小さなパン工房

ホワイトきゃんばすの開園した5月に、同じく小さな小さな・・・パン工房「花momo」が、自宅から200メートルしか離れていない住宅街に、こっそりオープンしました。

 

こっそりというのは、とくに大きな宣伝をしていないのと、開店日が金曜日と土曜日だけというお店です。

 

金曜日土曜日は保育園ですので、ずっと行きたかったのですが、昨日ようやく訪れることができました。

 

お店は、一軒家の6畳ほどの和室をリフォームしただけの、本当に小さなパン工房です。

 

ただお気に入りのパンを買って帰るつもりだったのですが、お店のご主人と奥様といつものように、話がはずんでしまいました。

 

パンを作るのは、奥様です。趣味のパン作りが高じて店を出すまでになったのですが、この店の売りは、「自家製塩こうじ」を使っているところです。

 

金曜日と土曜日しか開店しないというのも気になっていたのですが、ご主人も奥様もふだんはお仕事をしているので、週末だけの開店とのことです。

 

大きな宣伝もせず(ビラ配りもしてません)、少しずつ口コミで固定客を増やしていく方向性は、好きですね・・・

 

希少価値とか、私だけの店とか、マーケティング的にも実は的を得ています。

 

ただし、パン屋さんで儲けるのは至難の業で、奥様曰く「好きなことをやって人生を楽しんで、お客様と会話をするのが幸せです」とのこと。

 

実は、保育園の子どもたちに「パン作り教室」をやっていただけないかと、お願いしたところ、大いに喜んでいただき、実現にむけて話を進めて行こうと思っています。

 

長い長い話し相手のお礼に、たくさんパンを買ったのは言うまでもありません(笑)

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コメント: 1
  • #1

    ひでっち (日曜日, 23 9月 2012 13:21)

    「共感」とか「共鳴」とかがキーワードで商売ができるうちは
    ブレを出さずにやっていけますね。

    あるとき、「売上目標」だとか「利益目標」だとか「規模拡大」とか
    「第2号店出店」だとかいうものが出てきたときに、ブレを起こさずに
    「共感」「共鳴」を守り続けることができるかどうか、ここで多くの人が
    つまづいてしまいますね。

    神戸は最大手食パンメーカーがこの土地だけは営業を伸ばすことを
    あきらめていると言われるほど、街のパン屋さんが実力揃いです。

    ひでっちの通うパン屋さんはクルマで片道30km。
    行政上は神戸市ですが、ほとんど神戸郊外という位置にあります。
    イオン北神戸とアウトレットモールがあるあたりと言う方が
    理解されやすいところです。
    (そこから少し足を伸ばせば、「エスコヤマ」さんがあります)
    近くにいくらでも有名なパン屋さんがありますが、ガソリンと
    手間をかけてでも手に入れたい、そんな思いで通い始めて13年に
    なる、1本1本、裏切られることのない、いつも変わらぬ、感動の
    ある食パンなのです。

    パン工房「花momo」さんはきっと、ブレを起こさずに、
    地元で愛されるパン屋さんとして定着してことでしょうね。
    そして、ホワイトキャンパスも・・・。