までは、サルのように高い所にかけ登り、自分だけ食べていたのですが、今日は、みんなのために、マルベリーを収穫してくれました。これも成長の証ですね。

 

屋上では、マルベリーのつまみ食いシーズンがスタートし、今日も子ガメが生まれていました。これで4匹の赤ちゃんカメが誕生です。

 

さて、「能ある鷹は爪を隠す」というべきか、「自分は凄いんだぞ!」と人前で言うことがカッコ悪い文化で育った日本の子どもたちは、世界と比較すると自己肯定感が低いと言われています。

 

実は、2018年OECDのデータから、日本の教員もあまり自信がないという結果が出てしまいました。

 

「自分の仕事ぶりに満足だ」という中学校教員の割合は、日本の場合は、ほぼ半数でしかなく、世界と比較すると、断トツの最下位です。他国では、8割9割が「満足している」です。

 

日本の教員は、労働時間が最も長い、つまり頑張っているにもかかわらず、自分に対する自信は際立って低いのです。謙虚な回答といえば、聞こえはいいですが、他国と30~40ポイントも差があるのは、なぜなのでしょうか・・・

 

今回のコロナ騒動で、世の中が混乱している一つの要因は、日本は「学校依存」が大きいということです。本来、社会全体で子どもを育てる環境が理想ですが、学校で働く教員は、「授業を教える」こと以外に、様々な業務を担っています。保護者対応に、地域対応。そして、中には、経験のない競技の部活指導を任されることもありますね。

 

やっぱり、日本の先生には、自信と自尊心を高く持ってもらいたいですね。そのためには、どう学校が変わらなくてはいけないのか・・・他の国のマネではなく、日本らしい新しい学校組織の構築に向けて、今まさに転機なのかもしれませんね。

2020年

5月

14日

発酵食品パワー

何と、今日もミドリガメの赤ちゃんが2匹・・・ミドリガメのおうちのいけすで、プカプカ浮いていました。甲の大きさ3センチのかわいい3匹が、保育園の飼育ケースに集合しました。

 

秋にメスが土の中に産卵し、卵のまま越冬したのでしょう。4月か5月に土の中でふ化した子ガメが、いよいよ地上に出てきて、いけすの中に飛び込んだのでしょう。明日もまた、赤ちゃんカメが出てくるかもしれません。

 

今日から、子ガメの「里親」を募集しています。園児たちは、「飼いた~い」と言いますが、ここは保護者の判断です。カメを飼う生活を始めるのもいいかもしれませんね。

 

さて、私の長女が、先日「レモン酢」を作っていました。これで、健康とダイエットの二兎をものにしようという考えです。今日は、発酵食品パワーで、コロナをやっつけよう!という話です。

 

しょうゆ・みそ・酢・みりん・納豆・漬物・カツオ節・ヨーグルト・チーズ・パン・日本酒・焼酎・ワイン・・・もう挙げればキリがないほど、私たち日本人の食生活は、発酵食に囲まれています。ご存知のように、乳酸菌や麹菌などの微生物や菌の働きによって栄養成分が増え、素材のうま味がアップ。さらには、腸内環境を整えて免疫力を高め、健康や美容にも効果的とくれば・・・発酵の力は、とにかく凄い!のです。

 

人類と発酵の付き合いは非常に長いのですが、最古の発酵食品といわれるのが「酒」ですね。発酵食品が発達した主な理由は、食材の保存のためです。人間は食いだめも冬眠もできないので、その土地の食材が使われた発酵食品が広がったのです。

 

発酵を促す微生物は、大きく分けて3種類だそうです。乳酸菌や納豆菌などの「菌」、麹をはじめとした「カビ」、そしてビールやパンに使われる「酵母」です。この発酵のメカニズムは、私にはよくわかりませんが、「時がおいしくさせる」という過程が、なんともロマンを感じますね。

 

日本のように高温多湿な場所では、発酵食品が多様さを生み出し、1000を超える発酵食があるといわれています。「微生物・食材・風土」という3つの要素が複雑に絡み合っているのが魅力でもあり、郷土食に発酵食材が多く使われているのも、その場所で生きる微生物を使って、そこで採れる食材を土地の気候で発酵させる・・・ますます食べたくなりますね。(笑)

 

発酵食品を多く食べる習慣で、美味しさと健康の二兎を追うことにしませんか。

2020年

5月

13日

偉大なるアマチュアの力

屋上のマルベリーこと桑の実が、何粒か赤黒くなってきました。いよいよ、つまみ食いシーズンに突入です。マルベリー・ビワ・ミニトマト・きゅうりと、夏にかけて子どもたちの食欲が止まりません。今年の夏は、ブルーベリーが食べられるかもしれません。

 

さて、私がまだ20代の頃、電通出身で、あのソニーのウオークマンの企画にかかわったプランナーの研修を受けたことがありました。食にかかわる、様々なことを学んだのですが、この先生が「アマチュアこそ最強だ!」とよく言っていました。

 

つまり、プロになると、「ヒト・モノ・カネ」を意識した仕事になるので、どうしても、型にはまったものになるけど、アマチュアは、何も考えずに、やりたいことをとことん追求するので、素晴らしいものや、ことが開発される可能性があるということです。

 

例えば、科学的発見に重要な寄与をしたアマチュア研究者はたくさん存在します。専門家や偉い大学の先生は、研究室に閉じこもってあまり外に出ないひとも多いですね。

 

自然科学の分野では、フィールドに出て、本当の自然と直に対話しているのはアマチュアかもしれません。注意深い観察と、粘り強い継続と、幾度とない落胆を繰り返しながら、それでも、アマチュアは諦めません。

 

ハブが潜む沖縄北部のヤンバルの密林の中から、日本最大の甲虫、ヤンバルテナガコガネムシを発見したのも・・・寒空の下、一晩中天体を観察し、突如現れたイケヤ・セキ彗星を発見したのも・・・常磐地方の地層を丹念にしらべて、日本最大の海竜フタバスズキリュウのほぼ完全な形の化石を発見したのも・・・すべて、アマチュア研究者たちの執念のたまものなのです。

 

今日も、屋上で、飽きずにダンゴムシを探し続け、クマバチの採集に夢中になる園児たちを見ていると、これぞ、アマチュアの偉大なる探究心と執念と言えるのかもしれません。将来、すごい発見をしてくれることを期待しましょう。(笑)

2020年

5月

12日

カメが生まれました

今日の寺子屋は、屋上ファームにスイカの苗を植えました。子どもたちにとっては、「スイカ=夏のプールでスイカ割り」が、イメージとして深く記憶に残っています。売っているスイカの方が、多分おいしいのでしょうが、スイカ割りをした後のキンキンに冷えたスイカは、格別に「うまい!」のです。

 

スイカは、簡単に栽培できる果物ではないので、毎年の出来は、運しだいですが、今年は、実が大きくなる前に、しっかりとネットを張って、カラスに食べられてしまうのだけは、防ぎたいと思っています。

 

さて、今日は屋上で大事件が起きました。4歳男の子が、「ミドリガメのおうち」のいけすに、「赤ちゃんカメがいる!」と大騒ぎです。プカプカと浮いているかのように、必死に泳いでいました。カメも生まれたばかりは、泳ぎが下手で、おぼれることもあるそうです。

 

体長3センチの「かわいい」ミドリガメこと、本名「ミシシッピアカミミガメ」です。かつては、夏まつりの屋台で、このカメがよく売られていました。金魚すくいならぬ「カメすくい」なんていうのもありましたね。

 

しかし、この緑色のかわいいカメが、数年の後に、どんどん大きくなって、荒々しいカメになっていくのです。耳が赤くなるので「アカミミガメ」というのですが、買えなくなったアカミミガメを川や沼などに放流する人が増えて、今では、日本で一番繁殖するカメとなったのです。

 

実は、昨年夏に何個か卵を産んだので、水こけを入れた容器で羽化を試みるも失敗です。この赤ちゃんカメは、秋に土の中に産んだ卵が、夜中にふ化した。もしくは、お腹に卵を持ったメスが、冬眠から覚めた3月に土の中に産卵しふ化したか・・・どちらかです。ミドリガメは、一度に平均6~8個の卵を産むといわれているので、明日にも、別の赤ちゃんカメが生まれるかもしれません。

 

しばらくは、保育園で、子どもたちと成長を観察しながら飼うことにします。大きくなったら、屋上のいけすで暮らします。

 

こうなると、どろんこ広場にある「カメ池」でも、ニホンイシガメやクサガメの赤ちゃんが泳いでいないか、期待が膨らみますね。

 

保育園で生まれた赤ちゃんカメです。ハッピーバースデー♪です。(笑)

2020年

5月

11日

「一緒に食事」が大切

昨日は母の日でしたね。連絡ノートには、それぞれの家庭でのそれぞれの「マザーズデー」が記されていました。保育園で子どもたちが作ったママへのプレゼントは、紙皿を重ね合わせて、子どもたちが絵を描いたレターケースです。ママ達が喜ぶ姿が想像できますね。パパも一枚噛んだサプライズも多かったようです。

 

さて、私が働いていた会社は、食品会社でしたので、若い頃は、当時の上司に「一人で空腹を満たすための食事は、エサと同じだ。俺たちは、食べ物にかかわる仕事をしているんだから、他人と一緒に会話も楽しみながら、食事をしなさい」と、よく言われたものです。営業活動で次のアポイントまで時間がない時に、駅の立食い蕎麦をかき込んでいる時は、「これって、エサかな?」なんて、思いながら食べていました。(立ち食い蕎麦屋さん・・すみません)

 

もともと人間は、この数百年間、信頼できる人の輪を広げるように進化してきました。脳が大きくなったのは、付き合う人の数が増えて、それに対応するするために社会脳としての機能が高まったためという説もあるそうです。

 

言葉が登場する前に、人と人をつなぐ役割を果たしたのが食事です。ライオンのように数日に一度食べればいい肉食動物やクマのように冬眠する動物と違って、サルや人間は、毎日消化をするのに適した臓器を持っています。しかし、サルは食べる時に分散するのに、人は集まって食事をします。

 

どうしてでしょうか・・・サルたちにとって食物がケンカのもとになるのに対し、人間は食物を親しくなるための道具としているからです。古くから、人間は、食事を社会的手段として活用することによって、信頼できる人間関係を拡充してきたのです。

 

コロナ騒動で、家族の食事の時間は増えましたが、他人との食事が禁じられた状況になっています。今まで考えられなかったライフスタイルの一つが、ウエブ飲み会ですね。在宅勤務の私の長女が、ビール片手に大声で話すのには、大いに閉口するのですが、人間の「他人と一緒に飲んだり食べたりしたい」という本能がさせていると考えると、これも必然的なコミュニケーションの流れなのかもしれませんね。

 

あと少し・・・仲間と顔を合わせて、「一緒に食事」の大切さをかみしめましょう。

2020年

5月

10日

ジレンマとの戦い

新しい生活様式の1つは、毎日の検温です。保育園の園児だけでなく、職員も検温しています。私は、自分の平熱は36.5度と思い込んでいましたが、意外に低く、ここ数カ月の平均は、ざっと36.1度です。「熱を出してはいけない!」という気持ちが、脳に伝わるのか、年末年始からコロナ騒動まで半年以上、発熱していません。(笑)

 

こんな感じで、全国で検温の習慣が定着したものですから事件が起きました。半月ほど前に保育園の体温計の電池が切れました。いつもなら、簡単に手に入る「LR41」のボタン電池が、どこも品切れです。マスクに負けないくらいの品薄商品となっていました。検温しなくちゃいけないのに、電池が買えないジレンマです。

 

ショッピングセンター・家電量販店・ホームセンター・コンビニ・100円ショップ・ドラッグストアと10店はしごしても、在庫ゼロ。結局、ネットで1週間後納品で購入できました。10個セットですので、5年は買う必要がないですね。

 

ゴールデンウイーク以降も緊急事態宣言は解除されていませんが、感染拡大が限定的な地域での休業要請が解除されてきました。秋田市の男鹿水族館も久しぶりに親子連れなどの姿が戻ったようです。

 

水族館ですから、本来は、たくさんのお客様に入場してもらいたいところですが、社長は「再開しました!積極的に来てください!」とは言えないジレンマがあると言います。

 

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターも、商売ですので、お客様にたくさん来ていただいて、売上アップを目指したいところですが、「本音は売上アップ・・・行動は、3密を防いで入場制限などの対応」というジレンマを強いられます。

 

営業が再開されたカラオケボックスでは、「1人1部屋」が原則だそうです。一人カラオケボックス愛用者ならいいでしょうが、カラオケ店も「3密」対策と営業再開のジレンマを感じているようです。

 

昨日は土曜日でしたので、園長の昼の課外授業は、卒園児を連れて、クサガメの捕獲へ行ってきました。人がいない川ですので、感染のリスクはないのですが、せっかくですので、川越にある大正ロマン通りの「鯉のぼり」を見ることにしました。見事な鯉のぼりで、地元の小学生が鯉の絵を描いて、ざっと1000匹以上の鯉が、空を飛んでいます。

 

はい。もちろん、車の中からの見学です。子どもたちは、歩きながら、一つ一つの子どもたちの作品を見たかったでしょうが、お店もほとんど閉店中で閑散としていますが、人通りがゼロではありません。これも、ジレンマですが、子どもたちは「すごい!感動したよ」と喜んでいました。

 

ストレスやジレンマとの戦いは、結局私たちの心の持ちようです。自分との戦いかもしれませんね。少しずつ、明るい兆しが見えてきました。ガマンを楽しく、笑いにしながら、皮肉を言いながら、心を繋いでいきましょう。

2020年

5月

09日

学校が再開されたら、どう取り戻す?

明日は母の日ですが、なかなかゆっくりと母の日のプレゼントを買いに行く状況ではありません。ましては、母の日に間に合わせようと、駆け込みでフラワーショップに殺到してしまうと「密」になってしまいます。そこで、「母の日」ではなく、今月を「母の月」にする取組みが広がっています。なんだか、ほっこりしますね。

 

今日の保育園は、小学生の男の子が、まっ黒でとても立派な「カラスアゲハ」を何と、素手でつかまえました。また、小学生の女の子が、シロツメグサ(クローバー)の白い花を立派な首飾りにして、園児たちと楽しんでいます。タテの関係が、しっくりしますね。

 

さて、さいたま市の小中学校は、ゴールデンウイーク明けも学校再開ができない状況が続いていますが、今週は、分散して登校し、学校からの教材を受け取って、「自宅で勉強がんばって!」となっているようです。

 

しかし、実際に3月から5月末までの休校となると、3か月も学校での授業ができていません。親としては、「再開後は、まず、学力を取り戻すよう・・・しっかりと勉強をさせてください!」と学校に期待してしまいますね。

 

しかし、ここは「ちょっと待った!」です。今、私たちは未来に夢や希望をなかなか持てないような状況です。それは、子どもたちも同様で、様々な被害に遭っている子どももいるかもしれません。

 

これまでの学校は、多くは「教える場」として機能していましたが、社会が混乱している現在、学校が「明日への希望が持てる場」とならないといけません。先生は、保護者のプレッシャーを感じて「教えよう」とするのではなく、「大丈夫だよ」と安心させて、この数カ月で、子どもたちが感じたことを聞き出したいですね。学校再開後の先生は、しばらくは、聞き役に徹するのが、いいのかもしれません。

2020年

5月

08日

子育て家庭を孤立させない

ゴールデンウイークが終わって、お仕事がスタートしたママも多くなってきました。4月に緊急事態宣言が発令されてからは、ざっと60%の登園率でしたが、今は、80%くらいまでになり、子どもたちの声が賑やかになってきました。屋上遊びも、絹さやエンドウの収穫に、生き物のエサやり、自転車、しゃぼん玉、虫アミ族、料理ごっこ、砂場遊びなどなど、子どもたちは、自分がやりたい遊びに夢中になっています。

 

さて、家から出ない生活が続くと、日本以上に海外では、虐待やDVが増加していることが、メディアでは多く報道されています。日本でも、例えばこんなことが起きているようです。

 

あるアパートの一室の玄関前で、泣き叫ぶ小さな子どもの姿・・・「どうしたの?」と声をかけようと思った瞬間、若い父親が玄関を開け、子どもの手を強く引っ張り、家の中に引き入れました。おそらく、父親もテレワークで家にいたのでしょう。子どもがうるさくて、仕事にならないと、外に出したようです。

 

ある駅前で、小さな子どもが、ものすごい勢いで泣きじゃくりながら、母親を追いかけます。母親は、子どもの手を何度も振りほどきます。そして、泣き崩れる子どもを振り返りもせず、歩いて行ってしまいました。見かねた周囲の人が子どもに声を掛けたのに気付き、母親は戻ってきました。理由はわかりませんが。

 

この二人の親を責めるのは簡単ですが、もう我慢の限界にきていたことだけは理解できます。ずっと家から出ないで過ごすことは、小さな子どもがいる家庭では大きな困難を伴います。子どもは、本来は家の中で、じっとしていられないのです。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、「子どもがうるさくて在宅勤務などできやしない!」という保護者の本音を何度も聞きます。「今は自粛してください!」と突っぱねて、親も子もストレスを抱えることのないように、もちろん、保育園を利用してもらっています。

 

ただし、ここ数カ月・・・日本中で、多くの子育て家庭が孤立し、ストレスを抱え、爆発寸前になっていることを思うと、辛いものがありますね。

 

現代社会の構図は、簡単に家庭が孤立してしまう環境にあることです。こんな時こそ、昭和30年・40年代の「三丁目の夕日」のような、まわりの他人が子育てに口出す時代に戻りたい気分になりますね。

2020年

5月

07日

今こそ「生きる力」

今日から連休明けの保育園がスタートしました。子どもたちは、今年は遠出はせずに、おうちや近くの公園などで、ゴールデンウイークを過ごしたようですが、みんな元気に登園してきました。

 

絹さやエンドウをバケツいっぱいに収穫し、インゲン豆の種まきをしました。3列しっかりとスペースを取ったので、7月に入ると毎日たくさんの収穫となることでしょう。

 

そして、ついにクサガメのおうちに、クサガメが入居しました。3匹のクサガメを散歩させます。最初は、様子を見ていた子どもたちも、4歳男の子がカメを持ち上げると、ほとんどの園児が、クサガメを触ることができました。

 

しかし、4匹いるはずのクサガメが3匹しかいません。さっそく、1匹がネットのすき間から脱走していました。クサガメのおうちから50メートル以上離れた場所で発見です。昨夜の雷雨の中、スタスタと逃げたのでしょう。(笑)

 

さて、多くの保育園、幼稚園では「子どもたちの『生きる力』を育みます」といった、メッセージが多く語られています。この「生きる力」という言葉が教育界に登場したのは、1996年(平成8年)だそうです。

 

ここでは「これからの社会は、変化の激しい、先行き不透明な、厳しい時代と考えておかなければならない。『生きる力』は、いかに社会が変化しようと必要とされる全人的な力である」と示されたのです。

 

そして、よもや未知のウイルスと世界的な規模で闘うことになろうとは・・・子どもたちは、今回の深刻な状況の中で何を学んでいるでしょうか。「健康を維持する生活態度」「ストレスや不安の克服」「人とつながる安心感」「情報の真偽を見極める目」「ICTの力の活用」「暮らしを支えてくれる人々の存在と感謝の気持ち」「人への優しさ」など、まさに「生きる力」を実践しているのかもしれません。私たち大人も同じですね。

 

今の不安の中で、子どもたちの「生きる力」が磨かれ、早く収束して、子どもたちが笑顔で対話できる普通の生活まで・・・もう少しです。

2020年

5月

06日

「クサガメのおうち」にクサガメ入居

今日でゴールデンウイークはおしまいです。多くの人たちが、今まで経験したことがない大型連休の過ごし方になったと思います。皆さんは、我慢の中に楽しい時間を作ることができましたか。

 

私は、ステイホーム&ネイチャーでゴールデンウイークを過ごしました。保育園の屋上に作った「クサガメのおうち」に、まだクサガメがいません。そこで、人がほとんどいない秘密の川に、カニカゴの仕掛けをかけます。しかし、まだ気温が低いのか、冬眠から覚めたばかりで、エサに食らいつくことがないのか、カニカゴの中は空っぽが続きます。

 

しかし、奇跡が起きます。5月4日に、クサガメ3匹とミドリガメ4匹の7匹が、カニカゴの中にいるではありませんか・・・クサガメが一度に3匹採集できたのは初めてです。ミドリガメは、キャッチ&リリースしますが、子ガメが一匹いました。そこに、飼育ケースと魚あみを持った親子がやって来て「カメだ!」と大喜びです。「ちゃんと、大きくなるまで飼う」と、小学生の女の子が約束したので、ママも飼う決心をしました。

 

結局、クサガメのおうちには、4匹のクサガメが入居しました。明日からは、子どもたちとクサガメ観察です。クサガメは、おとなしい性格ですので、子どもを噛んだりはしません。クサガメの名前の由来は、危険を察すると「くさい臭いを出す」からクサガメといいますが、どうも、私には、くさい臭いがわかりません。(笑)

 

もう一つ、おたまじゃくしも採集しました。昨年も、おたまじゃくしを保育園で飼って、カエルになるまで観察しようと、何度か試みたのですが、残念ながら途中で死んでしまいました。今年は保育園に水槽がある環境です。水槽に入る生き物の決め事は、川や沼や池で採集した生き物だけです。アクアショップで買ったカラフルな魚はいません。

 

そこに、おたまじゃくしが仲間入りしました。足が生え、尾がなくなり、カエルになるまで、これも子どもたちと楽しみことにします。

 

保育園の水槽には、おたまじゃくし・アメリカザリガニ・どじょう・タニシ・スジエビ・タイリクバラタナゴ・モツゴ・ブルーギル・ゲンゴロウ(たぶん)が混泳しています。

 

ということで、ステイホームだけでなく、ネイチャーを楽しんだゴールデンウイークとなりました。さいたま市内も田植えが始まりました。農家の人たちは、ステイホームとはいきませんね。田園風景は、なかなか素晴らしい景色です。たぶん素人カメラマンの若い女性が、何度もシャッターを押していました。

 

まだまだ続く緊急事態宣言ですが、心を強く持って、冷静に、少しでも楽しい時間が過ごせるよう・・・頑張っていきましょう!

2020年

5月

05日

今年の就活

昨日、緊急事態宣言について、全都道府県で5月31日までの延長が正式に決まりました。ただし、5月14日にあらためて専門者会議にて、地域によっては、解除が早まる可能性も出てきました。「健康」と「経済」という二兎を追うことが求められます。私たちも日常の中で、バランスを取ることが多々ありますが、「我慢」と「やりたい事」のバランスを上手に取っていきたいものです。

 

そして、たぶん今年の流行語大賞になるであろう「新しい生活様式」という言葉が、頻繁に語られるようになりました。「食事は対面でなく横並びで食べる」など、具体的な様式が示されましたが、ここは、自分なりの「新しい生活様式」を見つけていきたいですね。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大で、2021年春に卒業する大学生の就職活動が大きく乱れています。経済状況の悪化から、就活の長期化も進むことでしょう。最近の傾向は、大学3年の夏にインターンシップ(就業体験)が、就活の「入り口」になっており、大企業が内定を出す大学4年の6月ごろ迄、ざっと1年がかりの就活となっています。それが、今年はそのスケジュールが、延期どころか白紙となっている学生もいることでしょう。

 

今の時代、1つの会社で定年まで働くことは少なくなっていますが、この1年の就活は、人生の中では、大きな節目となることは間違いありません。私も、30年以上前の就活のことを今でも鮮明に覚えています。面接での1つ1つの会話まで忘れません。

 

よく、私たち大人は、「君がやりたいことは何なのか、ちゃんと決めて就活しなさい」とか、コロナ騒動の中「公務員なら安定した収入が得られるから・・・なんて、ビジョンのない就活なんてするんじゃない」と、アドバイスしてしまいそうですが、学生たちの本音は「自分が本当にやりたいことがなにかわからない」でないでしょうか。

 

「どんな仕事がしたいか・特にない」「夢も・特にない」「やりたいことも・わからない」つまり・・・自分が分からん!という若者が多いのかもしれません。もちろん、責めてはいけませんね。20歳そこそこで、将来のビジョンをきちんと描ける若者の方が少ないかもしれません。

 

私からのアドバイスはたった一つです。「人生はどうなるかなんてわからない。しかし、どんな仕事でも前向きに、一生懸命取り組みなさい」

 

昨日、イチロー選手の引退後のインタビューをテレビで見ていました。彼は、神戸に帰ると、野球経験がない人でも何でもありの練習パートナーが数人いるそうです。「僕は勝負の世界で生きているので、前向きな人でないとダメですね。この仲間たちは、常に前向きに生きていて、僕も刺激を受けている」といったコメントです。

 

緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常の生活を取り戻していく中で、前向きに就活を楽しんでもらいたいですね。もう一度言います・・・「前を向く」です。

2020年

5月

04日

手作り教材で授業を楽しむ

ゴールデンウイークの過ごし方は「ステイホーム!」でどう楽しむか・・・というのがメインなのでしょうが、私の場合は「ステイホーム&ネイチャー」です。

 

昨日は、さいたま市にある秋ヶ瀬公園をぶらりです。秋ヶ瀬公園は、コロナウイルス対策以前に昨年の台風19号の影響で、駐車場には、荒川からあふれたゴミが山積みになっていて、車での入場はできません。

 

土手で、よもぎの葉を集める女性が一人・・・たぶん、帰宅後は「ステイホーム」で草餅を家族で作るのでしょう。また、バードウォッチングを楽しむ人が5人程度いました。荒川沿いはサイクリングロードが整備されているので、爽快に自転車を飛ばしている人も何人かいました。いつものゴールデンウイークなら、秋ヶ瀬公園はファミリーやバーベキューなどのグループが多いのですが、昨日は、「&ネイチャー」にもってこいの静かな公園でした。

 

さて、大阪市の小学校教の先生の話です。彼は、教科書だけの授業ではなく、教材作りをライフワークにしています。「赤ちゃんをあやす大人は、必ず笑っています。同じように楽しい授業を実践するには、まず、教師が楽しむ必要があります」とその先生は語ります。

 

楽しい授業を行うには、指導者の特性を生かすのが効果的と、子どもの頃に漫画家をめざし、教師になる前は、デザイナーだった経歴を生かします。

 

始めは、黒板に4コマ漫画を描いたりしていたのが、やがて漫画だけで、教材を作るようになったそうです。ストーリーもキャラクターもオリジナルで、子どもたちは、すぐに「先生の手作り教材だ!」と大喜びです。

 

あまりにも完成度が高いので、「マンガでわかる小学理科」のタイトルで出版にも至ります。教材作りに熱中しているうちに、漫画家になるという夢も、ちょっぴり実現できたのです。

 

この先生は、マンガだけではありません。音楽の先生と共同して、リコーダーの練習教材を作ったり、体育の先生とは、けん玉を使った「けん玉レディオ体操」を考案し、体育の準備体操に取り入れます。

 

どうですか・・・楽しい授業が想像できますね。楽しむ努力をする人には、天使が微笑むのかもしれませんね。(笑)

 

私が中学生時代の英語の先生は、ほとんど教科書を使わずに、手作りの教材プリントでの授業でした。これが、とても分かりやすかったので、今でもよく覚えています。この先生も、黒ぶちメガネに手を当てながら、授業を楽しんでいましたね。

 

今のコロナ騒動だけでなく、また世の中が日常に戻っても、楽しむ努力を続けたいものですね。もちろん、遊びだけでなく仕事も家事も勉強もですよ。

2020年

5月

03日

マスクマン

今日から保育園も5月6日まで4連休となります。子どもたちは、今年のゴールデンウイークは、おじいちゃんおばあちゃんが待つ、地方への帰省は自粛しているので、家族中心のゴールデンウイークを楽しむことになります。

 

昨日、保育園が終わって、1Fの食品フロアで買い物をしていると、マスクをしていない人はゼロでした。マスクをすることが当たり前の生活から、早く解放されたいものですね。

 

さて、今日は、同じマスクでも、プロレスのマスクマン(覆面レスラー)の話をします。昨年3月に、ザ・デストロイヤーさんが、88歳で亡くなりました。私よりも上の世代の昭和の話ですが、戦後の力道山から、ジャイアント馬場・アントニオ猪木と闘い続けた、日本で最初に親しまれたマスクマンレスラーです。

 

赤と白のいかにも手作り感覚のマスクをつけたデストロイヤーさんは、現役時代は、空港での出入国の際も覆面をつけたままでパスできたそうです。私が小学生の頃には、教室でデストロイヤー選手の得意技「足四の字固め(フィギュア・フォー・レッグロック)」が流行したものです。本当に痛かったですね。(笑)

 

メキシコの「ミルマスカラス」選手が、次の世代のマスクマンとして人気を得ます。「スカイハイ」のテーマ曲が流れると、会場が大盛り上がりです。メキシコでは、プロレスを「ルチャ・リブレ」と言って、もともとスペインから独立を勝ち取る儀式であり祭りだったそうです。ルチャリブレとは自由な戦い、自由への戦いという意味があり、リング上の勧善懲悪にスペイン圧政からの解放を重ね合わせて、リンピオ(善玉)とルード(悪玉)を分かりやすくしたためにマスクが一般化したようです。

 

また、プロレスラーだけでは食べていけないので、昼は普通の仕事をして、夜は覆面レスターとして身分を隠して戦ったのです。神父が覆面レスラーなんていう映画もありましたね。

 

そして、私の世代で一番熱くなったマスクマンは、佐山聡こと初代タイガーマスクです。新しいヒーローとして売り出す時や、海外武者修行を終えて帰国した時に、素顔ではインパクトが弱いので、マスクマンとしてデビューさせることがプロレス界では一般的です。

 

初代タイガーマスクは、キャラクターのインパクトに負けないくらい強くて、プロレス界の革命とも言われました。2代目タイガーマスクは、私の大学の先輩の高校時代の同級生だった三沢光晴さんです。彼は、ジャイアント馬場さんに「タイガーマスクになれ!」命じられて、いやいやマスクマンになります。

 

しかし、「俺は三沢光晴だ!」という思いが強くなり、ある試合が終わると、リング上でタイガーマスクを外してしまうのです。このシーンも衝撃的でしたね。

 

誰にでもある「変身願望」「もう一人の自分の存在」「光と影」・・・そんな思いをマスクマンこと覆面レスラーは抱きながら試合をするのです。

 

これ以上続けると、より細かい話になってしまいますので、プロレスやマスクマンに興味のない方で、ここまでお付き合いしていただいた方・・・ありがとうございました。

2020年

5月

02日

円周率は3.16?

今日は、屋上の温度計が29℃になっていました。子どもたちは、みな半袖で、たっぷり1.5時間遊びました。汗びっしょりです。(笑)

 

さて、3.1415926535・・・小数点10桁まで書きましたが、この数字は永遠と続きます。もうおわかりですね。円周率3.14です。円の直径の長さが分かっていれば、×3.14で円周の長さが分かるという、数学の世界においては、とても重要な「数学定数」です。

 

実は、この円周率・・・今から300年以上前の江戸時代までは3.16という数値を使っていました。この数値は、千年前に中国から伝わった数値で、千年の間、誰も疑問に思わなかったのです。

 

この数値が「本当なの?」と最初に疑問に思ったのが、関孝和という人です。彼は、実際に円を描いて円周を測ると、何回やっても3.16よりも小さくなります。そうなると、ますます本当の数値を知りたくなりました。

 

関孝和は、30歳の時に、円の内側に入る正多角形の辺を増やすという方法で、11ケタまで求めました。この時の正多角形は、何と正13万角形です。ここまで、15年をかかって、気の遠くなるような計算をしたのです。

 

今の子どもたちは、知りたいと思ったことはネットで検索すればすぐに情報を得ることができます。しかし、ネットに書かれていることは自分ではない誰かの情報にすぎません。

 

やっぱり、子どもたちには、関孝和のように、自分で真実を確かめる姿勢を大切にしてほしいですね。悪意に満ちたデマ情報を見極めるにも、自分で確かめる習慣をつけなくては・・・。大人のアプローチが大切になってきますね。

2020年

5月

01日

HSC「気持ち分かり過ぎる子」

今日から5月ですね。令和の元号となって「祝1年」というのに、まだまだ今月も見えない敵と戦い、我慢を強いられる1ケ月になりそうです。ゴールデンウイークの新しい楽しみ方を考えることにしましょう。

 

屋上には、あたたかい気候につられて、「クマバチ」が、ざっと5匹は飛んでいました。黒くてずんぐり体形のグルテスクな風貌で、「ブーンブーン~♫」と、重低音のヘリコプターのごとく、低空で旋回しています。子どもたちは虫網を持って、クマバチを追いかけます。3人の園児が見事ゲットしました。もちろん、オスですので刺されませんし、キャッチ&リリースで再び大空へクマバチは飛んでいくのです。

 

さて、「HSC」という言葉をご存知ですか。他人の気持ちや周囲の刺激に敏感で、ささいなことが気になって疲れてしまう。こうした特性を持つ子どもを最近は「HSC」と呼ぶそうです。「HSC」とは「Highly sensitive  Child」で、「ひといちばい敏感な子」と訳します。日本では、平成27年に最初の邦訳が出たそうです。

 

「HSC」はだいたい5人に1人くらいの割合でいるといわれています。かなり多いですね。敏感というのは、ちょっとした物音でも聞きつける、においや味、肌触りにも敏感で、チクチクしたものが苦手です。

 

一見、発達障害のと誤解されることもあるそうですが、発達障害の子どもは、人の気持ちにはなかなか気付きにくい、空気を読むのが苦手という特徴がありますが、「HSC」の子どもは、むしろ人の気持ちが分かり過ぎるくらい分かります。そのため、親の気持ちも察知して顔色を見ていたり、学校でも他の子がつらい思いをしているのを自分のことのように感じて、心を痛めたりもします。

 

もちろん、長所もたくさんあって、人の気持ちに気付くので優しい。感覚的に敏感なので、異変に気付いたり危険察知が早いのです。

 

その一方で、人が気にしないところまで気になってしまうので、集団生活の中では疲れてしまうことが多いのです。不登校や登校しぶりの子で、別にいじめにあったわけでもないのに、学校に行こうとすると腹痛や頭痛を訴えるような子は、ほとんどの場合「HSC」だと考えられるそうです。

 

また、「HSC」の子は、人のネガティブな感情をまともに受け取ってしまうため、教師がクラス全体を前に大声で叱ることが続くと、それだけで教室が怖くなってしまうので、必要な配慮が求められます。

 

5人に1人というのであれば、「HSC」に必要な配慮は、実は、すべての子どもたちにとって必要な配慮だと言えるかもしれません

 

保育園でも、本当に細かいことにまで気がつく園児が、何人かいます。「HSC」と呼ばれる子どもが存在することを今日は覚えてください。

2020年

4月

30日

9月の入学・始業「ちょっと待った!」

ちまたでは、学校の入学、始業を9月にするという世論が高まっています。「ちょっと待った!もっと冷静に!」と言いたいですね。これは、学校だけの問題ではなく、日本の社会全体の仕組みを変えなければならない大改革です。

 

現在の年長・小6・中3・高3は、来年8月末までそのまま保育園・幼稚園・学校にとどまることになります。受験を1月2月ではなく、来年5月6月に変更しなければなりません。企業の新入社員受け入れも、9月になります。少し考えただけでも、この短い期間で「総理の決断が必要」とあおって決めることではありません。ましてや、コロナ騒動のどさくさで議論する内容でもありません。

 

この大改革には、内閣だけでなく幅広い組織のメンバーをそろえたプロジェクトを組んで、様々な問題点とその改善策を詰めないといけません。最低でも1年は議論をする必要があります。9月にスタートをするなら、これだけの時間が必要なのは、少し考えれば、分かりますね。

 

9月始業で、学力の地域格差が解消されるというのが、今回の理由の一つですが、休校中の児童、生徒の中で、ネットでの学習が順調に進んでいるごく一部の子どもたち以外は、普通に開校している地域との格差が9月スタートで取り戻せるというのは、根拠に乏しいですね。

 

また、世界の先進国では、9月スタートが当たり前だから足並みを揃えた方がいいからとか、日本も明治時代は9月が始業だったので・・・などという理論は、この問題の本質ではありません。

 

海外からの留学生を受け入れやすくなるという考えがありますが、その前に、日本の社会を根本から改革するに値するプラス内容が、どれだけあるか・・・具体的にピックアップしなければなりません。

 

国民へは、「○○のメリットがあります」ただし、これを実行するには「○○を改善したり、○○の問題が発生します」を明確に示して、冷静に、やるべきか否かを判断しないといけません。

 

冷静さを欠いた、勢いだけの「私は賛成!」「私は反対!」は、いけません。

2020年

4月

29日

自分の人生を自分なりに

庭にキンカンが実りました。いつもは、放置したままで鳥のエサになっているのですが、せっかくの恵みなので、キンカンジャムとキンカン酒を作ってみました。ヨーグルトに入れて、トーストに塗って、「おいしい!」しか感想はありません。(笑)

 

店で販売しているこだわりジャムの方が、美味しいに決まっているのに、自分で収穫して、自分で作るという付加価値がプラスされると、「幸福度」が増すのです。保育園のファームで収穫した野菜が、なぜだか美味しいのと同じですね。

 

さて、「昭和の日」ののんびり休日も、テレビやネットでは新型コロナウイルス一色です。まるで、サイレンが街に鳴り響いているかのようです。「今日の感染者数は○○人だった」という報道を耳にしては、危機感だけがあおられるようですね。

 

ゴールデンウイークは、まず、このサイレンの音に鈍感になりましょう。そして、少し大げさかもしれませんが、自分の人生を自分なりに考える時間にするのもいいかもしれません。

 

あるドクターの話です。人間は、感謝する気持ちと恐怖を一緒に感じられないそうです。コロナ騒動になってからは、「マスクをもっと作ってくれ!」「なんで買い占めするんだ!」「飲み会に行って、コロナになったらどうするんだよ!」「なんでパチンコ屋がやってるんだよ!」「学校が休校でストレスがたまるばかりだ!」と怒ってばかりです。そこには、なかなか感謝の気持ちが起きませんね。

 

荷物を届けてくれる郵便配達や宅配便の人たちに・・・お店で販売をしてくれるスタッフに・・・ドクターや看護師など、医療に携わるひとたちへ・・・働く保護者のために保育園で働く保育スタッフに(一応入れておきます)・・・まだまだたくさんの人が感染リスクを抱えながらお仕事をしています。

 

こうして、少し謙虚に、自分一人だけの力で生きているわけではないことを感じながら、自分ができることを考えてみます。

 

でも、正直、このセリフ・・・多くの有名人が発信していますが、「自分ができること」「自分のこと」って何かを考えるのは、難しいものです。

 

1つ簡単な方法があります。「できないことは考えない」ことです。あまり大きな範囲にしないで、家族や一緒に仕事をしている仲間やかかわっている人たちという「群れ」の中で、今何ができるか・・・を考えることから始めてみませんか。

 

もちろん、「誰かが決めてくれる人生」ではなくて、「自分で考える人生」が幸せに決まっていますね。

2020年

4月

28日

身近な生き物観察

今日は、屋上ファームで玉ねぎの収穫をしました。マルチシートに玉ねぎを植えていたのですが、まわりが草で覆われて、子どもたちには「ここが玉ねぎ畑なの?」状態になっていました。草をとると、大きな玉ねぎが育っていました。

 

玉ねぎを引き抜くと、土の中からはダンゴムシや幼虫が出てきます。また、最近は、ヤモリのエサとなるクモを子どもたちと採集しています。保育園では、屋上遊びの中で、子どもたちは、身近な生き物観察を毎日のように行っています。

 

さて、「日本自然保護協会」が、現在休校中の子どもたちが自然に親しむために、特設サイトでそのポイントを紹介しています。

 

「コロナにまけるな!Stay Home with Nature」というタイトルが付いています。今はテレビをつければ、ステイホーム!という言葉がたくさん発信されていますね。しかし、子どもが家で、ゲームばかりしても困りものです。

 

そこで、with Natureはどうでしょうか。自宅の庭や、周辺で、自然や生き物を観察する際のコツをこのサイトでは学ぶことができます。

 

同協会が刊行した書籍「自然かんさつ入門シリーズ」が、無料で5月6日までダウンロードできるそうです。

 

生き物観察と採集が大好きなおやじ園長は、さっそく40ページの本をダウンロードしました。イラスト付きで、とても分かりやすい内容になっています。今は、友だち同士で集まって観察というわけには行きませんが、是非とも家族単位で、「○○公園」といったみんなが集まる公園ではなくて、散歩でもしながら、身近な自然観察を親子で楽しみたいですね。

 

Stay Home with Nature・・・どうですか。

2020年

4月

27日

子連れテレワーク集中できず

今日の屋上ファームでは、子どもたちが「さつまいもの植付け」をしました。さつまいもの葉20センチのつるを土の中に植えます。子どもたちには「さつまいもを植えるぞ!」と言っていたので、「これがさつまいもなの!?」と納得がいかない顔をしています。

 

このつるが、土の中で根をはり、葉から太陽の光を十分にもらって、土の中でさつまいもができるのです。さつまいもは、よく荒れた土でも育つといわれるのは、葉が太陽から吸収したエネルギーでイモが育つので、他の野菜と違って、土の養分はほとんど関係ないのです。10月に収穫の予定です。

 

さて、保育園でも、パパママがテレワークなどの在宅勤務で、保育園の登園を自粛中の園児がいますが、「仕事にならない!」という声をたくさん聞きます。

 

ベビーシッターサービスを提供する「キッズライン」は、未就学児がいる働く女性約220人に、インターネットでアンケートを行ったところ、子どもの世話をしながらのテレワークについて「集中できなかった」という回答が76%だったそうです。

 

「集中して仕事ができるのはせいぜい30分」「のどが渇いた?いつ終わるの?と子どもが話しかけてくる」「仕事をしようとすると子どもがパソコンをのぞき込んでくる」といった意見です。

 

また、子どもの立場で考えても、「子どもが長時間一人で遊ぶことなどできない」「ママが家にいるのに遊んでもらえず、イライラのママに『邪魔しないで』と叱られる」と、親も子も双方に悪影響となっているようです。

 

私も、子どもが小さい時に、会社が休みでパソコンを開いて仕事を始めても、集中できたことがありませんでした。当り前ですね。

 

親としては、集中のための工夫として「子どもが好きな絵本や動画などを準備しておく」という意見もありますが、長続きはしません。

 

そもそも、オフィスで仕事を集中して行う場合と比較すると、子連れテレワークは、いつもの3割できれば十分と考えるのが妥当だといわれています。負い目を感じることもありません。

 

あるパパは、「自律的に楽しく過ごすこと」を目標にして、1時間ごとに「仕事」「勉強」「遊び」と決めた時間割を作る。大切なのは、子どもが自分で時間割を作ること。「自分で決めたのだから守ろう」となるそうです。

 

今は、ライフスタイルとしても初体験のことばかりです。初体験の鉄則は、「楽しむ」ですね。イライラの気持ちを抑えて、もう少しの我慢です。

2020年

4月

26日

離任式

年々、大空に泳ぐ鯉のぼりの姿を見ることが少なくなってきましたが、今は、その鯉のぼりを「希望」の姿として、受け止めていきたいですね。

 

さて、学校の先生たちの人事異動は、民間企業と違って、どちらかというと時間的に慌ただしい人事異動です。

 

4月1日付の人事異動ならば、民間企業の多くは1か月前に発令され、3月中に送別会をして別れを惜しみ、新天地での活躍のエールを送るのが一般的です。しかし、先生たちの人事異動は、3月末に新聞発表されて、子どもたちや保護者の知るところとなります。

 

さいたま市なら、今年は3月30日(月)の朝刊に「教職員人事異動一覧」が掲載されました。卒業式も終業式も終わっていて、4月1日には、新しい学校や教育委員会などに着任するので、児童生徒たちと「さよなら」の挨拶もできないままになってしまうのです。

 

そこで、多くの学校では、4月以降に「離任式」というお別れの式を行います。慌ただしい年度末、子どもたちと過ごしたあれこれをかみしめる間もなく前任校を離れた先生たちにとっては、子どもたちと再会し、涙の離任式となり「教師になって良かった」と教師冥利を実感する時間となるのです。

 

私もPTA活動をしていた時は、PTA総会の日が離任式で、ろくにご挨拶ができずに離れてしまった先生たちと、ゆっくりと話ができた記憶があります。

 

卒業式や運動会などと比べると、学校関係者以外、あまり知られていない「離任式」ですが、とても大切なお別れの式となっています。ところが、今年は多くの学校で離任式が延期や中止になっていると聞きます。

 

子どもたちにとっても、「お世話になった先生」への感謝の話を伝える機会を失いたくないですね。なんとか、世の中が落ち着いて、夏や秋になっても、子どもたちの成長につながる大切な「節目の日」をつないでもらいたいです。

2020年

4月

25日

大人の心 ほぐす言葉

屋上のブルーベリーファーム・・・子どもたちの力を借りて、本日10本目の苗木を植えて、ひとまず完成です。花をつけている苗木が、この夏に実をつけるのかどうかはわかりませんが、10本も植えれば、子どもたちがつまみ食いで楽しめるフルーツファームとなることでしょう。

 

そして、今日は保育園で飼育している「二ホンヤモリ」が、エサとしてケースに一緒に入れているクモを食べる瞬間を子どもたちと観察することができました。ヤモリは生きた虫しか食べません。一見残酷ですが、これが、生き物の世界です。

 

さて、世の中の暗いムードやストレスをほぐしてくれる、子どもたちのつぶやきが、朝刊に掲載されていたので、ほっこりしてください。

 

電車が大好きな2歳男子・・・「電車、ニコニコしている」

 

友だちがテーブルに顔をぶつけて泣いていると、2歳男子が頭をなでながら「お星様出ちゃったの?」

 

子どもたちに歌を聞かせていると、5歳女児が「先生、その歌知っているよ。子どもの頃、おばあちゃんが歌ってくれたよ」・・・子どもの頃っていつなのかな?(笑)

 

先生の腕時計に光が反射して天井がキラキラ。0歳児が目で追っていると、2歳女児が教えてあげた。「あれは天子さんなんだよ」

 

体育指導の先生が亡くなったという話を聞いて、4歳男児は「先生お空に行っちゃったのかな?お空から見てくれてるかな?僕にくっついてくれてるかな?」

 

子どもたちのつぶやきに、私たち大人は心をはぐされることが多いですね。どうですか、我が子の純粋な言葉に、たまには耳を傾けてみませんか。

2020年

4月

24日

今こそ賢い消費者になろう

屋上ファームで、今日は「きゅうり」の苗を植えました。トマトと同じように、子どもたちのつまみ食い野菜となります。塩やマヨネーズをつけて、ガリガリいただくことにします。

 

さて、「賢い消費者」という言葉は、以前のブログでもよく使った言葉ですが、数十年前の賢い消費者は、例えば新宿伊勢丹の顧客ターゲットのような「超こだわり」のライフスタイルを持つお客様です。ピラミッドのテッペンのほんのわずかな層というイメージです。

 

それが、最近の賢い消費者は、売り手の立場になって、食品ロスを出さない。すぐに飲むから、日付が直近の牛乳を買う。地球環境を考えて、ゴミを出さない買い物をする。という自己主張のライフスタイルではなく、産地や売り手のことを考え、ロスを出さない、無駄にしないライフスタイルに変わってきています。

 

ところが、緊急事態宣言が発令され、世の中が不安でいっぱいになった今・・・「買いだめ」から食品ロスにつながるような購買行動が目立っているようです。

 

ある主婦は「余分に買う必要はないのに、納豆の棚が空になっていると不安になってしまう」と言います。結局、翌日納豆が入荷すると、「またなくなってしまうから、2パック買っておこう・・・」となり、買いだめとなるのです。少し前の、トイレットペーパーやお米と同じです。

 

今の緊急事態における、賢い消費者は「食べる量と自宅にある量を把握したうえで買い物をする」という行動が、冷静に行える人です。

 

あなたの家族は何人ですか。必要なものをメモにしていくと、買い忘れもスーパーでの滞在時間も短くなりますね。家の生鮮食料品の在庫は、3日分あれば十分です。食品ロスのない、無駄のない、ライフスタイルをこの機会に作ってしまいたいですね。

2020年

4月

23日

ICT教育は進んでいる?

今日は、屋上ファーム にミニトマトの苗を植えました。ざっと32本です。子どもたちが挑戦します。ポットから上手に取り出して、土を崩さないで、そのままマルチシートの穴の中へ投入し、土をかけてペンペンです。

 

寺子屋園児だけでなく、2歳児の園児も今日は挑戦しました。今日おろしたての真っ白なスニーカーの5歳女の子・・・スニーカーが汚れても、ミニトマトの植付けを選びます。

 

6月末には収穫できるかな・・・子どもたちのつまみ食いの楽しみが増えます。7月にプールがスタートすると、ミニトマトを食べながらプールを楽しむという、贅沢な時間となります。今は、夏野菜をしっかりと育てて、日常に戻った夏には、その恵みをたっぷりと子どもたちと味わいます。 

 

さて、ちょっと前までは「IT」という言葉が多く使われていました。IT企業とかIT関連の○○とか・・・。しかし、最近では「ICT(情報通信技術)」を使うのが、世界的な主流だそうです。英語にすると「Information and Communication Technology」です。ITの間にCommunicationの文字があるように、通信によるコミュニケーションの重要性が強調されています。

 

「ICT」とは、パソコンだけでなく、スマホやスマートスピーカーなど様々な形式のコンピューターを使った通信技術の総称です。横文字が並ぶと、私のようなおやじ世代はついていけなくなりますが、わかりましたか。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、小中学校の休校が長期化し、家庭学習の指導が課題になっています。文部科学省は、「ICT」の活用を推進していますが、1人1台のパソコンの整備はこれからで、自治体間の格差も大きいのが現状です。

 

茨城県つくば市のある小学校では、先生たちが授業動画の作成に励んでいるそうです。「担任らが登場すれば、子どもたちは身近に感じてくれる。対面でなくても、わかりやすい題材を用意している」と校長先生は話します。

 

しかし、こんな取り組みができる学校は全国でもまれですね。文科省の今月16日時点の調査では、休校を実施する自治体のうち、教育委員会が作成した授業動画を活用するのは1割、それ以外のデジタル教材で家庭学習を行うのは3割にとどまっているそうです。

 

学校現場でも戸惑いの声があがります。「教師にも子どもにも学習に使う経験やノウハウが十分にない状態では、円滑な移行は難しい」と訴えます。

 

学校の先生すべてが、パソコン操作に慣れているとは、とうてい考えられません。私のように、民間企業に勤務し、パソコンが使えなければ仕事にならない環境であれば、自らパソコンのスキルもあがっていきますが、学校では、民間企業のような必要性は低いのが現状です。これは、「プログラミング」の授業をどう教えるか・・・ということと、同じ問題でもあります。

 

文部科学省は、2023年度に実現予定だった小中学校の「パソコン1人1台」配備を今年度中に前倒しする計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の緊急事態で、予算も組めない状況です。

 

この大ピンチの中で、ICTの活用が進むことは、私たちは大いに期待するところですが、理想と現実をうまく調整しながら、子どもたちのために一歩ずつ進めてもらいたいですね。

2020年

4月

22日

キャンプでネット依存脱却

ブルーベリーファームが始動しました。今日は、6本のブルーベリーの苗木の根元に、ウッドチップを敷きます。子どもたちが黙々と作業に集中しています。そして、最後に「ブルーベリーファーム」の看板を設置して、なんとなく、いい感じです。

 

現在は6本ですが、少しずつブルーベリーの苗木を増やしていこうと思っています。さっそく、苗木の花を求めて、クマバチが飛んできました。ハチが受粉して、ブルーベリーの実になるイメージも膨らんできました。

 

さて、最近は「ネット依存」という言葉がよく聞かれます。若者のスマホ依存で、インターネットやゲーム依存による生活習慣の乱れが、大きな社会問題となっています。子どもたちは、つい時間を忘れて夢中になり、いつの間にかハマってしまうというパターンです。

 

そこで、ネット依存傾向の青少年を対象に、8泊9日の宿泊体験事業を群馬県の赤城青少年交流の家では6年前から行っているそうです。この事業のねらいは、ネット依存からの脱却のきっかけづくり、失われた基本的生活習慣の回復、低下したコミュニケーション能力の向上です。

 

キャンプ中は、もちろんスマホなどの電子機器の持ち込みはできません。そんな環境で、登山、野外炊事、オリジナル料理作り、流しそうめん、魚釣り、創作活動、仲間づくりの活動を行うので、当然、子どもたちに大きな変化があらわれます。

 

しかし、「○○依存症」は、環境が元に戻れば、またすぐに逆戻りというのが、常ですね。そこで、3カ月後には、フォローアップキャンプもあるそうです。

 

「早寝早起きができるようになった」「友人と話すようになった」と子ども本人が、変わった自分を実感し、保護者は「2年間全く勉強をしなかった息子が塾に行き始めた」「料理や洗濯物干しなどの家事をするようになった」などの感想があるそうです。

 

ネットを離れると、もっと楽しくて有意義な時間があることがわかれば、おのずと改善されるのかもしれませんね。

 

保育園の子どもたちには、屋上で経験する様々な自然遊びを通じて、コミュニケーション能力にも優れた大人になってもらいたいですね。

2020年

4月

21日

ピクニックランチ

昨日の冷たい雨から、今日はぐーんと気温が上昇して、屋上ファームでは、長ねぎの収穫をしました。子どもたちが収穫するには、もってこいの野菜です。ねぎの根元を持って、まっすぐに引き抜けばいいのです。

 

毎度毎度の楽しい収穫となったのはいいのですが、長ねぎは、子どもが嫌いな野菜の常に上位にランクインしています。今日は、お土産に持って帰ったのですが、おうちで、ちゃんと食べたかどうか・・・楽しみですね。

 

そして、夕方の寺子屋では、ブルーベリーの苗を6本植えました。いよいよ「ブルーベリーファーム」が始動しました。子どもたちは、「ブルーベリー大好き!」と叫びながら、スコップを手に土まみれになって作業をしました。

 

ブルーベリーは、酸性の土を好むので、直径50センチの穴を掘り、ピートモスと鹿沼土をブレンドした土を投入し、そこに苗木を植えます。コガネムシの幼虫が根を食べないように、防虫ネットを苗木のまわりに敷きます。今日は、ここまで・・・あした、「ブルーベリーファーム」の看板を立てて、最後の作業を子どもたちと行います。

 

7月から9月にかけて、子どもたちは「ブルーベリーのつまみ食い」ができれば、また屋上の魅力が増えますね。

 

さて、今日は、子どもたちが待ちに待った「ピクニックランチ」です。今回は、お弁当作りに参加したパパもいましたね。いいことです。寺子屋園児が、ママパパが作ったお弁当を屋上でピクニック気分で食べる・・・ただそれだけなのに、子どもたちは、何日も前から、ママにお弁当の中味をリクエストしています。

 

私たち大人は、今は、緊急事態宣言も出されているので、こんなイベントで盛り上がっている場合じゃないかなぁ?と、消極的に思ってしまいますが、子どもたちの「ワクワクドキドキ・・・すご~く楽しみ!」を見ていると、逆に、こんな時だから、子どもたちの笑顔につながることをやらなければ・・・と思った次第です。今日は、自粛で休んでいた園児も登園してくれて、保育園が、久々に多くの子どもたちで活気にあふれました。

 

新人寺子屋にとっては、初めてのピクニックランチ・・・ママも、どれくらいの量がいいのか、手探りとなりましたが、屋上は、子どもたちの笑顔と楽しい会話でいっぱいになりました。

 

よかった・・・よかった・・・です。

2020年

4月

20日

大人の好奇心

今日は、朝から雨・・・そこで、子どもたちとダンボールハウスを作りました。想像力を発揮して、どんどん創作を発展させる園児と、何をしていいのか決められない園児と分かれます。「自分で考えて自分で答えを出せる」ように、指示待ち園児をこれから、変えていかなくちゃ・・・です。

 

さて、私のかつての仕事の主戦場は、デパ地下でした。昨日は、日常の買い物のために、大宮のデパ地下で買い物をしました。百貨店は食料品のみの営業で、営業時間は11時~18時です。

 

緊急事態宣言後、初めてのデパ地下買い物でしたが、お客様が少ないだけでなく、和菓子ブランドを中心に、多くのショップが幕をかけて閉店しています。こんなデパ地下の姿を見るのは初めてです。

 

ふだんは、ショーケースにたくさん並ぶ総菜類も少しだけです。お店の人に「売上が減ってしまって大変ですが、頑張ってください」と声をかけると、笑顔で話をしてくれました。和菓子メーカーは、日持ちのしない菓子が多く、工場が閉鎖している。洋菓子メーカーも、工場は稼働しているもののアイテムを絞って製造しているそうです。

 

こんな時でも、お客様のために、販売スタッフの雇用を継続すべく、ギリギリのところでやりくりしているメーカー各社に、早く日常に戻れるよう祈るばかりです。

 

保育園ホワイトきゃんばすのあるスーパーマーケットは、日常の買い物をするお客様で、いつも通りの賑わいです。「ハレの買い物」「手土産やプレゼント」の需要が高いデパ地下の状況とは対照的です。

 

今日の話は、日本人の「大人の好奇心は?」という話です。

 

OECDの国際成人力調査「PIAA2012」で、日本人は「大人の学力世界一」と言われました。日本の成人の数学平均点は、フィンランドなどの北欧諸国を抑えて首位です。

 

しかし、「新しいことを学ぶのは好きだ」という知的好奇心については、韓国に次いで、低く、約40%の大人しか、イエスと答えていません。

 

この結果から考えられるのは、中高大学の激しい受験戦争により、机上の学力は鍛えられるものの、「勉強=苦行」という刷り込みがなされているのでは・・・お隣りの韓国は、日本以上に受験戦争が過熱していますね。

 

それに対して、北欧のフィンランドは学力が高いだけでなく、知的好奇心もみなぎっています。子どもの興味・関心を重視した教育のなせる業ということでしょう。

 

今の子どもたちが、大人になるまでの時間は、私たち大人が過ごした時間と違って、子ども期に学んだ知識や技能は直ちに陳腐化します。次々に新しいテクノロジーが生まれ、生活様式も刷新されます。こうなると、新しいことを絶えず学び続け、時代の変化に付いていかないといけません。

 

私たち大人だって、現代は生涯学習の時代です。新しいことを積極的に学ぼうという態度が求められます。

 

知識や技能の習得は、基礎学力として、もちろん大切なことですが、詰め込み教育で、「勉強って・・・楽しくない」と子どもたちが思わないように、そして、子どもの興味、関心を重視した教育が求められますね。

 

これもバランスをどこに置くか・・・子ども一人一人違うものですが、先生も親も「違い」を意識して、取り組んでいきたいですね。「勉強って・・・楽しいんだ!」と子どもたちに思わせることが大切です。

2020年

4月

19日

『きみなんか だいきらいさ』

「もう、○○くんとは遊ばないもん!」というセリフは、保育園ではよく聞かれます。でも、いつの間にか当事者同士は、仲良くおままごとを始めているのです。

 

また、女の子同士でも、「そんなに嫌だったら、一緒に遊ばないで、別々の遊びをすればいいんじゃないの?」と、先生が、半分呆れて提案しても、いつの間にか、当事者同士は、何もなかったように仲良く遊ぶシーンも、保育園ではいつものことですね。

 

1961年ですので、まだ、私も生まれていない年に、アメリカのジャニス・メイ・ユードリーという絵本作家の「きみなんか だいきらいさ」が発表されました。日本でも、1975年に出版されたので、45年ものロングセラー作品です。縦横たった15センチの小さな絵本です。

 

タイトルに、いきなり「だいきらいさ」なんていう否定的な言葉がでてくると、逆に気になる絵本ですね。もちろん、本の内容は「なんだ!やっぱりきみが大好きということだったのか」というストーリーです。

 

ジェームスとぼくの二人の男の子が登場します。そして、ジェームスの悪口が続きます。「いばりたがるし、クレヨンはかしてくれないし・・・」そして、「もうぜったい、ともだちになってやらないから」と言ったとたんに思い出すのは、ジェームスと仲良く遊んだことです。

 

そこで、まだ素直になれないまま、ジェームスのところに遊びに行きます。仲直りできるのかなと思うと・・・そんなに簡単には行きません。またしてもけんかです。

 

でも、「ねえ、ジェームス!」「なんだい?」「ローラースケートやらない?」「オッケー!クルクルクッキーはんぶんあげる」・・・このクルクルクッキー半分が、子どもにとって、本当にわかりやすい仲直りのしるしです。

 

保育園では、子どもたちのケンカが始まると、「心配だ」とか「やっかいな問題が発生した」ではなく、「また楽しい観察対象がスタートした」ぐらいに受け止めています。子どもたちは、仲よしだからケンカもするし、ケンカをすることでより友情が深くなることがあることを経験上知っているからです。

 

子どものうちは、喜怒哀楽があって心は豊かになるものです。すぐに、仲直りできる子どもの姿を見て、大人の私たちは、ドロ沼に陥りやすい「大人のケンカやトラブル」を反省しないといけませんね。(笑)

2020年

4月

18日

子どもを叱る時

今日は強い雨です。さいたま市は、春の嵐になるという天気予報ほどではありませんでしたが、久々のまとまった雨です。

 

そこで、子どもたちは、教室内で手作りの「すごろくゲーム」を楽しみました。古くなったカレンダーの裏に、「1回やすみ」「ものまねをする」「3つ進む」「園長先生とジャンケン」などなど、小学生が中心となって、すごろくの内容を作って行きました。

 

子どもたちは、自分たちで作ったということもあり、かなりの盛り上がりです。「もう一回やる!」が何度も続きました。子どもたちが遊びを作り上げていく姿は、いいですね。

 

さて、学校休校で、ほぼ24時間子どもと一緒の保護者が増えていると思いますが、当然、親にとってはストレスがたまることが多いですね。

 

そこで、ある子育て情報誌に「子どもを叱る時に気をつけていること」の記事がありましたので、いくつか紹介します。

 

子どもたちがわかりやすいように、短文で言いたいことを言うようにしている。

他の子と比べるような叱り方はしないように気をつける。

目を見て、落ち着いた口調で語りかける。

両親がいっぺんに叱らないこと。片方が叱ったら片方が慰める。

まず、なぜそうなったのか、そうしてしまったのか、子どもの言い分を聞く。

例えば「走らない!」ではなく、「止まる!」など、否定ではない言葉に言い換える。

叱り終わったら、すぐに空気を切りかえて、ダラダラと嫌な空気を残さないようにする。

 

暴力や、乱暴な言葉遣い、ネグレクトなどは「虐待」につながる行為ですが、子どもの行為が人の迷惑になっているなど「悪いことをしたら」それを叱るのは、親の義務です。これは、昔も今も変わらないものだと思っています。

 

ただし、その叱り方は、子どもの性格や行動によって、また親の考えによって、当然ですが1つの答えなどはありませんね。親が、自分ルールをしっかりと決めることが大切です。もちろん、子どもの成長によって、親のルールも変わります。

 

あなたは、我が子をどう叱りますか。

2020年

4月

17日

相手の顔を見て話す

屋上のどろんこ広場の横は、開演以来ずっと草むら状態で、最近子どもたちが、秘密基地スペースを作っておままごとなどをしています。広いので、持て余していたのですが、ようやく重い腰を上げて、「ブルーベリーファーム」にすることにしました。職員会議で「果物の木を植えるなら何にしよう?」と考えた結果、ブルーベリーとなりました。

 

早く実をつけることと、子どもたちがつまみ食いできるからです。今日は、年長園児2名を助手にして、苗を植える穴を4か所掘りました。かなりの重労働でしたが、2人ともよく頑張りました。まずは、4本の苗木を来週には、子どもたちと植えようと思っています。

 

さて、待ち合わせ場所や時間を伝えたり、気の合う仲間同士で短い会話を楽しむには、メールやラインで十分ですが、仕事上の重要事項や、自分の心のうちを相手に伝える時は、直接電話をするのがマナーでもあり、トラブル回避にもなります。

 

しかし、ちゃんと相手の顔を見て話すことが、一番のコミュニケーション術であることは、言うまでもありません。

 

私が新人営業マンの頃、会議の発表では、参加者の顔も見ないで自分の発表を終わらせることばかりに気をかけていました。顔を見ていないので、参加者から共感をもらったのか否定されているのか、全くわからないですね。挙句には、時間がおしていたので「ごらんの通りです」で発表を終わらせて、上司からコテンパンに怒られた記憶があります。(笑)

 

商談などで、相手の顔色をうかがいながら、「この責め方ではまずいな・・・作戦変更だ」なんて、臨機応変に対応できるようになったのは、ずいぶんと経験を積んで年をとってからですね。

 

ある校長先生が、最近、子どもの顔を見ないで授業する教員が増えていると言っています。

 

「この子はそっぽを向いている」「この子は落ち着きがない」など、子ども一人一人の様子を確認しながら授業を進めるのが大切ですが、それをしないということは、子どもが教師自身の話を聞いているかどうかチェックをしていないということです。私の営業マン時代の失敗と同じです。

 

一生懸命はいいのですが、仮に授業が理解できずに思考がストップしている子どものこともわからないということになってしまいます。この校長先生は、3つの理由があると言います。

 

「教師としての技量不足で、授業をこなすのに精一杯で余裕なし」「子どもの反応が予想外の場合、どう対応していいかわからない」「作成した指導案通りに授業を展開しなければならないと思い込んでいる」の3点です。酷な言い方ですが、間違いなく教師自身の授業スキル不足です。

 

教師だって、わからないことがあれば、授業中に堂々とスマホを使って調べたらいいのです。教師はまじめで、ウソをつけないというのも、少し柔軟に考えるといいですね。

 

私が、ビジネスマン時代に「この女性は仕事ができるなぁ~」と思った人がいました。彼女は、打合せをしながら、次々に携帯電話で、キーマンに確認やアポを取り、私なら「明日までに確認します」の仕事を、打合せが終わると同時に、完了させてしまったのです。

 

私たち大人は、子どもたちの成長のために「自分の思い通りにならないことをたくさん経験して、社会に出ても、へこたれないで頑張って欲しい」と思っています。しかし、大人の私たちも、仕事でもプライベートでも、これから、何度も、「自分の思い通りにならないこと」を経験します。むしろ、予測不能の出来事を楽しむくらいの気持ちが、必要かもしれませんね。

 

今の世界は、誰もが予定通りにいきません。楽しむことはできませんが、冷静に落ち着いて乗りきっていきましょう。

2020年

4月

16日

先生の働き方改革

今日も穏やかな春の陽気の中・・・子どもたちの屋上遊びは、やりたいことを楽しむ姿が見られます。ファームにトマトの苗を植える準備で、園長の草取りを手伝う園児・・土の中からハサミムシが出てきました。

 

料理ごっこにはまる園児は、食器の中へ、様々な食材に見立てた草や花を入れて、料理に夢中です。自転車に乗るのも気持ちがいいですね。今起きている不安を忘れられる、ほっこりした時間です。 

 

さて、ある教頭先生のコメントです。「臨時休校中の学校では、今教員は、午前8時半に出勤し予定の仕事を終えて午後5時に帰れます。現在の勤務時間は、働き方改革の視点から見れば、満点であるが、働いた充実感を持って帰宅している教員は一人もいませんね」

 

一昔前の学校(今も変わらないかもしれませんが・・・)では、児童生徒が下校した午後6時過ぎから事務仕事にかかり、特に年度末の3月は、多くの教員が午後9時ごろまで残って仕事をしています。しかし、職員室にはなぜか活気があったと、その教頭先生は語ります。

 

そんな状況が、決して教員の働き方のあるべき姿とは言えないでしょうが、私も、若き営業マン時代は、外回りから事務所に帰ってきて、それから終電まで、お客様である得意先への書類の作成などの事務仕事をしていた記憶が蘇ります。「24時間戦えますか!?」のCMがジャパニーズサラリーマンを鼓舞していた、古き時代の話です。

 

教頭先生は、こう続けます。「私たちは、児童・生徒と関わる教員活動を仕事に選んだのであり、定時の出勤・退勤を求めているのでない。今回の臨時休校で、私たちの仕事とは何か、私たちにとっての働き方改革とは何か・・・を深く考えさせられた」と言います。

 

先生の仕事は、子どもたちの成長につながる教育や関わりだけでなく、保護者対応や地域の人たちとの調整など、多岐にわたっています。しかし、「子どもがいない中での仕事」が、どれだけ充実感がない仕事になっているか、多くの教員が今回の件で、身をもって感じているのでしょう。

 

今回の騒動で、多くの人が、自分の今までの仕事のあり方を考えるきっかけができました。と同時に、自分の仕事で大切なことや仕事の本質を考える機会にもなったはずです。

 

働き方改革は、勤務時間や残業削減といった数字上のことだけではありません。自分の仕事のこと、家族の事、自分にとって幸せなライフスタイルとは・・・この機会に、じっくり考えたいですね。

2020年

4月

15日

個別最適化された学び

昨日の嵐のような強風から、今日はポカポカの屋上遊びができました。チビちゃんたちが、どろんこ広場の池に、しゃぼん玉のストローや容器をポイポイするので、掃除をして、ついでに、エビとドジョウを採集しました。バケツに入れて、子どもたちと観察します。保育園の水槽で飼うことにしました。ドジョウは、龍のように空を飛ぶように泳ぐので、子どもたちは、勝手に「青龍(せいりゅう)」と名前をつけています。

 

さて、学校休校で、何一ついいことがないように思う中で、新しい流れがいくつか起きています。その一つが、休校を受け、子どもたちの学びを守るため、オンライン学習を行う事業者の多くが、児童・生徒個人や学校へのサービスを無料で提供したことです。

 

これは、一斉休校という緊急事態が「個別最適化された学び」を後押ししたと言えるのかもしれません。

 

子どもたちにとっては、必ずしも「真面目に勉強」とはなっていないでしょうが、突然の休校という事態に戸惑いながらも前に進もうとしている教員がたくさんいます。

 

同じ教室で、同じ学習内容を、同じ時間に学ぶという学校のスタイルは、確かに、すべての日本人が一定の学力を身につける上で、大きな成果を上げたことは間違いありません。

 

しかし、江戸時代の「寺子屋」スタイルは、個々に合わせた学びが行われていたでしょうし、最近の学習塾は、個別対応が当たり前になってきています。

 

間違いなく人工知能が世界中に広まり、子どもたちは、AIに代替されない価値を創造するために、個々の学びが必要になります。

 

子どもたちが、自ら学び、考え、行動する力の育成を学校が推し進めれば、一人一人が学ぶ内容は、必然的に、「個別最適化」させないといけません。

 

今回のコロナ騒動を機に、学校や教員が、あらためて、「個別最適化」につながる授業方法を考える切っ掛けになると思っています。「とりあえず、子ども一人に一台のパソコン」という、形から入ることも上手に活用しながら、新たな学びにつながればいいですね。

2020年

4月

14日

ひび割れつぼ

今日の寺子屋は、「お仕事の話」です。色々な仕事のイラストを見ながら、子どもたちと仕事について考えます。「どうして仕事をするの?」から、「パパママの仕事」に、「大きくなったらどんな仕事をしたいか?」・・・新人寺子屋も「ハイハイ!」と積極的に手を挙げます。寺子屋では、いい学び合いとなりましたが、自粛要請によって、「お仕事」がままならない人たちのことを考えると、早く、思う存分仕事ができる日が来ることを祈るばかりです。

 

さて、昨日は安積得也さんの詩の中で、「種子(たね)」の話をしましたが、今日も花の種がでてくるインドの寓話を紹介します。よみ人知らずの物語です。

 

「ひび割れつぼ」

水運び人が、2つのつぼを肩にかけて、ご主人のために毎日水を運んでいました。片方のつぼには、ひび割れがあったので、いつも水が半分こぼれていました。もう片方のつぼは、自分は役目を十分果たしていると、いつも満足していました。ひび割れのつぼは、自分のひび割れを情けなく思い、みじめな気持ちになってきました。

 

半年が経ち、ひび割れのつぼは、とうとう水運び人にこう言いました。「私にはひび割れがあって毎日水が半分こぼれ、あなたの役に半分しかたっていません。本当にごめんなさい」

 

水運び人は、ひび割れのつぼに優しく言いました。「今度歩く時に、道端の花をよく見てごらん」そう言われて、ひび割れつぼ、初めて毎日通る道にきれいな花が咲いていることに気づきました。そして、美しい花を見て、とても優しい気持ちになりました。しかし、屋敷に着いた時、やはり水は半分しかありません。「私は役に立たないつぼだ」と、ふさぎ込むひび割れつぼに、水運び人は言いました。

 

「気がつかなかったかい。道端の花はお前の側しか咲いていなかっただろ。私は、お前のひび割れを知ってから、お前の通る道に花の種をまいておいたのだよ。毎日その花を切り、ご主人の食卓に飾ってきた。お前のお陰でご主人は、綺麗な花を眺めながら食事を楽しむ事ができるのだよ」

 

どうですか・・・いい話ですね。この話に例えるなら、私なんか、ひび割れだらけのつぼです。それを、少しだけ長く生きた経験と周りの支えで、やりくりできているようなものです。

 

この話を、子どもたちや、「部下に恵まれない・・・上司がつかえない・・・」と嘆く組織人に当てはめると、いろいろな思いや考えが巡りますね。

 

完璧な人間などいなくて、誰しもみんなユニークなひび割れをもっているのではないでしょうか。人のひび割れ見つけたとき、私たちがやることは、ひび割れを責めることではありません。ひび割れをふさいであげることでもありません。この物語のように、ひび割れから水がこぼれ落ちるその場所に、そっと種を蒔いてあげることです。

 

どんな種を蒔くかは、もちろん、あなた次第です。

2020年

4月

13日

ひと みなに 美しき 種子あり

嬉しい便りが届きました。2年前に、パパママの故郷の広島に引っ越した3歳児の女の子が、この春小学生になりました。彼女は、クリスマス発表会で、伝説の舞台となった「かさじぞう」で、おばあちゃん役を見事に演じ、園での活動では、当時の仲間たちに大きな影響を与えてくれました。

 

そんな彼女も、ホワイトきゃんばす在園中の経験を活かして、立派な小学生になっていました。広島でも新型コロナウイルスの感染拡大が迫っていますが、小学校は始まったそうです。頑張っている姿を見て、嬉しくなりました。

 

今日は、雨降りとなったので、子どもたちは「こいのぼり」作りをしました。時代の流れか、はたまた、新型ウイルスのせいで元気がなくなってしまったのか、外を歩いても「こいのぼり」を見ることが少なくなっています。せめて、子どもたちには、元気な「こいのぼり」を作ってもらおうと思っています。

 

さて、この春は、「卒業式」の簡略化を余儀なくされた学校が多かったですね。そんな中、埼玉県幸手市の中学校では、卒業生に素敵なメッセージを記した色紙が贈られたそうです。

 

「ひと みなに 美しき 種子あり」という言葉が、卒業生一人一人に配られました。これは、詩人の安積得也(あづみとくや)さんの「明日」という詩の一節です。

 

「明日」

はきだめに えんど豆咲き

泥池から 蓮の花が育つ

人皆に 美しき種子あり

明日 何が咲くか

 

どうですか・・・いい詩ですね。いろんな環境や、いろんな育ちがあるなか、子どもたちひとりひとりの未来は、輝いている。といったところでしょうか。

 

そして、安積さんは、種子(しゅし)と書いて「たね」と読ませます。この意図は、たぶん次のような考えだと思います。

 

種には、様々な形や大きさがあり、軽いものもあればヤシの種のように、大人でも持てないような重たいのもあります。安積さんが示した「種子(たね)」とは、「人が皆持っているもの」とも「美しいもの」とも言っています。一言で言えば、「よさ」だと言えるのかもしれません。人は皆、美しき「よさ」があるのだと・・・。

 

子どもたちを見ていると、心がやさしい・我慢強い・体が丈夫・本が好き・絵が得意・運動が得意・・・何であっても、一人一人、その子どもが際立つものがあれば、それは「よさ」です。

 

私たち大人は、子どもが持つ「これだ!」という「よさ」を見つけたいものですね。安積さんの言う「種子(たね)」は、子どもたち一人一人が持っている「よさ」なのかもしれません。その「よさ」が自力で育つように、私たち大人が子どもたちにかかわっていきたいですね。

 

「ひと みなに 美しき 種子あり」・・・覚えてくださいね。

2020年

4月

12日

おひるねハウス

今日は、母の三回忌を行いました。三回忌は、亡くなった後2年目の命日に行う法要です。自宅で、お坊さんに来ていただき、身内だけの法要ですので、中止にはせず、粛々と行いました。母には、正体不明のウイルスが発生して、世界中が混乱していることを伝えます。

 

供養といえば、昨夜は、映画「さびしんぼう」をみながら、大林宣彦監督を偲びました。1985年の映画です。久しぶりにみましたが、若者の切ない想いと、葛藤と、笑いと、たくさんの、大林ワールドを感じることができました。

 

保育園の子どもたちには、時代が変わっても、人を好きになること・・・悲しい経験もたくさんして、青春を堂々と生きて欲しいと思いましたね。つらい経験は避けたいと思いがちですが、人の心の痛みがわかる思いやりの心が育ちます。「さびしんぼう」は、とっても切ないけど、前を向いて歩こうと思える作品です。

 

さて、愛知県の三河湾に佐久島という周囲11キロの小さな島があります。ここは人口過疎化対策で、1996年に「アートによる島づくり」を始めます。しかし、奇抜なパフォーマンスは芸術性はあっても、島民にはなじむことができず、空回り・・・そこで、島の代表は、アートプロデューサーを代え「自然や伝統との融合」を打ち出します。

 

鑑賞よりも遊んで楽しめるもの。木陰の涼しさとか波の音とか、自然を感じるアート作品が島全体に配置されると、若者が島を訪れるようになり、2004年に年間3万6000人ほどだった観光客は、2015年以降は10万人を超えるようになったそうです。

 

佐久島の海岸に出ると、縦、横3列ずつ9個の棚に仕切られた黒い箱が海の前にあります。はしごを上り、一番上の棚に潜り込んで寝ころんで目を閉じると・・・波の音、風の音、鳥の声・・・。今まで聞こえなかった音が聞こえてきます。そして、目を開けると、海が絵のように四角く切り取られて見えます。風が通り抜けて、気持ちのいい空間となっているそうです。

 

どうですか・・・「おひるねハウス」のイメージがわいてきましたか。今は、こんな場所で、海風を感じながら、私たちが直面している「世の中の重荷」をおろしたいですね。

2020年

4月

11日

「お~い さびしんぼう」

今日は、保育園で飼い始めた「ニホンヤモリ」のエサを屋上で探しました。ヤモリは生きたエサしか食べません。クモ・ダンゴムシ・てんとう虫の幼虫・なんだかわからないムシなどをたくさん見つけました。子どもたちが、観察していると、生き餌を食べている様子はないのですが、ヤモリは夜行性です。きっと、夜に活動するのでしょう。

 

さて、訃報が届きました。大林宣彦監督が、82歳で亡くなりました。私の大好きな監督の一人です。大林監督と言えば、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道3部作が有名ですが、その中でも、わたしは、当時「さびしんぼう」に魅せられた若者の一人でした。

 

大林監督が、若い頃に、いつかショパンのピアノ曲のような映画を作りたいと言っていたのですが、この「さびしんぼう」では、ショパンの「別れの曲」が何度も流れます。

 

もともと、CM監督でデビューした大林監督は、チャールズブロンソンを起用した「マンダム」や、ラッタッタのかけ声で話題を呼んだ「ホンダ・ロードパル」のソフィアローレンなど、ハリウッドスターを起用したCMで脚光を浴びます。

 

そして、映画監督としてスタートします。「さびしんぼう」は、あの黒澤明監督が、「これはいい映画だ!」と気に入り、大林監督は、黒澤明からCM演出を指名されます。そして、CMに出演した黒澤明に、初めてサングラスを外させたのが、大林監督というのは有名な話です。

 

黒澤明を魅了した「さびしんぼう」の舞台は、広島県尾道市です。私も、何度か足をはこびましたが、海があって、坂道が多くて、なぜか「なつかしい場所」です。自分の故郷でもないのに、故郷のようで・・この尾道という場所が、「さびしんぼう」をさらに、哀愁あふれる、切ない物語にしています。

 

「お~い さびしんぼう」と声をかけると、富田靖子さん演じる主人公の「さびしんぼう」が答えます。

 

「恋することは、とってもさびしいから・・・だからアタシはさびしんぼう。でも、さびしくなんかない人よりアタシはずっと幸せよ」

 

今思えば、とても恥ずかしいセリフですね。しかし、20歳の私には、胸に刺さるセリフだったのです。「さびしんぼう」という言葉は、大林監督が作った造語です。監督の口調は、本当にソフトで、イライラしている時でも、その声を聞くと、落ち着くのです。とても不思議な魅力です。

 

もう、大林監督が語るシーンを生では見ることができませんが、今夜は、「さびしんぼう」でも観ながら、大林監督の供養をすることにします。心より、ご冥福をお祈りいたします。

2020年

4月

10日

二ホンヤモリ

さいたま市の小中学校の子どもたちは、新年度がスタートしても、学校の授業を受けることができません。しかし、今の状況から、教科書ではなかなか学べないことを考える機会ができたとも言えます。

 

「新型コロナウイルスが、どうして、こんなに早く世界中に広がってしまったのか?」

「マスク・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・お米がなくなるのはなぜ?」

「日本人と世界の人々の風習の違いって?」

「仕事がなくなって・・・お店の売上がなくなって・・・困っている人は?」

「スマホなどの動画で、有名人がどうして元気をくれるの?」

 

きりがないですが、子どもたちの「なぜ?なぜ?」は、きっと、世界について、人を助けることについて、生きることについて、本当の幸せについて、考える大きなきっかけになるのではないかと思っています。親である、私たち大人が、しっかりと導いていきたいですね。

 

さて、今日の屋上遊びです。クサガメのおうちが完成に近づいてきました。すると、その近くで「ヤモリ」を採集しました。

 

「ヤモリ」と「イモリ」はどう違うの?と思われた方。イモリは、水中で生活する両生類です。「アカハライモリ」などが有名ですね。今日、屋上で見つけた「ヤモリ」は、トカゲの仲間です。手足が、吸盤のようになっていて、飼育ケースに貼りつきます。その姿が何とも愛らしいのです。

 

なかなか見つけることができない生き物ですが、「ヤモリ」は、「家守」とも言われ、おうちに住みついていると、家の主として縁起が良いといわれています。実際に、虫などを食べてくれるので、ありがたい生き物なのです。

 

江戸時代に来日したシーボルトが、新種として報告したので「二ホンヤモリ」という名前が付いていますが、日本の固有種ではなく、平安時代に大陸からやってきたと言われています。都道府県によっては、レッドリスト(絶滅危惧種)にもなっているそうです。保育園の屋上では、ビートルハウスの近くで、たまに見かけることがありますが、年に数回程度ですね。

 

飼育ケースに入れて、保育園で飼い始めたのですが、「二ホンヤモリ」は、生きたエサしか食べないようです。明日、屋上で、子どもたちとクモなどの虫をエサ用に、捕まえるとします。

 

ニホンヤモリ・・・なかなか愛嬌があってかわいいものです。もし、あなたのお家で見つけたら、大切にしてください。(笑)

2020年

4月

09日

この国の安全と平和を下支えする

緊急事態宣言が発令されても、保育園は、東京の世田谷区など、ほんの一部を除いては、開園しています。ただし、行政の指導で、「蜜」な状況を避けるために、「会社がお休み、在宅勤務など、自宅で過ごすことが可能な家庭については、できるだけ家庭で過ごしてください」と、自粛をお願いしています。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、自粛の園児が増え、昨日からの保育園は、土曜日なみの人数となっています。

 

しかしながら、現実的に、下の子が生まれたばかりで、育休で上の子を預けているママなどは、ワンオペで、ベビーを含む二人の育児は、精神的には大きな負担となります。

 

「自粛は、強要でも強制でもありませんので、保護者の判断で、当然登園してもらっても構わないです」という話を保護者にしています。

 

3月からスタートした、小中高などの休校は、保護者にとっては、「新しいライフスタイルを考えていこう!」と、周りは言うものの、現実的には、肉体的にも精神的にも負担が増えています。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、日本中がこれまでにない、先の見えない不安の中にいます。特に、小さな子どもを抱える家庭の不安は、どれほどのものか・・・こうした社会

不安の中にあっても、日本の保育施設は、3月から今後ゴールデンウイークが終わるまでの間、子どもたちが健やかに育つような場になっています。

 

しかも、家庭とのつながりが強いのが保育園です。保護者一人一人の状況を踏まえて、具体的な話をしながらかかわっているのです。

 

こう考えると、園長という立場ではなく、普通に考えても、日本の保育園は、この国の安全と平和を下支えしている、極めて重要な社会的インフラだと言えます。

 

園長の立場としては、謙虚に、子どもたちの笑顔と保護者との連携をさらに強めて、やっていくだけです。

2020年

4月

08日

新聞で「読解力」アップ

昨日は、保育園のあるショッピングセンターでは、緊急事態宣言が発令される前に、食料品などの買いだめが発生するやもしれないと、入場制限などの体制を整えていたのですが、お客様は、いたって冷静で、大きな混乱もありませんでした。

 

緊急事態宣言が発令をされた、東京都を除く6府県では、民間の店舗などの休業要請はせずに、市民の不安をいたずらにあおることなく良かったです。

 

社会人である私の長女は、在宅勤務や電車での通勤禁止令が出ており、まともに会社に出勤していないのですが、昨夜は、「ウエブ飲み会」を会社仲間と行っていました。それぞれが、自宅で好きなお酒やおつまみを用意して、スマホを通じて、飲み会をしているのです。「ガハハハッ!」という長女の大声がうるさかったのですが、これも、若者の安全なストレス解消法なのかもしれません。

 

さて、小中学校は、また5月6日までの休校となるところが増えてしまいましたね。保育園には、ランドセル姿の卒園児が遊びに来ました。入学式の看板の前で、家族それぞれが写真を撮り、校庭に並べられた机の上で、教科書と5月6日までの課題プリントを受け取ったそうです。クラスと担任名はわかったものの、担任の挨拶はなしとのことです。あっけない入学の日です。

 

今日は、新聞活用の話です。ある教育機関が、子どもたち55人を相手に出前授業を行ったそうです。

 

「『動物園からライオンが逃げた』ネットでこんなニュースを見たらどうする?」と子どもたちに話し始めます。

 

「新聞は、『ライオンが逃げた』とツイッターで見ただけではニュースにはしません。色々な人に取材をして、真実とわかるまでは報道しません」と話しながら、新聞を片手にクイズやワークを交えながら「情報を読み取る目」の大切さを語ります。

 

「隣りの友だちの紹介文を書こう」というワークでは、ペアを組んだ子の取材を5分で行います。たった5分でも、メモ帳には文字がびっしりです。保護者も参観していて、親も知らなかった、自分でも気がつかなかった意外な素顔が、友だちの「取材」で明らかになっていきます。

 

これによって、第三者による客観的な情報発信が重要であることや、たくさんの情報の中から、自分で考えながら取捨選択して他人に伝えていくことの大切さを、子どもたちに気付かせるのが狙いだそうです。

 

SNSによる短い文章に慣れている子どもたちは、文章を書く力が落ちていると言われています。「読む、書く、話す、考える力を身につけるには、しっかりとした文章を読むことが近道。そのためにも、毎日少しずつでも、子どもたちに新聞を読む習慣をつけさせたい」と出前授業の講師は語ります。

 

休校に伴い、家で過ごす小中学生に、新聞を読む習慣をつけさせるのもいいかも知れませんね。一般紙だけでなく、子ども新聞や中学生新聞など、たくさんあるので、子どもが家にいて奮闘するママへ・・・いかがですか。

2020年

4月

07日

緊急事態宣言

ここ数日、世の中は、情報が二転三転する状況となっていますが、そんなバタバタをあざ笑うかのように、屋上のチューリップは美しく花を咲かせています。2歳女の子が、何の疑問もなく赤いチューリップの花を摘んでいました。「ちょっと待った!」と職員が、何とか1本で食い止めて、保育園の一輪挿しで愛でています。もちろん、子どもには罪はありません。きれいな花を摘みたいという純粋な気持ちです。ムスカリもよくやられます。(笑)

 

そして、今日は何と、桑の花が満開になっているのを発見しました。桑の花は、チューリップのように鮮やかではなく、地味な花です。ただし、この花がやがて、実となり、おいしいマルベリーとなるのです。

 

「この花がマルベリーになって、6月になると食べられるよ~」と子どもたちと観察します。昨年から、屋上の桑の木に実がなるようになりました。子どもたちの屋上遊びの大事な「おやつ」になっていたので、今から子どもたちは待ち遠しい気持ちになっているようです。

 

さて、本日7都府県を対象に、緊急事態宣言が発令されました。「国民の皆様には冷静な対応を!」と「緊急事態宣言」という重みは、相反するものなので、なかなか両立させることは難しいですが、5月6日までの1カ月間、冷静に辛抱しなければなりません。

 

「自分の命」「家族の命」「大切な人の命」を守る・・・これが、大きな目的であることを受けとめて、これから具体的に示される内容について、受けとめていくのです。

 

さいたま市の小学校の入学式が中止になり、クラス発表と教科書を受け取るのみとなってしまいました。明日は、その春に卒園した園児の多くが、ランドセルを背負って保育園にやってきますが、大いに祝おうと思っています。

2020年

4月

06日

教育の目的とは?

今日の屋上遊び・・・サッカーのPK戦に夢中の子どもたちです。外遊びは、子どもたちのストレスも解消し、元気な体を作るのです。

 

さて、少し前の話です。イギリスはサッチャー政権時代、低学力打開に向け、当時、世界一の学力と言われていた日本の「秘密」を探りに視察団を派遣させたそうです。

 

その結果、日本には学習指導要領があり、全国一律に教育水準を高く保っているということが判明しました。そこで、日本に倣って1988年にナショナルカリキュラムを作成し、同時にナショナルテストを始めたという経緯があります。

 

ナショナルテストの結果は、学校別一覧表で公表され、学校選択の指標になり、好成績の学校には予算を多く配当するまでエスカレートしてしまったそうです。

 

こうなると、競争原理はマイナスに働き、授業はテスト対策中心となるなど本末転倒の結果として学力はさらに低下し、不登校増加などの弊害も生じ、ナショナルテストが破綻したのです。

 

日本の全国学力、学習状況調査は、イギリスほどではありませんが、目先の点数に右往左往している学校や自治体が少なからずあるのが実態ですね。

 

今回の新型ウイルスの影響で、新年度がスタートしても、全国の学校の多くが、休校や間引き授業となります。私のような昭和世代の人間にとっては、たかが1、2カ月の授業がなくなったところで、長い人生の中では大した問題ではないと、人生経験上、言いきれます。

 

むしろ、この前代未聞の時間を通常授業ではない、「子どもたちが自分で考える」時間に変えることができれば、きっと、この経験は、大人になった時に大きな財産となるかもしれませんね。

 

ピンチをチャンスに・・・考え方次第です。はい。ポジティブシンキングで行きましょう!

2020年

7月

14日

リウーを待ちながら

なかなか梅雨が明けませんね。今日も子どもたちは、教室でのミニゲームで汗をかきます。雑巾掛けレースに燃えるのです。

 

数か月前から、保育園の給食で使用しているのは、さいたま市内の農家が作る「コシヒカリ」です。玄米を7分で食べています。これが、ほのかに甘くて美味しいのです。このコシヒカリの米ぬかを寺子屋の時間に、屋上ファームにまきました。子どもたちは「花咲かじいさん」のごとく、「枯れ木に花を咲かせましょう!」と言ってまきます。そして、8月に収穫する「とうもろこし」の種もまきました。

 

さて、今日は、朱戸アオさんの「リウーを待ちながら」というマンガを紹介します。この作品は、日本でペストが流行したら・・・という仮想的世界を描いていますが、現在の状況を予見しているかの内容に、高い注目を集めています。

 

 

主人公は、ある都市の病院で内科医を努める玉木涼穂。彼女のいる病院に、未知の感染症が疑われる自衛隊員が担ぎ込まれます。患者は発症後すぐに死を迎え、それが肺ペストであることが判明します。その後、爆発的に感染が拡大し、緊急事態宣言により都市封鎖されます。

 

本作では、感染すれば親子であっても隔離するが、ここで玉木は、離れ離れになっていた感染者の母親と幼い子どもを最後に同じベッドで一緒に過ごさせます。死期が迫っていたこともあり二人はすぐに亡くなるのですが、安らかな表情で逝きます。

 

玉木は、規律に違反したとしても、自分の良心に従おうとしたのです。

 

先の見えない状況に直面すると、人は自分の行動は正しいのか、分からなくなることがあります。その中で、目の前の問題に1つずつ立ち向かい、人の力を借りながら誠実に対応する・・・まさに、コロナ禍で医療従事者や教育関係者が行ってきたことです。

 

私たちは、責任を取りたくないために、あるいは保身のために、規則などに従うことが多いですね。しかし、決定事項にただ従うのではなく、目の前の人や子どもにとって、何が必要なのか、何が正しいのかを問いながら、自分の信念で正直に対応していくことが、いかに大切であるか。

 

そんなことを私たちに問うている作品です。リーダーには、大切な資質です。

2020年

7月

13日

時代が求めていること

今日は、気温が低くプールはお休みしましたが、久々の屋上遊びを子どもたちは楽しみました。自転車競走が年長年中男子の間で行われ、カメのエサやりも子どもたちが自主的に行っています。

 

そして、野菜の収穫です。ミニトマトはタライいっぱいです。最後のジャガイモ収穫もしました。この夏のジャガイモは大豊作です。1歳児男の子も「○○もじゃがいもとりたい!」と寺子屋園児に混ざって、土まみれです。

 

さて、この4月からの、小学校新学習指導要領の冒頭には、「社会構造や雇用環境は大きく、また急速に変化しており、予測が困難な時代となっている」と書かれています。

 

皮肉にも、今回のコロナウイルス騒動を見据えたかのような改定となっています。

 

つまり、社会の変化に臆することなく、主体的に挑戦する力が未来の人材には求められ、自分で課題を発見し、その課題を何とかして解決しようとする力のことです。

 

コロナ禍では、子どもたちだけでなく、それを導く教育者の側が、むしろ、生きる力を試されているのかもしれませんね。

 

学校の仕事は、子どもたちに「生きる力を育むこと」とよく言われますが、「生きる力」という言葉は、今では、教育の流行語大賞と言えるくらい、様々なところで使われています。

 

「生きる力」の定義は、色々あるのでしょうが、教育課題としては「対応例の記憶」から「対応力の育成」とも言えます。過去の事例を暗記したところで、未知の課題や困難には当てはまらないということです。

 

これからの時代が求める「生きる力」とは、保育園ホワイトきゃんばすでは、ブレることなく「子どもたちが自分で考えて、自分で答えを出すこと」です。でも、私たち大人世代は、そんな教育は受けていませんね。「指示に従う・・・1つの正解を求める・・・」が主流だったと考えると、子どもたちと一緒に、これからの時代が求めていることを探すことにしませんか。

2020年

7月

12日

涼を呼ぶ「金魚」

今日は久しぶりに晴れました。サマーデイキャンプを行う、埼玉県の嵐山渓谷にある、月川荘キャンプ場の下見に行ってきました。コロナウイルスの影響で、どれだけの人がいるものか・・・すると、前日の土曜日からキャンプをしていたテントの数は、20以上もありました。

 

そして、河原もバーベキューをするグループで賑わっています。このキャンプ場は、仮面ライダーシリーズや、ドラマ相棒など、様々なロケで使われていますので、管理棟には、多くの役者さんのサインがいっぱいあります。

 

浅いところから、深いところまで、嵐山渓谷の自然がそのまま残された場所ですので、当日は、しっかりと子どもたちに川遊びの楽しみを経験させたいと思っています。

 

さて、保育園の水槽には、沼や川で採集した生き物だけ飼うというこだわりがあるので、金魚はいませんが、やっぱり、夏と言えば、夏まつりの金魚すくいに興じた子ども時代を思い出しますね。

 

金魚は、人の手で作られた「愛でられる魚」です。種類によっては、「生きた芸術品」とも言われます。金魚の歴史をひもとくと、いまからおよそ1700年前の中国で、野生のフナの突然変異によって誕生した、赤いヒブナが起源と言われています。

 

日本への伝来は、室町時代の1502年という説が有力だそうで、江戸時代に入ると、大名や富豪のぜいたくなペットとして愛でられたそうです。観賞魚としての金魚が、庶民に広まるようになったのは、江戸時代後期で、浮世絵にも金魚が描かれるなど身近な存在になりました。

 

私がよく通うアクアショップには、華やかな海水魚もたくさん売られていますが、やはり、金魚コーナーはホッとします。金魚職人は「金魚の醍醐味は、遺伝の要素に加え、餌や水の管理など、手の掛け方でいかようにも変化するところ。人の手と心意気が介在するからこそ、綿密な技を好む日本人の美意識をくすぐる」と言います。

 

タンチョウやリュウキンなどの金魚は、なかなか高価で手が出ませんが、屋上の池には、シンプルですが、原種のフナに近い和金が泳いでいます。時々、カメに食べられてしまいますが、子どもたちは、唯一、派手な赤い金魚を愛でています。

2020年

7月

11日

権力と校則

今日も屋上遊びができず、そのうっぷんを晴らすかのように、階段トレーニングをしました。1歳児も小学生の手を借りて、階段を上る練習です。大きい園児は、競争に燃えました。

 

さて、ここで問題です。「手に持ったら振り回したくなるもの・・・なーんだ?」

 

それは、「棒切れです」「傘でゴルフスイングです」と答えた方。間違えではないですが、もっと深い答えは・・・・そう、「権力」です。

 

今日も、卒園児の小学生が保育園に学童でやってきましたが、「○○委員」というのが必ずありますね。初めて風紀委員になったのなら、最初によくやるのが「廊下を走るな」「図書館では静かに」「ポイ捨て禁止」などの掲示物作りです。これを初めて権力を手にした人の行動として考えてみます。

 

掲示に従わない生徒児童がいたら、最初は「口頭注意」、それでも変わらなければ「上位組織(教師)への報告」、やがて「罰則」に発展していきます。しかし、実際には、罰則もペナルティーもさほど効果がなく、風紀委員のほんの少しの自己満足と違反生徒との争いによる徒労感を残して、任期満了となります。次の委員も、同じことの繰り返し・・・

 

昨今の緊急事態宣言の渦中では「自粛警察」の存在が騒がれましたが、私の小学校時代は、「○○警察」がたくさんいました。「せーんせいにいってやるからな」というセリフを何度言われたことか・・・(笑)

 

ある校長先生が、「校則」について、こう言っています。

 

「学校は、ハウスルールの宝庫です。禁止命令文が多い。世間じゃ何でもないようなことが学校じゃ許されないということがたくさんあります。新任教員時代は、校則に従わない生徒との攻防で疲弊しました。後で考えたら、目くじら立てるようなことではなかったのに、何でこの規則のために互いに嫌な思いをしちゃったんだろう。校則を守らせる権力者と支配される生徒の関係だった」

 

「現在は、校則のゆるい学校に勤務しているが、それによる混乱はない。日本の校則を『社会で駄目なことは学校の中でも駄目。法と人権を守る』という切り口で検証すればもっとシンプルになる」

 

どうですか。この校長先生の言っていることは、的を得ていますね。私の長女が通っていた女子高には、校則がありませんでした。「校則がなかったら、みんな茶髪にして学校が乱れるんじゃないの?」と娘に聞くと、「校則がないってことは、自分でちゃんとしなくちゃいけないから、そんな子が出てこないんだよ」と言っていました。

 

「校則」を操ることが、権力を持つことにつながるという考えは、今まで持ったことはなかったのですが、どの時代でも、国家から小さな組織に至るまで、「権力」を握った者が、すばらしい行動を起こした例は、ほとんどありません。

 

子どもたちには、「校則という名の権力」でがんじがらめにするのではなく、「自由という名の責任」と、社会と同じルールを与えることが、私たち大人の役割なのかもしれませんね。

2020年

7月

10日

キャリアガイダンス

7月2日にプール開きをしたものの、今週は、1回もプールができませんでした。早く、梅雨が明けてスカッとしたいものですが、来週も雨が続きそうですね。

 

さて、近年は、キャリア教育が重視されています。子どもたちが、社会に出て、最初に働く場所は、企業などの組織が90%以上です。各学校は、実習で民間企業などへ生徒を送り出すことだけでなく、専門的な人材を学校内に呼び寄せることも、最近では行われているようです。

 

しかし、キャリアカウンセラーなど、教員以外の人材が、キャリアガイダンスを行っている学校は、全国でたったの4%しかないそうです。つまり、96%の学校が、教員がキャリアガイダンスを行っているのです。

 

よく考えてみてください。民間企業で働いたことがない教員が、キャリアガイダンスが務まらないとは言いませんが、これでは、野球経験のない野球部顧問と同じですね。

 

これに対し、アメリカでは80%以上のキャリアガイダンスが、専門人材です。欧米諸国では、学校での勉強は教員の仕事で、キャリア教育や進路指導は、産業界をよく知る専門の人材が行うのが当たり前という考えです。

 

新学習指導要領のキーワードは「社会に開かれた教育課程」です。今後は、民間企業出身の教員も増えるでしょうし、産業界の経験豊かな人材を学校に迎え入れる体制が広がっていくことを期待したいですね。

 

やっぱり、日本の学校の先生は、色々なことをやらされ過ぎですね。役割分担を有効に行うことで、子どもたちの将来が、さらに輝くのです。

2020年

7月

09日

分散登校中の学級づくり

ここ2、3日は、梅雨らしい天気が続いています。今日は、「雨がやんだ!」の情報で、屋上に行ったものの、再び大粒の雨が落ちてきました。教室へUターンして、花火の切り絵制作に変更です。

 

さて、例年ですと、4月に新しいクラス編成となり、「学級づくり」は、担任の仕事としては最重要課題です。ここで、いかにクラスをまとめるか・・・私が、PTA活動をしていた時にも、多くの先生からこの「学級づくり」の話を聞きました。

 

ある先生は、「最初にビシッと締めます・・・ここで、児童たちになめられてしまうと、今後の学級運営だけでなく、学級崩壊につながることもある」と言っていました。やり方は、先生によって様々でしょうが、学級づくりは、学習や生活の基盤となります。会社だって、組織作りは大切ですね。

 

しかし、今年は、4月に入学式・始業式を開いたものの、その後は休校が続き分散登校が再開したのが、さいたま市では6月1日です。クラスは、午前と午後のグループに分かれてしまいました。

 

あるクラスでは、担任が動画を活用したそうです。午後のチームの授業が始まる前に、午前チームの動画が教室に映し出されました。この動画を見た午後チームは「メッセージありがとう!これからもがんばろう!」というお礼の気持ちを午前のグループに送ったそうです。

 

こうした事前の交流が下地となり、7月からの一斉登校初日に、初めてクラス全員が集まった時も授業はスムーズに進んだそうです。「初めて会う子もいたけど、動画で顔やどんな感じだかわかっていたので、しゃべりやすかった」と児童は言います。

 

また、ある小学校では、各クラスで教室内や廊下に伝言板スペースを設け、分散登校するクラス内の2つのグループが、紙に書いたメッセージをやりとりできるようにしたそうです。子どもたちは、学校での出来事などを付箋に書いて貼り、それに対してさらに返信の付箋を貼るというやり取りが広がったようです。

 

この「アナログ」の伝言板ですが、話すことが苦手な子が、書くことで自分の思いを伝えられたケースがあったり、オンラインではその場で消えてしまう言葉も、紙の伝言板は、やり取りが残り、クラスの交流が深まっていく様子が見られたそうです。

 

全国の学校やクラスの先生が、子どもたちのために、素敵な試みを実践していることは、なんだか、嬉しい気持ちになってきますね。

2020年

7月

08日

好きなことを見つけて恐れず進む

今日も雨の一日です。九州を中心に豪雨での大被害が広がっていますが、ここ数年は、日本のあらゆるところで災害が起きていますね。7月からコンビニも含め多くの店舗で、レジ袋の有料化がスタートしました。「地球環境を考える」という、国民の意識をあげることには効果が出ているようです。

 

保育園では、雨の日でも思いっきり運動をしました。寺子屋園児は、階段トレーニングで、汗ビッショリです。階段3階から5階までを1対1の競争です。ホワイトきゃんばすが大好きな競争競技となり、子どもたちは目の色を変えて頑張ってくれました。勝ち負けはつきますが、負けた園児にも「よく頑張った」とエールを送ります。

 

さて、外国人から見る日本人は、時には、日本人が気がつかないような視点があり、参考になることが多いですね。

 

お笑い芸人で、IT企業の役員も務める厚切りジェイソンさんは、こんな考えを持っています。

 

「日本とアメリカでは教育の在り方が異なります。日本では1つの正解に向かって同じ答えを出すことが重要視される一方、アメリカでは自分なりに考えた個人の考え方が大切にされます。最近では、日本でも主体的な学びの重要性が叫ばれていますが、子どもは元来、みんな自分のオリジナルの答えを持っているのです」

 

「急に意見を言うのは難しいと思うかもしれません。でも、それは大人の考えで、時間がかかってでも答えを待っていると、最後は何らかの意見を口にしてくれるはずです」と言います。

 

最近では、日本の子どもたちも、自分の意見をはっきりと言うようになり、人と違うことも受け入れるようになってきたと、私は感じていますが、アメリカ人から見ると、まだまだなのかもしれませんね。

 

ジェイソンさんは、続けます。「周りの意見や期待に応えているうちに人生はあっという間に終わってしまいます。これは、日本に限らず、世界中の多くの人々にとっても同じことです。どんな人生を歩みたいのか、そのために何が必要なのか。子どもたちは今から想像して、恐れずに前に進んでほしいです」

 

私たちの多くは、学校に通うようになってから、大人になってもずっと、「他人に評価をされる」人生を送ります。しかし、自分の好きなこと、やりたいことを見つけて前に進む人が、結果的には、いい評価をされるのです。

 

子どもたちが、好きなことを見つけられるように、私たち大人は、そのきっかけを作ってあげるのが仕事ですね。

2020年

7月

07日

知覧特攻平和会館

今日は7月7日七夕ですね。毎年、七夕の日は梅雨が明けていないことがほとんどで、年に一回の織姫彦星も会えずじまいで終りそうですね。保育園では、午後のおやつに、星と天の川とあしらった「七夕ゼリー」を食べました。子どもたちは、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、修学旅行が中止に追い込まれる学校も多いと聞きますが、「修学旅行の灯を消してはいけない」という考えも広がってきたようです。新型コロナウイルス騒動で、私たちは、いかに日常の生活が平和であることに気がつきました。

 

修学旅行では、「平和・命の尊さ」を学ぶ動きがあるようです。

 

鹿児島県南九州市にある「知覧特攻平和会館」というところをご存知ですか。私は、今から30年以上前、学生の頃にここを訪れ、広島の原爆資料館を訪れた時と同じ衝撃を受けました。今でも鮮明に覚えています。

 

鹿児島県の知覧(ちらん)は、第二次世界大戦末期の沖縄戦において、「特攻」という人類史上類のない作戦で、爆弾を積んだ飛行機もろとも敵艦に体当たり攻撃をした出撃基地だったのです。

 

欧米諸国の人にとっては、自分の命を犠牲にして、このような特攻隊という戦法に従う人が、どれだけいるだろうかと考えます。当時の、日本人の若者は、「お国のために自分の命を捧げる」ことを当たり前のことだと考えたのです。

 

コロナウイルスの影響で、世界中で多くの死者が出ました。国によっては、ロックダウン(都市封鎖)という強硬手段をとらないと、国民の統制が取れない国も多くありました。しかし、日本人は、「自粛要請」という強制力を持たない内容でも、外出を控え、マスクをし、ソーシャルディスタンスを守り、世界の中では、奇跡と言われる死者の少なさを今も維持しています。

 

知覧から特攻隊で飛び立った若者も、そんな日本人気質がさせたかと思うと、とても複雑な思いになりますね。しかし、この地は、二度とこのような悲劇を生み出す戦争を起こしてはならないという誓いの場所でもあるのです。

 

ここには、語り部の方々がいます。軍隊出身の戦争を知る世代の人も、戦後生まれの人もいます。語り部の話から「当時の若者たちが戦争に巻き込まれた歴史」が深く心に刻まれます。そして、今から旅立つ若者が、母に宛てた手紙は、読んでいるだけで辛くなってきます。親への感謝と日本のためにこの命を捧げる決意が記されていました。

 

今こそ、この知覧に、多くの修学旅行生が訪れて、平和と命の尊さを学んでもらいたいですね。是非とも、知覧を一度は訪れてください。

2020年

7月

06日

子どもの反抗にどう関わる?

今日も、1階の食品フロアで、ママに駄々をこねて、反抗モード200%の園児を見かけました。保育園の子どもたちには、多かれ少なかれ必ず見られるシーンです。

 

子どもの成長過程には、2~3歳の第一次反抗期、思春期の12~15歳の第二次反抗期があります。どちらも、自我や認知機能が急激に発達し、子どもの内面が大きく変化する「心の大改革」が起こっています。

 

保育園では、「イヤイヤ期」「魔の2歳児」と呼ばれる第一次反抗期の子どもたちが多くいますが、子どもは反抗したいのではありません。親としては、「自我が急成長しているんだな」とまずは、受けとめることからですね。

 

ここは、冷静に、反抗期の対応を事前に考えておくことがいいようです。「公園から帰りたがらないとき、どう言えば家に帰るのがうれしくなるかな?」「お菓子を食べたがる時はどんな状況?」など、困る場面を考えておくのです。

 

今日は、3つのポイントを紹介します。1つ目は、「選択肢で『自分で決めた』と思わせる」です。例えば、公園から帰りたくない時は「最後にすべり台にする?ブランコにする?」など、親にとってはどちらでもいい選択肢を出して選ばせれば、子ども自身が『自分で決めた』と思えて、スムーズに動きやすくなります。

 

2つ目は、「自分でできるように手助けする」です。子どもの「自分でやりたい」という意欲は大切にしたいですね。「自分で着替えたい」なら、服を着やすく床に並べたり、時間がない時は、さりげなく手伝って、最後に「自分でできたね!」と言って、達成感を得られるようにするのです。

 

3つ目は、「予定やルールは先に伝えておく」です。予告なしに「○○して」と指示されると、子どもは気持ちを切りかえられずに「イヤ」となりがちです。「おもちゃをしまったらお風呂に入るよ」など、予定やルールは事前に伝えるようにすると、子どもなりに段取りを理解できるようになります。

 

どうですか・・・あれもこれもですと大変ですので、この3つの1つでもいいので、実践してみませんか。

 

そして、もっとも大切なことは、「親が譲らないこと/譲ること」の線引き(○○家のルール)を考えることです。

 

例えば、「決めた時間以上のゲームはNG。でも、ゲームをいつやるかは口出ししない。時間だけ守らせる」などです。

 

保育園では、命にかかわる危険な行動については、厳しく叱ります。「○○したら、死んじゃうんだよ。死んじゃったら、ママとパパも先生も保育園の友だちも、みんな悲しくなるんだよ」を強い口調で言います。

 

子育ては、当たり前ですが、1つのマニュアルでは壁にぶつかります。普段から、子どもの反抗はあって当たり前・・・どう関わるかを親は考えておきたいですね。

2020年

7月

05日

ナイトツアー やりました つづき

夜の森から、かつて、園長の知人が、コビトを見たという竹林(当時酔っていたのですが・・・)を右手に、ホタルが自生しているショウブ畑に向かいます。

 

「ここからは、ライトを消して~真っ暗でも、だんだん目が慣れて見えるようになるから大丈夫!」と言っても、「怖~い!真っ暗で何も見えな~い」と不安がる子どもたちです。

 

だんだんと目が慣れてきて、ショウブ畑の遊歩道にやってきました。時刻は、午後8時を回りました。そうです・・・多くのホタルが光を放つ時間です。

 

「あっ!ホタルだ!」と、遠くに1匹のかすかなホタルの光です。今年もホタルを見ることができました。

 

ここは、3年前までは、地元の人たちの力で、人工的にホタルを幼虫から成虫になるまでの管理をしていたのですが、自然環境が整って、今では、ホタルが自生できるようになったのです。何百匹ものホタルが舞うような有名地ではありませんが、知る人ぞ知るホタルが見られる場所となっているのです。

 

今年は、遊歩道を奥まで歩くと、所々でホタルの舞がみられました。「あっホタルだ!」「あっちにも・・・ねぇ見て!」「こんどは、ここにもいるよ!」という子どもたちの声が響きます。大人も、この幻想的な光景に魅せられます。

 

そして、ついに、1匹のホタルが、小学4年女の子の手のひらに・・・手の上で、お尻をピカピカさせています。こうなると、子どもたちは大興奮です。

 

およそ60分の、夜の森とホタルの散策を終えて、子どもたちの顔を見ると「やり遂げた感」が伝わってきます。「ちょっぴり怖かったけど・・・すごく楽しかった!」と4歳男の子が言っていたように、スリルと楽しさは紙一重で、両方があって、子どもたちのワクワクドキドキにつながったのかもしれません。

 

頑張った子どもたち・・・そして、保護者の皆様、ありがとうございました。大満足のナイトツアーでした!

2020年

7月

04日

ナイトツアー やりました

プチ奇跡が起こりました。プチ○○という表現は、すでに死語になってますが。(笑)

今日は、雨が降ることなく、無事に、しかも、子どもたちの大興奮の中、ナイトツアーが行われました。

 

ドラマは、昼の作業から始まります。小学生の男子2名が、園長の補佐として、クヌギやコナラの木に、特製の蜜を塗ります。いわゆる、トラップを仕掛けました。実は、雑木林の中で、どこにでもカブトムシやクワガタが見られるわけではありません。樹液が出ていない樹は、虫たちはスルーします。さて、卒園児2名の努力はいかに!?

 

新型コロナウイルスの影響で、今回のナイトツアーが、親子が参加する初めてのイベントとなりました。今年も、多くの家族が集合しましたが、今回初めて参加する家族にとっては、どんなツアーになるのか、「ワクワクドキドキ・・・」感が伝わります。

 

保育園から車で15分ほどの、公園に到着しました。午後7時を過ぎると、あたりが暗くなり、子どもたちの「楽しみ・・・でもちょっと怖い~」という、ざわざわ状態の中で、まずは記念撮影です。

 

では問題です。「今日見るホタルは何ホタルでしょうか?」これに、小学校1年生の男子が「ほたる!」と答えます。大人たちは全員大爆笑で、いざ、夜の森の中へ!

 

10本以上の木にトラップを仕掛けていたのですが、何と、最初に見つけたのが「アマガエル」です。たぶん、蜜を目当てに来た小さな虫を狙って、木によじ登っていたのかもしれません。スズメガはたくさんいますが、なかなか子どもたちのお目当て、カブトムシ・クワガタが見つかりません。

 

そんな時に、3歳男の子のパパが、少し離れたクヌギの木で「コクワガタ」を発見です。こうなると「○○くんのパパは凄~い!」と、一気に子どもたちのヒーローになります。そして、3歳男の子は、まるで自分が褒められたように大喜びです。父と息子の絆が深まった瞬間です。

 

その後、アリ・ガ・ゴキブリ・コガネムシと生き物は発見されるものの、お目当てが見つかりません。夜の森ももう少しで終わるところで、ついにカブトムシのオスを発見。トラップの蜜を美味しそうに食べていました。

 

「オレが採りたい!」「私が欲しい!」と子どもたちは大騒ぎですが、今回は、みんなで観察して、そっとしておくことにしました。昼のトラップ作業をしてくれた、男子2名も、「オレたちが頑張ったから、カブトムシが見られたんだぜ!」とドヤ顔です。

 

初参加の男の子2名も、怖がることなく夜の森を楽しみました。子どもたちの満足度が右肩上がりになったところで、いよいよホタル舞う場所へ向かいます。

 

つづきは、あした・・・

2020年

7月

03日

ホタルが子どもたちの希望の光に

先日行った「どろんこ遊び」も、子どもたちの力で雨が上がり、明日の「ナイトツアー」も、天気予報では、雨の予報ですが、これも、子どもたちの力で、番狂わせがあるかもしれませんね。

 

さて、ナイトツアー前日に、ホタルの話です。

 

あの渋沢栄一氏の一万円札で脚光を浴びている、埼玉県深谷市にある上柴西小学校では、昨年夏から始めたホタルの幼虫が、6月に入って、次々と成虫となり、ほのかな光を放ち始めているそうです。

 

理科主任の田久保先生が、校内で手つかずになっていた飼育池を「きれいにして、新たな生き物を育てよう」と思い立ったのが、きっかけです。

 

市やホタルの愛好家団体からヘイケボタルの幼虫約1000匹を譲り受けました。田久保先生は、理科の先生ですがホタルの飼育の経験はなかったそうで、ホタルの会に教わりながら育て始めたそうです。

 

ホタルは通常、6月頃に産卵。1カ月ほどでふ化し、幼虫として翌年4月頃まで水の中で生活します。5月頃に陸に上がり、土の中でさなぎとして成長を続け6月頃に成虫になるそうです。

 

コロナで学校休校が続く中で、田久保先生は「ホタルを守らなけくては」と、ずっと世話を続け、6月1日に、初めて5匹の成虫を飼育容器の中で確認・・・6月末までに、100匹以上のホタルが成虫になったそうです。

 

まさに、ホタルが、再開が始まった小学校の子どもたちの希望の光となったのです。現在では、成虫が産卵を始めているそうで、2世代目のホタルの飼育が始まっているそうです。

 

明日のナイトツアーでは、自然の中で生育したヘイケボタルを見に行く予定です。昨年の今頃産卵したホタルで、1年間頑張って、蛍の光を放つことになるのです。なんだが、夢とロマンを感じますね。

 

明日のナイトツアー・・・晴れは望みませんが、雨が降りませんように・・・

2020年

7月

02日

令和2年度 プール開き

今日は、朝からお日さまが顔を出し、今年度のプール開きにふさわしい一日となりました。そうです・・・令和2年度、保育園ホワイトきゃんばすの屋上プールが、本日から始まりました。

 

今日は、40名の園児が水着になり、初日からてんやわんやです。見学の1歳児女の子も、プールサイドで、入りたくて仕方がない顔をしています。(笑)

 

今年も、しっかりと水泳の練習をする「競泳プール」と、水遊びを楽しむ「ジャブジャブプール」そして、スライダープールの3つを用意しています。ベビーちゃんは、たらいのプールでお風呂に入る感覚です。

 

準備体操をしっかりと行って、「いざ!プールへ!」・・・競泳プールでは、園長の指導ではなく、年長と年中園児を中心に、バタ足の練習が始まりました。ヒザは曲がっているし、力まかせに水しぶきをあげるような、まったくなってないバタ足ですが、子どもたちが、自主的に練習を始めたことに意義があります。

 

昨日、お風呂でゴーグルをつけて10秒もぐる練習をした男の子がいました。バタ足の後は、みんなでまるくなって、何秒もぐっていられるか・・・競争です。園長が、「1・2・3・・・」と数を数えます。まず2秒で脱落の園児が笑いを取ります。今日は、5歳女の子が10秒をクリアできました。

 

そして、プール開き初日にして、助走をつけて、競泳プールへジャンプが始まりました。ビデオを撮る園長のところまで、水しぶきが上がります。年長園児は、サマーキャンプで川遊びをするので、泳げるようにならないと・・・勝手に目標設定をしているようです。

 

そして、ジャブジャブプールでは、マイペースで遊ぶ子どもたちが、水鉄砲で、大はしゃぎです。しかし、だんだんエスカレートしてきて、熱い戦いの場となっていました。

 

スライダープールでは、1歳児2歳児の中から、予想外のヒーロー・ヒロインが登場しました。最初の1回を勇気を出してクリアすると、恐怖心がなくなります。背中を押すのは、他の園児の「大丈夫だよ!頑張れ!」の声援です。

 

今年も、保護者の中から「プールボランティア」をお願いしています。今日は、今年度からの新人園児のママが活躍してくれました。高校、大学と水泳部のママです。今日は、大学時代のユニホームとジャージで頑張ってもらいました。

 

「ここまで、頭から水をかぶったのは、部活以来です」と言うママですが、2回目のボランティアを約束してくれました。

 

今日1日で、子どもたちの水遊びの傾向がずいぶんとつかめました。昨年からの成長が多く見られます。今年度からの新人は、しっかりと見極めて、今後、楽しいブールの時間となるようにアプローチしていきます。

 

早く梅雨が明けて、ギラギラのお日さまの下で、子どもたちの笑顔であふれるプール遊びがたくさんできますように・・・まずは、上々のスタートです。

2020年

7月

01日

勉強の仕方を教えてる?

今日7月1日からプール開きの予定でしたが、天候不順で明日になりそうです。まぁ~夏は長いので、じっくりとお日さまの下でプールを楽しむことにします。

 

さて、今日から3人きょうだいの末っ子の1歳児が入園してきました。姉・兄と同じ保育園に通えるようになって、男の子はすこぶる嬉しい気持ちになっていますが、張り切っているのは、年長の長女です。

 

登園するや、園児が自分で行う朝の仕事(ノートを出す・タオルをかける・カバンをロッカーにしまう)をお姉ちゃんが、全部やってしまいます。姉の大きな弟愛ですが、これでは、末っ子は、朝の仕事を覚えることができませんね。

 

ある中学校の校長の話です。臨時休校中に「学校の弱点」を発見してしまったようです。それは、学校は学習内容を教えてきたけど勉強の仕方をしっかりと身に付けさせていなかったのではないか・・・という内容です。

 

分かりやすく言えば「教員が課す課題や宿題を従順にこなすだけの生徒にしてしまってはいなかったか」という反省です。

 

冒頭の優しい年長のお姉さんがすることは、弟に「朝の仕事のやり方」を教えることなのです。

 

予習の課題を与えても「習ってないからできな~い」という言葉が返ってきたら、失敗です。

 

「分からなくて結構、何がわかって、何が分からないのかを見つけるのが予習なのです。そして、なんだかよくわからないけど、もやもやしたものを授業で解決する、分からないことを分かるようにするのが勉強なんじゃない・・・!」と、校長先生は話します。

 

学校がコロナで休校中に、この「自律的学習能力」が高い児童生徒は、前に進んだでしょうね。逆に、テストの点数はいつも良かったけど、与えられた学習をこなすだけの児童生徒は、休みに何をしていいのか・・・悩んだのかもしれません。

 

さぁ~これが、学校の弱点だとしたら、勉強の仕方を教える・・・つまり、児童生徒が自分で考える癖をつけられるように、学校はどうあるべきか。教科書の遅れを取り戻すために、スピードアップの詰込み授業よりも大切なことですね。

2020年

6月

30日

一日を振り返って楽しかったこと

6月13日のおやじ園長のブログ「ドリル宿題やめます!」の中で、水戸市の小学校の取組みを取り上げました。一律のドリル宿題をやめて、「自学ノート」で、それぞれの児童が、その日の授業などで興味を持ったことなどについて、自分で課題を見つけて家庭学習にするという取組みです。

 

昨今「一人一人の学びへの対応」が求められているものの、一律のドリルでは、できたできないの比較になってしまい、個々が興味を持っていることや、考えていることが見えてきませんでした。それが、自学にすると、一人一人の状況が見えてきたそうです。

 

この取組みをヒントに、6月22日からホワイトきゃんばすでも、年長園児6人について、「今日一日の中で、たのしかったこと・うれしかったこと・がんばったこと」を子どもの言葉で、記録をしています。

 

最終的には、今日1日を振り返った中で、今日の課題を見つけ出し、今後の改善やあらたな目標設定につなげられればと考えています。もちろん、年長園児にそのレベルを求めるのは難しいので、スタートは、「一日を振り返る」ことです。

 

まだ始めたばかりですが、「屋上遊びが楽しかった」「給食がおいしかった」と、具体性に欠ける園児から、「どろんこ遊びで、山の上からジャンプして泥水にジャブ~ンと水しぶきを上げたこと」と、詳細に言える園児と様々です。

 

また、屋上を中心とした外遊びが楽しいという園児と、教室内での○○ごっこ遊びが楽しいという園児にも分かれます。これは、男女問わずです。

 

年長園児とのかかわりは、ベビーの頃からという子もいて、ざっと4、5年以上の付き合いですので、たいがい、この子は○○が好きだということはわかっていたはずですが、こうして、子ども自身の感想を記録してみると、新たな発見があります。

 

そして、大切なのは、個々への保育アプローチが具体的にできることです。先生も知らなかった意外な一面を深掘りしたり、具体性に欠ける園児には、人に話をするコツを教えることができます。

 

すでに、「園長先生・・・今日はね・・・」とこちらが聞かなくても、話をする園児もでてきました。これから、子どもたちがどのように、自分で考えて、今日一日を振り返って、次につなげていくのか・・・楽しみですね。

2020年

6月

29日

体育の実技・・・この夏は?

今日も、どっさりと「インゲン豆」と「ミニトマト」と「キュウリ」の収穫に励む子どもたちです。「みんながとった野菜は、お土産になるからなぁ~」に、がぜんやる気がでるのです。そして、野菜が苦手な園児も、保育園のインゲン豆なら食べてしまうのです。不思議ですね。

 

また、おたまじゃくしのいけすを掃除しながら、子どもたちと観察すると、不思議です。緑色の鮮やかなアマガエルとしっぽが残ったアマガエル、そしてまだおたまじゃくしのままのアマガエルと、3つの成長過程を見ることができました。「おたまじゃくしがカエルになるんだよ」と100回言葉で説明しても、今日の観察の「一見」の方が、説得力があるのです。

 

さて、職員の子どもの中学校では、この夏のプールは中止です。卒園児の小学生に聞いても、さいたま市内の小中学校のプール活動は、残念ながらありません。全国的にも、プールを行う学校の方が少ないようですね。

 

埼玉県では、県営の大型プールも市営の小規模プールも中止と決定しているので、この夏、子どもたちの水遊びは、激減することが予想されます。ホワイトきゃんばすは、予定通り7月1日から「屋上でプール」がスタートします。

 

密を避けて、保育園のプールを中止し、通常の屋上遊びにしようものなら、夏の暑さに、子どもたちは、続々と熱中症になってしまうでしょう。子どもたちの健康を考えると、コロナだから中止と簡単に判断するのは、「ちょっと待った!」ですね。

 

プールだけではありません。現在、小中学校の体育の時間は、ドッチボールや鬼遊び、リレー、ジャングルジムなどは、感染リスクがあると判断されて行われていないそうです。

 

個人の道具を使っての「なわとび」など、なるべく、人とのかかわりが少ない内容になっているようで・・・子どもたちの本音は「つまんない!」です。

 

体育の授業で、子ども同士の間隔を開けると端の子どもに目が届かず、逆に安全管理の面で問題になっているという、教員の声もあるようです。

 

「コロナウイルス感染のリスクが完全になくなったわけではない。重要なのは、子どもたちに感染させない内容で行うべきだ」という考えと「感染症を恐れてばかりでは、何もできなくなる。児童・生徒の運動の機会を確保しなければいけない」という考えをどうバランスを取っていくかですね。

 

細かい内容は、個々の学校が判断しないといけません。う~ん・・・答えはないのです。

2020年

6月

28日

廃校水族館

少子化の影響もあり、全国の学校が廃校に追い込まれています。廃校跡が、宿泊施設になったり、おしゃれなレストランやカフェにリメイクされたり、長野県のイエナプラン校、大日向小学校のように、新たな学校となったり、様々な形で活用されています。

 

今日は、廃校が水族館に生まれ変わったという話です。

 

高知県室戸市に2006年に廃校となった小学校がありました。市が、廃校の活用策を募集すると「プールでカメ泳がせてもいいですか?」という提案があったそうです。私が市の職員だったとしても、「ウミガメで決まりだ!」と思ったことでしょう。

 

NPO日本ウミガメ協議会が、2018年4月に「むろと廃校水族館」を開校しました。英語でスクール・オブ・フィッシュは、「魚の群れ」を意味しますが、文字通り「魚の学校」ができあがったのです。

 

サメやエイがゆうゆうと泳ぐ屋外の25メートルプールに、隣りの低学年用の小プールにはウミガメがいるそうです。予算がないので、3階の理科室や図書室、家庭科室はそのまま利用。飛び箱にも水槽を組み込んだそうです。

 

「お金がないから頭を使います。自分たちが面白がれば、人は来てくれるはずだから」と、狙いは的中し、1年目の入館数は、目標4万人を大きく上回る17万人です。ざっと、1日500人が、この小さな町の水族館を訪れた計算です。現在までに、累計では32万人を超えたそうです。

 

名前に、「廃校」を付けることで「全国の学校がどんどん廃校になっている。こんな活用法もある、と知ってもらえたら・・・」と、「廃校」という言葉にこだわったそうです。

 

新型コロナウイルスの影響で、廃校水族館は休校していましたが、5月半ばに再開し、子どもたちの歓声と若者たちの活気に満ちているそうです。廃校になっても、ここには学びがあるようですね。諦めずに足下の宝を活かす地方自治体の姿に、アッパレです。

2020年

6月

27日

七夕に願いをこめて

今日は土曜日ですので、卒園児の小学生から学校の様子を聞きます。通常登校に戻ったものの、給食が、わいわいがやがや楽しくおしゃべりしてというわけにはいきません。しかも、主菜(メインのおかず)・主食(パンやごはん)・汁物(みそ汁・スープ)だけで、副菜がありません。

 

配膳は、給食当番はまだ稼働せず、担任と応援の先生が行っているようです。早く、当たり前の給食に戻って、友だちとの会話を楽しむ時間になって欲しいですね。

 

さて、今日は、小学生男子2名を連れて、七夕の笹を取りに行きました。住宅街にある竹林は、たぶん、個人所有の土地だと思われ、勝手に笹を伐採するわけにはいかないので、川沿いの自然の場所まで、たくさん歩いて取ってきました。

 

男子2名のがんばりで、園児全員分の笹が集まりました。保育園に戻ると、二人とも疲れてしばらく寝ています。(笑)

 

さっそく、入口に笹の葉を取り付けて、子どもたちのメッセージや飾りを取り付けます。

ドラえもんになりたい・・・アンパンマンになりたい・・・シンデレラになりたいなどのキャラクターそのものになりたいという願い事や、ケーキ屋さんになりたい・・・アイドルになりたい・・・というお仕事バージョン。ピアノが上手になりたい・・・料理が上手になりたい・・・お菓子をたくさん作りたい・・・などのスキルアップバージョン。

 

七夕の願い事にも、子どもたち一人一人の個性が光りますね。

 

朝の会で、何度も読み聞かせをする本の一つに、くすのきしげのり作の「おこだでませんように」があります。

 

ママや学校の先生からいつも怒られてばかりの、ちょっと気になる男の子が、七夕の願い事に、「おこられませんように」を子ども言葉で「おこだでませんように」と書くのです。これを読んだ、担任の先生が、泣いてしまいます。その日の夜にママに電話をし、ママも泣き始めます。

 

「どうして、この子の気持ちを今までわかってあげられなかったんだ」という気持ちです。涙なしには、語れない素敵な絵本です。

 

子どもたちが、自分で考えて言葉にした願い事は、とても大きな意味があり、大人は、「そうなんだ」と言うだけで、「どうして?何で?」とあれこれ聞くのはなしですね。

2020年

6月

26日

弁当作りの負担

本日の体操教室では、人事異動で、今まで1年半お世話になったコーチが、最終日となりました。子どもたちにとっては、「どうして?今日でおしまいなの?」と、人事異動のことなどわからないので、素朴な疑問です。「何で・・・行かないで!」なんて、子どもたちに言われると、切なくなりますね。

 

さて、今日は母親が作るお弁当の話です。諸外国では、日本の母親が作る「キャラ弁」を見ると、目をむいて驚きます。「これを毎日つくるのか?」と。

 

2016年の総務省「社会生活基本調査」によると、高校生の母の平日早朝の家事実施率は、朝の6時30分以前ですでに、53.5%となっています。

 

もうおわかりですね。朝早く起きて、掃除や洗濯をしているわけではありません。多くの母親が、我が子のお弁当を作っているのです。高校生の子ども相手には、さすがにキャラ弁ではないでしょうが、早朝から大きな負担ですね。ちなみに、高校生の父は1.2%で、高校生女子は0.2%、男子は0%です。この数字からも、母親だけが早起きして、せっせと弁当を作っているのです。

 

高校には、給食がありません。部活の朝練や遠距離通学で、子どもが早く家を出るとなると、朝5時起きで弁当を作る高校生の母は、12.7%にもなるそうです。私も高校時代、あたり前のように母親が作った弁当を食べていましたが、今思えば、感謝の気持ちが希薄でしたね。

 

もちろん、高校には購買部があり、総菜パンなどを購入できるところは多いですが、毎日となると、費用もかさみますね。せめて、もう少し安く購入できれば、弁当の日を週2回ぐらいにできるのかもしれませんね。

 

高校生の子どもを持つ母親の年齢は、45歳~54歳くらいと考えると、すこし、飛躍した仮説ですが、日本の管理職の女性比率が世外国と比べて低い要因は、家事と育児との両立が難しい事なのかもしれません。

 

「母親ワンオペの分担を見直せ!」と言うのは簡単ですが、学校も母親のお弁当負担に対して、できることを考えないといけませんね。

2020年

6月

25日

雨ニモマケズ どろんこ遊び

今日は、朝から雨が降っています。子どもたちが楽しみにしていた「どろんこ遊び」ができるかどうか、微妙になってきました。そこへ、朝1番で登園した3歳男の子のママが「少しの雨くらいなら、やりますよね~」とやる気満々です。実は、昨年の我が子のヘタレぶりに、今年は、何とかリベンジを期待していたのです。

 

その後登園する園児に、「少しの雨でもどろんこやりたいかい?」と聞くと、「今日は、どろんこを楽しみに保育園に来たのだから・・・絶対やりたい!」の声が続出します。

 

そんな子どもたちの願いが、天に届いたのか、小雨でスタートしたものの、すぐに、雨が止んでしまいました。

 

「雨ニモマケズ・・・どろんこ遊びがんばるぞ!」に、3Fフロア全体に響くような大きな声で、「おォー!」と、子どもたちは自らに気合を入れるかのごとく叫びます。

 

そして、どろんこ広場の前に揃った子どもたち・・・「行くぞ!」の声に、何のためらいもなくドロ水の中に、入っていきました。昨年はヘタレだった3歳男の子もドロ水の中で大暴れです。(笑)

 

ちょうど、田植えの前のドロドロの田んぼのようになった、どろんこ広場に、子どもたちの「キャーキャーワーワー」の声が響きます。3歳から5歳児の寺子屋園児だけでなく、ぞくぞくと、チビちゃんたちが、ドロ水に興味を示して、裸足で入っていきます。今日は、1歳児の男女二人が、最年少で、ドロ水デビューです。

 

ドロ水に入れない、ざっと10名ほどの園児は、どろんこ広場の前に用意したプールで水遊びです。すぐ横の池では、子どもたちの叫び声に負けないくらいの大きな声で「モーモー」とウシガエルが鳴いています。

 

アマガエルのおたまじゃくしが、ざっと10匹、緑色の美しいカエルになっていました。子どもたちは、そっと、手の上にのせて、池の中へ放ちます。

 

どろんこ広場の半分が、クローバーに覆われているので、今年のどろんこ遊びは、水につかったクローバーの中を気持ちよく歩く園児もいます。

 

予想外の子どもたちの頑張りとわんぱくぶりに、先生たちも大満足のどろんこ遊びとなりました。本日、「どろんこ遊びの号外」を発行して、子どもたちの奮闘ぶりを保護者には見てもらいました。おうちでの会話が、はずみそうです。

 

子どもたち・・・本当によく頑張った!

2020年

6月

24日

休み方改革

今日は、午前中保育園を抜けて、健康診断を受けました。胃カメラで自分の胃の中をモニターで見るのは、慣れっこになりましたが、「きれいな胃です」に、ホッとします。(笑)

 

さて、昭和→平成→令和と3つの時代を生きてきた私としては、「仕事以外の時間」の使い方は、時代と共に変わってきていると感じていましたが、まだまだ、休みは、休養だけで終る人も多いようです。

 

「平日は帰ったら寝るだけだし、土日も一日は寝だめの日。何もできず、こんな生活でいいのかと焦っていました」と言うのは、バリバリに働くOLのコメントです。彼女は、通勤時間も往復で4時間かかり、常に疲れていたそうです。

 

しかし、コロナ渦で、4月から在宅勤務制度が導入され、生活が一変。趣味の裁縫を楽しんだり、両親に料理をふるまったり、「時間ができて、いろいろなことにチャレンジする元気が出てきました」と言います。

 

少し前の2014年に、経済財政諮問会議の報告書によると「休みとは、平日の骨休みではなく、人生を最適化する手段」と公表されました。しかし、現実的には、休みにも仕事を家に持ち込んだり、ダラダラしておしまいという人が多かったようです。

 

それが、コロナを契機に、「長い人生・・・楽しんで生きていける趣味や仲間をこれからも探していきたい」と考える人が増えたようです。コロナがもたらした、少ないですがプラスの遺産かもしれませんね。

 

私の仲間に、毎年海外旅行(南米とかアラスカとか秘境ばかり)を楽しむおやじがいます。酒を飲みながら、彼の土産話を聞くのが私は大好きなのですが、素晴らしいライフスタイルです。

 

コロナを切っ掛けにというのは、少し皮肉ですが、自由な時間が増えて、自分にとって何が大切かを考えた人も多かったと思います。仕事のペースが戻っても、今後は、大切な時間をどう使うべきかという発想が大事になってくるかもしれませんね。

 

もちろん・・・「なんにもしないを楽しむ」のもありです。

2020年

6月

23日

3年生・・・何から始める

今日も雨が降ったり止んだりの梅雨空でしたが、雨が止んだのを見計らって、寺子屋園児を連れて屋上へ行きました。何と、インゲン豆がコンテナボックスいっぱいの収穫です。ミニトマトは、ほとんどの子どもたちが、バクバク食べています。

 

インゲン豆は、本日の園児35名全員に、たっぷりとお土産になりました。たぶん、野菜嫌いの園児も、このインゲン豆はしっかりと食べて、ママを驚かすに違いありません。

 

さて、私の末娘は、現在大学3年生です。新型コロナウイルスの影響で、大学にはほとんど行けずに、ウエブ授業など、パソコンに見入っている時間が多かったようです。そして、今の時代は、大学3年から就活がスタートするのですが、大学3年向けの就活イベントの中止が続いていたようで、先日、娘もようやく、初めての就活セミナーに参加しました。

 

「どんな会社がいいのかなぁ~」なんて、のんきなことを言っていたので、「入れるかどうかは別にして、大きな会社で無難な選択をするのも良し、給料は安くても、小さな会社で、若いうちから色々なことにチャレンジさせてもらえる会社も良し・・・こればっかりは、答はない。おまえが決めるしかないのだ」なんて、ここぞとばかりに、父親らしいアドバイスを送ります。(笑)

 

就職した会社が、10年先はどうなっているかわからないですし、終身雇用の時代はとっくに終わっているので、人生の中で、仕事も変えていくのがこれからのライフスタイルですね。

 

ある採用コンサルタントは、まずは、情報収集から始めること。知るべきことは3つ。自分と社会、そして就活そのものと言います。

 

自分を知るためには、自分の行動や性格の特徴、価値観について考える。社会を知るには、様々な業界や企業、仕事内容や職場の雰囲気や慣習を調べる。就活については、気になる業界の選考日程を押さえ、エントリーシートの書き方や面接の受け方などを練習することが欠かせないとのこと。

 

大切なのは、社会について調べる際、「生産者」の視点を持つことだそうです。学生は、主にモノやサービスの消費者の立場ですが、社会に出れば、それを生み出す側になるので、この仕事は誰のどんな悩みに役立つのか、求められる能力は何なのか・・・と考えることが重要です。

 

どうですか・・・大学3年生に限らず、転職を考えている人にも、有効な考え方ですね。しかし、就活アドバイザーから、「正解」を教えてもらおうとする人は、たぶん、社会に出ても役立たずでしょうね。自分で考え抜き、納得し、進路を決めていけるようでないと・・・というのが、プロの意見です。

 

それから、最近のグループ面接では、チームで討議をさせて、それを判断基準にする企業も多いそうです。そこでは、自分の意見を述べるのは、当たり前で、他の人の意見もきちんと吸い上げることができる人材が求められるようです。

 

自分とは違う意見や反対意見でも、それを認める力が必要ということですね。こうなってくると、暗記型テストの点数はあまり関係ない時代になってきているのかもしれませんね。

2020年

6月

22日

「鉄ちゃん・鉄子」

昨日は父の日でしたね。保育園の子どもたちは、手作りコースターをパパにプレゼントしました。すでに、フライングで父の日の前に渡してしまう園児が多かったのですが、「もったいなくて、使うことなどできない」「自分が使う前に子どもが使っていた」「とにかく、うれしい!」などのパパのコメントをたくさんいただきました。

 

ついに、6月19日から、都道府県をまたぐ移動についても、自粛が解禁となりました。この週末は、観光地にも他の県の人たちが訪れて、少しずつ賑わいを取り戻しているという元気になる報道がたくさんありました。

 

しかし、全国の小中学校では、1学期に行われる予定の修学旅行は、コロナウイルス感染拡大の影響で、ほぼ実施不可能となってしまいました。さいたま市の公立校では、小学校は「日光」で、中学生は「京都・奈良」が修学旅行の訪問地です。1回目の東京オリンピックが行われた昭和39年に、東海道新幹線が開通してからは、修学旅行でも多く使われてきました。現在、「修学旅行列車」を見られないのは寂しいですね。

 

さて、鉄道マニアのことを最近は親しみを込めて「鉄ちゃん・鉄子」と呼ばれていますが、その内容も、今では多岐にわたっています。

 

純粋に乗ることを楽しむ「乗り鉄」・・・全駅下車を目指す「降り鉄」・・・切符やスタンプを集める「収集鉄」・・・車両中心の「車両鉄」・・・撮影目的の「撮り鉄」・・・録音に凝る「録り鉄」・・・駅弁や沿線の味を楽しむ「食べ鉄」・・・配線や廃車を見届ける「葬式鉄」・・・などがあるようです。楽しみ方もたくさんですね。

 

修学旅行のように、集団での旅行は、まだまだできませんが、小人数や一人旅は、ようやく解禁されて、今まで我慢していた「鉄ちゃん・鉄子エネルギー」が、この夏は爆発することでしょうね。

 

私も、鉄道愛好家の一人ですが、車窓を眺め、駅弁をつまみに酒を飲む・・・こんな至福の時間はありません。これは、大人の特権でもあります。こんな、私のような鉄道マニアを「呑み鉄」と言います。

 

俳優の六角精児さんが、「呑み鉄」というスタイルをメジャーにしてくれたようです。7月の連休には、埼玉県を脱出して、いつものおやじ旅の仲間たちと、呑み鉄を楽しもうと思っています。

2020年

6月

21日

学校は子どもの元気の受け皿

昨日は、土曜日でしたので、卒園児の小学生が5人集合です。休校→分散登校から、いよいよ、通常の授業がスタートしたので、「あーだこーだ」と子どもたちの話をたくさん聞くことができました。

 

ようやく、クラス全員の様子が分かるようになったことや、1品少ない給食は、先生が配膳するようで、まだ、楽しくおしゃべりしての給食は先のようですね。先生たちも、今までの授業の遅れを取り戻そうと、少しスピードアップで焦っているようです。秋に予定されていた運動会も、中止や、無観客(生徒と先生だけ)運動会になるようで、まぁ~前代未聞の出来事があり、これからも予断を許さないので、大変ですが、先生方には無理をしないで、頑張ってもらいたいですね。

 

そして、子どもたちの元気な話を聞いていると、やっぱり、学校は、子どもたちの元気を受けとめてくれる大切な居場所であり受け皿であることを感じます。

 

保育園のクリスマス発表会で、あのピコ太郎さんの「PPAP」披露したことがありますが、コロナ騒動の中「PPAP2020」で、手洗いが世界に広まっているそうです。私たち日本人は、1日何度も手洗いをする習慣が当たり前ですが、海外だと手洗いの文化がない国もあるそうです。ピコ太郎さんの動画がきっかけで手洗いが世界中に広まってくれるとうれしいですね。

 

ピコ太郎の生みの親、古坂大魔王さんは、小学校3年の時に、大きな影響を与えてくれた「変な大人」が担任となったそうです。

 

算数の時間にドッジボールをし、昼休みを学習の時間に充てるような自由な発想を持ち、授業中の脱線話が面白くて、その質問に職員室まで押しかけたそうです。先生は「面白くないと子どもは話を聞いてくれない」と言っていたとのこと。

 

私も小学校6年の時の担任、星野先生のことを今でも忘れません。時間割を無視して、大相撲○○場所を一日かけて行ったり、当時、弱小球団だった「広島カープ」「近鉄バッファローズ」の応援歌を覚えさせられたり、忘れ物を一人でもすると、連帯責任で「全員星座!」をさせられたり、まさに「変な大人」でした。しかし、大きな影響を受けました。

 

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、それを取り戻そうと、頑張る先生たちにエールを送るとともに、無理に、遅れた授業を取り戻すのではなく、時には脱線授業で「変な大人」の一面を見せてもいいと思いますね。(笑)

2020年

6月

20日

さよなら私のデパート

いよいよ昨日からプロ野球が開幕しました。今まで、当たり前にあった試合が、昨日は特別なものに映りました。スポーツを楽しむ生活が少しずつ戻ってきて、うれしいですね。

 

今日は、屋上ファームで、インゲン豆の初収穫です。すでに、インゲン豆の身長は2メートルを超えています。緑色に同化したドジョウのような豆を子どもたちが探します。そして、先日収穫したじゃがいもを蒸し器でふかして給食に出すと、「おいしい!」とおかわりラッシュです。味が濃くて本当においしかったです。

 

さて、今日は、新潟県のデパートが1つになってしまったという話です。

 

録画していた「さよなら、私のデパート」をじっくり観ました。113年間新潟で市民に愛された「新潟三越」が、3月22日に閉店したのです。緊急事態宣言が発令される前ですね。

 

新潟市は、政令指定都市として、日本海側の中心都市です。地方都市に見られるように、新潟駅から少し離れた「古町(ふるまち)」という所が、長い間繁華街として、街の中心でした。しかし、駅に近い万代(ばんだい)エリアに「新潟伊勢丹」が開業し、若者は、万代エリアでショッピングを楽しむようになりました。

 

そして、今から10年前の2010年に、三越とライバル関係であった「大和(だいわ)百貨店」が閉店します。実は、新潟大和の閉店の瞬間に、当時、私は仕事として立ち会いました。お客様の「ありがとう!」の声を受けながら、シャッターが静かに閉まりました。店長の従業員向けの挨拶に、大和のスタッフの多くが、涙を流していました。

 

そして、10年後に、同じ光景を「新潟三越」で見ることになってしまいました。私がよく通っていたラーメン屋の店主も登場し、「店をたたまなくては」から、古町のために、「もう少し頑張る」と前に向いてくれたことに、ホッとします。

 

保育園には、新潟県出身のママが3人います。私は、若手営業マン時代と、管理職になってからも、5年以上新潟県を担当していましたので、今回閉店した新潟三越の映像を食い入るように見ていました。ここでの○○マネージャーとの営業折衝やリニュアルオープンのバタバタを思い出します。

 

ここ数年で、多くの地方百貨店が閉店に追い込まれました。郊外型のショッピングセンターやアウトレットモールの台頭だけではなく、ネットビジネスの拡大も大きな要因と言われています。新潟三越の靴売り場でも、店で現物を確認し、購入はネットというコメントもありました。

 

しかし、古くからのお客様は「ここに来ると何だか気持ちがいいのよ・・・わくわくするのよ」と言います。私も、百貨店の食品売り場こと「デパ地下」を歩いているだけで「わくわく」します。

 

この理屈では、うまく説明できない「わくわくする場所」こそ、デパートの魅力であり、これからもずっと残り続けてもらいたいですね。

 

先日ブログで話をした、保育園ママの「新宿伊勢丹本店」でのイベント出店は、まずますの成果を達成でき、次へのステップが見えてきたようです。百貨店の魅力が多くの若者に伝わるように願うばかりです。

2020年

6月

19日

新人教員

ホワイトきゃんばすでの体操教室は、今年度で3年目ですが、今日から新しい先生が担当することになりました。提携する体操教室も定期的な人事異動があり、今回で3人目です。

 

保育園にとっては、新人の先生ですが、他での経験が豊富なようで、「今日は、みんなに1つだけお願いがあります」と、1つに絞って、園児に話をするところなどは、子どもたちの扱いも慣れている感じです。

 

そして、何より、ハードトレーニングが好きな先生のようです。もちろん、楽しい演出をしてくれます。エアートランポリンの上に、マットを重ねて山にし、子どもたちは、その山を全力で駆け上がり、頂上からジャンプ・・・こんな感じで、子どもたちは、キャーキャー言いながらも、ハードワークを楽しんでいました。これからのトレーニングが楽しみです。

 

さて、卒園児で、小学校2年生になる男の子の、担任の先生は、この3月に大学を卒業し、本年度から小学校の教員となった、いわゆる新人教員です。4月にクラス発表と教科書を取りに行った際に、名前だけ確認できただけでした。

 

男の子のママには、休校期間中も、担任の先生とは、密に関係を構築するように言っていたのですが、「6月15日から通常登校が始まると、○○君一人にかかわる時間が少なくなります。十分な対応が取れないかもしれません」と、余裕がない心境を語ったそうです。

 

正直、この新人教員の気持ちは、よく分かります。教員1年目は、ただでさえ心配事が山積みなのに、今回のコロナ騒動は、経験を積んだ教員でさえ、これまでに経験したことがない状況です。新人教員の余裕がなくなるのは、当たり前ですね。

 

こんな時は、冷静に、何が不安なのか1つ1つ考えることです。

 

①感染対策や授業の遅れは?・・・これは、日本中の学校が同じ問題を抱えているので、自分一人で抱え込む必要なし。学校規模で行うことを実践すればいいのです。

 

②児童のストレスはどう解消すればいいのか?・・・多くの児童は、通常の学校が始まることで、ストレスが軽減されています。先生がすることは、子どもたちのための「場」と「関係」を作ることです。分かりやすく言えば、クラスが、どの子にとっても安心できる場所であるようにすること。誰かにとっての「快」が誰かにとっての「苦」にならないようにすることです。

 

人生経験を少しは積んだおやじ園長は、冷静に、こんなことが言えますが、新人教員は、経験を積むしかありません。ただし、自分一人の力で解決しようと、突っ走らないことです。経験豊かな先輩に教えてもらうのです。これは、新人に与えられた大きな特権です。

 

教員に限らず、この4月から、新人○○として働く予定だった人たちは、コロナ騒動のあおりを受けて、今ようやく、本来のスタートに立ったばかりですね。ほとんどの人が、組織やチームで仕事をします。社会人1年生が、いいスタートが切れるように・・・応援しようじゃありませんか!

2020年

6月

18日

接遇力

先日退職した職員が、妊娠し夏に故郷に家族で引っ越しをするのですが、新型コロナウイルス感染症の影響で、ずっと、自宅中心の生活が続きました。ようやく落ち着いて、今日は保育園に遊びに来てくれました。

 

子どもたちに囲まれて、「よし!元気な赤ちゃんを産むぞ!」という気持ちになったようです。3人目の子どもになるのですが、保育園での経験が、また、深い子育てにつながることでしょう。故郷に帰っても、幸せな生活を過ごしてもらいたいですね。

 

さて、ある小学校の校長先生が、教員が身に付けるべき「外部との連携・折衝力」では、「接遇力(せつぐうりょく)」が必要だといいます。分かりやすく言えば、保護者と話をする時に必要なスキルです。

 

接遇力=笑顔+挨拶+聞く姿勢 という公式で、全部足し算です。保護者が学校に来て話をする場合は、それなりの覚悟と勇気が必要です。そんな時に、機嫌の悪い顔やぶっきらぼうな口調で対応したら、話したいことも話せなくなってしまいますね。

 

挨拶は、「ご連絡いただきありがとうございます」に加えて、「ご心配ですね」「無理をしないでくださいね」など、相手をおもんばかる言葉が効果的です。

 

聞く姿勢は、途中で口をはさまず、相手の目を見て、時々頷きながら最後まで話を聞く事です。こちらから、今日の出来事を連絡する時も、憶測は避け、事実だけを正確に伝えることが必要です。

 

私の営業マン時代のクレーム対応の経験からは、笑顔で話すわけにはいきませんが、途中で言い訳などの話をしないで、相手の話を最後まで聞く事で、クレームの50%は、解決していることが多かったです。

 

今まで漠然と「笑顔」「挨拶」「聞く姿勢」は大切だと思っていましたが、「接遇力」という言葉で、とらえてみると分かりやすいですね。これは、教員だけのことではありません。私たちが社会人として、他人と折衝する時に必要な力です。

2020年

6月

17日

世界に挑戦する12歳

今日は屋上の池に生い茂った「葦」「菖蒲」などをバッサリ刈って、水面部分を増やす整備をしました。池は、フェンスの中にあるので、まるでオリの中にいる動物が園長で、それを見守る子どもたちです。

 

すっかり、池がすっきりして、そこへエサを投入します。カメやメダカなどの魚たちが、集まってきました。そして、あまり見られない光景が・・・2匹の大型のドジョウが、まるで、龍のように旋回しながら、水面のエサに食らいつきます。それを何回も繰り返すので、見入っしまいました。ドジョウが龍に見えたのです。

 

さて、いよいよプロ野球が、今週金曜日に開幕します。今日は、昨年引退した日本ハムの田中賢介さんの話です。彼は、ホームランバッターではありませんが、名二塁手として、ベストナイン6度、ゴールデングラブ賞も5度受賞し、メジャーリーガーの実績もあります。日本通算1499安打は立派な記録ですね。

 

そんな彼は、2022年に札幌市内に私立小学校を設立する計画です。プロ野球選手が引退後に学校設立という話は、今まで聞いたことがありません。あの大相撲の元横綱日馬富士が、2018年にモンゴル・ウランバートルに、小中一貫校を開校しています。

 

田中賢介さんは、各学年2クラス50人の300名の規模を見込み、38人の教員のうち10人を外国人にする構想だそうです。

 

「日本では、エラーすると『ドンマイ』と慰めてくれるが、アメリカでは『ナイストライ』と認めてくれる」と彼は言います。そんなメジャー挑戦した自らの経験から、「世界に挑戦する12歳」をコンセプトに、教育内容を組み立てているそうです。

 

小学校の教員免許を持つ、日本ハムの栗山監督は、「よくここまで頑張って持っていったなと感じる。本当にこれからの時代、次の世代を育てることが一番。北海道にとっても大切なものになるように本当に頑張ってもらいたい」とバックアップを約束します。

 

これからの日本も、オランダのように、様々なタイプの学校ができ、その中で、我が子にとってふさわしい学校をチョイスする時代になっていくことでしょう。遠いさいたまから応援したいですね。

 

はい。サラリーマンからおやじ園長になった私ですから・・・田中賢介さんの気持ちはよく分かります。(笑)

2020年

6月

16日

A5ランク和牛

昨夜、ナイトツアーの下見をした際に、カブトムシのメスを採集しました。今シーズン初めてのカブトムシです。飼育ケースの中で、ゼリーをずっと食べ続けています。子どもたちは、しっかりと観察することができました。

 

そして、今日は、屋上ファームでジャガイモ掘りをしました。今年は、天候にも恵まれたのか、豊作です。土の中から、ゴロゴロとビッグサイズのジャガイモが出てきます。子どもたちは、土まみれになって「先生・・・じゃがいもとったよ!」と大喜びです。

 

しばらくおいて、甘みが出たら給食やおやつに出てきます。もちろん、子どもたちのお土産にも。ジャガイモ掘りが終わると、ミニトマトのつまみ食いか始まっています。(笑)

 

さて、今日は牛肉の話です。私たちは、牛肉を当たり前のように食べていますが、江戸時代まで、牛は農耕の労働力ではあっても、食べる対象ではなかったそうです。そして、明治になって、貴族ではなく庶民が「すき焼き」の原型となる料理を楽しんだのが、始まりのようです。あの福沢諭吉も、当時は金に困り、好んで牛肉を食べたそうです。

 

今では、数百年を経て、海外では現地産の「WAGYU」ブランドが確立していますね。

 

そもそも、牛肉のランクは、最高ランクのA5~A1 B5~B1 C5~C1の15段階あるそうです。ランクが決まるのは、①脂肪の混ざり具合(サシ)②色合いや締まり具合などで決まるそうです。「おいしさ」での基準ではありません。

 

おいしいという感覚は計量的に測れない。等級は、あくまでも肉の量と質の評価とされています。

 

最近では、健康ブームも相まって、吹雪のようなサシが入った肉よりも、あっさりとした赤身肉の人気が高まっています。マグロでも、トロよりも赤身が好きという人は多いですね。

 

値段が高いから一番いい・・・という感覚も、これからは変わっていくのかもしれませんね。「この味が好きだから・・・」と、食べることの満足感と値段が正比例する価値観とは、さよならする時代に、とっくになっているのかもしれません。

2020年

6月

15日

「求援力」を持つ

昨日は、我が家の「ビワの木」にたわわに実っているビワを、意を決して収穫しました。例年は、カラスやハト、スズメなどの鳥たちのエサになっているのですが、今年は、保育園の子どもたちのお土産にしようと、ザルに8杯ほど、たっぷり収穫しました。自宅用には、4月にキンカン酒を作ったように、ビワ酒を作りました。おいしく飲めるまで6ヵ月の辛抱です。

 

お店で売っているような大粒ではなく、ベビーサイズのビワですが、子どもたちは、「食べ終わったら、種をお庭にまくんだ!」なんて言っています。さるかにがっせんの柿の木のように、すぐに実になって食べられると思っているようです。(笑)

 

さて、仕事において「この問題は、自分の一人の力で、責任をもって解決します」というセリフをよく聞きますね。「この人は、とても責任感が強い人だ!」と思った人は、まだまだビジネススキルが甘いです。(笑)

 

私も若造の頃は、これで、たくさんの失敗をやらかしました。自分一人で解決できるようなことは、意外に少なくて、無理がたたって、クレームを広げてしまう事の方が多いものですね。

 

「いいか~人はたいがい、いい事の報告は早いけど、悪いことは隠したがるものだ。そうして、時間が経過するうちに、どんどん状況が悪くなっていくのだ。クレームなど悪い事こそ、すぐに報告し、まわりの人の力を借りて、解決するんだ」と、上司に教えられたものです。

 

今回のコロナ騒動は、まさに、自分一人の力では前に進みません。多様な人が力を合わせて、様々な課題に立ち向かっていかねばなりませんね。このような危機を乗り越えるためにも「求援力」を持つことが大切です。

 

ビジネスの世界で、仕事ができる人は、「何でも一人で解決してしまう人」ではありません。困難な状況に、いかに、自分以外の人を巻き込むことができる人です。つまり「求援力」を持った人なのです。

 

お客様からのクレームが発生した時には、意地もプライドも不要です。周りを巻き込んで、お客様にとって、最善の対応をすることです。

 

あなたの「求援力」は、いかほどですか。

2020年

6月

14日

高校生うなぎニュース

「うなぎが食べた~い!」と頻繁に思う私ですが、スーパーに並ぶ国産のうなぎの価格を見ると、なかなか手が出ません。(笑)

 

鰻の養殖発祥地として知られる浜名湖・・・しかし、この浜松市では、市民の落胆を招く大きな事件が発生しました。

 

広く知られる話題では、餃子の消費量ナンバーワンをめぐって、「浜松VS宇都宮」の戦いがここ数年続いています。直近では、宇都宮に首位の座を譲ったものの、浜松市民へのダメージはさほど大きくありませんでした。

 

しかし、鰻のかば焼き消費量で、11年連続日本一だった浜松市が、2019年に首位の座から陥落・・・それどころか16位まで転落したのです。2018年では、一人当たりの消費量4730円だったのが、2390円まで落ち込んだのです。ちなみに、2019年の首位は、滋賀県大津市の3612円だそうです。鰻がらみですので、浜松市民は大ショックです。

 

全国的にかば焼きの消費量が減っているのは、鰻の不漁が続いて店頭での販売価格が上がっていることや、スーパーなどでの売り場スペースの縮小が原因と言われています。

 

そんな、落胆する浜松市民を代表して、立ち上がったのが、浜名湖と養殖場に隣接する「静岡県立浜松湖南高校」の生徒たちです。

 

「高校生うなぎニュース」の動画をYouTubeにアップ・・・架空の高校「浜名湖うな重高校」の「うなぎ部」の部長イルが、1900年の鰻養殖開始から120年を迎えた浜名湖ウナギの文化や資源保護などを紹介する内容になっています。

 

私も動画を見ましたが、「うなぎが食べた~い!」となる内容です。高校生が自ら「浜名湖養魚漁業協同組合」を巻き込んで、ロケをし、撮影からナレーションまで、生徒たちだけで行っているのが、素晴らしいところです。

 

日本のウナギ文化を世界へ発信すべく、今後は外国語版も作成予定だそうです。こういった若者の行動力を見ると、私たち大人も元気が出てきますね。

2020年

6月

13日

ドリル宿題をやめます!

さいたま市は梅雨入りし、今日も雨でしたので、久々に教室内でボールプール遊びをしました。もちろん、子どもたちは大はしゃぎです。しかし、エッチな問題が発生です。4歳男の子が、ボールを2つ胸に入れて「おっぱい!おっぱい!」とやり出すと、おっぱいの連鎖となってしまいました。困ったものです。(笑)

 

さて、「ドリル宿題やめます!」と、昨年11月に水戸市立石川小学校では、従来型の宿題のドリルを廃止し、自学ノートを作成する旨、豊田校長が保護者相手に熱く語りました。

 

「与えられた仕事を黙々とこなすのではなく、自分から仕事(課題)を見つけられる大人になってほしい」と、教師から一律に与えられるドリル宿題をやめて、自分で課題を見つけ、自主的に取り組む家庭学習のスタイルに変えたのです。

 

こうして、「いしかわスタイル家庭学習」という自学ノートづくりが導入されました。具体的には、①1日の分量は、ノート見開き2ページ ②時間は「学年×10分」目安 ③授業で学んだこと、興味のあることなどをノートにまとめる ④翌朝、学級担任に提出の4つです。

 

一番の大きな成果は「宿題をやっていないから学校に行きたくない!」という感情がなくなり、いきいきと自学ノートに取り組む子どもたちの姿だそうです。時間を上手に使えるようになり、家の手伝いも進んで取り組む子も多いとか。反対に、難しかったことは、「ドリル宿題が一番」と思っている教職員の意識改革だったそうです。

 

先生たちの中にも、日々のドリル宿題の丸付けに疑問を持っているものの、「他の先生もやっているし・・・」「ドリルをやめると学力が低下するのでは・・・」と、なかなか自分だけでの力では改革が難しい部分があり、校長が矢面になることで、教職員の疑問を一つずつ解消し、取り組みに賛同する保護者の声の「見える化」を図ったことが功を奏し、学校全体の取り組みにつなげることができたそうです。

 

学校組織の中で、新しい取組みを行うのは簡単ではありません。豊田校長の実践力は大したものですね。

 

冷静に考えても、これからの時代は、「一人一人の学びへの対応」が求められます。担任一人で30人以上です。これは、簡単なことではありません。そこへ、一律問題のドリルを与えて、点をつけるのは、できたできないの比較となってしまいナンセンスですね。

 

子どもたち一人一人の学びの状況を見るのは、この「自学ノート」を見れば、かなり具体的にわかりますし、一人一人への対応が明確になってきますね。そして、子どもたち自身は、自分で課題を見つけられる大人になっていくのです。

 

保育園でも、これに似たような取り組みができないものか・・・考えることにします。

2020年

6月

12日

カミュの「ペスト」

先週から体操教室が再開したのですが、私は父の件でバタバタしていたので、今日が、園長としては、久しぶりの体操教室です。しっかりと、子どもたちの様子をビデオ撮影したので、やる気満々の園児とやる気が空回りした園児と・・楽しい時間となりました。(笑)

 

さて、新型コロナウイルス感染症の問題を受け、カミュの「ペスト」(新潮文庫)が話題になっています。これは、アルジェリアのオランという町で発生したペストを巡る人間模様を描いた小説です。コロナウイルスへの向き合い方と重なる部分があり、人間の本質を突く内容です。

 

ペストの大流行で、ロックダウンされたこの街から、闇の組織を使って脱出を試みようとする新聞記者のランベールとペストに立ち向かう、主人公の医師のリウーが登場します。

 

ランベールはスペイン戦争の経験から、「勇気やヒロイズムといった観念で人は死ねるし、殺すこともいとわないのではないか」と考えるようになっていました。ランベールは、リウーの行動原理は、自分が嫌う、勇気やヒロイズムなのではないかと非難するのです。

 

しかし、リウーはこう答えます。「今度のことは、ヒロイズムなどという問題じゃないんです。これは誠実さの問題なんです。そんな考え方は笑われるかもしれませんが、ペストと戦う唯一の方法は、誠実さということです」

 

ランベールは聞きます。「どういうことだい。誠実さって何なの?」リウーはこう答えます。「僕の場合には、つまり自分の職務を果たすことだと心得ています」

 

どうですか・・・今起きているコロナウイルス騒動に対しても、一番大事な行動は「誠実さ」と当てはめると、日本人の行動様式は、世界の中では、トップクラスの「誠実さ」と言えるのかもしれません。

 

新しい生活様式は、私たちの「誠実な行動」が、基盤になっていくことは間違いないですね。自分の胸に手を当てて「誠実さとは?」問うてみませんか。

2020年

6月

11日

コロナ前の生活様式いつから?

今日は無事に、上期の健康診断が終了しました。大泣きの園児もいましたが「注射じゃないから大丈夫だよ・・・」と声を掛けながら、頑張ってもらいました。

 

提携医の小児科の先生と話をしました。新型コロナウイルスの影響で、患者が激減だそうで、巷で報道されている「病院の経営が大打撃」は、町の小児科レベルでも起こっているようです。そして、今年の秋冬は、インフルエンザの大流行が予測されているとのこと。新型コロナウイルスの秋以降の再感染とインフルエンザ拡大が同時に起こったら、医療現場は大混乱となる旨、深刻な話でした。そうならないように、祈るだけです。

 

さて、新型コロナウイルス対策として「新しい生活様式」が呼びかけられていますが、コロナ前の生活様式も時代によって変わってきたようです。

 

まずは「だんらん型の食事」は、都心部で明治の末ごろから「ちゃぶ台」が広まり、昭和初期に全国に普及したそうです。家族全員がちゃぶ台を囲み、大皿や大鉢のおかずを、それぞれが取り皿に取り、会話を楽しむ食事です。そして、戦後、昭和30年代には、ダイニングキッチンがある2DKの間取りの団地の登場とともに、ダイニングテーブルが普及しました。団地は、当時、あこがれの的だったようです。

 

「電車通勤・・・満員電車」は、東京都内の路面電車が走り出した明治後半からスタートし、大正時代には、満員電車が生まれたそうです。しかし、大正12年の関東大震災で、都心部の住民が近郊に移り住み、通勤のために、現在のJRの首都圏の路線が充実。私鉄でも郊外開発が進み、昭和30年代に日本住宅公団が、郊外に団地をつくるようになってから、満員電車は社会問題となったようです。

 

「手洗いの励行」は、学校給食が普及するなかで、衛生教育強化の一環として手洗いが指導され、浸透していったようです。マスクは、大正7年のインフルエンザ(スペイン風邪)流行をきっかけに推奨されるようになったそうです。

 

「だんらん型の食事」は、コロナをきっかけに、あらためて「人と人をつなぐ」大切さを実感しましたね。早く、コロナ前に戻りたいものです。

 

「満員電車」は、テレワークなどの在宅勤務の拡大によって、「新しい生活様式」作られていくのかもしれませんね。手洗いやマスク着用は、これからもずっと、変わらない日本人の生活様式です。

 

こうしてみると、変えなくてはいけないもの・・・変えてはいけないもの・・・これを私たちが、きちんと考えて行動に移すことが大切なのかもしれません。

2020年

6月

10日

新型コロナで「道徳の時間」

昨日に続いて、さいたま市は、今日も真夏日です。屋上の温度計は、午前中にもかかわらず31度になっています。それでも、汗をかきながら、子どもたちは、ビワを食べます。ホースのシャワーを子どもたちは浴びながら「虹だよ!」なんて、大喜びです。

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、約3カ月にわたった休校が終わり、今月からはほとんどの学校で、授業が再開されました。

 

本来であれば、「道徳」が教科となったので、様々な議論が交わされていたのでしょうが、現状は、「学習の遅れをどう取り戻すか」という根本的な問題に直面しています。

 

しかし、「道徳の時間」をコロナウイルスについて、子どもたちに考えてもらうのも、いいかもしれませんね。

 

①3月の休校から、学校再開までの新型コロナウイルスに関する社会の動きはどうだったか・・・まとめてみよう。

 

②休校の間、どんなことが心配だった?新しく取り組んだことは何?

 

③コロナウイルス感染予防をしながら、学校生活を楽しむために、何に気をつけないといけないか?

 

④コロナを乗り越えて、新しい学校生活を作り上げるのに、自分ならどんなことができるか?

 

どうですか・・・この4つぐらいに絞って、我が子に問いかけてみませんか?どんな答えが返ってきても、「そうだね」と肯定することが大切です。大人の模範解答を子どもに押し付けてはいけません。「道徳の時間」では、子どもが自分で考えることが大切です。

2020年

6月

09日

父・・・旅立つ

先週木曜日に息を引き取った父ですが、週末をはさんで、昨日は友引でしたので、本日葬儀を行いました。5日も家にいたので、父と最後に過ごす時間も、一方的ですが話す時間もたっぷり取ることができました。昨日、納棺式を行い、いよいよ本日、遺骨となるまでの時間を過ごしました。

 

またもや、不思議な現象が起こります。本日早朝、誰もいないはずの洗面所で「ピチピチ」と音がします。昨日のうちに、父は葬儀場へ移動しているのですが、「俺はここにいるぞ」と教えているかのようです。

 

そして、葬儀場へ向かう朝、家族を乗せた車のまわりを一羽のアゲハ蝶が、舞うように飛んでいます。とても不自然な飛び方でしたので、たぶん、父の化身だったかもしれません。(はい。信じるも信じないもあなた次第です)

 

家族葬で、身内だけの葬儀を行ったのですが、現在セレモニーホールは、新型コロナウイルスの影響で、数百人の参列者が集まるような葬儀は、ほとんどない状況だそうです。それだけではなく、お通夜での食事も自粛され、当然参列者減少で、返礼品を扱う業者も、大打撃となっているようで・・・飲食に代わる弁当のテイクアウトなど、新しい様式もこの業界にも起こっているようです。

 

さて、87歳のわりには、骨はしっかりしていました。火葬場の担当者が、「この骨は頭蓋骨で、これは腕の骨です・・・」と全身の骨を冷静に説明する姿を冷静に聞いていました。「この人は、今まで、何人の骨を解説したのだろう・・・」なんて、不謹慎なことを考えていました。

 

火葬を待つ間、控室で昼食を食べます。父の写真を置き、その前にも豪華な食事が用意され、一緒に食べるのですが、配膳担当の女性が「いやあ~お父様・・男前ですね・・」なんて、その場が一気に明るくなるような、素敵な声掛けをしてくれました。故人が、しんみりと食事をされても喜ばないよ・・・というメッセージを粋な接客で、親族に伝えているかのようで、素晴らしい応対でした。

 

2年前に母が逝き、その1年前には、父が散歩などの世話をしてかわいがっていた愛犬が先に逝っていたので、これで、あらためて、夫婦&愛犬での生活が、向こうの世界で始まることを考えれば、父にとって、今日は新たなスタートの日です。

 

六文銭と導き地蔵で、無事に49日の旅を終えて、父が世話になったたくさんの人が待つ天国へ行くのでしょう。

 

こっちの世界では、父や母からもらった、たくさんのことを大切にしながら、残された私と家族は、今まで通り、前を向いて生きていこうと思った次第です。今夜は、骨となったおやじと酒でも飲むとします。

2020年

6月

08日

絵本の読みあい

屋上の「びわ」が、オレンジ色に熟してきました。桑の実ことマルベリーのつまみ食いが終わりになってくると、今度は「びわ」の木の下に、子どもたちが集合します。高いところの実を先生が取って、子どもたちに渡します。子どもたちも、慣れた手つきで、皮をはいで、美味しそうに頬張ります。そして、種を「ペッ」と飛ばして、満足顔です。(笑)

 

今日は、きゅうりの収穫もあり、いつものように塩を振って食べます。ガリガリとこちらも「おいしい!」と言いながら、きゅうりと塩の組み合わせを子どもたちは楽しんでいます。

 

ミニトマトは、まだ青いのですが、まん丸の大きさに育っており、「もう少しで食べられるね・・・」と5歳女の子がつぶやきます。

 

さて、今日は「読みきかせ」ではなく、「読みあい」の話です。保育園では、たまに、卒園児の小学生や年長園児が、朝の会で絵本を読むことがありますが、読み聞かせは、大人から子どもへというイメージがありますね。ところが、最近では、親子で絵本の「読みあい」をする人が増えているそうです。

 

「読みあい」って、どうやるの?と思った方も多いでしょうが、やり方は自由です。

 

子どもが好きな絵本を持ってきたら、1ページずつ順番に読むもよし、子どもが1冊読んだら、今度は親が違う本を読むのでもいいでしょう。

 

要は、子どもが本好きになるきっかけになればいいですし、親も子どもと一緒に楽しめることは間違いないですね。

 

3歳になったばかりの女の子・・・朝から「えんちょうせんせい・・・ママに○○のえほんをかってもらったの」と、保育園にもある絵本を教えてくれました。彼女は、図書館に通うことが習慣になるほど、絵本好きです。ママとパパが我が子を絵本好きさせるマジックをつかったようです。

 

そのマジックは、「読みあい」かもしれませんね。どうですか・・・やってみませんか。

2020年

6月

07日

上からの目線

一昨日、横田めぐみさんの父、横田滋(よこたしげる)さんが亡くなりました。これを機に、拉致問題が進展するのなら、故人も少しは安堵するのでしょうが、娘が13歳の時に拉致されてから43年間会うことができなかったことは、さぞかし無念だったことでしょう。講演した回数は、合計1400回以上だったそうで、人生の半分を娘を取り戻す活動に費やしたのです。

 

1日前に逝った私の父も87歳で、横田めぐみさんは私と同じ年齢です。かつて、仕事で新潟県を担当していた私は、百貨店のギフトショップまわりに、レンタカーで日本海側を走りながら「この海岸で悲劇が起きたのか・・・」と、一人感傷的になった記憶が蘇ります。心よりご冥福をお祈りいたします。

 

さて、「上から目線」は、印象が悪い行為の一つですが、今日は「上からの目線」の話です。

 

組織のトップ、例えば民間企業の社長が、社員に対して、あまりにも細かい指示を出しすぎて、何でもかかわりたいタイプの会社なら、社員にとっては、「係長」がたくさんいるような環境となり最悪です。全員が係長をやっていては、組織として余裕がなくなり、深刻な機能不全に陥ります。

 

スポーツの世界でも「名選手名監督にあらず」という言葉がありますね。名選手だった人は、細かい技術論にこだわるあまり、全体を見る目がなくなるからです。管理職には管理職として求められる資質や能力があり、とりわけ全体を見通せる「上からの目線」が必要なのです。

 

繰り返しますが、「上から目線」ではなく「上からの目線」です。

 

部下と一緒になって汗をかく上司は、美談となりますが、温かな視線は、あくまでも高いところから降り注ぐことが重要なのです。

 

どうですか・・・あなたが管理職の立場であれば、部下を信じる視線が結果的に一人一人の力を発揮させ、小事にこだわらない懐の深さが、リーダーとしての誤りのない判断を下せる確かな視野をもたらしてくれるのです。

 

先日、我が家にも○○マスクが配達されました。今頃届いても・・ということはなしにしても、一家族2枚という中途半端な数量とこれにかかる費用を考えたら、「係長」的な対策であって、「上からの目線」での冷静な判断とは言えませんね。

2020年

6月

06日

ママにも居場所が・・・

世の中には不思議なことがあるもので、父の息が止まった瞬間の出来事です。その場にいた妻と妹が、ようやく口を開いたのです。恐怖体験ではありませんが、カラスが10羽以上、庭に集まり「カーカー」の大合唱が始まったそうです。

 

ゲゲゲの鬼太郎では、鬼太郎がカラスに引かれて空を飛びますが、父の魂が体から離れた瞬間をカラスは察するのかもしれませんね。「信じるか信じないかはあなたしだい」です。(笑)

 

さて、新型コロナウイルスの影響で、休校中の子どもたちには、学校に行けない、友だちと遊べない・・・でストレスを感じた子どもが多く発生しましたが、小学生前の幼児は、自分が何にストレスを感じているのかがわからないでモヤモヤした気持ちになっていることでしょう。

 

しかし、子どもと同様にママだって疲れていますね。イライラして子どもにあたってしまった自分に負い目を感じたり、「良いママでいないといけない」と自分で自分を追い詰めているママも多いかもしれません。

 

そこで、1つの解決策があります。我が子に「ママにも居場所があるのよ」を教えることだそうです。

 

ママの居場所とは、「今料理をしてるから」「今掃除をしているから」「今仕事をしているから」などと、子どもにママがやらないといけないから介入しないで・・・と話すことです。子どもながらに「ママの居場所」を意識することは、「自分は自分」「ママはママ」という自立につながります。

 

親というものは、我が子の居場所をなるべく多く用意して、成長と心のケアを願うのですが、自分も「居場所」が守られた方が、いいに決まっています。どうですか、こんな考えを持ってもいいかもしれませんね。

2020年

6月

05日

少ないアジア死者数なぜ?

昨夜も、ひょっとしたら息を吹き返すんじゃないかと思うくらい、穏やかな顔をした父と

並んで寝たのですが、当たり前ですが、さすがに動きません。今日は、葬儀屋さんとの打ち合わせも早々に終わらせて、コロナウイルスで亡くなった方の対応について、話を聞きました。

 

志村けんさんや岡江久美子さんの報道の通り、葬儀もできずに、遺骨だけ自宅に帰ってくるという、家族の方々は、やるせない思いでいっぱいですが、お金はかかります。

 

火葬場への霊柩車は、故人を降ろした後に、消毒費用に数十万円・・・対応にあたる職員は、完全防護服着用・・・その他様々な感染防止策に費用がかかり、今回父がお世話になる葬儀屋グループでは、57万円の費用が発生するとのこと。葬儀もできない、故人に対面できないのに、お金だけはかかるそうです。

 

さて、日本を含むアジア地域で、新型コロナウイルスでの人口あたりの死者数が少ない理由に着目し、解明する研究が進んでいるようです。

 

6月3日現在、日本人の死者数は、人口100万人あたり7人です。それに対し、ベルギー820人・イギリス、スペイン580人・イタリア555人・フランス443人・アメリカ327人と、欧米に比べると、はるかに少ないレベルです。ロックダウンや外出禁止令もでていないのに、この数字です。

 

日本人の死者が少ない理由は、①マスク着用率が高い②国民皆保険制度で誰でも医療が受けられる③キスや握手の習慣がない④家に靴を脱いで上がる⑤自粛要請に従うまじめさ⑥BCG接種の効果⑦肥満率の低さ⑧白血球の遺伝情報の違い・・・などが挙げられていますが、どれも「これが理由だ!」と解明されたわけではありません。

 

同じように、アジアの他の国では、人口100万人あたりの死者数は、韓国5人・シンガポール、インド4人・中国3人・台湾0.3人と、日本よりも低い数字です。

 

そこで、有力視されているのが、アジアの人々は過去に別の似たウイルスに感染して免疫がつき、新型コロナウイルスを初めてのウイルスと認識しなかったという「交差免疫説」です。

 

この解明が進んで、今後のコロナウイルス感染対策につながるデータが取れれば、世界レベルで、次に備えることができるかもしれませんね。

 

アジアの人々は優秀だ・・・なんていう話ではありません。近い将来、今回のような新型ウイルスが発症した時には、今度は、アジアの人々の死者数が多くなるかもしれません。人間の知恵と結集して、未知の病気への対応が、すぐにできるような未来になってもらいたいですね。

2020年

6月

04日

父が逝った

私事の話で失礼します。もっても5月末までと言われていたのですが、ここ数日は、何も食べず飲まずでも頑張り、本日午後、ついに、父が息を引き取りました。自宅で、苦しむことなく安らかに眠るように逝きました。

 

母親も2年前に、同じように自宅で安らかに逝ったので、残された家族に両親揃って、最後のプレゼントをしてくれたようです。

 

昭和一桁生まれの87歳は、9人兄弟の下から4番目で、九州の福岡から東京に出てきました。昨夜は、最後の夜となったのですが、久々に、おやじと並んで布団を敷いて寝ました。おやじはずっと目を閉じたままで、かすかに息が聞こえてきます。残念ながら、おやじは夢には出てきませんでしたが、私が生まれてから、たくさんの夢を与えてくれました。

 

夢の超特急・・新幹線に乗った。飛行機に乗った。ブルートレインに乗った。川で投網を教えてもらったことや、食べ放題のすし屋でたらふく食べた思い出や中学2年の時の大ゲンカ・・就職活動の最終面接の朝、黙って肩を叩いて気合を入れてくれたおやじ・・「俺の自慢の息子だ!」と仕事仲間に笑顔で紹介してくれたおやじ・・・

 

今日は、そんな思い出を振り返りながら、おやじを弔うことにします。

 

私の中学、高校、大学の仲間たちは、ここ数年、同じように親との永遠の別れを経験しています。みな、おやじやおふくろの背中を見て育ってきました。そして、これからは、自分が子どもたちに、大きな背中を見せ続けなければなりませんね。

 

おやじ・・・ありがとう。

2020年

6月

03日

勇み足のすすめ

今日は、卒園児の小学1年生男の子が、ランドセル姿で遊びに来ました。ランドセルを背負っての登校は、6月入ってようやくできたのです。保育園の後輩たちと「ハイチーズ」と記念撮影をして、とても喜んでいました。

 

そして、学校と言えば、9月入学について、来年度での導入見送りとなりましたね。小学校教員の保育園パパは、「今優先すべきは、学校休校が続いた子どもたちのケアである。それが終わって、日常に戻り、あらためて、この問題はしっかりと話し合って決めなければならないもの。その過程を経て、導入と決まれば、現場もしっかりと動く」と言っていました。おっしゃる通りですね。短絡的に「賛成!」「反対!」と騒ぐのではなく、時間をかけて話し合わなければならないことなのです。

 

さて、相撲の決まり手で「勇み足」がありますが、相撲では、勇み足をした方は負けになります。しかし、世の中では、必ずしもそうではありません。

 

私も、自分のサラリーマン時代を振り返ると、「勇み足」の連続です。上司にお伺いを立てることなく、自分の判断で話を進め、結果が出たところで、事後報告という、組織人としては、あかん!ことばかりやってきたような気がします。

 

それでも、上司の寛容に救われ、会社風土も新しい事へのチャレンジを後押しするようなところがあったので、不良サラリーマンの私も、充実した楽しい仕事ができました。たいがいは、「勇み足」で失敗だらけでしたが・・・(笑)

 

広島県の教育長の平川理恵氏は、女性初の民間出身の公立中学校の校長を経て、現在は、広島県の教育長をしています。彼女は、5月20日のオンライン会議で、学校のICT化、推進は今」という講演を行いました。そこで、こんな質問が出ます。

 

「オンライン教育をやりたくても学校が許さないという環境にある場合はどうすればいいか?」これに対し、平川教育長は、「上からの指示を待たず、多少の勇み足でもやってみることが大切。怒られたら、後で謝ればいい」と答えたそうです。いかにも、民間出身の発想だと、私は思ってしまいます。

 

保育園の子どもたちを見ていると、必ず先生に「○○してもいいですか?」ときちんと確認できる園児と、自分のやりたいことを先生の許可を得ずに勝手にやる園児と、タイプが分かれます。後者が「勇み足園児」ですね。

 

どちらの園児が、いいか悪いかは、一概には決められませんね。受け止める先生によっても、好みのタイプは分かれます。

 

しかし、おやじ園長の人生経験から言うと、「勇み足」をする人の方が、ハイリスクハイリターンの人生を送るような気がします。

 

さて、あなたが組織の上司であるならば「勇み足」の部下をどう評価しますか・・・

あなたが、教員であるならば「勇み足」の生徒児童をどう評価しますか・・・

 

どうですか・・・ここは、プラス面を見るようにしてみませんか。きっと、素晴らしいことをやらかしてくれると思いますよ。

2020年

6月

02日

睡眠を見直す

今日の寺子屋では、屋上のお花畑に、ひまわりの種をまきました。一番奥が2メートル、真ん中が1メートル50センチ、手前に1メートルの高さに成長する3種類のひまわりです。数年前に、2メートル10センチの高さのひまわりを記録したことがります。この夏は記録に挑戦です。

 

そして、子どもたちは、新しい生き物に驚きます。「モクズガニ」の飼育を始めました。日曜日に、仕掛けにかかった、体長10センチはあるビッグサイズです。子どもたちは、こんな大きなカニを食用以外では、見たことがありません。よくモズクガニと間違って言う人が多いですが「モクズガニ」が正解です。

 

実は、モクズガニは、上海ガニのことで、中華料理では美味しいダシが出ます。もちろん、保育園の給食には使いません。(笑)・・・屋上のいけすでしばらく子どもたちと観察します。

 

さて、日本人の一日の平均睡眠時間はどれくらいかご存知ですか。2018年のOECDの調査では、加盟国中最下位の7時間22分だそうです。睡眠時間が6時間未満の人が38%だそうです。OECD平均が8時間25分ですので、平均よりも1時間以上少ないのです。

 

意外にも、同じアジアの中国がおよそ9時間で第1位で、米国、カナダ、ベルギー、スペイン、イタリアの順で、国民がしっかり寝る国となっています。

 

日本人は、寝る時間を惜しんで仕事や勉強に励むのが美徳とされていた時代も過去にはありました。「24時間戦えますか」のCMの音楽は、今でも口ずさむことができますね。しかし、睡眠不足がパフォーマンスの低下や病気につながることが、今では常識となり、睡眠をどうが取るかが問われ始めています。

 

JR東海は、新幹線の運転士に「睡眠自己管理プログラム」を導入しているそうです。就寝・起床時間や勤務時間、眠気などを打ち込むと、10日分の睡眠状態が100点満点で評価され、的確なアドバイスが出るそうです。また、民間企業でも、「お昼寝」を積極的に推進していく取り組みが広がっています。

 

「睡眠不足が蓄積すると『睡眠負債』となり、仕事の能率低下や大事故につながり、命にかかわる病気のリスクを高める。睡眠不足は社会問題だ」と、専門家は警鐘を鳴らします。

 

しかし、新型コロナウイルス騒動で、プラスに作用したのが睡眠時間です。在宅勤務や時差通勤などで働き方に変化があった人の多くは、「睡眠時間が長くなった」と回答しています。

 

新しい生活様式の一つに、「睡眠時間を今までよりも長くする。まずは目標8時間」を入れるのがいいかもしれません。保育園の子どもたちも「寝て育つ」のです。

2020年

6月

01日

雑草を探究する

今日から6月に入りました。緊急事態宣言を受けて、保育園を自粛していた園児たちも、今日は久しぶりに登園してきました。大泣き園児に、意外にも泣かないで頑張った園児と、賑やかな日常が少しずつ戻ってきました。

 

今週の金曜日から、体操教室も再開します。今日は、雨でしたので、教室内で寺子屋園児は、マットやトランポリンを使って体を動かしたり、整列の練習をしました。年少の新人寺子屋さんは、まだ体操教室を1回しかできていないので、いよいよです。

 

さて、今日は、「雑草生態学」という初めて聞く学問を専門にする、農学博士の稲垣栄作さんの話です。

 

彼は、バイオテクノロジーに憧れて岡山大学の農学部に進みます。大学4年の時に、研究室で栽培していたのが、畳の原料になる岡山県産のイグサでした。ところが、鉢の底からイグサに似た雑草が生えてきます。

 

指導教官に「何という草ですか?」と尋ねると、「花が咲けば植物図鑑で調べられるから、それまで置いておきなさい」と言われたそうです。しかし、なかなか花が咲かず、イグサよりも謎が多いこの雑草の方が気になってきます。

 

植物図鑑を買って調べると、この雑草はイグサ科の「コウガイゼキショウ」と突き止めることができました。それから、稲垣さんは、「教科書を開いてもわからない雑草の不思議さに魅了されました」と、雑草学者としての第一歩を踏み出すのです。

 

その後、多くの著書を出し、活躍されています。「道草が多かったが、何一つ無駄なものはなかった。雑草額という軸を持っていたおかげです」と言います。実は、大学の時の教官は、あえて教えずに観察させることで、探究の面白さを気づかせようとしたのです。

 

稲垣さんは、この経験から「自分で学んだことこそが力になる」と実感します。現在、静岡大学の教授として、学生には「一日中観察したら…すごい発見があるかもしれないね」とアドバイスを続け、学生自らの発見に驚いているようです。

 

はい。今日言いたかったことは・・・「子どもには、いつか好奇心が芽吹く時がくると信じて、種を蒔くけど、それ以上のことは、しないで見守る」というアプローチを、私たち大人はやりたいものです。ついつい、答をすぐに教えていませんか。

2020年

5月

31日

こんな休日待ってた!

新型コロナウイルス感染拡大で、百貨店の休業も続いていました。保育園ママが仲間とアクセサリーショップを立ち上げ、あの新宿伊勢丹本店に、期間限定の催事展開で出店する話があったのですが、緊急事態宣言が解除されたので、6月にできることになったそうです。

 

新宿伊勢丹本店は、日本の百貨店の中では「敷居の高さ」ではトップクラスです。私も仕事で何度も訪れた店ですが、「○○バイヤーに負けないぞ!」と気合を入れたものです。ここで、話題を取ることができれば、いいスタートを切れます。頑張ってもらいたいですね。

 

さて、埼玉県は、25日に緊急事態宣言が解除されてから、初めての週末となりました。さいたま市内にある、伊勢丹浦和店も昨日、約50日ぶりの再開です。朝11時の開店予定を、お客様が多く来店したので、15分早めての開店となったそうです。

 

また、昨日のテレビ「アド街ック天国」の「関東懐かしの街スペシャル」で、堂々一位となった、埼玉が誇る「川越」は、蔵造りの町並みに、マスク姿の観光客がたくさん訪れたそうです。川越も、緊急事態宣言発令後はほとんどの店が休業していましたが、昨日は、約9割の店が営業している状況だそうです。

 

お店の人は、「人出も増えて少し安心できたが、例年に比べたらまだまだ全然少ない。以前のように戻れるのか心配だ」と言います。

 

さいたま市内では、各地の公園が親子連れで賑わい、盆栽の町、さいたま市北区の盆栽美術館では通常の半分の105人ほどの来館者だったものの、「しばらく家に引きこもりがちだったので、緑に触れることができてよかった」とお客様の声です。

 

こうなると、第2派が起きると、警告をする人も出てきますが、私たちの健康は、肉体的な健康と心の健康のバランスで成り立っているものです。新しい生活は、このバランスをどう折り合いをつけて、楽しい生活を取り戻すか・・・ですね。

2020年

5月

30日

学校再開に向けて

本日登園した小学校1年生の女の子・・・パパは仕事が休みでしたが、「どうしても保育園に行きたい!」と、親を説得して、笑顔で登園してきました。親の説得は、もちろん、泣いて駄々をこねたのではありません。彼女なりに、論理的な理由を並べたそうです。

 

同じ小学生の先輩と遊ぶこと。保育園の○○ちゃんの世話をすること。屋上で遊ぶこと。園長先生に小学校のことを話すこと。母親は、「保育園が居場所なんだなぁ~」とあらためて思ったようです。

 

さて、さいたま市では、いよいよ6月1日(月)から学校が再開されます。小学校では、まずは、午前組と午後組に分かれての分散登校です。さいたま市の小学校では、オンライン授業よりも、プリントでの課題が、山ほど用意されたようです。試しにオンライン学習に挑戦した小学2年生の男の子は、慣れないこともあり、なかなかついていけなかったそうです。

 

小学4年生の女子は、塾が長期休校で、今日は、オンライン授業が20時から始まるそうです。どんな授業になるのか、ワクワクしていましたが、後日感想を聞いてみます。

 

さて、新型コロナウイルス感染拡大で、休校中の学校は、不慣れなオンライン学習への挑戦であったり、家庭での通信環境が整っていないという問題であったり、学校も、先生も、保護者も、子どもたちも多かれ少なかれ、新しい授業スタイルへの混乱が見られました。

 

コロナ騒動を機に、教師の仕事はどれだけ変わるのでしょうか。オンライン学習のプラス面もマイナス面も少しはわかってきました。少なくとも、情報機器を活用することは、今後教師の仕事には、必要不可欠になってくることだけは、間違いありません。

 

ここで、気をつけなければならないことは、どんなアプリケーションを使えばいいのか?「Zoom」「YouTube」がいいの?と、方法論に走ってしまう事です。

 

まずは、自分は「何をやりたいか」「自分のクラスの子どもたちにとって、どうあるべきか」これをじっくり考えることが大切ですね。結果、やっぱり、オンラインではなく、普通の対話型授業をブラッシュアップするという結論になるのかもしれません。

2020年

5月

29日

「討論」ではなく「対話」へ

屋上にある立派な桑の木のマルベリー(桑の実)を子どもたちは、争うように収穫して摘まみ食いをしているのですが、5歳女の子と4歳女の子は、どろんこ広場のすみっこに、目立たない桑の木があるのを発見しました。

 

「チーズはどこへ消えたか」のかつての大ヒット小説を思い出しました。彼女たちは、あたらな場所を探して、冒険をしたのです。その結果、小さい桑の木ですが、二人で食べ放題となったのです。賢い二人ですね。

 

さて、私が学生の頃に「ディベート」という手法が、ブームとなりました。ある考えに対して、「賛成派」「反対派」に分かれて、討論するのです。例えば「日本のエネルギーには原子力発電が必要である」というテーマだとすれば、賛成派は、賛成の理由を論理的に並べて、論破するのです。反対派は、反対の理由を並べます。

 

当時、欧米諸国の学生は、常にディベートを練習しているので、プレゼンテーションなど、人前で話すことが得意で、日本人は口下手と言われていました。私も、少なからず、ディベートの手法に刺激を受けた記憶があります。しかし、相手を論破して負かすというやり方に、違和感を持っていました。

 

そこで、なるほど!と思う記事を発見しました。ディベートのような「討論」と話し合うことが基本の「対話」の違いです。

 

声の大きい人が有利(討論)⇔声の大きさは関係ない(対話)

違いがあれば攻める(討論)⇔なぜ違うのか?を探究する(対話)

考え方が変わらない(討論)⇔考え方が変わっていく(対話)

自分の想像の枠を越えない(討論)⇔想像を越えた新しい世界を知る(対話)

気まずい雰囲気になる(討論)⇔だんだん楽しくなる(対話)

 

どうですか・・・その通りだと思いませんか。今さかんに言われていることの一つは「お互いの違いを認める」ですね。「討論」は、相手を否定することになりますが、「対話」では、自分の意見よりも相手の考えの方が良ければ変えることもできますね。

 

さぁ~私たち大人は、子どもたちに「討論せよ」ではなく「対話しよう」を教えることが大切になってきますね。

2020年

5月

28日

「人に迷惑を掛けない」美徳

今日は、毎月恒例の「お誕生日会」です。給食の先生が心をこめて作ったケーキをみんなで頂きます。いつより贅沢なおやつとなります。寺子屋3番、年少園児の女の子は3歳から4歳になりました。「4歳だから寺子屋2番(年中)になった」と大きな勘違いをしていました。(笑)

 

さて、私が子どもの頃は、よく親から「人様に迷惑をかけてはいけないよ」と言われました。何度も何度も言われた記憶があります。たぶん、私の親だけでなく、日本人の親は、ほとんどこのセリフを我が子に言っていますね。

 

東アジアの都市を対象にしたデータで「3~6歳の子がいる母親の回答」が数値化されています。「将来・・・どういう子になってほしいか?」で、『人に迷惑をかけない』という項目の選択率です。

 

日本(東京)は66%で、ざっと2/3の母親が、我が子に「人に迷惑を掛けない子に育って欲しい」と思っています。この数字・・・東アジアの都市では断トツです。

 

台北24%・ソウル21%・北京7%・上海6%です。どうですか・・・日本以外のアジアの国々は、たぶん「人様に迷惑を掛けてはいけないよ」と子どもに教えることが、ほとんどないのかもしれませんね。

 

データにはありませんが、インド人の親はこう子どもに教えるそうです。「お前も迷惑を掛けているのだから、他人からの迷惑も許せ」と説きます。

 

日本と比較すると、人口もはるかに多く、多文化共生の国ということもありますが、説得力でいうと、インドの考え方の方が的を得ていますね。

 

日本人に刷り込まれている「人に迷惑を掛けない」美徳は、そうはおっしゃいますが、人は誰しも生きているだけで他人に迷惑を掛けています。互いの迷惑と折り合いをつけながら生きていくことで、社会の中で自分の存在を確立できているのが現実ですね。

 

「迷惑はお互い様・・・」という寛容の精神を持つことが、これからの日本に求められることかもしれません。多国籍化が進み、日本も多文化共生の国になっていくことだけは間違いありませんね。

2020年

5月

27日

リーダーシップを取るには・・・

保育園の子どもたちを見ていると、年長園児あたりは「リーダーになりたい!」とよく言います。たいがいは、リーダーになれば、みんなに偉そうに指示が出せるという受け止め方です。しかし、土曜日などに卒園児の小学生が登園すると、「威張っているだけでは、リーダーになれないなぁ~」と少しずつ感じるようになるのです。

 

さて、福岡県の筑前町では、中学生を対象にした8泊9日の高原での長期チャレンジキャンプがあるそうです。その最終日に、この体験活動を通じて、自分が学んだこと、考えたことを発表します。

 

ある女子中学生は、「リーダーシップを取るためには、みんなから信頼されることが必要だ」と語り始めました。

 

この長期キャンプのねらいは、仲間と協力し困難に立ち向かい、克服していくスキルやチャレンジ精神、自己肯定感を育成することです。登山や野外調理などの活動を通じて、日に日に子どもたちが変わっていく姿がわかるそうです。

 

彼女は、こう続けます。「スタッフや学生ボランティアの皆さんを見ていると、陰でたくさん働いて、みんなから知らず知らずのうちに信頼されていることに気が付いたからです。だから、私もみんながやりたがらない仕事や役割を進んで行うようにしました」

 

こういったキャンプは、「安全に活動すること」と「困難を伴う活動をすること」を両立させないといけません。リスクとリターンのバランスをどこで折り合いをつけるかが大切になります。

 

そのためには、スタッフの事前準備や事前調査は欠かせません。そんな、表に見えない様子を、中学生には、信頼につながる行動と受け止められたのです。

 

では質問します。「あなたの考えるリーダーシップとはどのような行動ですか?」

 

はい。これには、1つの答えはありません。この中学生は「みんなから信頼されること」と考えましたが、人によって、答えは色々ですね。どうやら「声が大きいだけで威張っている人」は、リーダーとしての資質には欠けるようです。(笑)

 

私たち大人は、子どもたちに「リーダーシップとは?」を自分で考えることができるような経験を積ませたいですね。

 

保育園ホワイトきゃんばすの「サマーキャンプ」も、そんな経験を子どもたちにしてもらいたいと思っています。毎年7月末に1泊2日で行っていますが、緊急事態宣言が解除された今、世の中の状況が明るくなってくることを祈って、6月中旬に、決行するかどうかの結論を出します。

 

園長は、やりたくて仕方ありませんが、リスク&リターンを冷静に考えます。

2020年

5月

26日

闘争心

今日は、屋上ファームで、今年初めての「きゅうり」の収穫をしました。3本の少し曲がったきゅうりです。初物ですので、みんなで少しずつ切って、塩をかけて、とれたてをいただきます。これは、最高の贅沢です。今年のきゅうりは、順調に育っているので、夏にかけて、ガリガリと子どもたちのおやつになります。

 

そして、お昼は、「青空給食」を行いました。心配された雨も降らず、青空とはいきませんでしたが、屋上で、カレーライスをモグモグ・・・ファームで収穫した玉ねぎを使用しました。カレールーは、香辛料の組み合わせで絶妙な味と言いたいところですが、「○○モンドカレー甘口」です。それでも、おかわりラッシュで、食がどんどん進む子どもたちです。

 

通常の給食と違う「非日常感」が、子どもたちをワクワクさせるのは、言うまでもありませんが、今回の「青空給食」も大成功です。

 

さて、今日の寺子屋は、園長が大好きな「闘争心をあおる・・・」30メートル走のタイム測定です。「誰が一番足が速いのか・・・」ずばりタイムが出ます。「勝った負けた」が明らかになります。

 

しかし、寺子屋園児全員が、メラメラとライバル心を燃やすのではありません。運動会を何度も経験している年長園児が、一番の「火花バチバチ状態」です。(笑)

 

1回走って、納得がいかないと「園長先生・・・もう一回記録をはかってください」と言ってきます。30メートル走のタイムは、個人別に教室に貼り出すので、字が読める年長園児にとっては、さながら、民間企業が「売上達成高をグラフにして社員のやる気を鼓舞する」ような効果となります。前に測定した、卒園児の小学生の記録も合わせて載せているので、年長園児は「小学生に勝った負けた」で、大騒ぎです。

 

これが、年中になると、ざっと半分の園児が、「がんばる人が、がんばればいい・・・」という感じになります。しかし、年中園児の1位と2位の差が、わずか9/100秒となると、二人のライバル心が燃えたぎっていました。(笑)

 

そして、年少3歳児では、全員笑いながら、となりの園児を見ながら走るので、とてつもなく遅い記録となってしまいます。

 

今日の30メートル走の目的は、今日の記録をこの1年かけて、次々と更新していくことです。かけっこが速い遅いには、個人差がありますので、一番の目標は、昨日までの自分です。

 

でも、これだけでは、きれいごとの教育方針です。子どもたちが、大人になるまでには、競争がない世界などありません。自分との戦いだけでなく、当然、ライバルとの戦いが重要になり、勝つことも負けることも、子どもたちの成長につながっていきます。

 

今日の寺子屋では、温度差がありましたが、「闘争心」に火がついた園児は、間違いなく伸びていくのです。

2020年

5月

25日

一汁一菜でいいんです

屋上ファームで収穫した玉ねぎを保育園の入口に吊るしました。給食用ですが、子どもたちには「すごーい」とインパクト大です。そして、スイカ畑に、カラス除けのネットを張ります。5歳男の子が、園長の助手になって手伝ってくれます。結束バンドをギュッと締める感覚が、たまらないようです。今年は、小玉スイカの苗を8つ、砂場側のファーム全面をスイカ畑にしました。本気で、目標20個を狙います。

 

さて、本日、ここ埼玉県など、5つの自治体の緊急事態宣言が解除されました。とはいえ、明日から休校中の学校がすぐに始まるのではなく、在宅勤務が全面解除で通勤ラッシュが戻るのではなく、少しずつ日常へ向かっていきます。

 

新型コロナの感染拡大は、食生活にも大きな影響を及ぼしています。ずばり、食事を作るママの負担が増大したことです。テレビでは、「こんな料理を作ってみました」のような、まるでレストランで食べるようなインスタ映えする料理が目立ちました。このレベルが、家庭料理の基準になったら、世のママたちは、たまったものではありません。

 

料理研究家の土井善晴(どいよしはる)さんは、2016年に「一汁一菜でいいんです!」と、著書で提案しました。土井さんは、日本には、民俗学者の柳田国男さんが言った「ハレ」と「ケ」という生活習慣の概念があります。神様に祈り、感謝するような特別な日の「ハレ」の料理と違って、家庭料理は日常である「ケ」です。毎日の食卓が華やかである必要はないといいます。

 

料理をして食べることは、生きるための基本の行為です。これが、ママにとって、何かに強制されたり義務感で料理をしたりするのは、生きることまでつらくなってしまいますね。

 

一汁一菜とは、ご飯を中心として、汁と菜(おかず)を合わせた食事の形のことです。戦前や、戦後間もない頃の庶民の生活は、おかずがないことも多く、ご飯、みそ汁、漬物で一汁一菜という形になっていました。

 

土井さんは、「自分自身が核になるものを持っていれば、自信が持てるし、もっと自由になれる。そう考えたのが『一汁一菜』という提案でした。いわば『食の初期化』と言えますね。これは持続可能なスタイルです」と語ります。

 

ご飯を炊いて、具だくさんのみそ汁を作る。具は何でもいい。あとは漬物・・・料理の上手下手もないし、作り手に男女の関係もない。一人でもできますね。とても簡単に思えますが、これは決して手抜きではありません。

 

一汁一菜という基本があれば、そこから、無理なく自分の料理を発展させることができ、忙しい時は、「食の初期化」をすればいいのです。

 

「多様性のある社会とは、漠然といろいろなものがある状態というより、多様な価値観が人の心にあり、それを受け入れる能力を持つ社会だと思います。そのためには、共感する力、人の気持ちがわかるイマジネーションが必要です。料理を作って食べることは、例えば、家族や友人との関係性を深め、失敗を含めた無限の経験が蓄積され、自分の感性も磨かれる。それが、イマジネーションのもとになっていくのです」という土井さんの言葉は、おっしゃる通り!ですね。

 

どうですか・・・一汁一菜の料理を手を抜かないで作る・・・素敵な日常ですね。

2020年

5月

24日

お金より幸せを求めて富良野へ

今朝の新聞の日曜版に、あの名作ドラマ「北の国から」が取り上げられていました。私の琴線がビビット反応します。(笑)

 

「北の国から」の最終回を見終わって、バックパッキングスタイルで、そのまま上野発の夜行列車で北海道へ旅立った高校生の私は、富良野を目指しました。ドラマの舞台となった廃屋で、たまたま北海道新聞の取材で訪れていた、黒板五郎を演じた田中邦衛さんと純こと吉岡秀隆さん、蛍こと中嶋朋子さんと対面、当時小学生だった蛍を思わず、抱っこしていました。(笑)

 

このブログでも、何度も語っていますが、「北の国から」は北海道富良野市を舞台に、一家の姿を描く連続ドラマとして、1981年10月に始まりました。あの「なめ猫」がブームになった年です。脚本は、あの倉本聰さんです。

 

「水道の蛇口がどこにもないんです」「水道そのものがないんですよ」・・・初回、これから住む廃屋での純と五郎の会話です。24回のドラマは、社会現象も起こしました。「時代に背を向けたわけではなく、お金でなく知恵を出して新しい物を創ろうとした」と、倉本さんは語ります。

 

ドラマは、富良野の大自然と向き合いながら生きる姿を通し、本当の幸せとは何かと問い続けます。私は、酒の席で酔って「北の国から談義」となると、様々なシーンを語りながら、止まらなくなってしまいます。私だけでなく、「北の国から」に魅せられてしまった人たちは、みな時を忘れてしまうようです。(笑)

 

今年3月の卒園式での、卒園児父のスピーチです。「園長のブログを読んで、北の国からファンであることを知り、息子を入園させることを決めた」と語ってくれました。彼の持論では、「北の国から」を愛する人間に悪い人はいないということで、素直に嬉しかったですね。

 

記憶に残る名場面「’87初恋」のラストシーンを思い出します。中学を出て上京する純が、乗せてもらったトラックの中で、運転手から封筒を渡されます。「金だ。いらんっていうのにおやじが置いていった」。中には、五郎の指の泥がついた1万円札が2枚。「オラは受け取れん。お前の宝にしろ」。純がその1万円札を見ながら、涙を流すシーンは、思い出すだけでも、涙がこみ上げてきます。

 

止まらなくなるので、ここらへんでおしまいにしますが、もしあなたが「北の国から」を知らないのなら、だまされたと思ってみてください。

2020年

5月

23日

片道通行の動画教材

今日は、土曜日ですので、卒園児の小学生が4人登園しました。動画教材の配信を活用しているか?を聞いてみると、タブレットで、学校や教育委員会が作成した、動画教材を見ているとのことでした。

 

学校休校で、多く報道されるのは「オンライン教材を作った・・・活用した・・・」という内容です。

 

しかし、大学のゼミや学習塾などの少人数での場合は、ズームなどの双方向のオンライン授業が可能ですが、小学校、中学校単位となると、片道通行の動画教材の活用となってきます。

 

ある先生は、「動画教材の作成で一番のネックは、子どもたちの反応が分からない」と言います。ベテランの先生になれば、子どもたちの顔色を見ながら、授業を進めていくのがルーティンになっているでしょうから、動画での授業は非常に難しいものだと言えます。

 

ここにきて、動画作成上のコツがわかってきたようです。まず、動画で「授業」をするのではなく、「学習支援」のツールとすることです。例えば、社会科の授業だと「この歴史的背景は・・・云々・・・」と授業形式を意識するのではなく、「教科書○ページのどこをどのように学習するか」を伝えるような動画にするのです。

 

次に、動画の時間は10分以内だそうです。これは、日頃「YouTube」を見慣れた子どもたちは、10分以上集中することは難しいからです。

 

片道通行ですが、1回は揺さぶりを入れます。例えば、「世界中の国旗で一番使われている色はなんでしょうか」と問うことで、子どもたちは、熱中して考えだします。

 

ちなみに、国旗で一番使われている色ベスト5は、1赤・2白・3緑・4黒・5青だそうです。日の丸は、もっとも使われている色ナンバー1とナンバー2ということです。

 

すでに、学校が再開されたところが多くなり、動画での授業機会は減っていきますが、今後は、動画で相手に伝えるポイントとして、このようなやり方が有効かもしれませんね。

2020年

5月

22日

再開した学校は・・・

昨日は、夏の高校野球が中止の報道がありました。高校生が、春夏連続中止を受けて、冷静に、今後のことを考えるには、少し時間が必要です。甲子園で活躍した、プロ野球選手から多くのコメントが出ていました。その中で「私たち大人ができること・・・」という発言が目立ちました。

 

私たち大人は、人生経験もあり、少し知恵もありますね。若者たちが「夢も希望もない未来・・・」と絶望する人生ではなく、今まで積み上げてきた練習を生かす場所を作ってあげないといけません。自分の思い通りにならないのが人生ですが、今までの努力が報われる人生を演出するのが、私たち大人の役割です。

 

さて、ホワイトきゃんばすのある埼玉県さいたま市は、小中高校の休校が続いていますが、緊急事態宣言が解除された自治体では、学校再開の動きが加速してきました。

 

小学校では・・・高学年と低学年の児童が手をつないで登校することがなくなったり、休校中に家庭学習用のプリントを学校から渡されていたものの、子どもは家では集中できないので、学校再開はありがたいという親の意見が多いようですね。

 

そして、子ども同士の対話を重視し、全ての教科でグループによる討議や、机をコの字形に並べ、互いに向き合って発表するような、アクティブラーニング型の授業を積極的に導入している小学校では、飛沫による感染リスクを低減するために、「全員が前向きに座って授業を受ける」スタイルに戻らざるを得ないそうです。

 

児童からは「授業中にみんなと相談できないからつまらない。自分の考えが合っているのか確かめられず、心配になる」との意見も。教員も「みんな静かで、理解しているのかどうか反応を拾いにくい。従来の授業ができない中で、どうすれば理解を深められるのか試行錯誤している」と語ります。

 

中学校でも・・・「本来なら隣同士の意見交換や班での話合いをさせたい。でもリスクを考えると難しい」と語る教員。英語の授業では、教員も生徒もマスクを着け、ペアで発音練習をするときは距離をとる。そのため、声が聞き取りにくく、盛り上がりも今ひとつだそうです。

 

「授業は全体的に座っている時間が長く、凄く疲れる」と生徒は語ります。給食の時間も同じ方向を向いて、会話は控えなければならないので、約2カ月ぶりの給食にもかかわらず、教室は静まりかえり、「なんか食べた気がしない」そうです。

 

中学3年生の生徒は「学年の変わり目で休校になり、受験生としての実感がわかない」「模試や民間試験などを受けられず、自分の学力がどのレベルなのかわからない。高校受験がものすごく不安」と言います。

 

一気に各教科の内容を詰め込み、進路指導を急に進めても、子どもたちの気持ちがついていかないでしょうね。

 

子どもたちも先生たちも、今まで経験したことがないような事態になっています。でも、あせらず、何が子どもたちにとって一番いい事なのか・・・小学校、中学校、そして学年で対応が違ってくるでしょうが、必ず道は開けると信じて、前を向いてほしいですね。

2020年

5月

21日

危機を教材にする

埼玉県は、いつのまにか「首都圏連合艦隊」となっておりまして、国の基準である、直近1週間で、10万人当たりの感染者数0.5人を下回っているにもかかわらず、緊急事態宣言が解除されることはありませんでした。

 

東京も本日、基準を達成したのですが、神奈川県が未達という結果での今回の見送りに、スッキリしない感じもしますね。企業に例えるなら、予算達成したにもかかわらず、給料ダウン、ボーナス削減みたいなものです。

 

国をあざ笑うかのように、具体的な数値目標を掲げて、それをクリアし、いち早く経済の立て直しに舵を切る大阪府とは大違いです。

 

さて、休校で混乱する学校ですが、今日は、この危機を逆手にとって教材にしようという話です。題して「コロナに学ぶ国語・算数・理科・社会」です。

 

理科は、今回の病原菌はウイルスであって、細菌ではありません。細菌には細胞膜があり、自力で増殖しますが、ウイルスに細胞膜はなく、自力で増殖できません。生物学者の従来の定義からすれば、ウイルスは生き物ではないのです。これを題材にして「生きているとはどういうことか」というテーマを考えるのはいかがでしょうか。

 

算数は、感染は「再生産数」が1以上になると拡大し、1未満が続けば収束に向かっていきます。「再生産数」の求め方はどうするのでしょうか。

 

社会では、アメリカで感染者が増え続け、死者も多いのは、国民皆保険制度がなく、安心して医者にかかることができない患者が大勢いるからです。社会保障が充実していれば、人の命を救うことができるのです。ここは、社会保障の意味を考えるいいチャンスですね。

 

最後に国語です。ウイルスとの戦いの中で、各国の首脳は国民に協力を呼び掛けていますが、首脳によって、心に響く語り掛けができる人と、できない人がいます。「相手の心に届く」コミュニケーションとは何か、考えてもらいましょう。

 

どうですか・・・こんな授業ができたら、子どもたちの「考える力」は、ぐんぐん伸びていくでしょうね。

 

はい。これは、ジャーナリストの池上彰さんの提案でした。さすがですね。

2020年

5月

20日

「幸せ」のお告げ・てんとう虫

朝まで降っていた雨が上がり、今日は屋上遊びができました。水たまりがいっぱいの屋上は、小さい園児にとっては最高の水遊び場となり「全員お着がえ!」となるのです。(笑)

 

さて、ファームのじゃがいも畑では、てんとう虫の成虫と幼虫とサナギが全員集合です。今日は、そんなてんとう虫の話です。

 

てんとう虫は、鳥などの動物に襲われた時に、脚の関節から黄色い液を出します。人間に捕まって、手のひらの中で黄色い液を出された経験を持った人も多いかと思いますが、この液はアルカロイド系の成分で、毒性もあり苦くて、「まずくて食べられない」と相手に伝わるようです。

 

でも、不思議ですね。普通は、トカゲやカエルのように、保護色といって、土の上では茶色に体の色を変えて、敵から目立たなくするのが、多くの生き物に見られますが、てんとう虫は、赤くてとても目立ちます。

 

実は、この目立つ模様は「食べてもまずい」という印象を覚えられやすくする「警告色」の役割だそうです。鳥には、葉の上にいる「真っ赤で目立つ」てんとう虫は、食べてもまずいという学習効果となっているのです。これも、生きるための知恵ですね。

 

そんなてんとう虫は、「幸せ」のお告げとも言われています。最後は、ちょっとだけ幸せな気持ちになってもらいましょう。(笑)

 

てんとう虫を見つけたあなた・・・

 

てんとう虫が身体に止まると幸せになれる

てんとう虫が手に止まると一年以内に結婚する

夫婦に子どもを授けてくれる

男女で一緒にてんとう虫を見つけると両想いになれる

病気のときにてんとう虫が止まると、病を持っていってくれる

悩みをどこかに持っていってくれる

てんとう虫が家の中にいたら、星の数だけお金がやってくる

 

どうですか・・・外を歩く時には、てんとう虫を見つけたくなりましたか。

2020年

5月

19日

世界のスーパースターへ

今日は雨でしたので、久々に教室内でミニ運動会をしました。寺子屋園児が参加します。勝ち負けを争うので、子どもたちの性格が表出します。感情を表に出すタイプもあれば、悔しさを心にしまいながら闘志を燃やすタイプ・・・3歳児は、ルールの把握にあくせくします。こうしたミニゲームでも、子どもたちの成長過程を一人一人把握し、明日の保育につなげていくのです。

 

さて、私の愛読雑誌「AERA(アエラ)」は、社会情勢を的確に表現する、まじめな社会派の情報誌です。今週号は、プロレスラー中邑真輔(なかむらしんすけ)選手が表紙を飾りました。ここからは、少しマニアックな話になります。

 

中邑選手は、アントニオ猪木さんが創設した新日本プロレス(日本では最大のプロレス団体)に、スーパールーキーとして破格の扱いで、日本武道館でデビューし、最年少で、新日本プロレスで最も権威がある「IWGPヘビー級」王者となりました。

 

しかし、当時は、総合格闘技ブームの真っ最中で、「プロレスラーなんて、本当はたいして強くなくて、格闘家の方が強い」と言われる中で、新日本プロレスもプロレス界全体も暗中模索状況でした。

 

そこに、新日本プロレス代表として、中邑選手が総合格闘技のリングに送り込まれます。プロレスファンは、「プロレスこそ、世界で一番強い格闘技」と信じてやまない風潮があり、そこで、総合格闘技ルールで、キックボクサーの強豪選手に勝利し、一躍プロレスファンの救世主となります。

 

しかし、新日本プロレスのスターとして君臨した中邑選手は、2016年に新日本プロレスを退団し、アメリカの世界最大のプロレス団体WWEに移籍します。

 

WWEという団体は、実力よりもエンターテイメントの色合いが強い団体で、そこが、アメリカ人の心をつかむのですが、試合内容を重視する日本のコアなファンには、少しばかり色メガネで見られるところがあります。

 

しかし、中邑選手は、海を越えてもファンを魅了し始めます。海外ファンからは「swag(ヤバイ)」と言われ、アメリカ興行では大きなコールが起きました。

 

日本でのラストマッチで中邑選手は、こう言いました。「物語はずっと続いていくから、さよならは言いません」

 

そして、今では、世界のWWEで、ストロングスタイル旋風を巻き起こし、スーパースターへの道を着実にものにしたのです。

 

あぁ~こんな日本人が、どんどん世界へ羽ばたいてほしいですね。あぁ~うらやましい!そして、頑張れ!です。

2020年

5月

18日

子どもにコロナをどう伝える?

この週末は、首都圏含めて街に活気が少しずつ戻ってきたようですね。「油断するとまた感染拡大する!」と警鐘が鳴らされますが、我慢ももう少しです。

 

さて、私たち大人は、子どもたちへ、今回の新型コロナウイルスの話をどう伝えているでしょうか。「コロナだから○○してはいけない!」を連発しているかもしれませんね。

 

この問いに、イタリアのミラノ子どもミュージアムが出版した「好奇心を持った男の子と女の子のための銀河コロナウイルスガイド」は、示唆に富む答えを示しています。

 

和訳を読んでみましょうか・・・

 

「好奇心(興味)は、勇気よりも強く、恐れに打ち勝てる」

この物語は中国の揚子江の向こうにある「武漢」とう町で生まれました。

この町に住む、李文亮というお医者さんが、重いインフルエンザの患者からおかしな症状をみつけました。

 

興味に駆られた彼は、データを集めて研究し、数日後、新しい伝染病に対する警告を発することを決心しました。

 

医師たちと科学者たちは、すぐに研究を開始し、原因をつきとめました。私たちの肺の中のもっとも小さな部分にまで入り込む、とても小さな微生物です。その名は、Srs-CoV-2、またはコロナウイルスとも呼ばれています。

 

コロナウイルスはどのくらい小さいのでしょうか?針の先ほどの点の中に、ちょうどフィレンツェの人口と同じくらいの、35万ものウイルスが住めるくらい小さいのです。

 

わたしたちの国では、コロナウイルスはあっというまに、スターになってしまいました。ラジオでTVで、新聞で、大人達はそのことばかり話しています。ついには、学校もお休みになりました。

 

友だちと出かけられないのはおかしいことですが、それでも重要なことに、たった1回のくしゃみや握手で病気になってしまうからなのです。科学者たちは、ウイルスが閉じられていて、人の多い場所で広がっていると言っています。言葉も出身も年齢も関係なく、全ての人の安全のために重要なことなのです。

 

ウイルスがこれ以上人から人へ広がることを防ぐために、科学者たちと医師たちは夜も昼もウイルスを打ち負かす方法を研究しています。怖がる必要はありませんが、よく注意してくださいと言っています。いくつかの小さな習慣を守ることでウイルスの広がりを防げます。予防の習慣です。

 

①水と石鹸でよく手を洗うこと。②くしゃみをするときは、ちり紙や腕で口をふさいで、そのあと手を洗うこと!③閉じられていて人の多いところに行かないこと。④目や鼻や口といった、ウイルスが身体の中に入り込みやすい場所にさわらないようにすること。⑤使ったちり紙はすぐに捨てること。⑥もし熱が出たり、のどが痛かったり、インフルエンザっぽく感じたら、自分や周りの人が危険にならないようにすること。家で安静にしていること。

 

ずっと友だちと会わないでいられるかって?

きっと、もうすこし時間がたてば、いつもの生活にもどれるように、科学者たちががんばってくれることでしょう。それまでの間は、創造性を発揮してください!もうすでに、世界中のたくさんの若者たちが、直接手を触れたり、ハグすることなしに、楽しんだり挨拶できる方法を発明しています・・・あなたたちは、どんな挨拶のしかたを発明しますか?

 

どうですか・・・とても分かりやすい内容ですね。コロナウイルスの予防法だけでなく、解明に取り組む人の勇気や知恵を伝えています。

 

私たち大人は、子どもたちに何を語り、伝えるのか・・・私たちの創造性と見識が問われるのです。

2020年

5月

17日

廃棄される野菜

保育園の屋上ファームの野菜が順調に育っています。目立たないですが、じゃがいもの花はよく見ると美しいですね。ミニトマトも小さな実をつけ始めました。インゲン豆は、種を植えて5日目には芽が出て、ぐんぐん成長しています。

 

保育園の野菜は、給食に使いますが、ほとんどが各家庭へのお土産です。先日も、野菜が苦手な男の子の家庭で、ママ曰く「絶対に食べないだろう」と思っていた絹さやエンドウをシンプルに茹でて出すと、マヨネーズをかけてバクバク食べたそうです。

 

子どもたちが、自分で種を蒔き、収穫した野菜の魅力をあらためて感じます。そして、保育園のファームで収穫した野菜は、廃棄ゼロです。

 

東京都足立区のある農家は、約15年前から、給食向けの野菜を化学肥料を使わない葉物野菜やナスを、区内の小中学校約50校に納品しています。経営という観点でみると、学校給食の契約を確保することで、安定した収入が得られるはずなのに、まさか、3カ月も休校が続くことなど考えもしなかったでしょう。

 

3月には、約1.5トンの野菜を廃棄し、4月には、約1トンを廃棄したそうです。もちろん、様々な販売先を模索したようですが、この短い期間で、給食ルートを確立した農家にとっては、これだけの廃棄を避けることができなかったのです。

 

感染拡大後、廃棄寸前の食品の買い手を探すインターネット掲示板に、悲痛なメッセージが連なります。「助けてください」「食べ物を捨てたくない」など。テレビなどでは、高級食材をお手軽にしたパック販売が即完売のような報道がされていますが、「利益なしの特別価格で販売します」とサイトに書き込んでも引き合いのないことが多いのが実態のようです。

 

保育園のファームの野菜を眺めながら、コロナウイルスをきっかけに、「食品ロス」の問題への関心が高まり、廃棄される食品が減ることを願いたいものです。

 

新しい生活様式の1つは、「食品ロスを出さない生活」ですね。

2020年

5月

16日

トリアージ

今日は朝から雨の天気予報でしたが、雨の降り始めが、少し遅れてくれたので、屋上遊びができました。子どもたちは、真っ先に、マルベリーのつまみ食いです。(笑)

 

そして、赤ちゃんカメの里親が一家族決まりました。1歳の双子女子のパパが、カメに釘付けの我が子の姿を見て、「よし飼おう!」となってくれました。もらわれた子ガメがどんな成長をしていくのか・・・結局は、世話をするのはパパママの仕事になりますが、明日には、ホームセンターで飼育ケースなどを購入するようです。

 

さて、「トリアージ」という言葉をご存知ですか。阪神淡路大震災の時に、この言葉が日本でもよく使われるようになったようですが、一刻一秒を争う救急医療の現場では、患者の重症度に基づいて、治療の優先度を決定して、いのちの選別が行われています。これを「トリアージ」と言います。

 

つまり、助かる見込みのない患者や軽症の患者よりも、処置を施すことで命を救える患者を優先するというものです。救急隊員同士の意思疎通や状況共有のために、黒・赤・黄・緑の各色で処置の優先度が示された「トリアージ・タグ」が実際に使われるそうです。

 

なんだか、いのちの選別という言葉を聞くと、やるせない気持ちになりますね。全てに平等な命のはずなのに、救急医療の現場では、こういった取組みで、救える命を助けているのです。

 

緊急事態宣言が解除された自治体では、学校の再開も始まりました。まだ休校中の学校においても、いずれ来る「再開の日」に向けて、教育現場をどうたて直していくかを考えた時に、救急医療現場の「トリアージ」と同様に「何を優先させるのか」という判断が求められます。

 

これまで、日本の学校教育は、教育界の内外から寄せられたさまざまなニーズに応えるために肥大化を続けてきました。それが、結果的には、学校現場を多忙化させ、教員の自信をも失わせることにつながったとも言えます。

 

今回のコロナ騒動で、皮肉にも「優先順位」を大胆につけていかねばならない状況となったのです。

 

さぁ~子どもたちの笑顔のために、何を優先させて、何を思いきってやめてしまうか・・各学校の判断力に期待したいですね。

2020年

5月

15日

教員の自信

5歳女の子は、マルベリー(桑の実)が大好きです。昨年までは、サルのように高い所にかけ登り、自分だけ食べていたのですが、今日は、みんなのために、マルベリーを収穫してくれました。これも成長の証ですね。

 

屋上では、マルベリーのつまみ食いシーズンがスタートし、今日も子ガメが生まれていました。これで4匹の赤ちゃんカメが誕生です。

 

さて、「能ある鷹は爪を隠す」というべきか、「自分は凄いんだぞ!」と人前で言うことがカッコ悪い文化で育った日本の子どもたちは、世界と比較すると自己肯定感が低いと言われています。

 

実は、2018年OECDのデータから、日本の教員もあまり自信がないという結果が出てしまいました。

 

「自分の仕事ぶりに満足だ」という中学校教員の割合は、日本の場合は、ほぼ半数でしかなく、世界と比較すると、断トツの最下位です。他国では、8割9割が「満足している」です。

 

日本の教員は、労働時間が最も長い、つまり頑張っているにもかかわらず、自分に対する自信は際立って低いのです。謙虚な回答といえば、聞こえはいいですが、他国と30~40ポイントも差があるのは、なぜなのでしょうか・・・

 

今回のコロナ騒動で、世の中が混乱している一つの要因は、日本は「学校依存」が大きいということです。本来、社会全体で子どもを育てる環境が理想ですが、学校で働く教員は、「授業を教える」こと以外に、様々な業務を担っています。保護者対応に、地域対応。そして、中には、経験のない競技の部活指導を任されることもありますね。

 

やっぱり、日本の先生には、自信と自尊心を高く持ってもらいたいですね。そのためには、どう学校が変わらなくてはいけないのか・・・他の国のマネではなく、日本らしい新しい学校組織の構築に向けて、今まさに転機なのかもしれませんね。

2020年

5月

14日

発酵食品パワー

何と、今日もミドリガメの赤ちゃんが2匹・・・ミドリガメのおうちのいけすで、プカプカ浮いていました。甲の大きさ3センチのかわいい3匹が、保育園の飼育ケースに集合しました。

 

秋にメスが土の中に産卵し、卵のまま越冬したのでしょう。4月か5月に土の中でふ化した子ガメが、いよいよ地上に出てきて、いけすの中に飛び込んだのでしょう。明日もまた、赤ちゃんカメが出てくるかもしれません。

 

今日から、子ガメの「里親」を募集しています。園児たちは、「飼いた~い」と言いますが、ここは保護者の判断です。カメを飼う生活を始めるのもいいかもしれませんね。

 

さて、私の長女が、先日「レモン酢」を作っていました。これで、健康とダイエットの二兎をものにしようという考えです。今日は、発酵食品パワーで、コロナをやっつけよう!という話です。

 

しょうゆ・みそ・酢・みりん・納豆・漬物・カツオ節・ヨーグルト・チーズ・パン・日本酒・焼酎・ワイン・・・もう挙げればキリがないほど、私たち日本人の食生活は、発酵食に囲まれています。ご存知のように、乳酸菌や麹菌などの微生物や菌の働きによって栄養成分が増え、素材のうま味がアップ。さらには、腸内環境を整えて免疫力を高め、健康や美容にも効果的とくれば・・・発酵の力は、とにかく凄い!のです。

 

人類と発酵の付き合いは非常に長いのですが、最古の発酵食品といわれるのが「酒」ですね。発酵食品が発達した主な理由は、食材の保存のためです。人間は食いだめも冬眠もできないので、その土地の食材が使われた発酵食品が広がったのです。

 

発酵を促す微生物は、大きく分けて3種類だそうです。乳酸菌や納豆菌などの「菌」、麹をはじめとした「カビ」、そしてビールやパンに使われる「酵母」です。この発酵のメカニズムは、私にはよくわかりませんが、「時がおいしくさせる」という過程が、なんともロマンを感じますね。

 

日本のように高温多湿な場所では、発酵食品が多様さを生み出し、1000を超える発酵食があるといわれています。「微生物・食材・風土」という3つの要素が複雑に絡み合っているのが魅力でもあり、郷土食に発酵食材が多く使われているのも、その場所で生きる微生物を使って、そこで採れる食材を土地の気候で発酵させる・・・ますます食べたくなりますね。(笑)

 

発酵食品を多く食べる習慣で、美味しさと健康の二兎を追うことにしませんか。

2020年

5月

13日

偉大なるアマチュアの力

屋上のマルベリーこと桑の実が、何粒か赤黒くなってきました。いよいよ、つまみ食いシーズンに突入です。マルベリー・ビワ・ミニトマト・きゅうりと、夏にかけて子どもたちの食欲が止まりません。今年の夏は、ブルーベリーが食べられるかもしれません。

 

さて、私がまだ20代の頃、電通出身で、あのソニーのウオークマンの企画にかかわったプランナーの研修を受けたことがありました。食にかかわる、様々なことを学んだのですが、この先生が「アマチュアこそ最強だ!」とよく言っていました。

 

つまり、プロになると、「ヒト・モノ・カネ」を意識した仕事になるので、どうしても、型にはまったものになるけど、アマチュアは、何も考えずに、やりたいことをとことん追求するので、素晴らしいものや、ことが開発される可能性があるということです。

 

例えば、科学的発見に重要な寄与をしたアマチュア研究者はたくさん存在します。専門家や偉い大学の先生は、研究室に閉じこもってあまり外に出ないひとも多いですね。

 

自然科学の分野では、フィールドに出て、本当の自然と直に対話しているのはアマチュアかもしれません。注意深い観察と、粘り強い継続と、幾度とない落胆を繰り返しながら、それでも、アマチュアは諦めません。

 

ハブが潜む沖縄北部のヤンバルの密林の中から、日本最大の甲虫、ヤンバルテナガコガネムシを発見したのも・・・寒空の下、一晩中天体を観察し、突如現れたイケヤ・セキ彗星を発見したのも・・・常磐地方の地層を丹念にしらべて、日本最大の海竜フタバスズキリュウのほぼ完全な形の化石を発見したのも・・・すべて、アマチュア研究者たちの執念のたまものなのです。

 

今日も、屋上で、飽きずにダンゴムシを探し続け、クマバチの採集に夢中になる園児たちを見ていると、これぞ、アマチュアの偉大なる探究心と執念と言えるのかもしれません。将来、すごい発見をしてくれることを期待しましょう。(笑)

2020年

5月

12日

カメが生まれました

今日の寺子屋は、屋上ファームにスイカの苗を植えました。子どもたちにとっては、「スイカ=夏のプールでスイカ割り」が、イメージとして深く記憶に残っています。売っているスイカの方が、多分おいしいのでしょうが、スイカ割りをした後のキンキンに冷えたスイカは、格別に「うまい!」のです。

 

スイカは、簡単に栽培できる果物ではないので、毎年の出来は、運しだいですが、今年は、実が大きくなる前に、しっかりとネットを張って、カラスに食べられてしまうのだけは、防ぎたいと思っています。

 

さて、今日は屋上で大事件が起きました。4歳男の子が、「ミドリガメのおうち」のいけすに、「赤ちゃんカメがいる!」と大騒ぎです。プカプカと浮いているかのように、必死に泳いでいました。カメも生まれたばかりは、泳ぎが下手で、おぼれることもあるそうです。

 

体長3センチの「かわいい」ミドリガメこと、本名「ミシシッピアカミミガメ」です。かつては、夏まつりの屋台で、このカメがよく売られていました。金魚すくいならぬ「カメすくい」なんていうのもありましたね。

 

しかし、この緑色のかわいいカメが、数年の後に、どんどん大きくなって、荒々しいカメになっていくのです。耳が赤くなるので「アカミミガメ」というのですが、買えなくなったアカミミガメを川や沼などに放流する人が増えて、今では、日本で一番繁殖するカメとなったのです。

 

実は、昨年夏に何個か卵を産んだので、水こけを入れた容器で羽化を試みるも失敗です。この赤ちゃんカメは、秋に土の中に産んだ卵が、夜中にふ化した。もしくは、お腹に卵を持ったメスが、冬眠から覚めた3月に土の中に産卵しふ化したか・・・どちらかです。ミドリガメは、一度に平均6~8個の卵を産むといわれているので、明日にも、別の赤ちゃんカメが生まれるかもしれません。

 

しばらくは、保育園で、子どもたちと成長を観察しながら飼うことにします。大きくなったら、屋上のいけすで暮らします。

 

こうなると、どろんこ広場にある「カメ池」でも、ニホンイシガメやクサガメの赤ちゃんが泳いでいないか、期待が膨らみますね。

 

保育園で生まれた赤ちゃんカメです。ハッピーバースデー♪です。(笑)

2020年

5月

11日

「一緒に食事」が大切

昨日は母の日でしたね。連絡ノートには、それぞれの家庭でのそれぞれの「マザーズデー」が記されていました。保育園で子どもたちが作ったママへのプレゼントは、紙皿を重ね合わせて、子どもたちが絵を描いたレターケースです。ママ達が喜ぶ姿が想像できますね。パパも一枚噛んだサプライズも多かったようです。

 

さて、私が働いていた会社は、食品会社でしたので、若い頃は、当時の上司に「一人で空腹を満たすための食事は、エサと同じだ。俺たちは、食べ物にかかわる仕事をしているんだから、他人と一緒に会話も楽しみながら、食事をしなさい」と、よく言われたものです。営業活動で次のアポイントまで時間がない時に、駅の立食い蕎麦をかき込んでいる時は、「これって、エサかな?」なんて、思いながら食べていました。(立ち食い蕎麦屋さん・・すみません)

 

もともと人間は、この数百年間、信頼できる人の輪を広げるように進化してきました。脳が大きくなったのは、付き合う人の数が増えて、それに対応するするために社会脳としての機能が高まったためという説もあるそうです。

 

言葉が登場する前に、人と人をつなぐ役割を果たしたのが食事です。ライオンのように数日に一度食べればいい肉食動物やクマのように冬眠する動物と違って、サルや人間は、毎日消化をするのに適した臓器を持っています。しかし、サルは食べる時に分散するのに、人は集まって食事をします。

 

どうしてでしょうか・・・サルたちにとって食物がケンカのもとになるのに対し、人間は食物を親しくなるための道具としているからです。古くから、人間は、食事を社会的手段として活用することによって、信頼できる人間関係を拡充してきたのです。

 

コロナ騒動で、家族の食事の時間は増えましたが、他人との食事が禁じられた状況になっています。今まで考えられなかったライフスタイルの一つが、ウエブ飲み会ですね。在宅勤務の私の長女が、ビール片手に大声で話すのには、大いに閉口するのですが、人間の「他人と一緒に飲んだり食べたりしたい」という本能がさせていると考えると、これも必然的なコミュニケーションの流れなのかもしれませんね。

 

あと少し・・・仲間と顔を合わせて、「一緒に食事」の大切さをかみしめましょう。

2020年

5月

10日

ジレンマとの戦い

新しい生活様式の1つは、毎日の検温です。保育園の園児だけでなく、職員も検温しています。私は、自分の平熱は36.5度と思い込んでいましたが、意外に低く、ここ数カ月の平均は、ざっと36.1度です。「熱を出してはいけない!」という気持ちが、脳に伝わるのか、年末年始からコロナ騒動まで半年以上、発熱していません。(笑)

 

こんな感じで、全国で検温の習慣が定着したものですから事件が起きました。半月ほど前に保育園の体温計の電池が切れました。いつもなら、簡単に手に入る「LR41」のボタン電池が、どこも品切れです。マスクに負けないくらいの品薄商品となっていました。検温しなくちゃいけないのに、電池が買えないジレンマです。

 

ショッピングセンター・家電量販店・ホームセンター・コンビニ・100円ショップ・ドラッグストアと10店はしごしても、在庫ゼロ。結局、ネットで1週間後納品で購入できました。10個セットですので、5年は買う必要がないですね。

 

ゴールデンウイーク以降も緊急事態宣言は解除されていませんが、感染拡大が限定的な地域での休業要請が解除されてきました。秋田市の男鹿水族館も久しぶりに親子連れなどの姿が戻ったようです。

 

水族館ですから、本来は、たくさんのお客様に入場してもらいたいところですが、社長は「再開しました!積極的に来てください!」とは言えないジレンマがあると言います。

 

ホワイトきゃんばすのあるショッピングセンターも、商売ですので、お客様にたくさん来ていただいて、売上アップを目指したいところですが、「本音は売上アップ・・・行動は、3密を防いで入場制限などの対応」というジレンマを強いられます。

 

営業が再開されたカラオケボックスでは、「1人1部屋」が原則だそうです。一人カラオケボックス愛用者ならいいでしょうが、カラオケ店も「3密」対策と営業再開のジレンマを感じているようです。

 

昨日は土曜日でしたので、園長の昼の課外授業は、卒園児を連れて、クサガメの捕獲へ行ってきました。人がいない川ですので、感染のリスクはないのですが、せっかくですので、川越にある大正ロマン通りの「鯉のぼり」を見ることにしました。見事な鯉のぼりで、地元の小学生が鯉の絵を描いて、ざっと1000匹以上の鯉が、空を飛んでいます。

 

はい。もちろん、車の中からの見学です。子どもたちは、歩きながら、一つ一つの子どもたちの作品を見たかったでしょうが、お店もほとんど閉店中で閑散としていますが、人通りがゼロではありません。これも、ジレンマですが、子どもたちは「すごい!感動したよ」と喜んでいました。

 

ストレスやジレンマとの戦いは、結局私たちの心の持ちようです。自分との戦いかもしれませんね。少しずつ、明るい兆しが見えてきました。ガマンを楽しく、笑いにしながら、皮肉を言いながら、心を繋いでいきましょう。

2020年

5月

09日

学校が再開されたら、どう取り戻す?

明日は母の日ですが、なかなかゆっくりと母の日のプレゼントを買いに行く状況ではありません。ましては、母の日に間に合わせようと、駆け込みでフラワーショップに殺到してしまうと「密」になってしまいます。そこで、「母の日」ではなく、今月を「母の月」にする取組みが広がっています。なんだか、ほっこりしますね。

 

今日の保育園は、小学生の男の子が、まっ黒でとても立派な「カラスアゲハ」を何と、素手でつかまえました。また、小学生の女の子が、シロツメグサ(クローバー)の白い花を立派な首飾りにして、園児たちと楽しんでいます。タテの関係が、しっくりしますね。

 

さて、さいたま市の小中学校は、ゴールデンウイーク明けも学校再開ができない状況が続いていますが、今週は、分散して登校し、学校からの教材を受け取って、「自宅で勉強がんばって!」となっているようです。

 

しかし、実際に3月から5月末までの休校となると、3か月も学校での授業ができていません。親としては、「再開後は、まず、学力を取り戻すよう・・・しっかりと勉強をさせてください!」と学校に期待してしまいますね。

 

しかし、ここは「ちょっと待った!」です。今、私たちは未来に夢や希望をなかなか持てないような状況です。それは、子どもたちも同様で、様々な被害に遭っている子どももいるかもしれません。

 

これまでの学校は、多くは「教える場」として機能していましたが、社会が混乱している現在、学校が「明日への希望が持てる場」とならないといけません。先生は、保護者のプレッシャーを感じて「教えよう」とするのではなく、「大丈夫だよ」と安心させて、この数カ月で、子どもたちが感じたことを聞き出したいですね。学校再開後の先生は、しばらくは、聞き役に徹するのが、いいのかもしれません。

2020年

5月

08日

子育て家庭を孤立させない

ゴールデンウイークが終わって、お仕事がスタートしたママも多くなってきました。4月に緊急事態宣言が発令されてからは、ざっと60%の登園率でしたが、今は、80%くらいまでになり、子どもたちの声が賑やかになってきました。屋上遊びも、絹さやエンドウの収穫に、生き物のエサやり、自転車、しゃぼん玉、虫アミ族、料理ごっこ、砂場遊びなどなど、子どもたちは、自分がやりたい遊びに夢中になっています。

 

さて、家から出ない生活が続くと、日本以上に海外では、虐待やDVが増加していることが、メディアでは多く報道されています。日本でも、例えばこんなことが起きているようです。

 

あるアパートの一室の玄関前で、泣き叫ぶ小さな子どもの姿・・・「どうしたの?」と声をかけようと思った瞬間、若い父親が玄関を開け、子どもの手を強く引っ張り、家の中に引き入れました。おそらく、父親もテレワークで家にいたのでしょう。子どもがうるさくて、仕事にならないと、外に出したようです。

 

ある駅前で、小さな子どもが、ものすごい勢いで泣きじゃくりながら、母親を追いかけます。母親は、子どもの手を何度も振りほどきます。そして、泣き崩れる子どもを振り返りもせず、歩いて行ってしまいました。見かねた周囲の人が子どもに声を掛けたのに気付き、母親は戻ってきました。理由はわかりませんが。

 

この二人の親を責めるのは簡単ですが、もう我慢の限界にきていたことだけは理解できます。ずっと家から出ないで過ごすことは、小さな子どもがいる家庭では大きな困難を伴います。子どもは、本来は家の中で、じっとしていられないのです。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、「子どもがうるさくて在宅勤務などできやしない!」という保護者の本音を何度も聞きます。「今は自粛してください!」と突っぱねて、親も子もストレスを抱えることのないように、もちろん、保育園を利用してもらっています。

 

ただし、ここ数カ月・・・日本中で、多くの子育て家庭が孤立し、ストレスを抱え、爆発寸前になっていることを思うと、辛いものがありますね。

 

現代社会の構図は、簡単に家庭が孤立してしまう環境にあることです。こんな時こそ、昭和30年・40年代の「三丁目の夕日」のような、まわりの他人が子育てに口出す時代に戻りたい気分になりますね。

2020年

5月

07日

今こそ「生きる力」

今日から連休明けの保育園がスタートしました。子どもたちは、今年は遠出はせずに、おうちや近くの公園などで、ゴールデンウイークを過ごしたようですが、みんな元気に登園してきました。

 

絹さやエンドウをバケツいっぱいに収穫し、インゲン豆の種まきをしました。3列しっかりとスペースを取ったので、7月に入ると毎日たくさんの収穫となることでしょう。

 

そして、ついにクサガメのおうちに、クサガメが入居しました。3匹のクサガメを散歩させます。最初は、様子を見ていた子どもたちも、4歳男の子がカメを持ち上げると、ほとんどの園児が、クサガメを触ることができました。

 

しかし、4匹いるはずのクサガメが3匹しかいません。さっそく、1匹がネットのすき間から脱走していました。クサガメのおうちから50メートル以上離れた場所で発見です。昨夜の雷雨の中、スタスタと逃げたのでしょう。(笑)

 

さて、多くの保育園、幼稚園では「子どもたちの『生きる力』を育みます」といった、メッセージが多く語られています。この「生きる力」という言葉が教育界に登場したのは、1996年(平成8年)だそうです。

 

ここでは「これからの社会は、変化の激しい、先行き不透明な、厳しい時代と考えておかなければならない。『生きる力』は、いかに社会が変化しようと必要とされる全人的な力である」と示されたのです。

 

そして、よもや未知のウイルスと世界的な規模で闘うことになろうとは・・・子どもたちは、今回の深刻な状況の中で何を学んでいるでしょうか。「健康を維持する生活態度」「ストレスや不安の克服」「人とつながる安心感」「情報の真偽を見極める目」「ICTの力の活用」「暮らしを支えてくれる人々の存在と感謝の気持ち」「人への優しさ」など、まさに「生きる力」を実践しているのかもしれません。私たち大人も同じですね。

 

今の不安の中で、子どもたちの「生きる力」が磨かれ、早く収束して、子どもたちが笑顔で対話できる普通の生活まで・・・もう少しです。

2020年

5月

06日

「クサガメのおうち」にクサガメ入居

今日でゴールデンウイークはおしまいです。多くの人たちが、今まで経験したことがない大型連休の過ごし方になったと思います。皆さんは、我慢の中に楽しい時間を作ることができましたか。

 

私は、ステイホーム&ネイチャーでゴールデンウイークを過ごしました。保育園の屋上に作った「クサガメのおうち」に、まだクサガメがいません。そこで、人がほとんどいない秘密の川に、カニカゴの仕掛けをかけます。しかし、まだ気温が低いのか、冬眠から覚めたばかりで、エサに食らいつくことがないのか、カニカゴの中は空っぽが続きます。

 

しかし、奇跡が起きます。5月4日に、クサガメ3匹とミドリガメ4匹の7匹が、カニカゴの中にいるではありませんか・・・クサガメが一度に3匹採集できたのは初めてです。ミドリガメは、キャッチ&リリースしますが、子ガメが一匹いました。そこに、飼育ケースと魚あみを持った親子がやって来て「カメだ!」と大喜びです。「ちゃんと、大きくなるまで飼う」と、小学生の女の子が約束したので、ママも飼う決心をしました。

 

結局、クサガメのおうちには、4匹のクサガメが入居しました。明日からは、子どもたちとクサガメ観察です。クサガメは、おとなしい性格ですので、子どもを噛んだりはしません。クサガメの名前の由来は、危険を察すると「くさい臭いを出す」からクサガメといいますが、どうも、私には、くさい臭いがわかりません。(笑)

 

もう一つ、おたまじゃくしも採集しました。昨年も、おたまじゃくしを保育園で飼って、カエルになるまで観察しようと、何度か試みたのですが、残念ながら途中で死んでしまいました。今年は保育園に水槽がある環境です。水槽に入る生き物の決め事は、川や沼や池で採集した生き物だけです。アクアショップで買ったカラフルな魚はいません。

 

そこに、おたまじゃくしが仲間入りしました。足が生え、尾がなくなり、カエルになるまで、これも子どもたちと楽しみことにします。

 

保育園の水槽には、おたまじゃくし・アメリカザリガニ・どじょう・タニシ・スジエビ・タイリクバラタナゴ・モツゴ・ブルーギル・ゲンゴロウ(たぶん)が混泳しています。

 

ということで、ステイホームだけでなく、ネイチャーを楽しんだゴールデンウイークとなりました。さいたま市内も田植えが始まりました。農家の人たちは、ステイホームとはいきませんね。田園風景は、なかなか素晴らしい景色です。たぶん素人カメラマンの若い女性が、何度もシャッターを押していました。

 

まだまだ続く緊急事態宣言ですが、心を強く持って、冷静に、少しでも楽しい時間が過ごせるよう・・・頑張っていきましょう!

2020年

5月

05日

今年の就活

昨日、緊急事態宣言について、全都道府県で5月31日までの延長が正式に決まりました。ただし、5月14日にあらためて専門者会議にて、地域によっては、解除が早まる可能性も出てきました。「健康」と「経済」という二兎を追うことが求められます。私たちも日常の中で、バランスを取ることが多々ありますが、「我慢」と「やりたい事」のバランスを上手に取っていきたいものです。

 

そして、たぶん今年の流行語大賞になるであろう「新しい生活様式」という言葉が、頻繁に語られるようになりました。「食事は対面でなく横並びで食べる」など、具体的な様式が示されましたが、ここは、自分なりの「新しい生活様式」を見つけていきたいですね。

 

さて、新型コロナウイルスの感染拡大で、2021年春に卒業する大学生の就職活動が大きく乱れています。経済状況の悪化から、就活の長期化も進むことでしょう。最近の傾向は、大学3年の夏にインターンシップ(就業体験)が、就活の「入り口」になっており、大企業が内定を出す大学4年の6月ごろ迄、ざっと1年がかりの就活となっています。それが、今年はそのスケジュールが、延期どころか白紙となっている学生もいることでしょう。

 

今の時代、1つの会社で定年まで働くことは少なくなっていますが、この1年の就活は、人生の中では、大きな節目となることは間違いありません。私も、30年以上前の就活のことを今でも鮮明に覚えています。面接での1つ1つの会話まで忘れません。

 

よく、私たち大人は、「君がやりたいことは何なのか、ちゃんと決めて就活しなさい」とか、コロナ騒動の中「公務員なら安定した収入が得られるから・・・なんて、ビジョンのない就活なんてするんじゃない」と、アドバイスしてしまいそうですが、学生たちの本音は「自分が本当にやりたいことがなにかわからない」でないでしょうか。

 

「どんな仕事がしたいか・特にない」「夢も・特にない」「やりたいことも・わからない」つまり・・・自分が分からん!という若者が多いのかもしれません。もちろん、責めてはいけませんね。20歳そこそこで、将来のビジョンをきちんと描ける若者の方が少ないかもしれません。

 

私からのアドバイスはたった一つです。「人生はどうなるかなんてわからない。しかし、どんな仕事でも前向きに、一生懸命取り組みなさい」

 

昨日、イチロー選手の引退後のインタビューをテレビで見ていました。彼は、神戸に帰ると、野球経験がない人でも何でもありの練習パートナーが数人いるそうです。「僕は勝負の世界で生きているので、前向きな人でないとダメですね。この仲間たちは、常に前向きに生きていて、僕も刺激を受けている」といったコメントです。

 

緊急事態宣言が解除され、少しずつ日常の生活を取り戻していく中で、前向きに就活を楽しんでもらいたいですね。もう一度言います・・・「前を向く」です。

2020年

5月

04日

手作り教材で授業を楽しむ

ゴールデンウイークの過ごし方は「ステイホーム!」でどう楽しむか・・・というのがメインなのでしょうが、私の場合は「ステイホーム&ネイチャー」です。

 

昨日は、さいたま市にある秋ヶ瀬公園をぶらりです。秋ヶ瀬公園は、コロナウイルス対策以前に昨年の台風19号の影響で、駐車場には、荒川からあふれたゴミが山積みになっていて、車での入場はできません。

 

土手で、よもぎの葉を集める女性が一人・・・たぶん、帰宅後は「ステイホーム」で草餅を家族で作るのでしょう。また、バードウォッチングを楽しむ人が5人程度いました。荒川沿いはサイクリングロードが整備されているので、爽快に自転車を飛ばしている人も何人かいました。いつものゴールデンウイークなら、秋ヶ瀬公園はファミリーやバーベキューなどのグループが多いのですが、昨日は、「&ネイチャー」にもってこいの静かな公園でした。

 

さて、大阪市の小学校教の先生の話です。彼は、教科書だけの授業ではなく、教材作りをライフワークにしています。「赤ちゃんをあやす大人は、必ず笑っています。同じように楽しい授業を実践するには、まず、教師が楽しむ必要があります」とその先生は語ります。

 

楽しい授業を行うには、指導者の特性を生かすのが効果的と、子どもの頃に漫画家をめざし、教師になる前は、デザイナーだった経歴を生かします。

 

始めは、黒板に4コマ漫画を描いたりしていたのが、やがて漫画だけで、教材を作るようになったそうです。ストーリーもキャラクターもオリジナルで、子どもたちは、すぐに「先生の手作り教材だ!」と大喜びです。

 

あまりにも完成度が高いので、「マンガでわかる小学理科」のタイトルで出版にも至ります。教材作りに熱中しているうちに、漫画家になるという夢も、ちょっぴり実現できたのです。

 

この先生は、マンガだけではありません。音楽の先生と共同して、リコーダーの練習教材を作ったり、体育の先生とは、けん玉を使った「けん玉レディオ体操」を考案し、体育の準備体操に取り入れます。

 

どうですか・・・楽しい授業が想像できますね。楽しむ努力をする人には、天使が微笑むのかもしれませんね。(笑)

 

私が中学生時代の英語の先生は、ほとんど教科書を使わずに、手作りの教材プリントでの授業でした。これが、とても分かりやすかったので、今でもよく覚えています。この先生も、黒ぶちメガネに手を当てながら、授業を楽しんでいましたね。

 

今のコロナ騒動だけでなく、また世の中が日常に戻っても、楽しむ努力を続けたいものですね。もちろん、遊びだけでなく仕事も家事も勉強もですよ。

2020年

5月

03日

マスクマン

今日から保育園も5月6日まで4連休となります。子どもたちは、今年のゴールデンウイークは、おじいちゃんおばあちゃんが待つ、地方への帰省は自粛しているので、家族中心のゴールデンウイークを楽しむことになります。

 

昨日、保育園が終わって、1Fの食品フロアで買い物をしていると、マスクをしていない人はゼロでした。マスクをすることが当たり前の生活から、早く解放されたいものですね。

 

さて、今日は、同じマスクでも、プロレスのマスクマン(覆面レスラー)の話をします。昨年3月に、ザ・デストロイヤーさんが、88歳で亡くなりました。私よりも上の世代の昭和の話ですが、戦後の力道山から、ジャイアント馬場・アントニオ猪木と闘い続けた、日本で最初に親しまれたマスクマンレスラーです。

 

赤と白のいかにも手作り感覚のマスクをつけたデストロイヤーさんは、現役時代は、空港での出入国の際も覆面をつけたままでパスできたそうです。私が小学生の頃には、教室でデストロイヤー選手の得意技「足四の字固め(フィギュア・フォー・レッグロック)」が流行したものです。本当に痛かったですね。(笑)

 

メキシコの「ミルマスカラス」選手が、次の世代のマスクマンとして人気を得ます。「スカイハイ」のテーマ曲が流れると、会場が大盛り上がりです。メキシコでは、プロレスを「ルチャ・リブレ」と言って、もともとスペインから独立を勝ち取る儀式であり祭りだったそうです。ルチャリブレとは自由な戦い、自由への戦いという意味があり、リング上の勧善懲悪にスペイン圧政からの解放を重ね合わせて、リンピオ(善玉)とルード(悪玉)を分かりやすくしたためにマスクが一般化したようです。

 

また、プロレスラーだけでは食べていけないので、昼は普通の仕事をして、夜は覆面レスターとして身分を隠して戦ったのです。神父が覆面レスラーなんていう映画もありましたね。

 

そして、私の世代で一番熱くなったマスクマンは、佐山聡こと初代タイガーマスクです。新しいヒーローとして売り出す時や、海外武者修行を終えて帰国した時に、素顔ではインパクトが弱いので、マスクマンとしてデビューさせることがプロレス界では一般的です。

 

初代タイガーマスクは、キャラクターのインパクトに負けないくらい強くて、プロレス界の革命とも言われました。2代目タイガーマスクは、私の大学の先輩の高校時代の同級生だった三沢光晴さんです。彼は、ジャイアント馬場さんに「タイガーマスクになれ!」命じられて、いやいやマスクマンになります。

 

しかし、「俺は三沢光晴だ!」という思いが強くなり、ある試合が終わると、リング上でタイガーマスクを外してしまうのです。このシーンも衝撃的でしたね。

 

誰にでもある「変身願望」「もう一人の自分の存在」「光と影」・・・そんな思いをマスクマンこと覆面レスラーは抱きながら試合をするのです。

 

これ以上続けると、より細かい話になってしまいますので、プロレスやマスクマンに興味のない方で、ここまでお付き合いしていただいた方・・・ありがとうございました。

2020年

5月

02日

円周率は3.16?

今日は、屋上の温度計が29℃になっていました。子どもたちは、みな半袖で、たっぷり1.5時間遊びました。汗びっしょりです。(笑)

 

さて、3.1415926535・・・小数点10桁まで書きましたが、この数字は永遠と続きます。もうおわかりですね。円周率3.14です。円の直径の長さが分かっていれば、×3.14で円周の長さが分かるという、数学の世界においては、とても重要な「数学定数」です。

 

実は、この円周率・・・今から300年以上前の江戸時代までは3.16という数値を使っていました。この数値は、千年前に中国から伝わった数値で、千年の間、誰も疑問に思わなかったのです。

 

この数値が「本当なの?」と最初に疑問に思ったのが、関孝和という人です。彼は、実際に円を描いて円周を測ると、何回やっても3.16よりも小さくなります。そうなると、ますます本当の数値を知りたくなりました。

 

関孝和は、30歳の時に、円の内側に入る正多角形の辺を増やすという方法で、11ケタまで求めました。この時の正多角形は、何と正13万角形です。ここまで、15年をかかって、気の遠くなるような計算をしたのです。

 

今の子どもたちは、知りたいと思ったことはネットで検索すればすぐに情報を得ることができます。しかし、ネットに書かれていることは自分ではない誰かの情報にすぎません。

 

やっぱり、子どもたちには、関孝和のように、自分で真実を確かめる姿勢を大切にしてほしいですね。悪意に満ちたデマ情報を見極めるにも、自分で確かめる習慣をつけなくては・・・。大人のアプローチが大切になってきますね。

2020年

5月

01日

HSC「気持ち分かり過ぎる子」

今日から5月ですね。令和の元号となって「祝1年」というのに、まだまだ今月も見えない敵と戦い、我慢を強いられる1ケ月になりそうです。ゴールデンウイークの新しい楽しみ方を考えることにしましょう。

 

屋上には、あたたかい気候につられて、「クマバチ」が、ざっと5匹は飛んでいました。黒くてずんぐり体形のグルテスクな風貌で、「ブーンブーン~♫」と、重低音のヘリコプターのごとく、低空で旋回しています。子どもたちは虫網を持って、クマバチを追いかけます。3人の園児が見事ゲットしました。もちろん、オスですので刺されませんし、キャッチ&リリースで再び大空へクマバチは飛んでいくのです。

 

さて、「HSC」という言葉をご存知ですか。他人の気持ちや周囲の刺激に敏感で、ささいなことが気になって疲れてしまう。こうした特性を持つ子どもを最近は「HSC」と呼ぶそうです。「HSC」とは「Highly sensitive  Child」で、「ひといちばい敏感な子」と訳します。日本では、平成27年に最初の邦訳が出たそうです。

 

「HSC」はだいたい5人に1人くらいの割合でいるといわれています。かなり多いですね。敏感というのは、ちょっとした物音でも聞きつける、においや味、肌触りにも敏感で、チクチクしたものが苦手です。

 

一見、発達障害のと誤解されることもあるそうですが、発達障害の子どもは、人の気持ちにはなかなか気付きにくい、空気を読むのが苦手という特徴がありますが、「HSC」の子どもは、むしろ人の気持ちが分かり過ぎるくらい分かります。そのため、親の気持ちも察知して顔色を見ていたり、学校でも他の子がつらい思いをしているのを自分のことのように感じて、心を痛めたりもします。

 

もちろん、長所もたくさんあって、人の気持ちに気付くので優しい。感覚的に敏感なので、異変に気付いたり危険察知が早いのです。

 

その一方で、人が気にしないところまで気になってしまうので、集団生活の中では疲れてしまうことが多いのです。不登校や登校しぶりの子で、別にいじめにあったわけでもないのに、学校に行こうとすると腹痛や頭痛を訴えるような子は、ほとんどの場合「HSC」だと考えられるそうです。

 

また、「HSC」の子は、人のネガティブな感情をまともに受け取ってしまうため、教師がクラス全体を前に大声で叱ることが続くと、それだけで教室が怖くなってしまうので、必要な配慮が求められます。

 

5人に1人というのであれば、「HSC」に必要な配慮は、実は、すべての子どもたちにとって必要な配慮だと言えるかもしれません

 

保育園でも、本当に細かいことにまで気がつく園児が、何人かいます。「HSC」と呼ばれる子どもが存在することを今日は覚えてください。

2020年

4月

30日

9月の入学・始業「ちょっと待った!」

ちまたでは、学校の入学、始業を9月にするという世論が高まっています。「ちょっと待った!もっと冷静に!」と言いたいですね。これは、学校だけの問題ではなく、日本の社会全体の仕組みを変えなければならない大改革です。

 

現在の年長・小6・中3・高3は、来年8月末までそのまま保育園・幼稚園・学校にとどまることになります。受験を1月2月ではなく、来年5月6月に変更しなければなりません。企業の新入社員受け入れも、9月になります。少し考えただけでも、この短い期間で「総理の決断が必要」とあおって決めることではありません。ましてや、コロナ騒動のどさくさで議論する内容でもありません。

 

この大改革には、内閣だけでなく幅広い組織のメンバーをそろえたプロジェクトを組んで、様々な問題点とその改善策を詰めないといけません。最低でも1年は議論をする必要があります。9月にスタートをするなら、これだけの時間が必要なのは、少し考えれば、分かりますね。

 

9月始業で、学力の地域格差が解消されるというのが、今回の理由の一つですが、休校中の児童、生徒の中で、ネットでの学習が順調に進んでいるごく一部の子どもたち以外は、普通に開校している地域との格差が9月スタートで取り戻せるというのは、根拠に乏しいですね。

 

また、世界の先進国では、9月スタートが当たり前だから足並みを揃えた方がいいからとか、日本も明治時代は9月が始業だったので・・・などという理論は、この問題の本質ではありません。

 

海外からの留学生を受け入れやすくなるという考えがありますが、その前に、日本の社会を根本から改革するに値するプラス内容が、どれだけあるか・・・具体的にピックアップしなければなりません。

 

国民へは、「○○のメリットがあります」ただし、これを実行するには「○○を改善したり、○○の問題が発生します」を明確に示して、冷静に、やるべきか否かを判断しないといけません。

 

冷静さを欠いた、勢いだけの「私は賛成!」「私は反対!」は、いけません。

2020年

4月

29日

自分の人生を自分なりに

庭にキンカンが実りました。いつもは、放置したままで鳥のエサになっているのですが、せっかくの恵みなので、キンカンジャムとキンカン酒を作ってみました。ヨーグルトに入れて、トーストに塗って、「おいしい!」しか感想はありません。(笑)

 

店で販売しているこだわりジャムの方が、美味しいに決まっているのに、自分で収穫して、自分で作るという付加価値がプラスされると、「幸福度」が増すのです。保育園のファームで収穫した野菜が、なぜだか美味しいのと同じですね。

 

さて、「昭和の日」ののんびり休日も、テレビやネットでは新型コロナウイルス一色です。まるで、サイレンが街に鳴り響いているかのようです。「今日の感染者数は○○人だった」という報道を耳にしては、危機感だけがあおられるようですね。

 

ゴールデンウイークは、まず、このサイレンの音に鈍感になりましょう。そして、少し大げさかもしれませんが、自分の人生を自分なりに考える時間にするのもいいかもしれません。

 

あるドクターの話です。人間は、感謝する気持ちと恐怖を一緒に感じられないそうです。コロナ騒動になってからは、「マスクをもっと作ってくれ!」「なんで買い占めするんだ!」「飲み会に行って、コロナになったらどうするんだよ!」「なんでパチンコ屋がやってるんだよ!」「学校が休校でストレスがたまるばかりだ!」と怒ってばかりです。そこには、なかなか感謝の気持ちが起きませんね。

 

荷物を届けてくれる郵便配達や宅配便の人たちに・・・お店で販売をしてくれるスタッフに・・・ドクターや看護師など、医療に携わるひとたちへ・・・働く保護者のために保育園で働く保育スタッフに(一応入れておきます)・・・まだまだたくさんの人が感染リスクを抱えながらお仕事をしています。

 

こうして、少し謙虚に、自分一人だけの力で生きているわけではないことを感じながら、自分ができることを考えてみます。

 

でも、正直、このセリフ・・・多くの有名人が発信していますが、「自分ができること」「自分のこと」って何かを考えるのは、難しいものです。

 

1つ簡単な方法があります。「できないことは考えない」ことです。あまり大きな範囲にしないで、家族や一緒に仕事をしている仲間やかかわっている人たちという「群れ」の中で、今何ができるか・・・を考えることから始めてみませんか。

 

もちろん、「誰かが決めてくれる人生」ではなくて、「自分で考える人生」が幸せに決まっていますね。

2020年

4月

28日

身近な生き物観察

今日は、屋上ファームで玉ねぎの収穫をしました。マルチシートに玉ねぎを植えていたのですが、まわりが草で覆われて、子どもたちには「ここが玉ねぎ畑なの?」状態になっていました。草をとると、大きな玉ねぎが育っていました。

 

玉ねぎを引き抜くと、土の中からはダンゴムシや幼虫が出てきます。また、最近は、ヤモリのエサとなるクモを子どもたちと採集しています。保育園では、屋上遊びの中で、子どもたちは、身近な生き物観察を毎日のように行っています。

 

さて、「日本自然保護協会」が、現在休校中の子どもたちが自然に親しむために、特設サイトでそのポイントを紹介しています。

 

「コロナにまけるな!Stay Home with Nature」というタイトルが付いています。今はテレビをつければ、ステイホーム!という言葉がたくさん発信されていますね。しかし、子どもが家で、ゲームばかりしても困りものです。

 

そこで、with Natureはどうでしょうか。自宅の庭や、周辺で、自然や生き物を観察する際のコツをこのサイトでは学ぶことができます。

 

同協会が刊行した書籍「自然かんさつ入門シリーズ」が、無料で5月6日までダウンロードできるそうです。

 

生き物観察と採集が大好きなおやじ園長は、さっそく40ページの本をダウンロードしました。イラスト付きで、とても分かりやすい内容になっています。今は、友だち同士で集まって観察というわけには行きませんが、是非とも家族単位で、「○○公園」といったみんなが集まる公園ではなくて、散歩でもしながら、身近な自然観察を親子で楽しみたいですね。

 

Stay Home with Nature・・・どうですか。

2020年

4月

27日

子連れテレワーク集中できず

今日の屋上ファームでは、子どもたちが「さつまいもの植付け」をしました。さつまいもの葉20センチのつるを土の中に植えます。子どもたちには「さつまいもを植えるぞ!」と言っていたので、「これがさつまいもなの!?」と納得がいかない顔をしています。

 

このつるが、土の中で根をはり、葉から太陽の光を十分にもらって、土の中でさつまいもができるのです。さつまいもは、よく荒れた土でも育つといわれるのは、葉が太陽から吸収したエネルギーでイモが育つので、他の野菜と違って、土の養分はほとんど関係ないのです。10月に収穫の予定です。

 

さて、保育園でも、パパママがテレワークなどの在宅勤務で、保育園の登園を自粛中の園児がいますが、「仕事にならない!」という声をたくさん聞きます。

 

ベビーシッターサービスを提供する「キッズライン」は、未就学児がいる働く女性約220人に、インターネットでアンケートを行ったところ、子どもの世話をしながらのテレワークについて「集中できなかった」という回答が76%だったそうです。

 

「集中して仕事ができるのはせいぜい30分」「のどが渇いた?いつ終わるの?と子どもが話しかけてくる」「仕事をしようとすると子どもがパソコンをのぞき込んでくる」といった意見です。

 

また、子どもの立場で考えても、「子どもが長時間一人で遊ぶことなどできない」「ママが家にいるのに遊んでもらえず、イライラのママに『邪魔しないで』と叱られる」と、親も子も双方に悪影響となっているようです。

 

私も、子どもが小さい時に、会社が休みでパソコンを開いて仕事を始めても、集中できたことがありませんでした。当り前ですね。

 

親としては、集中のための工夫として「子どもが好きな絵本や動画などを準備しておく」という意見もありますが、長続きはしません。

 

そもそも、オフィスで仕事を集中して行う場合と比較すると、子連れテレワークは、いつもの3割できれば十分と考えるのが妥当だといわれています。負い目を感じることもありません。

 

あるパパは、「自律的に楽しく過ごすこと」を目標にして、1時間ごとに「仕事」「勉強」「遊び」と決めた時間割を作る。大切なのは、子どもが自分で時間割を作ること。「自分で決めたのだから守ろう」となるそうです。

 

今は、ライフスタイルとしても初体験のことばかりです。初体験の鉄則は、「楽しむ」ですね。イライラの気持ちを抑えて、もう少しの我慢です。

2020年

4月

26日

離任式

年々、大空に泳ぐ鯉のぼりの姿を見ることが少なくなってきましたが、今は、その鯉のぼりを「希望」の姿として、受け止めていきたいですね。

 

さて、学校の先生たちの人事異動は、民間企業と違って、どちらかというと時間的に慌ただしい人事異動です。

 

4月1日付の人事異動ならば、民間企業の多くは1か月前に発令され、3月中に送別会をして別れを惜しみ、新天地での活躍のエールを送るのが一般的です。しかし、先生たちの人事異動は、3月末に新聞発表されて、子どもたちや保護者の知るところとなります。

 

さいたま市なら、今年は3月30日(月)の朝刊に「教職員人事異動一覧」が掲載されました。卒業式も終業式も終わっていて、4月1日には、新しい学校や教育委員会などに着任するので、児童生徒たちと「さよなら」の挨拶もできないままになってしまうのです。

 

そこで、多くの学校では、4月以降に「離任式」というお別れの式を行います。慌ただしい年度末、子どもたちと過ごしたあれこれをかみしめる間もなく前任校を離れた先生たちにとっては、子どもたちと再会し、涙の離任式となり「教師になって良かった」と教師冥利を実感する時間となるのです。

 

私もPTA活動をしていた時は、PTA総会の日が離任式で、ろくにご挨拶ができずに離れてしまった先生たちと、ゆっくりと話ができた記憶があります。

 

卒業式や運動会などと比べると、学校関係者以外、あまり知られていない「離任式」ですが、とても大切なお別れの式となっています。ところが、今年は多くの学校で離任式が延期や中止になっていると聞きます。

 

子どもたちにとっても、「お世話になった先生」への感謝の話を伝える機会を失いたくないですね。なんとか、世の中が落ち着いて、夏や秋になっても、子どもたちの成長につながる大切な「節目の日」をつないでもらいたいです。

2020年

4月

25日

大人の心 ほぐす言葉

屋上のブルーベリーファーム・・・子どもたちの力を借りて、本日10本目の苗木を植えて、ひとまず完成です。花をつけている苗木が、この夏に実をつけるのかどうかはわかりませんが、10本も植えれば、子どもたちがつまみ食いで楽しめるフルーツファームとなることでしょう。

 

そして、今日は保育園で飼育している「二ホンヤモリ」が、エサとしてケースに一緒に入れているクモを食べる瞬間を子どもたちと観察することができました。ヤモリは生きた虫しか食べません。一見残酷ですが、これが、生き物の世界です。

 

さて、世の中の暗いムードやストレスをほぐしてくれる、子どもたちのつぶやきが、朝刊に掲載されていたので、ほっこりしてください。

 

電車が大好きな2歳男子・・・「電車、ニコニコしている」

 

友だちがテーブルに顔をぶつけて泣いていると、2歳男子が頭をなでながら「お星様出ちゃったの?」

 

子どもたちに歌を聞かせていると、5歳女児が「先生、その歌知っているよ。子どもの頃、おばあちゃんが歌ってくれたよ」・・・子どもの頃っていつなのかな?(笑)

 

先生の腕時計に光が反射して天井がキラキラ。0歳児が目で追っていると、2歳女児が教えてあげた。「あれは天子さんなんだよ」

 

体育指導の先生が亡くなったという話を聞いて、4歳男児は「先生お空に行っちゃったのかな?お空から見てくれてるかな?僕にくっついてくれてるかな?」

 

子どもたちのつぶやきに、私たち大人は心をはぐされることが多いですね。どうですか、我が子の純粋な言葉に、たまには耳を傾けてみませんか。

2020年

4月

24日

今こそ賢い消費者になろう

屋上ファームで、今日は「きゅうり」の苗を植えました。トマトと同じように、子どもたちのつまみ食い野菜となります。塩やマヨネーズをつけて、ガリガリいただくことにします。

 

さて、「賢い消費者」という言葉は、以前のブログでもよく使った言葉ですが、数十年前の賢い消費者は、例えば新宿伊勢丹の顧客ターゲットのような「超こだわり」のライフスタイルを持つお客様です。ピラミッドのテッペンのほんのわずかな層というイメージです。

 

それが、最近の賢い消費者は、売り手の立場になって、食品ロスを出さない。すぐに飲むから、日付が直近の牛乳を買う。地球環境を考えて、ゴミを出さない買い物をする。という自己主張のライフスタイルではなく、産地や売り手のことを考え、ロスを出さない、無駄にしないライフスタイルに変わってきています。

 

ところが、緊急事態宣言が発令され、世の中が不安でいっぱいになった今・・・「買いだめ」から食品ロスにつながるような購買行動が目立っているようです。

 

ある主婦は「余分に買う必要はないのに、納豆の棚が空になっていると不安になってしまう」と言います。結局、翌日納豆が入荷すると、「またなくなってしまうから、2パック買っておこう・・・」となり、買いだめとなるのです。少し前の、トイレットペーパーやお米と同じです。

 

今の緊急事態における、賢い消費者は「食べる量と自宅にある量を把握したうえで買い物をする」という行動が、冷静に行える人です。

 

あなたの家族は何人ですか。必要なものをメモにしていくと、買い忘れもスーパーでの滞在時間も短くなりますね。家の生鮮食料品の在庫は、3日分あれば十分です。食品ロスのない、無駄のない、ライフスタイルをこの機会に作ってしまいたいですね。

2020年

4月

23日

ICT教育は進んでいる?

今日は、屋上ファーム にミニトマトの苗を植えました。ざっと32本です。子どもたちが挑戦します。ポットから上手に取り出して、土を崩さないで、そのままマルチシートの穴の中へ投入し、土をかけてペンペンです。

 

寺子屋園児だけでなく、2歳児の園児も今日は挑戦しました。今日おろしたての真っ白なスニーカーの5歳女の子・・・スニーカーが汚れても、ミニトマトの植付けを選びます。

 

6月末には収穫できるかな・・・子どもたちのつまみ食いの楽しみが増えます。7月にプールがスタートすると、ミニトマトを食べながらプールを楽しむという、贅沢な時間となります。今は、夏野菜をしっかりと育てて、日常に戻った夏には、その恵みをたっぷりと子どもたちと味わいます。 

 

さて、ちょっと前までは「IT」という言葉が多く使われていました。IT企業とかIT関連の○○とか・・・。しかし、最近では「ICT(情報通信技術)」を使うのが、世界的な主流だそうです。英語にすると「Information and Communication Technology」です。ITの間にCommunicationの文字があるように、通信によるコミュニケーションの重要性が強調されています。

 

「ICT」とは、パソコンだけでなく、スマホやスマートスピーカーなど様々な形式のコンピューターを使った通信技術の総称です。横文字が並ぶと、私のようなおやじ世代はついていけなくなりますが、わかりましたか。

 

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、小中学校の休校が長期化し、家庭学習の指導が課題になっています。文部科学省は、「ICT」の活用を推進していますが、1人1台のパソコンの整備はこれからで、自治体間の格差も大きいのが現状です。

 

茨城県つくば市のある小学校では、先生たちが授業動画の作成に励んでいるそうです。「担任らが登場すれば、子どもたちは身近に感じてくれる。対面でなくても、わかりやすい題材を用意している」と校長先生は話します。

 

しかし、こんな取り組みができる学校は全国でもまれですね。文科省の今月16日時点の調査では、休校を実施する自治体のうち、教育委員会が作成した授業動画を活用するのは1割、それ以外のデジタル教材で家庭学習を行うのは3割にとどまっているそうです。

 

学校現場でも戸惑いの声があがります。「教師にも子どもにも学習に使う経験やノウハウが十分にない状態では、円滑な移行は難しい」と訴えます。

 

学校の先生すべてが、パソコン操作に慣れているとは、とうてい考えられません。私のように、民間企業に勤務し、パソコンが使えなければ仕事にならない環境であれば、自らパソコンのスキルもあがっていきますが、学校では、民間企業のような必要性は低いのが現状です。これは、「プログラミング」の授業をどう教えるか・・・ということと、同じ問題でもあります。

 

文部科学省は、2023年度に実現予定だった小中学校の「パソコン1人1台」配備を今年度中に前倒しする計画でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大の緊急事態で、予算も組めない状況です。

 

この大ピンチの中で、ICTの活用が進むことは、私たちは大いに期待するところですが、理想と現実をうまく調整しながら、子どもたちのために一歩ずつ進めてもらいたいですね。

2020年

4月

22日

キャンプでネット依存脱却

ブルーベリーファームが始動しました。今日は、6本のブルーベリーの苗木の根元に、ウッドチップを敷きます。子どもたちが黙々と作業に集中しています。そして、最後に「ブルーベリーファーム」の看板を設置して、なんとなく、いい感じです。

 

現在は6本ですが、少しずつブルーベリーの苗木を増やしていこうと思っています。さっそく、苗木の花を求めて、クマバチが飛んできました。ハチが受粉して、ブルーベリーの実になるイメージも膨らんできました。

 

さて、最近は「ネット依存」という言葉がよく聞かれます。若者のスマホ依存で、インターネットやゲーム依存による生活習慣の乱れが、大きな社会問題となっています。子どもたちは、つい時間を忘れて夢中になり、いつの間にかハマってしまうというパターンです。

 

そこで、ネット依存傾向の青少年を対象に、8泊9日の宿泊体験事業を群馬県の赤城青少年交流の家では6年前から行っているそうです。この事業のねらいは、ネット依存からの脱却のきっかけづくり、失われた基本的生活習慣の回復、低下したコミュニケーション能力の向上です。

 

キャンプ中は、もちろんスマホなどの電子機器の持ち込みはできません。そんな環境で、登山、野外炊事、オリジナル料理作り、流しそうめん、魚釣り、創作活動、仲間づくりの活動を行うので、当然、子どもたちに大きな変化があらわれます。

 

しかし、「○○依存症」は、環境が元に戻れば、またすぐに逆戻りというのが、常ですね。そこで、3カ月後には、フォローアップキャンプもあるそうです。

 

「早寝早起きができるようになった」「友人と話すようになった」と子ども本人が、変わった自分を実感し、保護者は「2年間全く勉強をしなかった息子が塾に行き始めた」「料理や洗濯物干しなどの家事をするようになった」などの感想があるそうです。

 

ネットを離れると、もっと楽しくて有意義な時間があることがわかれば、おのずと改善されるのかもしれませんね。

 

保育園の子どもたちには、屋上で経験する様々な自然遊びを通じて、コミュニケーション能力にも優れた大人になってもらいたいですね。

2020年

4月

21日

ピクニックランチ

昨日の冷たい雨から、今日はぐーんと気温が上昇して、屋上ファームでは、長ねぎの収穫をしました。子どもたちが収穫するには、もってこいの野菜です。ねぎの根元を持って、まっすぐに引き抜けばいいのです。

 

毎度毎度の楽しい収穫となったのはいいのですが、長ねぎは、子どもが嫌いな野菜の常に上位にランクインしています。今日は、お土産に持って帰ったのですが、おうちで、ちゃんと食べたかどうか・・・楽しみですね。

 

そして、夕方の寺子屋では、ブルーベリーの苗を6本植えました。いよいよ「ブルーベリーファーム」が始動しました。子どもたちは、「ブルーベリー大好き!」と叫びながら、スコップを手に土まみれになって作業をしました。

 

ブルーベリーは、酸性の土を好むので、直径50センチの穴を掘り、ピートモスと鹿沼土をブレンドした土を投入し、そこに苗木を植えます。コガネムシの幼虫が根を食べないように、防虫ネットを苗木のまわりに敷きます。今日は、ここまで・・・あした、「ブルーベリーファーム」の看板を立てて、最後の作業を子どもたちと行います。

 

7月から9月にかけて、子どもたちは「ブルーベリーのつまみ食い」ができれば、また屋上の魅力が増えますね。

 

さて、今日は、子どもたちが待ちに待った「ピクニックランチ」です。今回は、お弁当作りに参加したパパもいましたね。いいことです。寺子屋園児が、ママパパが作ったお弁当を屋上でピクニック気分で食べる・・・ただそれだけなのに、子どもたちは、何日も前から、ママにお弁当の中味をリクエストしています。

 

私たち大人は、今は、緊急事態宣言も出されているので、こんなイベントで盛り上がっている場合じゃないかなぁ?と、消極的に思ってしまいますが、子どもたちの「ワクワクドキドキ・・・すご~く楽しみ!」を見ていると、逆に、こんな時だから、子どもたちの笑顔につながることをやらなければ・・・と思った次第です。今日は、自粛で休んでいた園児も登園してくれて、保育園が、久々に多くの子どもたちで活気にあふれました。

 

新人寺子屋にとっては、初めてのピクニックランチ・・・ママも、どれくらいの量がいいのか、手探りとなりましたが、屋上は、子どもたちの笑顔と楽しい会話でいっぱいになりました。

 

よかった・・・よかった・・・です。

2020年

4月

20日

大人の好奇心

今日は、朝から雨・・・そこで、子どもたちとダンボールハウスを作りました。想像力を発揮して、どんどん創作を発展させる園児と、何をしていいのか決められない園児と分かれます。「自分で考えて自分で答えを出せる」ように、指示待ち園児をこれから、変えていかなくちゃ・・・です。

 

さて、私のかつての仕事の主戦場は、デパ地下でした。昨日は、日常の買い物のために、大宮のデパ地下で買い物をしました。百貨店は食料品のみの営業で、営業時間は11時~18時です。

 

緊急事態宣言後、初めてのデパ地下買い物でしたが、お客様が少ないだけでなく、和菓子ブランドを中心に、多くのショップが幕をかけて閉店しています。こんなデパ地下の姿を見るのは初めてです。

 

ふだんは、ショーケースにたくさん並ぶ総菜類も少しだけです。お店の人に「売上が減ってしまって大変ですが、頑張ってください」と声をかけると、笑顔で話をしてくれました。和菓子メーカーは、日持ちのしない菓子が多く、工場が閉鎖している。洋菓子メーカーも、工場は稼働しているもののアイテムを絞って製造しているそうです。

 

こんな時でも、お客様のために、販売スタッフの雇用を継続すべく、ギリギリのところでやりくりしているメーカー各社に、早く日常に戻れるよう祈るばかりです。

 

保育園ホワイトきゃんばすのあるスーパーマーケットは、日常の買い物をするお客様で、いつも通りの賑わいです。「ハレの買い物」「手土産やプレゼント」の需要が高いデパ地下の状況とは対照的です。

 

今日の話は、日本人の「大人の好奇心は?」という話です。

 

OECDの国際成人力調査「PIAA2012」で、日本人は「大人の学力世界一」と言われました。日本の成人の数学平均点は、フィンランドなどの北欧諸国を抑えて首位です。

 

しかし、「新しいことを学ぶのは好きだ」という知的好奇心については、韓国に次いで、低く、約40%の大人しか、イエスと答えていません。

 

この結果から考えられるのは、中高大学の激しい受験戦争により、机上の学力は鍛えられるものの、「勉強=苦行」という刷り込みがなされているのでは・・・お隣りの韓国は、日本以上に受験戦争が過熱していますね。

 

それに対して、北欧のフィンランドは学力が高いだけでなく、知的好奇心もみなぎっています。子どもの興味・関心を重視した教育のなせる業ということでしょう。

 

今の子どもたちが、大人になるまでの時間は、私たち大人が過ごした時間と違って、子ども期に学んだ知識や技能は直ちに陳腐化します。次々に新しいテクノロジーが生まれ、生活様式も刷新されます。こうなると、新しいことを絶えず学び続け、時代の変化に付いていかないといけません。

 

私たち大人だって、現代は生涯学習の時代です。新しいことを積極的に学ぼうという態度が求められます。

 

知識や技能の習得は、基礎学力として、もちろん大切なことですが、詰め込み教育で、「勉強って・・・楽しくない」と子どもたちが思わないように、そして、子どもの興味、関心を重視した教育が求められますね。

 

これもバランスをどこに置くか・・・子ども一人一人違うものですが、先生も親も「違い」を意識して、取り組んでいきたいですね。「勉強って・・・楽しいんだ!」と子どもたちに思わせることが大切です。

2020年

4月

19日

『きみなんか だいきらいさ』

「もう、○○くんとは遊ばないもん!」というセリフは、保育園ではよく聞かれます。でも、いつの間にか当事者同士は、仲良くおままごとを始めているのです。

 

また、女の子同士でも、「そんなに嫌だったら、一緒に遊ばないで、別々の遊びをすればいいんじゃないの?」と、先生が、半分呆れて提案しても、いつの間にか、当事者同士は、何もなかったように仲良く遊ぶシーンも、保育園ではいつものことですね。

 

1961年ですので、まだ、私も生まれていない年に、アメリカのジャニス・メイ・ユードリーという絵本作家の「きみなんか だいきらいさ」が発表されました。日本でも、1975年に出版されたので、45年ものロングセラー作品です。縦横たった15センチの小さな絵本です。

 

タイトルに、いきなり「だいきらいさ」なんていう否定的な言葉がでてくると、逆に気になる絵本ですね。もちろん、本の内容は「なんだ!やっぱりきみが大好きということだったのか」というストーリーです。

 

ジェームスとぼくの二人の男の子が登場します。そして、ジェームスの悪口が続きます。「いばりたがるし、クレヨンはかしてくれないし・・・」そして、「もうぜったい、ともだちになってやらないから」と言ったとたんに思い出すのは、ジェームスと仲良く遊んだことです。

 

そこで、まだ素直になれないまま、ジェームスのところに遊びに行きます。仲直りできるのかなと思うと・・・そんなに簡単には行きません。またしてもけんかです。

 

でも、「ねえ、ジェームス!」「なんだい?」「ローラースケートやらない?」「オッケー!クルクルクッキーはんぶんあげる」・・・このクルクルクッキー半分が、子どもにとって、本当にわかりやすい仲直りのしるしです。

 

保育園では、子どもたちのケンカが始まると、「心配だ」とか「やっかいな問題が発生した」ではなく、「また楽しい観察対象がスタートした」ぐらいに受け止めています。子どもたちは、仲よしだからケンカもするし、ケンカをすることでより友情が深くなることがあることを経験上知っているからです。

 

子どものうちは、喜怒哀楽があって心は豊かになるものです。すぐに、仲直りできる子どもの姿を見て、大人の私たちは、ドロ沼に陥りやすい「大人のケンカやトラブル」を反省しないといけませんね。(笑)

2020年

4月

18日

子どもを叱る時

今日は強い雨です。さいたま市は、春の嵐になるという天気予報ほどではありませんでしたが、久々のまとまった雨です。

 

そこで、子どもたちは、教室内で手作りの「すごろくゲーム」を楽しみました。古くなったカレンダーの裏に、「1回やすみ」「ものまねをする」「3つ進む」「園長先生とジャンケン」などなど、小学生が中心となって、すごろくの内容を作って行きました。

 

子どもたちは、自分たちで作ったということもあり、かなりの盛り上がりです。「もう一回やる!」が何度も続きました。子どもたちが遊びを作り上げていく姿は、いいですね。

 

さて、学校休校で、ほぼ24時間子どもと一緒の保護者が増えていると思いますが、当然、親にとってはストレスがたまることが多いですね。

 

そこで、ある子育て情報誌に「子どもを叱る時に気をつけていること」の記事がありましたので、いくつか紹介します。

 

子どもたちがわかりやすいように、短文で言いたいことを言うようにしている。

他の子と比べるような叱り方はしないように気をつける。

目を見て、落ち着いた口調で語りかける。

両親がいっぺんに叱らないこと。片方が叱ったら片方が慰める。

まず、なぜそうなったのか、そうしてしまったのか、子どもの言い分を聞く。

例えば「走らない!」ではなく、「止まる!」など、否定ではない言葉に言い換える。

叱り終わったら、すぐに空気を切りかえて、ダラダラと嫌な空気を残さないようにする。

 

暴力や、乱暴な言葉遣い、ネグレクトなどは「虐待」につながる行為ですが、子どもの行為が人の迷惑になっているなど「悪いことをしたら」それを叱るのは、親の義務です。これは、昔も今も変わらないものだと思っています。

 

ただし、その叱り方は、子どもの性格や行動によって、また親の考えによって、当然ですが1つの答えなどはありませんね。親が、自分ルールをしっかりと決めることが大切です。もちろん、子どもの成長によって、親のルールも変わります。

 

あなたは、我が子をどう叱りますか。

2020年

4月

17日

相手の顔を見て話す

屋上のどろんこ広場の横は、開演以来ずっと草むら状態で、最近子どもたちが、秘密基地スペースを作っておままごとなどをしています。広いので、持て余していたのですが、ようやく重い腰を上げて、「ブルーベリーファーム」にすることにしました。職員会議で「果物の木を植えるなら何にしよう?」と考えた結果、ブルーベリーとなりました。

 

早く実をつけることと、子どもたちがつまみ食いできるからです。今日は、年長園児2名を助手にして、苗を植える穴を4か所掘りました。かなりの重労働でしたが、2人ともよく頑張りました。まずは、4本の苗木を来週には、子どもたちと植えようと思っています。

 

さて、待ち合わせ場所や時間を伝えたり、気の合う仲間同士で短い会話を楽しむには、メールやラインで十分ですが、仕事上の重要事項や、自分の心のうちを相手に伝える時は、直接電話をするのがマナーでもあり、トラブル回避にもなります。

 

しかし、ちゃんと相手の顔を見て話すことが、一番のコミュニケーション術であることは、言うまでもありません。

 

私が新人営業マンの頃、会議の発表では、参加者の顔も見ないで自分の発表を終わらせることばかりに気をかけていました。顔を見ていないので、参加者から共感をもらったのか否定されているのか、全くわからないですね。挙句には、時間がおしていたので「ごらんの通りです」で発表を終わらせて、上司からコテンパンに怒られた記憶があります。(笑)

 

商談などで、相手の顔色をうかがいながら、「この責め方ではまずいな・・・作戦変更だ」なんて、臨機応変に対応できるようになったのは、ずいぶんと経験を積んで年をとってからですね。

 

ある校長先生が、最近、子どもの顔を見ないで授業する教員が増えていると言っています。

 

「この子はそっぽを向いている」「この子は落ち着きがない」など、子ども一人一人の様子を確認しながら授業を進めるのが大切ですが、それをしないということは、子どもが教師自身の話を聞いているかどうかチェックをしていないということです。私の営業マン時代の失敗と同じです。

 

一生懸命はいいのですが、仮に授業が理解できずに思考がストップしている子どものこともわからないということになってしまいます。この校長先生は、3つの理由があると言います。

 

「教師としての技量不足で、授業をこなすのに精一杯で余裕なし」「子どもの反応が予想外の場合、どう対応していいかわからない」「作成した指導案通りに授業を展開しなければならないと思い込んでいる」の3点です。酷な言い方ですが、間違いなく教師自身の授業スキル不足です。

 

教師だって、わからないことがあれば、授業中に堂々とスマホを使って調べたらいいのです。教師はまじめで、ウソをつけないというのも、少し柔軟に考えるといいですね。

 

私が、ビジネスマン時代に「この女性は仕事ができるなぁ~」と思った人がいました。彼女は、打合せをしながら、次々に携帯電話で、キーマンに確認やアポを取り、私なら「明日までに確認します」の仕事を、打合せが終わると同時に、完了させてしまったのです。

 

私たち大人は、子どもたちの成長のために「自分の思い通りにならないことをたくさん経験して、社会に出ても、へこたれないで頑張って欲しい」と思っています。しかし、大人の私たちも、仕事でもプライベートでも、これから、何度も、「自分の思い通りにならないこと」を経験します。むしろ、予測不能の出来事を楽しむくらいの気持ちが、必要かもしれませんね。

 

今の世界は、誰もが予定通りにいきません。楽しむことはできませんが、冷静に落ち着いて乗りきっていきましょう。

2020年

4月

16日

先生の働き方改革

今日も穏やかな春の陽気の中・・・子どもたちの屋上遊びは、やりたいことを楽しむ姿が見られます。ファームにトマトの苗を植える準備で、園長の草取りを手伝う園児・・土の中からハサミムシが出てきました。

 

料理ごっこにはまる園児は、食器の中へ、様々な食材に見立てた草や花を入れて、料理に夢中です。自転車に乗るのも気持ちがいいですね。今起きている不安を忘れられる、ほっこりした時間です。 

 

さて、ある教頭先生のコメントです。「臨時休校中の学校では、今教員は、午前8時半に出勤し予定の仕事を終えて午後5時に帰れます。現在の勤務時間は、働き方改革の視点から見れば、満点であるが、働いた充実感を持って帰宅している教員は一人もいませんね」

 

一昔前の学校(今も変わらないかもしれませんが・・・)では、児童生徒が下校した午後6時過ぎから事務仕事にかかり、特に年度末の3月は、多くの教員が午後9時ごろまで残って仕事をしています。しかし、職員室にはなぜか活気があったと、その教頭先生は語ります。

 

そんな状況が、決して教員の働き方のあるべき姿とは言えないでしょうが、私も、若き営業マン時代は、外回りから事務所に帰ってきて、それから終電まで、お客様である得意先への書類の作成などの事務仕事をしていた記憶が蘇ります。「24時間戦えますか!?」のCMがジャパニーズサラリーマンを鼓舞していた、古き時代の話です。

 

教頭先生は、こう続けます。「私たちは、児童・生徒と関わる教員活動を仕事に選んだのであり、定時の出勤・退勤を求めているのでない。今回の臨時休校で、私たちの仕事とは何か、私たちにとっての働き方改革とは何か・・・を深く考えさせられた」と言います。

 

先生の仕事は、子どもたちの成長につながる教育や関わりだけでなく、保護者対応や地域の人たちとの調整など、多岐にわたっています。しかし、「子どもがいない中での仕事」が、どれだけ充実感がない仕事になっているか、多くの教員が今回の件で、身をもって感じているのでしょう。

 

今回の騒動で、多くの人が、自分の今までの仕事のあり方を考えるきっかけができました。と同時に、自分の仕事で大切なことや仕事の本質を考える機会にもなったはずです。

 

働き方改革は、勤務時間や残業削減といった数字上のことだけではありません。自分の仕事のこと、家族の事、自分にとって幸せなライフスタイルとは・・・この機会に、じっくり考えたいですね。

2020年

4月

15日

個別最適化された学び

昨日の嵐のような強風から、今日はポカポカの屋上遊びができました。チビちゃんたちが、どろんこ広場の池に、しゃぼん玉のストローや容器をポイポイするので、掃除をして、ついでに、エビとドジョウを採集しました。バケツに入れて、子どもたちと観察します。保育園の水槽で飼うことにしました。ドジョウは、龍のように空を飛ぶように泳ぐので、子どもたちは、勝手に「青龍(せいりゅう)」と名前をつけています。

 

さて、学校休校で、何一ついいことがないように思う中で、新しい流れがいくつか起きています。その一つが、休校を受け、子どもたちの学びを守るため、オンライン学習を行う事業者の多くが、児童・生徒個人や学校へのサービスを無料で提供したことです。

 

これは、一斉休校という緊急事態が「個別最適化された学び」を後押ししたと言えるのかもしれません。

 

子どもたちにとっては、必ずしも「真面目に勉強」とはなっていないでしょうが、突然の休校という事態に戸惑いながらも前に進もうとしている教員がたくさんいます。

 

同じ教室で、同じ学習内容を、同じ時間に学ぶという学校のスタイルは、確かに、すべての日本人が一定の学力を身につける上で、大きな成果を上げたことは間違いありません。

 

しかし、江戸時代の「寺子屋」スタイルは、個々に合わせた学びが行われていたでしょうし、最近の学習塾は、個別対応が当たり前になってきています。

 

間違いなく人工知能が世界中に広まり、子どもたちは、AIに代替されない価値を創造するために、個々の学びが必要になります。

 

子どもたちが、自ら学び、考え、行動する力の育成を学校が推し進めれば、一人一人が学ぶ内容は、必然的に、「個別最適化」させないといけません。

 

今回のコロナ騒動を機に、学校や教員が、あらためて、「個別最適化」につながる授業方法を考える切っ掛けになると思っています。「とりあえず、子ども一人に一台のパソコン」という、形から入ることも上手に活用しながら、新たな学びにつながればいいですね。

2020年

4月

14日

ひび割れつぼ

今日の寺子屋は、「お仕事の話」です。色々な仕事のイラストを見ながら、子どもたちと仕事について考えます。「どうして仕事をするの?」から、「パパママの仕事」に、「大きくなったらどんな仕事をしたいか?」・・・新人寺子屋も「ハイハイ!」と積極的に手を挙げます。寺子屋では、いい学び合いとなりましたが、自粛要請によって、「お仕事」がままならない人たちのことを考えると、早く、思う存分仕事ができる日が来ることを祈るばかりです。

 

さて、昨日は安積得也さんの詩の中で、「種子(たね)」の話をしましたが、今日も花の種がでてくるインドの寓話を紹介します。よみ人知らずの物語です。

 

「ひび割れつぼ」

水運び人が、2つのつぼを肩にかけて、ご主人のために毎日水を運んでいました。片方のつぼには、ひび割れがあったので、いつも水が半分こぼれていました。もう片方のつぼは、自分は役目を十分果たしていると、いつも満足していました。ひび割れのつぼは、自分のひび割れを情けなく思い、みじめな気持ちになってきました。

 

半年が経ち、ひび割れのつぼは、とうとう水運び人にこう言いました。「私にはひび割れがあって毎日水が半分こぼれ、あなたの役に半分しかたっていません。本当にごめんなさい」

 

水運び人は、ひび割れのつぼに優しく言いました。「今度歩く時に、道端の花をよく見てごらん」そう言われて、ひび割れつぼ、初めて毎日通る道にきれいな花が咲いていることに気づきました。そして、美しい花を見て、とても優しい気持ちになりました。しかし、屋敷に着いた時、やはり水は半分しかありません。「私は役に立たないつぼだ」と、ふさぎ込むひび割れつぼに、水運び人は言いました。

 

「気がつかなかったかい。道端の花はお前の側しか咲いていなかっただろ。私は、お前のひび割れを知ってから、お前の通る道に花の種をまいておいたのだよ。毎日その花を切り、ご主人の食卓に飾ってきた。お前のお陰でご主人は、綺麗な花を眺めながら食事を楽しむ事ができるのだよ」

 

どうですか・・・いい話ですね。この話に例えるなら、私なんか、ひび割れだらけのつぼです。それを、少しだけ長く生きた経験と周りの支えで、やりくりできているようなものです。

 

この話を、子どもたちや、「部下に恵まれない・・・上司がつかえない・・・」と嘆く組織人に当てはめると、いろいろな思いや考えが巡りますね。

 

完璧な人間などいなくて、誰しもみんなユニークなひび割れをもっているのではないでしょうか。人のひび割れ見つけたとき、私たちがやることは、ひび割れを責めることではありません。ひび割れをふさいであげることでもありません。この物語のように、ひび割れから水がこぼれ落ちるその場所に、そっと種を蒔いてあげることです。

 

どんな種を蒔くかは、もちろん、あなた次第です。

2020年

4月

13日

ひと みなに 美しき 種子あり

嬉しい便りが届きました。2年前に、パパママの故郷の広島に引っ越した3歳児の女の子が、この春小学生になりました。彼女は、クリスマス発表会で、伝説の舞台となった「かさじぞう」で、おばあちゃん役を見事に演じ、園での活動では、当時の仲間たちに大きな影響を与えてくれました。

 

そんな彼女も、ホワイトきゃんばす在園中の経験を活かして、立派な小学生になっていました。広島でも新型コロナウイルスの感染拡大が迫っていますが、小学校は始まったそうです。頑張っている姿を見て、嬉しくなりました。

 

今日は、雨降りとなったので、子どもたちは「こいのぼり」作りをしました。時代の流れか、はたまた、新型ウイルスのせいで元気がなくなってしまったのか、外を歩いても「こいのぼり」を見ることが少なくなっています。せめて、子どもたちには、元気な「こいのぼり」を作ってもらおうと思っています。

 

さて、この春は、「卒業式」の簡略化を余儀なくされた学校が多かったですね。そんな中、埼玉県幸手市の中学校では、卒業生に素敵なメッセージを記した色紙が贈られたそうです。

 

「ひと みなに 美しき 種子あり」という言葉が、卒業生一人一人に配られました。これは、詩人の安積得也(あづみとくや)さんの「明日」という詩の一節です。

 

「明日」

はきだめに えんど豆咲き

泥池から 蓮の花が育つ

人皆に 美しき種子あり

明日 何が咲くか

 

どうですか・・・いい詩ですね。いろんな環境や、いろんな育ちがあるなか、子どもたちひとりひとりの未来は、輝いている。といったところでしょうか。

 

そして、安積さんは、種子(しゅし)と書いて「たね」と読ませます。この意図は、たぶん次のような考えだと思います。

 

種には、様々な形や大きさがあり、軽いものもあればヤシの種のように、大人でも持てないような重たいのもあります。安積さんが示した「種子(たね)」とは、「人が皆持っているもの」とも「美しいもの」とも言っています。一言で言えば、「よさ」だと言えるのかもしれません。人は皆、美しき「よさ」があるのだと・・・。

 

子どもたちを見ていると、心がやさしい・我慢強い・体が丈夫・本が好き・絵が得意・運動が得意・・・何であっても、一人一人、その子どもが際立つものがあれば、それは「よさ」です。

 

私たち大人は、子どもが持つ「これだ!」という「よさ」を見つけたいものですね。安積さんの言う「種子(たね)」は、子どもたち一人一人が持っている「よさ」なのかもしれません。その「よさ」が自力で育つように、私たち大人が子どもたちにかかわっていきたいですね。

 

「ひと みなに 美しき 種子あり」・・・覚えてくださいね。

2020年

4月

12日

おひるねハウス

今日は、母の三回忌を行いました。三回忌は、亡くなった後2年目の命日に行う法要です。自宅で、お坊さんに来ていただき、身内だけの法要ですので、中止にはせず、粛々と行いました。母には、正体不明のウイルスが発生して、世界中が混乱していることを伝えます。

 

供養といえば、昨夜は、映画「さびしんぼう」をみながら、大林宣彦監督を偲びました。1985年の映画です。久しぶりにみましたが、若者の切ない想いと、葛藤と、笑いと、たくさんの、大林ワールドを感じることができました。

 

保育園の子どもたちには、時代が変わっても、人を好きになること・・・悲しい経験もたくさんして、青春を堂々と生きて欲しいと思いましたね。つらい経験は避けたいと思いがちですが、人の心の痛みがわかる思いやりの心が育ちます。「さびしんぼう」は、とっても切ないけど、前を向いて歩こうと思える作品です。

 

さて、愛知県の三河湾に佐久島という周囲11キロの小さな島があります。ここは人口過疎化対策で、1996年に「アートによる島づくり」を始めます。しかし、奇抜なパフォーマンスは芸術性はあっても、島民にはなじむことができず、空回り・・・そこで、島の代表は、アートプロデューサーを代え「自然や伝統との融合」を打ち出します。

 

鑑賞よりも遊んで楽しめるもの。木陰の涼しさとか波の音とか、自然を感じるアート作品が島全体に配置されると、若者が島を訪れるようになり、2004年に年間3万6000人ほどだった観光客は、2015年以降は10万人を超えるようになったそうです。

 

佐久島の海岸に出ると、縦、横3列ずつ9個の棚に仕切られた黒い箱が海の前にあります。はしごを上り、一番上の棚に潜り込んで寝ころんで目を閉じると・・・波の音、風の音、鳥の声・・・。今まで聞こえなかった音が聞こえてきます。そして、目を開けると、海が絵のように四角く切り取られて見えます。風が通り抜けて、気持ちのいい空間となっているそうです。

 

どうですか・・・「おひるねハウス」のイメージがわいてきましたか。今は、こんな場所で、海風を感じながら、私たちが直面している「世の中の重荷」をおろしたいですね。

2020年

4月

11日

「お~い さびしんぼう」

今日は、保育園で飼い始めた「ニホンヤモリ」のエサを屋上で探しました。ヤモリは生きたエサしか食べません。クモ・ダンゴムシ・てんとう虫の幼虫・なんだかわからないムシなどをたくさん見つけました。子どもたちが、観察していると、生き餌を食べている様子はないのですが、ヤモリは夜行性です。きっと、夜に活動するのでしょう。

 

さて、訃報が届きました。大林宣彦監督が、82歳で亡くなりました。私の大好きな監督の一人です。大林監督と言えば、「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道3部作が有名ですが、その中でも、わたしは、当時「さびしんぼう」に魅せられた若者の一人でした。

 

大林監督が、若い頃に、いつかショパンのピアノ曲のような映画を作りたいと言っていたのですが、この「さびしんぼう」では、ショパンの「別れの曲」が何度も流れます。

 

もともと、CM監督でデビューした大林監督は、チャールズブロンソンを起用した「マンダム」や、ラッタッタのかけ声で話題を呼んだ「ホンダ・ロードパル」のソフィアローレンなど、ハリウッドスターを起用したCMで脚光を浴びます。

 

そして、映画監督としてスタートします。「さびしんぼう」は、あの黒澤明監督が、「これはいい映画だ!」と気に入り、大林監督は、黒澤明からCM演出を指名されます。そして、CMに出演した黒澤明に、初めてサングラスを外させたのが、大林監督というのは有名な話です。

 

黒澤明を魅了した「さびしんぼう」の舞台は、広島県尾道市です。私も、何度か足をはこびましたが、海があって、坂道が多くて、なぜか「なつかしい場所」です。自分の故郷でもないのに、故郷のようで・・この尾道という場所が、「さびしんぼう」をさらに、哀愁あふれる、切ない物語にしています。

 

「お~い さびしんぼう」と声をかけると、富田靖子さん演じる主人公の「さびしんぼう」が答えます。

 

「恋することは、とってもさびしいから・・・だからアタシはさびしんぼう。でも、さびしくなんかない人よりアタシはずっと幸せよ」

 

今思えば、とても恥ずかしいセリフですね。しかし、20歳の私には、胸に刺さるセリフだったのです。「さびしんぼう」という言葉は、大林監督が作った造語です。監督の口調は、本当にソフトで、イライラしている時でも、その声を聞くと、落ち着くのです。とても不思議な魅力です。

 

もう、大林監督が語るシーンを生では見ることができませんが、今夜は、「さびしんぼう」でも観ながら、大林監督の供養をすることにします。心より、ご冥福をお祈りいたします。

2020年

4月

10日

二ホンヤモリ

さいたま市の小中学校の子どもたちは、新年度がスタートしても、学校の授業を受けることができません。しかし、今の状況から、教科書ではなかなか学べないことを考える機会ができたとも言えます。

 

「新型コロナウイルスが、どうして、こんなに早く世界中に広がってしまったのか?」

「マスク・トイレットペーパー・ティッシュペーパー・お米がなくなるのはなぜ?」

「日本人と世界の人々の風習の違いって?」

「仕事がなくなって・・・お店の売上がなくなって・・・困っている人は?」

「スマホなどの動画で、有名人がどうして元気をくれるの?」

 

きりがないですが、子どもたちの「なぜ?なぜ?」は、きっと、世界について、人を助けることについて、生きることについて、本当の幸せについて、考える大きなきっかけになるのではないかと思っています。親である、私たち大人が、しっかりと導いていきたいですね。

 

さて、今日の屋上遊びです。クサガメのおうちが完成に近づいてきました。すると、その近くで「ヤモリ」を採集しました。

 

「ヤモリ」と「イモリ」はどう違うの?と思われた方。イモリは、水中で生活する両生類です。「アカハライモリ」などが有名ですね。今日、屋上で見つけた「ヤモリ」は、トカゲの仲間です。手足が、吸盤のようになっていて、飼育ケースに貼りつきます。その姿が何とも愛らしいのです。

 

なかなか見つけることができない生き物ですが、「ヤモリ」は、「家守」とも言われ、おうちに住みついていると、家の主として縁起が良いといわれています。実際に、虫などを食べてくれるので、ありがたい生き物なのです。

 

江戸時代に来日したシーボルトが、新種として報告したので「二ホンヤモリ」という名前が付いていますが、日本の固有種ではなく、平安時代に大陸からやってきたと言われています。都道府県によっては、レッドリスト(絶滅危惧種)にもなっているそうです。保育園の屋上では、ビートルハウスの近くで、たまに見かけることがありますが、年に数回程度ですね。

 

飼育ケースに入れて、保育園で飼い始めたのですが、「二ホンヤモリ」は、生きたエサしか食べないようです。明日、屋上で、子どもたちとクモなどの虫をエサ用に、捕まえるとします。

 

ニホンヤモリ・・・なかなか愛嬌があってかわいいものです。もし、あなたのお家で見つけたら、大切にしてください。(笑)

2020年

4月

09日

この国の安全と平和を下支えする

緊急事態宣言が発令されても、保育園は、東京の世田谷区など、ほんの一部を除いては、開園しています。ただし、行政の指導で、「蜜」な状況を避けるために、「会社がお休み、在宅勤務など、自宅で過ごすことが可能な家庭については、できるだけ家庭で過ごしてください」と、自粛をお願いしています。

 

保育園ホワイトきゃんばすでも、自粛の園児が増え、昨日からの保育園は、土曜日なみの人数となっています。

 

しかしながら、現実的に、下の子が生まれたばかりで、育休で上の子を預けているママなどは、ワンオペで、ベビーを含む二人の育児は、精神的には大きな負担となります。

 

「自粛は、強要でも強制でもありませんので、保護者の判断で、当然登園してもらっても構わないです」という話を保護者にしています。

 

3月からスタートした、小中高などの休校は、保護者にとっては、「新しいライフスタイルを考えていこう!」と、周りは言うものの、現実的には、肉体的にも精神的にも負担が増えています。

 

新型コロナウイルスの感染拡大で、日本中がこれまでにない、先の見えない不安の中にいます。特に、小さな子どもを抱える家庭の不安は、どれほどのものか・・・こうした社会

不安の中にあっても、日本の保育施設は、3月から今後ゴールデンウイークが終わるまでの間、子どもたちが健やかに育つような場になっています。

 

しかも、家庭とのつながりが強いのが保育園です。保護者一人一人の状況を踏まえて、具体的な話をしながらかかわっているのです。

 

こう考えると、園長という立場ではなく、普通に考えても、日本の保育園は、この国の安全と平和を下支えしている、極めて重要な社会的インフラだと言えます。

 

園長の立場としては、謙虚に、子どもたちの笑顔と保護者との連携をさらに強めて、やっていくだけです。

2020年

4月

08日

新聞で「読解力」アップ

昨日は、保育園のあるショッピングセンターでは、緊急事態宣言が発令される前に、食料品などの買いだめが発生するやもしれないと、入場制限などの体制を整えていたのですが、お客様は、いたって冷静で、大きな混乱もありませんでした。

 

緊急事態宣言が発令をされた、東京都を除く6府県では、民間の店舗などの休業要請はせずに、市民の不安をいたずらにあおることなく良かったです。

 

社会人である私の長女は、在宅勤務や電車での通勤禁止令が出ており、まともに会社に出勤していないのですが、昨夜は、「ウエブ飲み会」を会社仲間と行っていました。それぞれが、自宅で好きなお酒やおつまみを用意して、スマホを通じて、飲み会をしているのです。「ガハハハッ!」という長女の大声がうるさかったのですが、これも、若者の安全なストレス解消法なのかもしれません。

 

さて、小中学校は、また5月6日までの休校となるところが増えてしまいましたね。保育園には、ランドセル姿の卒園児が遊びに来ました。入学式の看板の前で、家族それぞれが写真を撮り、校庭に並べられた机の上で、教科書と5月6日までの課題プリントを受け取ったそうです。クラスと担任名はわかったものの、担任の挨拶はなしとのことです。あっけない入学の日です。

 

今日は、新聞活用の話です。ある教育機関が、子どもたち55人を相手に出前授業を行ったそうです。

 

「『動物園からライオンが逃げた』ネットでこんなニュースを見たらどうする?」と子どもたちに話し始めます。

 

「新聞は、『ライオンが逃げた』とツイッターで見ただけではニュースにはしません。色々な人に取材をして、真実とわかるまでは報道しません」と話しながら、新聞を片手にクイズやワークを交えながら「情報を読み取る目」の大切さを語ります。

 

「隣りの友だちの紹介文を書こう」というワークでは、ペアを組んだ子の取材を5分で行います。たった5分でも、メモ帳には文字がびっしりです。保護者も参観していて、親も知らなかった、自分でも気がつかなかった意外な素顔が、友だちの「取材」で明らかになっていきます。

 

これによって、第三者による客観的な情報発信が重要であることや、たくさんの情報の中から、自分で考えながら取捨選択して他人に伝えていくことの大切さを、子どもたちに気付かせるのが狙いだそうです。

 

SNSによる短い文章に慣れている子どもたちは、文章を書く力が落ちていると言われています。「読む、書く、話す、考える力を身につけるには、しっかりとした文章を読むことが近道。そのためにも、毎日少しずつでも、子どもたちに新聞を読む習慣をつけさせたい」と出前授業の講師は語ります。

 

休校に伴い、家で過ごす小中学生に、新聞を読む習慣をつけさせるのもいいかも知れませんね。一般紙だけでなく、子ども新聞や中学生新聞など、たくさんあるので、子どもが家にいて奮闘するママへ・・・いかがですか。

2020年

4月

07日

緊急事態宣言

ここ数日、世の中は、情報が二転三転する状況となっていますが、そんなバタバタをあざ笑うかのように、屋上のチューリップは美しく花を咲かせています。2歳女の子が、何の疑問もなく赤いチューリップの花を摘んでいました。「ちょっと待った!」と職員が、何とか1本で食い止めて、保育園の一輪挿しで愛でています。もちろん、子どもには罪はありません。きれいな花を摘みたいという純粋な気持ちです。ムスカリもよくやられます。(笑)

 

そして、今日は何と、桑の花が満開になっているのを発見しました。桑の花は、チューリップのように鮮やかではなく、地味な花です。ただし、この花がやがて、実となり、おいしいマルベリーとなるのです。

 

「この花がマルベリーになって、6月になると食べられるよ~」と子どもたちと観察します。昨年から、屋上の桑の木に実がなるようになりました。子どもたちの屋上遊びの大事な「おやつ」になっていたので、今から子どもたちは待ち遠しい気持ちになっているようです。

 

さて、本日7都府県を対象に、緊急事態宣言が発令されました。「国民の皆様には冷静な対応を!」と「緊急事態宣言」という重みは、相反するものなので、なかなか両立させることは難しいですが、5月6日までの1カ月間、冷静に辛抱しなければなりません。

 

「自分の命」「家族の命」「大切な人の命」を守る・・・これが、大きな目的であることを受けとめて、これから具体的に示される内容について、受けとめていくのです。

 

さいたま市の小学校の入学式が中止になり、クラス発表と教科書を受け取るのみとなってしまいました。明日は、その春に卒園した園児の多くが、ランドセルを背負って保育園にやってきますが、大いに祝おうと思っています。

2020年

4月

06日

教育の目的とは?

今日の屋上遊び・・・サッカーのPK戦に夢中の子どもたちです。外遊びは、子どもたちのストレスも解消し、元気な体を作るのです。

 

さて、少し前の話です。イギリスはサッチャー政権時代、低学力打開に向け、当時、世界一の学力と言われていた日本の「秘密」を探りに視察団を派遣させたそうです。

 

その結果、日本には学習指導要領があり、全国一律に教育水準を高く保っているということが判明しました。そこで、日本に倣って1988年にナショナルカリキュラムを作成し、同時にナショナルテストを始めたという経緯があります。

 

ナショナルテストの結果は、学校別一覧表で公表され、学校選択の指標になり、好成績の学校には予算を多く配当するまでエスカレートしてしまったそうです。

 

こうなると、競争原理はマイナスに働き、授業はテスト対策中心となるなど本末転倒の結果として学力はさらに低下し、不登校増加などの弊害も生じ、ナショナルテストが破綻したのです。

 

日本の全国学力、学習状況調査は、イギリスほどではありませんが、目先の点数に右往左往している学校や自治体が少なからずあるのが実態ですね。

 

今回の新型ウイルスの影響で、新年度がスタートしても、全国の学校の多くが、休校や間引き授業となります。私のような昭和世代の人間にとっては、たかが1、2カ月の授業がなくなったところで、長い人生の中では大した問題ではないと、人生経験上、言いきれます。

 

むしろ、この前代未聞の時間を通常授業ではない、「子どもたちが自分で考える」時間に変えることができれば、きっと、この経験は、大人になった時に大きな財産となるかもしれませんね。

 

ピンチをチャンスに・・・考え方次第です。はい。ポジティブシンキングで行きましょう!