新潟からの来客

今日は、新潟からのお客様二人・・・

 

前の会社では、営業マン時代と管理職になってからも累計で10年ほど、新潟を担当していましたので、思い入れの強いエリアです。

 

人生の大先輩ですが、当時、新潟にある伊勢丹百貨店と大和百貨店の店長をしていた二人で、今は退職して、人生を楽しんでおられます。

 

屋上のファームを見てもらったり、保育園では、子どもたちの相手もしていただき、満足顔で新潟へ帰っていきました。

 

遠く新潟から「がんばってるか?」と訪ねていただき、本当にありがたいです。

 

さて、新潟の思い出はたくさんありますが、やはり、一番の出来事は、「大和百貨店新潟店の閉店」です。

 

大和(だいわ)百貨店は、金沢の香林坊・富山・高岡など、北陸を中心に展開する百貨店です。

 

「雪が積もらないところには店を出さない!」が、会社の考え方です。

(これはホントです)

 

新潟県内には、新潟店・長岡店・富山店の3店舗がありましたが、経営状況の悪化から、2010年に閉店となりました。

 

新潟店では、6月30日が最後の営業日となりました。40年前に新潟に進出し、地元のお客様に親しまれていたのですが、三越、伊勢丹の進出。郊外のショッピングセンターへお客様がシフトし、年々売上ダウンを続けていました。

 

そして、閉店の日・・・19時に正面入り口のシャッターが閉まるまで、お客様の「ありがとう」の拍手が鳴り止みませんでした。

閉店後は、1Fに社員もテナントやメーカーの全従業員が集まり、店長の挨拶

です。店長とは何回か一緒にお酒を飲んだことがあるのですが、こんな感動のメッセージは初めてでした。(失礼)

 

多くの社員が泣いています。次の仕事が決まっていない人もたくさんいました。

 

長い歴史の幕が下ろされる瞬間に立ち会えたことは、とてもいい経験でしたが、大和にかかわる人々が、次の人生に向かって、明るく進んでいくことをひたすら願っていました。

 

私もこのタイミングでは、すでに、保育園を立ち上げることを決めていたので、自分のこれからの人生とかぶる時間でした。

 

いつか、ゆっくり、新潟を歩いてみたいです。