昭和の駄菓子屋にはまる・・・

この連休で、夏野菜が大きく成長し、今日は、年長、年中園児を連れて、バケツ3杯の収穫です。ミニトマト、中玉トマトに今年は大玉の桃太郎トマトも順調です。しかし、よく見ると、ミニトマトに穴が開いています。それは「タバコガ」の幼虫の仕業です。トマトを食べて、蛾の成虫になるのです。

 

今日は、ミニトマトの穴から顔を出している緑色の幼虫を発見・・・5歳女の子が、全く怖がらずにトマトを手にし、他の園児に「見てごらん・・かわいいイモムシだよ」と言うのですが、急いで逃げる子どもたちです。無農薬の副産物ですが、害虫に目くじらを立てるのではなく、楽しむ子どもたちは、本当に素晴らしいですね。

 

今日は、インゲン豆、オクラ、カラーピーマン、子どもピーマンの他に、数種類のナスも収穫しました。今年は、インゲンのように細長いナスや米ナスのようにまん丸のナスなど、変わったナスばかり栽培しているのですが、順調に実をつけ始めました。そして、スイカが勢いよく育っています。収穫は8月に入ってからですが、プールの時間にファームのスイカで、スイカ割りを楽しみます。

 

さて、新潟県の新津(にいつ)駅は、埼玉県の大宮駅ほど大規模ではありませんが、鉄道の街として、地元の商店街もシャッターアートで演出し、鉄道にちなんだグルメで飲食店も頑張っています。かなり立派な鉄道資料館もあります。もともと、新津には車両工場があり、山手線の新型車両は、ここで作っています。1日1両のペースだそうです。

 

昨日は、新津の街をブラブラしていたのですが、昭和の雰囲気が心地よい駄菓子屋を発見しました。「昭和基地一丁目C57」という店です。ここは、ただの駄菓子屋ではありません。リーズナブルな値段で、飲食もやっています。2階には、本物の教室を演出し、給食セットを提供しています。あの人気のソフト麺や揚げパンがセットになっています。

 

もんじゃ焼きやかき氷など、駄菓子を選んだあとは、ゆっくりと親子で飲み食いできる店です。昨日は祝日でしたので、ひっきりなしに、小さい子どもを連れたファミリーがやってきます。平日には、学校帰りの小学生がたむろする場所になっているようです。まるで、私の小学生時代とかぶります。

 

ショッピングセンターなどには、駄菓子屋はたくさんありますし、川越の駄菓子横丁のような観光地もありますが、この店の展開はとても見事です。駄菓子・・・昭和レトロ・・・リーズナブルな値段で子どもも買いやすい・・・鉄道マニアも喜ぶディスプレイ・・・飲食で大人も巻き込み客単価を上げる・・・マスメディアを上手に利用・・・

 

私の悪い癖で、こういった店に入ると、すぐにマーケティング的な見方をし、売上や利益のそろばんを弾いてしまいます。(笑)この店は、9年目に突入したそうですので、ただの物珍らしさのブームではなく、リピーターを確実に増やし、口コミで、県内からのお客様が増えているのだと推測されます。

 

昭和レトロのローカル線の旅の最後に、こんな素敵な店ですごすことができたのです。今風のカフェもいいですが、たまには、こんな「昭和」に浸るのもいいものです。(笑)