缶詰バー

今日の寺子屋は、何と4月に小学生になる年長園児が、お休みや早退で不在です。ならば、年中、年小さんだけで、どこまでできるか・・・ということで、店内しりとり探険をしました。

 

まずは、保育園のある3Fで目に付いた「つくえ」からスタートです。「『え』から始まるお店にある物は?」と子どもたちに問いかけると、いきなり沈黙です。(笑)年長園児がいれば、「はいはいはい」とポンポン出てくるのですが、やっぱり難しいのかな?と思った時です。

 

「えのぐ」と4歳男の子が答えてくれました。4Fに移動し文具売場で「えのぐ」を発見。そこからは、ポンポン答えが出てきました。「えのぐ」→「ぐみ」→「ミロ」(ココアに似た飲み物)→「ろうそく」→「くるま」→「マッチ」→「チョコレート」・・・

 

寺子屋の大きな目的は、3学年の異年齢の「学び合い」です。年長不在でも、ここまですらすらと答えられたのは、今日の子どもたちが、年長から多くを学んでいたということです。とても、うれしかったですね。

 

さて、今日の話は「缶詰バー」です。東日本大震災から5年以上が経過し、毎年のように、日本では自然災害が起こっています。そんな中で、この「缶詰」は、おいしい保存食としても重宝する食材でしたが、この缶詰を酒の肴にしたバーが、少しづつ増えているそうです。

 

飲食店という位置づけですが、缶詰なので、調理師免許は不要、必要な資格は、1日の講習会で獲得できる「食品衛生責任者」だけ。料理の手間がかからないので、人件費はマスター一人で十分。ロスがないので、食材費も安く済む。ゴミも缶のリサイクルでほとんど出ない。冷蔵庫は不要・・・・などなど、誰でも開業できるメリットがあるようです。

 

誰でも開業できるということは、その裏返しで、誰でも儲かるというわけではありませんね。全国の珍しい、話題性のある缶詰をどれだけ品揃えできるか・・・そして、店主の会話術、気配り、コミュニケーション能力が問われます。リピーターの目的は、「マスターと楽しく過ごしたい」となるでしょうから、当たり前ですが、やっぱり「人」ということに落ち着きます。