ペンフレンドと公衆電話

今日は、昭和の日ですね。今年は、平成28年ですから、現在20代の若者のほとんどが平成生まれということです。

 

バリバリの昭和世代にとって、昭和から平成にかけて大きく変わったものは・・・ライフスタイルまでも変えてしまったものは・・・を少し考えてみました。

 

色々なものが、便利になりコンパクトになり、値段も安くなりましたが、ライフスタイルを変えたとなると、やっぱり、ケイタイにスマホですね。

 

サンプラザ中野さんが歌う「大きな玉ねぎの下で」という曲があります。ペンフレンドに、思い切って「会いたい」と日本武道館でのコンサートのチケットを送る主人公。おそらく、お互い顔さえ知らない関係です。しかし、コンサートには彼女は現れませんでした。歌詞の中に「言葉だけがたのみの綱だね」というフレーズがあります。お互い手紙に書かれた言葉で、相手のことを想像していたのでしょうね。

 

手紙は、メールと違って、すぐには相手には届きません。相手からの手紙を待つ時間も大切だった時代ですね。

 

そして、なんといっても電話です。ケイタイがない時代・・・公衆電話からガールフレンドの家に電話をする場合、誰が出るかドキドキでした。①本人が出る②母親が出る③兄弟が出る④父親が出る・・・この4つのパターンを想定して、対策を考えます。①の確率は少ない。②③の場合は、とにかく丁寧な口調で「ともだち」であることを強調しよう。④の場合は、黙って電話を切る・・・こんなやり取りを楽しんだ覚えがあります。(笑)

 

これも、今のメール、ライン世代では考えられない時代です。

 

ケイタイ・スマホで便利になったことがたくさんあります。しかし、時代が変わっても、自分の声で、または、顔と顔を合わせて話をしないと相手に伝わらないことがたくさんありますね。

 

それを今の子どもたちに教えるのが、昭和世代の役割かもしれません。