ショッピングを楽しむ

運動会では、年長、年中園児は「組み体操」挑戦します。今日は、1人演技から2人3人のチーム演技まで練習をしました。ピラミッドまで頑張ったのですが、グランドに直接手をつけるので、小石で「いた~い!」と言いながらも、歯を食いしばって頑張っていました。

 

幼児期に大切な「がまんする力」が養われます。

 

さて、今日の話は、ショッピングを楽しむ・・・と言う話です。テレビ番組「ガイアの夜明け」では、ユニクロの姉妹ブランド「Gu」が、今年に入って売上減となり、その大きな要因は、ネットでの購入にお客様が流れているという内容でした。

 

保育園でも様々な備品をネット購入しています。手間ひまを省き、保育園まで配送してくれる。というのが、一番の購入理由です。当然のことですが、そこには、ショッピングを楽しむというマインドはゼロです。

 

リアル店舗が、ネット通販などに対抗できる1つのキーワードが「ショップングを楽しめるか?」と言えるのかもしれません。

 

番組では、今まで服を並べるだけでも、低価格で売れていたが、新たな店舗では、マネキンを多く導入して、様々なコーディネートをお客様に見せて楽しんで買い物をしてもらう展開に変えています。

 

「こんな服やズボンやアクセサリーの組み合わせで、素敵なファンションライフにつながります」という提案をすることで、お客様に洋服という「モノ」を売るのではなく、おでかけを楽しむという「こと」を売っているのです。

 

私が、ショッピングを楽しむ一番の場所は「デパ地下」です。対面販売ですので、店員さんとの会話があり、厨房を持った店舗では、そのできたて感が何とも言えませんね。おいしそうなスイーツは、見ているだけでも楽しくなってきます。「デパ地下」という聖域には「ネット通販」が入り込む余地はありませんね。(笑)

 

最近では、本の購入は簡単にネットで・・・という人が増えているようですが、素敵な本屋さんも多く見られるようになりました。「今月のイベントコーナーです」などとうたって、1つのテーマで、素敵な演出がされていたりすると、思わず「読んでみよう!」と買ってしまいますね。

 

人の心には「ショッピングを楽しむ」というDNAが組み込まれているとしたら、「ネット通販の影響で売上ダウン!」と嘆く前に、よのなかのお店が、「楽しい買い物ができる演出になっているか?モノだけ置いているだけ?コトの提案をしている?」で、もっともっと、素敵な店になってもらいたいですね。