おしゃれ野菜という付加価値

今日の寺子屋は、スキップの練習です。結論から言いますと、今日のメンバー17名のうち、半数近い8名が、スキップができませんでした。ビックリしましたか?しかし、スキップは、飛ぶ・前に進む・左右の足を交互に・・・など、複数の動作を一度に行うので、幼児にとっては、難しい動きなのです。

 

それ故に、スキップができるということは、バランス感覚や運動神経が優れているとも言えます。保育園で一番足が速い5歳男の子・・・何とスキップをするのが初めてだったようで、上手にできません。しかし、泣きながら練習をして、わずか10分でできるようになりました。

 

人は、同時に2つ以上の動作ができるようになると、運動能力もアップします。スキップは、家の中でもできるので、どうですか・・・我が子にチャレンジさせてみては?!

 

さて、今日はカッコイイ農業の話です。北海道第2の都市旭川市から50キロ北に位置する人口約3200人の剣淵(けんぶち)町の農協青年部の13人が、2010年から始めたのが、「軽トラマルシェ」です。

 

販売する時は、白のワイシャツに赤いスカーフ、黒のエプロンというカフェスタイル。野菜の陳列箱には英字新聞を敷き、おしゃれな雰囲気を醸し出しています。売っている野菜も、都会の高級スーパーでしか見られないような珍しい野菜ばかりです。

 

畑作農家の髙橋さんは、高校卒業後、地元を飛び出し、札幌の民間企業などで10年間働いたそうですが、働きすぎて体調を崩し、農家を継ぎました。彼が目指したのは「カッコイイ農家」です。最初は、ニンジンやトマトが思うように売れなかったとのこと。ある時「スーパーの方が安いよ」と客に言われ、ハッとしたそうです。

 

「スーパーにないものを売ればいいんだ」と、珍しい野菜の種を購入し、仲間を巻き込んで「少量多品種」路線に切り替えたそうです。試行錯誤しながら販売した野菜は400種類だそうです。皮や身がピンクの「ノーザンピンク」は、都内のホテルへ納品・・・口コミで全国に知られるようになり、東京や大阪にも出張するそうです。

 

私たちは、一消費者ですが、スーパーで1個30円のジャガイモを買った時の「安かった!」という満足感もあれば、珍しい野菜をおしゃれな雰囲気で、その食べ方までもイメージできるのなら、1個200円のジャガイモでも満足となるのです。

 

なんだか、こんな農業・・・ワクワクしますね。商売ではなく子どもたちの成長のためにあるホワイトきゃんばすファームも、こんな珍しい野菜作りに挑戦したいものですね。