平成27年夏まつり つづき

3歳児以上の寺子屋さん15名が、「お店屋さん」に挑戦します。これは、子どもたちが、元気いっぱいの「声だし」や「接客」のお手伝い体験をすることによって、最終的には、自分への自信につながればと思い、今年で3回目の取り組みです。


ただ単純に楽しいと笑顔いっぱいの子どもたちですが、この体験も園児の大きな成長につながります。


カフェシーサイドでは、4人の女子が水玉エプロンでお手伝いです。行列ができたかき氷は、6歳女の子が「カフェシーサイドです。おいしいかき氷はいかがですか?味は、イチゴとブルーハワイです」なんて、セールストークもばっちりです。


フレッシュジュースは、オレンジとグレープです。ピッチャーでおしゃれに演出です。フルーツゼリーは、りんごゼリーに、生クリームとダイスカットしたりんごをその場でトッピングします。パフェのようで、大好評でした。


そして、手作りクッキーは、さかなや星の形のクッキーに子どもたちがチョコペンで、好きなお絵描きを楽しみます。カフェシーサイドの看板は、黒板にチョークでおしゃれに演出しました。沖縄の本物の白い砂や貝殻で雰囲気を出し、各テーブルには子どもたちが描いた「ニモ」などの海の生き物の絵が置かれます。


シェフのカレーハウスは、主食とあって、毎回大人気です。ボランテイアのシェフは、昨年からお手伝いをしていただいてます。ここでも4人の寺子屋さんが大活躍。「いらっしゃいませ担当」「チケット担当」「大人用・子ども用を聞く担当」「カレーを渡す担当」と担当の先生が4つの役割を上手に、園児たちに交代でさせています。完成度が高いお手伝いができました。


おかし屋さんは、声だしの3歳男の子が、ずっとがんばります。4歳女の子は、全部で5つある駄菓子のセールストークを言っています。「このマシュマロの中にはチョコレートが入っているんだよ・・・」といった調子です。


ゲーム屋さんでは、3歳男の子が、声出しもやり、「ゲームをするとみんなお菓子がもらえるよ~」とセールストークもばっちりです。いつもは悪ガキ男の子が、こんなマルチな働きをしてくれたことに、担当の先生は思わず涙します。


夏まつり前の寺子屋の時間に、お店屋さんでの声だしの練習をしました。「いらっしゃいませ・・・いらっしゃいませ・・・」「○○の店でございます」とここまでは教えたのですが、「あとは、みんなが、自分でどんなことを言うのか、考えてね。夏祭りまでの宿題だよ。」と子どもたちに課題を与えました。何人かの園児は、続きのセールストークを自分の言葉で声に出すことができました。正直、ここまでやれるとは思っていませんでしたので、嬉しい誤算です。


寺子屋さんたちは手伝いが終わると、今度はお客さんになって、食べたり飲んだりを楽しみました。「ひと仕事終えた・・・」という表情です(笑)


そして、夏まつりもクライマックスです。もう一度おみこしと山車で盛り上がり、盆踊りで締めます。アンパンマン音頭よさこいバージョンで子どもたちの熱気は最高です。


ファームの野菜やビートルハウスで誕生したカブトムシをお土産でもち帰っていただき、子どもたちは自分で作った「うちわ」をママやパパに自慢します。そして、エレベーターホールの特設シアターでは、夏のプールの様子を鑑賞してもらいました。


途中、何度も小雨が降るなか、子どもたちの気合と頑張りを受けて、保護者のみなさまも「雨ニモマケズ」応援していただきました。こうして、平成27年の夏祭りは、大成功です。そして、子どもたちの記憶に深く残ることでしょう。保護者の皆様、本当にありがとうございました。