牛乳・・・好み色々

保育園の子どもたちは、午後のおやつで牛乳を飲んでいますので、苦手な園児は数人いますが、牛乳が全く飲めない園児はいません。

 

私が、「これぞおいしい牛乳!」と、今でも忘れられないのが、学生の頃、北海道の摩周湖の近く牧場で、搾りたての牛乳を飲んだ時です。絞りたては雑菌が多いので、少し加熱して飲ましてもらったのですが、濃くて甘くて・・・忘れられない味です。

 

いわゆるノンホモ牛乳というやつです。成分を均質化する前の牛乳です。牧場主の「コップ一杯までね・・・これ以上飲むと、お腹がゆるくなるよ・・・」という言葉も印象に残っています。

 

当時、「MILK LANDO HOKKAIDO」のキャンペーンを北海道農業協同組合連合会が行っていて、その青いステッカーを集めたものです。酪農王国北海道が、牛乳となる生乳の生産量が日本一であることは、誰もが疑わないところですが、ダントツの数字なのです。

 

北海道は年間400万トン、2位の熊本30万トン、3位の岩手26万トンです。ということは、牛乳離れが続くと、北海道の酪農家へのダメージが強くなるということです。

 

ここで牛乳の豆知識です。牛乳と呼べるのは、原料が生乳のみで、乳脂肪分が3.0%以上でないといけません。そして、市場の90%以上が、超高温瞬間殺菌で処理されています。よくパッケージに135度2秒間と表示されている牛乳です。

 

私が好んで飲むのが「低温殺菌」の牛乳です。65℃30分と表示されています。手間ひまがかかるので価格が少し高いことと、日持ちがしません。でも、牛乳らしい風味が、何とも言えない美味しさです。

 

放牧でストレスのない・・・エサにこだわる・・・それぞれ、好みは色々ですね。

 

保育園に一番近い、埼玉県上尾市にある「榎本牧場」では、生乳だけでは経営は厳しいので、アイスクリーム、ジェラート、ヨーグルトと生乳を加工した商品で付加価値を生み出しています。経営面でも頑張っているようです。

 

ともあれ、保育園の子どもたちは、毎日牛乳を飲んで、酪農家の皆様へエールを送っているのです。