友達

今日の寺子屋のテーマは、「ともだち」です。

 

少し難しいと思われるので、職員の子どもの小学校1年生の女の子に、話のリード役で参加してもらいました。今日は、埼玉県民の日ですので、公立の学校や幼稚園はお休みです。

 

「ともだち」って何?

 

子どもたちは顔を見合せながら、考えますが、さすがに一人も自分で考えた答えが出ません。でも、子どもたちは「ともだち」という言葉は知っているし、普段から使っています。

 

一人の女の子を前に出てもらい、「○○ちゃんと友達の人は手を挙げて」と言いました。すると、8人中5人が友達だと手を挙げたのですが、残りの3人は友達じゃないと言ったのです。

 

ここで、一般的な保育園や幼稚園の先生のほとんどが「そんなことを言わないで、みんな仲良く友達になりましょう」と言うのでしょう。

 

ホワイトきゃんばすの寺子屋は、そんな子どもたちの心の中に?が残るような方向には持っていきません(笑)

 

よのなかに出れば、そんなきれい事は通用しませんし、理不尽な事へ、強い心で戦わなければならない時もありますね。

 

そこで「どうして友達じゃないの?」を深く掘り下げます。

 

おもちゃを一人占めにして、なかなか貸してくれない。

順番に自転車に乗る約束なのに、それを守らない。

自分が作ったブロックをすぐに壊してしまう。

すぐに先生に告げ口をする。

 

これらは、子どもの成長過程にある内容です。「悪い子」だけが行うことではなく、すべての子どもが行うあたり前の行為と言えます。

 

また、園児同士にも相性の良しあしはあります。ペアを組ますのに、この二人だけはやめるという場合もあります。これは、理屈抜きで、大人の世界とまったく同じことです。

 

今日は、テーマが難しかったので、どこまで子どもたちが考えることができたかはわかりませんが、「友達を作るには、自分が嫌だと思うことをしない。優しくする・・・」といった方向へ話が進みました。

 

小学校1年生女の子が「友達100人作るんだ・・・」と言った時には、表面上の浅い付き合いの友だちをたくさん作るより、親友と呼べる友を1人持ちなさいと言いたいところをぐっと抑えて(幼児には何のこっちゃ?となるので・・・笑)、今日の「ともだち」のお話はおしまいです。

 

残りの時間は、ひらがなカルタをしたのですが、あ行とか行だけでしたので、もっとやりたいコールが起きましたが、「物足りないなぁ~」くらいで終わらせるのが、子どもたちの集中力を考えるとベストです。

 

今日は、埼玉県民の日でしたので、イメージキャラクターの「コバトン」が、保育園に遊びに来てくれました。子どもたちが「コバトン」を囲んで凄いことになりました。5歳女の子が「中に人が入っているんだよ」と、小さい園児の夢を壊すようなことを言うもんだから、子どもたちには「違うよ、コバトンは鳥だよ」とピシッと話す園長です。

 

着ぐるみの人には「くまモンやふなっしーに負けないで頑張って!」とエールを送ったのは言うまでもありません(笑)