地域学校協働本部

文部科学省は来年度から、公立小中学校に、地域住民や保護者らが支援活動にあたる「地域学校協働本部」を設置する方針を決めました。

 

登下校の見守り。授業や行事や部活動の補助。放課後の学習支援や居場所作り。地域活動の支援などを行っていくそうです。学校と協働本部が連携して地域の教育力を高めるのが狙いで、2017年度をめどに、すべての公立小中学校に広げたいとのことです。

 

すでに、子どもたちや学校を支援する組織としては、読み聞かせや英会話ボランテイア活動、PTA活動におやじの会などの組織、学校と地域を結ぶ学校コーディネーターの配置、放課後チャレンジスクールや土曜寺子屋活動など、全国では、様々な保護者や地域の学校を支援する活動が行なわれています。

 

今回は、既に行われている有意義な活動を「地域学校協働本部」という組織化によって、加速していくことにつながるのでしょう。そして、地域のお祭りや子ども会などの行事にに、子どもたちが積極的に参加するようになれば、意義ある内容になります。

 

昭和30年代~40年代の日本の子育ては、高度経済成長で仕事に邁進するお父さんが子育てに十分にかかわれなくても、子育てはお母さんだけでなく、地域全体で行っていました。濃厚な近所付き合いに支えられた時代です。


時代が変わり、現在は同じような地域コミュニケーションは、不可能ですが、今回の取り組みが、学校と子どもたちを支える力になっていくと嬉しいです。それぞれの地域で、当然やり方が違ってきます。しかし、次世代を担う子どもたちを守っていこうという気持ちは、一つでありたいですね。