アウトドア体験から学ぶ

「アウトドアの達人」としても有名なタレントの清水国明さんが、10月1日付で、埼玉県所沢市の教育委員に就任したそうです。


「これからの子どもに、本当に必要とされる能力は何かを教育者が一番考えないといけない。自然に子どもたちを近づけるような環境づくりに尽力したい。そうゆう方向性を示して、存在感を出したいと思っています」と清水さんは語ります。


清水さんは、山梨県富士河口湖町で、自然の体験村を運営しています。


「自然との触れあいを通じて人間機能を目覚めさせ、子どもたちの『生きる力』を育てます。無農薬、有機栽培の畑で草むしりや種まき、収穫まで体験してもらうプログラムが人気です。子どもたちのキャンプだけでなく、企業の研修先としても注目されています。鉄鍋料理を作るのですが、火おこしからやってもらいます。マッチを使うので、誰でもできると思うかもしれませんが、ほとんどの人がたき火一つおこせません。でも、スタッフは絶対に教えません。種火を付ける前に、まず薪を集めておくとか、薪を密に組むとかの段取りを考えることが必要になります。苦労の末に火が付いた時の感動は最高です」とのこと。


もう10年以上前の話ですが、多摩川の河原で、年齢差20歳前後の大学の後輩たちと一緒にバーベキューをした時のこと。人数も多かったので、3つのバーベキューコンロの炭に火をつける作業となりました。


驚いたのは、現役の学生の中で、ただの一人も炭に火をおこすことができませんでした。中には、炭に直接マッチで火をつける学生もいました。


新聞紙を丸めて、集めてきた小枝を置き、炭を組みます。火をつけたあとは、根気よく風を送ります。私が、一つ一つのバーベキューコンロを巡回して火をつけていきました。当時の若者世代は、アウトドア体験が皆無だったようです。


さて、保育園の屋上では、子どもたちとファームでの野菜作りをしていますが、まだまだアウトドア体験ができる環境があります。火をおこす、ロープやナイフを使う・・・他にも色々とあるでしょう。


私の子供たちがまだ小さかった時は、毎年のキャンプはかかせない家族行事でした。そこで経験した、キャンプ、山歩き、食事作り、カヌーなどのアウトドア体験は今でも子供たちの心に残っています。


アウトドア体験・・・保育園の遊びの時間や寺子屋に取り組んでいくことにします。清水国明さんほどのアウトドアの達人ではありませんが、私の中のアウトドア魂がふつふつと煮立ってきました(笑)