多忙は不幸?

今日は地震体験車に子どもたちが乗る予定だったのですが、残念ながら雨で中止となってしまいました。子どもたちも楽しみにしていたので、「エッ~なんで~」とブーイングです。(笑)

 

在園児の中に、3・11東日本大震災を経験した園児はいません。年長さんたちも6歳ですので、まだママのお腹の中でした。子どもたちに、3・11を語り継ぐには、子どもたち自身が地震体験をすることが効果的かもしれません。近いうちに、出来るようにお願いしています。

 

さて、今日は、この春教員を定年退職する、埼玉県のある中学校校長の話を聞いてもらいます。

 

「このところ、教員の長時間労働をめぐる報道が目に付きます。確かに勤務時間は長いのですが、それは自分で必要と感じて長くしている部分があります。指示されて働かされるのと、自分で必要と感じて働くのでは、意味は大きく違います。

 

校長の私自身、調べてみると1ケ月の超過勤務時間は80時間を超えていました。朝は6時半に学校に入り、学校中のトイレ掃除を続けてきました。夕方は部活動が終わる18時半までは勤務します。臨時教員の勉強会を週に1回、19時から20時30分まで開きます。その他PTA活動の時間を除いても80時間を超えました。

 

トイレ掃除にしても若手教員の勉強会も自分で入れたものです。トイレ掃除からは生徒と教職員のさまざまな様子を感じ取ることができます。確かに、余計な負担を強いるような調査や研修、出張はあります。しかし、結局のところ、学校を忙しくしている最大の要因は、教員が持っている使命感と意欲なのではないでしょうか。多忙が不幸かと言えばそんなことはありません。」

 

時間外勤務については、人それぞれに色々な考えがあるでしょう。時間外をしないで効率よく仕事を終えるのがかっこいい仕事と考える人もいれば、この校長先生のように、自分で主体的に行う時間外については、個々の意欲の反映という考えもあります。

 

ただし、一つだけ言えることがあります。「自分のワークスタイルは、自分で決める」これができないと、時間外勤務を苦痛と感じ、楽しい仕事からどんどん離れていきます。

 

さて・・・あなたの仕事はどうですか?