最下位からのスタート

2014年ワールドカップブラジル大会で、日本はグループリーグ敗退となりました。しかも、最下位という結果に終わります。

 

ギリシャ戦に引き分け後に、スポーツ科学の深代(ふかしろ)東大教授の講義を受けていたのですが、先生がこんな話をしていました。「自分が若いころに夢中になったのは、ドイツのベッケンバウアー選手です。当時は、技術的に凄い選手と思っていたのですが、最近アーカイブなどで、この頃の懐かしの映像を見ると、この時代に、今の日本代表が戦っていたら、間違いなく優勝するでしょう。」

 

この話でいくと、今回のワールドカップに出場したほとんどの国が優勝ということになります。

 

今回のワールドカップで、日本の4年間の成長を見せ結果を出すと、選手も関係者も日本国民も皆大きな期待を持っていました。しかし日本だけが成長していたのではなく、同じく世界も成長していたということだと思います。前回優勝のスペインやイギリスがまさかの予選リーグ敗退という結果を見ても、どの分野でも常勝という言葉はないのです。

 

日本は、今回のグループリーグ最下位の結果を受け止めて、これからの日本のサッカーを作り上げていってもらいたいですね。もちろん「もう日本のサッカーは世界では通用しない」ではなくて、「今回は惨敗だったけど、これからの日本を変える!」というポジティブな考えです。

 

今は、懸命に戦った日本代表にお疲れ様。そして、決勝トーナメントでは、「世界」のレベルをしっかりと目に焼き付けておくとします。

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コメント: 1
  • #1

    おひさのひでっち (火曜日, 01 7月 2014 20:23)

    今回の日本代表は例えて言うなら「試験範囲を間違えて参加した生徒」でした。
    試験範囲は50ページから100ページ(自分たちのサッカー)だと思っていたら、ほかの生徒たちはテキスト丸ごと勉強してきていて、日本代表は、高温多湿でのゲームプランやら雨が降ったときの戦い方やら、ほとんど勉強してこなかったパワープレーも実は用意が必要だったんだと気づき付け焼き刃でやろうとしましたが、つまり、自分が勉強してきた試験範囲にこだわるあまり、もっと広く勉強しておくべきだったと気づくのに遅すぎました。
    今回を教訓に、そうは言っても大成長している日本のサッカー、同じ誤りはしないでさらに成長した日本代表で次のワールドカップは快進撃を切に切に願います。
    今だにオシム監督のワールドカップでの日本代表戦をマジで観たいと願っている、久しぶり投稿のひでっちでした。