研究集会 つづき

昨日の「夜の交流会」では、多くの収穫がありました。

 

「わらべうた・リズム・あそび」「造形」「語り合い」の3つのチームへの自主参加の会ですが、私は「語り合い」のチームに参加しました。

 

保育の現場で長くお仕事をされ、現在61歳で大学の指導にあたる先生(男性)が座長となり、15名ほどの参加メンバーが、それぞれの保育園での問題点などを好きに語り合う場となりました。

 

「こども園に勤めて2年になります。私の園は、基本はいっせい保育で、みんなで同じことをきちんとやるという園長の強固な考え方があります。でも、そんな保育に大いに疑問を持っています。ほかの保育士も疑問を持ちながらも、なかなか言い出せない状況です。」

 

すると、園長経験があり、今は定年退職し子どもたちに造形を教えている女性が話をします。

 

「ここに参加するメンバーは、問題意識が高いので、今どきいっせい保育が、子どもたち一人ひとりの発達過程や個性に対応できない、見せかけだけの「いい子」を作りだす保育であること位常識だと思っているので、正直びっくりしている・・・」

 

今日は、聞き役に徹しようと思っていた私も我慢できず(笑)・・・ホワイトきゃんばすでの異年齢保育の内容や、2年目の彼女に「職員会議ではどんな話し合いが行われるの?」の質問です。

 

職員会議は、ただの連絡のみ。子どもたちの成長や保育の内容に踏み込むことはないそうです。私も、小学校のPTA会長時代に、校長先生から職員会議の実態(校長、教頭の一方通行の話で終わる)を伺い知っていたのですが、大型保育園でも総じて同じです。若手職員の発言など、もってのほかという雰囲気だそうです。

 

会社組織を20年以上経験した私は「新人の頃、会議で何も発言しなかったら、給料泥棒!と上司や先輩から罵られました。会議で、自分の意見や考え方を発言するのは当たり前の環境が、多くの会社組織の現状です。もちろん、ストレートに上司への反対意見は逆効果なので、きちんと作戦を立てて、いかに自分の考えを通すことができるか、頭を使わなければなりませんが・・・」

 

とは言うものの、新人の彼女には、まだそこまで踏み切れる自信はないようです。でも、上手に同僚を巻き込んで、現状を変えてもらいたいですね。

 

異年齢保育については、「私は、20年前からこれからの時代は、異年齢保育だと思っていました。私立保育園だったので、各クラスの壁をなくして、自由に子どもたちが年齢を超えて、行き来する環境を作りました。今でも、保育室に鍵をかけてしまう保育園があったり、異年齢保育の対応は、職員としても面倒なので、敬遠されている実態があります。」

 

すると、もう一人のベテラン園長が「私の保育園は2階建てなのですが、各保育室を自由に行き来できるようにしています。1歳児でも歩ければ階段を上って3歳児以上の部屋で勝手に遊んでいます。園長室のドアもいつも開放しているので、先生に怒られて、しょんぼりの園児をかくまうのが、私の仕事です。職員には、園長は甘い!と言われますが(笑)」

 

19:30~21:00までの時間があっという間に終わってしまいました。もちろん、続きはサロンで・・・ということで、座長の先生と半分ほど残ったメンバーで、今度は少しアルコールも入れて(笑)・・・つづきが始まりました。

 

それぞれ、何ヶ所かの保育園での勤務経験をお持ちの保育士が多かったので、ここでは、具体的なことをたくさん聞くことができました。

 

マニュアルに忠実で、みんな同じに育てる保育園・・・

子どもに怪我をさせない。危険な行為は御法度。保護者には誤ってばかり保育園・・・

保護者が寛容で、「こんな怪我くらい、子どもだから仕方ないよ~」という八丈島の保育園・・・

赴任早々「頼むから新しい提案はしないで!」と言われた保育園・・・

 

悪いことばかりではなく、今の保育園の環境は、個々の子どもたちを成長を見据えた保育ができており、職員同士の風通しもよく、楽しくし仕事をしている・・・など、参考になる活動もたくさんありました。

 

今回の研修に参加されている方々は、園長経験者や主任クラスなど、各保育園の決定権のある人材が多かったので、過去の時代の話と現代の話と、多くの収穫がありました。また、経験の浅い保育者にとっては、壁にぶちあたっていた自分を少しだけ前進させることができたようです。

 

夜の交流会の話だけで、随分と長くなってしまいました。研修2日目の内容は、明日報告します。