道徳の教科書

今日は、クリスマス発表会の2回目のリハーサルです。市民会館おおみやへ向かうバスの車中から、新幹線がバッチリ見えました。鉄道好きの6歳男の子が「やまがたしんかんせん・・・つばさごう・・・E3けいだ」と解説をしてくれました。今日も、行きのバスから盛り上がっています。(笑)

 

リハーサルも2回目ということで、子どもたちの目線は、本番モードです。なかなか一回で決まらなかった「組体操」ですが、今日はスムーズな動きができています。クリスマス発表会の目的は、子どもたちの演技や歌の完成度の高さではありません。仲間たちと、1つの目標をやり遂げる経験や練習に耐える力を養うことです。成功も失敗も・・・多くの経験をしてもらいたいですね。

 

さて、いよいよ来年度4月から、「道徳」が、正式な教科として小学校で始まります。道徳の授業で、初めて教科書が使われるだけでなく、子どもたちの評価も点数はつきませんが、文章で記されます。

 

そして、教科書も決まりました。今回検定に合格したのは8社の教科書だそうです。各自治体での採用率は、1つの教科書に偏ってはいないそうです。

 

道徳の教科化で強調されるのが、「考え、議論する道徳」への転換です。多くの教科書で、授業での話し合いを促す質問を掲載するなど、新しい授業スタイルに慣れていない子どもや教員を意識した編集となっているようです。いわゆる「アクティブラーニング」の実践です。

 

全国で相次ぐいじめ自殺の問題が教科化の発端となったこともあり、すべての教科書が、いじめを考える教材を収録しています。ネットいじめの怖さや、ネット上でのトラブルを避ける言葉の選び方を考えさせる教科書もあるそうです。

 

今までの道徳の授業は、「決まった1つの答えへの誘導」「1つの価値の押し付け」と批判されることが多かったですね。これからは、「自分で考えて自分で答えを出す」ことが求められますが、もう一つ、他人の意見を認める事も大切な学びになります。

 

小学校での道徳の授業・・・注目ですね。