みんなの学校

今日は、久々に「鉄棒」をやりました。しかし、5歳女の子以外は、全員できません(笑)。「手を鉄棒から離すんじゃないよ!」と声を張り上げますが、恐怖心が邪魔をします。腕の力、バランスともに必要になるので、今後、もう少し鉄棒の時間の頻度を上げていきます。


さて、大阪市立大空小学校の日常が「みんなの学校」というタイトルで映画化されました。主人公はもちろん子どもたちですが、キーマンは、45年間の教員生活を終えた木村泰子校長先生です。


校長室は「やり直しの部屋」・・・約束を守れなかった児童が自分の行いを校長に打ち明け、その後どう行動するかもう一度校長と約束する。校長室を閉ざされた部屋ではなく、児童たちの触れあう場にしたそうです。


教員として初めて赴任した学校で、学生時代に教育実習を受けた教員が、今でいう「学び合い」を実践していた。何も分からないまま、その方法で初めての教え子と向き合ったところ、保護者らは「答えを教えてほしい」と指導法を批判、翌年度、担任から外された経験があるそうです。


今でこそ、「正解が一つだけでない、答えがない」問題に、「自分で考える」ことが大切であることが理解されるようになりましたが、昭和40年代ですから、「みんなと一緒の答えが正解」の時代ですね。違いを認めるどころか、違いを否定する時代と戦った先生ですね。


先生は、何事も「ええ加減」と言います(笑)・・・いい加減でなく「ええ加減」です。なかなかいい言葉ですね。


今度、じっくり映画を見させていただきます。