メラトニン

「メラトニン」とは、睡眠を誘うホルモンで、夕方から夜にかけて分泌されるそうです。ということは、この時間に就寝すれば、翌朝もすっきり目覚めることができるということですが・・・夏休み中の子どもは、つい夜更かしをして、朝起きるのも遅くなりがちですね。小中学生のお子さまを持つ親としては、頭が痛いところです。


夜更しでテレビやスマホなどの光を感じると、この「メラトニン」の分泌の時間が後ろにずれ込んで明け方になるため、朝起きるのがつらくなる。無理やり起こされて、ぼーっとしてしまうのです。小学生なら、午後7時から午前7時の12時間の間に、9~10時間の睡眠をとることが望ましいと言われています。


いよいよ来週から新学期が始まりますね。子どもの乱れた生活リズムを上手に修正するには、親の工夫が必要ですね。


子どもの睡眠時間の問題を研究している熊本大学の三池さんは、「睡眠時間を記録するといい。ただ数字を書きとめるのではなく、寝た時間と起きた時間がわかるグラフを作れば、生活リズムの乱れが目に見えて分かる」と言います。


そのグラフをもとに、いつ寝ていつ起きるのがいいかを親子で話し合う。その際に、睡眠の大切さを子ども自身に考えさせることが重要で、子どもが自分自身で決めた時間にちゃんと寝起きができるようになれば、それが自律性や自信につながるというわけです。


さて、保育園の連絡ノートには、保護者に寝た時間と起きた時間を記入していただいてます。当日の保育の参考にするためで、夜更しの園児を追求するのが目的ではありません(笑)。お仕事で疲れきったうえに、夕食を作り、子どもをお風呂に入れ、寝かしつけることはとても大変なことです。


なんとか、園児が睡眠時間をしっかりとってもらうように、役に立つ知恵が保護者に伝えられればいいですね。この睡眠時間棒グラフ作戦は、ビジュアルでわかりやすいので、寺子屋の園児なら理解できるかもしれません。一度、作ってみようかな。