定年男性の居場所

保育園の隣に女性専用のフィットネスクラブがあります。保育園の子どもたちが屋上に行く時には、手を振って相手をしていただくのですが、本当に元気です。平均年齢は60歳は超えていると推測できますが、人生100年時代では、まだ折り返し地点から少し走ったところでしょうか。コミュニケーション能力も生きる力も抜群です。

 

一方、男はこうはいきません。内閣府の高齢社会白書では、60歳以上の一人暮らしで「親しい近所づきあいはしていない」と答えた男性は64%に対し、女性は39%だそうです。

 

女性と男性の違いとか、細かいことはよくわかりませんが、仕事一筋で生きてきた男性にとって定年後の居場所作りは、切実な問題であることは間違いありません。

 

でも、そんなおっさんを救う道があるようです。

 

①好きな事をする・・・つまり趣味の世界を広げる

②男同士の仲間と集う

③早めに定年後の居場所作りを考える

 

この3つがポイントだといいます。だいたい男性は、自分が妻よりも先に逝くものと思っていますが、認知症の妻を介護する男性は、「地域の支えがあって助かった」と、地域とのつながりの大切さを実感しています。

 

私の父も、妻に先立たれてしまったのですが、居場所があるのだろうか?と考えてしまいます。デイサービスでの時間は楽しそうにしています。それから、仏壇に向かって、朝方などは、よく独り言をつぶやいています。どうやら、母と話をしているようです。

 

保育園の卒園児には、たくさんの居場所があります。「おうち」「小学校」「小学校の学童」そして、4つ目が保育園です。居場所をたくさん作れる子どもは、生きる力も高いですね。

 

女性に比べると、居場所作りのヘタな男性・・・特に定年男性は、早くから居場所をたくさん持った人ほど、充実した人生であることは間違いありません。

 

あなたには、いくつの居場所がありますか?