見守るだけ・・・

屋上の池に、黄色い菖蒲の花が咲きました。例年よりも1週間は早いですね。そして、モンシロチョウだけでなく、きれいなアゲハ蝶も見かけました。

 

今日は、はっきりしない天気でしたので、こいのぼりの制作をしたのですが、年長園児7人は、昨日の寺子屋で完成済みです。よって、園長が7人を連れて屋上で遊びます。

 

今日の保育テーマは、「見守るだけ・・・」です。もちろん、子どもたちからの要望や質問には対応しますが、「今から〇〇やるぞ~」と園長が決めるのは、いっさいなしです。

 

「園長先生・・・えんどう豆をとりたいです。やっていいですか」

「園長先生・・・カメにエサをあげたいので、エサをください」

「園長先生・・・シャボン玉をやりたいので、シャボン液を出してください」

「園長先生・・・自転車の空気が少ないので、入れてください」

「園長先生・・・赤いとこの(消火器ボックス)上に乗せてください」

 

などなど、自分がやりたいことを次々と始めていきます。子どもたちだけでバケツ一杯のえんどう豆を収穫し、亀には歯がないのですが、指を噛まれて半ベソの女の子がいたり、スーパーマリオのキャラクターの話で盛り上がっているグループには、チンプンカンプンの園長が教えてもらったり、屋上からの景色を見ながら、「あれがもう一つのイオンで、ヤマダ電機があって・・・お兄ちゃんの小学校が見えるよ・・・」なんて、会話が続きます。

 

年長園児は、保育園に一番少なくても2年は在籍する園児です。0歳から5年も保育園に通う園児もいます。自分たちで、遊びを作り出すことなど、当たり前にできます。

 

今日は、7人の園児を見ながら、「これぞ・・・究極の見守り保育だ」と思いながら、子どもたちの遊びや、園児同士の関わり合いを見守っていました。1人、ぽつんと離れている園児は誰もいません。何人かのグループができては解散し、また違うグループができるといった感じです。

 

今日の子どもたちは、自分で考えて自分で楽しい時間をつくりあげている・・・見ている私も、ハッピーな気持ちでいっぱいです。素敵な時間でしたね。