子どもたちに教える「結婚とは」

あと4回寝たら運動会・・・ということで、快晴の中、子どもたちは運動会の練習に励みます。今日も、練習終了後の時間を使って、子どもたちは、グランド1周の自主練習を行っています。がんばっている姿は、本当に素晴らしいの一言です。

 

さて、「子どもたちが、キャリア教育など『職業』について学ぶ機会はあるが、『結婚』について考える機会はあまりない。結婚する、しないにかかわらず、将来の生活全体をイメージできるように」と話すのが、放課後NPOアフタースクール代表の平岩さんです。

 

このNPO法人は、婚礼会社と連携して、小中学生向けの「婚育」イベントを開いているそうです。結婚式場に、小中学生を招き、ウエディングプランナーが、結婚の意味を話したり、模擬挙式を開いたりしているとのことで、花嫁役、花婿役の男女が本番さながらに愛を誓う様子を子どもたちが見守ります。参加した小学生は「いつか結婚したいという気持ちが大きくなった」と話します。

 

最近は、大会場で多くの出席者が集う結婚式が少なくなってきているので、結婚式に参列した経験がない小中学生が多いそうです。

 

最近の結婚を取り巻く状況は複雑で、20、30代が未婚である理由としては「適当な相手に巡り合わない」「自由や気楽さを失いたくない」「結婚後の生活資金が足りない」「まだ若すぎる」「趣味や娯楽を楽しみたい」といった理由が上位に上がります。

 

「仕事」とは違って、「結婚」については、個々の判断が尊重されるべきもので、「結婚して、たくさん子どもを作り、日本の少子化を食い止めてもらいたい・・・」とは、簡単には言えません。しかし、子どもたちには、「愛する人と結婚して、幸せな家庭を築く」という、あくまでも性善説に立った選択肢を考えさせることは、決して悪い事ではないでしょう。

 

私は、子どもたちに「仕事」の話はたくさんしても、「結婚とは?」という話は、一度もしたことがないかもしれません。こんなに身近な問題にもかかわらず、触れていけないような・・・そんな領域なのかもしれません。

 

「結婚」を教えると「離婚」も教えなくてはいけないかなぁ~難しいですね。