小林秀雄

先日の大学入試センター試験を終えて、長女が開口一番「今年は出題傾向が変わった!小林秀雄が出た・・・お手上げだ!」と話していたのですが、昨日の新聞発表で、センター試験の結果が公表されました。

 

国語は、史上最低の平均点・・・前年の平均点より17点も下回る(200点満点)結果となったそうです。

 

原因は、小林秀雄さんの文章が問題に出されたことと各誌が分析しています。

 

古めかしい隋筆風の文章に受験生はとまどったのでしょうが、小林秀雄さんは、あの西田幾多郎さんと並んで、戦前の日本の知性を代表する巨人とも言われています。

 

もちろん、難しい文章に、私も決して読みこなした経験はありません(笑)

 

まるで、小林秀雄さんが悪者のようなイメージになってしまいましたが、彼が悪いのではなく、出題した人を恨むべきでしょう。ただし、難しい易しいは、みな同じですから「小林秀雄のせいで不合格になった」というのは間違いですね。

 

保育士の筆記試験でも、各科目で20問中必ず1問、場合によっては2問は、過去問や参考書を勉強しているだけでは解答できないような「超難解」「いじわる」問題があります。

 

問題作成者にしてみれば、「自分が作った問題の足跡」を残したいという思いがそうさせるのでしょう。人が作るのですから、これも受け入れないといけませんね。

 

ただし、センター試験は平均点からの相対評価となりますが、保育士試験は、問題の難易度にかかわらず、前科目60%以上の点数で合格ですので、「あの問題のせいで・・・」という恨み節も出てくるやも知れませんね・・・(笑)