クリスマスを探そう!

「今日から12月です。早いもので今年も残り1ケ月となりました・・・」というセリフを今日は何度も聞きましたね。寒さも増す中、屋上では、富士山の雪景色にうっとりし、子どもたちは寒さを忘れて、外遊びに集中します。

 

クリスマス発表会の練習があるので、外遊びの時間が少し短くなっていますが、この冬で、何人もの園児が自転車に乗れるようになりました。「できるようになった」のは、園児同士の影響力が大きな理由です。屋上には子どもたちが使うヘルメットが山のように積まれています。(笑)

 

さて、今日の寺子屋は、「お店の中のクリスマスを探そう!」ということで、4つのグループに分かれて、1Fの食品フロアを探検して、「クリスマス」を探すという課題です。寺子屋1番さんの中から4人の園児がリーダーを務めます。チームの意見をまとめて

「ここがクリスマスになっている・・・」場所を1つ選んで発表してもらいます。

 

「クリスマスケーキを陳列している予約コーナー」「肉売場の壁面のクリスマスディスプレー」「サーティワンアイスショップのクリスマス装飾」「魚売り場のクリスマスディスプレー」と、リーダーがそれぞれの場所に行って発表してくれました。

 

リーダーは年長園児ですが、メンバーには年下の園児がいます。2学年下の年少園児については、グループ討議など「???」で、ただ聞いているだけですが、リーダーの仕切り方を学ぶことができます。今日は、寺子屋3番の年少園児の中でも2人が積極的に自分の意見を言っていました。

 

また、寺子屋2番の年中園児に求められるのは、サブリーダーとしての役割です。今日は、進行に息詰まったリーダーを見かねて、「○○が、クリスマスになっていたんじゃないの・・・」とフォローする5歳女の子の発言もありました。

 

もちろん、4チームすべてが、積極的な話し合いができたわけではありません。1チームだけ、リーダーが「みんな何も言ってくれない」と寡黙になってしまいました。「メンバーの意見を引き出すのが、リーダーの仕事だよ。まずは、自分が見つけた場所をみんなで話してごらん・・・」ここからは、リーダーがあれこれメンバーにアプローチしていましたが、結局このチームは、メンバーからの意見がなく、リーダーが決めた場所になりました。

 

グループ討議で、自分の意見を言うには、自分で考えなければいけませんね。リーダー、サブリーダー、メンバーそれぞれのスキルには、年齢差もあり、違いは当然あります。その中で、子どもたちが、どう考えて、他の園児から影響を受けるか・・・そして、園児同士の学び合いにつながっていけばうれしいですね。