「置き勉」が広がる

「置き勉」という言葉・・・知っていますか?教科書を学校に置いたまま児童、生徒が帰宅することです。この動きが、全国の小中学校で広がっているそうです。

 

私も小学校時代の「ランドセルが重いなぁ~」のかすかな記憶が残っていますね。中学高校では、試験の期間以外は、ほとんど教科書はロッカーに入れっぱなしでしたので、すでに「置き勉」をしていましたが・・・(笑)

 

最近のランドセルは、軽量化が進んでいるものの、近年は、学習内容の増加に伴い教科書のページ数が増えているそうです。道徳や小学校英語などの新教科もできて、教科書や教材そのものが増加傾向です。教科書の総ページ数は、10年前の1.3倍ともいわれています。

 

「置き勉」容認派は、子どもたちの健康や安全を考えると、毎日重たい荷物を運んで通学するのはいかがなものか・・・という考えです。

 

高校時代に、ワンダーホーゲル部の友人に聞いた話ですと、担ぐ荷物は、体重の1/3までにしておかないと、バテるし危険と言っていました。体重60キロなら20キロまでに抑えるという考えです。

 

体重20キロそこそこのピカピカの一年生は、ランドセルに背負われている感じがカワイイですが、教科書や教材の総重量は、軽く体重の1/3を超えている児童も多いようです。

 

ある小学校の校長先生は、「登下校時の荷物を体重の20%以内に抑える」と具体的な数字目標を掲げています。また、米国のカイロプラクティック協会の指針では、小・中学生の荷物は、体重の10%以下を推奨しているそうです。

 

どうですか、子どもたちの健康、安全面では、断然「置き勉」を進めていかねば・・・となりますね。

 

時代の流れと共に、過去のやり方を変えなければならないことと、決して変えてはならないことが発生します。「教科書を学校に置くなんて・・・家では勉強しないの?家庭学習を日本は放棄するのか!」といった、倫理観を気にする人たちも多くいることは事実ですね。

 

みなさんは、どう考えますか?

 

この問題・・・私は、「許す~禁止だ!」と白黒はつけられませんね。その学校や子どもたちに合わせて、ルールを作ればいいと思っています。

 

はい。グレーな答えですみません。(笑)