じゃがいも収穫

今日は、待ちに待ったじゃがいもの収穫です。3月10日にカルビーから「トヨシロ」という品種の種芋が届きました。カルビーのポテトチップスになるじゃがいもです。


種芋を半分にカットし、その部分に「草木灰」をつけます。種芋が腐らないようにすることと、栄養分にもなるのです。この作業から、子どもたちがかかわります。


翌日から植付けをしました。通常は、カットした腹の部分を下にして植えるのですが、今回は、ホワイトきゃんばすファーム流裏ワザです(笑)。腹の部分を上にして植えました。こうすることで、生命力の強い芽だけが、地上に顔を出すのです。植付けをして、土を踏みつけるのも子どもたちの仕事です。


今年は、あえて芽かきをしないで、そのまま成長させました。芽かきとは、1つの種芋から数本の芽が出るのですが、それを2、3本に間引いて大きなじゃがいもにする手法です。芽かきをしないと小さいじゃがいもがたくさん取れる理屈になります。


今回は裏ワザで植付けをしたので、生命力の強い芽だけになっています。そこで、あえて芽かきをしないで、全部の芽を活かすことにしました。


そんなストーリーのある今年のじゃがいもです。そして、今日の収穫は、園児の顔半分のビッグサイズが続出です。一般的な男爵やメークイーンと違う品種ではありますが、スーパーでは見ることができない超ビックサイズに、子どもたちは、自分の顔の横にビッグじゃがいもを持ってきて記念撮影です。


今日お休みの園児もいるので、まだ半分残して、子どもたちが普段遊んでいる荷車に、山盛りの収穫です。そして、今日のお土産となりました。ただし、じゃがいもは、数日間置いたほうが甘みが出るので、ママたちには、来週の料理にしてもらいます。


種芋が届く→半分にカットして草木灰を付ける→植付け→成長過程を観察→収穫までのすべてをホワイトきゃんばすの子どもたちは、かかわっていきます。ただの芋ほりイベントとは大きく違い、子どもたちのかかわりが深く重いのです。


7月にかけて、豊富な夏野菜の収穫を楽しむ季節に入ります。子どもたちの好奇心も五感も大いに磨かれるのです。