06日 5月 2018

野球の研究者

野球というアスリートが行うスポーツと研究という言葉が、普通はミスマッチなのでしょうが、あの人が語ると、違和感がないのはどうしてでしょう。

 

マリナーズ会長付特別補佐・・・選手でもコーチでもない、今まで聞いたことがない役割を担うことになった、イチロー選手に、世界中が驚いています。

 

保育園でイチローの大ファンのパパがいるのですが、来月にはシアトルまでイチロー選手の試合を見に行く計画を立てていました。今頃、ガッカリしていることでしょう。

 

４４歳のイチロー選手・・・メジャーリーグでの現役最高年齢の野手です。この報道があってから、テレビでは、オリックスドラフト４位入団、登録名を鈴木一朗からイチローに変更、振り子打法で年間２００本安打達成の快挙、阪神淡路大震災の年のリーグ優勝、日本人野手として初めての大リーグ挑戦、大リーグでの数々の記録・・・ずっと見ていたいほど、イチロー選手の活躍がリピートされます。

 

今シーズンは、試合には出ない・・・練習には参加する

現役引退ではない・・・来シーズンのプレーの可能性はある

ベンチ入り２５人の枠には入らないので、試合中はベンチにはいない

マリナーズとは生涯契約を結ぶ

 

イチロー選手の存在自体が、マリナーズの他の選手の精神的な支柱となるというのが、マリナーズがイチロー選手を放したくない理由のようです。もちろん、レジェンドへの敬意もあるでしょう。

 

私も含め、多くの野球ファンは、イチロー選手が試合に出ないことを残念に思っています。しかし、イチロー選手は、自ら「野球の研究者」でいたいとコメントします。

 

そして、マリナーズに戻ってきてからの２か月間も、今回の決定もハッピーだとイチロー選手が言うのであれば、それはそれで、良しなのでしょう。

 

私は、喉元に骨が引っ掛かったような、スッキリしない気持ちですが・・・