自分で選択をする

屋上も春らしくなってきました。じゃがいもの植付け準備で、ファームの土を耕していると、子どもたちが集まってきます。土の中から、白い幼虫がゴロゴロ出てきました。

 

いつの間にか、3人の園児が、裸足になって、ふかふかの土の上を気持ちよさそうに歩いています。シャベルを持って、土の中から幼虫を探す園児もいます。3歳女の子は、平気で幼虫を手のひらに乗せています。一方、4歳男の子は、幼虫が触れず、園長が、幼虫を近づけると、慌てて逃げて行きます。(笑)

 

今度は、ダンゴムシを発見です。4歳男の子・・・ダンゴムシならなんとか手に乗せることができました。

 

さて、職員の一人が、子どもたちへの声がけで、現在試みていることがあります。園児が自分で答えを選択するというアプローチです。例えば、お片付けの時間で、さぼっている園児へ「お片付けの時間だから、このおもちゃをしまってくれる」と言うのではなく、「お片付けの時間だけど、ずっと遊んでる?それとも、片付ける?」と園児に選択をさせるのです。

 

「お片付けをする」と答えた園児は、その後、ちゃんとお片付けを継続しています。

 

このアプローチの狙いは、指示待ちで動く園児ではなく、自分で考えて自分で選択して行動する園児を育てることです。このアプローチを意識するようになってからの子どもたちの行動は、「自分で決めたことだから、最後までやり通す」という姿が目立つようになってきました。

 

このアプローチは、子育てで、なかなか親の言うことを聞かない我が子への声がけにも有効かもしれませんね。