高校生居眠り 日本最多

保育園では、卒園式の練習が始まりました。卒園児を送り出すのは、在園児の寺子屋さんです。「卒園証書授与」など、ちゃんと座っていられるか・・・心配なところでしたが、予想外に、見事にこなしています。発表会ではありませんので、当日のアドリブもありですね。

 

今年度は、卒園児の保護者挨拶だけでなく、卒園児自ら挨拶をします。こちらは、上手に話せなくても、失敗しようが、全然大丈夫です。大人の前で、話をする経験が大切なのです。

 

さて、国立青少年教育振興機構が、日本・アメリカ・中国・韓国の4か国の高校生計7854人に勉強の仕方などを尋ねた国際調査を発表しました。そこで、日本の高校生は「授業中に居眠りをする」は、15.0%で4か国中最高でした。

 

他にも、興味深い調査結果が出ています。「試験前にまとめて勉強する」「きちんとノートを取る」は、日本は4か国中1位。「できるだけ自分で考えようとする」「勉強したものを実際に応用してみる」「積極的に発言する」は、ともに最低でした。

 

みなさんは、どう思いますか?「生徒にとって、授業が受け身で、つまらないからではないか。主体的に学ぶスタイルに変えていくことが必要だ」と、同機構は指摘しています。

 

1つの答えを導くのに、「このやり方が正解です」と教えられることが多い授業が、今までの日本の教育スタイルだったかもしれません。それを「あなたのやり方で、考えてごらん。みんな、考え方が違って当たり前だよ」という教育に変えていくのが、アクティブラーニング(主体的に学ぶ力)であることは、おそらく、多くの教育関係者も分かっていることでしょう。

 

あとは、具体的なアプローチを日本の先生たちが実践していくことが大切ですね。

 

しかし、ここで、もう一度考えてください。「具体的なアプローチ」はどうすればいいのでしょうか?

 

もう分りましたね。これも、先生が自分で考えて実践することです。やり方は、1つではありません。「〇〇先生」の教え方が、生徒にとって、主体的に学ぶことにつながればいいのです。

 

「自分で考えて自分で答えを出す」のは、生徒だけでなく、先生も大人の私たちも、みな同じです。