子どもの声うるさい!

屋上ファームのジャガイモ畑は9列あるのですが、きれいに芽が出揃いました。とても順調に育っています。7月の収穫では、じゃがいもゴロゴロをイメージできますね。(笑)

 

また、今、収穫真っ只中なのは、サヤエンドウです。毎日ミニバケツ半分ほどの収穫です。給食で子どもたちはおいしく食べています。やはり、とれたてと子どもたちが自分で収穫することで、おいしさも増して、好き嫌いがなくなります。

 

さて、千葉県市川市に、この4月に開園予定だった私立保育園が、地域住民の反対で、延期どころが、開園中止となりました。今日は様々なメディアで、大きなニュースとして取り上げられていました。

 

一番の理由が「子どもの声がうるさい。騒音になる」と報道されています。「保育園落ちた。日本死ね!」ブログをきっかけに、待機児童問題が大きく取り上げられているタイミングだけに、「地域住民は、何考えているんだ。自分さえよければいいのか?子どもの声が騒音とは、理解できない!」と非難の的になってしまいそうです。

 

ホワイトきゃんばすでも、店内探検や、ハロウィーンパレード・クリスマスパレードで、子どもたちの笑顔も声の大きさも、ほとんどのお客様は、微笑ましく見守ってくれますが、中には、「うるさい」というクレームも発生します。

 

静かに、暮らしたいという住民の声も現実ですし、子どもの声なら歓迎するけど送り迎えの保護者の違法駐車や、立ち話に閉口する地域住民も現実です。

 

この問題の本質は、「地域住民けしからん!」でも「子どもの声って騒音なの?」でもありません。

 

「待機児童解消」というお墨付きがあれば、最優先で保育園をつくり、多くの税金が投入されることへ「ノー」という国民の声があるということです。割り合いで考えれば、待機児童には全く関係のない国民の方が多いのです。

 

仕事をするにも、預けるところがない子育て世代の「保育園作って!」の声と対照的に、「また、待機児童解消かよ・・・私には関係ないし・・・」という声も無視できないのが、今回の例でも考えさせられます。

 

あすの日本を担う子どもたちのために・・・同じ1つのベクトルになってもらいたいと願うだけです。