初めてのアルバイト

卓球女子チームで、とてもいいシーンを見ました。15歳の伊藤選手のタイムアウトの時に、コーチよりもむしろ、福原選手や石川選手が熱心にアドバイスを送っていました。保育園では、先生が教えるよりも園児同士の学び合いの中で、様々なことを吸収する場面がが多いのですが、まさに、伊藤選手は、大先輩2人に、アドバイスを受けて、圧倒的な強さで勝ってしまうのです。

 

さて、昨日、高校2年の次女が、初めてのアルバイトを経験しました。西武球場での仕事です。「夏休みに、家でゴロゴロするくらいなら、アルバイトをして、大いに社会勉強をしなさい!」が、我が家の教えでもあるので、お年玉や小遣いではない、自分で仕事をしてその報酬を得る行為をしたのです。

 

アルバイトを終えて、家に帰ると「疲れた~!」と横になる次女ですが、彼女なりに、給料をもらうのは、簡単な事ではないことを学んだようです。

 

まわりは、すべて初対面の人たちです。アルバイトを管理する大人がいます。そして、お客様相手の仕事では、丁寧な接客に言葉づかいなど、覚えることが山ほどあります。「おもてなし」なんていうレベルには、これっぽっちも達していないでしょうが、お客様も十人十色、働くメンバーも年齢も、性格も、仕事の能力もみな違います。

 

やがて、次女が社会に出て、役に立つ人間になれるかどうかも、自分次第ですが、このアルバイト経験は、必ず大きなプラスとなることでしょう。そして、今日も2日目のアルバイトに出かけました。

 

先日、さいたま市の花火大会に遊びに行った次女は、閉店間際の牛肉串焼きの屋台のお兄さんに、1本買うから、残りも全部ちょうだい・・・と、大胆にも交渉をし、5本の串焼きを土産に帰ってきました。

 

3人兄弟の末っ子として育った彼女は、長女、長男の行動や、父、母、姉、兄の何十通りの関係から、多くを学んで、コミュニケーション能力を身につけています。親としても、最初の子どもよりも、手をかけていませんね。(笑)

 

こうなると、勝手に強く生きていくようになるのかもしれません。保育園の子どもたちの中には、一人っ子も多いのですが、保育園では、大家族の環境です。兄弟姉妹すべてが揃っています。もちろん、役に立つ大人になってもらいますよ。