池の生き物観察

朝からビッグなプレゼントです。2歳男の子が、パパと一緒に登園途中に見つけました。超ビッグサイズの松ぼっくりです。男の子は「ドヤ顔」で、松ぼっくりを大切に抱えていました。子どもの顔くらいある大きさです。想像できますか?

 

測ってみると、タテが18センチでヨコが12センチもあります。想像がつきましたね。登園する園児だけでなく、保護者もビックリ・・・わたしも、こんなサイズの松ぼっくりを見たことがありません。自然界の不思議ですね。

 

さて、今日は、屋上の池の生き物を子どもたちと採集しました。園長がアミですくって、その中の生き物を子どもたちが、捕まえます。池には、金魚やクサガメ(愛称カメックス)がいますが、今回の採集の対象からは外します。

 

一番多くとれるのがヌマエビです。寺子屋園児は、簡単に手づかみしてタライの中へ入れていきます。

 

今度は、魚をゲットです。子どもたちは「メダカだ~」と大騒ぎしていますが、実は「カダヤシ」という外来種です。メダカによく似たかわいらしい魚ですが、日本の池や沼から

メダカが消えてしまった原因の1つは、この繁殖力が強いカダヤシや増えてしまったためです。

 

人間界では、日本人も外国人も違いがあるけど、それを理解して仲良くやっていこう~となるのですが、自然界の生き物の世界では、日本の固有種を脅かす外来種は目の敵です。カメでは、ニホンイシガメを駆逐するミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)や危険性が高いカミツキガメなどが悪役となり、魚では、このカダヤシだけでなく、ブラックバスやブルーギルが悪役です。

 

次に、アミにかかったのが「クモみた~い!」と子どもたちが騒ぐ生き物です。はい、ヤゴです。ヤゴを手づかみできたのは、3人だけです。「これは、ヤゴって言うんだよ。トンボの赤ちゃんだよ・・・」に、目がテンの子どもたちです。

 

「おたまじゃくしがカエルになるように、このヤゴがトンボになるんだよ」の説明に、納得したようなしないような5歳女の子・・・(笑)

 

最後に、タニシを捕まえて、飼育ケースで観察しました。ケースの前に子どもたちが群がります。目が輝いていますね。子どもたちの好奇心が、体中から溢れ出るようです。

 

そして、お迎えの時間・・・子どもたちがにわか仕込みの解説をママやパパにしています。3歳女の子のママは、「私が子どもの頃は、川でエビをとって、遊んだものです」と昔話を懐かしく語っていました。4歳男の子のママは、エビを見ながら「癒される」と見入っています。虫や生き物が苦手なママですが「このエビだったら飼いたいなぁ~」と言っていました。

 

ということで、今日の子どもたちは、貴重な時間を過ごしたのであります。はい。