行政の立入調査

昨日は、保育園の行政の窓口となる、さいたま市子ども未来局の立入調査がありました。ホワイトきゃんばすは、認可外保育施設指導監督基準を満たす旨の証明書のある保育園ですが、毎年行われる、この立入調査は、「今年もホワイトきゃんばすは、きちんとやっていますか?」の査察というわけです。緊張の時間です。


今回は、3名もの方が訪問されました。1人は、幼児政策課の主幹担当。そして、他の2名は、元見沼区長(幼児政策課参与)に公立保育園で長年園長を経験した保育コーディネーターという、凄い顔ぶれです。


立入調査の内容は、かなり細かい部分まで、数十項目にわたって、保育内容、その他のチェックが入るのですが、保育コーディネーターの方に、開口一番「ホームページを拝見させていただいて、様々な活動をされているので、是非とも今日は、たくさんのお話を伺いたくて、やってきました」とのことでした。


このブログも読んでいただき、「読み始めたら、ついつい面白くて、過去のブログまでさかのぼって読ませていただいています」ということで、屋上での環境や、最近ではナイトツアーでのことなど、とても関心をいただき、最初から、話が弾んでしまいました(笑)・・・


元見沼区長は、数十年という公務員経験をお持ちですので、話題も豊富で、元区長とは思えない気さくな方です。保育の質についてや様々な建設的な意見交換ができました。


毎日の仕事で、夕方に、イオンの事務所に入金やごみ捨てに行くのですが、1階でお迎え前のママが買い物をしているところによく出会います。


「子どもがいると、ゆっくり買い物ができないでしょうから、どうぞ6時まで一人の買い物タイムを楽しんでください。」と私が当たり前に声をかけることにも、元公立保育園の園長はビックリします。


「えっ~そんなことを言ってるんですか・・・認可保育園なら、買い物袋を持ってママがお迎えに来ようものなら、買い物する時間があるなら、早く迎えに来て!というスタンスです。」と冗談半分ですが、お話されていました。


「待機児童解消」のために、やみくもに認可保育園を作って、税金を投入することに、最近では反対する市民が増えていることも事実です。「税金は、もっと市民全体に関わることに使ってもらいたい!」と声を上げていること。数字上の評価ができない保育の質をさいたま市として上げていくにはどうすればいいか。


元区長は、市民目線の仕事をされていたので、何か新しい考えが浮かんでくるやもしれません。元園長は、自らの経験をいかし、保育の質という観点で、園児や保護者目線の行政のあり方を考えてくれることでしょう。


今回は、屋上にまでお付き合いいただきました。ファームの話では、カゴメさんやカルビーさんとのタイアップや、どろんこ広場もビオトープの池も見ていただき、「こんな素晴らしい環境で過ごす子どもたちは、幸せですね。」とおっしゃっていただきました。


ホワイトきゃんばすは、開園4年目の新しい保育園ですので、そんなに偉そうなことは言えませんが(笑)・・・一般社会人だった私が、PTA活動に関わり「あすの日本を担う子どもたちを育てたい!」という、畑違いの出身のおやじ園長の話を、今回はじっくりお聞き頂き、感謝する次第です。