ベンチャー地方めざす

「地方創世」を進めるには、当然、地方での雇用が増えないとなりません。政府の目玉の一つは「地方創世」ですので、地方への移転を行った企業に対する減税制度を進めています。

 

有名な大企業を例にすると、建設機械メーカーのコマツは、すでに10年以上前に調達本部を東京から石川県小松市に移転しています。また、YKK㈱も、本社機能の一部を東京から富山県黒部市へ移転しています。先日開業した、北陸新幹線効果で、東京が日帰り圏内になったということもあるようです。

 

さて、今日の新聞で、会社をおこし、育てるのなら地方でと考えるベンチャー企業が目立ってきた。という記事がありました。コストが安く、豊かな自然に囲まれて社員は仕事も暮らしも充実できる。働く場が広がれば地域全体が活気づくと、自治体も起業支援に力を入れているそうです。

 

「ベンチャーの多くはネットなどのITを駆使し、以前ほど拠点を置く場所にしばられにくくなった。地方は都会よりも物価が安く抑えられ、職住近接だから、仕事と生活の両立を重視する若者たちもひきつける。」と解説しています。

 

若者のライフスタイルが多様化し、モノや交通が便利な都市圏での生活や仕事が一番とは思わなくなってきたのでしょう。私が暮らす場所も、保育園ホワイトきゃんばすも、首都圏ではありますが、自然が多く残るさいたま市西区にあります。たまに、池袋や新宿に出ると、人混みに酔ってしまいます。(笑)

 

福岡市では、起業の割合を示す開業率が、2003年度の5.7%から2013年度は7.1%に伸びたそうです。広島県では、専門家が起業にあたって、集中指導するセミナーを積極的に開いているそうです。仙台市は、19日に国から「地方創世特区」に指定され、起業手続きを簡単にする計画だそうです。

 

私の周りには、起業して頑張っている先輩、同僚、後輩が多くいます。彼らの志に影響を受け、勇気をいただき、私も子どもたちに囲まれた生活を送ることができています。感謝の気持ちを忘れず、これから起業を目指す若者にエールを送りたいですね。