学習塾でもアクティブラーニング

 今日は、屋上ファームでサヤエンドウの収穫をしました。今シーズン初です。サヤエンドウは、1日で見た目にもわかるくらい成長します。すぐにバケツ一杯、取り切れないほどの収穫になります。

 

さて、今日は学習塾の話です。

 

大学入試を専門とする学習塾では、本来は講義形式が中心ですが、2020年度に大学入試センター試験に代わる新テストや、大学の個別試験のグループ討論、論述問題では思考力や表現力が問われます。そこで、例えば3人1組で、2次関数の問題の解き方を話し合い、「2xじゃなくて、そこは2aじゃない?」なんて言って、黒板に書き込んでいく形式が増えているそうです。

 

学校の授業だけではなく、「受験が目的」という明確なビジョンの学習塾でも、アクティブラーニングが急速に広がっているそうです。

 

 生徒は「自分と違う見方に気づき、考えの幅が広がった」と言い、「考えをまとめ、説明することで論理的な思考力が育つ。自分の理解度も確認できる」と塾側も強調します。

 

また、入試にとらわれず、アクティブラーニングを採用する塾もあるそうです。小学生を中心に約250人が通う「探究学舎」は、「元素」「戦国武将」といった課題を取り上げ、グループ討議をします。授業は週1回90分で、1テーマに2カ月(8回)をあてるそうです。「目先の学力よりも、自分で考え、学ぼうとする力をつけさせたい」と保護者は語ります。

 

私が言う「自分で考えて自分で答えを出す」には、当然、基礎学力がなければ、考えることはできませんね。基礎学力とアクティブラーニングのバランスを我が子の環境にとってベストなラインを親が考えることになるのです。

 

言い方を変えれば、「目に見える部分と目に見えない部分のバランス」です。人生の経験においては、「本当に大切なことは、目に見えないことが多い」と、私たちは経験値で理解していますね。では、我が子に対して、または、自分のこれからの人生において、このバランスを決めるのは、とても大切な事です。