勉強得意度

今日は、この冬一番の寒さとなりました。朝のゴミ出しをしていると、寒いというよりも痛いという感覚です。それでも、さいたま市はマイナス3度くらいですから、北海道でマイナス20度になった・・・という話を聞くと、どんな世界か想像もつきません。

 

保育園での屋上遊びも、今日は北風との戦いです。快晴で、富士山が白く美しくそびえてはいるのですが、とにかく寒い・・・これでは、なかなか雪が溶けそうにもありません。屋上に足を踏み入れるのは、保育園の子どもたちと先生だけですので、間違いなく、今月いっぱいは、雪遊びが楽しめそうです。

 

今日は、雪が溶けたところが凍りつき、屋上は「スキー場」と「スケートリンク」が両方楽しめるスペースに変身です。子どもたちの、笑顔と歓喜の声が絶えません。寒さなんて吹き飛ばしてくれるのです。

 

さて、少し前のデータですが、平成25年度の「全国学力・学習状況調査」では、家庭の年収が高い児童ほど基礎教科の平均正解率が高い傾向が明らかになりました。家庭環境による学力の格差が見られた結果です。

 

今日は、「格差社会はけしからん!格差をなくす世の中にしなければ・・・」と言う話ではありません。この問題は、すぐに解決できる議題ではありませんね。

 

勉強得意度という指標があるそうです。「勉強が得意だ」という項目に「とてもそう思う」と答えた小学6年生の割合で見ると、確かに、国語、算数、社会、外国語活動においては、年収が高い家庭での児童の得意率が高い結果が出たそうです。これは、塾などに通わせる経済的余裕がある家庭が、そのままデータに反映されるからでしょう。

 

しかし、音楽、図工、家庭、体育などの実技系の教科では、傾向が逆になり、家庭の年収が低い方が、得意率が高いそうです。特に、家庭科では、その傾向が顕著で、富裕層の家庭科の得意率が低いことは、塾通いが忙しくて、家でのお手伝いの経験が少ないことや、生活構造のゆがみが原因と言われています。

 

どうですか・・・富裕層であるなしにかかわらず、おうちで、親の手伝いをする習慣のある子どもの方が、大人になって、きっと役に立つのは間違いありませんね。

 

よのなかで通用するのは、決して勉強だけではありません。お手伝いもバランスよくできることが大切です。「塾・塾・塾」で、なんか勉強ができるようになったと錯覚して、自分の身の回りのこと、生きていくのに大事なことが全くできない子どもに育ててしまわないよう、親としては、考える必要がありますね。

 

個人的には、成績優秀な人よりも、美味しい料理を作れる人の方が、「生きてる!輝いてる!」と思うのですが・・・みなさんは、どう考えますか。