全球団負け越し!?

今日の保育園は、何と兄弟姉妹で7組という前代未聞のメンバーとなりました。22名のうち15名という、石を投げれば必ず兄弟に当たる(笑)・・・という状況です。

 

おうちではケンカばかりしていても、保育園では、弟や妹のピンチに立ち上がる兄や姉。また、兄弟同士の交流も、ごっこ遊びが進化して、なかなかほのぼのとした光景です。そこに、一人っ子園児がかかわることで、保育園が一つの大きな家族となるのです。

 

さて、話は変わりますが、プロ野球セ・リーグ6球団が、昨日の時点で、全球団が負け越しという、これも前代未聞の事態となりました。理論上はありえない事ですが、セパ交流戦で、パ・リーグの61勝44敗3分という結果となり、セ・リーグ合計では、借金17となったのが原因です。

 

データを見てみると、2005年からスタートしたセパ交流戦も今年で11回目になります。そこで、セ・リーグが勝ち越しをしたのは、2009年のたった1回だけです。今年は、交流戦1位から5位まですべてパ・リーグの球団でした。

 

この結果を論理的に分析すると、「パ・リーグは、DH制をとっているので、投手は1番から9番バッターまで気を抜けない。また、投手は打席に入ることがないので、投球に専念できる。よって、投手力が磨かれるパ・リーグが強い」というのが、プロ野球解説者も含めた多くの意見ですね。おそらく、一番的を得た見解だと思います。

 

精神論から分析すると(私の勝手な見解です)、私が小学生の頃は、毎日巨人(読売ジャイアンツ)戦がデレビ放映されていました。長嶋選手は引退して監督をしていた頃ですが、巨人戦を放映しておけば、高視聴率がキープできた時代でもあり、観客動員数では、巨人、阪神のあるセ・リーグに対して、パ・リーグの球場はどこも閑古鳥でした。

 

パ・リーグの選手は、常に「ハングリー精神」に満ちていました。テレビに出るのは、オールスターゲームか日本シリーズのみ。それじゃ、そこでセ・リーグをやっつけるしかないと、いつの間にか、人気のセ・実力のパと言われるようになったのです。

 

そんな中、当時大きな力を持っていた、西武グループが「西武ライオンズ」という球団をパ・リーグに立ち上げたのです。資金力も有効活用し、広岡監督の時に、セ・リーグの象徴である巨人を倒して日本一になります。その後、清原選手はじめ、パ・リーグにも有名選手が入団するようになりました。

 

大リーグで活躍した選手を見ても、その扉を開けた野茂投手にイチロー選手、ダルビッシュ投手、田中のマー君とパ・リーグ出身の選手が多いですね。もちろん、ゴジラ松井選手、上原投手、大魔神佐々木投手など、セ・リーグ出身だって負けていませんが・・・。

 

巨人のV9時代が終わり、ハングリー精神を糧に、実力をつけたパ・リーグが、さらにDH制により、何十年もかけてコツコツと投手力をアップさせた結果なのかもしれません。

 

こんなパ・リーグの歴史を見ていると、保育園ホワイトきゃんばすも、小さくてもキラリと光る保育園でありたい。知名度は知る人ぞ知る保育園でかまわないけど、質の高い保育園でありたいと、あらためて考えた次第です。