平成25年の保育を振り返って つづき

平成25年度は、保護者を巻き込んだイベントを多くできたと思っています。

 

イベントの目的は、子どもたちの笑顔のためはもちろんのこと、保護者にお子様の園での成長を見てもらいたい。そして、職員と保護者のコミュニケーションを深めることも重要な目的です。

 

ホワイトきゃんばすでは、保護者が迎えに来た時は、わりと時間を取って、職員が今日の出来事などの話をします。保育園の中にも自由に入っていただき、隠すものはない(笑)というスタンスです。連絡ノートでも日々の保育の内容は記入していますが、フェイスツーフェイスが大事ですね。

 

他の保育園では、保育室には入れずに、入り口でバイバイが多いと聞きます。また、幼稚園では送迎バスですので、担任との会話は基本的にはありません。ここは、ホワイトきゃんばすの強みではありますが、さらに、イベントを通じての長い時間のコミュニケーションが必要と考えます。

 

保育参観や夏祭りでは、親子ゲームを多く行いました。親子で一緒に競うというのは、笑いありで、良かったですね。

 

夏祭りでは、子どもたちがお客様で、与えられた内容を受け身で楽しむのが一般的なのでしょうが、今回は、大きい園児に「お店屋さん」の店長をしてもらいました。「いらっしゃいませ!と笑顔で声出しをする・・・」「チケットと商品を交換し、実際の販売に近い体験をする・・・」色とりどりのはっぴを着て、子どもたちがその気になって取り組みました。

 

8月に行った「ナイトツアー」は、私が是非ともやりたかった園長企画です(笑)。親子同伴で夜の雑木林で、カブトムシとクワガタを採集します。自分の子どもたちがまだ小さかった時に、夜のクヌギの木の蜜に集まるカブトムシを見た息子の驚きを今でも忘れないのですが、ナイトツアー当日は、たくさんのカブトムシやクワガタだけでなく、ゴキブリやムカデなども蜜に集まっていて、パパやママ達も喜んでいただいたのが、予想外の出来事です(笑)

 

そして、榎本牧場での親子遠足は、牧場体験や草の上で牛を見ながらの親子ランチ・・・干し草のかたまりを1つ用意していただき、その上に乗る子どもたち・・・今でも、子どもたちは「また牧場に行きたい」と言っています。遠足は初年度にできなかった行事でした。保護者からの「遠足したい!」の要望もありました。ただし、ただ動物園などの施設を見学するのではおもしろくないので、親子で何かを体験をするような参加型の遠足が、ホワイトきゃんばすがめざす内容となりました。「埼玉に北海道がある!」榎本牧場での時間は、とても有意義でした。

 

ハロウィーンの企画は、今年はどこでもやるような「仮装パーティ」ではない企画を職員で考えました。親子の集いとして、親子の共同作業をテーマに、ファームで収穫したさつまいもを使ったスイーツ作りとジャックオランターンのバケツ作りをしました。昨年の仮装パレードとは違った、あたたかい取り組みができたと思っています。

 

そして、まだ記憶に新しい「クリスマス会」・・・子どもたちにとっては、練習から本番への過程が成長につながり、保護者にとっては、お子様の晴れ舞台を大いに楽しめたと思っています。職員もかなり気合を入れて取り組んでくれました(笑)

 

あるママは、認可保育園よりイベントがいっぱいで楽しいわ!と言ってくれます。イベントが多ければいいというものではありませんが、各イベントが終了すると、実は、その日のうちに時間をかけて「職員ミーティング」をします。反省(良かったことも悪かったことも)と来期の課題を討議します。鉄は熱いうちに打てということですが、「これでよし!」は絶対にありませんね。

 

ホワイトきゃんばすは、小規模、異年齢混合保育を行っています。来年も親子が笑顔になるイベントを行っていきますが、保護者の声を聴きながら、ホワイトきゃんばすらしい取り組みにつなげたいと思っています。

 

いよいよ、今日で平成25年も終了です。

このブログも毎日欠かさず更新することができました。(自慢!?)

 

子どもたちと保護者の皆様に、そしてこのブログに目を通していただいた多くの皆様に感謝の気持ちを込めて・・・今年の「おやじ園長のブログ」は、おしまいです。