ブルートレイン

12月3日に、小惑星探査機「はやぶさ2」を載せたロケットが打ち上げられ、6年間、52億キロの旅が始まりました。めざす小惑星には2018年に到着し、石や砂を採取し、東京オリンピックが開かれる2020年末に地球に戻ってくるという、夢のようなスケールの話ですね。


しかし、個人的には「はやぶさ=ブルートレイン」が、昭和の時代を生きた私の感覚です。(笑)そのブルートレインですが、来年3月のJRダイヤ改正で、上野⇔札幌間を走る唯一のブルートレイン「北斗星」の定期運行がなくなるとのことです。


ブルートレインとは、文字通り「青い列車の寝台特急」です。1958年(昭和33年)に、東京⇔博多間を走る「あさかぜ号」が、日本のブルートレインの始まりです。東京と九州を結ぶブルートレインは、この「あさかぜ」の他に「さくら」「はやぶさ」「みずほ」「富士」が走っていました。私の父が、九州の福岡出身なので、子どもの頃は、「はやぶさ」「あさかぜ」に乗って、父の故郷へ遊びに行きました。今でも、寝台列車を愛するようになったのも、この原体験がきっかけです(笑)


「北斗星」がなくなってしまうと、ブルートレインという言葉が、いつかは死語になってしまうのでしょう。


JR九州の「ななつ星」のような、豪華クルーズトレインという付加価値がなければ、残念ですが、輸送目的が中心のブルートレインは生き残っていけないのでしょう。


車両の老朽化というのは、表向きの理由で、夜間勤務体制や各鉄道会社をまたぐ調整やコストパフォーマンスが優先されてしまうのは、今の時代の流れですね。


「なんにもしないをしよう」みたいな、のんびりと時間を楽しむライフスタイルは、自分自身で作らないといけないようですね・・・