キッザニア東京を立ち上げた男

昨日の卒園式の余韻がまだ残っているのですが、ホワイトきゃんばすのさらなる充実のために、今日は、あのキッザニア東京の企画やスポンサー企業誘致に奔走された、中川敬文(なかがわけいぶん)氏のお話を聞きに行きました。大ホールではなくて、普通の会議室ですので、一方通行の講演会ではありません。

 

お話のテーマは、「日本を世界一仕事を楽しむ人が多い国にしたい!」です。

 

私が、新潟県を担当していた若き営業マンだった、1994年に、当時国内最大規模のパワーセンター「上越ウイングマーケットセンター」のモール支配人が、中川氏でした。このパワーセンターは、地方の自治体が「まちおこし・むらおこし」のモデルケースとして、連日のように視察ツアーが組まれるほど、大きな話題となったのですが、わずか2年ほどで倒産・・・彼はハローワークに通うただの人になったそうです。

 

まさに、波乱万丈の人生を送りながら、昨年は、神奈川県の海老名にコサイエという、アフタースクール&サイエンスラボを立ち上げます。小学校が終わったら、子どもたちは本物の科学実験などワクワクする体験をするのです。

 

そして、現在、彼が本業の仕事の枠を超えて、成城学園高校や都立高校の講師として、「高校生と社会人が仕事の楽しさを考える」をテーマにワークプロジェクトを行っています。

 

彼は、経営者ですので、高校生と社会(よのなか)を結びつけることで、仕事を通じて、高校生が、自分らしい生き方を追求できるような取り組みをしています。

 

保育園の子どもたちの「大人になった時の姿」を「自分で考えて自分で答えを出せる人」を大きなビジョンとするホワイトきゃんばすにとっては、今日の話は、大きな収穫です。

 

現実の仕事は楽しいはずはない。でも、仕事の楽しみ方は無限大。仕事の楽しさを伝える社会人が必要と彼は言います。まさに、その通りですね。