1時間でやめられる子

今日の寺子屋では、年少、年中園児は、「鉛筆の持ち方・書き方」を集中して行いました。先回は、「大丈夫かな?」という園児が多数いましたが、子どもたちの習得能力はさすがですね。

 

この調子で、文字に興味を持ってくれると、あとは、自分でどれだけ前に進めるかですね。「やらされる」ではなく、「自ら学ぶ」に持っていきたいものです。

 

さて、2013年・・・今から5年前の少し古いですが、全国学力テスト(中学3年)の成績と、ネット使用時間の関係を調べたデータがあります。

 

みなさんの予想ではどうですか。ネットの利用時間が長ければ長いほど、テストの点数が低いと思いますか?

 

はい。一部分はその通りです。一日のネット使用「4時間以上」が、一番成績が良くありません。続いて4時間以内、3時間以内となるのですが、次が「全くしない」となります。そして、2時間以内となり、一番成績が良かったのは、1時間以内の生徒となりました。

 

一番は、ゼロではなく、1時間以内・・・次が2時間以内・・・このデータを、現役の中学生や高校生に示したら、一刀両断で、結論が出たそうです。

 

一番成績が良い子は、「1時間しかしない子」ではなく、「1時間でやめられる子」だと言うのです。どうですか。納得できる意見ですね。

 

大切なのは、自分で自分の行動をコントロールできることで、「しない」「させない」ことではないようです。

 

もう一つの意見は「怖いお母さんがいる家」だそうです。「自分でコントロールできなかったら、親が辞めさせるべき。子どもなんだから、叱ってあげなきゃわからない」という内容です。

 

子どもが大人へ成長する過程で、「親や大人が指導する内容」と「子どもの自律を社会全体で促す」バランスは、当然、年齢で違いがあり、個人差もあります。このバランスが難しいところですが、子どもたちが大人になって、「オンとオフ」のコントロールができないと、周りからはなかなか認めてもらえませんね。

 

どうですか・・・私たちのまわりにいる仕事ができる人は、実は趣味や遊びが充実していませんか?「遊ぶ時は遊ぶ・・・でも、やる時はやる」やっぱり、自分で自分をコントロールできる大人に子どもたちを育てたいものですね。