霜柱ザクザク

今日も素敵な屋上遊びを子どもたちは楽しみました。

 

ファームのブロッコリーの葉を食べる犯人を今日は発見しました。犯人と言っても、鳥です。(笑)冬になると、どうしても青い葉が少なくなるので、ブロッコリーの葉がターゲットとなるのです。ハトか?カラスか?と思っていたのですが、犯人は「ヒヨドリ」でした。とがったくちばしのよく鳴く鳥です。

 

10メートルくらい離れたところから、数人の子どもたちと静かに観察します。おいしそうに、「ヒヨドリ」が葉をつついています。子どもたちのバードウオッチングです。

 

次に事件発生です。5歳男の子が、「火事だ!」と、どろんこ山のてっぺんで叫んでいます。屋上から数キロメートル離れたところで、黒煙がもくもくと空を昇ります。富士山がバッチリ見える澄んだ青空に、とても違和感のある黒い煙・・・しかし、子どもたちは、煙の行方をずっと観察しています。

 

約15分後・・・「煙が細くなった」と4歳女の子が、見届けて、子どもたちの高みの見物は終了です。

 

5歳女の子が、赤い菊の花を摘んでいます。真冬で、花なんて咲いていないと思いきや、ほんの小さな一角に咲く花を見つけたようです。何か、宝物を見つけたような感覚ですね。

 

そして、子どもたちにとって、今日一番の感動は、「霜柱ザクザク」です。最近は、めっきり霜柱を見ることがなくなりました。アスファルトの場所が多くなったこともありますが、昔のような厳しい冷え込みが少なくなりました。

 

土を持ち上げてそそり立つ氷の柱を手に載せたり、ザクザクと踏みしめたり・・・初めて霜柱を見る園児にとっては、不思議な不思議な自然劇場だったようです。霜柱ザクザクのどろんこ広場にある池は、薄っすらと氷が張っています。

 

「カメは?カメは?」と池に向かって叫ぶ2歳女の子・・・もちろん、カメは冬眠しているので、水底で眠っています。今日は、泳いでいる魚も、ほとんどいませんでした。

 

こんな、冬でも素敵な屋上遊びに、子どもたちの感性がどんどん研ぎ澄まされていくのです。