サプライズ演出

今日は、運動会をする「西文ひろば」に子どもたちを連れていき、遊びました。今年で、3回目の運動会となりますが、初めて参加する園児にとっては、場所に慣れることも重要です。大がかりな練習は、これからですが、今日は、かけっこだけやってみました。すでに、寺子屋園児は、ライバル心むき出しです。(笑)

 

暑さ対策で、クラッシュ氷をバケツ一杯持って行ったのですが、これが大成功です。子どもたちは、氷を頭からかぶったり、顔を冷やしたりと、「気持ちい~い!」と大喜びです。

 

さて、今朝、高2の次女が、パーティー用の演出グッズをたくさん持って、学校へ出かけました。クラスの子の誕生日を祝うそうです。娘に言わせれば、「プチサプライズ演出を考えている」とのことです。

 

誕生日を迎えた20代の女性は、案内された店でドレスに着がえ店を出た。「次は食事かな?」だが突然、アイマスクをかけられた。困惑しつつも、手を引かれて歩くと・・・「3,2,1どうーぞ!!」アイマスクを外すと、目の前に真っ白なリムジンが。「お誕生日おめでとう。ここでパーティーだよ」驚いたまま乗り込むと、車内はカラフルな風船で埋め尽くされていた。

 

こんな感じのサプライスパーティーが、10代、20代の若者の中で、定着しつつあるそうです。

 

私は、すぐにあまのじゃくに考えてしまいます。(笑)

 

「サプライズ」は、一生のうちに数回か、せめてでも年に一回程度の頻度で起こるものでなければ、だんだんと、感動も薄れ、ありがたみもなくなってくるのでは・・・例えば、10人の仲のいいグループが、それぞれの誕生日をサプライズパーティーにしようものなら、年間10回も経験する計算になります。お祝いされる方もする方も、企画が違ったところで、マンネリに陥るのは明白だと思う私です。お金だって、かかるでしょうに・・。

 

先日のリオオリンピックで、中国の高飛び込み選手が、表彰台に立つ彼女にプルポーズするという、心あたたまるハプニング演出がありました。サプライズ演出という言葉は、こういうことを指すのでしょう。

 

先日誕生日を迎えたおやじ園長は、年に一度だけ、外食の時に、奥様と子どもたちにおごってもらいます。ささやかですが、うれしいものです。

 

相手の幸せを考えることは、とても大切で楽しみでもありますが、「サプライズ」の切り札は、乱発してはなりませんね。