やる気偽装社員を見抜け

土曜日の保育参観では、トマトを親子で植えましたが、今日は、子どもたちで、さつまいもの苗を植えました。秋には「芋掘り」の大イベントです。


2歳女の子・・・三輪車から補助あり自転車にレベルアップし、今は補助あり自転車に夢中です。「今からおいもを植えるよ!」と声をかけると、畑大好きな彼女はすぐにやって来ました。


しかし、ここからが問題です。補助あり自転車は2台しかないので、競争率が高い乗り物です。彼女は、自転車から降りて畑に入れば、その自転車を2歳男の子が狙っています。「私が乗ってるからダメよ!」と男の子をにらむ彼女・・・しかし、男の子は「早く畑に行って」とばかりに、ずっと待っています。


結局、2歳女の子は、おいもをあきらめ、自転車を選択しました。この2歳児同士の微妙な駆け引きを楽しく見守っていました。もちろん、園長は「あーしなさい、こーしなさい」などのヤボな口出しはしません(笑)


さて、今日のAERAの特集です。「やる気偽装社員を見抜け」という内容に注目してしまいました(笑)


過剰な提案、見せかけ残業に注意・・・昨今、やる気をアピールする社員に会社が振り回されているそうです。「部下や就活生のやる気偽装に振り回されている皆さん、彼らのやる気の真意を見抜くコツをお教えします。」という記事です。


私のように、バブルを経験した世代は、どこに仕事のモチベーションを置くかということは、案外単純で「会社の将来性」「給与」「ポジション」だったりします。どれだけやる気を持って頑張ったかが、素直に評価される時代に、裏表のない「やる気」でした。


しかし、最近の若者のやる気の源泉は「人間関係」「専門性」「仕事への思い入れ」などなど、少々複雑ですね。これも、多様な価値観の中で、ある意味、個性的な若者の姿と言えるのかもしれません。


保育園の子どもたちは、まだ「やる気偽装」の裏技は使えませんので、職員は、いかに、子どもたちの「やる気」を引き出し、モチベーションアップにつなげるか・・・という単純なことの繰り返しが大切になってきます。これは、私の得意とするところです(笑)。


私がサラリーマン時代に、ともに仕事をした部下や後輩の中に、「やる気偽装」はありませんでしたので、いわば、園児に今行っているやり方の応用編で良かったのですが、「やる気偽装」を見抜くのは大変なのでしょうかね~。でも、やる気と情熱を持って部下と接すれば、若者が本当にやりたいことを理解できるのかもしれませんね。(これも古い考え方かな?・・・笑)