男女平等って?

今日は、ひな祭りですね。かつては、ひな祭りのメインのお菓子は、桜餅や雛あられといった和菓子でしたが、今は、ひな祭りにケーキを食べるのが当たり前になりました。子どもたちにとっては、「ケーキが食べられる」というのは、大きな楽しみでもあります。

 

1年間で、一番ケーキが売れるのは断トツでクリスマスですが、母の日とひな祭りも、今や洋菓子業界では、ケーキの需要が高くなる「勝負日」となっています。今日は、ひな祭りのケーキを食べるファミリーも多いことでしょう。

 

さて、「女性が輝く社会はどんな環境がふさわしいですか?」と男女問わず聞いたら、一人一人答えが違うことでしょう。この質問は、答が一つではありませんね。

 

男女平等の国として知られ、国連の2017年世界幸福度報告によると、幸福度ランキング世界一のノルウェーは、国会における女性議員の割合は40%を超えます。ノルウェーの女性首相エレナ・ソルベルグ氏は語ります。

 

「女性議員が増えると育児や福祉など暮らしに関連する政策が議論される。しかし、大臣などの主要ポストは、男女の割り当てはない。最もふさわしいと思った人たちを選んだだけだ」

 

「女性のリーダーは伝統的な男性リーダーより協調を重視する。他者を巻き込んで組織化し、協力的な関係をつくる」

 

「女性が経済活動に参加すると国内総生産(GDP)が増加する。ノルウェーでは女性の77%が働くが、北海油田が産出する石油よりもGDPに貢献しているという研究もある」

 

ノルウェーのハラルド国王は、幸福の条件を①健康であること②友達がいること③社会のためにあることを挙げています。「人々は異なる理由で、異なる状況で幸せになる。私は楽しむことを学ぶことが必要だと思う。それには心の持ち方が重要だ。歩くこと、新鮮な空気を感じることなど、すべてをバランスよく得ることが求められる。裕福でも暮らしのバランスが欠けていたら、幸せになるのは難しい」

 

私がかつて働いていた民間企業は、洋菓子メーカーですので、女性の能力が発揮されないと成り立たない組織でした。女性の管理職はまだ少なかったですが、企画部門やお客様に一番近い店頭スタッフは、女性がメインです。男女平等はどうあるべきか?という段階は、すでにクリアし、仕事の能力においては、男女は関係ないという企業風土でした。

 

仕事における男女平等・・・国民や市民生活においての男女平等など・・・様々な機会で男女平等とは?が考えられますが、あなたはどう考えますか?

 

ノルウェーなどの北欧やヨーロッパの国々は、男女平等を超え、性的少数派や少数民族も含めたあらゆる不平等と差別の根絶に取組んでいます。日本は、まだそこまでいっていませんね。