京都大学の山中教授がノーベル医学生理学賞を受賞しました。
オリンピックで日本人が金メダルを取るのと少し似た感じです。心からおめでとうございます。
そして、この受賞は、とてつもなく凄い事とのことです。
iPS細胞の研究は、皮膚などのありふれた体細胞から、受精卵のような万能性を持つ細胞を人工的に作り出す技術で、クローンとは違う内容なので、人道的な問題もクリアされます。
すべて、報道からの受け売りですが(笑)、研究内容も凄いのですが、具体的に実用化される前に、受賞となったのは前代未聞とのことです。それだけ、明日の人類の医学をチェンジさせる可能性があるということです。
記者会見での実直な印象どおり、「有言実行」「偉ぶらず」が、山中教授のキャッチフレーズですが、ユーモアたっぷりの酒豪という裏の顔があるそうです。
山中教授が、今後のあり方を、マラソンに例えて、自分の力量を超えた走りをするとばててしまうので、ペース配分を気をつけたいとコメントしていました。
どちらかというと、「走れるときに全力疾走」を続けてきた私とは、まったく反対の考えですが、どっちが正解とか間違えているという議論は、ナンセンスです。
大事なのは、自分の生き方は、自分で決めろ!・・・「こたえ」は自分で見つけろ!ということですね。
なんだか、理屈っぽくなってきたので・・・(笑)これでおしまい。
コメントをお書きください
かいじゅうママ (金曜日, 12 10月 2012 00:09)
本当に山中教授の研究はすごい!!
私の回りには、…私を始め、研究が進むのを心待ちにしている人がたくさんいます。
iPS細胞は、脊髄損傷の方や、筋ジストロフィーの方、そして、うちの子の病気も治してくれるんです!
山中教授は、研究を「患者さんのため」といってくれて、救われます。
研究支援のため、と、新たに寄付金が一般からもたくさん寄せられたのは、教授の人柄、信念に共感した人、研究が進んで、病気を一日でも早く治したい人が多い、といえるからでしょうね。
…私も送りたいなぁ。
医者を目指し、挫折を経験して…そこから新たな自分の生きる道を見付け、それが評価される。すてきだなぁ!!
評価の大小は別として、自分の生きる道…
「こたえ」を見付けるための努力は誰しも必要ですよね。
そして、どんな走り方でも、ゴール(目標)に向かって走り続ける事が大切。
こどもたちにはそんな事を教えていきたいです。
ひでっち (金曜日, 12 10月 2012 20:30)
とある月刊誌で、山中先生と、小惑星探査機「はやぶさ」の
プロジェクトリーダーをされた川口先生との対談記事があり
ました。ちょうどノーベル賞受賞のほんの少し前だったので、
あまりのタイムリーさにその対談を組んだ編集者の眼力に
ただただ驚きました。
どちらの先生も大好きなのでとても素敵な対談なのですが、
山中先生のおっしゃった言葉に「成功の条件はVW」という
のがあります。
ビジョンのVとワークハードのW。
ただやみくもにワークハードだけではダメで、ビジョンが
大切なんだと教えられます。
子どもたちの理科系離れが懸念されてきましたが、「はやぶさ」で、
そして、細胞研究で子どもたちの関心をひいています。
子どもたちの目を輝かせる素敵な大人がいることが
うれしいですし、励みになりますね。
金儲けだけではなく人々の幸福のために科学を振興させてほしい
と思います。
話題だけは大きかったですが、効果の上がらなかった事業仕分けは
こういう科学の研究費を大いに削ってしまいました。一方で震災復興
の予算が被災地以外の事業に使われるデタラメもある国です。
政治家や官僚だけでなく、私たちもビジョンをしっかりと持ちたいものです。
P.S.
「かいじゅうママ」さんの次にコメントできて
嬉しいです。。。