大河ドラマ

今日の連絡ノートには、土曜日の「クリスマス発表会」のコメントがびっしりです。コメントを読む職員の目頭がすでに熱くなっています。「親のエゴで、体調が万全でないにもかかわらず、無理に出演させてしまった・・・」というコメントが。しかし、子どもにとっては、親のエゴと受け止めていません。親の期待と受け止め、その期待に応えたのです。
親は、いつだって、我が子の可能性を信じ続けることが大切です。親子の素晴らしい絆も今回はたくさん見させてもらいました。うれしいですね。
さて、私の日曜夜のお楽しみ・・・それは、大河ドラマです。昨日が、平成29年の最終回でした。大河ドラマの見方は、個々それぞれで楽しめばいいのでしょうが、今回は、私の友人で「大河ドラマ評論家」(私が勝手に呼んでるだけですが・・・)で、歴史に強い、Yさんのコメントを紹介します。もちろん、友人ですので無断掲載です。(笑)

~今年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」が本日最終回を迎えた。
正直言って最初は余り期待していなかったが、地味な内容ながら次第にその面白さに引き込まれて行った。

歴史好きを自認しているものの「井伊直虎」の事はこれまで全く知らなかったが、徳川四天王の中で、井伊直政は「三河以降の譜代ではなく新参者だった」という事は何となく知っていたので、ドラマを通じて井伊家の苦難の歴史をはじめて知り、ドラマが進行していく過程で、井伊家のみならず、徳川家が今川家の支配から脱して発展していく様を改めて確認していけたと思う。言うまでもなく「歴史ドラマ」と「歴史」とは違うものであり、井伊直虎に関しても「本当に女性だったのか」という点も含めて未だに不明な点が多く、歴史学者の議論が絶えないという。

ただし、特に今回の様に資料が少ない主人公の歴史的な事実だけでは、ドラマの構成はできないので、断片的な「事実」を縦糸として大胆な仮説と伏線とを組み合わせ「こんなのあり得ないだろう」という展開も少なく、きちんと辻褄を合わせ、かつ面白い筋書きにした脚本家の力量が素晴らしかった。

巷では小野政次役の高橋一生さんが大変な人気だそうだが、個人的には、懐の深い家康像を演じきった阿部サダヲさん、「転校生」「さびしんぼう」等、大林宣彦監督作品の常連で、最近は朝ドラ「あまちゃん」の主人公のパパ役などのイメージを一新して、常に冷静沈着で感情を表に出さない武将(徳川四天王のひとり、榊原康政役)を演じた尾美としのりさんが印象に残り、その他でも、どちらかというと地味な印象の役者さんの好演が多かった気がする。

ここ数年「朝ドラ」も歴史的な題材をベースにしているものが多く、NHKのドラマは現代の世相に合わせながらも、よりリアリティさに主軸に置いているのではないだろうか。

来年の大河ドラマは「西郷どん」。これまでNHKでも民放でも繰り返し取り上げられ、様々な役者さんが演じてきた西郷隆盛をはじめとした薩摩藩を中心とした人々がどの様に描かれるのか、今から楽しみにしている。~

この玄人受けするような見立てがたまらないですね。私の感想は、どうしても表面的になってしまうので、昨年の真田丸の時も、「大河ドラマ評論家」のYさんに登場していただいたような気がします。

さて、あなたの「おんな城主 直虎」の感想はいかがですか?