新たな「運動あそび」の取り組み

今日は、ホワイトきゃんばすに新たに、幼児の運動あそびを取り入れるために、スポーツバイオメカニクスの第一人者である、東京大学大学院教授の深代(ふかしろ)先生の講義と、この深代理論をもとに、幼児向けの運動指導カリキュラムを実践している「やる気スイッチグループ」のセミナーに参加しました。

 

深代先生は、日本の男子リレーを個々のスピードでは、アメリカやジャマイカには勝てないので、バトンリレーを磨くことで、メダルをもたらした人でもあります。

 

運動に必要な要素は3つあるそうです。

 

①力強さ(筋・骨格系)

②粘り強さ(呼吸循環系)

③巧みさ(脳・神経系)

 

このうち、①②については、中学、高校になって、筋力が高くなり、骨格がしっかりし、呼吸器系が確立してから、トレーニングで鍛える内容です。幼児が取り組むべき内容は③がメインであるという考え方です。

 

幼児期には、自転車に乗るバランスや、ボールを上手に投げること。「走・跳・投・打」において巧みになることが、将来、いわゆる運動神経がいい子に

なっていくという理論です。

 

幼児期は、この③の巧みさに注力すべきと考えて、具体的遊びに落とし込んだのが、やる気スイッチグループというわけです。

 

世の中には、幼児向けでも様々なスポーツ理論がありますね。例えば、ヨコミネ式・・・逆立ちしたり、跳び箱を跳んだり、その上で前転したりするのは、パフォーマンス的に親に受ける内容であっても、理論的なバックボーンはない。と深代先生はいいます。

 

「ダイエットのため」ときつく辛い運動は長続きしないように、子どもたちにとっても、「巧みさ」を楽しい運動遊びから習得できるようにしていければと考えています。

 

具体的な詰めをこれからしていき、早々に外遊びの時間や寺子屋の時間に取り入れ、寺子屋同様、保護者へのフィードバックもきちんとしていきます。

 

なるべく早く、取り組めるようにします。