雪だるま

昨日の雪も、ほとんど溶けてしまいましたが、屋上のファームには、雪遊びができるほどの雪が、まだ残っていました。大きな雪だるまを作る量はありませんが、雪合戦や小さな作品づくりを楽しむことができました。

 

そして、大きな水たまりには、氷も張っていたのです。「ガラスみたいだね・・・」なんて、子どもたちは言いながら、氷と雪を両手に持って遊んでいます。11月の遊びとは思えない光景です。

 

さて、お昼の年長5歳児の勉強は、無地のノートという子どもたちの発想を大いに膨らませるツールがポイントです。課題は「ゆきだるま」としました。

 

まずは、ノートの左半分に、ひらがなで「ゆきだるま」を書く練習です。雪遊びが終わったところですので、子どもたちは、集中して書いていきます。今日から、一人ずつ自分の定規を使うようにしました。マスのあるノートなら、その中に文字を書けばいいのですが、無地のノートでは、たいがい、右肩上がりか、右肩下がりになってしまいます。そこで、この定規を「自分で考えて使ってごらん」と言います。

 

自分で線を書いて、その上に文字を書く子もいれば、ノートに定規を当てて曲がらないように書く子もいます。定規を与えても、使いもしないで、今まで通りに右肩下がりの「ゆきだるま」を書く子もいます。それでも、ここは子どもたちの自由にします。だんだんと、自分のやり方を確立できればいいのです。

 

次に、書き終わったところで、右半分に「雪だるまの絵をかいてください」と課題を与えます。ここからが、驚いたことです。私はノート半分に、誰もがイメージする大きな丸と小さな丸を重ねた雪だるまを大きく1つ書くものだと思っていました。

 

ところが、子どもたちは、たくさんの雪だるまを描いています。中には、10個以上の雪だるまを描く女の子も・・・うさぎの雪だるまに、ねこ・犬・ハムスター・花・オラフ・おうち・・・・などなど、様々な形の雪だるまが、無地のノートいっぱいに描かれていました。

 

あらためて、子どもたちの発想力の素晴らしさを感じた次第です。子どもたちが、自分で考える習慣をつける、お昼の勉強タイム・・・教える私の方も、「今日は子どもたちのどんな扉を開けることになるのかな?・・・」と楽しみでいっぱいです。