日本のハロウィーン

今日の保育園の連絡ノートには、昨日のハロウィーンパレードでのことが、びっしりです。お菓子がいっぱい入った、カボチャバケツを子どもたちは、おうちに帰っても、大切にしているそうです。また、他の園児の仮装のことをママやパパにずっと話していたようで、「早くDVDが見たい!」と、ママからのリクエストがいっぱいです。(笑)

 

さて、今朝のテレビ報道を見ると、コスプレ文化の象徴の地となった、渋谷の大騒ぎぶりが目に付きます。この文化に、外国人も海を越えてやってくると言うのですから、インターナショナルなイベントに発展し、新たなDJポリスのデビューの場にもなっているようです。(笑)

 

日本でのハロウィーン文化は、独特の文化として発展しているとよく言われますが、「日本のハロウィーン」という記事を今朝の新聞で見つけました。

 

広島など、西日を中心に、日本でもハロウィーンに似た行事があるそうです。旧暦の亥の月、亥の日を祝う「亥の子(いのこ)」という行事で、今年は11月20日だそうです。そして、この日は、イノシシの子どものウリボウに似た、亥の子餅というおもちを食べるそうです。

 

亥の子では、子どもたちが「亥の子餅をつかん者は鬼を生め、蛇(じゃ)を生め」と恐ろしい歌をうたいながら村をまわり、餅をもらえたら「繁盛せえ 繁盛せえ」と祝うが、もしもらえないと「貧乏せえ 貧乏せえ」と悪態をつくそうです。

 

「トリックオアトリート」・・・お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!・・・のやり取りに似ていますね。

 

イノシシは多産であるため、子孫繁栄を祈る儀式としても行われているのだそうです。和菓子屋さんでは、今でも11月になると、亥の子餅を販売するところがあるそうです。デパ地下に出店する和菓子の老舗「たねや」さんも、今年は、11月20日限定で、亥の子餅を販売するそうです。

 

渋谷の大騒ぎと違って、なんだかホッとする日本のハロウィーンこと「亥の子」ですね。覚えておきましょう。